JP3926579B2

JP3926579B2 - Floating roof

Info

Publication number: JP3926579B2
Application number: JP2001125364A
Authority: JP
Inventors: 耕治岡村
Original assignee: Kajima Corp
Current assignee: Kajima Corp
Priority date: 2001-04-24
Filing date: 2001-04-24
Publication date: 2007-06-06
Anticipated expiration: 2021-04-24
Also published as: JP2002322829A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、風船状体の浮力を利用して屋根シート部を空中に広げて構築する浮上屋根に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
例えば、各種イベント会場の仮設テントやパビリオン、既存スポーツ施設の屋根架け（例えば天然芝ピッチのイベント利用に際してのサッカースタジアムのピッチ部の屋根）、屋外スケート場の氷面の保護のための屋根架け、炎天下の運動会や運動会などの雨天延期回避のための運動場の屋根架け、建設現場や発掘調査現場など雨や強い日差しを嫌う屋外作業現場での屋根架けなど、雨や強い日差しを避けるために屋外空間を一時的にあるいは恒久的に大きな屋根で、簡易に覆いたいという要求がある。
【０００３】
かかる要求に応える屋根として、従来周知のように、小型のものについては、例えばテントなどの軽量なシート材料を使用した屋根架け方式があるが、大型の屋根については、かかるテントを使用する屋根架け方式では途中に柱が必要になるなどして、構造的に大げさなものになり、設置も大掛かりなものとなり、例えば、既存施設の内部、資材搬入の困難な山中や離島など、設置に制約の多い場所では採用が困難であった。
【０００４】
一方、例えば特許第2834386 号のような気球などの空気よりも軽い気体を封入した風船状体によって、屋根シートを浮き上がらせる、風船ドームの原理を利用した浮上屋根もある。
【０００５】
これは、屋根シートと、この屋根シートを下方から支持するネットと、このネットに連結され大気より密度の小さいガスが封入された気球と、この気球の浮力に抗して前記ネットを地上につなぎ止める係止手段とからなるものであり、前記気球の頂部に前記屋根シートが接合してある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
前記浮上屋根は屋外に設置されるものであることから、風を受けることが多いが、例えば下方から吹き上げる風を受けた場合に、気球と屋根シートとが接合されて一体となっているため、屋根シートのみならず気球の部分も風圧の影響で破損するなどのおそれもある。このため、設置条件が限定され、設置場所も制約されることが多い。
【０００７】
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、例えば下方から吹き上げる風を受けた場合に、風の影響を受けにくく、破損や転倒などを最小限に止めることができ、設置場所も限定されず使用範囲の拡大を図ることのできる浮上屋根を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するため、第１に、風船状体で屋根シート部を下方から持ち上げ支持して浮上させる浮上屋根において、前記浮上屋根を上に行くにしたがい細くなる形状に形成し、屋根シート部の天辺に風抜き用の孔部を形成し、風圧によって分離可能なように球形の風船状体の上部を前記孔部に係脱自在に下方から挿入し、前記風抜き用の孔は風船状体の径よりも小さく形成したことを要旨とするものである。
【０００９】
第２に、屋根シート部は、縁部を下方に引っ張る索条を取り付け、孔部の形成部位から周縁にいくにしたがい下方に傾斜するように形成したことを要旨とするものである。
【００１０】
第３に、風船状体と屋根シート部との組合せで任意形状の浮上屋根ユニットを形成し、該浮上屋根ユニットを適宜数連続させて所要面積の屋根を形成することを要旨とするものである。
【００１１】
請求項１記載の本発明によれば、通常時は風船状体が屋根シート部を下方から持ち上げ、その浮力により屋根シート部を空中に支持し浮上させており、この状態では屋根シート部に設けた風抜き用の孔部は、風船状体で塞がれている。突風や強風によって屋根シート部が風をはらむと、風圧によって屋根シート部が持ち上げられ、風船状体から離れる。その結果、風抜き用の孔部から風船状体が離脱し、孔部が開放され、ここから風圧を逃がすことができる。よって、浮上屋根を所定形状に保持でき、破損も最小限に止められる。
【００１２】
また、風船状体を球形に形成することにより、容積に対して表面積が最も小さい形状となり、また、膜面に応力集中の起こりにくい形状となり、薄く軽量なものにしやすい。
【００１３】
請求項２記載の本発明によれば、前記作用に加えて、屋根シート部は、縁部を下方に引っ張る索条を取り付け、孔部の形成部位から周縁にいくにしたがい下方に傾斜するように形成したことにより、屋根シート部は裾の部分をアンカーされ、また、屋根シート部が円錐形状となり、横風に対して安定した形状となって、強い横風を受けた場合、風船状体の横揺れを防ぎながら全体形状が保持される。
【００１４】
請求項３記載の本発明によれば、前記作用に加えて、任意形状、任意面積の浮上屋根の形成が可能となり、種々の要求に応えられる。また、量産が可能な浮上屋根ユニットを連続させることで、価格を低減できる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。図１は本発明の浮上屋根の第１実施形態を示す斜視図、図２は同上分解斜視図で、本発明の基本形態を図１、図２について説明する。本発明の浮上屋根は、屋根を持ち上げて支持する機能を有する構造部としての風船状体１と、該風船状体１で支持され浮上され、雨や日差しを遮る機能を有する屋根シート部２とで構成する。
【００１６】
風船状体１は、気球やアドバルーンなどのような浮力を有するものとして、例えば塩化ビニルシートなどのＣ種膜材による球体の内部に、ヘリウムを混合した空気を充填したものとする。この場合、風船状体１を球形とすることで、容積に対して表面積が最も小さい形状で、かつ、膜面に応力集中に起こりにくいものとなるから、薄く軽量なものにしやすい。
【００１７】
屋根シート部２は、材質としては塩化ビニルや軽量で強度を有するものとして炭素繊維などを使用し、一枚を例えば1100ｍ^２程度の面積の方形に形成する。なお、素材は、屋根シート部２が機密性や恒久性を要求されないことから選定の自由度は大きく、日除け、雨除け、装飾などの使用目的に合わせて軽量な材質のものを自由に選定できる。そして、屋根シート部２を軽量にすれば、風船状体１は同一の大きさのものを使用し同じ浮力であっても、全体的に面積の大きい屋根を構築できる。また、シートの強度に応じて補強ロープを縫い込むこともできる。
【００１８】
かかる風船状体１と屋根シート部２を組み合わせて浮上屋根を形成するには、屋根シート部２の中心に風抜き用の円形の孔部３を設ける。この孔部３の直径は風船状体１の直径よりも小さく形成する。
【００１９】
そして、孔部３内に風船状体１の頂部を係脱自在に挿入する。屋根シート部２が平面形状の場合は、風船状体１が孔部３から離脱した後、ここに復位しやすいよう、ゴムなどの弾性を有するケーブルやロープなどの索条４で風船状体１が孔部３からずれない程度に屋根シート部２に緩く固定しておくこともできる。
【００２０】
このようにして風船状体１を屋根シート部２に組合せた状態では、風船状体１と屋根シート部２との接点（止水ライン）は、常時は勾配の急な水上部になるから、漏水しにくい構造となる。
【００２１】
かかる風船状体１と屋根シート部２とを組合せたものを設置するには、風をはらんだとき風船状体１と屋根シート部２が離れやすくするために、風船状体１が一定の高さ以上に上がらないように必要に応じてケーブル５などでアンカーする。また、屋根シート部２の裾部（周縁部）もケーブル６などで適宜ピッチで放射方向にアンカーする。
【００２２】
次に作用について説明する。図３に示すように風船状体１および屋根シート部２はそれぞれケーブル５、ケーブル６によってアンカーされ、かつ、風船状体１の頂部が孔部３に挿入し、孔部３を塞ぐようにして上方に突出した状態で、風船状体１の浮力により屋根シート部２が下方から持ち上げられ支持されて浮上している。こうして、風船状体１および屋根シート部２により浮上屋根が空中に構築され、下方の地上部を雨や日差しから保護している。
【００２３】
この状態で、孔部３は前記のように風船状体１で塞がれ、かつ、風船状体１と屋根シート部２との接点（止水ライン）は、勾配の急な水上部になっているから、漏水しにくい。
【００２４】
強風や突風によって風圧を受けて屋根シート部２が風をはらみ、下方からあおられると、図４に示すように、屋根シート部２が風圧で持ち上げられ、孔部３から風船状体１が抜け出る。その結果、この孔部３が開放され、ここに風抜き孔が形成され、風圧を逃がす。よって、風圧によって風船状体１が破損することを防止できる。なお、風の程度によっては屋根シート部２が破損することも考えられるが、屋根シート部２は使い捨て、風船状体１は繰り返し利用と、耐久性が異なるように製作しておくこともできるから、損害を最小に止めることができる。
【００２５】
また、強い横風を受けた場合は、屋根シート部２は裾部をケーブル６でアンカーされているから、該アンカー６により風船状体１の横揺れが防止されながら屋根全体が大きく動かないようにして全体形状が保持される。
【００２６】
強風や突風がおさまれば、風船状体１は孔部３に復位する。この場合、ずれ防止用の索条４があれば、復位が容易かつ確実に行える。
【００２７】
図５は第２実施形態を示し、前記第１実施形態に示したものをユニット７として、その複数を連続させて面積の大きい屋根を形成することもできる。この場合、標準化したユニット７の組合せとすることで、風船状体１や屋根シート部２の量産が可能となり、価格を低減できる。また、仮設で、リースで使用する場合は、屋根の大きさに合わせた複数のユニット７の組合せが可能となるから、資材や機材の調達も簡単になる。
【００２８】
図６〜図12は第３実施形態を示し、基本構造は第１実施形態と同様であるが、屋根シート部２の形状をゆるやかな円錐形状に形成した。かかる円錐形状の場合も、強風や突風を受けると、屋根シート部２が風をはらんで吹き上げられ、孔部３から風船状体１が抜け出て、風抜き孔が形成されるが、屋根シート部２に傾斜があるから、風船状体１が中央の孔部３から抜け出た後、孔部３に自然に復位する。また、横風に対しても風が傾斜にそって流れるから安定した形状を保持しやすい。
【００２９】
この円錐形状の屋根シート部２は、図10に示すように裾の部分を緩やかにカットすることもでき、また、第４実施形態として、裾の部分を直線状の方形にカットし、これを連続させれば、図13に示すように平面形状のものに形成でき、第５実施形態として図14に示すように平面略楕円形状とすることもできる。
【００３０】
また、円錐形状に形成する方法としては、例えばドーナッツ形状の平面状のシートに対して、その一部を半径方向にカットし除去して、カットされた対向端部を接合すれば、立体的な円錐形状となる。
【００３１】
このような浮上屋根の屋根シート部２は、一重の膜材で平面に展開できるから、製作や補強が容易であり、折り畳みやすく収納もコンパクトにできる。なお、円錐形状の場合は、前記カットした対向端部の接合部をファスナーなどで分離自在に形成しておけば、立体的な円錐形状のものを平面的なものに展開できる。
【００３２】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の浮上屋根は、中央に風抜き用の孔を設けた屋根シート部と、該孔を係脱自在に塞ぐとともに前記屋根シート部を浮き上らせる風船状体との組合せで構成したから、下方から吹き上げる風を受けた場合に、風船状体が孔から抜け出て風抜き孔が開放され、風の影響を受けにくく、破損や転倒などを最小限に止めることができ、形状や設置場所も限定されず使用範囲の拡大を図ることができ、また、製作も容易で安価にでき、設置や撤去も容易なものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の浮上屋根の第１実施形態を示す斜視図である。
【図２】本発明の浮上屋根の第１実施形態を示す分解斜視図である。
【図３】本発明の浮上屋根の第１実施形態を示す通常時の縦断正面図である。
【図４】本発明の浮上屋根の第１実施形態を示す強風時の縦断正面図である。
【図５】本発明の浮上屋根の第２実施形態を示す斜視図である。
【図６】本発明の浮上屋根の第３実施形態を示す斜視図である。
【図７】本発明の浮上屋根の第３実施形態を示す分解斜視図である。
【図８】本発明の浮上屋根の第３実施形態を示す縦断正面図である。
【図９】本発明の浮上屋根の第３実施形態を示す平面図である。
【図１０】本発明の浮上屋根の第３実施形態を示す屋根シート部の斜視図である。
【図１１】本発明の浮上屋根の第３実施形態を示す通常時の縦断正面図である。
【図１２】本発明の浮上屋根の第３実施形態を示す強風時の縦断正面図である。
【図１３】本発明の浮上屋根の第４実施形態を示す平面図である。
【図１４】本発明の浮上屋根の第５実施形態を示す平面図である。
【符号の説明】
１…風船状体２…屋根シート部
３…孔部４…索条
５，６…ケーブル７…ユニット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a floating roof constructed by expanding a roof sheet portion in the air using the buoyancy of a balloon-like body.
[0002]
[Prior art]
For example, temporary tents and pavilions at various event venues, roofing of existing sports facilities (for example, the roof of a soccer stadium pitch when using natural turf pitch events), roofing to protect the ice surface of outdoor skating rinks, Outdoor space to avoid rain and strong sunlight, such as athletic field under the hot weather and athletic field roof construction for avoiding postponed rain, roofing at outdoor work sites that hate rain and strong sunlight such as construction sites and excavation sites There is a demand to easily or temporarily cover the roof with a large roof.
[0003]
As well known in the art, as a roof that meets such a requirement, there is a roof construction method using a lightweight sheet material such as a tent for a small one, but a roof that uses such a tent is used for a large roof. The system requires a pillar in the middle, which makes it structurally overwhelming and requires a large installation.For example, the installation is restricted within existing facilities, mountains and remote islands where it is difficult to carry in materials. Adoption was difficult in many places.
[0004]
On the other hand, for example, there is a floating roof using the principle of a balloon dome, in which a roof sheet is lifted by a balloon-like body enclosing a gas lighter than air such as a balloon as in Japanese Patent No. 2834386.
[0005]
This consists of a roof sheet, a net that supports the roof sheet from below, a balloon that is connected to the net and filled with a gas having a lower density than the atmosphere, and the net is secured to the ground against the buoyancy of the balloon. The roof sheet is joined to the top of the balloon.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Since the floating roof is installed outdoors, it often receives wind, but for example, when receiving wind blown from below, the balloon and the roof sheet are joined and integrated, Not only the roof sheet but also the balloon part may be damaged due to the wind pressure. For this reason, installation conditions are limited, and installation locations are often restricted.
[0007]
The object of the present invention is to eliminate the inconvenience of the conventional example, for example, when receiving a wind blown from below, it is less affected by the wind, can be prevented from being damaged or overturned, and the installation location is also limited. It is to provide a floating roof that can expand the range of use.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the present invention, first, in a floating roof that lifts and supports a roof sheet portion from below by a balloon-like body, the floating roof is formed in a shape that becomes thinner as it goes upward. to form a hole for air vent in the top of the roof sheet portion, a spherical so as to be separated by a wind pressure to the top of the balloon-shaped body is inserted from below to freely disengage the holes, for the wind vent The gist is that the hole is formed smaller than the diameter of the balloon-like body .
[0009]
Secondly, the gist of the roof sheet portion is that it is attached to a line that pulls the edge downward, and is inclined downward as it goes from the hole formation site to the periphery.
[0010]
Thirdly, in which the floating roof unit of any shape formed by combination of a balloon shaped body and the roof sheet portion, and summarized in that to form the roof of the required area as appropriate number is continuously該浮on roof unit .
[0011]
According to the first aspect of the present invention, normally, the balloon-like body lifts the roof sheet portion from below, and the roof sheet portion is supported and floated by the buoyancy in this state. The air vent hole is closed with a balloon-like body. When the roof sheet part winds due to gusts or strong winds, the roof sheet part is lifted by the wind pressure and separated from the balloon-like body. As a result, the balloon-like body is detached from the air vent hole, the hole is opened, and the wind pressure can be released from here. Therefore, the floating roof can be held in a predetermined shape, and breakage can be minimized.
[0012]
Further, by forming a balloon-shaped body to a sphere, the surface area becomes the smallest shape with respect to volume, also become less likely shape of the stress concentration on the membrane surface, thin easy to light weight.
[0013]
According to this invention of Claim 2 , in addition to the said effect | action, a roof sheet | seat part attaches the rope which pulls an edge below, and it is inclined below as it goes to the periphery from the formation part of a hole. By forming, the roof sheet part is anchored at the hem part, and the roof sheet part has a conical shape, a stable shape against the side wind, and when it receives a strong side wind, the balloon-like body rolls The overall shape is maintained while preventing
[0014]
According to the third aspect of the present invention, in addition to the above-described function, a floating roof having an arbitrary shape and an arbitrary area can be formed, and various demands can be met. Moreover, the price can be reduced by continuating floating roof units that can be mass-produced.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a perspective view showing a first embodiment of a floating roof according to the present invention, FIG. 2 is an exploded perspective view of the same, and the basic form of the present invention will be described with reference to FIGS. The floating roof of the present invention includes a balloon-like body 1 as a structural portion having a function of lifting and supporting the roof, and a roof sheet portion 2 that is supported and floated by the balloon-like body 1 and has a function of blocking rain and sunlight. Consists of.
[0016]
The balloon-like body 1 is assumed to have buoyancy such as a balloon or an ad balloon, and for example, a sphere made of a C-type film material such as a vinyl chloride sheet is filled with air mixed with helium. In this case, by making the balloon-shaped body 1 into a spherical shape, it becomes a shape having the smallest surface area with respect to the volume and hardly causes stress concentration on the film surface.
[0017]
The roof sheet portion 2 is made of vinyl chloride or carbon fiber as a material having light weight and strength, and is formed into a square having an area of about 1100 m ^2, for example. In addition, since the roof sheet part 2 is not required to be confidential or permanent, there is a large degree of freedom in selecting the material, and light materials can be freely selected according to the purpose of use such as sunshade, rain protection and decoration. . And if the roof sheet | seat part 2 is made lightweight, even if the balloon-shaped body 1 uses the thing of the same magnitude | size and is the same buoyancy, it can construct | assemble a roof with a large area as a whole. Further, a reinforcing rope can be sewn according to the strength of the sheet.
[0018]
In order to form a floating roof by combining the balloon-like body 1 and the roof sheet portion 2, a circular hole portion 3 for wind venting is provided at the center of the roof sheet portion 2. The diameter of the hole 3 is formed smaller than the diameter of the balloon 1.
[0019]
And the top part of the balloon-shaped object 1 is inserted in the hole part 3 so that engagement / disengagement is possible. When the roof sheet portion 2 has a planar shape, the balloon-like body 1 is attached by a cable 4 having elasticity such as rubber or a rope 4 so that the balloon-like body 1 is easily restored after the balloon-like body 1 is detached from the hole portion 3. Can be loosely fixed to the roof sheet portion 2 so as not to deviate from the hole portion 3.
[0020]
In the state where the balloon-like body 1 is combined with the roof sheet portion 2 in this way, the contact point (water stop line) between the balloon-like body 1 and the roof sheet portion 2 is always the water top with a steep slope. The structure is difficult to leak.
[0021]
In order to install a combination of the balloon-like body 1 and the roof sheet portion 2, the balloon-like body 1 is fixed in order to easily separate the balloon-like body 1 and the roof sheet portion 2 when the wind is caught. Anchor with a cable 5 or the like as necessary so as not to rise above the height. Further, the skirt portion (peripheral portion) of the roof sheet portion 2 is also anchored in the radial direction at an appropriate pitch by the cable 6 or the like.
[0022]
Next, the operation will be described. As shown in FIG. 3, the balloon-like body 1 and the roof sheet portion 2 are anchored by the cables 5 and 6, respectively, and the top of the balloon-like body 1 is inserted into the hole portion 3 so as to close the hole portion 3. In a state of projecting upward, the roof sheet portion 2 is lifted and supported from below by the buoyancy of the balloon-like body 1 and floats. Thus, the floating roof is constructed in the air by the balloon-like body 1 and the roof sheet portion 2, and the lower ground portion is protected from rain and sunlight.
[0023]
In this state, the hole 3 is closed with the balloon-shaped body 1 as described above, and the contact point (water stop line) between the balloon-shaped body 1 and the roof sheet portion 2 is a water surface with a steep slope. Because it is difficult to leak.
[0024]
When the roof sheet portion 2 winds by receiving wind pressure due to strong winds or gusts and is lifted from below, the roof sheet portion 2 is lifted by the wind pressure as shown in FIG. . As a result, the hole 3 is opened, and an air vent hole is formed here to release the wind pressure. Therefore, it is possible to prevent the balloon-like body 1 from being damaged by the wind pressure. Although the roof sheet 2 may be damaged depending on the wind level, the roof sheet 2 can be made disposable and the balloon-like body 1 can be manufactured so as to have different durability. , Damage can be minimized.
[0025]
In addition, when a strong crosswind is received, the roof sheet portion 2 is anchored at the skirt portion with the cable 6, so that the anchor 6 prevents the balloon-like body 1 from rolling and prevents the entire roof from moving greatly. The overall shape is maintained.
[0026]
When the strong wind or gust of wind falls, the balloon 1 is restored to the hole 3. In this case, if there is a line 4 for preventing slippage, repositioning can be performed easily and reliably.
[0027]
FIG. 5 shows a second embodiment, and the unit 7 shown in the first embodiment can be used as a unit 7 to form a roof having a large area. In this case, the combination of the standardized units 7 enables mass production of the balloon-like body 1 and the roof sheet portion 2, thereby reducing the price. In addition, in the case of temporary use and lease, it is possible to combine a plurality of units 7 in accordance with the size of the roof, so that it is easy to procure materials and equipment.
[0028]
6 to 12 show a third embodiment, and the basic structure is the same as that of the first embodiment, but the shape of the roof sheet portion 2 is formed in a gentle conical shape. Even in the case of such a conical shape, when a strong wind or gust is received, the roof sheet portion 2 blows up and blows up, and the balloon-like body 1 comes out of the hole portion 3 to form a wind vent hole. Since the part 2 is inclined, the balloon-like body 1 naturally returns to the hole part 3 after it escapes from the central hole part 3. In addition, since the wind flows along the inclination with respect to the crosswind, it is easy to maintain a stable shape.
[0029]
As shown in FIG. 10, the conical roof sheet portion 2 can be gently cut at the hem portion. As a fourth embodiment, the skirt portion is cut into a straight square. If it is made continuous, it can be formed into a planar shape as shown in FIG. 13, and it can also be made into a substantially elliptical shape as shown in FIG. 14 as the fifth embodiment.
[0030]
In addition, as a method of forming a conical shape, for example, if a part of a donut-shaped flat sheet is cut and removed in the radial direction and the cut opposing ends are joined, a three-dimensional shape is obtained. Conical shape.
[0031]
Since the roof sheet portion 2 of such a floating roof can be developed in a plane with a single membrane material, it can be easily manufactured and reinforced, can be easily folded, and can be stored compactly. In the case of a conical shape, a three-dimensional conical shape can be developed into a flat one by forming the cut-off opposite end joining portion with a fastener or the like.
[0032]
【The invention's effect】
As described above, the floating roof of the present invention includes a roof sheet portion provided with a vent hole in the center, and a balloon-like body that detachably closes the hole and lifts the roof sheet portion. Since it is composed of a combination, when the wind blows from below, the balloon-like body comes out of the hole and the air vent hole is opened, making it less susceptible to the wind and minimizing damage and falling. The shape and installation location are not limited, and the range of use can be expanded. Further, the production can be easily and inexpensively, and the installation and removal can be easily performed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a first embodiment of a floating roof according to the present invention.
FIG. 2 is an exploded perspective view showing a first embodiment of a floating roof according to the present invention.
FIG. 3 is a vertical front view showing a first embodiment of a floating roof according to the present invention in a normal state.
FIG. 4 is a longitudinal front view showing a first embodiment of a floating roof according to the present invention during strong winds.
FIG. 5 is a perspective view showing a second embodiment of the floating roof of the present invention.
FIG. 6 is a perspective view showing a third embodiment of the floating roof of the present invention.
FIG. 7 is an exploded perspective view showing a third embodiment of the floating roof of the present invention.
FIG. 8 is a longitudinal sectional front view showing a third embodiment of the floating roof of the present invention.
FIG. 9 is a plan view showing a third embodiment of the floating roof of the present invention.
FIG. 10 is a perspective view of a roof sheet portion showing a third embodiment of the floating roof of the present invention.
FIG. 11 is a vertical front view of a floating roof according to a third embodiment of the present invention in a normal state.
FIG. 12 is a longitudinal front view showing a third embodiment of a floating roof according to the present invention during strong winds.
FIG. 13 is a plan view showing a fourth embodiment of the floating roof of the present invention.
FIG. 14 is a plan view showing a fifth embodiment of the floating roof of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Balloon-like body 2 ... Roof sheet | seat part 3 ... Hole part 4 ... Rope 5,6 ... Cable 7 ... Unit

Claims

In the floating roof that lifts and supports the roof sheet part from below with a balloon-like body, it is formed into a shape that becomes thinner as it goes up, and a hole for venting is formed at the top of the roof sheet part The upper part of the spherical balloon-like body is removably inserted into the hole part from below so that it can be separated by wind pressure, and the air vent hole is formed smaller than the diameter of the balloon-like body. A characteristic floating roof.

The floating roof according to claim 1, wherein the roof sheet portion is attached with a line that pulls the edge downward, and is inclined so as to be inclined downward from the hole forming portion toward the periphery.

The floating roof according to claim 1 or 2, wherein a floating roof unit having an arbitrary shape is formed by a combination of a balloon-like body and a roof sheet portion, and a roof having a required area is formed by appropriately continuing the floating roof unit. .