JP3925869B2 - 複数の文書要素を含む構造化文書を転送するための装置、方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、HTML文書等の構造化文書を構成する複数の文書要素を通信回線を介してサーバコンピュータ(以下、「サーバ」という)からクライアントコンピュータ(以下、「クライアント」という)へ転送する際に、これらの文書要素の転送速度を制御する技術に関する。
従来、広告媒体としては、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌等が主流であったが、近年、インターネットの発達により、ウェブサイトを広告媒体として利用することも多くなっている。ウェブサイトを広告媒体とする場合、そのサイトの運営者には、広告に対するクリック回数等の一定の基準にもとづいて広告費が支払われるのが一般的である。従って、サイトの運営者は、そのサイトに掲載した広告をできるだけ多くのユーザに見てもらうための努力をすることになる。
一方、ウェブサイトを閲覧するユーザは、そのウェブページが本来伝えるべき情報に着目しているのであり、ウェブページに掲載された広告に着目しているわけではない。
例えば、インターネット上のニュースサイトを訪れたユーザは、ニュース記事を読みたいのであって、ニュースサイトに掲載された広告を見たいのではない。これに対し、ニュースサイトの運営者としては、ニュースサイトに掲載された広告についても、目に留めて欲しいという事情がある。
そこで、従来から、ウェブサイトを利用して広告を行うにあたり、どのようにすれば広告を強調できるかが検討され、種々の広告の形態が考えられてきた。
その1つにポップアップ広告がある。ポップアップ広告とは、本来伝えるべき情報が記述されたウェブページを表示するウィンドウとは別の新たなウィンドウを開き、そこに広告を掲載するものである。このような広告の形態は、新たなウィンドウを開くことがユーザの目を引き、一定の広告効果をもたらすものではある。しかしながら、広告を見たくないユーザは、新たに開かれたウィンドウを閉じる操作を行わなければならず、ユーザの満足度は低いものである。その満足度の低さは、ポップアップ広告が表示されないようにするための「遮断ツール」が開発される程である。
また、もう1つの広告の形態として、バナー広告がある。バナー広告とは、本来伝えるべき情報が記述されたウェブページ上の特定の箇所に広告を貼り付けるものである。バナー広告をクリックすると、そのバナー広告の広告主のサイトへジャンプすることができる。このような広告の形態であれば、広告のために新たに開かれるウィンドウを閉じるといった特別な操作を行う必要はないので、ユーザの満足度を極端に下げることはない。しかしながら、バナー広告を見ることなく、そのウェブサイトが本来伝えるべき情報に着目することも可能となり、広告効果はあまり期待できないものである。
そこで、ユーザに不快感を与えることなく一定の広告効果を挙げるための広告の方法が検討されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第01/071591号パンフレット(第6の実施形態)
しかしながら、特許文献1の発明は、CMファイルの再生が終了すると同時に又はその後に目標データのダウンロードが終了するようにCMファイル及び目標データのダウンロード速度を調整するものである。ここで、特許文献1の発明は、CMファイルをストリーミング方式で配信する場合を想定しているので、このことは、CMファイルのダウンロードが終了すると同時又はその後に目標データのダウンロードが終了するように調整することを意味する。即ち、特許文献1では、CMファイルをダウンロード後に一定の時間だけ見せるために、目標データのダウンロード終了時刻を調整することは行われていない。
従って、特許文献1の発明では、ダウンロードされ表示が完了した情報を一定時間ユーザに見せるように調整することはできないという問題点があった。
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ダウンロードされ表示が完了した情報を一定時間ユーザに見せるための調整を可能とすることにある。
また他の目的は、そのような調整を行っていることがユーザに気付かれず、かつ、タイムアウトにもならないようにすることにある。
更に他の目的は、TCP/IPに代表されるベストエフォート型のネットワークにおいても、そのような調整を行えるようにすることにある。
かかる目的のもと、本発明は、サーバ(第1のコンピュータ)の制御により、クライアント(第2のコンピュータ)側のユーザの注目をひきたい第1の文書要素(例えば、バナー広告)の転送が完了してからその他の文書要素である第2の文書要素(例えば、ニュース記事)の転送が完了するまでの時間が一定の時間以上になるようにした。現在の代表的なブラウザは、HTML文書等の構造化文書全体の転送が完了する前でも、その文書に含まれている画像ファイル等の文書要素の転送を並行して要求し、転送済みの文書要素を逐次表示していくようになっている。このクライアント側のブラウザの特徴を利用して、強調したい文書要素の転送の完了後に、サーバ側で転送速度を減速することにより、残りの文書要素が転送されるまでの間、ユーザに対し、必然的に転送済みの文書要素に注目させるものである。即ち、本発明の装置は、複数の文書要素を含む構造化文書を、クライアントに表示するために通信回線を介して転送するものであり、ユーザから構造化文書の送信要求を受信する手段と、構造化文書全体の表示に先立ち第1の文書要素のみをクライアントに表示するためのあらかじめ定められた時間(特定時間)を記憶するメモリと、第1の文書要素の転送が完了してから残りの文書要素(第2の文書要素)の転送が完了するまでの時間が、特定時間以上になるように、第1の文書要素の第1の転送速度及び第2の文書要素の第2の転送速度を決定する決定手段とを備えている。
更に、本発明は、構造化文書を転送するための方法として捉えることもできる。その場合、本発明の方法は、複数の文書要素を含む構造化文書を、通信回線を介して第1のコンピュータが第2のコンピュータに転送する方法として捉えられる。具体的には、第1のコンピュータが、構造化文書全体の表示に先立ち第1の文書要素のみを第2のコンピュータに表示するためのあらかじめ定められた時間(特定時間)をメモリに記憶するステップと、第2のコンピュータから構造化文書の送信要求を受信するステップと、第1のコンピュータが、第1の文書要素及び残りの文書要素(第2の文書要素)のデータ量を取得するステップと、第1のコンピュータが、通信回線における通信帯域を調査するステップと、第1のコンピュータが、通信帯域と、特定時間と、取得された第1の文書要素及び第2の文書要素のデータ量とに基づき算出された比率で通信帯域を配分することにより、第1の文書要素の転送完了から第2の文書要素の転送完了までの時間が特定時間以上になるように、第1の文書要素の第1の転送速度及び第2の文書要素の第2の転送速度を決定するステップと、第1のコンピュータが、第1の文書要素及び第2の文書要素を、決定された第1及び第2の転送速度で第2のコンピュータに転送するステップとを含んでいる。
一方、本発明は、コンピュータに上記の方法を実行させるためのプログラムとして捉えることもできる。
本発明によれば、ダウンロードされ表示が完了した情報を一定時間ユーザに見せるための調整が可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施の形態」という)について詳細に説明する。
図1に示すように、本実施の形態は、クライアント10と、サーバ20とが、ネットワーク30を介して接続されている。
クライアント10は、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯電話等の情報処理装置であり、ユーザが使用する。
サーバ20は、例えば、HTML(HyperText Markup Language)で記述された構造化文書を記憶し、クライアント10からの要求に応じてこの構造化文書をネットワーク30を介して送信するものである。
ネットワーク30としては、例えば、インターネットが考えられる。
図2は、本実施の形態におけるサーバ20として用いるのに好適なコンピュータのハードウェア構成の例を模式的に示した図である。
図2に示すコンピュータは、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)201と、M/B(マザーボード)チップセット202およびCPUバスを介してCPU201に接続されたメインメモリ203と、同じくM/Bチップセット202およびAGP(Accelerated Graphics Port)を介してCPU201に接続されたビデオカード204及びディスプレイ210と、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスを介してM/Bチップセット202に接続された磁気ディスク装置(HDD)205、ネットワークインターフェイス206と、さらにこのPCIバスからブリッジ回路207およびISA(Industry Standard Architecture)バスなどの低速なバスを介してM/Bチップセット202に接続されたフレキシブルディスクドライブ208およびキーボード/マウス209とを備える。
尚、図2は本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成を例示するに過ぎず、本実施の形態を適用可能であれば、他の種々の構成を取ることができる。例えば、ビデオカード204を設ける代わりに、ビデオメモリのみを搭載し、CPU201にてイメージデータを処理する構成としてもよいし、外部記憶装置として、ATA(AT Attachment)やSCSI(Small Computer System Interface)等のインターフェイスを介してCD−R(Compact Disc Recordable)やDVD−RAM(Digital Versatile Disc Random Access Memory)のドライブを設けてもよい。
次に、図3及び4を参照して、本実施の形態の基本原理を説明する。
本実施の形態では、構造化文書を構成する第1の文書要素をバナー広告とし、第2の文書要素をニュース記事として説明する。即ち、図3に示すように、親文書がバナー広告とニュース記事とを含むものとする。
かかる構造化文書の転送は、従来、図4(a)に示すように行われていた。即ち、最初、バナー広告もニュース記事も同じ速度で転送し、時刻Tまでは、画面Sのように親文書のみが表示された状態となる。次に、時刻Tでバナー広告の転送が終了してから時刻Tでニュース記事の転送が終了するまでは、画面Sのようにバナー広告のみが表示された状態となる。そして、時刻Tを過ぎると、画面Sのようにバナー広告及びニュース記事が表示された状態となる。
一方、本実施の形態によれば、構造化文書の転送は、図4(b)に示すように行われることになる。即ち、時刻T’までは、画面Sのように親文書のみが表示された状態となる。次に、時刻T’でバナー広告の転送が終了してから時刻T’でニュース記事の転送が終了するまでは、画面Sのようにバナー広告のみが表示された状態となる。本実施の形態では、時刻T’から時刻T’までニュース記事を減速転送することで、このような表示状態を一定時間維持することを可能にしている。そして、時刻T’を過ぎると、画面Sのようにバナー広告及びニュース記事が表示された状態となる。
次に、かかる減速転送の理論について、図5を参照して説明する。
尚、減速転送においては、次の項目を前提条件とする。
・クライアント10とサーバ20との間の通信帯域は、全てのコネクションの速度の合計に等しい。
・サーバ20からクライアント10へデータを転送する速度は、通信帯域内で任意の速度に制御できる(例えば、TCPにおけるウィンドウサイズの増減による速度制御)。
・バナー広告のみをユーザが見ることになる時間tをサーバ20側で予め設定しておく。
このような前提条件が備わっているものとして、以下、説明を行う。
本実施の形態における転送方式は、フェーズ1〜3から構成されるので、図5を用いてフェーズごとに説明する。尚、図5では、横軸を時間軸とし、バナー広告及びニュース記事の転送の様子を示している。また、各矢印の上に記した記号は、そのフェーズにおけるバナー広告又はニュース記事のデータ転送量を示し、各矢印の下に記した記号は、そのフェーズにおけるバナー広告又はニュース記事の転送速度を示している。更に、図5には示していないが、バナー広告のデータ量をB、ニュース記事のデータ量をNとする。
まず、フェーズ1について説明する。
フェーズ1は、クライアント10とサーバ20の間の通信帯域を調査するフェーズである。バナー広告の一部(データ量B)を用いて、通信帯域vを調査する。尚、携帯電話のネットワークや、動的なフロー制御機能を持たず帯域が固定されているネットワークの場合、このフェーズは不要である。その場合には、B=0とし、また、通信帯域vをその固定された通信帯域としてフェーズ2に移る。
一方、TCP/IPに代表される帯域保証のないベストエフォート型のネットワークの場合、ネットワークの終端で帯域を知る方法がない。従って、バナー広告の一部分を転送したり、バナー広告を一定時間転送したりすることで、クライアント10とサーバ20の間の帯域を調査する。具体的には、バナー広告のみを最大の転送速度で転送し、通信帯域を調べる処理を行う。
例えば、図6に示すTCPのスライディングウィンドウ方式のように、低速度から開始して(スロースタート)、徐々に増速して最大速度に達するプロトコルの場合における転送速度の調査を考える。この場合、時刻Tで取得した転送速度は不正確である。正確な転送速度を把握するための方法としては、定期的に速度を調査し、増速が止まった定常状態での値を採用する方法がある。例えば、時刻Tと時刻Tの間における値を採用する等である。或いは、増速中は、ウィンドウサイズが増加していくしくみを利用し、ウィンドウの増減を観察してウィンドウサイズの減少が発生したら定常状態とみなす方法もある。このようにどの程度の通信量でどの程度正確な帯域が調査できるかについては、通信プロトコルにより異なり、また、既存の技術を利用することができるので本明細書では詳細に説明しない。
次に、フェーズ2について説明する。
フェーズ2は、バナー広告優先の転送を行うフェーズである。即ち、フェーズ1で求めた通信帯域を用いてバナー広告とニュース記事の転送速度を決定し転送する。通信帯域をバナー広告とニュース記事とに振り分けるに当たり、バナー広告に対して振り分ける比率を(1−α)とし、ニュース記事に対して振り分ける比率をαとする(0<α<1)。また、ニュース記事がフェーズ2とフェーズ3において同じ速度で転送されるように、かつ、フェーズ3の長さがサーバ20側で予め指定したtになるように、速度配分を決定する。
以上の条件を数式で表すと、次のようになる。
Figure 0003925869
Figure 0003925869
Figure 0003925869
Figure 0003925869
これらの数式からαを求めると、以下のようになる。
Figure 0003925869
右辺の変数は全て既知のため、この式により、条件を満たすαが決定される。
その結果、バナー広告の転送速度は(1−α)vとなり、ニュース記事の転送速度は、αvとなる。尚、バナー広告の速度(1−α)vは、あくまで推定値であるので、この速度になるように調整は行わず、ニュース記事の転送速度がαvになるように制御する。
次いで、フェーズ3について説明する。
フェーズ3は、ニュース記事の減速転送のフェーズである。即ち、フェーズ3では、バナー広告の転送完了後、ニュース記事の残りを転送する。この場合、転送速度を再設定しない方法1と、フェーズ2までの情報を用いて転送速度を再設定する方法2とがある。
方法1は、フェーズ2で求めた速度であるαvのままニュース記事の転送を続行するものである。
一方、方法2は、その時点で転送されていないニュース記事Nと、指定された時間tとを用いて、以下の数式によりニュース記事の新たな転送速度vを求め、この速度になるように制御してニュース記事の転送を続行するものである。
Figure 0003925869
尚、方法1には、速度設定が1回で済むという長所があり、また、方法2には、tの精度が増すという長所がある。
次に、以上述べた減速転送の理論を用いて構成したシステムについて説明する。
図7に示すように、このシステムにおいて、クライアント10では、ウェブブラウザ11が動作し、サーバ20では、文書処理モジュール21と、転送速度決定モジュール24とが動作する。
文書処理モジュール21は、クライアント10により指定された親文書、バナー広告、ニュース記事を読み出してウェブブラウザ11に転送するモジュールであるが、本システムでは、更に、転送速度決定モジュール24を追加している。
転送速度決定モジュール24は、ステートレスな要求同士を結びつけるために既存のクッキー等の技術を用いてコネクション同士を関連付け、また、処理モジュール間でファイルサイズ、通信帯域、調整済みの速度等を交換し調整するためのモジュールである。
このシステムにおける動作の概略を説明すると、次のようになる。
まず、ウェブブラウザ11は、文書処理モジュール21に対し、親文書の取得要求を送信する(1.要求)。この要求に応じ、文書処理モジュール21は、要求されたファイル名を転送速度決定モジュール24に渡す(2.ファイル名)。
これに対し、転送速度決定モジュール24は、そのファイル名で特定されるファイル(親文書)の転送を文書処理モジュール21に指示する(3.転送指示)。この指示に応じ、文書処理モジュール21は、親文書をウェブブラウザ11に送信する(4.文書)。
次に、ウェブブラウザ11は、親文書を受け取ると、それに含まれるバナー広告及びニュース記事が分かるので、文書処理モジュール21に対し、バナー広告の取得要求を送信する(5.要求)と共に、ニュース記事の取得要求を送信する(8.要求)。この要求に応じ、文書処理モジュール21は、要求されたバナー広告とニュース記事のファイル名を転送速度決定モジュール24に渡す(6.ファイル名、9.ファイル名)。
これに対し、転送速度決定モジュール24は、文書処理モジュール21に対し、帯域調査の指示を行う(7.帯域調査指示)と共に、ニュース記事の転送に関しては待機するよう指示する(10.待機指示)。
これらの指示に応じ、文書処理モジュール21は、バナー広告の一部を用いて帯域調査を行い(11.P)、その結果を転送速度決定モジュール24に返す(12.帯域調査結果)。これにより、転送速度決定モジュール24は、上述した減速転送の理論に従い、バナー広告の転送速度と、ニュース記事の転送速度とを決定する。そして、文書処理モジュール21に対し、決定された転送速度でバナー広告を転送するよう指示する(13.転送指示)。また、文書処理モジュール21に対し、決定された転送速度でニュース記事を転送するよう指示する(15.転送指示)。
これらの指示に応じ、文書処理モジュール21は、バナー広告の残りの部分と(14.P)、ニュース記事との転送を行う(16.P)。その後、文書処理モジュール21は、バナー広告の転送が完了した後のフェーズ3において、そのままの速度で或いは再調整後の速度でニュース記事の転送を続行する(17.P)。(P、P、Pは、それぞれ、フェーズ1、フェーズ2、フェーズ3におけるデータ転送を示している。)
尚、図7では、クライアント10とサーバ20とが1対1に対応する構成を示したが、一般的には、1台のサーバ20に対し、複数のクライアント10〜10から同時に要求が来ると考えられる。この場合における相互に関連のないモジュールを転送速度決定モジュール24を通して連携する仕組みを図8に示す。
ウェブブラウザ11k(但し、k=1,…,n)からの要求に応じて文書処理モジュール21kが処理する親文書、バナー広告及びニュース記事のそれぞれに関する情報は、転送速度決定モジュール24において、既存のクッキー等の技術を用いて互いに関連付けられている。これにより、各ウェブブラウザ11に対し、他のウェブブラウザ11が要求した情報が表示されるようなことはなく、そのウェブブラウザ11が要求した情報のみが表示されるようになっている。
ここで、転送速度決定モジュール24の構成の一例について、詳細に説明する。
図9に示すように、転送速度決定モジュール24は、メインモジュール24aと、親文書転送指示モジュール24bと、バナー広告転送指示モジュール24cと、ニュース記事転送指示モジュール24dと、共有メモリ24eとを含んでいる。
次に、このような構成を有する転送速度決定モジュール24の動作を説明する。
転送速度決定モジュール24では、まず、メインモジュール24aが、文書処理モジュール21からファイル名を受け取る。そして、受け取ったファイル名が親文書のファイル名であれば、親文書転送指示モジュール24bを動作させ、バナー広告のファイル名であれば、バナー広告転送指示モジュール24cを動作させ、ニュース記事のファイル名であれば、ニュース記事転送指示モジュール24dを動作させる。
親文書転送指示モジュール24bは、図示しないが、メインモジュール24aからファイル名を受け取ると、そのファイル名のファイルの転送を文書処理モジュール21に指示する。
また、バナー広告転送指示モジュール24cは、メインモジュール24aからファイル名を受け取ると、図10に示すような動作を行う。
即ち、まず、バナー広告転送指示モジュール24cは、指定されたバナー広告に対するtを取得して共有メモリ24eに格納する(ステップ101)。尚、このtとしては、バナー広告の広告主がそのバナー広告をどの程度の時間ユーザに見せたいかによって決定される値であるので、バナー広告の広告主、種類等により異なった値となる可能性がある。従って、例えば、バナー広告のファイル名とそのバナー広告を見せたい時間であるtとの対応を記憶装置に記憶しておき、指定されたバナー広告に対するtをそこから取得するようにしてもよい。勿論、サーバ20側で一律に決めたtを用いるようにしてもよい。
次に、バナー広告転送指示モジュール24cは、文書処理モジュール21に対し、帯域調査を行うように指示する(ステップ102)。
その後、帯域調査を完了した文書処理モジュール21から、未転送バナー広告のサイズBと、調査して得られた帯域vとが送られて来るので、バナー広告転送指示モジュール24cは、それらを取得し共有メモリ24eに格納する(ステップ103)。
この時点で、共有メモリ24eには、t、B、vが格納され、また、後述するニュース記事転送指示モジュール24dの処理により、ニュース記事のファイルサイズNも格納されることになる。これにより、バナー広告転送指示モジュール24cは、これらの値を共有メモリ24eから読み出して数5における各変数に当てはめることでαを求め、これを共有メモリ24eに格納する(ステップ104)。
また、この時、ニュース記事転送指示モジュール24dは、後述するように、文書処理モジュール21に対し待機を指示した状態にあり、待機解除の指示を待っている。そこで、バナー広告転送指示モジュール24cは、文書処理モジュール21の待機を解除する指示を共有メモリ24eに格納する(ステップ105)。
その後、バナー広告転送指示モジュール24cは、文書処理モジュール21に対し、転送速度(1−α)vでバナー広告を転送するよう指示する(ステップ106)。
一方、ニュース記事転送指示モジュール24dは、メインモジュール24aからファイル名を受け取ると、図11に示すような動作を行う。
即ち、まず、ニュース記事転送指示モジュール24dは、指定されたニュース記事のファイルサイズNを取得して共有メモリ24eに格納する(ステップ201)。そして、文書処理モジュール21に対し、待機するよう指示する(ステップ202)。次に、ニュース記事転送指示モジュール24dは、共有メモリ24eに待機解除の指示が格納されているかどうか判断する(ステップ203)。その結果、待機解除の指示が格納されていなければ、ステップ203を繰り返し、格納されていれば、α、vを共有メモリ24eから読み出してαvを算出し、文書処理モジュール21に対し、この速度でニュース記事を転送するよう指示する(ステップ204)。
尚、以上の動作では、バナー広告転送指示モジュール24cが、t、B、N、vからαを算出するようにしたが、これについては、ニュース記事転送指示モジュール24dが算出するようにしてもよいし、αの算出専用の別モジュールを用意し、そのモジュールが算出するようにしてもよい。
また、バナー広告の転送が完了した時点でのニュース記事の転送速度の再調整を図9に示した構成の転送速度決定モジュール24が行うようにしてもよい。この場合は、例えば、以下のような処理となる。即ち、メインモジュール24aが、文書処理モジュール21からバナー広告の転送完了の旨を受け、ニュース記事転送指示モジュール24dにその旨を伝える。これにより、ニュース記事転送指示モジュール24dが、ニュース記事の未転送分のサイズNを調査すると共に、共有メモリ24eからtを読み出し、ニュース記事の新たな転送速度vを求める。そして、文書処理モジュール21に対し、その速度でニュース記事を転送するよう指示する。
更に、上記説明では、図7に示したように、クライアント10とサーバ20とが1対1に対応する場合を想定し、各取得値、計算値、待機指示及びその解除は、単に共有メモリ24eを介してモジュール間で受け渡すこととした。しかしながら、一般には、図8に示したように、サーバ20がクライアント10〜10から同時に要求を受ける場合も想定される。このような場合は、クライアント10〜10にそれぞれ対応する共有メモリ24eの領域を用意して、各領域をクッキーと関連付けておき、クライアント10からの要求に応じて処理を行う場合は、そのクライアント10に対応する共有メモリ24eの領域を用いるようにする。
また、共有メモリ24eは、モジュール間で情報を受け渡す手段のあくまで一例に過ぎず、例えば、プロセス間通信等、その他の如何なる手段を用いて情報を受け渡すようにしてもよい。
ところで、本実施の形態では、フェーズ2の初めからバナー広告及びニュース記事を転送し、かつ、バナー広告の転送が完了してからニュース記事の転送が完了するまでに時間tを確保するようにしている。こうすることにより、ユーザに対しニュース記事も減速されてはいるが転送されていることを認識させ、かつ、そのような転送方式のため、タイムアウトにもならない、という効果がもたらされる。
一方で、極端な例として、フェーズ1における帯域調査で得られた転送速度でバナー広告を転送し、その転送が終了すると、時間tをかけてニュース記事を転送することも考えられる。本発明を、バナー広告の転送が完了してからニュース記事の転送が完了するまでの時間をtとするという観点のみで捉えた場合、このような極端な例を本発明に含めることも可能である。
また、本実施の形態では、バナー広告の転送が完了してからニュース記事の転送が完了するまでの時間が、指定された時間tと等しくなるように制御したが、本発明の目的を達成するためには、指定された時間t以上になるように制御するものであってもよい。
尚、本実施の形態では、図3に示したように、「親文書にバナー広告とニュース記事とが含まれている」ケースを想定した。しかしながら、例えば、図12に示すように、「親文書にニュース記事があり、それに広告が含まれている」ケースも考えられる。このようなケースにおいては、事前に或いは動的に図3に示した構造に変換することにより、本実施の形態を適用することができる。
最後に、バナー広告やニュース記事が複数ある場合について、図13を参照して説明する。
このような場合、バナー広告については、最もサイズが大きいバナー広告を用いてフェーズ1の帯域調査を行い、残りの小さいバナー広告は速度制御を行わずに転送する。また、複数のニュース記事については、全てのニュース記事の転送が同時刻に完了するように速度制御を行う。
図13は、図5と同様、横軸を時間軸とし、バナー広告及びニュース記事の転送の様子を示したものである。また、各矢印の上に記した記号は、そのフェーズにおけるバナー広告又はニュース記事のデータ転送量を示し、各矢印の下に記した記号は、そのフェーズにおけるバナー広告又はニュース記事の転送速度を示している。
この場合、数5において、Bを(BA2+BB2)とし、Nを(NC2+NC3+ND2+ND3)とすることにより、αを求めることができる。そして、バナー広告の転送速度は(1−α)vとなり、ニュース記事の転送速度はαvとなる。
バナー広告については、複数のバナー広告を速度制御を行わずに(1−α)vで転送すればよい。また、ニュース記事については、全てのバナー広告が表示されてから時間tが経過した時点で同時に転送が完了するように速度制御を行う。具体的には、図13に示すように、データ量が(NC2+NC3)のニュース記事と(ND2+ND3)のニュース記事とを転送する場合であれば、αvを(NC2+NC3):(ND2+ND3)に配分することで、各ニュース記事の転送速度を求めることができる。
尚、ここでは、バナー広告については、速度制御を行わないこととしたが、全てのバナー広告の転送を同時に完了させるために、速度制御を行うようにしてもよい。その場合、図13に示すように、帯域調査に用いたバナー広告の残りサイズがBA2であり、その他のバナー広告のサイズがBB2であるとすれば、(1−α)vをBA2:BB2に配分することで、各バナー広告の転送速度を求めればよい。
このように、本実施の形態では、バナー広告を見せたい時間tを設定することにより、帯域vをバナー広告の転送速度及びニュース記事の転送速度に配分する際の配分比であるαを求めることができるように構成している。これにより、ダウンロードされ表示が完了した情報を一定時間ユーザに見せるための調整が可能となり、かつ、そのような調整を行っていることがユーザに気付かれず、タイムアウトにもならないという効果が得られる。
本発明の実施の形態が適用されるクライアント/サーバシステムの全体構成を示した図である。 本発明の実施の形態におけるサーバのハードウェア構成を示したブロック図である。 本発明の実施の形態が扱う構造化文書の構成を示した図である。 本発明の実施の形態におけるバナー広告及びニュース記事の転送の様子を従来と比較しつつ説明するための図である。 本発明の実施の形態における減速転送の理論を説明するための図である。 本発明の実施の形態において帯域調査を行うタイミングを説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるクライアントとサーバが1対1の場合のモジュール構成を示した図である。 本発明の実施の形態におけるクライアントとサーバがn対1の場合のモジュール構成を示した図である。 本発明の実施の形態における転送速度決定モジュールの更に詳細な構成の一例を示した図である。 本発明の実施の形態におけるバナー広告転送指示モジュールの動作の一例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるニュース記事転送指示モジュールの動作の一例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態が扱う構造化文書の別の構成を示した図である。 本発明の実施の形態においてバナー広告及びニュース記事が複数ある場合の減速転送の理論を説明するための図である。
符号の説明
10…クライアント、11…ウェブブラウザ、20…サーバ、21…文書処理モジュール、24…転送速度決定モジュール、24a…メインモジュール、24b…親文書転送指示モジュール、24c…バナー広告転送指示モジュール、24d…ニュース記事転送指示モジュール、24e…共有メモリ

Claims (18)

  1. 複数の文書要素を含む構造化文書を、クライアントに表示するために通信回線を介して転送する装置であって、
    前記クライアントから前記構造化文書の送信要求を受信する手段と、
    前記構造化文書全体の表示に先立ち第1の文書要素のみを前記クライアントに表示するためのあらかじめ定められた時間(特定時間)と、前記通信回線における通信帯域と、前記第1の文書要素及び残りの文書要素(第2の文書要素)のデータ量とを記憶するメモリと、
    前記特定時間と、前記通信帯域と、前記第1の文書要素及び前記第2の文書要素のデータ量とに基づき算出された比率で当該通信帯域を配分することにより、当該第1の文書要素と共に当該第2の文書要素を転送し、かつ、当該第1の文書要素の転送完了後も当該第2の文書要素を同じ転送速度で転送するという条件の下で、当該第1の文書要素の転送が完了してから当該第2の文書要素の転送が完了するまでの時間が当該特定時間以上になるように、当該第1の文書要素の第1の転送速度及び当該第2の文書要素の第2の転送速度を決定する決定手段と
    を備えた、装置。
  2. 前記決定手段により決定された第1及び第2の転送速度にしたがって、前記第1の文書要素及び前記第2の文書要素を前記クライアントに転送する転送手段をさらに備えた、請求項1記載の装置。
  3. 前記第1及び第2の転送速度が前記通信回線の通信帯域であらわされる、請求項2記載の装置。
  4. 前記転送手段は、前記第1の文書要素のデータの一部を転送することによってあらかじめ前記通信帯域を調査する、請求項3記載の装置。
  5. 前記決定手段は、前記通信帯域の調査のあと前記第1及び第2の転送速度にしたがって、前記第1の文書要素の残りのデータ及び前記第2の文書要素の転送を開始する、請求項4記載の装置。
  6. 前記決定手段は、前記通信回線における通信帯域vを、1−α:α(0<α<1)の配分比で配分することにより、前記第1の転送速度及び前記第2の転送速度を決定する、請求項1記載の装置(但し、αは、前記第1の文書要素のデータ量をB、前記第2の文書要素のデータ量をN、前記特定時間をtとすると、次の式により求められる)。
    Figure 0003925869
  7. 前記決定手段は、前記第1の文書要素のデータの一部を転送することによって前記vを算出し、当該第1の文書要素の全データ量から当該一部のデータ量を減じて得られるデータ量を前記Bとして前記αを求める、請求項6記載の装置。
  8. 前記決定手段は、前記第1の文書要素の転送が完了した時点で、未転送の前記第2の文書要素が前記特定時間以上の時間で転送されるよう、前記第2の転送速度を再調整する、請求項1記載の装置。
  9. 複数の文書要素を含む構造化文書を、通信回線を介して第1のコンピュータが第2のコンピュータに転送する方法であって、
    前記第1のコンピュータが、前記構造化文書全体の表示に先立ち第1の文書要素のみを前記第2のコンピュータに表示するためのあらかじめ定められた時間(特定時間)をメモリに記憶するステップと、
    前記第2のコンピュータから前記構造化文書の送信要求を受信するステップと、
    前記第1のコンピュータが、前記第1の文書要素及び残りの文書要素(第2の文書要素)のデータ量を取得するステップと、
    前記第1のコンピュータが、前記通信回線における通信帯域を調査するステップと、
    前記第1のコンピュータが、前記通信帯域と、前記特定時間と、取得された前記第1の文書要素及び前記第2の文書要素のデータ量とに基づき算出された比率で当該通信帯域を配分することにより、当該第1の文書要素の転送完了から当該第2の文書要素の転送完了までの時間が当該特定時間以上になるように、当該第1の文書要素の第1の転送速度及び当該第2の文書要素の第2の転送速度を決定するステップと、
    前記第1のコンピュータが、前記第1の文書要素及び前記第2の文書要素を、決定された前記第1及び第2の転送速度で前記第2のコンピュータに転送するステップと
    を含む、方法。
  10. 前記調査ステップでは、前記第1の文書要素のデータの一部を転送することによって前記通信帯域を調査し、
    前記決定ステップでは、前記比率を算出するために用いる前記第1の文書要素のデータ量として、当該第1の文書要素の全データから前記データの一部を減じて得られるデータ量を用いる、請求項9記載の方法。
  11. 前記転送ステップが、前記決定された前記第1及び第2の転送速度にしたがって、前記第1の文書要素の残りのデータ及び前記第2の文書要素を転送する、請求項10記載の方法。
  12. 前記決定ステップでは、前記通信回線における通信帯域vを、1−α:α(0<α<1)の配分比で配分することにより、前記第1の転送速度及び前記第2の転送速度を決定する、請求項9記載の方法(但し、αは、前記第1の文書要素のデータ量をB、前記第2の文書要素のデータ量をN、前記特定時間をtとすると、次の式によりもとめられる)。
    Figure 0003925869
  13. 前記決定ステップでは、前記第1の文書要素の転送が完了した時点で、未転送の前記第2の文書要素の転送が前記特定時間以上の時間で転送されるよう、前記第2の転送速度を再調整する、請求項9記載の方法。
  14. 複数の文書要素を含む構造化文書を通信回線を介して第2のコンピュータに転送する第1のコンピュータに、
    前記構造化文書全体の表示に先立ち第1の文書要素のみを前記第2のコンピュータに表示するためのあらかじめ定められた時間(特定時間)をメモリに記憶するステップと、
    前記第2のコンピュータから前記構造化文書の送信要求を受信するステップと、
    前記第1の文書要素及び残りの文書要素(第2の文書要素)のデータ量を取得するステップと、
    前記通信回線における通信帯域を調査するステップと、
    前記通信帯域と、前記特定時間と、取得された前記第1の文書要素及び前記第2の文書要素のデータ量とに基づき算出された比率で当該通信帯域を配分することにより、当該第1の文書要素の転送完了から当該第2の文書要素の転送完了までの時間が当該特定時間以上になるように、当該第1の文書要素の第1の転送速度及び当該第2の文書要素の第2の転送速度を決定するステップと、
    前記第1の文書要素及び前記第2の文書要素を、決定された前記第1及び第2の転送速度で前記第2のコンピュータに転送するステップと
    を実行させるプログラム。
  15. 前記調査ステップでは、前記第1の文書要素のデータの一部を転送することによって前記通信帯域を調査し、
    前記決定ステップでは、前記比率を算出するために用いる前記第1の文書要素のデータ量として、当該第1の文書要素の全データから前記データの一部を減じて得られるデータ量を用いる、請求項14記載のプログラム。
  16. 前記転送ステップでは、前記決定された前記第1及び第2の転送速度にしたがって、前記第1の文書要素の残りのデータ及び前記第2の文書要素を転送する、請求項15記載のプログラム。
  17. 前記決定ステップでは、前記通信回線における通信帯域vを、1−α:α(0<α<1)の配分比で配分することにより、前記第1の転送速度及び前記第2の転送速度を決定する、請求項14記載のプログラム(但し、αは、前記第1の文書要素のデータ量をB、前記第2の文書要素のデータ量をN、前記特定時間をtとすると、次の式によりもとめられる)。
    Figure 0003925869
  18. 前記決定ステップでは、前記第1の文書要素の転送が完了した時点で、未転送の前記第2の文書要素の転送が前記特定時間以上の時間で転送されるよう、前記第2の転送速度を再調整する、請求項14記載のプログラム。
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