JP3925425B2 - 無線マルチホップネットワークの構成方法 - Google Patents

無線マルチホップネットワークの構成方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線LAN(IEEE802.11標準)のシステム及び端末における無線マルチホップネットワークの構成方法に関する。無線マルチホップネットワークとは、複数のアドホックネットワークからなる構成をいう。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般的に用いられている無線LANでは、インフラストラクチャモードと、アドホックモードとが規定されている(例えば非特許文献1参照)。
【0003】
図1は、従来の無線LANのインフラストラクチャモードのシステム構成図である。インフラストラクチャモードでは、ユーザの使用する複数の端末と、端末のアクセス制御を行うアクセスポイントが存在し、端末はアクセスポイントを介してWAN(インターネット等)に接続する構成となっている。
【0004】
図2は、従来の無線LANのアドホックモードのシステム構成図である。アドホックモードでは、ユーザの使用する複数の端末のみが存在し、アクセスポイントを介することなく、端末同士が直接通信する構成となっている。
【0005】
【非特許文献1】
IEEE、「ANSI/IEEE Std 802.11, 1999 Edition : Wireless LAN Medium Access Control(MAC) and Physical Layer(PHY) specifications」、1999
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、端末からWANへ通信するには、インフラストラクチャモードで構成する必要があった。インフラストラクチャモードでは、予めアクセスポイントを設置する必要があるために、ネットワークを構成する上で、WANへの接続容易性及びコスト的な面において不利である。
【0007】
一方、アドホックモードは、アクセスポイントを不要とする。しかし、端末のみから構成されるアドホックネットワークにおいては、たとえアドホックネットワーク内に、WANとの通信手段を有する端末が存在したとしても、他方の端末がWANへ接続することはできなかった。また、複数のアドホックネットワークを1つのネットワークとして構成できたとしても、一方のアドホックネットワークに存在する端末から、他方のアドホックネットワークに存在する端末を介して、WANへ接続するようなことはできなった。
【0008】
そこで、本発明は、アドホックネットワークに存在する、WANとの通信手段を有する端末を介して、他方の端末からWANへ接続するための無線マルチホップネットワークを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、1つ以上のアドホックネットワーク通信手段を有する端末であって、広域通信網通信手段を更に有する第1の端末と、該第1の端末と同一のSSIDによってアドホックネットワークを構成することができる第2の端末と、該第2の端末と同一のSSIDによってアドホックネットワークを構成することができる第3の端末とを有するシステムにおける無線マルチホップネットワークの構成方法に関する。
【0010】
本発明のシステムにおける無線マルチホップネットワークの構成方法によれば、
第1の端末が、第1のチャネルを介して第1のBSSIDと、第1のチャネル以外に使用可能な1つ以上の使用可チャネル情報とを含んだ第1のビーコン信号を報知する第1のステップと、
第2の端末が、第1のチャネルを介して第1のビーコン信号を受信し、第1の端末とアドホックネットワークを構成する第2のステップと、
第2の端末が、第2のチャネルを介して、第2のBSSIDと、使用可チャネル情報から第2のチャネルの番号情報を除いた使用可チャネル情報とを含んだ第2のビーコン信号を報知する第3のステップと、
第3の端末が、第2のチャネルを介して第2のビーコン信号を受信し、第2の端末とアドホックネットワークを構成する第4のステップと
を有することを特徴とする。
【0011】
また、本発明の他の実施形態によれば、
第2のステップについて、第2の端末は、第1のビーコン信号を受信した第1のチャネルのみのSSIDをサーチしてアドホックネットワークを構成し、
第4のステップについて、第3の端末は、第2のビーコン信号を受信した第2のチャネルのみのSSIDをサーチしてアドホックネットワークを構成することも好ましい。
【0013】
更に、本発明の他の実施形態によれば、
第1のステップについて、第1の端末は、ビーコン信号にホップ数として初期値1を含んで報知し、
第3のステップについて、第2の端末は、受信したホップ数に1増分したホップ数を含んで報知することも好ましい。
【0014】
更に、本発明の他の実施形態によれば、
第1の端末と第3の端末との間でデータを送受信する場合、
第1の端末が、第1のチャネルを介して2の端末へRTS信号を送信するステップと、
第2の端末が、第1のチャネルを介して第1の端末へCTS信号を送信するステップと、
第1の端末と第2の端末との間で、第1のチャネルを介してデータを送受信するステップと、
第2の端末が、第2のチャネルを介して第3の端末へRTS信号を送信するステップと、
第3の端末が、第2のチャネルを介して第2の端末へCTS信号を送信するステップと、
第2の端末と第3の端末との間で、第2のチャネルを介してデータを送受信するステップと
を有することも好ましい。
【0015】
本発明の端末における無線マルチホップネットワークの構成方法によれば、
第1のチャネルを介して、第1のBSSIDと、第1のチャネル以外に使用可能な1つ以上の使用可チャネル情報とが含まれている第1のビーコン信号を受信し、該第1のビーコン信号との間でアドホックネットワークを構成する第1のステップと、
第2のチャネルを介して第2のビーコン信号を報知する際、使用可チャネル情報から第2のチャネルの番号を除くと、使用可チャネル情報がなくなる場合、第2のビーコン信号の報知を停止し、そうでない場合、第2のBSSIDと、使用可チャネル情報から第2のチャネルの番号情報を除いた使用可チャネル情報を、第2のビーコン信号に含んで報知する第2のステップと
を有することを特徴とする。
【0016】
また、本発明の他の実施形態によれば、第1のビーコン信号を受信した第1のチャネルのみのSSIDをサーチすることも好ましい。
【0018】
更に、本発明の他の実施形態によれば、第2のステップについて、使用可チャネル情報に基づく全てのチャネルをサーチし、該全てのチャネルについて所定の干渉が検出された場合、第2のビーコン信号の報知を停止することも好ましい。
【0019】
更に、本発明の他の実施形態によれば、
第1のステップについて、第1のビーコン信号には、広域通信網に接続された端末から中継端末を介して当該端末までのホップ数が含まれており、
第2のステップについて、ホップ数を1増分すると所定値になる場合、第2のビーコン信号の報知を停止し、そうでない場合、第2のBSSIDと、使用可チャネル情報から第2のチャネルの番号情報を除いた使用可チャネル情報とを、第2のビーコン信号に含んで報知することも好ましい。
【0020】
更に、本発明の他の実施形態によれば、
第1のチャネルを介して他の第1の端末からRTS信号を受信するステップと、
第1のチャネルを介して他の第1の端末へCTS信号を送信するステップと、他の第1の端末との間で、第1のチャネルを介してデータを送受信するステップと、
第2のチャネルを介して他の第2の端末へRTS信号を送信するステップと、第2のチャネルを介して他の第2の端末からCTS信号を受信するステップと、
他の第3の端末との間で、第2のチャネルを介してデータを送受信するステップと
を有することも好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下では、図面を用いて、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0022】
図3は、本発明における無線マルチホップネットワークのシステム構成図である。
【0023】
図3によれば、端末1、端末2及び端末3によってアドホックネットワーク1が構成されている。このうち、端末1は、例えばインターネットのようなWANに接続されており、端末2は、アドホックネットワーク1にのみ属している。また、端末3、端末4及び端末5によってアドホックネットワーク2が構成されている。即ち、端末3は、アドホックネットワーク1とアドホックネットワーク2とに属している。
【0024】
尚、端末3について、複数のアドホックネットワークが同一チャネルを使用する場合は1つの物理インタフェース(無線LANデバイス)で実現できる。しかし、複数のチャネルを用いる場合は、複数の物理インタフェースを用いるか、又は同一チャネルを時分割で使用する手段が必要となる。
【0025】
802.11標準の無線LANには、同一グループを形成するパラメータとして、SSID(Service Set IDentifier)とBSSID(Basic Service Set IDentifier)とが規定されている。
【0026】
SSIDは、ユーザが指定可能な値である。インフラストラクチャモードでは、複数のアクセスポイント及びその配下の端末を、1つのSSIDでグループ化することが可能である。
【0027】
一方、BSSIDは、通常、インフラストラクチャモードにおいて、1つのアクセスポイントに属する端末同士のみが共有する値であり、アクセスポイントから割り振られるものである。通常、ハードウェアに依存した固定的な値であり、例えばMACアドレス(Media Access Control address)が用いられる。アドホックモードでは、SSIDが一致すれば、最初にビーコン信号を送信し始めた端末のBSSIDを他の端末が共有し、アドホックネットワークを構成する。
【0028】
直接的に通信可能な端末1、2及び3について、WANに接続された端末1が中継端末となる。端末1は、端末2及び3から受信したパケットのうち、自局宛以外のパケットをWAN側に送信する。これにより、端末2及び端末3は、端末1を介して、WANへ接続することができる。
【0029】
本発明によれば、アドホックネットワークの中継端末となる端末3が、複数のBSSIDを扱うことを必要とする。複数のアドホックネットワークを、中継端末を介して1つのネットワークとして扱うことにより、ネットワークの拡張を可能とする。
【0030】
図4は、ビーコン信号を受信した端末の処理のフローチャートである。
【0031】
図4によれば、端末は、全チャネルについて順にスキャンしている。即ち、端末は、ビーコン信号に含まれるBSSIDと、他の端末から送信されるSSIDとを常にサーチしている。端末は、ビーコン信号を受信したとき、そのビーコン信号に含まれるBSSIDと、そのチャネルとを組にしてリストとして登録する。例えば、図3における端末3は、複数のBSSID及びチャネルを扱うことができる。そして、端末は、BSSIDに対応するチャネルについて、当該端末のSSIDと同一のSSIDをサーチする。異なるBSSID及びチャネルであっても、同一のSSIDを有する端末は、1つのネットワークを構成することができる。尚、同一のSSIDをサーチできなかった場合、一定時間経過後に再度スキャンを行う。
【0032】
図5は、他の端末からパケットを受信した端末の処理のシーケンス図である。
【0033】
図5によれば、他の端末からパケットを受信した場合、そのパケットのBSSIDがリストに含まれているかを照合する。リストに有る場合は、BSSIDと組になって記憶しているチャネルでパケットを送信する。リストに無い場合は、アドホックネットワークを構築してない端末からのパケットであるため、破棄される。例えば、端末が移動して、該当するBSSIDのビーコン信号を受信していない場合がある。
【0034】
図6は、本発明におけるマルチホップ時のシステム構成図である。
【0035】
最初に、リンク確立シーケンスについて説明する。
【0036】
(1)WANと接続している端末1は、干渉の少ないチャネル(一定レベル以上の電波を受信可能なチャネル)をサーチする。使用可能なチャネルがチャネル1〜チャネル5とするとき、チャネル1を選択した場合、端末1は、チャネル1を介してビーコン信号を報知する。このとき、ビーコン信号には、BSSID−1と、チャネル2〜5が使用可能であるとする使用可チャネル情報とが含まれている。また、ビーコン信号にはホップ数が含まれており、WANに接続されている端末1が報知するホップ数は、1に設定する。
【0037】
(2)端末3は、ビーコン信号を受信するべく全チャネルについてサーチしている。端末3が、端末1からのチャネル1を介するビーコン信号を受信した際に、チャネル1のみについて、SSIDが一致する端末をサーチする。そして、端末3は、端末1及び端末2とアドホックネットワーク1を構成し、通信が可能となる。
【0038】
(3)次に、端末1から受信したビーコン信号に含まれる使用可チャネル情報のうち、チャネル2を選択した場合、端末3は、チャネル2を介してビーコン信号を報知する。このとき、ビーコン信号には、BSSID−2と、チャネル3〜5が使用可能であるとする使用可チャネル情報とが含まれている。また、ビーコン信号に含まれるホップ数は、1増分される。
【0039】
(4)端末4は、ビーコン信号を受信するべく全チャネルについてサーチしている。端末4が、端末3からのチャネル2を介するビーコン信号を受信した際に、チャネル2のみについて、SSIDが一致する端末をサーチする。そして、端末4は、端末3及び端末5とアドホックネットワーク2を構成し、通信が可能となる。アドホックネットワーク1とアドホックネットワーク2とは、チャネル及びBSSIDが異なるものである。
【0040】
このようなステップで、ビーコン信号の報知を繰り返すことにより、マルチホップなアドホックネットワークを構成していく。
【0041】
尚、ある端末で、ホップ数が所定値に達した場合は、更にビーコン信号を報知することはしない。これにより、アドホックネットワークの数(=中継端末の数)を一定の範囲に制限することができる。また、ビーコン信号に含まれる使用可チャネル情報の全てのチャネルで干渉が有る場合、更にビーコン信号を報知することはしない。これにより、端末間の干渉を最小限に抑えることができる。従って、遅延量の低減又は伝送効率の増大を図ることが可能となる。一方、ビーコン信号に含まれる使用可チャネル情報において複数のチャネルで干渉が無い場合、ランダムに選択する方法、又は、既に使用されている(=ビーコン信号で報知されない)チャネルと離れたチャネルを選択する方法などが考えられる。
【0042】
図7は、本発明による第1のデータ送信のタイミングチャートである。
【0043】
図7によれば、送信元端末が、RTS(Request To Send)信号を送信先端末へ送信し、送信先端末が、SIFS(Short InterFrame Space)経過後にCTS(Clear To Send)信号を送信元端末へ送信する。その後、送信元端末は、データパケットを送信先端末へ送信し、送信先端末は、ACK(ACKnowledgment)信号を送信元端末へ送信する。ここでの送信先端末は、同一アドホックネットワークであれば宛先端末であり、他のアドホックネットワークであれば中継端末である。
【0044】
図8は、本発明による第2のデータ送信のタイミングチャートである。
【0045】
(1)端末1は、予めARP(Address Resolution Protocol)等により、アドホックネットワーク1(BSSID-1)に存在する端末2及び端末3を知り得る。
(2)端末1は、端末4へ送信すべきパケットがある場合、中継端末となる端末3へRTS信号を送信する。
(3)端末3は、2つのアドホックネットワークに属しているので、チャネル1及びチャネル2を交互に切り替えながら、他の端末からのRTS信号の有無を確認する。このときの切替時間は、例えば、SIFS(Short InterFrame Space)の無線LAN固有の時間を単位スロットとしたとき、その単位スロット時間を、属するアドホックネットワークの数で割った時間とすることができる。端末3の場合、チャネル1を1/2スロット時間だけサーチし、チャネル2を1/2スロット時間だけサーチする。
(4)端末3は、端末1からRTS信号を受信すると、CTS信号を返信する。CTS信号を返信した後は、ACK信号を受信するまで、チャネル変更は行わない。
(5)端末1は、送信したRTS信号に対して、端末3からCTS信号を受信したとき、直ちにデータ送信を行う。
(6)端末3は、端末1からのデータパケットを受信すると、端末1に対してACK信号を返信する。
(7)端末1は、端末3からのACK信号を受信すると、端末1から端末3へのデータパケット送信が完了する。
(8)次に、端末3は、チャネルがチャネル2になる時間帯に、端末4に対して、RTS信号を送信する。
(9)端末4は、端末3からRTS信号を受信すると、CTS信号を返信する。端末4は、CTS信号を送信した後、データパケットを受信し、ACK信号を返信するまでは、チャネルの変更を行わない。
(10)端末3がCTS信号を受信すると、データパケットを送信する。端末3は、CTS信号を受信した後、データパケットを送信し、端末4からACK信号を受信するまでは、チャネルの変更を行わない。
(11)端末4は、端末3からデータパケットを受信し終えると、ACK信号を返信する。
(12)端末3がACK信号を受信することにより、端末1から端末4への通信が完了する。
【0046】
図9は、本発明による第3のデータ送信のタイミングチャートである。
【0047】
前述の(5)について、規定の時間を経過(タイムアウト)してもCTS信号を受信することができない場合、1/2スロット後に再度RTS信号を送信する。ここで、RTS信号に対するCTS信号が受信されない理由としては、端末3において、サーチしているチャネルが、別のアドホックネットワークのチャネルであった可能性がある。そのために、単位スロット時間より短い1/2スロット後に再度送信することによって、端末3のチャネルが、端末1と同一になることを期待している。
【0048】
図10は、本発明による第4のデータ送信のタイミングチャートである。
【0049】
再度タイムアウトした場合、1/4スロット後(先の1/2)に、再度RTS信号を送信する。これらの処理は、事前に設定した最大タイムアウト回数、又は、送信可能な最小間隔に達するまで行う。
【0050】
図11は、本発明における他の実施形態におけるシステム構成図である。
【0051】
図11によれば、端末1と端末6とがWANとの通信手段を有する端末である。本発明によれば、ビーコン信号にホップ数が含まれているために、ある端末からみて端末1と端末6とで、いずれの端末の方がホップ数が少ないかを知ることができる。これにより、各端末は、ホップ数の少ない経路(アドホックネットワーク)を選択することができ、遅延量の低減又は伝送効率の増大を図ることが可能となる。例えば、図11によれば、端末5はホップ数が少ない端末6を経由してWANに接続可能となる。
【0052】
前述した方法により、通信元端末が、複数の中継端末を介して、WANとの通信手段を有する通信先端末と、通信をすることが可能となる。尚、ここでは、アドホックネットワークが構築される順序は感知しない。例えば、図6において、アドホックネットワーク1が先に構築される場合と、アドホックネットワーク2が先に構築される場合とが考えられる。
【0053】
前述した本発明の種々の実施形態によれば、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
【0054】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明の無線マルチホップネットワークの構成方法によれば、アドホックネットワークに存在する、WANとの通信手段を有する端末を介して、他方の端末からWANへ接続することができる。従って、複数のアドホックネットワークを1つのマルチホップネットワークとして扱い、アクセスポイントを必要とすることなく、WANへの接続が可能となる。
【0055】
また、ビーコンで報知されたチャネルのみをスキャンすることにより、処理時間を最小限にすることが可能となる。
【0056】
更に、ビーコン信号に使用可チャネル情報を含めることによって、端末間の干渉を最小限に抑えることができる。また、全てのチャネルで干渉がある場合には、更にアドホックネットワークを中継しないので、遅延量の低減又は伝送効率の増大を図ることが可能となる。
【0057】
更に、ビーコン信号にホップ数を含めることによって、アドホックネットワークの数を一定の範囲に制限することができ、WANへ接続するまでの最短の経路を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の無線LANのインフラストラクチャモードのシステム構成図である。
【図2】従来の無線LANのアドホックモードのシステム構成図である。
【図3】本発明における無線マルチホップネットワークのシステム構成図である。
【図4】ビーコン信号を受信した端末の処理のフローチャートである。
【図5】他の端末からパケットを受信した端末の処理のシーケンス図である。
【図6】本発明におけるマルチホップ時のシステム構成図である。
【図7】第1のデータ送信のタイミングチャートである。
【図8】第2のデータ送信のタイミングチャートである。
【図9】第3のデータ送信のタイミングチャートである。
【図10】第4のデータ送信のタイミングチャートである。
【図11】本発明における他の実施形態におけるシステム構成図である。

Claims (9)

  1. 1つ以上のアドホックネットワーク通信手段を有する端末であって、広域通信網通信手段を更に有する第1の端末と、該第1の端末と同一のSSIDによってアドホックネットワークを構成することができる第2の端末と、該第2の端末と同一のSSIDによってアドホックネットワークを構成することができる第3の端末とを有するシステムにおける無線マルチホップネットワークの構成方法であって、
    前記第1の端末が、第1のチャネルを介して、第1のBSSIDと、前記第1のチャネル以外に使用可能な1つ以上の使用可チャネル情報とを含んだ第1のビーコン信号を報知する第1のステップと、
    前記第2の端末が、前記第1のチャネルを介して前記第1のビーコン信号を受信し、前記第1の端末とアドホックネットワークを構成する第2のステップと、
    前記第2の端末が、前記第2のチャネルを介して、第2のBSSIDと、前記使用可チャネル情報から前記第2のチャネルの番号情報を除いた使用可チャネル情報とを含んだ第2のビーコン信号を報知する第3のステップと、
    前記第3の端末が、前記第2のチャネルを介して前記第2のビーコン信号を受信し、前記第2の端末とアドホックネットワークを構成する第4のステップと
    を有することを特徴とするシステムにおける無線マルチホップネットワークの構成方法。
  2. 前記第2のステップについて、前記第2の端末は、前記第1のビーコン信号を受信した前記第1のチャネルのみのSSIDをサーチして前記アドホックネットワークを構成し、
    前記第4のステップについて、前記第3の端末は、前記第2のビーコン信号を受信した前記第2のチャネルのみのSSIDをサーチして前記アドホックネットワークを構成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステムにおける無線マルチホップネットワークの構成方法。
  3. 前記第1のステップについて、前記第1の端末は、前記ビーコン信号にホップ数として初期値1を含んで報知し、
    前記第3のステップについて、前記第2の端末は、受信した前記ホップ数に1増分したホップ数を含んで報知する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシステムにおける無線マルチホップネットワークの構成方法。
  4. 前記第1の端末と前記第3の端末との間でデータを送受信する場合、
    前記第1の端末が、前記第1のチャネルを介して前記2の端末へRTS信号を送信するステップと、
    前記第2の端末が、前記第1のチャネルを介して前記第1の端末へCTS信号を送信するステップと、
    前記第1の端末と前記第2の端末との間で、前記第1のチャネルを介してデータを送受信するステップと、
    前記第2の端末が、前記第2のチャネルを介して前記第3の端末へRTS信号を送信するステップと、
    前記第3の端末が、前記第2のチャネルを介して前記第2の端末へCTS信号を送信するステップと、
    前記第2の端末と前記第3の端末との間で、前記第2のチャネルを介してデータを送受信するステップと
    を有することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のシステムにおける無線マルチホップネットワークの構成方法。
  5. 1つ以上のアドホックネットワーク通信手段を有する端末における無線マルチホップネットワークの構成方法であって、
    第1のチャネルを介して、第1のBSSIDと、前記第1のチャネル以外に使用可能な1つ以上の使用可チャネル情報とが含まれている第1のビーコン信号を受信し、該第1のビーコン信号との間でアドホックネットワークを構成する第1のステップと、
    第2のチャネルを介して第2のビーコン信号を報知する際、前記使用可チャネル情報から前記第2のチャネルの番号を除くと、使用可チャネル情報がなくなる場合、前記第2のビーコン信号の報知を停止し、そうでない場合、第2のBSSIDと、前記使用可チャネル情報から前記第2のチャネルの番号情報を除いた使用可チャネル情報を、前記第2のビーコン信号に含んで報知する第2のステップと
    を有することを特徴とする端末における無線マルチホップネットワークの構成方法。
  6. 前記第1のビーコン信号を受信した前記第1のチャネルのみのSSIDをサーチすることを特徴とする請求項に記載の端末における無線マルチホップネットワークの構成方法。
  7. 前記第2のステップについて、前記使用可チャネル情報に基づく全てのチャネルをサーチし、該全てのチャネルについて所定の干渉が検出された場合、前記第2のビーコン信号の報知を停止することを特徴とする請求項5又は6に記載の端末における無線マルチホップネットワークの構成方法。
  8. 前記第1のステップについて、前記第1のビーコン信号には、広域通信網に接続された端末から中継端末を介して当該端末までのホップ数が含まれており、
    前記第2のステップについて、前記ホップ数を1増分すると所定値になる場合、前記第2のビーコン信号の報知を停止し、そうでない場合、第2のBSSIDと、前記使用可チャネル情報から前記第2のチャネルの番号情報を除いた使用可チャネル情報とを、前記第2のビーコン信号に含んで報知することを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の端末における無線マルチホップネットワークの構成方法。
  9. 前記第1のチャネルを介して他の第1の端末からRTS信号を受信するステップと、
    前記第1のチャネルを介して前記他の第1の端末へCTS信号を送信するステップと、
    前記他の第1の端末との間で、前記第1のチャネルを介してデータを送受信するステップと、
    前記第2のチャネルを介して前記他の第2の端末へRTS信号を送信するステップと、
    前記第2のチャネルを介して前記他の第2の端末からCTS信号を受信するステップと、
    前記他の第3の端末との間で、前記第2のチャネルを介してデータを送受信するステップと
    を有することを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の端末における無線マルチホップネットワークの構成方法。
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