JP3924948B2

JP3924948B2 - Tobacco taste adjuster

Info

Publication number: JP3924948B2
Application number: JP26368698A
Authority: JP
Inventors: 道昌大城
Original assignee: 株式会社オーシロ
Priority date: 1997-09-22
Filing date: 1998-09-17
Publication date: 2007-06-06
Anticipated expiration: 2018-09-17
Also published as: JPH11178557A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、喫煙時に煙草に付着させることにより、喫煙時の嫌な臭いや刺激臭を緩和し、マイルドな喫味を付与する煙草喫味調整剤に関する。
【０００２】
【従来の技術】
煙草から発生する煙に含まれているタールやニコチンは、煙草の喫味の強弱、刺激の強弱、有害の度合いを決定する。ここで煙草の煙とは、主流煙及び副流煙の双方を意味し、また、喫味等は、喫煙者が直接的に吸う主流煙の喫味等と周囲の者も吸う副流煙の喫味等の双方の意味を有する。
【０００３】
そこで、従来より、煙草の煙に含まれるタールやニコチンの量を低減させ、それによりヤニ臭等の喫煙時の嫌な臭いや刺激臭を緩和し、喫煙者が感じる喫味を向上させると共に、周囲の人に対する影響も緩和する煙草喫味調整剤が市販されている。
【０００４】
煙草喫味調整剤は粉末状であり、喫煙時に煙草の先端部に付着させ、煙草と共に燃焼させて使用されている。またその成分としては、通常、ニコチンやタールを低減させ、喫味を緩和する還元作用を有するアスコルビン酸と、葉緑素の作用によってヤニ臭を低減させ、喫味を緩和するコンフリー粉末とが含まれており、さらに嗜好性を向上させるため、清涼感を与えるメントールや甘い芳香を与えるワニリン等が使用される場合もある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の煙草喫味調整剤を使用した場合の喫味は、単にヤニ臭や刺激臭が緩和されるか、あるいはさらにメントールによる清涼感やワニリンによる甘い芳香が付与されたものに限られており、喫味の選択の幅が非常に狭く、近年の消費者が求める多様化に十分に対応していなかった。
【０００６】
本発明は以上のような従来技術の課題を解決しようとするものであり、煙草の煙に含まれるタールやニコチンの量を低減させ、それによりヤニ臭等の喫煙時の嫌な臭いや刺激臭を緩和し、喫味を向上させる煙草喫味調整剤において、従来にない斬新な喫味を付与できるようにする新たな煙草喫味調整剤を提供することを目的とし、さらにかかる煙草喫味調整剤をより効果的に用いた煙草を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、煙草喫味調整剤により付与される喫味が、煙草が本来的に有する香りと適合し、かつ喫煙者自身にも周囲の人にも斬新な香りとして好まれるものとなるよう、煙草喫味調整剤に配合する添加剤について種々検討した結果、ハーブ又は柑橘類を配合することが有効であることを見出し本発明の煙草喫味調整剤を完成させるに至った。また、煙草喫味調整剤の使用態様として、煙草喫味調整剤を煙草の先端に付着させるよりも煙草の葉に混合し分散させると煙草喫味調整剤の効果をより向上させられることを見出し本発明の煙草喫味調整剤入り煙草を完成させるに至った。
【０００８】
即ち、本発明は煙草喫味調整剤として、Ｌ−アスコルビン酸を８〜１０重量％、及び葉緑素含有材料としてクロレラ粉末を１４〜１８重量％含んでなり、喫煙時に煙草の着火側の先端部に付着させ燃焼させて使用する煙草喫味調整剤において、さらにハーブとしてラベンダー粉末及びローズマリー粉末の少なくともいずれかを５〜８重量％、または柑橘類としてレモン皮粉末を２０〜３０重量％含有していることを特徴とする煙草喫味調整剤を提供する。
【００１０】
さらに、本発明の煙草喫味調整剤が煙草の刻み葉に混合されている煙草喫味調整剤入り煙草を提供する。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
【００１２】
本発明の第１の煙草喫味調整剤は、アスコルビン酸、その塩類又は異性体、及び葉緑素含有材料を含有し、さらにハーブも含有するものである。
【００１３】
ここで、アスコルビン酸、その塩類又は異性体は、従来の煙草喫味調整剤と同様に、煙草の煙に含まれるタール、ニコチン及び一酸化炭素の量を低減させ、それによりヤニ臭等の喫煙時の嫌な臭いや刺激臭を緩和させるために使用される。アスコルビン酸、その塩類又は異性体としては、Ｄ体又はＬ体のアスコルビン酸、ナトリウム塩等の塩類等があるが、中でも、Ｌ−アスコルビン酸（ビタミンＣ）を好ましく使用することができる。
【００１４】
葉緑素含有材料は、葉緑素の作用で煙草の嫌な臭い、特にヤニ臭を消し、喫味を緩和するために使用される。葉緑素含有材料としては、葉緑素を含有する種々の粉末又は液状物を使用することができ、コンフリー、クロレラ、クロロフィル等の粉末、ペースト又は液状物を使用することができる。中でも、コンフリー粉末が、優れた消臭作用の他に煙草喫味調整剤の煙草に対する付着性を向上させる点から好ましい。また、クロレラ粉末が、色合いの良さと色合いの安定性の点から好ましい。
【００１５】
ハーブは、本発明の第１の煙草喫味調整剤で特徴的に使用されるものであり、これにより煙草本来の香りにハーブの香りが混ざった斬新でマイルドな喫味を生じさせることが可能となる。
【００１６】
ハーブの種類としては、香気を有する種々の植物を使用することができるが、中でもラベンダーとローズマリーが、煙草喫味調整剤保管中あるいは喫煙中の香気の持続性の点から好ましい。また、ハーブとしては、単一種を使用してもよく、複数種を併用してもよい。
【００１７】
ハーブの性状には特に制限はなく、粉末、オイル、エキス等のいずれでも使用することができるが、特に、煙草喫味調整剤の全体としての粉末性を向上させる点から、粉末状のものが好ましい。また、オイルあるいはエキス等の液状物を使用する場合には、予めレシチン等の粉末状の基材に含浸させて使用することが好ましい。
【００１８】
本発明の第１の煙草喫味調整剤には、以上の成分の他、必要に応じて種々の成分を配合することができる。例えば、喫味に清涼感や甘い芳香を付与するため、メントール、ワニリン等を配合することができる。甘みの付与のためステビア等を配合することができる。揮発性ニコチンを固定し、高温でのタールの分解を促進するため、ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸やホウ酸等を配合することができる。ニコチン有機酸塩の生成を促進し、揮発性遊離ニコチンを減少させ、燃焼時のニコチンからニコチン酸への転化を促進し、喫煙時の刺激臭を緩和するため、リンゴ酸、クエン酸等を配合することができる。粉末性を向上させるためレシチン等を配合することができる。また、煙草の着火時の助燃剤として、硝酸カリウム等を配合することができる。この他、乳糖、マルトース、植物油脂、枸杞、グリチルリチン、熊ササ、リコリス、霊芝、クズの葉等各種成分を配合することができる。
【００１９】
第１の煙草喫味調整剤において、各成分の配合割合は、配合する当該成分の種類、性状等に応じて適宜定めることができるが、通常、アスコルビン酸、その塩類又は異性体は、５〜１５重量％とすることが好ましく、８〜１０重量％とすることがより好ましい。葉緑素含有材料は粉末の場合１０〜２０重量％とすることが好ましく、１４〜１８重量％とすることがより好ましい。また、ハーブは、粉末として使用する場合、３〜８重量％とすることが好ましく、５〜８重量％とすることがより好ましい。
【００２０】
また、第１の煙草喫味調整剤は各成分を必要に応じて粉末状に粉砕し、混合することにより得ることができる。
【００２１】
一方、本発明の第２の煙草喫味調整剤は、上述の第１の煙草喫味調整剤に使用するハーブに代えて、柑橘類を使用したものである。これにより、煙草本来の香りに柑橘類の香りが混ざった斬新でマイルドな喫味を生じさせることが可能となる。
【００２２】
ここで、柑橘類の性状には特に制限はなく、粉末、オイル、エキス等のいずれでも使用することができるが、特に、煙草喫味調整剤の全体としての粉末性を向上させる点から、粉末状のものが好ましい。また、オイルあるいはエキス等の液状物を使用する場合には、予めレシチン等の粉末状の基材に含浸させて使用することが好ましい。
【００２３】
また、柑橘類の種類には特に制限はなく、レモン、ライム、シトロン、オレンジ、スダチ、カボス、ウンシュウ、ナツミカン、ポンカン、イヨカン、ハッサク、キンカン、ダイダイ、ブンタン等をあげることができ、特にレモンが好ましい。さらにレモンの中でも、レモンの皮の粉末が好ましい。
【００２４】
柑橘類の配合割合は、配合する当該柑橘類の種類や性状に応じて適宜定めることができるが、例えばレモン粉末を使用する場合、２０〜３０重量％とすることが好ましい。
【００２５】
第２の煙草喫味調整剤において、柑橘類以外の成分については、配合成分の種類及び配合割合とも、第１の煙草喫味調整剤と同様とすることができる。
【００２６】
なお本発明の第１、第２の煙草喫味調整剤は、それぞれハーブあるいは柑橘類を含有することを特徴とするものであるが、これらはハーブ及び柑橘類の双方を含有する態様も包含する。
【００２７】
本発明の第１、第２の煙草喫味調整剤の使用方法には格別制限はなく、シガレット、刻み煙草等種々の煙草製品に使用することができる。より具体的には、例えば、１本約１ｇ程度のシガレットの場合、シガレットの着火側の先端部に１〜５０ｍｇ、より好ましくは１〜１０ｍｇ付着させ、シガレットと共に燃焼させたり、また、煙草の喫味調整剤を煙草の刻み葉に０．０１〜５重量％混合し、全体的に分散させた煙草喫味調整剤入り煙草を調製し、それをシガレット、パイプ、キセル、手巻き煙草等に使用する刻み煙草として使用することができる。
【００２８】
後者の方法で煙草の喫味調整剤を用いると、煙草喫味調整剤の使用効果、特に、煙草の煙に含まれるニコチンの低減効果を向上させることができるので好ましい。したがって、本発明は、本発明の煙草喫味調整剤を煙草の刻み葉に混合させた煙草喫味調整剤入り煙草も包含する。煙草喫味調整剤入り煙草の中でも、シガレットの製品形態になっているものは、末端消費者が従前の煙草喫味調整剤が混合されていないシガレットと全く同様の操作で手軽に煙草を吸うことができる点で好ましい。
【００２９】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
【００３０】
実施例１、実施例２、比較例１、比較例２及び比較例３
表１の配合割合でそれぞれ各成分を混合し、粉末状の煙草喫味調整剤を製造した。
【００３１】
評価
（１）喫味の官能試験
実施例１，２及び比較例１，２の各煙草喫味調整剤を、それぞれ煙草（ピース）の先端に６ｍｇ付着させ、着火し、喫味を官能評価した。また、比較例３（ブランク）として、煙草に煙草喫味調整剤を付着させることなく着火し、その喫味を官能評価した。これらの評価結果を表１に示す。
【００３２】
（２）主流煙中のニコチン酸量の測定
実施例１，２及び比較例１，２の各煙草喫味調整剤を、それぞれ煙草（ピース）の先端に６ｍｇ付着させ、着火したもの、及び比較例３（ブランク）として煙草喫味調整剤を付着させることなく着火したものについて、それぞれ着火側と反対側から煙草１本あたり約３分の吸引速度で吸引し、吸引ガス（主流煙）中のニコチン酸をニコチン酸吸収液（１Ｎ水酸化ナトリウム）に吸収させた。このニコチン酸の吸収を煙草２０本分について行い、ニコチン酸吸収液中のニコチン酸量を厚生省生活衛生局監修食品衛生検査指針中のバイオアッセイ法により定量した。
【００３３】
これらの結果を表１に示す。この結果から、実施例１，２の煙草喫味調整剤を使用することにより、煙草喫味調整剤を使用せずに喫煙した場合（比較例３）に比して、主流煙中のニコチン酸が約１．６倍に増加しており、主流煙中の人体に有害なニコチンが効果的にニコチン酸に転化していることがわかる。また、実施例１，２と比較例１，２の結果を対比することにより、斬新な喫味を得るために実施例で配合しているラベンダー粉末、ローズマリー粉末あるいはレモン粉末は、ニコチンをニコチン酸へ転化させる煙草喫味調整剤の効果を阻害しないことがわかる。
【００３４】
（３）主流煙中のタール量の測定
実施例１，２及び比較例１，２の各煙草喫味調整剤を、それぞれ煙草（ピース）の先端に６ｍｇ付着させ、着火したもの、及び比較例３（ブランク）として煙草喫味調整剤を付着させることなく着火したものについて、それぞれ着火側と反対側からグラスファイバーフィルターを介して吸引ガス（主流煙）を吸引し、吸収液に吸収させた。煙草が先端から１ｃｍまで燃焼した時と先端から１ｃｍの点から４ｃｍの点まで燃焼した時に、それぞれ吸収液でグラスファイバーフィルターを洗浄した。そして、グラスファイバーフィルターが乾燥後、そのグラスファイバーフィルターの重量の増加分をタール量とした。
【００３５】
この結果を表１に示す。なお表１には、先端から１ｃｍ燃焼時のタール量、１〜４ｃｍ燃焼時のタール量、これらの合計のタール量の３通りを示す。
【００３６】
この結果から、実施例１，２の煙草喫味調整剤を使用することにより、煙草喫味調整剤を使用せずに喫煙した場合（比較例３）に比して、主流煙中のタール分が約２０％に低減していることがわかる。また、実施例１，２と比較例１，２の結果を対比することにより、斬新な喫味を得るために実施例で配合しているラベンダー粉末、ローズマリー粉末あるいはレモン粉末は、主流煙中のタール分を低減させる煙草喫味調整剤の効果を阻害しないことがわかる。
【００３７】
【表１】

【００３８】
表１注
*1 コンフリー粉末、高砂薬品（株）製
*2 ラベンダー粉末、松本香料（株）製
*3 ローズマリー粉末、松本香料（株）製
*4 レモン粉末、松本香料（株）製
*5 バニリン、松本香料（株）製
*6 ステビア、大日本インキ（株）製
*7 レシチン、丸喜本舗製
*8 硝酸カリウム、大塚化学（株）製
【００３９】
実施例３、実施例４
実施例１，２のそれぞれの煙草喫味調整剤の製造において、コンフリー粉末（高砂薬品（株）製）１．４重量部に代えてクロレラ粉末（日本クロレラ（株）製）１．２重量部を使用する以外は、実施例１，２と同様にして煙草喫味調整剤を製造し、実施例３，４の煙草喫味調整剤を得た。
【００４０】
この実施例３，４の煙草喫味調整剤に対しても、実施例１，２と同様にして喫味の官能試験、主流煙中のニコチン酸量の測定、主流煙中のタール量の測定を行った。その結果、それぞれ実施例１，２と同様に、喫味はヤニ臭や刺激臭が抑制された斬新なハーブ風味（実施例３）又はレモン風味（実施例４）であり、タール量が、煙草喫味調整剤を使用せずに喫煙した場合（比較例３）に比して著しく低減し、ニコチン酸が増加していた。
【００４１】
【発明の効果】
本発明によれば、煙草の煙に含まれるタールやニコチンの量を低減させ、それによりヤニ臭等の喫煙時の嫌な臭いや刺激臭を緩和し、かつ、斬新な喫味の煙草喫味調整剤を得ることができる。さらに、本発明の煙草喫味調整剤入り煙草によれば、本発明の煙草喫味調整剤をより効果的に使用した煙草を手軽に吸うことが可能となる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a tobacco taste adjuster that relaxes an unpleasant odor or irritating odor during smoking and imparts a mild taste by being attached to the tobacco during smoking.
[0002]
[Prior art]
The tar and nicotine contained in the smoke generated from the cigarette determines the intensity of the taste of the cigarette, the intensity of the stimulus, and the degree of harm. Here, cigarette smoke means both mainstream smoke and sidestream smoke, and tastes, etc., tastes of mainstream smoke directly smoked by smokers and tastes of sidestream smoke smoked by surrounding people, etc. Have both meanings.
[0003]
Therefore, conventionally, the amount of tar and nicotine contained in cigarette smoke has been reduced, thereby mitigating the unpleasant odors and irritating odors of smoking, such as spear odors, and improving the taste felt by smokers and surroundings. Tobacco taste modifiers are also commercially available that alleviate the effects on people.
[0004]
The tobacco taste adjuster is in the form of a powder, and is used by adhering to the tip of the tobacco during smoking and burning it with the tobacco. In addition, its components usually include ascorbic acid, which has a reducing action to reduce nicotine and tar and relax the taste, and a comfrey powder that reduces the smell of crabs by the action of chlorophyll and relaxes the taste. In order to further improve palatability, menthol giving a refreshing sensation or crocodile giving a sweet fragrance may be used.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the taste when using the conventional tobacco taste modifier is limited to those that are simply relieved of the odor and irritating odor, or further provided with a refreshing sensation by menthol and a sweet aroma by crocodile, The choice of taste was very narrow and did not adequately meet the diversification demanded by consumers in recent years.
[0006]
The present invention is intended to solve the above-described problems of the prior art, and reduces the amount of tar and nicotine contained in tobacco smoke, thereby causing unpleasant odors and irritating odors such as spear odors. The aim is to provide a new tobacco taste modifier that makes it possible to give a novel taste that has never been seen before, and that makes this tobacco taste modifier more effective. The purpose is to provide cigarettes used in
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present inventor has determined that the taste imparted by the tobacco taste modifier is compatible with the scent inherent to the cigarette, and is preferred as a novel scent by the smoker and the surrounding people. As a result of various investigations about additives to be added to the taste adjuster, it has been found that it is effective to add herbs or citrus fruits, and the tobacco taste adjuster of the present invention has been completed. Further, as a use aspect of the tobacco taste adjusting agent, it has been found that the effect of the tobacco taste adjusting agent can be further improved by mixing and dispersing the tobacco taste adjusting agent in the tobacco leaf rather than adhering to the tip of the cigarette. We have completed a cigarette with a tobacco taste modifier.
[0008]
That is, the present invention is smoke grass taste modifiers, L- ascorbic acid 8-10% by weight, and comprises 14 to 18% by weight of chlorella powder as chlorophyll-containing material, the tip of the ignition side of tobacco during smoking Tobacco taste modifier used by adhering and burning further contains 5 to 8% by weight of lavender powder and rosemary powder as herbs , or 20 to 30% by weight of lemon peel powder as citrus fruits To provide a tobacco taste adjuster characterized by
[0010]
Furthermore, the tobacco taste adjusting agent containing tobacco with which the tobacco taste adjusting agent of this invention is mixed with the tobacco leaf is provided.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0012]
The 1st tobacco taste regulator of this invention contains ascorbic acid, its salt or isomer, and a chlorophyll containing material, and also contains an herb.
[0013]
Here, ascorbic acid, its salts or isomers reduce the amount of tar, nicotine and carbon monoxide contained in cigarette smoke, as in the case of conventional tobacco taste modifiers, and thereby, when smoking such as spider odor Used to relieve unpleasant odors and pungent odors. Ascorbic acid, its salts or isomers include D-form or L-form ascorbic acid, salts such as sodium salt, etc. Among them, L-ascorbic acid (vitamin C) can be preferably used.
[0014]
The chlorophyll-containing material is used for easing the bad smell of cigarettes, particularly the scent of smell, and relaxing the taste by the action of chlorophyll. As the chlorophyll-containing material, various powders or liquids containing chlorophyll can be used, and powders, pastes, or liquids such as comfrey, chlorella, and chlorophyll can be used. Of these, comfrey powder is preferable from the viewpoint of improving the adhesion of the tobacco taste modifier to tobacco in addition to the excellent deodorizing action. Further, chlorella powder is preferable from the viewpoints of good hue and stability of hue.
[0015]
The herb is characteristically used in the first tobacco taste adjuster of the present invention, which makes it possible to produce a novel and mild taste in which the aroma of the herb is mixed with the original scent of the cigarette. .
[0016]
As the kind of herb, various plants having aroma can be used, and among them, lavender and rosemary are preferable from the viewpoint of persistence of aroma during storage of a tobacco taste modifier or during smoking. Further, as the herb, a single species may be used or a plurality of species may be used in combination.
[0017]
There are no particular restrictions on the properties of the herb, and any of powders, oils, extracts, etc. can be used, but in particular, powders are preferred from the viewpoint of improving the powder properties of the tobacco taste modifier. . Moreover, when using liquid substances, such as oil or an extract, it is preferable to use by impregnating powdery base materials, such as a lecithin, previously.
[0018]
In addition to the above components, various components can be blended in the first tobacco taste adjuster of the present invention as necessary. For example, menthol, crocodile and the like can be blended in order to impart a refreshing feeling or sweet fragrance to the taste. Stevia or the like can be blended for sweetness. In order to fix volatile nicotine and promote tar decomposition at high temperatures, fatty acids such as stearic acid and oleic acid, boric acid and the like can be blended. Formulated with malic acid, citric acid, etc. to promote the production of nicotine organic acid salt, reduce volatile free nicotine, promote the conversion of nicotine to nicotinic acid during combustion, and reduce the irritating odor when smoking can do. Lecithin or the like can be blended to improve powder properties. Moreover, potassium nitrate etc. can be mix | blended as a combustion aid at the time of ignition of a cigarette. In addition to these, various components such as lactose, maltose, vegetable oils and fats, persimmon, glycyrrhizin, bear sasa, licorice, ganoderma, and waste leaves can be blended.
[0019]
In the first tobacco taste adjuster, the blending ratio of each component can be appropriately determined according to the type, properties, etc. of the component to be blended, but ascorbic acid, its salts or isomers are usually 5-15. It is preferable to set it as weight%, and it is more preferable to set it as 8-10 weight%. In the case of powder, the chlorophyll-containing material is preferably 10 to 20% by weight, more preferably 14 to 18% by weight. Moreover, when using an herb as a powder, it is preferable to set it as 3 to 8 weight%, and it is more preferable to set it as 5 to 8 weight%.
[0020]
Moreover, the 1st tobacco taste adjuster can be obtained by grind | pulverizing each component to powder form as needed, and mixing.
[0021]
On the other hand, the 2nd tobacco taste adjusting agent of this invention uses citrus instead of the herb used for the above-mentioned 1st tobacco taste adjusting agent. This makes it possible to produce a novel and mild taste in which the scent of cigarettes is mixed with the original scent of cigarettes.
[0022]
Here, there is no particular limitation on the properties of citrus fruits, and any of powder, oil, extract and the like can be used, but in particular, from the point of improving the overall powder properties of the tobacco taste modifier, Those are preferred. Moreover, when using liquid substances, such as oil or an extract, it is preferable to use by impregnating powdery base materials, such as a lecithin, previously.
[0023]
Moreover, there is no restriction | limiting in particular in the kind of citrus fruits, Lemon, lime, citron, orange, sudachi, kabosu, unshu, natumikan, ponkan, iyokan, hassaku, kumquat, daidai, buntan, etc. can be mention | raise | lifted, and especially lemon is preferable. . Furthermore, among lemons, lemon peel powder is preferred.
[0024]
Although the mixture ratio of citrus can be suitably determined according to the kind and property of the said citrus to mix | blend, for example, when using lemon powder, it is preferable to set it as 20 to 30 weight%.
[0025]
In the second tobacco taste adjuster, the components other than citrus can be the same as the first tobacco taste adjuster in terms of the type and proportion of the ingredients.
[0026]
In addition, although the 1st, 2nd tobacco taste adjusting agent of this invention is characterized by containing an herb or citrus, respectively, These also include the aspect containing both an herb and citrus.
[0027]
The usage method of the 1st, 2nd tobacco taste adjusting agent of this invention does not have a restriction | limiting especially, It can use for various tobacco products, such as a cigarette and a cut tobacco. More specifically, for example, in the case of one cigarette of about 1 g, 1 to 50 mg, more preferably 1 to 10 mg is attached to the tip of the cigarette on the ignition side, and the cigarette is burned together with the cigarette. A tobacco containing a tobacco taste regulator is prepared by mixing 0.01 to 5% by weight of the modifier into tobacco leaves and dispersed throughout, and used for cigarettes, pipes, xels, hand-rolled tobacco, etc. Can be used as a cigarette.
[0028]
It is preferable to use the tobacco taste modifier in the latter method because the effect of using the tobacco taste modifier, particularly the effect of reducing nicotine contained in the tobacco smoke, can be improved. Therefore, the present invention also includes a tobacco containing a tobacco taste adjusting agent in which the tobacco taste adjusting agent of the present invention is mixed with a tobacco leaf. Among cigarettes with cigarette taste modifiers, those that are in the form of cigarettes can be easily consumed by end consumers in exactly the same manner as cigarettes that are not mixed with conventional cigarette taste modifiers. This is preferable.
[0029]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be specifically described based on examples.
[0030]
Example 1, Example 2, Comparative Example 1, Comparative Example 2, and Comparative Example 3
Each component was mixed at the blending ratio in Table 1 to produce a powdery tobacco taste adjuster.
[0031]
Evaluation (1) Sensory test of taste 6 mg of each tobacco taste modifier of Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 and 2 was attached to the tip of each cigarette (piece), ignited, and the taste was sensory evaluated. Moreover, as Comparative Example 3 (blank), the cigarette was ignited without adhering the tobacco taste modifier, and the taste was subjected to sensory evaluation. These evaluation results are shown in Table 1.
[0032]
(2) Measurement of the amount of nicotinic acid in mainstream smoke Each tobacco taste modifier of Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 and 2 was attached to the tip of each cigarette (piece) and ignited, and Comparative Example As for 3 (blank), those ignited without adhering tobacco taste modifier, sucked at a suction speed of about 3 minutes per cigarette from the side opposite to the ignition side, and nicotinic acid in the suction gas (mainstream smoke) Was absorbed in a nicotinic acid absorbing solution (1N sodium hydroxide). The absorption of nicotinic acid was carried out for 20 cigarettes, and the amount of nicotinic acid in the nicotinic acid absorption solution was quantified by a bioassay method in the food hygiene inspection guidelines supervised by the Ministry of Health and Welfare.
[0033]
These results are shown in Table 1. From this result, the nicotinic acid in the mainstream smoke was reduced by using the tobacco taste modifier of Examples 1 and 2 as compared to the case of smoking without using the tobacco taste modifier (Comparative Example 3). It has increased 1.6 times, and it can be seen that nicotine harmful to the human body in mainstream smoke is effectively converted to nicotinic acid. In addition, by comparing the results of Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 and 2, lavender powder, rosemary powder or lemon powder blended in the examples to obtain a novel taste, nicotine is nicotinic acid. It turns out that it does not inhibit the effect of the tobacco taste control agent converted into.
[0034]
(3) Measurement of amount of tar in mainstream smoke 6 mg of each tobacco taste adjusting agent of Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 and 2 was attached to the tip of each cigarette (piece) and ignited, and Comparative Example 3 About what ignited without attaching a tobacco taste adjusting agent as (blank), suction gas (mainstream smoke) was each sucked | inhaled through the glass fiber filter from the opposite side to the ignition side, and it was made to absorb in absorption liquid. When the cigarette burned to 1 cm from the tip and when it burned from 1 cm to 4 cm from the tip, the glass fiber filter was washed with the absorbing solution. And after a glass fiber filter dried, the increase in the weight of the glass fiber filter was made into tar amount.
[0035]
The results are shown in Table 1. Table 1 shows three types of tar amount at the time of 1 cm combustion from the tip, tar amount at the time of 1 to 4 cm combustion, and the total tar amount thereof.
[0036]
From this result, by using the tobacco taste adjusting agent of Examples 1 and 2, compared with the case of smoking without using the tobacco taste adjusting agent (Comparative Example 3), the tar content in the mainstream smoke is about It turns out that it has reduced to 20%. In addition, by comparing the results of Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 and 2, the lavender powder, rosemary powder or lemon powder blended in the examples in order to obtain a novel taste, the mainstream smoke It turns out that the effect of the tobacco taste adjusting agent which reduces a tar content is not inhibited.
[0037]
[Table 1]

[0038]
Table 1 Note
* 1 Comfrey powder, manufactured by Takasago Pharmaceutical Co., Ltd.
* 2 Lavender powder, Matsumoto Fragrance Co., Ltd.
* 3 Rosemary powder, manufactured by Matsumoto Fragrance Co., Ltd.
* 4 Lemon powder, Matsumoto Fragrance Co., Ltd.
* 5 Vanillin, Matsumoto Fragrance Co., Ltd.
* 6 Stevia, manufactured by Dainippon Ink Co., Ltd.
* 7 Lecithin, made by Maruki Honpo
* 8 Potassium nitrate, manufactured by Otsuka Chemical Co., Ltd. [0039]
Example 3 and Example 4
In the production of each tobacco taste modifier of Examples 1 and 2, 1.2 parts by weight of chlorella powder (manufactured by Nippon Chlorella Co., Ltd.) instead of 1.4 parts by weight of comfrey powder (manufactured by Takasago Chemical Co., Ltd.) A tobacco taste adjuster was produced in the same manner as in Examples 1 and 2 except that the tobacco taste adjuster of Examples 3 and 4 was obtained.
[0040]
For the tobacco taste modifier of Examples 3 and 4, the taste sensory test, the amount of nicotinic acid in the mainstream smoke, and the amount of tar in the mainstream smoke were performed in the same manner as in Examples 1 and 2. It was. As a result, as in each of Examples 1 and 2, the taste was a novel herb flavor (Example 3) or lemon flavor (Example 4) in which the odor and irritating odor were suppressed, and the amount of tar was the tobacco taste. Compared with the case of smoking without using a regulator (Comparative Example 3), nicotinic acid was increased significantly.
[0041]
【The invention's effect】
According to the present invention, the amount of tar and nicotine contained in cigarette smoke is reduced, thereby mitigating unpleasant odors and irritating odors during smoking, such as spear odor, and a novel taste tasting taste modifier. Can be obtained. Furthermore, according to the cigarette containing the tobacco taste adjusting agent of the present invention, it becomes possible to easily suck the cigarette using the tobacco taste adjusting agent of the present invention more effectively.

Claims

In a tobacco taste adjuster comprising 8 to 10% by weight of L-ascorbic acid and 14 to 18% by weight of chlorella powder as a chlorophyll-containing material , which is attached to the tip of the ignition side of cigarettes and burned during smoking Furthermore, the tobacco taste regulator characterized by containing 5 to 8 weight% of lavender powder and rosemary powder as herbs , or 20 to 30 weight% of lemon peel powder as citrus fruits .

Furthermore, the tobacco taste control agent in any one of Claim 1 containing potassium nitrate.

The tobacco taste adjuster according to claim 1 or 2 , further comprising stearic acid or boric acid.

The cigarette taste adjusting agent according to any one of claims 1 to 3 , further comprising citric acid or malic acid.