JP3923638B2 - 水質改善装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
水道水や液体飲料などの水質を改善するための装置に関し、遠赤外線効果や磁性効果を発するセラミックス材や炭素材や薬石材を利用した水質改善装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、水道水の汚染の問題が大きく取上げられ、有害物質が検出されるなど社会問題のひとつとして注目を集めている。
【0003】
本来ならば、水道水の汚染とは、水源となる河川の汚染に起因するものであるが、問題となっているのは、現在の浄化処理として一般的に行なわれている殺菌処理に起因するものであり、殺菌剤として塩素が用いられ、水道法施工規則でこの残留塩素が末端の蛇口で0.1ppm以上でなければならないことになっていることからきている。
【0004】
この塩素の過剰な使用により、発ガン性が懸念されているトリハロメタンなどの有害物質の発生が確認されていることである。
【0005】
また、カルキ臭があり、まずいために、「おいしく、安全な水」が求められており、浄水器がブームとなっている。
【0006】
これらの浄水器は、蛇口に簡単に取付けられるものから、高価な装置が取付けられた活水装置など様々である。
【0007】
家庭で飲用する水道水中から不純物をすべて除去することは、必ずしも望ましい事とは言えない。すなわち、カルシウムやマグネシウムなどの自然のミネラル成分は適度に含まれていることが望ましく、除去したいものとしては、以下のものがあげられる。
【0008】
1)残留塩素、カルキ臭
2)カビ臭
3)トリハロメタン等の有機塩素化合物
4)農薬等の有機化合物
5)細菌、カビ等
6)赤錆、スケール
【0009】
浄水器の濾過材として使用されている代表的なものとしては、活性炭や中空糸膜などがある。
【0010】
活性炭は、上記の1)〜4)については、除去効果があるが、5)、6)については、不十分とされている。また中空糸膜は、1)〜4)は除去出来ないが、5)、6)は除去できる。
【0011】
また、近年では、水に対する研究も盛んに行なわれるようになってきており、水を単なる H20の分子がバラバラに存在するものではなく、いくつか集合して塊になっていることがわかり、この集合体はクラスターと呼ばれ、このクラスターの大きさが水の活性化を決定するとされている。
【0012】
現在では、このクラスターの大きさは、NMR(核磁気共鳴)分光法により測定が可能となっており、クラスターが小さい水は、細胞レベルで人体にやさしく働き、生命活動をより活発化させる性質を持っているとされている。
【0013】
また、クラスターを小さくする方法も種々の実験で実証されている。上記の中空糸膜などのように、圧力で微細なフィルターを通すだけでもクラスターはある程度小さくなる。
【0014】
水はそれ自体が非常に電気的な存在であり、実際には超高速で振動・回転・運動をしています。このため、電場や磁場の影響を受けやすく、僅かのエネルギーにより、クラスターの大きさが変化します。永久磁石を用いてクラスターを小さくすることができるものも市販(製品名:ハイドロユニットなど)されている。
【0015】
一般的には、水を電気分解してイオン化処理をするもので、アルカリイオン水製造器などが多く開発されている。その他にも、電流を流さずに静電圧をかけて処理する電子水や、セラミックフィルターやセラミックボールなどの遠赤外線によりクラスターを小さくするものもある。
【0016】
この遠赤外線を放射するセラミックス材などは、安価に製造できることから、水の活性化(小クラスター化)材料として注目されている。
【0017】
遠赤外線は、医療分野でも利用されるように、生体の細胞レベルで吸収しやすく、動植物の細胞の活性化などに重要な作用を及ぼす。
【0018】
すなわち、クラスターをつくる水分子の輪の吸収・放出するエネルギーの周波数帯が赤外線の領域と同等であるため、細胞の周波数帯と共鳴し、エネルギーを効果的に伝えることができるのである。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現在の遠赤外線を発生するセラミックス材を用いたものとしては、セラミックスフィルター、セラミックスボールなどがあるが、電気分解処理などのように、十分な小クラスター化に至るには、バッチ処理で一定時間(数時間)を必要とする。また、連続処理するには、接触時間を長くするためにセラミックス層が長くまた、大きくなるため高価となる。さらに、処理流量も制限されるため家庭用としては適さない。
【0020】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、遠赤外線や磁力線などの照射能力を高め、小クラスター化を促進し、水の活性エネルギーを効果的に高めることができる水質改善装置を実現することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
請求項1は、遠赤外線効果により、水質改善を短時間に実現できるようにしたものであり、遠赤外線セラミックス材に設けた貫通穴の中に処理水を通過させるようにしたものである。
【0022】
すなわち、該貫通穴内に処理水を流すことにより、遠赤外線を穴の内面側から中心に向かって集中的に放射させ、この遠赤外線の放射密度が著しく高められた貫通穴に処理水を通過流動させるようにしたものである。
【0023】
該遠赤外線セラミックス材は、遠赤外線を放射するセラミックスならばいずれでも良く、例えば、ペタライト焼成品やコージライトなどでも良い。
【0024】
貫通穴は、板状の遠赤外線セラミックス材の中心にほぼ円形の貫通穴を開けたものでも良く、複数の貫通穴を設けたものでも良い。また、遠赤外線セラミックス材の板材を一定間隔に配置したものや複数枚束ねたものでも良い。
【0025】
穴径は、直径が5mm〜50mm程度が好ましい。処理水が通過する流速が速くなる程、遠赤外線の小クラスター化効果は高くなる。
【0026】
水について細かく見てみると、二つの水素と一つの酸素からなる分子であり、酸素原子はマイナスの電荷を持ち、水素原子はプラスの電荷を持っており、プラスとマイナスのそれぞれの電荷が示す特性を一つの水分子が持っている(双極性)。
【0027】
この性質のために水分子は単独で存在するのではなく、水分子同士の間でプラスとマイナスの電荷が強く引き合って結合する、水素結合によって、水分子同士が連結してクラスターと呼ばれる状態で存在している。
【0028】
一般的な水道水の状態では、12個程度の水分子が連なったクラスターを形成していると言われており、最も小さいクラスターでは、水分子が5、6個とされている。すなわち、これより小さい場合には、液体状態では存在できず気化してしまうことになる。
【0029】
ここで、水分子の水素結合は、通常の化学結合の結合力がおよそ100kcal/mol程度であるのに対して、約10分の1〜50分の1程度の2〜10kcal/molと小さく、しかも水素結合の寿命は、10-12秒と言われ、超高速で振動・回転・運動しているのである。
【0030】
従って、高速で振動している水分子は、僅かな磁場、電場などに対しても影響を受けやすく、これらのエネルギーが集中することにより水素結合を断ち切りクラスターを小さくすることが可能となるのである。
【0031】
請求項2は、遠赤外線効果とともに、処理水を容器内で左回転させるようにしたものであり、円筒状の処理容器内に、ほぼ円形の貫通穴が複数開けられた遠赤外線セラミックスの板材を内設し、処理水が左回転流を発生するように、回転流発生手段を設けたものである。
【0032】
遠赤外線セラミックス材は、回転流により処理水が貫通穴を通過流動するように、設置することが望ましい。例えば、円筒状の処理容器内の外周部に一定間隔で放射状に並べて設置しても良い。
【0033】
左回転流発生手段は、処理容器内の処理水に左回転の旋回流を発生させることができるものであればいずれでも良く、例えば、駆動モーターなどで回転羽根を回転させて左旋回流を発生させるようにしても良く、循環ポンプやエアーポンプなどで処理水やエアーを処理容器内に噴射注入し、左旋回流を発生させるようにしても良い。
【0034】
処理水を左回転させると、それだけで味が改善され、口当たりが柔らかくなり、おいしくなる。これは、はっきりした理論的な裏付はなされていないが、「気」のエネルギーの吸収作用によるものと言われている。
【0035】
地球の地磁気に係わっているものと思われ、左回転は、プラスエネルギー(エネルギーの吸収)が高まり、右回転は、マイナスエネルギー(エネルギーの放出)が高まる。
【0036】
また、小さなクラスターの水分子の吸収・放出するエネルギーの周波数帯が遠赤外線の電磁波としての周波数帯と同じ領域にあるため、遠赤外線の照射により、水分子の周波数と共鳴し、エネルギーが高められ、水が活性化する。このような遠赤外線が生体の細胞レベルで吸収されやすく、動植物の細胞の活性化に重要な作用を及ぼすことは、医療用に活用されていることからも明らかである。
【0037】
請求項3は、遠赤外線セラミックス材を通水性の収納容器に複数充填し、左回転流を発生させた処理容器内に、該収納容器を等間隔となるように3箇所に配置したものである。
【0038】
遠赤外線を放射するセラミックス材を3箇所に集中させることにより、遠赤外線の電磁波が互いに干渉し合いバランスを保った状態となる。しかも、集中させることにより、遠赤外線の電磁波が束ねられることになり、一定の方向で集中的に水流を横切ることになる。このため、小クラスター効果が高まる。
【0039】
また、左回転流による「気」のエネルギーの吸収効果は、これらの3箇所のセラミックス材の集中により、遠赤外線の電磁波と共鳴して増幅効果を発揮する。3箇所のセラミックス材の配置は、互いに等しい間隔にすることが望ましく、左回転流内に正三角形状に配置すると良い。
【0040】
請求項4は、前記の収納容器内に、セラミックス材に換えて炭素材を収納したものである。炭素材は、石炭、木炭などでも良く、活性炭などでも良い。木炭などの炭素材は、マイナスイオンを発生することが知られており、小クラスター化を促進する。マイナスイオンは、生体への活性効果など多くの効能が報告されている。
【0041】
また、炭素材は、マイナスイオンの発生に見られる極性から静電場を有しており、これが集中的に3箇所配置されることにより、お互いに静電場が干渉し合った状態となる。この状態の中で左回転流による「気」のエネルギーの吸収効果の増幅作用が発揮される。
【0042】
請求項5は、前記の収納容器内に、セラミックス材に換えて磁性効果を有する薬石材を収納したものである。磁性効果を有する薬石材は、磁鉄鉱など磁性を有する鉱石を含有する薬石などであり、駒ケ岳より産出されるオバタイト鉱石やブラジルや中国などで産出される電気石などが知られている。
【0043】
これらの磁性効果を有する薬石材を収納容器に詰めて3箇所に配置することにより、磁性効果が干渉し合った状態で、左回転流による「気」のエネルギーの吸収効果の増幅作用が発揮される。
【0044】
請求項6は、前記の収納容器内に、セラミックス材に換えて複数の遠赤外線効果を有する薬石材が収納したものである。
遠赤外線効果のある薬石材は、石墨やアルカリ元素などを含有し、遠赤外線放射効果を有するもので、山梨県産出の炭素系の天然石で、「宙石(そらせき)」や富山県産出の「医王石」や麦飯石などが知られている。
【0045】
請求項7は 前記の収納容器の上部に、磁石などの磁性材が設置されたものである。該磁性材は、磁性を有するものならばいずれでも良く、永久磁石などでも良い。また、磁力線が上下に透過するように設けると良い。
収納容器の上部に磁石などの磁性材を設置すると、その内部に収納される遠赤外線セラミックス材、炭素材、あるいは薬石材などから発する、遠赤外線や磁力線の乱れが解消され、効果が増大する。
【0046】
請求項8は、左回転水流発生手段が設けられた容器内に、円柱状の炭素材がほぼ等間隔で3箇所に設置されているものである。該炭素材は、木炭や石炭などを粉砕した後に、円柱状のペレットに加工したものでも良く、円柱状の木炭をそのまま使用しても良い。活性炭の円柱状ペレットでも良い。
【0047】
【発明の実施の形態】
請求項1は、遠赤外線を放射するセラミックス材に、円形状の貫通穴が開けられており、該貫通穴を処理水が通過流動することにより水質を改善させるようにした水質改善装置である。
【0048】
遠赤外線セラミックス材は、沖縄の赤土やその他沖縄の陶器用粘土などを原料として、1300℃〜1400℃で焼成して製造した板状のセラミックス材である。
【0049】
予め、焼成前に直径30mm程度の貫通穴を複数開ける。貫通穴同士の間隔は、任意であるが、穴径の2倍程度が好ましい。
【0050】
焼成炉内に設置しやすいようにするために、平坦な板状ではなく、波形にしても良く、渦巻き状に巻いて焼成しても良い。
【0051】
このようにして焼成してできたセラミックス材は、そのまま流動する処理水中に設置して、貫通穴内を処理水が流動するように設置すると良い。
【0052】
また、該貫通穴に水道水のパイプを通して使用しても良い。さらに、上記のような渦巻き状のセラミックス材の場合には、円筒状の容器に収納して処理層として使用しても良い。
【0053】
処理水は、貫通穴を透過する時に、遠赤外線が全周方向(360度)から照射されるため、照射密度が非常に高くなるため、処理水のクラスターが小さくなり、活性化する。
【0054】
このようにクラスターが小さくなり、活性化された処理水は、細菌やカビなどの繁殖を防止し、塩素などもガスとして放出されるため、安全な水となり、また、クラスターが小さいことにより、味覚機能を繊細に刺激するため、舌ざわりの良い味わいとなり、また、セラミックス材よりミネラル成分が溶出するため、非常にマイルドで美味しい水となる。
【0055】
請求項2は、左回転水流発生手段が設けられた容器内に、円形状の貫通穴が開けられた遠赤外線を放射するセラミックス材が、複数内設されていることを特徴とする水質改善装置である。
【0056】
左回転水流発生手段は、円筒状の処理容器の上部の処理水を取りだし循環ポンプにより下部側に噴出させて左回転水流を発生させるようにしても良い。また、供給される処理水の噴出流を利用して左回転流を発生させるようにしても良い。
【0057】
これらの場合の噴出流速は、セラミックス材の貫通穴の通過流量により制限されるが、0.5m/秒程度で良い。
【0058】
遠赤外線セラミックス材は、板状のものを一定間隔、例えば100mm間隔程度として、処理容器内の外周部に放射状に並べて、数段に設定したものでも良い。
【0059】
このような構成とすると、セラミックス材から発生する遠赤外線の電磁波としてのエネルギー(周波数)と、処理水の水分子としての固有の周波数とが共鳴し、処理水のクラスターが小さくなり、エネルギーが高まり活性化させる。と同時に、左回転による磁場エネルギーとも共鳴し、処理水には、それらの活性化エネルギーが効果的に伝達されることとなる。活性化エネルギーが蓄えられた処理水は、飲用されると、人体内の細胞と共鳴し、その活性化エネルギーを今度は細胞に効果的に伝えることとなる。
【0060】
さらに、セラミックスの原料に沖縄の自然な赤土などを用いると、現代のように様々な汚染にさらされている土とは、まったく異なるため、汚染のない健全な状態の土すなわち自然のエネルギー(磁場エネルギー、電磁波エネルギーなど)を十分に吸収しているため、そのエネルギーが処理水に効果的に伝わることになる。
【0061】
請求項3は、左回転水流発生手段が設けられた処理容器内に、遠赤外線セラミックス材が複数収納された通水性収納容器がほぼ等間隔で3箇所に設置されていることを特徴とする水質改善装置である。
【0062】
該収納容器は、前記の遠赤外線セラミックス材を収納しやすいように、球状に焼成したものや、破砕して小片状にしたものを詰めると良い。もちろん、前記の孔付き陶板を詰めても良い。
収納容器は、円筒形状などの多孔性の容器や金網製の容器などであり、通水性を有する容器であり、処理容器内部にほぼ同じ間隔で三角形に配置される。処理容器の上部蓋体より吊り下げて、あるいは、側壁または底板より支持されて設置するようにしても良い。また収納容器は、円筒形状に限らず、半円筒形状や四角筒状などでも良い。
【0063】
請求項4〜請求項6は、前記の収納容器内に、収納される遠赤外線セラミックス材に換えて炭素材、磁性効果を有する薬石材、遠赤外線効果を有する薬石材を収納した水質改善装置である。
炭素材は、木炭、備長炭などを用いても良い。この場合には木炭の粉末が左回転流により水中に混入しないように、予め布や不繊布などの袋に入ったものを収納容器に収納する。薬石材についても同様に粉末状になりやすいものは、布等の袋詰めにしたものを用いる。
【0064】
請求項7は、前記の収納容器の上部に磁性材が設置されていることを特徴とする水質改善装置である。前記の収納容器の上部に円柱状の永久磁石を固定金具などで固定しても良い。また、前記の収容容器の上部に磁性材専用の収納容器を設け、その専用容器に磁石などの磁性材を収納しても良い。
【0065】
磁性材の設置においては、収納容器内に収納される遠赤外線セラミックス材、炭素材、薬石材の各々の遠赤外線効果および磁性効果の乱れを修正する作用を目的としており、電磁波や磁力線の方向を整えて相乗効果を発揮させることにある。このため、3箇所の収納容器の上部に設置される磁性材は、各々その極性を統一して設置する。磁力線が上下方向となるようにする。
【0066】
請求項8は、左回転水流発生手段が設けられた容器内に、円柱状の炭素材がほぼ等間隔で3箇所に設置されていることを特徴とする水質改善装置である。円柱状の炭素材は、処理容器内に縦にして正三角形状に配置する。処理容器の上部天板より吊り下げても良く、側壁より支持腕を設けて固定しても良く、底板より支持台を設けて設置しても良い。
【実施例】
以下に実施例について図面を用いて説明する。
図1は、本発明による水質改善装置(穴付き遠赤外線セラミックス板)の実施例を示す図であり、沖縄県の北部地方に分布する赤土を主原料として約300mm角の板状に形成し、直径20mm程度の貫通穴1を多数開けたものである。穴1同志の間隔は、40mm程度としたものであり、板厚は10mmである。この粘土板を波形に屈曲させて、1300℃〜1400℃にて焼成したものである。
【0067】
図1の(3)に示すように放射状に、遠赤外線が矢印に示すように、360℃全周方向から穴の中心に向かって集中的に放射されるため、遠赤外線による小クラスター化が行なわれ、生体に吸収しやすく、エネルギー伝達性能の優れた水となる。
【0068】
以下にこのセラミックス板を使用した例を示す。
このセラミックス板2を水道水を貯溜する容器などに入れて、2時間放置して処理水とする。その後この処理水を用いて御飯を炊くと、通常の水道水を用いた場合に較べてやや甘く美味しくなった。また、この処理水を用いてウイスキーなどの水割りにすると、味がマイルドになった。また、この処理水を飲料として常飲し、1日に18回の離尿があったとの報告もあった。
【0069】
この遠赤外線セラミックス板2で処理した水と通常の水道水とを用意し、各々マグロの刺身を浸して、室温30℃で2日間放置した。通常の水道水の場合には、黒く変色し、ドロドロとなってしまったのに対し、処理水を用いた場合には、変色もなく、腐った異臭もなく、通常に食することができた。
【0070】
また、四十肩で痛みを訴え続けていた男性が、就寝時に痛みがある肩に対してセラミックス板2の貫通穴1が、その痛みが有る肩に向くようにセットして寝た。翌朝、肩の痛みがすっかりとれた。また、頭痛や腰痛、ムチ打ちなどの痛みの緩和効果も報告された。
【0071】
図2は、本発明による水質改善装置の他の実施例であり、遠赤外線セラミックス材をリング状に焼成したものであり、一般家庭の水道水の蛇口(水道栓3)に複数個の遠赤外線セラミックスリング4をセットしたものである。リング状のため取り扱いやすく、また安価に製造できる。
【0072】
図3は、本発明による水質改善装置のさらに他の実施例であり、遠赤外線セラミックス板13を一般家庭などの屋上などに設置される水タンク6に活用したものである。水タンク6内に遠赤外線セラミックス板13を一定間隔で放射状に並べ、ドーナツ状の遠赤外線セラミックス板層12を2段に形成してある。
【0073】
また、内部の水道水は、循環ポンプ8を用いて処理水を上部の吸引ノズル9より吸引し、活性炭などのフィルター11を通して、水タンク6内に噴射ノズル10より噴射注入することにより、全体に左回転流が発生するようになっている。遠赤外線セラミックス板13は、300mm×300mmで、板厚5mmで、穴径20mmの貫通穴14が多数設けられている。
【0074】
遠赤外線セラミックス材13による遠赤外線の電磁波エネルギーによる小クラスター化効果と、左回転流による処理水のエネルギー吸収力の増加による相乗効果で美味しく、安全で健康に良い水が得られる。
【0075】
図4は、本発明による水質改善装置を水タンクに用いた他の実施例であり、(1)は、全体概略図であり、(2)は、水タンクの水平断面図である。
【0076】
本実施例は、屋上などに設置される水タンク16の内部に収納容器18を3箇所設置し、循環ポンプ19を用いて水タンク16内の水道水に左回転流が発生するようにしたものである。水タンク16の上部フランジ17にカートリッジタイプの収納容器18が吊り下げられており、水タンク16内には、水道水が注入され、左回転流発生手段として循環ポンプ19が設けられている。
【0077】
水タンク16内の水道水は、吸入ノズル20からタンク外部の配管21を通り、循環ポンプ19により吸引され、活性炭フィルター22で濾過されてから噴射ノズル23より水タンク16内に噴射注入される。このとき、噴射ノズル23は、水タンク16の内周に沿って噴射されるように取り付けられているため、左回転流が発生する。
【0078】
カートリッジタイプの収納容器18は、図4(2)に示すように、水タンク16内に各々が等間隔で等角度(60度)に設置されており、図4(1)に示すように、上部フランジ17に着脱自在に取り付けられている。また、その内部には、遠赤外線セラミックス材24が収納されており、その上部に磁性材として薄型円柱状の永久磁石25が取付られている。
【0079】
図5は、吊り下げ型カートリッジタイプの収納容器の実施例であり、(1)は、木炭の粉砕材26が収納されたカートリッジタイプ収納容器27の実施例である。上部のフランジ28には蓋体29が設けられ、内部の木炭材や磁性材の取り替えができるようになっている。また、木炭材26は、木炭殻が布製の袋30に詰められて収納されており、その上部に永久磁石31が磁性材容器32に入れて設置されている。
(2)は、円柱状の炭素材ペレットを用いたカートリッジの実施例である。該ペレット33の交換及びメンテナンスができるように、着脱金具34で上部フランジ35に固定されている。
【発明の効果】
請求項1は、遠赤外線を放射するセラミックス材の貫通穴に処理水を通過流動させることにより、遠赤外線効果を効果的に活用することができ、容易に、かつ安価に処理水を活性化することができる。
【0080】
請求項2は、左回転水流発生手段が設けられた容器内に、円形状の貫通穴が開けられた遠赤外線を放射するセラミックス材が、複数内設されていることにより、遠赤外線のエネルギーと左回転流によるエネルギーとが共鳴して相乗的に働き、処理水を大量に活性化することができる。
【0081】
請求項3は、遠赤外線セラミックス材の収納容器を処理容器内に3箇所設置することにより、各々の処理容器から発する遠赤外線効果と左回転流による「気」のエネルギーとが共鳴して、水の活性化効果が飛躍的に向上する。
【0082】
請求項4は、前記の収納容器内に炭素材を収納して使用することにより、マイナスイオンの効果が左回転流による「気」のエネルギーと共鳴して、水の活性化効果が飛躍的に向上する。
【0083】
請求項5は、前記の収納容器内に磁性効果を有する薬石材を収納して使用することにより、磁場エネルギーが左回転流による「気」のエネルギーと共鳴して、水の活性化効果が飛躍的に向上する。
【0084】
請求項6は、前記の収納容器内に遠赤外線効果を有する薬石材を収納して使用することにより、遠赤外線の電磁波が左回転流による「気」のエネルギーと共鳴して、水の活性化効果が飛躍的に向上する。
【0085】
請求項7は、前記の収納容器の上部に磁性材を設置することにより、収納容器内に収納される遠赤外線セラミックス材、炭素材、薬石材による水の活性化作用を及ぼす各々のエネルギーの放射状態を整えることができる。このために水の活性化を効果的に促進させることができる。
【0086】
請求項8は、前記の処理容器内に、円柱状の炭素材を3箇所設置することにより、炭素材のマイナスイオン効果が左回転流による「気」のエネルギーと共鳴して、水の活性化効果が飛躍的に向上する。
【0087】
以上に示したように、本発明によれば、複雑な電子装置を必要とせずに、水道水などを容易に小クラスター化し、活性水にできる水質改善装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による板状の水質改善装置の実施例である。
【図2】本発明によるリング状の水質改善装置の実施例である。
【図3】本発明による水質改善装置を用いた水タンクの実施例である。
【図4】本発明による水質改善装置を用いた水タンクの他の実施例である。
【図5】本発明による水質改善装置を用いた水タンクの収納容器の実施例である。
【符号の説明】
1 貫通穴
2 遠赤外線セラミックス板
3 水道水栓
4 遠赤外線セラミックスリング
5 貫通穴
6 水タンク
7 蓋
8 循環ポンプ
9 吸入ノズル
10 噴射ノズル
11 フィルター(活性炭)
12 遠赤外線セラミックス板層
13 遠赤外線セラミックス板
14 貫通穴
15 水位
16 水タンク
18 収納容器
19 循環ポンプ
24 遠赤外線セラミックス材
25 永久磁石
26 木炭粉砕材
27 カートリッジタイプ収納容器
30 布袋
31 永久磁石
33 炭素材ペレット
34 着脱金具

Claims (7)

  1. 左回転水流発生手段が設けられた円筒容器内に、多数の円形状の貫通穴が開けられた沖縄の赤土を主原料とし、1300℃〜1400℃にて焼成された遠赤外線を放射するセラミックス板材が、複数内設されており、左回転水流により、該貫通穴を処理水が通過流動し、処理水に対して遠赤外線が繰り返し照射されることを特徴とする水質改善装置。
  2. 前記の円筒容器内に、前記の遠赤外線セラミックス板材が複数収納された通水性を有する収納容器がほぼ等間隔で3箇所に設置されていることを特徴とする請求項1の項に記載の水質改善装置。
  3. 前記の収納容器内に複数の炭素材が収納されていることを特徴とする請求項2の項に記載の水質改善装置。
  4. 前記の収納容器内に複数の磁性効果を有する薬石材が収納されていることを特徴とする請求項2の項に記載の水質改善装置。
  5. 前記の収納容器内に複数の遠赤外線効果を有する薬石材が収納されていることを特徴とする請求項2の項に記載の水質改善装置。
  6. 前記の収納容器の上部に磁性材が設置されていることを特徴とする請求項2から請求項5までのいずれかの項に記載の水質改善装置。
  7. 前記の円筒容器内に、円柱状の炭素材がほぼ等間隔で3箇所に設置されていることを特徴とする請求項2に記載の水質改善装置。
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