JP3923486B2 - 荷重センサ - Google Patents

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Description

本発明は、荷重による変形に伴って透磁率が変化する磁歪材料を用いた荷重センサに関する。
自動車の助手席用のエアバッグ装置の作動・非作動やエアバッグの展開速度の大小等は、助手席に着座した乗員の体格や乗員の有無、即ちステータスに応じて制御される。例えば、乗員が大人あるいは子供である場合にはエアバッグ装置を作動させ、乗員がチャイルドシートに着座した乳幼児である場合や乗員が着座していない場合にはエアバッグ装置を作動させず、更にエアバッグ装置を作動させる場合でも、乗員が大人である場合にはエアバッグを高速で展開し、乗員が子供である場合にはエアバッグを低速で展開するといった制御が行われる。これにより、エアバッグ装置に乗員のステータスに応じた最適な拘束性能を発揮させるとともに、エアバッグの無駄な展開を回避することができる。
上記ステータスの判定を、シートの四隅に設けた荷重センサで検出した乗員の重量に基づいて行うものが、下記特許文献1により公知である。
特開2001−356042号公報
ところで上記特許文献1に記載された荷重センサは、平面視でZ型に形成されたひずみゲージ取付部材の両端部をフロアおよびシートに固定するとともに、その中間部にひずみゲージを固定した構造を有しており、シートに着座した乗員の重量でひずみゲージ取付部材が変形してひずみゲージが伸縮すると、その電気抵抗値の変化に基づいて乗員の重量を検出することができる。しかしながら、この荷重センサはひずみゲージ取付部材の表面にひずみゲージを一体に形成する製造工程が極めて複雑であり、多くの工数、時間およびコストを要するという問題があった。
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたもので、簡単な構造で荷重を精密に測定することが可能な荷重センサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、外部からの荷重を受けて変形するハウジングの内部に収納した環状の磁歪材料にコイルを巻き付け、ハウジングの変形に伴って変形する磁歪材料の透磁率の変化をコイルのインダクタンスの変化として取り出すことにより、前記荷重の大きさを検出する荷重センサにおいて、前記ハウジングはスリットを有するC字状断面を有しており、前記荷重の入力によりスリットの幅が減少する方向に変形するとともに、限界値以上の荷重が入力したときにスリットが閉じることでハウジングの最大変形量を規制することを特徴とする荷重センサが提案される
また請求項に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記ハウジングは荷重受け部を有しており、この荷重受け部は荷重伝達部材に対して線接触あるいは点接触することを特徴とする荷重センサが提案される。
尚、実施例のシートレール13は本発明の荷重伝達部材に対応し、実施例の検出コイル29は本発明のコイルに対応する。
請求項1の構成によれば、外部からの荷重を受けて変形するハウジングの内部に収納した環状の磁歪材料にコイルを巻き付けて荷重センサを構成したので、ハウジングの変形に伴って変形する磁歪材料の透磁率の変化をコイルのインダクタンスの変化として取り出すことで、前記荷重の大きさを精度良く検出することができる。しかも部品点数が少ない簡単な構造であるため、製造に要する工数、時間およびコストを削減することができる。更にハウジングがスリットを有するC字状断面に形成されており、荷重によりスリットの幅が減少する方向にハウジングが変形したときに、限界値以上の荷重が入力するとスリットが閉じてハウジングの最大変形量を規制するので、大荷重の入力によるハウジングや磁歪材料の損傷を未然に防止することができる。またハウジングの肉厚やスリットの幅を変化させることで、荷重の検出可能範囲を容易に調整することができる。
請求項の構成によれば、ハウジングに設けた荷重受け部が荷重伝達部材に対して線接触あるいは点接触するので、荷重によりハウジングが変形しても、荷重伝達部材からハウジングへの荷重の伝達をスムーズに行わせて検出精度を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明の一実施例を示すもので、図1は荷重センサを備えたシートの斜視図、図2は図1の2方向矢視図、図3は図1の3部拡大図、図4は図3の4方向矢視図、図5は図4の5−5線断面図、図6は荷重センサの回路図である。
図1および図2に示すように、自動車のフロアFに左右一対のベース部材11,11が固定されており、各々のベース部材11,11の上面の前後端に設けた重量検出ユニット12…によって左右一対のシートレール13,13が支持される。助手席のシートSの位置を前後に調整すべく、シートフレーム14の下面に設けた左右一対のスライダ15,15が各々のシートレール13,13に摺動自在に支持される。
4個の重量検出ユニット12…の構造は実質的に同一であり、以下その代表として左前部の重量検出ユニット12の構造を、図3〜図5を参照して説明する。
ベース部材11の端部に断面コ字状のブラケット21が上方から嵌合して2本のボルト22,22で固定される。ブラケット21の上面に固定された固定ガイド23とシートレール13の下面に固定された可動ガイド24とが上下摺動自在にアリ溝係合しており、これらの固定ガイド23および可動ガイド24を介してブラケット21にシートレール13が上下動可能に支持される。
ブラケット21の平坦な上面に固定される荷重センサ25は、一方の側壁26aにスリットαが形成された断面C字状のハウジング26と、の内部に収納された環状の磁歪材料27と、磁歪材料27の相対向する両端に巻き付けられた励磁コイル28および検出コイル29とを備える。ハウジング26は、その下壁26bが2本のボルト30,30でブラケット21の上面に固定される。磁歪材料27の下端および上端はハウジング26の下壁26bおよび上壁26cに接しており、この状態に磁歪材料27を位置決めすべく、ハウジング26の下壁26bに4個の位置決め突起26d,26d;26e,26eが設けられる。またハウジング26の上壁26cの上面には、荷重伝達部材であるシートレール13の下面に接触する半割円柱状の荷重受け部26fが突設されており、荷重受け部26fはシートレール13の下面に線接触する。
図6に示すように、磁歪材料27に巻き付けられた励磁コイル28および検出コイル29のうち、励磁コイル28の両端は交流電源31に接続され、検出コイル29の一端は接地されて他端はL−V変換回路32に接続される。
磁歪材料27はニッケル鉄やニッケルシリコンよりなり、荷重を受けて変形すると透磁率が変化する特性を有している。
次に、上記構成を備えた本発明の実施例の作用について説明する。
乗員がシートSに着座すると、その重量がシートフレーム14から左右のスライダ15,15および左右のシートレール13,13を介して、4個の荷重センサ25…のハウジング26…の上壁26c…に設けた荷重受け部26f…に伝達される。各々の荷重センサ25のハウジング26は、荷重受け部26fに加わる下向きの荷重により、側壁26aに形成したスリットαの幅が狭まるように、つまり下壁26bに対して上壁26cが接近するように変形することで、下壁26bおよび上壁26c間に挟まれた環状の磁歪材料27が上下方向に押し潰されるように変形する。
このようにして磁歪材料27が変形するとその透磁率が変化し、交流電源31から交流を供給された励磁コイル28により発生して検出コイル29を通過する磁束が変化するため、検出コイル29に誘導される起電力が変化する。従って、荷重の入力による磁歪材料27の透磁率の変化に伴う検出コイル29のインダクタンスの変化をL−V変換回路32で電圧に変換することで、前記荷重を電圧として検出することができる。
しかして、4個の重量検出ユニット12…の荷重センサ25…で検出した荷重を加算することで、助手席のシートSに着座した乗員の重量を検出することができる。そして検出された乗員の重量に応じてエアバッグ装置の作動を許可するか否かが判定される。
以上のように、本実施例の荷重センサ25は、外部からの荷重を受けて変形するハウジング26の内部に収納した環状の磁歪材料27に励磁コイル28および検出コイル29を巻き付けて構成されるので、ハウジング26の変形に伴って変形する磁歪材料27の透磁率の変化を検出コイル29のインダクタンスの変化として取り出すことで、ハウジング26に入力される荷重の大きさを精度良く検出することができるだけでなく、部品点数が少ない簡単な構造であるために製造に要する工数、時間およびコストを削減することができる。
しかもハウジング26をスリットαを有するC字状断面に形成したので、荷重によりハウジング26がスリットαの幅が減少する方向に変形したときに、限界値以上の荷重が入力するとスリットαが閉じて最大変形量を規制し、大荷重が入力してもハウジング26や磁歪材料27の過剰な変形を抑制して損傷を防止することができる。またハウジング26の肉厚やスリットαの幅を変化させることで、荷重の検出可能範囲を容易に調整することができる。
更にハウジング26に半割円柱状の荷重受け部26fを設けたので、シートレール13から入力される荷重でハウジング26が変形しても荷重受け部26fは常にシートレール13に線接触し、シートレール13とハウジング26との接触位置が変化するのを防止するとともに、シートレール13からハウジング26への荷重の伝達をスムーズに行わせて検出精度を高めることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施例では荷重センサ25をシートSに着座した乗員の重量検出に用いているが、本発明は実施例以外の任意の用途に適用することができる。
また実施例では荷重受け部26fをシートレール13に線接触させているが、点接触させても同様の作用効果を得ることができる。
荷重センサを備えたシートの斜視図 図1の2方向矢視図 図1の3部拡大図 図3の4方向矢視図 図4の5−5線断面図 荷重センサの回路図
符号の説明
13 シートレール(荷重伝達部材)
26 ハウジング
26f 荷重受け部
27 磁歪材料
29 検出コイル(コイル)
α スリット

Claims (2)

  1. 外部からの荷重を受けて変形するハウジング(26)の内部に収納した環状の磁歪材料(27)にコイル(29)を巻き付け、ハウジング(26)の変形に伴って変形する磁歪材料(27)の透磁率の変化をコイル(29)のインダクタンスの変化として取り出すことにより、前記荷重の大きさを検出する荷重センサにおいて、
    前記ハウジング(26)はスリット(α)を有するC字状断面を有しており、前記荷重の入力によりスリット(α)の幅が減少する方向に変形するとともに、限界値以上の荷重が入力したときにスリット(α)が閉じることでハウジング(26)の最大変形量を規制することを特徴とする荷重センサ
  2. 前記ハウジング(26)は荷重受け部(26f)を有しており、この荷重受け部(26f)は荷重伝達部材(13)に対して線接触あるいは点接触することを特徴とする、請求項1に記載の荷重センサ。
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