JP3923415B2

JP3923415B2 - Cabinet door

Info

Publication number: JP3923415B2
Application number: JP2002330261A
Authority: JP
Inventors: 典之坂下; 崇広仲村
Original assignee: Yamaha Living Tech Co Ltd
Current assignee: Yamaha Living Tech Co Ltd
Priority date: 2002-11-14
Filing date: 2002-11-14
Publication date: 2007-05-30
Anticipated expiration: 2022-11-14
Also published as: JP2004162402A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、枠材をリンク材で連結して形成されるキャビネット用扉に関する。
【従来の技術】
従来、この種のキャビネット用扉は、先端が４５度に形成された枠材の端面にて枠材同士互いに突き合わせつつ、一のＬ字形のリンク材に対し、それぞれ所定のネジ止め穴にて螺合させることにより間接的に枠材同士を連結させ略矩形の枠状に形成するものが知られている。上記のような連結機構においては、枠材成形、端面処理、ネジ止め穴切削等の加工誤差および取り付け誤差によりずれが生じた場合、連結されたいずれか一方の枠材の端面の先端部が、直角となるべき接合部の外郭からはみ出し、見栄えが悪くなる。
【０００２】
また、上記の構成に、両枠材の間に挟み込まれる緩衝板であって直角に形成された連結部の外側に張り出す略板状部材を取り付けたものが提案されている。本構成において、直角に形成された連結部の外側に張り出した緩衝板が、連結部からはみ出した枠材の一方の端面の先端部のはみ出しを目立たなくする。（例えば特許文献１参照。）
【０００３】
【特許文献１】
特開平１０−１９６２３７号公報
【発明が解決しようとする課題】
本構成において、接続部を構成する部品の点数が増加する課題があった。また、緩衝板が外側に張り出すこと自体が連結部の外観を損ねるという課題や、緩衝板はずれを吸収する目的を持つため、金属のような材質は適さず、扉枠をすべて金属で構成したいという設計上の要求に適応することができない課題があった。
【０００４】
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、部品の点数を増加させることなく連結することが可能で、枠材同士の連結部に隙間がなく、枠材同士のずれを防止することが可能なキャビネット用扉の提供を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、枠材を連結させて略矩形の枠状に形成するにあたり、上記枠材同士は一のリンク材に対してそれぞれの所定位置に形成した枠材側ネジ止め穴とリンク材側ネジ止め穴に対してそれぞれが固定ネジにてネジ止めすることによって相対的に連結された枠体と、当該枠体にて支持される面材とを具備するキャビネット用扉であって、上記枠材同士の突き当たる部位が少なくとも互いに直交する縦向きの面と横向きの面で構成され、上記枠材側ネジ止め穴と上記リンク材側ネジ止め穴の少なくとも一方は、上記枠材同士を隙間なく連結させるための所定の正規位置よりも上記縦向きの面の突き当たる部位及び上記横向きの面の突き当たる部位の間隔を狭める方向にわずかにずらして形成させた構成としてある。
【０００６】
上記のように構成した請求項１の発明において、上記枠材同士を隙間なく連結させるための所定の正規位置に連結された上記枠材同士には、枠材側ネジ止め穴とリンク材側ネジ止め穴の少なくとも一方が上記枠材同士を隙間なく連結させるための所定の正規位置よりも縦向きの面の突き当たる部位及び横向きの面の突き当たる部位の間隔を狭める方向にわずかにずらして形成されているので、上記ネジ止め穴をわずかにずらした距離の範囲内において、常に互いの縦向きの面の突き当たる部位及び横向きの面の突き当たる部位の間隔を狭める方向に力が働く。すなわち、各部材の加工誤差、取り付け誤差等による枠材同士の隙間が上記ネジ止め穴をわずかにずらした距離の範囲内であれば、上記枠材同士が常に互いの縦向きの面の突き当たる部位及び横向きの面の突き当たる部位の間隔を狭める方向に力が働くことにより、上記枠材同士は隙間なく上記リンク材を介して相対的に連結される。さらに、上記枠材が連結されたことにより形成された一体の上記枠体は、面材を支持しキャビネット用扉が形成される。
【０００７】
また、上記枠材同士の突き当たる部位が少なくとも互いに直交する縦向きの面と横向きの面で構成される。すなわち、上記枠材同士を突き当てる方向に力が働いてずれが発生しようとした場合、縦方向のずれに対しては横向きの面が制止し、横方向のずれに対しては縦向きの面が制止しずれを防止する。
請求項２にかかる発明は、請求項１に記載のキャビネット用扉において、互いに突き当たる上記枠材同士の一方の枠材に取っ手が形成され、当該枠材同士の突き当たる部位における他方の枠材の端面が上記取っ手で覆い隠され、当該枠材同士の突き当たる部位における上記一方の枠材の上記取っ手を除く端面が上記他方の枠材の側面に隠されている構成としてある。
【０００８】
また、上記枠材側ネジ止め穴は、上記正規位置に形成されるとともに、上記リンク材側ネジ止め穴は、上記正規位置から上記リンク材側ネジ止め穴同士が近づく位置にわずかにずらして形成されている構成としてもよい。
上記のように構成した発明において、正規の間隔よりわずかに短い上記リンク材側ネジ止め穴同士の間隔は、正規の間隔である上記枠材側ネジ止め穴同士の間隔より短い。すなわち、上記の互いに長さの異なる間隔の始点と終点とを共通のネジで重ね合わせることにより、互いに間隔を合わせようとする力が発生するため、わずかに間隔の長い上記枠材側ネジ止め穴同士は間隔を狭めようとする。従って、上記枠材同士の接触部位の間隔を狭める方向に力が働くこととなり、連結部に隙間ができないネジ止め穴の配置方法を提供することができる。
【０００９】
さらに、上記リンク材は略板状であって、上記枠材の一方に形成されたガイド部に挿入される構成としてもよい。
上記のように構成した発明において、略板状のリンク材は、連結される一方の枠材側に設けられたガイド部に挿入されることにより、所定の連結位置に案内され、ネジによって連結固定がされる。従って、リンク材を所定の位置に案内する枠材を提供することができる。
【００１０】
さらに、上記リンク材はＬ字形であって、枠材の両方に形成されたガイド部に挿入されてもよい。
上記のように構成した発明において、上記Ｌ字形のリンク材は、連結される両枠材側に設けられたガイド部に挿入されることにより、所定の連結位置に案内され、ネジによって連結固定がされる。従って、枠材をより強固に連結するリンク材を提供することができる。
【００１１】
さらに、上記固定ネジは皿ネジを使用するとともに、ネジ止め穴の表層部分には、上記皿ネジ頭部と嵌合する凹部が形成されている構成としてもよい。
上記のように構成した発明において、互いにずれて重なり合った枠材側ネジ止め穴とリンク材ネジ止め穴に一本の上記固定ネジを螺合するにあたり、ネジ止め穴の表層部分に設けられた上記皿ネジ頭部と嵌合する凹部の傾斜は、ネジの先端をネジ止め穴中央部に誘導する。さらに、鉛直下方向に進められる上記皿ネジ頭部が、下方のネジ止め穴の中央に寄った該凹部の傾斜をネジ止め穴の外側に押し出すことにより互いのネジ止め穴位置を一致させる。従って、ずれたネジ止め穴位置を矯正する方法を提供することができる。
【００１２】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、枠材同士がずれにくく、連結部に隙間がなく見栄えの良いキャビネット用扉を提供することができる。
【００１３】
また、請求項２にかかる発明によれば、枠材の端面を露出させないようにすることができ、見栄えを良くすることができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施形態について説明する。
（１）キャビネット用扉の構成：
（２）第１の実施形態：
（３）第２の実施形態：
（４）まとめ：
【００１５】
（１）本発明にかかるキャビネットの構成
図１は、本発明の一実施形態にかかる食器棚等のキャビネットを台所に設置した状態を斜視図により示している。
同図に示すように、台所内では同一のデザインコンセプトに基づいて設計されたキャビネット１００や流し台１１０が設置されている。流し台１１０が台所の床面上にて壁面に対して背面を近接させて設置されるのにあわせて、筺体状のキャビネット１００は同流し台１１０の上方にて台所の壁１２０に設置されている。キャビネット１００の内部は仕切り板４０によって区画されており、調理器具や食器といった種々の台所関連用品を整理収納するのに利用される。
【００１６】
キャビネット１００の前面開口部には矩形板状の一対のキャビネット扉１０ａ，１０ｂがそれぞれ外側の辺を回動軸側として図示しないヒンジによって開閉可能に支持されている。各キャビネット用扉１０ａ，１０ｂは、樹脂ガラスまたはガラスで形成された面材１７と、この面材１７の周縁を囲むように支持する枠材１２とにより構成されている。
【００１７】
図２は、キャビネット用扉１０の概略構成を示している。同図に示すように、枠材１２は、押し出し成形により形成されたアルミニウム合金製等の枠材１２ａ〜１２ｄの各端部同士を互いに連結して形成されている。すなわち、各枠材１２ａ〜１２ｄは、押し出し成形によって一定断面形状に形成された棒状体をそれぞれ必要な長さに切断したのち、端部を所定の形状に切削加工した上、後述するようにしてネジ止め固定して連結されている。なお、各枠材１２ａ〜１２ｄは中空状に形成されることにより、軽量化と高剛性化を両立させている。
【００１８】
各枠材１２ａ〜１２ｄのうち、下辺の枠材１２ａについては、図３に示すような取っ手１３が一体的に形成されている。下枠材１２ａは断面略矩形の筒体形状に形成されており、取っ手１３は前面側に開口する断面概略コの字形状に形成されている。このコの字形状部分について天井壁１３ａと奥壁１３ｂと底壁１３ｃと呼ぶとすると、天井壁１３ａは上記下枠材１２ａの一壁を兼用することになる。また、取っ手１３の開口側端部はわずかに上方に屈曲された指掛け部１５となっており、利用者は開口部分から指を入れて同指掛け部１５に引っかけるようにして手前側に引き、キャビネット用扉１０ａ，１０ｂを引き開けることができるようにしている。
【００１９】
また、枠材１２ａの内部には後述する平板状のリンク材縁部を保持して支持するための第１突出部２４ａと第２突出部２４ｂとを形成してある。同第１突出部２４ａはＬ型に屈曲され、枠材１２ａの一壁面とともに断面コの字状部分を形成し、平板材の縁部を支持できるようになっている。また、同第２突出部２４ｂは直線状に形成されているが、枠材１２ａにおける直交した二壁面と共に断面コの字状部分を形成し、同様に平板材の他方の縁部を支持できるようになっている。さらに、取っ手１３における天井壁１３ａの先端は枠材１２ａの厚みよりもわずかに長く形成されつつ端部を上方に屈曲することにより、断面コの字状の面材支持溝１６を形成している。
【００２０】
矩形板状の面材１７は樹脂ガラスにて形成されており、四辺を上記枠材１２ａ〜１２ｄに形成された面材支持溝１６に挿入されて支持されている。すなわち、上記枠材１２ａ〜１２ｄの連結時に面材１７の端面を同面材支持溝１６に挿入しながら四方から挟み込むようにして保持している。
本実施形態においては、当該面材１７は目隠しの機能を果たすべく曇りガラスの処理がなされており、キャビネット１００の内部に収納された種々の台所関連用品等があからさまに見えないようにするといった配慮がなされている。
【００２１】
（２）第１の実施形態：
図４は組付状態におけるキャビネット用扉の下方側角部を示している。
下枠材１２ａと縦枠材１２ｂ，１２ｄとの接触部において隙間がある場合は見栄えが悪く、特にこの部分は使用者の視野に入りやすいので、下枠材１２ａと縦枠材１２ｂ，１２ｄとの間には隙間がなく連結されることが要求される。また、同様の理由で中空状の切断端面が露出するのは見栄えが悪いので、隠す必要がある。このため、同角部については、この二つの要求を満足しつつ連結する必要がある。図４に示すように、本実施形態における下枠材１２ａと縦枠材１２ｄとの連結部では、下枠材１２ａと縦枠材１２ｄの中空状の端面がいずれも露出することなく連結されている。すなわち、縦枠材１２ｄの下部端面については、横方向に配向した下枠材１２ａと一体成形された取っ手１３が下から覆い隠すことによって目隠しされ、下枠材１２ａにおける筒状部分の端面も縦枠材１２ｄの内側側面にて隠されている。このように両者の端面を隠すことができるようにするため、取っ手１３部分は下枠材１２ａよりも縦枠材１２ｄの幅の分だけ長く形成している。
【００２２】
なお、キャビネット用扉１０ａ，１０ｂにおける上方側の角部は台所の天井面に近接する位置にあり、使用者の目にもとまりにくい部分となっているため、簡略な構造で連結している。すなわち、上枠材１２ｃと縦枠材１２ｂ，１２ｄとに設けられたネジ止め穴にて簡易に両者をネジ止め固定して連結している。また、同様の理由でキャビネット用扉の上面側は使用者の視界に入ることはないので、縦枠材１２ｂ，１２ｄの端面を露出させた簡易な端部処理としている。なお、上方側が使用者の目に触れるような位置にキャビネットが設置されるような場合には、キャビネット用扉１０ａ，１０ｂにおける上方側の角部および上面側についても、前述の下枠材１２ａと縦枠材１２ｂ，１２ｄとの連結と同様に中空状の切断端面を隠し、上枠材１２ｃと縦枠材１２ｂ，１２ｄとの間に隙間が生じないように連結される。
【００２３】
次に、図５はキャビネット用扉の下方側角部を分解斜視図により示している。
同図において、下枠材１２ａと縦枠材１２ｄは短冊形状のリンク材１８と４個の固定ネジ２２ａ〜２２ｄとにより互いに連結されるようになっている。すなわち、縦枠材１２ｄの裏側面には二つの固定用ネジ止め穴２０ｃ，２０ｄを形成してあるとともに、下枠材１２ａの裏側面にも二つの固定用ネジ止め穴２０ａ，２０ｂを形成してあり、上記固定用ネジ止め穴２０ａ〜２０ｄに対応させて上記リンク材１８には４個の雌ネジ穴２１ａ〜２１ｄを形成してある。
【００２４】
ここで、通常であれば、固定用ネジ止め穴２０ａ〜２０ｄの形成位置とリンク材１８の雌ネジ穴２１ａ〜２１ｄの形成位置は正確に一致するように形成する。しかしながら、本発明のキャビネット用扉１０においては、以下のように形成位置を変化させている。この形成位置の変化を図６を参照して説明する。
【００２５】
図６の下段は、縦枠材１２ｄと下枠材１２ａとリンク材１８とにおける設計上の固定用ネジ止め穴２０ａ〜２０ｄと雌ネジ穴２１ａ〜２１ｄの形成位置を示している。同図の基準線Ｘ１と基準線Ｙ１〜Ｙ４とによって示すように、縦枠材１２ｄ、下枠材１２ａが隙間なく突き当てられる状態を前提として、リンク材１８に設けられた雌ネジ穴２１ｃ，２１ｄは、上記設計位置からわずかに（下方向０．１〜１．０ｍｍ、右方向０．１〜１．０ｍｍ）ずらして形成されている。すなわち、リンク材１８側に設けられた雌ネジ穴２１ｃ，２１ｄは、基準線Ｘ１と基準線Ｙ１，Ｙ２との交点を基準として、基準線Ｙ３の側（下枠材１２ａにおける内側）に０．１〜１．０ｍｍと、基準線Ｘ１よりも下方側に０．１〜１．０ｍｍだけずれた位置に形成されている。ただし、雌ネジ穴２１ｃ，２１ｄの間隔と、縦枠材１２ｄにおける固定用ネジ止め穴２０ｃ，２０ｄの間隔は一致させてある。
【００２６】
一方、図６の上段は、以上のように形成してある固定用ネジ止め穴２０ａ〜２０ｄと雌ネジ穴２１ａ〜２１ｄに対して固定ネジ２２ａ〜２２ｄを仮止めした状態を示している。
この固定ネジ２２ａ〜２２ｄは皿ネジを採用しており、これに合わせて両枠材１２ａ，１２ｄに形成した固定用ネジ止め穴２０ａ〜２０ｄも開口部位をテーパー形状に形成している。また、同固定用ネジ止め穴２０ａ〜２０ｄにおける細径側の開口径は固定ネジ２２ａ〜２２ｄの直径より少なくとも上記ずれを見越して大径となるように形成している。ただし、製造時の組付作業に応じてこの径は固定ネジ２２ａ〜２２ｄの直径と同等とするようにしても良い。
【００２７】
かかる構成において、図６の下段に示すように、縦枠材１２ｄと下枠材１２ａとを当接させた状態で、固定用ネジ止め穴２０ａ〜２０ｄを貫通させて固定ネジ２２ａ〜２２ｄを雌ネジ穴２１ａ〜２１ｄに対して螺合させる。そして、先に固定ネジ２２ａ，２２ｂを雌ネジ穴２１ａ，２１ｂに対して奥まで螺合させて基準位置を確定させる。すると、固定ネジ２２ｃ，２２ｄと固定用ネジ止め穴２０ｃ，２０ｄについては、図７の上段に示すように、中心位置がずれた状態で重なり合う。上述したように、固定用ネジ止め穴２０ａ〜２０ｄの開口径が固定ネジ２２ａ〜２２ｄの直径より上記ずれを見越して大径としてあれば、この状態でも固定ネジ２２ｃ，２２ｄと固定用ネジ止め穴２０ｃ，２０ｄはまだ干渉していない。
【００２８】
しかしながら、さらに固定ネジ２２ｃ，２２ｄを締め付けていくと、固定ネジにおける皿ネジの傾斜部分が固定用ネジ止め穴２０ｃ，２０ｄのテーパー状斜面に当接し始める。この状態からさらに固定ネジ２２ｃ，２２ｄを締め付けていくと、図７の下段に示すように、当接面で縦枠材１２ｄをリンク材１８における雌ネジ穴２１ｃ，２１ｄの中心方向へ押しつける力を発揮する。
上述したように、雌ネジ穴２１ｃ，２１ｄの中心位置は、下枠材１２ａにおける内側であって、下枠材１２ａよりも下方側にずれているので、縦枠材１２ｄは下枠材１２ａとの隙間を限りなくなくすように近接することになる。この結果、ネジ止めを完了した時点では隙間なく両者が当接して連結されることになる。
【００２９】
（３）第２の実施形態
図８は第２の実施形態におけるキャビネット用扉の下枠材と縦枠材との連結部を分解斜視図により示している。
本実施形態には、第１の実施形態と同様に下枠材１１２ａにリンク材１１８のガイド部１２４ａ，１２４ｂを設けるとともに、縦枠材１１２ｄにもリンク材１１８のガイド部１２４ｃを設けた構成となっている。そして、下枠材１１２ａ、縦枠材１１２ｄに設けられたガイド部に両方に挿入されるＬ字形のリンク材１１８により連結される。なお、縦枠材１１２ｄには、下枠材１１２ａのガイド突出部１２４ｂに相当する突出部が存在しないが、リンク材１１８を縦枠材１１２ｄの内側側面に貫通可能としている切り込み部１２３がリンク材１１８の厚み分の高さで形成されているため、下枠材１１２ａのガイド突出部１２４ｂと同等な効果を得ることが出来る。また、本実施形態においても、各枠材はアルミニウム素材等で形成され、Ｌ形のリンク材１１８はステンレス板等で形成されている。
【００３０】
図９の下段は、縦枠材１１２ｄと下枠材１１２ａとリンク材１１８とにおける設計上の固定用ネジ止め穴１２０ａ〜１２０ｄと雌ネジ穴１２１ａ〜１２１ｄの形成位置を示している。同図の基準線Ｘ１１，Ｘ１２と基準線Ｙ１１，Ｙ１２，Ｙ１３とによって示すように、縦枠材１１２ｄ、下枠材１１２ａが隙間なく突き当てられる状態を前提として、リンク材１１８に設けられた雌ネジ穴１２１ｃ，１２１ｄは、上記設計位置からわずかに（下方向０．１〜１．０ｍｍ、右方向０．１〜１．０ｍｍ）ずらして形成されている。すなわち、リンク材１１８側に設けられた雌ネジ穴１２１ｃ，１２１ｄは、基準線Ｘ１１，Ｘ１２と基準線Ｙ１１との交点を基準として、基準線Ｙ１２の側（下枠材１１２ａにおける内側）に０．１〜１．０ｍｍと、基準線Ｘ１１，Ｘ１２よりも下方側に０．１〜１．０ｍｍだけずれた位置に形成されている。ただし、雌ネジ穴１２１ｃ，１２１ｄの間隔と、縦枠材１１２ｄにおける固定用ネジ止め穴１２０ｃ，１２０ｄの間隔は一致させてある。
【００３１】
一方、図９の上段は、以上のように形成してある固定用ネジ止め穴１２０ａ〜１２０ｄと雌ネジ穴１２１ａ〜１２１ｄに対して固定ネジ１２２ａ〜１２２ｃを仮止めした状態を示している。
なお、Ｌ字形のリンク材１１８を使用することにより、枠材の連結部の形状と同様の形状の連結部を補強することが出来るため、より強固な連結部を形成することができる。
【００３２】
また、リンク材を高弾性率の材料を用いた場合等においては、リンク材の弾性変形できる量が微少である。さらに、ネジ止め穴をずらす距離はリンク材の弾性変形できる量より小さく設定しなければならないため、ネジ止め穴をずらす距離が加工誤差等の範囲内になってしまうおそれがある。Ｌ字形のリンク材１１８は略板状のリンク材１８と比較して端から端までの経路が長いため、リンク材に設けられるネジ止め穴の間隔を広くとることが出来る。さらに、弾性変形が可能な量はネジ止め穴間の距離に比例するため、ネジ止め穴の間隔を広くとることによってネジ止め穴をずらす幅を加工誤差より広く設定することが可能となる。したがって、Ｌ字形のリンク材１１８を使用することにより、リンク材に高弾性率の部材を適用することが可能となる。
【００３３】
（４）まとめ：
本発明においては、一のリンク材を二つの枠材に架け渡して固定するにあたって、固定用ネジ止め穴２０ａ〜２０ｄ，１２０ａ〜１２０ｄと雌ネジ穴２１ａ〜２１ｄ，１２１ａ〜１２１ｄの形成位置を一部ずらすことにより、素材の弾性を利用して枠材同士を引きつける力を保持させることができ、枠材同士の接触部において隙間が発生しにくい収納庫用扉を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかかるキャビネットの設置例を示した図
【図２】第１の実施形態にかかるキャビネット用扉の構成を示した分解図
【図３】本発明にかかるキャビネット用扉の下枠材の断面を見て示した図
【図４】第１の実施形態にかかる下枠材と縦枠材との連結が完了した後の連結部を斜め上方から見て示した図
【図５】第１の実施形態にかかる下枠材と縦枠材との連結部の構成を斜めから見て示した分解斜視図
【図６】第１の実施形態にかかる連結前後におけるネジ止め穴位置の配置を基準線を用いて模式的に示した模式図
【図７】第１の実施形態にかかるネジ止め穴に皿ネジが螺合される様子を見て示した断面図
【図８】第２の実施形態にかかる下枠材と縦枠材との連結部の構成を斜めから見て示した分解斜視図
【図９】第２の実施形態にかかる連結前後におけるネジ止め穴位置の配置を基準線を用いて模式的に示した模式図
【符号の説明】
１００…キャビネット
１１０…流し台
１２０…台所の壁
４０…仕切り板
１０ａ，１０ｂ…キャビネット用扉
１２ａ，１１２ａ…下枠材
１２ｂ…縦枠材
１２ｃ…上枠材
１２ｄ，１１２ｄ…縦枠材
１３…取っ手
１５…指掛け部
１６…凹部
１７、１１７…面材
１８、１１８…リンク材
２０ａ〜２０ｄ…ネジ止め穴
１２０ａ〜１２０ｄ…ネジ止め穴
２１ａ〜２１ｄ…雌ネジ穴
１２１ａ〜１２１ｄ…雌ネジ穴
２２ａ〜２２ｄ…皿ネジ
１２２ａ〜１２２ｄ…皿ネジ
２３，１２３…切り込み部
２４ａ，２４ｂ，１２４ａ〜１２４ｃ…突出部
Ｘ１，Ｘ１１，Ｘ１２…基準線
Ｙ１，Ｙ２，Ｙ３，Ｙ４，Ｙ１１，Ｙ１２，Ｙ１３…基準線[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cabinet door formed by connecting frame members with link materials.
[Prior art]
Conventionally, this type of cabinet door is screwed into a single L-shaped link member with a predetermined screw hole while abutting the frame members to each other at the end face of the frame member having a tip formed at 45 degrees. It is known that the frame members are indirectly connected to each other by forming them into a substantially rectangular frame shape. Oite the coupling mechanism as described above, the frame member forming the end face treatment, if the deviation by the machining error and mounting error, such as screw hole cutting has occurred, the tip portion of the end face of one of the frame member which is connected However, it protrudes from the outline of the joint part which should be a right angle, and looks bad.
[0002]
In addition, there has been proposed a structure in which a substantially plate-like member that is a buffer plate that is sandwiched between both frame members and that protrudes to the outside of a connecting portion formed at a right angle is attached to the above configuration. In this configuration, the buffer plate protruding outside the connecting portion formed at a right angle makes the protrusion of one end face of the frame member protruding from the connecting portion inconspicuous. (For example, refer to Patent Document 1.)
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-196237 [Problems to be Solved by the Invention]
In this configuration, there is a problem that the number of parts constituting the connection portion increases. In addition, the fact that the buffer plate overhangs itself has the problem of damaging the appearance of the connecting part and the purpose of absorbing the displacement of the buffer plate. Therefore, metal-like materials are not suitable, and the door frame is all made of metal. There was a problem that could not be adapted to the design requirements.
[0004]
The present invention has been made in view of the above problems, can be connected without increasing the number of parts, a gap is rather name, to prevent misalignment between the frame member that the connecting portion between the frame member The purpose is to provide a cabinet door.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the present invention, when the frame members are connected to form a substantially rectangular frame shape, the frame members are frame member side screws formed at respective predetermined positions with respect to one link member. A cabinet door comprising a frame body relatively connected to each other with a fixing screw and a face member supported by the frame body with respect to the fixing hole and the screw screw hole on the link material side. The parts where the frame members abut each other are configured by at least a vertical surface and a horizontal surface orthogonal to each other, and at least one of the frame material side screwing hole and the link material side screwing hole is the frame The structure is formed by slightly shifting the distance between the portion where the vertical surface abuts and the portion where the horizontal surface abuts from the predetermined regular position for connecting the materials without gaps.
[0006]
In the invention of claim 1 configured as described above, a frame material side screw fastening hole and a link material side screw are provided between the frame materials connected at a predetermined regular position for connecting the frame materials without gaps. At least one of the stop holes is formed so as to be slightly shifted in the direction of narrowing the interval between the part where the vertical surface abuts and the part where the horizontal surface abuts, rather than a predetermined regular position for connecting the frame members without gaps. Therefore, within the distance range where the screw holes are slightly shifted, a force always acts in the direction of narrowing the distance between the portion where the vertical surfaces abut each other and the portion where the lateral surfaces abut each other. That is, if the gaps between the frame members due to processing errors, attachment errors, etc. of each member are within the range of the distance slightly shifted from the screw holes, the frame members always abut each other on their vertical surfaces. And by the force acting in the direction of narrowing the interval between the portions where the lateral surfaces abut , the frame members are relatively connected to each other via the link member without any gap. Further, the integrated frame body formed by connecting the frame materials supports the face material and forms a cabinet door.
[0007]
The part where the frame members abut each other is composed of at least a vertical surface and a horizontal surface that are orthogonal to each other. That is, when a force is applied in the direction in which the frame members are brought into contact with each other, a lateral surface is restrained against a longitudinal displacement, and a longitudinal surface is disposed against a lateral displacement. Stops and prevents misalignment.
The invention according to claim 2 is the cabinet door according to claim 1, wherein a handle is formed on one frame member of the frame members that abut each other, and an end face of the other frame member at a portion where the frame members abut against each other. Is covered with the handle, and the end surface of the one frame member excluding the handle at the portion where the frame members abut each other is hidden on the side surface of the other frame member.
[0008]
The upper SL frame member side screwed hole is formed in said normal position, said link member side screwed hole is slightly shifted in position where the link member side screwed holes approach each other from the normal position It is good also as the structure currently formed.
In the configuration the inventions as described above, the distance slightly shorter said link member side screwed holes each other than the spacing of the normal is shorter than the interval of the frame member side screwed holes each other is the distance normal. That is, by overlapping the starting point and the ending point of the above-mentioned intervals having different lengths with a common screw, a force is generated to match the intervals. Try to narrow the gap between each other. Therefore, it is possible to provide that the Do Ri, the arrangement method of the screwing hole there is no gap coupling portion a force acts in a direction to reduce the distance of the contact portion between the frame member.
[0009]
Furthermore, the link member is a substantially plate-shaped, may be configured to be inserted into the guide portion formed on one of said frame member.
In the invention configured as described above, the substantially plate-like link material is guided to a predetermined connection position by being inserted into a guide portion provided on the side of one frame material to be connected, and is fixedly connected by screws. Is done. Therefore, it is possible to provide a frame material that guides the link material to a predetermined position.
[0010]
Furthermore, the link member is a L-shaped, it may be inserted into the guide portion formed in both of the frame member.
In the invention configured as described above, the L-shaped link member is guided to a predetermined connection position by being inserted into guide portions provided on both frame members to be connected, and is fixedly connected by screws. Is done. Therefore, it is possible to provide a link material that more firmly connects the frame materials.
[0011]
Furthermore , a flat screw may be used as the fixing screw, and a recess that fits into the flat screw head may be formed in the surface layer portion of the screw hole.
In the invention configured as described above, when the one fixing screw is screwed into the frame material side screw fixing hole and the link material screw fixing hole which are shifted and overlapped with each other, the above-mentioned provided in the surface layer portion of the screw fixing hole The inclination of the concave portion fitted to the flat head portion guides the tip of the screw to the center portion of the screw hole. Further, the countersunk screw heads advanced vertically downward push the inclination of the recesses close to the center of the lower screw holes to make the positions of the screw holes coincide with each other. Therefore, it is possible to provide a method for correcting the shifted screw hole position.
[0012]
【The invention's effect】
As described above, the present invention can provide a cabinet door that does not easily deviate from each other , has no gap in the connecting portion, and has a good appearance.
[0013]
Moreover, according to the invention concerning Claim 2, it can be made not to expose the end surface of a frame material, and it can improve appearance.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Here, embodiments of the present invention will be described in the following order.
(1) Configuration of cabinet door:
(2) First embodiment:
(3) Second embodiment:
(4) Summary:
[0015]
(1) Configuration of Cabinet According to the Present Invention FIG. 1 is a perspective view showing a state where a cabinet such as a cupboard according to an embodiment of the present invention is installed in a kitchen.
As shown in the figure, a cabinet 100 and a sink 110 designed based on the same design concept are installed in the kitchen. The sink-like cabinet 100 is installed on the kitchen wall 120 above the sink 110 as the sink 110 is installed on the floor of the kitchen with the back face close to the wall surface. The interior of the cabinet 100 is partitioned by a partition plate 40, and is used to organize and store various kitchen-related items such as cooking utensils and tableware.
[0016]
A pair of rectangular plate-like cabinet doors 10a and 10b are supported at the front opening of the cabinet 100 so as to be openable and closable by hinges (not shown) with the outer sides as rotation shafts. Each of the cabinet doors 10a and 10b includes a face member 17 formed of resin glass or glass and a frame member 12 that supports the periphery of the face member 17 so as to surround it.
[0017]
FIG. 2 shows a schematic configuration of the cabinet door 10. As shown in the figure, the frame member 12 is formed by connecting ends of frame members 12a to 12d made of an aluminum alloy or the like formed by extrusion. That is, each of the frame members 12a to 12d is cut into rods having a predetermined cross-sectional shape by extrusion molding to a necessary length, and then the end portion is cut into a predetermined shape, as described later. It is connected with screws. The frame members 12a to 12d are formed in a hollow shape, thereby achieving both weight reduction and high rigidity.
[0018]
Among the frame members 12a to 12d, the handle 13 as shown in FIG. 3 is integrally formed with respect to the lower frame member 12a. The lower frame member 12a is formed in a cylindrical shape having a substantially rectangular cross section, and the handle 13 is formed in a substantially U-shaped cross section that opens to the front side. If this U-shaped portion is called a ceiling wall 13a, a back wall 13b, and a bottom wall 13c, the ceiling wall 13a also serves as one wall of the lower frame member 12a. Further, the opening side end portion of the handle 13 is a finger hook portion 15 bent slightly upward, and the user pulls the finger hook portion 15 from the opening portion and pulls it toward the front side. The doors 10a and 10b can be opened.
[0019]
Moreover, the 1st protrusion part 24a and the 2nd protrusion part 24b for hold | maintaining and supporting the flat link member edge part mentioned later inside the frame material 12a are formed. The first projecting portion 24a is bent in an L shape, forms a U-shaped section with one wall surface of the frame member 12a, and can support an edge portion of the flat plate material. Further, the second projecting portion 24b is formed in a straight line shape, but forms a U-shaped section with two orthogonal wall surfaces in the frame member 12a, and can similarly support the other edge portion of the flat plate material. It has become. Furthermore, the front end of the ceiling wall 13a in the handle 13 is formed slightly longer than the thickness of the frame member 12a, and the end portion is bent upward to form a U-shaped face member support groove 16. .
[0020]
The rectangular plate-shaped face material 17 is formed of resin glass, and is supported by being inserted into the face material support grooves 16 formed in the frame materials 12a to 12d at the four sides. That is, when the frame members 12a to 12d are connected, the end surface of the face member 17 is inserted and inserted into the same face member support groove 16 so as to be sandwiched from four directions.
In the present embodiment, the face material 17 is treated with frosted glass so as to perform a blindfold function, and various kitchen-related items and the like housed in the cabinet 100 are not clearly seen. Has been made.
[0021]
(2) First embodiment:
FIG. 4 shows the lower corner of the cabinet door in the assembled state.
When there is a gap in the contact portion between the lower frame member 12a and the vertical frame members 12b and 12d, the appearance is bad. Particularly, this portion is easy to enter the user's field of view, so the lower frame member 12a and the vertical frame members 12b and 12d It is required that there is no gap between them. Moreover, since it is unsatisfactory to expose the hollow cut end face for the same reason, it must be hidden. For this reason, it is necessary to connect the same angle portions while satisfying these two requirements. As shown in FIG. 4, in the connection part of the lower frame material 12a and the vertical frame material 12d in this embodiment, the hollow end surfaces of the lower frame material 12a and the vertical frame material 12d are connected without being exposed. Yes. That is, for the lower end face of the vertical frame member 12d, the lower frame member 12a and the handle 13 integrally formed oriented in the transverse direction is blindfolded by obscuring from below, also the end surface of the cylindrical portion in the lower frame member 12a vertical It is hidden on the inner side surface of the frame member 12d. Thus, in order to be able to hide both end surfaces, the handle 13 is formed longer than the lower frame member 12a by the width of the vertical frame member 12d.
[0022]
Note that the upper corners of the cabinet doors 10a and 10b are located close to the ceiling surface of the kitchen and are difficult to catch the eyes of the user, and are thus connected with a simple structure. In other words, the upper frame member 12c and the vertical frame members 12b and 12d are simply screwed and fixed to each other through screw holes provided in the upper frame member 12c and the vertical frame members 12b and 12d. For the same reason, the upper surface side of the cabinet door does not enter the user's field of view, and therefore, simple edge processing is performed in which the end surfaces of the vertical frame members 12b and 12d are exposed. When the cabinet is installed at a position where the upper side is in contact with the user's eyes, the upper corners and the upper surface side of the cabinet doors 10a and 10b are also connected to the lower frame member 12a. Similarly to the connection with the vertical frame members 12b and 12d, the hollow cut end faces are concealed, and the upper frame member 12c and the vertical frame members 12b and 12d are connected so that no gap is generated.
[0023]
Next, FIG. 5 shows an exploded perspective view of the lower corner of the cabinet door.
In the figure, a lower frame member 12a and a vertical frame member 12d are connected to each other by a strip-shaped link member 18 and four fixing screws 22a to 22d. That is, two fixing screw holes 20c and 20d are formed on the back side surface of the vertical frame member 12d, and two fixing screw holes 20a and 20b are formed on the back side surface of the lower frame member 12a. The link member 18 is formed with four female screw holes 21a to 21d corresponding to the fixing screw holes 20a to 20d.
[0024]
Here, normally, the fixing screw fixing holes 20a to 20d are formed so that the forming positions of the fixing screw holes 20a to 20d and the female screw holes 21a to 21d of the link member 18 are exactly coincident with each other. However, in the cabinet door 10 of the present invention, the formation position is changed as follows. The change in the formation position will be described with reference to FIG.
[0025]
The lower part of FIG. 6 shows the design fixing screw holes 20a to 20d and female screw holes 21a to 21d in the vertical frame member 12d, the lower frame member 12a, and the link member 18. As shown by the reference line X1 and reference lines Y1 to Y4 in the figure, assuming that the vertical frame member 12d and the lower frame member 12a are abutted without gaps, female screw holes 21c provided in the link member 18, 21d is formed slightly shifted (downward direction 0.1 to 1.0 mm, rightward direction 0.1 to 1.0 mm) from the design position. That is, the female screw holes 21c and 21d provided on the link member 18 side are set to 0. 0 on the reference line Y3 side (inner side in the lower frame member 12a) with reference to the intersection of the reference line X1 and the reference lines Y1 and Y2. 1 to 1.0 mm and a position shifted by 0.1 to 1.0 mm below the reference line X1. However, the interval between the female screw holes 21c and 21d and the interval between the fixing screw fastening holes 20c and 20d in the vertical frame member 12d are matched.
[0026]
On the other hand, the upper part of FIG. 6 shows a state where the fixing screws 22a to 22d are temporarily fixed to the fixing screw holes 20a to 20d and the female screw holes 21a to 21d formed as described above.
The fixing screws 22a to 22d are flat countersunk screws, and the fixing screw holes 20a to 20d formed in the frame members 12a and 12d in accordance with the fixing screws 22a to 12d are formed in tapered portions. In addition, the opening diameter on the small diameter side of the fixing screw fastening holes 20a to 20d is formed to be larger than the diameter of the fixing screws 22a to 22d in anticipation of at least the above deviation. However, this diameter may be made equal to the diameter of the fixing screws 22a to 22d according to the assembly work at the time of manufacture.
[0027]
In this configuration, as shown in the lower part of FIG. 6, with the vertical frame member 12d and the lower frame member 12a in contact with each other, the fixing screw holes 20a to 20d are passed through the fixing screws 22a to 22d. Screwed into the screw holes 21a to 21d. The fixing screws 22a and 22b are first screwed into the female screw holes 21a and 21b to determine the reference position. Then, the fixing screws 22c and 22d and the fixing screw fixing holes 20c and 20d overlap with each other with the center positions shifted as shown in the upper part of FIG. As described above, if the opening diameter of the fixing screw fixing holes 20a to 20d is larger than the diameter of the fixing screws 22a to 22d in view of the above deviation, the fixing screws 22c and 22d and the fixing screw fixing holes are also in this state. 20c and 20d have not interfered yet.
[0028]
However, when the fixing screws 22c and 22d are further tightened, the inclined portion of the countersunk screw in the fixing screw starts to come into contact with the tapered inclined surfaces of the fixing screw fixing holes 20c and 20d. When the fixing screws 22c and 22d are further tightened from this state, as shown in the lower part of FIG. 7, the force that presses the vertical frame member 12d toward the center of the female screw holes 21c and 21d in the link member 18 at the contact surface. Demonstrate.
As described above, since the center positions of the female screw holes 21c and 21d are on the inner side of the lower frame member 12a and are shifted downward from the lower frame member 12a, the vertical frame member 12d is separated from the lower frame member 12a. It will be close so that there is no gap between them. As a result, when the screwing is completed, both are in contact with each other without any gap.
[0029]
(3) 2nd Embodiment FIG. 8: has shown the connection part of the lower frame material and vertical frame material of the cabinet door in 2nd Embodiment by the exploded perspective view.
In the present embodiment, as in the first embodiment, the guide portions 124a and 124b of the link material 118 are provided on the lower frame material 112a, and the guide portion 124c of the link material 118 is also provided on the vertical frame material 112d. It has become. And it connects with the guide part provided in the lower frame material 112a and the vertical frame material 112d by the L-shaped link material 118 inserted in both. Note that the vertical frame member 112d does not have a protrusion corresponding to the guide protrusion 124b of the lower frame member 112a, but a notch 123 that allows the link member 118 to penetrate the inner side surface of the vertical frame member 112d is a link member. Since it is formed with a height corresponding to the thickness of 118, an effect equivalent to that of the guide protrusion 124b of the lower frame member 112a can be obtained. Also in this embodiment, each frame member is formed of an aluminum material or the like, and the L-shaped link member 118 is formed of a stainless steel plate or the like.
[0030]
The lower part of FIG. 9 shows the positions where the fixing screw holes 120a to 120d and the female screw holes 121a to 121d are designed in the vertical frame member 112d, the lower frame member 112a, and the link member 118. As shown by the reference lines X11, X12 and the reference lines Y11, Y12, Y13 in the figure, the female provided in the link material 118 is assumed on the assumption that the vertical frame material 112d and the lower frame material 112a are abutted without gaps. The screw holes 121c and 121d are formed slightly shifted (downward direction 0.1 to 1.0 mm, rightward direction 0.1 to 1.0 mm) from the design position. That is, the female screw holes 121c and 121d provided on the link member 118 side are set to 0. 0 on the reference line Y12 side (inside the lower frame member 112a) with respect to the intersection of the reference lines X11 and X12 and the reference line Y11. 1 to 1.0 mm and a position shifted by 0.1 to 1.0 mm below the reference lines X11 and X12. However, the interval between the female screw holes 121c and 121d and the interval between the fixing screw fixing holes 120c and 120d in the vertical frame member 112d are matched.
[0031]
On the other hand, the upper part of FIG. 9 shows a state where the fixing screws 122a to 122c are temporarily fixed to the fixing screw holes 120a to 120d and the female screw holes 121a to 121d formed as described above.
In addition, since the connection part of the shape similar to the shape of the connection part of a frame material can be reinforced by using the L-shaped link material 118, a stronger connection part can be formed.
[0032]
Further, when a high elastic modulus material is used for the link material, the amount of elastic deformation of the link material is very small. Furthermore, the distance of shifting the screwing hole for must be set smaller than the amount that can be elastically deformed in the link material, may cause personal distance for shifting the screw hole becomes within the range of such processing error. Since the L-shaped link member 118 has a longer path from end to end than the substantially plate-like link member 18, the interval between the screw holes provided in the link member can be increased. Further, since the amount of elastic deformation is proportional to the distance between the screw holes, it is possible to set the width for shifting the screw holes wider than the processing error by increasing the distance between the screw holes. Therefore, by using the L-shaped link material 118, a high elastic modulus member can be applied to the link material.
[0033]
(4) Summary:
In the present invention, when fixing one link member over two frame members, the fixing screw fixing holes 20a to 20d and 120a to 120d and the female screw holes 21a to 21d and 121a to 121d are formed at the same position. By shifting the portions, it is possible to maintain the force for attracting the frame members using the elasticity of the material, and it is possible to provide a storage door in which a gap is unlikely to occur at the contact portion between the frame members.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an installation example of a cabinet according to the present invention. FIG. 2 is an exploded view showing a configuration of a cabinet door according to a first embodiment. The figure which looked and showed the cross section of the frame material. [FIG. 4] The figure which looked at the connection part after the connection of the lower frame material and vertical frame material concerning 1st Embodiment was completed from the diagonally upper direction. FIG. 6 is an exploded perspective view showing the configuration of the connecting portion between the lower frame member and the vertical frame member according to the first embodiment when viewed obliquely. FIG. 6 shows the positions of screw holes before and after the connection according to the first embodiment. FIG. 7 is a schematic view schematically showing the arrangement using a reference line. FIG. 7 is a cross-sectional view showing a state in which a countersunk screw is screwed into the screw fixing hole according to the first embodiment. FIG. 9 is an exploded perspective view showing the configuration of the connecting portion between the lower frame member and the vertical frame member according to the embodiment of FIG. Schematic diagram schematically denoted by the reference line arrangement of screw holes located in the connecting longitudinal according to facilities embodiment EXPLANATION OF REFERENCE NUMERALS
DESCRIPTION OF SYMBOLS 100 ... Cabinet 110 ... Sink 120 ... Kitchen wall 40 ... Partition board 10a, 10b ... Cabinet door 12a, 112a ... Lower frame material 12b ... Vertical frame material 12c ... Upper frame material 12d, 112d ... Vertical frame material 13 ... Handle 15 ... Fingering part 16 ... Recess 17, 117 ... Face material 18, 118 ... Link members 20a-20d ... Screw holes 120a-120d ... Screw holes 21a-21d ... Female screw holes 121a-121d ... Female screw holes 22a-22d ... Countersunk screws 122a to 122d ... Countersunk screws 23, 123 ... Notches 24a, 24b, 124a to 124c ... Projections X1, X11, X12 ... Reference line Y1, Y2, Y3, Y4, Y11, Y12, Y13 ... Reference line

Claims

When the frame materials are connected to form a substantially rectangular frame shape, the frame materials are connected to the frame material side screw holes and the link material side screw holes formed at predetermined positions with respect to one link material. Each frame is relatively connected by fixing with a fixing screw,
A cabinet door comprising a face material supported by the frame body,
The part where the frame members abut each other is composed of at least a vertical surface and a horizontal surface orthogonal to each other,
At least one of said frame member side screwed hole and said link member side screwed hole portion and the lateral strikes a predetermined surface of the regular-position location by remote the vertical for connecting without a gap the frame members to each other A cabinet door characterized in that it is formed with a slight shift in the direction of narrowing the interval of the part where the surface of the surface abuts .

A handle is formed on one frame member of the frame members that abut each other, and an end surface of the other frame member in a portion where the frame members abut each other is covered with the handle, and the one of the frame members abuts each other. The cabinet door according to claim 1, wherein an end surface of the frame member excluding the handle is concealed on a side surface of the other frame member.