JP3922668B2 - 免震装置の耐火構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は免震装置の耐火構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
現状の法規制のもとでは、免震用積層ゴムが建物の最下層に設置される場合、免震用積層ゴムに耐火性能は要求されない。
しかしながら、免震用積層ゴムが建物の中間層に設置する場合には免震用積層ゴムに耐火性能が要求される。
従来、このような免震用積層ゴムの耐火構造は、耐火被覆材により免震用積層ゴムの周りを囲み、免震用積層ゴムが水平方向に大変形したり、鉛直方向に大きく沈み込んだ場合に、耐火被覆材もそれらの変形に追従して変形させる構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、従来の免震積層用ゴムの耐火構造では、地震時に免震用積層ゴムに追従して耐火被覆材も変形するため、耐火被覆材は破損する可能性を有している。
また、免震用積層ゴムが耐火被覆材により常時覆われるため、免震用積層ゴムの維持管理を行なう上でも不利がある。
一方、地震と火災が同時に起こるとは考えにくく、火災が発生するのは、通常、地震が全くない時か、または、地震発生後である。すなわち、火災が発生するのは、免震用積層ゴムが水平方向や鉛直方向に変位していない状態の時である。
したがって、免震積層用ゴムの耐火構造は、本来、免震用積層ゴムが水平方向や鉛直方向に変位していない状態の時に、免震用積層ゴムの周囲を覆えば足り、耐火被覆材を免震用積層ゴムに追従させて変形させる従来の構成には理論的に無駄があり、耐火被覆材の構成も複雑化せざるを得ない。
【0004】
また、免震用積層ゴムを建物の中間層に設置するということは、場所によっては人に見える箇所に、または、手の届く箇所に設置される場合も生じ、このような場合には、見えないように、手が届かないように、免震用積層ゴムの周囲に見栄えのよい仕上げ材を施す必要も生じ、このような仕上げ材を用いる場合には、従来の構成では、破損する可能性がより高まり、また、免震用積層ゴムの維持管理上も極めて不利となる。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、免震用積層ゴムの周囲に仕上げ材を施す場合であっても、破損することなく簡単な構成により水平方向や鉛直方向に変位していない状態の免震用積層ゴムの周囲を確実に覆うことができ、維持管理上も有利な免震装置の耐火構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明に係る免震装置の耐火構造は、上部構造体と下部構造体の間に介設される免震用積層ゴムの耐火構造であって、前記免震用積層ゴムの周囲を囲繞する幕状耐火被覆材を備え、該幕状耐火被覆材は、その一端が前記上部構造体側に取着され、その他端が保持具を介して前記上部構造体側に取着されることで、前記上部構造体側に吊上げられて保持されており、前記保持具は、火災時の熱を受けると前記幕状耐火被覆材の前記他端を解放するように構成されており、火災が発生しないうちは、前記幕状耐火被覆材が前記下側構造体側と接触しておらず、火災が発生したならば、前記保持具が前記幕状耐火被覆材の前記他端を解放することによって、前記幕状耐火被覆材が自重により垂れ下がり、該幕状耐火被覆材の前記他端が前記下側構造体側と接触した状態となり、もって前記免震用積層ゴムの周囲を覆うようにしてあることを特徴とする。
また、本発明は、前記上部構造体が、前記免震用積層ゴムの上部の周囲を覆う耐火材料からなる上側仕上げ材を備えており、前記幕状耐火被覆材が、前記上側仕上げ材または前記上部構造体に取着されて前記上側仕上げ材の内側に位置していることを特徴とする。
また、本発明は、前記下部構造体が、前記免震用積層ゴムの下部の周囲を覆う耐火材料からなる下側仕上げ材を備えており、前記上側仕上げ材の下端と前記下側仕上げ材の上端との間には隙間が確保されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記保持具が、所定の温度に熱せられると前記幕状耐火被覆材の前記他端を解放する形状となるように形状記憶合金により形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記保持具が、火災時の熱を受けると溶融する合成樹脂により構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記幕状耐火被覆材が、ロックウールにより形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記免震用積層ゴムが柱を上下に分割するように柱に介設され、前記上部構造体は前記免震用積層ゴムの上方に位置する柱部分であり、前記下部構造体は前記免震用積層ゴムの下方に位置する柱部分であることを特徴とする。
【0006】
本発明では、火災前において、地震時に免震用積層ゴムが変形しても、幕状耐火被覆材は下側構造体や下側構造体側の部材から切り離されており、接触していないため、その全体が上部構造体側と一体的に動くのみであり、破損する可能性は極めて少ない。
また、火災時には、保持具による幕状耐火被覆材の他端の保持が解除され、幕状耐火被覆材により免震用積層ゴムが覆われ、耐火性能が発揮される。
さらに、火災前において、幕状耐火被覆材は上部構造体側に取着されているので、幕状耐火被覆材の下方から免震用積層ゴムを視認でき、免震用積層ゴムの維持管理上有利となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る免震装置の耐火構造の断面正面図で、図1の左半部は幕状耐火被覆材が吊り上げられている状態を、図1の右半部は幕状耐火被覆材が垂れ下がっている状態を示している。
免震用積層ゴム12は柱14の中間部に介設され、免震用積層ゴム12により柱14が上下に分割されている。
本実施の形態では、免震用積層ゴム12の上方に位置する上側柱部分1402が上部構造体に相当し、免震用積層ゴム12の下方に位置する下側柱部分1404が下部構造体に相当しており、上側柱部分1402と下側柱部分1404の側面に薄板状の仕上げ材16が取着されている。
【0008】
免震用積層ゴム12は、下側柱部分1404の上面に配置される下フランジ1202と、上側柱部分1402の下面に配置される上フランジ1204と、これら上下のフランジ1202、1204間に介設された積層ゴム1206からなり、免震用積層ゴム12は、従来公知のように、水平方向の変位を許容しつつ上側柱部分1402の荷重を支えるものであり、鉛などのエネルギ吸収手段が内部に組み込まれている場合もある。
前記免震用積層ゴム12が柱14の中間部に介設されることで、免震用積層ゴム12の周囲で上側柱部分1402の下面と下側柱部分1404の上面との間に空間18が形成される。
【0009】
前記空間18をほぼ覆うように耐火材料からなる薄板状の上下の仕上げ材22、24が設けられ、上側仕上げ材22は、上側柱部分1402の側面で下面近傍の箇所から下方に垂設され、下側仕上げ材24は、下側柱部分1404の側面で上面近傍の箇所から上方に立設されている。
前記上側仕上げ材22の下端と下側仕上げ材24の上端との間に隙間26が確保され、免震用積層ゴム12が水平方向に変形したり、鉛直方向に沈み込んだ場合に、上側と下側の仕上げ材22、24が破損しないようになっており、また、この隙間26から免震用積層ゴム12を視認できるようになっている。なお、この隙間26には仕上げ材28が取着され閉塞される。
【0010】
図1において符号30は幕状耐火被覆材を示し、幕状耐火被覆材30の一端は、図1の右半部に示すように、上側仕上げ材22の内面の下部(あるいは上側柱部分1402)に取着されている。また、幕状耐火被覆材30の他端は、図1の左半部に示すように、上側仕上げ材22の内面の上部(あるいは上側柱部分1402)に保治具32を介して取着され、これにより幕状耐火被覆材30は、下側仕上げ材24の上方の離れた箇所に位置している。
幕状耐火被覆材30は、本実施の形態ではロックウールを用いて形成されており、保治具32による前記他端の保持を解除した状態で、図1の右半部に示すように、自重によりその他端が垂れ下がり前記隙間26を覆う寸法で形成され、本実施の形態では前記他端が下側柱部分1404の上面上に載せられ(即ち、下側柱部分1404の上面に接触した状 態になるようにしてあり)、上側仕上げ材22と幕状耐火被覆材30により免震用積層ゴム12の周囲を覆うように構成されている。なお、幕状耐火被覆材30の他端に重りを取着しておくなど任意である。
前記保持具32は、火災時の熱を受けると幕状耐火被覆材30の他端を解放するように構成され、このような保治具32として、例えば、所定の温度に熱せられると幕状耐火被覆材30の他端を解放する形状となるように形状記憶合金により形成されたものや、火災時の熱を受けると溶融する合成樹脂により形成されたものを用いることができる。
【0011】
第1の実施の形態によれば、火災前において幕状耐火被覆材30は、図1の左半部の状態に示すように、その全体が上側仕上げ材22(あるいは上側柱部分1402)に取着されており、幕状耐火被覆材30は、下側柱部分1404や下側仕上げ材24から切り離されている。
したがって、地震時に免震用積層ゴム12が変形しても、幕状耐火被覆材30は変形することなく、その全体が上側仕上げ材22(あるいは上側柱部分1402)と一体的に動くのみであり、従来のように幕状耐火被覆材30が破損する可能性は極めて少ない。
【0012】
また、火災時には、保持具32による幕状耐火被覆材30の他端の保持が解除され、幕状耐火被覆材30は自重により垂れ下がり、幕状耐火被覆材30により上側仕上げ材22の下端と下側仕上げ材24の上端との間の隙間26が確実に閉塞され、耐火性能が発揮される。
さらに、本実施の形態では、上側仕上げ材22の下端と下側仕上げ材24の上端との間の隙間26を確保してあり、火災前は、幕状耐火被覆材30は上側仕上げ材22(あるいは上側柱部分1402)に取着され、隙間26の上方に位置しているので、仕上げ材28を外すことで隙間26を通して免震用積層ゴム12を視認でき、免震用積層ゴム12の維持管理上有利となる。
また、火災前は、幕状耐火被覆材30は上側仕上げ材22の内側に位置し、隠されるので外観上も有利となる。
【0013】
次に、第2の実施の形態について説明する。
図2は、第2の実施の形態に係る免震装置の耐火構造の断面正面図で、図2の左半部は幕状耐火被覆材が吊り上げられている状態を、図2の右半部は幕状耐火被覆材が垂れ下がっている状態を示している。
第1の実施の形態と同様な箇所、部材に同一の符号を付して説明すると、第2の実施の形態では、下側仕上げ材24を省いている点が第1の実施の形態と異なっている。
上側仕上げ材22は、免震用積層ゴム12の周囲で上側柱部分1402の下面と下側柱部分1404の上面との間の空間18の上半部を覆うように設けられ、上側仕上げ材22の下端と下側柱部分1404の上端との間に隙間26Aが確保されている。
【0014】
幕状耐火被覆材30の一端は、図2の右半部に示すように、上側仕上げ材22の内面の下部(あるいは上側柱部分1402)に取着されている。また、幕状耐火被覆材30の他端は、図2の左半部に示すように、上側仕上げ材22の内面の上部(あるいは上側柱部分1402)に保治具32を介して取着され、これにより幕状耐火被覆材30は、上側仕上げ材22の下端よりも上方の離れた箇所に位置している。
幕状耐火被覆材30は、保治具32による前記他端の保持を解除した状態で、図2の右半部に示すように、自重によりその他端が垂れ下がり前記隙間26Aを覆う寸法で形成され、本実施の形態では前記他端が下側柱部分1404の上面上に載せられ(即ち、下側柱部分1404の上面に接触した状態になるようにしてあり)、上側仕上げ材22と幕状耐火被覆材30により免震用積層ゴム12の周囲を覆うように構成されている。
この第2の実施の形態によっても第1の実施の形態と同様に、幕状耐火被覆材30が破損する可能性は極めて少なく、また、火災時には耐火性能が発揮され、また、隙間26Aを通して免震用積層ゴム12を視認でき、免震用積層ゴム12の維持管理上有利となり、また、外観上も有利となる。
【0015】
次に、第3の実施の形態について説明する。
図3は、第3の実施の形態に係る免震装置の耐火構造の断面正面図で、図3の左半部は幕状耐火被覆材が吊り上げられている状態を、図3の右半部は幕状耐火被覆材が垂れ下がっている状態を示している。
第3の実施の形態でも、免震用積層ゴム52が柱54の中間部に介設されている点では第1、第2の実施の形態と同様であるが、第3の実施の形態では、柱54に第1、第2の実施の形態のような仕上げ材16、22、24、28が取着されておらず、そのため、幕状耐火被覆材60の配設構造が第1、第2の実施の形態と異なっている。
【0016】
免震用積層ゴム52は、下側柱部分5404の上面に配置される下フランジ5202と、上側柱部分5402の下面に配置される上フランジ5204と、これら上下のフランジ5202、5204間に介設された積層ゴム5206からなる。
前記免震用積層ゴム52が柱54の中間部に介設されることで、免震用積層ゴム52の周囲で上側柱部分5402の下面と下側柱部分5404の上面との間に空間58が形成される。
幕状耐火被覆材60の一端は、図3の右半部に示すように、上フランジ5204の下面外周に取着され、他端は、図3の左半部に示すように、上側柱部分5402の側面に保治具62を介して取着され、これにより幕状耐火被覆材60は下フランジ5202の上方の離れた箇所に位置している。
幕状耐火被覆材60は、保治具32による前記他端の保持を解除した状態で、自重によりその他端が垂れ下がって下フランジ5204の下方に位置しこの下フランジ5204の周縁に接触することによって、空間58を閉塞し免震用積層ゴム52の周囲を覆うように構成されている。
【0017】
第3の実施の形態によっても、前記第1、第2の実施の形態と同様に、地震時に免震用積層ゴム52が変形しても、幕状耐火被覆材60は変形することなく、その全体が上側柱部分5402あるいは上フランジ5202と一体的に動くのみであり、幕状耐火被覆材60が破損する可能性は極めて少なく、また、火災時には、保持具62による幕状耐火被覆材60の他端の保持が解除され、幕状耐火被覆材60は自重により垂れ下がり、幕状耐火被覆材60による耐火性能が発揮され、さらに、幕状耐火被覆材60は下フランジ5202の上方の離れた箇所に位置しているので、空間58を通して免震用積層ゴム52を視認でき、免震用積層ゴム52の維持管理上有利となる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る免震装置の耐火構造は、上部構造体と下部構造体の間に介設される免震用積層ゴムの耐火構造であって、前記免震用積層ゴムの周囲を囲繞する幕状耐火被覆材を備え、該幕状耐火被覆材は、その一端が前記上部構造体側に取着され、その他端が保持具を介して前記上部構造体側に取着されることで、前記上部構造体側に吊上げられて保持されており、前記保持具は、火災時の熱を受けると前記幕状耐火被覆材の前記他端を解放するように構成されており、火災が発生しないうちは、前記幕状耐火被覆材が前記下側構造体側と接触しておらず、火災が発生したならば、前記保持具が前記幕状耐火被覆材の前記他端を解放することによって、前記幕状耐火被覆材が自重により垂れ下がり、該幕状耐火被覆材の前記他端が前記下側構造体側と接触した状態となり、もって前記免震用積層ゴムの周囲を覆うように構成されている。
そのため、免震用積層ゴムの周囲に仕上げ材を施す場合であっても、破損することなく簡単な構成により水平方向や鉛直方向に変位していない状態の免震用積層ゴムの周囲を確実に覆うことができ、維持管理上も有利な免震装置の耐火構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態に係る免震装置の耐火構造の断面正面図で、図1の左半部は幕状耐火被覆材が吊り上げられている状態、図1の右半部は幕状耐火被覆材が垂れ下がっている状態である。
【図2】 第2の実施の形態に係る免震装置の耐火構造の断面正面図で、図2の左半部は幕状耐火被覆材が吊り上げられている状態、図2の右半部は幕状耐火被覆材が垂れ下がっている状態である。
【図3】 第3の実施の形態に係る免震装置の耐火構造の断面正面図で、図3の左半部は幕状耐火被覆材が吊り上げられている状態、図3の右半部は幕状耐火被覆材が垂れ下がっている状態である。
【符号の説明】
12、52 免震用積層ゴム
14、54 柱
16、22、24、28 仕上げ材
30、60 幕状耐火被覆材
32、62 保持具
Claims (7)
- 上部構造体と下部構造体の間に介設される免震用積層ゴムの耐火構造であって、
前記免震用積層ゴムの周囲を囲繞する幕状耐火被覆材を備え、該幕状耐火被覆材は、その一端が前記上部構造体側に取着され、その他端が保持具を介して前記上部構造体側に取着されることで、前記上部構造体側に吊上げられて保持されており、
前記保持具は、火災時の熱を受けると前記幕状耐火被覆材の前記他端を解放するように構成されており、
火災が発生しないうちは、前記幕状耐火被覆材が前記下側構造体側と接触しておらず、
火災が発生したならば、前記保持具が前記幕状耐火被覆材の前記他端を解放することによって、前記幕状耐火被覆材が自重により垂れ下がり、該幕状耐火被覆材の前記他端が前記下側構造体側と接触した状態となり、もって前記免震用積層ゴムの周囲を覆うようにしてある、
ことを特徴とする免震装置の耐火構造。 - 前記上部構造体が、前記免震用積層ゴムの上部の周囲を覆う耐火材料からなる上側仕上げ材を備えており、
前記幕状耐火被覆材が、前記上側仕上げ材または前記上部構造体に取着されて前記上側仕上げ材の内側に位置している、
ことを特徴とする請求項1記載の免震装置の耐火構造。 - 前記下部構造体が、前記免震用積層ゴムの下部の周囲を覆う耐火材料からなる下側仕上げ材を備えており、
前記上側仕上げ材の下端と前記下側仕上げ材の上端との間には隙間が確保されている、
ことを特徴とする請求項2記載の免震装置の耐火構造。 - 前記保持具は、所定の温度に熱せられると前記幕状耐火被覆材の前記他端を解放する形状となるように形状記憶合金により形成されていることを特徴とする請求項1、2または3記載の免震装置の耐火構造。
- 前記保持具は、火災時の熱を受けると溶融する合成樹脂により構成されていることを特徴とする請求項1、2または3記載の免震装置の耐火構造。
- 前記幕状耐火被覆材は、ロックウールにより形成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載の免震装置の耐火構造。
- 前記免震用積層ゴムは柱を上下に分割するように柱に介設され、前記上部構造体は前記免震用積層ゴムの上方に位置する柱部分であり、前記下部構造体は前記免震用積層ゴムの下方に位置する柱部分であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項記載の免震装置の耐火構造。
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