JP3922016B2 - セメントクリンカの製造方法及びロータリーキルン用燃焼装置 - Google Patents

セメントクリンカの製造方法及びロータリーキルン用燃焼装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、廃プラスチック等の可燃性廃棄物をセメント焼成の補助燃料として有効利用しながらセメントクリンカを製造するセメントクリンカの製造方法、及び、そのセメントクリンカの製造方法に利用するロータリーキルン用燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
産業廃棄物の発生量は年々増加の一途をたどっている。その処理方法としては埋め立て処理、焼却処理等が知られている。しかし、埋め立て場の確保が難しくなってきていることから、焼却処理が注目を浴びてきている。かかる産業廃棄物の中でも廃プラスチック等の可燃性廃棄物は、焼却によって十分な熱量を発生するため、その燃焼によって生じる熱量を有効に利用するべく、各種の燃焼炉の燃料として使用されつつある。
【0003】
例えば、廃プラスチック等の可燃性廃棄物を燃料として利用する方法として、その破砕品をセメント焼成設備のロータリーキルンの窯前部からロータリーキルン内に空気流に乗せて吹き込んで燃焼させ、主燃料として使用している微粉炭の使用量を削減する技術が以前より知られている。
【0004】
その例として、
(1)特開平8−283052号公報
(2)特開2001−58857号公報
(3)特開2001−12705号公報
(4)特開2000−310410号公報
(5)特開平6−8247号公報、
等に示されるものが知られている。
【0005】
上記(1)〜(4)の公報に記載の従来技術では、廃プラスチック(固形物)を単体で空気流に乗せてロータリーキルン内に吹き込んでおり、その吹き込む方法として、(1)、(2)の公報には、主燃料バーナーの上部に別の専用バーナーを設けて、そこから吹き込む例、(3)、(4)の公報には、主燃料バーナーの中心部に専用のバーナーを組み込んで、主燃料バーナーの中心部から吹き込む例が示されている。また、上記(5)の公報には、主燃料である微粉炭と廃プラスチックの破砕品とを予め混合した上で、バーナーからロータリーキルン内に吹き込む例が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来技術では、いずれも廃プラスチック(固形物)を単体で、あるいは、微粉炭(固体粒子)と混合した形で、空気流に乗せてバーナーまで送給し、ロータリーキルン内に吹き出すようにしているが、廃プラスチック等の固形可燃性廃棄物は、形状や性状が種々雑多であるので、空気流に乗せて安定的にバーナーまで搬送するのに、破砕工程において予め粒度を揃えたり、微細化したりする等の特別な配慮が必要であり、破砕工程の負担が大きいという問題があった。
【0007】
また、廃油等の液状廃棄物の処分についても、ロータリーキルン等のセメント焼成設備への投入という形で行われることがあったが、その場合も固形可燃性廃棄物とは別に単独で行われるため、処理が別々になるという面倒があった。
【0008】
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、固形可燃性廃棄物と液状廃棄物を一緒に処分することで、搬送を含めた一例の処分工程の面倒さを解消することができると共に、固形可燃性廃棄物の破砕工程の負担を減らすことができるセメントクリンカの製造方法、及び、その方法に使用するロータリーキルン用燃焼装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明のセメントクリンカの製造方法は、粒状可燃性廃棄物を、ロータリーキルンの窯前部に吹き出すことで、セメント焼成用の補助燃料として利用するセメントクリンカの製造方法において、前記粒状可燃性廃棄物を予め液状廃棄物と混合し、そのスラリー状混合物を、主燃料吹出口及び複数の一次空気吹出口を有するロータリーキルンの主燃料バーナーの中心部に設けた補助燃料吹出口に送給し、該吹出口からロータリーキルン内に吹き出すとともに、上記補助燃料吹出口の外方に同心的に配置され、かつ各々上記主燃料バーナーの軸線と平行な方向に対して0°を超えて60°未満の角度だけ中心側に傾斜して放射状に開けられた複数の噴射孔からなる上記一次空気吹出口から一次空気を噴出させて上記補助燃料吹出口から吹き出された上記混合物を分散させつつ燃焼させることを特徴としている。
【0010】
この発明の方法では、粒状可燃性廃棄物(固体廃棄物)と液状廃棄物の混合物を、主燃料バーナーに設けた補助燃料吹出口からロータリーキルン内に吹き出すようにしているので、固体廃棄物と液体廃棄物を一緒に搬送して同時に処分することができる上、廃棄物の吹き込み専用のバーナーを主燃料バーナーと別に設ける必要がなくなる。従って、バーナーの構成の簡略化に加えて、廃棄物の搬送系の1本化が可能となり、装置構成の簡素化が図れる。
【0011】
しかも、粒状可燃性廃棄物と液状廃棄物は、両者を混合してスラリー状にした上でバーナーに送給するので、バーナーまでの搬送を、例えば汎用のスラリーポンプを使用することによって、極めて楽に行えるようになる。また、スラリーとして搬送できることから、固体廃棄物を空気輸送のために必要以上に細かく且つ粒度を揃えて破砕する必要がなくなり、破砕負担も軽減される。また、粒状可燃性廃棄物と液状廃棄物を混合した状態でロータリーキルン内に吹き込むことにより、廃油等の液状廃棄物を単体で吹き込んだ場合と比べて、液状廃棄物の燃焼性を高めることができる。
【0012】
また、主燃料と補助燃料を混合した形でバーナーに送り込む方式(特開平6−8247号公報に記載の技術)と違い、主燃料の送給系とは独立した形で補助燃料の送給系を設けることができるので、バーナーの火炎の状態やロータリーキルンの状態の変化に応じて、補助燃料の送給量を独自にコントロールすることができ、常に安定した燃焼条件を維持することができる。
【0013】
請求項2の発明のセメントクリンカの製造方法は、請求項1において、前記主燃料バーナーは、その中心部に着火バーナー挿入孔を有すると共にその外周部に主燃料吹出口及び一次空気吹出口を有しており、前記着火バーナー挿入孔に、着火バーナーに替えて、補助燃料吹出口を有する補助燃料バーナーを挿入し、該補助燃料バーナーに前記粒状可燃性廃棄物と液状廃棄物の混合物を送給することで、該補助燃料バーナーの補助燃料吹出口から前記混合物をロータリーキルン内に吹き出して燃焼させることを特徴としている。
【0014】
この発明の方法では、主燃料バーナーの中心部に設けられている着火バーナーの挿入孔(この挿入孔は、着火時にのみ使用され、通常運転時には使用されないものである)を利用して、粒状可燃性廃棄物と液状廃棄物の混合物(補助燃料)をロータリーキルン内に吹き出すようにしている。従って、主燃料の吹き込みによって安定燃焼している火炎の中心部に、補助燃料を吹き込むことができ、補助燃料を、火炎に吹き込んだ瞬間に着火燃焼させることができる。その結果、着火しにくい廃プラスチックや難燃性の可燃性廃棄物であっても確実に燃焼させることができる。
【0015】
また、従来公報(特開平8−283052号公報)のように、専用バーナーを単独でロータリーキルン内に挿入する構造をとる場合は、バーナーが高温下に晒されるため、バーナーの外側を耐熱仕様にするなどの対策が必要であったが、本発明では、補助燃料バーナーを主燃料バーナーの中心部の着火バーナー挿入孔に挿入するだけであるから、特別にバーナーの耐熱仕様を考慮する必要がなく、バーナーの構造の簡素化が図れる上、既存の主燃料バーナーを利用して簡単に実現できる。
【0016】
請求項3の発明のセメントクリンカの製造方法は、請求項1または2において、前記主燃料バーナーの主燃料吹出口から主燃料として微粉炭をロータリーキルン内に吹き出すと共に、前記粒状可燃性廃棄物としての廃プラスチック破砕品と前記液状廃棄物としての廃油との混合物を、前記補助燃料吹出口からロータリーキルン内に吹き出すことを特徴としている。
【0017】
この発明の方法では、主燃料として微粉炭を吹き込みながら、補助燃料として廃プラスチック破砕品と廃油の混合物を吹き込む。従って、微粉炭の吹き込みによって安定燃焼している火炎の中に廃プラスチックと廃油の混合物を吹き込むことにより、廃棄物を瞬間的に着火燃焼させることができ、廃棄物の発生する熱をセメントクリンカの製造に有効利用することができる。
【0018】
請求項4の発明のロータリーキルン用燃焼装置は、ロータリーキルン内に主燃料と一次空気をそれぞれ吹き出す主燃料吹出口と複数の一次空気吹出口とを有する主燃料バーナーに、補助燃料吹出口を設け、該補助燃料吹出口に、粒状可燃性廃棄物と液状廃棄物のスラリー状混合物をセメントクリンカ焼成用の補助燃料として送給する補助燃料送給手段を接続してなり、かつ上記補助燃料吹出口は、上記主燃料バーナーの中心部に形成されるとともに、当該補助燃料吹出口の外方に複数の噴射孔からなる上記一次空気吹出口が同心的に配置され、かつ上記複数の噴射孔は、各々上記主燃料バーナーの軸線と平行な方向に対して0°を超えて60°未満の角度だけ中心側に傾斜して、放射状に開けられていることを特徴としている。
【0019】
この発明の装置では、主燃料バーナーに設けた補助燃料吹出口に補助燃料送給手段を接続し、補助燃料吹出口から粒状可燃性廃棄物(固体廃棄物)と液状廃棄物の混合物を、ロータリーキルン内に吹き出すようにしているので、固体廃棄物と液体廃棄物を1本の搬送系(補助燃料送給手段)で一緒に搬送して同時に処分することができる。従って、バーナーの構成の簡素化は勿論、廃棄物の搬送系の簡素化も図れる。
【0020】
しかも、粒状可燃性廃棄物と液状廃棄物は、両者を混合してスラリー状にした上でバーナーに送給するので、バーナーまでの搬送を、例えば汎用のスラリーポンプを使用することによって、極めて楽に行えるようになる。また、スラリーとして搬送できることから、固体廃棄物を空気輸送のために必要以上に細かく破砕する必要がなくなり、破砕負担も軽減される。また、粒状可燃性廃棄物と液状廃棄物を混合した状態でロータリーキルン内に吹き込むことにより、廃油等の液状廃棄物を単体で吹き込んだ場合と比べて、液状廃棄物の燃焼性を高めることができる。
【0021】
また、補助燃料送給手段は、主燃料の送給系とは独立した形で設けるので、バーナーの火炎の状態やロータリーキルンの状態の変化に応じて、補助燃料の送給量を独自にコントロールすることができ、常に安定した燃焼条件を維持することができる。
加えて、一次空気の吹き出しによってスラリー状の混合物を周囲に分散させることができるので、バーナーの中央孔から投入する混合物が垂れ流し状態になることがなく、良好な燃焼状態を維持することができると共に、バックファイアの心配も解消できる。
【0022】
請求項5の発明は、請求項4において、前記主燃料バーナーが、その中心部に着火バーナー挿入孔を有すると共にその外周部に前記主燃料吹出口及び一次空気吹出口を有しており、前記着火バーナー挿入孔に、着火バーナーに替えて、前記補助燃料吹出口を有する補助燃料バーナーを挿入したことを特徴としている。
【0023】
この発明の装置では、主燃料バーナーの中心部に設けられている着火バーナーの挿入孔(この挿入孔は、着火時にのみ使用され、通常運転時には使用されないものである)に、着火バーナーに替えて補助燃料バーナーを挿入し、この補助燃料バーナーに設けた補助燃料吹出口から、粒状可燃性廃棄物と液状廃棄物の混合物(補助燃料)をロータリーキルン内に吹き出すようにしているので、主燃料の吹き込みによって安定燃焼している火炎の中心部に、補助燃料を吹き込むことができ、補助燃料を、火炎に吹き込んだ瞬間に着火燃焼させることができる。その結果、着火しにくい廃プラスチックや難燃性の可燃性廃棄物であっても確実に燃焼させることができる。
【0024】
また、従来公報(特開平8ー283052号公報)のように、専用バーナーを単独でロータリーキルン内に挿入する構造をとる場合は、バーナーが高温下に晒されるため、バーナーの外側を耐熱仕様にするなどの対策が必要であったが、本発明では、補助燃料バーナーを主燃料バーナーの中心部の着火バーナー挿入孔に挿入するだけであるから、特別にバーナーの耐熱仕様を考慮する必要がなく、バーナーの構造の簡素化が図れる上、既存の主燃料バーナーを利用して簡単に実現できる。
【0025】
請求項6の発明は、請求項4または請求項5において、前記噴射孔が、各々上記一次空気を上記主燃料バーナーの中心線の延長上に向けて噴射するように開けられていることを特徴としている。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明のセメントクリンカの製造方法において使用されるロータリーキルン用燃焼装置の概略構成図、図2は同燃焼装置を構成する第1実施形態の主燃料バーナーの構成図で、(a)はバーナー先端部の断面図、(b)はバーナー先端部の正面図である。
【0028】
図1において、被焼成物であるセメント原料は、ロータリーキルン1内の上流端である窯尻部側(図中左側)から投入され、ロータリーキルン1内を矢印Yのように、下流側である窯前部1A側(図中右側)に移動しながら焼成され、焼成されたセメントクリンカは、窯前部1Aの下部に接続されたクリンカクーラー2に落ちて移動しながら冷却される。
【0029】
ロータリーキルン1の下流端である窯前部1Aには、主燃料である微粉炭を一次空気と共にロータリーキルン1内に吹き込む円筒形状の主燃料バーナー10が設けられている。この主燃料バーナー10は、主燃料である微粉炭を一次空気と共に、窯前部1Aから窯尻部の方向に向かって吹き出して、微粉炭を燃焼させるものである。この主燃料バーナー10は、円筒の中心部に着火バーナー挿入孔11を有すると共に、その外周部に、微粉炭吹出口(主燃料吹出口)12及び一次空気吹出口(図1では図示略)を有するものである。
【0030】
図2(a)、(b)を用いて詳述すると、この主燃料バーナー10は、円筒形状のもので、円筒外壁に近い側から中心に向けて順に同心状に配置された、外側一次空気吹出口13、微粉炭吹出口12、複数列の内側一次空気吹出口14、15、16、並びに中心の着火バーナー挿入孔11を有している。
【0031】
外側一次空気吹出口13は、円筒外壁の内側に円周方向に等間隔で配列された多数の小孔13aの群(集合)よりなり、各小孔13aは、主燃料バーナー10の軸線方向と平行な方向に一次空気を吹き出すことができるように開けられている。
【0032】
微粉炭吹出口12を挟んで、更に内側に配された複数列の内側一次空気吹出口のうち、最外列の内側一次空気吹出口14は、微粉炭吹出口12の内側に円周方向に密接して配列された多数の斜め噴射孔14aの群(集合)よりなり、各斜め噴射孔14aは、主燃料バーナー10の軸線方向に対して捻れた関係で外向きに放射状に開けられ、一次空気を外周方向に旋回流として吹き出すことができるようになっている。
【0033】
その内側の列の内側一次空気吹出口15は、多数の微細小孔15aの群(集合)よりなり、各微細小孔15aは、主燃料バーナー10の軸線方向と平行な方向に一次空気を吹き出すことができるように開けられている。
【0034】
また、最内列の、着火バーナー挿入孔11を取り囲むように設けられた内側一次空気吹出口16は、円周方向に配列された多数の噴射孔16aの群(集合)よりなり、各噴射孔16aは、所定の角度θ(0〜60°)だけ内向きに傾斜して放射状に開けられ、一次空気を主燃料バーナー10の中心線の延長上に向けて噴射できるようになっている。なお、各噴射孔16aは、主燃料バーナー10の軸線方向に対して捻れた状態で開け、一次空気を旋回流として吹き出すようにすることもできる。
【0035】
また、微粉炭吹出口12は、円筒空間を軸線方向及び半径方向に沿った間仕切り壁12bで仕切った多数(図示例では12個)の微粉炭吹出通路(微粉炭吹出チャンネルとも言う)12aの群(集合)よりなり、各微粉炭吹出通路12aは同一円周上に等間隔で配列され、主燃料バーナー10の軸線方向と平行な方向に微粉炭を搬送空気流に乗せて吹き出せるようになっている。
【0036】
各微粉炭吹出通路12aまたは微粉炭吹出口12には、図1に示すように、微粉炭を空気流に乗せて送給する微粉炭供給ライン20が接続されている。微粉炭供給ライン20は、各微粉炭吹出通路12aごとに個別に設けて接続してもよいし、1系統に集約した状態で主燃料バーナー10に接続し、バーナー10の中で燃料を分散させて各微粉炭吹出通路12aに送るようにしてもよい。
【0037】
着火バーナー挿入孔11には、着火時に着火用バーナー(図示せず)が挿入されるが、通常運転時は使用されない。そこで、この燃焼装置では、図1に示すように、この着火バーナー挿入孔11に、着火バーナーに替えて、補助燃料吹出口31を有する補助燃料バーナー30を挿入し、主燃料バーナー10の中心部から補助燃料をロータリーキルン1内に吹き出せるようにしている。そのために、補助燃料バーナー30の後端には、補助燃料供給ホッパ36、バルブ37、及び、図示しない圧送手段(スラリーポンプ等)を備えた補助燃料送給ライン(補助燃料送給手段)35が接続されている。
【0038】
この場合、補助燃料としては、粒状可燃性廃棄物と液状廃棄物のスラリー状混合物を使用する。例えば、粒状可燃性廃棄物の代表的なものとして廃プラスチックの破砕品を挙げることができる。また、液状廃棄物の代表的な例として廃油を挙げることができる。ここでは、廃プラスチックの破砕品と廃油の混合物を、補助燃料バーナー30に供給して、ロータリーキルン1内に吹き出すようにしている。
【0039】
次に前記のロータリーキルン用燃焼装置の作用と共に、セメントクリンカの製造方法について説明する。セメントクリンカを製造するに当たり、主燃料バーナー10に微粉炭及び一次空気を送り、着火バーナー挿入孔11に挿入した補助燃料バーナー30に、廃プラスチックの破砕品と廃油の混合物を送る。そして、主燃料バーナー10の微粉炭吹出口12及び一次空気吹出口13、14、15から微粉炭及び一次空気を吹き出して微粉炭を燃焼させる。また、補助燃料バーナー30の補助燃料吹出口31から廃プラスチックと廃油の混合物を吹き出して燃焼させる。これにより、ロータリーキルン1内でセメントクリンカの焼成作用が進み、セメントクリンカが生成される。
【0040】
このとき、廃プラスチックと廃油の混合物を、主燃料バーナー10の中心に位置する補助燃料バーナー30の補助燃料吹出口31からロータリーキルン1内に吹き出すので、廃プラスチックと廃油を一緒に搬送して同時に処分することができる。また、廃棄物の吹き込み専用のバーナーを主燃料バーナー10と別に設ける必要がなくなるので、バーナーの構成の簡略化に加えて、廃棄物の搬送系の1本化が可能となり、装置構成の簡素化が図れる。
【0041】
しかも、廃プラスチックと廃油は、両者を混合してスラリー状にした上で、主燃料バーナー10の中心部に挿入した補助燃料バーナー30に送給するので、補助燃料バーナー30までの搬送を、汎用のスラリーポンプを使用することによって極めて楽に行えるようになる。また、スラリーとして搬送できることから、廃プラスチックを空気輸送のために必要以上に細かく破砕する必要がなくなり、破砕負担も軽減される。また、廃プラスチックと混合した状態で廃油をロータリーキルン1内に吹き込むことにより、廃油を単体で吹き込んだ場合と比べて、廃油の燃焼性を高めることができる。
【0042】
また、主燃料である微粉炭の送給系から独立した形で、廃プラスチックと廃油の混合物の供給系を設けるので、主燃料バーナー10の火炎の状態やロータリーキルン1の状態の変化に応じて、補助燃料(廃プラスチックと廃油の混合物)の送給量を独自にコントロールすることができ、常に安定した燃焼条件を維持することができる。
【0043】
また、主燃料バーナーの中央部から混合物をロータリーキルン内に吹き出すので、微粉炭の吹き込みによって安定燃焼している火炎の中心部に混合物を吹き込むことができ、補助燃料を、火炎に吹き込んだ瞬間に着火燃焼させることができる。その結果、着火しにくい廃プラスチックや難燃性の可燃性廃棄物であっても確実に燃焼させることができる。
【0044】
また、補助燃料の吹き込みに当たって採用する構成は、補助燃料バーナー30を主燃料バーナー10の中心部の着火バーナー挿入孔11に挿入するだけであるから、特別にバーナーの耐熱仕様を考慮する必要がなく、バーナーの構造の簡素化が図れる上、既存の主燃料バーナー10を利用して簡単に実現できる。
【0045】
また、着火バーナー挿入孔11に挿入した補助燃料バーナー30の周囲には、内向きに一次空気を吹き出す内側一次空気吹出口16(噴射孔16a)が配列されているので、吹き出したスラリー状の混合物を、微粉炭の燃焼火炎の中に速やかに分散させることができ、安定燃焼させることができる。
【0046】
この場合、内側一次空気吹出口16を構成している各噴射孔16aの傾き角度θは、0°<θ<60°の範囲に設定するのがよい。0°以下だと分散効果が期待できないからであり、60°以上は加工が難しくなるからである。また、噴射孔16aの傾き角度θによっても違うが、空気の吹き出し速度Vは、10m/s以上に設定するのが望ましい。また、噴射孔16aの孔径dは、高速空気流(10m/s以上)を生じさせることができ、しかも、前記スラリー状混合物を分散させる効果があれば、特に限定されるものではないが、加工性などを考えると、5mm〜10mmφ程度であるのが好ましい。しかし、噴射孔16aの配置や個数によっては、この範囲には拘らない。また、空気の供給は、他の一次空気吹出口と共通であってもよいし、別系統であってもよい。別系統で空気の供給を行う場合は、図示しないが、別のパイプを接続することになる。
【0047】
図3は第2実施形態の主燃料バーナー10Bの先端部断面図である。この主燃料バーナー10Bでは、ロータリーキルン内に吹き出したスラリー状混合物の分散を図るために、補助燃料バーナー30の先端の吹出口31を、主燃料バーナー10Bの先端よりも内側に引っ込んだ位置に留まらせると共に、該吹出口31よりも先端側の位置において着火バーナー挿入孔11の周壁に、一次空気を着火バーナー挿入孔11の孔内先端側に向けて吹き出す斜めの噴射孔18aを設けている。この斜めの噴射孔18aは、着火バーナー挿入孔11の周壁全周にわたって間隔的に複数設けられており、これら噴射孔18aの群より分散用の一次空気吹出口18が構成されている。各噴射孔18aには、空気流に指向性を与えるガイドパイプ19が必要に応じて設けられている。
【0048】
その他の構成として、図2の第1実施形態の主燃料バーナー10と違う点は、着火バーナー挿入孔11の周囲の噴射孔が、斜めの噴射孔16aから、バーナー軸線と平行な微細小孔17aに変更されている点である。これら微細小孔17aの群は、最内周の内側一次空気吹出口17を構成している。それ以外の点は第1実施形態の主燃料バーナー10と同じである。
【0049】
このように、着火バーナー挿入孔11の周壁に、孔内に内向きに空気を吹き出す分散用の一次空気吹出口18(斜めの噴射孔18a)を設けたので、補助燃料バーナー30の先端吹出口31から吹き出したスラリー状混合物を、即座に効率よく分散させながら、主燃料バーナー10Bよりロータリーキルン内に投入することができ、安定燃焼させることができる。
【0050】
この場合、前記と同様、吹き出し空気の速度は10m/s以上であることが望ましいし、噴射孔18aの傾斜角度αは、30°<α<90°の範囲に設定することが好ましい。また、噴射孔18aの孔径dは、高速空気流(10m/s以上)を生じさせることができ、しかも、スラリー状混合物を分散させる効果があれば、特に限定されるものではないが、3mm〜10mmφ程度であるのが好ましい。しかし、噴射孔18aの配置や個数によっては、この範囲には拘らない。また、空気の供給は、他の一次空気吹出口と共通であってもよいし、別系統であってもよい。別系統で空気の供給を行う場合は、図示しないが、別のパイプを接続することになる。
【0051】
図4は第3実施形態の主燃料バーナー10Cの先端部断面図、図5は図4のV−V矢視断面図である。この主燃料バーナー10Cでは、ロータリーキルン内に吹き出したスラリー状混合物の分散を図るために、補助燃料バーナー30の外周と着火バーナー挿入孔11の内周との間に、一次空気を前方に向けて勢いよく吹き出す噴射通路(一次空気吹出口)40を確保している。41は、補助燃料バーナー30の挿入をガイドし且つ前記噴射通路40を確保するためのスペーサである。この噴射通路40の基端側は、他の一次空気吹出口と共通の供給源あるいは別系統で設けた供給源に接続されている。その他の構成は、図3の第2実施形態の主燃料バーナー10Bと同じである。
【0052】
このように、着火バーナー挿入孔11の内周と補助燃料バーナー30の外周との間に噴射通路40を確保し、その噴射通路40から前方に向けて空気流を噴射するようにしているので、補助燃料バーナー30の先端吹出口31から吹き出したスラリー状混合物を、即座に効率よく分散させながら、ロータリーキルン内に投入することができ、安定燃焼させることができる。
【0053】
この場合、前記と同様、吹き出し空気の速度は10m/s以上であることが望ましい。また、噴射通路40を構成する隙間Gは3〜10mm程度であることが好ましい。3mmより小さいと噴射通路40が塞がれてしまうおそれがあるし、10mmより大きいと空気流を高速で吹き込むのが難しくなるからである。
【0054】
なお、上記実施形態では、主燃料として微粉炭を例示し、粒状可燃性廃棄物として廃プラスチックを例示し、液状廃棄物として廃油を例示したが、それらに限定されないことは勿論である。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1〜6の発明によれば、粒状可燃性廃棄物と液状廃棄物を混合した物をロータリーキルン内に吹き出すようにしているので、固体廃棄物と液体廃棄物を一緒に処分することができ、従って廃棄物の吹き込み専用のバーナーを主燃料バーナーと別に設ける必要がなく、バーナーの構成の簡略化に加えて廃棄物の搬送系の1本化が可能となり、装置構成の簡素化が図れる。しかも、スラリーの形でバーナーに送給するので、搬送を含めた処分の面倒さを解消することができると共に、固形可燃性廃棄物の破砕工程の負担を減らすことができる。
【0056】
特に、請求項2、5の発明によれば、主燃料の吹き込みによって安定燃焼している火炎の中心部に、補助燃料を吹き込むことができるので、補助燃料を素早く燃焼させることができる。また、補助燃料バーナーを主燃料バーナーの中心部の着火バーナー挿入孔に挿入するだけであるから、既存の主燃料バーナーを利用して簡単に実現できる。また、請求項3の発明によれば、主燃料として微粉炭を吹き込みながら、補助燃料として廃プラスチック破砕品と廃油の混合物を吹き込むので、廃棄物を瞬間的に着火燃焼させることができ、廃棄物の発生する熱をセメントクリンカの製造に有効利用することができる。また、請求項6の発明によれば、吹き込んだスラリー状の混合物を効率よく分散させることができ、安定燃焼させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセメントクリンカの製造方法において使用されるロータリーキルン用燃焼装置の概略構成図である。
【図2】同燃焼装置を構成する第1実施形態の主燃料バーナーの構成図で、(a)はバーナー先端部の断面図、(b)はバーナー先端部の正面図である。
【図3】第2実施形態の主燃料バーナーの先端部断面図である。
【図4】第3実施形態の主燃料バーナーの先端部断面図である。
【図5】図4のV−V矢視断面図である。
【符号の説明】
1 ロータリーキルン
1A 窯前部
10 主燃料バーナー
11 着火バーナー挿入孔
12 微粉炭吹出口(主燃料吹出口)
16 一次空気吹出口
18 分散用の一次空気吹出口
30 補助燃料バーナー
31 補助燃料吹出口
35 補助燃料送給ライン
40 噴射通路(一次空気吹出口)

Claims (6)

  1. 粒状可燃性廃棄物を、ロータリーキルンの窯前部に吹き出すことで、セメント焼成用の補助燃料として利用するセメントクリンカの製造方法において、
    前記粒状可燃性廃棄物を予め液状廃棄物と混合し、そのスラリー状混合物を、主燃料吹出口及び複数の一次空気吹出口を有するロータリーキルンの主燃料バーナーの中心部に設けた補助燃料吹出口に送給し、該吹出口からロータリーキルン内に吹き出すとともに、上記補助燃料吹出口の外方に同心的に配置され、かつ各々上記主燃料バーナーの軸線と平行な方向に対して0°を超えて60°未満の角度だけ中心側に傾斜して放射状に開けられた複数の噴射孔からなる上記一次空気吹出口から一次空気を噴出させて上記補助燃料吹出口から吹き出された上記混合物を分散させつつ燃焼させることを特徴とするセメントクリンカの製造方法。
  2. 前記主燃料バーナーは、その中心部に着火バーナー挿入孔を有すると共にその外周部に主燃料吹出口及び一次空気吹出口を有しており、前記着火バーナー挿入孔に、着火バーナーに替えて、補助燃料吹出口を有する補助燃料バーナーを挿入し、該補助燃料バーナーに前記粒状可燃性廃棄物と液状廃棄物の混合物を送給することで、該補助燃料バーナーの補助燃料吹出口から前記混合物をロータリーキルン内に吹き出して燃焼させることを特徴とする請求項1記載のセメントクリンカ製造方法。
  3. 前記主燃料バーナーの主燃料吹出口から主燃料として微粉炭をロータリーキルン内に吹き出すと共に、前記粒状可燃性廃棄物としての廃プラスチック破砕品と前記液状廃棄物としての廃油との混合物を、前記補助燃料吹出口からロータリーキルン内に吹き出すことを特徴とする請求項1または2に記載のセメントクリンカの製造方法。
  4. ロータリーキルン内に主燃料と一次空気をそれぞれ吹き出す主燃料吹出口と複数の一次空気吹出口とを有する主燃料バーナーに、補助燃料吹出口を設け、該補助燃料吹出口に、粒状可燃性廃棄物と液状廃棄物のスラリー状混合物をセメントクリンカ焼成用の補助燃料として送給する補助燃料送給手段を接続してなり、かつ上記補助燃料吹出口は、上記主燃料バーナーの中心部に形成されるとともに、当該補助燃料吹出口の外方に複数の噴射孔からなる上記一次空気吹出口が同心的に配置され、かつ上記複数の噴射孔は、各々上記主燃料バーナーの軸線と平行な方向に対して0°を超えて60°未満の角度だけ中心側に傾斜して、放射状に開けられていることを特徴とするロータリーキルン用燃焼装置。
  5. 前記主燃料バーナーが、その中心部に着火バーナー挿入孔を有すると共にその外周部に前記主燃料吹出口及び一次空気吹出口を有しており、前記着火バーナー挿入孔に、着火バーナーに替えて、前記補助燃料吹出口を有する補助燃料バーナーを挿入したことを特徴とする請求項4記載のロータリーキルン用燃焼装置。
  6. 前記噴射孔は、各々上記一次空気を上記主燃料バーナーの中心線の延長上に向けて噴射するように開けられていることを特徴とする請求項4または5記載のロータリーキルン用燃焼装置。
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