JP3921278B2 - Heated floor panel and manufacturing method thereof - Google Patents
Heated floor panel and manufacturing method thereof Download PDFInfo
- Publication number
- JP3921278B2 JP3921278B2 JP21487297A JP21487297A JP3921278B2 JP 3921278 B2 JP3921278 B2 JP 3921278B2 JP 21487297 A JP21487297 A JP 21487297A JP 21487297 A JP21487297 A JP 21487297A JP 3921278 B2 JP3921278 B2 JP 3921278B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heater wire
- plate
- heat
- insulating material
- heat insulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Central Heating Systems (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅などの電気式暖房床に使用される暖房床パネルおよびその製造方法に関し、特に、暖房床パネルの外殻部材内に組み込まれる埋設パネルの生産効率を高める対策に係る。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電気式暖房床パネルは、断熱材と、該断熱材の上面側に所定の配線形状に加工したヒータ線、たとえば1〜8cm程度の間隔をあけて蛇行する配線形状に加工したヒータ線とで埋設パネルを一体的に形成し、床面材の四辺に枠材を固着してなる外殻部材内に上記埋設パネルを組み込んで構成される。その場合、ヒータ線は、その上側つまり床面側から局所的或いは集中的に荷重が作用すると、断線などの不具合を生じることがあるため、断熱材の上層にヒータ線を埋設することで、床面側から作用する集中荷重などからヒータ線を保護し、かつ断熱材の断熱性により熱効率の向上を図るようにしている。
【0003】
そして、従来、このような電気式暖房床パネルの製造方法としては、断熱材の上面に、ルーターによりヒータ線の配線形状(蛇行形状)に合わせた溝加工を施した後、この溝に沿ってヒータ線を埋め込むことで、ヒータ線を、その配線形状を維持した状態で断熱材に埋設し、断熱材とヒータ線とをパネル状に一体的にするようにしている。
【0004】
また、その他の電気式暖房床パネルの製造方法としては、有底枠状に組んだ外殻の内側底面に、ヒータ線を蛇行形状に配線して設置した後、上記外殻の内側にヒータ線の上方から発泡性ウレタン樹脂液などの発泡性合成樹脂液を流し込み、その後、発泡性合成樹脂液を発泡硬化させることで、断熱材の上層に配線形状を維持した状態でヒータ線を埋設して、断熱材とヒータ線とを一体的に形成するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した2通りの電気式暖房床パネルの製造方法では、それぞれ次のような欠点を保有している。
【0006】
すなわち、上記前者の断熱材の上面にルーターによる溝加工を施すものでは、その溝加工が配線形状に則して行われるためにその加工作業が非常に手間と時間を要し、溝加工の生産性が低いものとなる。しかも、溝にヒータ線を埋め込む作業も多大な手間を要し、埋設パネルひいては電気式暖房床パネルの生産効率が極めて低いといった欠点がある。
【0007】
一方、上記後者のヒータ線の上方から発泡性合成樹脂液を流し込むものでは、発泡性合成樹脂液の調合や注入に大掛かりな設備が必要となる。しかも、埋設パネルを均一厚さに形成する上で、発泡性合成樹脂液を安定して均一に充填することが非常に困難を極めるといった欠点もある。
【0008】
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、スプリングバックの少ない断熱材に予めヒータ線収納溝を型押し成形により形成しておくとともに、ヒータ線を予めヒータ線収納溝と合致させた形状にしておくことで、断熱材に対するルーターによる溝加工や埋め込み作業を省くとともに、大掛かりな設備や発泡性合成樹脂液の注入作業を不要とし、埋設パネルを簡単にかつ極めて生産性良く形成して、電気式暖房床パネルの生産効率を向上せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明が講じた解決手段は、暖房床パネルとして、鉱物質繊維製板状体の表面に予め型押し成形により所定の配線形状にヒータ線収納溝が形成され、かつサーモスタット収納用孔部が打ち抜き加工された断熱材と、該断熱材のヒータ線収納溝に収納され、該ヒータ線収納溝の配線形状に合致する形状に予め形成されたヒータ線と、上記サーモスタット収納用孔部に収納され、上記ヒータ線と接続されたサーモスタットと、上記断熱材のヒータ線収納溝側に上記ヒータ線及び上記サーモスタットと接して設けられ、熱伝導性板材よりなる均熱板とで埋設パネルを構成する。そして、上記埋設パネルを、床面材の四辺に枠材を固着してなる外殻部材内に均熱板を床面材側に向けて組み込む構成としたものである。
【0010】
これにより、請求項1記載の発明では、型押し成形性および型押し成形後の戻り(スプリングバック)の少なさに優れた鉱物質繊維製板状体により断熱材が構成され、この断熱材の表面に型押し成形によってヒータ線収納溝が所定の配線形状に確実かつ容易に形成されることになる。その場合、断熱材のヒータ線収納溝の配線形状と合致する形状に予め形成したヒータ線がヒータ線収納溝に容易に収納されるので、断熱材に複雑なルーターによる溝加工や埋め込み作業を行う必要がない上、発泡性合成樹脂液を発泡硬化させる場合における大掛かりな設備を不要にしつつ断熱材の発泡充填不均一による不具合が防止され、埋設パネルが極めて生産性良く形成される。
【0011】
そして、このようにして得られた埋設パネル(断熱材、ヒータ線および均熱板)は、外殻部材内に組み込まれることによって、ヒータ線方式の電気式暖房床パネルが簡単に生産される。
【0012】
請求項2記載の発明が講じた解決手段は、請求項1記載の発明の構成要件に加えて、均熱板に接して設けられるヒータ線を、均熱板に予め一体に固着せしめる構成としたものである。
【0013】
これにより、請求項2記載の発明では、ヒータ線と均熱板とが予め一体に固着されているので、埋設パネルの生産性が一層高められる。しかも、ヒータ線の熱が確実かつ均一に均熱板に伝達される。
【0014】
請求項3記載の発明が講じた解決手段は、請求項2記載の発明のヒータ線を特定したことを特徴とする。具体的には、導線と該導線を被覆する熱可塑性樹脂製の外被とでヒータ線を構成し、その外被の溶融により均熱板に固着する構成としたものである。
【0015】
これにより、請求項3記載の発明では、ヒータ線は、例えば加熱した均熱板に外被を溶融させることで、配線形状を維持した状態に固着されるので、特別な接着剤等を用いなくともヒータ線が均熱板に簡単に固着され、埋設パネルの生産性がより一層高められる。しかも、均熱板に対するヒータ線の接触がより確実なものとなり、ヒータ線の熱が均熱板に対してより良好にかつ均一に伝達される。
【0016】
請求項4記載の発明が講じた解決手段は、請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の発明のヒータ線収納溝を特定したことを特徴とする。具体的には、ヒータ線収納溝を、ヒータ線の径よりも深く形成し、そのヒータ線の下部側とヒータ線収納溝の底部との間に隙間を設ける構成としたものである。
【0017】
これにより、請求項4記載の発明では、暖房床パネルの上面側、つまり床面材側からヒータ線の上部側に歩行荷重などが作用して床面材が僅かに撓んでも、ヒータ線がヒータ線収納溝内で挟圧されずに底部側(隙間側)に逃げ、ヒータ線収納溝内での挟圧によるヒータ線の損傷が効果的に回避される。
【0018】
請求項5記載の発明が講じた解決手段は、暖房床パネルの製造方法として、鉱物質繊維製板状体の表面に所定の配線形状となる凸部を備えた型板を当てて加熱加圧することによりヒータ線収納溝が刻設され、かつサーモスタット収納用孔部が打ち抜き加工された断熱材を用意しておく。そして、上記ヒータ線収納溝の配線形状に合致する形状に予め形成されたヒータ線を熱伝導性板材よりなる均熱板に固着する。次いで、上記ヒータ線が固着された均熱板を床面材の四辺に枠材を固着してなる外殻部材内に上記床面材に重ね合わせて組み込む。その後、上記断熱材を外殻部材に組み込んで上記ヒータ線が断熱材のヒータ線収納溝に収納され、かつサーモスタットが上記サーモスタット収納用孔部に収納された暖房床パネルを得るようにしている。
【0019】
請求項6記載の発明が講じた解決手段は、暖房床パネルの製造方法として、鉱物質繊維製板状体の表面に所定の配線形状となる凸部を備えた型板を当てて加熱加圧することによりヒータ線収納溝がヒータ線の径よりも深く刻設され、かつサーモスタット収納用孔部が打ち抜き加工された断熱材を用意しておく。そして、導線と該導線を被覆する熱可塑性樹脂製の外被とからなり、上記ヒータ線収納溝の配線形状に合致する形状に予め形成されたヒータ線を熱伝導性板材よりなる均熱板に上記外被の溶融により固着する。次いで、上記ヒータ線が固着された均熱板を床面材の四辺に枠材を固着してなる外殻部材内に上記床面材に重ね合わせて組み込む。その後、上記断熱材を外殻部材に組み込んで上記ヒータ線が断熱材のヒータ線収納溝に収納され、かつサーモスタットが上記サーモスタット収納用孔部に収納された暖房床パネルを得るようにしている。
【0020】
さらに、請求項7記載の発明が講じた解決手段は、請求項5または請求項6記載の発明の構成要件に加えて、断熱材、ヒータ線および均熱板により埋設パネルを構成する。そして、外殻部材の枠材にバッカー材を固着して該バッカー材と床面材とで上記埋設パネルを挟み込んで暖房床パネルを得るようにしている。
【0021】
これにより、請求項5ないし請求項7記載の発明では、ヒータ線収納溝は、鉱物質繊維製板状体よりなる断熱材の表面に加熱加圧により形成されているので、形成後のスプリングバックがより少ないものとなり、良好なヒータ線収納溝が生産性良く形成される。特に、加熱加圧前に、鉱物質繊維性板状体(断熱材)の表面に水などで湿り気を与えておけば、鉱物質繊維性板状体の表面の軟化によりヒータ線収納溝が無理なく形成されるとともに、加熱加圧時の熱で水分を蒸発させてヒータ線収納溝のスプリングバックを抑えた鉱物質繊維性板状体の表面の固化が可能となり、より良好なヒータ線収納溝が形成される。
【0022】
しかも、外殻部材の床面材を下向きにすれば上方に開口する外殻部材の開口部からヒータ線を固着した均熱板および断熱材が順次円滑に組み込まれ、外殻部材の枠材をバッカー材で固着して暖房床パネルが簡単に得られ、埋設パネルの生産性の著しい向上に加えて、ヒータ線方式の電気式暖房床パネルの生産性が著しく向上する。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0024】
図4は、住宅などの電気式暖房床パネルに組み込んで使用される埋設パネルを示す。この埋設パネル1は、平面視で一辺側が長尺な矩形状を呈する断熱材2と、該断熱材2の上面側に配線形状に加工しておいたヒータ線3、サーモスタット15より導出される導出線16および送り線17と、該各線3,16,17の上部側に設けられた均熱板23とから構成されている。ここで、送り線17は、隣り合う埋設パネル1間のヒータ線3同士を電気的に接続するのに用いられる。
【0025】
そして、図5に示すように、上記埋設パネル1は、表面側となる床面材としての矩形状の上面材22にその四辺を囲むよう枠材21を固着してなる外殻部材4内に組み込まれ、この状態で、上記外殻部材4の開口部4aをバッカー材としての下面材24で蓋をして暖房床パネル5を形成し、この暖房床パネル5を、施工する部屋の敷設面積に応じて縦横に並べて組み合わせることで、暖房床Aを構成するようにしている。上記上面材22の上面には表面仕上げ材25が貼着される。
【0026】
ここで、上記暖房床パネル5の製造方法の一例を説明する。
【0027】
先ず、断熱材2を得るまでの前半の工程を図1に基づいて説明する。
【0028】
第1工程として、図1の(a)に示すように、断熱材2を用意する。この場合、断熱材2としては、ロックウール板などの鉱物質繊維製板状体を適用している。この実施形態では、澱粉など水溶性バインダを用いたロックウール板(厚さが約7mmで、比重0.3〜0.5程度)を断熱材2として用いるが、断熱材2はその芯層が表裏層よりも比重の高い材料からなる多層構成にすることもできる。具体的には、表裏層が鉱物質繊維と無機質粉体とを主原料とした高密度層にし、芯層がシラス発泡体のような軽量無機質発泡体が主原料の軽量層にするなどであり、この場合は、全体比重が0.5〜1.0程度であっても、芯層が座屈し易いので細かい溝を形成する場合にも適用できるのである。
【0029】
次いで、第2工程として、断熱材2の上面(表面)に水を塗布し、断熱材2の表層を軟化させる。この水の塗布はスポンジロールで行われ、その塗布量は、過剰に塗布すると水分蒸発に時間がかかるため、断熱材2の上面全域では4〜8g/尺2に設定される。尚、水の塗布は、後述するヒータ線収納溝2b、導出線収納溝2cおよび送り線収納溝2dにそれぞれ対応する部分のみ行われるようにしても良い。また、塗布する水の中に、撥水材やメラミンなどの熱硬化性樹脂を混入させても良く、この場合には、水分の蒸発に伴い断熱材2上面の耐水性が向上し、その後の寸法変化が防止できるとともに、上面の硬度が高くなって荷重に対する耐性が向上する。この第2工程は、良好なヒータ線収納溝2b、導出線収納溝2cおよび送り線収納溝2dを形成する上で好適であるが、特に必要とするものではない。
【0030】
その後、第3工程として、図1の(b)に示すように、断熱材2を下面が下側となるようホットプレス12の下板12aの下側金型10a上面に載置する。
【0031】
そして、第3工程として、図1の(c)に示すように、下面にヒータ線3、導出線16および送り線17の配線形状(図4参照)に倣って突出するヒータ線用凸部9a、導出線用凸部9bおよび送り線用凸部9c(図3参照)を備えたホットプレス12の上板12bの上側金型10b(型板)を、断熱材2の上面側から当てて加熱加圧し、図1の(d)に示すように、ヒータ線収納溝2b、導出線収納溝2cおよび送り線収納溝2dを上面側に刻設した断熱材2を得る。このとき、ホットプレス12(下型12a,上板12b)による上下両金型10b,10a間での加熱加圧は、上側金型10bを予め200°C〜300°Cに加熱しておき、2〜4kg/cm2の圧力で行う。
【0032】
この場合、上側金型10bの各凸部9a,9b,9cがヒータ線3、導出線16および送り線17の径よりも過分に突出しており、ヒータ線収納溝2b、導出線収納溝2cおよび送り線収納溝2dが各線3,16,17の径よりも深く形成されて、その各線3,16,17の下部側と各収納溝2b,2c,2dの底部との間に5mmを限度とする隙間2eが形成されるようになっている。このため、暖房床パネル5の上面側、つまり表面仕上げ材25側から各線3,16,17の上部側に歩行荷重などが作用して表面仕上げ材25および上面材22が僅かに撓んでも、各線3,16,17が各収納溝2b,2c,2d内で挟圧されずに底部側(隙間2e側)に逃げ、各収納溝2b,2c,2d内での挟圧による各線3,16,17の損傷を効果的に回避できる。
【0033】
しかも、型押し成形性および型押し成形後の戻り(スプリングバック)の少なさに優れた鉱物質繊維製板状体により断熱材2が構成されているので、この断熱材2の上面側に型押し成形によってヒータ線収納溝2b、導出線収納溝2cおよび送り線収納溝2dを所定の配線形状に確実かつ容易に形成することができる。
【0034】
しかる後、上記第4工程として、ヒータ線3の蛇行区間に対応する断熱材2の所望位置に埋め込み用孔部2aを打ち抜き加工する。この埋め込み用孔部2aを打ち抜き加工するのは、温度ヒューズを備えたサーモスタット15(図4に表れる)の高さが断熱材2の厚さと同じ寸法(7mm)に形成されているからである。
【0035】
そして、次に、残る後半の工程を図2に基づいて説明する。
【0036】
先ず、第5工程として、ヒータ線3を用意し、このヒータ線3を、上記第3工程で断熱材2の上面に加熱加圧により形成したヒータ線収納溝2bの形状に合致させた配線形状、つまり1〜8cm程度(最も多いのは3〜5cm程度)の間隔をあけて蛇行する配線形状(図4参照)に予め仮り加工しておく。このヒータ線3は、特に限定されるものではないが、ワイヤヒータをガラス繊維やケプラー繊維で補強した線径が0.2mm〜1.5mm程度の導線3aを熱可塑性樹脂の外被3bで被覆して外径を2.0mm〜4.0mmにしたものが用いられる。また、導出線16および送り線17も、ヒータ線3と同様に導線16a,17aを熱可塑性樹脂の外被16b,17bで被覆してなるものが用いられる。
【0037】
次いで、第6工程として、図2の(a)に示すように、加熱した均熱板23を用意する。この場合、均熱板23としては、厚さ0.3mm程度のアルミニウム板が適用されており、熱の上面材22側への伝達を均一にするのに適している。
【0038】
そして、上記加熱した均熱板23に、上記第5工程で予め配線形状に仮り加工しておいたヒータ線3を載置し、外被3bの熱溶着により均熱板23に固着して配線する。また、上記導線16および送り線17も同様に均熱板23に所定の位置に固着して配線する。このように、ヒータ線3と均熱板23とを予め一体に固着しておくことで、埋設パネル1の生産性が一層高められる上、ヒータ線3の熱が確実かつ均一に均熱板23に伝達できる。しかも、各線3,16,17は、加熱した均熱板23に外被3b,16b,17bを溶融させることで、配線形状を維持した状態に固着されるので、特別な接着剤等を用いなくとも各線3,16,17が均熱板23に簡単に固着され、埋設パネル1の生産性を図る上で非常に有利なものとなる。
【0039】
その後、第7工程として、図2の(c)に示すように、上面材22の裏面側にその四辺を囲むよう枠材21を固着してなる外殻部材4を用意する。この上面材22としては、剛性のある板状物を使用している。また、枠材21としても、上面材22と同様の材質の剛性材を使用しており、その両側端面(長尺辺側端面)に、暖房床パネル5同士を接合する雌雄実加工を両側端面で交互に施している。
【0040】
そして、上面材22が下向きとなるよう外殻部材4を反転させ、その枠材21の内側に、上記第5工程でヒータ線3、導出線16および送り線17をそれぞれ溶融固着して配線した均熱板23を外殻部材4の開口部4aから各線3,16,17固着側が上向きとなるよう上記上面材22の裏面側に載置して組み込む。
【0041】
しかる後、第8工程として、図2の(d)に示すように、上記外殻部材4の枠材21の内側に開口部4aから、上記第3工程で得た断熱材2をその各収納溝2b,2c,2d側を下向けた状態で、上記第7工程で組み込んだ均熱板23上の各線3,16,17が各収納溝2b,2c,2dに収納されるよう載置して組み込んでから、断熱材2の埋め込み用孔部2aにサーモスタット15を埋め込む。これにより、断熱材2の各収納溝2b,2c,2dの配線形状と合致する形状に予め形成した各線3,16,17が各収納溝2b,2c,2dに容易に収納されるので、断熱材2の上面側に複雑なルーターによる溝加工や埋め込み作業を行う必要がない上、発泡性合成樹脂液を発泡硬化させる場合における大掛かりな設備も不要となるため、埋設パネル1を極めて生産性良く形成できる。そして、このようにして得られた埋設パネル1(各線3,16,17を固着した均熱板23および断熱材2)は、外殻部材4内に容易に組み込まれることによって、ヒータ線方式の電気式暖房床パネル5を簡単に生産することができる。
【0042】
第9工程として、図2の(e)に示すように、枠材21(外殻部材4)の下側(図2のeでは上側)に下面材24を固着する。この下面材24としては、合板、厚紙、クラフト紙、合成樹脂板、布、不織布、ガラスクロスシートなど、或いはそれらの2つ以上を組み合わせた複合板などを使用している。
【0043】
そして、図2の(f)に示すように、上面材22が上側に位置するよう外殻部材4を上下反転させた後、上記上面材22の外面(上面)に好みに応じた表面仕上げ材25を張り付けることで、暖房床パネル5を得る。
【0044】
これにより、暖房床パネル5は、埋設パネル1を一体化しておかなくとも、ヒータ線3、導出線16および送り線17を溶融固着した均熱板23、並びに断熱材2を外殻部材4内へ順に挿入して重ね合わせて組付けることで簡単に製造され、暖房床パネル5の生産性の向上を図ることができる。しかも、断熱材2の材質および水を塗布した上面側でのホットプレス12の金型10a,10bによる加熱加圧により、プレス解圧後に、断熱材2のヒータ線収納溝2b、導出線収納溝2cおよび送り線収納溝2dの復元が効果的に抑制され、暖房床パネル5の生産性の向上を図る上で非常に有利なものとなる。
【0045】
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含するものである。例えば、上記実施の形態では、ヒータ線3、導出線16および送り線17の外被3b,16b,17bを溶融により均熱板23に固着したが、均熱板にヒータ線、導出線および送り線を粘着剤又は接着剤により固着されるようにしても良い。
【0046】
また、ヒータ線収納溝2b、導出線収納溝2bおよび送り線収納溝2dを各線3,16,17の径よりも深く形成したが、各線の径と同一の深さに各収納溝が形成されていても良い。
【0047】
さらに、ヒータ線3を蛇行形状に配線したが、ジグザグ状など種々の熱効率の良い配線形状にしても良い。
【0048】
しかも、上記実施の形態では、断熱材2の下面に下面材24を固着したが、断熱材の下層が、剛性のある基材、たとえば合板・MDF(中質繊維板)、金属板、合成樹脂板、無機質板等を複合した複合板により構成されるようにすることで、裏面材を不要にすることもできる。
【0049】
さらにまた、上記実施の形態では、上面材22の外面に表面仕上げ材25を張り付けたが、上面材の外面(上面)に、木質化粧板やクッションフロア、カーペット等の化粧板が一体に接着されていても良い。
【0050】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1記載の発明における暖房床パネルによれば、鉱物質繊維製板状体よりなる断熱材の表面に確実かつ容易に型押し成形したヒータ線収納溝にヒータ線を容易に収納することで、埋設パネルを極めて生産性良く形成でき、この埋設パネルを外殻部材内に組み込んでヒータ方式の電気式暖房床パネルを簡単に生産することができる。
【0051】
請求項2記載の発明における暖房床パネルによれば、ヒータ線と均熱板とを予め一体に固着して、埋設パネルの生産性を一層高めることができるとともに、ヒータ線の熱を確実かつ均一に均熱板に伝達することができる。
【0052】
請求項3記載の発明における暖房床パネルによれば、ヒータ線をその外被の溶融により均熱板に配線形状に固着するので、特別な接着剤等を用いなくともヒータ線を簡単に固着でき、埋設パネルの生産性をより一層高めることができるとともに、均熱板に対するより確実なヒータ線の接触によりヒータ線の熱を均熱板に対してより良好にかつ均一に伝達することができる。
【0053】
請求項4記載の発明における暖房床パネルによれば、ヒータ線収納溝内においてヒータ線の下部側とヒータ線収納溝の底部との間に隙間を設けたので、歩行荷重などにより床面材が僅かに撓んでもヒータ線収納溝内での挟圧によるヒータ線の損傷を効果的に回避することができる。
【0054】
請求項5ないし請求項7記載の発明における暖房床パネルの製造方法によれば、ヒータ線収納溝を鉱物質繊維製板状体よりなる断熱材の表面に加熱加圧により形成したので、形成後のスプリングバックをより少なくして良好なヒータ線収納溝を生産性良く形成することができる。特に、鉱物質繊維性板状体の表面への湿り気付与により、ヒータ線収納溝を無理なく形成できるとともに、加熱加圧時の熱による鉱物質繊維性板状体の表面固化によってより良好なヒータ線収納溝を形成することができる。しかも、外殻部材の床面材を下向きにしてヒータ線を固着した均熱板および断熱材を外殻部材内に順次円滑に組み込んでバッカー材で固着すれば暖房床パネルを簡単に得ることができ、埋設パネルの生産性の著しい向上を図れるとともに、ヒータ方式の電気式暖房床パネルの生産性を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る暖房床パネルを製造する場合の前半工程を示す説明図である。
【図2】暖房床パネルを製造する場合の後半工程を示す説明図である。
【図3】下面を上向きに逆転させた状態で視た上側金型の斜視図である。
【図4】埋設パネルの一部を切り欠いた状態を示す平面図である。
【図5】暖房床パネルの一部を切り欠いた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 埋設パネル
2 断熱材
2b ヒータ線収納溝
2e 隙間
3 ヒータ線
3a 導線
3b 外被
4 外殻部材
5 暖房床パネル
9a,9b,9c 凸部
10b 上側金型(型板)
21 枠材
22 上面材(床面材)
23 均熱板
24 下面材(バッカー材)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a heating floor panel used for an electric heating floor such as a house and a method for manufacturing the same, and particularly relates to a measure for increasing the production efficiency of an embedded panel incorporated in an outer shell member of the heating floor panel.
[0002]
[Prior art]
Generally, an electric heating floor panel includes a heat insulating material, a heater wire processed into a predetermined wiring shape on the upper surface side of the heat insulating material, for example, a heater wire processed into a wiring shape meandering with an interval of about 1 to 8 cm. The embedded panel is integrally formed, and the embedded panel is assembled in an outer shell member formed by fixing a frame material to four sides of the floor surface material. In that case, if a load acts locally or intensively from the upper side, that is, the floor surface side, the heater wire may cause problems such as disconnection. Therefore, by burying the heater wire in the upper layer of the heat insulating material, The heater wire is protected from concentrated loads acting from the surface side, and the heat efficiency is improved by the heat insulating property of the heat insulating material.
[0003]
And conventionally, as a manufacturing method of such an electric heating floor panel, after the groove processing according to the wiring shape (meandering shape) of the heater wire was performed on the upper surface of the heat insulating material by the router, along this groove By embedding the heater wire, the heater wire is embedded in the heat insulating material while maintaining its wiring shape, and the heat insulating material and the heater wire are integrated into a panel shape.
[0004]
As another method for manufacturing an electric heating floor panel, a heater wire is installed in a meandering shape on the inner bottom surface of an outer shell assembled in a bottomed frame shape, and then the heater wire is placed inside the outer shell. Pour a foamable synthetic resin liquid such as foamable urethane resin liquid from above, and then foam and cure the foamable synthetic resin liquid to embed the heater wire while maintaining the wiring shape in the upper layer of the heat insulating material The heat insulating material and the heater wire are integrally formed.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-described two methods for manufacturing an electric heating floor panel each have the following drawbacks.
[0006]
In other words, in the former case where the upper surface of the heat insulating material is subjected to grooving by a router, since the grooving is performed according to the wiring shape, the processing work is very laborious and time-consuming, and the grooving is produced. The property is low. In addition, the operation of embedding the heater wires in the grooves also requires a great amount of labor, and there is a disadvantage that the production efficiency of the embedded panel and thus the electric heating floor panel is extremely low.
[0007]
On the other hand, in the case where the foamable synthetic resin liquid is poured from above the latter heater wire, a large facility is required for the preparation and injection of the foamable synthetic resin liquid. In addition, there is a drawback that it is extremely difficult to stably and uniformly fill the foamable synthetic resin liquid in forming the embedded panel with a uniform thickness.
[0008]
The present invention has been made in view of the above points. The object of the present invention is to preliminarily form a heater wire housing groove in a heat insulating material with less spring back by press molding and store the heater wire in advance. By keeping the shape matched with the groove, the groove processing and embedding work by the router on the heat insulating material can be omitted, and large-scale equipment and foaming synthetic resin liquid injection work are unnecessary, making the embedded panel easy and extremely produced. It is designed to improve the production efficiency of electric heating floor panels.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the solution provided by the invention according to
[0010]
Thereby, in invention of
[0011]
And the embedded panel (heat insulating material, heater wire, and heat equalizing plate) obtained in this way is incorporated in the outer shell member, so that a heater wire type electric heating floor panel is easily produced.
[0012]
The solution provided by the invention according to
[0013]
Thereby, in the invention of
[0014]
The solution provided by the invention according to
[0015]
Thus, in the invention according to
[0016]
The solution provided by the invention according to claim 4 is characterized in that the heater wire storage groove of the invention according to any one of
[0017]
Thereby, in invention of Claim 4, even if a walk load etc. act on the upper surface side of a heating floor panel, ie, the floor material side, from the floor material side and a floor material is bent slightly, a heater wire is not It escapes to the bottom side (gap side) without being pinched in the heater wire housing groove, and damage to the heater wire due to the pinching pressure in the heater wire housing groove is effectively avoided.
[0018]
The solution provided by the invention according to
[0019]
The solution provided by the invention according to claim 6 is a heating floor panel manufacturing method in which heating and pressurizing is performed by applying a template having a convex portion having a predetermined wiring shape to the surface of a mineral fiber plate-like body. Thus, a heat insulating material is prepared in which the heater wire housing groove is cut deeper than the diameter of the heater wire and the thermostat housing hole is punched out . Then, the heater wire, which is formed of a conductive wire and a jacket made of a thermoplastic resin that covers the conductive wire, is formed in advance in a shape that matches the wiring shape of the heater wire storage groove, and is formed into a soaking plate made of a heat conductive plate material. It adheres by melting of the jacket. Next, the heat equalizing plate to which the heater wire is fixed is incorporated into the outer shell member in which the frame material is fixed to the four sides of the floor surface material so as to overlap the floor surface material. Then, the said heat insulating material is integrated in an outer shell member, and the said heater wire is accommodated in the heater wire accommodation groove | channel of a heat insulating material , and the thermostat is obtained in the said thermostat accommodation hole .
[0020]
Furthermore, in addition to the constituent features of the invention described in
[0021]
Thus, in the inventions according to
[0022]
Moreover, if the floor material of the outer shell member is turned downward, the heat equalizing plate and the heat insulating material to which the heater wire is fixed are sequentially and smoothly incorporated from the opening of the outer shell member that opens upward, and the frame member of the outer shell member is A heated floor panel can be easily obtained by fixing with a backer material, and in addition to a significant improvement in the productivity of the buried panel, the productivity of the heater-wire-type electric heating floor panel is significantly improved.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, a first embodiment of the invention will be described with reference to the drawings.
[0024]
FIG. 4 shows a buried panel used by being incorporated in an electric heating floor panel such as a house. This embedded
[0025]
And as shown in FIG. 5, the said
[0026]
Here, an example of the manufacturing method of the said
[0027]
First, the process of the first half until obtaining the
[0028]
As a 1st process, as shown to (a) of FIG. 1, the
[0029]
Next, as a second step, water is applied to the upper surface (surface) of the
[0030]
Then, as a 3rd process, as shown in FIG.1 (b), the
[0031]
Then, as a third step, as shown in FIG. 1C, the heater wire convex portion 9a that protrudes along the wiring shape (see FIG. 4) of the
[0032]
In this case, the
[0033]
In addition, since the
[0034]
Thereafter, as the fourth step, the embedding
[0035]
Then, the remaining second half process will be described with reference to FIG.
[0036]
First, as a fifth step, a
[0037]
Next, as a sixth step, a
[0038]
Then, the
[0039]
Thereafter, as a seventh step, as shown in FIG. 2C, an outer shell member 4 is prepared in which a
[0040]
Then, the outer shell member 4 is inverted so that the
[0041]
Thereafter, as the eighth step, as shown in FIG. 2 (d), the
[0042]
As the ninth step, as shown in FIG. 2E, the
[0043]
Then, as shown in FIG. 2 (f), after the outer shell member 4 is turned upside down so that the
[0044]
As a result, the
[0045]
In addition, this invention is not limited to the said embodiment, Other various modifications are included. For example, in the above embodiment, the
[0046]
Further, the heater
[0047]
Further, although the
[0048]
Moreover, in the above embodiment, the
[0049]
Furthermore, in the above embodiment, the
[0050]
【The invention's effect】
As described above, according to the heating floor panel of the first aspect of the present invention, the heater wire can be easily placed in the heater wire housing groove that is surely and easily embossed on the surface of the heat insulating material made of the mineral fiber plate. By storing, the buried panel can be formed with extremely high productivity, and the heater panel type electric heating floor panel can be easily produced by incorporating the buried panel in the outer shell member.
[0051]
According to the heating floor panel of the invention described in
[0052]
According to the heating floor panel of the invention described in
[0053]
According to the heating floor panel of the invention of claim 4, since the gap is provided between the lower side of the heater wire and the bottom of the heater wire housing groove in the heater wire housing groove, the floor material is caused by walking load or the like. Even if it bends slightly, damage to the heater wire due to clamping pressure in the heater wire housing groove can be effectively avoided.
[0054]
According to the method for manufacturing a heated floor panel in the inventions according to
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is an explanatory diagram showing a first half process when manufacturing a heated floor panel according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory view showing a latter half process in the case of manufacturing a heated floor panel.
FIG. 3 is a perspective view of the upper mold viewed with the lower surface turned upside down.
FIG. 4 is a plan view showing a state in which a part of the embedded panel is cut away.
FIG. 5 is a perspective view showing a state in which a part of the heating floor panel is cut away.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
21
23
Claims (7)
該断熱材のヒータ線収納溝に収納され、該ヒータ線収納溝の配線形状に合致する形状に予め形成されたヒータ線と、
上記サーモスタット収納用孔部に収納され、上記ヒータ線と接続されたサーモスタットと、
上記断熱材のヒータ線収納溝側に上記ヒータ線及び上記サーモスタットと接して設けられ、熱伝導性板材よりなる均熱板とで埋設パネルが構成され、
該埋設パネルは、床面材の四辺に枠材を固着してなる外殻部材内に均熱板を床面材側に向けて組み込まれていることを特徴とする暖房床パネル。A heat insulating material in which a heater wire storage groove is formed in a predetermined wiring shape by stamping in advance on the surface of the mineral fiber plate-like body , and the thermostat storage hole is punched ;
A heater wire that is housed in the heater wire housing groove of the heat insulating material and formed in advance in a shape that matches the wiring shape of the heater wire housing groove;
A thermostat housed in the thermostat housing hole and connected to the heater wire;
Provided on the heater wire storage groove side of the heat insulating material in contact with the heater wire and the thermostat , a buried panel is constituted by a heat equalizing plate made of a heat conductive plate material,
The embedded floor panel is a heating floor panel characterized in that a heat equalizing plate is incorporated toward the floor surface material side in an outer shell member formed by fixing a frame material to four sides of the floor surface material.
上記ヒータ線収納溝の配線形状に合致する形状に予め形成されたヒータ線を熱伝導性板材よりなる均熱板に固着し、
次いで、上記ヒータ線が固着された均熱板を床面材の四辺に枠材を固着してなる外殻部材内に上記床面材に重ね合わせて組み込み、
その後、上記断熱材を外殻部材に組み込んで上記ヒータ線が断熱材のヒータ線収納溝に収納され、かつサーモスタットが上記サーモスタット収納用孔部に収納された暖房床パネルを得ることを特徴とする暖房床パネルの製造方法。A heater wire storage groove is engraved by punching a thermostat storage hole by applying a heat-pressed mold plate with a convex portion having a predetermined wiring shape on the surface of a mineral fiber plate. Prepare the insulation,
A heater wire previously formed in a shape that matches the wiring shape of the heater wire storage groove is fixed to a soaking plate made of a heat conductive plate material,
Next, the heat equalizing plate to which the heater wire is fixed is incorporated into the outer shell member in which the frame material is fixed to the four sides of the floor surface material so as to overlap the floor surface material,
Thereafter, the heat insulating material is incorporated into an outer shell member to obtain a heating floor panel in which the heater wire is accommodated in the heater wire accommodating groove of the heat insulating material , and the thermostat is accommodated in the thermostat accommodating hole. Manufacturing method of heating floor panel.
導線と該導線を被覆する熱可塑性樹脂製の外被とからなり、上記ヒータ線収納溝の配線形状に合致する形状に予め形成されたヒータ線を熱伝導性板材よりなる均熱板に上記外被の溶融により固着し、
次いで、上記ヒータ線が固着された均熱板を床面材の四辺に枠材を固着してなる外殻部材内に上記床面材に重ね合わせて組み込み、
その後、上記断熱材を外殻部材に組み込んで上記ヒータ線が断熱材のヒータ線収納溝に収納され、かつサーモスタットが上記サーモスタット収納用孔部に収納された暖房床パネルを得ることを特徴とする暖房床パネルの製造方法。The heater wire storage groove is engraved deeper than the diameter of the heater wire by applying a heat-pressed mold plate with a convex portion having a predetermined wiring shape on the surface of the mineral fiber plate , and the thermostat storage Prepare a heat-insulating material with punched holes ,
A heater wire, which is formed of a conductive wire and a jacket made of a thermoplastic resin that covers the conductive wire, and is formed in advance in a shape that matches the wiring shape of the heater wire storage groove, is attached to the heat equalizing plate made of a heat conductive plate. Fixed by melting the coating,
Next, the heat equalizing plate to which the heater wire is fixed is incorporated into the outer shell member in which the frame material is fixed to the four sides of the floor surface material so as to overlap the floor surface material,
Thereafter, the heat insulating material is incorporated into an outer shell member to obtain a heating floor panel in which the heater wire is accommodated in the heater wire accommodating groove of the heat insulating material , and the thermostat is accommodated in the thermostat accommodating hole. Manufacturing method of heating floor panel.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21487297A JP3921278B2 (en) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | Heated floor panel and manufacturing method thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21487297A JP3921278B2 (en) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | Heated floor panel and manufacturing method thereof |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1163533A JPH1163533A (en) | 1999-03-05 |
JP3921278B2 true JP3921278B2 (en) | 2007-05-30 |
Family
ID=16662970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21487297A Expired - Lifetime JP3921278B2 (en) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | Heated floor panel and manufacturing method thereof |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3921278B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2337539B (en) * | 1998-05-22 | 2002-08-07 | Multi Sportswall Systems Ltd | Heated floor for buildings |
-
1997
- 1997-08-08 JP JP21487297A patent/JP3921278B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1163533A (en) | 1999-03-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100791033B1 (en) | Architectural embossing core panel, manufacturing method and facility for the panel | |
JP3921278B2 (en) | Heated floor panel and manufacturing method thereof | |
JPS634164A (en) | Siding board | |
JP4421588B2 (en) | Heated floor panel | |
JPS6318097B2 (en) | ||
JPH10238795A (en) | Manufacture of panel embedding heater for floor heating | |
JPH04208417A (en) | Fiber reinforced thermoplastic resin formed article and forming method thereof | |
JPH02158313A (en) | Manufacture of molded interior material | |
JP2002039558A (en) | Method for manufacturing waterproof floor | |
JP4266510B2 (en) | Construction method of floor heating structure | |
JP2705002B2 (en) | Pulp mode decorative mold manufacturing method | |
KR102117230B1 (en) | Insulator and the method of the same | |
JP4380624B2 (en) | Molding | |
JP4267179B2 (en) | Floor heating panel | |
JPH0979594A (en) | Manufacture of floor heating panel | |
JP4145080B2 (en) | Laminate for floor heating panel and floor heating panel | |
JP2994733B2 (en) | Manufacturing method of sheet heating element for heating toilet seat | |
GB2092192A (en) | Internally honeycombed hardboard and method of making the same | |
JP3133900B2 (en) | Manufacturing method of laminate | |
JPH0480140B2 (en) | ||
JPH052797B2 (en) | ||
JPH05315785A (en) | Method for fabricating molded part containing metallic long fibers | |
JPH0976263A (en) | Preparation of interior finishing material | |
JPH04254119A (en) | Built-in type floor heating panel and manufacture thereof | |
JPS5942625B2 (en) | Reinforced decorative gypsum board |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040708 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060629 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060725 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060922 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070219 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100223 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130223 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160223 Year of fee payment: 9 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |