JP3920365B2 - 地熱流体中の非凝縮性ガスを処理するための装置および方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は発電等の有効目的下に生産井から抽出される地熱流体中の非凝縮性ガスを処理するための装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
これまで多くの国において生産井から抽出される地熱流体により稼働する電力プラントが作られてきており、現在では大量の電力が賄えるまでになっている。このようなプラントの形態は本明細書において参考文献とする米国特許第4542625号に開示されるものに類似している。すなわち、当該’625号特許においては、地熱流体が地熱蒸気として生産井から抽出され、発電機を駆動する蒸気タービンに与えられる。この結果、当該タービン中における蒸気の膨張によって、発電機は電気的な負荷に電力を供給する。その後、当該タービンから排出された放熱状態の蒸気は結果的に気化されることとなる有機流体との間接的な接触により凝縮される。なお、この有機流体は閉ランキンサイクル型電力プラントの一構成要素であり、これもまた電気的負荷に電力を供給する。
【0003】
また、地熱流体から電力を生ずるための他の方法や手段として、水冷式コンデンサを減圧条件下で使用する凝縮型蒸気タービンを組み込んだ電力プラントが挙げられる。
【0004】
さらに、当該’625号特許に開示されるシステムにおいては、コンデンサによって生じる蒸気の凝縮液が再注入井に移送されて処理される。しかしながら、この場合、熱の伝達効率を確保するために、当該タービンから排出される地熱蒸気中に存在する二酸化炭素、硫化水素、また時として、少量のアンモニア、炭化水素、窒素および水素等の非凝縮性ガスをコンデンサにより除去する必要がある。また、当該システムにおいて大容量のこのような非凝縮性ガスが存在すると、たとえそれらの重量%が相対的に小さな値であっても、当該蒸気凝集物の安定な流れを確実にすることが困難になる。
【0005】
そこで、熱伝達効率を確保するために、当該’625号特許は上記ガス体を抽出加圧し、これらを上述の蒸気凝縮液と混合した後に再注入井に加える方法を開示している。このような方法によれば、当該ガス体と蒸気凝縮液の双方の処理を環境的に安全に行うことができる。
【0006】
凝縮式蒸気タービンを備える電力プラントにおいては、減圧下で得られる非凝縮性ガス体を補助的手段によって大気圧よりも高いレベルに加圧する必要がある。これまで、このような手段として、エジェクタ、真空ポンプ、若しくはこれらの組み合わせが使用されてきた。この場合、当該非凝縮性ガスは加圧された蒸気凝縮液の処理方法と同様か他の適当な方法で処理できる。
【0007】
1985年に出願された当該’625号特許以来、異なる分野において有用な種々の異なる地熱流体に適応する変更態様が種々作製されている。例えば、生産井において生じる地熱流体は地下鹹水であったり、蒸気であったり、また、地下鹹水と蒸気の混合体の場合もある。なお、このような地熱流体の前処理を、当該流体と、地下鹹水と分けて処理して電力を得るための蒸気の流れとに分離する分離装置を用いることにより行うことができる。しかしながら、ほとんどの場合において、大量の非凝縮性ガス、蒸気凝縮液および地下鹹水が生成され、これらを環境的に安全な方法で処理する必要がある。
【0008】
ところが、当該非凝縮性ガスを抽出して、これらを圧縮し、さらに、電力プラントにより生成される使用済みの地熱流体と共にこれらを地中に再注入することは、特に地熱流体中における非凝縮性ガスの割合が高い設備において、そのガス圧縮に要する電力の観点からコスト高になる。また、使用済みの地熱流体を再注入する場所にいわゆるガスポケットが形成されることによる問題が生じる。すなわち、このようなガスポケットによって非凝縮性ガスを地中に処理することが妨げられ、さらに、当該電力プラントの動作効率が低下する。
【0009】
このような問題が生じる場合に、時として化学的緩和システムを使用することがある。当該システムでは、非凝縮性ガスの内の硫化水素に存在する硫黄と結合する従来の化学薬品が用いられ、これによって、当該ガスが大気中に放散されても環境的に安全になる。しかしながら、このような化学反応によって生じる硫黄化合物を処理することが必要になり、これは困難であったりコスト高になる場合が多い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は上記諸問題を解消し得る生産井から抽出される地熱流体中の非凝縮性ガスを処理し、かつ、発電するための新規かつ改善された方法および装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、地熱プラントまたは電力プラントにより生成され、ほとんどすべての硫化水素(例えば約80%あるいはそれ以上)を含む非凝縮性ガス流の少なくとも一部を圧縮ガスの形態に圧縮することにより処理する。当該電力プラントにより同時に生じる使用済みの熱流体もまた加圧され、上記圧縮ガスと直接接触して、ほとんどすべての硫化水素が溶存した排液になる。この排液は再注入井中に廃棄することが可能となるため、硫化水素をほとんど含まない加圧されたガスの流れを大気中に放出できる。当該地熱電力プラントは減圧条件下で動作する水冷式コンデンサを備えていてもよい。なお、上述の「地熱プラント」とは、例えば、地域暖房用の若しくは産業処理用の地熱流体に含まれる熱を使用する設備を意味する。
【0012】
この場合、好ましくは、加圧されたガスの流れは大気中に放出される前にタービン中で膨張して電力を生じる。さらに、好ましくは、当該電力が非凝縮性ガスの圧縮に用いられ、これによって、正味の消費電力が低減する。
【0013】
必要に応じて、上記圧縮ガスと加圧流体との接触時に塩素を加えることもできる。なお、同処理は排ガス中の遊離硫化水素をさらに減少する効果を有する。
【0014】
本発明の一実施態様においては、非凝縮性ガスの流れのほぼ全体を圧縮するために機械的手段が使用される。この場合、化学的手段もまた使用することができるが、非凝縮性ガスにおいて圧縮される部分の割合は機械的手段に比して小さい。一方、当該化学的手段を使用する場合は、非凝縮性ガスの流れからほとんどすべての硫化水素が除かれ、これによって、当該非凝縮性ガス中のほとんどすべての硫化水素を含有する除去されたガスの流れが生じる。したがって、残存する流れの部分のみを圧縮して当該除去処理後のガス部分を排気すればよい。例えば、硫化水素の初期濃度が極めて小さく、すなわち、非凝縮性ガスおよび蒸気流全体の1重量%程度である場合、上記のほとんどすべての硫化水素を含有する除去されたガスの量は当該非凝縮性ガス流の10重量%程度よりも少ない。このため、当該実施態様においては、前述の実施態様よりも少量の非凝縮性ガスを圧縮すればよい。
【0015】
さらに、非凝縮性ガスや蒸気の温度低下、並びに、これらの圧縮量の減少に有効な他の実施態様においては、当該非凝縮性ガス中にアンモニアが存在する場合、溶解した非凝縮性ガスやNH4 HS等を含有する液体の流れが生じる。また、硫化水素量の減少した非凝縮性ガスや、水蒸気の凝縮によって減少した非凝縮性ガスや蒸気を含む別の流れも生じる。その後、当該後者の流れのみが圧縮され、加圧された使用済みの地熱流体と接触して、ほとんどすべての硫化水素を含む排液と大気中に放出することのできる硫化水素をほとんど含まない加圧ガスの流れが生じる。なお、当該実施態様においては、上記の溶解した非凝縮性ガスとNH4 HSを含有する液体の流れを再注入井中に直接廃棄することができる。好ましくは、加圧ガスの流れは放出される前に膨張して電力を生じ、当該電力は非凝縮性ガスの圧縮に用いられる。
【0016】
【実施例】
図面において、参照番号10は本発明による第1のプラントを示しており、同プラントは、例えば、生産井12により得られ、地熱プラントまたは電力プラント14において使用される地熱流体中に存在する、CO2 、H2 S、NH3 およびN2 等の非凝縮性ガスを処理する。該井戸12により得られる地熱流体は地熱蒸気、地熱地下鹹水またはこれらの混合物である。また、プラント14は井戸12により得られた地熱流体から電力を生じる装置を概略的に示しており、副産物として、非凝縮性ガスの流れ16と使用済みの地熱流体(例えば:水蒸気の凝縮液)の流れ18を生じる。
【0017】
周知の如く、特に、上記’625号特許に記載されるように、伝熱効率の確保のために、井戸12からの地熱流体中にあるか、または、これをフラッシュ処理して得られ、かつ、熱交換に使用される蒸気から非凝縮性ガスを除去する必要がある。さらに、当該システムにおいて大容量の非凝縮性ガスが存在すると、たとえそれらの重量%が相対的に小さい場合であっても、当該蒸気凝縮液の流れを安定に保つことが困難になる。すなわち、流れ16を構成するガスがこれに相当する。さらに、プラント14においてタービン発電機(図示せず)を有する電力プラントによって地熱流体から熱が取り出された後に、残存する液体が流れ18を生じる。
【0018】
流れまたは内部接続部16はモータ駆動式コンプレッサ20の入力部に供給され、該コンプレッサはプラント14により生成された非凝縮性ガスのほぼ全体の流れを圧縮して配管22中に一定の流れを形成する。その後、この流れは充填塔24に送られる。さらに、同充填塔において、ポンプ26により加圧処理された流れ18における液体部分(例:水蒸気の凝縮液)が配管22からの圧縮ガスと直接接触する。この時、当該非凝縮性ガスの構成要素、主にH2 S、が塔24中で当該液体に溶解して、同成分、特に硫化水素に富む排液を生じる。すなわち、塔24はプラント14からの圧縮ガスを同プラントからの加圧液体と直接接触させて溶解H2 Sに富む排液27を生成する。なお、塔24を適切に設計し、かつ、同塔内において直接接触処理される流体部分の温度および圧力を適切に選択することにより、流れ16におけるほとんどすべてのH2 Sを使用済みの地熱流体に溶解させることができる。
【0019】
さらに、加圧した排液27が配管32を介して、もしも好適であれば、他の地熱若しくは使用済みの地熱液体または流体と共に再注入井に送られて、同排液はガス体と液体の混合物を地中に分散させる際の問題を伴うことなく地中に分散される。この場合、H2 Sガスの加圧の使用済みの地熱液体中への溶解度を高めるために、参照番号28で示すように、塩素または塩素ベースの化合物を塔24中に導入してもよい。
【0020】
また、充填塔24内で起こる配管22における圧縮ガスと配管25における加圧液体(例:水蒸気の凝縮液)との接触によって、H2 Sガスをほとんど含まない加圧ガスの流れが配管29に送られる。これらのガス体には主にCO2 およびN2 が含まれ、大気中に排気されても生態系に影響をおよぼすことのない程にH2 Sの含有率は低い。好ましくは、当該ガス排気は膨張装置30における膨張処理による発電の後に行われる。なお、コンプレッサ20の駆動に要するエネルギーを節約するために、当該膨張装置30を同コンプレッサと直接連結して当該システムの動作に要する正味の電力を減少することができる。さらに、使用済みの地熱液体(例:水蒸気の凝縮液)は、これを一定の垂直距離または異なる高さだけ下方に流すことによって、加圧することができる。
【0021】
また、図2に示す実施例40は、地中に再注入するために圧縮される非凝縮性ガスの量を大幅に低減することができ、同実施例は電力プラントにより生ずる非凝縮性ガス全体の流れよりも少ない部分を圧縮するという理由によって図1の実施例10とは異なる。すなわち、実施例40においては、非凝縮性ガスの流れ16Aが内部接続部すなわち吸収除去装置42に供給され、同装置によって、当該流れ16A中のほとんどすべてのH2 Sがまず吸収カラム43中の吸収剤によって吸収された後、除去カラム44においてさらに除去される。この結果、除去されたガス流47が生成されてコンプレッサ30Aに送られる。次いで、このようにして圧縮されたガスは配管25A中の加圧の使用済みの地熱液体(例:水蒸気の凝縮液)と混合され、もしも好適であれば、他の地熱若しくは使用済みの地熱液体または流体と共に、配管32Aを介して再注入処理用の再注入井34Aに送られる。
【0022】
図2における装置42は上記動作を実行する従来装置であり同図において概略的に示されている。すなわち、該装置42は吸収カラム43と除去カラム44を備えている。同カラム43には配管45を介してアミンベースまたは他の適当な液体吸収剤としての溶媒が供給される。而して、当該吸収剤と流れ16A中のガスとの接触によって、該溶媒はH2 SのほとんどすべてとCO2 のような他の非凝縮性ガスの少量部分が吸収される。その後、当該液体と吸収処理されたガスの流れは配管46を介してカラム43からカラム44に移され、ここで、熱が加えられて(例:蒸気ボイラーまたはリボイラーにより)当該吸収処理されたガスが液体と分離され、溶媒が再生されてカラム43で再使用される。
【0023】
このカラム43の作用により、同カラムを出るガスにはH2 Sがほとんど含まれておらず、必要であれば、これを大気中に安全に排気できる。さらに、カラム44の作用により、同カラムを出るガスはH2 Sのほとんどすべてが含まれる。而して、当該カラム44を出るガスの量は流れ16Aにおけるガスの量よりもはるかに少ない。例えば、200Kg/時のH2 Sを含む20000Kg/時の非凝縮性ガスが当該装置42により処理される場合は、200Kg/時のH2 Sを含む約2500−3000Kg/時のガスがカラム44から送出される。したがって、コンプレッサ30Aは20000Kg/時の非凝縮性ガスのうちの2500−3000Kg/時のガスのみを圧縮すればよいことになる。この結果、圧縮のための電力消費が有効に減少できる。
【0024】
地熱プラントまたは電力プラント14Aを出て装置42に供給される流れ16A中の非凝縮性ガスを冷却し、さらに、当該非凝縮性ガスと共存する水蒸気を凝縮するために、冷却装置17(空冷式として示されている)が使用できる。この結果、水蒸気の一部が凝縮し、非凝縮性ガスの一部が当該水蒸気の凝縮液中に溶解する。これによって、比較的少ない非凝縮性のガスまたは蒸気が装置42で処理されることになる。それゆえ、コンプレッサ30Aにより圧縮される非凝縮性ガスまたは蒸気の量がさらに減少する。
【0025】
なお、図1に関連する実施例において圧縮される非凝縮性ガスまたは蒸気の量を減少したり、当該非凝縮性ガスまたは蒸気を冷却するために、図3に基づいて説明される予備コンデンサ64を備える実施例を使用することができる。
【0026】
図3は有機流体ループにおけるプレヒータの使用を示している。ただし、当該図3の地熱電力プラントの構成は上記の’625号特許に示される構成、すなわちプレヒータを使用しない構成にすることもできる。
【0027】
図3に示されるプラントまたは電力プラント14Bは地熱水蒸気、地下鹹水およびアンモニアを含む非凝縮性ガスを生ずる生産井12Bを備えている。この地熱水蒸気は蒸気タービン52に図示の如く直接に、または分離装置を介して送られ、同タービンは電気的負荷に接続している発電機を駆動する。その後、このタービンから排出される膨張した水蒸気は熱交換器54に送られ、該交換器は、例えばペンタンまたはイソペンタン等の、液体である有機流体55を気化する気化器として作用する。この結果、当該熱交換器54中の膨張した水蒸気が水蒸気凝縮液56に変換する。
【0028】
その後、気化した有機流体は熱交換器54から有機タービン57に送られ、同タービン中において膨張が生じて、電気的負荷に電力供給する発電機が駆動される。次いで、当該膨張した有機蒸気は空冷式として示されているコンデンサ58において凝縮され、有機性凝縮液がポンプ59により熱交換器60を介して熱交換器54に帰還する。なお、熱交換器60は熱交換器54から水蒸気凝縮液56を受け取り、有機流体をコンデンサ58の温度から熱交換器54により生ずる有機蒸気の温度まで予備加熱する。この結果、当該プレヒータ60中の水蒸気凝縮液は一定の熱量を失い、さらに、配管61を介してポンプ62に送られて加圧された後に充填塔24Bに供給される。なお、当該電力プラントは図1および図2に示されるプレヒータを使用しない電力プラント14および14Aとして用いることも可能である。
【0029】
さらに、タービン52により生成される膨張蒸気中の一部の水蒸気および非凝縮性ガスが熱交換器54から抽出されて内部接続部を介して空冷式として示されている予備コンデンサ64に供給される。これにより、当該水蒸気の温度は凝縮液56の温度よりも低い外界温度とほぼ同じ温度まで冷却されて凝縮する。この結果、非凝縮性ガスまたは蒸気の体積が減少し、硫化水素の一部が当該水蒸気凝縮液中に溶解し、また、当該非凝縮性ガス中にアンモニアが存在する場合は、水蒸気凝縮液と反応してH2 Sがアンモニウムハイドロスルフィド(NH4 HS)を生成する。また、他の非凝縮性ガスの一部も当該凝縮液に溶解する。このようにして、予備コンデンサ64中に残存する非凝縮性ガス中の硫化水素の絶対量が他の特別な装置を用いることなく減少できる。
【0030】
而して、当該予備コンデンサ64を出る液体は溶解した非凝縮性ガスとNH4 HSとを含む液体の流れになる。次いで、当該液体はポンプ65により加圧され、配管66を介して必要な場合に他の地熱または使用済みの地熱液体または流体と共にこれを再注入するための再注入井34Bに送られる。
【0031】
また、予備コンデンサ64においてガス状を維持する非凝縮性ガスは、コンプレッサ68の作用により、低減された量の硫化水素を含む非凝縮性ガスの状態で配管67に引き込まれる。その後、コンプレッサ68はこの流れを加圧し、これを塔24Bに送り、当該塔中において、非凝縮性ガス中に残存するH2 Sが加圧された水蒸気の凝縮液に吸収される。この結果、H2 Sをほとんど含まない加圧された非凝縮性ガスの流れが配管69を介して塔24Bから大気中に排気される。好ましくは、当該加圧された流れは排気される前に膨張装置30Bにより膨張され、さらに、当該膨張装置がコンプレッサ68に直接に連結していることが好ましい。また、必要であれば、加圧された水蒸気凝縮液への硫化水素の溶解度または吸収率を高めるために塔24Bに塩素を供給することができる。
【0032】
したがって、実施例50は圧縮された非凝縮性ガスの量を減少するべく作用する。すなわち、非凝縮性ガスおよびNH4 HSの溶存する液体の流れが配管66中に生成され、これと並行して、低減された量の硫化水素および残りの非凝縮性ガスを含む非凝縮性ガスの流れが配管67に生成される。その後、後者の流れ、すなわち、低減された量の硫化水素と残りの非凝縮性ガスを含む流れは、熱交換器54中の非凝縮性ガスとは別に、コンプレッサ68により圧縮される。
【0033】
また、当該プラントまたは電力プラントにより得られる非凝縮性ガスは、必要であれば、燃料によりこれらを燃焼することのできる燃焼室に送って処理することができ、この結果、当該非凝縮性ガス中の硫黄分は大気中に排気可能な硫黄酸化物となり、さらに可能であれば、他の硫黄化合物を生成するべく処理することができる。なお、図4にこのような構成の一例を示す。
【0034】
さらに、他の変更態様においては、図2に関連する説明と類似する方法において当該プラントまたは電力プラントから得られる流れから非凝縮性ガス中のほとんどすべての硫化水素を含む流れを生成することができる。この場合、当該ほとんどすべての硫化水素を含む流れは必要であれば燃料により燃焼するための燃焼室に送ることができる。図5にこのような構成の一例を示す。なお、同例においては、前述の態様において必要となる量よりも少ない燃料で賄える。
【0035】
以上、本発明の方法および装置により得られる利点並びに改善点を同発明の好ましい実施態様の説明により明らかにした。なお、種々の変形および変更が上記請求の範囲における本発明の精神ならびに範囲に逸脱しない限りにおいて可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による地熱電力プラントの一般的形態における第1のプラントの概略的ブロック図であり、当該電力プラントにより生じる非凝縮性ガスのすべてが圧縮される。
【図2】化学的手段を用いる本発明による地熱電力プラントの一般的形態における第2のプラントの概略的ブロック図であり、非凝縮性ガスの一部のみが圧縮される。
【図3】本発明による地熱電力プラントの特定形態における第3のプラントの概略的ブロック図であり、当該電力プラントにより生じる非凝縮性ガスの一部のみが圧縮される。
【図4】非凝縮性ガスを燃焼して廃棄可能な二酸化硫黄を生成し、また、さらにこれを処理するためのシステムを示す変形例である。
【図5】非凝縮性ガスに含まれるほとんどすべての硫化水素を燃焼して廃棄可能な二酸化硫黄を生成し、さらにこれを処理するためのシステムを示す他の変形例である。
【符号の説明】
10 第1のプラント
12 生産井
14 地熱電力プラント
16 非凝縮性ガスの流れ
18 使用済みの地熱流体の流れ
20 コンプレッサ
24 充填塔
26 ポンプ
27 排液
30 膨張装置
34 再注入井
Claims (7)
- 非凝縮性ガスおよび水蒸気を含むガス流ならびに使用済みの地熱液体の流れを生成する型の地熱プラントにおいて使用される地熱流体中に存在する硫化水素を含む非凝縮性ガスを処理するための方法において、
a)前記ガス流を冷却して、前記非凝縮性ガスの一部を溶解する水蒸気の凝縮液を生成すると共に減量したガスの流れを生成し、当該水蒸気の凝縮液と前記使用済みの地熱液体とを混合する段階、
b)前記使用済みの地熱液体を加圧する段階、
c)前記減量したガスの流れから硫化水素を除去して、硫化水素をほとんど含まない残留ガスを生成する段階、ここにおいて前記硫化水素を除去する段階は、前記減量したガスの流れを化学的に処理して前記残留ガスを生成すると共に、硫化水素を含む除去されたガスを生成することを含み、さらに、当該除去されたガスを圧縮して前記加圧された地熱液体と混合することにより排液を作ることを含む、前記硫化水素を除去する段階、
d)前記残留ガスを大気中に排気する段階、および
e)前記加圧された使用済みの地熱液体、除去した硫化水素、および前記排液を再注入井中に廃棄する段階とを備える、前記方法。 - 前記減量したガスの流れから硫化水素を除去する段階が、当該減量したガスの流れの少なくとも一部を圧縮して圧縮ガスを形成する処理と、当該圧縮ガスを前記加圧された地熱液体と接触させて同圧縮ガス中の硫化水素を当該液体に溶解して排液を作る処理とを含む請求項1に記載の方法。
- 前記残留ガスを膨張して、前記ガス流を圧縮する場合に使用する電力を生ずる処理を含む請求項2に記載の方法。
- 前記残留ガスを膨張して電力を生ずる処理と、当該電力を利用して前記ガス流を圧縮する処理と、当該膨張処理した残留ガスを大気中に排気する処理とを含む請求項1に記載の方法。
- 地熱流体を処理して、硫化水素と、アンモニア、二酸化炭素、窒素および水蒸気から成る群から選択される少なくとも一のガスとを含むガス流、および使用済みの地熱液体を生成する地熱プラントと共に使用する装置において、
a)当該ガス流から硫化水素を除去して硫化水素をほとんど含まない残留ガス流を生成する手段、前記手段は、
(i)前記ガス流を冷却して、硫化水素と前記群における他のガスとの一部を溶解する水蒸気の凝縮液の流れを生成すると共に、低減された量の硫化水素と同群における他のガスを含む減量したガスの流れを生成する冷却器と、
(ii)当該減量したガスの流れからほとんどすべての硫化水素を化学的に除去して、前記減量したガスの流れ中に硫化水素をほとんど含まない前記残留ガスと、硫化水素のほとんどすべてを含む除去されたガスとをそれぞれ生成する手段を含み、
b)前記残留ガスを膨張して、前記ガス流を圧縮するための電力を生成し、前記の膨張した残留ガスを大気中へ排気する手段、
c)前記使用済みの地熱液体を加圧する手段、および
d)前記の加圧された使用済みの地熱液体と除去した硫化水素を再注入井に廃棄する手段とを備える装置。 - 前記除去されたガスを圧縮する手段と、当該圧縮した除去されたガスを前記加圧された使用済みの地熱液体と混合する手段とを備える請求項5に記載の装置。
- 前記のガス流から硫化水素を除去して硫化水素をほとんど含まない残留ガス流を生成する手段が、
a)前記減量したガスの流れを圧縮する手段、および
b)当該圧縮したガスの流れを前記加圧された使用済みの地熱液体に直接接触させて、溶解した硫化水素を含む排液と前記残留ガスの流れを生成する手段とを備える請求項5に記載の装置。
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