JP3918030B2 - トンネル内壁施工方法 - Google Patents

トンネル内壁施工方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、剥落防止用のネットを埋め込んで剥落の危険を防止したトンネル内壁を、迅速、合理的に施工するトンネル内壁施工方法、およびトンネル壁に関する。本発明は、もともと鉄道や道路トンネル内壁、とくに天井部分の補修を目的になされたが、広く新規のトンネル内壁工事や内壁においても効果的に利用することができる。
【0002】
【従来の技術】
鉄道や道路のトンネル内壁、とくに天井部分の剥落事故は大事故につながる可能性があるので、これを事前に察知し安全なトンネルに補修する必要がある。ところが、これらのトンネル、とくに鉄道用のトンネルは、その性格上きわめて限られた時間内に迅速、確実に実施し、かつ、列車の通行に支障を来さないよう施工を終えなければならない点で、その制約がビルの外壁などの他の建築物とは大きく異なる。
【0003】
従来の剥落防止用ネット埋込方式のトンネル内壁補修工事について典型的な例を説明すると、まず、最終列車の通過後、トンネル内壁の浮き等の不良部分をはつり落としてコンクリート躯体表面を洗浄し、プライマー処理などの準備作業を行う。ついで、剥落防止用のネットを複数の作業員がジグを用いてたるみが出ないようにトンネルの内壁に押しつけ、押しつけたネットの部分にモルタルを塗布してネットを躯体に仮留めする。躯体の所定の位置にアンカー穴を開け、ピンを挿入しワッシャでネットを留める。通常はここで第1日目の作業を終え、後始末をして始発列車をまつ。そして第2日目の終列車通過後に所要の厚さにモルタルを塗布して固化させ、補修施工を終了していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記のようにトンネル内壁補修施工の多くは、仕様通りに施工を所定の時間内に実施し、その遅延は許されないものであった。従来の剥落防止用ネット埋込方式の施工方法、とくに補修のための同施工方法は、施工後の剥落防止効果が大きい利点がある反面、短時間で仕上げるために多数の作業員を動員する効率の悪い方法であった。本発明は、仕様に忠実な施工を迅速、かつ合理的に実施できる方法を検討の結果、完成したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明において、「トンネル内壁施工方法」の語にはトンネル内壁における補修施工方法を含み、「トンネル内壁」の語にはトンネルの補修内壁を含むものである。また、曲げ硬さの測定は、純曲げ試験機(KES−FB2−S:カトーテック株式会社製)を用い、剥落防止用ネット(亀甲網)の辺部繊維体(ヤーン)を試験体として測定し、平均値を求めた。
【0006】
本発明を例示する図面を参照して説明する。本発明は、前記の課題を解決するト
ンネル内壁施工方法として、下地処理を施したコンクリート躯体表面に、主にナイ
ロン6繊維、ナイロン66繊維、および/またはポリフェニレンサルファイド繊維
によって構成されている剥落防止用ネットを張り付けた後、単糸繊度が4〜50d
tex、繊維長が3〜25mmの範囲内にある繊維補強材を混和した繊維補強モル
タルを少なくとも前記ネットが埋もれる厚さに塗布することを特徴とするトンネル
内壁施工方法を提供する。剥落防止用ネット3は、実質的にコンクリート躯体1内
面から浮かせて張り付けることが望ましく、好ましくは、コンクリート躯体1内面
の所定の位置にアンカーピン4を取り付け、これに剥落防止用ネット3を、スペー
サ6を挟んで躯体面から浮かせて固定して張り付ける。スペーサ7を挟むことによ
り、モルタル吹き付け時にトンネル内壁とネットとが付くのを防ぐのに必要なら挟
んでもよい。
【0007】
張り付ける剥落防止用ネット3としては、網目の最大内寸およびピッチが、ともに10〜200mmの範囲内に形成されているものが好ましい。また、網目の一辺を構成する繊維体の総繊度は、1,000〜60,000dtexの範囲内が好適であり、網目の1辺を構成する繊維体の曲げ硬さは100〜1,000gf・cm/yarnの範囲内にあるものがよい。曲げ硬さは、樹脂加工を施して付与してもよい。剥落防止用ネットには、安全のために防炎加工を施しておくことが望まれる。
【0008】
繊維補強モルタル2に混和する繊維補強材9の量は、好ましくは、セメント10
0重量部に対してポリアミド系繊維を0.1〜1重量部の範囲内である
【0009】
さらに本発明は、コンクリート躯体1と、コンクリート躯体内面側(A)に積層
された繊維補強モルタル層2と、主としてナイロン6繊維、ナイロン66繊維、お
よび/またはポリフェニレンサルファイド繊維によって構成されている剥落防止用
ネット3と、単糸繊度が4〜50dtex、繊維長が3〜25mmの範囲内にある
繊維補強材を混和した繊維補強モルタル層2とが前記の順で構成されていることを
特徴とするトンネル内壁を提供する。繊維補強モルタル層に混和する繊維補強材9
には、ポリアミド系補強繊維が好適である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明につき実施形態例をあげ、図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明にかかるトンネル内壁を例示する断面図である。
【0011】
さて、本発明トンネル内壁施工方法においては、まず、従来の施工方法と同様にコンクリート躯体1にプライマー等を用いて下地処理を施す。補修施工の場合には、内壁の欠陥部分、たとえば浮き上がったモルタル等をはつり落として施工面を水洗し、下地処理を施す。
【0012】
つぎに、下地処理を施したコンクリート躯体1表面に剥落防止用ネット3を張り
付ける。本発明トンネル内壁施工方法においては、剥落防止用ネット3を躯体1に
接して張り付けるのではなく実質的に浮かせて張り付けることが望ましい。とくに
コンクリート躯体1の一部をはつり落とした内壁の補修施工に対して有用である。
剥落防止用ネット3の裏面に繊維補強モルタル2を行きわたらせて凹凸の多い躯体
1面と全モルタル層2との接着を強化し、かつ剥落防止用ネット3を繊維補強モル
タル層2内に取り込んで補強繊維9により板状に連結一体化し、総合的にモルタル
層2を強化し、剥落を防止することができる。躯体1の表面状態にもよるが、通常
、躯体1から平均して3〜10mm程度、好ましくは5〜10mmの範囲内で浮か
せるとよい。なお、「実質的に」は、補修施工などでコンクリート躯体1表面の凹
凸が大きくネットの一部に浮かせることが施工上困難な場合などを除く意である。
【0013】
また、本発明においては、主にナイロン6繊維、ナイロン66繊維、および/またはポリフェニレンサルファイド繊維により構成された剥落防止ネット3を用いる。ナイロン繊維に親水性、保水性がありモルタル2との親和性がよく、耐アルカリ性が良好で自己消火性のあることによる。また、ポリフェニレンサルファイド繊維は、強度、剛性が高く、難燃性なので安心して使用できる。
【0014】
剥落防止ネット3の網目形状にとくに制限はないが、形状の保持特性の点で亀甲網目が好適である。また、網目の最大内寸およびピッチは、使用する繊維補強材9の長さによるところが大きく、塗布する繊維補強モルタル2がネット3の裏側、すなわち1回の塗布によりコンクリート躯体1側に容易に入り込め、かつ一部がネット3に絡みつくように、通常は10〜200mm程度の範囲内に、好ましくは50〜150mmの範囲内に編成するとよい。
【0015】
ネット3を編成する繊維体は、一般に総繊度が1,000〜60,000dtexの範囲内にあるものを使用するが、好ましくは3,000〜50,000dtexの範囲内にあるものである。1,000dtex未満になると剛性が小さすぎ施工し辛くなり、60,000dtexを超えると原糸コストが上昇するうえ、太すぎて編みにくくなる。繊維体は適当な曲げ硬さがあればマルチフィラメントであってもモノフィラメントであっても差し支えない。また、繊維体にループを形成させておくと、躯体1側のループはより確実にネット3を躯体1から浮き上がらせ、またその逆の面のループはモルタル2中へのアンカー効果を得ることができる。
【0016】
また、剥落防止用ネットは適度の曲げ硬さを有することが望ましく、必要によっては樹脂加工を施して曲げ硬さを付与してもよい。樹脂加工にはPVA、メラミン、ポリエステル、アクリル酸エステル、エポキシなどの樹脂を用いる。曲げ硬さが低いとネットが垂れ下がってネットの固定、モルタルの塗布その他の施工が困難になるばかりでなく、走行する電車のパンダグラフに絡まるおそれがあり危険である。高すぎても施工が困難になり、折れたりしわが寄って弱点になる場合がある。
【0017】
網目の形態や大きさにによって相違があるが、亀甲形の場合、網目を構成する繊維体の曲げ硬さは約100〜1,000gf・cm/yarnの範囲内が望ましく、200〜700gf・cm/yarnの範囲内であれば好適である。樹脂加工を施した場合、100gf・cm/yarn以下になると剛性が不足してネットが垂れ下がりやすくなる。1,000gf・cm/yarnを超えて硬すぎると、施工中の取扱などで折れたりしわが発生して弱点になる場合がある。モノフィラメントで製造したネットは、曲げ剛性が前記の値より高くても折れ曲がることが少ない。他の網目形状の場合もほぼ亀甲形に準じて考えればよい。従来の剥落防止用ネットに較べると曲げ硬さがかなり大きいが、張付けに際してたるみが少なく作業性がよいので、とくに補修施工の迅速化に有利であり、かつ、電車走行の安全を図ることができる。
【0018】
防炎加工は、パンダグラフの火花からの着火を防止するものであって、繊維原料に防炎剤を添加してもよいが、繊維強度を低下させることがあるので前記樹脂加工時に施すとよい。防炎剤としては、臭素系、リン系、チオ尿素系、無機・複合系等から適宜に選択して使用できる。
【0019】
さて、剥落防止用ネットを張り付ける手段には、接着剤による方法、接着マットを利用する方法等があるが、確実で迅速な施工が可能なアンカーピン4を用いる方法が望ましい。アンカーピン4はステンレススチール製がよい。図1にはコンクリート躯体1に固定しネット3を張り付けたアンカーピン4の具体例を示した。前記の曲げ硬さのネット3を使用すれば、多くの場合1m四方の各頂点に1本ずつ、中心に1本使用すれば足りる。
【0020】
剥落防止用ネットを張り付けた後、モルタルを少なくとも前記ネットが埋もれる程度の厚さに、一般に30mm前後、塗布する。本発明においては、モルタルの強度、耐衝撃性を向上し、剥離を防止するために繊維補強材を混和した繊維補強モルタルを塗布する。繊維補強モルタルの使用により、網目の最大内寸およびピッチが大きな剥落防止用ネットを使用することができるのでネットの軽量化、易施工性および低コスト化をはかれる。トンネル内壁の場合、塗布手段にはもっぱら自動化に有利な吹付法が採用されるが、これに限定されるものではない。
【0021】
混和する繊維補強材は、単糸繊度が4〜50dtexの範囲、好ましくは8〜25dtexの範囲内、繊維長が3〜50mmの範囲、好ましくは10〜25mmの範囲内のものを用いる。単糸繊度が4dtex未満ではモルタル中での分散が不均一になり、ファイバーボールを作りやすく、モルタルの補強効果を十分に得られないおそれがある。一方、50dtexを超えるとモルタルとの接着面積が少なくなって結合効果を十分に発現することが難しくなる。また、長さが3mm未満ではモルタルとの接着長さが足りず所要の補強効果を得ることができないおそれがある。また、50mmを超えるとモルタル中での分散性が悪くなり施工性が低下し、かつネットに絡まる繊維が増えてモルタルがネット裏面に十分に回り込まなくなる。この他、伸度は15%以上、引張強度は3cN/dtex以上であることが好ましい。また、異形断面糸は本発明にかかる繊維補強モルタルに好ましく利用できる。
【0022】
本発明トンネル施工に使用する繊維補強材にはポリアミド系繊維補強材が、他の繊維補強材に較べると耐アルカリ性、適度の吸水性、親水性を有し、引張強さ、伸度が大きく、じん性に富み、モルタル中での分散性に優れモルタルとなじみやすく作業性がよいという大きな特長があり、最適である。ポリアミド系繊維として、ポリアミドからなる、あるいは主にポリアミドを含んだポリアミド繊維があげられるが、中でもいわゆるナイロン繊維が好ましく用いられる。ナイロンとしては、ナイロン6、ナイロン66、高収縮性共重合ナイロン、柔軟性共重合ナイロンなどが好適である。混和するポリアミド系繊維補強材は、通常、セメント100重量部に対して0.1〜1重量部が適量である。本発明に使用する繊維強化モルタルには、必要により急結剤(アルミン酸ソーダ、炭酸ソーダなど)を添加することができる。
【0023】
【実施例】
実施例1
ダブルラッセル編機により、総繊度が1,400dtex、フィラメント数が204本のナイロン6マルチフィラメントの3本引き揃えおよび935dtexのナイロン6モノフィラメントを1繊維体として、最大内寸が60mm、網目のピッチが50mm、ループ高さが6mmであるループ付亀甲目のネットを編成した。このネットをメラミン樹脂が35%、チオ尿素系防炎剤が15%、水が50%の水溶液に含浸し170℃でヒートセットして樹脂加工を施した。網目の1辺を構成する繊維体の曲げ硬さは、測定部位によって若干の相違があるが、ほぼ280gf・cm/yarnであった。つぎに、下地処理の終わったトンネル内壁の施工部分に、図1に示したのと同じ形状のアンカーピンを前記と同じ1m四方に5本を配列して取り付け、上記のネットを躯体表面からほぼ5mm程度浮かせて一面に張り付けた。ループ付ネットなのでトンネル躯体とネット本体の繊維体がくっつくことはなかった。ネットがしっかりしているので非常に作業をし易かった。
【0024】
ネットを張り付けた後、繊維補強材として単糸繊度が6dtex、繊維長が15mm、引張強度が5.5cN/dtex、伸度が20%のナイロン6繊維を、対セメント比が0.5重量%になるように混和した繊維補強モルタルに、急結剤(無機アルミン酸塩)を4.5重量%添加して、ほぼ30mmの厚さに吹き付けた。モルタルは、添加した補強繊維は分離されることなく確実、均一にネットの裏面に入り込んでいた。施工現場での労務工数は、従来の通常モルタルを用いる施工方法と比較しても約4割であって非常に効率的であった。施工後に何の問題も生じていない。
【0025】
実施例2
製網機を用いて45,000dtexのナイロン6モノフィラメントを最大内寸が60mm、ピッチが50mmの亀甲網を編成した。編成したネットの網目の1辺を構成する繊維体の曲げ硬さは、そのままの状態で、ほぼ670gf・cm/yarnであった。このネットには樹脂加工を施さないで、下地処理の終わったトンネル内壁の施工部分に実施例1と同じように張り付けた。網目の交差部が太く、それがネットと躯体との間に適当な間隙を形成する作用があり、ネット自体に適度の剛性があって上記作業はやりやすかった。ネットを張り付けた後、実施例1と同様にしてモルタルを吹き付けた。モルタルは、添加した補強繊維は分離されることなく確実、均一にネットの裏面に入り込んでいた。施工現場での労務工数は、従来の通常モルタルを用いる施工方法と比較しても約4割であって非常に効率的であった。
【0026】
【発明の効果】
本発明を利用することによって、コンクリート躯体、繊維補強モルタルおよび剥落防止ネットが繊維補強材を介して一体に連結され、トンネル内壁の剥落を防止する。かつ、トンネル内壁、とくに天井部の施工に焦点を合わせた剥落防止ネットを使用することによって現場施工時間を短縮し、制約の多い鉄道トンネル内壁の補修工事を迅速化するのに顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるトンネル内壁を例示する断面図
【符号の説明】
A:トンネルの内側
1:コンクリート躯体 2:繊維補強モルタル
3:剥落防止ネット 4:アンカーピン
5:(ネットを押さえる)ワッシャ 6:スペーサ
7:スペーサ 8:充填接着剤
9:繊維補強材

Claims (12)

  1. トンネル内壁の施工方法であって、下地処理を施したコンクリート躯体表面に、
    主にナイロン6繊維、ナイロン66繊維、および/またはポリフェニレンサルファ
    イド繊維によって構成されている剥落防止用ネットを張り付けた後、単糸繊度が4
    〜50dtex、繊維長が3〜25mmの範囲内にある繊維補強材を混和した繊維
    補強モルタルを少なくとも前記ネットが埋もれる厚さに塗布することを特徴とする
    トンネル内壁施工方法。
  2. 剥落防止用ネットを実質的にコンクリート躯体面から浮かせて張り付けることを
    特徴とする請求項1記載のトンネル内壁施工方法。
  3. コンクリート躯体内面の所定の位置にアンカーピンを取り付け、これに剥落防止
    用ネットを、スペーサを挟んで前記内面から浮かせて固定し張り付けることを特徴
    とする請求項1または2記載のトンネル内壁施工方法。
  4. 網目の最大内寸およびピッチが、ともに10〜200mmの範囲内に形成されて
    いる剥落防止用ネットを張り付けることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載のトンネル内壁施工方法。
  5. 網目の一辺を構成する繊維体の総繊度が、1,000〜60,000dtexの
    範囲内にある剥落防止用ネットを張り付けることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載のトンネル内壁施工方法。
  6. 網目の1辺を構成する繊維体の曲げ硬さが100〜1,000gf・cm/ya
    rnの範囲内にある剥落防止用ネットを張り付けることを特徴とする請求項1〜5
    のいずれかに記載のトンネル内壁施工方法。
  7. 樹脂加工を施して曲げ硬さを付与した剥落防止用ネットを張り付けることを特徴
    とする請求項1〜6のいずれかに記載のトンネル内壁施工方法。
  8. 少なくとも防炎加工を施した剥落防止用ネットを張り付けることを特徴とする請
    求項1〜7のいずれかに記載のトンネル内壁施工方法。
  9. ループを形成させ繊維体により編成された剥落防止用ネットを張り付けることを
    特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のトンネル内壁施工方法。
  10. セメント100重量部に対してポリアミド系繊維を0.1〜1重量部の範囲で混
    和した繊維補強モルタルを塗布することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記
    載のトンネル内壁施工方法。
  11. コンクリート躯体(1)と、コンクリート躯体内面側(A)に積層された繊維補
    強モルタル層(2)と、主としてナイロン6繊維、ナイロン66繊維、および/ま
    たはポリフェニレンサルファイド繊維によって構成されている剥落防止用ネット(
    3)と、単糸繊度が4〜50dtex、繊維長が3〜25mmの範囲内にある繊維
    補強材を混和した繊維補強モルタル層(2)とが前記の順で構成されていることを
    特徴とするトンネル内壁。
  12. 繊維補強モルタル層に混和されている繊維補強材(9)が、ポリアミド系補強繊
    維であることを特徴とする請求項11記載のトンネル内壁。
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