JP3917575B2 - 完全油圧式操舵システム制御装置の漏れ補償装置 - Google Patents

完全油圧式操舵システム制御装置の漏れ補償装置 Download PDF

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Description

本発明は、高圧側接続部及び低圧側接続部を有する供給接続装置と、2つの作動流体接続部を有する作動流体接続装置と、供給接続装置と作動流体接続装置との間の制御部と、制御部を駆動する制御要素と、操舵部材と、作動油を供給及び排出することができるバルブ装置を有する補助流体通路とを備える完全油圧式操舵システムの制御装置における漏れ補償装置に関する。
前述の制御装置はDE 40 42 151 A1から公知である。
完全油圧式操舵システムにおいて、操舵ハンドル等の制御要素と船のステアードホイールすなわち舵等の操舵部材との間には直接的な能動的機械連結はない。実際には、操舵部材の制御は制御部を経由してモータへ供給される作動油によってのみ行われる。つまり、最初、制御部は操舵部材の移動方向を制御する。この方向は制御要素の作動方向によって決まる。次に、通常、制御部は操舵部材の移動範囲を制御する。
制御装置の種々の部分が相互に関連して動くことができるために必要な制御装置の許容誤差が原因で、内部漏れが発生する。作動油の流入及び流出に起因して、制御要素と操舵部材との相互の位置がずれてしまう。このため、所定時間に直進運転の位置に定められた操舵ハンドルの1つの位置が、最終的にカーブ運転を引き起こすようになる。
通常、制御装置を操作するオペレータがこの誤差を補償するであろう。一般に、オペレータは、制御要素の位置に基づいて操舵を行うのではなく感覚に基づいて操舵を行う。しかしながら、特に、制御要素上に別の作動要素、例えば、制御装置によって制御される乗物の別の機能を作動させるためのスイッチが配置される場合、依然として制御要素の位置と操舵部材の位置との間の一定の相関関係が望まれる。これらのスイッチがオペレータの手の届かない範囲に移された場合、このことは支障を来すと考えられる。
DE40 42 151 A1から公知の制御装置において、バルブが補助流体通路に配置され、その補助流体通路を介して作動油を供給又は排出できるようになっている。バルブを制御するために、2つのセンサが接続されたコントローラが設けられている。一方のセンサは制御要素の位置を監視する。他方のセンサは操舵部材の位置を監視する。両者の位置に相関関係がない場合、バルブは、相関関係が再び得られるまで作動油を供給又は排出するように駆動させられる。この方法は価値が高いとしても比較的費用がかかる。
同様の制御装置は、米国特許第5,267,628号から公知である。また、本特許には電子装置による解決手段が開示されているが、製造コストが高く取付けが難しい。
DE 40 42 151 USP 5,267,628
本発明は、単純な方法でもって制御要素の位置と操舵部材の位置との間の相関関係の補正を提供する課題に基づくものである。
前述の制御装置を用いて、前記課題は、制御要素を介して補助流体通路のバルブ装置を駆動することで解決される。
従って、作動油の供給又は排出用のバルブ装置を駆動するために、追加的な手段を必要としない。バルブ装置は制御要素によって駆動させられるようになっており、乗物の運転者等のオペレータは、制御要素と操舵部材との間の相関関係を保証する責任がある。このことは、実際にはこの補正をオペレータが行うという別の利点をもたらす。
制御要素の中立位置以外の所定の作動領域において、バルブ装置は、制御要素の位置と操舵部材の位置との間の相関関係の補正を可能にすることが好ましい。本補正方法において、中立位置とは操舵部材が駆動されていない位置である。簡単に言えば、制御要素の中立位置は、乗物が直進する位置である。従って、補正は、制御要素が転向されている場合にのみ行うことができる。この場合にのみバルブ装置は駆動されるが、例えば、作動油に関連する個別の各流体通路はバルブ装置によって開閉される。
バルブ装置は、制御要素の所定の作動端部領域において、補助流体通路による補正を阻止することが好ましい。これは、特に、操舵ハンドルによる制御要素に関して該当する。乗物の方向を変更するための制御要素の作動は別として、操舵ハンドルは、故障時に、制御部によって形成される緊急操舵ポンプのための駆動装置としての役割を果たすという機能を有する。この場合、バルブ装置は、作動油が補助流体通路を経由して供給又は排出されるのを阻止する必要がある。緊急操舵ポンプを通して移送される作動油の全量は、操舵部材の駆動に利用可能である必要がある。従って、補助流体通路のバルブ装置が可能にする補正は、比較的小さな領域に、例えば、操舵ハンドルを制御要素として使用する場合は2°から8°の範囲に制限することができるが、操舵ハンドルは、例えば、内側制御スライド部が外側制御スライド部に対して2°から8°の範囲で回転するように作動させられ、作動油を、制御要素の位置と操舵部材の位置との間の相関関係を可能にするように供給又は排出することができる。他の制御要素を使用する場合も同様である。
バルブ装置は、制御部に形成されることが好ましい。これにより製造コストが下がる。バルブ装置の所要の作動は、追加的な試みを必要とせずに制御部で保証できる。流体通路を作るのは容易である。
特に、バルブ装置は、制御部に少なくとも1つの調整可能なスロットル装置を有することが好ましい。制御部において複数のスロットルを利用でき、スロットルは、供給接続装置と作動流体接続装置との間の作動油の流れを制御する。制御部に追加的なスロットルを設けることは容易であり、このスロットルは、制御要素を用いて制御部を駆動する場合に補助流体通路を開閉する。
制御部は、ハウジングと、該ハウジング内で回転できるようになっている外側回転スライド部と、該外側回転スライド部内で回転できるようになっている内側回転スライド部とを備え、スロットル装置は、内側回転スライド部と外側回転スライド部との間、及び/又は外側回転スライド部とハウジングとの間に形成されることが好ましい。ハウジング内に2つの回転スライド部を有する制御部自体は、完全油圧式操舵システムでは公知である。通常、内側回転スライド部は、操舵ハンドルの回転に従動し、内側回転スライド部の回転は、1組のスプリングを介して外側回転スライド部に伝達される。カルダン軸は、外側回転スライド部の回転を歯車セットの内側歯車へ伝達し、内部歯車は測定モータの機能を果たす。従って、所定の作動油量を操舵部材へ供給することができ、これは制御要素の相対的な転向に対応する。
ここでは簡単な方法でもって、追加的なスロットルを内側回転スライド部、外側回転スライド部、及びハウジングに設けることができるが、これらのスロットルは補助流体通路を制御する。これらのスロットルは、内側回転スライド部と外側回転スライド部との間の相対回転の比較的に小さな角度領域において補助流体通路を開くことができ、結果的に、この角度領域で、制御要素と操舵部材との間の位置の補正が可能になる。外側回転スライド部とハウジングとの間にスロットルを形成する場合、回転角度は大きくなる場合もある。しかしながら、残りの回転角度領域において、制御要素の駆動の唯一の目的は、操舵部材を所望の方向に転向させることである。
スロットル装置は、直列に接続された複数のスロットルを有することが好ましい。従って、スロットルを形成するために種々の構成部品を使用することができる。細かな構造体を設ける必要はない。大きなスロットル抵抗を必要とする場合、相応に設計された直列接続を用いて大きな問題を伴うことなく実現できる。
複数のスロットルの少なくとも1つは、固定スロットルとして形成するのが好ましい。固定スロットルは、補助流体通路に流入又は流出する作動油の流れを制御する。これは交換可能であり、簡単な方法でもって、特定の用途に対して許容流量又は最大可能流量を適合させ得る。
1つのスロットルは、内側回転スライド部と外側回転スライド部との間に配置され、1つのスロットルは、外側回転スライド部とハウジングとの間に配置されることが好ましい。例えば、内側回転スライド部と外側回転スライド部との間のスロットルは、相対的に小さな角度領域に対する補正可能性を広げるために使用できる。外側回転スライド部とハウジングとの間のスロットルは、長時間の流れを可能にするが、流量は非常に小さくなる。
各々の回転方向に対して、外側回転スライド部は、円周部の一部に広がると共に、作動流体接続部の開口及び低圧側接続部の開口とオーバーラップするスロットル溝を有するが、円周部の残りの部分は、スロットル溝に対して長手方向にオフセットすると共に、作動流体接続部の開口とのみオーバーラップする補助溝を有することが好ましい。スロットル溝が作動流体接続部の開口及び低圧側接続部の開口とオーバーラップする円周部では、作動流体接続部からタンク接続部等の低圧側接続部までの作動油の流れが可能になる。この接続部において、補助溝は、外側スライド部内の実質的な釣合いを引き起こす。実質的な釣合いとは別に、スライド部の周りの圧力状態が実質的に均一であることが実現される。当然、各々の回転方向に対してスロットル溝が設けられ、異なる回転方向のスロットル溝は、軸方向に相互にオフセットしていることに留意されたい。
外側スライド部は、作動流体接続部の圧力が与えられる円周溝によって取り囲まれることが好ましい。円周溝は、外側スライド部にわたる圧力平衡に更に寄与する。これにより、同様に外側スライド部の変形に起因する外側スライド部と内部スライド部とが干渉する危険性が低くなる。従って、外側スライド部と内部スライド部との間の遊びを小さく保つことができ、結果的に、同様に漏れの危険性が低くなる。勿論、各々の回転方向には、それぞれ円周溝を設けることができる。
各々の回転方向に対して、突出領域は、外側回転スライド部の円周部に設けられ、この突出領域は、円周溝、スロットル溝、及び補助溝によって取り囲まれ、外側回転スライド部の角度領域が形成され、両方の突出領域によって低圧側接続部と作動流体接続部との間の接続が遮断されることが好ましい。従って、この角度領域において、制御要素の位置と操舵部材の位置との間の相関関係の補正は不可能である。
補助流体通路は、作動流体接続装置と低圧側接続部との間に配置されることが好ましい。この場合、制御要素と操舵部材との間の相関関係の補正は、作動油が制御装置から流出できるように行われる。オペレータが補正を行なおうとする場合、オペレータが制御要素を僅かに操作することで、即ち、単に操舵ハンドルを小さな角度領域だけ回転させることで補正が行われる。換言すると、内側回転スライド部は、補正を行うために、外側回転スライド部に対して小さな角度領域だけ変位する。この相対回転を保つために、ここでは操舵ハンドルを更に回転させることができるので、最終的には、総量として、大きな回転角度を得ることができる。これは操舵部材の位置を変更するものではない。制御部を通って流れる作動油は、バルブ装置を介して低圧側接続部へ直接流出する。従って、同時に乗物の対応する方向変化を引き起すことなく、最終的に操舵ハンドルを所望位置に回転させることができる。また、補正は運転中に行うこともできる。運転中に方向補正を必要とする場合は、単に、操舵ハンドルを小さな角度だけ回転させることが必要であり、その後、操舵部材は直ちに応答する。この場合、補正は中断される。しかしながら、乗物の操舵挙動が優先することは言うまでもない。
別の好適な実施態様において、補助流体通路は、作動流体接続装置と、低圧側接続部とは別に設けられた補助低圧側接続部との間に配置される。従って、タンク接続部等の低圧側接続部への内側接続部に代えて、外部接続部を直接タンクへ接続することができる。その他の点では、機能は同じである。操舵ハンドルの小さな回転角度領域において、制御部を経由して移送された作動油は、操舵部材を駆動することなくタンクへ直接流出できる。
前述の2つの変形例は、受動的なスリップ補正を形づくるが、別の実施態様において、補助流体通路は、制御部をバイパスして、高圧側接続部と作動流体接続部との間に設けられる。この場合、追加的な作動油は、制御要素の作動時に高圧側接続部から操舵部材へ導かれる。この場合、補正は、操舵部材を制御要素に追従させるように行われる。
好適な実施態様において、補助流体通路は、プライオリティバルブの出口又はポンプへ直接接続される入口と、作動流体接続装置へ接続される出口とを有する。この場合、補正は「能動的」な補正であり、即ち、制御要素を動かすと、追加的な作動油が操舵部材へ導かれる。従って、補正は、操舵部材を制御要素に追従させるように行われる。補助流体通路はプライオリティバルブに直接接続されているので、作動油は実質的に圧力損失を伴うことなく補助流体通路へ導かれ、アイドリング時に、補助流体通路は、実質的にプライオリティバルブの出口からの全圧力を受ける。従って、補助流体通路には圧力損失を伴うことなく作動油が供給される。これにより補助流体通路で十分な圧力を利用できるので、作動油が既に制御部を経由して供給されている場合に、補助流体通路を経由した作動油の供給が可能になる。
バルブ装置は、プライオリティバルブから離れる方向に逆止弁の開口を有することが好ましい。更に、逆止弁は、スロットルに加えて、又はスロットルの代わりに設けることができ、特定の運転状況において補助流体通路を確実に閉状態に保持する。これは、特に、制御装置内の測定モータを緊急操舵ポンプとして使用する場合に適用される。この場合、逆止弁は、作動油が補助流体通路を介して高圧側接続部へ流出するのを防止する。
以下に図面を参照して好適な実施形態に基づいて本発明を説明する。
図1は、操舵ハンドル2の形式の制御要素、操舵モータ3の形式の操舵部材、及び制御装置Sを備える完全油圧式操舵システム1を示す。制御装置Sは、操舵モータ3に接続される2つの作動流体接続部CL、CRを有する作動流体接続装置を備える。操舵モータ3は、所望の方向と移動量に応じて、作動流体接続部CL、CRを介して所定量の作動油を受け入れる。
更に、制御装置Sは、高圧側接続部P及び低圧側接続部Tを有する供給流体接続装置を備える。高圧側接続部PはプライオリティバルブPVを介してポンプ4に接続され、低圧側接続部Tはタンク5に接続されている。従って、高圧側接続部Pは「ポンプ接続部」、低圧側接続部Tは「タンク接続部」と呼ぶ場合もある。
操舵ハンドル2はシャフト6を介して制御装置Sの制御部に連結され、制御装置Sは、測定モータMと、内側回転スライド部、外側回転スライド部、ハウジングを有する1組のスライド部(図1には詳細に示されていない)とを有し、スロットルA1−A7、Adは、上記2つのスライド部とハウジングとの協働によって形成される。
スロットルA1−A5、及びAd自体は公知である。中立位置において、スロットルA1、A2、A3、A4、A5は閉じられる。中立位置において、Adは、タンク5に向かって開いている。操舵ハンドル2を回転させると、内側スライド部と外側スライド部との間に相対回転が生じる。従って、Adは閉じ、残りのスロットル部は特に操舵速度に応じて最終的には開く。
制御装置Sの内側可動部材間の所要の遊びに起因して、内部漏れ通路が生じ、経時的な操舵時に、操舵モータ3の特定の位置において操舵ハンドル2の位置の変化がもたらされる。
以下に、所定の許容誤差内で、特定の操舵ハンドル位置が、一定の操舵方向、例えば直進方向を実現できることを説明する。
これを可能にするために、2つの別個の可変スロットルA6、A7と固定スロットルBが、作動流体接続装置CL、CRと低圧側接続部Tとの間の接続部に設けられている。スロットルA6、A7、Bは直列に配置されている。スロットルA7は、作動流体接続装置CL、CRからの接続部が、操舵ハンドル2が回転された場合に、即ち、内側スライド部が外側スライド部に対して中立位置にない場合にのみ利用できることを保証する。しかしながら、スロットルA7は、内側回転スライド部が外側回転スライド部に対して更に回転させられた場合、特に、端部位置に達した場合にもタンクへの接続を遮断し、制御装置の緊急操舵特性が影響を受けないようになっている。スロットルA6は、外側回転スライド部と周囲ハウジングとの間に物理的に形成される。
図6に基づいてスロットルA7を説明する。図6は、ハウジングH、内側回転スライド部I、及び外側回転スライド部Yを示す。内側回転スライド部Iには、図6に示す内側回転スライド部Iと外側回転スライド部Yとの中立位置において、外側回転スライド部Yによって覆われるボア部7が設けられている。
外側回転スライド部Yは、図6aに示す回転位置において、ハウジングHの凹部Lとオーバーラップするボア部8を有する。この凹部Lは、外側回転スライド部Yが図6aに示す中立位置にある場合に、外側回転スライド部Yの円周部に形成されるスロットル溝S1Rで終端するボア部10へハウジングチャンネル9を介して接続される。
内側回転スライド部Iの内部は、該内側回転スライド部Iの内部に記号Tで示す低圧側接続部Tに接続されている。
図6bは、内側回転スライド部Iが、外側回転スライド部Yに対して小さな角度領域だけ時計回りに回転された様子を示す。従って、内側回転スライド部Iの内部のボア部7は、外側回転スライド部Yのボア部8とオーバーラップする。低圧側接続部Tとスロットル溝S1Rとの間に接続が生じる。従って、作動油は、スロットル溝S1Rから低圧側接続部へ流出する。内側回転スライド部Iと外側回転スライド部Yとの間のこの相対回転位置において、ポンプ4からスロットルA1−A4、及び測定部Mを介して供給される作動油は低圧側接続部Tへ流れることができ、即ち、操舵モータ3を駆動することなく、内側回転スライド部Iと外側回転スライド部Yとの間の相対回転位置を保持したまま、操舵ハンドル2を回転させることができる。
内側回転スライド部Iが外側回転スライド部Yに対して更に回転させられると、内側回転スライド部Iのボア部7は所定の角度領域に達するが、この角度領域において、内側回転スライド部Iのボア部7は外側回転スライド部Yのボア部8とオーバーラップしない。この場合、スロットル溝S1Rと低圧側接続部Tとの間の接続は再び遮断され、即ち、この回転角度位置において通常の操舵機能が保証される。操舵ハンドルを回転させると、それに応じて操舵モータ3が駆動されるので乗物の所望の方向変化が生じる。
角度領域は過大に示されている。補正は、例えば、内側回転スライド部と外側回転スライド部との間の2°から8°の領域においてのみ行うことができ、即ち、操舵ハンドル2の相対回転が大きくなると補正を行うことはできない。最終的には、特に操舵ハンドル2の作動速度に左右される。スロットルA7(ボア7、8間の相関関係)を開く操舵ハンドル2の小さな動きにより、低速度での操舵ハンドル2の更なる回転が可能になり補正を行うことができる。
内側回転スライド部が外側回転スライド部に対して回転させられると、スロットルA7が低圧側接続部Tとの接続を遮断することは、制御装置Sの緊急操舵特性が影響を受けることを回避できる。
物理的には、スロットルA6は、外側スライド部YとハウジングHとの間、即ち、ボア部10とスロットル溝S1Rとの協働により形成される。勿論、反対側の操舵方向に対する対応するスロットル溝S1Lは、外側回転スライド部Yの円周部に配置されている。図1において、このスロットル溝S1Lは同一平面内に示されている。しかしながら、実際には、このスロットル溝は、外側回転スライド部Yの軸方向にオフセットしており、この点は図4及び図5を参照して以下に説明する。
スロットルBは、スロットルA6内に一体化することができる。しかしながら、ハウジング内の挿入部材がこれを形成してもよい。このことは、種々の用途に対して種々の寸法のスロットルBを使用することが望まれる場合には特に有利である。スロットルBは、一定の開口面積を有する。これは作動流体接続装置CL、CRにおいて低圧側接続部Tへの作動油の流れを制限する。
図1の実施形態は、「受動的」な補正に関連し、作動油は、作動流体接続装置CL、CRからスロットルA6、A7、Bを備える補助流体通路12を経由して低圧側接続部Tへ排出される。
図2は別の実施形態を示し、同様の装置が設けられており、この場合も受動的な補正である。図2による実施形態は、補助低圧側接続部T'が設けられている点で、即ち、スロットルA6、A7が外側タンク接続部に配置されている点で図1の実施形態とは異なっている。その他の点では、機能原理は同じである。本実施形態において、スロットルA7は制御ユニットと一体化できない。操舵モータにおけるバルブを開くセンサといった、直進運転時にのみに補正を可能にするユニット等に置き換える必要がある。
図3は「能動的」な補正に関連する実施形態を示す。ここでも同様に、スロットルA6、A7が設けられているが、これらのスロットルは、内側回転スライド部Iと、外側回転スライド部Yと、ハウジングHとの協働により実現される。しかしながら、補助流体通路12は、作動流体接続装置CL、CRと、2つのスロットルA1、A2の間に設けられている。つまり、補助流体通路12は、スロットルA2、A3、A4を有する制御部及び測定部Mをバイパスする。状況に応じて、固定スロットルBを必要としない場合もある。また、図1及び図2の2つの実施形態において、状況に応じて、固定スロットルBを必要としない場合もある。
図3の実施形態において、操舵モータ3の移動は、操舵ハンドル2の小さな回転によって得ることができる。通常、操舵ハンドルの所定の回転は、操舵モータ3の所定の移動量に対応するであろう。スロットルA6、A7を有する補助流体通路12はこのことを変更する。実際には、操舵モータ3は、操舵ハンドル2の補正移動によってランダムに調整できる。
図4は、ハウジングHの対応領域に対する外側回転スライド部Yの展開図を示す。しかしながら、スロットルA6、A7を説明するのに必要な溝のみを示す。明瞭にするために、スロットルA1−A5、Adを形成するために設けられている全ての他の溝は図示されていない。また、右側への移動を実現するために設けられている溝のみが図示されている。また、単に参考のために、左側への対応する移動を実現するために設けられているスロットル溝S1Lが図示されている。
更に、低圧側開口TRを介して低圧側接続部Tとのオーバーラップ、及び作動流体接続部CRとのオーバーラップを可能にするスロットル溝S1Rに加えて、外側スライド部Yの残りの円周部を取り囲む補助溝S2Rが設けられている。これらは図5にも示されている。スロットル溝S1Rは、作動流体接続部CRと低圧側接続部Tとの間の接続を引き起こすが、補助溝S2Rは、単に軸方向に延びるので低圧側開口TRとのみオーバーラップする。従って、外側回転スライド部Yが回転してスロットル溝S1Rが接続部TRとオーバーラップしなくなると、作動流体接続部CRと低圧側接続部Tとの間の接続は遮断される。
単に高圧側接続部PRとオーバーラップする別の円周溝S3Rが設けられている。この円周溝S3Rは、スロットル溝S1Rに接続されている。つまり、圧力平衡を引き起こす。最後に、スロットル溝S1R、補助溝S2R、及び円周溝S3Rによって取り囲まれている突出領域LRが設けられている。図5から分かるように、突出領域LRがボア部TRとオーバーラップする場合、作動流体接続部CRとTR(即ち低圧側接続部T)との間には接続がなくなる。
また、反対側の回転方向には対応する突出領域LLが設けられており、2つの突出領域の相互位置は、共通の角度領域を有するように選択され、この角度領域では、両者はそれぞれの低圧側接続部TR、TLを閉じるようになっている。
ここで、スロットルA7のスロットル効果は、外側スロットルA4に合わせることができる。つまり、少なくとも補正期間中に一定の増幅率を得ることができる。補正期間は、スロットルA6を通る開口を利用できる場合に生じる。これは、ハウジングHの外側スライド部Yの絶対位置で決まる。
従って、小さな補正では、操舵ハンドル2は、一定の操舵方向、例えば、直進運転時の所望の位置に移動できる。
図7は、スロットルA1−A5、Ad、及びA7、即ち、内側回転スライド部と外側回転スライド部との間に形成されるスロットル寸法の推移を示す概略図である。横軸は2つの回転スライド部間の相対回転角度を示し、縦軸は単位の開口面積(mm2)を示す。スロットルA7のみが、2°から8°の相対回転で小さな面積だけ開くこと、即ち、基本的に他のスロットルA1−A5が「完全に」アクティブな開口寸法に達する前に開くことが分かる。スロットルAdは、スロットルA7の開き開始時にほぼ閉じる。小さなオーバーラップが可能である。スロットルA7は、スロットルA1及びA5とほぼ同時に開く。
図8の実施形態において、補助流体通路12はプライオリティバルブの出口と作動流体接続装置との間に設けられており、本実施例の場合、作動流体接続装置は、2つの可変スロットルA6とA7、及び固定スロットルBが直列に配置された作動流体接続部CLである。スロットルA6、A7は、操舵ハンドル2が中立位置以外の場合に、操舵ハンドルによって駆動される。例えば、補助流体通路12の開放は、操舵ハンドル2が中立位置から2°から8°だけ離れた所定の領域にある場合に生じる。しかしながら、操舵ハンドルが更に回転させられると、補助流体通路12は再び閉じる。
本明細書において、固定スロットルBは交換可能な部品であることが意図されている。作動油の追加的な供給を操舵ハンドル2で感知できないように寸法を決める必要がある。例えば、変位が小さい場合は、変位が大きい場合よりも小さなスロットルを使用することになるであろう。
スロットルA7は、別の方法でもってスロットルA6のみが確実に所望の開口面積で開かれる場合には無くすことができる。この挙動は、所定の角度領域において一方のみが開いた後に両方のスロットルが開くようにする方法で、2つのスロットルを用いて簡単に実現できる。例えば、スロットルA6は、操舵ハンドル2の中立位置で開いた状態に保つことができ、8°の角度で閉じた状態に保つことができるが、スロットルA7だけは2°の角度で開き始める。これによって、2°から8°の角度領域で所望の開口面積を得ることができる。
プライオリティバルブPVから離れる方向に開く逆止弁は、スロットルA6、B、及びA7に直列に配置されている。従って、操舵ハンドル2が前述の小さな角度領域だけ回転させられると、プライオリティバルブPVから作動流体接続装置CL、CRへ加圧作動油を供給することが可能である。しかしながら、操舵ハンドルが測定モータを駆動する場合、即ち、緊急操舵特性が必要とされる場合、作動油は、プライオリティバルブへ戻されることはなく、操舵モータ3のみに流れることができる。
また、場合によっては、逆止弁Kは、スロットルA7が十分に大きな流れ抵抗を有する場合には無くすことができる。逆止弁Kを使用する場合、スロットルA7を無くすことができる。
実質的に公知の方法で、スロットルA1−A7、及びAdは、内側回転スライド部と外側回転スライド部とを有する回転スライド装置で形成することができる。内側回転スライド部には外側回転スライド部によって覆われるボア部及び溝が設けられている。また、外側回転スライド部はボア部及び溝を備え、これらは外側回転スライド部に対して内側回転スライド部が回転すると、開口断面を部分的に開放したり覆ったりする。従って、例えば、外側回転スライド部に対して内側回転スライド部が僅かに回転するとスロットルA6が開くような配列を実現することができる。しかしながら、外側回転スライド部に対して内側回転スライド部が更に回転すると、この開口は急速に再び閉鎖される。
勿論、スロットルA6等のスロットルは、外側スライド部と外側回転スライド部が配置されるハウジングとの間に物理的に形成することもできる。図1には1つのスロットルのみが示されているが、当然、両方の操舵方向に対して対応するスロットルが設けられている。
例えば、スロットルBは、ハウジング内の挿入部材によって形成される。これは、種々の用途に種々の寸法のスロットルBを使用することが望まれる場合に好都合である。スロットルBは、一定の開口面積を有する。スロットルBは、プライオリティバルブPVから作動流体接続装置CL、CRへの作動油の流れを制限する。
図示の能動的な補正により、操舵ハンドル2の小さな回転は操舵モータ3の移動を引き起こす。通常、操舵ハンドル2の所定の回転は、操舵モータ3の所定の移動量に対応するであろう。スロットルA6、A7を有する補助流体通路12はこれを変更する。例えば、直進運転と関連する操舵ハンドルの小さな回転時には、操舵ハンドルは、CL及びCRに供給される作動油量の偏差に起因して「ゼロ」位置の方向にドリフトする。
これについて、原則的には図4に対応する図9に基づいて詳細に説明する。
内側回転スライド部Iが小さな角度領域だけ時計回りに回転されると、内側回転スライド部Iのボアは、回転スライド部Yのボアとオーバーラップすることになる。高圧側接続部Pとスロットル溝S1Rとの間に接続が生じる。従って、作動油は、スロットル溝S1Rを介して高圧側接続部Pから作動流体接続部CRへ流れることができる。内側回転スライド部Iと外側回転スライド部Yとの間のこの相対回転位置において、ポンプ4からスロットルA1−A4、及び測定部Mを介して供給される作動油は作動流体接続部CRへ流れることができ、操舵モータ3は、操舵ハンドル2によって見込まれるよりも大きく駆動させられる。
ここで、内側回転スライド部Iが外側回転スライド部Yに対して回転すると、スロットル溝S1Rと高圧側接続部Pとの間の接続は再び遮断される。即ち、この回転角度位置において通常の操舵機能が保証される。
内側回転スライド部が外側回転スライド部に対して回転する場合にスロットルA7が高圧側接続部Pとの間の接続を再び遮断すると、制御装置Sの緊急操舵特性に影響を及ぼすことになる。
ここで、スロットルBは、高圧側接続部Pから作動流体接続装置CL、CRへの作動油の流れを制限する。
図9は、ハウジングHの対応領域に対する外側回転スライド部Yの展開図を示す。高圧側開口PRを経由した高圧側接続部Pとのオーバーラップ、及び作動流体接続部CRとのオーバーラップを可能にするスロットル溝S1Rに隣接して、外側スライド部Yの残りの円周部を取り囲む補助溝S2Rが設けられている。スロットル溝S1Rは作動流体接続部CRと高圧側接続部Pとの間の接続をもたらすが、補助溝S2Rだけは軸方向に延びるので、作動流体接続部CRとオーバーラップするだけである。従って、スロットル溝が接続部CRとオーバーラップしないように外側回転スライド部Yを回転させると、作動流体接続部CRと高圧側接続部Pとの間の接続は遮断される。
付加的な円周溝S3Rは、高圧側開口PRとオーバーラップするだけである。この円周溝S3Rは、スロットル溝S1Rに接続されている。従って、圧力平衡をもたらす。最後に、スロットル溝S1R、補助溝S2R、及び円周溝S3Rによって取り囲まれた突出領域LRが設けられている。突出領域LRがボア部PRとオーバーラップする場合、作動流体接続部CRとPR(高圧側接続部P)との間の接続は生じない。
また、反対側の回転方向には対応する突出領域LLが設けられており、2つの突出領域の相互位置は、共通の角度領域を有するように選択され、この角度領域では、両者はそれぞれの高圧側接続部PR、PLを閉じるようになっている。
第1の実施形態の制御装置を備える完全油圧式操舵システムを示す。 第2の実施形態の制御装置を示す。 第3の実施形態の制御装置を示す。 スロットル溝を説明する概略図である。 詳細図である。 バルブ装置を説明する概略図である。 特定のスロットル弁の開作動の概略図である。 第4の実施形態の制御装置を備える完全油圧式操舵システムを示す。 スロットル溝を説明する概略図である。
符号の説明
1 完全油圧式操舵システム、 2 操舵ハンドル、 3 操舵モータ、 タンク、 制御装置、 6 シャフト、 12 補助流体通路、 T 低圧側接続部、 P 高圧側接続部。

Claims (6)

  1. 高圧側接続部及び低圧側接続部を有する供給接続装置と、2つの作動流体接続部を有する作動流体接続装置と、前記供給接続装置と前記作動流体接続装置との間の制御部と、前記制御部を駆動するための制御要素と、操舵部材と、作動油を供給及び排出できるバルブ装置を有する補助流体通路とを備える完全油圧式操舵システムの制御装置における漏れ補償装置において、
    前記補助流体通路(12)の前記バルブ装置(A6、A7)が、前記制御要素(2)によって駆動できることを特徴とするとともに、
    この装置は完全な流体方式であり、
    前記補助流体通路(12)の前記バルブ装置(A6、A7)は、前記制御要素(2)の位置と操舵部材(3)の位置との間の相関関係を補正する補正手段を構成し、
    前記制御部は、ハウジング(H)と、このハウジング内で回転可能に設けられた外側回転スライド部(Y)並びに内側回転スライド部(I)とを有し、
    さらに前記バルブ装置(A6、A7)は、前記外側回転スライド部(Y)と前記ハウジング(H)との間にスロットル溝(S1R,S1L)およびボア部(10)によって形成したスロットル(A6)を有し、
    前記バルブ装置(A6、A7)は、前記制御要素(2)の予め定めた作動端部領域の補助流体通路(12)を介しての補正を阻止し、
    さらに前記バルブ装置(A6、A7)は前記制御部内に設けられており、上記バルブ装置(A6、A7)は上記制御部内に少なくとも1つの調整可能なスロットル装置を有し、
    このスロットル装置は直列に接続した複数のスロットル(A6、A7、B)を有し、これらのスロットルのうち下流側に位置する前記1つのスロットル(A7)が、前記内側回転スライド部と前記外側回転スライド部(I、Y)との間に配置され、上流側に位置する前記スロットル(A6)が、前記外側回転スライド部(Y)と前記ハウジング(H)との間に配置されていることを特徴とする装置。
  2. 高圧側接続部及び低圧側接続部を有する供給接続装置と、2つの作動流体接続部を有する作動流体接続装置と、前記供給接続装置と前記作動流体接続装置との間の制御部と、前記制御部を駆動するための制御要素と、操舵部材と、作動油を供給及び排出できるバルブ装置を有する補助流体通路とを備える完全油圧式操舵システムの制御装置における漏れ補償装置において、
    前記補助流体通路(12)の前記バルブ装置(A6、A7)が、前記制御要素(2)によって駆動できることを特徴とするとともに、
    この装置は完全な流体方式であり、
    前記補助流体通路(12)の前記バルブ装置(A6、A7)は、前記制御要素(2)の位置と操舵部材(3)の位置との間の相関関係を補正する補正手段を構成し、
    前記制御部は、ハウジング(H)と、このハウジング内で回転可能に設けられた外側回転スライド部(Y)並びに内側回転スライド部(I)とを有し、
    さらに前記バルブ装置(A6、A7)は、前記外側回転スライド部(Y)と前記ハウジング(H)との間にスロットル溝(S1R,S1L)およびボア部(10)によって形成したスロットル(A6)を有し、
    前記バルブ装置(A6、A7)は、前記制御要素(2)の予め定めた作動端部領域の補助流体通路(12)を介しての補正を阻止し、
    さらに前記バルブ装置(A6、A7)は前記制御部内に設けられており、上記バルブ装置(A6、A7)は上記制御部内に少なくとも1つの調整可能なスロットル装置を有し、
    このスロットル装置は直列に接続した複数のスロットル(A6、A7、B)を有し、
    さらに各々の回転方向に対して、前記外側回転スライド部(Y)が、この外側回転スライド部(Y)の円周部の一部を覆うように延びると共に、作動流体接続部(CR、CL)の開口及び低圧側接続部(TR、TL)の開口とオーバーラップするスロットル溝(S1R、S1L)を有しており、前記円周部の残りの部分が、前記スロットル溝(S1R、S1L)に対して長手方向にオフセットすると共に、前記作動流体接続部(CR、CL)の開口だけとオーバーラップする補助溝(S2R、S2L)を有することを特徴とする装置。
  3. 前記外側スライド部(Y)が、前記作動流体接続部(CL、CR)の圧力が供給されている円周溝(S3R、S3L)によって取り囲まれていることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 各々の回転方向に対して、突出領域(LR、LL)が、前記外側回転スライド部(Y)の円周部に設けられており、前記突出領域は、前記円周溝(S3R、S3L)と、前記スロットル溝(S1R、S1L)と、前記補助溝(S2R、S2L)とによって取り囲まれ、前記外側回転スライド部(Y)の角度領域が設けられ、前記突出領域(LR、LL)の両者が、前記低圧側接続部(TR、TL)と前記作動流体接続部(CR、CL)との間の接続を遮断することを特徴とする請求項3に記載の装置。
  5. 前記補助流体通路(12)が、前記作動流体接続装置(CL、CR)と低圧側接続部(T)との間に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 前記補助流体通路(12)が、前記作動流体接続装置(CL、CR)と、前記低圧側接続部(T)とは別に設けられている補助低圧側接続部(T‘)との間に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の装置。
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