JP3916610B2 - ゲートウェイ装置及び異地域間転送システム - Google Patents

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Description

本発明は、ゲートウェイ装置及び転送システムに関し、特に異なる地域ネットワーク間でデータを転送するゲートウェイ装置及び異地域間転送システムに関する。
近年、インターネットの普及に伴い、インターネットと関連する多くの産業も大いに発展している。一般には、ユーザは、まずインターネットサービスプロバイダ(Internet Service Provider、以下ISPと称する)にIPアドレスを申請し、その後申請されたIPアドレスに基づきゲートウェイ装置又は端末装置、例えばパソコンやネットワーク音声装置(VoIP)を設定する。このようにして、ユーザは、端末装置及びゲートウェイ装置を利用して、このISPが所有する地域ネットワークに接続することができる。また、このISPの地域ネットワークを介して、他のISPの地域ネットワークに接続することにより、インターネットで情報を自由に閲覧することができる。
しかし、全てのISPが自分のネットワークケーブルを所有し、地域ネットワークを構築しているわけではない。一部のISPは、ネットワークケーブルの所有者から一本又は複数本のネットワークケーブル回路を借りている。また、一部のISPは、ネットワークケーブル回路の所有者や賃借者から一部の帯域を借りている。なお、異なる地域ネットワーク間で、ユーザは、他の地域ネットワークに位置するアドレスに接続しようとする際、ユーザ自身のISPと他の地域ネットワークのISPとで協議されたチャンネルを経由することにより、他の地域ネットワークのIPアドレスに順調に接続することができる。
図1は、従来のインターネットのフレームを示す図である。図1に示すように、インターネット10は、4つの地域ネットワーク11〜14によって構成される。第1の端末装置21は、ゲートウェイ装置31を介して第1の地域ネットワーク11に接続される。第2の端末装置22は、ゲートウェイ装置32を介して第2の地域ネットワーク12に接続される。第3の端末装置23は、ゲートウェイ装置33を介して第3の地域ネットワーク13に接続される。
第1の地域ネットワーク11は、第3の地域ネットワーク13と第4の地域ネットワーク14にそれぞれ接続されている。第2の地域ネットワーク12は、第3の地域ネットワーク13と第4の地域ネットワーク14にそれぞれ接続されている。第3の地域ネットワーク13は、第1の地域ネットワーク11と第2の地域ネットワーク12と第4の地域ネットワーク14にそれぞれ接続されている。第4の地域ネットワーク14は、第1の地域ネットワーク11と第2の地域ネットワーク12と第3の地域ネットワーク13にそれぞれ接続されている。なお、各ISPの地域ネットワーク間でのデータの通信速度は、各ISP間で協議された契約によって決められている。
データを第1の端末装置21から第3の端末装置23に伝送する場合、まず、このデータは、第1の端末装置21から出力され、ゲートウェイ装置31を介してパケット化され、第1の地域ネットワーク11に伝送される。その後、パケット化されたデータは、第1の地域ネットワーク11から第3の地域ネットワーク13に伝送され、第3の地域ネットワーク13からゲートウェイ装置33に伝送される。さらに、そのデータは、ゲートウェイ装置33から第3の端末装置23に伝送される。
なお、第1の端末装置21から出力されたデータは、音声アナログ信号やパケット化されたデジタル信号である。第1の端末装置21から出力されたデータが音声アナログ信号である場合、ゲートウェイ装置31は、受信した音声アナログ信号をデジタル信号に変換し、複数のパケットに分割する。これらのパケットは、ゲートウェイ装置33で元の音声アナログ信号に変換され、第3の端末装置23に出力される。
このパケット化されたデータは、必ずしも第1の地域ネットワーク11から直接第3の地域ネットワーク13に伝送されるものではなく、第1の地域ネットワーク11から第4の地域ネットワーク14に伝送された後、第4の地域ネットワーク14から第3の地域ネットワーク13に伝送されることもできる。同様に、データを第1の端末装置21から第2の端末装置22にデータを伝送する場合、パケット化されたデータは、ゲートウェイ装置31、第1の地域ネットワーク11、第4の地域ネットワーク14及び第2の地域ネットワーク12を介しゲートウェイ装置32に伝送されてもよいし、ゲートウェイ装置31、第1の地域ネットワーク11、第3の地域ネットワーク13及び第2の地域ネットワーク12を介しゲートウェイ装置32に伝送されてもよい。そして、ゲートウェイ装置32から第2の端末装置22に伝送される
しかしながら、上述したように、異なるISPの地域ネットワーク間で伝送しうるデータ量及データの通信速度は、各ISP間の契約によって制限されるので、パケットが必ずしも最も速い転送経路を介して、最初のアドレスから宛先アドレスに伝送されるわけではない。
例えば、第1の地域ネットワーク11と第4の地域ネットワーク14を台湾地域の地域ネットワークとし、第3の地域ネットワーク13を北京地域の地域ネットワークと仮定する。そして、第1の地域ネットワーク11、第4の地域ネットワーク14及び第3の地域ネットワーク13のISPの間で個別に契約を立てており、その個別の契約によれば、第1の地域ネットワーク11と第4の地域ネットワーク14との間でのデータの通信速度は100MB/秒、第1の地域ネットワーク11と第3の地域ネットワーク13との間でのデータの通信速度は2MB/秒、第4の地域ネットワーク14と第3の地域ネットワーク13との間でのデータの通信速度は10MB/秒であるとする。
ここで、ゲートウェイ装置31から出力されたデータパケットが、直接第1の地域ネットワーク11から第3の地域ネットワーク13に伝送される場合、データパケットの通信速度は2MB/秒以下に制限される。一方、データパケットが、順に第1の地域ネットワーク11、第4の地域ネットワーク14及び第3の地域ネットワーク13を経由して伝送される場合、データパケットの通信速度は10MB/秒以下に制限される。従って、データパケットは、遠回りに第4の地域ネットワーク14を経由した方が、そのデータパケットの通信速度は、直接第1の地域ネットワーク11から第3の地域ネットワーク13に伝送される場合より速い。言い換えれば、データパケットを順に第1の地域ネットワーク11、第4の地域ネットワーク14及び第3の地域ネットワーク13を経由して伝送するのが、最適な転送経路である。
しかしながら、状況に応じてISP間の契約が変更されることもありうる。例えば、第1の地域ネットワーク11と第3の地域ネットワーク13のISPが、両者間のデータの通信速度を30MB/秒に変更するように契約を更新したとする。その場合、データパケットを、直接第1の地域ネットワーク11から第3の地域ネットワーク13に伝送する方が、遠回りに第4の地域ネットワーク14を介し第3の地域ネットワーク13に伝送するよりも、伝送速度が速くなる。
一般のネットワーク経路を経由するデータパケットの転送方式では、転送されるデータパケットの転送経路を確定することができない。例えば、第1の地域ネットワーク11と第3の地域ネットワーク13のISPが契約を更新して、両者間のデータの通信速度を上げたとしても、ゲートウェイ装置31から第1の地域ネットワーク11に伝送されたデータパケットは、予想通りに直接第1の地域ネットワーク11から第3の地域ネットワーク13に伝送されずに、以前の最適な転送経路に基づき、第1の地域ネットワーク11から第4の地域ネットワーク14を介し第3の地域ネットワーク13に伝送され、第3の地域ネットワーク13からゲートウェイ装置33に伝送される可能性がある。
従って、データパケットがネットワークでの転送経路を指定できるゲートウェイ装置を提供することが、現在インターネット技術領域での重要な課題の一つになっている。
本発明は、上記従来例の問題点を解決するためになされたものであり、指定した所定のネットワークを介しデータパケットを伝送しうるゲートウェイ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、そのアドレスが地域ネットワークに位置し、端末装置に接続されると共に、異地域間転送サーバシステムと協同するゲートウェイ装置であって、前記端末装置からの出力信号の宛先アドレスを受信する第1の入出力モジュールと、前記出力信号の宛先アドレスに基づき、地域識別情報質問信号を生成する質問信号生成モジュールと、前記地域識別情報質問信号を、少なくとも前記地域ネットワークを介して前記出力信号の宛先アドレスに伝送し、前記出力信号の宛先アドレスから返送された地域識別情報を受信する第2の入出力モジュールと、前記地域識別情報を分析することにより、前記出力信号の宛先アドレスが前記地域ネットワークに位置しているか否かを判定する分析モジュールを備え、前記分析モジュールが、前記出力信号の宛先アドレスが前記地域ネットワークに位置していないと判定した場合に、前記第2の入出力モジュールは、前記出力信号を前記地域ネットワークを介して前記異地域間転送サーバシステムに伝送し、前記異地域間転送サーバシステムは、前記出力信号を前記出力信号の宛先アドレスに転送することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1のゲートウェイ装置において、前記第2の入出力モジュールは、少なくとも一つの出力パケットを前記出力信号として出力することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2のゲートウェイ装置において、前記分析モジュールが、前記出力信号の宛先アドレスが前記地域ネットワークに位置していないと判定した場合に、前記出力パケットの宛先アドレスを前記異地域間転送サーバシステムに指定すると共に、前記出力信号の宛先アドレスを前記出力パケットに記録し、前記出力信号の宛先アドレスが前記地域ネットワークに位置していると判定した場合に、前記出力パケットの宛先アドレスを前記出力信号の宛先アドレスとする宛先アドレス指定モジュールをさらに備えたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1のゲートウェイ装置において、前記第2の入出力モジュールは、さらに前記異地域間転送サーバシステムが前記出力信号の宛先アドレスから転送した少なくとも一つの入力パケットを受信することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4のゲートウェイ装置において、前記入力パケットの宛先アドレスは前記ゲートウェイ装置のアドレスであり、前記入力パケットのソースアドレスは前記出力信号の宛先アドレスであり、前記第1の入出力モジュールは、前記入力パケットを入力信号として前記端末装置に出力することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5のゲートウェイ装置において、前記入力信号は、デジタル信号、アナログ信号、音声信号のいずれか一つであることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1のゲートウェイ装置において、前記出力信号は、デジタル信号、アナログ信号、音声信号のいずれか一つであることを特徴とする。
請求項8の発明は、地域ネットワークと、端末装置と接続されると共に前記地域ネットワークに接続されるゲートウェイ装置と、前記地域ネットワークに接続される異地域間転送装置を備え、前記端末装置と協同する異地域間転送システムであって、前記ゲートウェイ装置は、前記端末装置からの出力信号の宛先アドレスを受信し、前記出力信号の宛先アドレスが前記地域ネットワークに位置しているか否かを判定し、前記出力信号の宛先アドレスが前記地域ネットワークに位置していないと判定した場合に、前記ゲートウェイ装置は、前記出力信号を前記異地域間転送装置に伝送し、前記異地域間転送装置は、前記出力信号を前記出力信号の宛先アドレスに転送し、前記ゲートウェイ装置は、前記端末装置からの前記出力信号の宛先アドレスを受信する第1の入出力モジュールと、前記出力信号の宛先アドレスに基づき、地域識別情報質問信号を生成する質問信号生成モジュールと、前記地域識別情報質問信号を少なくとも前記地域ネットワークを介して前記出力信号の宛先アドレスに伝送し、前記出力信号の宛先アドレスから返送された地域識別情報を受信する第2の入出力モジュールと、前記地域識別情報を分析することにより、前記出力信号の宛先アドレスが前記地域ネットワークに位置するか否かを判定する分析モジュールを備え、前記分析モジュールが、前記出力信号の宛先アドレスが前記地域ネットワークに位置しないと判定した場合に、前記第2の入出力モジュールは、前記出力信号を前記地域ネットワークを介して前記異地域間転送装置に伝送し、前記異地域間転送装置は、前記出力信号を前記出力信号の宛先アドレスに転送することを特徴とする
本発明によれば、ゲートウェイ装置により、まず、出力信号の宛先アドレスが他の地域ネットワークに位置しているか否かを判定される。出力信号の宛先アドレスが他の地域ネットワークに位置していると判定された場合、パケット化された出力信号が異地域間転送サーバシステムに伝送され、また異地域間転送サーバシステムを介してパケットが他の地域ネットワークに伝送され、さらに出力信号がその宛先アドレスに伝送される。その結果、指定されたネットワーク(すなわち異地域間転送サーバシステム)を介してデータを伝送することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施の形態に係るゲートウェイ装置及び異地域間転送システムについて説明する。
図2は、本実施の形態におけるゲートウェイ装置のブロック構成を示す図である。図2に示すように、ゲートウェイ装置4は、第1の入出力モジュール41と、質問信号生成モジュール42と、第2の入出力モジュール43と、分析モジュール44と、宛先アドレス指定モジュール45を備える。
第1の入出力モジュール41は、端末装置から出力された出力信号の宛先アドレスを受信する。この出力信号は、デジタル信号、アナログ信号や音声信号である。質問信号生成モジュール42は、上記出力信号の宛先アドレスに基づき、地域識別情報質問信号を生成する。第2の入出力モジュール43は、パケット化された上記地域識別情報質問信号を出力信号の宛先アドレスに伝送すると共に、出力信号の宛先アドレスから返送された地域識別情報を受信する。分析モジュール44は、上記地域識別情報を分析することにより、出力信号の宛先アドレスがゲートウェイ装置4と同じ地域ネットワークに位置しているか否かを判定する。分析モジュール44が、出力信号の宛先アドレスがゲートウェイ装置4と同じ地域ネットワークに位置していないと判定した場合、第2の入出力モジュール43は、少なくとも一つの出力パケットで上記出力信号を出力する。その前に、宛先アドレス指定モジュール45により、出力パケットが異地域間転送サーバシステムに伝送されるように指定しておくことにより、第2の入出力モジュール43から出力された出力パケットは、この異地域間転送サーバシステムから、出力信号の宛先アドレスに伝送される。
本実施の形態では、ゲートウェイ装置4のアドレスが地域ネットワークに位置している。また、ゲートウエイ装置4は、端末装置と信号の送受信が可能なように接続され、異地域間転送サーバシステムと協同する。また、ゲートウェイ装置4は、地域ネットワーク及び異地域間転送装置と共に、異地域間転送システムを構成する。本実施の形態では、ゲートウェイ装置4及び異地域間転送装置は、それぞれ地域ネットワークに接続され、ゲートウェイ装置4は、さらに端末装置に接続される。なお、ゲートウェイ装置4は、端末装置から出力された出力信号の宛先アドレスを受信し、出力信号の宛先アドレスが地域ネットワークに位置しているか否かを判定する。出力信号の宛先アドレスが地域ネットワークに位置していないと判定した場合には、ゲートウェイ装置4が出力信号を異地域間転送装置に伝送する。そして、出力信号は、異地域間転送装置から出力信号の宛先アドレスに転送される。
図3は、本実施の形態における複数の異地域間転送システムが協同するフレームを示す図である。この異地域間転送システムは、ゲートウェイ装置と、地域ネットワークと、異地域間転送装置を備える。図3に示すように、第1のゲートウェイ装置4A、第2のゲートウェイ装置4B、第3のゲートウェイ装置4C及び第4のゲートウェイ装置4Dは、それぞれ第1の端末装置21、第2の端末装置22、第3の端末装置23及び第4の端末装置24に接続されると共に、それぞれ第1の地域ネットワーク11、第2の地域ネットワーク12、第3の地域ネットワーク13及び第4の地域ネットワーク14に接続される。
異地域間転送サーバシステム5は、所定のネットワークシステムであり、複数の異地域間転送装置を介して、それぞれ複数の地域ネットワークと接続する。図3に示すように、異地域間転送サーバシステム5は、第1の異地域間転送装置51と、第2の異地域間転送装置52と、第3の異地域間転送装置53と、第4の異地域間転送装置54を備える。これらの第1の異地域間転送装置51、第2の異地域間転送装置52、第3の異地域ネットワーク間転送装置53及び第4の異地域間転送装置54は、それぞれ第1の地域ネットワーク11、第2の地域ネットワーク12、第3の地域ネットワーク13及び第4の地域ネットワーク14に接続される。また、異地域間転送サーバシステム5は、さらに、各異地域間転送装置に接続される所定のネットワーク55を備える。
なお、各地域ネットワーク間でのデータの通信速度は、それらのISP間の契約によって決められているため、その帯域幅は、各ISP間の契約協定に制限される。ここで、異地域間転送サーバシステム5の所定のネットワーク55は、例えば、そのISPが所有するプライベートネットワークであり、その帯域は、すべてこのISPによって制御される。すなわち、所定のネットワーク55は、品質が優れたネットワークである。
以下、実例を挙げて、本実施の形態によるゲートウェイ装置と異地域間転送サーバシステムとが協同する適用フローを説明する。
図4は、本実施の形態による異地域間転送システムの適用例を示すフローチャートである。図4に示すように、まず、ステップ601において、第1の端末装置21がインターネットを介して第2の端末装置22と通信する際に、第1の端末装置21は、伝送しようとする出力信号の宛先アドレスを第1のゲートウェイ装置4Aに伝送する。あるいは、第1の端末装置21は、出力信号を第1のゲートウェイ装置4Aに伝送し、さらに、第1のゲートウェイ装置4Aによって出力信号を分析して、その宛先アドレスを取り入れることもできる。本実施の形態では、第1の端末装置21がコンピューターである場合、出力信号はデジタル信号である。また、第1の端末装置21が電話である場合、出力信号は音声信号であり、ダイヤル音で宛先アドレスが表示される。
上記出力信号の宛先アドレスを受信した後、ステップ602において、第1のゲートウェイ装置4Aから、一般のインターネット経路を介して、第2のゲートウェイ装置4Bにそのエリア識別情報が取り入れられる。なお、第1のゲートウェイ装置4Aと第2のゲートウェイ装置4Bは、いずれも上述したゲートウェイ装置4と同じものである。
第1のゲートウェイ装置4Aでは、第1の入出力モジュールが出力信号又はその宛先アドレスを受信した後、質問信号生成モジュールが地域識別情報質問信号を生成する。ここで、地域識別情報質問信号の宛先アドレスは、出力信号の宛先アドレスと同じである。その後、第1のゲートウェイ装置4Aの第2の入出力モジュールは、地域識別情報質問信号を第1の地域ネットワーク11に伝送する。その際、地域識別情報質問信号は、一般的インターネット経路を介して第2のゲートウェイ装置4Bに伝送される。
例えば、第1の地域ネットワーク11、第3の地域ネットワーク13及び第2の地域ネットワーク12を介して、第2のゲートウェイ装置4Bに伝送される。第2のゲートウェイ装置4Bは、地域識別情報質問信号を受信した後、地域識別情報質問信号に応答して地域識別情報を出力する。この地域識別情報は、一般のインターネット経路を介して第1のゲートウェイ装置4Aに返送される。第1のゲートウェイ装置4Aの第2の入出力モジュールは、この地域識別情報を受信する。なお、地域識別情報には、第2のゲートウェイ装置4Bが位置している地域ネットワークの情報が記録されている。
ステップ603において、第1のゲートウェイ装置4Aは、受信した地域識別情報を分析することにより、第1のゲートウェイ装置4Aと第2のゲートウェイ装置4Bが同じ地域ネットワークに位置しているか否かを判定する。
第1のゲートウェイ装置4Aと第2のゲートウェイ装置4Bが同じ地域ネットワークに位置していないと判定した場合には、第1のゲートウェイ装置4Aと第2のゲートウェイ装置4Bが異地域間転送サーバシステム5を介してその通信チャンネルを構築する(ステップ604〜608参照)。一方、第1のゲートウェイ装置4Aと第2のゲートウェイ装置4Bが同じ地域ネットワークに位置していると判定した場合には、第1のゲートウェイ装置4Aと第2のゲートウェイ装置4Bが一般のインターネット経路を介してその通信チャンネルを構築する(ステップ609〜611参照)。
続いて、ステップ604において、第1のゲートウェイ装置4Aは、第1の端末装置21からの出力信号を受信する。その際、その出力信号がパケット化されていない場合、第1のゲートウェイ装置4Aは、まず受信した出力信号をパケット化して、出力パケットに変換する。そして、ステップ605において、第1のゲートウェイ装置4Aの宛先アドレス指定モジュールは、出力パケットの宛先アドレスを第1の異地域間転送装置51に指定し、第1のゲートウェイ装置4Aの第2の入出力モジュールは、出力パケットを第1の地域ネットワーク11を介して第1の異地域間転送装置51に伝送する。図5に示すように、出力パケットのヘッダには、第1のゲートウェイ装置4Aのアドレスデータ71、第1の異地域間転送装置51のアドレスデータ72、上記出力信号の宛先アドレス、すなわち第2のゲートウェイ装置4Bのアドレスデータ73が含まれている。
ステップ606において、異地域間転送サーバシステム5は、第1の異地域間転送装置51が受信した出力パケットを、所定のネットワーク55を介して第2の異地域間転送装置52に伝送する。その後、ステップ607において、異地域間転送サーバシステム5の第2の異地域間転送装置52は、出力パケットを第2のゲートウェイ装置4Bに伝送し、続いて第2のゲートウェイ装置4Bは、出力パケットを第2の端末装置22に伝送する。ここで、図6に示すように、出力パケットのヘッダには、第1のゲートウェイ装置4Aのアドレスデータ71及び第2のゲートウェイ装置4Bのアドレスデータ73が含まれている。最後に、ステップ608において、すべての出力パケットの転送が完了したか否かを判定する。出力パケットの転送がまだ完了していない場合には、ステップ604〜608を繰り返す。出力パケットの転送がすでに完了している場合には、本フローを終了する。
第1のゲートウェイ装置4Aと第2のゲートウェイ装置4Bが異なる地域ネットワークに位置している場合、第1のゲートウェイ装置4Aは、第2のゲートウェイ装置4Bから出力され、異地域間転送サーバシステム5によって転送された少なくとも一つの入力パケットを受信することもできる。その際、入力パケットの構成は、一般転送のデータパケットである。言い換えれば、その宛先アドレスは、第1のゲートウェイ装置4Aのアドレスであり、そのソースアドレスは、第2のゲートウェイ装置4Bのアドレスである。そして、第1のゲートウェイ装置4Aの第1の入出力モジュールは、さらに受信した入力パケットを入力信号に変換し、第1の端末装置21に出力する。本実施の形態では、入力信号は、例えば、デジタル信号、アナログ信号、音声信号などである。
一方、第1のゲートウェイ装置と第2のゲートウェイ装置が同じ地域ネットワークに位置している場合(図示せず)、ステップ609において、第1のゲートウェイ装置は第1の端末装置から出力信号を受信する。その際、出力信号がパケット化されていない場合、第1のゲートウェイ装置は、まず受信した出力信号をパケット化して、出力パケットに変換する。そして、ステップ610において、第1のゲートウェイ装置は、一般のネットワーク経路を介して、第1の地域ネットワーク中で、出力パケットを第2のゲートウェイ装置に伝送する。図6は、その際の出力パケットを示す図である。最後に、ステップ611において、すべての出力パケットの転送が完了したか否かを判定する。出力パケットの転送がまだ完了していない場合には、ステップ609〜611を繰り返す。出力パケットの転送がすでに完了している場合には、本フローを終了する。
なお、上述した方式によれば、第1のゲートウェイ装置4Aは、異地域間転送サーバシステム5を介して任意のゲートウェイ装置、例えば、図3に示す第2のゲートウェイ装置4Bや第3のゲートウェイ装置4Cと通信チャンネルを構築することができる。
以上、本発明の一実施の形態について図面を参照しつつ詳述したが、具体的な構成は、この実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等が可能であり、それらも本発明の範囲に含まれる。
従来のインターネットのフレームを示す図。 本発明の一実施の形態におけるゲートウェイ装置を示す図。 上記一実施の形態における複数の異地域間転送システムが協同するフレームを示す図。 上記一実施の形態における異地域間転送システムの適用例を示すフローチャート。 上記一実施の形態における第1のゲートウェイ装置から第1の異地域間転送装置に伝送される出力パケットを示す図。 上記一実施の形態における第2の異地域間転送装置から第2のゲートウェイ装置に伝送した出力パケットを示す図。
符号の説明
4 ゲートウェイ装置
41 第1の入出力モジュール
42 質問信号生成モジュール
43 第2の入出力モジュール
44 分析モジュール
45 宛先アドレス指定モジュール
4A 第1のゲートウェイ装置
4B 第2のゲートウェイ装置
4C 第3のゲートウェイ装置
4D 第4のゲートウェイ装置
5 異地域間転送サーバシステム
51 第1の異地域間転送装置
52 第2の異地域間転送装置
53 第3の異地域間転送装置
54 第4の異地域間転送装置
55 所定のネットワーク
71 第1のゲートウェイ装置のアドレスデータ
72 第1の異地域間転送装置のアドレスデータ
73 第2のゲートウェイ装置のアドレスデータ

Claims (8)

  1. そのアドレスが地域ネットワークに位置し、端末装置に接続されると共に、異地域間転送サーバシステムと協同するゲートウェイ装置であって、
    前記端末装置からの出力信号の宛先アドレスを受信する第1の入出力モジュールと、
    前記出力信号の宛先アドレスに基づき、地域識別情報質問信号を生成する質問信号生成モジュールと、
    前記地域識別情報質問信号を、少なくとも前記地域ネットワークを介して前記出力信号の宛先アドレスに伝送し、前記出力信号の宛先アドレスから返送された地域識別情報を受信する第2の入出力モジュールと、
    前記地域識別情報を分析することにより、前記出力信号の宛先アドレスが前記地域ネットワークに位置しているか否かを判定する分析モジュールを備え、
    前記分析モジュールが、前記出力信号の宛先アドレスが前記地域ネットワークに位置していないと判定した場合に、前記第2の入出力モジュールは、前記出力信号を前記地域ネットワークを介して前記異地域間転送サーバシステムに伝送し、前記異地域間転送サーバシステムは、前記出力信号を前記出力信号の宛先アドレスに転送することを特徴とするゲートウェイ装置。
  2. 前記第2の入出力モジュールは、少なくとも一つの出力パケットを前記出力信号として出力することを特徴とする請求項1に記載のゲートウェイ装置。
  3. 前記分析モジュールが、前記出力信号の宛先アドレスが前記地域ネットワークに位置していないと判定した場合に、前記出力パケットの宛先アドレスを前記異地域間転送サーバシステムに指定すると共に、前記出力信号の宛先アドレスを前記出力パケットに記録し、前記出力信号の宛先アドレスが前記地域ネットワークに位置していると判定した場合に、前記出力パケットの宛先アドレスを前記出力信号の宛先アドレスとする宛先アドレス指定モジュールをさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載のゲートウェイ装置。
  4. 前記第2の入出力モジュールは、さらに前記異地域間転送サーバシステムが前記出力信号の宛先アドレスから転送した少なくとも一つの入力パケットを受信することを特徴とする請求項1に記載のゲートウェイ装置。
  5. 前記入力パケットの宛先アドレスは前記ゲートウェイ装置のアドレスであり、前記入力パケットのソースアドレスは前記出力信号の宛先アドレスであり、前記第1の入出力モジュールは、前記入力パケットを入力信号として前記端末装置に出力することを特徴とする請求項4に記載のゲートウェイ装置。
  6. 前記入力信号は、デジタル信号、アナログ信号、音声信号のいずれか一つであることを特徴とする請求項5に記載のゲートウェイ装置。
  7. 前記出力信号は、デジタル信号、アナログ信号、音声信号のいずれか一つであることを特徴とする請求項1に記載のゲートウェイ装置。
  8. 地域ネットワークと、端末装置と接続されると共に前記地域ネットワークに接続されるゲートウェイ装置と、前記地域ネットワークに接続される異地域間転送装置を備え、前記端末装置と協同する異地域間転送システムであって、
    前記ゲートウェイ装置は、前記端末装置からの出力信号の宛先アドレスを受信し、前記出力信号の宛先アドレスが前記地域ネットワークに位置しているか否かを判定し、
    前記出力信号の宛先アドレスが前記地域ネットワークに位置していないと判定した場合に、前記ゲートウェイ装置は、前記出力信号を前記異地域間転送装置に伝送し、
    前記異地域間転送装置は、前記出力信号を前記出力信号の宛先アドレスに転送し、
    前記ゲートウェイ装置は、
    前記端末装置からの前記出力信号の宛先アドレスを受信する第1の入出力モジュールと、
    前記出力信号の宛先アドレスに基づき、地域識別情報質問信号を生成する質問信号生成モジュールと、
    前記地域識別情報質問信号を少なくとも前記地域ネットワークを介して前記出力信号の宛先アドレスに伝送し、前記出力信号の宛先アドレスから返送された地域識別情報を受信する第2の入出力モジュールと、
    前記地域識別情報を分析することにより、前記出力信号の宛先アドレスが前記地域ネットワークに位置するか否かを判定する分析モジュールを備え、
    前記分析モジュールが、前記出力信号の宛先アドレスが前記地域ネットワークに位置しないと判定した場合に、前記第2の入出力モジュールは、前記出力信号を前記地域ネットワークを介して前記異地域間転送装置に伝送し、前記異地域間転送装置は、前記出力信号を前記出力信号の宛先アドレスに転送することを特徴とする異地域間転送システム。
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