JP3916254B2 - テクスタイル布帛を処理するためのフォーム - Google Patents

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Description

本発明は、テクスタイル布帛を処理するためのフォームに関する。
家庭用布帛コンディショニング、特に乾燥機で布帛コンディショニングのためのフォームの製造および使用は公知である。
1980年12月30日付で発行されたUS-A-4,242,377では、カチオン性界面活性剤のようなコンディショニング剤を含んだフォーミング組成物について記載している。布帛は慣用的な洗濯プロセスで洗浄されて、その後洗浄されたばかりの布帛がコンディショニングフォームと共に乾燥機に入れられることが開示されている。こうすると、洗浄プロセスに用いられたアニオン性界面活性剤と、フォームコンディショニングサイクルに用いられたカチオン性界面活性剤とは、互いに相互作用したり、または錯体形成したりすることがない。
本発明の目的は、1回のプロセスで布帛をクリーニングおよびコンディショニングできる(即ち、ソフトニング・スルー・ザ・ウォッシュ(Softening-through-the-wash)効果)フォームを提供することである。
本発明の別な目的は、フォームの安定性を改善することである。
これらの目的は、従来の組成物中のカチオン性界面活性剤を全部または一部クレーに代えることにより達成され、それにより柔軟化効果を実現しながら、その一方で望ましくないカチオン性/アニオン性錯体形成の問題を回避することができる。J.J.Bikerman,"Foams",Springer-Verlag,New York Inc.,1973によれば、クレーはフォーム安定性を乏しくさせ(ベントナイト、第155頁、12行目)、コロイド化する(第251および252頁にわたる段落)。フォーム安定性の改善は、軽質(即ち、低密度)フォームを作る上で噴射剤が少なくて済むことを意味する。
発明の要旨
本発明はテクスタイル布帛を処理するためのフォームに関し、そのフォームは布帛柔軟化クレーを含んでいる。フォームは0.1〜20重量%の布帛柔軟化クレーを含むことが好ましく、クレーは好ましくはモンモリロナイト、サポナイト、ヘクトライトまたはそれらの混合物からなる群より選択される。
本発明の別な面において、フォームは液体または気体噴射剤によりエアゾール容器から分配される。二酸化炭素ガスが噴射剤として最も好ましい。本発明のこの面において、
(i)布帛柔軟化クレーを含んだフォーミング洗剤組成物
(ii)噴射剤、および
(iii)分散手段を有する容器
を含んでなるパッケージ製品が提供され、フォーミング洗剤組成物および噴射剤は容器の内部に詰められている。
本発明の更に別な面では、クレー含有フォームをテクスタイル布帛に適用し、その後で、好ましくはすすぎ洗いまたは真空により、フォーム残留物を除去するか、あるいはクレー含有フォームを溶解させて水溶液を形成して、テクスタイル布帛を水溶液に浸漬するステップを含んでなる、テクスタイル布帛をクリーニングおよびコンディショニングする方法が提供される。
本発明の方法は、手で、または洗濯機で行える。
発明の具体的な説明
フォームとは、比較的少量の液体中へのガスの粗分散物である。本発明のフォームは、組成物を含んだ連続液相と、ガスを含んだ分散相である。典型的には、分散相の気“泡”は、50μm〜数mmの大きさである。
一般的には、フォームの品質は、1)泡サイズ分布の均一性と実際の泡サイズにより決められるようなフォームの外観(小さなおよび均一なサイズの泡が通常好ましい);2)見掛けフォーム粘度により決められるようなフォームの厚さ(大きな見掛けフォーム粘度が通常好ましい);3)好ましくは250g/l未満、更に好ましくは150g/l未満、最も好ましくは100g/l未満のフォームの密度;および4)固体表面上で放置時にフォームから液体の排出(液体の遅い排出が通常好ましい)のような、様々なフォーム品質特性を評価することにより決められる。
洗剤フォームの好ましい成分を、以下、更に詳細に説明する。
高級脂肪酸の水溶性塩、即ち“石鹸”が、本組成物で有用なアニオン性界面活性剤である。これには、約8〜約24の炭素原子、好ましくは約12〜約18の炭素原子を有する高級脂肪酸のアルカリ金属石鹸、例えばナトリウム、カリウム、エタノールアミン、アンモニウムおよびアルキルアンモニウム塩がある。石鹸は、油脂の直接ケン化によるか、または遊離脂肪酸の中和により作ることができる。ココナツ油および獣脂に由来する脂肪酸の混合物のエタノールアミン、ナトリウムおよびカリウム塩、即ちモノエタノールアミン、ナトリウムまたはカリウム獣脂およびココナツ石鹸が特に有用である。
有用なアニオン性界面活性剤には、炭素原子約10〜約20のアルキル基とスルホン酸または硫酸エステル基とを分子構造中に有する有機硫酸反応産物の水溶性塩、好ましくはアルカリ金属、エタノールアミン、アンモニウムおよびアルキロールアンモニウム塩もある(“アルキル”という用語には、アシル基のアルキル部分も含まれる)。このグループの合成界面活性剤の例は、アルキルサルフェート、特に獣脂またはココナツ油のグリセリドを還元することにより作られるような高級アルコール(C-C18炭素原子)を硫酸化して得られるもの;アルキル基が直鎖または分岐鎖配置で約9〜約15の炭素原子を有するアルキルベンゼンスルホネート、例えば米国特許第2,220,099号および第2,477,383号明細書に記載されたタイプのもの;およびメチルエステルスルホネートである。アルキル基中の炭素原子の平均数が約11〜13である、C11-C13LASと略記される、直鎖アルキルベンゼンスルホネートが特に有用である。
本発明で他のアニオン性界面活性剤は、アルキルグリセリルエーテルスルホネート、特に獣脂およびココナツ油に由来する高級アルコールのエーテル;ココナツ油脂肪酸モノグリセリドスルホネートおよびサルフェート;1分子当たり約1〜約10単位のエチレンオキシドを有して、アルキル基が約8〜約12の炭素原子を有する、アルキルフェノールエチレンオキシドエーテルサルフェートの塩;1分子当たり約1〜約10単位のエチレンオキシドを有して、アルキル基が約10〜約20の炭素原子を有する、アルキルエチレンオキシドエーテルサルフェートの塩である。
本発明で他の有用なアニオン性界面活性剤には、脂肪酸基に約6〜20の炭素原子とエステル基に約1〜10の炭素原子を有するα-スルホン化脂肪酸のエステルの水溶性塩;アシル基に約2〜9の炭素原子とアルカン部分に約9〜約23の炭素原子を有する2-アシルオキシアルカン-1-スルホン酸の水溶性塩;アルキル基に約10〜20の炭素原子と約1〜30モルのエチレンオキシドを有するアルキルエーテルサルフェート;約12〜24の炭素原子を有するオレフィンスルホネートの水溶性塩;およびアルキル基に約1〜3の炭素原子とアルカン部分に約8〜約20の炭素原子を有するβ-アルキルオキシアルカンスルホネートがある。
アニオン性界面活性剤は、フォーミング組成物の5〜50重量%、好ましくは10〜40%、更に好ましくは18〜30%のレベルで用いられることが好ましい。
水溶性ノニオン性界面活性剤も本発明のクレー含有組成物に用いてよいが、好ましいというわけではない。このようなノニオン性物質には、アルキレンオキシド基(性質上親水性)と、性質上脂肪族またはアルキル芳香族である有機疎水性化合物との縮合により得られる化合物がある。いずれか特定の疎水基と縮合されるポリオキシアルキレン基の鎖長は、親水性および疎水性要素間で望ましいバランス度を有する水溶性化合物を得るために、容易に調整することができる。
適切なノニオン性界面活性剤には、アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物、例えば直鎖または分岐鎖配置で炭素原子約6〜16のアルキル基を有するアルキルフェノールと、アルキルフェノール1モル当たり約1〜25モル、好ましくは約2〜7モルのエチレンオキシドとの縮合産物がある。
好ましいノニオン性は、直鎖または分岐鎖配置で8〜22の炭素原子を有する脂肪族アルコールと、アルコール1モル当たり1〜25モルのエチレンオキシド、特にアルコール1モル当たり2〜7モルのエチレンオキシドとの水溶性縮合産物である。特に好ましいのは、炭素原子約9〜15のアルキル基を有するアルコールの縮合産物と、プロピレングリコールとエチレンオキシドとの縮合産物である。
他の好ましいノニオン性はポリヒドロキシ脂肪酸アミドであり、脂肪酸エステルおよびN-アルキルポリヒドロキシアミンを反応させることにより製造される。本発明で使用上好ましいアミンはN-(R)-CH(CHOH)-CH-OHであり、好ましいエステルはC12-C20脂肪酸メチルエステルである。最も好ましいのは、N-メチルグルカミン(グルコースに由来する)とC12-C20脂肪酸メチルエステルとの反応産物である。
ポリヒドロキシ脂肪酸アミドを製造する方法は、1992年4月16日付で公開されたWO9206073に記載されている。この出願では、溶媒の存在下におけるポリヒドロキシ脂肪酸アミドの製法について記載している。本発明の高度に好ましい態様では、N-メチルグルカミンがC12-C20メチルエステルと反応される。
半極性ノニオン性界面活性剤には、炭素原子約10〜18の1つのアルキル部分と、炭素原子1〜約3のアルキル基およびヒドロキシアルキル基からなる群より選択される2部分とを有する水溶性アミンオキシド;炭素原子約10〜18の1つのアルキル部分と、炭素原子約1〜3のアルキル基およびヒドロキシアルキル基からなる群より選択される2部分とを有する水溶性ホスフィンオキシド;および炭素原子約10〜18の1つのアルキル部分と、炭素原子約1〜3のアルキルおよびヒドロキシアルキル部分からなる群より選択される部分とを有する水溶性スルホキシドがある。
両性界面活性剤には、脂肪族部分が直鎖または分岐鎖であって、脂肪族置換基の1つが約8〜18の炭素原子を有し、少くとも1つの脂肪族置換基がアニオン性水溶性基を有している、脂肪族アミンの誘導体、またはヘテロ環式二級および三級アミンの脂肪族誘導体がある。
双極性界面活性剤には、脂肪族置換基の1つが約8〜18の炭素原子を有している、脂肪族四級アンモニウム、ホスホニウムおよびスルホニウム化合物の誘導体がある。
有用なカチオン性界面活性剤には、式Rの水溶性四級アンモニウム化合物があり、ここでRは10〜20、好ましくは12〜18の炭素原子を有するアルキルであり、R、RおよびRは各々C-Cアルキル、好ましくはメチルであり、Xはアニオン、例えばクロリドである。このようなトリメチルアンモニウム化合物の例には、C12-14アルキルトリメチルアンモニウムクロリドおよびココアルキルトリメチルアンモニウムメトサルフェートがある。
本発明の組成物に用いてよい他の界面活性剤には、C10-C18グリセロールエーテル、C10-C18アルキルポリグリコシドおよびそれらの対応サルフェート化ポリグリコシド、アルキルエステルスルホネートと、オレオイルサルコシネートがある。
本発明のフォームは溶液中で7以上のpHを有する中性またはアルカリ塩を含有することができ、これは性質上有機でもまたは無機でもよい。一部の塩は不活性であるが、それらのうち多くは洗濯液中で洗浄性ビルダー物質としても機能する。
中性水溶性塩の例には、アルカリ金属、エタノールアミン、アンモニウムまたは置換アンモニウムクロリド、フルオリドおよびサルフェートがある。ナトリウム、エタノールアミンおよびアンモニウム塩が上記のうちでは好ましい。クエン酸と、一般的に他のいかなる有機または無機酸も本発明中に配合させてよい。
他の有用な水溶性塩には、洗剤ビルダー物質として周知の化合物がある。ビルダーは、様々な水溶性アルカリ金属、エタノールアミン、アンモニウムまたは置換アンモニウムホスフェート、ポリホスフェート、ホスホネート、ポリホスホネート、カーボネート、シリケート、ボレートおよびポリヒドロキシスルホネートから通常選択される。ナトリウム、エタノールアミンおよびアンモニウム塩が上記のうちでは好ましい。
無機ホスフェートビルダーの具体例は、ナトリウムおよびカリウムトリポリホスフェート、ピロホスフェート、約6〜21の重合度を有するポリマーメタホスフェートと、オルトホスフェートである。ポリホスフェートビルダーの例は、エチレンジホスホン酸の塩、エタン1-ヒドロキシ-1,1-ジホスホン酸の塩およびエタン1,1,2-トリホスホン酸の塩である。他のリンビルダー化合物は、参考のため本明細書に組み込まれる、米国特許第3,159,581号、第3,213,030号、第3,422,021号、第3,422,137号、第3,400,176号および第3,400,148号明細書に開示されている。しかしながら、一般的に、ホスフェートは環境的理由から避けることが好ましい。
非リン系無機ビルダーの例は、ナトリウムおよびカリウムカーボネート、ビカーボネート、セスキカーボネート、テトラボレートデカヒドレート、および約0.5〜約4.0、好ましくは約1.0〜約2.4のSiO対アルカリ金属オキシドのモル比を有するシリケートである。
本発明の必須成分は布帛柔軟化クレーである。
布帛柔軟化クレーは、未改質でも、または組織的に改質してもよい。組織的に改質されていないクレーは、少くとも50meq/100gクレー、好ましくは少くとも60meq/100gクレーのイオン交換能を有する膨張性3層クレー、即ちアルミノシリケートおよびマグネシウムシリケートとして表すことができる。組織的に改質されたクレーの出発クレーも同様に表せる。クレーを表すために用いられる“膨張性”という用語は、水との接触で膨潤または膨張される積層クレー構造の能力に関する。本発明で用いられる3層膨張性クレーは、スメクタイトとして地質学上分類される物質である。
外層に所定数のケイ素-酸素原子を有している場合に、中央層で八面体金属-酸素配置の数に基づき広く区別される、2つの異なるクラスのスメクタイトタイプクレーがある。クレー鉱物の更に詳細な記載は、"Clay Colloid Chemistry",H.van Olphen,John Wiley & Sons(Interscience Publishers),New York,1963,Chapter 6、特に第66〜69頁に示されている。
スメクタイト(またはモンモリロナイト)クレーのファミリーには、下記三八面体鉱物:タルク、ヘクトライト、サポナイト、サウコナイト、バーミキュライトと、下記二八面体鉱物:プロフィライト、モンモリロナイト、ボルコンスコイトおよびノントロナイトがある。
これらの組成物に用いられるクレーは、プロトン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオンおよびリチウムイオンのようなカチオン性対イオンを含んでいる。主にまたは排他的に吸収されている1つのカチオンに基づいてクレー間を区別することが通例である。例えば、ナトリウムクレーは吸収されているカチオンが主にナトリウムであるものである。このように吸収されているカチオンは、水溶液中に存在するカチオンとの交換反応にかかわるようになる。スメクタイトタイプクレーに関する典型的交換反応は、下記式で表される:
スメクタイトクレー(Na)+NHOH→
スメクタイトクレー(NH+NaOH
上記平衡反応において、アンモニウムイオンの当量はナトリウムの当量に相当するため、ミリ当量/クレー100g(meq/100g)でカチオン交換能(時には、“塩基交換能”と称される)を測定することが通例である。クレーのカチオン交換能は、電気透析、アンモニウムイオンとの交換後の滴定、またはメチレンブルー操作を含めたいくつかの手法で測定することができ、すべてGrimshaw,"The Chemistry and Physics of Clays",pp.264-265,Interscience(1971)で詳細に示されている。クレー物質のカチオン交換能は、クレーの膨張性、クレーの電荷(格子構造により少くとも一部は調べられる)などのようなファクターに関する。クレーのイオン交換能は、カオリナイトの約2meq/100gからあるスメクタイトクレーの約150meq/100g以上まで広範囲にわたる。
好ましいスメクタイトタイプクレーは、ナトリウムモンモリロナイト、カリウムモンモリロナイト、ナトリウムヘクトライトおよびカリウムヘクトライトである。本発明で用いられるクレーは、約0.05mm以内の粒度範囲を有している。
本発明で用いられるクレーは、天然でも、または合成で得てもよい。
他の成分
他の好ましい成分には、酵素、ポリマーがある(但し、それらに限定されない)。
酵素-酵素は、例えばタンパク質ベース、炭水化物ベースまたはトリグリセリドベース汚れの除去を含めた、様々な布帛洗濯目的のためと、遊離染料移動の防止および布帛再生のために、本処方物中に含有させることができる。配合される酵素には、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼおよびペルオキシダーゼとそれらの混合物がある。他のタイプの酵素も含有させてよい。それらは植物、動物、細菌、真菌および酵母源のように、いかなる適切な起源であってもよい。しかしながら、それらの選択はpH活性および/または至適安定性、熱安定性、対活性洗剤安定性、ビルダーなどのようないくつかのファクターにより決められる。この点では、細菌アミラーゼおよびプロテアーゼと真菌セルラーゼのような細菌または真菌酵素が好ましい。
酵素は、組成物グラム当たり重量で約5mg以内、更に典型的には約0.01〜約3mgの活性酵素を供するために十分なレベルで通常配合される。換言すれば、本組成物は典型的には約0.001〜約5重量%、好ましくは0.01〜1%の市販酵素製品を含む。プロテアーゼ酵素は、組成物グラム当たり0.005〜0.1Anson単位(AU)の活性を供するために十分なレベルで、このような市販製品中に通常存在する。
プロテアーゼの適切な例は、B.subtilisおよびB.licheniformisの特定株から得られるズブチリシンである。もう1つの適切なプロテアーゼはBacillusの株から得られ、8〜12のpH範囲で最大活性を有していて、Novo Industries A/Sにより登録商標名ESPERASEとして開発および販売されている。この酵素および類似酵素の製法は、Novoの英国特許明細書第1,243,784号に記載されている。市販されている、タンパク質ベース汚れを除去するために適したタンパク質分解酵素には、Novo Industries A/S(デンマーク)により商品名ALCALASEおよびSAVINASEとして、International Bio-Synthetics,Inc.(オランダ)によりMAXATASEとして販売されているものがある。他のプロテアーゼには、プロテアーゼA(1985年1月9日付で公開された欧州特許出願第130,756号明細書参照)およびプロテアーゼB(1987年4月28日付で出願された欧州特許出願第87303761.8号および1985年1月9日付で公開されたBottらの欧州特許出願第130,756号明細書参照)がある。
アミラーゼには、例えば英国特許明細書第1,296,839号(Novo)に記載されたα-アミラーゼ、RAPIDASE,International Bio-Synthetics,Inc.およびTERMAMYL,Novo Industriesがある。
本発明で使用しうるセルラーゼには細菌または真菌双方のセルラーゼを含む。好ましくは、それらは5〜9.5の至適pHを有する。適切なセルラーゼは、1984年3月6日付で発行されたBarbesgoardらの米国特許第4,435,307号明細書に開示されており、そこではHumicola insolensおよびHumicola株DSM1800またはAeromonas属に属するセルラーゼ212生産真菌から生産される真菌セルラーゼと、海洋軟体動物(Dolabella Auricula Solander)の肝膵から抽出されるセルラーゼについて開示している。適切なセルラーゼはGB-A-2,075,028、GB-A-2,095,275およびDE-OS-2,247,832でも開示されている。CAREZYME(Novo)が特に有用である。
洗剤用に適したリパーゼ酵素には、英国特許第1,372,034号明細書に開示されたPseudomonas stutzeri ATCC19.154のようなPseudomonas属の微生物により生産されるものがある。1978年2月24日付で公開された日本特許出願第53-20487号のリパーゼも参照。このリパーゼは商品名Lipase P"Amano"として日本、名古屋のAmano Pharmaceutical Co.Ltd.から市販されており、以下"Amano-P"と称される。他の市販リパーゼには、Amano-CES、リパーゼex Chromobacter viscosum、例えば日本、田方の東洋醸造社から市販されているChromobacter viscosum var.lipolyticum NRRLB3673;USAのU.S.Biochemical Corp.およびオランダのDisoynth Co.からのChromobacter viscosumリパーゼ;リパーゼex Pseudomonas gladioliがある。Humicola lanuginosaに由来してNovoから市販されているLIPOLASE酵素(EPO 341,947も参照)が本発明で使用上好ましいリパーゼである。
ペルオキシダーゼ酵素は酸素源、例えばペルカーボネート、ペルボレート、ペルサルフェート、過酸化水素などと組合せて用いられる。それらは“溶液漂白”のために、即ち洗浄操作中に基材から落ちた染料または顔料が洗浄液中で他の基材に移動することを防ぐために用いられる。ペルオキシダーゼ酵素は当業界で公知であり、それには例えば西洋ワサビペルオキシダーゼ、リグニナーゼと、クロロおよびブロモペルオキシダーゼのようなハロペルオキシダーゼがある。ペルオキシダーゼ含有洗剤組成物は、例えば、Novo Industries A/Sに譲渡された、O.Kirkにより1989年10月19日付で公開されたPCT国際出願WO第89/099813号明細書に開示されている。
様々な酵素物質と合成洗剤組成物中へのそれらの配合手段も、1971年1月5日付で発行されたMcCartyらの米国特許第3,553,139号明細書に開示されている。酵素は、1978年7月18日付で発行されたPlaceらの米国特許第4,101,457号および1985年3月26日付で発行されたHughesの米国特許第4,507,219号明細書でも更に開示されている。液体洗剤処方物で有用な酵素物質とこのような処方物中へのそれらの配合は、1981年4月14日付で発行されたHoraらの米国特許第4,261,868号明細書に開示されている。洗剤で有用な酵素は様々な技術で安定化させることができる。酵素安定化技術は、1971年8月17日付で発行されたGedgeらの米国特許第3,600,319号、および1986年10月29日付で公開されたVenegasの欧州特許出願公開第0,199,405号、出願第86200586.5号明細書で開示および例示されている。酵素安定化系も、例えば米国特許第3,519,570号明細書に記載されている。
酵素安定剤-本発明で用いられる酵素は、最終組成物中の水溶性カルシウムおよび/またはマグネシウムイオン源の存在により安定化され、これはこのようなイオンを酵素に供給する。(カルシウムイオンはマグネシウムイオンよりも通常やや有効であり、1タイプのカチオンだけが用いられているならば本発明で好ましい。)追加安定性は様々な他の業界開示安定剤、特にボレート種の存在により得られる:Seversonの米国特許第4,537,706号明細書参照。典型的洗剤、特に液体は最終組成物1l当たり約1〜約30、好ましくは約2〜約20、更に好ましくは約5〜約15、最も好ましくは約8〜約12ミリモルのカルシウムイオンを含む。これは、存在する酵素の量と、カルシウムまたはマグネシウムイオンに対するその応答に応じて、やや変動しうる。カルシウムまたはマグネシウムイオンのレベルは、組成物中でビルダー、脂肪酸などとの錯体形成後に、酵素にとり利用しうる最少レベルで常に存在するように選択されるべきである。限定されないが、塩化カルシウム、硫酸カルシウム、リンゴ酸カルシウム、マレイン酸カルシウム、水酸化カルシウム、ギ酸カルシウムおよび酢酸カルシウムと対応マグネシウム塩を含めたあらゆる水溶性カルシウムまたはマグネシウム塩が、カルシウムまたはマグネシウムイオン源として使用できる。通常約0.05〜約0.4ミリモル/lの少量のカルシウムイオンも、酵素スラリーおよび処方水中のカルシウムのために組成物中にしばしば存在している。固形洗剤組成物でも、処方物は洗濯液中でこのような量を供給するために十分な量の水溶性カルシウムイオン源を含有していてよい。代わりに、天然水硬度でも十分である。
前記レベルのカルシウムおよび/またはマグネシウムイオンであれば、酵素安定性を付与する上で十分であることが理解されるであろう。カルシウムおよび/またはマグネシウムイオンは、追加の油除去性能を付与するために、組成物に追加してもよい。したがって、一般的に、本組成物はカルシウムまたはマグネシウムイオン、または双方の水溶性源約0.05〜約2重量%を典型的に含む。その量は、もちろん、組成物中で用いられる酵素の量およびタイプに応じて様々である。
本組成物は、場合により、但し好ましくは、様々な追加安定剤、特にボレートタイプ安定剤を含有してもよい。典型的には、このような安定剤は(ホウ酸に基づき計算して)ホウ酸または組成物中でホウ酸を形成できる他のボレート化合物について約0.25〜約10重量%、好ましくは約0.5〜約5%、更に好ましくは約0.75〜約3%のレベルで組成物に用いられる。ホウ酸が好ましいが、酸化ホウ素、ホウ砂および他のアルカリ金属ボレート(例えば、オルト、メタおよびピロホウ酸ナトリウムと五ホウ酸ナトリウム)のような他の化合物も適切である。置換ホウ酸(例えば、フェニルボロニン酸、ブタンボロニン酸およびp-ブロモフェニルボロニン酸)もホウ酸の代わりに使用できる。
染料移動阻止剤-本発明の組成物は、クリーニングプロセス中にある布帛から他への染料の移動を阻止するために有効な1種以上の物質を含有することもできる。通常、このような染料移動阻止剤には、ポリビニルピロリドンポリマー、ポリアミンN-オキシドポリマー、N-ビニルピロリドンおよびN-ビニルイミダゾールのコポリマー、マンガンフタロシアニン、ペルオキシダーゼおよびそれらの混合物がある。用いられるならば、これらの剤は典型的には組成物の約0.01〜約10重量%、好ましくは約0.01〜約5%、更に好ましくは約0.05〜約2%である。
更に具体的には、本発明で使用上好ましいポリアミンN-オキシドポリマーは下記構造式:R-A-Pを有した単位を含んでいる;式中Pは重合性単位であって、それにはN-O基が結合できるか、またはN-O基は重合性単位の一部を形成できるか、またはN-O基は双方の単位に結合できる;Aは次の構造:-NC(O)-、-C(O)O-、-S-、-〇-、-N=のうち1つである;xは0または1である;Rは脂肪族、エトキシル化脂肪族、芳香族、ヘテロ環式または脂環式基あるいはそれらの組合せであって、それにはN-O基の窒素が結合できるか、またはN-O基はこれらの基の一部である。好ましいポリアミンN-オキシドは、Rがピリジン、ピロール、イミダゾール、ピロリジン、ピペリジンおよびそれらの誘導体のようなヘテロ環式基である場合である。
N-O基は下記一般構造で表すことができる:
Figure 0003916254
上記式中R、R、Rは脂肪族基、芳香族、ヘテロ環式または脂環式基、あるいはそれらの組合せであり、x、yおよびzは0または1であり、N-O基の窒素は結合するかまたは上記基のいずれかの一部を形成することができる。ポリアミンN-オキシドのアミンオキシド単位はpKa<10、好ましくはpKa<7、更に好ましくはpKa<6を有する。
いかなるポリマー主鎖も、形成されるアミンオキシドポリマーが水溶性であって染料移動阻止性を有しているかぎり、使用できる。適切なポリマー主鎖の例は、ポリビニル、ポリアルキレン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリイミド、ポリアタリレートおよびそれらの混合物である。これらのポリマーには、1つのモノマータイプがアミンN-オキシドで、他のモノマータイプがN-オキシドである、ランダムまたはブロックコポリマーがある。アミンN-オキシドポリマーは、典型的には10:1〜1:1,000,000のアミン対アミンN-オキシドの比率を有している。しかしながら、ポリアミンオキシドポリマー中に存在するアミンオキシド基の数は、適切な共重合によるかまたは適切なN-酸化度で変えることができる。ポリアミンオキシドはほぼいずれの重合度でも得られる。典型的には、平均分子量は500〜1,000,000、更に好ましくは1000〜500,000、最も好ましくは5000〜100,000の範囲内である。この好ましいクラスの物質は“PVNO”と称される。
本洗剤組成物で有用な最も好ましいポリアミンN-オキシドは、約50,000の平均分子量と約1:4のアミン対アミンN-オキシド比を有したポリ(4-ビニルピリジン-N-オキシド)である。
N-ビニルピロリドンおよびN-ビニルイミダゾールポリマーのコポリマー(“PVPVI”のクラスと称される)も本発明で使用上好ましい。好ましくは、PVPVIは5000〜1,000,000、更に好ましくは5000〜200,000、最も好ましくは10,000〜20,000の平均分子量範囲を有している(平均分子量範囲はBarth,et al.,Chemical Analysis,Vol.113,"Modern Methods of Polymer Characterization"に記載されたような光散乱法により決められ、その開示は参考のため本明細書に組み込まれる)。PVPVIコポリマーは、典型的には1:1〜0.2:1、更に好ましくは0.8:1〜0.3:1、最も好ましくは0.6:1〜0.4:1のN-ビニルイミダゾール対N-ビニルピロリドンのモル比を有している。これらのコポリマーは直鎖でもまたは分岐鎖でもよい。
本発明の組成物では約5000〜約400,000、好ましくは約5000〜約200,000、更に好ましくは約5000〜約50,000の平均分子量を有したポリビニルピロリドン(“PVP”)も用いることができる。PVPは洗剤分野の業者に公知である;参考のため本明細書に組み込まれる、例えばEP-A-262,897およびEP-A-256,696明細書参照。PVPを含有した組成物は、約500〜約100,000、好ましくは約1000〜約10,000の平均分子量を有したポリエチレングリコール(“PEG”)も含有することができる。好ましくは、洗浄液中にデリバリーされるPEG対PVPの比率は、ppmベースで、約2:1〜約50:1、更に好ましくは約3:1〜約10:1である。
布帛柔軟化クレーとは別に、フォーム安定剤も本発明の組成物に用いてよい。特に好ましいのは、炭素原子12〜18の直鎖飽和アルコールのような脂肪族アルコール、例えばセチルアルコール、ステアリルアルコール、ミリスチルアルコールおよびそれらの混合物である。ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ポリペプチド、多糖類、セルロース誘導体を含めたポリマーと、グアーガム、カラゲナン、アルギン酸ナトリウムおよびカゼイネートのような天然および合成ガムと樹脂も、本発明に用いてよい。
本発明で規定されるテクスタイル布帛とは、シャツ、ブラウス、ソックス、スカート、ズボン、ジャケット、下着などのような衣類と、テーブルクロス、タオル、カーテンなども含めた布から作られた物質のことである。本発明で用いられるテクスタイル布帛の定義には、カーペットおよび類似フロアカバーを含まない。本発明で用いられるテクスタイル布帛は、通常織るまたは編むことにより作られる。多くの異なる繊維が、合成繊維(例えば、ポリエステル、ポリアミドなど)と、植物(例えば、コットン、麻)および動物(例えば、ウール、アンゴラ、シルク)からの天然繊維を含めて、織るか、編んだか、または他のタイプのテクスタイル布帛を作るために用いられる。異なる繊維のブレンドも常用される。
本発明のフォームと、毎日の洗浄プロセスで通常出会う泡とを区別することは重要である。本発明のフォームの方がかなり濃く、慣例的な泡よりも水分が少ない。
本発明のフォームは、少くとも18重量%、好ましくは少くとも25重量%の界面活性剤を含むことが好ましい。クリーニング組成物で使用上最も好ましいフォームは、少くとも10重量%、好ましくは少くとも20重量%のアニオン性界面活性剤を含む。
他方、洗剤が洗浄前に希釈されたときに慣用的洗浄プロセスで形成される泡は、典型的には水10l中で製品100gのかなり薄い溶液から形成される。得られるのは約99重量%の水からなる洗浄液である。泡の層は洗浄液の表面上に生じて、その泡の組成は洗浄液自体の場合と似ている。泡の界面活性剤含有率は、通常1%よりかなり低く、典型的には0.3%未満である。
このように、本発明のフォームと慣用的洗浄プロセスの泡との差異が理解されている。
泡は洗浄プロセスで望ましくないとしばしば考えられ、消泡剤がそれらを減少または抑制するためにしばしば用いられることも、当業者により認められるであろう。洗剤活性剤の溶液が繊維表面への活性剤の輸送媒体である洗浄プロセスにおいて、泡の存在は洗浄性能を減少させることがある。これは、泡の中にある洗剤活性剤が洗浄液自体にもはや溶解されずに、繊維表面に効率的に運ばれないからである。
パッケージ製品
本発明のパッケージ製品は、ノズルのような分配手段を有した、本質的に円筒形ボトルのような密閉容器からなる。その容器は組成物および噴射ガスを含有している。適切な容器は、何らかの物質、特にアルミニウム、スズプレート、プラスチック、例えばPET、OPP、PEまたはポリアミドおよび混合物、ラミネート、あるいはこれらの他の組合せから作られる。フォームはノズルが作動されたときに分配され、洗剤は噴射ガスと一緒に放出される。噴射ガスは、組成物内で多くの“泡”を形成することによりフォームを作るように膨張する。
噴射剤
本発明のこの面の噴射剤には、二酸化炭素、亜酸化窒素(特に、NO)、フルオロカーボン(例えば、CFC、HCFCおよびHFC)、アルカン(例えば、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン)、窒素、空気またはそれらの混合物がある。二酸化炭素が最も好ましい。
噴射ガスを加圧する様々な手法が当業界で知られている。例えば、ガスはパッキングのときに加圧される。製品は張力下でゴムのような膜により圧縮ガスから物理的に分離させてもよい。一方、後で機械的作用によりガスを加圧するための手段が設けられてもよい(いわゆる“ポンプおよびスプレー”システム)。
フォームをデリバリーする様々な装置が、1994年11月15日付で発行された、“フォーム分配ノズルとそのノズルを用いたディスペンサー”と題されるUS-A5,364,031明細書に記載されている。
容器から洗剤成分の混合物を放出するための手段を備えて、フォームを供給する、ノズルまたはノズル/バルブアセンブリーが、本発明で使用に適している。Precision Valve Company(Valve Precision in France)は、City▲R▼、Montego▲R▼、Power Jet▲R▼、Vulcan▲R▼およびVisco▲R▼を含めた様々な商品名で、シェービングフォームおよびカーペットクリーナーを含めた様々な分野向けのノズルアセンブリーを供給している。水平および垂直(容器が直立に保たれたとき)双方にフォームを分散させるノズルが利用できる。既定量のフォームを分配する計量ノズルも利用でき、本発明で有用である。計量バルブはWO9108965(Precision Valve Co.)およびEP-A 616953(3M Co.)に開示されている。本発明の方法にとり装置が有効であるためには、それは密閉容器から少くとも3g/秒の割合で、更に好ましくは少くとも10g/秒の割合でフォームをデリバリーするべきである。
Figure 0003916254
双方の組成物を慣用的エアゾール容器中に詰め、その後二酸化炭素噴射剤で10バールまで加圧した。双方の容器を標準バルブおよびフォーミングノズルで密封した。比較例は、速やかに崩壊するフォームを形成することがわかった。しかしながら、例1の製品はそれよりかなり安定なフォームを形成した。

Claims (8)

  1. 下記のA、BおよびCを含んでなる、カーペットを除くテクスタイル布帛を処理するためのフォーム:
    A. 0.1〜20重量%の布帛柔軟化クレー;
    B. 5〜50重量%のアニオン性界面活性剤;および
    C. ナトリウムおよびカリウムカーボネート、ビカーボネート、セスキカーボネート、テトラボレートデカヒドレート、シリケートおよびそれらの混合物からなる群より選択される非リン系無機ビルダー;但し、上記シリケートは、0.5〜4.0のSiO2対アルカリ金属オキシドのモル比を有する。
  2. 布帛柔軟化クレーが、モンモリロナイト、サポナイト、ヘクトライトおよびそれらの混合物からなる群より選択される、請求項1に記載のフォーム。
  3. (i)請求項1に記載のフォーム
    (ii)噴射剤、および
    (iii)分散手段を有する容器
    を含んでなるパッケージ製品であって、
    フォームおよび噴射ガスは容器の内部に詰められている、上記パッケージ製品。
  4. 布帛柔軟化クレーが、モンモリロナイト、サポナイト、ヘクトライトおよびそれらの混合物からなる群より選択される、請求項3に記載のパッケージ製品。
  5. 噴射剤が二酸化炭素である、請求項3に記載のパッケージ製品。
  6. (i)請求項1に記載のフォームをテクスタイル布帛に適用し、
    (ii)その後、好ましくはすすぎ洗いまたは真空により、フォーム残留物を除去するステップを含んでなる、テクスタイル布帛のクリーニングおよびコンディショニング方法。
  7. (i)請求項1に記載のフォームを溶解させて水溶液を形成させ、
    (ii)テクスタイル布帛を上記水溶液に浸漬するステップを含んでなる、テクスタイル布帛のクリーニングおよびコンディショニング方法。
  8. 洗濯機で行われる、請求項7に記載の方法。
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