JP3914945B2 - モデム装置およびリンク切断抑制方法 - Google Patents

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本発明は、電話回線に発生したリンギングノイズがデジタル加入者回線に及ぼす影響を抑制するためのリンギングノイズの抑制を行ったモデム装置およびリンク切断抑制方法に関する。
既存の電話回線を使用して高速通信を実現することのできるADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)技術が広く使用されている。ところが、このADSL技術では、電話回線上にリンギング信号が発生すると、ADSL回線上にこれに伴ってノイズが発生するという問題がある。このADSL回線上に発生するノイズは、時としてADSLによるリンクを切断するという問題が発生する。
図7は、リンギング信号が比較的軽微な場合のADSL回線上のノイズの発生状況の一例を示したものである。この図で縦軸はADSL回線上でのエラーの発生数を示すエラーカウンタのカウント値を示しており、横軸は時間(秒)の経過を示している。この図に示すように、リンギング信号が比較的軽微な場合には、ADSL回線上でのエラーが時間間隔を置いて、それぞれ比較的少ない頻度で発生する。この程度のエラー発生状況の場合、ADSL回線側ではこれらのノイズをエラー訂正機能によって除去することができる。したがって、ADSL回線のリンクの切断を誘発することはない。
図8および図9は、リンギング信号によってADSL回線のリンクの切断を誘発するおそれのあるADSL回線上のノイズの発生状況の例を示したものである。図8の場合には、ノイズが高頻度に、かつそれぞれの継続時間が図7の場合と比較して、より長く発生している。図9の場合には単発的ではあるがノイズが更に長い時間継続して発生している。このようなノイズは、ADSL回線側のエラー訂正機能でエラーの除去あるいは抑制が不可能な場合が多く、ADSL回線のリンクの切断を誘発することになる。
この図8あるいは図9に示したようなノイズは、交換機の設置された施設(以下、局舎という。)からそれぞれの加入者宅までの距離や、アナログ端末の種類によって誘発する度合いが異なる。このようなエラーは修復できない場合が多く、回線接続時のSNR(信号対雑音比)を確保できない場合がある。このような場合には、ADSL回線のリンクを切断(リンクダウン)して、ADSLモデムの再トレーニングを行う必要があるという問題があった。
図10は、図9に対応させたもので、リンギング信号が立ち下がらない状態でトレーニングを行った場合の信号変化の状況を表わしたものである。図9に示すリンギング信号によってADSL回線上でエラーが発生しADSL回線のリンクダウンが発生し、このリンギング信号がまだ終了しない間に再度、トレーニングが開始した場合を示している。このようにリンギング信号がまだ存在している状態では、ノイズ環境下のSNRが悪い状況でトレーニングが行われることになる。したがって、所定のSNRを確保しようとすると、回線速度を段階的に低下させる制御が行われる。この結果として、著しく低い回線速度でリンクが形成されてしまうという問題が発生した。
図11は、リンギング信号によってリンクダウンが生じる場合を説明するためのものである。このうち同図(a)は、交換局から電話回線を通じて送られてくるリンギング信号を表わしたものである。リンギング信号401は、図示しない交換機から呼び出しの際に出力され、時間T1の間、オンとなり、続く時間T2の間、オフとなる信号である。時間T1は1秒であり、時間T2は2秒である。
同図(b)は、このようなリンギング信号がADSLモデムに送られてきた場合のADSL回線上に現われるエラーを模式的に表わしたものである。リンギング信号401における時間T1の間のオン時間の開始時点と終了時点のそれぞれでエラー402が発生する。
同図(c)は、従来のADSLモデムの処理の様子を表わしたものである。リンギング信号401が時刻t11から出力されたものとすると、このときエラー検出信号403が出力され、これから2.5秒の保護期間経過後にエラー検出アラーム信号404がオンとなる処理が行われる。
ところでADSLモデムは、すでに説明したように誤り訂正機能を有している。この誤り訂正機能はモデム内部の図示しないDSP(Digital Signal Processor)で処理される。この結果として誤り訂正が行われなかった場合にエラー検出アラーム信号404が出力される。エラー検出アラーム信号404に応じて、ADSLモデムはリンクダウン処理を行う。エラー検出アラーム信号404は、同図(b)によるADSL回線上のエラーが10秒間検出されない状態になると、オフとなる信号である。
リンギング信号は、ADSL回線上ではノイズの一種であるが、一般に長時間発生するものではない。また、軽微なリンギング信号はADSL回線側のエラー訂正機能でエラーの除去が可能である。しかしながら、エラー402の検出レベルが大きいような場合には、エラー検出アラーム信号404が立ち上がった時刻t12あるいはその直後に、ADSL通信のリンクが切断されるADSLリンクダウンが発生する可能性がある。したがって、実際にはリンクダウンを生じさせるリンギング信号の発生する確率が非常に低いにも係らず、このようなリンギング信号によってリンクダウンが誘発されたり、その後のトレーニングによって回線速度が大幅に低下してしまうことは、ADSLシステムにとって深刻な問題となる。
そこで、電話がオフフックになったときにリンギング信号の有無および電話がオンフックであるかオフフックであるかどうかの検出を行い、ADSL接続に対し異なった数のビットマップを割り当てることで、同期を失うリスクを軽減し、ADSL接続を確保することが提案されている(たとえば特許文献1参照)。
特表2002−515696号公報(第0014、第0015段落、図1)
しかしながら、この提案によると、ビットマップの切り替えを行うためにATU−C(ADSL Transceiver Unit - Central office end)側にも同様の機能の回路装置を具備させる必要がある。これを仮にADSモデムだけで実現しようとすると、ADSLリンクを切断する必要がある。更に、ビットマップの切り替えを行うということは、SNRを確保する必要からリンギング信号継続中のADSL回線速度を低速側に制御することを意味する。したがって、この提案は、トレーニングによって回線速度が大幅に低下するという問題を解決するには至っていない。
以上、ADSLモデムについてリンギング信号の影響について説明したが、一般にxDSL(x Digital Subscriber Line)に関するモデムについても、リンギング信号に関して同様の問題があった。
そこで本発明の目的は、電話回線にリンギング信号が発生したときの音声通信帯域以外の帯域での回線への影響を抑制して、リンクの切断を回避するようにしたモデム装置およびリンク切断抑制方法を提供することにある。
請求項1記載の発明では、(イ)電話回線を介して送られてくるそれぞれ長さの定まったオンおよびオフの区間が有限の時間にわたって周期的に繰り返される呼出信号としてのリンギング信号を検出するリンギング信号検出手段と、(ロ)電話回線を介してノイズあるいはリンギング信号が送られてきたときこれらの立ち上りに対応させてエラー検出信号を発生させるエラー検出信号発生手段と、(ハ)このエラー検出信号発生手段によってエラー検出信号が発生するたびにリンギング信号のオフの区間よりも長い区間だけオンの区間を延長することでリンギング信号の存在する区間でオン状態が連続したエラー検出アラーム信号を発生させるエラー検出アラーム信号発生手段と、(ニ)リンギング信号検出手段の検出したリンギング信号の発生開始時点から開始しエラー検出アラーム信号発生手段の発生させたエラー検出アラーム信号における延長以上の時間幅で延長して終了するエラー検出アラームマスク信号を発生させるエラー検出アラームマスク信号発生手段と、(ホ)このエラー検出アラームマスク信号発生手段で発生させたエラー検出アラームマスク信号でエラー検出アラーム信号をマスクするマスク手段と、(へ)エラー検出アラーム信号がこのマスク手段によってマスクされないときその状況に応じて音声通信帯域以外の周波数帯域の接続中のリンクを切断するリンク切断手段とをモデム装置に具備させる。
すなわち請求項1記載の発明では、エラー検出アラーム信号の発生状況に応じて音声通信帯域以外の周波数帯域の接続中のリンクを切断するようにしたモデム装置で、リンギング信号をノイズとして検出したときには、リンギング信号検出手段の検出したリンギング信号の発生開始時点から開始しエラー検出アラーム信号発生手段の発生させたエラー検出アラーム信号における延長以上の時間幅で延長して終了するエラー検出アラームマスク信号を発生させ、このエラー検出アラームマスク信号発生手段で発生させたエラー検出アラームマスク信号でエラー検出アラーム信号をマスクし、エラー検出アラーム信号がこのマスク手段によってマスクされないときその状況に応じて音声通信帯域以外の周波数帯域の接続中のリンクを切断することにし、リンギング信号によってリンクが切断されないようにした。これにより、再トレーニングで回線速度が大幅に低下するというリスクも解消することができる。
請求項5記載の発明では、(イ)電話回線からそれぞれ長さの定まったオンおよびオフの区間が有限の時間に渡って周期的に繰り返されるリンギング信号が送られてきたとき、それぞれの区間を有限の遅延時間だけ遅延させたエラー検出信号を発生させるエラー検出信号発生手段と、(ロ)このエラー検出信号発生手段によるエラー検出信号を入力して、最初のオンとなる信号で立ち上がると共に、オンの区間からオフの区間になるごとにオフの区間よりも長い区間だけオンの区間を延長することでリンギング信号の存在する区間でオン状態が連続したエラー検出アラーム信号を発生させるエラー検出アラーム信号発生手段と、(ハ)リンギング信号の立ち上がりで開始し前記した有限の時間で終了した時点でエラー検出アラーム信号発生手段における延長以上の時間幅で延長して終了するエラー検出アラームマスク信号を発生させるエラー検出アラームマスク信号発生手段と、(ニ)このエラー検出アラームマスク信号発生手段で発生させたエラー検出アラームマスク信号でエラー検出アラーム信号をマスクした後の信号の発生状況に応じて音声通信帯域以外の周波数帯域の接続中のリンクを切断するリンク切断手段とをモデム装置に具備させる。
すなわち発明では、電話回線からリンギング信号が送られてきたときには、この始端を遅延させると共に、オン・オフの区間を連続したエラー検出アラーム信号を作成する一方、電話回線から送られてくるリンギング信号の始端を遅延させず、後端についてもエラー検出アラーム信号の後端よりも時間的に延長した後端を有するエラー検出アラームマスク信号を作成することにしている。これにより、このエラー検出アラームマスク信号で、リンギング信号をノイズとする場合のエラー検出アラーム信号を完全にマスクすることで、リンク切断手段による音声通信帯域以外の周波数帯域の接続中のリンクの切断を防止している。これにより、再トレーニングで回線速度が大幅に低下するというリスクも解消することができる。
請求項6記載の発明では、(イ)電話回線からそれぞれ長さの定まったオンおよびオフの区間が有限の時間に渡って周期的に繰り返されるリンギング信号が送られてきたとき、それぞれの区間を有限の遅延時間だけ遅延させたエラー検出信号を発生させるエラー検出信号発生ステップと、(ロ)このエラー検出信号発生ステップでエラー検出信号を入力して、最初のオンとなる信号で立ち上がると共に、オンの区間からオフの区間になるごとにオフの区間よりも長い区間だけオンの区間を延長することでリンギング信号の存在する区間でオン状態が連続したエラー検出アラーム信号を発生させるエラー検出アラーム信号発生ステップと、(ハ)リンギング信号の立ち上がりで開始し前記した有限の時間で終了した時点でエラー検出アラーム信号発生手段における延長以上の時間幅で延長して終了するエラー検出アラームマスク信号を発生させるエラー検出アラームマスク信号発生ステップと、(ニ)このエラー検出アラームマスク信号発生ステップで発生させたエラー検出アラームマスク信号でエラー検出アラーム信号をマスクした後の信号の発生状況に応じて音声通信帯域以外の周波数帯域の接続中のリンクを切断するリンク切断ステップとをリンク切断抑制方法に具備させる。
すなわち発明では、電話回線からリンギング信号が送られてきたときには、この始端を遅延させると共に、オン・オフの区間を連続したエラー検出アラーム信号を作成する一方、電話回線から送られてくるリンギング信号の始端を遅延させず、後端についてもエラー検出アラーム信号の後端よりも時間的に延長した後端を有するエラー検出アラームマスク信号を作成することにしている。これにより、このエラー検出アラームマスク信号で、リンギング信号をノイズとする場合のエラー検出アラーム信号を完全にマスクすることで、リンク切断ステップで音声通信帯域以外の周波数帯域の接続中のリンクの切断の発生を防止している。これにより、再トレーニングで回線速度が大幅に低下するというリスクも解消することができる。
以上説明したように本発明によれば、リンギング信号が検出されたときに、リンギング信号検出手段の検出したリンギング信号の発生開始時点から開始しエラー検出アラーム信号発生手段の発生させたエラー検出アラーム信号における延長以上の時間幅で延長して終了するエラー検出アラームマスク信号を発生させ、このエラー検出アラームマスク信号発生手段で発生させたエラー検出アラームマスク信号でエラー検出アラーム信号をマスクし、エラー検出アラーム信号がこのマスク手段によってマスクされないときその状況に応じて音声通信帯域以外の周波数帯域の接続中のリンクを切断することにしたので、リンギング信号によってADSLモデム等のモデムが音声通信帯域以外の帯域での接続中のリンクを切断することを防止することができる。したがって、モデムの再トレーニングを行う必要もなく、この再トレーニングによって回線速度が大幅に低下するといった不都合を回避することができる。
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例におけるADSL端末装置と局舎の間を結んだADSL通信システムの概要を表わしたものである。局舎(CO)101内には、局舎側のADSLモデムとしてのATU−C102と、PSTN(Public Switched Telephone Network)交換機103が配置されており、周波数帯域を両者の間で分離する局舎側スプリッタ104の分離側にそれぞれ接続されている。この局舎側スプリッタ104の回線接続側と加入者宅(HOME)105内の加入者宅側スプリッタ106の回線接続側との間には、通常の電話回線(銅線)107が接続されている。加入者宅105内には、加入者宅側スプリッタ106の分離側に、加入者宅側のADSLモデムとしてのATU−R(ADSL Transceiver Unit - Remote terminal end)108と電話機等のアナログ端末109が配置されている。
今、PSTN交換機103が呼び出しのためのリンギング信号111を出力したとする。このリンギング信号111は、PSTN交換機103から局舎側スプリッタ104を介して電話回線107を伝送されて、加入者宅側スプリッタ106からアナログ端末109側に分離されて送出される。加入者宅側スプリッタ106は、局舎側スプリッタ104と同様に、送られてきた信号の周波数によってリンギング信号111をアナログ端末109側に分離する。したがって、リンギング信号111が直接的にATU−R108側に印加されることはない。しかしながら、リンギング信号111は、たとえば75Vrmsという大きな電圧を発生させるため、ノイズ112が誘起されることになる。
図2は、このADSL通信システムの加入者宅側の装置構成を表わしたものであり、ATU−Rを具体的に表わしている。ATU−R108は、ADSLモデムの動作制御を行う制御部121を備えている。制御部121は、図示しないCPU(中央処理装置)を備えており、アドレス・データバス122を介してモデム内の各部と接続されている。このうち、フラッシュメモリ123は、このATU−R108の各部の動作のためのプログラムを格納している。メモリ124は、制御部121がフラッシュメモリ123に格納されたプログラムを展開したり、各種のデータを一時的に格納するための作業用メモリである。
アドレス・データバス122には、加入者宅側スプリッタ106における分離側に一端を接続されたADSLアナログ終端部125と接続するADSLデジタル処理部126と、同じく加入者宅側スプリッタ106における分離側に一端を接続されたPSTNインタフェース127およびPSTN/VoIP切替部128も接続されている。ここで、ADSLアナログ終端部125は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、この逆にデジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器と、ローパスおよびハイパスフィルタで構成されている。ADSLデジタル処理部126は、デジタル信号の逆フーリエ変換およびフーリエ変換等を行うようになっている。PSTNインタフェース127は、電話回線107から送られてくるリンギング信号の検出や、ダイアルパルス(DP)の送出等の処理を行う。PSTN/VoIP切替部128は、アナログ端末109の接続をPSTN側すなわち公衆電話交換網側にするか、VoIP(Voice over Internet Protocol)すなわちインターネット上の音声通話としてのインターネット電話にするかの切り替えを行う。すなわち、本実施例のPSTNインタフェース127は、VoIP機能を実現するためにリンギング信号を検出するインタフェースとなっている。
アドレス・データバス122には、アナログ端末109およびPSTN/VOIP切替部128と接続されたアナログ端末インタフェース処理部131を介して接続された音声符号化処理部132と、デジタル端末インタフェースとして機能するデジタル端末インタフェース処理部133と、無線インタフェースとして機能する無線インタフェース処理部134も接続されている。ここで、アナログ端末インタフェース処理部131は、VoIP通信時にアナログ端末109を終端する。音声符号化処理部132は、音声信号の符号化と復号化を行うようになっている。デジタル端末インタフェース処理部133は、図示しないパーソナルコンピュータ等のデジタル端末をこのATU−R108に接続する際の通信制御を行う。このように本実施例のATU−R108は、VoIP対応のADSLモデムとなっている。
ところで図1に示すPSTN交換機103から呼び出しのために出力されるリンギング信号111は、局舎側スプリッタ104を経て電話回線107に送出され、加入者宅105内の加入者宅側スプリッタ106でアナログ端末109側に分離される。したがって、ATU−R108のデジタル信号を処理する回路部分にこのリンギング信号111が印加されることはない。
図3は、リンギング信号およびその処理の様子を示したものである。同図(a)に示すようにリンギング信号111は、図1に示すPSTN交換機103から呼び出しの際に出力され、時間T1の間、オンとなり、続く時間T2の間、オフとなる信号である。本実施例の場合、時間T1は1秒であり、時間T2は2秒である。すなわち、リンギング信号111は、1秒間オンで2秒間オフとなる信号が呼出信号として所定回数だけ周期的に繰り返す信号である。このリンギング信号111は、たとえば75Vrms(root mean square value:実効値)というような大きな電圧変化でパルス状に現われる。したがって、電話回線107上におけるインピーダンス変化の影響がインパルス的なノイズとなって加入者宅側スプリッタ106を通過し、ADSL回線上に図3(b)に示すようなエラー141を発生させる。
図2に示したADSLデジタル処理部126は、最初のエラー141の開始を時刻t1に検出すると、T4で示す保護期間が経過した時点で、エラー検出信号142(図3(c))をアドレス・データバス122に出力する。ここで保護期間T4は、本実施例でそれぞれ2.5秒に設定されている。エラー検出信号142は、それぞれ、制御部121に送られる。
制御部121では、最初のエラー検出信号142を入力すると、その立ち上がりで図3(d)に示すエラー検出アラーム信号144をLレベルからHレベルに立ち上げる。このエラー検出アラーム信号144は、図3(a)に示す時間T1のオン期間が終了する時刻から時間T5を経過するまで、次のエラー検出信号142が現われないときにL(ロー)レベルに立ち下がる。時間T5は10秒に設定されている。次のエラー検出信号142がこの時間T5以内に現われれば、順次、そのHレベルに保持される期間が延長される。したがって、図3(a)に示すようにリンギング信号111が時間T2のオフとなる区間を挟んで繰り返しオンとなっている間は、エラー検出アラーム信号144がHレベルのまま延長されることになる。
図3に示した例では、時間T1と時間T2を加算した周期(3秒)で、オン・オフが繰り返されるリンギング信号111が発生している。リンギング信号111が発生すると、このオン・オフに同期するような形で、エラー検出信号142(同図(c))が繰り返し発生する。したがって、たとえばリンギング信号111の発生時刻である時刻t1から時間T4が経過した後の時刻t2を起点としてエラー検出アラーム信号144がHレベルに立ち上がったとすると、このエラー検出アラーム信号144がLレベルに低下する前の時刻t3に次のエラー検出信号142がHレベルに変化する。この結果として、エラー検出アラーム信号144のHレベルを保持する期間が延長されてしまう。以下、同様である。したがって、図3に示した例では、同図(a)に示すリンギング信号111における最後の時間T1で発生するノイズがオンからオフになる時刻t5を起点として、時間T5だけ経過した時刻t6まで、エラー検出アラーム信号144がHレベルに保持されることになる。
この一方で、図2に示したPSTNインタフェース127は、リンギング信号111の発生時刻である時刻t1にリンギング信号の検出を行うと、H(ハイ)レベルとなるリンギング検出信号145(図3(e))をアドレス・データバス122を介して制御部121に供給する。制御部121は、リンギング検出信号145の検出時点からHレベルとなり、このリンギング検出信号145がLレベルに変化した時刻t4から時間T6の間、Hレベルを継続するエラー検出アラームマスク信号146を作成する。そして、このエラー検出アラームマスク信号146でエラー検出アラーム信号144をマスクする。
ここで時間T6は、時間T5が10秒であるのに対して、10秒に時間T4を加えた時間以上に設定されている。したがって、このエラー検出アラームマスク信号146は同図(d)に示すエラー検出アラーム信号144のオンとなる時刻t2よりも早い時刻t1にオンとなり、オフとなる時刻t6よりも遅い時刻t7にオフとなる。これにより、エラー検出アラーム信号144はエラー検出アラームマスク信号146によって完全にマスクされることになる。
このようにエラー検出アラームマスク信号146によってエラー検出アラーム信号144が完全にマスクされる結果として、エラー検出アラーム信号144を基にしたリンクダウンの処理がマスクされる。したがって、リンギング信号111の発生によるリンクダウンが完全に防止されることになる。
図4は、このような制御部の制御の様子を表わしたものである。図2に示した制御部121内の前記したCPUは、エラー検出信号142(図3(c))の立ち上がり(ステップS201)と、このエラー検出信号142の立ち下がり(ステップS202)と、リンギング検出信号145(図3(e))の立ち上がり(ステップS203)と、このリンギング検出信号145の立ち下がり(ステップS204)をそれぞれ監視している。
エラー検出信号142の立ち上がりが検出されると(ステップS201:Y)、エラー検出アラーム信号144(図3(d))が現在存在しているかどうかのチェックが行われる(ステップS205)。存在していない場合には(N)、エラー検出信号142のこの立ち上がり時点でエラー検出アラーム信号144を立ち上げる(ステップS206)。
一方、エラー検出信号142の立ち下がりが検出された場合には(ステップS202:Y)、このときエラー検出アラーム信号144が存在しているので、この時点からエラー検出アラーム信号144を時間T5だけ延長する(ステップS207)。
リンギング検出信号145の立ち上がりが検出された場合には(ステップS203:Y)、エラー検出アラームマスク信号146(図3(f))を立ち上げる(ステップS208)。リンギング検出信号145の立ち下がりが検出された場合には(ステップS204:Y)、エラー検出アラームマスク信号146をこの時点から時間T6だけ延長することになる(ステップS209)。
以上説明したように制御部121は、エラー検出アラームマスク信号146(図3(f))によってエラー検出アラーム信号144(図3(d))を完全にマスクするので、リンギングノイズによるADSL回線のリンクダウンを誘発させない。また、電話回線107からリンギング信号が送られてきている期間にリンクダウンを原因とするトレーニングを行うことがないので、トレーニングの結果として、著しく低い回線速度でリンクアップするという事態を防止することができる。
<本発明の変形例>
図5は、本発明の変形例におけるADSL端末装置の構成を表わしたものである。この第1の変形例のATU−R108Aは、先の実施例のATU−R108(図2)と異なりPSTNインタフェース127を備えていない。このためリンギング信号を検出するリング(Ring)検出部301を加入者宅側スプリッタ106とアドレス・データバス122の間に配置している。
図6は、PSTNインタフェースを備えず図5のような工夫を行っていないADSL端末装置の構成を参考として表わしたものである。これら図5および図6で、先の実施例の図2と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。また、図5で図2に示した実施例のATU−R108と異なった回路部分には、符号Aを付しており、図6で図2に示した実施例のATU−R108と異なった回路部分には、符号Bを付している。
図5に示した変形例のADSL端末装置では、ATU−R108Aのリング検出部301がリンギング信号の立ち上がりおよび立ち下がりを検出する。そして、リンギング信号の立ち上がりおよび立ち下がりを検出したときには、アドレス・データバス122を介して制御部121Aにこれを通知する。制御部121Aは、フラッシュメモリ123Aに格納されたプログラムを用いて各部の制御を行っている。この制御部121Aがリンギング信号の立ち上がりを検出した時点で、実施例で説明したエラー検出アラームマスク信号146をHレベルに立ち上げる。また、リンギング信号の立ち下がりを検出した時点から時間T6の間だけエラー検出アラームマスク信号146のHレベル状態を継続させる。
このようなエラー検出アラームマスク信号146が制御部121で作成されるため、図3で説明したようにエラー検出信号142(同図(c))を基にして作成されたエラー検出アラーム信号144(同図(d))を完全にマスクすることができる。このため、この変形例でも、リンギング信号によるADSL回線のリンクダウンを誘発させることがない。また、電話回線107からリンギング信号が送られてきている期間にリンクダウンを原因とするトレーニングを行うことがないので、トレーニングの結果として、著しく低い回線速度でリンクアップするという事態を防止することができる。
なお、実施例ではフラッシュメモリ123に制御用のプログラムを格納したが、他の記憶媒体にこれらのプログラムを格納するようにしてもよい。また、実施例ではエラー検出信号が発生してからエラー検出アラームが出力されるまでの2.5秒の保護期間をマスク処理の際の遅延時間として利用したが、他の時間幅で遅延時間の設定を行うようにしてもよい。
また、実施例では、図3でエラー検出アラーム信号144を、エラー検出信号142の一番最後に発生した分の立ち下がりから、すなわち時刻tを起点として、時間Tだけ経過した時点の時刻tまでHレベルが継続する信号としたが、たとえばモデム装置によっては同図(a)に示したリンギング信号111の終了する時刻t以後のエラー検出信号142を無視して、その手前のエラー検出信号142を起点としてエラー検出アラーム信号144の立ち下がりを早める場合もあり得る。このような場合には、エラー検出アラームマスク信号146の立ち下がりは、時刻tのリンギング信号111の立ち下がる時刻から時間T以上経過するものであってもよい。すなわち、このような場合の時間Tは、時間T以上の値を採ればよく、時間Tに時間Tを必ずしも加える必要はない。
本発明の一実施例におけるADSL端末装置と局舎の間を結んだADSL通信システムの概要を表わしたシステム構成図である。 本実施例のADSL通信システムの加入者宅側の装置構成を表わしたブロック図である。 本実施例でリンギング信号およびその処理の様子を示したタイミング図である。 本実施例の制御部のリンギング信号に対する制御の様子を表わした流れ図である。 本発明の変形例におけるADSL通信システムの加入者宅側の装置構成を表わしたブロック図である。 PSTNインタフェースを備えない従来のADSL通信システムの加入者宅側の装置構成を表わしたブロック図である。 リンギング信号が比較的軽微な場合のADSL回線上のノイズの発生状況の一例を示した波形図である。 リンギング信号によってADSL回線のリンクの切断を誘発するおそれのあるADSL回線上のノイズの発生状況の第1の例を示した波形図である。 リンギング信号によってADSL回線のリンクの切断を誘発するおそれのあるADSL回線上のノイズの発生状況の第2の例を示した波形図である。 リンギング信号が立ち下がらない状態でトレーニングを行った場合の信号変化の状況を表わした波形図である。 リンギング信号によってリンクダウンが生じる場合を示したタイミング図である。
符号の説明
105 加入者宅(HOME)
106 加入者宅側スプリッタ
107 電話回線
108、108A ATU−R
111 リンギング信号
112 ノイズ
121 制御部
123 フラッシュメモリ
126 ADSLデジタル処理部
127 PSTNインタフェース
142 エラー検出信号
144 エラー検出アラーム信号
145 リンギング検出信号
146 エラー検出アラームマスク信号
301 リング検出部

Claims (6)

  1. 電話回線を介して送られてくるそれぞれ長さの定まったオンおよびオフの区間が有限の時間にわたって周期的に繰り返される呼出信号としてのリンギング信号を検出するリンギング信号検出手段と、
    前記電話回線を介してノイズあるいは前記リンギング信号が送られてきたときこれらの立ち上りに対応させてエラー検出信号を発生させるエラー検出信号発生手段と、
    このエラー検出信号発生手段によってエラー検出信号が発生するたびに前記リンギング信号のオフの区間よりも長い区間だけ前記オンの区間を延長することで前記リンギング信号の存在する区間でオン状態が連続したエラー検出アラーム信号を発生させるエラー検出アラーム信号発生手段と、
    前記リンギング信号検出手段の検出したリンギング信号の発生開始時点から開始し前記エラー検出アラーム信号発生手段の発生させた前記エラー検出アラーム信号における前記延長以上の時間幅で延長して終了するエラー検出アラームマスク信号を発生させるエラー検出アラームマスク信号発生手段と、
    このエラー検出アラームマスク信号発生手段で発生させたエラー検出アラームマスク信号で前記エラー検出アラーム信号をマスクするマスク手段と、
    前記エラー検出アラーム信号がこのマスク手段によってマスクされないときその状況に応じて音声通信帯域以外の周波数帯域の接続中のリンクを切断するリンク切断手段
    とを具備することを特徴とするモデム装置。
  2. 前記リンギング信号検出手段は、VoIP機能を実現するPSTNインタフェースであることを特徴とする請求項1記載のモデム装置。
  3. 前記音声通信帯域以外の周波数帯域の接続中のリンクとは、xDSL回線のリンクであることを特徴とする請求項1記載のモデム装置。
  4. 前記xDSL回線は、ADSL回線であることを特徴とする請求項3記載のモデム装置。
  5. 電話回線からそれぞれ長さの定まったオンおよびオフの区間が有限の時間に渡って周期的に繰り返されるリンギング信号が送られてきたとき、それぞれの区間を有限の遅延時間だけ遅延させたエラー検出信号を発生させるエラー検出信号発生手段と、
    このエラー検出信号発生手段によるエラー検出信号を入力して、最初のオンとなる信号で立ち上がると共に、前記オンの区間からオフの区間になるごとにオフの区間よりも長い区間だけオンの区間を延長することで前記リンギング信号の存在する区間でオン状態が連続したエラー検出アラーム信号を発生させるエラー検出アラーム信号発生手段と、
    前記リンギング信号の立ち上がりで開始し前記有限の時間で終了した時点で前記エラー検出アラーム信号発生手段における前記延長以上の時間幅で延長して終了するエラー検出アラームマスク信号を発生させるエラー検出アラームマスク信号発生手段と、
    このエラー検出アラームマスク信号発生手段で発生させたエラー検出アラームマスク信号で前記エラー検出アラーム信号をマスクした後の信号の発生状況に応じて音声通信帯域以外の周波数帯域の接続中のリンクを切断するリンク切断手段
    とを具備することを特徴とするモデム装置。
  6. 電話回線からそれぞれ長さの定まったオンおよびオフの区間が有限の時間に渡って周期的に繰り返されるリンギング信号が送られてきたとき、それぞれの区間を有限の遅延時間だけ遅延させたエラー検出信号を発生させるエラー検出信号発生ステップと、
    このエラー検出信号発生ステップでエラー検出信号を入力して、最初のオンとなる信号で立ち上がると共に、前記オンの区間からオフの区間になるごとにオフの区間よりも長い区間だけオンの区間を延長することで前記リンギング信号の存在する区間でオン状態が連続したエラー検出アラーム信号を発生させるエラー検出アラーム信号発生ステップと、
    前記リンギング信号の立ち上がりで開始し前記有限の時間で終了した時点で前記エラー検出アラーム信号発生手段における前記延長以上の時間幅で延長して終了するエラー検出アラームマスク信号を発生させるエラー検出アラームマスク信号発生ステップと、
    このエラー検出アラームマスク信号発生ステップで発生させたエラー検出アラームマスク信号で前記エラー検出アラーム信号をマスクした後の信号の発生状況に応じて音声通信帯域以外の周波数帯域の接続中のリンクを切断するリンク切断ステップ
    とを具備することを特徴とするリンク切断抑制方法。
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