JP3914796B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー画像信号を入力してモノクロ画像信号を出力する系を有する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、カラー複写機に代表される、カラー画像信号を入力し出力する装置の殆どが、モノクロ出力モードを備えている。オペレーションパネル上でユーザが選択できる機能は勿論のこと、自動カラー選択機能(ACS)を備えている装置も多い。カラー画像信号からモノクロ画像信号への変換は、輝度信号、あるいは、明度信号を用いるのが一般的である。いずれも3原色信号RGBから求まる信号であるが、輝度信号の方が線形変換で求まり簡易であるため、よく用いられる。例えば特開平4−170866や特開平6−292006の装置がそうである。これらの装置は更に、色情報に応じて出力濃度値を変更することにより、同じ輝度で色の異なる境界部が表現されなくなる問題をも解消している。このように、モノクロ複写機等最初からモノクロ画像信号しか取得しない装置とは異なり、カラー複写機等では色の情報を有効に活用し、モノクロ信号を生成することが望ましい。
【0003】
しかし、逆に、複数色信号であるRGBを使ってモノクロ信号を生成するが故に画質劣化をきたすこともある。カラースキャナで画像を読み取ると、駆動系の振動に起因して色ずれが発生する。色ずれした信号から輝度信号を生成すると、例えば単色信号であるG信号と比較して、エッジ部が鈍った信号になる。それは、文字の太りにも繋がる。色ずれの問題は、経時変動や、更にはスキャナの読み取り速度を変えることで変倍処理を行う装置においては変倍率に応じても変動し、扱いが非常に困難である。
【0004】
更に、近年、カラー複写機等でも画像圧縮機能を備えた装置が多い。画像圧縮は、外部機器への送信や連続複数部コピーを高速に行うために必要である。特開平1−144778に代表されるように、圧縮に対しても、画像中の領域ごとに特徴に応じた制御を行うのは周知の技術である。しかし従来は、モノクロ信号を圧縮処理する場合、前述の通り輝度信号からモノクロ信号を生成していたため、色ずれの影響から既に文字部の鮮鋭性が劣化しており、圧縮時にエッジ鮮鋭性を保存するような圧縮処理を必要以上に施したとしても意味がなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の第1の目的は、文字領域と絵柄領域が混在するカラー画像信号からモノクロ信号を生成するとき、文字領域ではRGB信号空間にて、例えば最も中性濃度を表す信号であるG信号を使って細くすっきりとした文字画像を再生し、絵柄領域では輝度色差信号空間等の信号空間にて色情報を有効に生かしてモノクロ信号を生成することによりカラーで表現された絵柄部を良好に再生することを目的とする。但し、色地上文字に関しては、文字部と背景部とでモノクロ信号の生成方式を変更すると濃度の繋がりが悪くなり大きな劣化になるため、背景領域を検出し背景情報を使って制御することによってその問題を解消する。
【0006】
本実施例の第2の目的は、生成したモノクロ信号に対して、文字領域ではエッジ鮮鋭性を保存するような圧縮処理を施すことにより(あるいは圧縮処理をせず)、入力画像信号に対して文字部の鮮鋭性を損なわないようにすることを目的とする。また、モノクロモードで高画質が期待されるのはとりわけ文字領域であり、写真等の絵柄領域に関してはある程度大きく圧縮率を高めるような圧縮処理をしても問題になりにくい。従って、非文字部で高圧縮率にすれば画像全体の圧縮率を従来よりも下げることなく、かつ、モノクロ画像に対するユーザの要望を満たした高画質な画像を確保することができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、複数色成分の入力カラー画像信号を取得する手段と、入力カラー画像信号から成る画像中の文字領域を検出し、文字領域検出結果を得る手段と、入力カラー画像信号から成る画像中の白背景である背景領域を検出し、背景領域検出結果を得る手段と、入力カラー画像信号から輝度信号を生成する手段とを有し、文字領域検出結果と背景領域検出結果とに応じて、入力カラー画像信号のうち1色の信号からモノクロ画像信号を生成するか、輝度信号からモノクロ画像信号を生成するかを選択的に切り換えることを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において更に、無彩色領域を検出する手段を有し、文字領域検出結果と背景領域検出結果と無彩色領域検出結果に応じて、入力カラー画像信号のうち1色の信号からモノクロ画像信号を生成するか、輝度信号からモノクロ画像信号を生成するかを選択的に切り換えることを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において更に、生成したモノクロ画像信号に対して圧縮処理を施す圧縮手段を有し、文字領域検出結果に応じて、圧縮手段を制御し、かつ、少なくとも非文字部に対して、非可逆な圧縮処理を施すことを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、文字部では、エッジの鮮鋭性を損なわないように圧縮処理を施す、あるいは、圧縮処理をしないことを特徴とする。
【0012】
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、カラー画像信号からモノクロ画像信号を生成する際、輝度信号に基づいてモノクロ画像信号を生成することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0014】
[実施例1]
図1は、本実施例のブロック図である。まず、カラースキャナ1から入力画像のRGB信号を取得し、入力したRGB信号に対してグレーバランス補正を行い、グレー部のRGB値が等しくなるように変換する。次に、輝度・色差信号生成部3にて変換を行う。本実施例では、次式(1)で表されるYIQ信号を使うことにする。
【0015】
【数1】
【0016】
YCrCb等、その他の輝度・色差信号でもよいし、L*a*b*等の明度・彩度信号でもよい。そして、輝度信号Yから文字領域と背景領域の検出を行う。文字領域かつ白背景領域であるときは、制御信号生成部9に手信号「1」を出し、セレクタ6でG信号を選択出力する。その他の領域であるときは、制御信号「0」を出し、セレクタ6で輝度信号Yを選択出力する。輝度信号Yは、特開平4−170866と同様に、色差信号IとQから色相判定部4で色相を判定し、輝度信号補正部5で輝度信号を補正する。特開平6−292006のように、色差信号IとQから彩度信号に相当する信号を生成して輝度信号を補正しても良い。また、周辺画素の色相や彩度を参照することも有効である。
【0017】
図2は、文字領域検出部7の一例である。エッジ量検出フィルタ1 701、エッジ量検出フィルタ2 702、エッジ量検出フィルタ3 703、エッジ量検出フィルタ4 704では、例えば図3に示した4種類の7×7のフィルタを使用して、マスキング処理を行う。そして、それら4つの出力のうち絶対値が最大のものを最大値選択部709で選択する。選択した信号を2値化部710で所定の閾値で2値化処理して文字エッジ候補画素を検出し、膨張処理部711で最終的に文字領域を判定する。膨張処理は、例えば注目画素を中心とした周辺3×3の文字エッジ候補画素を参照し、1つでも文字エッジ候補画素があれば注目画素を文字領域とする処理であり、比較的細い文字であれば文字中も含めて文字判定されるし(膨張量を大きくすればもっと太い文字まで文字判定される)、また、文字エッジ検出の途切れを補正する効果もある。
【0018】
図4は、背景領域検出8のブロック図である。白地領域検出81と網点領域検出82の2つの背景領域を検出し、それらの検出結果を基に、判定部83では白地かつ非網点の場合に白背景であると判定する。
図5は、白地領域検出81の一例である。Y信号を所定の閾値にて白/非白画素に2値化し、白画素検出802により、該2値化信号が構成する局所的な2次元パターンと、予め用意した白地画素パターンとの比較を行って白地画素を検出する。用意するパターンの一例としては、最も単純には5×5のマスク内ですべての画素が白画素である、というものであり、この条件を満たすときに注目画素が白地画素であるとする。次に、膨張処理部803において、注目画素を中心とした所定サイズのブロック内に白画素検出部で検出した白画素が1個以上存在するときに、注目ブロックを仮白地近傍領域と判定する。次に、補正処理部804において、注目ブロックの左右あるいは上下両方向に白地が存在する場合に、白地と判定する。
網点領域検出82は、例えば、電子情報通信学会論文誌Vol.J75−D21992−1「文字/絵柄(網点、写真)混在画像の像域分離方法」に記載された、ピーク画素検出による方法を用いて行う。ピーク画素検出は、注目画素が濃度変化の山を示す極点であるかどうかを、周囲の画素との濃度関係から判定するものである。M×M画素からなるブロック内において、中心画素の濃度レベルが他のすべての濃度レベルよりも高い、あるいは低いときに、式2あるいは式3のようにして極点かどうかを判定する。
つまり、中心画素を挟んで対称の位置にある2つの画素レベルの平均値と中心画素の濃度差の絶対値が、閾値ΔmTHよりも大きいときに、中心画素をピークとして検出する。そして、ピーク画素の情報を基に、その領域が網点領域であるかどうかを判定する。例えば、最も単純には、所定サイズのブロック毎に、網点画素を計数し、計数値が所定個以上の場合に注目ブロックを網点領域と判定する。
本実施例では白地領域検出と網点領域検出により白背景を判定しているが、更に色べた部(写真部背景)を検出する手段を持てば、より高精度に白背景を判定することができる。色べた領域の検出は、例えば特開平7−298074記載の中間レベル画素検出による方法を用いて実現することができる。
また、本実施例では領域判定を輝度信号Yにて実施しているが、G信号等の信号でもよい。
【0019】
以上、本実施例によれば、文字部では、カラースキャナの色ずれの影響を受けないG信号に基づいてモノクロ信号を生成するため、カラースキャナの色ずれの影響を受けず、細くすっきりとしたシャープなモノクロ文字画像を得ることができる。絵柄部では、輝度信号に基づいてモノクロ信号を生成するため、色情報を活用した良好なモノクロ絵柄画像を得ることができる。
なお、モノクロ信号生成を行う際入力カラー画像信号のうち1色の信号からモノクロ画像信号を生成するか、輝度信号からモノクロ画像信号を生成するかを選択的に切り換える本発明は、ユーザが所定以上の変倍率を指定した時に動くようにしても構わない。カラースキャナでの画像読取時に読み取り速度を変えることで変倍処理を行う装置においては、変倍率に応じても色ずれ量が変化することは前述の通りであり、振動の大きさは等倍時に最小になるように注力して設計されるため、変倍時には等倍時よりも振動が大きくなったりばらついたりする傾向にあり、特に拡大変倍時にはそのノイズを拾い易い。図12に、拡大変倍時色ずれ量の概念図を示す。従って、例えば変倍率141%以上の場合にG信号と輝度信号Yの切り換えを実施する。色ずれ量が比較的小さいそれ以外の変倍率では、例えば、全面輝度信号Yで生成してもエッジの鮮鋭性が確保できる。このように、色ずれ量が微小の場合は切り換えによるデフェクトの心配がない分、全体的に見て寧ろ高画質が期待できる。更に、より大きい拡大率(例えば、200%以上)の場合には、全面G信号でモノクロ信号を生成することも有効である。また、例えば1/2倍(変倍率50%)や2倍(変倍率200%)などの切りの良い倍率では比較的色ずれが小さく、中途の倍率(例えば変倍率137%)で色ずれ量が大きくなる特性を持ったカラースキャナもある。このようなカラースキャナに対しては、その特性に応じて切り換え処理を制御しても有効である。
【0020】
[実施例2]
実施例1では、文字領域検出と背景領域検出により領域判定を行いモノクロ信号の生成を切り換える例を示したが、色文字画像のモノクロ信号をG信号に基づいて生成すると、色ずれの影響を排除できる反面、色文字の色によっては濃度不足になる可能性がある。そこで、本実施例では色文字と黒文字を切り分け、色文字に関しては輝度信号Yに基づき再生することによって、色文字のモノクロ信号濃度を十分に確保する。
【0021】
図7は、本実施例の背景領域検出部である。本実施例では、実施例1に示した文字領域検出7と背景領域検出8に加え、無彩色領域検出10を行い、モノクロ信号の生成を制御する。文字領域かつ白背景領域かつ無彩色領域であるとき、制御信号生成部9にて信号「1」を出し、実施例1の図1と同様にG信号を選択出力する。その他の領域であるときは、制御信号「0」を出し、輝度信号Yを選択出力する。
【0022】
図8は、無彩色領域検出の一例である。まず、有彩/無彩判定部101では、次式により有彩色を表す画素であるか無彩色を表す画素であるかを判定する。
I2 + Q2 ≦ Th ならば、無彩色
I2 + Q2 > Th ならば、有彩色
Thは、予め設定した適当な閾値である。次に、画素ごとの判定だけではスキャナの色ずれに敏感に反応してしまい黒文字周囲で有彩色画素が検出されることがあるため、ブロック判定102にてそれを補正する。具体的には、所定のサイズのブロック領域内で無彩色画素の数をカウントし、それが所定数を超えた場合に、そのブロックを無彩ブロックと判定する。なお、本実施例では無彩色領域を検出しているが、黒色領域を検出してもよいし、逆に有彩色領域を検出しても同様の制御信号を生成することができる。また、有彩/無彩判定は、I, Q信号以外の、例えば|max(R,G,B)-min(R,G,B) |等の信号を利用しても可能である。
【0023】
以上、本実施例によれば、色文字に対しては輝度信号に基づいてモノクロ信号を生成するため、色文字の濃度不足を解消することができる。この場合であっても、文字の中で最も出現頻度の高い黒文字に関してはG信号でモノクロ信号を生成するため、スキャナ色ずれの影響を排除した鮮鋭性の高い文字画像を確保することができる。
【0024】
[実施例3]
本実施例では、更に、モノクロ信号を圧縮する手段を持つ例を示す。
【0025】
図9は、本実施例の圧縮部のブロック図である。文字領域検出の検出結果を受けて、経路切り換え部21にて文字用圧縮部22と非文字用圧縮部23のどちらに画像信号を送るかを切り換える。
文字用圧縮部22および非文字用圧縮部23での処理の一例として、固定長圧縮の例を以下に示す。まず、画像を2×2画素のブロック単位にウェーブレット変換する。この変換は図10に示す式で行うことができ、低周波係数LLと高周波成分HL,LH,HHの4係数に変換するものであり、サブバンド変換の一種である。次に、変換係数をブロック単位に量子化する。サブバンド変換係数の量子化の例を図11に示す。入力8bit/pixel の2×2画素ブロックに対して、文字部は合計14bit 、非文字部は合計6bit に量子化する。図11のように、文字部では高周波係数のビット配分を増やし、非文字部では低周波係数のビット配分を増やすと良い。また、この場合、文字判定結果は2×2画素のブロック判定にしてから適用する。
上記圧縮方式以外にも、文字用圧縮と非文字用圧縮とで圧縮方式を切り換えたり、圧縮パラメータを切り換えたり、あるいは、文字部に対しては圧縮処理を行わないことも一つの例である。また、国際標準方式であるJPEG方式に代表される可変長圧縮は、画像種にもよるが一般に固定長圧縮よりも圧縮効率がよいため、特にモノクロモードの非文字用圧縮には好都合である。
【0026】
以上、本実施例によれば、生成したモノクロ信号に対して、文字部では、エッジの鮮鋭性を損なわないような圧縮処理を行うため、G信号でのモノクロ信号生成と本実施例の圧縮処理の両方の効果で、圧縮した信号を伸張した場合も細くすっきりとしたシャープなモノクロ文字画像を得ることができる。また、非文字部では、圧縮率を高めるような圧縮処理を行うため、画像全体としての圧縮率は少なくとも従来同等を確保できる。
【0027】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、文字領域検出と背景領域検出の結果に応じてカラー画像信号からモノクロ画像信号を生成する際入力カラー画像信号のうち1色の信号からモノクロ画像信号を生成するか、輝度信号からモノクロ画像信号を生成するかを選択的に切り換えるため、文字部と絵柄部とで夫々最適なモノクロ画像信号を生成することができる。
【0028】
請求項2記載の発明は、文字領域検出と背景領域検出と特定色領域検出の結果に応じてカラー画像信号からモノクロ画像信号を生成する際入力カラー画像信号のうち1色の信号からモノクロ画像信号を生成するか、輝度信号からモノクロ画像信号を生成するかを選択的に切り換えるため、色文字部におけるモノクロ画像信号生成の入力カラー画像信号のうち1色の信号からモノクロ画像信号を生成するか、輝度信号からモノクロ画像信号を生成するかについては、黒文字部とは別に選択することができ、更に高画質なモノクロ画像信号を生成することができる。
【0029】
請求項3記載の発明は、生成したモノクロ画像信号に対して圧縮処理を施す際に、文字領域検出結果に応じて圧縮処理を制御するため、モノクロ画像信号生成時に保持した文字部鮮鋭性を圧縮処理においても保持することができ、かつ、少なくとも非文字部に対して非可逆な圧縮処理を施すため、全体の圧縮効率を高めることができる。
【0030】
請求項4記載の発明は、文字部ではエッジの鮮鋭性を損なわないように圧縮処理を施す、または、圧縮処理をしないので、全体の圧縮効率を高めることができる。
【0032】
請求項5記載の発明は、カラー画像信号からモノクロ画像信号を生成する際、輝度信号に基づいてモノクロ画像信号を生成するため、色情報を有効に活用したモノクロ画像信号を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例1のブロック図である。
【図2】図1の文字領域検出部7の一例を示す図である。
【図3】図2のエッジ量検出フィルタ1〜4で使用される7×7フィルタの一例である。
【図4】図1の背景領域検出8のブロック図である。
【図5】図4の白地領域検出81の一例を示す図である。
【図6】図4の網点領域検出82で使用されるM×M画素からなるブロックの内、(a)M=3と(b)M=5の場合のブロックである。
【図7】本実施例2の領域判定部の図である。
【図8】図7の無彩色領域検出10の一例である。
【図9】本実施例3の圧縮部のブロック図である。
【図10】図9の文字用圧縮部22と非文字用圧縮部23での処理に際し、画像を2×2画素のブロック単位にウェーブレット変換するための変換式である。
【図11】図10の変換における変換係数をブロック単位に量子化する図の一例である。
【図12】拡大変倍時の色ずれ量を示す概念図である。
【符号の説明】
7 文字領域検出
8 背景領域検出
9 制御信号生成
10 無彩色領域検出
22 文字用圧縮
23 非文字用圧縮
Claims (5)
- 複数色成分の入力カラー画像信号を取得する手段と、
前記入力カラー画像信号から成る画像中の文字領域を検出し、文字領域検出結果を得る手段と、
前記入力カラー画像信号から成る画像中の白背景である背景領域を検出し、背景領域検出結果を得る手段と、
前記入力カラー画像信号から輝度信号を生成する手段とを有し、
前記文字領域検出結果と前記背景領域検出結果とに応じて、前記入力カラー画像信号のうち1色の信号からモノクロ画像信号を生成するか、前記輝度信号からモノクロ画像信号を生成するかを選択的に切り換えることを特徴とする画像処理装置。 - 更に、無彩色領域を検出する手段を有し、
前記文字領域検出結果と前記背景領域検出結果と該無彩色領域検出結果に応じて、
入力カラー画像信号のうち1色の信号からモノクロ画像信号を生成するか、輝度信号からモノクロ画像信号を生成するかを選択的に切り換えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 更に、前記生成したモノクロ画像信号に対して圧縮処理を施す圧縮手段を有し、前記文字領域検出結果に応じて、前記圧縮手段を制御し、かつ、少なくとも非文字部に対して、非可逆な圧縮処理を施すことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 文字部では、エッジの鮮鋭性を損なわないように圧縮処理を施す、あるいは、圧縮処理をしないことを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
- 前記カラー画像信号からモノクロ画像信号を生成する際、輝度信号に基づいてモノクロ画像信号を生成することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
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