JP3913471B2 - 通信接続確立システムおよび方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、通信接続を確立するためのシステムと方法に関するものであり、他への適用を排除するものではないが、特に、異なる資源の利用をサポートし、狭帯域呼制御、サービスおよびルーティングを広帯域接続と組み合わせるネットワーク・アーキテクチャに適用できるものである。
【0002】
【従来の技術】
世界的に、電気通信システムは、一般的に、第1世代と将来の世代間の遷移フェーズにある。ここで、第1の世代とは、移動セルラ通信システム用グローバルシステム(GSM)のような狭帯域ディジタル・ネットワークの世代であり、将来の世代とは、広帯域化可能なユニバーサル移動通信システム(UMTS)のようなマルチメディア・ディジタル・ネットワークである。この遷移により、必然的に高速データ通信の要求が生じ、今日考えられ、利用可能となりつつあるビデオやインターネットへの適用が求められる。不幸にして、このフェーズの遷移により、システムオペレータは、そのような広帯域システムを早急に導入しなければならないというジレンマや先入観におそわれる。たとえば、独立した広帯域システムが、セルラ電話機やデータ伝送装置などのすべての加入者端末に受け入れられ、自由に利用可能な標準となる時までは、システムオペレータは、現在の狭帯域インフラストラクチャ技術に行った巨大な投資を無にすることはしない。実際、そのような狭帯域インフラストラクチャ技術は、既に、多くのサービスと広帯域ネットワーク中に配置するように再装備されるサービス生成環境とを供給している。その結果として、今日の狭帯域システムは、狭帯域ユーザと広帯域ユーザのいずれにも適合するものでなければならず、これは、特に、異なる形式のネットワーク間のサービス・システム管理、呼の確立および相互処理と関連してくる。
【0003】
狭帯域システムから広帯域システム(遷移フェーズに対する)へ効果的に移るためには、システムオペレータは、すべての加入者が1つの狭帯域ネットワークに接続するが、これらの狭帯域加入者間で1以上の広帯域ネットワークが情報を中継するときの相互処理のシナリオを特に考える必要がある。また、いかなる暫定的な解決法も、サービスとシステム管理を最適化すべきであり、一方、広帯域の環境でも再使用できるようなインフラストラクチャ装置を提供するものでなければならない。
【0004】
詳細には、通信ネットワークは、通信資源(通常、リンクという)によって接続される複数のノードからなり、ユーザ情報・制御情報をこれらのリンクに沿って伝送する手段と、ノード中のルーティング機能・中継機能とを有する特別のネットワーク技術を有する。ルーティングという用語は、情報を経由させるネットワーク上の経路を決定するプロセスを記述するのに用い、中継という用語は、情報を1つのリンクから他のリンクへ転送するプロセス、すなわち、情報を変形させず、単に、1つのチャネル資源から他のチャネル資源へ通過させることをいう。
【0005】
GSMを狭帯域ディジタル・ネットワークの1つの例にとると、ユーザ情報と制御情報(または、データ)は、時分割多重方式(TDM)を用いて、64キロビット毎秒(kbps)パルスコード変調(PCM)のベアラ・チャネル上にインタリーブされる。実際、これらのベアラ・チャネルの各々は、4つの16kbpsからなるボイスコールをサポートすることができ、各ボイスコールは、13kbpsのサンプル化されコード化されたスーチおよび3kbpsの補助的な情報から構成され、補助的な情報は、パリティ・チェックと修正ビット(その他、同種類のもの)と同期情報からなる。そして、データは、ノードを介して、何らかの同期TDM交換機によって中継される。この交換機として、時間・空間・時間型が用いられる。制御情報(呼設定と切断メッセージ)は、ユーザ情報と同一のネットワーク上の経路(必ずしも物理的に同一である必要はない)を通過し、ルーティングの目的のために各ノードにおいて終端される。ルーティングは、従来の方法で行われ、各ノード中で長時間保持されている経路テーブルを用いたホップ・バイ・ホップ原理に基づき行われる。つまり、ノードは、十分にインテリジェントであり、最適な経路を指定し、成功裏にネットワーク接続できるものである。
【0006】
制御情報は、使用されるネットワークのタイプに特有なシグナリング・スキームにより規定される。特に、公衆シグナリング・システムは、公衆ネットワークのノード間および異なるオペレータが属する公衆ネットワーク間で用いられる。公衆シグナリング・システムの重要な例としては、シグナリング・システムNo.7のみである。アクセス・シグナリング・システムは、公衆ネットワークの加入者とノード端間、たとえば、無線電話機と基地局サブシステム(BSS)間、で使用される。実際、ほとんどの共通ディジタル・アクセス・シグナリング・スキームは、統合サービス・ディジタル・ネットワーク(ISDN)DSS1シグナリング・スキーム(および、その前世代のもの)とチャネル関連のシグナリング・スキームのような共通チャネル・シグナリング・システムであり、いずれも、アナログ・シグナリングから派生したものである。プライベート・スキームは、一般に、アクセス・スキームから派生したものであるが、安全な構内交換機(PBX)内のように、パーソナル・ネットワーク中でも、豊富な機能を提供する。
【0007】
他方、広帯域ディジタル・ネットワークは、ユーザ情報と制御情報が固定長または可変長パケットもしくはセルで送信される点に特徴があり、これのパケットは、ベアラ・チャネル識別子を含むヘッダを伴う。狭帯域システムと異なり、ユーザ情報は、非同期交換機を介してノード上を中継され、この非同期交換装置は、各々のパケットを交互に(何らかの公平なアルゴリズムを用いて)検査し、これらのパケットを入力リンクおよびベアラ・チャネル識別子に応答して適切な出力リンクに送信する。しかしながら、ルーティングと制御情報の伝送は、狭帯域の場合のものと似ているが、シグナリング・スキームが技術仕様である点でのみ異なる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の狭帯域−広帯域インタフェースに関する他の重要な問題は、アーキテクチャの変化に伴って生じる。たとえば、新しい、または、アップグレードしたインフラストラクチャを導入すると、通信システム全体に不要な副産物を生じることとなる。なぜなら、ネットワーク・コントローラ(たとえば、コール・サーバ)と狭帯域インタフェース間の内部動作関係を変更することは、ネットワークの同一性やアドレスを変更する潜在性があるからである。さらに、特に、狭帯域−広帯域インタフェースの構成は、既存装置のアップグレードによる装置追加または特定のシステム・エンティティの除去による結果として、変更されるが、一方、コール・サーバは、この変更に気付かずにそのままの状態でいる。これは、コール・サーバと装置制御ソフトウエア間で均一な装置アプリケーション・インタフェースを用いているからである。従って、システムは(一般に)、必ずしも、それの有する最大の能力を発揮するように利用され、最適化されていない。それ故、ネットワーク・プロバイダは、既存のネットワークをさらに開発することに失望する。それは、システムを世界的規模で変更することが必要であり、そのようなシステムの変更は、その性質上、時間がかかり、複雑であるからである。
【0009】
広帯域ネットワークの使用を容易にし、通信ネットワークから高速データ技術(たとえば、UMTS内で考えられている2Mbpsレート)への移行を容易にするため、トランスペアレント広帯域媒体を介して狭帯域ネットワークを相互接続するための効率的なメカニズムを提供する必要がある。一方で、より進んだシステムへ容易に移行できることも必要である。さらに、広帯域サービスへの加入を奨励するために、オペレータは、信頼性が高く、かつ、比較的コストの低い(それゆえ、最適化された)通信システム・アーキテクチャを提供しなければならない。さらに、広帯域媒体は、データの忠実性およびデータの流れや相互接続を妨害することなく、狭帯域シグナリング・スキームに順応し、サポートするものでなければならない。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の一側面によれば、本発明は、第1の狭帯域ネットワーク中の第1の端末から、広帯域ネットワークを介して、第2の狭帯域ネットワーク中の第2の端末に、通信接続を確立し、その広帯域ネットワークは、第1および第2の各狭帯域ネットワーク中に供給されるものと異なるシグナリング・プロトコルを有する方法において、その第1の狭帯域ネットワークにおける第1の通信回線上で、第1の端末からの着信呼要求を受信し、その着信呼要求は、その第1の端末と関連する第1の回線識別子とその第2の端末と関連する宛先アドレスを含み、その第1の通信回線と異なる仮想トランクを選択し、その仮想トランクは第2の回線識別子を有し、かつその第1の狭帯域ネットワークとその第2の狭帯域ネットワーク間の狭帯域通信をサポートするように構成され、第1のコール・サーバから第2のコール・サーバに送られる第1のメッセージ中で、宛先のアドレスと第2の回線識別子を、その第1の狭帯域ネットワークからその第2の狭帯域ネットワークに送信し、第1の接続仲介装置から第2の接続仲介装置に送られる第2のメッセージ中で、その第2の回線識別子とその第1の端末のアドレスを、その第2の狭帯域ネットワークに送信し、その第1のメッセージとその第2のメッセージの両方にその第2の回線識別子が存在することを識別すると、その第1の端末とその第2の端末間で通信接続が確立され、前記第1の回線識別子と第2の回線識別子は、確立されるべき通信接続のタイプと異なる形式で特定され、その広帯域ネットワークを介して通信接続を確立するように構成される。
【0011】
また、本発明の他の側面によれば、本発明は、1つの広帯域ネットワークと各々が少なくとも1つの通信装置を有する複数の狭帯域ネットワークを有し、その通信装置の少なくとも1つは1つのアドレスを有し、その複数の狭帯域ネットワークは、その狭帯域ネットワークは、その広帯域ネットワークのものと異なるシグナリング・プロトコルを有し、その狭帯域ネットワークは、その広帯域ネットワークを介して相互接続され、第1の狭帯域ネットワーク中の発呼通信装置と、第2の狭帯域ネットワーク中の受信通信装置間で通信接続を確立するように構成される通信システムにおいて、その発呼通信装置によって発生された呼要求メッセージに応答するコール・サーバを含み、その呼要求メッセージは、発呼通信装置のアドレスと受信通信装置に関する宛先アドレスを含み、そのコール・サーバにその呼要求メッセージを送るために使用される第1の通信回線に関する回線識別子を識別するように構成され、さらに、その第1の通信回線と異なる仮想トランクを選択し、その仮想トランクは第2の回線識別子を有し、その第1の狭帯域ネットワークと第2の狭帯域ネットワーク間で狭帯域通信をサポートするように構成される手段と、第1のコール・サーバから第2のコール・サーバに送られる第1のメッセージ中で、その第1の狭帯域ネットワークからの宛先アドレスと第2の回線識別子を、その第2の狭帯域ネットワークに送信する手段と、第1の接続仲介装置から第2の接続仲介装置に送られる第2のメッセージ中で、回線識別子とその発呼通信装置からのアドレスを、その第2の狭帯域ネットワークに送信する手段と、その第1のメッセージとその第2のメッセージの両方に存在する第2の回線識別子を送信し、発呼通信装置と受信通信装置間の通信接続を確立し、前記第1の回線識別子と第2の回線識別子は、確立されるべき通信接続のタイプと異なる形式で特定される手段と、広帯域ネットワークを介して通信接続を確立する手段とを備えるように構成される。
【0012】
また、本発明の他の側面によれば、第1の狭帯域ネットワークの第1の狭帯域通信装置から、広帯域ネットワークを介して、第2の狭帯域ネットワークの第2の狭帯域通信装置への相互接続を調整するように構成され、その広帯域ネットワークは、第1の狭帯域ネットワークおよび第2の狭帯域ネットワーク中で供給されるものと異なるシグナリング・プロトコルを有し、第1の狭帯域通信装置と第2の狭帯域通信装置は各々アドレスを有し、接続仲介装置は、使用時に、第1の狭帯域通信装置によって発生された呼要求メッセージに応答するコール・サーバに結合され、呼要求メッセージは、第1の狭帯域通信装置のアドレスと第2の狭帯域通信装置に関する宛先アドレスを含み、前記コール・サーバは、呼要求メッセージをコール・サーバへ送信するために使用される第1の通信回線に関する回線識別子を識別するように構成され、かつ、第1の通信回線と異なる仮想トランクを選択する手段を有し、その仮想トランクは、第2の回線識別子を有し、第1の狭帯域ネットワークおよび第2の狭帯域ネットワーク間で狭帯域通信を維持するように構成され、さらに、そのコール・サーバは、第1のメッセージ中に、宛先アドレスと第2の回線識別子を、第1の狭帯域ネットワークから第2の狭帯域ネットワークに送信する手段を含む接続仲介装置において、第2のメッセージ中で、第2の回線識別子と第1の狭帯域通信装置のアドレスを、第2の狭帯域ネットワークに送信する手段と、第1のメッセージと第2のメッセージ受信すると、第1のメッセージと第2のメッセージ両方に第2の回線識別子があることを識別し、第1の狭帯域通信装置と第2の狭帯域通信装置間の通信を確立するプロセッサとを備え、その接続仲介装置は、確立されるべき通信接続のタイプと独立の通信接続をコール・サーバに供給するように構成される。
【0016】
【発明の実施の形態】
狭帯域加入者装置相互の接続を、非同期転送モード・アーキテクチャのような中間の広帯域ネットワークを介して行うには、明らかに、2つの主な方法がある。その内の第1の方法は、狭帯域ネットワークと広帯域ネットワーク(その中で、専用のかつ可逆コーディング置換が各狭帯域/広帯域情報に適用される)間の各境界で相互動作機能を実行するものであり、第2方法は、狭帯域情報を広帯域サブネット上でカプセル化するものであり、それによって、狭帯域情報は広帯域フレーム構造でパッケージされる(それ故、コード化された原狭帯域情報の忠実性とフォーマットは完全に維持される)。コード化されたスピーチまたは特定のデータ・トラヒックなどのユーザ情報に関して、本発明では、相互動作機能とカプセル化メカニズムの双方が可能であり、これらは、一般に、通信システム中でのコーディングに対する要求を複雑化し拡大する付加的なプロセス・ステップを示すだけであることを確認する。しかしながら、(接続を確立し、接続を維持するために要求される)制御情報に関しては、先に示した双方のアプローチに関して多くの欠点や利点がある。特に、これらのサービスが、広帯域ネットワークによって、たとえ、独立して維持されてなくとも、既存のサービスがカプセル化によってサポートされる。さらに、カプセル化は、実行が簡単である。他方、相互動作は、各相互動作点(つまり、狭帯域−広帯域の境界)で局所的に観察するのみで良く、1つの呼に、狭帯域加入者と広帯域加入者の参加をサポートできるメカニズムをも提供する。本発明は、内部動作とカプセル化メカニズムの両方を独創的に組み合わせて利用し、いずれかの一方のメカニズムをそのまま使用することでは提供できない強化された共同動作するシステム能力を供給するものである。
【0017】
図1は、狭帯域通信ノード10の抽象モデルのブロック・ダイアグラムを示す図である。地上局電話機やモデムのような多数の加入者端末12は、典型的には、多数のライン・インタフェース14−15(1つのインタフェースはただ1つのオペレーショナル・システムに対して供給されるだけであるが)に接続される。複数のライン・インタフェース14−15は、各々スイッチ装置16に接続され、このスイッチ装置16は、その入力をその適切な出力へルーティングするように構成される。また、複数のライン・インタフェース14−15は、管理と制御(たとえば、狭帯域ネットワーク10を介した呼の設定と解除)を行うように構成されたコール・サーバ18にも結合される。さらに、コール・サーバ18は、スイッチ装置16にも結合される。トランク・シグナリング・インタフェース20は、狭帯域ネットワーク10内で使用されるシグナリング・スキームをデコードしおよび翻訳するものであり、コール・サーバ18とスイッチ装置16間に結合される。スイッチ装置16からの出力は、複数のトランク・インタフェース22−24(1つのインタフェースはただ1つのオペレーショナル・システムに対して供給されるだけであるが)に接続される。この複数のトランク・インタフェースは、さらに、狭帯域ネットワーク10の中で、PBXやBSSのような2次交換機26と結合される。
【0018】
ここで、「加入者端末」という用語は、ライン・インタフェースまたはトランク・インタフェースに対する特定のエンドポイント接続を記述するためにのみ用いられる。
【0019】
ユーザ情報(トラヒック)28,30は、ライン・インタフェース14−15またはトランク・インタフェース22−24を経由して狭帯域インフラストラクチャに入る。個々の加入者からの制御情報は、ライン・インタフェース14−15を経由して入力され、一方、接続されたトランクネットワーク(たとえば、2次交換機26)からの制御情報、すなわち、ノード間シグナリングは、トラヒック30と同一のトランクを経由するか、または専用のチャネル資源(図示せず)を用いて入力される。コール・サーバ18は、着信呼要求を処理し、出力トランクまたはラインを選択する。特に、コール・サーバ18は、加入者端末12間の接続および切断を指示する装置制御メセージ32を使って、(スイッチ装置16を介して)特定のラインを特定のトランクに接続する制御を行う。
【0020】
狭帯域システム中のほとんどの呼が双方向であるときは、1方向接続の場合に用いる命名法を導入することが役に立つ。すなわち、接続(TA,TB)は、端末TAから端末TBへの1方向接続を表し、一方、接続(TB,TA)は、逆方向の相補的な(または、独立にサポートされる)接続を表す。
【0021】
図2は、本発明の一実施の形態の狭帯域ネットワークと広帯域ネットワーク間の加入者端末の相互接続ブロック・ダイアグラムを示す図である。この図では、広帯域ネットワークは、ユーザ情報および/または制御情報を伝送するために用いられる。従来技術と本発明の実施の形態のアーキテクチャの相違を容易に理解するため、共通のインフラストラクチャについては同一の参照番号を付すこととする。
【0022】
第1のノード40において、有線電話やモデムのような(明確化のために、図示せず)多数の加入者端末は、典型的には、狭帯域システムの複数のライン・インタフェース14−15(1つのインタフェースは、1つのオペレーショナル・システムにのみ供給されるが)と結合される。複数のライン・インタフェース14−15の各々は、スイッチ装置16の入力をその適切な出力へルーティングするように構成されたスイッチ装置16に接続される。また、複数のライン・インタフェース14−15は、管理と制御(たとえば、狭帯域ネットワーク上での呼の設定および切断)を行うように構成されたコール・サーバ18に結合(通常、個々に)される。コール・サーバは、実トランクおよび仮想トランクの両方に関する回線表示コード(または、回線識別子ともいう)(CIC)をとりわけ記憶するメモリに結合される。特に、このメモリは、これらの現実のトランクまたは仮想トランクの各々に対して、「ビジー」または「空き」状態を記録できる。さらに、コール・サーバ18は、接続仲介装置44と結合され、一方、この接続仲介装置44は、バス45を経由して、スイッチ装置16と結合される。接続仲介装置44は、図1に示す従来技術と本発明の実施の形態のシステム・アーキテクチャとの最初の相違点を表すものである。トランク・シグナリング・インタフェース20は、狭帯域ネットワーク内で使用されるシグナリング・スキームをデコードし翻訳するように構成され、コール・サーバ18とスイッチ装置16間に結合される。スイッチ装置16からの出力は、多数のトランク・インタフェース22−24に接続される。ただし、1つのインタフェースは、1つのオペレーショナル・システムにのみ供給される。また、複数のトランク・インタフェースは、狭帯域ネットワーク中で、PBXまたはBSSのような2次交換機(明確化のために図示せず)と結合される。
【0023】
さらに、スイッチ装置16は、狭帯域ネットワークが、非同期転送モード(ATM)動作を行う広帯域ネットワーク48との間で、相互接続や相互動作行うように、第1のトランク・ネットワーク・アダプタ46に結合される。さらに、第1のトランク・ネットワーク・アダプタ46の相互接続は、広帯域ネットワーク・エッジ・スイッチ50を介して行われ、このエッジ・スイッチ50は、制御ライン(または、バス)51を介して接続仲介装置44に接続され、かつ接続仲介装置44によって制御される。トランク・ネットワーク・アダプタ46と広帯域ネットワーク・エッジ・スイッチ50を組み合わせた機能を次に説明する。同様に、他の狭帯域ネットワーク52,54は、各トランク・ネットワーク・アダプタ56,58および各広帯域ネットワーク・エッジ・スイッチ60,62を介して広帯域ネットワーク48に接続される。他の狭帯域ネットワーク52,54は、上述と同様のインフラストラクチャ・アーキテクチャによって実現される。
【0024】
さらに、広帯域ネットワーク48は、(典型的には、異なるネットワークである)第2のノード64に接続され、この第2のノード64も、接続(または、制御ラインまたは制御バス)65を介して接続仲介装置44に応答する。また、第2のノード64は、通信バス67を介してトランク・シグナリング・インタフェース20と通信するように構成される。さらに、広帯域ネットワークは、加入者端末(図示せず)間でのビデオ通信のようなポイント・ツー・ポイントの広帯域通信をサポートするものであっても良い。
【0025】
ノードおよび交換機という用語は、相互に入れ替えることができ、異なるオペレータにより操作されているスタンドアロンのネットワーク、たとえば、異なる狭帯域ネットワーク、を記述するのに用いられる。
【0026】
本発明の好ましい実施の形態によれば、一般に、通信システム中の狭帯域シグナリングは、コール・サーバ18により制御される。一方、広帯域シグナリング(すなわち、中間の広帯域ネットワーク48を介して異なる狭帯域ネットワーク52,54間で送信されるシグナリング)は、接続仲介装置44により制御される。結果として、コール・サーバ18は、広帯域シグナリング相互接続とその動作には関係しない。
【0027】
従って、本発明によれば、狭帯域ライン・インタフェース14−15、トランク・インタフェース22−24およびスイッチ装置16は、ゲートウェイとして機能する広帯域ネットワーク48とトランク(つまり、狭帯域/広帯域)ネットワーク・アダプタ46、56,58により補完される。特に、第1のトランク・ネットワーク・アダプタ46、56,58は、トラヒック(ユーザ情報)相互動作機能とシグナリング(制御情報)のカプセル化を行い、このシグナリングは、最終的にコール・サーバ18に戻される。
【0028】
本発明の好ましい実施の形態の主な特徴は、接続仲介装置44によって行われる新たな機能である。その機能は、接続が狭帯域ネットワークまたは広帯域ネットワークを跨りまたは完全にそれらの中に留まるかに無関係に、または、接続が狭帯域ネットワークと広帯域ネットワークの双方を跨るときに、コール・サーバ18に均一な接続抽出66を提供するために用いられる。これは、全通信システム(すなわち、狭帯域システムと広帯域システムの双方)上のすべての端子に均一な端子名空間識別子(すなわち、標準化されたアドレス・フォーマット)を使用することが必要となる。
【0029】
1つの狭帯域ネットワーク(たとえば、特定のオペレータにより所有されている)中の狭帯域・狭帯域接続に対しては、接続仲介装置44は、(接続45を介して)スイッチ装置16に接続メッセージを送り、図1に示す従来技術の狭帯域ネットワークと同一の機能に見えるようにするため、透明に動作する。その後、狭帯域ネットワークのスイッチ装置16は、既知の技術に従って接続を行い、広帯域ネットワーク48を用いない。広帯域・広帯域接続に対しては、接続仲介装置44は、広帯域ネットワークおよび/またはトランク・ネットワーク・アダプタ46、56,58に呼の接続または切断を行うよう命令し、それによって、標準の広帯域動作を擬似する。
【0030】
しかしながら、狭帯域接続と広帯域接続に対しては、両方の動作が同時に実行されなければならない。特に、接続仲介装置44は、狭帯域ネットワークの中のコール・サーバ18を介してルーティングするパスをオープンにしておくようにスイッチ装置16に命令すると共に、広帯域ネットワークのトランク・ネットワーク・アダプタ46に対して適切なチャネル資源を割り当てるように交渉する。一旦、両方のパスが決まれば、接続仲介装置44は、スイッチ装置16とトランク・ネットワーク・アダプタ46に専用メッセージを送信し、接続を確立させる。コール・サーバが、上述の接続抽出を達成する。
【0031】
1つのオペレーショナル通信システムでは、重要なものではないが、オペレータ間の互換性が必要である。異なる「ミックス・ノード」間の相互接続(通常、「ゲートウェイ」と呼ばれる)を実行することは、重要な問題である。ここでは、「ミックス・ノード」という用語は、各々が狭帯域・広帯域相互の切り替え能力と所定のサービス能力を有する異なったオペレータにより操作される、異なったネットワークを記述するのに用いられる。しかしながら、異なる隣接の交換機間で異なるシグナリング・プロトコルがあるために、中間の広帯域ネットワークは、これらのサービス(または、同様な性質のサービス)をサポートできないかも知れないし、所定の狭帯域サービスをするために要求される狭帯域制御チャネル・シグナリングを翻訳できないかも知れない。それ故、本発明の好ましい実施の形態では、中間の広帯域ネットワークを介して狭帯域ネットワーク間の相互接続を確立するメカニズムを提供し、一方、広帯域ネットワークに対して、狭帯域制御チャネル・シグナリング・レジームとフォーマットを同化させる要求を排除する。この場合は、狭帯域ネットワークの相互接続(中間の広帯域ネットワーク48を介して)をするには、各ネットワークに置かれた別々のコール・サーバと接続仲介装置の機能的な同一化が必要となる。
【0032】
図3は、本発明の好ましい実施の形態の接続仲介装置44についての抽象的なアーキテクチャを示す図である。ハードウェア装置は、仕様の要求に依存し決定されるが、典型的な装置は、既存の狭帯域電話交換の能力を拡張するものである。図3の接続仲介装置44は、制御プロセッサとして典型的に販売されているインテリジェント決定装置68を含む。インテリジェント決定装置68の機能を以下に説明する。ネットワークの特定のロケーション・アドレスに均一な端子番号をマッピングする端子番号データ・ベース69は、インテリジェント決定装置68に結合される。時分割多重法(TDM)スイッチ装置アダプタ70(TDM狭帯域システムの場合)は、インテリジェント決定装置68(クライアント指向インタフェース・ポート71を介して)とTDMスイッチ・インタフェース72(図2のスイッチ装置16と類似)間でプロトコル変換を行う。この場合は必要ではないが、典型的には、専用の接続プロトコル172はインテリジェント決定装置68とTDMスイッチ・アダプタ70間で使用される。広帯域ネットワーク・アダプタ73も、クライアント・インタフェース・ポート71を介してインテリジェント決定装置68に結合され、このとき、インテリジェント決定装置68と広帯域ネットワーク・アダプタ73間の通信は、典型的には、専用の接続プロトコル172に基づいて行われる。広帯域ネットワーク・アダプタ73は、図2のトランク・ネットワーク・アダプタ46に類似である。また、付属的なネットワークやサービスのための他のアダプタ74も、クライアント・インタフェース71を介してインテリジェント決定装置68に結合されても良い。したがって、広帯域ネットワーク・アダプタ73は、制御ライン51を介して広帯域ネットワーク・エッジ・スイッチ50に接続され、他のアダプタ74は、適切な通信資源75に接続される。また、インテリジェント決定装置68は、サーバ・インタフェース・ポート76にも接続され、ライン66を介して、コール・サーバ18への相互接続機能を提供する。また、サーバ・インタフェース・ポートは、第2のポート77(ピアー接続仲介サーバ・インタフェースという)に結合され、接続仲介装置44のインテリジェント決定装置68を他の接続仲介装置(図4に示す)と相互接続するように構成される。同様に、クライアント・インタフェース・ポート71も、第3のポート78(ピアー接続仲介クライアント・インタフェースという)に接続され、接続仲介装置44のインテリジェント決定装置68を、主に他の接続仲介装置に結合される加入者端末へ接続するように構成される。
【0033】
従来の電話交換機は、典型的には、マルチ・フォールト・トレラント・プロセッサとプロセッサ間通信装置とを備えた分散処理アーキテクチャを有していたが、スイッチ装置は、以下に述べるような、特殊用途プロセッサによってサポートされるものでも良い。
【0034】
本発明の好ましい実施の形態では、接続仲介装置44は、シングル・フォールト・トレラント・プロセッサ内(つまり、インテリジェント決定装置68中で)で一連のリアル・タイム処理をサポートする。接続仲介装置のプロセッサ間通信装置(専用通信プロトコル172によりサポートされている)は、スイッチ装置16およびコール・サーバ18と通信するために使用される。上述のように、接続仲介装置44は、トランク・ネットワーク・アダプタ上の広帯域インタフェースにアクセスするために、プロセッサ間通信装置を使用することもできるが、典型的には、広帯域ネットワークを制御できるようにするため広帯域インタフェースを備える。しかしながら、通信ネットワークがより広帯域化するにつれて、コール・サーバ18と接続仲介装置44は、広帯域ネットワーク48に直接接続される広帯域インタフェースのみをプロセッサ中に置いても良い。この場合、狭帯域接続装置は、広帯域制御インタフェースが提供されることとなるであろう。
【0035】
図4は、本発明の好ましい実施の形態である、中間の広帯域ネットワークを介して加入者端末を接続するシステム・アーキテクチャとその関連メカニズムを示す図である。たとえば、第1のノード40上の端末TA(たとえば、参照番号12で示される有線電話)と、第2のノード52上のTB(たとえば、参照番号85で示されるコンピュータ内のモデム)の間でサポートされるべきデータ呼に対して、本発明の好ましい実施の形態では、両方の狭帯域ノード間で、共通シグナリング関係の存在を用いた。共通の狭帯域シグナリング・リンク(または、資源)79とプロトコルの確立は、本発明のシステムにとって必須のものである。広帯域ネットワークは、狭帯域ネットワーク間のトラヒックを中継するための能力のみを持てばよい。狭帯域トラヒックの修正は必要ないので、結果として、広帯域ネットワークは、透明なチャネル資源として見える。
【0036】
第1のノード40と第2のノード52は、いずれも、トランク・ネットワーク・アダプタ46、56、接続仲介装置44、80、およびコール・サーバ18,81を含む。ここで、コール・サーバ18と81は、複数の仮想トラヒック・トランクを供給する共通狭帯域シグナリング・リンク79を介して、永久に接続される。したがって、コール・サーバ18と81は、付加的なシグナリング資源82,83によって、異なる狭帯域ネットワーク(図示せず)の他のコール・サーバ(図示せず)に潜在的に接続される。コール・サーバ18と81は、それぞれ接続仲介装置44と80に接続され、接続仲介装置44と80は、それぞれトランク・ネットワーク・アダプタ46と56に接続される。トランク・ネットワーク・アダプタ46と56は、広帯域ネットワーク48を介して共に結合されるのに対し、接続仲介装置44と80は、仮想リンク84によって相互接続される。
【0037】
本発明の好ましい実施の形態において、シグナリング・リンク79は、無線周波数リンクによって、ダイナミックに割り当てられまたは供給されてもよいが、2つのコール・サーバ18と81間の恒久的な接続によって実現されている。実際、第1のノード40と第2のノード52が、ネットワークAとネットワークB間で狭帯域ゲートウェイ・ノードとして既に存在しているシナリオでは、実際の狭帯域E1トランクは、これらの2つの交換機間に既に存在するので、シグナリングはこれらのE1トランクのタイム・スロット、すなわち、従来のタイム・スロット16中で行われることができる。一方、北アメリカのベース・システムでは、2つの異なる交換機が共通STPネットワークに接続できる。しかしながら、一旦、広帯域ネットワーク48を取り付けると、補助のシグナリング・バンド幅は、広帯域ネットワークを介して、リンクを確立することによってサポートされる。それにもかかわらず、これらのマルチプル・パスは、1つの論理「シグナリング関係」を表し、この論理によって、SS−7ユーザ・ポート(つまり、コール・サーバ)は通信および相互作用ができる。
【0038】
2つの接続仲介装置44と80間で確立された仮想リンク84は、恒久的な「通信能力」を提供する。したがって、この好ましい実施の形態では、仮想リンク84は、ATM仮想チャネル接続の形式を取る。しかしながら、たとえば、TCAPアプリケーションとの関係における通信に対しては、SS−7ネットワークをベアラとして用いることもできる。接続仲介装置44と80間およびネットワーク・アダプタ46と56とスイッチ装置間の通信リンクもまた恒久的であり、一方、トランク・ネットワーク・アダプタ46、56と相互接続された加入者端末TA、12、85間でトラヒックを運ぶ接続は、特定の呼の期間またはこれらの呼の特定部分に対して、設定および切断される。
【0039】
本発明の好ましい実施の形態のシステムは、主に、各コール・サーバ18,81と各接続仲介装置44,80間に存在するスイッチ装置間に、少なくとも2つ(および、おそらく、10から1000)の割り当て可能なシグナリング・チャネル資源、または仮想トランクを用意することによって動作する。その後、このノードは、狭帯域シグナリングを使用し、いずれかのノードで仮想端子の存在をも模擬する。本発明の好ましい実施の形態では、これらの仮想トランクは、1つのノードに専用され、第1のノード40から第2のノード52(または逆方向)への一方向の呼を形成するように考慮されている。このように、2つのノード間の仮想ルートは2つのグループの仮想トランクからなり、各方向に1つの仮想ルートがある。このメカニズムによって、もし同一の仮想トランクが各ノード・トランクによって捕獲されると発生するであろう望ましくない効果が阻止される。有利なことに、この仮想トランクは、各狭帯域ネットワーク間に存在する実際の通信資源とは関連がない。
【0040】
異なる交換機(すなわち、異なるノード)間の設定メッセージの構造、内容および機能は、図4、図5のフロー・ダイアグラムとメッセージ機能を表にしたまとめを参照すると、最も良く理解できる。このメッセージ機能は、広帯域ネットワーク上で多重ノード通信を確立するために要求される手順のステップを図示し、記述するものである。
【0041】
端末TAからの着信呼(または、「初期アドレス・メッセージ」IAM)は、第1のノード40において受信され(200)、コール・サーバ18は、着信メッセージを受信し、この呼が第2のノード52にルーティングされなければならないことを決定する。この着信呼は、少なくとも、TAとコール・サーバ18間に割り当てられたトランクに関係したCICと、被呼者、すなわち、この例では、TB、の電話番号を共に含む。さもなければ、電話番号は、この後の通信でTBによって使用されるポート・アドレスの表示を何ら供給しない。したがって、電話番号は、主にコール・サーバによって使用されるルーティング命令を供給するように働く。このように、電話番号は、単に、TBのアドレス・ロケーションを表すのみであるが、これは、その後、確かなクロス・ノード・アドレスに到達するように置き替える必要があるかも知れない。
【0042】
着信呼を受信し、実際の通信資源(すなわち、たとえば、64kbpsのスピーチをサポートできる実際の通信リンク)を保存すると、第1のコール・サーバ18は、空きの仮想端子PTxを選択し、その後、この仮想端子を使って、それ自身と第2のノード52に位置する第2のコール・サーバ81間の仮想トランクを確立する(202)。実際、コール・サーバ18は、関連メモリ19から、空きの仮想端子PTxを表示する、利用可能な、ノード・ユニーク(非接続)のアドレス・フィールドを選択する。この空きの仮想端子PTxは、実際、仮想トランクの終端アドレスを識別する。
【0043】
典型的には、仮想端子識別子は、2つのコール・サーバ18,81に関するポイント・コードと仮想トランクのCICとからなる。この例では、2つのコール・サーバのポイント・コードの順番は、通信の相対的な方向と一致する。
【0044】
その後、第1のコール・サーバ18は、仮想トランクを使って、仮想トランクに関するCICとTBの正しい電話番からなる修正呼メッセージを第2のノード52の第2のコール・サーバ81に中継する(204)。従って、第2のコール・サーバ81は、TBが意味のある情報を受信するようになっているにもかかわらず、TBの電話番号を使って、TBに関する何かがこの通信システム中にあることを知らせ、または警告する。残念ながら、このときには、修正呼メッセージ中で通信されずまたコード化もされていないので、TAと第1のコール・サーバ18の接続に関するCICは、第2のノード52では、失われている。換言すれば、第1のノード40のコール・サーバ18は、仮想トランク上で修正呼メッセージ(104;第1のメッセージ)を送信することによって、第2のノード52の第2のコール・サーバ81に着信呼(100)があったことを知らせ、TAから受信したダイヤル・ディジット(すなわち、宛先のアドレス)を送信する。
【0045】
さらに、着信呼100に応答して、第1のノード40の接続仲介装置44は、典型的には、インテリジェント決定装置68によって端子番号データ・ベース69中にストアされたクロス・オフィス・パスを用いて、PTxとTAの間の仮想クロス・オフィス・パスを確立するように構成される(206)。言い換えれば、端末TAは、仮想端子PTxに接続される。また、本発明の好ましい実施の形態では、第1の接続仲介装置44は、(第2のコール・サーバ81への)修正呼メッセージによって、トリガされ動作するように構成される。特に、修正呼メッセージを送信するとほぼ同時に、第1のノード40の第1の接続仲介装置44は、仮想端子PTxが出力仮想トランクの1端であることを第2のノード52に知らせる。従って、この第1の接続仲介装置は、仮想リンク84を介して第2の接続仲介装置80に接続要求108(第2のメッセージ)を送信する(208)。この接続要求は仮想トランクのCICとTAの識別子(たぶん、TAと第1のコール・サーバ18間でトランクに割り当てられた原CICから派生した)を含む。この好ましい実施の形態では、呼発生ユニット(すなわち、TA)の実際のアドレスが送信される。
【0046】
第2のノード52は、仮想トランクの受信回線表示コード(CIC)を関連する第2の仮想端子PTy上にマッピングすることによって(210)、修正着信呼メッセージ(仮想トランク上で受信された)に応答する。再び、第2の仮想端 PTyは、PTyが仮想トランクの終端点を示す記録がアップ・デートされたメモリを有する関連メモリ182から、第2のノード52の第2のコール・サーバ81によって選択される。このとき、仮想端子PTyは、1つのみ選択される。
【0047】
第2のノード52は、第2のコール・サーバ81が修正着信呼メッセージを受信したことに応答して、着信呼の宛先が、最終的にはTBであることを認識する。従って、適切な時に、第2のコール・サーバ81は、TBから第2の仮想端子PTy(仮想トランクと被呼者TB間の第2の仮想クロス・オフィス・パス要求の形で)に接続することを要求し(212)、従来のシグナリングを用いてTBへの着信呼要求を申し出る。
【0048】
さらに、第2の接続仲介装置80のインテリジェント決定装置は、両方の要求(順番は問わない)を受信すると、2つの仮想端子PTxとPTyを決定し(214)、「TAをPTxに接続せよ」と「TBをPTyに接続せよ」という2つの要求を「TAをTBに接続せよ」という1つの実際の接続要求に変換する。特に、第2の接続仲介装置80は、仮想トランクに対する共通のCICがあるという事実を推論でき、TAとTB間を直接する要求は、この共通性によって確認される。次に、第2の接続仲介装置80は、第2のトランク・ネットワーク・アダプタ56を介して、TAとTBの実トランク接続を行う(216)。ほぼ同時に、第2のノード52の第2の接続仲介装置80は、第1のノード40の第1の接続仲介装置44に、TBへのパスを張るように命令する(218)。
【0049】
端末TBが呼を受信し、第2の接続仲介装置80による接続の確認が第2のコール・サーバ81から第1のコール・サーバ18に知らされ、第1の接続仲介装置44が関連のコール・サーバ18に、TBへのパスが張られたことを通知すると、この時点で(220)、第1のコール・サーバ18は、呼の料金計算を開始してもよい。
【0050】
仮想トランクは、呼が継続している全期間、上述の呼設定手続きと補完して広帯域接続を切断し、そのままの状態を維持する。熟練した被呼者は、広帯域の呼を解除するために、コール・サーバは、狭帯域(または、SS−7)通信に対する標準的な手順を使って呼を解除することができる。特に、この手続きの一部として、両方のコール・サーバは、各接続仲介装置に要求を発する。その後、仮想トランクの出力端の接続仲介装置は、仮想トランクのCICを送ることによって、その開放要求を他の接続仲介装置に送信する。終端接続仲介装置は、2つのメッセージのいずれかを先に受信したときに、広帯域接続を解除する命令を発する。双方のコール・サーバが、広帯域接続が解除されたことを(各接続仲介装置が)送信するまでは、仮想トランクは再使用できない。
【0051】
主メッセージ・シグナリングにより実行される機能を下表に示す。
【表1】
Figure 0003913471
【0052】
仮想端子に対するアドレス・フォーマットの例は、典型的には、実際の(つまり、架空というよりはむしろ物理的な)端子に対して使用される特別なフォーマットになるように構成されている。本発明の好ましい実施の形態では、ASN1オブジェクト識別子を使用して仮想トランクを識別する。一方、区分E.164アドレス、または、E164のスーパーセットを用いてもよい。一方、単純なSS−7ベースの実行に対しては、タプル(OPC、DPC、CIC)がトランク(実際のものか仮想のものかを問わず)を一意に識別できる。しかしながら、電話機のような非SS−7端末については、他のスキームが必要になる。たとえば、CICフィールドを32ビット(通常の16ビットよりむしろ)に拡張でき、その後、DPCは、端末の「ライン」タイプを識別するためにOPCと等しくできる。一方、CICは、交換機上のラインを識別するために使用される。しかしながら、一般に、仮想トランクを確立するための唯一の要求は、接続仲介装置に対して、仮想トランクが着信かまたは出力かを適切にタグ付けし、記録することである(端子番号データ・ベース69中で)。
【0053】
図2の一般的なアーキテクチャに戻って、本発明の特定の実施の形態では、ATMネットワークを利用し、国際電気通信連合(ITU)の電気通信セクション(ITU−T)のシグナリング・システムNo.7を用いて、それぞれ広帯域ネットワークと狭帯域制御シグナリングを装備することができる。
【0054】
特に、狭帯域ノードは、ITU−Tシグナリング・システムNo.7のISDNユーザ・パート(ISUP)を用いて、マルチ・ノード動作をサポートするために他の交換機(たとえば、狭帯域ネットワーク52)と通信する。交換機は、いくつかの狭帯域回線を直接終端し、非同期転送モード(ATM)ネットワーク48に接続されたトランク・ネットワーク・アダプタ46を介して狭帯域トランクを終端する。トランク・ネットワーク・アダプタ46は、ベアラ・チャネルとATM仮想チャネル(VC)間に存在する1対1対応の関係を用いて、ベアラ・チャネルをATMスキームに翻訳する。典型的には、広帯域ネットワーク・エッジ・スイッチ50、60,62と、トランク・ネットワーク・アダプタ46、56,58は、トラヒック・ベアラ・チャネルと制御ライン51に対するATMフォーラムのUNI(User to Network Interface)バージョン4.0インタフェースを用いて、ATMネットワーク48に接続される。一方、接続仲介装置は、UNI4.0のプロキシ・シグナリング・オプションを用いて、トランク・ネットワーク・アダプタ46、56,58へのQ.2931接続51を確立する。
【0055】
他の交換機への狭帯域シグナリングは、既存のいずれかの狭帯域接続を使用でき、または回路エミュレーションまたはフレーム・フォワーディングを用い、ネットワーク・アダプタ(たとえば、46、56)と広帯域ネットワークを介してルーティングすることもできる。この概念は、完全なシグナリング・スキームにも、擬似の関連するシグナリング・システムにも適用できる。他のミックス・モード・ノードへの接続は、同様な方法で実行される。
【0056】
仮想経路識別子(VPI)と仮想チャネル識別子(VCI)上で送受信するATM VPI/VCIと、ネットワーク・アダプタのネットワーク・サービス・ポイント(NSAP)アドレスとによって、特定の端子が識別されるように、各トランク・ネットワーク・アダプタは、唯一のATMアドレス(NSAP)を有するように構成される。
【0057】
接続仲介装置44は、狭帯域−狭帯域接続要求を狭帯域スイッチ装置16に送信する。一方、広帯域−広帯域接続(同じノードの中で)は、接続を直接設定するために、プロキシ・シグナリングを用いて確立される。狭帯域−広帯域接続要求に対しては、2つの要求が必要である。1つは、それぞれ狭帯域スイッチ装置16になされる要求であり、他は広帯域ネットワーク・エッジ・スイッチ50、60,62になされる要求である。しかしながら、広帯域−仮想端子接続に対しては、接続仲介装置は、仮想ルートの他端にある第2の接続仲介装置(図4の参照番号80)に接続要求を送信する。その後、接続は、第2の接続仲介装置80から出されたプロキシ・シグナリング・スキームを用いてなされる。本発明では、仮想端子が広帯域端子として装備されているので、狭帯域−仮想端子接続が、狭帯域−広帯域接続および広帯域−仮想端子接続の組合せとして扱われる。
【0058】
また、本発明により提供されるサービス相互動作機能は、広帯域ネットワークが中間に結合されたネットワークにも適用できる。この例では、コール・サーバ間の相互接続は、課金や選別のようなゲートウェイ機能を供給できる。一方、接続仲介装置は、狭帯域端子間のエンド・ツー・エンド接続を許可する。同様に、各狭帯域ネットワークに使用できないシグナリング相互動作機能は、仮想トランクを介してコール・サーバを接続することによって提供できる。
【0059】
結論として、第2の接続仲介装置は、同一の仮想トランクの両端で受信された2つの接続要求を認識し、それに応答して第1の加入者端末12と第2の加入者端末85間の広帯域ネットワークを介して直接パスを確立する。
【0060】
中間の広帯域ネットワークでは翻訳ができなかったために、狭帯域ネットワーク中で個別に使用される制御チャネル・シグナリング・プロトコルをサポートできなかった。しかし、本発明は、この中間の広帯域ネットワークを介して、混合ノード間の相互接続に対するメカニズムを提供できる長所がある。そのような動作は、たとえば、狭帯域シグナリング・ソフトウェアを備えた修正トランク・ネットワーク・アダプタ(広帯域ネットワークの)によりサポートできるが、一般には、異なるインフラストラクチャ交換機間で生じる。結果的に、好ましい実施の形態のメカニズムを用いて、共通制御チャネルを確立することによって、修正トランク・ネットワーク・アダプタは、シグナリング相互動作機能を介入させることなく、狭帯域サービスに参加する狭帯域トラヒック資源をサポートできる。
【0061】
本発明では、仮想トランクと接続仲介装置アーキテクチャを組み合わせたことにより、現在の狭帯域シグナリング・スキームを何ら修正せずにシステム装備ができ、それによってすべての狭帯域サービスをサポートできる利点がある。さらに、既存の狭帯域コール・サーバは、必要とされる変更が最小で済む。実際、本発明は、いかなる複雑なネットワークにも拡張でき、かつ、TDM、ATMまたはフレーム・リレーを含むいかなる潜在的な接続装置上でも動作できるシステムを提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の狭帯域通信ノードの抽象的モデルを示す図である。
【図2】 本発明の一実施の形態の狭帯域ネットワークと広帯域ネットワーク間における加入者回線の相互接続を示すブロック図である。
【図3】 本発明の一実施の形態の接続仲介装置の抽象的アーキテクチャを示す図である。
【図4】 本発明の一実施の形態の中間広帯域ネットワークを介して加入者端末間を接続するシステム・アーキテクチャおよびそのメカニズムを示す図である。
【図5】 本発明の一実施の形態の中間広帯域ネットワークを介してマルチ・ノード通信を確立するために要求される手順を示す図である。

Claims (15)

  1. 第1の狭帯域ネットワーク中の第1の端末から、広帯域ネットワークを介して、第2の狭帯域ネットワーク中の第2の端末に、通信接続を確立し、前記広帯域ネットワークは、第1および第2の各狭帯域ネットワーク中に供給されるものと異なるシグナリング・プロトコルを有する方法において、
    前記第1の狭帯域ネットワークにおける第1の通信回線上で、第1の端末からの着信呼要求を受信し、その着信呼要求は、前記第1の端末と関連する第1の回線識別子と前記第2の端末と関連する宛先アドレスを含み、
    前記第1の通信回線と異なる仮想トランクを選択し、その仮想トランクは第2の回線識別子を有し、かつ前記第1の狭帯域ネットワークと前記第2の狭帯域ネットワーク間の狭帯域通信をサポートするように構成され、
    第1のコール・サーバから第2のコール・サーバに送られる第1のメッセージ中で、宛先のアドレスと前記第2の回線識別子を、前記第1の狭帯域ネットワークから前記第2の狭帯域ネットワークに送信し、
    第1の接続仲介装置から第2の接続仲介装置に送られる第2のメッセージ中で、前記第2の回線識別子と前記第1の端末のアドレスを、前記第2の狭帯域ネットワークに送信し、
    前記第1のメッセージと前記第2のメッセージの両方に前記第2の回線識別子が存在することを識別すると、前記第1の端末と前記第2の端末間で通信接続が確立され、前記第1の回線識別子と第2の回線識別子は、確立されるべき通信接続のタイプと異なる形式で特定され、
    前記広帯域ネットワークを介して通信接続を確立することを特徴とする通信接続確立方法。
  2. 請求項1記載の方法において、前記第1のメッセージは、前記第1の端末および前記第2の端末に関する必要な呼要求情報を運ぶことを特徴とする通信接続確立方法。
  3. 請求項2記載の方法において、さらに、
    前記第1の狭帯域ネットワークで第1の仮想端子を割り当て、
    前記第2の狭帯域ネットワークで第2の仮想端子を割り当て、
    前記第1のメッセージの前記第2の回線識別子を前記第2の仮想端子に関連づけ、
    前記第2のメッセージの前記第2の回線識別子を前記第1の仮想端子に関連づけることを特徴とする通信接続確立方法。
  4. 請求項3記載の方法において、さらに、
    第1の仮想クロス・パスを前記第1の端末と前記第1の仮想端子間に確立することを特徴とする通信接続確立方法。
  5. 請求項第4記載の方法において、さらに、
    第2の仮想クロス・パスを前記第2の端末と前記第2の仮想端子間に確立することを特徴とする通信接続確立方法。
  6. 請求項第5記載の方法において、さらに、
    第1の仮想クロス・パスに関連した第1の端末アドレスから有効な広帯域ネットワーク・アドレスを生成することを特徴とする通信接続確立方法。
  7. 請求項6に記載の方法において、第2の回線識別子は回線表示コードを含むことを特徴とする通信接続確立方法。
  8. 請求項7に記載の方法において、
    通信接続を確立する際、前記第1の端末と前記第2の端末間で通信接続を決定した後に、前記第2の端末と前記広帯域ネットワーク間で接続を実際に確立するステップを含むことを特徴とする通信接続確立方法。
  9. 請求項8に記載の方法において、さらに、
    前記第1の狭帯域ネットワークにおいて前記第1の接続仲介装置が前記第1の端末と前記広帯域ネットワーク間で実際の接続を行うようにネットワークアダプタに命令することを特徴とする通信接続確立方法。
  10. 1つの広帯域ネットワークと各々が少なくとも1つの通信装置を有する複数の狭帯域ネットワークを有し、前記通信装置の少なくとも1つは1つのアドレスを有し、前記狭帯域ネットワークは、前記広帯域ネットワークのものと異なるシグナリング・プロトコルを有し、前記狭帯域ネットワークは、前記広帯域ネットワークを介して相互接続され、第1の狭帯域ネットワーク中の発呼通信装置と、第2の狭帯域ネットワーク中の受信通信装置間で通信接続を確立するように構成される通信システムにおいて、
    前記複数の狭帯域ネットワークは、
    前記発呼通信装置によって発生された呼要求メッセージに応答する第1のコール・サーバを含み、その呼要求メッセージは、発呼通信装置のアドレスと受信通信装置に関する宛先アドレスを含み、前記コール・サーバに前記呼要求メッセージを送るために使用される第1の通信回線に関する回線識別子を識別するように構成され、さらに、
    前記第1の通信回線と異なる仮想トランクを選択し、前記仮想トランクは第2の回線識別子を有し、前記第1の狭帯域ネットワークと前記第2の狭帯域ネットワーク間で狭帯域通信をサポートするように構成される手段と、
    第1のコール・サーバから第2のコール・サーバに送られる第1のメッセージ中で、前記第1の狭帯域ネットワークからの宛先アドレスと第2の回線識別子を、前記第2の狭帯域ネットワークに送信する手段と、
    第1の接続仲介装置から第2の接続仲介装置に送られる第2のメッセージ中で、第2の回線識別子と前記発呼通信装置からのアドレスを、前記第2の狭帯域ネットワークに送信する手段と、
    前記第2のメッセージ中で、前記第1のメッセージと前記第2のメッセージの両方に存在する第2の回線識別子を送信し、前記発呼通信装置と前記受信通信装置間の通信接続を確立し、前記第1の回線識別子と前記第2の回線識別子は、確立されるべき通信接続のタイプと異なる形式で特定される手段と、
    前記広帯域ネットワークを介して通信接続を確立する手段とを備えたことを特徴とする通信接続確立システム。
  11. 請求項10記載の通信接続確立システムにおいて、前記第1のメッセージは、前記発呼通信装置と前記受信通信装置に関し必要な呼要求情報を運ぶことを特徴とする通信接続確立システム。
  12. 請求項11記載の通信接続確立システムにおいて、前記コール・サーバは、さらに、
    第1の狭帯域ネットワークで第1の仮想端子を割り当てる手段と、
    第2の狭帯域ネットワークで第2の仮想端子を割り当てる手段と、
    第1のメッセージ中の第2の回線識別子を前記第1の仮想端子と関係づける手段と、
    第2のメッセージ中の第2の回線識別子を前記第2の仮想端子と関係づける手段と、
    を備えたことを特徴とする通信接続確立システム。
  13. 請求項12記載の通信接続確立システムにおいて、さらに、
    第1の仮想クロス・パスを前記発呼通信装置と前記第1の仮想端子間に確立する手段と、
    第2の仮想クロス・パスを前記受信通信装置と前記第2の仮想端子間に確立する手段とを備えたことを特徴とする通信接続確立システム。
  14. 請求項13に記載の通信接続確立システムにおいて、さらに、
    前記受信通信装置と前記広帯域ネットワーク間で実際の通信接続を確立する手段を有することを特徴とする通信接続確立システム。
  15. 第1の狭帯域ネットワークの第1の狭帯域通信装置から、広帯域ネットワークを介して、第2の狭帯域ネットワークの第2の狭帯域通信装置への相互接続を調整するように構成され、前記広帯域ネットワークは、第1の狭帯域ネットワークおよび第2の狭帯域ネットワーク中で供給されるものと異なるシグナリング・プロトコルを有し、第1の狭帯域通信装置と第2の狭帯域通信装置は各々アドレスを有し、接続仲介装置は、使用時に、第1の狭帯域通信装置によって発生された呼要求メッセージに応答するコール・サーバに結合され、呼要求メッセージは、第1の狭帯域通信装置のアドレスと第2の狭帯域通信装置に関する宛先アドレスを含み、前記コール・サーバは、呼要求メッセージをコール・サーバへ送信するために使用される第1の通信回線に関する回線識別子を識別するように構成され、かつ、第1の通信回線と異なる仮想トランクを選択する手段を有し、前記仮想トランクは、第2の回線識別子を有し、前記第1の狭帯域ネットワークおよび前記第2の狭帯域ネットワーク間で狭帯域通信を維持するように構成され、さらに、前記コール・サーバは、第1のメッセージ中に、宛先アドレスと前記第2の回線識別子を、前記第1の狭帯域ネットワークから前記第2の狭帯域ネットワークに送信する手段を含む接続仲介装置において、
    第2のメッセージ中で、前記第2の回線識別子と前記第1の狭帯域通信装置のアドレスを、前記第2の狭帯域ネットワークに送信する手段と、
    前記第1のメッセージと前記第2のメッセージ受信すると、前記第1のメッセージと前記第2のメッセージ両方に前記第2の回線識別子があることを識別し、前記第1の狭帯域通信装置と前記第2の狭帯域通信装置間の通信を確立するプロセッサとを備え、
    立されるべき通信接続のタイプと独立の通信接続をコール・サーバに供給することを特徴とする接続仲介装置。
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