JP3911741B2 - Paper shading cup - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は食品類中の金属系異物混入を検査する金属探知機が適用可能な遮光性を有する紙製遮光カップに関するものであり、特に遮光層を隠蔽する隠蔽層が著しく改善された紙製遮光カップの提供に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より内容物の光劣化防止のための紙製遮光カップや容器として、厚紙原紙にアルミニウム箔やアルミニウム層が積層されたものが知られている。特に紙製遮光カップとして、代表的な例にアイスクリームカップがあり、外光や陳列冷凍ケース中の蛍光灯の光などによって、例えば内容物であるアイスクリーム中のビタミンや乳成分の破壊や変化、あるいは抹茶成分の変色や味覚変化などを防止する目的で、アルミニウム箔などによる遮光層を施したものが多くある。
【0003】
しかし、特に液体食品(飲料)やアイスクリームなどの内容物について、品質管理の一環として金属系切り粉等の混入を検査するための金属探知機を使用するケースが多くなり、この場合には、アルミニウム箔やアルミニウム蒸着物のように金属系からなる遮光層は金属探知器の使用による検査とその管理を阻害するものであった。
【0004】
また、アルミニウム箔やアルミニウム蒸着層が積層されたものなどによる遮光性を施された紙製遮光カップや容器は、使用後の廃棄物処理として焼却処理する場合が多いが、焼却炉のロストル(火格子)に溶けたアルミニウムが絡み、ロストルの動きを悪くし、燃焼効率を低下させ且つロストル等を損傷に至らしめる問題があり、さらにアルミニウムが焼却によりアルミナに変化し、焼却残滓の埋め立て処分時の加湿によって、焼却残滓中のアルミナに吸着されていた有毒なアンモニアガスが発生するという問題が生じている。
【0005】
そこで、アルミニウム箔やアルミニウム蒸着層が積層されたものに代えた非金属の遮光層として、墨インキ層としたものが考えられ、その墨インキ層を隠蔽するための乳白ポリエチレンで覆った構成のものであった。
しかしこのような構成のカップブランクでカップを成形した場合、カップ内面の継ぎ目(胴部端面)に墨インキ層がはみ出し見た目に悪く、非衛生的であるということから、図2(a)に示すように、墨インキ層をカップブランク(2)の端辺に沿って一定幅の非印刷部(22)をもった墨インキ印刷パターン(20)とし、その墨インキ印刷パターン(20)を隠蔽するため、図2(b)に示すように隠蔽層(14a)として、乳白ポリエチレンとしたものが提案されている(特願平8−285348号)。
すなわち、カップブランク(2)の構成は、図2(b)に示すように、厚紙原紙(12)の表面に内容物の絵柄や食品表示等が印刷されている絵柄印刷層(16)とその絵柄印刷層(16)の保護や耐水性を施すための透明ポリエチレン層(18)が施され、厚紙原紙(12)の裏面(カップの内面で食品などに触れる面)に遮光層(10)としての墨インキ印刷パターンとその上に遮光層(10)を隠蔽するための隠蔽層(14a)としての乳白ポリエチレンから成っているものである。
なおここで使用している乳白ポリエチレンは従来から遮光層にアルミニウム箔などが使用されていたものに対しても、隠蔽性付与とともに衛生的感触を与えることから使用されていたものである。
【0006】
しかしながら、上記隠蔽層(14a)としての乳白ポリエチレンでは、遮光層(10)が墨インキから成るため、しかも墨インキ印刷パターン(20)としていることから、隠蔽性に難点があり、図2(a)に示す非印刷部(22)と墨インキ印刷パターン(20)との境界のコントラストが目立ち、見た目に悪く、非衛生的な感触を与えると言う問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、その課題とするところは、金属層を含まない、少なくとも厚紙原紙の内側に墨インキによるパターン化された遮光層とその遮光層を隠蔽するための隠蔽層の順に積層して成る遮光カップ用原紙を用いて成形される紙製遮光カップにおいて、カップ内面の前記隠蔽層を厚紙とすることによって、特に墨インキ印刷パターンの境界のコントラストが目立ち難く、衛生的な感触を与え商品価値のある紙製遮光カップの提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に於いて上記課題を達成するために、金属層を含まない多層からなる成る遮光カップ用原紙2を用いて成形される紙製遮光カップであって、少なくとも厚紙原紙12の内側に、厚紙原紙の端辺から一定幅の非印刷部を設けるように設定された墨インキによるパターン化された遮光層10と、その遮光層を隠蔽するための隠蔽層14とが順に施され、前記隠蔽層14が厚紙原紙と同じ坪量の厚紙から成ることを特徴とする紙製遮光カップとしたものである。
【0009】
ここで、本発明の金属層を含まない遮光カップ用原紙とは、紙製遮光カップに一般的に使用されているアルミニウム箔を用いないことで、アルミニウムを蒸着した合成樹脂フィルムや紙は、前述のように金属探知機に影響のない蒸着膜厚であれば必要に応じて使用するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を説明する。
本発明の紙製遮光カップは、図1(a)〜(b)に示すように、金属層を含まない、少なくとも厚紙原紙(12)の内側にカッブブランクの端辺に沿って一定幅の非印刷部(22)をもった墨インキ印刷パターン(20)化された遮光層(10)と接着層(15)を介してその遮光層(10)を隠蔽するための厚紙(14)の順に積層して成る遮光カップ用原紙を用いて成形される紙製遮光カップ(1)としたものであり、
【0011】
まず、カップブランク(2)の端辺に沿って一定幅の非印刷部(22)をもった墨インキ印刷パターン(20)について説明する。 この印刷パターン(20)がカップブランク全面に施すことにより、紙製遮光カップ(1)の内面の継ぎ目の胴部端面(30)及び底部端面(32)に墨インキがはみ出し、見た目に悪く、内容物が食品の場合は、非衛生的であるのを防ぐためにカップブランクより小さめの墨インキ印刷パターン(20)を形成するものであり、この印刷パターン(20)の形成には、グラビア印刷法が好ましい。オフセット印刷法やスクリーン印刷法でも可能であるが、カップの厚紙原紙(12)が高生産性を考慮した巻き取り(ロール)状であることから、グラビア印刷が最適であり、オフセット印刷法では得られない高遮光性が得られるためでもある。
【0012】
印刷パターン(20)の形状は、図2(a)に示すように、カップブランク(2)より小さめで、カップブランク(2)の端辺に沿って一定幅の非印刷部(22)をもったものであり、この一定幅は、カップの大きさによっても異なるが例えば通常のアイスクリームカップでは、2mm〜5mm程度が好ましい。
また、墨インキ印刷パターン(20)の厚さは、1μm〜3μmが得られるが、例えば3μmの墨インキ(10)層をもったカップブランク(2)の透過率の測定結果は、自然光1000ルックス下では、約0.02で、5000ルックス下では、約0.03であり、充分な遮光性が得られることが実証されている。この墨インキ印刷パターン(20)の厚さは厚い方が好ましいことはいうまでもないが、グラビア印刷法にて一回刷で得られる厚さに限度があり、約3μmが限界値である。
【0013】
グラビア用墨インキとしては、トルエンや酢酸エチルなどの有機溶剤系インキまたは水溶性インキのいずれも可能であるが、環境保全の面から水溶性墨インキが好ましい。
【0014】
次に厚紙原紙(12)としては、カップのサイズにもよるが内容量150g程度の一般的なサイズのカップにおいては、カップの成形のし易さや物理的強度を考慮すると坪量300g/m2程度のカップ原紙が好ましい。しかし本発明の紙製遮光カップでは、墨インキ印刷パターンの隠蔽用に厚紙(14)を採用するため遮光カップ用原紙(2)としての総厚さ(坪量)を成形のし易さの面から考慮すると、厚紙原紙(12)の坪量は、150g/m2程度のカップ原紙とし、隠蔽用の厚紙(14)も同じ坪量のカップ原紙とする。
【0015】
本発明の遮光カップ用原紙(2)とするために、厚紙原紙(12)と厚紙(14)を貼り合わせるための接着層(15)について説明する。
紙と紙の貼り合わせ即ち合紙における接着剤としては、一般的には天然物接着剤であるカゼイン系やアラビアゴムなどがあり、合成水溶性接着剤であるポリビニールアルコール系、イソブデン−無水マレインサン共重合体、ポリアクリルアミドなど、エマルジョン接着剤であるスチレン−n−ブチルアクリレート共重合体、マレイン酸共重合体、ポリビニルメチルエーテル、n−ブチルメタクリレート等々が使用でき、接着強度、固着速度、合紙物のカール性などを考慮して適性な接着剤を選定しなければならない。
なお以上の接着剤は、水溶性または水に分散したものであるのに対し、有機溶剤を溶媒とした接着剤は、遮光層である墨インキを溶解するため使用不可能である。
【0016】
上記接着剤の塗布は、生産性を考慮すると厚紙原紙(12)及び厚紙(14)が巻き取り(ロール)状であることが好ましいことからグラビアロールコート、リバースコート、バーコート等で行なうが、厚紙原紙(12)と厚紙(14)の貼り合わせたものを再度巻き取り乾燥することは、カールが大問題となるため、貼り合わせ後枚葉状に断裁するかカップブランクとして打ち抜きの方法を取らざるを得ない。しかしこの断裁や打ち抜きにおいて、接着剤が固化していない状態で行うことになるため接着層(15)からのずれなどが生じないような断裁の管理や接着剤の選定に苦慮する。
【0017】
一方他の接着方法としてポリエチレンの押し出しラミネーションによる方法も採用できる。具体的には、溶融したポリエチレンを厚紙原紙(12)と厚紙(14)の間に押し出して両者を貼り合わせる方法で、巻き取り状の素材を貼り合わせには高生産性の面から絶好の方法であり、冷却ロール間で即固化し、上記のカール問題や断裁、打ち抜きでの管理のし易さに優位な方法でもある。
【0018】
次に厚紙(14)は、前述のように坪量100g/m2 〜200g/m2 好ましくは150g/m2 程度のカップ原紙がカップ成形性などから望ましい。因みに本発明の目的でもある厚紙(14)の隠蔽性について検証してみた。
厚紙原紙(12)に墨インキ印刷パターン(20)を施したものの墨インキ印刷パターン(20)部の反射濃度は1.60、非印刷部(22)は0.06であった。さらにこの上に坪量150g/m2 のカップ原紙をポリエチレンを介して貼り合わせたものの反射濃度は、墨インキ印刷パターン(20)部で0.10、非印刷部(22)で0.06であって、墨インキ印刷パターン(20)が殆ど目立たない程の隠蔽性のある厚紙(14)であった。
比較のため、墨インキ印刷パターン(20)に隠蔽層(14a)として30μmの乳白ポリエチレンを施したものの反射濃度は、墨インキ印刷パターン(20)部で1.10、非印刷部(22)で0.08であって、墨インキ印刷パターン(20)と非印刷部(22)のコントラストが目立ちすぎるものであった。
【0019】
【実施例】
次に本発明を実施例により、本発明を具体的に説明する。
<実施例1>
厚紙原紙(12)‥‥坪量150g/m2 のカップ原紙
絵柄印刷層(16)‥‥グラビア印刷法による
透明PE層(18)‥‥厚さ40μm、押し出しラミネート
遮光層(10)‥‥墨インキ(ニューLPスーパー・東洋インキ製造社製)
印刷パターン化‥‥非印刷部(22)の幅3mm、グラビア印刷法にて厚さ3μmに形成
接着層(15)‥‥透明ポリエチレンの厚さ40μm、押し出しラミネート
厚紙(14)‥‥坪量150g/m2 のカップ原紙
【0020】
以上の条件にて、内容量120mlのアイスクリームカップを作成した。
その紙製遮光カップの遮光性評価のための自然光1000ルックス下での透過率は、0.02であり、墨インキ層の隠蔽性評価のための反射濃度は、0.60であった。即ち外光及び冷凍ケース内の蛍光灯に対する遮光性はほぼ満足のいける値であった。またカップ内面(内側)の反射濃度は、墨インキ印刷パターン部で0.10、非印刷部で0.60であって、墨インキ印刷パターン部と非印刷部とのコントラストも殆ど目立たず商品価値のあるものであった。
また、金属探知機には反応のないカップであった。
【0021】
【発明の効果】
本発明は以上の構成であるから、下記に示す如き効果がある。即ち、金属層を含まない多層からなる成る遮光カップ用原紙2を用いて成形される紙製遮光カップであって、少なくとも厚紙原紙12の内側に、厚紙原紙の端辺から一定幅の非印刷部を設けるように設定された墨インキによるパターン化された遮光層10と、その遮光層を隠蔽するための隠蔽層14とが順に施され、前記隠蔽層14が厚紙原紙と同じ坪量の厚紙から成ることを特徴とする紙製遮光カップであるから、カップ内面(内側)から遮光層である墨インキ印刷パターンが殆ど目立たなく、衛生的な感触を与え商品価値の損なわない紙製遮光カップを提供するものである。
【0022】
また、遮光層にアルミニウム箔などの金属層が含まないので、内容物に金属系切り粉等の混入を管理する金属探知機の使用が可能であり、かつカップの使用後の焼却処理において、ロストル(火格子)を傷めることもなく、焼却残滓からの有害ガスの発生もない環境調和型の紙製遮光カップを提供する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の実施の形態を示す斜視図である。
(b)は、本発明の実施の形態を示す側断面図である。
【図2】(a)は、従来及び本発明の実施の形態を示すカップブランクの展開図である。
(b)は、従来の実施の形態を示す側断面図である。
【符号の説明】
1‥‥紙製遮光カップ
2‥‥遮光カップ用原紙
10‥‥遮光層
12‥‥厚紙原紙
14‥‥厚紙
14a‥‥隠蔽層
15‥‥接着層
16‥‥絵柄印刷層
18‥‥透明PE層
20‥‥墨インキ印刷パターン
22‥‥非印刷部
30‥‥胴部端面
32‥‥底部端面[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a paper light-shielding cup having a light-shielding property to which a metal detector for inspecting contamination of metal-based foreign matters in foods can be applied. Regarding the provision of cups.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a paper shading cup or container for preventing light deterioration of contents is known in which an aluminum foil or an aluminum layer is laminated on a cardboard base paper. In particular, as a paper shading cup, a typical example is an ice cream cup. By external light or fluorescent light in a display refrigeration case, the destruction and change of vitamins and milk components in the content ice cream, for example In many cases, a light-shielding layer made of aluminum foil or the like is used for the purpose of preventing discoloration or taste change of the green tea component.
[0003]
However, especially for contents such as liquid foods (beverages) and ice cream, metal detectors are often used as part of quality control to inspect contamination of metal chips, etc. A light shielding layer made of metal such as aluminum foil or aluminum deposit obstructs inspection and management by using a metal detector.
[0004]
In addition, paper shading cups and containers with light shielding properties such as aluminum foil and aluminum laminated layers are often incinerated as waste disposal after use. There is a problem that aluminum melted in the lattice) makes the movement of the rooster worse, lowers the combustion efficiency and damages the rooster, etc. Further, the aluminum is changed to alumina by incineration, and the incineration residue at the time of landfill disposal There is a problem that toxic ammonia gas adsorbed on alumina in the incineration residue is generated by humidification.
[0005]
Therefore, a black ink layer is considered as a non-metallic light-shielding layer instead of an aluminum foil or aluminum deposited layer, and the ink layer is covered with milk white polyethylene to conceal the black ink layer. Met.
However, when a cup is formed with a cup blank having such a structure, the black ink layer protrudes from the seam (end surface of the body part) of the inner surface of the cup and is unsightly and unsanitary. As described above, the black ink layer is made into a black ink printing pattern (20) having a non-printing portion (22) having a certain width along the edge of the cup blank (2), and the black ink printing pattern (20) is concealed. Therefore, as shown in FIG. 2 (b), a milk-white polyethylene has been proposed as the concealing layer (14a) (Japanese Patent Application No. 8-285348).
That is, the configuration of the cup blank (2) includes, as shown in FIG. 2 (b), a pattern printing layer (16) in which a pattern of a content, a food display, etc. are printed on the surface of a cardboard base paper (12) and its A transparent polyethylene layer (18) for protecting the pattern printing layer (16) and water resistance is applied, and a light-shielding layer (10) is provided on the back surface of the cardboard base paper (12) (the surface touching food on the inner surface of the cup). Of the black ink printing pattern and milky white polyethylene as a concealing layer (14a) for concealing the light shielding layer (10) thereon.
In addition, the milk-white polyethylene used here is what was used from the past although aluminum foil etc. were used for the light shielding layer from providing hygienic touch with concealment property provision.
[0006]
However, in the milk-white polyethylene as the concealing layer (14a), since the light shielding layer (10) is made of black ink, and the black ink printing pattern (20) is used, there is a difficulty in concealment. ), The contrast of the boundary between the non-printing part (22) and the black ink printing pattern (20) is conspicuous, looks bad, and gives a non-hygienic feel.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention solves such problems of the prior art, and the object of the present invention is to provide a light-shielding layer patterned with black ink on the inner side of at least a cardboard base paper and a light-shielding layer that do not include a metal layer. In a paper-made light-shielding cup formed by using a base paper for a light-shielding cup, which is formed by laminating a concealing layer for concealment in order, the contrast of the ink ink printing pattern boundary is particularly improved by making the masking layer on the inner surface of the cup thick. Is to provide a paper shading cup that is not noticeable, has a hygienic feel and has commercial value.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object in the present invention, a paper shading cup formed by using a
[0009]
Here, the base paper for the light-shielding cup that does not include the metal layer of the present invention does not use an aluminum foil generally used for a paper light-shielding cup, and the synthetic resin film and paper on which aluminum is deposited are as described above. If it is a vapor deposition film thickness which does not affect a metal detector like this, it will be used as needed.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below.
As shown in FIGS. 1A to 1B, the paper shading cup of the present invention does not include a metal layer, and at least the inner side of the cardboard base paper (12) has a constant width along the edge of the turn blank. Stacked in order of a black ink layer (10) having a black ink printing pattern (20) having a printing part (22) and a thick paper (14) for concealing the light shielding layer (10) through an adhesive layer (15) A light-shielding cup made of paper (1) formed using the base paper for a light-shielding cup,
[0011]
First, a black ink printing pattern (20) having a non-printing portion (22) with a constant width along the edge of the cup blank (2) will be described. When this printed pattern (20) is applied to the entire surface of the cup blank, the black ink protrudes from the joint end surface (30) and bottom end surface (32) of the inner surface of the paper shading cup (1), which is unsatisfactory in appearance and content. When the object is a food product, a black ink printing pattern (20) smaller than the cup blank is formed in order to prevent unsanitary items. The gravure printing method is used to form the printing pattern (20). preferable. Although the offset printing method and screen printing method are also possible, gravure printing is optimal because the cardboard base paper (12) of the cup is in the form of a roll in consideration of high productivity. This is also because a high light shielding property that cannot be obtained is obtained.
[0012]
The shape of the printed pattern (20) is smaller than the cup blank (2) as shown in FIG. 2 (a), and has a non-printing part (22) with a constant width along the edge of the cup blank (2). For example, in the case of a normal ice cream cup, the constant width is preferably about 2 mm to 5 mm.
Moreover, the thickness of the black ink printing pattern (20) is 1 μm to 3 μm. For example, the measurement result of the transmittance of the cup blank (2) having the black ink (10) layer of 3 μm is 1000 lux of natural light. It is about 0.02 below and about 0.03 under 5000 lux, and it has been demonstrated that sufficient light shielding properties can be obtained. Needless to say, it is preferable that the thickness of the black ink printing pattern (20) is thick, but there is a limit to the thickness that can be obtained by one-time printing by the gravure printing method, and the limit value is about 3 μm.
[0013]
As the gravure black ink, either organic solvent ink such as toluene or ethyl acetate or water-soluble ink can be used, but water-soluble black ink is preferable from the viewpoint of environmental conservation.
[0014]
Next, as the base paper (12), in a general size cup having an internal capacity of about 150 g depending on the size of the cup, a basis weight of 300 g / m 2 is considered in consideration of easy molding of the cup and physical strength. A cup base paper of a degree is preferred. However, in the paper shading cup of the present invention, since the thick paper (14) is used for concealing the black ink printing pattern, the total thickness (basis weight) as the shading cup base paper (2) is easily molded. in view of the basis weight of paperboard sheet (12), and 150 g / m 2 approximately cup base paper, cardboard for concealment (14) is also the same basis weight of the cup base paper.
[0015]
The adhesive layer (15) for adhering the cardboard base paper (12) and the cardboard (14) to the base paper for the light-shielding cup (2) of the present invention will be described.
Adhesives for paper-to-paper bonding, that is, interleaf paper, are generally natural product adhesives such as casein and gum arabic. Polyvinyl alcohol and isobutene-anhydrous maleic are synthetic water-soluble adhesives. Sun copolymer, polyacrylamide, and other emulsion adhesives such as styrene-n-butyl acrylate copolymer, maleic acid copolymer, polyvinyl methyl ether, n-butyl methacrylate, etc. can be used. Appropriate adhesive must be selected in consideration of the curl of the paper.
The above adhesive is water-soluble or dispersed in water, whereas an adhesive using an organic solvent as a solvent cannot be used because it dissolves black ink as a light shielding layer.
[0016]
Application of the adhesive is performed by gravure roll coating, reverse coating, bar coating, etc., because it is preferable that the base paper (12) and the thick paper (14) are wound (roll) in consideration of productivity. Since curling is a major problem in rewinding and drying the laminate of cardboard (12) and cardboard (14), it is necessary to cut the sheet into sheets after lamination or punch it as a cup blank. I do not get. However, since the cutting and punching are performed in a state where the adhesive is not solidified, it is difficult to manage cutting and select an adhesive that does not cause deviation from the adhesive layer (15).
[0017]
On the other hand, as another bonding method, a method by extrusion lamination of polyethylene can also be adopted. Specifically, a method of extruding molten polyethylene between a cardboard base paper (12) and a cardboard (14) and bonding them together is a perfect method from the viewpoint of high productivity for bonding a rolled material. It is also a method that solidifies immediately between the cooling rolls and is superior in the curl problem and the ease of management by cutting and punching.
[0018]
Next, as described above, the base paper (14) is preferably a cup base paper having a basis weight of 100 g / m 2 to 200 g / m 2, preferably about 150 g / m 2 in view of cup moldability. Incidentally, the concealability of the cardboard (14), which is also the object of the present invention, was verified.
When the black ink printing pattern (20) was applied to the cardboard base paper (12), the reflection density of the black ink printing pattern (20) portion was 1.60, and the non-printing portion (22) was 0.06. Further, the reflection density of the base paper having a basis weight of 150 g / m 2 bonded via polyethylene is 0.10 in the black ink printed pattern (20) portion and 0.06 in the non-printed portion (22). Thus, the black ink printed pattern (20) was a concealable cardboard (14) that was hardly noticeable.
For comparison, the reflection density of the black ink printed pattern (20) coated with 30 μm milk white polyethylene as the concealing layer (14a) is 1.10 in the black ink printed pattern (20) portion, and in the non-printed portion (22). The contrast of the black ink printing pattern (20) and the non-printing part (22) was too conspicuous.
[0019]
【Example】
Next, the present invention will be specifically described by way of examples.
<Example 1>
Cardboard base paper (12) ... Cup base paper pattern printed layer with a basis weight of 150 g / m 2 (16) ... Clear PE layer by gravure printing method (18) ... 40 μm thick, extruded laminated light-shielding layer (10) ... Ink (New LP Super / Toyo Ink Manufacture)
Printed pattern ... Non-printing part (22) width 3mm, formed by gravure printing method to 3μm thickness Adhesive layer (15) ... Transparent polyethylene thickness 40μm, extruded laminated cardboard (14) ... basis weight 150g / M 2 cup base paper [0020]
Under the above conditions, an ice cream cup having an internal volume of 120 ml was prepared.
The transmittance of the paper shading cup under the natural light 1000 lux for evaluating the shading property was 0.02, and the reflection density for evaluating the black ink concealment property was 0.60. That is, the light shielding properties against external light and fluorescent lamps in the refrigeration case were almost satisfactory values. The reflection density on the inner surface (inner side) of the cup is 0.10 for the black ink printed pattern area and 0.60 for the non-printed area, and the contrast between the black ink printed pattern area and the non-printed area is almost unnoticeable. There was something.
The metal detector was a non-reactive cup.
[0021]
【The invention's effect】
Since this invention is the above structure, there exist the following effects. That is, a paper-made light-shielding cup formed using a light-shielding
[0022]
In addition, since the light-shielding layer does not contain a metal layer such as aluminum foil, it is possible to use a metal detector that controls the mixing of metal-based chips etc. into the contents. There is an effect of providing an environment-friendly paper shading cup that does not damage (grate) and does not generate harmful gas from incineration residue.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a perspective view showing an embodiment of the present invention.
(B) is a sectional side view showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 (a) is a developed view of a cup blank showing a conventional example and an embodiment of the present invention.
(B) is a sectional side view showing a conventional embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ...
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1996
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Publication number | Publication date |
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