JP3908732B2 - 移動通信システムの送信電力制御装置及び方法 - Google Patents

移動通信システムの送信電力制御装置及び方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は移動通信システムに関するもので、特に移動通信基地局システムで送信電力の平均電力対最大電力の比(Peak-to-Aaverage Power Ratio:PAPR)を減少させるための装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
公知のように、移動通信基地局システムは端末機に伝送する音声及びデータを有するRF(Radio Frequency)信号を増幅するためにRF電力増幅器(Power Amplifier)を使用する。RF電力増幅器は全体システムにおいて一番高価の装置であって、システムの価格を低くするのに重要な構成要素として、次の二つの要求事項にしたがって設計されなければならない。第1要求事項は、RF電力増幅器は基地局セル領域のすべての端末機に伝送するのに十分なRF電力を出力すべきである。第2要求事項は、RF電力増幅器の出力信号に対する隣接チャンネル電力(Adjacent Channel Power:ACP)干渉は要求される水準以下に維持されるべきである。
【0003】
ところが、十分なRF出力電力を保障する入力信号電力が電力増幅器の線形増幅領域外にあれば、電力増幅器の出力信号は非線形増幅により信号周波数帯域外の信号歪み成分を持つようになる。周波数の面で説明すれば、信号周波数帯域幅外での電力上昇(Spectral Regrowth)により隣接チャンネルの電力干渉を引き起こす。すなわち、第1要求事項を満たすためには高い入力電力が要求され、第2要求事項を満たすためには低い入力電力が要求されるという設計上の難しさが発生するようになる。
【0004】
特に、CDMA(Code Division Multiple Access)基地局システムのように高い平均電力対最大電力の比(Peak-to-Average Ratio:PARまたはCrest Factor:CF)特性を有するシステムでは、電力増幅器が線形増幅領域で動作できるように入力電力を制御しなければならない。または、信号の最大入力電力を受容可能な程度の線形性を有する高価の電力増幅器が使用されなければならない。この側面でのCDMAシステムは信号の歪みを抑制するために平均入力電力に比べて10dB以上の最大入力電力を受容できる高価の電力増幅器を必要とする。しかし、上述したように高い入力電力を受容できる電力増幅器は電力効率性を減少させ、電力の消耗、システムのかさ、コストなどを増加させる。なお、通常に移動通信基地局システムは複数の割り当て周波数(Frequency Allocation:FA)を使用して同時に各FAの信号を送出し、それぞれのFAに対して電力増幅器を使用すべきなので、コストの面で負担が一層増加する。このような理由で、移動通信基地局システムで電力増幅器を効率的に配置し且つ設計するのが非常に重要である。
【0005】
安定的に電力増幅器を動作させるための一つの方法では、高い平均電力対最大電力の比の特性を持つシステムは最大電力の入力時に前置補償調整回路(pre-distortion adjusting circuit)を使用する。前置補償調整回路は電力増幅器で発生する歪み信号情報を測定し、この測定された情報を考慮して電力増幅器の入力信号を制御する。制御された入力信号は電力増幅器の動作により歪み信号を相殺させつつ原入力信号の増幅された信号を発生する。
【0006】
このような歪み信号を決定するためには、変調と復調、標本化、量子化、同期化、そして入力信号と出力信号とを比較する複雑な過程が必要である。また、前置補償調整回路はシステム具現のための標準で要求する隣接チャンネル電力特性を満たすために前置補償調整回路の入力信号、出力信号、及び標準ACP特性を利用する。このような前置補償調整回路は効率性、速度、複雑性などの問題により最適の歪み調整値を得にくい。
【0007】
安定的に電力増幅器を動作させるための他の方法では、電力増幅器の最大入力信号と電力増幅器の線形増幅特性を通じて信号のレベルを一定の比率に減少すれば、電力増幅器の入力信号の平均電力対最大電力の比を低減することができる。電力増幅器のすべての入力信号は電力増幅器の線形増幅特性を考慮して求められたスケール値(Scale Factor)と乗算して電力増幅器の線形増幅領域で動作できるようにする低い信号電力となる。また、希望の電力値以上の入力信号に対してシステムで要求する電力を有するように信号を強制的に低める方式で平均電力対最大電力の比を減少させうる。ところが、このようにすべての信号レベルを全体的に一定の比率で減少するとか、希望の電力値以上の信号を一定の信号レベルにする方法は信号の急激な変化をもたらすようになり、信号の周波数帯域外で電力上昇を起こすため、全体システムの劣化をもたらす。
【0008】
また他の方法は、入力信号の同位相信号成分(In-phase:I)と直交位相信号成分(Quadrature-phase:Q)のレベルと電力を計算し、要求されるしきい電力以上の信号に対して除去信号を発生させる。そして、同一の時間で原信号(original signals)と除去信号を加える過程で信号のレベルを希望する水準に低くする。このような方式の送信経路構造を図1に示す。
【0009】
図1を参照すれば、CDMAシステムの場合、チャンネル素子群1-1内のチャンネル素子1-2はそれぞれ入力されたチャンネルデータに対して適合した符号化、変調、チャンネル区分などの過程を遂行することにより、基底帯域信号を生成する。この基底帯域信号は同位相(I)チャンネル及び直交位相(Q)チャンネル別に加えられる。プロセッサ1-5ではこの加えられたIチャンネル及びQチャンネル信号に対して、そのレベルを測定し、電力を計算して希望する水準の電力を作るために除去される信号レベルを決定し、各チャンネルに対して出力する。Iチャンネル及びQチャンネル基底帯域結合機1-3、1-4はチャンネル素子群1-1から入力されたIチャンネル及びQチャンネル信号をプロセッサ1-5の遂行時間だけ遅延させた後、CDMAチップ単位でプロセッサ1-5から出力された除去信号と加えることにより、希望水準の電力を有する信号を出力する。Iチャンネル及びQチャンネル基底帯域結合機1-3、1-4の出力信号はパルス整形フィルタ1-6、1-7により帯域幅が制限され、周波数変換器1-8、電力増幅器1-9を通じてアンテナに伝送される。このアンテナは基地局送信電力を該当するセル内の端末機に放射する。
【0010】
図1の構造において、Iチャンネル及びQチャンネル基底帯域結合機1-3、1-4から出力された信号の平均電力対最大電力の比は所望の水準で調整される。しかし、調整された信号がパルス整形フィルタ1-6、1-7を通過しながら平均電力対最大電力の比はさらに増加され、結果的に電力増幅器1-9により周波数帯域外で電力が上昇してACP干渉を引き起こすという問題点があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
したがって上記したように動作される従来技術の問題点を解決するために、本発明の目的は、第1に、安定的で、適合した移動通信システムを具現するためにより効率的なRF電力増幅器を使用することができる向上した方法及び装置を提供することにある。
【0012】
第2に、高い平均電力対最大電力の比を有するシステムで電力増幅器が線形化増幅領域で安定的に動作させる方法及び装置を提供することにある。
【0013】
第3に、全体システムの性能に影響を与えず電力増幅器の入力信号の平均電力対最大電力の比を減少する方法及び装置を提供することにある。
【0014】
第4に、移動通信システムの伝送時に電力増幅器の効率を極大化するように平均電力対最大電力の比を減少し、信号周波数帯域外で電力上昇を最大限に抑制できる方法及び装置を提供することにある。
【0015】
第5に、複数の割り当て周波数(FA)に対して信号を同時に伝送するときに電力増幅器を効率的に使用することができる方法及び装置を提供することにある。
【0016】
第6に、Iチャンネル及びQチャンネルパルス整形フィルタと周波数変換器との間に備えられる電力調節器を用いて電力増幅器の入力信号を制御する方法及び装置を提供することにある。
【0017】
【課題を達成するための手段】
上記した目的を達成するために本発明は、単一割り当て周波数(FA)を支援する移動通信システムの送信電力制御装置において、それぞれのチャンネル別に伝送のためのチャンネルデータを同位相(I)信号成分と直交位相(Q)信号成分に区分して基底帯域の信号を生成するチャンネル素子群と、前記基底帯域の信号をパルス整形フィルタリングするパルス整形フィルタと、線形化した電力増幅のために設定されたしきい電力により前記パルス整形フィルタリングされた信号の平均電力対最大電力の比を調節した後に出力する電力調節ブロックと、前記電力調節された信号を無線周波数帯域の信号に上昇変換して出力する周波数変換器とを含むことを特徴とする。
【0018】
本発明の他の実施例は、単一割り当て周波数(FA)を支援する移動通信システムの送信電力制御方法において、それぞれのチャンネル別に伝送のためのチャンネルデータを同位相(I)信号成分と直交位相(Q)信号成分に区分して基底帯域の信号を生成する第1過程と、前記基底帯域の信号をパルス整形フィルタリングする第2過程と、線形化した電力増幅のために設定されたしきい電力により前記パルス整形フィルタリングされた信号の平均電力対最大電力の比を調節した後に出力する第3過程と、前記電力調節された信号を無線周波数帯域の信号に上昇変換して出力する第4過程とを含むことを特徴とする。
【0019】
また本発明は、多重割り当て周波数(FA)を支援する移動通信システムの送信電力制御装置において、それぞれのチャンネル別に伝送のためのチャンネルデータを同位相(I)信号成分と直交位相(Q)信号成分に区分して複数のFAのための基底帯域の信号を生成する前記複数のFAに対応する複数のチャンネル素子群と、前記複数のチャンネル素子群に連結されて前記基底帯域の信号をパルス整形フィルタリングする前記複数のFAに対応する複数のパルス整形フィルタと、線形化した電力増幅のために設定されたしきい電力により前記パルス整形フィルタリングされた信号の平均電力対最大電力の比を調節するための多重FA電力調節部とを含むことを特徴とする。
【0020】
さらに本発明は、多重割り当て周波数(FA)を支援する移動通信システムの送信電力制御方法において、それぞれのチャンネル別に伝送のためのチャンネルデータを同位相(I)信号成分と直交位相(Q)信号成分に区分して複数のFAのための基底帯域の信号を生成する第1過程と、前記基底帯域の信号をパルス整形フィルタリングする第2過程と、線形化した電力増幅のために設定されたしきい電力により前記パルス整形フィルタリングされた信号の平均電力対最大電力の比を調節した後、該当する無線周波数帯域で出力する第3過程とを含むことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の望ましい実施例を添付の図面を参照して詳細に説明する。下記では本発明の要旨を不明にする可能性のある公知の機能及び構成に関する詳しい説明は省略する。
【0022】
まず、本発明の明確な説明のために使用する用語について定義する。本発明で、PAR(Peak-to-Average Ratio)またはCF(Crest Factor)とはシステムで信号の電力特性をいうもので、平均電力に対する最大電力の比である。このような電力特性は、多重使用者が共通の周波数資源を共有するCDMAシステムの電力増幅器の設計に非常に重要な要素として作用する。CFR(Crest Factor Reduction)アルゴリズムとは、本発明により平均電力対最大電力の比を減少するアルゴリズムをいうもので、電力調節ブロックにより遂行される。バックオフ(BACKOFF)とは、電力増幅器が線形的に動作する領域をいうもので、平均電力に対して線形増幅領域で動作できる最大電力の比を意味する。
【0023】
以下、図2〜図12は単一FAで適用可能な第1実施例について示すもので、図13〜図19は多重FAの伝送に適用される第2実施例について示すものである。
【0024】
<第1実施例>
まず、単一FAを支援する移動通信基地局システムに適用される本発明の第1実施例を説明する。
図2は本発明の第1実施例による単一FA移動通信基地局システムの送信経路構成を示すもので、基地局システムの送信経路は一つ以上のチャンネル素子2-2を含むチャンネル素子群2-1、Iチャンネル及びQチャンネルパルス整形フィルタ2-3及び2-4、周波数変換器2-5、電力増幅器2-6を含む。特に、本発明によるCFRアルゴリズムを遂行する電力調節ブロック2-8はパルス整形フィルタ2-3、2-4と周波数変換器2-5との間に位置する。
【0025】
図2を参照すれば、一つ以上のチャンネル素子2-2を含むチャンネル素子群2-1はそれぞれのチャンネルデータに対して符号化、変調、チャンネル区分などの動作を遂行して基底帯域の同位相(I)チャンネル及び直交位相(Q)チャンネルの信号を生成する。特に、CDMAシステムの場合、チャンネル素子群2-1からのIチャンネル及びQチャンネル信号はそれぞれのチャンネルで共通制御信号のための付加チャンネル信号と多重使用者信号のCDMAチップ単位の和を示す。
【0026】
前述したように、多数のチャンネル信号の和を同時に伝送するCDMAシステムのようなシステムではひどい出力信号電力の変化が示すので、Iチャンネルパルス整形フィルタ2-3とQチャンネルパルス整形フィルタ2-4は各チャンネル信号の周波数帯域を制限して隣接チャンネルに与える干渉を減少させる。周波数変換器2-5は電力増幅器2-6の前端に位置して中間周波数(Intermediate Frequency:IF)レベルで入力されたパルス整形フィルタ2-3、2-4の出力信号をディジタル/アナログ変換した後、無線周波数(Radio Frequency:RF)帯域に上昇変換する。
【0027】
電力増幅器2-6はアンテナの前端に位置して周波数変換された信号を基地局セル領域のすべての使用者に十分な出力電力をもって伝送可能なように入力信号の電力増幅を遂行する。このアンテナは電力増幅器2-6で増幅された信号を受けて基地局によりサービスされるセル内の端末機に伝送する。
【0028】
本発明によるCFRアルゴリズムを遂行する前記電力調節ブロック2-8はシステムで電力増幅器の価格負担を低減するために入力信号の平均電力対最大電力の比を減少し、周波数帯域外での電力上昇(Spectral Regrowth)を抑制することにより、システム性能の劣化を防ぐ機能を遂行する。電力調節ブロック2-8はパルス整形フィルタ2-3、2-4の後端に配置されることにより、これらパルス整形フィルタ2-3、2-4を通過しつつ引き起こされる平均電力対最大電力の比の増加を防止することができる。
【0029】
図3は本発明による電力調節ブロック2-8の詳細構成を示すもので、図示したように電力調節ブロック2-8はスケール値決定部3-1と、除去信号計算部3-2と、IチャンネルとQチャンネル最大信号判断部3-10、3-11と、Iチャンネル及びQチャネル最大信号パルス整形フィルタ3-12、3-13と、Iチャンネル及びQチャンネル信号遅延部3-14、3-15と、Iチャンネル及びQチャンネル合算部3-16、3-17とを含んでいる。
【0030】
Iチャンネルパルス整形フィルタ2-3とQチャンネルパルス整形フィルタ2-4の出力信号I、Qは前記スケール値決定部3-1と、信号遅延部3-14、3-15と除去信号計算部3-2の入力となる。また、I最大信号パルス整形フィルタ3-12の出力信号I2とIチャンネル信号遅延部3-14の出力信号I3は前記合算部3-16で加算されてI’となり、図2の前記周波数変換器2-5の入力となる。同一の方法で、前記Q最大信号パルス整形フィルタ3-13の出力信号Q2と前記Qチャンネル信号遅延部3-15の出力信号Q3とは合算器3-17で加算されてQ’となり、図2の周波数変換器2-5の入力となる。
【0031】
パルス整形フィルタ2-3、2-4の出力信号I、Qは前記電力調節ブロック2-8により電力増幅器2-6の線形化のために要求される水準の平均電力対最大電力の比を持つようになり、これにより周波数帯域外での電力上昇(Spectral Regrowth) が抑制できる。
【0032】
以下、図3を参照して電力調節ブロック2-8の動作原理について具体的に説明する。
【0033】
スケール値決定部3-1はIチャンネルパルス整形フィルタ2-3の出力信号IとQチャンネルパルス整形フィルタ2-4の出力信号Q(以下、原信号I、Qとする)をIチャンネル信号レベル二乗器(squarer)3-3とQチャンネル信号レベル二乗器3-4にそれぞれ入力して予め定められたサンプリング周期ごとにサンプリングして信号レベルをそれぞれ測定する。このIチャンネル信号レベル二乗器3-3の出力とQチャンネル信号レベル二乗器3-4の出力との和により各サンプリング周期で瞬間電力値P(=I2+Q2)が得られる。スケール値計算器3-5は瞬間電力値と予め定められたしきい電力値Pthを利用してスケール値を計算する。スケール値を計算する過程は、下記のようである。
【0034】
まず、瞬間電力値を前記しきい電力値Pthと比較する。ここで、しきい電力値Pthはシステムの平均電力Paverageと電力増幅器2-6のバックオフ(backoff:すなわち、システムの平均電力に対して線形増幅のために要求される最大電力の比)により、数式13のように決められる。
【0035】
【数13】
Figure 0003908732
【0036】
上記比較結果、瞬間電力値がしきい電力値より小さいとか同じであれば、各I、Qチャンネルに乗算されるスケール値はそれぞれ1に決定される。すなわち、除去信号計算部3-2の出力信号I1、Q1は0となり、つまり前記原信号の電力は調節されない。一方、瞬間電力値がしきい電力値より大きいと、スケール値は平均電力対最大電力の比を低めるために原信号の電力を調整可能なように定めるべきである。このようなスケール値はしきい電力値を前記瞬間電力値で割って二乗根を取ることにより求められる。すなわち、下記の数式14により得られる。
【0037】
【数14】
Figure 0003908732
【0038】
他の例として、前記スケール値は図示しない記憶装置に貯蔵されたスケールテーブルを通じて求められる。このように決定されたスケール値は除去信号計算部3-2に伝達される。
【0039】
このスケール値は除去信号計算部3-2の乗算器3-6、3-7に入力されて前記原信号I、Qと乗算される。これら乗算器3-6、3-7の出力は電力増幅器2-6の線形化のために要求される各チャンネルの目標信号となる。すなわち、瞬間電力値がしきい電力値より大きい場合、前記スケール値を乗算する過程を通じて元のI、Q信号と同一の位相を維持しつつ、しきい電力値を有するI、Qチャンネルそれぞれの目標信号を得ることができる。減算器3-8、3-9は各チャンネルの目標信号から原信号I、Qを減算する過程を遂行して各チャンネルの除去信号I1、Q1を発生させる。
【0040】
前記除去信号計算部3-2の動作原理は図4に示すようである。
図4を参照すれば、原信号ベクトル4-1はパルス整形フィルタ2-3、2-4の出力の原信号I、Qをベクトル形態で表示するもので、目標信号ベクトル4-2は原信号ベクトル4-1と同一の位相を持ち、しきい電力値と同一の電力を有する目標信号をベクトル形態で表示するものである。除去信号ベクトル4-3は図3の除去信号計算部3-2の出力の除去信号I1、Q1をベクトル形態で示すものである。また、外部の実線円はしきい電力を示し、内部の点線円は原信号の平均電力を示すものである。ここで、除去信号ベクトル4-3は目標信号ベクトル4-2から原信号ベクトル4-1を減算することにより得られる。
【0041】
以上のように、目標信号の位相を原信号の位相と同一にする過程を通じて生成された除去信号は原信号電力の平均電力対最大電力の比を低めるために生成された除去信号の中で最小の電力を有するようになる。
【0042】
除去信号計算部3-2で生成された除去信号I1、Q1はIチャンネル、Qチャンネル最大信号判断部3-10、3-11に伝達される。
【0043】
もし、最大信号パルス整形フィルタ3-12、3-13に入力されたパルスが同一の極性を持ちつつ、サンプリング周期ごとに0でない連続した値を有すれば、前記パルスはパルス整形フィルタを通過しつつ相互に重ねて除去信号より高いレベルを有する。
【0044】
時間次元で重ねられた最大信号パルス整形フィルタ3-10、3-11の出力信号I2、Q2と信号遅延部3-14、3-15を通過した信号I3、Q3が合算部3-16、3-17で合算されると、結果的に他の信号の歪みが引き起こされる可能性がある。
【0045】
このような問題を解決ために、最大信号判断部3-10、3-11はサンプリング周期ごとに伝達された除去信号のうち0と0との間で同一の極性で連続した除去信号のうち最高レベルを有する除去信号パルスのみを維持し、残りの除去信号はすべて0に調整する。
【0046】
すなわち、Iチャンネル及びQチャンネル最大信号判断部3-10、3-11はサンプリング周期ごとに除去信号I1、Q1を継続して受けて一番大きいサイズを有する除去信号を選択する。前記最大信号判断部3-10、3-11で各チャンネルに対して選択された最高レベルのIチャンネル及びQチャンネル除去信号は最大信号パルス整形フィルタ3-12、3-13の入力となる。前記最大信号パルス整形フィルタ3-12、3-13は最高レベル除去信号を希望の周波数帯域幅に制限する。
【0047】
このように、最大信号パルス整形フィルタ3-12、3-13の機能は入力された信号の周波数帯域を希望の帯域幅に制限して隣接チャンネルの電力上昇または周波数帯域外での歪みを抑制するものである。したがって、最大信号パルス整形フィルタ3-12、3-13は入力された信号を前記時間遅延部3-14の出力信号I3の周波数帯域幅と同一の帯域幅に制限するためにFIR(Finite Impulse Response)またはIIR(Infinite Impulse Response)フィルタなどで具現されることができる。
【0048】
図5は、FIRフィルタを適用した最大信号パルス整形フィルタ3-12、3-13の構造を示すものである。同図を詳細に説明すれば、入力信号Aは最大信号判断部3-10から提供され、サンプリング周期だけの遅延を有する時間遅延器5-1、…、5-4を通過する。また、時間遅延器5-1、…、5-4の入力端と出力端の信号はそれぞれ乗算器5-5、…、5-8で制限しようとする周波数帯域に合うように設計された係数C0、C1、C2、…、Cnと乗算され、乗算器5-5、…、5-8の出力は合算器5-9で合算されて出力信号Bとなる。前記Iチャンネル及びQチャンネル最大信号パルス整形フィルタ3-12、3-13の出力信号Bはそれぞれ前記電力調節ブロック2-8で要求する周波数帯域幅を満たす信号I2、Q2となる。
【0049】
一方、時間遅延部3-14、3-15は原信号I、Qを所定の時間遅延だけ遅延させる。ここで、所定の時間遅延は原信号I、Qがスケール値決定部3-1から最大信号パルス整形フィルタ3-12、3-13までを通過するのにかかる時間となる。
【0050】
結合部3-16、3-17は時間遅延部3-14、3-15の出力信号I3、Q3と最大信号パルス整形フィルタ3-12、3-13の出力信号I2、Q2を加算する。ここで、これら信号I2、Q2は高い平均電力対最大電力の比を有する信号に対してパルス整形フィルタリングされた最高レベル除去信号を示す。したがって、結合部3-16、3-17の出力信号は電力増幅器2-6の線形化のために要求される電力水準に補償される。
【0051】
図6は、本発明による電力調節ブロック2-8の全体的の動作を示す流れ図である。
同図を参照すれば、スケール値決定部3-1はIチャンネル及びQチャンネルパルス整形フィルタ2-3、2-4から提供された原信号I、Qのサイズを測定して瞬間電力P(=I2+Q2)を計算した後(段階6-1)、前記瞬間電力値Pと予め定められたしきい電力値Pthとを比較し(段階6-2)、その比較結果によりスケール値を決定する。すなわち、瞬間電力Pがしきい電力Pthより小さいとか同じであればスケール値は1に決定され(段階6-9)、瞬間電力Pがしきい電力Pthより大きいと、スケール値は予め貯蔵されたスケールテーブルまたは上記の数14により決定される(段階6-3)。
【0052】
前記除去信号計算部3-2は原信号I、Qと前記決定されたスケール値を乗算することにより、原信号I、Qと同一の位相を持ち、しきい電力値と同一の電力値を有する目標信号を求めた後(段階6-4)、この目標信号から原信号I、Qを減算して除去信号I1、Q1を計算する(段階6-5)。除去信号I1、Q1はシステムで要求する平均電力対最大電力の比を合わせるための役割を遂行する。
【0053】
最大信号判断部3-10、3-11は、サンプリング周期ごとに段階6-1〜段階6-5を繰り返すことにより、計算された除去信号の中で最高レベルの除去信号を決定し(段階6-6)、最大信号パルス整形フィルタ3-12、3-13は決定された最高レベル除去信号をパルス整形フィルタリングする(段階6-7)。
【0054】
結合部3-16、3-17は段階6-7でパルス整形フィルタリングされた信号を信号遅延部3-14、3-15により所定の時間遅延値だけ時間遅延された原信号と結合する(段階6-8)。結果的に、最終結合された信号の平均電力対最大電力の比は希望の水準に補償される。
【0055】
図7〜図12は、電力調節ブロック2-8により調節される電力の変化を示すものである。
図7はIチャンネル及びQチャンネルの原信号パルスを示すものである。すなわち図7は、各サンプリング周期でIチャンネルパルス整形フィルタ2-3の出力に対する信号レベルを測定したIチャンネルの値と、各サンプリング周期でQチャンネルパルス整形フィルタ2-4の出力に対する信号レベルを測定したQチャンネルの値を示すものである。図8は各サンプリング周期で図7に示す値に対する瞬間電力値を測定した結果を示すもので、各サンプリング周期で瞬間電力値Pは(I2+Q2)で計算される。
【0056】
図9は、各サンプリング周期で計算されたスケール値をしきい電力値より大きい瞬間電力値を有する原信号に乗算して計算されたIチャンネル及びQチャンネル目標信号パルスを示すものである。図10は、各サンプリング周期ごとに図9の目標信号パルスから図7の原信号パルスを減算することにより求められたIチャンネル及びQチャンネル除去信号パルスを示すものである。ここで、図10の除去信号パルスは原信号や目標信号とは反対の位相を有することに留意しなければならない。
【0057】
図11は、図10に示した除去信号パルスのうち0と0との間で最高レベルを有するIチャンネル及びQチャンネル除去信号パルスを選択した例を示すものである。図12は、図11に示した最高レベルのIチャンネル及びQチャンネル除去信号をパルス整形フィルタリングした結果と、その電力値を示すものである。図12に示すI、Qは結合部3-16、3-17で図7に示す前記Iチャンネル及びQチャンネルの原信号と結合され、結果的に結合部3-16、3-17の出力は図9に示したように電力増幅器2-6のために要求された平均電力対最大電力の比を有するように調節される。
【0058】
<第2実施例>
以下、多重FAを支援する移動通信基地局システムに適用される本発明の第2実施例について説明する。
【0059】
図13は本発明の実施例による多重FA移動通信基地局システムの送信経路構成を示すもので、図示のように送信経路はチャンネル素子ユニット13-1、パルス整形フィルタユニット13-2、及び電力増幅器13-4を含む。特に、すべてのFAに対して原信号の平均電力対最大電力の比を調節するための多重FA電力調節ブロック13-3は前記パルス整形フィルタユニット13-2と前記電力増幅器13-4との間に位置する。
【0060】
図13を参照すれば、複数のFAに対応する複数のチャンネル素子群を備えるチャンネル素子ユニット13-1は基底帯域でチャンネルデータの符号化、変調、チャンネル区分などの役割を遂行するチャンネル素子を含み、それぞれのFAに対して独立的に制御を遂行する。前記チャンネル素子群はそれぞれ図2に示したチャンネル素子群2-1と同一に構成される。前記チャンネル素子ユニット13-1により生成されたIチャンネル及びQチャンネル信号は、それぞれのFAに対して信号の周波数帯域幅を制限するために複数のFAに対応する複数のIチャンネル及びQチャンネルパルス整形フィルタを備えるパルス整形フィルタユニット13-2の入力となる。制限された周波数帯域幅を有するようにフィルタリングされたパルス整形フィルタユニット13-2の出力は前記多重FA電力調節ブロック13-3の入力となる。
【0061】
図13の多重FAのそれぞれに対応する信号の流れは図2に類似する。すなわち、多重FA電力調節ブロック13-3は、電力増幅器13-4の安定した動作を保障するために高い平均電力対最大電力の比を有する入力信号に対して電力調節された信号を出力する。前記多重FA電力調節ブロック13-3の出力は電力増幅器13-4に伝達され、該当基地局によりサービスされるセル内のすべての端末機に十分な電力で信号を伝送できるようにする。
【0062】
図14は、図13で多重FA電力調節ブロック13-3の詳細構成を示すものである。
同図を参照すれば、多重FA電力調節ブロック13-3は複数のFAに対してそれぞれスケール値を決定するスケール値決定部14-1と、前記複数のFAに対応する複数の電力調節部14-3、14-10、…、14-11と、結合部14-12とを含む。複数のFAに対応する電力調節部14-3、14-10、…、14-11はそれぞれ図3と図6で既に説明したように各FAに対して平均電力対最大電力の比に対する調節動作を類似するように遂行する。ただし、スケール値を計算することにおいて多重FAのための原信号I、Qが独立的に利用されずに連関を持つようになる。
【0063】
以下、図14の動作をより詳細に説明する。
前記スケール値決定部14-1は多重FAに対する原信号I1、Q1、I2、Q2、…、IN、QNをそれぞれ該当する二乗器に入力を受けてサンプリング周期ごとにその信号レベルを計算する。スケール値計算器14-2は計算された信号レベルを用いて多重FAに対するスケール値を決定する。前記スケール値は予め貯蔵されるスケール表により決定され、あるいは後述する多数の数式により計算される。
【0064】
前記スケール値決定部14-2で決定されたスケール値は複数のFAに対応する複数の電力調節部14-3、14-10、…、14-11に入力される。前記電力調節部14-3、14-10、…、14-11はそれぞれ該当するFAに対して、単一FAに適用される電力調節ブロック2-8と同一に図6に示す手続きを遂行する。以下で、電力調節部14-3を例としてその詳細な動作手続きを説明するが、他の電力調節部14-10、…、14-11も同一に動作することはもちろんである。
【0065】
前記スケール値決定部14-1で求められたスケール値のうち該当するFAのスケール値S1は前記電力調節部14-3の除去信号計算器14-4に提供される。除去信号計算器14-4は前記原信号I1、Q1に前記スケール値S1を乗算してIチャンネル及びQチャンネル目標信号を求め、この目標信号から原信号I1、Q1を減算することにより除去信号を計算する。最大信号判断器14-5はサンプリング周期ごとに除去信号計算器14-4から伝達される除去信号のうち0と0との間で最高レベルを有する除去信号を選択して維持し、残りの除去信号は0に調整する。前記最大信号判断器14-5により選択された前記最高レベル除去信号はシステムで要求する周波数帯域幅に制限するために最大信号パルス整形フィルタ14-6の入力となる。
【0066】
一方、原信号I1、Q1は時間遅延器14-7により時間遅延された後、合算器14-8により前記最大信号パルス整形フィルタ14-6の出力と合算されることにより電力調節された信号を生成する。前記合算器14-8の出力は周波数変換器14-9に入力されてそれぞれ異なる中心周波数を使用して該当するFA(1)の無線周波数(RF)帯域に周波数上昇変換される。
【0067】
同様に、異なる電力調節部14-10、…、14-11も同一の動作を遂行してFA(2)〜FA(N)帯域の信号をそれぞれ出力する。多重FAに対する前記電力調節部14-3、14-10、…、14-11の出力は結合部14-12により結合されて前記電力増幅器13-4の入力となる。
【0068】
図15は、3つのFAを支援するシステムで多重FA帯域の信号が結合された結合部14-12の出力を示すものである。
同図を参照すれば、15-1、15-2、15-3は相互に異なる周波数帯域FA(1)、FA(2)、FA(3)それぞれのための原信号のレベルを半径とする円で、15-5は電力増幅器13-4のために要求された平均電力対最大電力の比を保障するように予め定められるしきい信号レベル(すなわち、しきい電力)と同じ半径を有する円である。ここで、原信号の周波数はFA(1)<FA(2)<FA(3)の関係を有する。このような周波数帯域の差により、円15-1を形成するベクトルと前記円15-2を形成するベクトルとの結合は、円15-1上の1点を中心とする円15-2を形成させ、円15-1を形成するベクトルと円15-2を形成するベクトル及び前記円15-3を形成するベクトルの結合は円15-2上の1点を中心とする円15-3を形成するようになる。
【0069】
周波数間の関係によれば、FA(1)の信号変化よりはFA(2)の信号変化がさらに速く起こり、FA(2)の信号変化よりはFA(3)の信号変化がさらに速く起こる。したがって、各FAで瞬間信号レベルが一定せず該当する円に沿って周期的に変化する。結果的に、結合部14-12の出力の最大値は点15-4で示す。ここで、最大値はすべてのFAに対する瞬間信号レベルの和と同一である。前記瞬間信号レベルの和がしきい信号レベルより小さくなければならないという条件を満たすためには、結合部14-12の出力が円15-5の内側に位置するようにするスケール値を決定すべきである。
【0070】
上記のような条件を満足させるために、多重FA電力調節ブロック13-3が多重FAに対するスケール値を計算することにより、各FAごとに入力された原信号の瞬間信号レベルの和が予め定められるしきい信号レベルより小さいとか同じ場合には多重FAのためのスケール値はすべて1に定められる。一方、原信号の瞬間信号レベルの和がしきい信号レベルより大きい場合には適切なスケール値が計算されるべきである。このとき、すべてのFAは同一のスケール値を共有し、あるいは相互に異なるスケール値を有することができる。
【0071】
ここで、FAが相互に異なるスケール値を有する場合はFAが相互に異なるサービス等級、すなわち優先度(priority)を有する場合である。すなわち、発展された基地局システムはFAごとに相互に異なる優先度が与えられる。実際に、CDMA2000 EV-DO(Evolution Data Only)システムは、CDMA1世代サービスを提供するFAと高速のデータサービス(High speed Data Rate Service)を提供するFAとを区別する。高速のデータサービスのみを提供するFAはサービスの特性上送信信号の品質に敏感するので、CDMA1世代サービスを支援するFAに比べてより高い優先度を有する必要がある。
【0072】
図16を参照して、スケール値計算器14-2が同等な優先度を有するNつのFAに対して適用される一つのスケール値を計算する手続きについて説明する。図16において、まず図14でFA(1)の瞬間信号レベル
【0073】
【数15】
Figure 0003908732
【0074】
が原信号I1の二乗値と原信号Q1の二乗値との和の二乗根により得られる。
【0075】
【数16】
Figure 0003908732
【0076】
同一の方法で各FAの瞬間信号レベル
【0077】
【数17】
Figure 0003908732
【0078】
が求められると、結合部14-12の最大出力値を求めるためにすべてのFAの瞬間信号レベルの和
【0079】
【数18】
Figure 0003908732
【0080】
が計算される(段階16-1)。
前記計算された瞬間信号レベルの和
【0081】
【数19】
Figure 0003908732
【0082】
は予め定められたしきい信号レベル
【0083】
【数20】
Figure 0003908732
【0084】
と比較される(段階16-2)。
前記瞬間信号レベルの和
【0085】
【数21】
Figure 0003908732
【0086】
が前記しきい信号レベル
【0087】
【数22】
Figure 0003908732
【0088】
より小さいとか同じ場合、すべてのFAのスケール値は1に定められる(段階16-3)。それとも、すべてのFAのスケール値Sは下記の数式23のようにしきい信号レベルを瞬間信号レベルの和で割って得られる(段階16-4)。
【0089】
【数23】
Figure 0003908732
【0090】
上記のような手続きにより求められたスケール値Sは多重FAのための除去信号計算器14-4に提供され、原信号が可能な最大の信号レベルを有する場合のための除去信号を発生させるのに利用される。
【0091】
一方、相互に異なる優先度を有するNつのFAに対するスケール値を計算する方法では、加重値を利用する第1方法と等級別しきい信号レベルを利用する第2方法がある。
【0092】
まず、図17を参照してスケール値計算器14-2が加重値を使用してFAに対するスケール値を計算する第1方法について説明する。この方法は、FAのための信号について相互に異なる加重値を与えることにより、各FAに対するスケール値を計算する。
【0093】
図17を参照すれば、図14でFA(1)の瞬間信号レベル
【0094】
【数24】
Figure 0003908732
【0095】
は原信号I1の二乗値と原信号Q1の二乗値との和の二乗根により求められる。
【0096】
【数25】
Figure 0003908732
【0097】
これと類似に、各FAの瞬間信号レベル
【数26】
Figure 0003908732
【0098】
が求められると、前記結合部14-12の最大出力値を得るためにすべてのFAの瞬間信号レベルの和
【0099】
【数27】
Figure 0003908732
【0100】
が計算される(段階17-1)。
前記計算された瞬間信号レベルの和
【0101】
【数28】
Figure 0003908732
【0102】
は予め決められるとか計算されるしきい信号レベル
【0103】
【数29】
Figure 0003908732
【0104】
と比較される(段階17-2)。前記瞬間信号レベルの和
【0105】
【数30】
Figure 0003908732
【0106】
が前記しきい信号レベル
【0107】
【数31】
Figure 0003908732
【0108】
より小さいとか同じ場合、すべてのFAのスケール値は1に定められる(段階17-3)。そうでない場合、各FAに対して該当するサービス等級により決定される加重値αiを設定する(段階17-4)。ここで、加重値αiはi番目のFAのための加重値を意味する。
【0109】
優先度に応じて加重された各FAのための原信号レベルは
【0110】
【数32】
Figure 0003908732
【0111】
で表示可能である。ここで、FAが高い優先度を有するほどより大きな加重値を持つべきである。その一例として、加重値は該当FAに与えられた優先度の比率で決められる。すなわち、すべてのFAはサービス等級1またはサービス等級2に属し、サービス等級1がサービス等級2より高い優先度を有する場合、サービス等級1のための加重値は2、サービス等級2のための加重値は1に定められうる。
【0112】
上記のように加重値が決められると、FAのスケール値を求めるためにまず、共通スケール値(Global Scale Value)Sglobalを計算する(段階17-5)。前記共通スケール値Sglobalは下記の数式33により計算される。
【0113】
【数33】
Figure 0003908732
【0114】
i番目のFAに対するスケール値Siは共通スケール値Sglobalと該当するFAに対して設定された加重値αiの乗算により、下記の数式34により計算される(段階17-6)。
【0115】
【数34】
Figure 0003908732
【0116】
上記のような手続きにより求められたFAに対するスケール値は該当するFAのための除去信号計算器14-4に提供される。このように計算される加重値はFA別にスケール値を決定するのに影響を与えるようになる。なお、高い優先度を有するFAは送信電力の制限を少なく受けるので、使用可能な送信電力の効率を極大化できる。
【0117】
次に、図18と図19を参照してスケール値計算器14-2がしきい信号レベルを調節してFAに対するスケール値を計算する第2方法に関して説明する。
この方法は、多重FAを優先度が高い順にサービス等級1、サービス等級2、…、サービス等級kに分類し、それぞれのサービス等級ごとに等級別しきい信号レベル
【0118】
【数35】
Figure 0003908732
【0119】
を予め決定する。ここで、
【0120】
【数36】
Figure 0003908732
【0121】
はi番目のサービス等級に対する等級別しきい信号レベルを示し、等級の優先度が高いほどより大きな等級別しきい信号レベルを有する。すなわち、
【0122】
【数37】
Figure 0003908732
【0123】
の関係を有する。このとき、すべての等級別しきい信号レベルの和
【0124】
【数38】
Figure 0003908732
【0125】
はシステムで要求する全体しきい信号レベル
【0126】
【数39】
Figure 0003908732
【0127】
より大きくない。
【0128】
実際に、CDMA2000 EV-DOシステムの場合、高速データサービスのためのFAをサービス等級1に決め、CDMA1世代サービスのためのFAをサービス等級2に決められる。図18を参照すれば、サービス等級1のためのしきい信号レベルは円18-1で表示し、サービス等級2のためのしきい信号レベルは円18-2で表示する。したがって、図18に示した外側の円は全体しきい信号レベル
【0129】
【数40】
Figure 0003908732
【0130】
を意味する。
【0131】
図19を参照してしきい信号レベルを調節して各FAに対するスケール値を計算する手続きについて説明すれば、図14でFA(1)の瞬間信号レベル
【0132】
【数41】
Figure 0003908732
【0133】
はI1の二乗値とQ1の二乗値との和により求められる。
【0134】
【数42】
Figure 0003908732
【0135】
同一の方法で、各FAの瞬間信号レベル
【0136】
【数43】
Figure 0003908732
【0137】
が求められると、結合部14-12の最大出力値を得るためにすべてのFAの瞬間信号レベルの和
【0138】
【数44】
Figure 0003908732
【0139】
が計算される(段階19-1)。
【0140】
前記計算された瞬間信号レベルの和
【0141】
【数45】
Figure 0003908732
【0142】
は予め定められるとかあるいは計算される全体しきい信号レベル
【0143】
【数46】
Figure 0003908732
【0144】
と比較される(19-2)。前記瞬間信号レベルの和
【0145】
【数47】
Figure 0003908732
【0146】
が全体しきい信号レベル
【0147】
【数48】
Figure 0003908732
【0148】
より小さいとか同じ場合、すべてのFAのスケール値は1に決められる(段階19-3)。その反対の場合は、優先度が高い順に各FAに対するスケール値を計算する。
【0149】
まず、一番高い優先度を有するサービス等級1のFAの平均瞬間信号レベル
【0150】
【数49】
Figure 0003908732
【0151】
は予め定められたサービス等級1のしきい信号レベル
【0152】
【数50】
Figure 0003908732
【0153】
と比較される(段階19-4)。前記
【0154】
【数51】
Figure 0003908732
【0155】
が前記
【0156】
【数52】
Figure 0003908732
【0157】
より大きいと、サービス等級1のFAに対するスケール値は
【0158】
【数53】
Figure 0003908732
【0159】
で計算される(段階19-5)。その反面、前記
【0160】
【数54】
Figure 0003908732
【0161】
が前記
【0162】
【数55】
Figure 0003908732
【0163】
より小さいとか同じであればサービス等級1のFAに対するスケール値は1に定められ、同時にサービス等級2のFAのための新たな
【0164】
【数56】
Figure 0003908732
【0165】
がサービス等級2のFAのために予め定められた
【0166】
【数57】
Figure 0003908732
【0167】

【0168】
【数58】
Figure 0003908732
【0169】
を合算することにより計算される。すなわち、次の計算式
【0170】
【数59】
Figure 0003908732
【0171】
のようである(段階19-6)。これはサービス等級1のFAで使用されずに残った電力
【0172】
【数60】
Figure 0003908732
【0173】
をサービス等級2のFAに割り当てることにより、電力使用の効率を高めるためである。
【0174】
同様に、サービス等級2のFAの平均瞬間信号レベル
【0175】
【数61】
Figure 0003908732
【0176】
は段階19-6で計算されたサービス等級2の新たな
【0177】
【数62】
Figure 0003908732
【0178】
と比較される(段階19-7)。前記
【0179】
【数63】
Figure 0003908732
【0180】
が新たな
【0181】
【数64】
Figure 0003908732
【0182】
より大きいと、サービス等級2のFAに対するスケール値は
【0183】
【数65】
Figure 0003908732
【0184】
で計算される(段階19-8)。その反面、前記
【0185】
【数66】
Figure 0003908732
【0186】
が新たな
【0187】
【数67】
Figure 0003908732
【0188】
より小さいとか同じであれば、サービス等級2のFAに対するスケール値は1に決められ、同時にサービス等級3のFAのための新たな計算式
【0189】
【数68】
Figure 0003908732
【0190】
により合算される(段階19-9)。
【0191】
このような数式で一番低いサービス等級kのFAのためのスケール値まで決定されると(段階19-10〜段階19-12)、各FAに対するスケール値は該当するFAのための除去信号計算器に提供される。このようなしきい信号レベルの調節を通じて各FAの特性にしたがって最小限の性能を保障することができる。
【0192】
一方、本発明の詳細な説明では具体的な実施例に関して説明したが、本発明の範囲から外れない限り多様な変形が可能であることはもちろんである。したがって、本発明の範囲は説明された実施例に限らず、特許請求の範囲だけでなくその範囲と均等なことにより定めるべきである。
【0193】
【発明の効果】
以上に詳細に説明したように動作する本発明により得られる効果を簡単に説明すれば、次のようである。
【0194】
本発明の電力調節ブロックはDS-CDMA、W-CDMA、MC-CDMAなど多様なシステムで使用され、簡単に具現することができる。また、従来の前置補償調整回路と共に使用され、全体システムの性能に影響を与えず、CDMAシステムのように多重使用者と付加チャンネル信号の和による信号で発生する高い平均電力対最大電力の比による電力増幅器の非効率的動作による問題点が解決できる。なお、高価の電力増幅器を使用することなくても性能の劣化を最小化することができるので、システムの全体費用が減少する。
【0195】
特に、多重FAを支援する移動通信システムでそれぞれのFAに対してスケール値を制御する過程を通じて多重FA伝送時に各FA信号の特性により最小限の性能が保障可能であり、全体使用電力の効率を極大化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 通常の移動通信システムの送信経路構成を示す図。
【図2】 本発明の実施例による単一FA移動通信システムの送信経路構成を示す図。
【図3】 図2で電力調節ブロックの詳細構成を示す図。
【図4】 図3の電力調節ブロックで除去信号計算部の動作原理を説明する図。
【図5】 図3でパルス整形フィルタ構成の一例を示す図。
【図6】 本発明による電力調節動作を示す流れ図。
【図7】 図3のスケール値決定部に入力される原信号を示す図。
【図8】 図3のスケール値決定部で決定された信号を示す図。
【図9】 図3の除去信号計算部で計算された目標信号を示す図。
【図10】 図3で除去信号計算部で生成された除去信号を示す図。
【図11】 図3の最大信号判断部で選択された最高レベル除去信号を示す図。
【図12】 図3で原信号と除去信号及び電力調節された信号を示す図。
【図13】 本発明の実施例による多重FA移動通信システムの送信経路構成を示す図。
【図14】 図13で多重FA電力調節ブロック13-3の詳細構成を示す図。
【図15】 多重FA電力調節ブロック13-3で各FA別電力特性を示す図。
【図16】 図14でスケール値計算器14-2が同等な優先度を有する複数のFAに対してスケール値を計算する方法を示す流れ図。
【図17】 図14でスケール値計算器14-2が相互に異なる優先度を有する複数のFAに対してスケール値を計算する第1方法を示す流れ図。
【図18】 多重FA電力調節ブロック13-3で相互に異なる等級に区別される各FA別電力特性を示す図。
【図19】 図14でスケール値計算器14-2が相互に異なる等級に区別される複数のFAに対してスケール値を計算する第2方法を示す流れ図。
【符号の説明】
2-1 チャンネル素子群
2-2 チャンネル素子
2-3 Iチャンネルパルス整形フィルタ
2-4 Qチャンネルパルス整形フィルタ
2-5 周波数変換器
2-6 電力増幅器
2-8 電力調節ブロック
3-1 スケール値決定部
3-2 除去信号計算部
3-10 Iチャンネル最大信号判断部
3-11 Qチャンネル最大信号判断部
3-12 Iチャンネル最大信号パルス整形フィルタ
3-13 Qチャンネル最大信号パルス整形フィルタ
3-14 Iチャンネル信号遅延部
3-15 Qチャンネル信号遅延部
3-16 Iチャンネル合算部
3-17 Qチャンネル合算部

Claims (24)

  1. 単一割り当て周波数(FA)を支援する移動通信システムの送信電力制御装置において、
    それぞれのチャンネル別に伝送のためのチャンネルデータを同位相(I)信号成分と直交位相(Q)信号成分に区分して基底帯域の信号を生成するチャンネル素子群と、
    前記基底帯域の信号をパルス整形フィルタリングするパルス整形フィルタと、
    線形化した電力増幅のために設定されたしきい電力により前記パルス整形フィルタリングされた信号の平均電力対最大電力の比を調節した後に出力する電力調節ブロックと、
    前記電力調節された信号を無線周波数帯域の信号に上昇変換して出力する周波数変換器とを含み、
    前記電力調節ブロックが、
    前記パルス整形フィルタによりフィルタリングされた結果の原信号の提供を受けてサンプリング周期ごとに瞬間電力値を測定して前記しきい電力値と比較し、その比較結果によりスケール値を決定するスケール値決定部と、
    前記原信号に前記決定されたスケール値を乗算して目標信号を求め、前記目標信号から前記原信号を減算することにより除去信号を計算する除去信号計算部と、
    前記原信号を前記スケール値決定部と前記除去信号計算部による全体時間遅延だけ遅延させる信号遅延部と、
    前記遅延された信号と前記除去信号とを結合して出力する結合部とから構成され、
    前記電力調節ブロックは、
    サンプリング周期ごとに前記除去信号計算部により計算された除去信号の入力を受け、前記除去信号のうち最高レベルを有する除去信号を選択する最大信号判断部と、
    前記選択された除去信号を前記遅延された信号と結合する前にパルス整形フィルタリングする最大信号パルス整形フィルタとをさらに含むことを特徴とする装置。
  2. 前記最大信号判断部は、0でない連続する除去信号のうち最高レベルを有する除去信号を選択する請求項記載の装置。
  3. 前記スケール値は、下記の数式により計算される請求項記載の装置。
    Figure 0003908732
  4. 前記しきい電力値は下記の数式により計算される請求項記載の装置。
    Figure 0003908732
    ここで、Pthはしきい電力値、Paverageは前記移動通信システムの平均電力値、バックオフは前記移動通信システムの平均電力に対して線形増幅のために要求される最大電力の比。
  5. 単一割り当て周波数(FA)を支援する移動通信システムの送信電力制御方法において、
    それぞれのチャンネル別に伝送のためのチャンネルデータを同位相(I)信号成分と直交位相(Q)信号成分に区分して基底帯域の信号を生成する第1過程と、
    前記基底帯域の信号をパルス整形フィルタリングする第2過程と、
    線形化した電力増幅のために設定されたしきい電力により前記パルス整形フィルタリングされた信号の平均電力対最大電力の比を調節した後に出力する第3過程と、
    前記電力調節された信号を無線周波数帯域の信号に上昇変換して出力する第4過程とを含み、
    前記第3過程は、
    前記パルス整形フィルタによりフィルタリングされた結果の原信号受けてサンプリング周期ごとに瞬間電力値を測定して前記しきい電力値と比較し、その比較結果によりスケール値を決定する第1段階と、
    前記原信号に前記決定されたスケール値を乗算することにより目標信号を求め、前記目標信号から前記原信号を減算することにより除去信号を計算する第2段階と、
    前記計算された除去信号を前記原信号と結合して出力する第3段階とを含み、
    サンプリング周期ごとに前記計算された除去信号の入力を受け、前記除去信号のうち最高レベルを有する除去信号を選択する第4段階と、
    前記選択された除去信号を前記原信号と結合する前にパルス整形フィルタリングする第5段階とをさらに含むことを特徴とする方法。
  6. 前記第4段階は、0でない連続する除去信号のうち最高レベルを有する除去信号を選択する請求項記載の方法。
  7. 前記原信号を前記選択された除去信号と結合する前に前記選択された除去信号と同位相になるように所定時間だけ遅延させる第6段階をさらに含む請求項記載の方法。
  8. 前記スケール値は、下記の数式により計算される請求項記載の方法。
    Figure 0003908732
  9. 前記しきい電力値は下記の数式により計算される請求項記載の方法。
    Figure 0003908732
    ここで、Pthはしきい電力値、Paverageは前記移動通信システムの平均電力値、バックオフは前記移動通信システムの平均電力に対して線形増幅のために要求される最大電力の比である。
  10. 多重割り当て周波数(FA)を支援する移動通信システムの送信電力制御装置において、
    それぞれのチャンネル別に伝送のためのチャンネルデータを同位相(I)信号成分と直交位相(Q)信号成分に区分して複数のFAのための基底帯域の信号を生成する前記複数のFAに対応する複数のチャンネル素子群と、
    前記複数のチャンネル素子群に連結されて前記基底帯域の信号をパルス整形フィルタリングする前記複数のFAに対応する複数のパルス整形フィルタと、
    線形化した電力増幅のために設定されたしきい電力により前記パルス整形フィルタリングされた信号の平均電力対最大電力の比を調節するための多重FA電力調節部とを含み、
    前記多重FA電力調節ブロックは、
    前記複数のパルス整形フィルタによりフィルタリングされた結果の各FAの原信号を受けてサンプリング周期ごとに瞬間電力値を測定して前記しきい電力値と比較し、その比較結果により各FA別にスケール値を決定するスケール値決定部と、
    前記各FAの原信号をそれぞれ入力して前記スケール値を用いて平均電力対最大電力の比を調節した後、出力する前記複数のFAに対応する複数の電力調節部と、
    前記複数の電力調節部の出力を結合して出力する結合部とから構成され、
    前記複数の電力調節部はそれぞれ、
    前記複数のパルス整形フィルタのうち該当するFAのパルス整形フィルタから提供された原信号に前記スケール値決定部から提供された該当するスケール値を乗算することにより目標信号を求め、前記目標信号から前記原信号を減算することにより除去信号を計算する除去信号計算器と、
    前記原信号を前記スケール値決定部と前記除去信号計算器による全体時間遅延だけ遅延させる信号遅延器と、
    前記遅延された信号と前記計算された除去信号とを合算して出力する合算器とから構成され、
    前記複数の電力調節部はそれぞれ、
    サンプリング周期ごとに前記計算された除去信号の入力を受け、前記除去信号のうち最高レベルを有する除去信号を選択する最大信号判断器と、
    前記選択された除去信号を前記遅延された信号と合算する前にパルス整形フィルタリングする最大信号パルス整形フィルタをさらに含むことを特徴とする装置。
  11. 前記最大信号判断器は、0でない連続する除去信号のうち最高レベルを有する除去信号を選択する請求項10記載の装置。
  12. 前記複数のFAが同等なサービス等級の場合に前記スケール値は下記の数式により計算される請求項10記載の装置。
    Figure 0003908732
    はi番目のFAに対する瞬間電力値(ここで、iは1,2,…,N)で、Pthはしきい電力値で、Sはi番目のFAに対するスケール値である。
  13. 前記複数のFAが相互に異なるサービス等級に分類される場合、前記複数のFAに対する前記スケール値は下記の数式により計算される請求項10記載の装置。
    Figure 0003908732
    はi番目のFAに対するスケール値(ここで、iは1,2,…,N)、αはi番目のFAに対して割り当てられた加重値、Pthはしきい電力値、Pはi番目のFAに対する瞬間電力値である。
  14. 前記複数のFAが相互に異なるサービス等級に分類される場合、前記複数のFAのそれぞれに対するスケール値は下記の数式により計算される請求項10記載の装置。
    Figure 0003908732
    はi番目のFAに対する瞬間電力値(ここで、iは1,2,…,N)、Pth−iはi番目のFAに対してサービス等級により設定されたしきい電力値、Sはi番目のFAに対するスケール値である。
  15. 前記i番目のFAに対するしきい電力値は、より高いサービス等級を有するFAに対するスケール値が1に決定されるとき、前記より高いサービス等級を有するFAに対して設定されたしきい電力のうち残りの電力と合算して更新され
    前記残りの電力は、前記より高いサービス等級を有するFAに対して設定されたしきい電力と該当する瞬間電力との差である請求項14記載の装置。
  16. 前記しきい電力値は下記の数式により計算される請求項10記載の方法。
    Figure 0003908732
    ここで、Pthはしきい電力値、Paverageは前記移動通信システムの平均電力値、バックオフは前記移動通信システムの平均電力に対して線形増幅のために要求される最大電力の比である。
  17. 多重割り当て周波数(FA)を支援する移動通信システムの送信電力制御方法において、
    それぞれのチャンネル別に伝送のためのチャンネルデータを同位相(I)信号成分と直交位相(Q)信号成分に区分して複数のFAのための基底帯域の信号を生成する第1過程と、
    前記基底帯域の信号をパルス整形フィルタリングする第2過程と、
    線形化した電力増幅のために設定されたしきい電力により前記パルス整形フィルタリングされた信号の平均電力対最大電力の比を調節した後、該当する無線周波数帯域で出力する第3過程とを含み、
    前記第3過程は、
    前記パルス整形フィルタリングされた結果の各FAの原信号を受けてサンプリング周期ごとに瞬間電力値を測定して前記しきい電力値と比較し、その比較結果により各FA別スケール値を決定する第1段階と、
    前記各FAの原信号をそれぞれ入力して前記スケール値を用いて平均電力対最大電力の比を調節する第2段階と、
    前記電力調節された信号を結合して出力する第3段階とから構成され、
    前記第2段階は、
    該当するFAに対する原信号に、該当するスケール値を乗算することにより目標信号を求め、前記目標信号から前記原信号を減算して除去信号を計算する第1サブ段階と、
    前記計算された除去信号を前記原信号と合算して出力する第2サブ段階とから構成され、
    サンプリング周期ごとに計算された除去信号の入力を受けて前記除去信号のうち最高レベルを有する除去信号を選択する第3サブ段階と、
    前記選択された除去信号を前記原信号と合算する前にパルス整形フィルタリングする第4サブ段階とをさらに含むことを特徴とする方法。
  18. 前記第3サブ段階は、0でない連続する除去信号のうちの最高レベルを有する除去信号を選択する請求項17記載の方法。
  19. 前記原信号を前記計算された除去信号と合算する前に前記計算された除去信号と同位相になるように所定時間だけ遅延させる第3サブ段階をさらに含む請求項17記載の方法。
  20. 前記複数のFAが同等なサービス等級の場合に前記スケール値は下記の数式により計算される請求項17記載の方法。
    Figure 0003908732
    はi番目のFAに対するスケール値(ここで、iは1,2,…,N)で、Pthはしきい電力値で、Pはi番目のFAに対する瞬間電力値である。
  21. 前記複数のFAが相互に異なるサービス等級に分類される場合、前記複数のFAに対する前記スケール値は下記の数式により計算される請求項17記載の方法。
    Figure 0003908732
    はi番目のFAに対するスケール値(ここで、iは1,2,…,N)、αはi番目のFAに対して割り当てられた加重値、Pthはしきい電力値、Pはi番目のFAに対する瞬間電力値である。
  22. 前記複数のFAが相互に異なるサービス等級に分類される場合、前記複数のFAそれぞれに対するスケール値は下記の数式により計算される請求項17記載の方法。
    Figure 0003908732
    はi番目のFAに対する瞬間電力値(ここで、iは1,2,…,N)で、Pth−iはi番目のFAに対してサービス等級により設定されたしきい電力値で、Sはi番目のFAに対するスケール値である。
  23. 前記i番目のFAに対するしきい電力値は、より高いサービス等級を有するFAに対するスケール値が1に決定されるとき、前記より高いサービス等級を有するFAに対して設定されたしきい電力のうち残りの電力と合算されて更新され
    前記残りの電力は前記より高いサービス等級を有するFAに対して設定されたしきい電 力と該当する瞬間電力の差である請求項22記載の方法。
  24. 前記しきい電力値は下記の数式により計算される請求項17記載の方法。
    Figure 0003908732
    ここで、Pthはしきい電力値、Paverageは前記移動通信システムの平均電力値、バックオフは前記移動通信システムの平均電力に対して線形増幅のために要求される最大電力の比である。
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