JP3907869B2 - アレーアンテナの素子間引き方法及びアレーアンテナの素子間引きプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

アレーアンテナの素子間引き方法及びアレーアンテナの素子間引きプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP3907869B2
JP3907869B2 JP18883199A JP18883199A JP3907869B2 JP 3907869 B2 JP3907869 B2 JP 3907869B2 JP 18883199 A JP18883199 A JP 18883199A JP 18883199 A JP18883199 A JP 18883199A JP 3907869 B2 JP3907869 B2 JP 3907869B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
array antenna
thinning
value
individuals
gene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP18883199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001024421A (ja
Inventor
良夫 稲沢
勇 千葉
滋 牧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP18883199A priority Critical patent/JP3907869B2/ja
Publication of JP2001024421A publication Critical patent/JP2001024421A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3907869B2 publication Critical patent/JP3907869B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、アレーアンテナの所望の指向性を実現するため、適当な素子を間引く際に、その位置を決定するアレーアンテナの素子間引き方法及びアレーアンテナの素子間引きプログラムを記録した記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
アレーアンテナにおいて所望の指向性を得る方法の一つとして、適当な素子を間引く素子間引き法がある。図11は、間引き前の4×4素子アレーアンテナを示し、図12は、4×4素子アレーアンテナを適当な方法により間引いた後の様子を示す。この間引く素子の位置を決定する方法の一つとして、遺伝的アルゴリズムによる評価関数を最適化する方法がある。
【0003】
従来の素子間引き方法の一つとして、Randy L.HauptがIEEE Trans.Antennas Propagat.,vol.AP-42,pp.993-999,July 1994に、論文『Thinned Arrays Using Genetic Algorithms』を提案している。この論文では遺伝的アルゴリズムに基づく最適化手法により所望の指向性を実現する方法について述べている。この遺伝的アルゴリズムは、生物の成長過程をアレーアンテナの素子間引きに適用したものである。また、遺伝的アルゴリズムについては、例えば伊庭斉志著(オーム社)の『遺伝的アルゴリズムの基礎』などに詳細が記述されておりここでは概要のみ述べる。次に、Randyの論文で提案されている手法について説明する。
【0004】
従来のアレーアンテナの素子間引き方法について図面を参照しながら説明する。図13は、例えばRandyの論文に示された従来のアレーアンテナの素子間引き方法を示すフローチャートである。
【0005】
まず、ステップ201において、n素子アレーアンテナの間引き状態をn個の「0」か「1」の数字の組み合わせで表現する。次に、ステップ202において、ランダムに初期世代の集団を生成する。
【0006】
次に、ステップ203において、現在の集団の各個体に対する適応値を計算する。次に、ステップ204〜205において、適応値の最大値が更新されたかを判断し、更新された場合には適応値が最大値の遺伝子情報をメモリにストアする。
【0007】
次に、ステップ206において、適応値の高いものほど選ばれやすくなるようにして、2つの個体を選択する。次に、ステップ207において、交叉および突然変異操作を行い、次世代の個体を2つ生成する。
【0008】
次に、ステップ208において、次世代の個体数がmになったかを判断し、ならない場合はステップ206に戻り、なった場合には次のステップへ進む。
【0009】
次に、ステップ209において、世代数が規定の数になったかを判断し、ならない場合はステップ203に戻り、なった場合には次のステップへ進む。
【0010】
そして、ステップ210において、適応値が最大値の遺伝子情報に対応する間引き情報を出力する。
【0011】
つづいて、前述した従来のアレーアンテナの素子間引き方法のうち、本発明に関係する箇所の詳細な処理について図面を参照しながら説明する。
【0012】
例えば、図14に示す「E1、E2、・・、En」のn素子アレーアンテナの間引きを考える。素子を間引いた状態を「0」、間引かない状態を「1」とすると、任意の間引き状態はこの「0」と「1」のn個の数字の組み合わせで表現することができる(ステップ201)。
【0013】
例えば、素子E2、・・、素子En-1を間引いた状態Baは、図15のように表すことができる。また、このn個の数字の組み合わせに対してアレーアンテナの間引き状態が一意に決定され、その状態の指向性を求めることができる。
【0014】
この指向性がどれだけ所望の指向性に近いかを評価関数として定義すれば、各組み合わせに対して、ある評価関数の値を求めることができる。例えば、あるカット面のサイドローブレベルをできるだけ下げたいならば、そのカット面のパターンを計算し、その最大のサイドローブレベル:xに対して、評価関数fをf=−xなどと定義すると、サイドローブレベルが低い程この評価関数は大きな値をとる。すなわち、所望の指向性を有する間引き状態を求めることは、評価関数を最大にするn個の「0」と「1」の組み合わせを求める最適化問題と等価である。上記の論文では、この最適な組み合わせを求めるため遺伝的アルゴリズムを用いている。
【0015】
本最適化問題における1つの素子の間引き状態を決定する「0」または「1」で表される1つの数字を『遺伝子』、任意の間引き状態を表すn個の数字の並びを『個体』、各個体が有する評価関数の値を『適応値』と呼ぶ。
【0016】
遺伝的アルゴリズムによる最適化を行うため、最初に乱数などにより様々な組み合わせを有する固体を多数生成し(ステップ202)(ここではm個体生成する)、各個体に対して適応値を求める(ステップ203)。
【0017】
次に、この適応値が高い個体ほど選択されやすいようにして2つの個体を選び(ステップ206)、これらに遺伝的アルゴリズム特有の交叉および突然変位の処理を行い(ステップ207)、次世代の個体を2つ生成する。
【0018】
この交叉処理は、図16に示すように、選択された2つの個体Bi、Bjに対して、任意の位置で遺伝子を入れ替えることをいう。図16では、個体Bi、Bjのそれぞれ左側の4つの遺伝子はそのままで、右側の残りの遺伝子を入れ替えている。
【0019】
また、突然変異の処理は、図17に示すように、ある個体Biの任意の遺伝子の情報を変化させることをいう。図17では、左側から2番目の遺伝子の情報を「0」から「1」に変えている。
【0020】
これらの処理を複数回繰り返し、図18に示すように、次世代の集団を生成する。この次世代の集団を生成する処理を繰り返し(ステップ206〜208)、世代を経るごとに適応値の高い個体が生成され、最終的に所望の個体すなわち所望の指向性を有する間引き状態を得ることができる(ステップ210)。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような従来のアレーアンテナの素子間引き方法では、遺伝的アルゴリズムに基づく素子間引きにより所望の指向性を実現することができが、間引きを行う素子数が非常に多い場合には、計算時間が膨大になり実質的に最適解を求めることが困難になるという問題点があった。
【0022】
この発明は、前述した問題点を解決するためになされたもので、遺伝的アルゴリズムによる演算量を低減する工夫を施して処理することにより計算時間を短縮でき、所望の指向性を求めることができるアレーアンテナの素子間引き方法を得ることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係るアレーアンテナの素子間引き方法は、所望の指向性を得るために遺伝的アルゴリズムによる評価関数を最適化して適当な素子を間引くアレーアンテナの素子間引き方法において、k(正の整数)個の素子間引き情報を1つの遺伝子で表現するとともに、前記1つの遺伝子をk桁の2進数とみなし0〜2−1の10進数で表現し、n素子アレーアンテナの間引き状態を、n/k個の遺伝子の組み合わせで表現するステップと、各k個の素子の全間引き状態それぞれからの寄与を求めておくステップと、ランダムに初期世代の個体の集団を生成するステップと、現在の集団の各個体に対する適応値を計算するステップと、適応値の最大値が更新されたかを判断し、更新された場合には適応値が最大値の遺伝子情報をメモリにストアするステップと、適応値の高いものほど選ばれやすくなるようにして、2つの個体を選択するステップと、交叉および突然変異操作を行い、次世代の個体を2つ生成するステップと、次世代の個体数が第1の数になるまで、前記2つの個体を選択するステップ及び前記次世代の個体を2つ生成するステップを繰り返す第1の繰り返しステップと、前記次世代の個体数が前記第1の数になった場合には、世代数が第2の数になるまで、前記適応値を計算するステップから前記第1の繰り返しステップまでを繰り返す第2の繰り返しステップと、前記世代数が前記第2の数になった場合には、適応値が最大値の遺伝子情報に対応する間引き情報を出力するステップとを含むものである。
【0025】
この発明の請求項2に係るアレーアンテナの素子間引き方法は、前記評価関数の規定を、開口分布から決定するものである。
【0026】
この発明の請求項3に係るアレーアンテナの素子間引き方法は、複数の多値変数で表される個体に対する交叉処理として、複数の箇所で多値変数を入れ替える処理を行うものである。
【0027】
この発明の請求項4に係るアレーアンテナの素子間引き方法は、複数の多値変数で表される個体に対する交叉処理として、一つの多値変数を2進数で表したときに、この2進数の途中で多値変数を入れ替える処理を行うものである。
【0028】
この発明の請求項5に係るアレーアンテナの素子間引き方法は、複数の多値変数で表される個体に対する突然変異処理として、所定の多値変数に対する突然変異の処理をした結果を、その多値変数について2進数表示したときに一つの桁のみ変化するように処理を行うものである。
【0029】
この発明の請求項6に係るアレーアンテナの素子間引き方法は、交叉および突然変異の処理を、世代を経るごとに異なるように行うものである。
【0030】
この発明の請求項7に係るアレーアンテナの素子間引き方法は、請求項1から請求項6までのいずれかに記載のアレーアンテナの素子間引き方法を、各素子アンテナが同一平面上にないコンフォーマルアレーアンテナに対して適用するものである。
【0031】
この発明の請求項8に係るアレーアンテナの素子間引き方法は、前記n/k個の遺伝子の組み合わせで表現するステップが、素子の励振振幅が複数の状態を取り得る場合に対して、その素子の励振状態も含めた遺伝子表現を行うものである。
【0032】
この発明の請求項9に係るアレーアンテナの素子間引きプログラムを記録した記録媒体は、請求項1から請求項8までのいずれかに記載のアレーアンテナの素子間引き方法を記述するプログラムを記録したものである。
【0033】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナの素子間引き方法について図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナの素子間引き方法を示すフローチャートである。
【0034】
この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナの素子間引き方法は、この遺伝的アルゴリズムによる最適化の処理において、素子の間引き状態に対応する複数の2値変数を一つの変数で表し、遺伝的アルゴリズムによる最適化に必要な交叉および突然変異の処理を、この遺伝子表現で行い効果的に処理する。
【0035】
また、素子の間引き状態に対応する複数の変数で表される遺伝子配列から、指向性を計算する際に、一旦2進数表示に変換した後、各素子からの寄与を足し合わせるのではなく、その変数に直接対応する寄与をあらかじめ求めておく。
【0036】
まず、ステップ101において、k個の素子間引き情報を1つの遺伝子で表現し、n素子アレーアンテナの間引き状態を、n/k個の遺伝子の組み合わせで表現する。
【0037】
次に、ステップ102において、各k個の素子の全間引き状態に対する寄与を求めておく。次に、ステップ103において、ランダムに初期世代の集団を生成する。
【0038】
次に、ステップ104において、現在の集団の各個体に対する適応値を計算する。次に、ステップ105〜106において、適応値の最大値が更新されたかを判断し、更新された場合には適応値が最大値の遺伝子情報をメモリにストアする。
【0039】
次に、ステップ107において、適応値の高いものほど選ばれやすくなるようにして、2つの個体を選択する。次に、ステップ108において、交叉および突然変異操作を行い、次世代の個体を2つ生成する。
【0040】
次に、ステップ109において、次世代の個体数がmになったかを判断し、ならない場合はステップ107に戻り、なった場合には次のステップへ進む。
【0041】
次に、ステップ110において、世代数が規定の数になったかを判断し、ならない場合はステップ104に戻り、なった場合には次のステップへ進む。
【0042】
そして、ステップ111において、適応値が最大値の遺伝子情報に対応する間引き情報を出力する。
【0043】
つづいて、素子間引き方法の具体例について説明する。従来例でも説明したn素子アレーアンテナの任意の素子間引き状態を表すn個の2値変数の組み合わせを、任意の正の整数kごとの数字の組み合わせに分け、各組み合わせをk桁の2進数とみなし0〜2k−1の10進数で表現する。
【0044】
例えば、ある個体Biが「101000101100・・・0100」で、k=4の場合、新しい遺伝子表現Ciは、図2のように表される。
【0045】
このように表現することにより、n個の配列が必要であった元の1個体をn/k個の配列で表現することができる。
【0046】
次に、ある個体の適応値を求めるために、その個体に相当するアレーアンテナの指向性を求める必要があるが、0〜2k−1の値をとる遺伝子を一旦2進数表示し、各素子の間引き状態を調べ、間引かれていない素子の寄与を足し合わせるのではなく、0〜2k−1の値に直接対応した寄与をあらかじめ計算しておく。
【0047】
例えば、i番目の素子が観測点xにつくる複素電界をEi(x)とし、図3(a)に示すように、「10 2 6・・5」の遺伝子情報を有する個体Ciの右端の遺伝子「5」による観測点xにおける寄与を求めることを考える。
【0048】
同図(b)に示すように、Ei(x)から求めるには、「5」を「0101」と2進数表示し、素子1と素子3に対応するE1(x)+E3(x)を求めればよい。
【0049】
同図(c)に示すように、あらかじめ関数F(0,x)〜F(15,x)を求めておくことにより、「5」という値から直接F(5,x)の値を参照すれば、直接寄与を計算できる。
【0050】
本手法はあらかじめ、所定の関数を求めておく必要があるが、遺伝的アルゴリズムの処理の過程で何度もある個体に対する指向性を求める必要があるため、結果的に演算量を低減することができる。
【0051】
上記の遺伝子表現に対して、次のように遺伝的アルゴリズムを適用する。
【0052】
まず、初期世代となる個体の集まりを生成する。一つの遺伝子が0〜2k−1の値をとるため、この範囲の値を乱数によりn/k個、生成し個体を得る。この処理をm回繰り返し、m個の個体を持つ集団が得られる。
【0053】
次に、これらの全個体に対する適応値を計算する。この適応値を計算するため、1素子ごとの間引き状態を知るには、2l(0≦l≦k−1)との論理和をとった値が零かどうかで判断すればよい。i番目の素子が観測点xにつくる複素電界をEi(x)とすると、アレーアンテナ全体での観測点xの電界は、間引かれていない素子の分だけ、Ei(x)を足し合わせればよい。適応値となる評価関数は、この値から決定すればよい。
【0054】
次に、適応値の高い個体が選ばれやすくなるようして2つの個体を選択し、交叉および突然変異の処理を行い新しい個体を生成する。この交叉および突然変異の処理は必ず行うのではなく、あらかじめ設定した確率で起こすようにする。例えば、交叉および突然変異の処理を行う確率をそれぞれPc、Pmとすると、0〜1の乱数を生成し、これらの確率以下になった場合に、それぞれの処理を行えばよい。
【0055】
具体的な交叉処理として、「10 2 6・・1」の情報を持つ個体をCi、「3 8 15・・4」の情報を持つ個体をCjとし、これらの個体を2つ目の遺伝子の後で交叉処理を行うと、図4に示すように、新しい個体Ci’、Cj’を得ることができる。
【0056】
また、突然変異の処理の例としては、上記Ciの個体の2つ目の遺伝子に突然変異を起こさせると、図5に示すように、新しい個体Ci’を得ることができる。
【0057】
上述した、個体の選択、交叉処理、突然変異の処理を次世代の個体数がmになるまで繰り返し、新しい世代を生成する。さらに新世代の全個体に対して適応値を計算し、また次の世代を生成する。優秀な個体すなわち適応値の高い個体が次世代に関連の個体を生成しているため、世代を経るごとに適応値の高い個体が生成されやすくなり、最終的に最適な個体、すなわち所望の指向性を有する素子間引きを得ることができる。
【0058】
素子間引きの状態を「0」あるいは「1」で表現した従来の間引き法に比べて、同じ個体数を生成するならば、操作すべき配列の数が1/kに減少しているため、本アルゴリズムは計算時間を低減することができる。
【0059】
また、個体数を個体の遺伝子数と同等とする場合には、全配列の数がk-2に減少するため、さらに計算時間の短縮が期待できる。計算時間が短縮されるため従来の遺伝的アルゴリズムに基づく間引き法では、計算時間の観点から実質的に不可能である程、非常に多い素子数のアレーアンテナに対しても、素子間引きを行うことが可能になる。
【0060】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係るアレーアンテナの素子間引き方法について説明する。
【0061】
上記の実施の形態1においては、ある個体が有する適応値をその個体が有する指向性から定義していたが、この実施の形態2では開口分布から決定するものである。
【0062】
例えば、低サイドローブレベルの指向性を得る開口分布としてテイラー分布などが提案されている。素子間引きの状態から、そのアレー状態が有する開口分布を求め、このテイラー分布にどれだけ近いかを評価関数として定義すればよい。
【0063】
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係るアレーアンテナの素子間引き方法について説明する。
【0064】
この実施の形態3は、複数の遺伝子で表現される個体に対する交叉処理として、複数箇所において遺伝子の入れ替えを行うものである。
【0065】
例えば「10 0 6 8 0 3 1・・14 1」、「3 8 15 07 9 0・・4 3」の遺伝子情報を持つ2つの個体Ci、Cjに対して5カ所で遺伝子の入れ替えを行った例を図6に示す。これらの入れ替えを行う位置は乱数により決定すればよい。また、特に全ての遺伝子それぞれに関して50%の確率で遺伝子を入れ替える処理を行ってもよい。
【0066】
複数箇所で遺伝子の入れ替えを行うため、新たに生成される個体に多様性が増し、局所的な解の探索に陥りにくいう効果がある。
【0067】
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係るアレーアンテナの素子間引き方法について説明する。
【0068】
この実施の形態4は、複数の遺伝子で表現される個体に対する交叉処理として、遺伝子ごとに入れ替えを行うだけではなく、遺伝子を2進数表示し任意の場所で入れ替えを行うものである。
【0069】
例えば「3 10 2・・1」、「8 3 7・・4」の遺伝子情報を持つ個体Ci、Cjに対して、2つめの遺伝子を2進数表示したときの真ん中で入れ替えを行った例を図7に示す。
【0070】
この実施の形態4では、遺伝子ごとだけではなく、遺伝子を2進数表示したときの適当な位置で入れ替えが行われているため、1つの遺伝子が表す複数の素子間引き状態間の相関が低減されるため、局所的な解の探索に落ちることなく多様な解を探索できるようになる。
【0071】
実施の形態5.
この発明の実施の形態5に係るアレーアンテナの素子間引き方法について説明する。
【0072】
この実施の形態5は、素子間引き状態を表す固体の遺伝子が0〜2k−1で表されているとき、遺伝的アルゴリズムの突然変異の処理として0≦j≦k−1の整数を乱数で生成し、2jとの排他的論理和をとり、その結果を突然変異後の値とする。
【0073】
例えば、図8に、「10 2 6・・5」の遺伝子情報を持つ個体Ciの一つ目の遺伝子「10」に、突然変異(k=4、j=1)を起こさせた例を示す。
【0074】
突然変異の方法として0〜2k−1の乱数を生成して置き換える方法では、一つの変数において最大k個の素子の間引き状態が一度に変わってしまい、最適解への収束が遅くなる場合がある。しかし、この突然変異の方法では、突然変異後の値は元の値と比べて2進数表示したときに一桁のみ変化した結果が得られる。すなわち、突然変異の処理により1素子の間引き状態のみ変化した結果が得られるため、徐々に最適解に近づき安定した収束が得られるという効果がある。
【0075】
実施の形態6.
この発明の実施の形態6に係るアレーアンテナの素子間引き方法について説明する。
【0076】
遺伝的アルゴリズムに基づく素子間引き方法では、多数の個体が含まれる集団の中から、適宜個体を選択し交叉および突然変異の処理により次世代の個体および集団を生成する。この交叉および突然変異の処理を行う確率をそれぞれPc、Pmとすると、最適解への収束の程度により、これらの確率を変化させる。例えば、世代の初期段階から後期段階にかけて、これらの確率を減少させることが考えられる。
【0077】
収束の程度に応じた交叉および突然変異の処理の確率を用いることにより、最適解への安定した収束が得られるという効果がある。
【0078】
実施の形態7.
この発明の実施の形態7に係るアレーアンテナの素子間引き方法について説明する。
【0079】
コンフォーマルアレーアンテナは、各素子アンテナが同一平面上にないアレーアンテナであり、図9のように表される。この実施の形態7は、特にこのコンフォーマルアレーアンテナに上記の実施の形態1〜6のいずれかの素子間引き方法を適用したものである。
【0080】
この実施の形態7により、任意形状のアレーアンテナの素子間引きによる指向整合性を実現することができる。
【0081】
実施の形態8.
この発明の実施の形態8に係るアレーアンテナの素子間引き方法について説明する。
【0082】
素子の間引きの状態として、素子の有り、無しだけではなく素子の励振振幅に複数の状態がある場合には、その複数の状態を表す遺伝子表現が必要になる。
【0083】
例えば、図10(a)に示すように、素子の励振振幅が真数で「0.00」(素子を完全に間引いた状態に等価)、「0.25」、「0.50」、「1.00」の4つの状態をとりうる場合、従来の遺伝的アルゴリズムによる遺伝子表現でこれを実現するには、一つの素子の状態を2つの遺伝子(「00」、「01」、「10」、「11」)で表し、図10(b)のBiのように表すことができる。
【0084】
この実施の形態8では、n素子アレーアンテナの任意の状態を表す2n個の2値変数の組み合わせを、任意の正の整数kごとの数字の組み合わせに分け、各組み合わせをk桁の2進数とみなし0〜2k−1の10進数で表現する。
【0085】
例えば、図10(b)に示した個体Biのk=4の場合、新しい遺伝子表現は同図に示すCiのように表すことができる。このように表現することにより、2n個の配列が必要であった元の個体を2n/k個の配列で表現することができる。この遺伝子表現に対して、遺伝的アルゴリズムによる最適化の手法は上述の場合と同様である。
【0086】
この実施の形態8によれば、素子の励振状態が複数ある場合の素子間引きにも、素子間引きの状態を「0」あるいは「1」で表現した従来の間引き法に比べて、同じ個体数を生成するならば、操作すべき変数の数が1/kに減少しているため、計算時間の短縮が可能である。また、個体数を個体の遺伝子数と同等とする場合には、全配列の数がk-2に減少するため、さらに計算時間の短縮が期待できる。
【0087】
【発明の効果】
この発明の請求項1に係るアレーアンテナの素子間引き方法は、以上説明したとおり、所望の指向性を得るために遺伝的アルゴリズムによる評価関数を最適化して適当な素子を間引くアレーアンテナの素子間引き方法において、k(正の整数)個の素子間引き情報を1つの遺伝子で表現するとともに、前記1つの遺伝子をk桁の2進数とみなし0〜2−1の10進数で表現し、n素子アレーアンテナの間引き状態を、n/k個の遺伝子の組み合わせで表現するステップと、各k個の素子の全間引き状態それぞれからの寄与を求めておくステップと、ランダムに初期世代の個体の集団を生成するステップと、現在の集団の各個体に対する適応値を計算するステップと、適応値の最大値が更新されたかを判断し、更新された場合には適応値が最大値の遺伝子情報をメモリにストアするステップと、適応値の高いものほど選ばれやすくなるようにして、2つの個体を選択するステップと、交叉および突然変異操作を行い、次世代の個体を2つ生成するステップと、次世代の個体数が第1の数になるまで、前記2つの個体を選択するステップ及び前記次世代の個体を2つ生成するステップを繰り返す第1の繰り返しステップと、前記次世代の個体数が前記第1の数になった場合には、世代数が第2の数になるまで、前記適応値を計算するステップから前記第1の繰り返しステップまでを繰り返す第2の繰り返しステップと、前記世代数が前記第2の数になった場合には、適応値が最大値の遺伝子情報に対応する間引き情報を出力するステップとを含むので、演算量を減らすことができ、ひいては計算時間を短縮することができるという効果を奏する。
【0089】
この発明の請求項2に係るアレーアンテナの素子間引き方法は、以上説明したとおり、前記評価関数の規定を、開口分布から決定するので、演算量を減らすことができ、ひいては計算時間を短縮することができるという効果を奏する。
【0090】
この発明の請求項3に係るアレーアンテナの素子間引き方法は、以上説明したとおり、複数の多値変数で表される個体に対する交叉処理として、複数の箇所で多値変数を入れ替える処理を行うので、演算量を減らすことができ、ひいては計算時間を短縮することができるという効果を奏する。
【0091】
この発明の請求項4に係るアレーアンテナの素子間引き方法は、以上説明したとおり、複数の多値変数で表される個体に対する交叉処理として、一つの多値変数を2進数で表したときに、この2進数の途中で多値変数を入れ替える処理を行うので、演算量を減らすことができ、ひいては計算時間を短縮することができるという効果を奏する。
【0092】
この発明の請求項5に係るアレーアンテナの素子間引き方法は、以上説明したとおり、複数の多値変数で表される個体に対する突然変異処理として、所定の多値変数に対する突然変異の処理をした結果を、その多値変数について2進数表示したときに一つの桁のみ変化するように処理を行うので、演算量を減らすことができ、ひいては計算時間を短縮することができるという効果を奏する。
【0093】
この発明の請求項6に係るアレーアンテナの素子間引き方法は、以上説明したとおり、交叉および突然変異の処理を、世代を経るごとに異なるように行うので、演算量を減らすことができ、ひいては計算時間を短縮することができ、また最適解への安定した収束を得ることができるという効果を奏する。
【0094】
この発明の請求項7に係るアレーアンテナの素子間引き方法は、以上説明したとおり、請求項1から請求項6までのいずれかに記載のアレーアンテナの素子間引き方法を、各素子アンテナが同一平面上にないコンフォーマルアレーアンテナに対して適用するので、演算量を減らすことができ、ひいては計算時間を短縮することができるという効果を奏する。
【0095】
この発明の請求項8に係るアレーアンテナの素子間引き方法は、以上説明したとおり、前記n/k個の遺伝子の組み合わせで表現するステップが、素子の励振振幅が複数の状態を取り得る場合に対して、その素子の励振状態も含めた遺伝子表現を行うので、演算量を減らすことができ、ひいては計算時間を短縮することができるという効果を奏する。
【0096】
この発明の請求項9に係るアレーアンテナの素子間引きプログラムを記録した記録媒体は、以上説明したとおり、請求項1から請求項8までのいずれかに記載のアレーアンテナの素子間引き方法を記述するプログラムを記録したので、演算量を減らすことができ、ひいては計算時間を短縮することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナの素子間引き方法を示すフローチャートである。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナの素子間引き方法の遺伝子表現の具体例を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナの素子間引き方法の間引き状態に対応する寄与を表す定義関数の具体例を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナの素子間引き方法による交叉処理の具体例を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナの素子間引き方法による突然変異処理の具体例を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態3に係るアレーアンテナの素子間引き方法による複数箇所での交叉処理の具体例を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態4に係るアレーアンテナの素子間引き方法による遺伝子の途中での交叉処理の具体例を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態5に係るアレーアンテナの素子間引き方法による1素子の間引き情報のみ変化するようにした突然変異処理の具体例を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態7に係るアレーアンテナの素子間引き方法であって、各実施の形態に係るアレーアンテナの素子間引き方法をコンフォーマルアレーアンテナに適用した例を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態8に係るアレーアンテナの素子間引き方法の遺伝子表現の具体例を示す図である。
【図11】 従来のアレーアンテナの素子間引き方法による間引き前のアレーアンテナを示す図である。
【図12】 従来のアレーアンテナの素子間引き方法による間引き後のアレーアンテナを示す図である。
【図13】 従来のアレーアンテナの素子間引き方法を示すフローチャートである。
【図14】 従来のアレーアンテナを示す図である。
【図15】 従来のアレーアンテナの素子間引き方法の遺伝子表現の具体例を示す図である。
【図16】 従来のアレーアンテナの素子間引き方法による交叉処理の具体例を示す図である。
【図17】 従来のアレーアンテナの素子間引き方法による突然変異処理の具体例を示す図である。
【図18】 従来のアレーアンテナの素子間引き方法による次世代の集団の生成過程の具体例を示す図である。
【符号の説明】
i 個体、Ci 個体、Cj 個体、Ci’ 個体、Cj’ 個体。

Claims (9)

  1. 所望の指向性を得るために遺伝的アルゴリズムによる評価関数を最適化して適当な素子を間引くアレーアンテナの素子間引き方法において、
    k(正の整数)個の素子間引き情報を1つの遺伝子で表現するとともに、前記1つの遺伝子をk桁の2進数とみなし0〜2−1の10進数で表現し、n素子アレーアンテナの間引き状態を、n/k個の遺伝子の組み合わせで表現するステップと、
    各k個の素子の全間引き状態それぞれからの寄与を求めておくステップと、
    ランダムに初期世代の個体の集団を生成するステップと、
    現在の集団の各個体に対する適応値を計算するステップと、
    適応値の最大値が更新されたかを判断し、更新された場合には適応値が最大値の遺伝子情報をメモリにストアするステップと、
    適応値の高いものほど選ばれやすくなるようにして、2つの個体を選択するステップと、
    交叉および突然変異操作を行い、次世代の個体を2つ生成するステップと、
    次世代の個体数が第1の数になるまで、前記2つの個体を選択するステップ及び前記次世代の個体を2つ生成するステップを繰り返す第1の繰り返しステップと、
    前記次世代の個体数が前記第1の数になった場合には、世代数が第2の数になるまで、前記適応値を計算するステップから前記第1の繰り返しステップまでを繰り返す第2の繰り返しステップと、
    前記世代数が前記第2の数になった場合には、適応値が最大値の遺伝子情報に対応する間引き情報を出力するステップと
    を含むことを特徴とするアレーアンテナの素子間引き方法。
  2. 前記評価関数の規定を、開口分布から決定する
    ことを特徴とする請求項1記載のアレーアンテナの素子間引き方法。
  3. 複数の多値変数で表される個体に対する交叉処理として、複数の箇所で多値変数を入れ替える処理を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のアレーアンテナの素子間引き方法。
  4. 複数の多値変数で表される個体に対する交叉処理として、一つの多値変数を2進数で表したときに、この2進数の途中で多値変数を入れ替える処理を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のアレーアンテナの素子間引き方法。
  5. 複数の多値変数で表される個体に対する突然変異処理として、所定の多値変数に対する突然変異の処理をした結果を、その多値変数について2進数表示したときに一つの桁のみ変化するように処理を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のアレーアンテナの素子間引き方法。
  6. 交叉および突然変異の処理を、世代を経るごとに異なるように行う
    ことを特徴とする請求項1記載のアレーアンテナの素子間引き方法。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載のアレーアンテナの素子間引き方法を、各素子アンテナが同一平面上にないコンフォーマルアレーアンテナに対して適用する
    ことを特徴とするアレーアンテナの素子間引き方法。
  8. 前記n/k個の遺伝子の組み合わせで表現するステップは、素子の励振振幅が複数の状態を取り得る場合に対して、その素子の励振状態も含めた遺伝子表現を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のアレーアンテナの素子間引き方法。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれかに記載のアレーアンテナの素子間引き方法を記述するプログラムを記録した記録媒体。
JP18883199A 1999-07-02 1999-07-02 アレーアンテナの素子間引き方法及びアレーアンテナの素子間引きプログラムを記録した記録媒体 Expired - Lifetime JP3907869B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18883199A JP3907869B2 (ja) 1999-07-02 1999-07-02 アレーアンテナの素子間引き方法及びアレーアンテナの素子間引きプログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18883199A JP3907869B2 (ja) 1999-07-02 1999-07-02 アレーアンテナの素子間引き方法及びアレーアンテナの素子間引きプログラムを記録した記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001024421A JP2001024421A (ja) 2001-01-26
JP3907869B2 true JP3907869B2 (ja) 2007-04-18

Family

ID=16230610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18883199A Expired - Lifetime JP3907869B2 (ja) 1999-07-02 1999-07-02 アレーアンテナの素子間引き方法及びアレーアンテナの素子間引きプログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3907869B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107275801A (zh) * 2017-05-16 2017-10-20 李耘 一种l型阵列天线的基于获得性遗传的阵元排布方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4337728B2 (ja) * 2004-12-20 2009-09-30 パナソニック株式会社 アンテナの配置の設計方法及びこれを用いた電子機器
US9203159B2 (en) * 2011-09-16 2015-12-01 International Business Machines Corporation Phased-array transceiver

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08272764A (ja) * 1995-04-04 1996-10-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 遺伝的アルゴリズムを用いた小口径トンネルロボットの最適ゲイン探索方法
JP2892610B2 (ja) * 1996-01-16 1999-05-17 株式会社エイ・ティ・アール通信システム研究所 姿勢検出装置
JPH1015727A (ja) * 1996-07-03 1998-01-20 Fujitsu Ltd 二次元平面切断方法最適化装置
JPH10187123A (ja) * 1996-12-26 1998-07-14 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 遺伝的アルゴリズムを用いた色生成方法
JPH10229308A (ja) * 1997-02-13 1998-08-25 Mitsubishi Electric Corp ビーム走査アンテナ装置
JPH10240709A (ja) * 1997-02-26 1998-09-11 Sony Corp レンズ設計装置および方法ならびにレンズ設計用プログラムを記録した媒体
JPH10303126A (ja) * 1997-02-28 1998-11-13 Nikon Corp 移動シーケンスの決定方法
JP2990101B2 (ja) * 1997-06-03 1999-12-13 日本電気株式会社 コンフォーマルアレイアンテナの指向性合成法および該方法を格納した媒体
JP3599156B2 (ja) * 1997-07-24 2004-12-08 オムロン株式会社 推論装置、推論方法および記録媒体
JPH11353298A (ja) * 1998-06-05 1999-12-24 Yamaha Motor Co Ltd 遺伝的アルゴリズムにおける個体のオンライン評価手法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107275801A (zh) * 2017-05-16 2017-10-20 李耘 一种l型阵列天线的基于获得性遗传的阵元排布方法
CN107275801B (zh) * 2017-05-16 2019-06-04 李耘 一种l型阵列天线的基于获得性遗传的阵元排布方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001024421A (ja) 2001-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3611799A1 (en) Array element arrangement method for l-type array antenna based on inheritance of acquired characteristics
Wang et al. Modified backtracking search optimization algorithm inspired by simulated annealing for constrained engineering optimization problems
Li et al. A self-adaptive mating restriction strategy based on survival length for evolutionary multiobjective optimization
Johnson et al. Genetic algorithm optimization for aerospace electromagnetic design and analysis
Pelofske et al. Optimizing the spin reversal transform on the d-wave 2000q
Jain et al. Solving" antenna array thinning problem" using genetic algorithm
JP3907869B2 (ja) アレーアンテナの素子間引き方法及びアレーアンテナの素子間引きプログラムを記録した記録媒体
Ishibuchi et al. Effects of using two neighborhood structures on the performance of cellular evolutionary algorithms for many-objective optimization
JP2020106957A (ja) 最適化計算方法、最適化計算装置及び最適化計算プログラム
Petko et al. An autopolyploidy-based genetic algorithm for enhanced evolution of linear polyfractal arrays
Lin et al. An efficient hybrid Taguchi-genetic algorithm for protein folding simulation
Zhong et al. Adaptive multi-objective differential evolution with stochastic coding strategy
CN111191339A (zh) 求解天线阵列综合问题的约束超多目标智能优化转换方法
CN113141272A (zh) 基于迭代优化rbf神经网络的网络安全态势分析方法
CN109219080B (zh) 一种基于遗传算法的射频能量源布置方法
Udina et al. Linear antenna array optimisation by genetic means
Zhao A hybrid harmony search algorithm for numerical optimization
Kim et al. On the similarities between binary-coded GA and real-coded GA in wide search space
JP2990101B2 (ja) コンフォーマルアレイアンテナの指向性合成法および該方法を格納した媒体
Daham et al. Parameter controlled harmony search algorithm for solving the four-color mapping problem
Azam et al. Optimized Cover Selection for Audio Steganography Using Multi-Objective Evolutionary Algorithm
JPH08272761A (ja) パラメータチューニング法
JP2007074604A (ja) アンテナの製造方法
JPH08110902A (ja) パラメータ最適化装置
Araghi et al. A comparison amongst sub-optimal ordering schemes for power systems accompanied with a GA-based optimal ordering method

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050322

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060606

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3907869

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100126

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110126

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120126

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130126

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130126

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term