JPH10187123A - 遺伝的アルゴリズムを用いた色生成方法 - Google Patents

遺伝的アルゴリズムを用いた色生成方法

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JPH10187123A
JPH10187123A JP8347685A JP34768596A JPH10187123A JP H10187123 A JPH10187123 A JP H10187123A JP 8347685 A JP8347685 A JP 8347685A JP 34768596 A JP34768596 A JP 34768596A JP H10187123 A JPH10187123 A JP H10187123A
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JP
Japan
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color
colors
genetic algorithm
value
generated
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Pending
Application number
JP8347685A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakatsu Aoki
政勝 青木
Ken Tsutsuguchi
けん 筒口
Noboru Sonehara
曽根原  登
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication of JPH10187123A publication Critical patent/JPH10187123A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータグラフィック描画環境におい
て、複数の色をまぜあわせるといった直観的な作業で色
を生成する。 【解決手段】 赤色はRGB値で表わすと、(1.0,
0.0,0.0)で、9ビットのビット列“11100
0000”にエンコードされ、青色はRGB値で表わす
と、(0.0,0.0,1.0)で、9ビットのビット
列“000000111”にエンコードされる。両ビッ
ト列をランダムに選んだ交叉点で交差させ、子供のビッ
ト列“110000011”,“001000100”
を作る。両ビット列をデコードしてRGB値(0.9,
0.0,0.4),(0.1,0.0,0.5)に戻
し、赤色と青色の2色が混った色が生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンピュー
タグラフィックス環境における各種グラフィックスに着
色やペイントを行う際に用いる色の生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー表現として任意の色を選定
する場合、その色をあらかじめ設定されたカラーパレッ
トの中から選択するか、あるいはそのパレットに希望す
る色がない場合、RGB値やCMYK値などの色の基本
要素である数値をそれぞれ指定したり、スライダーなど
をマウスでドラッグして希望する色になるよう数値を調
節したりして、選択する色の生成を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、希望する色
がパレットにあれば、簡単にその色を選定できるが、そ
の色がパレットにない場合は、希望する色のRGB値な
どの数値では直観的にわかりづらく、色の選択が面倒で
あるという問題があった。
【0004】本発明の目的は、コンピュータグラフィッ
クの描画環境における例えば図形の任意の色の塗りつぶ
しなどを行う際において、色の選択をより自然に近い感
覚で行えるように、複数の色を混ぜ合わせることで色を
生成することができる色生成方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の色生成方法は、色の生成に遺伝的アルゴリ
ズム(以下GAと記す)を用いる。
【0006】色を選定する際に、あらかじめ用意した原
色の中から複数の色を選び、それらを混ぜ合わせるとい
う混色によって色を生成する。
【0007】ここで、色を構成する基本要素(例えば加
色法におけるRGB、減色法におけるCMYKなど)を
構成要素と称し、要素の数(例えばRGBなら3個)を
L個とする。
【0008】色には、遺伝子情報として、その色を構成
する構成要素の各値をもち、その値によって、色が決定
される。また、色の構成要素の値は、0と1からなるビ
ット列によって構成され、各々Nビットからなり、色の
遺伝子情報は計L×Nビットとする。ここで、Nは任意
の整数とする。
【0009】色を混ぜるということを本発明では、GA
の操作で行う。初めに選択した複数の色を親とし、その
親が持つ遺伝子情報に交叉、あるいは突然変異といった
操作を施して、子供を生みだす。また、引き続き色を混
ぜる場合は、生みだされた子供同士、あるいは親と子供
を次の世代の親とし、その遺伝子情報に対して、GAの
操作を施していく。
【0010】交叉は複数点交叉および一様交叉によって
行う。交叉する親が2つの場合は複数点交叉を用い、3
つ以上の場合に一様交叉を用いる。親が2つの場合の交
叉はランダムにどちらかの方法を選択する。
【0011】複数点交叉は、ランダムに選ばれたビット
列上の点を交叉点とし、その点の間で交互に片方の親か
らその遺伝子を受け継ぐ。
【0012】一様交叉は、親の数をP個とすると、0,
1,2,・・・,P−1からなるビット列のマスクを用
いる。まず、このマスクにランダムにP−1までの数を
発生させる。そして、つくるべき子供の遺伝子は、その
マスクの値に応じた親から遺伝子を受け継ぐ。
【0013】突然変異は、色の遺伝子である構成要素を
示すL×Nビットのうちの1ビットをランダムに選択
し、その値を反転させる。つまり、選択したビットの値
が0のときは1に、1のときは0に値を変える。
【0014】以上のようなGAの操作を繰り返していく
ことによって、最初に選んだ色の構成要素の値を変化さ
せ、新しい色を生成する。また、この一連の操作を混色
とし、この混色を繰り返し行うことによって、現実と同
様に、選んだ色が混ぜ合わされていくような直観的な操
作で様々な色を生成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0016】なお、以下の実施形態では、遺伝子情報
は、構成要素としてRGBを用い、各々の値を3ビット
の計9ビットのビット列としているが、実際には各値の
ビット数は任意の整数とする。
【0017】また、以下の実施形態は色のRGBを用い
て加色法で説明しているが、CMYK値による減色法な
どの他の混色法を用いても同様である。
【0018】図1は本発明の第1の実施形態で、赤色と
青色の2色を複数点交叉を行って混ぜ合わせる場合(請
求項2)である。
【0019】まず、混ぜあわせる色を親とし、その色を
RGB値で示す。値はその色の強度を比率で示し、0.
1は10%、1.0は100%である。赤色はRGBで
示すと、それぞれの色の強度は左から順に100%,0
%,0%であるので、(1.0,0.0,0.0)とな
る。同様にして、青色は(0.0,0.0,1.0)と
なる。
【0020】次に、このRGB値を各々3ビットの計9
ビットのビット列“111000000”,“0000
00111”にエンコードする。ここでは、値0.0か
ら1.0までをビット列000から111までに対応す
るようにエンコードする。そして、得られたビット列を
ランダムに選んだ交叉点で、交叉させ子供をつくる。最
後に、交叉によって生みだされた子供のビット列“11
0000011”,“001000100”をデコード
して、RGB値(0.9,0.0,0.4),(0.
1,0.0,0.5)に戻し、色を生成する。以上によ
り、生みだされた子供の2色はそれぞれ、親である赤色
と青色の2色が混ざった色になる。
【0021】図2は本発明の第2の実施形態であり、赤
色と青色と黄色の3色を一様交叉を行って混ぜあわせる
場合(請求項3)である。
【0022】まず、3色の色をそれぞれのRGB値より
各々9ビット“111000000”,“000000
111”,“111111000”のビット列にエンコ
ードする。次に、3個の親を交叉するため、マスクには
ランダムに0,1,2の文字列を発生させる。次に、3
個の親をA,B,Cとし、つくるべき子供をa,b,c
とする。このとき、子供aの遺伝子は対応するマスクが
“0”のときは、親Aから受け継ぎ、“1”のときは親
Bから、“2”のときは親Cから受け継ぎ、子供bの遺
伝子は、マスクが“0”のときは親Bから、“1”のと
きは親Cから、“2”のときは親Aから受け継ぎ、子供
cの遺伝子は、マスクが“0”のときは親Cから、
“1”のときは親Aから、“2”のときは親Bから受け
継ぐ(表1)。
【0023】
【表1】 以上のようにして交叉してできた子供のビット列“01
0101001”,“101000010”,“111
010100”をデコードし、RGB値(0.3,0.
7,0.1),(0.7,0.0,0.3),(1.
0,0.3,0.5)に直して色を生成する。
【0024】図3は本発明の第3の実施形態であり、図
1で示した赤色と青色の2色を混ぜあわせた際に、突然
変異を併発した場合(請求項4)である。
【0025】ランダムに選択された交叉点でお互いの遺
伝子情報であるビット列を交叉したあと、突然変異によ
って、子供bの遺伝子のビット列のうちの1ビットがラ
ンダムに選ばれ、その値を反転する。これによって、図
1の場合のような交叉だけで生みだされた子供の色とは
違った色が生成できる。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、コン
ピュータグラフィック描画環境において、描画した図形
に色をつける際に選択する色の生成に関して、遺伝的ア
ルゴリズムを用いることによって、複数の色を混ぜあわ
せるといった直観的な作業で色を生成することができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態(2つ親の交叉による
色生成)を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施形態(3つ親の交叉による
色生成)を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施形態(突然変異による色生
成)を示す図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータを用いて色を生成する色生
    成方法において、その色の生成に遺伝的アルゴリズムを
    用いることを特徴とする、遺伝的アルゴリズムを用いた
    色生成方法。
  2. 【請求項2】 遺伝的アルゴリズムにおける操作である
    交叉を用いて色を生成する、請求項1記載の遺伝的アル
    ゴリズムを用いた色生成方法。
  3. 【請求項3】 3個以上の親を用いた交叉によって色を
    生成する、請求項2記載の遺伝的アルゴリズムを用いた
    色生成方法。
  4. 【請求項4】 遺伝的アルゴリズムにおける操作である
    突然変異を用いて色を生成する、請求項1記載の遺伝的
    アルゴリズムを用いた色生成方法。
  5. 【請求項5】 色は遺伝子情報として、該色を構成する
    構成要素の各値をもち、構成要素の値は0と1からなる
    ビット列によって構成される、請求項1記載の、遺伝的
    アルゴリズムを用いた色生成方法。
JP8347685A 1996-12-26 1996-12-26 遺伝的アルゴリズムを用いた色生成方法 Pending JPH10187123A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001024421A (ja) * 1999-07-02 2001-01-26 Mitsubishi Electric Corp アレーアンテナの素子間引き方法及びアレーアンテナの素子間引きプログラムを記録した記録媒体

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JP2001024421A (ja) * 1999-07-02 2001-01-26 Mitsubishi Electric Corp アレーアンテナの素子間引き方法及びアレーアンテナの素子間引きプログラムを記録した記録媒体

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