JP3907750B2 - 薬剤等の収納容器 - Google Patents

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Stackable Containers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薬剤等の収納容器、更に詳しくは、処方せん等の指示によって注射薬払出装置等より払いだされた各種注射薬等のアンプルのみならず、バイアル、輸液等の各種薬剤等を収容したケースを患者毎や使用時毎等に収納したり、又薬剤庫等より選出された各種薬剤等を直接収納して、注射薬カート等に積載されて使用される薬剤等の収納容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種薬剤等を収納するための収納容器としては、例えば、図7に示すような収納容器が存在し、各種病院等で使用されてなる。
【0003】
即ち、係る収納容器1は合成樹脂材等を成形加工することにより上面開口の収納部2を有すべく全体を平面視略矩形状に形成すると共に、収納部2の開口周縁1cには該収納容器1の底部1aを嵌入可能で、且つ該収納容器1の夫々を複数段積み上げ可能とするための嵌入段部1dが設けられた構成からなるものである。
【0004】
尚、上記の如く形成された収納容器1は、夫々の収納容器1の嵌入段部1dを介して各収納容器1を安定した状態で確実に積み上げることが出来、よって特に注射薬カート等の移動体に積載されて使用されるに最適であるばかりか、開口周縁1cに嵌入段部1dが設けられてなることにより、収納部2内の薬剤等の収納空間容積2a、即ち、下方に位置する収納容器1の内底面から該収納容器1の嵌入段部1dに嵌入されて上方に位置する収納容器1の底部1aまでの距離(矢印I)を確保することが出来るというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の様に各種薬剤等を収納するための収納容器に於いては下記の様な問題点があった。
【0006】
即ち、上記収納容器1は、収納部2内に所定量の薬剤等の収納空間容積2aを確保しつつ安定した状態で確実に積み上げ可能に形成されてはいるが、使用時において、例えば一人の患者に使用する各種アンプルや、一回分投与する各種アンプル等の薬剤等が、その大きさや数量によっては一つの収納容器1に収納不可能となる場合があり、複数の収納容器1に分散させて収納しなくてはならず、よって患者分配時の確認作業が煩わしいものとなる。
【0007】
更に、上記構成からなる収納容器1は、収納部2内に薬剤等が収納されているいないに係わらず、積み上げた場合に必ず各収納容器1に一定の薬剤等の収納空間容積2aを有することから、該収納容器1を注射薬カート等に積載する場合でも、又所定の保管場所に保管する場合であっても所定数の収納容器1を積み上げた場合には、必ず所定の高さ空間が必要であり、よって積み上げた収納容器1の横倒れ等を防止するためには、自ずとから安全な高さ空間内で収納容器1を積み上げなければならず、よって積み上げる収納容器1の数が、前記高さ空間や載置面積等の条件内で限定されてしまうこととなり、特に注射薬カート等に積載する場合には、薬剤室等へ何度も足を運んで薬剤等を収納した各収納容器1を積み上げる作業を繰り返し行わなければならないだけでなく、又収納容器1の回収時にも前記と逆の作業を繰り返さなければならず、よってその作業が煩雑であるばかりか、多くの作業時間も費やさなければならないという問題が生じていた。
【0008】
しかして、本発明は、一つの収納容器に収納される薬剤等の大きさや数量が増減するような場合であっても、瞬時に、且つ容易に収納部の収納空間容積を薬剤等の収納量に合わせて増減させることで、一人の患者に使用するアンプルや、一回分投与するアンプル等の薬剤等が、複数の収納容器に分散されるのを回避して患者分配時の確認作業等を容易ならしめ複数の収納容器を安定した状態で確実に積み上げることが出来るだけでなく、収納容器内に薬剤等が収納されるされないに係わらず、各収納容器の夫々の収納部の収納空間容積を増減自在に積み上げ可能とすることにより、各収納容器の積み上げ数を所定の高さ空間や載置面積等の条件内で任意に増減させることが出来、しいては薬剤室等での各収納容器の煩雑な積み上げ及び積み降ろし作業等の繰り返し作業を必要最小限の回数にとどめて作業効率をも向上させることが出来る極めて優れた薬剤等の収納容器を提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の薬剤等の収納容器は、上面開口の収納部2 を有した収納容器1 の夫々が、互いの収納部2 の収納空間容積2aを増減自在に積み上げ可能な構成にしてなる薬剤等の収納容器であって、前記収納容器1 の底部1a又は周壁部1bの少なくとも何れか一方には、出退自在な脚体3 が設けられ、脚体3 が別の収納容器1 の収納部2 又は開口周縁1cに載置可能に設けられ、前記収納容器1 の収納部2には、脚体3 が位置決めされる凹状部4 又は凸状部5 の少なくとも何れか一方が設けられ、底部1aから立上がる周壁部1bはその下部から上部に向けて広くなるようテーパ状に形成されて、脚体3は、収納容器1 が下方の収納容器1の収納部2に位置決めされた際に下方の収納容器1に上方の収納容器1の下部が入り込む長さを有していることを特徴としている。
【0010】
即ち、本発明は上面開口の収納部2を有した収納容器1の夫々が、互いの収納部2の収納空間容積2aを増減自在に積み上げ可能なことから、収納部2の収納空間容積2aを薬剤等の収納量に合わせて増減させることで、一人の患者に使用するアンプルや一回分投与するアンプル等の薬剤等が、複数の収納容器1に分散されるのを回避して患者分配時の確認作業等を容易ならしめ複数の収納容器1を安定した状態で確実に積み上げることが出来ると共に、収納容器1内に薬剤等が収納されるされないに係わらず、各収納容器1の夫々の収納部2の収納空間容積2aを増減自在に積み上げ可能とすることにより、各収納容器1の積み上げ数を所定の高さ空間や載置面積等の条件内で任意に増減させることが出来る利点を有する。
【0011】
本発明の薬剤等の収納容器は、脚体3 が、前記凹状部4 又は凸状部5 の少なくとも何れか一方に装着脱自在に設けられてなることを特徴としていることから、安定した状態で積み上げられた各収納容器1に患者や看護婦等が不意にぶつかったり、又回診車等に積載されて移動する際の各種振動や衝撃等が各収納容器1に伝わるような場合であっても、収納容器1夫々が容易に離間して横倒れ等になるのを確実に防止することが出来る利点を有する。
【0012】
脚体3は底部1aに取り付けられた脚座3aを介して回動自在に設けられることで底部1aに対して出退自在な構成としたことを特徴としているから、積み上げられる各収納容器1の夫々の収納部2の収納空間容積2aを各収納容器1毎の脚体3の進出量に応じて簡単に、且つ瞬時に増減させることが出来る利点を有する。
【0013】
本発明の薬剤等の収納容器は、開口周縁1cは収納部2から外方に向かって鍔状に延出され、凹状部4 又は凸状部5 の少なくとも何れか一方は開口周縁1cの四隅に形成され、脚体3は底部1aの四隅に取り付けられ、脚体3の全てを底部1a側に回動させて退避させ下方の収納容器1の開口周縁1cに上方の収納容器1を重ねた場合には、各収納容器1の収納空間容積2aが最少となり、収納容器1の脚体3の全てを底部1aより起立させると共に、各脚体3を夫々の下方に位置する収納容器1の開口周縁1cの凹状部4又は凸状部5に嵌入して位置決めすることで各収納容器1の収納空間容積2aが最大となることを特徴としている。
【0014】
脚体3の全てを底部1a側に回動させて退避させた場合には、各収納容器1の収納空間容積2aを最少となるように該収納容器1の夫々を安定した状態で確実に積み上げることが出来ると共に、収納容器1内に薬剤等が収納されるされないに係わらず、各収納容器1の積み上げ数を所定の高さ空間や載置面積等の条件内で最多数とすることが出来る利点がある。
【0015】
さらに、積み上げられる各収納容器1の夫々の収納部2の収納空間容積2aを各収納容器1毎の脚体3の進出量に応じて最大にすることが出来、よって一人の患者に使用するアンプルや、一回分投与するアンプル等の薬剤等の大きさや数量が増減した場合であっても、瞬時に、且つ容易に収納部2の収納空間容積2aを薬剤等の収納量に合わせて増減させることで、一人の患者に使用するアンプルや一回分投与するアンプル等の薬剤等が、複数の収納容器1に分散されるのを回避して患者分配時の確認作業等を容易ならしめると共に、複数の収納容器1を常に安定した状態で確実に積み上げることが出来る利点がある。
【0016】
【発明の実施の形態】
<第一実施形態>
以下、本発明の第一実施形態を図面に従って説明する。
図1において、1は合成樹脂材を用いて形成され、且つ注射薬カート等(図示せず)に積載されて使用される薬剤等の収納容器を示し、上面開口で、且つ所定の収納空間容積2aを有する収納部2を形成すべく全体を平面視略矩形状に形成すると共に、該収納部2の開口周縁1cは該収納部2から外方に向かって鍔状に延出されてなる。
【0017】
3は上記収納容器1の底部1aの略四隅に配設された脚体を示し、該脚体3は底部1aに取り付けられた脚座3aを介して回動自在(矢印A)に設けられることで底部1aに対して出退自在な構成にしてなるものである。
【0018】
4は前記収納部2から外方に向かって鍔状に延出された開口周縁1cの略四隅に形成され、且つ前記底部1aの略四隅に配設された脚体3の全てが回動して該底部1aより起立(進出)した際、夫々の脚体3が嵌入して位置決めされるための凹状部を示す。
【0019】
本発明の第一実施形態における薬剤等の収納容器は以上の構成からなるが次に係る収納容器を使用する場合について説明する。
【0020】
先ず、図2(イ)に示すように、前記構成からなる収納容器1の脚体3の全てを底部1a側に回動させて退避させた場合には、各収納容器1の収納空間容積2aを最少となるように該収納容器1の夫々を安定した状態で確実に積み上げることが出来ると共に、収納容器1内に薬剤等が収納されるされないに係わらず、各収納容器1の積み上げ数を所定の高さ空間や載置面積等の条件内で最多数とすることが出来る利点がある。
【0021】
更に、上記構成からなる収納容器1の収納部2内に、処方せん等の指示によって注射薬払出装置等より払いだされた各種注射薬等の薬剤等を収容したケース(図示せず)を患者毎や使用時毎等に収納したり、又薬剤庫等より選出された薬剤等(図示せず)を直接収納する場合において、一人の患者に使用するアンプルや一回分投与するアンプル等の薬剤等の大きさや数量が、一つの収納容器1の収納空間容積2a内に収まらないような時には、同図(ロ)に示すように、最下に位置する収納容器1以外の各収納容器1の脚体3の全てを底部1aより起立(進出)させると共に、各脚体3を夫々の下方に位置する収納容器1の開口周縁1cの凹状部4に嵌入して位置決めすることで、複数の収納容器1の夫々を極めて安定した状態で確実に積み上げることが出来るだけでなく、積み上げられる各収納容器1の夫々の収納部2の収納空間容積2aを各収納容器1毎の脚体3の進出量に応じて最大(矢印B)にすることが出来、よって一人の患者に使用するアンプルや、一回分投与するアンプル等の薬剤等の大きさや数量が増減した場合であっても、瞬時に、且つ容易に収納部2の収納空間容積2aを薬剤等の収納量に合わせて増減させることで、一人の患者に使用するアンプルや一回分投与するアンプル等の薬剤等が、複数の収納容器1に分散されるのを回避して患者分配時の確認作業等を容易ならしめると共に、複数の収納容器1を常に安定した状態で確実に積み上げることが出来る利点がある。
【0022】
<第二実施形態>
更に、上記各収納容器1の開口周縁1cには、各収納容器1の脚体3を嵌入させて位置決めするための凹状部4が設けられてなるが、必ずしも凹状部4が各収納容器1の開口周縁1cに設けられる必要はなく、図3(イ)に示すように、凹状部4が収納容器1の収納部2内、例えば収納容器1の内底面に設けられていてもよく、この場合であっても下方に位置する収納容器1の内底面と上方に位置する収納容器1の底部1aとの間に脚体3の進出量に応じた収納空間(矢印C)を設けることが可能となり、よって一人の患者に使用するアンプルや一回分投与するアンプル等の薬剤等の大きさや数量の増減に即時対応することが出来る利点を有するが、同図(ロ)に示すように、例えば収納容器1の脚体3を嵌入させて位置決めするための凹状部4が開口周縁1c及び収納部2の双方に設けられていてもよく、この場合には積み上げられる各収納容器1の収納空間容積2aの増減量をより細かく設定することが可能となって更に安定した状態で各収納容器1を積み上げることが出来る利点がある。
【0023】
<第三実施形態>
尚、上記各実施形態において、収納容器1の底部1aに設けられた脚体3は収納容器1の開口周縁1c又は収納部2内に設けられた凹状部4に嵌入して位置決めされるが、図4(イ)に示すように、底部1a側に設けられた脚体3の先端部3bを収納容器1の所定の箇所に設けられた凸状部5に嵌入して各収納容器1を位置決めする構成であってもよく、更に同図(ロ)に示すように、収納容器1の底部1a側に設けられた脚体3が収納容器1の所定の箇所に設けられた凹状部4に鉛直方向から嵌入したり、又同図(ハ)に示すように、底部1a側に設けられた脚体3が収納容器1の所定の箇所に設けられた凹状部4に斜め方向から嵌入する構成であってもよく、何れの場合であっても瞬時に、且つ容易に収納容器1の収納部2の収納空間容積2aを薬剤等の収納量に合わせて増減させることが出来、よって一人の患者に使用するアンプルや一回分投与するアンプル等の薬剤等が、複数の収納容器に分散されるのを回避して患者分配時の確認作業等を容易ならしめ複数の収納容器1を安定した状態で確実に積み上げることが出来る利点がある。
【0024】
<第四実施形態>
更に、収納容器1の底部1a側に設けられた脚体3は収納容器1の所定の箇所に設けられた凹状部4又は凸状部5に嵌入して収納容器1を位置決めすることが出来るものであるが、例えば、図5(イ)に示すように、収納容器1の底部1a側に設けられた脚体3の先端に突起体3cを設け、且つ収納容器1の所定の箇所に設けられた凹状部4内に前記突起体3cを挾持可能な挾持体4aを設けたり、又同図(ロ)に示すように、脚体3の先端に挾持体3dを設け、且つ収納容器1の所定の箇所に設けられた凹状部4内に前記挾持体3dによって挾持可能な突起体4bを夫々設けけると共に、一定の引張力によってのみ相互が離間可能としてもよく、この場合には、脚体3と凹状部4を装着脱自在とすることになり、よって安定した状態で積み上げられた各収納容器1に患者や看護婦等が不意にぶつかったり、又注射薬カート等に積載されて移動する際の各種振動や衝撃等が各収納容器1に伝わるような場合であっても、収納容器1夫々が容易に離間して横倒れ等になるのを確実に防止することが出来る利点を有するが、収納容器1の所定の箇所に設けられた凸状部と脚体3が装着脱自在な構成であってもよいのは言うまでもない。
【0025】
<第五実施形態>
更に、上記各実施形態において、脚体3は収納容器1の底部1a側に設けられてなるが、必ずしも脚体3が底部1aに設けられる必要はなく、図6(イ)に示すように、脚体3が複数の係止用段部3eを有して収納容器1の周壁部1b内に格納され、且つ底部1aに設けられた係止用凸体1eを介して各係止用段部3e毎に係止可能に該底部1aに対して出退自在な構成であってもよく、この場合には、同図(ロ)に示すように、脚体3を格納させた状態では下方に位置する収納容器1の嵌入段部1dに収納容器1の底部1aを嵌入させることにより下方に位置する収納容器1の内底面と上方に位置する収納容器1の底部1aとの間には所定の収納空間(矢印D)が形成されるが、例えば、前記脚体3を所定の寸法分で引き出す(矢印E)ことにより収納容器1は脚体3の引き出された寸法分上昇(矢印F)することとなり、しいては下方に位置する収納容器1の内底面と上方に位置する収納容器1の底部1aとの間には引き出された脚体3の寸法分が足された所定の収納空間(矢印G)が形成されることになる。
【0026】
よって、前記脚体3を各係止用段部3eを介して所定の寸法で出退自在とすることにより、一つの収納容器に収納される薬剤等の大きさや数量が増減するような場合であっても、瞬時に、且つ容易に収納部の収納空間容積を薬剤等の収納量に合わせてより細かく増減させることが出来、よって一人の患者に使用するアンプルや、一回分投与するアンプル等の薬剤等が、複数の収納容器に分散されるのを回避して患者分配時の確認作業等を容易ならしめ複数の収納容器を安定した状態で確実に積み上げ可能ることが出来る利点を有するのである。
【0027】
更に、上記各実施形態において、脚体3は常に収納容器1の底部1aに対して出退自在に設けられてなるが、必ずしもこれに限らず、例えば収納容器1の周壁部1bに回動自在に設けられていてもよく、又周壁部1bに伸縮自在に設けられていてもよく、要は収納容器1に出退自在な脚体3が設けられていれば、該脚体3の具体的な形状、数量、取り付け箇所や出退機構等も決して限定されない。
【0028】
更に、上記各実施形態において、収納容器1に設けられた脚体3は、収納容器1の収納部2内又は開口周縁1cに設けられた凹状部4又は凸状部5に嵌入して位置決めされる構成にしてなるが、必ずしもこれに限らず、例えば脚体3が、収納容器1の収納部2又は開口周縁1cに載置可能に形成されていてもよく、この場合には収納空間容積2aを増大させつつ各収納容器1を簡単に、且つ瞬時に積み上げることが出来る利点を有するが、該脚体3の具体的な形状も決して限定されるものではなく、例えば、該脚体3に前記収納容器1の開口周縁1cに該収納容器1全体を位置決め可能な凹状部(図示せず)又は凸状部(図示せず)が形成されていてもよいのは言うまでもない。
【0029】
然して、本発明における薬剤等の収納容器の具体的な形状、大きさ、更に鍔状に延出された開口周縁の形状や鍔状部の有無等も決して限定されるものではなく、要は上面開口の収納部を有した収納容器の夫々が、互いの収納部の収納空間容積を増減自在に積み上げ可能であれば収納容器の各部の具体的な構成も本発明の意図する範囲内で任意に設計変更自在であるのは言うまでもなく、又必ずしも収納容器がアンプル、バイアル、輸液等の各種薬剤等のみを収納する必要もなく、他の被収納物を収納してもよいのは言うまでもなく、該収納容器の利用分野等も一切限定されない。
【0030】
【発明の効果】
叙上の様に、本発明は、上面開口の収納部を有した収納容器の夫々が、互いの収納部の収納空間容積を増減自在に積み上げ可能なことから、一つの収納容器に収納される薬剤等の大きさや数量が増減するような場合であっても、瞬時に、且つ容易に収納部の収納空間容積を薬剤等の収納量に合わせて増減させることで、一人の患者に使用するアンプルや一回分投与するアンプル等の薬剤等が、複数の収納容器に分散されるのを回避して患者分配時の確認作業等を容易ならしめ複数の収納容器を安定した状態で確実に積み上げ可能ることが出来るだけでなく、収納容器内に薬剤等が収納されるされないに係わらず、各収納容器の夫々の収納部の収納空間容積を増減自在に積み上げ可能とすることにより、各収納容器の積み上げ数を所定の高さ空間や載置面積等の条件内で任意に増減させることが出来、しいては注射薬カートや薬剤室等での各収納容器の煩雑な積み上げ及び積み降ろし作業等の繰り返し作業を必要最小限の回数にとどめて作業効率をも向上させることが出来る極めて優れた薬剤等の収納容器を提供することが出来るという格別な効果を有するに至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における薬剤等の収納容器の第一実施形態を示し、同図(イ),(ロ)は斜視図、同図(ハ)は正面図。
【図2】 第一実施形態における薬剤等の収納容器の使用状態を示し、同図(イ)は収納空間容積を最少として積み上げた状態を示す正面図、同図(ロ)は収納空間容積を最大として積み上げた状態を示す正面図。
【図3】 薬剤等の収納容器の他の実施形態を示し、同図(イ)は一部断面正面図、同図(ロ)は要部拡大断面図。
【図4】 収納容器の脚体の他の実施形態における嵌入状態を示し、同図(イ)は要部拡大正面図、同図(ロ),(ハ)は一部断面要部拡大図。
【図5】 収納容器の脚体の他の実施形態における嵌入状態を示し、同図(イ),(ロ)は一部断面要部拡大図。
【図6】 薬剤等の収納容器の他の実施形態を示し、同図(イ)は一部断面拡大正面図、同図(ロ)は正面図。
【図7】 従来の薬剤等の収納容器の積み上げ状態を示す一部断面正面図。
【符号の説明】
1…薬剤等の収納容器
1a…底部
1b…周壁部
1c…開口周縁
1d…嵌入段部
2…収納部
2a…収納空間容積
3…脚体
4…凹状部
5…凸状部

Claims (4)

  1. 上面開口の収納部(2) を有した収納容器(1) の夫々が、互いの収納部(2) の収納空間容積(2a)を増減自在に積み上げ可能な構成にしてなる薬剤等の収納容器であって、前記収納容器 (1) の底部 (1a) 又は周壁部 (1b) の少なくとも何れか一方には、出退自在な脚体 (3) が設けられ、脚体 (3) が別の収納容器 (1) の収納部 (2) 又は開口周縁 (1c) に載置可能に設けられ、前記収納容器 (1) の収納部 (2) には、脚体 (3) が位置決めされる凹状部 (4) 又は凸状部 (5) の何れか一方が設けられ、底部 (1a) から立上がる周壁部 (1b) はその下部から上部に向けて広くなるようテーパ状に形成されて、脚体 (3) は、収納容器 (1) が下方の収納容器 (1) の収納部 (2) に位置決めされた際に下方の収納容器 (1) に上方の収納容器 (1) の下部が入り込む長さを有していることを特徴とする薬剤等の収納容器。
  2. 脚体 (3) が、前記凹状部 (4) 又は凸状部 (5) の何れか一方に装着脱自在に設けられてなることを特徴とする請求項1記載の薬剤等の収納容器。
  3. 脚体 ( ) は底部 1a に取り付けられた脚座 (3a) を介して回動自在に設けられることで底部 (1a) に対して出退自在な構成とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の薬剤等の収納容器。
  4. 開口周縁 (1c) は収納部 ( ) から外方に向かって鍔状に延出され、凹状部 (4) 又は凸状部 (5) の何れか一方は開口周縁 (1c) の四隅に形成され、脚体 ( ) は底部 1a の四隅に取り付けられ、脚体 ( ) の全てを底部 1a 側に回動させて退避させ下方の収納容器 (1) に上方の収納容器 (1) を重ねた場合には、各収納容器 ( ) の収納空間容積 2a が最少となり、収納容器 ( ) の脚体 ( ) の全てを底部 (1a) より起立させると共に、各脚体 ( ) を夫々の下方に位置する収納容器 ( ) の開口周縁 (1c) の凹状部 ( ) 又は凸状部 (5) に嵌入して位置決めすることで各収納容器 ( ) の収納空間容積 (2a) が最大となることを特徴とする請求項1ないし3記載の何れかに記載の薬剤等の収納容器。
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