JP3906545B2 - Nonvolatile semiconductor memory device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、不揮発性半導体記憶装置、特に一つのメモリセルに2値以上のデータを記憶可能な多値メモリの書き込みおよび書き込み後のベリファイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
不揮発性半導体記憶装置、例えば、メモリセルの一括消去を行ういわゆるフラッシュメモリにおいては低電圧化、低消費電力化および多値化が進められている。多値化により、同じメモリセル数でも記憶容量の大幅な増加を実現でき、大容量化を実現しやすい利点がある。
【0003】
図10は、不揮発性半導体記憶装置の基本構成素子である不揮発性メモリセルの一例を示す簡略断面図である。図示のように、本例の不揮発性メモリセルは、周囲と電気的に絶縁され、注入された電荷を保持する電荷蓄積層を構成する浮遊ゲート(フローティングゲート)を有する、いわゆるフローティングゲート型メモリセルである。当該メモリセルは、例えば、p型基板またはp型ウェル1に形成され、p型基板またはp型ウェル1に、イオン注入により、n型不純物を拡散させて形成したソース拡散層2およびドレイン拡散層3を有する。メモリセルの電圧バイアス状態に応じて、これらの不純物拡散層の間にチャネル領域が形成される。当該チャネル領域上方の基板(またはウェル)1の表面に、例えば、酸化シリコン(SiO2 )からなる薄いゲート絶縁膜4が形成され、その表面に例えば、ポリシリコン層が成層され、当該ポリシリコン層によりフローティングゲート5が構成される。フローティングゲート5の表面に酸化シリコン膜、窒化シリコン膜からなる層間絶縁膜6が成膜され、さらにその表面に例えば、ポリシリコンおよび金属シリサイド、例えば、タングステンシリサイド(WSi2 )からなる2層構造のポリサイド層が形成され、当該ポリサイド層により制御ゲート(コントロールゲート)7が形成される。
【0004】
なお、図示していないが、上記メモリセルの両側に例えば、シリコン酸化膜からなるサイドウォールが形成されるので、フローティングゲート5は、周囲と電気的に絶縁状態となる。また、図10に示したメモリセル全体は、例えば、酸化シリコンからなる絶縁体で覆われ、コントロールゲート7は、コンタクトを介してメモリセルの上部に金属配線層からなるワード線に接続されている。また、ソース拡散層2、コンタクトを介して他の金属配線層からなるソース線に接続され、ドレイン拡散層3は、さらにコンタクトを介してさらに他の金属配線層で構成されたビット線に接続されている。
【0005】
上述したメモリセルにより構成された不揮発性半導体記憶装置において、消去動作時に、ワード線にハイレベル消去電圧を印加し、ビット線をフローティング状態に設定し、ソース線に負の電圧を印加する。これにより、メモリセルのドレイン拡散層とソース拡散層との間にチャネル領域が形成し、FNトンネリングにより、当該チャネル領域からフローティングゲート5に電荷(電子)が注入される。注入した電子がフローティングゲート5により保持されるので、消去動作が行われたメモリセルのしきい値電圧が上昇する。
【0006】
一方、書き込み動作時に、書き込みデータに応じて、選択されたメモリセルに接続された選択ワード線に負の電圧を印加し、選択されたメモリセルに接続された選択ビット線に正の電圧を印加し、ソース線をフローティング状態に保持する。これにより、選択メモリセルにおいて、FNトンネリングによりフローティングゲート5からドレイン拡散層3に向かって、フローティングゲート5内の電子が抽出される。電子が抽出されたメモリセルのしきい値電圧が低下する。
【0007】
図11は、消去状態(Erase状態)および書き込み状態(Write状態)のメモリセルのしきい値電圧Vthの分布を示している。図示のように、消去状態のメモリセルのしきい値電圧Vthが高いレベルに分布し、逆に書き込み状態のメモリセルのしきい値電圧Vthが低いレベルに分布する。ここで、例えば、消去状態の高いしきい値電圧Vthをデータの“1”に対応させ、書き込み状態の低いしきい値電圧Vthをデータの“0”に対応させると、メモリセルに対して消去または書き込みを行うことにより、データの“1”または“0”の何れかを記憶させることができる。さらに、フローティングゲート5にある電子が半永久的に保持されるので、メモリセルに対して新たな書き込みまたは消去が行われるまで、電源の供給状態に関わらず、記憶データが保持され、不揮発性記憶特性を有する。
【0008】
上述した書き込みおよび消去により、メモリセルのしきい値電圧Vthが2段階に設定することができる。これによって、一つのメモリセルに“1”または“0”の1ビットのデータを記憶させることができる。メモリセルのしきい値電圧Vthを二つ以上のレベルに設定し、例えば、4段階に設定することにより、一つのメモリセルには、2ビットのデータ“11”、“10”、“01”および“00”の内の何れかを記憶させることが可能であるいわゆる多値メモリを実現することができる。
【0009】
例えば、図12に示すように、メモリセルのしきい値電圧Vthを4つの領域に分布させ、それぞれの領域を2ビットのデータ“11”、“10”、“01”および“00”に対応させることにより、一つのメモリセルに2ビットのデータを記憶できる多値メモリを実現できる。
【0010】
図12に示すようにメモリセルのしきい値電圧Vthを複数の領域に分布させるためには、しきい値電圧の各分布範囲を2値メモリの場合より狭くする、即ちしきい値電圧の狭帯化を図ることが必要である。しきい値電圧の狭帯化を実現するために、これまでには種々の書き込み方法が提案されており、ISPP(Incremental Step Pulse Programing )法はその一つである。
【0011】
ISPP法では、書き込みを複数回にわたって行う。書き込み回数の増加に伴って選択メモリセルへ印加する電圧のレベルを変化させていく。上述したように、書き込み時に、選択メモリセルに接続された選択ワード線に負の電圧を印加し、選択されたメモリセルに接続された選択ビット線に正の電圧を印加する。電圧の印加は複数回にわたって行われるので、選択ワード線および選択ビット線にパルス信号を印加することになる。図13は、ISPP法における選択ワード線へ印加される負のパルスの絶対値を示す波形図である。図示のように、選択ワード線へ印加されるパルス信号の電圧の絶対値は、パルス信号の印加する回数、即ち、書き込み回数の増加に伴って増加していく。
なお、各回の書き込み毎にパルス電圧の絶対値の増加分ΔVWLi (i=1,2,3,…)は、書き込み対象のメモリセルの電気的な特性に応じて、等しくまたは異なるように設定される。
【0012】
各回の書き込みパルス信号を印加したあと、ビット線に接続されているセンスアンプにより選択メモリセルに対して読み出しが行われ、当該読み出しの結果に応じて選択メモリセルのしきい値電圧が判定される。この動作をベリファイと呼ばれている。選択メモリセルのしきい値電圧が目標VTHに達成するまで、書き込みパルス信号の印加と印加後のベリファイが繰り返して行われるので、書き込みの結果、選択メモリセルのしきい値電圧が目標VTHまたはそれに近い値に設定される。
【0013】
このようなISPP法により、書き込み時に図10に示すメモリセルのフローティングゲート5とチャネル領域との間にあるゲート絶縁膜4にかかるストレスを緩和させながら、書き込み速度の向上および書き込み後のしきい値電圧の狭帯化を実現できる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の不揮発性メモリセルおよびその書き込み方法においては、書き込み後のメモリセルのしきい値電圧の分布範囲を狭くするために、各書き込みにおけるしきい値電圧の変動幅を小さくすることが必要である。しかし、一回の書き込みにおけるしきい値電圧の変動幅を小さくすると、しきい値電圧を目標値に達するまでに所要の書き込み回数が増加し、即ち書き込みの所要時間が増加し、書き込み速度が低下する。このため、従来の書き込み動作においては、しきい値電圧の狭帯化と書き込み速度は相反する関係にあり、多値メモリの場合には、しきい値電圧の狭帯化を図るため書き込み速度の低下が回避できないという不利益がある。
【0015】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、不揮発性メモリの書き込み速度を多段階に設定することにより、書き込み速度を低下させることなく、書き込み後のしきい値電圧の狭帯化を実現できる多値メモリを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、周囲と電気的に絶縁されている電荷蓄積層に対して電荷の授受を行うことによりしきい値電圧を制御し、当該しきい値電圧に応じたデータを保持するメモリセルを有し、書き込み時に上記メモリセルの制御ゲートに所定の幅を有するパルス信号を印加し、当該パルス信号を印加した後上記メモリセルのしきい値電圧を判定するベリファイが行われる不揮発性半導体記憶装置であって、書き込み時に上記メモリセルが接続されているビット線に第1の幅を有するパルス信号を印加し、上記制御ゲートへ印加される上記パルス信号の電圧の絶対値を印加回数に従って増加させ、上記メモリセルのしきい値電圧が上記所望値の近傍に達した後、上記メモリセルが接続される上記ビット線に印加される上記パルス信号の幅を上記第1の幅より狭い第2の幅に設定して、上記しきい値電圧が上記所望値に達するまで上記第2の幅を有するパルス信号を上記ビット線に印加する制御手段を有する。
【0017】
また、より具体的に、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、複数のメモリセルを行列状に配置させ、同一行のメモリセルの制御ゲートを同じワード線に接続し、同一列のメモリセルのドレインを同じビット線に接続してメモリセルアレイを構成し、選択されたメモリセルが接続された選択ワード線に所定の幅を有するパルス信号を印加し、選択されたメモリセルに接続されたビット線に第1の幅を有するパルスを印加することにより選択メモリセルのプログラムが行われる不揮発性半導体記憶装置であって、書き込み時に、上記選択ワード線に印加される上記パルス信号の電圧の絶対値を増加させて上記選択ワード線に印加し、上記選択メモリセルのしきい値電圧が上記所望値の近傍に達した後、上記ビット線に印加されるパルス信号の幅を上記第1の幅より狭い第2の幅に設定して、上記選択メモリセルのしきい値電圧が上記所望値に達するまで上記第2の幅を有するパルス信号を上記ビット線に印加する制御手段を有する。
【0018】
また、本発明では、好適には、上記各ビット線の電位を検出するセンスアンプを有し、書き込み後のベリファイにおいて、上記制御手段は上記センスアンプによる読み出しの結果に応じて上記選択メモリセルのしきい値電圧が所定値に達したか否かを判定し、上記制御手段は、上記選択メモリセルのしきい値電圧が上記所望値の近傍に達したと判断したとき、上記センスアンプの感度をそれまでの感度より高く設定する。
【0019】
さらに、本発明では、好適には、上記書き込み動作により、上記選択メモリセルのしきい値電圧が少なくとも二つのしきい値電圧の内書き込みデータに応じて選択されたしきい値電圧に設定される。また、上記同一列のメモリセルのドレインが同じサブビット線に接続され、複数本の上記サブビット線がそれぞれ選択ゲートを介して一本のビット線に接続される、いわゆるDINOR型のメモリセルアレイが構成されている。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の一実施形態を示す回路図であり、不揮発性半導体記憶装置の全体の構成を示すブロック図である。
図示のように、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置は、メモリセルアレイ1、ローデコーダ2、ワード線ドライバー3、データラッチアレイ4、パルス電圧制御回路5、センスアンプアレイ(S/Aアレイ)6、カラムデコーダ7およびカラム選択回路8により構成されている。
【0021】
メモリセルアレイ1は、複数のメモリセルMC00,…,MCOm,…,MCn0,…,MCnmが行列状に配置されて構成されている。各メモリセルは、図10に示すメモリセルと同じ構成を有するものとする。同一行にある各メモリセルのコントロールゲートは同じワード線WLi(i=0,1,…,n)に接続され、同一列にあるメモリセルのドレイン拡散層は同じビット線BLj(j=0,1,…,m)に接続されている。さらに、同一行にある各メモリセルのソース拡散層は、同じソース線SLi(i=0,1,…,n)に接続され、各ソース線SLiは共通に接続されている。
【0022】
各ビット線BLjは、データラッチアレイ4に接続され、さらに、センスアンプアレイ6に接続されている。データラッチアレイ4は、複数のラッチ回路により構成され、書き込み時に各ラッチ回路は、書き込みデータを格納して保持する。センスアンプアレイ6は、複数のセンスアンプにより構成され、読み出しおよび書き込み後のベリファイにおいては、それぞれのセンスアンプによって、当該センスアンプに接続されているビットの電位を検出し、検出されたビット線の電位に応じて、読み出し時に選択メモリセルの記憶データを読み出し、ベリファイのとき、書き込み対象となるメモリセルのしきい値電圧のレベルが検出される。
【0023】
ローデコーダ2は、入力されたローアドレスX0,…,Xaを受けて、当該ローアドレスにより指定されたワード線を選択し、ワード線ドライバー3に指示する。ワード線ドライバー3は、ローデコーダ2により指示されたワード線を選択ワード線として、読み出し時に選択ワード線に所定の読み出し電圧VRDを印加し、書き込み時に、書き込み回数に応じた書き込み電圧VWLを印加する。
【0024】
パルス電圧制御回路5は、読み出し動作時に読み出し電圧VRDを発生し、ワード線ドライバー3に供給し、書き込み動作時に書き込みの回数に応じてそれぞれ異なるレベルを持つ書き込み電圧VWLを発生し、ワード線ドライバー3に供給する。例えば、書き込み時に、一回目の書き込みにおいて、書き込み電圧VWL0 を発生し、2回目の書き込みにおいて、一回目の書き込み電圧VWL0 よりΔVWL1 高い書き込み電圧VWL1 を発生し、ワード線ドライバー3に供給する。
【0025】
上述したように、パルス電圧制御回路5においては電源電圧VCCより高いレベルの高電圧あるいは負の電圧を発生する必要があるので、一般的にパルス電圧制御回路5には、昇圧回路が設けられ、昇圧回路により電源電圧VCC以上のレベルを持つ正の高電圧を発生し、または負の昇圧回路により、負の電圧を発生する。
【0026】
カラムデコーダ7は、カラムアドレスY0,…,Ybに応じてカラム選択信号を発生し、カラム選択回路8に出力する。カラム選択回路8は、カラムデコーダ7からのカラム選択信号に応じて複数のビット線BL0,…,BLmから所定のビット線を選択して、当該選択ビット線の電位をセンスアンプに入力し、センスアンプの出力信号をデータバスDBに出力する。
【0027】
図2は、メモリセルアレイ1a、データラッチアレイ4aおよびセンスアンプアレイ6aのそれぞれの構成および接続関係を示す回路例である。図示のように、本例のメモリセルアレイ1aは、行列状に配置されているメモリセルMC00,MC01,MC02,MC03,MC10,MC11,MC12,MC13,MC20,MC21,MC22,MC23により構成されている。同一行に配置されているメモリセル、例えばメモリセルMC00,MC01,MC02,MC03のコントロールゲートは同一のワード線WL0に接続され、同一列に配置されているメモリセル、例えばメモリセルMC00,MC10,MC20は、同じビット線BL0に接続されている。また、同一行にあるメモリセルは、同じソース線に接続され、各行のソース線SL0,SL1,SL2は共通に接続されている。
なお、実際のメモリセルアレイにおいては、メモリセルからなる行列の行数および列数がもっと多く、例えば、512行×512列のメモリセルからメモリセルアレイが構成され、それに応じて、ワード線数およびビット線の数もそれぞれ512本となる。
【0028】
図2は、NOR型不揮発性メモリの例を示しているが、本発明はNOR型に限定されるものではなく、FNトンネリングにより書き込みを行う他の不揮発性メモリ、例えばDINOR型不揮発性メモリ、即ち、同一列にあるメモリセルのドレイン拡散層が一本のサブビット線に接続し、複数のサブビット線SBL1〜SBLkがそれぞれ選択ゲートを介して一本のビット線に接続する構造を有する不揮発性メモリおよび複数のメモリセルがビット線とソース線との間に直列接続されてなるNAND型不揮発性メモリなどにおいても、本発明の効果を損なうことなく適用することができる。
【0029】
データラッチアレイ4aは、図示のように、ビット線の数に応じて4つのラッチ回路40,41,42および43により構成されている。これらのラッチ回路は、それぞれビット線BL0,BL1,BL2およびBL3に接続されている。センスアンプS/Aにより、それに接続されているビット線の電位が設定されるので、読み出しおよびベリファイのとき、選択ビット線を所定の電位にプリチャージし、センスアンプにより選択ビット線の電流を検出することにより、選択メモリセルのしきい値電圧を検出することができ、それに応じて読み出しのとき選択メモリセルの記憶データを出力し、ベリファイのとき書き込み対象メモリセルのしきい値電圧レベルを判定される。また、書き込みのとき書き込みデータに応じて、それぞれのビット線を所定の電位に設定し、さらにベリファイにより書き込み対象メモリセルのしきい値電圧の判別結果に応じて、選択ビット線へ印加するパルス信号の幅を制御する。
【0030】
センスアンプアレイ6aは、図示のように、センスアンプ61,62,63および64により構成されている。各センスアンプはそれぞれビット線BL0,BL1,BL2およびBL3に接続されている。上述したようにセンスアンプにより、読み出しおよびベリファイのときビット線に流れる電流を検出し、検出結果に応じて、読み出し時に選択メモリセルの記憶データを出力し、ベリファイのときには書き込み対象メモリセルのしきい値電圧を検出して、検出結果に応じてセンスアンプの感度を制御するなどの機能を有する。
なお、実際のセンスアンプアレイの構成は、図2に示す例に限られることなく、例えば、一つのセンスアンプにより、複数のビット線に対して電流を検出することができるように、複数のビット線をそれぞれ選択ゲートを通してセンスアンプに接続し、カラムデコーダなどにより、選択ビット線に接続されている選択ゲートのみを導通させることで、選択ビット線の電流のみを検出することができる。これによって、複数のビット線により一つのセンスアンプを共有することができ、回路構成の簡略化が図れる。
【0031】
図3は、ラッチ回路の一構成例を示す回路図である。ここで、例えば、図2に示すデータラッチアレイ4aを構成する複数のラッチ回路40,41,42および43が同じ構成を有するものとして、図3はラッチ回路40のみを例示する。
【0032】
図示のように、ラッチ回路40は、二つのデータラッチ410,411、複数のANDゲート401,402,403,404,405,408、インバータ406、ORゲート407および出力バッファ409により構成されている。
書き込みのとき、書き込みデータに応じてデータラッチ410および411の初期状態、即ちラッチデータが設定される。例えば、メモリセルに対して書き込みを行う場合、即ち選択メモリセルのしきい値電圧Vthを消去状態と異なる値に設定する場合に、データラッチ410および411にデータ“0”をラッチさせ、即ち、これらのデータラッチの出力端子をローレベルに設定する。逆に、選択メモリセルに書き込みを行わないとき、即ち、選択メモリセルのしきい値電圧Vthを消去状態に保持させる場合に、データラッチ410および411にデータ“1”をラッチさせ、即ち、これらのデータラッチの出力端子をハイレベルに設定する。
【0033】
このため、書き込みを行わないとき、データラッチ410および411の出力端子がハイレベルに保持されるので、ANDゲート408の出力端子がローレベルに保持される。これに応じて出力バッファ409により駆動されるビット線BL0が所定の信号レベルに保持され、当該ビット線BL0に接続されている選択メモリセルに対して書き込みが行われず、そのしきい値電圧Vthが消去後のしきい値電圧Vthに保持される。
【0034】
書き込みを行う場合に、上述したようにデータラッチ410および411の出力端子がローレベルに保持される。これに応じて書き込み開始後、まずANDゲート405により書き込みパルス信号SPW1 が選択され、ORゲート407およびANDゲート408を介して出力バッファ409に出力される。このため、パルス信号SPW1 がハイレベルに保持されている間に、ビット線BL0が出力バッファ409により所定の電圧レベルに保持される。この間、書き込み対象メモリセルに対して書き込みが行われる。なお、このとき、インバータ406の出力信号TSAZがハイレベルに保持されている。
【0035】
書き込み対象メモリセルのしきい値電圧Vthが目標VTHの近傍に達したとき、例えば、センスアンプによりデータ変換パルス信号SPDが発生され、ANDゲート401および402に入力される。これに応じてANDゲート401および402の出力端子がハイレベルに設定される。このため、データラッチ411のラッチデータが“0”から“1”に変更し、その出力端子がハイレベルに設定される。
データラッチの411の出力信号の変化に応じてインバータ406の出力信号TSAZもハイレベルからローレベルに切り換えられる。
【0036】
それに応じてANDゲート403の出力信号、即ち書き込みパルス信号SPW1 とSPW2 の論理積がANDゲート404を介してORゲート407に出力され、さらにANDゲート408を通して出力バッファ409に出力されるので、ANDゲート403の出力信号がハイレベルにとき、ビット線BL0が出力バッファ409により所定の電圧レベルに保持される。この間、書き込み対象メモリセルに対して書き込みが行われる。
このように、ANDゲート403に入力された書き込みパルス信号SPW1 ,SPW2 は、例えば、周期が同じく位相がずれたパルス信号とすると、これらのパルスの位相のずれに応じてANDゲート403の出力信号のパルス幅が制御されるので、書き込みパルス信号SPW1 ,SPW2 の位相ずれを制御することにより、書き込み対象メモリセルに印加される書き込みパルスの幅が初期幅より狭く制御できるので、一回の書き込みによるメモリセルのしきい値電圧の変化量をより細かく制御することができ、しきい値電圧の狭帯化を実現可能である。
【0037】
ベリファイにより、書き込み対象メモリセルのしきい値電圧Vthが目標VTHに達したと判定されたとき、例えば、センスアンプにより二回目のデータ変換パルス信号SPDが出力される。これに応じてデータラッチ411のラッチデータが“0”から“1”に切り換えられ、データラッチ411の出力端子がハイレベルに設定されるので、ANDゲート408の出力端子がローレベルに設定され、出力バッファ409により、ビット線BL0が所定のレベルに保持され、書き込みが終了する。
【0038】
上述のように、ラッチ回路40に設けられている二つのデータラッチ410,411のラッチデータに応じて書き込み動作が制御される。書き込み開始したとき、データラッチ410および411にともにデータ“0”がラッチされ、これに応じて書き込みパルス信号SPW1 が選択され、その幅に応じて書き込みが行われる。書き込み対象メモリセルのしきい値電圧Vthが目標VTHの近傍に達したとき、センスアンプによりデータ変換パルス信号SPDが出力され、これに応じてデータラッチ410のラッチデータが“0”から“1”に切り換えられ、これに応じて書き込みパルス信号SPW1 ,SPW2 の論理積に応じて書き込みが継続される。なお、このとき、実質的に書き込みパルスの幅が狭まったので、一回の書き込みによるしきい値電圧Vthの変化量が小さく制御され、しきい値電圧Vthの細かい制御が実現できる。メモリセルのしきい値電圧Vthが目標VTHに達したとき、センスアンプにより二回目のデータ変換パルス信号SPDが出力されるので、これに応じてデータラッチ410および411のラッチデータがともに“1”に切り換えられるので、出力バッファ409の出力端子が所定のレベルに保持され、書き込み動作が終了する。
【0039】
図4はセンスアンプの一構成例であるセンスアンプ60aの構成を示している。図示のように、本例のセンスアンプ60aは、入力部61、リファレンス部62、コンパレータ63,64,65および出力部66により構成されている。
【0040】
入力部61において、nMOSトランジスタN1,N2,N3,N4からなる選択ゲートを介して、4本のビット線BL0,BL1,BL2,BL3がそれぞれノードND0に接続されている。nMOSトランジスタN1,N2,N3,N4のゲートにそれぞれカラム選択信号Y20,Y21,Y22,Y23が印加される。なお、カラム選択信号Y20,Y21,Y22,Y23は例えば、図1に示すカラムデコーダ7により発生され、ビット線を選択するとき、カラムデコーダ7によりカラム選択信号Y20,Y21,Y22,Y23のうち一つのみがハイレベルに設定され、他の信号がローレベルに設定されるので、ビット線BL0,BL1,BL2,BL3のうち一本のみが選択され、センスアンプのノードND0に接続される。センスアンプにより、選択されたビット線に流れる電流の量を検出し、それに応じて読み出し時に選択メモリセルの記憶データを出力し、ベリファイのとき書き込み対象メモリセルのしきい値電圧を判定する。
【0041】
図4において、クロック信号CLK1はセンスアンプ60aの検出結果を出力するタイミングを制御する。例えば、クロック信号CLK1がハイレベルのとき、センスアンプ60aの出力部66において、トランスファゲートTG1がオフセット状態に保持され、センスアンプの出力端子がハイインピーダンス状態になる。一方、クロック信号CLK1がローレベルのとき、出力部66のトランスファゲートTG1がオン状態となり、センシングの結果がトランスファゲートTG1を通して出力される。
【0042】
クロック信号CLK2はセンスアンプの動作状態を制御する。例えば、クロック信号CLK2がローレベルのとき、センスアンプがプリチャージを行い、入力部61のノードND0およびリファレンス部62のノードND3をそれぞれ所定の電位にプリチャージする。そして、プリチャージ後、入力部61において選択されたメモリセルの記憶データに応じてビット線に所定の電流が流れるので、ノードND0の電位が選択メモリセルの記憶データに応じて設定される。リファレンス部62においては、リファレンスビット線BLRに接続されているリファレンスセルに応じて、リファレンスビット線BLRに所定のリファレンス電流が流れるので、ノードND3の電位が設定される。
クロック信号CLK2がハイレベルのとき、入力部61、リファレンス部62、コンパレータ63,64および65に電源電圧VCCが供給されないので、センスアンプ60aが非動作状態に設定される。
【0043】
VCC_DET信号は、複数の電源電圧、例えば、5.0Vおよび3.3Vの二つの電源電圧に対応できるために設けられた切り換え信号である。例えば、電源電圧VCCが5.0Vのとき、VCC_DET信号はハイレベルに保持され、電源電圧VCCが3.3Vのとき、VCC_DET信号はローレベルに保持される。
【0044】
例えば、VCC_DET信号がローレベルのとき、入力部61およびリファレンス部62において、トランジスタN10,N17がともにオフ状態に設定され、VCC_DET信号がハイレベルのとき、入力部61およびリファレンス部62において、トランジスタN10,N17がともにオン状態に設定されるので、入力部61においては、トランジスタN6はトランジスタN7と並列に接続され、リファレンス部62においてはトランジスタN14はトランジスタN13と並列に接続される。これによって、異なる電源電圧VCCで動作するときでも、センスアンプ60aにより、選択ビット線をプリチャージする場合に、ビット線のプリチャージ電位をほぼ一定のレベルに保持することが可能となる。
【0045】
以下、クロック信号CLK2がハイレベルおよびローレベルのそれぞれの状態において、入力部61、リファレンス部62、コンパレータ63,64および65それぞれの動作について説明する。
図4に示すように、クロック信号CLK2がハイレベルのとき、入力部61においてトランジスタP5がオフ状態に設定され、トランジスタN5がオン状態に設定される。このためトランジスタN8,N9のゲートが接地電位GNDに保持され、これらのトランジスタがオフ状態に保持される。この結果、入力部61の出力ノードND1がフローティング状態に設定される。同様に、クロック信号CLK2がハイレベルのとき、リファレンス部62の出力ノードND2もフローティング状態に保持される。また、コンパレータ65の出力側に接続されているトランジスタN27がオン状態にあるので、信号RSDがローレベル、即ち接地電位GNDレベルに保持される。
上述のように、クロック信号CLK2がハイレベルのとき、センスアンプはセンシング動作を行わない、即ち、非動作状態に保持される。
【0046】
クロック信号CLK2のローレベルのとき、入力部61において、トランジスタP5がオン状態に設定され、トランジスタN5がオフ状態に設定される。このとき、トランジスタN8とN9のゲートに所定の駆動電圧が印加され、オン状態となるので、ノードND0は、トランジスタN8および直列に接続されているトランジスタP7,N9により、所定の電位にプリチャージされる。プリチャージ終了したあと、カラム選択ゲートN1,N2,N3,N4により選択されたビット線がノードND0に接続され、当該選択ビット線に接続されている選択メモリセルの記憶データに応じてビット線に流れる電流が変化し、ノードND0の電位が選択ビット線の電流に応じて設定される。さらに、ノードND0の電位に応じて入力部61の出力ノードND1の電位は設定される。
【0047】
リファレンス部62においては、クロック信号CLK2がローレベルのとき、トランジスタP9がオン状態、トランジスタN15がオフ状態にそれぞれ設定される。トランジスタN12および直列に接続されているトランジスタP8とN11を介して、ノ ードND3は電源電圧VCCによりチャージされる。
一方、ゲートが電源電圧VCCに固定されているトランジスタN16を介してノードND3はリファレンスビット線BLRに接続されている。リファレンスビット線BLRにはリファレンスセルが接続され、当該リファレンスセルは、例えば、メモリセルアレイを構成するメモリセルと同じ構成を持ち、所定のデータが書き込まれている。このため、リファレンスセルの書き込みデータに応じてリファレンス部62の出力ノードND2の電位が設定される。
【0048】
コンパレータ63,64および65において、クロック信号CLK2がハイレベルのとき、それぞれの電源電圧VCC側に接続されているトランジスタP11,P14およびP17がオフ状態に保持されるので、これらのコンパレータに電源電圧VCCが供給されず、コンパレータが非動作状態にある。逆に、クロック信号CLK2がローレベルに保持されているとき、各コンパレータに電源電圧VCCが供給されるので、コンパレータ63,64および65が動作状態にある。
【0049】
コンパレータ63により、入力部61の出力ノードND1とリファレンス部62の出力ノードND2の電位が比較され、比較結果に応じて信号がコンパレータ65のトランジスタN26のゲートに印加される。同様に、コンパレータ64により、入力部61の出力ノードND1とリファレンス部62の出力ノードND2の電位が比較され、比較結果に応じて信号がコンパレータ65のトランジスタN24のゲートに印加される。
【0050】
図示のようにコンパレータ63と64は、対称な回路構成を有するので、入力部61の出力ノードND1とリファレンス部62の出力ノードND2との電位差に応じて、互いに相反する比較結果信号が出力される。コンパレータ63と64の出力信号がさらにコンパレータ65により比較される結果、入力部61の出力ノードND1とリファレンス部62の出力ノードND2の電位差が増幅され、増幅された電位差RSDが比較の結果としてトランスファゲートTG1の入力側に出力される。
【0051】
クロック信号CLK1に応じて、出力部66のトランスファゲートTG1の導通/非導通状態が制御され、これに応じてコンパレータ65の出力信号RSDがラッチされ、または出力端子OUTに出力される。例えば、クロック信号CLK1がハイレベルのとき、トランスファゲートTG1が非導通状態にあり、出力端子OUTがハイインピーダンス状態にある。一方、クロック信号CLK1がローレベルのとき、トランスファゲートTG1が導通状態にあり、コンパレータ65の出力信号RSDがトランスファゲートTG1を通して出力端子OUTに出力される。
【0052】
上述のように、図4に示すセンスアンプ60aにおいて、クロック信号CLK2により、センスアンプの動作状態が制御される。クロック信号CLK2がハイレベルのとき、センスアンプが非動作状態に保持され、その出力信号がローレベルに保持される。クロック信号CLK2がローレベルのとき、センスアンプが動作状態に保持される。この場合、カラム選択ゲートにより選択されたビット線に接続された選択メモリセルのしきい値電圧に応じて、出力ノードND1が電位さらに設定される。一方、リファレンス部62において入力ノードND3に接続されたリファレンスセルの記憶データに応じて出力ノードND2の電位が設定される。
【0053】
コンパレータ63,64および65により、ノードND1とノードND2の電位差が増幅され、増幅の結果信号RSDが出力される。クロック信号CLK1によりコンパレータ65からの増幅信号RSDが保持または出力される。クロック信号CLK1がハイレベルのとき、出力部66においてトランスファゲートTG1が非導通状態にあり、出力端子OUTがハイインピーダンス状態に保持される。一方、クロック信号CLK1がローレベルのとき、出力部66のトランスファゲートTG1が導通状態にあり、コンパレータ65の出力信号RSDが出力端子OUTに出力される。
【0054】
さらに、センスアンプ60aは、データラッチアレイにあるラッチ回路からの制御信号TSAZに応じて、センシング感度が切り換えられる。図4に示すように、制御信号TSAZが入力部61のトランジスタP3のゲートに印加される。トランジスタP3とトランジスタP4とは電源電圧VCCと出力ノードND1との間に直列に接続され、入力部61の負荷回路を構成している。制御信号TSAZのレベルに応じてトランジスタP3のオン状態が制御されるので、入力部61の負荷が制御信号TSAZにより設定され、これに応じてセンスアンプのセンシング感度が制御される。
なお、トランジスタP1のゲートに印加される信号VEZBに応じて、トランジスタP1のオン/オフ状態が制御される。このため、信号VEZBのレベルを制御することにより、入力部61の負荷を調整できるので、例えば、センスアンプ60aの動作マージンを微調整することができる。
【0055】
上述した構成を有する不揮発性メモリにおいて、書き込みのとき書き込み対象メモリセルのしきい値電圧Vthが目標VTHの近傍に達するまで、電圧が増加する書き込みパルス信号が印加され、しきい値電圧Vthが目標VTHの近傍に達したとき、幅が狭まった書き込みパルス信号が印加されるので、書き込み毎にしきい値電圧Vthの変化量が小さく制御される。これに応じて、しきい値電圧Vthが目標VTH近傍に達するまで、書き込み毎にしきい値電圧Vthの変化量を大きく設定でき、目標VTH近傍に達したあと書き込み毎にしきい値電圧Vthの変化量が小さく制御できるので、書き込み速度を低下させることなく、しきい値電圧の狭帯化を実現できる。
【0056】
図5は、本実施形態の不揮発性メモリの書き込み動作によるメモリセルのしきい値電圧Vthの変化を示すグラフであり、本発明の不揮発性メモリにおける書き込み動作の特徴を示す図である。同図(a)に示すように、従来のISPP法において、書き込み毎に書き込み対象メモリセルのしきい値電圧の変化量ΔVthを常に一定に保つことにより、メモリセルのゲート酸化膜のストレスを一定に保ちながら書き込み時間の短縮が図れる。本発明では、メモリセルのしきい値電圧Vthが目標VTH近傍値に達したあと、書き込みパルス信号の幅を狭めることにより書き込み毎のしきい値電圧の変換量ΔVthを小さくするので、しきい値電圧の分布範囲を狭くできる。即ち、しきい値電圧の狭帯化を実現できる。
【0057】
しかし、図5(a)に示すように、単にしきい値電圧Vthが目標VTH近傍に達したあとの書き込みパルス幅を狭めるだけでは、書き込み時間が増加してしまうので、同図(b)に示すように、全体の書き込み時間を短縮させるために、しきい値電圧Vthが目標VTH近傍に達するまでの書き込み毎のしきい値電圧の変化量ΔVthを大きく設定する。即ち、通常のISPP法の書き込みパルス信号より幅がやや広い、または電圧がやや高いパルス信号をメモリセルに印加する。このため、しきい値電圧Vthが目標VTH近傍に達するまでの時間が通常のISPP法により短縮され、全体の書き込み時間が短縮可能である。
【0058】
図6は、本実施形態における書き込みパルス信号SPWの波形を示す波形図である。同図(a)は、書き込み対象メモリセルのしきい値電圧Vthが目標VTH近傍に到達するまでの書き込みパルス信号を示している。この場合のパルス幅はTw である。同図(b)および(c)は、しきい値電圧Vthが目標VTH近傍に達した後の書き込みパルス信号を示している。図示のように、この場合のパルス幅が到達するまでのパルス幅の半分または1/3に設定される。このため、書き込み毎にメモリセルのしきい値電圧の変化量ΔVthが小さく制御され、しきい値電圧の狭帯化を実現できる。
【0059】
なお、パルス幅の変更は、例えば、図3に示すデータラッチアレイにある各ラッチ回路により実現される。図3の構成例では、前記のように入力された二つの書き込みパルス信号SPW1 ,SPW2 の位相差を制御することにより、これらのパルス信号の論理積で書き込みパルス幅を制御することが可能である。
【0060】
図7は、本実施形態の不揮発性メモリの書き込み時の信号を示す波形図である。以下、図7を参照しながら本実施形態の不揮発性メモリの書き込み動作を説明する。
時間t1とt2の間に、アドレス信号およびページデータが読み込まれる。また、ビット線毎に設けられたラッチ回路にある二つのデータラッチの保持データが書き込み状態に応じて設定される。例えば、書き込みを行う場合に、二つのデータラッチのラッチデータがともに“0”に設定され、書き込みを行わない場合に、ラッチデータがともに“1”に設定される。なお、図7の場合に、ラッチデータがともに“0”に設定される。即ち、書き込みを行うように設定される。
【0061】
時間t2とt3の間に、プログラム/ベリファイ信号に従って、書き込み対象メモリセルに対して、書き込みパルス信号が印加され、一回の書き込みが行われる。なお、図7では、選択ワード線に印加された書き込みパルス信号の絶対値を示している。例えば、DINOR型不揮発性メモリの場合に、選択ワード線に負のパルス信号が印加され、選択ビット線に正のパルス信号が印加される。
選択メモリセルにおいてワード線電圧とビット線電圧の差および当該電圧差の継続時間に応じて、しきい値電圧Vthが変化する。当該しきい値電圧Vthが変化分は、一回の書き込みによるメモリセルのしきい値電圧の変化量ΔVthである。
【0062】
書き込み後に、時間t3とt4との間に、ベリファイが行われる。この場合に、選択ワード線に読み出し電圧VRが印加される。センスアンプにより、選択ビット線の電流が検出され、検出結果に応じてデータラッチのデータが設定され、それに応じて次回の書き込み動作が制御される。例えば、メモリセルのしきい値電圧が目標VTH近傍に達していない場合、データラッチがそのままに保持され、逆にしきい値電圧が目標VTH近傍に達した場合に、二つのデータラッチ内、データラッチ2の保持データが“0”から“1”にセットされる。さらに、これに伴いセンスアンプのセンシング感度が切り換えられ、最初の感度より高く設定される。
【0063】
このように、書き込み後のベリファイにより、書き込み対象メモリセルのしきい値電圧が検出され、検出結果に応じて次回の書き込みが制御されるので、しきい値電圧が目標VTHに達するまで、書き込みおよびベリファイが繰り返して行われる。また、書き込みの回数の増加に伴い、メモリセルに印加されるパルス電圧の絶対値が増加していく。
【0064】
時間t8とt9の間に、ベリファイが行われ、その結果書き込み対象メモリセルのしきい値電圧Vthが目標VTH近傍に達したと判定されるので、データラッチ2のデータが“1”にセットされる。これに応じて、次回の書き込み、即ち、時間t9とt10の間においては、ラッチ回路により選択ビット線に印加されるパルス信号の幅が狭められた。例えば、パルス幅が直前の幅の半分または1/3に設定される。これにより、書き込み毎にメモリセルのしきい値電圧の変化量ΔVthが小さくなり、しきい値電圧を高精度の制御することができる。
【0065】
書き込み対象メモリセルのしきい値電圧が目標VTHに達するまで、上述した書き込みおよびその後のベリファイが繰り返して行われる。そして、図示のように、時間t11とt12との間に、ベリファイの結果により、メモリセルのしきい値電圧Vthが目標VTHに達したと判定され、これに応じてデータラッチ1のデータも“1”にセットされる。これによって、書き込み動作が終了する。
【0066】
図8は、本発明の不揮発性メモリに適用した書き込み方法と従来の書き込み方法を比較するための図である。図示のように、本発明による書き込みでは、通常のメモリセルまたは遅いメモリセルの何れでもほぼ同じ時間で目標VTHに到達させることができる。さらに、パルスが変化しない書き込みに較べて、何れの場合においては書き込み時間の短縮を実現できる。
【0067】
図9は、ISPP法および本発明の書き込みによるしきい値電圧Vthの分布を示している。同図(a)に示すように、ISPP法による書き込みでは、書き込み毎にしきい値電圧の変化量ΔVthがほぼ一定に設定されているので、書き込み後しきい値電圧Vthの分布幅がやや広くなる。これに対して、本発明の書き込みでは、同図(b)に示すように、しきい値電圧Vthが目標VTH近傍に達した後、書き込み毎にしきい値電圧の変化量ΔVthが小さく設定されるので、しきい値電圧Vthをより細かく制御できる。この結果、本発明では、書き込み後のしきい値電圧Vthの分布幅がISPP法による書き込みに較べて狭くなり、しきい値電圧の狭帯化が実現できる。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の不揮発性半導体記憶装置によれば、書き込み速度を低下させることなく、しきい値電圧の狭帯化を実現できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の一実施形態を示す回路図である。
【図2】メモリセルアレイ、データラッチアレイおよびセンスアンプアレイの構成例を示す回路図である。
【図3】ラッチ回路の構成を示す回路図である。
【図4】センスアンプの構成を示す回路図である。
【図5】書き込みによるしきい値電圧の変化を示す図である。
【図6】書き込みパルス信号を示す波形図である。
【図7】本発明の書き込み動作を示す波形図である。
【図8】本発明による書き込みと従来の書き込みとを比較するための図である。
【図9】本発明とISPP法による書き込み後のしきい値電圧の分布を示す図である。
【図10】不揮発性メモリセルの構成を示す簡略断面図である。
【図11】消去状態および書き込み後のメモリセルのしきい値電圧の分布を示す図である。
【図12】多値メモリにおけるしきい値電圧の分布を示す図である。
【図13】ISPP法における書き込みパルスの波形を示す図である。
【図14】書き込みにおけるしきい値電圧の変化量と分布範囲の関係を示す図である。
【符号の説明】
1…メモリセルアレイ、2…ローデコーダ、3…ワード線ドライバー、4,4a…データラッチアレイ、5…パルス電圧制御回路、6,6a…センスアンプアレイ、7…カラムデコーダ、8…カラム選択回路、BL0,BL1,…,BLm…ビット線、WL0,WL1,…,WLn…ワード線、MC00,…,MCOm,…,MCn0,…,MCnm…メモリセル、40,41,42,43…ラッチ回路、60,60a,61,62,63…センスアンプ、61…センスアンプの入力部、62…センスアンプのリファレンス部、63,64,65…センスアンプのコンパレータ、66…センスアンプの出力部、VCC…電源電圧、GND…接地電位。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a non-volatile semiconductor memory device, and more particularly to a multi-value memory capable of storing binary or more data in one memory cell, and verification after writing.
[0002]
[Prior art]
In a nonvolatile semiconductor memory device, for example, a so-called flash memory that performs batch erasure of memory cells, a reduction in voltage, a reduction in power consumption, and a multi-value are being promoted. With multi-value processing, a large increase in storage capacity can be realized even with the same number of memory cells, and there is an advantage that a large capacity can be easily realized.
[0003]
FIG. 10 is a simplified cross-sectional view illustrating an example of a nonvolatile memory cell that is a basic constituent element of a nonvolatile semiconductor memory device. As shown in the figure, the nonvolatile memory cell of this example is a so-called floating gate type memory cell that has a floating gate (floating gate) that constitutes a charge storage layer that is electrically insulated from the surroundings and holds injected charges. It is. The memory cell is formed in, for example, a p-type substrate or p-
[0004]
Although not shown, side walls made of, for example, a silicon oxide film are formed on both sides of the memory cell, so that the
[0005]
In the nonvolatile semiconductor memory device constituted by the memory cells described above, during the erase operation, a high level erase voltage is applied to the word line, the bit line is set in a floating state, and a negative voltage is applied to the source line. As a result, a channel region is formed between the drain diffusion layer and the source diffusion layer of the memory cell, and charges (electrons) are injected from the channel region into the
[0006]
On the other hand, during a write operation, a negative voltage is applied to the selected word line connected to the selected memory cell and a positive voltage is applied to the selected bit line connected to the selected memory cell according to the write data. The source line is kept in a floating state. Thereby, in the selected memory cell, electrons in the
[0007]
FIG. 11 shows the threshold voltage V of the memory cell in the erased state (Erase state) and the written state (Write state). th The distribution of is shown. As shown, the threshold voltage V of the erased memory cell th Is distributed at a high level, and conversely, the threshold voltage V of the memory cell in the written state th Are distributed at low levels. Here, for example, a threshold voltage V having a high erase state th Corresponds to the data “1”, and the threshold voltage V of the write state is low. th Is made to correspond to data “0”, it is possible to store either “1” or “0” of data by erasing or writing to the memory cell. Further, since the electrons in the
[0008]
By the above writing and erasing, the threshold voltage V of the memory cell th Can be set in two stages. Thereby, 1-bit data of “1” or “0” can be stored in one memory cell. Threshold voltage V of memory cell th Is set to two or more levels, for example, by setting it to four levels, one memory cell can have any one of 2-bit data “11”, “10”, “01” and “00”. It is possible to realize a so-called multi-value memory that can store these.
[0009]
For example, as shown in FIG. 12, the threshold voltage V of the memory cell th Are distributed over four areas, and each area corresponds to 2-bit data “11”, “10”, “01”, and “00”, so that 2-bit data can be stored in one memory cell. A value memory can be realized.
[0010]
As shown in FIG. 12, the threshold voltage V of the memory cell th Is distributed in a plurality of regions, it is necessary to narrow the distribution range of the threshold voltage compared to the case of the binary memory, that is, to narrow the threshold voltage. In order to realize narrowing of the threshold voltage, various writing methods have been proposed so far, and the ISPP (Incremental Step Pulse Programming) method is one of them.
[0011]
In the ISPP method, writing is performed a plurality of times. As the number of times of writing increases, the level of the voltage applied to the selected memory cell is changed. As described above, at the time of writing, a negative voltage is applied to the selected word line connected to the selected memory cell, and a positive voltage is applied to the selected bit line connected to the selected memory cell. Since the voltage is applied a plurality of times, a pulse signal is applied to the selected word line and the selected bit line. FIG. 13 is a waveform diagram showing the absolute value of the negative pulse applied to the selected word line in the ISPP method. As shown in the figure, the absolute value of the voltage of the pulse signal applied to the selected word line increases as the number of application of the pulse signal, that is, the number of write operations increases.
Note that the increment ΔV of the absolute value of the pulse voltage for each writing WLi (I = 1, 2, 3,...) Are set to be equal or different depending on the electrical characteristics of the memory cell to be written.
[0012]
After each write pulse signal is applied, the selected memory cell is read by the sense amplifier connected to the bit line, and the threshold voltage of the selected memory cell is determined according to the result of the read. . This operation is called verify. The threshold voltage of the selected memory cell is the target V TH Since the write pulse signal application and the verification after the application are repeatedly performed until the threshold voltage is achieved, the threshold voltage of the selected memory cell becomes the target V as a result of the write. TH Or it is set to a value close to it.
[0013]
By such an ISPP method, the stress applied to the
[0014]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the above-described conventional nonvolatile memory cell and the writing method thereof, in order to narrow the threshold voltage distribution range of the memory cell after writing, the threshold voltage fluctuation range in each writing is reduced. is required. However, if the fluctuation width of the threshold voltage in one writing is reduced, the number of writing required increases until the threshold voltage reaches the target value, that is, the time required for writing increases and the writing speed decreases. To do. For this reason, in the conventional write operation, the narrowing of the threshold voltage and the writing speed are in a contradictory relationship. There is a disadvantage that the decline cannot be avoided.
[0015]
The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to set the threshold voltage after writing without lowering the writing speed by setting the writing speed of the nonvolatile memory in multiple stages. An object of the present invention is to provide a multi-level memory that can realize a narrow band.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the nonvolatile semiconductor memory device of the present invention controls the threshold voltage by transferring charge to and from the charge storage layer that is electrically insulated from the surroundings. A memory cell that holds data corresponding to a value voltage, a pulse signal having a predetermined width is applied to the control gate of the memory cell during writing, and the threshold voltage of the memory cell is applied after the pulse signal is applied And a pulse signal having a first width applied to a bit line to which the memory cell is connected at the time of writing, and applied to the control gate. The bit to which the memory cell is connected after the absolute value of the voltage of the signal is increased according to the number of applications and the threshold voltage of the memory cell reaches the vicinity of the desired value The pulse signal applied to is set to a second width narrower than the first width, and the pulse signal having the second width is set to the bit until the threshold voltage reaches the desired value. Control means for applying to the line.
[0017]
More specifically, in the nonvolatile semiconductor memory device of the present invention, a plurality of memory cells are arranged in a matrix, the control gates of the memory cells in the same row are connected to the same word line, and the memory cells in the same column are connected. A memory cell array is configured by connecting drains to the same bit line, a pulse signal having a predetermined width is applied to a selected word line to which a selected memory cell is connected, and a bit line connected to the selected memory cell A non-volatile semiconductor memory device in which a selected memory cell is programmed by applying a pulse having a first width to the absolute value of the voltage of the pulse signal applied to the selected word line during writing. After the threshold voltage of the selected memory cell reaches the vicinity of the desired value, the width of the pulse signal applied to the bit line is increased. Control means for setting a second width narrower than the first width and applying a pulse signal having the second width to the bit line until the threshold voltage of the selected memory cell reaches the desired value. Have
[0018]
In the present invention, it is preferable that a sense amplifier for detecting the potential of each bit line is provided, and in the verification after writing, the control means determines the selected memory cell according to the result of reading by the sense amplifier. It is determined whether the threshold voltage has reached a predetermined value, and when the control means determines that the threshold voltage of the selected memory cell has reached the vicinity of the desired value, the sensitivity of the sense amplifier Is set higher than the previous sensitivity.
[0019]
In the present invention, it is preferable that the threshold voltage of the selected memory cell is set to a threshold voltage selected in accordance with write data of at least two threshold voltages by the write operation. . In addition, a so-called DINOR type memory cell array is constructed in which the drains of the memory cells in the same column are connected to the same sub-bit line, and a plurality of the sub-bit lines are connected to one bit line through a selection gate. ing.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a circuit diagram showing an embodiment of a nonvolatile semiconductor memory device according to the present invention, and is a block diagram showing the overall configuration of the nonvolatile semiconductor memory device.
As shown in the figure, the nonvolatile semiconductor memory device of this embodiment includes a
[0021]
The
[0022]
Each bit line BLj is connected to the
[0023]
The
[0024]
The pulse
[0025]
As described above, in the pulse
[0026]
The
[0027]
FIG. 2 is a circuit example showing the configurations and connection relationships of the memory cell array 1a, the
In an actual memory cell array, the number of rows and columns of a matrix made up of memory cells is larger. For example, a memory cell array is composed of memory cells of 512 rows × 512 columns, and accordingly, the number of word lines and bits The number of lines is also 512 each.
[0028]
FIG. 2 shows an example of a NOR type nonvolatile memory. However, the present invention is not limited to the NOR type, and other nonvolatile memories that perform writing by FN tunneling, for example, a DINOR type nonvolatile memory, A nonvolatile memory having a structure in which drain diffusion layers of memory cells in the same column are connected to one sub-bit line, and a plurality of sub-bit lines SBL1 to SBLk are connected to one bit line via a selection gate, and The present invention can also be applied to a NAND type nonvolatile memory in which a plurality of memory cells are connected in series between a bit line and a source line without impairing the effects of the present invention.
[0029]
As shown in the figure, the
[0030]
The
Note that the actual configuration of the sense amplifier array is not limited to the example shown in FIG. 2. For example, a plurality of bits can be detected so that a single sense amplifier can detect currents for a plurality of bit lines. Each line is connected to a sense amplifier through a selection gate, and only the current of the selected bit line can be detected by conducting only the selection gate connected to the selected bit line by a column decoder or the like. As a result, one sense amplifier can be shared by a plurality of bit lines, and the circuit configuration can be simplified.
[0031]
FIG. 3 is a circuit diagram illustrating a configuration example of the latch circuit. Here, for example, FIG. 3 exemplifies only the
[0032]
As illustrated, the
At the time of writing, the initial state of the data latches 410 and 411, that is, latch data is set according to the write data. For example, when writing to a memory cell, that is, the threshold voltage V of the selected memory cell th Is set to a value different from that in the erased state, the data latches 410 and 411 are caused to latch data “0”, that is, the output terminals of these data latches are set to a low level. Conversely, when the selected memory cell is not written, that is, the threshold voltage V of the selected memory cell. th Is held in the erased state, the data latches 410 and 411 latch the data “1”, that is, the output terminals of these data latches are set to the high level.
[0033]
Therefore, when writing is not performed, the output terminals of the data latches 410 and 411 are held at a high level, so that the output terminal of the AND
[0034]
When writing, the output terminals of the data latches 410 and 411 are held at a low level as described above. In response to this, the write pulse signal S is first generated by the AND
[0035]
Threshold voltage V of the memory cell to be written th Is the target V TH For example, the data conversion pulse signal S is sensed by a sense amplifier. PD Is generated and input to AND
In response to a change in the output signal of the
[0036]
Accordingly, the output signal of the AND
As described above, the write pulse signal S input to the AND
[0037]
By verifying, the threshold voltage V of the memory cell to be written th Is the target V TH For example, the second data conversion pulse signal S is detected by the sense amplifier. PD Is output. In response to this, the latch data of the data latch 411 is switched from “0” to “1”, and the output terminal of the data latch 411 is set to the high level. Therefore, the output terminal of the AND
[0038]
As described above, the write operation is controlled according to the latch data of the two data latches 410 and 411 provided in the
[0039]
FIG. 4 shows a configuration of a
[0040]
In the
[0041]
In FIG. 4, the clock signal CLK1 controls the timing of outputting the detection result of the
[0042]
The clock signal CLK2 controls the operating state of the sense amplifier. For example, when the clock signal CLK2 is at a low level, the sense amplifier precharges and precharges the node ND0 of the
When the clock signal CLK2 is at a high level, the power supply voltage V is applied to the
[0043]
The VCC_DET signal is a switching signal provided in order to be able to cope with a plurality of power supply voltages, for example, two power supply voltages of 5.0V and 3.3V. For example, the power supply voltage V CC When VCC is 5.0 V, the VCC_DET signal is held at the high level and the power supply voltage V CC When VCC is 3.3V, the VCC_DET signal is held at a low level.
[0044]
For example, when the VCC_DET signal is at a low level, the transistors N10 and N17 are both turned off in the
[0045]
Hereinafter, the operations of the
As shown in FIG. 4, when the clock signal CLK2 is at a high level, the transistor P5 is set to an off state and the transistor N5 is set to an on state in the
As described above, when the clock signal CLK2 is at a high level, the sense amplifier does not perform a sensing operation, that is, is held in a non-operating state.
[0046]
When the clock signal CLK2 is at a low level, the transistor P5 is set to the on state and the transistor N5 is set to the off state in the
[0047]
In the
On the other hand, the gate is the power supply voltage V CC The node ND3 is connected to the reference bit line BLR via the transistor N16 fixed to the node N16. A reference cell is connected to the reference bit line BLR, and the reference cell has, for example, the same configuration as a memory cell constituting a memory cell array, and predetermined data is written therein. Therefore, the potential of the output node ND2 of the
[0048]
In the
[0049]
The
[0050]
As shown in the figure, the
[0051]
The conduction / non-conduction state of the transfer gate TG1 of the
[0052]
As described above, in the
[0053]
[0054]
Further, the sensing sensitivity of the
Note that the on / off state of the transistor P1 is controlled in accordance with the signal VEZB applied to the gate of the transistor P1. For this reason, by controlling the level of the signal VEZB, the load of the
[0055]
In the nonvolatile memory having the above-described configuration, the threshold voltage V of the write target memory cell at the time of writing th Is the target V TH A write pulse signal whose voltage is increased until reaching the vicinity of the threshold voltage V th Is the target V TH Since the write pulse signal with a narrow width is applied when reaching the vicinity of, the threshold voltage V th The amount of change is controlled small. Accordingly, the threshold voltage V th Is the target V TH Threshold voltage V for each write until near th Can be set large, and target V TH Threshold voltage V for each write after reaching the vicinity th Therefore, the threshold voltage can be narrowed without lowering the writing speed.
[0056]
FIG. 5 shows the threshold voltage V of the memory cell by the write operation of the nonvolatile memory of this embodiment. th It is a graph which shows the change of this, and is a figure which shows the characteristic of write-in operation in the non-volatile memory of this invention. As shown in FIG. 5A, in the conventional ISPP method, the amount of change ΔV in the threshold voltage of the write target memory cell for each write. th By keeping the constant at all times, the writing time can be shortened while keeping the stress of the gate oxide film of the memory cell constant. In the present invention, the threshold voltage V of the memory cell th Is the target V TH After reaching the neighborhood value, the threshold voltage conversion amount ΔV for each writing is reduced by narrowing the width of the writing pulse signal. th Therefore, the threshold voltage distribution range can be narrowed. That is, a narrowing of the threshold voltage can be realized.
[0057]
However, as shown in FIG. th Is the target V TH Since the write time increases only by narrowing the write pulse width after reaching the vicinity, the threshold voltage V is reduced in order to shorten the overall write time as shown in FIG. th Is the target V TH Change amount of threshold voltage ΔV for each write until reaching the vicinity th Set a larger value. That is, a pulse signal having a slightly wider width or a slightly higher voltage than a normal ISPP write pulse signal is applied to the memory cell. For this reason, the threshold voltage V th Is the target V TH The time to reach the vicinity can be shortened by the normal ISPP method, and the entire writing time can be shortened.
[0058]
FIG. 6 shows the write pulse signal S in this embodiment. PW It is a wave form diagram which shows the waveform. FIG. 4A shows the threshold voltage V of the write target memory cell. th Is the target V TH The write pulse signal until reaching the vicinity is shown. The pulse width in this case is T w It is. (B) and (c) of FIG. th Is the target V TH The write pulse signal after reaching the vicinity is shown. As shown in the figure, the pulse width in this case is set to half or 1/3 of the pulse width until the pulse width is reached. For this reason, the amount of change ΔV in the threshold voltage of the memory cell for each write th Is controlled to be small, and the narrowing of the threshold voltage can be realized.
[0059]
Note that the change of the pulse width is realized by each latch circuit in the data latch array shown in FIG. 3, for example. In the configuration example of FIG. 3, the two write pulse signals S input as described above are used. PW1 , S PW2 By controlling the phase difference, the write pulse width can be controlled by the logical product of these pulse signals.
[0060]
FIG. 7 is a waveform diagram showing signals at the time of writing in the nonvolatile memory of the present embodiment. Hereinafter, the write operation of the nonvolatile memory of the present embodiment will be described with reference to FIG.
Address signals and page data are read between times t1 and t2. Also, the data held in the two data latches in the latch circuit provided for each bit line is set according to the write state. For example, both latch data of two data latches are set to “0” when writing is performed, and both latch data are set to “1” when writing is not performed. In the case of FIG. 7, both latch data are set to “0”. That is, it is set to perform writing.
[0061]
Between time t2 and t3, a write pulse signal is applied to the write target memory cell according to the program / verify signal, and one write is performed. FIG. 7 shows the absolute value of the write pulse signal applied to the selected word line. For example, in the case of a DINOR type nonvolatile memory, a negative pulse signal is applied to the selected word line and a positive pulse signal is applied to the selected bit line.
Depending on the difference between the word line voltage and the bit line voltage and the duration of the voltage difference in the selected memory cell, the threshold voltage V th Changes. The threshold voltage V th Is the amount of change ΔV in the threshold voltage of the memory cell due to a single write. th It is.
[0062]
After writing, verify is performed between times t3 and t4. In this case, the read voltage VR is applied to the selected word line. The current of the selected bit line is detected by the sense amplifier, the data in the data latch is set according to the detection result, and the next write operation is controlled accordingly. For example, if the threshold voltage of the memory cell is the target V TH If the vicinity has not been reached, the data latch is held as it is, and conversely the threshold voltage is the target V TH When the vicinity is reached, the data held in the data latch 2 in the two data latches is set from “0” to “1”. In addition, the sensing sensitivity of the sense amplifier is switched accordingly, and is set higher than the initial sensitivity.
[0063]
As described above, the threshold voltage of the memory cell to be written is detected by the verification after writing, and the next writing is controlled according to the detection result. TH Writing and verifying are repeated until the value reaches. As the number of times of writing increases, the absolute value of the pulse voltage applied to the memory cell increases.
[0064]
Verification is performed between times t8 and t9, and as a result, the threshold voltage V of the write target memory cell th Is the target V TH Since it is determined that the vicinity has been reached, the data in the
[0065]
The threshold voltage of the memory cell to be written is the target V TH Until reaching the above, the above-described writing and subsequent verification are repeated. Then, as shown in the figure, during the time t11 and t12, the threshold voltage V of the memory cell is determined according to the verification result. th Is the target V TH Accordingly, the data of the data latch 1 is also set to “1”. This completes the write operation.
[0066]
FIG. 8 is a diagram for comparing a writing method applied to the nonvolatile memory of the present invention and a conventional writing method. As shown in the figure, in the writing according to the present invention, the target V can be obtained in substantially the same time in either a normal memory cell or a slow memory cell. TH Can be reached. Further, in any case, the writing time can be shortened as compared with writing in which the pulse does not change.
[0067]
FIG. 9 shows the threshold voltage V by the ISPP method and the writing of the present invention. th The distribution of is shown. As shown in FIG. 6A, in writing by the ISPP method, the threshold voltage change amount ΔV for each writing. th Is set to be almost constant, the threshold voltage V after writing th The distribution width of becomes slightly wide. On the other hand, in writing according to the present invention, as shown in FIG. th Is the target V TH After reaching the vicinity, the amount of change in threshold voltage ΔV for each write th Is set small, the threshold voltage V th Can be controlled more finely. As a result, in the present invention, the threshold voltage V after writing th Is narrower than that of writing by the ISPP method, and the threshold voltage can be narrowed.
[0068]
【The invention's effect】
As described above, according to the nonvolatile semiconductor memory device of the present invention, there is an advantage that the threshold voltage can be narrowed without reducing the writing speed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a circuit diagram showing an embodiment of a nonvolatile semiconductor memory device according to the present invention.
FIG. 2 is a circuit diagram showing a configuration example of a memory cell array, a data latch array, and a sense amplifier array.
FIG. 3 is a circuit diagram showing a configuration of a latch circuit.
FIG. 4 is a circuit diagram showing a configuration of a sense amplifier.
FIG. 5 is a diagram showing a change in threshold voltage due to writing.
FIG. 6 is a waveform diagram showing a write pulse signal.
FIG. 7 is a waveform diagram showing a write operation of the present invention.
FIG. 8 is a diagram for comparing writing according to the present invention with conventional writing.
FIG. 9 is a diagram showing a threshold voltage distribution after writing by the present invention and the ISPP method;
FIG. 10 is a simplified cross-sectional view illustrating a configuration of a nonvolatile memory cell.
FIG. 11 is a diagram showing a threshold voltage distribution of an erased state and a memory cell after writing.
FIG. 12 is a diagram showing a threshold voltage distribution in a multi-level memory.
FIG. 13 is a diagram showing a waveform of a write pulse in the ISPP method.
FIG. 14 is a diagram illustrating a relationship between a change amount of a threshold voltage and a distribution range in writing.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (8)
書き込み時に上記メモリセルが接続されているビット線に第1の幅を有するパルス信号を印加し、上記制御ゲートへ印加される上記パルス信号の電圧の絶対値を印加回数に従って増加させ、上記メモリセルのしきい値電圧が上記所望値の近傍に達した後、上記メモリセルが接続される上記ビット線に印加される上記パルス信号の幅を上記第1の幅より狭い第2の幅に設定して、上記しきい値電圧が上記所望値に達するまで上記第2の幅を有するパルス信号を上記ビット線に印加する制御手段を有する
不揮発性半導体記憶装置。It has a memory cell that controls the threshold voltage by transferring charge to and from the charge storage layer that is electrically insulated from the surroundings, and holds data corresponding to the threshold voltage. A nonvolatile semiconductor memory device in which a pulse signal having a predetermined width is applied to a control gate of the memory cell, and verification is performed to determine a threshold voltage of the memory cell after applying the pulse signal,
A pulse signal having a first width is applied to a bit line to which the memory cell is connected at the time of writing, and the absolute value of the voltage of the pulse signal applied to the control gate is increased according to the number of times of application. After the threshold voltage reaches the vicinity of the desired value, the width of the pulse signal applied to the bit line to which the memory cell is connected is set to a second width that is narrower than the first width. A non-volatile semiconductor memory device having control means for applying the pulse signal having the second width to the bit line until the threshold voltage reaches the desired value.
請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。A sense amplifier that reads data from the memory cell; and in the verification after writing, the control means reaches a desired threshold voltage of the memory cell according to a result of reading by the sense amplifier. The nonvolatile semiconductor memory device according to claim 1, wherein it is determined whether or not.
請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。3. The nonvolatile semiconductor device according to claim 2, wherein when the control means determines that the threshold voltage of the selected memory cell has reached the vicinity of the desired value, the sensitivity of the sense amplifier is set to be higher than the previous sensitivity. Storage device.
書き込み時に、上記選択ワード線に印加される上記パルス信号の電圧の絶対値を増加させて上記選択ワード線に印加し、上記選択メモリセルのしきい値電圧が上記所望値の近傍に達した後、上記ビット線に印加されるパルス信号の幅を上記第1の幅より狭い第2の幅に設定して、上記選択メモリセルのしきい値電圧が上記所望値に達するまで上記第2の幅を有するパルス信号を上記ビット線に印加する制御手段を有する
不揮発性半導体記憶装置。A threshold voltage is controlled by transferring charge to a charge storage layer that is electrically insulated from the surroundings, and a plurality of memory cells that hold data corresponding to the threshold voltage are arranged in a matrix. The memory cells in the same row are connected to the same word line, the drains of the memory cells in the same column are connected to the same bit line to form a memory cell array, and the selected memory cells are connected. Nonvolatile semiconductor memory in which a selected memory cell is programmed by applying a pulse signal having a predetermined width to a word line and applying a pulse having a first width to a bit line connected to the selected memory cell A device,
After writing, the absolute value of the voltage of the pulse signal applied to the selected word line is increased and applied to the selected word line, and the threshold voltage of the selected memory cell reaches the vicinity of the desired value The pulse signal applied to the bit line is set to a second width that is narrower than the first width, and the second width is maintained until the threshold voltage of the selected memory cell reaches the desired value. A non-volatile semiconductor memory device having control means for applying a pulse signal having the above to the bit line.
請求項4記載の不揮発性半導体記憶装置。A sense amplifier for detecting the potential of each bit line; in verifying after writing, the control means has reached a predetermined threshold voltage of the selected memory cell according to a result of reading by the sense amplifier; The nonvolatile semiconductor memory device according to claim 4, which determines whether or not.
請求項5記載の不揮発性半導体記憶装置。6. The non-volatile semiconductor device according to claim 5, wherein the control means sets the sensitivity of the sense amplifier higher than the previous sensitivity when it is determined that the threshold voltage of the selected memory cell has reached the vicinity of the desired value. Storage device.
請求項4記載の不揮発性半導体記憶装置。5. The nonvolatile semiconductor memory device according to claim 4, wherein the threshold voltage of the selected memory cell is set to a threshold voltage selected according to write data of at least two threshold voltages by the write operation. .
請求項4記載の不揮発性半導体記憶装置。5. The nonvolatile semiconductor memory device according to claim 4, wherein the drains of the memory cells in the same column are connected to the same sub-bit line, and the plurality of sub-bit lines are connected to one bit line through the selection gates.
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