JP3905833B2 - Additive for thickening - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、低粘度で流動性のある水溶液が作成可能で、水分を含む目的物に添加することにより添加前よりも増粘し、又はゲル化が発現するように調整された増粘用添加物に係り、特にタレ、ドレッシング、ソース、ムース、ゼリー等を簡便に増粘させる食品用途や、摂食障害により咀嚼・嚥下困難となった患者の食事等に添加して粘性やゲル化を発現させる用途に適した増粘用添加物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より多くの糊料が増粘安定剤として食品等に利用されている。糊料の形態は通常、粉末、板状、糸状等の乾燥物として市販され、水に溶解させるか熱水に溶解させて使用されている。しかし、糊料は、粘度が大きいため、溶解には時間と手間がかかり、糊料によってはダマになったり、加熱が不十分で溶解不良になったりする。逆に、熱分解を起こしてしまう場合もある。従って、一般消費者が糊料を増粘安定剤として食品に使用するのは、必ずしも容易ではない。
【0003】
そこで、本発明者らは、特許文献1において、キサンタンガムなどの糊料にアラビアガム、アラビノガラクタン、プルラン、大豆多糖類などの低粘性多糖類が添加された増粘用添加液を提案している。この増粘用添加液は、流動性を有するが、水分を含む目的物に添加されると粘性又はゲル化が発現するように調整されているので、水分を含む目的物に容易に分散させることができるとともに、簡便に粘性を付与し、あるいはゲル化をさせることができ、一般消費者であっても容易に使用することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平12−41594号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載された増粘用添加液においては、粘度を低くする目的の低粘性多糖類であるアラビアガム、アラビノガラクタン、プルラン、大豆多糖類などは、それぞれ独自の匂いや呈味をもっており、その独自の匂いや呈味が最終製品に影響を与える場合があり、また経時変化により溶液の不均一化が起こりやすいという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、簡便に使用できるとともに、独自の匂いや呈味を持たず、そのためそれらが最終製品に影響を与えることはなく、さらに経時的に安定している増粘用添加物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するため、本発明は、キサンタンガムにアルギン酸ナトリウム、ペクチン及びCMCナトリウムのうち1以上からなる糊料が添加されたことを特徴とする増粘用添加物である。
【0008】
本発明に係る増粘用添加物は、水に溶解すると、アルギン酸ナトリウム、ペクチン及びCMCナトリウムのうち1以上からなる糊料が、キサンタンガムの増粘、又はゲル化の発現を抑制するので、流動性があり、扱いが容易な溶液を得ることができる。また、これら糊料は、アラビアガム、アラビノガラクタン、プルラン、大豆多糖類などと異なり、独自の匂いや呈味を持たず、そのためそれらが最終製品に影響を与えることはない。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明に係る増粘用添加物の形態は、粉末などの固形状であっても、水溶液などの液状であっても良い。例えば、粉末の場合には、キサンタンガムのみを水に分散させて溶解させる場合よりもダマに成り難いという特徴を有する。また、本発明に係る増粘用添加物には、さらにデキストリンなどの腑形剤を混合したり、造粒するなど、容易に水に溶解させて流動性のある液状になるように加工を加えても良い。
【0010】
本発明に係る増粘用添加物において、前記糊料は、平均分子量5000〜1000000のアルギン酸ナトリウム、平均分子量5000〜1000000のペクチン、平均分子量5000〜1200000のCMCナトリウムのうち1以上であることが好ましく、このようにアルギン酸ナトリウム、ペクチン及びCMCナトリウムの平均分子量の調整は、アルギン酸ナトリウム、ペクチン及びCMCナトリウムの酸又は熱などによる加水分解により行うことができる。
【0011】
また、本発明に係る増粘用添加物において、キサンタンガムとアルギン酸ナトリウムの割合は、1:0.2〜10、キサンタンガムと平均分子量5000〜1000000のアルギン酸ナトリウムの割合は、1:0.1〜20、キサンタンガムとペクチンの割合は、1:0.2〜10、キサンタンガムと平均分子量5000〜1000000のペクチンの割合は、1:0.1〜20、キサンタンガムとCMCナトリウムの割合は、1:0.2〜10、キサンタンガムと平均分子量5000〜1200000のCMCナトリウムの割合は、1:0.1〜20であることが好ましい。
【0012】
さらに、本発明に係る増粘用添加物は、前記キサンタンガムと前記糊料が溶解され液状に形成され、その際の粘度がキサンタンガムのみの場合より低くなるように調整されていることが好ましく、このように粘度をキサンタンガムのみの場合より低くなるように調整することにより、流動性が増すので、容易に目的物に分散させることができるなど、増粘用添加物の扱いが容易になり、一般消費者であっても簡便に使用することができる。
【0013】
またさらに、本発明に係る増粘用添加物は、水分を含む目的物に添加することにより添加前よりも増粘し、又はゲル化が発現するように調整されていることが好ましく、このように増粘又はゲル化の発現を抑制することにより、所望の粘度やゲル状物を短時間に容易に得ることができる。
【0014】
水に溶解して増粘又はゲル化が抑制されている場合において、キサンタンガムとアルギン酸ナトリウムの組合せのこれらの水溶液中の含有量は、1〜30%、好ましくは2〜15%、キサンタンガムと平均分子量5000〜1000000のアルギン酸ナトリウムの組合せのこれらの水溶液中の含有量は、1〜40%、好ましくは2〜20%、キサンタンガムとペクチンの組合せのこれらの水溶液中の含有量は、1〜30%、好ましくは2〜15%、キサンタンガムと平均分子量5000〜1000000のペクチンの組合せのこれらの水溶液中の含有量は、1〜40%、好ましくは2〜20%、キサンタンガムとCMCナトリウムの組合せのこれらの水溶液中の含有量は、1〜30%、好ましくは2〜15%、キサンタンガムと平均分子量5000〜1200000のCMCナトリウムの組合せのこれらの水溶液中の含有量は、1〜40%、好ましくは2〜20%であることが好ましい。
【0015】
このような増粘用添加物の用途として、例えば食品でとろみを必要とする調味液の素(八宝菜や麻婆豆腐など)などに用いることがある。このような調味液は、混合や個食容器への充填などにおいては粘性が少なく流動性を有することが好ましいが、反対に料理の際には、野菜等からでる水分で薄まって粘性が発現することが好ましいので、本発明のような増粘用添加物が有効である。また、このような増粘用添加物の用途としては、摂食障害により咀嚼・嚥下が困難となった患者に適する粘性を持つ食品のための粘性を付ける素に利用したリ、食品以外にも化粧品や医薬品としての用途や日用雑貨、工業用途としても幅広い用途で利用することがある。
【0016】
【実施例】
次に、本発明に係る増粘用添加物の実施例について説明する。
実験例1
先ず、表1に示すようにキサンタンガム(CPケルコ社製)と、平均分子量1500000のアルギン酸ナトリウム(大日本製薬(株)製)、平均分子量50000の低分子アルギン酸ナトリウム((株)キミカ製)、平均分子量3000000のCMCナトリウム(第一工業製薬(株)製)、平均分子量80000の低分子CMCナトリウム(第一工業製薬(株)製)、平均分子量487000のLMペクチン(CPケルコ社製)及びこの平均分子量487000のLMペクチンの5%水溶液にクエン酸を加えてpH3.0に調整した後、90℃で10時間加熱処理し、水酸化ナトリウムで中和後、アルコール沈殿させて得た平均分子量370000の低分子LMペクチンを1:1の割合で混合して実施例1乃至6に係る増粘用添加物を得た。
【0017】
【表1】
【0018】
次に、比較例1として上述のキサンタンガム(CPケルコ社製)を用意し、また、このキサンタンガムと、平均分子量4000000のローカストビーンガム(CPケルコ社製)の3%水溶液にクエン酸を加えてpH3.0に調整した後、90℃で5時間加熱処理し、水酸化ナトリウムで中和後アルコール沈殿させて得た平均分子量1500000の低分子ローカストビーンガム、平均分子量6930000のタラガム(伊那食品工業(株)製)の2%水溶液にクエン酸を加えてpH3.0に調整した後、90℃で9時間加熱処理し水酸化ナトリウムで中和後アルコール沈殿させて得た平均分子量780000の低分子タラガム、平均分子量11500000のグアーガム(IGI社製)の2%水溶液にクエン酸を加えてpH3.0に調整した後、90℃で13時間加熱処理し水酸化ナトリウムで中和後アルコール沈殿させて得た平均分子量3500の低分子グアーガム、平均分子量3740000のグルコマンナン(伊那食品工業(株)製)の2%水溶液にクエン酸を加えてpH3.0に調整した後、90℃で20時間加熱処理し水酸化ナトリウムで中和後アルコール沈殿させて得た平均分子量980000の低分子グルコマンナン、及び平均分子量3360000のタマリンドガム(大日本製薬(株)製)の4%水溶液にクエン酸を加えてpH3.0に調整した後、90℃で15時間加熱処理し水酸化ナトリウムで中和後アルコール沈殿させて得た平均分子量180000の低分子タマリンドガムを1:1の割合で混合して比較例2乃至6に係る増粘用添加物を得た。
【0019】
次に、これら実施例1乃至6に係る増粘用添加物、及び比較例2乃至6に係る増粘用添加物の6%の水溶液、並びに比較例1に係るキサンタンガムの3%の水溶液を用意し、これら水溶液についての25℃の粘度をB型回転粘度計(芝浦システム(株)製、ビストメトロン:回転速度60rpm)によって測定した。その結果を表2に示す。
【0020】
【表2】
【0021】
表3に示すように比較例2乃至6に係る増粘用添加物は、比較例1に係るキサンタンガムに比し増粘しているのに対し、実施例1乃至6に係る増粘用添加物は、比較例1に係るキサンタンガムに比し粘度が低く、増粘又はゲル化の発現が抑制されていることが分かる。特に低分子の糊料を混合した実施例2、4及び6に係る増粘用添加物は、比較例1に係るキサンタンガムに比し、著しく低いことが分かる。
【0022】
実験例2
次に、平均分子量2400000のアルギン酸ナトリウム(大日本製薬(株)製)を加水分解することにより表3に示す平均分子量のアルギン酸ナトリウム1乃至8を得た。次いで、キサンタンガム(CPケルコ社製)の3%水溶液とこれらアルギン酸ナトリウム1乃至8の混合比を変化させて混合し、それぞれの水溶液についての25℃の粘度をB型回転粘度計(芝浦システム(株)製、ビストメトロン:回転速度60rpm)によって測定した。その結果を図1に示す。図1から明らかなように平均分子量が小さいアルギン酸ナトリウムをある一定量以上加えることにより粘度が低下することがわかる。
【0023】
【表3】
【0024】
実験例3
次に、平均分子量3200000のCMCナトリウム(第一工業製薬(株)製)を加水分解することにより表4に示す平均分子量のCMCナトリウム1乃至7を得た。次いで、キサンタンガム(CPケルコ社製)の3%水溶液とこれらCMCナトリウム1乃至7の混合比を変化させて混合し、それぞれの水溶液についての25℃の粘度をB型回転粘度計(芝浦システム(株)製、ビストメトロン:回転速度60rpm)によって測定した。その結果を図2に示す。図2から明らかなように平均分子量が小さいCMCナトリウムをある一定量以上加えることにより粘度が低下することがわかる。
【0025】
【表4】
【0026】
実験例4
次に、表5に示す配合でキサンタンガム(CPケルコ社製)と実験例2のアルギン酸ナトリウム3を水に混ぜて実施例7に係る増粘用添加物を得た。また、表5に示す配合でキサンタンガム(CPケルコ社製)を水に配合して比較例7に係るキサンタンガム水溶液を得た。
【0027】
【表5】
【0028】
比較例7に係るキサンタンガム水溶液は、粘性が強く流動性が全くないものであるのに対し、実施例7に係る増粘用添加物は、粘性が弱く流動性があるものであった。茶葉を通常の1.5倍入れて濃く抽出したお茶溶液にこの実施例7に係る増粘用添加物を8%加えて分散させたところ、攪拌と同時に即座に粘度が発現し、適度にとろみが付き、嚥下困難な患者であっても容易に摂食ができた。
【0029】
実験例5
次に、表6に示す配合でキサンタンガム(CPケルコ社製)、実験例2のアルギン酸ナトリウム3、グラニュー糖、ココア粉末、香料、ブランデー、水を混同溶解し、実施例8に係るココアムースを得た。このココアムース25gを牛乳300ccに混ぜて攪拌したところ、即座に粘度が発現し、滑らかなココアムースができた。
【0030】
【表6】
【0031】
実験例6
次に、表7に示す配合でキサンタンガム(CPケルコ社製)、実験例3のCMCナトリウム1、水を混合してA溶液を作り、また表8に示す配合のB溶液を作り、これらA溶液とB溶液を混合することにより、実施例9に係る甜面醤の合わせ調味料を得た。この実施例9に係る甜面醤の合わせ調味料は、流動性を有し、小包装可能である。
【0032】
【表7】
【0033】
【表8】
【0034】
次に、豚薄切り肉、なす、長ねぎ、しょうが、にんにく、赤唐辛子を油で炒め、熱水150ccと実施例9に係る甜面醤の合わせ調味料30ccを加えたところ、甜面醤の合わせ調味料より粘度が発現して適度なとろみが付き、片栗粉を水溶きすることなく粘性の付く調味料ができた。
【0035】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る増粘用添加物においては、キサンタンガムとアルギン酸ナトリウム、ペクチン及びCMCナトリウムのうち1以上からなる糊料を併用することにより、簡便に使用できるとともに、独自の匂いや呈味を持たず、そのためそれらが最終製品に影響を与えることはなく、経時的に安定している増粘用添加物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キサンタンガムにアルギン酸ナトリウムを添加した際の添加量に応じた粘度の変化を表わすグラフである。
【図2】キサンタンガムにCMCナトリウムを添加した際の添加量に応じた粘度の変化を表わすグラフである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is capable of preparing a low-viscosity and fluid aqueous solution, and is added to a target containing water to increase the viscosity before addition, or to increase the viscosity adjusted to express gelation. In particular, it is used for foods that easily thicken sauces, dressings, sauces, mousses, jelly, etc., and is added to the diet of patients who have difficulty chewing and swallowing due to eating disorders. It is related with the additive for thickening suitable for the application to make.
[0002]
[Prior art]
More pastes have been used in foods and the like as thickening stabilizers. The form of the paste is usually marketed as a dry product such as powder, plate or thread, and is used by dissolving in water or hot water. However, since the paste has a high viscosity, it takes time and labor to dissolve, and depending on the paste, the paste may become lumpy or insufficiently heated, resulting in poor dissolution. Conversely, thermal decomposition may occur. Therefore, it is not always easy for general consumers to use paste as a thickening stabilizer in foods.
[0003]
In view of this, the present inventors have proposed a thickening additive solution in which a low-viscosity polysaccharide such as gum arabic, arabinogalactan, pullulan or soybean polysaccharide is added to a paste such as xanthan gum in
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-12-41594 gazette
[Problems to be solved by the invention]
However, in the thickening additive solution described in
[0006]
Therefore, the present invention provides a thickening additive that can be used easily and does not have a unique odor or taste, so that they do not affect the final product and are stable over time. The purpose is to do.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention is an additive for thickening, wherein a paste comprising one or more of sodium alginate, pectin and CMC sodium is added to xanthan gum.
[0008]
When the additive for thickening according to the present invention is dissolved in water, the paste consisting of one or more of sodium alginate, pectin and CMC sodium suppresses the thickening of xanthan gum or the expression of gelation. And a solution that is easy to handle can be obtained. In addition, these glues, unlike gum arabic, arabinogalactan, pullulan and soy polysaccharides, do not have their own odor or taste, so they do not affect the final product.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The form of the thickening additive according to the present invention may be a solid such as a powder or a liquid such as an aqueous solution. For example, in the case of powder, it has a feature that it is less likely to become lumpy than a case where only xanthan gum is dispersed and dissolved in water. In addition, the thickening additive according to the present invention is further processed to be dissolved in water so that it becomes a fluid liquid, such as by mixing a granulating agent such as dextrin or granulating. May be.
[0010]
In the additive for thickening according to the present invention, the paste is preferably one or more of sodium alginate having an average molecular weight of 5000 to 1000000, pectin having an average molecular weight of 5000 to 1000000, and CMC sodium having an average molecular weight of 5000 to 1200000. Thus, adjustment of the average molecular weight of sodium alginate, pectin and CMC sodium can be carried out by hydrolysis of sodium alginate, pectin and sodium CMC with acid or heat.
[0011]
In the thickening additive according to the present invention, the ratio of xanthan gum and sodium alginate is 1: 0.2 to 10, and the ratio of xanthan gum and sodium alginate having an average molecular weight of 5000 to 1000000 is 1: 0.1 to 20. The ratio of xanthan gum and pectin is 1: 0.2 to 10, the ratio of xanthan gum and pectin having an average molecular weight of 5000 to 1000000 is 1: 0.1 to 20, and the ratio of xanthan gum and CMC sodium is 1: 0.2. The ratio of CMC sodium having an average molecular weight of 5000 to 1200000 is preferably 1: 0.1 to 20.
[0012]
Further, the thickening additive according to the present invention is preferably adjusted so that the xanthan gum and the paste are dissolved and formed into a liquid state, and the viscosity at that time is lower than that of only xanthan gum. Thus, by adjusting the viscosity to be lower than that of xanthan gum alone, the fluidity increases, so it can be easily dispersed in the target product, making it easy to handle the thickening additive and general consumption. Even a person can easily use it.
[0013]
Furthermore, it is preferable that the thickening additive according to the present invention is adjusted so as to be thickened or gelled by addition to a target containing water, such that it is gelled. In addition, by suppressing the expression of thickening or gelation, a desired viscosity or gel can be easily obtained in a short time.
[0014]
In the case where thickening or gelation is suppressed by dissolving in water, the content of the combination of xanthan gum and sodium alginate in these aqueous solutions is 1 to 30%, preferably 2 to 15%, xanthan gum and average molecular weight The content of 5,000 to 1,000,000 sodium alginate combinations in these aqueous solutions is 1-40%, preferably 2-20%, and the xanthan gum and pectin combination in these aqueous solutions is 1-30%, Preferably, the content of xanthan gum and pectin having an average molecular weight of 5,000 to 1,000,000 in these aqueous solutions is 1 to 40%, preferably 2 to 20%, these aqueous solutions of xanthan gum and sodium CMC Content is 1-30%, preferably 2-15%, xanthan gum and average molecular weight Content in these aqueous solutions of the combination of CMC sodium 000-1200000 is 1 to 40%, and preferably is preferably 2-20%.
[0015]
As an application of such a thickening additive, for example, it may be used as a base for seasoning liquids that require thickening in foods (e.g., Happo vegetables and mapo tofu). Such a seasoning liquid preferably has low viscosity and fluidity when mixed or filled into a single food container. On the other hand, when cooking, the liquid is diluted with moisture from vegetables, etc. Therefore, the thickening additive as in the present invention is effective. In addition, the use of such a thickening additive is not limited to foods that are used to add viscosity to foods having a viscosity suitable for patients who have difficulty chewing or swallowing due to eating disorders. It may be used in a wide range of applications such as cosmetics and pharmaceuticals, daily goods, and industrial applications.
[0016]
【Example】
Next, examples of the thickening additive according to the present invention will be described.
Experimental example 1
First, as shown in Table 1, xanthan gum (manufactured by CP Kelco), sodium alginate having an average molecular weight of 1500,000 (manufactured by Dainippon Pharmaceutical Co., Ltd.), low molecular weight sodium alginate having an average molecular weight of 50,000 (manufactured by Kimika Co., Ltd.), average CMC sodium with molecular weight of 3000000 (Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.), low molecular weight CMC sodium with average molecular weight of 80000 (Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.), LM pectin with an average molecular weight of 487000 (CP Kelco) and the average After adding citric acid to a 5% aqueous solution of LM pectin having a molecular weight of 487000 and adjusting the pH to 3.0, the mixture was heat-treated at 90 ° C. for 10 hours, neutralized with sodium hydroxide, and precipitated with alcohol to obtain an average molecular weight of 370000. The additive for thickening according to Examples 1 to 6 is obtained by mixing low molecular weight LM pectin at a ratio of 1: 1. .
[0017]
[Table 1]
[0018]
Next, the above-mentioned xanthan gum (manufactured by CP Kelco) is prepared as Comparative Example 1, and citric acid is added to a 3% aqueous solution of this xanthan gum and locust bean gum (manufactured by CP Kelco) with an average molecular weight of 4000000 to obtain a pH of 3 0.0, then heat-treated at 90 ° C. for 5 hours, neutralized with sodium hydroxide and then alcohol precipitated, low molecular locust bean gum with an average molecular weight of 1500,000, tara gum with an average molecular weight of 693,000 (Ina Food Industry Co., Ltd.) Low molecular weight tara gum having an average molecular weight of 780000 obtained by adding citric acid to 2% aqueous solution of) and adjusting the pH to 3.0, followed by heat treatment at 90 ° C. for 9 hours, neutralization with sodium hydroxide, and alcohol precipitation. Add citric acid to a 2% aqueous solution of guar gum (manufactured by IGI) with an average molecular weight of 11,500,000 to adjust the pH to 3.0. Then, a 2% aqueous solution of glucomannan (manufactured by Ina Food Industry Co., Ltd.) with a low molecular weight guar gum having an average molecular weight of 3500 and an average molecular weight of 3740000 obtained by heat treatment at 90 ° C. for 13 hours, neutralization with sodium hydroxide and alcohol precipitation. After adding citric acid to adjust pH to 3.0, heat treatment at 90 ° C. for 20 hours, neutralization with sodium hydroxide and alcohol precipitation, and low molecular glucomannan with an average molecular weight of 980000, and tamarind with an average molecular weight of 3360000 Average obtained by adding citric acid to a 4% aqueous solution of gum (Dainippon Pharmaceutical Co., Ltd.) to adjust the pH to 3.0, then heat-treating at 90 ° C. for 15 hours, neutralizing with sodium hydroxide and precipitating with alcohol Low molecular weight tamarind gum having a molecular weight of 180,000 was mixed at a ratio of 1: 1 to obtain thickening additives according to Comparative Examples 2 to 6.
[0019]
Next, a thickening additive according to Examples 1 to 6 and a 6% aqueous solution of the thickening additive according to Comparative Examples 2 to 6 and a 3% aqueous solution of xanthan gum according to Comparative Example 1 were prepared. The viscosity at 25 ° C. of these aqueous solutions was measured with a B-type rotational viscometer (manufactured by Shibaura System Co., Ltd., Vistometron: rotational speed 60 rpm). The results are shown in Table 2.
[0020]
[Table 2]
[0021]
As shown in Table 3, the thickening additive according to Comparative Examples 2 to 6 is thicker than the xanthan gum according to Comparative Example 1, whereas the thickening additive according to Examples 1 to 6 is used. It can be seen that the viscosity is lower than that of the xanthan gum according to Comparative Example 1, and the occurrence of thickening or gelation is suppressed. In particular, it can be seen that the additives for thickening according to Examples 2, 4 and 6 mixed with a low molecular weight paste are significantly lower than the xanthan gum according to Comparative Example 1.
[0022]
Experimental example 2
Next,
[0023]
[Table 3]
[0024]
Experimental example 3
Next,
[0025]
[Table 4]
[0026]
Experimental Example 4
Next, xanthan gum (CP Kelco Co., Ltd.) and
[0027]
[Table 5]
[0028]
The xanthan gum aqueous solution according to Comparative Example 7 had a high viscosity and no fluidity, whereas the thickening additive according to Example 7 had a low viscosity and a fluidity. When 8% of the thickening additive according to Example 7 was added to and dispersed in a tea solution that was deeply extracted by adding 1.5 times the usual amount of tea leaves, the viscosity immediately developed at the same time as stirring, and moderately thickened. Even patients with difficulty swallowing were able to eat easily.
[0029]
Experimental Example 5
Next, xanthan gum (manufactured by CP Kelco),
[0030]
[Table 6]
[0031]
Experimental Example 6
Next, xanthan gum (manufactured by CP Kelco Co., Ltd.),
[0032]
[Table 7]
[0033]
[Table 8]
[0034]
Next, stir-fried pork slices, eggplant, long onions, ginger, garlic, red chili with oil, add 150 cc of hot water and 30 cc. As a result, the seasoning was more viscous and thickened, making the seasoning more viscous without watering the starch.
[0035]
【The invention's effect】
As described above, in the thickening additive according to the present invention, xanthan gum and a paste composed of one or more of sodium alginate, pectin and CMC sodium can be used in a simple manner and have a unique odor and presentation. It is possible to provide thickening additives that have no taste and therefore do not affect the final product and are stable over time.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a graph showing changes in viscosity according to the amount of sodium alginate added to xanthan gum.
FIG. 2 is a graph showing changes in viscosity according to the amount of addition when CMC sodium is added to xanthan gum.
Claims (1)
前記キサンタンガムと前記糊料が溶解され液状に形成され、その際の粘度がキサンタンガムのみの場合より低くなるように調整され、
さらに、水分を含む目的物に添加することにより添加前よりも増粘し、又はゲル化が発現するように調整されていることを特徴とする増粘用添加物。An additive for thickening, characterized in that a paste comprising any one of sodium alginate having an average molecular weight of 5,000 to 1,000,000, pectin having an average molecular weight of 5,000 to 1,000,000 and CMC sodium having an average molecular weight of 5,000 to 1200,000 is added to xanthan gum. There,
The xanthan gum and the paste are dissolved and formed into a liquid state, and the viscosity at that time is adjusted to be lower than that in the case of only xanthan gum,
Furthermore, the additive for thickening characterized by being adjusted so that it may thicken more than before addition by adding to the target object containing a water | moisture content, or gelation may express.
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