JP3905721B2

JP3905721B2 - Tunnel excavator

Info

Publication number: JP3905721B2
Application number: JP2001154886A
Authority: JP
Inventors: 一彦山下; 誠鮫島; 年史井上; 邦博永森; 毅中川; 隆三井
Original assignee: Kajima Corp; Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Current assignee: Kajima Corp; Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date: 2001-05-24
Filing date: 2001-05-24
Publication date: 2007-04-18
Anticipated expiration: 2021-05-24
Also published as: JP2002349195A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地下自動車道路や地下鉄道などに使用する拡幅トンネルを掘削形成するトンネル掘削機、特にそのシール構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般的なシールド掘削機は、筒状の掘削機本体の前部にカッタヘッドが回転自在に装着されると共に、この掘削機本体の後部にシールドジャッキ及びセグメントエレクタが装着されて構成されている。従って、このカッタヘッドを駆動モータによって旋回させながら、シールドジャッキによって掘削機本体を前進させることで、前方の地盤を掘削してトンネルを掘削形成し、エレクタ装置によってこの掘削形成されたトンネルの内壁面にセグメントを組付けてトンネルを構築することができる。
【０００３】
ところで、トンネルとして、例えば、地下に構築される自動車用高速道路は、分岐路や出口路のために途中で車線が増加したり、減少したりするため、この自動車用高速道路に使用するトンネルを掘削する場合、トンネル掘削断面形状を掘削途中で幅方向に広くしたり、狭くしたりする必要がある。また、地下鉄では、線路の途中に駅が設けられるため、この地下鉄に使用するトンネルを掘削する場合にあっても、同様にトンネル掘削断面形状を掘削途中で幅方向に変化させる必要がある。
【０００４】
このようなトンネル掘削断面形状を掘削途中で幅方向に変更する、所謂、拡幅式のシールド掘削機として、出願人は、例えば、特願平１０−６２６４７号（特開平１１−２５６９８０号）「トンネル掘削機及び掘削方法」として既に出願している。この出願のシールド掘削機は、主カッタ機構を有する主掘削機本体の両側にそれぞれ副カッタ機構を有する副掘削機本体を配設し、拡幅ジャッキにより主掘削機本体に対して副掘削機本体を側方へ旋回可能とし、矩形のトンネル掘削断面形状を途中で幅方向に広くしたり、狭くしたりすることができるようにしたものである。
【０００５】
一般的なシールド掘削機では、掘削機本体の内側でエレクタ装置がリング状にセグメントを組み立ててトンネルを形成するため、掘削機本体の後端部に周方向に沿って無端のテールシールを設け、トンネル掘削中にはこのテールシールを既設セグメントの外壁面に圧接してシールすることで、外部から掘削機本体内部への泥土や泥水の浸入を防止している。
【０００６】
しかし、上述した拡幅式のトンネル掘削機では、主掘削機本体に対して副掘削機本体が側方に移動して拡幅可能であるため、主掘削機本体と各副掘削機本体との嵌合部にシール部材が必要になり、また、各掘削機本体の後端部に無端のテールシールを設けることはできない。そこで、出願人は、例えば、特願平１０−２９０４０３号（特開２０００−１２０３８３号）「トンネル掘削機」では、各副掘削機本体に主掘削機本体と圧接する側部シールを設け、その側部シールに主掘削機本体の後端部の縦壁部に圧接する後部シールを一体に設ける一方、主掘削機本体及び各副掘削機本体の後端部にそれぞれ金属ブラシ製の主副テールシールを設け、各テールシール同士を重なり合わせている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、拡幅式のトンネル掘削機では、主掘削機本体に対して副掘削機本体が側方に移動するとき、外部から作用する土圧の変化や作動時の機械的あるいは電気的な誤差などにより、主掘削機本体と副掘削機本体との嵌合部の前後隙間量や上下隙間量が変化する。すると、上述したシール構造では、副掘削機本体に装着された後部シールが主掘削機本体の縦壁部から離間してここに隙間が生じる虞があり、十分なシール性を確保することができない。
【０００８】
本発明はこのような問題点を解決するものであって、拡幅トンネルを掘削可能なトンネル掘削機にてシール性を向上することで機内への浸水を確実に防止することができるトンネル掘削機を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための請求項１の発明のトンネル掘削機は、主カッタを有する主掘削機本体と、該主掘削機本体の側方に嵌合して副カッタを有する副掘削機本体と、前記主掘削機本体に対して前記副掘削機本体を側方に移動可能とする拡幅機構と、前記主掘削機本体及び前記副掘削機本体を前進させる推進ジャッキと、前記主掘削機本体と前記副掘削機本体の嵌合部に前後方向に沿って装着されたサイドシールと、前記主掘削機本体の後部に周方向に沿って装着された主テールシールと、前記副掘削機本体の後部に周方向に沿って装着された副テールシールとを具え、前記サイドシールの後端部と、前記主掘削機本体及び前記副掘削機本体のうちの外側に嵌合する掘削機本体に装着された前記主テールシールあるいは前記副テールシールの端部とを重合密着させたことを特徴とするものである。
【００１０】
請求項２の発明のトンネル掘削機では、前記サイドシールをゴム製とする一方、前記主テールシール及び前記副テールシールを金属製ワイヤブラシとし、前記各シールを複数列配設してその間に潤滑剤を充填することを特徴としている。
【００１２】
請求項３の発明のトンネル掘削機では、前記主テールシールあるいは前記副テールシールの端部を湾曲して前記サイドシールの後端部と重合密着し、前記主テールシールあるいは前記副テールシールの直線部はトンネル構造体の外壁面に圧接する一方、前記サイドシールの後端部に重合密着する前記湾曲部は前記副テールシールあるいは前記主テールシールの外壁面に圧接することを特徴としている。
【００１３】
請求項４の発明のトンネル掘削機では、前記複数列のサイドシールに囲繞された第１空間部と、前記複数列の主テールシールあるいは前記副テールシールに囲繞された第２空間部との間に仕切り部材を設け、前記第１空間部にグリースを充填する一方、前記第２空間部に繊維を含有したグリースを充填することを特徴としている。
【００１４】
請求項５の発明のトンネル掘削機では、前記サイドシールは、前記主掘削機本体と前記副掘削機本体の前嵌合部と上嵌合部と下嵌合部とに連続して装着されたことを特徴としている。
【００１５】
請求項６の発明のトンネル掘削機では、前記サイドシールは、前記主掘削機本体あるいは前記副掘削機本体の一方に固定される基端部と、該基端部から延出して前記主掘削機本体あるいは前記副掘削機本体の他方に圧接するリップ部と、該リップ部に前記サイドシールの長手方向に所定間隔で形成された切欠部とを有することを特徴としている。
【００１６】
請求項７の発明のトンネル掘削機では、前記リップ部における前記サイドシールの長手方向に所定間隔で開口する開口部を形成し、前記切欠部と前記開口部とは千鳥状に位置することを特徴としている。
【００１７】
請求項８の発明のトンネル掘削機では、前記サイドシールの後端部と前記主テールシールあるいは前記副テールシールの端部は保持板を介して重合密着し、該サイドシール及び該保持板の後端面に前記主テールシールあるいは前記副テールシールが圧接することを特徴としている。
【００１８】
請求項９の発明のトンネル掘削機では、前記サイドシールは二又形状のリップ部を有し、該リップ部の後端部と前記主テールシールあるいは前記副テールシールの端部はインフレートシールを介して重合密着することを特徴としている。
【００１９】
請求項１０の発明のトンネル掘削機では、前記サイドシールと前記主テールシールあるいは前記副テールシールを複数列配設し、該各サイドシール同士は第１インフレートシールを介して密着すると共に、該サイドシールと前記主テールシールあるいは前記副テールシールの端部は第２インフレートシールを介して重合密着することを特徴としている。
【００２０】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【００２１】
図１に本発明の第１実施形態に係るトンネル掘削機に装着されたシール装置の概略であって図４のＩ部平面視、図２に図１のII−II断面、図３に副掘削機本体に装着されたサイドシールと副テールシールとの重合部を表す概略、図４に本実施形態の掘削機を表す概略、図５に図４のＶ−Ｖ断面を示す。
【００２２】
図４及び図５に示すように、本実施形態のトンネル掘削機１０において、主掘削機本体１１は前壁部１１ａと上下壁部１１ｂ，１１ｃとからなって横断面が矩形形状をなし、前壁部１１ａに前方の地盤を掘削する主カッタ機構１２が装着されている。この主掘削機本体１１の掘進方向両側部には左右の副掘削機本体１３，１４が外側に嵌合している。この副掘削機本体１３，１４はほぼ同様の構成をなし、前壁部１３ａ，１４ａと上下壁部１３ｂ，１３ｃ，１４ｂ，１４ｃとからなって横断面が半円形状をなし、各前壁部１３ａ，１４ａに前方の地盤を掘削する副カッタ機構１５，１６が装着されている。そして、主掘削機本体１１と左右の副掘削機本体１３，１４との間には拡幅機構としての複数の拡幅ジャッキ１７，１８が架設されており、主掘削機本体１１に対して左右の副掘削機本体１３，１４がそれぞれ独立して側方へ移動可能となっている。
【００２３】
また、主掘削機本体１１及び副掘削機本体１３，１４は後部に推進ジャッキとしてのシールドジャッキ１９，２０，２１が装着されており、この各シールドジャッキ１９，２０，２１を伸長して既設のセグメント（あるいは鋼殻）Ｓへの押付反力により主掘削機本体１１及び副掘削機本体１３，１４を前進させることができる。更に、主掘削機本体１１及び各副掘削機本体１３，１４の後部にはそれぞれ既設トンネルの内壁面にセグメントを組付けるエレクタ装置２２，２３，２４がそれぞれ装備（図示では一つ）されている。
【００２４】
そして、主掘削機本体１１と各副掘削機本体１３，１４との嵌合部にて、外側に嵌合した副掘削機本体１３，１４の上下壁部１３ｂ，１３ｃ，１４ｂ，１４ｃの内周面には前後方向に沿ってサイドシール３１，３２が装着されている。一方、主掘削機本体１１の後端部の内周面には周方向に沿って主テールシール３３が装着されている。また、各副掘削機本体１３，１４の後端部の内周面には周方向に沿って副テールシール３４，３５が装着されている。そして、副掘削機本体１３，１４にて、サイドシール３１，３２の後端部と各副テールシール３４，３５の端部とが所定長さだけ重合して密着している。
【００２５】
以下、このサイドシール３１，３２、主テールシール３３、副テールシール３４，３５について詳細に説明するが、主掘削機本体１１に対して左右の副掘削機本体１３，１４の嵌合部はほぼ同様の構造であるため、ここでは、主掘削機本体１１と右副掘削機本体１３の上嵌合部、つまり、サイドシール３２、主テールシール３３、副テールシール３５などについて説明する。
【００２６】
図１乃至図３、図５に示すように、サイドシール３２はゴム（ニトリルゴム、ウレタンゴム、シリコンゴムなど）製の２本のリップシール４１ａ，４１ｂであって、副掘削機本体１４の内壁面に押え金具４２により固定される基端部４３と、この基端部４３から斜めに延出して主掘削機本体１１の外壁面に圧接するリップ部４４とを有している。そして、このリップシール４１ａ，４１ｂは主掘削機本体１１の前壁部１１ａ及び上下壁部１１ｂ，１１ｃと副掘削機本体１４の前壁部１４ａ及び上下壁部１４ｂ，１４ｃとの間にコ字状に連続し、２列に平行をなして固定されている。
【００２７】
また、主テールシール３３は多数の金属ブラシ４５の基部が押え板４６により束ねられた金属製ワイヤブラシシール４７ａ，４７ｂであって、主掘削機本体１１の後端部内面に周方向に沿って２列に平行をなして固定されており、各金属製ワイヤブラシシール４７ａ，４７ｂの間の空間部４８には繊維を含有したグリースが所定圧力にて注入されている。一方、副テールシール３５は多数の金属ブラシ４９の基部が押え板５０により束ねられた金属製ワイヤブラシシール５１ａ，５１ｂであって、副掘削機本体１４の後端部内面に周方向に沿って２列に平行をなして固定されている。
【００２８】
この副テールシール３５を構成する各金属製ワイヤブラシシール５１ａ，５１ｂは、端部が前方に湾曲してサイドシール３２を構成する各リップシール４１ａ，４１ｂと所定長さＬだけ重合して密着しており、両者が圧接した状態で装着されている。そして、各リップシール４１ａ，４１ｂに囲繞された第１空間部５２と、各金属製ワイヤブラシシール５１ａ，５１ｂに囲繞された第２空間部５３との間にはゴム製の仕切り部材５４が取付けられ、第１空間部５２にグリースが充填される一方、第２空間部５３に繊維を含有したグリースが所定圧力にて注入されている。
【００２９】
従って、副掘削機本体１４に装着されたサイドシール３２（リップシール４１ａ，４１ｂ）が主掘削機本体１１の外壁面に圧接することで、主掘削機本体１１と副掘削機本体１４との側方嵌合部をシールできる。一方、主掘削機本体１１に装着された主テールシール３３（金属製ワイヤブラシシール４７ａ，４７ｂ）が既設セグメントＳの外壁面に圧接することで、主掘削機本体１１と既設セグメントＳとの後方嵌合部をシールできる。また、副掘削機本体１４に装着された副テールシール３５（金属製ワイヤブラシシール５１ａ，５１ｂ）のうちの直線部Ｗｓはブラシ長が長くなって既設セグメントＳの外壁面に圧接することで、副掘削機本体１４と既設セグメントＳとの後方嵌合部をシールでき、湾曲部Ｗｃが主掘削機本体１１の外壁面に圧接することで、主掘削機本体１１と副掘削機本体１４との後方嵌合部をシールできる。
【００３０】
また、サイドシール３２（リップシール４１ａ，４１ｂ）の後端部に副テールシール３５（金属製ワイヤブラシシール５１ａ，５１ｂ）の前方に湾曲した端部が重合密着することで、サイドシール３２と副テールシール３５とのシール連結部をシールできる。更に、主テールシール３３の金属製ワイヤブラシシール４７ｂに副テールシール３５の金属製ワイヤブラシシール５１ａが押圧すること、主テールシール３３と副テールシール３５とのシール隙間をシールできる。
【００３１】
ここで、上述した本実施形態のトンネル掘削機１０によるトンネルの掘削作業について説明する。
【００３２】
図４に示すように、掘削当初、前後の拡幅ジャッキ１７，１８を収縮して副掘削機本体１３，１４を主掘削機本体１１側に移動し、この主掘削機本体１１と２つの副掘削機本体１３，１４で構成する掘削機本体の幅を狭くしておく。そして、主カッタ機構１２及び副カッタ機構１５，１６を回転駆動しながら、複数のシールドジャッキ１９，２０，２１を伸長させると、主掘削機本体１１及び各副掘削機本体１３，１４が既設セグメントＳからの反力により一体となって前進し、各カッタ機構１２，１５，１６が前方の地盤を掘削してトンネルを形成する。
【００３３】
そして、シールドジャッキ１９，２０，２１が所定ストローク伸長して各掘削機本体１１，１３，１４が所定距離掘進してトンネルを掘削すると、シールドジャッキ１９，２０，２１の何れか一つを縮み方向に作動し、既設セグメントＳとの間に空所を形成し、この空所に各エレクタ装置２２，２３，２４によって新しいセグメントＳを装着し、隣接する既設セグメントＳ同士を連結することでリング状に組み付けていく。この繰り返しにより所定長さのトンネルを構築する。
【００３４】
このように縮幅トンネルを所定距離構築し、トンネル幅を拡大した拡幅トンネルを掘削する位置の所定距離手前までくると、副カッタ機構１５，１６に装着された図示しないコピーカッタにより側方の地盤を掘削しながら拡幅ジャッキ１７，１８を伸長することで掘削するトンネル幅を拡大していく。そして、トンネル幅が所定の幅まで拡大すると、拡幅ジャッキ１７，１９を停止し、この状態で前述と同様に掘削作業を行う。すると、縮幅トンネルから連続した拡幅トンネルが構築される。
【００３５】
この主掘削機本体１１に対する副掘削機本体１３，１４の拡幅時には、図１及び図２に示すように、副掘削機本体（１３）１４はサイドシール（３１）３２、副テールシール（３４）３５が主掘削機本体１１の外面に摺接しながら、また、各テールシール３３，３４，３５が既設セグメントＳの外壁面に摺接しながら側方に移動することとなり、掘削機本体１１，１３，１４の各嵌合部やセグメントＳとの嵌合部からの水や土砂の侵入を確実に防止できる。また、サイドシール（３１）３２の後端部に副テールシール（３４）３５の前方湾曲部が重合密着すると共に、主テールシール３３に副テールシール（３４）３５が押圧することとなり、各シールの連結部や隙間が確実にシールされ、内部への水や土砂の侵入を確実に防止できる。
【００３６】
このように本実施形態のトンネル掘削機１０にあっては、主掘削機本体１１の側方に副掘削機本体１３，１４を嵌合して拡幅ジャッキ１７，１８により側方に移動可能に構成し、各副掘削機本体１３，１４の側部にサイドシール３１，３２（リップシール４１ａ，４１ｂ）を装着して主掘削機本体１１との嵌合部をシールする一方、主掘削機本体１１の後端部に周方向に沿う主テールシール３３（金属製ワイヤブラシシール４７ａ，４７ｂ）を装着すると共に、各副掘削機本体１３，１４の後端部に周方向に沿う副テールシール３４，３５（金属製ワイヤブラシシール５１ａ，５１ｂ）を装着し、サイドシール３１，３２の後端部と各副テールシール３４，３５の端部とを所定長さＬだけ重合して密着させている。
【００３７】
従って、ゴム製のリップシール４１ａ，４１ｂの後端部に金属製のワイヤブラシシール５１ａ，５１ｂが常時重合密着することとなり、サイドシール３１，３２と副テールシール３４，３５とのシール連結部を確実にシールできる。また、主テールシール３３に副テールシール３５が押圧することとなり、主掘削機本体１１と副掘削機本体１３，１４とのシール隙間を確実にシールできる。その結果、主掘削機本体１１に対して副掘削機本体１３，１４が拡幅動作し、この主掘削機本体１１と副掘削機本体１３，１４との嵌合部の前後隙間量や上下隙間量が変化しても、サイドシール３１，３２がリップシール４１ａ，４１ｂであるため、その隙間変化量に応じて弾性変形して追従すると共に、サイドシール３１，３２の後端部が副テールシール３４，３５の端部に常時重合密着することで、十分なシール性を確保することができる。
【００３８】
また、サイドシール３１，３２、主テールシール３３、副テールシール３４，３５をそれぞれ２列配設してその間にグリースを所定圧をもって注入したことで、サイドシール３１，３２と主掘削機本体１１、副テールシール３４，３５と主掘削機本体１１、各テールシール３３，３４，３５と既設セグメント、主テールシール３３と副テールシール３４，３５との摩擦抵抗が油性により低減され、摩耗や損傷を防止できると共に、密着度が高められて止水性能を向上できる。この場合、サイドシール３１，３２と副テールシール３４，３５とは異なる材質のシールではあるが、所定長さＬだけ重合すると共に２列配設してグリースを注入することで両者は隙間なく密着してシールが連続することとなり、水や土砂の浸入を確実に防止することができる。
【００３９】
更に、サイドシール３１，３２の各リップシール４１ａ，４１ｂに囲繞された第１空間部５２と、副テールシール３４，３５の各金属製ワイヤブラシシール５１ａ，５１ｂに囲繞された第２空間部５３との間には仕切り部材５４を取付け、第１空間部５２にグリースを充填する一方、第２空間部５３に繊維を含有したグリースを所定圧力にて注入したことで、金属製ワイヤブラシシール５１ａ，５１ｂのワイヤブラシの隙間にグリースに含有した繊維が入り込んで止水性能が向上する一方、リップシール４１ａ，４１ｂに対しては低コストなグリースだけでよく、両グリースの混合を防止してコストを低減できる。
【００４０】
図６に本発明の第２実施形態に係るトンネル掘削機に装着されたサイドシールの平面視、図７に図６のVII−VII断面、図８に本発明の第３実施形態に係るトンネル掘削機に装着されたシール装置の概略、図９に図８のIX−IX断面、図１０に本発明の第４実施形態に係るトンネル掘削機に装着されたシール装置の断面、図１１に本発明の第５実施形態に係るトンネル掘削機に装着されたシール装置の平面視、図１２に図１１のXII−XII断面を示す。なお、前述した実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【００４１】
第２実施形態のトンネル掘削機において、図６及び図７に示すように、サイドシール６１はゴム製のリップシールであって、副掘削機本体１４の内壁面に押え金具６２により固定される基端部６３と、この基端部６３から斜めに延出する傾斜部６４と、この傾斜部６４の先端部に形成されて主掘削機本体１１の外壁面に圧接するリップ部６５とを有している。そして、このリップ部６５はその先端部に長手方向、つまり、各掘削機本体１１，１３，１４の上下嵌合部では前後方向、前嵌合部では上下方向に一定間隔で切欠部６６が形成されると共に、開口部６７が形成されており、この切欠部６６と開口部６７とは千鳥状に位置している。なお、切欠部６６や開口部６７は薄肉部であってもよい。
【００４２】
従って、主掘削機本体１１と副掘削機本体１４との前及び上下の嵌合部に装着されたサイドシール６１は、リップ部６５に切欠部６６及び開口部６７が形成されたことで長手方向に十分な弾性量が確保されることとなり、主掘削機本体１１に対して副掘削機本体１３，１４が拡幅動作し、両者の嵌合部の前後隙間量や上下隙間量が変化しても、その隙間変化量に応じてサイドシール６１が弾性変形しながら主掘削機本体１１の外壁面に適正に押圧するため、外部から掘削機本体内部への泥土や泥水の浸入を確実に防止することができる。
【００４３】
第３実施形態のトンネル掘削機において、図８及び図９に示すように、サイドシール７１の後端部と副テールシール３５の端部が保持板７２を介して重合密着し、サイドシール７１及び保持板７２の後端部に副テールシール３５が圧接している。
【００４４】
即ち、サイドシール７１は基端部４３からリップ部４４が斜めに延出したリップシール４１ａであって、副掘削機本体１４に押え金具４２により固定されている。保持板７２はリップシール４１ａの側面に押圧密着するように副掘削機本体１４に内壁面に固着されており、主掘削機本体１１の外壁面との間に所定隙間が設けられている。一方、副テールシール３５は金属製ワイヤブラシシール５１ａであって、副掘削機本体１４の後端部内面に周方向に沿って固定されており、端部が前方に湾曲して保持板７２と所定長さだけ重合して密着しており、リップシール４１ａと保持板７２とワイヤブラシシール５１ａは互いに圧接した状態で装着されている。また、このワイヤブラシシール５１ａは保持板７２に重合する手前の部分から後方、あるいはその部分だけが厚く構成され、保持板７２と主掘削機本体１１との隙間を閉塞するように、サイドシール７１及び保持板７２の後端面に圧接している。
【００４５】
従って、副掘削機本体１４にて、サイドシール７１と副テールシール３５の連結部では、リップシール４１ａとワイヤブラシシール５１ａが保持板７２を挟んで圧接した状態で装着されおり、ゴム製のリップシール４１ａ及び金属製のワイヤブラシシール５１ａは適正な状態に保持され、外圧による過大な変形を防止することができる。そのため、サイドシール７１（リップシール４１ａ）及び副テールシール３５（ワイヤブラシシール５１ａ）は両者の重合部であっても、主掘削機本体１１の外壁面を適正に押圧するため、外部からの泥土や泥水の浸入を確実に防止することができる。そして、ワイヤブラシシール５１ａが保持板７２と主掘削機本体１１との隙間を閉塞するように、サイドシール７１及び保持板７２の後端部に圧接しており、シール連結部の隙間からの浸水も防止することができる。
【００４６】
第４実施形態のトンネル掘削機において、図１０に示すように、サイドシール８１は二又形状のリップ部を有し、副テールシール３５の端部とインフレートシール８２を介して重合密着している。
【００４７】
即ち、サイドシール８１はゴム製のリップシール８３であって、副掘削機本体１４の内壁面に押え金具８４，８５により固定される基端部８６と、この基端部８５から二又状に延出して主掘削機本体１１の外壁面に圧接する一対のリップ部８７，８８とを有している。一方、副テールシール３５は金属製ワイヤブラシシール５１ａであって、副掘削機本体１４の後端部内面に周方向に沿って固定されており、端部が前方に湾曲してリップシール４１ａとラップしている。また、副掘削機本体１４に内壁面にワイヤブラシシール５１ａの上部を押圧するように保持部材８９が押え金具９０により固着されている。そして、リップシール８３のリップ部８８とワイヤブラシシール５１ａとの間にはインフレートシール８２が介装されており、インフレートシール８２の中空部９１には図示しない流体（エアまたは油）供給源に連結された流体供給管９２が連結されている。そして、流体供給管９２から中空部９１に流体圧が供給されることで、インフレートシール８２が膨張し、リップシール４１ａのリップ部８８とワイヤブラシシール５１ａを押圧している。
【００４８】
従って、副掘削機本体１４にて、サイドシール８１と副テールシール３５の連結部では、リップシール８３とワイヤブラシシール５１ａが膨張したインフレートシール８２を挟んで押圧された状態となっており、ゴム製のリップシール８３及び金属製のワイヤブラシシール５１ａは適正な状態に保持され、外圧による過大な変形を防止することができる。そのため、サイドシール８１（リップシール８２）及び副テールシール３５（ワイヤブラシシール５１ａ）は両者の重合部であっても、インフレートシール８２と共に主掘削機本体１１の外壁面を適正に押圧するため、外部からの泥土や泥水の浸入を確実に防止することができる。そして、インフレートシール８２は主掘削機本体１１を圧接しているため、リップシール８３とワイヤブラシシール５１ａとの間に隙間が発生することはない。
【００４９】
上述した第２、第３、第４実施形態において、サイドシール３１，３２、各テールシール３３，３４，３５を１列のみ説明したが、実際には２列配設され、第１実施形態と同様にその間にグリースが注入されている。
【００５０】
第５実施形態のトンネル掘削機において、図１１及び図１２に示すように、サイドシール101は二又形状のリップ部を有する２列のリップシール102，103により構成され、各リップシール102，103の後端部が第１インフレートシール104を介して密着すると共に、リップシール102と副テールシール３５の端部が第２インフレートシール105を介して重合密着している。
【００５１】
即ち、各リップシール102，103は副掘削機本体１４の内壁面に押え金具106，107によりそれぞれ固定される基端部108，109と、各基端部108，109から二又状に延出して主掘削機本体１１の外壁面に圧接する一対のリップ部110，111、112，113とを有している。一方、副テールシール３５は金属製ワイヤブラシシール５１ａであって、副掘削機本体１４の後端部内面に周方向に沿って固定されており、端部がリップシール102に近接している。
【００５２】
そして、リップシール102，103（リップ部111、112）の後端部の間に第１インフレートシール104が介装されており、第１インフレートシール104の中空部114には図示しない流体（エアまたは油）供給源に連結された流体供給管115が連結されている。また、リップシール102のリップ部113とワイヤブラシシール５１ａとの間には第２インフレートシール105が介装されており、第２インフレートシール105の中空部116には図示しない流体（エアまたは油）供給源に連結された流体供給管117が連結されている。そして、各流体供給管115，116から中空部114，116に流体圧が供給されることで、第１、第２インフレートシール104，105が膨張し、各リップシール102，103のリップ部111、112，113とワイヤブラシシール５１ａを押圧している。
【００５３】
従って、副掘削機本体１４にて、サイドシール101と副テールシール３５の連結部では、リップシール102，103及びワイヤブラシシール５１ａがそれぞれ膨張したインフレートシール104，105を挟んで押圧された状態となっており、ゴム製のリップシール102，103及び金属製のワイヤブラシシール５１ａは適正な状態に保持され、外圧による過大な変形を防止することができる。そのため、サイドシール101（リップシール102，103）及び副テールシール３５（ワイヤブラシシール５１ａ）は両者の重合部であっても、インフレートシール104，105と共に主掘削機本体１１の外壁面を適正に押圧するため、外部からの泥土や泥水の浸入を確実に防止することができる。そして、インフレートシール104，105は主掘削機本体１１を圧接しているため、リップシール102，103とワイヤブラシシール５１ａとの間に隙間が発生することはない。
【００５４】
なお、上述の実施形態では、主掘削機本体１１の両側に副掘削機本体１３，１４を移動自在に設けたが、主掘削機本体１１の左右のいずれか一方のみに副掘削機本体１３（１４）を移動自在に設けてもよい。また、上述の実施形態では、主掘削機本体１１の側部の外側に副掘削機本体１３，１４を嵌合してトンネル掘削機１０を構成し、副掘削機本体１３，１４の内面にサイドシールと副テールシールを連続して設けたが、主掘削機本体１１の側部の内側に副掘削機本体１３，１４を嵌合してトンネル掘削機１０を構成し、主掘削機本体１１の内面にサイドシールと主テールシールを連続して設けてもよい。
【００５５】
【発明の効果】
以上、実施形態において詳細に説明したように請求項１の発明のトンネル掘削機によれば、主カッタを有する主掘削機本体の側方に副カッタを有する副掘削機本体を嵌合して拡幅機構により主掘削機本体に対して副掘削機本体を側方に移動可能とすると共に、推進ジャッキによって各副掘削機本体を前進可能とし、主掘削機本体と副掘削機本体の嵌合部に前後方向に沿ってサイドシールを装着する一方、主掘削機本体の後部に周方向に沿って主テールシールを装着すると共に、副掘削機本体の後部に周方向に沿って副テールシールを装着し、サイドシールの後端部と、主掘削機本体及び副掘削機本体のうちの外側に嵌合する掘削機本体に装着されたテールシールの端部とを重合密着させたので、掘削途中でトンネル幅を変更するために副掘削機本体が主掘削機本体に対して側方移動して両者の嵌合部の隙間量が変化しても、サイドシールと主テールシールあるいは副テールシールとは隙間なく連続して掘削機本体あるいは副掘削機本体に摺接するため、掘削機本体内部への浸水を確実に防止して防水性の向上を図ることができる。
【００５６】
また、請求項２の発明のトンネル掘削機によれば、サイドシールをゴム製とする一方、主テールシール及び副テールシールを金属製ワイヤブラシとし、各シールを複数列配設してその間に潤滑剤を充填したので、潤滑剤により各シールと各掘削機本体及びトンネル構造体との摩擦抵抗がり低減され、各シールの摩耗や損傷を防止することができると共に、密着度が高められて止水性能を向上することができる。
【００５８】
また、請求項３の発明のトンネル掘削機によれば、主テールシールあるいは副テールシールの端部を湾曲してサイドシールの後端部と重合密着し、主テールシールあるいは副テールシールの直線部をトンネル構造体の外壁面に圧接する一方、サイドシールの後端部に重合密着する湾曲部を副テールシールあるいは主テールシールの外壁面に圧接したので、主掘削機本体に対して副掘削機本体が側方移動して両者の嵌合位置が変化しても、テールシールは適正に圧接して外部からの泥水や泥土の浸入を防止することができる。
【００５９】
また、請求項４の発明のトンネル掘削機によれば、複数列のサイドシールに囲繞された第１空間部と、複数列の主テールシールあるいは副テールシールに囲繞された第２空間部との間に仕切り部材を設け、第１空間部にグリースを充填する一方、第２空間部に繊維を含有したグリースを充填したので、金属製ワイヤブラシシールのワイヤブラシの隙間にグリースに含有した繊維が入り込んで止水することで、止水性を向上することができる一方、ゴム製シールに対しては低コストなグリースだけでよく、両グリースの混合を防止してコストを低減することができる。
【００６０】
また、請求項５の発明のトンネル掘削機によれば、サイドシールを主掘削機本体と副掘削機本体の前嵌合部と上嵌合部と下嵌合部とに連続して装着したので、主掘削機本体と副掘削機本体との全ての嵌合部を一つのシールで止水することができ、装着性を向上することができると共に低コスト化を図ることができる。
【００６１】
また、請求項６の発明のトンネル掘削機によれば、サイドシールを、主掘削機本体あるいは副掘削機本体の一方に固定される基端部と、この基端部から延出して主掘削機本体あるいは副掘削機本体の他方に圧接するリップ部と、このリップ部にサイドシールの長手方向に所定間隔で形成された切欠部とから構成したので、サイドシールは切欠部によりリップ部に十分な弾性量が確保されることとなり、主掘削機本体に対して副掘削機本体が拡幅動作し、両者の嵌合部の前後隙間量や上下隙間量が変化しても、その隙間変化量に応じてサイドシールが弾性変形しながら主掘削機本体の外壁面に適正に押圧するため、外部から掘削機本体内部への泥土や泥水の浸入を確実に防止することができる。
【００６２】
また、請求項７の発明のトンネル掘削機によれば、リップ部におけるサイドシールの長手方向に所定間隔で開口する開口部を形成し、切欠部と開口部とを千鳥状に位置したので、主掘削機本体と副掘削機本体との嵌合部の隙間量に応じて、サイドシールは千鳥状の切欠部により適正に弾性変形しながら外部からの泥土や泥水の浸入を確実に防止することができる。
【００６３】
また、請求項８の発明のトンネル掘削機によれば、サイドシールの後端部と主テールシールあるいは副テールシールの端部を保持板を介して重合密着し、サイドシール及び保持板の後端面に主テールシールあるいは副テールシールが圧接したので、サイドシールとテールシールの連結部では、保持板により各シールは適正な状態に保持されて外圧による過大な変形が防止され、掘削機本体を適正に押圧することとなり、外部からの泥土や泥水の浸入を確実に防止することができると共に、保持板に対応する隙間をテールシール圧接して閉塞しており、シール連結部の隙間からの浸水も防止することができる。
【００６４】
また、請求項９の発明のトンネル掘削機によれば、サイドシールに二又形状のリップ部を設け、リップ部の後端部と主テールシールあるいは副テールシールの端部をインフレートシールを介して重合密着したので、膨張したインフレートシールにより各シールは適正な状態に保持されて外圧による過大な変形が防止され、インフレートシールと共に掘削機本体を適正に押圧することとなり、外部からの泥土や泥水の浸入を確実に防止することができる。
【００６５】
また、請求項１０の発明のトンネル掘削機によれば、サイドシールと主テールシールあるいは副テールシールを複数列配設し、各サイドシール同士を第１インフレートシールを介して密着すると共に、該サイドシールと主テールシールあるいは副テールシールの端部を第２インフレートシールを介して重合密着したので、膨張した第１、第２インフレートシールにより各シールは適正な状態に保持されて外圧による過大な変形が防止され、各インフレートシールと共に主掘削機本体１１を適正に押圧することとなり、外部からの泥土や泥水の浸入を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施形態に係るトンネル掘削機に装着されたシール装置の概略であって図４のＩ部平面図である。
【図２】図１のII−II断面図である。
【図３】副掘削機本体に装着されたサイドシールと副テールシールとの重合部を表す概略図である。
【図４】本実施形態の掘削機を表す概略図である。
【図５】図４のＶ−Ｖ断面図である。
【図６】本発明の第２実施形態に係るトンネル掘削機に装着されたサイドシールの平面図である。
【図７】図６のVII−VII断面図である。
【図８】本発明の第３実施形態に係るトンネル掘削機に装着されたシール装置の概略図である。
【図９】図８のIX−IX断面図である。
【図１０】本発明の第４実施形態に係るトンネル掘削機に装着されたシール装置の断面図である。
【図１１】本発明の第５実施形態に係るトンネル掘削機に装着されたシール装置の平面図である。
【図１２】図１１のXII−XII断面図である。
【符号の説明】
１０トンネル掘削機
１１主掘削機本体
１２主カッタ機構
１３，１４副掘削機本体
１５，１６副カッタ機構
１７，１８拡幅ジャッキ（拡幅機構）
１９，２０，２１シールドジャッキ（推進ジャッキ）
３１，３２サイドシール
３３主テールシール
３４，３５副テールシール
４１ａ，４１ｂリップシール
４７ａ，４７ｂワイヤブラシシール
５１ａ，５１ｂワイヤブラシシール
５４仕切り部材
６１サイドシール
６５リップ部
６６切欠部
６７開口部（切欠部）
７１サイドシール
７２保持板
８１サイドシール
８２インフレートシール
８３リップシール
８７，８８リップ部
101 サイドシール
102 ，103 リップシール
104 ，105 インフレートシール
110 ，111 ，112 ，113 リップ部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a tunnel excavator for excavating and forming a widening tunnel for use in underground motorways, subways, and the like, and more particularly to a seal structure thereof.
[0002]
[Prior art]
A general shield excavator is configured such that a cutter head is rotatably attached to a front portion of a cylindrical excavator body, and a shield jack and a segment erector are attached to a rear portion of the excavator body. Therefore, the excavator body is advanced by the shield jack while the cutter head is swung by the drive motor, so that the ground is excavated and the tunnel is excavated, and the inner wall surface of the excavated tunnel is formed by the erector device. A tunnel can be constructed by assembling segments.
[0003]
By the way, as a tunnel, for example, an automobile highway built underground has a lane that increases or decreases on the way because of a branch road or exit road. When excavating, it is necessary to widen or narrow the tunnel excavation cross-sectional shape in the width direction during excavation. In addition, since a subway station is provided in the middle of a railway line, it is necessary to similarly change the cross-sectional shape of the tunnel excavation in the width direction during excavation even when excavating a tunnel used for this subway.
[0004]
As a so-called widening type shield excavator that changes the cross-sectional shape of the tunnel excavation in the width direction during excavation, the applicant has disclosed, for example, Japanese Patent Application No. 10-62647 (Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-256980) “Tunnel” An application has already been filed as “Excavator and Excavation Method”. In the shield excavator of this application, the sub excavator main body having the sub cutter mechanism is disposed on both sides of the main excavator main body having the main cutter mechanism, and the sub excavator main body is attached to the main excavator main body by the widening jack. The rectangular tunnel excavation cross-sectional shape can be widened in the middle or narrowed in the middle.
[0005]
In a general shield excavator, in order to form a tunnel by assembling segments in a ring shape inside the excavator body, an endless tail seal is provided along the circumferential direction at the rear end of the excavator body, During tunnel excavation, this tail seal is pressed against the outer wall surface of the existing segment and sealed to prevent intrusion of mud and mud from the inside of the excavator body.
[0006]
However, in the widening type tunnel excavator described above, the sub excavator body moves laterally with respect to the main excavator main body and can be widened, so the main excavator main body and each sub excavator main body are fitted to each other. A seal member is required at the portion, and an endless tail seal cannot be provided at the rear end of each excavator body. Therefore, the applicant, for example, in Japanese Patent Application No. 10-290403 (Japanese Patent Laid-Open No. 2000-120383) “tunnel excavator”, each sub excavator main body is provided with a side seal that is in pressure contact with the main excavator main body. The side seal is integrally provided with a rear seal that presses against the vertical wall of the rear end of the main excavator body, while a main sub tail made of a metal brush is provided at the rear end of the main excavator body and each sub excavator body. Each tail seal is provided with a seal Mutual Are overlapping.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the widening type tunnel excavator, when the sub excavator body moves laterally with respect to the main excavator body, due to changes in earth pressure acting from the outside, mechanical or electrical errors during operation, etc. The front-rear gap amount and the vertical gap amount of the fitting portion between the main excavator body and the sub excavator body change. Then, in the above-described seal structure, there is a possibility that the rear seal attached to the sub excavator main body is separated from the vertical wall portion of the main excavator main body and a gap is generated here, and sufficient sealing performance cannot be ensured. .
[0008]
The present invention solves such problems, and a tunnel excavator capable of reliably preventing inundation into the machine by improving the sealing performance with a tunnel excavator capable of excavating a widening tunnel. The purpose is to provide.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a tunnel excavator according to claim 1 of the present invention includes a main excavator main body having a main cutter, and a sub excavator main body having a sub cutter fitted to the side of the main excavator main body. A widening mechanism that allows the sub excavator body to move laterally relative to the main excavator body, a propulsion jack that advances the main excavator body and the sub excavator body, and the main excavator body And a side seal attached along the front-rear direction to the fitting portion of the sub-excavator body, a main tail seal attached along the circumferential direction to the rear portion of the main excavator body, and the sub-excavator body A secondary tail seal mounted along the circumferential direction at the rear, and attached to the rear end of the side seal and the main body of the main excavator and the main body of the sub excavator main body. The main tail seal or the secondary tail seal It is characterized in that the end portion was polymerized contact.
[0010]
In the tunnel excavator of the invention of claim 2, the side seal is made of rubber, while the main tail seal and the sub tail seal are made of metal wire brushes, and a plurality of rows of the seals are arranged and lubricated therebetween. It is characterized by filling with an agent.
[0012]
Claim 3 In the tunnel excavator of the invention of The end of the main tail seal or the sub tail seal is curved and overlapped with the rear end of the side seal, The straight portion of the main tail seal or the sub tail seal is in pressure contact with the outer wall surface of the tunnel structure, while the curved portion that overlaps and adheres to the rear end portion of the side seal is Deputy tail seal Or said Main tail seal It is characterized by being in pressure contact with the outer wall surface.
[0013]
Claim 4 In the tunnel excavator according to the invention, a partition member is provided between the first space portion surrounded by the plurality of rows of side seals and the second space portion surrounded by the plurality of rows of main tail seals or the sub tail seals. The first space portion is filled with grease, and the second space portion is filled with grease containing fibers.
[0014]
Claim 5 In the tunnel excavator of the invention, the side seal is continuously attached to the front fitting portion, the upper fitting portion, and the lower fitting portion of the main excavator main body and the sub excavator main body. It is said.
[0015]
Claim 6 In the tunnel excavator of the invention, the side seal includes a base end fixed to one of the main excavator main body or the sub excavator main body, and the main excavator main body or the above described extending from the base end. The lip portion has a lip portion that is in pressure contact with the other of the sub-excavator body, and the lip portion has notches formed at predetermined intervals in the longitudinal direction of the side seal.
[0016]
Claim 7 In the tunnel excavator of the invention of Openings that open at predetermined intervals in the longitudinal direction of the side seal in the lip portion are formed, and the notches and the openings are located in a staggered manner It is characterized by that.
[0017]
Claim 8 In the tunnel excavator of the invention, the rear end portion of the side seal and the end portion of the main tail seal or the sub tail seal are overlapped and adhered via a holding plate, and the side seal and the holding plate Rear end face The main tail seal or the sub tail seal is in pressure contact.
[0018]
Claim 9 In the tunnel excavator of the invention, the side seal has a bifurcated lip portion, and the rear end portion of the lip portion and the end portion of the main tail seal or the sub tail seal are overlapped via an inflation seal. It is characterized by close contact.
[0019]
Claim 10 In the tunnel excavator of the present invention, the side seal and the main tail seal or the sub tail seal are arranged in a plurality of rows, and the side seals are arranged. Mutual Is in close contact with the first inflation seal, and the side seal and the end of the main tail seal or the sub tail seal are in close contact with each other via the second inflation seal.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0021]
FIG. 1 is a schematic view of a seal device mounted on a tunnel excavator according to the first embodiment of the present invention, and is a plan view of a portion I in FIG. 4, FIG. 2 is a cross-sectional view taken along II-II, and FIG. FIG. 4 shows an outline representing the excavator of this embodiment, and FIG. 5 shows a VV cross section of FIG. 4.
[0022]
As shown in FIGS. 4 and 5, in the tunnel excavator 10 of the present embodiment, the main excavator body 11 is composed of a front wall portion 11a and upper and lower wall portions 11b and 11c, and has a rectangular cross section. A main cutter mechanism 12 for excavating the front ground is mounted on the wall 11a. The left and right auxiliary excavator bodies 13 and 14 are fitted to the outside on both sides of the main excavator body 11 in the direction of digging. The auxiliary excavator main bodies 13 and 14 have substantially the same configuration, and are composed of front wall portions 13a and 14a and upper and lower wall portions 13b, 13c, 14b and 14c, and have a semicircular cross section. Subcutter mechanisms 15 and 16 for excavating the front ground are mounted on 13a and 14a. A plurality of widening jacks 17 and 18 as a widening mechanism are installed between the main excavator body 11 and the left and right auxiliary excavator bodies 13 and 14. The excavator bodies 13 and 14 can move independently from each other.
[0023]
Further, the main excavator main body 11 and the sub excavator main bodies 13 and 14 are provided with shield jacks 19, 20, and 21 as propulsion jacks at the rear, and the respective shield jacks 19, 20, and 21 are extended to provide existing jacks. The main excavator main body 11 and the sub excavator main bodies 13 and 14 can be moved forward by the pressing reaction force on the segment (or steel shell) S. Further, the main excavator main body 11 and the rear portions of the sub excavator main bodies 13 and 14 are equipped with erector devices 22, 23 and 24 (one in the figure) for assembling segments on the inner wall surface of the existing tunnel, respectively. .
[0024]
And the inner periphery of the upper and lower wall parts 13b, 13c, 14b, and 14c of the subexcavator main body 13 and 14 fitted outside by the fitting part of the main excavator main body 11 and each subexcavator main body 13 and 14 Side seals 31 and 32 are attached to the surface along the front-rear direction. On the other hand, a main tail seal 33 is mounted on the inner peripheral surface of the rear end portion of the main excavator body 11 along the circumferential direction. In addition, auxiliary tail seals 34 and 35 are attached to the inner peripheral surfaces of the rear end portions of the auxiliary excavator bodies 13 and 14 along the circumferential direction. Then, in the side of the auxiliary excavator main body 13, 14, the side seal 31 , 32 and the end portions of the sub tail seals 34, 35 are overlapped and adhered by a predetermined length.
[0025]
Hereinafter, the side seals 31 and 32, the main tail seal 33, and the sub tail seals 34 and 35 will be described in detail, but the fitting portions of the left and right sub excavator main bodies 13 and 14 with respect to the main excavator main body 11 are almost the same. Since the structure is the same, the upper fitting portion of the main excavator main body 11 and the right sub excavator main body 13, that is, the side seal 32, the main tail seal 33, the sub tail seal 35, and the like will be described here.
[0026]
As shown in FIGS. 1 to 3 and 5, the side seal 32 is two lip seals 41 a and 41 b made of rubber (nitrile rubber, urethane rubber, silicon rubber, etc.), A base end portion 43 fixed to the wall surface by the presser fitting 42 and a lip portion 44 that extends obliquely from the base end portion 43 and presses against the outer wall surface of the main excavator main body 11 are provided. The lip seals 41a and 41b are U-shaped between the front wall portion 11a and the upper and lower wall portions 11b and 11c of the main excavator body 11, and the front wall portion 14a and the upper and lower wall portions 14b and 14c of the sub excavator body 14. Are fixed in parallel in two rows.
[0027]
The main tail seal 33 is a metal wire brush seal 47a, 47b in which the bases of a large number of metal brushes 45 are bundled by a presser plate 46, and is arranged along the inner surface of the rear end of the main excavator body 11 along the circumferential direction. Two rows are fixed in parallel and grease containing fiber is injected into the space 48 between the metal wire brush seals 47a and 47b at a predetermined pressure. On the other hand, the secondary tail seal 35 is a metal wire brush seal 51a, 51b in which the base portions of a large number of metal brushes 49 are bundled by the holding plate 50, and is arranged along the circumferential direction on the inner surface of the rear end portion of the secondary excavator main body 14. It is fixed in parallel in two rows.
[0028]
The metal wire brush seals 51a and 51b constituting the sub tail seal 35 are overlapped and adhered to the lip seals 41a and 41b constituting the side seal 32 by a predetermined length L with their ends curved forward. They are installed in a state where they are in pressure contact. A rubber partition member 54 is attached between the first space 52 surrounded by the lip seals 41a and 41b and the second space 53 surrounded by the metal wire brush seals 51a and 51b. The first space 52 is filled with grease, while the second space 53 is filled with grease containing fibers at a predetermined pressure.
[0029]
Accordingly, the side seals 32 (lip seals 41 a and 41 b) attached to the sub excavator main body 14 are in pressure contact with the outer wall surface of the main excavator main body 11, so that the side of the main excavator main body 11 and the sub excavator main body 14 is located. The side fitting part can be sealed. On the other hand, the main tail seal 33 (metal wire brush seals 47a, 47b) mounted on the main excavator body 11 is pressed against the outer wall surface of the existing segment S, so that the rear of the main excavator body 11 and the existing segment S is The fitting part can be sealed. Further, the straight portion Ws of the auxiliary tail seal 35 (metal wire brush seals 51a and 51b) mounted on the auxiliary excavator main body 14 has a long brush length and comes into pressure contact with the outer wall surface of the existing segment S. The rear fitting portion between the sub excavator main body 14 and the existing segment S can be sealed, and the curved portion Wc is pressed against the outer wall surface of the main excavator main body 11, so that the main excavator main body 11 and the sub excavator main body 14 are The rear fitting part can be sealed.
[0030]
Further, the end portion curved forward of the sub tail seal 35 (metal wire brush seal 51a, 51b) is superposed and adhered to the rear end portion of the side seal 32 (lip seal 41a, 41b), so that the side seal 32 and the sub seal 32 The seal connecting portion with the tail seal 35 can be sealed. Furthermore, the metal wire brush seal 51a of the sub tail seal 35 is pressed against the metal wire brush seal 47b of the main tail seal 33, and the seal gap between the main tail seal 33 and the sub tail seal 35 can be sealed.
[0031]
Here, the excavation work of the tunnel by the tunnel excavator 10 of this embodiment mentioned above is demonstrated.
[0032]
As shown in FIG. 4, at the beginning of excavation, the front and rear widening jacks 17 and 18 are contracted to move the sub excavator main bodies 13 and 14 to the main excavator main body 11 side. The width of the excavator body constituted by the machine bodies 13 and 14 is narrowed. When the plurality of shield jacks 19, 20, and 21 are extended while the main cutter mechanism 12 and the sub cutter mechanisms 15 and 16 are driven to rotate, the main excavator main body 11 and the sub excavator main bodies 13 and 14 are connected to the existing segments. The cutter mechanism 12, 15, 16 excavates the ground in front and forms a tunnel.
[0033]
When the shield jacks 19, 20, and 21 are extended by a predetermined stroke and the excavator bodies 11, 13, and 14 are excavated by a predetermined distance to excavate the tunnel, any one of the shield jacks 19, 20, and 21 is retracted. , A space is formed between the existing segment S, and a new segment S is mounted in the space by each of the erector devices 22, 23, 24. Mutual By concatenating In a ring shape Assemble. By repeating this, a tunnel having a predetermined length is constructed.
[0034]
When a narrow tunnel is constructed at a predetermined distance in this way and reaches a predetermined distance before the position for excavating the widened tunnel with the expanded tunnel width, the side ground is formed by a copy cutter (not shown) attached to the sub cutter mechanisms 15 and 16. The tunnel width for excavation is expanded by extending the widening jacks 17 and 18 while excavating. When the tunnel width is increased to a predetermined width, the widening jacks 17 and 19 are stopped, and excavation work is performed in this state as described above. Then, a continuous wide tunnel is constructed from the narrow tunnel.
[0035]
When the auxiliary excavator main bodies 13 and 14 are widened with respect to the main excavator main body 11, as shown in FIGS. 1 and 2, the auxiliary excavator main body (13) 14 has a side seal (31) 32 and an auxiliary tail seal (34). 35 slidably contacts the outer surface of the main excavator body 11, and the tail seals 33, 34, 35 move sideways while slidably contacting the outer wall surface of the existing segment S. Intrusion of water and earth and sand from each fitting part of 14 and the fitting part with the segment S can be prevented reliably. Further, the front curved portion of the sub tail seal (34) 35 is superposed and adhered to the rear end portion of the side seal (31) 32, and the sub tail seal (34) 35 is pressed against the main tail seal 33. The connecting portion and the gap are reliably sealed, and water and earth and sand can be reliably prevented from entering the inside.
[0036]
As described above, the tunnel excavator 10 according to the present embodiment is configured such that the sub excavator main bodies 13 and 14 are fitted to the side of the main excavator main body 11 and moved laterally by the widening jacks 17 and 18. Then, side seals 31 and 32 (lip seals 41a and 41b) are attached to the side portions of the sub-excavator main bodies 13 and 14 to seal the fitting portions with the main excavator main body 11, while the main excavator main body 11 A main tail seal 33 (metal wire brush seals 47a and 47b) extending in the circumferential direction is attached to the rear end of each sub-excavator main body 13 and 14, and At the rear edge The secondary tail seals 34 and 35 (metal wire brush seals 51a and 51b) along the circumferential direction are attached, and the rear end portions of the side seals 31 and 32 and the end portions of the secondary tail seals 34 and 35 are set to a predetermined length L. Only polymerized and stuck.
[0037]
Accordingly, the metal wire brush seals 51a and 51b are always superposed and adhered to the rear ends of the rubber lip seals 41a and 41b, and the seal connecting portions between the side seals 31 and 32 and the sub tail seals 34 and 35 are provided. Can be sealed reliably. Further, the sub tail seal 35 is pressed against the main tail seal 33, so that the seal gap between the main excavator body 11 and the sub excavator bodies 13 and 14 can be reliably sealed. As a result, the sub excavator main bodies 13 and 14 perform a widening operation with respect to the main excavator main body 11, and the front and rear clearance amounts and the upper and lower clearance amounts of the fitting portion between the main excavator main body 11 and the sub excavator main bodies 13 and 14 are increased. Since the side seals 31 and 32 are the lip seals 41a and 41b even if the change occurs, the side seals 31 and 32 are elastically deformed and follow in accordance with the gap change amount, and the rear end portions of the side seals 31 and 32 are sub tail seals 34. , 35, it is possible to ensure a sufficient sealing performance by always being in close contact with the end of 35.
[0038]
Further, the side seals 31 and 32, the main tail seal 33, and the sub tail seals 34 and 35 are arranged in two rows, and grease is injected between them with a predetermined pressure. The secondary tail seals 34, 35 and the main excavator body 11, the tail seals 33, 34, 35 and the existing segments, and the friction resistance between the main tail seal 33 and the secondary tail seals 34, 35 are reduced due to oiliness. Can be prevented, and the water tightness can be improved by increasing the adhesion. In this case, the side seals 31 and 32 and the sub tail seals 34 and 35 are made of different materials. However, they overlap with each other by a predetermined length L, and two rows are arranged to inject grease without any gaps. As a result, the seal is continuous, and the intrusion of water and earth and sand can be surely prevented.
[0039]
Further, the first space 52 surrounded by the lip seals 41a and 41b of the side seals 31 and 32, and the second space 53 surrounded by the metal wire brush seals 51a and 51b of the sub tail seals 34 and 35, respectively. A partition member 54 is attached between the first space portion 52 and the first space portion 52, and grease containing fibers is injected into the second space portion 53 at a predetermined pressure. , 51b, the fiber contained in the grease enters the gap between the wire brushes, and the water stop performance is improved. For the lip seals 41a and 41b, only low-cost grease is required, and mixing of both greases is prevented to reduce the cost. Can be reduced.
[0040]
FIG. 6 is a plan view of a side seal mounted on a tunnel excavator according to the second embodiment of the present invention, FIG. 7 is a sectional view taken along the line VII-VII of FIG. 6, and FIG. 8 is a tunnel excavation according to the third embodiment of the present invention. FIG. 9 is a cross-sectional view taken along the line IX-IX of FIG. 8, FIG. 10 is a cross-sectional view of the seal device attached to the tunnel excavator according to the fourth embodiment of the present invention, and FIG. FIG. 12 is a cross-sectional view taken along line XII-XII in FIG. 11. FIG. 12 is a plan view of the seal device mounted on the tunnel excavator according to the fifth embodiment. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the member which has the same function as what was demonstrated in embodiment mentioned above, and the overlapping description is abbreviate | omitted.
[0041]
In the tunnel excavator of the second embodiment, as shown in FIGS. 6 and 7, the side seal 61 is a rubber lip seal, and is a base fixed to the inner wall surface of the sub excavator main body 14 by a presser fitting 62. An end portion 63, an inclined portion 64 that extends obliquely from the base end portion 63, and a lip portion 65 that is formed at the distal end portion of the inclined portion 64 and presses against the outer wall surface of the main excavator body 11. ing. The lip portion 65 is formed with notches 66 at regular intervals in the longitudinal direction, that is, in the longitudinal direction at the top and bottom fitting portions of the excavator main bodies 11, 13, and 14, and at the front fitting portion in the vertical direction at the front fitting portion. In addition, an opening 67 is formed, and the notch 66 and the opening 67 are located in a staggered manner. In addition, the notch part 66 and the opening part 67 may be a thin part.
[0042]
Accordingly, the side seal 61 mounted on the front and upper fitting portions of the main excavator body 11 and the sub excavator body 14 is formed in the longitudinal direction by forming the notch portion 66 and the opening portion 67 in the lip portion 65. A sufficient amount of elasticity is ensured, and even if the auxiliary excavator bodies 13 and 14 perform a widening operation on the main excavator body 11 and the front and rear gap amounts and the upper and lower gap amounts of the fitting portions thereof change. The side seal 61 is appropriately pressed against the outer wall surface of the main excavator body 11 while elastically deforming according to the gap change amount, so that mud and mud water can be reliably prevented from entering the excavator body from the outside. Can do.
[0043]
In the tunnel excavator of the third embodiment, as shown in FIGS. 8 and 9, the rear end portion of the side seal 71 and the end portion of the sub tail seal 35 are in close contact with each other via the holding plate 72. The sub tail seal 35 is in pressure contact with the rear end portion of the holding plate 72.
[0044]
That is, the side seal 71 is a lip seal 41 a in which the lip portion 44 extends obliquely from the base end portion 43, and is fixed to the sub excavator main body 14 by the presser fitting 42. The holding plate 72 is fixed to the inner wall surface of the sub excavator main body 14 so as to be pressed and adhered to the side surface of the lip seal 41a, and a predetermined gap is provided between the holding plate 72 and the outer wall surface of the main excavator main body 11. On the other hand, the sub tail seal 35 is a metal wire brush seal 51a, which is fixed to the inner surface of the rear end of the sub excavator main body 14 along the circumferential direction. The lip seal 41a, the holding plate 72, and the wire brush seal 51a are attached so as to be in pressure contact with each other. Further, the wire brush seal 51a is configured to be thicker at the rear or only from the front part where it overlaps with the holding plate 72, and the side seal 71 is closed so as to close the gap between the holding plate 72 and the main excavator body 11. And the holding plate 72 Rear end face Is in pressure contact.
[0045]
Therefore, in the auxiliary excavator main body 14, the lip seal 41a and the wire brush seal 51a are mounted in a state where the holding plate 72 is sandwiched between the side seal 71 and the auxiliary tail seal 35, and the rubber lip is attached. The seal 41a and the metal wire brush seal 51a are held in an appropriate state, and excessive deformation due to external pressure can be prevented. Therefore, even if the side seal 71 (lip seal 41a) and the sub tail seal 35 (wire brush seal 51a) are overlapped portions of both, the mud from the outside is used to properly press the outer wall surface of the main excavator body 11. And muddy water can be reliably prevented. The wire brush seal 51a is in pressure contact with the rear ends of the side seal 71 and the holding plate 72 so that the gap between the holding plate 72 and the main excavator body 11 is closed, and water is immersed in the gap between the seal connecting portions. Can also be prevented.
[0046]
In the tunnel excavator according to the fourth embodiment, as shown in FIG. 10, the side seal 81 has a bifurcated lip portion and is in close contact with the end portion of the secondary tail seal 35 via the inflation seal 82. Yes.
[0047]
That is, the side seal 81 is a rubber lip seal 83, and a base end portion 86 fixed to the inner wall surface of the sub excavator main body 14 by presser fittings 84 and 85, and a bifurcated shape from the base end portion 85. A pair of lip portions 87 and 88 that extend and press-contact with the outer wall surface of the main excavator body 11 are provided. On the other hand, the secondary tail seal 35 is a metal wire brush seal 51a, and is fixed to the inner surface of the rear end portion of the secondary excavator main body 14 along the circumferential direction. Wrapping. Further, a holding member 89 is fixed to the sub excavator main body 14 by a presser fitting 90 so as to press the upper portion of the wire brush seal 51a on the inner wall surface. An inflation seal 82 is interposed between the lip portion 88 of the lip seal 83 and the wire brush seal 51a. A fluid (air or oil) supply source (not shown) is provided in the hollow portion 91 of the inflation seal 82. A fluid supply pipe 92 is connected to each other. Then, the fluid pressure is supplied from the fluid supply pipe 92 to the hollow portion 91, whereby the inflation seal 82 expands and presses the lip portion 88 of the lip seal 41a and the wire brush seal 51a.
[0048]
Therefore, in the auxiliary excavator main body 14, the lip seal 83 and the wire brush seal 51a are pressed across the expanded inflation seal 82 at the connecting portion of the side seal 81 and the auxiliary tail seal 35, The rubber lip seal 83 and the metal wire brush seal 51a are held in an appropriate state, and excessive deformation due to external pressure can be prevented. Therefore, even if the side seal 81 (lip seal 82) and the sub tail seal 35 (wire brush seal 51a) are overlapped portions of both, the outer seal wall and the outer wall surface of the main excavator body 11 are properly pressed together with the inflation seal 82. Intrusion of mud and mud from outside can be surely prevented. Since the inflation seal 82 is in pressure contact with the main excavator main body 11, no gap is generated between the lip seal 83 and the wire brush seal 51a.
[0049]
In the second, third, and fourth embodiments described above, the side seals 31 and 32 and the tail seals 33, 34, and 35 have been described in only one row. Similarly, grease is injected between them.
[0050]
In the tunnel excavator of the fifth embodiment, as shown in FIGS. 11 and 12, the side seal 101 is constituted by two rows of lip seals 102 and 103 having bifurcated lip portions, and the lip seals 102 and 103 are respectively arranged. The rear end portion is in close contact with the first inflation seal 104, and the end portions of the lip seal 102 and the sub tail seal 35 are in close contact with each other through the second inflation seal 105.
[0051]
That is, the lip seals 102 and 103 extend in a forked manner from the base end portions 108 and 109 fixed to the inner wall surface of the sub excavator main body 14 by presser fittings 106 and 107, respectively. And a pair of lip portions 110, 111, 112, 113 that press against the outer wall surface of the main excavator body 11. On the other hand, the sub tail seal 35 is a metal wire brush seal 51 a and is fixed to the inner surface of the rear end of the sub excavator main body 14 along the circumferential direction, and the end is close to the lip seal 102.
[0052]
A first inflation seal 104 is interposed between the rear ends of the lip seals 102 and 103 (lip portions 111 and 112), and a fluid (not shown) is provided in the hollow portion 114 of the first inflation seal 104. A fluid supply pipe 115 connected to an air or oil supply source is connected. A second inflation seal 105 is interposed between the lip portion 113 of the lip seal 102 and the wire brush seal 51a, and a fluid (air or air) not shown in the hollow portion 116 of the second inflation seal 105. The fluid supply pipe 117 connected to the oil) supply source is connected. The fluid pressure is supplied from the fluid supply pipes 115 and 116 to the hollow portions 114 and 116, whereby the first and second inflation seals 104 and 105 expand, and the lip portions 111 of the lip seals 102 and 103 are expanded. 112, 113 and the wire brush seal 51a are pressed.
[0053]
Therefore, in the auxiliary excavator main body 14, the lip seals 102 and 103 and the wire brush seal 51 a are pressed with the expanded inflation seals 104 and 105 sandwiched between the side seal 101 and the auxiliary tail seal 35. Thus, the rubber lip seals 102 and 103 and the metal wire brush seal 51a are maintained in an appropriate state, and excessive deformation due to external pressure can be prevented. Therefore, even if the side seal 101 (lip seals 102 and 103) and the sub tail seal 35 (wire brush seal 51a) are overlapped portions of the two, the outer wall surface of the main excavator main body 11 together with the inflation seals 104 and 105 is adequate. Therefore, intrusion of mud and muddy water from the outside can be surely prevented. Further, since the inflation seals 104 and 105 are in pressure contact with the main excavator body 11, no gap is generated between the lip seals 102 and 103 and the wire brush seal 51a.
[0054]
In the above-described embodiment, the sub excavator main bodies 13 and 14 are movably provided on both sides of the main excavator main body 11, but the sub excavator main body 13 ( 14) may be provided movably. Further, in the above-described embodiment, the tunnel excavator 10 is configured by fitting the sub excavator main bodies 13 and 14 to the outside of the side portion of the main excavator main body 11, and the side surfaces are formed on the inner surfaces of the sub excavator main bodies 13 and 14. Although the seal and the sub tail seal are continuously provided, the sub excavator main bodies 13 and 14 are fitted inside the side portion of the main excavator main body 11 to constitute the tunnel excavator 10. A side seal and a main tail seal may be continuously provided on the inner surface.
[0055]
【The invention's effect】
As described above in detail in the embodiment, according to the tunnel excavator of the invention of claim 1, widening is achieved by fitting the sub excavator body having the sub cutter to the side of the main excavator body having the main cutter. The mechanism allows the auxiliary excavator body to be moved laterally with respect to the main excavator body, and each auxiliary excavator body can be moved forward by a propulsion jack. A side seal is attached along the front-rear direction, while a main tail seal is attached along the circumferential direction at the rear part of the main excavator body, and a secondary tail seal is attached along the circumferential direction at the rear part of the sub-excavator body. Since the rear end portion of the side seal and the end portion of the tail seal attached to the excavator main body that fits outside of the main excavator main body and the sub excavator main body are superposed and adhered, the tunnel is in the middle of excavation. Secondary drilling to change width Even if the main body moves sideways with respect to the main excavator main body and the gap amount between the fitting portions thereof changes, the side seal and the main tail seal or the sub tail seal are continuously connected without any gap. Since it is in sliding contact with the excavator main body, it is possible to reliably prevent water from entering the excavator main body and improve waterproofness.
[0056]
According to the tunnel excavator of the second aspect of the invention, the side seal is made of rubber, while the main tail seal and the sub tail seal are made of metal wire brushes, and a plurality of rows of seals are arranged and lubricated therebetween. Since the lubricant is filled, the frictional resistance between each seal and each excavator body and tunnel structure is reduced by the lubricant, so that wear and damage of each seal can be prevented, and the degree of adhesion is increased and water is stopped. The performance can be improved.
[0058]
Also, Claim 3 According to the tunnel excavator of the invention of The end of the main tail seal or sub tail seal is curved and overlapped with the rear end of the side seal, While the straight part of the main tail seal or sub tail seal is pressed against the outer wall surface of the tunnel structure, the curved part that overlaps and adheres to the rear end of the side seal Deputy tail seal Or Main tail seal Since the secondary excavator main body moves sideways relative to the main excavator main body and the fitting position of the two changes, the tail seal is properly pressed and mud or mud from the outside. Can be prevented.
[0059]
Also, Claim 4 According to the tunnel excavator of the invention, the partition member is provided between the first space portion surrounded by the plurality of rows of side seals and the second space portion surrounded by the plurality of rows of main tail seals or sub tail seals. Since the first space portion is filled with grease, while the second space portion is filled with grease containing fibers, the fibers contained in the grease enter the gaps between the wire brushes of the metal wire brush seal and stop the water. As a result, it is possible to improve the water-stopping property, but only a low-cost grease is required for the rubber seal, and the cost can be reduced by preventing the mixing of both greases.
[0060]
Also, Claim 5 According to the tunnel excavator of the invention, since the side seal is continuously attached to the front fitting part, the upper fitting part, and the lower fitting part of the main excavator body and the sub excavator body, the main excavator body All the fitting portions between the main body and the sub-excavator body can be stopped with a single seal, so that the mounting property can be improved and the cost can be reduced.
[0061]
Also, Claim 6 According to the tunnel excavator of the invention, the side seal is fixed to one of the main excavator main body or the sub excavator main body, and the main excavator main body or the sub excavator extends from the base end. Since the lip portion is pressed against the other side of the main body, and the lip portion is formed with a notch portion formed at a predetermined interval in the longitudinal direction of the side seal, the side seal has a sufficient elastic amount in the lip portion by the notch portion. Therefore, even if the auxiliary excavator body performs a widening operation relative to the main excavator body, and the amount of gap between the front and rear and the amount of vertical gap change between the two fittings, the side seals are elastic according to the amount of change in the gap. Since it is appropriately pressed against the outer wall surface of the main excavator body while being deformed, it is possible to reliably prevent intrusion of mud and mud water from the outside into the excavator body.
[0062]
Also, Claim 7 According to the tunnel excavator of the invention of Since the opening that opens at a predetermined interval in the longitudinal direction of the side seal in the lip portion is formed, and the notch and the opening are positioned in a staggered manner, Depending on the amount of clearance between the main excavator main body and the sub excavator main body, the side seals must be elastically deformed properly by the staggered cutouts to reliably prevent the entry of mud and mud from the outside. Can do.
[0063]
Also, Claim 8 According to the tunnel excavator of the invention, the rear end portion of the side seal and the end portion of the main tail seal or the sub tail seal are superposed and adhered via the holding plate, and the side seal and the holding plate are Rear end face Because the main tail seal or sub tail seal is in pressure contact with each other, at the joint between the side seal and tail seal, each seal is held in an appropriate state by the holding plate, preventing excessive deformation due to external pressure, and the excavator body is It is possible to reliably prevent intrusion of mud and muddy water from the outside, and the gap corresponding to the holding plate is closed by press-contacting the tail seal, so that water from the gap of the seal connecting part is also blocked. Can be prevented.
[0064]
Also, Claim 9 According to the tunnel excavator of the invention, the side seal is provided with a bifurcated lip portion, and the rear end portion of the lip portion and the end portion of the main tail seal or the sub tail seal are overlapped and adhered through the inflation seal. The expanded inflation seal keeps each seal in a proper state, preventing excessive deformation due to external pressure, and properly pressing the excavator main body together with the inflation seal, preventing the entry of mud and mud from the outside. It can be surely prevented.
[0065]
Also, Claim 10 According to the tunnel excavator of the invention, a plurality of rows of side seals and main tail seals or sub tail seals are arranged, and each side seal is arranged. Mutual Are in close contact with each other through the first inflation seal, and the end portions of the side seal and the main tail seal or sub tail seal are intimately adhered through the second inflation seal, so that the expanded first and second inflation Each seal is held in an appropriate state by the seal, and excessive deformation due to external pressure is prevented, and the main excavator main body 11 is properly pressed together with each inflation seal, so that mud and mud water can enter from outside. Can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view of a sealing device mounted on a tunnel excavator according to a first embodiment of the present invention, and is a plan view of a portion I in FIG.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line II-II in FIG.
FIG. 3 is a schematic view showing a superposed portion of a side seal and a sub tail seal mounted on the sub excavator body.
FIG. 4 is a schematic diagram illustrating an excavator according to the present embodiment.
5 is a cross-sectional view taken along line VV in FIG.
FIG. 6 is a plan view of a side seal attached to a tunnel excavator according to a second embodiment of the present invention.
7 is a cross-sectional view taken along the line VII-VII of FIG.
FIG. 8 is a schematic view of a sealing device mounted on a tunnel excavator according to a third embodiment of the present invention.
9 is a cross-sectional view taken along the line IX-IX in FIG.
FIG. 10 is a cross-sectional view of a seal device mounted on a tunnel excavator according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a plan view of a seal device mounted on a tunnel excavator according to a fifth embodiment of the present invention.
12 is a cross-sectional view taken along the line XII-XII in FIG.
[Explanation of symbols]
10 Tunnel excavator
11 Main excavator body
12 Main cutter mechanism
13, 14 Sub-excavator body
15, 16 Sub cutter mechanism
17, 18 Widening jack (widening mechanism)
19, 20, 21 Shield jack (propulsion jack)
31, 32 Side seal
33 Main tail seal
34, 35 Secondary tail seal
41a, 41b Lip seal
47a, 47b Wire brush seal
51a, 51b Wire brush seal
54 Partition members
61 Side seal
65 Lip part
66 Notch
67 Opening (notch)
71 Side seal
72 Holding plate
81 Side seal
82 Inflation Seal
83 Lip seal
87,88 Lip part
101 Side seal
102, 103 Lip seal
104, 105 inflation seal
110, 111, 112, 113 Lip

Claims

A main excavator main body having a main cutter, a sub excavator main body having a sub cutter fitted to a side of the main excavator main body, and the sub excavator main body lateral to the main excavator main body. A widening mechanism that is movable, a propulsion jack that advances the main excavator main body and the sub excavator main body, and a fitting portion of the main excavator main body and the sub excavator main body are mounted along the front-rear direction. A side seal, a main tail seal attached to the rear part of the main excavator main body along the circumferential direction, and a sub tail seal attached to the rear part of the sub excavator main body along the circumferential direction. The rear end portion of the seal and the end portion of the main tail seal or the sub tail seal attached to the excavator main body fitted outside the main excavator main body and the sub excavator main body are overlapped and adhered. Tunnel excavator characterized by that.

2. The tunnel excavator according to claim 1, wherein the side seal is made of rubber, and the main tail seal and the sub tail seal are made of metal wire brushes, and a plurality of rows of the seals are disposed between the lubricants. Tunnel excavator characterized by filling.

3. The tunnel excavator according to claim 2 , wherein an end portion of the main tail seal or the sub tail seal is curved so as to overlap and adhere to a rear end portion of the side seal, and a straight portion of the main tail seal or the sub tail seal. Is in contact with the outer wall surface of the tunnel structure, while the curved portion that is in close contact with the rear end portion of the side seal is in pressure contact with the outer wall surface of the sub tail seal or the main tail seal. .

3. The tunnel excavator according to claim 2, wherein the first space portion surrounded by the plurality of rows of side seals and the second space portion surrounded by the plurality of rows of main tail seals or the sub tail seals. A tunnel excavator characterized in that a partition member is provided, and the first space portion is filled with grease, while the second space portion is filled with grease containing fibers.

2. The tunnel excavator according to claim 1, wherein the side seal is continuously attached to a front fitting portion, an upper fitting portion, and a lower fitting portion of the main excavator main body and the sub excavator main body. Tunnel excavator characterized by.

2. The tunnel excavator according to claim 1, wherein the side seal includes a base end portion fixed to one of the main excavator body or the sub excavator body, and the main excavator body extending from the base end portion. Or the tunnel excavator characterized by having the lip part press-contacted to the other of the said subexcavator main body, and the notch part formed in this lip part at the predetermined direction in the longitudinal direction of the said side seal.

The tunnel excavator according to claim 6 , wherein openings are formed at predetermined intervals in the longitudinal direction of the side seals in the lip portion, and the notches and the openings are located in a staggered manner. Tunnel excavator.

3. The tunnel excavator according to claim 1, wherein a rear end portion of the side seal and an end portion of the main tail seal or the sub tail seal are superposed and adhered via a holding plate, and the side seal and the holding plate are A tunnel excavator, wherein the main tail seal or the sub tail seal is in pressure contact with a rear end surface .

The tunnel excavator according to claim 1 or 2, wherein the side seal has a bifurcated lip portion, and a rear end portion of the lip portion and an end portion of the main tail seal or the sub tail seal are inflated seals. Tunnel excavator characterized by being polymerized and adhered via

The tunnel excavator according to claim 9 , wherein the side seal and the main tail seal or the sub tail seal are arranged in a plurality of rows, and the side seals are in close contact with each other via a first inflation seal, A tunnel excavator characterized in that a seal and an end portion of the main tail seal or the sub tail seal are overlapped and adhered via a second inflation seal.