JP3905645B2 - Film sticking device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、プリント配線板用の基板、液晶表示パネルの基板、プラズマディスプレイパネル用基板等に例示される基板の表面にフィルムを張り付けるためのフィルム張付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、コンピュータ等の電子機器に使用されるプリント配線板の製造工程において、プリント配線用基板の表面に積層体フィルムを張り付ける工程がある。
【0003】
このような積層体フィルムを張り付けるためのフィルム張付装置は、フィルム供給ロールに巻装されている連続フィルムの先端部を、フィルム張出装置のスイングロールを経て、フィルム吸着手段を備えた仮付部材により吸着して、搬送手段により搬送されてくる基板の先端に導き、前記仮付部材におけるフィルム幅方向に長い細幅の先端により該基板の先端に仮付けした後、ラミネーティングロールにより、フィルムを基板に圧着しつつ基板を搬送するようにしたものである。
【0004】
前記スイングロールは、ばねによりフィルムを引張って、前記仮付部材の先端による仮付時に該先端との間でフィルムに一定の張力を与え、又、ラミネーティングロールによる張付(本付け)時には、ラミネーティングロールとの間でフィルムに一定の張力を付与するために設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記スイングロールは、前記仮付部材によるフィルム仮付時及びラミネーティングロールによるフィルム本付時のいずれの場合にも、フィルムにしわが発生しないように、仮付部材の先端及びラミネーティングロールと平行に配置しなければならないが、スイングロール、仮付部材の先端、及び、ラミネーティングロールの三者間の平行度を同時に出すことが困難であり、特に、幅が800mm以上のプラズマディスプレイパネル用基板にフィルムを張り付ける場合のように、各部材が長大スパンとなるとき、その平行度を出すのは非常に困難である。
【0006】
更に、スイングアームの平行度を出すとき、その両端を支持するレバーの剛性を高める必要があり、そのためにスイングロールと平行に、左右のレバーを連結するバーを取り付けることも考えられるが、このバーがレバーの揺動時にフィルムと干渉してしまうという問題点がある。
【0007】
又、前述のように、長大スパンのスイングロールの場合、これを支持するレバーの剛性を増大させても、捩じれの発生を抑制できないという問題点がある。
【0008】
この発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、仮付部材によるフィルムの仮付時及びラミネーティングロールによるフィルムの本付時のいずれの場合にも、スイングロールの支持機構の剛性を増大することなく、フィルムにしわが発生することを確実に防止できるフィルム張付装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、請求項1のように、フィルム供給ロールに巻装されている連続フィルムの先端部を、フィルム張出装置のスイングロールを経て、フィルム吸着手段を備えた仮付部材により吸着して、搬送手段により搬送されてくる基板の先端に導き、前記仮付部材により該基板の先端に仮付けした後、ラミネーティングロールによりフィルムを基板に圧着しつつ、基板を搬送するようにされ、前記フィルム張出装置は、前記ラミネーティングロールと平行な揺動軸を中心として揺動自在に支持されたフィルム幅方向一対の揺動レバーと、この揺動レバーの先端近傍に、軸方向両端が回転自在に支持された前記スイングロールと、このスイングロールが前記ラミネーティングロールから離間する方向に揺動するように、前記揺動レバーを付勢するばねと、を有してなるフィルム張付装置において、前記揺動軸を、フィルム幅方向に分離され、各々が1本の揺動レバーを揺動自在に支持する一対の分離揺動軸とすると共に、前記スイングロールの軸方向両端と、これを支持する一対の揺動レバーとの間にスイングロール軸方向のあそびを設けることにより、前記揺動レバー及びスイングロールからなるリンク機構を、前記スイングロールの中心軸線が一定範囲内で、前記ラミネーティングロールに対して傾斜自在な柔構造とし、前記一対の揺動レバーの各々の先端近傍に、前記スイングロールがラミネーティングロール方向に揺動したとき、揺動レバーの先端近傍に当接して、その揺動を規制すると共に、揺動レバー方向の突出量を、スイングロールの軸方向両端位置で各々独立して調節可能な一対のストッパ装置を設けることにより、上記目的を達成するものである。
【0010】
前記フィルム張付装置において、前記ストッパ装置は、前記仮付部材によるフィルム仮付時に、前記揺動レバーの先端近傍に当接する仮付時ストッパと、前記ラミネーティングロールによりフィルムを基板に圧着する時に、前記揺動レバーの先端近傍に当接する本付時ストッパと、を有してなり、これら仮付時ストッパと本付時ストッパのうち、揺動レバーの揺動時に、より小さい揺動角度でこれに当接する一方を、揺動レバーから離間する方向に引き込み自在としてもよい。
【0011】
又、前記フィルム張付装置において、前記引き込み自在のストッパは、エアシリンダ装置のピストンロッド先端に、突出量調節自在に取り付けるようにしてもよい。
【0012】
更に又、前記フィルム張付装置におけるストッパ装置は、前記揺動レバーの、前記ラミネーティングロール側に隣接して配置された支持バーを有し、前記引き込み自在のストッパは、前記支持バーに形成された貫通孔を通って揺動レバー方向に突出して配置され、他のストッパは、前記支持バーに突出量調節自在に取り付けられるようにしてもよい。
【0013】
又、前記フィルム張付装置における支持バーは、前記分離揺動レバーに隣接して、前記揺動軸を越えて揺動レバーの他端側に延在して配置され、この他端側部分に前記揺動レバーに当接して、この揺動レバーの前記ばねによる引張り方向の一定角度以上の揺動を規制する上限ストッパを、突出量調節自在に支持するようにしてもよい。
【0014】
この発明においては、スイングロールの支持機構を、スイングロールの中心軸線がラミネーティングロールに対して傾斜自在となるような柔構造とし、その傾斜角度をスイングロールを支持する揺動レバーが当接するストッパ装置によって調整しているので、スイングロールの支持機構の剛性、重量を増大させたりすることなく、確実にスイングロールをラミネーティングロール及び仮付部材の先端と平行にすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態の例を図面を参照して説明する。
【0016】
まず本発明に係るフィルム張付装置10の概略構成を図1を参照して説明する。
【0017】
このフィルム張付装置10によって使用されるフィルム12は、図2に示されるように、透光性支持フィルム12A上に感光性樹脂層12B及びカバーフィルム12Cが積層された3層構造であり、フィルム供給ロール14に連続的に巻回されている。
【0018】
フィルム供給ロール14から巻き出されたフィルム12は、ガイドロール15を経てからフィルム分離部材16によりカバーフィルム12Cが剥がされて、感光性樹脂層12Bの接着面が露出された状態となり、スイングロール18を経て仮付部材20の一部を構成するメインバキュームプレート22に供給されるようになっている。前記剥離されたカバーフィルム12Cは、巻取りロール23により巻き取られるように構成されている。
【0019】
前記フィルム供給ロール14、フィルム分離部材16、スイングロール18、仮付部材20、巻取りロール23等は、基板搬送面I−Iの、図1において上側及び下側に、上下対称に設けられていて(下側は図示省略)、フィルム12が、上下の仮付部材20により仮付けされてから、上下一対のラミネーティングロール24A、24Bにより基板26の表面(上図)及び裏面(下面)に張付けられるようにされている。なお、以下は、特に指定がない限り、上側の装置についてのみ説明し、下側の装置の説明に代えるものとする。
【0020】
前記メインバキュームプレート22は、図3に示されるように、負圧が印加される多数の吸着溝22A及び吸引孔(図示省略)が表面に設けられ、カバーフィルム12Cが剥されたフィルム12(以下特に指定しなければフィルム13とする)を吸着できるようにされ、且つ、図において上下方向のガイドレール28に摺動自在に支持され、エアシリンダ、サーボモータ等の駆動装置30によってガイドレール28に沿って、フィルム張付位置に近接し、且つ、離反、即ち基板搬送面I−Iに対して近接、離反することができるようにされている。
【0021】
又、前記メインバキュームプレート22の基板搬送面I−I側先端には、前記メインバキュームプレート22の表面から連続して湾曲し、且つ表面にフィルム吸着溝(図示省略)が形成されたフィルム仮付部材本体21が連結されている。このフィルム仮付部材本体21のフィルム送り方向の先端部は、断面が変台形状のゴム(シリコーンゴムを含む)、発泡あるいは非発泡ポリウレタン樹脂等の弾性変形可能な材料により構成されている。
【0022】
前記仮付部材20は、前記基板搬送面I−I上の基板26の上面に、その先端が接触する位置から、図1、図4において実線で示される待機位置との間で移動可能とされているが、この待機位置と前記基板搬送面I−Iとの間には、フィルム13の送り面に沿って、仮付部材20側から先端巻付用フィルム保持部材34及びロータリーカッター36がこの順で配置されている。
【0023】
前記ロータリーカッター36は、前記フィルム供給ロール14から巻き出され、且つカバーフィルム12Cが剥がされたフィルム12の先端を切り揃えて、該先端が基板26の先端縁と平行になるようにすると共に、フィルム13を順次基板26に対応した長さに切断していくようにされている。
【0024】
又、前記先端巻付用フィルム保持部材34は、ロータリーカッター36によるフィルム切断時に、図4において左方向に前進して、先端がフィルム通過面に到達し、切断後は後退して仮付部材20と干渉しない待機位置となるようにされ、又、そのフィルム通過面側の端面には、負圧が印加される吸着溝及び吸引孔(共に図示省略)が設けられていて、該端面にフィルム13の先端を吸着することができるようにされ、ロータリーカッター36によるフィルム切断時にフィルム12を吸着保持すると共に切り揃えられたフィルム12の先端部を吸着し、これを図1において右方向に引張ることによって、仮付部材20の仮付部材本体21に巻付け、且つその先端部におけるフィルム吸着溝によって、仮付部材本体21にフィルム先端部を吸着させるものである。
【0025】
図3、4の符号21Aは、仮付部材本体21に設けられ、前記先端巻付用フィルム保持部材34がフィルム13に向かって前進、後退するとき、その上面に転接することによって仮付部材本体21と先端巻付用フィルム保持部材34との距離を一定に維持するためのローラを示す。
【0026】
前記ロータリーカッター36は、フィルム通過面と平行で、且つフィルム13の幅方向に配置された略直線状の固定刃36Aと、回転中心軸線が固定刃36Aと略平行に配置された部材(円柱又は円筒)の円筒状外周に切刃を螺旋状に巻付けた構造の回転刃36Bとから構成され、固定刃36Aに対して、回転刃36Bがフィルム通過面上で接触しつつ回転することによって、該フィルム通過面上のフィルム13をその位置で幅方向に切断するものである。
【0027】
ここで、前記固定刃36Aは、回転刃36Bに対してフィルム通過面と直交する方向に進退自在とされ、フィルム供給ロール14から巻き出され、カバーフィルム12Cが剥離されたフィルム12を切断するときのみ回転刃36Bと接触する位置にまで前進し、常態では、回転刃36Bから離間する退避位置となるようにされている(駆動機構図示省略)。
【0028】
図4の符号40は基板搬送機構における駆動用ローラ、42は同従動用ローラ、44は基板押え部材、46は基板先端位置検出光センサをそれぞれ示す。
【0029】
前記基板押え部材44は、基板押えローラ44Aと、これを上下動させる基板押えローラ用エアシリンダ44Bとから構成されている。
【0030】
前記ラミネーティングロール24A、24B、駆動用ローラ40、基板押え部材44及び基板先端位置検出光センサ46の相互関係は次の如くである。
【0031】
基板搬送面I−Iの近傍に設けられた前記基板先端位置検出光センサ46により、図4において左から右方向に搬送されてくる先頭の基板26の先端が検知され、所定時間後にフィルム仮付け位置まで同基板26が搬送されると、駆動用ローラ40の回転が停止される。これと同時に前記基板押え部材44により基板26を押えるように、基板押えローラ用エアシリンダ44Bにより、基板押えローラ44Aが駆動される。
【0032】
前記基板押えローラ44Aにより、基板26の動きが確実に停止され、仮付部材20の先端部であるフィルム仮付部材本体21が基板26に当接しても、該基板26が動かず、フィルム13に仮付けが確実に行われる。
【0033】
前記基板押えローラ44Aによる基板26の押えは、通常は、ラミネーティングロール24A、24Bが基板26に当接するまで行われ、ラミネーティングロール24A、24Bの当接タイミングと同調して、基板押えローラ用エアシリンダ44Bが解除作動される。
【0034】
前記スイングロール18は、フィルム張出装置52の一部を構成し、フィルム供給ロール14と前記仮付部材20又はラミネーティングロール24A、24Bとの間でフィルム13の張力を制御するようにされている。
【0035】
このフィルム張出装置52は、図5、図6に示されるように(図5は図6における半分のみを示す)、前記ラミネーティングロール24A、24Bと平行な同一軸線上にある一対の分離揺動軸54A、54B(図6参照)を中心として鉛直面内で揺動自在に支持されたフィルム幅方向一対の揺動レバー56A、56Bと、この揺動レバー56A、56Bの先端(図5において左端)に軸方向両端が回転自在に支持された前記スイングロール18と、このスイングロール18が前記ラミネーティングロール24A、24Bから離間する方向に揺動するように、前記揺動レバー56A、56Bの他端を付勢するばね58、58と、を含んで構成されている。
【0036】
前記一対の分離揺動軸54A、54Bがフィルム幅方向に分離され、各々が1本の揺動レバー56A、56Bを支持すると共に、前記スイングロール18の軸方向両端とこれを支持する前記一対の揺動レバー56A、56Bとの間にスイングロール軸方向のあそびを設けることにより、前記揺動レバー56A、56B及びスイングロール18からなるリンク機構60は、前記スイングロール18の中心軸線が一定範囲内で、前記ラミネーティングロール24A、24Bに対して傾斜自在な柔構造とされている。
【0037】
前記一対の揺動レバー56A、56Bの各々の先端近傍には、スイングロール18がラミネーティングロール24A、24B方向に揺動したとき、揺動レバー56A、56Bの先端に当接して、その揺動を規制するストッパ装置62A、62Bがフィルム幅方向に左右対称に設けられている。
【0038】
前記ストッパ装置62Aは、仮付時ストッパ63A及び本付時ストッパ64Aを、又、ストッパ装置62Bは仮付時ストッパ63B及び本付時ストッパ64Bをそれぞれ備えている。
【0039】
図6に示されるように、前記一対の分離揺動軸54A、54Bは、前記揺動レバー56A、56Bを軸受57Aを介して装置フレーム(図示省略)と一体の一対の支持柱57に揺動自在に固定されている。
【0040】
前記本付時ストッパ64A、64Bは、前記フィルム幅方向に一対の揺動レバー56A、56Bの下側位置で、前記一対の支持柱57に各々固定された支持バー66、66に取り付けられている。
【0041】
図1、図5に示されるように、支持バー66は上方に凸に折れ曲がった形状であり、前記揺動レバー56A、56Bがラミネーティングロール24A、24B方向に一定角度以上揺動したとき当接し、又、逆方向に一定角度以上揺動したとき、その他端側が支持バー66の反対側の端部近傍に設けられた上限ストッパ70に当接するようにされている。
【0042】
前記本付時ストッパ64A、64Bは、支持バー66の先端(図5において左端)に、ラミネーティングロール24A、24B側から螺合してその先端の突出量調節自在とされたボルト状部材から構成されている。
【0043】
又、前記仮付時ストッパ63A、63Bは、前記支持バー66の、前記本付時ストッパ64A、64Bの、支持柱57側に隣接して形成された貫通孔67を、ラミネーティングロール24A、24B側から貫通して配置されたボルト状部材であって、エアシリンダ68の作動ロッド68Aにねじ込み固定されていて、作動ロッド68Aへのねじ込み量によって、前記揺動レバー56A、56B方向への突出量が調節されるようになっている。
【0044】
図の符号63Cは仮付時ストッパ63A、63Bの、作動ロッド68Aに対する位置を固定するためのロックナット、又符号64Cは本付時ストッパ64A、64Bの、支持バー66に対する位置を固定するためのロックナットをそれぞれ示す。
【0045】
又、前記上限ストッパ70は、前記支持バー66の、仮付時ストッパ63A、63Bと反対側の端部に螺合して取り付けられたボルト状部材であって、その支持バー66へのねじ込み量を調節することによって、揺動レバー56A、56Bの後端側への当接点が調節されるようになっている。
【0046】
この当接によってスイングロール18の、ラミネーティングロール24A、24Bから離間する方向への揺動角度が規制され、スイングロール18にフィルム12が巻き掛けられていないとき等に、揺動レバー56A、56Bがばね58によって大きく揺動され、前記フィルム分離部材16等に衝突することが防止される。この上限ストッパ70の支持バー66へのねじ込み量は、ロックナット70Aの締付けによって固定されるようになっている。
【0047】
前記スイングロール18は、図6に拡大して示されるように、フィルム幅方向一対の揺動レバー56A、56Bの先端をフィルム幅方向に貫通する軸18Aにより、軸受18Bを介して回転自在に支持されている。このスイングロール18の長手方向両端と前記揺動レバー56A、56Bとの間にはカラー18Cが嵌装され、このカラー18Cと前記揺動レバー56A、56B及びスイングロール18の軸方向両端との間に隙間19が形成されるようになっている。
【0048】
又、前記ばね58の引張力は、ラミネーティングロール24A、24Bによるフィルム12の基板26への圧着が行われている状態(本付状態)では、該ラミネーティングロール24A、24Bの引張力によって、スイングロール18が揺動レバー56A、56Bを介して本付時ストッパ64A、64Bに押し付けられ、又、ラミネーティングロール24A、24Bによるフィルム圧着がなされていない状態では、フィルム12に緩みがある時にこれを図1、図5において上方に張出すように、揺動レバー56A、56Bを時計方向に付勢できる程度とされている。
【0049】
前記フィルム張出装置52における一方の揺動レバー56Aの、スイングロール18と反対側の他端位置には、図1に示されるように揺動レバー56Aが本付時ストッパ64Aに当接した時にこれを検出するためのフィルム戻りセンサ71が設けられている。
【0050】
このフィルム戻りセンサ71は、揺動レバー56Aが本付時ストッパ64Aに反時計方向に当接した時の他端により光路が遮断される光センサである。
【0051】
図4の符号S1は幅寄せ開始位置センサ、S2は基板後端検出センサ、S3は基板通過検出センサ、72は前記先端巻付け用フィルム保持部材34に対して、フィルム13の経路を間に反対側に配置され、且つ、仮付部材本体21方向に圧縮空気流を吹き付けるためのエアーブロー管をそれぞれ示す。
【0052】
又、図4の符号74は、ロータリーカッター36の下流側に近接して配置されたフィルムガイドロール、76はエアーブロー管をそれぞれ示す。なお、前記フィルムガイドロール74は、前記先端巻付用フィルム保持部材34及び固定36と共に同一部材(図示省略)に支持され、同期してフィルム通過面に対して進退し、且つ、仮付部材20の下降時には図4において右方向に退避するようにされている。
【0053】
前記エアーブロー管76はラミネーティングロール24A、24B側に設けられたフィルム後端用の吸着バー78方向に圧縮空気を噴出して、ロータリーカッター36により切断されたフィルム13の後端を吸着バー78方向になびかせるものである。吸着レバー78の動作タイミング等は特開平5−169548号公報に開示されるものと同様である。
【0054】
図4の符号80は、下側のラミネーティングロール24Bとその直前の駆動用ローラ40との間で、基板搬送面I−Iの下側に接近して配置された一対のフリーローラを示す。このフリーローラ80は、基板先端位置検出光センサ46が基板26の先端を検出したとき、エアシリンダ(図示省略)により基板送り方向に移動され、基板26の先端をラミネーティングロール24A、24B間に導くようにされている。又基板26へのフィルム張付けが終了したとき原位置に復帰される。この動作タイミング等は特公平3−27334号公報に開示されるものと同様である。
【0055】
次に前記フィルム張付装置の制御系の信号経路を、図7を参照して説明する。
【0056】
この制御系においては、各センサ46、71、S1〜S3と共に、各シリンダ前・後端の検出センサ(図示省略)はフィルム巻径の各センサに従って、制御装置50が各シリンダ用ソレノイド及び各モータの制御信号を出力するようになっている。又、カウンタやタイマの機能も有している。
【0057】
この制御装置50は、所定の手順に従って前記フィルム張付装置10を制御するように構成されている。この制御装置50は、例えばプログラマブルコントロールやリレーシーケンス回路により構成することができる。
【0058】
次に上記フィルム張付装置10の作用について説明する。
【0059】
まず、ラミネーティングロール24A、24Bは図4の実線に示される退避位置、先端巻付用フィルム保持部材34はその先端面がフィルム通過面上の位置、ロータリーカッター36の回転刃36Bがフィルム通過面から離間した位置にそれぞれセットし、フィルム12を供給ローラ14から引き出し、先端からカバーフィルム12Cを剥離して、巻き取りロール23に巻き取らせつつ、フィルム13を、仮付部材20及び先端巻付用フィルム保持部材34の図において左側のフィルム通過面に沿って引き下げ、且つロータリーカッター36の固定刃36Aと回転刃36Bの間を通す。
【0060】
次に、負圧が印加されている仮付部材20によりフィルム13を吸着すると共に、既にフィルム通過面位置まで前進され、且つ、負圧が印加されている先端巻付用フィルム保持部材34によりフィルム13を吸着する。
【0061】
この状態で回転刃36Aをフィルム通過面まで前進させてから回転させることにより、フィルム通過面上でフィルム13を切断して、その先端を切り揃える。ロータリーカッター36よりも先端側の切断されたフィルム13は廃棄する。
【0062】
次に、先端巻付用フィルム保持部材34は、その先端面にフィルム13の先端部を吸着したまま図4において右方向に移動させ、先端巻付用フィルム保持部材34と共に同一部材に支持される固定刃36Aを回転刃36Bから離間させる。
【0063】
このとき、仮付部材本体21の先端部におけるフィルム吸着溝には予め負圧を印加しておき、先端巻付用フィルム保持部材34が図において右方向に移動すると、吸着されているフィルム13の先端部が、仮付部材本体21における先端部に沿って巻き付けられ、そのフィルム吸着溝、吸引孔の負圧により吸着され、先端巻付用フィルム保持部材34から離間する。
【0064】
フィルム13の先端部が仮付部材本体21における先端部に巻き付けられる際に、前記エアーブロー管72から吹き出された圧縮空気流がフィルム13の先端を前記先端部方向に吹き付けるので、先端巻付け用フィルム保持部材34から離間したフィルム先端部は、垂れ下ったり、折れ曲ったりすることなく、確実に仮付部材本体21の先端部に吸着されることになる。
【0065】
前記基板26は、基板搬送機構により搬送され、仮付位置で駆動用ローラ40の回転が停止されることによって停止される。
【0066】
次に、仮付部材本体21の先端部にフィルム13の先端部を吸着したまま、駆動装置30により、仮付部材20をガイドレール28に沿って、その先端部がフィルム12の先端部を介して仮付け位置に停止している先頭の基板26の先端位置上面に当接するまで降下させる。又、これと同期して下側の仮付部材20も上昇される。
【0067】
これにより、先頭の基板26の先端表面及び裏面にフィルム13の先端部を仮付けし、しかる後、仮付部材20は、仮付部材本体21を含み負圧が解除される。
【0068】
前記仮付時ストッパ63A、63B及び本付時ストッパ64A、64Bは、共にその揺動レバー56A、56B方向への突出量を予め小さくしておく。
【0069】
次に、前記仮付部材20の負圧が解除されたとき、前記仮付時ストッパ63A、63Bを、エアシリンダ68によって突出させ、且つこの突出状態で、仮付時ストッパ63A、63Bの、エアシリンダ68における作動ロッド68Aへのねじ込み量を調節し、揺動レバー56A、56Bを押して、これら揺動レバー56A、56Bの先端に支持された前記スイングロール18の、前記仮付けされたフィルム12の先端部からの距離を、該フィルム13にしわが発生しない状態となるまで調整する。
【0070】
スイングロール18によってフィルム13が適当な張力で引張られ、且つしわが発生しない状態となったとき、仮付時ストッパ63A、63Bをロックナット63Cによって、その突出量を固定する。
【0071】
このとき、スイングロール18の長手方向両端における仮付時ストッパ63A、63Bの突出量が異なり、従って、スイングロール18が分離揺動軸54A、54Bを通る直線に対してねじれ状態となることもあるが、スイングロール18は揺動レバー56A、56Bと共に分離揺動軸54A、54Bを中心とした柔構造のリンク機構60を構成しているので、スイングロール18のねじれも許容される。
【0072】
この状態でロックナット63Cによる仮付時ストッパ63A、63Bのセッティングが終了した後は、エアシリンダ68によって仮付時ストッパ63A、63Bを引き込み、同時に仮付部材20を上昇させ、仮付部材本体21の先端をフィルム13の先端部から離間させる。これにより、フィルム13の仮付設定が終了する。
【0073】
フィルム13を仮付けした状態の先端部26Aに対して、ラミネーティングロール24A、24Bは図4の実線位置から二点鎖線の位置にまで駆動され、フィルム13の先端を基板26に押し付ける。なお、ラミネーティングロール24A、24Bは、図4の実線で示される待機中及び2点鎖線で示される圧着中、常時その回転が維持されている。
【0074】
次に、ラミネーティングロール24A、24Bと基板26との間に先端が挟み込まれた状態のフィルム13に対して、前記本付時ストッパ64A、64Bを突出させ、その支持バー66に対するねじ込み量を調整することによって突出させ、スイングロール18がフィルム13を引張るようにする。
【0075】
フィルム13が、スイングロール18によってラミネーティングロール24A、24Bとの間でしわがなく、且つ最適な張力で張られたとき、ロックナット64Cにより本付時ストッパ64A、64Bを固定する。
【0076】
前述の様に、スイングロール18は柔構造のリンク機構60の一部を構成しているので、本付時ストッパ64A、64Bのフィルム幅方向の突出量が相違しても、これを吸収するようにねじれることができる。
【0077】
なお、この本付時ストッパ64A、64Bのセット状態での突出量は、エアシリンダ68によって突出された仮付時ストッパ63A、63Bのセット状態におけるスイングロール18の位置が、本付時ストッパ64A、64Bに揺動レバー56A、56Bが当接しているときよりもラミネーティングロール24A、24Bから離間するようにしておく。
【0078】
この状態で、前記基板押えローラ用エアシリンダ44Bが解除される。次に、ラミネーティングロール24A、24Bは基板26の搬送装置の駆動用ローラ40と同期して、該基板26を図1の左側から右方向に駆動するよう回転され、回転しつつフィルム13を基板26の両面に圧着する。
【0079】
ここで、上記のように、仮付時ストッパ63A、63B及び本付時ストッパ64A、64Bの調整に用いた結果、フィルム13及び基板26が不良品となるようなものであれば、基板ストッパ装置調整用の基板はダミーを用いてもよい。又、その際のフィルム13は廃棄する。
【0080】
ラミネーティングロール24A、24Bを常時回転状態とし、間欠的に搬送されてくる基板26に、カバーフィルム12Cが剥離されたフィルム13が、ロータリーカッター36により上記のような定寸で切断され、順次仮付部材20により仮付けされてからラミネーティングロール24A、24Bにより圧着(本付け)されていく。
【0081】
これらのフィルム張付過程では、各基板26に対応する仮付作業毎に、エアシリンダ68によって仮付時ストッパ63A、63Bを突出させることにより、スイングロール18を、フィルム13にしわが寄らず、且つ最適な張力を得られる位置に規制する。
【0082】
又、本付時には、仮付時ストッパ63A、63Bをエアシリンダ68によって引き込み、本付時ストッパ64A、64Bが揺動レバー56A、56Bに当接するようにする。
【0083】
これらの仮付時ストッパ63A、63B及び本付時ストッパ64A、64Bの突出量の調整は、仮付部材20の先端及び/又はラミネーティングロール24A、24Bの変更毎に行う。
【0084】
なお、上記実施の形態の例において、本付時ストッパ64A、64Bは、仮付時ストッパ63A、63Bよりも、揺動レバー56A、56Bの先端側位置に設けられているが、これは上記実施の形態の例に限定されるものでなく、仮付時ストッパ63A、63Bを先端側に位置させるようにしてもよい。
【0085】
但し、仮付時ストッパ63A、63Bを突出させるときは、必ず本付時ストッパ64A、64Bよりも先に揺動レバー56A、56Bに当接するように設定しなければならない。
【0086】
又、仮付時ストッパ63A、63B、本付時ストッパ64A、64Bはボルト状部材とされ、そのねじ込み量によって突出量が調節されるようになっているが本発明はこれに限定されるものでなく、カム状部材等の他の手段でもよい。
【0087】
又、上記フィルム張付装置10に用いるフィルム12は、透光性支持フィルム12Aに感光性樹脂層12Bを積層し、これをカバーフィルム12Cで被ってなるものであるが、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば、基板26の表面に予め感光性樹脂を塗布しておき、これをフィルムで被うようにして張付ける場合、あるいは感光性樹脂以外の粘着剤を基板あるいはフィルム側に塗布して、この状態で基板にフィルムを張付ける場合、更には、感光性樹脂層、粘着剤等を用いることなく、フィルムを基板に圧着する場合のいずれにも本発明は適用されるものである。
【0088】
更に又、上記各実施の形態の例では、フィルム13をロータリーカッター36によって基板26の長さに応じて各基板毎に切断したものであるが、本発明はこれに限定されるものでなく、基板を搬送手段により一定間隔で連続的に搬送しつつ、該基板の表面及び裏面に沿ってフィルムを供給し、そのまま、ラミネーティングロール間に通して、フィルムを途中で切断することなく基板に連続的に張り付けるいわゆる連続張りについても、その一連の基板のうち先頭基板に、仮付部材により仮付けする場合について適用されるものである。
【0089】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成したので、スイングロールの剛性あるいはその支持機構の剛性を大幅に増大させることなく、フィルムの仮付時及び本付時に、スイングロールの位置を最適に制御して、フィルムのしわの発生を防止することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例に係るフィルム張付装置の要部を示す略示側面図
【図2】上記フィルム張付装置により張付けられるフィルムの、カバーフィルム剥離前の状態を拡大して示す断面図
【図3】同フィルム張付装置における仮付部材を拡大して示す斜視図
【図4】同フィルム張付装置における仮付部材、基板、及びラミネーティングロールの関係を示す略示側面図
【図5】同フィルム張付装置におけるフィルム張出装置近傍を更に拡大して示す斜視図
【図6】上記装置におけるスイングロールを含むリンク機構を示す断面図
【図7】同フィルム張付装置における制御系を示すブロック図
【符号の説明】
10…フィルム張付装置
12、13…フィルム
12A…透光性支持フィルム
12B…感光性樹脂層
12C…カバーフィルム
14…供給ロール
16…フィルム分離部材
18…スィングロール
18C…カラー
19…隙間
20…仮付部材
21…フィルム仮付部材本体
22…メインバキュームプレート
24A、24B…ラミネーティングロール
26…基板
36…ロータリーカッター
50…制御装置
52…フィルム張出装置
54A、54B…分離揺動軸
56A、56B…揺動レバー
57A…軸受
58…ばね
60…リンク機構
62A、62B…ストッパ装置
63A、63B…仮付時ストッパ
64A、64B…本付時ストッパ
66…支持バー
67…貫通孔
68…エアシリンダ
70…上限ストッパ
I−I…基板搬送面[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a film attaching apparatus for attaching a film to the surface of a substrate exemplified by a substrate for a printed wiring board, a substrate for a liquid crystal display panel, a substrate for a plasma display panel and the like.
[0002]
[Prior art]
For example, in a manufacturing process of a printed wiring board used for an electronic device such as a computer, there is a process of attaching a laminate film to the surface of a printed wiring board.
[0003]
A film sticking apparatus for sticking such a laminate film is a temporary film equipped with a film adsorbing means through a swing roll of a film overhanging device at the leading end of a continuous film wound around a film supply roll. Adsorbed by the attaching member, guided to the tip of the substrate conveyed by the conveying means, temporarily attached to the tip of the substrate by the thin tip that is long in the film width direction in the temporary attaching member, and then by a laminating roll, The substrate is conveyed while pressure-bonding the film to the substrate.
[0004]
The swing roll pulls the film by a spring, gives a constant tension to the film at the time of temporary attachment by the tip of the temporary attachment member, and at the time of tension (main attachment) by a laminating roll, It is provided to apply a certain tension to the film between the laminating rolls.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The swing roll is parallel to the leading end of the tacking member and the laminating roll so that the film does not wrinkle in both cases of the film tacking by the tacking member and the film main sticking by the laminating roll. Although it is difficult to obtain the parallelism between the swing roll, the tip of the tacking member, and the laminating roll at the same time, it is particularly difficult for a plasma display panel substrate having a width of 800 mm or more. When each member has a long span as in the case of pasting a film, it is very difficult to obtain the parallelism.
[0006]
Furthermore, when the parallelism of the swing arm is given, it is necessary to increase the rigidity of the lever that supports both ends. For this reason, it is possible to attach a bar that connects the left and right levers in parallel with the swing roll. Has a problem that it interferes with the film when the lever swings.
[0007]
Further, as described above, in the case of a long-span swing roll, there is a problem in that the occurrence of twisting cannot be suppressed even if the rigidity of the lever supporting the swing roll is increased.
[0008]
The present invention has been made in view of the above-described conventional problems, and is a swing roll support mechanism in both cases of temporary attachment of a film by a temporary attachment member and original attachment of a film by a laminating roll. An object of the present invention is to provide a film tensioning device that can reliably prevent wrinkling of a film without increasing the rigidity of the film.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, as in claim 1, the leading end portion of the continuous film wound around the film supply roll is adsorbed by a temporary attachment member having a film adsorbing means through a swing roll of a film overhanging device. , Guided to the tip of the substrate transported by the transport means, and temporarily attached to the tip of the substrate by the tacking member, the substrate is transported while pressure-bonding the film to the substrate by a laminating roll, The film overhanging device includes a pair of swing levers in the film width direction supported so as to be swingable around a swing shaft parallel to the laminating roll, and both ends in the axial direction rotate in the vicinity of the tip of the swing lever. The swing roll supported freely, and the swing lever is biased so that the swing roll swings in a direction away from the laminating roll. In the film pasting apparatus having a cat, the swing shaft is a pair of separate swing shafts that are separated in the film width direction and each support a swing lever in a swingable manner. In addition, by providing play in the swing roll axial direction between the axial ends of the swing roll and a pair of swing levers supporting the swing roll, a link mechanism comprising the swing lever and the swing roll is provided with the swing mechanism. When the roll axis swings in the direction of the laminating roll in the vicinity of the tip of each of the pair of rocking levers, the roll axis is within a certain range and is tiltable with respect to the laminating roll. , Abutting the vicinity of the tip of the swinging lever to regulate its swinging, and independently adjusting the protrusion amount in the swinging lever direction at both ends in the axial direction of the swing roll By providing the ability pair of stopper device it is intended to achieve the above object.
[0010]
In the film sticking device, the stopper device is provided when the film is temporarily attached to the substrate by the temporary attachment member, and when the film is pressure-bonded to the substrate by the laminating roll. A stopper at the time of attachment when contacting the vicinity of the tip of the swing lever. One of the contacts may be retractable in a direction away from the swing lever.
[0011]
In the film tensioning device, the retractable stopper may be attached to the tip of the piston rod of the air cylinder device so that the protrusion amount can be adjusted.
[0012]
Furthermore, the stopper device in the film tensioning device has a support bar disposed adjacent to the laminating roll side of the swing lever, and the retractable stopper is formed on the support bar. The other stoppers may be arranged so as to protrude through the through-holes in the direction of the swing lever, and the other stoppers may be attached to the support bar so that the amount of protrusion can be adjusted.
[0013]
Further, a support bar in the film tensioning device is disposed adjacent to the separation rocking lever and extending to the other end side of the rocking lever beyond the rocking shaft. An upper limit stopper that abuts on the swing lever and restricts the swing of the swing lever by a certain angle in the pulling direction by the spring may be supported so that the protrusion amount can be adjusted.
[0014]
In this invention, the swing roll support mechanism has a flexible structure in which the central axis of the swing roll can be tilted with respect to the laminating roll, and a stopper with which the swing lever that supports the swing roll abuts the tilt angle. Since the adjustment is performed by the apparatus, the swing roll can be reliably made parallel to the laminating roll and the tip of the tacking member without increasing the rigidity and weight of the swing roll support mechanism.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0016]
First, a schematic configuration of a
[0017]
As shown in FIG. 2, the
[0018]
The
[0019]
The film supply roll 14, the
[0020]
As shown in FIG. 3, the
[0021]
Further, the temporary attachment of the
[0022]
The
[0023]
The
[0024]
The leading end winding
[0025]
3 and 4 is provided on the temporary attachment member
[0026]
The
[0027]
Here, the fixed
[0028]
In FIG. 4,
[0029]
The
[0030]
The mutual relationship among the laminating rolls 24A and 24B, the driving
[0031]
The front end position detection
[0032]
The movement of the
[0033]
The holding of the
[0034]
The
[0035]
As shown in FIGS. 5 and 6 (FIG. 5 shows only a half of FIG. 6), the
[0036]
The pair of
[0037]
Near the tip of each of the pair of
[0038]
The
[0039]
As shown in FIG. 6, the pair of separated
[0040]
The book-attaching
[0041]
As shown in FIG. 1 and FIG. 5, the
[0042]
The book-stopping
[0043]
The
[0044]
[0045]
The upper limit stopper 70 is a bolt-like member that is screwed onto the end of the
[0046]
This contact restricts the swing angle of the
[0047]
As shown in FIG. 6 in an enlarged manner, the
[0048]
Further, the tensile force of the
[0049]
As shown in FIG. 1, when the
[0050]
The
[0051]
In FIG. 4, reference numeral S <b> 1 is a width adjusting start position sensor, S <b> 2 is a substrate rear end detection sensor, S <b> 3 is a substrate passage detection sensor, and 72 is opposite to the
[0052]
Further,
[0053]
The
[0054]
[0055]
Next, the signal path of the control system of the film pasting apparatus will be described with reference to FIG.
[0056]
In this control system, together with the
[0057]
The
[0058]
Next, the operation of the
[0059]
First, the laminating rolls 24A and 24B are retracted positions shown by solid lines in FIG. 4, the leading end winding
[0060]
Next, the
[0061]
In this state, the
[0062]
Next, the leading end winding
[0063]
At this time, when a negative pressure is applied in advance to the film adsorption groove at the tip of the temporary attachment member
[0064]
When the leading end of the
[0065]
The
[0066]
Next, with the leading end portion of the
[0067]
Thereby, the front-end | tip part of the
[0068]
Both the
[0069]
Next, when the negative pressure of the
[0070]
When the
[0071]
At this time, the protruding amounts of the
[0072]
In this state, after the setting of the
[0073]
The laminating rolls 24A and 24B are driven from the solid line position in FIG. 4 to the position of the two-dot chain line with respect to the
[0074]
Next, the
[0075]
When the
[0076]
As described above, since the
[0077]
The protruding amount of the book-attached
[0078]
In this state, the substrate pressing roller air cylinder 44B is released. Next, the laminating rolls 24A and 24B are rotated so as to drive the
[0079]
Here, as described above, if the
[0080]
The laminating rolls 24A and 24B are always in a rotating state, and the
[0081]
In these film pasting processes, the tacking
[0082]
Further, at the time of main attachment, the
[0083]
Adjustment of the protrusion amounts of the
[0084]
In the example of the above-described embodiment, the
[0085]
However, when the
[0086]
Further, the
[0087]
The
[0088]
Furthermore, in the example of each of the above embodiments, the
[0089]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, the position of the swing roll is optimally controlled at the time of temporary attachment and main attachment of the film without significantly increasing the rigidity of the swing roll or the support mechanism. It has the outstanding effect that wrinkle generation of the film can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic side view showing a main part of a film pasting apparatus according to an example of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged cross-sectional view showing a state of a film attached by the film attaching apparatus before peeling a cover film.
FIG. 3 is an enlarged perspective view showing a temporary attachment member in the film sticking apparatus.
FIG. 4 is a schematic side view showing a relationship between a tacking member, a substrate, and a laminating roll in the film pasting apparatus.
FIG. 5 is a perspective view further enlarging the vicinity of the film stretching device in the film pasting device.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a link mechanism including a swing roll in the apparatus.
FIG. 7 is a block diagram showing a control system in the film pasting apparatus.
[Explanation of symbols]
10 ... Film sticking device
12, 13 ... Film
12A ... Translucent support film
12B ... photosensitive resin layer
12C ... cover film
14 ... Supply roll
16 ... Film separation member
18 ... swing roll
18C ... Color
19 ... Gap
20 ... Temporary member
21 ... Film temporary attachment body
22 ... Main vacuum plate
24A, 24B ... Laminating roll
26 ... Board
36 ... Rotary cutter
50 ... Control device
52. Film overhanging device
54A, 54B ... Separation rocking shaft
56A, 56B ... Swing lever
57A ... Bearing
58 ... Spring
60 ... Link mechanism
62A, 62B ... stopper device
63A, 63B ... Temporary stopper
64A, 64B ... Stopper with book
66 ... Support bar
67 ... Through hole
68 ... Air cylinder
70: Upper limit stopper
II ... Board transfer surface
Claims (5)
前記揺動軸を、フィルム幅方向に分離され、各々が1本の揺動レバーを揺動自在に支持する一対の分離揺動軸とすると共に、前記スイングロールの軸方向両端と、これを支持する一対の揺動レバーとの間にスイングロール軸方向のあそびを設けることにより、前記揺動レバー及びスイングロールからなるリンク機構を、前記スイングロールの中心軸線が一定範囲内で、前記ラミネーティングロールに対して傾斜自在な柔構造とし、前記一対の揺動レバーの各々の先端近傍に、前記スイングロールがラミネーティングロール方向に揺動したとき、揺動レバーの先端近傍に当接して、その揺動を規制すると共に、揺動レバー方向の突出量を、スイングロールの軸方向両端位置で各々独立して調節可能な一対のストッパ装置を設けたことを特徴とするフィルム張付装置。The leading edge of the substrate that is conveyed by the conveying means by adsorbing the leading edge of the continuous film wound around the film supply roll through the swing roll of the film overhanging device and by the temporary member having the film adsorbing means The film is temporarily attached to the tip of the substrate by the tacking member, and then the substrate is transported while the film is pressure-bonded to the substrate by a laminating roll, and the film extending device includes the laminating roll and the laminating roll. A pair of swing levers in the film width direction supported so as to be swingable about a parallel swing shaft, the swing roll having both ends in the axial direction rotatably supported near the tip of the swing lever, And a spring that biases the swing lever so that the swing roll swings away from the laminating roll. In the device,
The swing shaft is separated in the film width direction, and each of the swing shafts is a pair of separate swing shafts that swingably support one swing lever, and both ends of the swing roll in the axial direction are supported. By providing play in the swing roll axial direction between the pair of swing levers, the link mechanism comprising the swing lever and the swing roll can be connected to the laminating roll with a center axis of the swing roll within a certain range. The swing roll swings in the direction of the laminating roll in the vicinity of the tip of each of the pair of swing levers. It is characterized by a pair of stopper devices that regulate the movement and can independently adjust the protruding amount in the swing lever direction at both ends of the swing roll in the axial direction. Film applying apparatus.
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