JP3905465B2

JP3905465B2 - Reinforcing bar assembly and joint metal fitting used for the assembly

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Publication number: JP3905465B2
Application number: JP2002349934A
Authority: JP
Inventors: 啓一阿部; 純一郎阿部; 恵一壁; 正之大垣; 朝康田口; 敏小島
Original assignee: 岡部株式会社
Priority date: 2001-12-06
Filing date: 2002-12-02
Publication date: 2007-04-18
Anticipated expiration: 2022-12-02
Also published as: JP2004003282A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば場所打ちコンクリート杭等に使用される鉄筋籠など、複数本の鉄筋を一体化した各種の鉄筋組立体、及びその組立てに用いる接合金具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、鉄筋コンクリートからなる場所打ち杭においては、円筒形に並置された多数の長尺の主筋と、これらの主筋を取り囲むように長手方向に所定の間隔で配置した多数のせん断補強筋を、互いの交点部分において溶接した鉄筋組立体、すなわち鉄筋籠が補強材として埋設されている。この種の鉄筋籠は、施工現場で手作業により製作する場合と、工場で製作したものを現場まで運搬して使用する場合とがある。そして、アースドリル等の掘削機によって掘削された縦孔内に鉄筋籠を吊り下ろした後、掘削孔の内部にコンクリートを充填することにより、鉄筋コンクリート製の基礎杭が構築される。
【０００３】
ところで、主筋とせん断補強筋を主体とする鉄筋籠構造では、製作場所の如何に拘わらず、形状的に安定した強固な籠状に組み立てることがなかなか難しい。特に、大口径あるいは長尺の鉄筋籠の場合は、掘削孔への吊下し作業等の移動時や建起こし時において、自重による撓み変形が大きいことから、溶接強度の低い主筋とせん断補強筋の溶接部分が容易に剥離し、鉄筋籠がばらばらに分解される虞があった。このため、従来の鉄筋籠では、平鋼やアングル材等の剛性の高い帯状鋼材を円形に屈曲して端部を結合したリング状部材を、鉄筋籠全体の形状安定性を高める目的で主筋の長手方向に沿って内側の所々に配置し、その外周面に主筋を溶接するとともに、これら主筋の外側にせん断補強筋を溶接や結束等により組み付けている。
【０００４】
上記鉄筋籠で用いるリング状に成形された帯状鋼材は、前述したように移動や建起こしにおける鉄筋籠の変形を防止する形状保持部材としての役割を担い、せん断補強筋のように主筋を外側から拘束してせん断補強を行うものではないが、接合個所における溶接の影響は主筋とせん断補強筋の関係と同様である。すなわち、主筋と帯状鋼材の溶接部が溶接熱の影響で変質（結晶構造の変化）し、地震による大きな力が基礎杭に作用した場合には、当該変質部分に応力が集中して溶接部から破断することもある。このため、鉄筋籠としての機能が十分に発揮されていないのが実情である。このような背景から、近年では、下記特許文献１，２に開示されるように、鉄筋籠における形状保持用の帯状鋼材と主筋の接合において、溶接作業を伴わない製造技術が検討されている。
【０００５】
【特許文献１】
特開２００１−２４８１５５号公報（第２頁第１欄第２１行−同頁第２欄第１１行、図１−図５）
【特許文献２】
特開２００１−２０４５４号公報（第３頁第４欄第４０行−第４頁第５欄第１８行、図４，５）
【０００６】
すなわち、特許文献１に開示された技術は、形状保持部材として、平鋼からなるリング状の鉄筋籠組立て用補強筋を、補強筋座金の切欠部分に嵌合した状態で主筋に沿わせ、補強筋座金の両端部分を緊結用鉄線で主筋に結束することにより、主筋と鉄筋籠組立て用補強筋とを接合するものである。また、特許文献２では、形状保持部材として２本のアングル材を並列状態でリング状に一体化したものを用い、このリング状アングル材に対する主筋の接合は、押え板の中央に設けられた湾曲部内に主筋を抱き込み、その両端のフランジ部にそれぞれ開設されたボルト挿通孔とリング状アングル材のボルト挿通孔とを一致させ、これにボルトを挿通してナットにより固定している。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の接合方法は、主筋と帯状鋼材のすべての交差部において、補強筋座金の上下二個所をそれぞれ緊結用鉄線で結束するものであるから、対象となる結束個所がきわめて多く作業性が悪いばかりか、鉄筋籠の形状安定性の低下につながる結束強度のばらつきが生じやすいという問題点があった。また、後者のものでは、リング状の帯状鋼材に予め多数のボルト挿通孔を開設する必要があるからその分だけコストアップの要因となり、しかも各主筋をその位置に合わせた状態で主筋の外側と内側においてボルトとナットで緊結する作業は、かなり手間のかかるものであり、作業効率が悪いという問題点があった。本発明は、これら従来技術の問題点に鑑みなされたもので、形状保持用のリング状に成形された帯状鋼材と主筋とが非溶接方式で簡単かつ高い固定度をもって結合される鉄筋組立体と、その鉄筋組立体の交差部に適用可能な接合金具の提供を目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願の請求項１に係る発明は、互いに間隔を置いて並列状態にある複数本の主筋に対してリング状に成形された複数本の帯状鋼材が互いに間隔を置いて略直交状態に結合された鉄筋組立体において、前記主筋と前記帯状鋼材の交差部は、対向面間に主筋を挟んだ状態で帯状鋼材の両周縁部分に跨ってそれぞれ一端側の二個所で掛止される一対の挟持体と、これら一対の挟持体を他端側で互いに近接方向に締め付けることによりその対向面で主筋を帯状鋼材に押圧する締付手段により圧着されていることを特徴とするものである。
【０００９】
すなわち、上記構成の鉄筋組立体では、形状保持機能を有する帯状鋼材と主筋の交差部を結合する手段として、一対の挟持体とそれらを繋ぐボルト・ナット等の締付手段を用い、対向面間に主筋を挟んだ状態で各挟持体の一端側の二個所を帯状鋼材の両周縁部分に跨って掛合させ、他端側に設けた前記ボルト等を締め付けることによりその対向面で主筋を帯状鋼材の方向に押し付けて圧着するものであるから、各交差部での緊結対象個所が前記従来例に比べて半分で済むことになる。しかも、並列状態の主筋に対して片側からの作業で結合できるので、作業性が大幅に向上する。これに加え、帯状鋼材自体には格別の加工が不要であるから、鉄筋組立体のコストダウンにもつながる。さらに、ボルト等による締付け力が、主筋と帯状鋼材の交差部に対して確実に伝達されるので、安定した高い固定強度で両者を結合することができる。
【００１０】
しかも、一種の挟持体で固着可能な主筋径の範囲が広がることにより、使用する鉄筋が異なる各種用途の鉄筋組立体に適用するのに好適である。
【００１１】
請求項２に係る鉄筋組立体は、互いに間隔を置いて並列状態にある複数本の主筋に対してリング状に成形された複数本の帯状鋼材が互いに間隔を置いて略直交状態に結合された鉄筋組立体において、前記主筋と前記帯状鋼材の交差部は、略Ｕ字状の抱持部により主筋を外側から抱持した状態で帯状鋼材の各周縁部分に対して個々に一端側の開放端部で掛止される一対の挟持体と、これら一対の挟持体を他端側で互いに近接方向に締め付けることによりそれら抱持部の基部で主筋を帯状鋼材に押圧する締付手段により圧着されていることを特徴とするものである。かかる構成を採用した場合でも上記と同様な効果が得られる。
【００１２】
請求項３に係る鉄筋組立体は、掘削孔の壁面との間隔を保持するためのスペーサを設けたものであり、締付手段のボルト等を利用することにより、簡単に結合することができる。なお、各挟持体の端部の形状、寸法等を適宜選択することにより、挟持体自体をスペーサとして活用することも可能である。
【００１３】
次に、請求項４に係る接合金具は、上記鉄筋組立体において好適に使用されるものであって、一対の挟持体並びにこれを繋ぐボルトとナットを備え、それら一対の挟持体が対向面間に主筋を挟んだ状態で帯状鋼材の両周縁部分に跨ってそれぞれ一端側の二個所で掛止され、他端側に配設したボルトとナットの締付けによりその対向面で主筋を帯状鋼材に押圧して圧着せしめることを特徴としている。かかる構成を採用したことにより、形状安定性に優れた鉄筋組立体を効率的に組み立てることができる。
【００１４】
しかも、一対の挟持体を主筋に対してその軸心に沿って両側からを挟むようにして主筋と帯状鋼材の交差部を固定するから、一種の挟持体で異なる外径の主筋に対応が可能であり、その適用範囲が広くなるという利点がある。
【００１５】
請求項５に係る接合金具は、上記請求項４の接合金具における一対の挟持体が主筋の周面に当接可能な突起部をそれぞれ対向面に有し、当該突起部でボルトとナットの締付け力を主筋に伝達する構成としたものである。この場合、各挟持体では帯状鋼材に掛止されるそれぞれの一端側部分が支点、ボルト頭部及びナットとの当接部分が力点となり、その締付け力は、梃子の原理に基づき、作用点となる主筋と接する突起部に対して確実に伝達される。これにより、主筋と帯状鋼材とが圧接状態となり、比較的小さな締付け力で確実に固着することができる。
【００１６】
請求項６に係る接合金具は、上記請求項５の一対の挟持体における突起部として、プレス成形によるリブを利用するものである。この場合、挟持体の製作手段としてプレス成形を採用し、適宜厚さの金属板をプレス成形する際にリブを所定位置に形成することができる。かかるリブは、前記のようにボルト及びナットの締付け時における作用点として機能すると同時に、板材からなる挟持体を補強する効果もあり、接合金具の軽量化に有効である。
【００１７】
請求項７に係る接合金具は、請求項５における突起部をさらに背面側にも設け、且つそれら突起部の帯状鋼材からの離間距離が異なるように構成したものである。この場合には、挟持体の両方の面を適宜選択することにより、外径の異なる複数種の主筋に対して、前記作用点となる突起部を最適位置に当接させることができる。
【００１８】
そして、請求項８に記載の接合金具は、一対の挟持体がそれぞれ略Ｕ字状の抱持部を有し、その開放端部を帯状鋼材の各周縁部分に個々に主筋を外側から抱持した状態で掛合させ、当該掛合部を梃子の支点としてボルトとナットの締付け力を抱持部の基部に作用せしめて主筋を帯状鋼材に押圧して圧着せしめる構成としたものである。この場合、挟持体ではボルトおよびナットとのそれぞれ当接部分が力点となり、その締付け力は、梃子の原理に基づき、作用点となる主筋と接する抱持部の基部に対して確実に伝達される。これにより、主筋と帯状鋼材とが圧接状態となり、比較的小さな締付け力で確実に固着することができる。
【００１９】
【発明の実施の形態】
本発明における鉄筋組立体は、例えば鉄筋籠のような筒状体を対象とし、全体の形状安定性を高めるために、少なくとも主筋とリング状に成形された帯状鋼材の固着手段として、溶接に代えてボルト締結方式の接合金具を採用したものである。したがって、鉄筋籠のようにリング状に成形された帯状鋼材に加えてせん断補強筋を有するものにおいては、せん断補強筋と主筋との交差部は、従来の鉄線や適宜クランプ等による固定手段を適用することができる。このように、すべての交差部を非溶接方式で結合すれば、溶接熱に起因する鉄筋の変質を阻止でき、また溶接の場合に見られる作業員の熟練度や天候に左右されることがなくなるという利点がある。なお、鉄筋組立体および接合金具の具体的構成に関しては、以下に例示するように種々のものがあり、またこれら鉄筋組立体は基礎杭における鉄筋籠以外の用途にももちろん適用は可能である。
【００２０】
【実施例】
以下、図面に基づき本発明の実施例について説明する。図１ないし図３は、本発明による鉄筋組立体として鉄筋籠に適用した事例であり、それぞれその要部（交差結合部）を示す横断面図、同正面図及び同縦断側面図である。図示の鉄筋籠１において、所定間隔で並列状態に配置される複数本の主筋２と、その内側に添設されるリング状に成形された帯状鋼材３は、それらの各交差部で接合金具４により固着されている。この接合金具４は、一対の挟持体５，５と、これらを繋ぐ締付手段としてのボルト６ａ及びナット６ｂで構成されるものであり、別途詳述する。なお、図示はしないが、鉄筋籠１における主筋２の外側には、適宜のせん断補強筋がその長手方向に沿って所定の間隔で結合されている。この場合、帯状鋼材３の存在により鉄筋籠１の形状安定性が高いことから、せん断補強筋の主筋２に対する固定手段に格別の限定はなく、例えば鉄線による結束や上記接合金具のような適宜の金具などを任意に選択することができる。
【００２１】
上記実施例で使用するリング状に成形された帯状鋼材３は、一般にフラット・バーと称される適宜幅の平鋼を円形に屈曲してその端部を溶接したものであり、主筋２の内側にその長手方向に沿って所定の間隔で複数個が設けられる。なお、平鋼に代えてアングル材やチャンネル材等の各種形状の形鋼を使用することはもちろん可能であり、この場合には帯状鋼材自体の剛性が高いことから、鉄筋籠１の形状安定性は一段と高まる。
【００２２】
次に、本発明に係る接合金具４の主要構成部材である挟持体５について、図４ないし図６を中心に説明する。この挟持体５は、図４にその正面図を示すとおり、基本形状として略Ｃ字状に形成され、その開口側端部の鉤状部分５１が後述する圧着時の支点として作用し、前記帯状鋼材３に対する掛止部となるとともに、その基部側の中央にボルト６ａを受け入れるボルト挿通孔５２が形成されている。さらに、主筋２を両側から挟み込んだ状態で互いに向い合う対向面５３ａには、図４において挿通孔５２を左右方向に横切る対称軸を挟む対称位置に略角錐状の突起部５４ａが各１個ずつ設けられている。また、挟持体５には、その左側面と平面をそれぞれ示す図５及び図６から明らかなように、対向面５３ａの反対側の面である背面５３ｂにも同様な突起部５４ｂが同じ位置に設けられている。この背面側の突起部５４ｂは、挟持体５をどちらの面でも適用できるようにしたもので、必ずしも必要ではない。なお、ボルト挿通孔５２は円形の貫通孔であって、ボルト６ａの外径よりも十分に大きく形成されている。そして、挿通孔５２が開口する対向面５３ａと背面５３ｂには、円弧状に突出する台座部５５ａ，５５ｂが設けられている。これらは、図１に示すように、ボルト６ａの軸心に対して挟持体５が傾斜状態のときに円滑に締付け操作が行えるようにするためのものである。なお、ボルト挿通孔５２は、ボルト６ａとナット６ｂの締付け操作の妨げにならなければ、円形に限らず楕円状あるいは矩形状などにしてもよい。
【００２３】
次に、上記接合金具４の使用方法について、図１ないし図３を中心に説明する。一対の挟持体５，５にボルト６ａ及びナット６ｂ等を組み合わせ、緩く仮止めした状態の接合金具４を、主筋２とリング状に成形された帯状鋼材３の各交差部において、一対の挟持体５，５の対向面間に主筋２を挟むようにして先端側の掛止部５１を帯状鋼材３のそれぞれ上下の周縁部分に跨って片側ずつ掛合させる。この場合、対向面５３ａに形成されている略角錐状の突起部５４ａは、図１に示すように、主筋２に対して手前側の半周面上で斜め方向の接線に近い状態で当接するように設定されている。そして、ボルト６ａ及びナット６ｂを締め付けると、主筋２と帯状鋼材３は圧接状態となり、強固に固定される。次いで、すべての主筋２を包囲するようにせん断補強筋を配置し、適宜の結合手段でそれらの交差部を固定する。本発明による鉄筋籠では、帯状鋼材３と主筋２が強固に固定されることにより全体の形状安定性が向上することから、せん断補強筋の固定部分にはさほどの強度は必要でなく、鉄線による結束等を採用することが可能である。なお、実施例では，ボルト６ａ及びナット６ｂを装着する際に、挟持体５の背面５３ｂとの間にそれぞれ座金６ｃが介装されている。
【００２４】
図７は、本発明による接合金具４を適用した場合の力の伝達状態を示す説明図である。この実施例の接合金具４においては、ボルト６ａ及びナット６ｂの締付力が、梃子の原理に基づき一対の挟持体５，５を介して主筋２とリング状に成形された帯状鋼材３の交差部に伝達されることにより、小さな締付力でも大きな固定度が得られる。すなわち、この締結構造における挟持体５では、ボルト６ａの頭部およびナット６ｂの内側に介装された座金６ｃとの当接部分Ａ、帯状鋼材３の上下の周縁部分に掛合する掛止部５１の当接部分Ｂ、主筋２に当接する突起部５４ａの当接部分Ｃが、それぞれ力点、支点および作用点に相当している。この場合、ボルト６ａとナット６ｂによる締付力Ｆ１は、支点となる掛止部５１の当接部分Ｂに対して帯状鋼材３を引き寄せる方向の力Ｆ２と、作用点である突起部５４ａの当接部分Ｃに主筋２を押す方向の力Ｆ３をそれぞれ発生させるから、これにより主筋２と帯状鋼材３は圧接状態となり、確実に締付け固定される。この接合金具４では、作用点Ｃが支点Ｂよりも内側に位置していることにより、ボルト６ａとナット６ｂによる締付力Ｆ１を負荷したとき、その締付け度合いに拘わらず掛止部５１の当接部分が、帯状鋼材３の周方向に移動することはないので、帯状鋼材３の周縁部分には固定のための加工が不要である。したがって、内面側は平坦でもよく、安価な帯状鋼材を使用することができる。また、Ｂ−Ｃ間の距離に対してＣ−Ａ間の距離を長く設定することにより、小さな締付け力で大きな固定力が得られる。この作用機構は後述する他の実施例の接合金具でも同様である。
【００２５】
なお、上記実施例における接合金具４は、一対の挟持体５，５をボルト６ａとナット６ｂ等により仮組みした状態で交差部に装着し、その後にボルト６ａとナット６ｂをさらに締め付けて緊結する事例について説明したが、分離されている挟持体５を別々に装着してから、ボルト６ａとナット６ｂで両者を連結することはもちろん可能である。
【００２６】
図８ないし図１６は、それぞれ本発明に係る接合金具の他の実施例である。なお、上記実施例の接合金具４と同一部分については同一符号で示し、重複する部分の説明は省略する。図８に示す接合金具７は、前記接合金具４と同様に、挟持体７１の両方の面を主筋２に対する挟持面として使用できるものであり、それぞれの表面に突起部５４ｂ，７２ａが設けられている。これらの突起部５４ｂ，７２ａは、主筋２を挟んだ状態において、帯状鋼材３から当接個所までの距離が異なるように設定されるとともに、高さもそれぞれ異なっている。この場合、図面から明らかなように、突起部７２ａのほうが突起部５４ｂよりも離れた位置にあり、これにより突起部５４ｂが存在する方の面を適用した場合に比べ、太い外径の主筋２に対して適切に対応することができるようになっている。したがって、両方の面を適宜選択することで複数サイズの主筋２に使用が可能である。
【００２７】
次に、図９及び図１０に示す接合金具８は、一対の挟持体８１，８１を繋ぐ締付手段としてのボルト６ａとナット６ｂの取付方法が異なる実施例である。すなわち、ここで使用する挟持体８１は、前記各実施例のボルト挿通孔５２に代わり、主筋２側に開口する略Ｕ字状の切欠８２を備えるものである。この場合には、分離状態にある一対の挟持体８１，８１を個別に帯状鋼材３に掛合し、その後にそれら切欠８２，８２に対して、一体になったボルト６ａとナット６ｂを内側から嵌入することができる。このため、予めボルト６ａとナット６ｂを介して挟持体と一体化された状態で主筋２と帯状鋼材３の交差部に装着する場合に比べて作業性が高まる。なお、図示はしないが、挟持体８１の表面に前記実施例と同様な円弧状に突出する台座部を切欠８２の周辺部分に設けると、ボルト６ａとナット６ｂの締付け操作を行う上で好都合である。
【００２８】
上記各実施例における挟持体は、いずれも鋳造に適した形状であるが、プレス成形等のその他の製造方法によるものでもよい。図１１ないし図１６に示す実施例は、プレス成形によるものである。まず、図１１ないし図１３に示す接合金具９において、挟持体９１は、適宜厚さの金属板を略コ字状に打ち抜くことにより製作されるものである。そして、この挟持体９１には、帯状鋼材３を受け入れる開口部分に沿って２個のリブ９２，９２が略ハ字状の配置状態で対向面側に突出するように形成されるとともに、基部９３の開口部分に近いところでその長手方向と平行な線に沿って、リブ９２の突出側とは反対の方向に少し折り曲げられた形状になっている。なお、図１３における（９２）は、リブ９２の形成に伴う裏側の凹部を示す。かかる挟持体９１を用いた接合金具９は、前記各実施例と同様に使用することができる。この場合、リブ９２が前記各実施例における突起部の役割を担うと同時に、金属板の補強効果をもたらすことから、接合金具の軽量化に大きく寄与する。
【００２９】
さらに、図１４ないし図１６に示す実施例の接合金具１０は、適宜厚さの金属板を略コ字状に打ち抜き、ボルト挿通孔を設けただけの挟持体１１を使用するものである。この場合は、挟持体１１の対向面１２には前記各実施例のような突起部は存在しないが、それらの対向面１２，１２が主筋２に対して傾斜状態で当接する。これにより、主筋２はボルト６ａとナット６ｂの締付けに伴って帯状鋼材３の方向に押圧されるので、両者は強固に固定される。したがって、突起部の有無は本発明の必須要件ではない。なお、傾斜状態がきつい場合には、挟持体１１の背面との間に適宜の傾斜座金を併用してもよい。
【００３０】
また、本発明に係る鉄筋籠では、図１７および図１８に示すように、上記各接合金具を利用することにより、掘削孔の壁面との間に所定の間隔を保持するためのスペーサを取り付けることができる。図示の実施例は、前記第一実施例の接合金具４に適用した場合を示している。ここで使用するスペーサ１５は、略コ字状に形成され、一方の脚部１６に通孔（図示せず）と、他方の脚部１７の先端側に張出し部１８がそれぞれ設けられている。そして、このスペーサ１５は、他方の脚部１７の張出し部１８を主筋２に宛がい、接合金具４の一方の挟持体５に対して外側（背面側）に沿わせた状態で、一方の脚部１６の通孔に挿入したボルト６ａにより簡単かつ確実に取り付けることができる。この場合、他方の脚部１７の角に形成されているテーパ部は、鉄筋籠の挿入方向側に位置させ、掘削孔への挿入を容易にするものであるが、このテーパ部を一方の脚部１６側に形成し、こちら側から挿入するようにしてもよく、他の形状のスペーサに適用することももちろん可能である。
【００３１】
次に、以下に示す実施例は、主筋に対する装着状態が異なる接合金具とそれを用いた鉄筋籠である。図１９ないし図２１は、それぞれ本発明による鉄筋籠の要部を示す横断面図、同正面図および同縦断側面図である。図示の鉄筋籠１Ａにおいて、所定間隔で並列状態に配置される複数本の主筋２と、その内側に添設されるリング状に成形された帯状鋼材３は、それらの各交差部で接合金具４０により固着されている。なお、図示はしないが、鉄筋籠１Ａにおける主筋２の外側には、適宜のフープ筋がその長手方向に沿って所定の間隔で結合されている。この場合、帯状鋼材３の存在により鉄筋籠１Ａの形状安定性が高いことから、フープ筋の主筋２に対する固定手段に格別の限定はなく、例えば鉄線による結束や上記接合金具のような適宜の金具などを任意に選択することができる。
【００３２】
また、本発明に係る接合金具４０は、図２２に分解状態の側面図として示すように、一対の挟持体４１，４１と、それらを連結するボルト４２およびナット４３とから構成される。これらの挟持体４１は、図２３ないし図２５から明らかなように、本体部分４１ａが略Ｕ字状に形成され、一端側に設けられたそれら２本の腕部４１ｂに挟まれた部分が主筋２の抱持部４１ｃとなっている。さらに、腕部４１ｂの先端側の開放端部は、鉤状に形成され、この鉤状部４１ｄが後述する圧着時の支点として作用するものである。また、本体部分４１ａの他端側には、ボルト４２を受け入れるボルト挿通孔４１ｅが設けられている。このボルト挿通孔４１ｅは、円形の貫通孔であって、鉤状部４１ｄの先端側面に向けてその内寸が漸増するように貫通している（図２５）。ここで、ボルト挿通孔４１ｅは、ボルト４２とナット４３の締付け操作の妨げにならなければ、円形に限らず楕円状あるいは矩形状などにしてもよい。そして、互いに鉤状部４１ｄの先端側が対向するように配置された一対の挟持体４１，４１は、それぞれのボルト挿通孔４１ｅを貫通するボルト４２と、ナット４３により連結一体化される。なお、実施例では挟持体４１との間に座金４４とスプリングワッシャー４５が介装されている。
【００３３】
次に、上記接合金具４０の使用方法について説明する。ボルト４２およびナット４３等を組み合わせた仮止め状態の接合金具４０を、図２１等に示すように、主筋２と帯状鋼材３の各交差部において、一対の挟持体４１，４１をそれぞれ主筋２に対して抱持部４１ｃを嵌合させるとともに、先端側の鉤状部４１ｄを帯状鋼材３のそれぞれ上下の各周縁部分に掛合させる。そして、ボルト４２およびナット４３を締め付けると、主筋２と帯状鋼材３は圧着状態となり、強固に固定される。次いで、すべての主筋２を包囲するようにフープ筋を配置し、適宜の結合手段でそれらの交差部を固定する。本発明による鉄筋籠では、帯状鋼材３と主筋２が強固に固定されることにより全体の形状安定性が向上することから、フープ筋の固定部分にはさほどの強度は必要でなく、鉄線による結束等を採用することが可能である。
【００３４】
図２６は、本発明による接合金具４０を適用した場合の力の伝達状態を示す説明図である。この実施例の接合金具４０においては、ボルト４２およびナット４３の締付力が、梃子の原理に基づき一対の挟持体４１，４１を介して主筋２と帯状鋼材３の交差部に伝達されることにより、小さな締付力でも大きな固定度が得られる。すなわち、この締結構造における挟持体４１では、ボルト４２の頭部およびナット４３の内側に介装された座金４４との当接部分Ｇ、帯状鋼材３の上下の周縁部分に掛合する鉤状部４１ｄの先端部分Ｈ、主筋２に当接してこれを抱持する抱持部４１ｃの基部Ｉ（円弧状部分）が、それぞれ力点、支点および作用点に相当している。この場合、ボルト４２とナット４３による締付力Ｆ１は、支点である鉤状部４１ｄの先端部分Ｈに対して帯状鋼材３を引き寄せる方向の力Ｆ２と、作用点である抱持部４１ｃの基部Ｉに主筋２を押す方向の力Ｆ３をそれぞれ発生させるから、これにより主筋２と帯状鋼材３は確実に締付け固定される。この接合金具４０では、作用点Ｉが支点Ｈよりも内側に位置していることにより、ボルト４２とナット４３による締付力Ｆ１を負荷したとき、その締付け度合いに拘わらず鉤状部４１ｄの先端部分が移動することはないので、帯状鋼材３の周縁部分には掛止のための加工が不要である。したがって、内面側は平坦でよいから安価な帯状鋼材を使用できる。また、Ｈ−Ｉ間よりもＩ−Ｇ間の距離を長くすることにより、小さな締付け力で大きな固定力が得られる。
【００３５】
なお、上記実施例における接合金具４０は、一対の挟持体４１，４１をボルト４２とナット４３等により仮組みした状態で交差部に装着し、その後にボルト４２とナット４３をさらに締め付けて緊結する事例について説明したが、分離されている挟持体４１をそれぞれの場所に単独で装着してから、ボルト４２とナット４３で連結することはもちろん可能である。
【００３６】
図２７は、接合金具の他の実施例における要部の部分断面図である。図示の接合金具２０は、一対の挟持体２１，２２の連結手段のみが前記実施例のものと異なる。すなわち、一方の挟持体２１の端部には凹部（図示せず）が形成され、当該部分にアイボルト２３がピン２４を介して回動自在に結合されている。また、他方の挟持体２２にも同様な凹部２２ａが形成されている。そして、一対の挟持体２１，２２は、それぞれ主筋と帯状鋼材に適合させた状態で、一方の挟持体２１のアイボルト２３を他方の挟持体２２の切欠２２ａに挿入し、ナット２５で締め付けることにより、前記接合金具４０と同様に主筋と帯状鋼材を圧着することができる。
【００３７】
また、図２８は、本発明に係る鉄筋籠の他の実施例で使用するリング状に成形された帯状鋼材の一部を示す斜視図である。この帯状鋼材３Ａは、内面側の両周縁部分に突起３ｂが、全周に渡って形成されたものである。このような帯状鋼材３Ａを使用した場合には、上記接合金具４０，２０を装着するにあたり、挟持体の鉤状部４１ｄが突起３ｂに掛合するので、位置決めが容易で外れ難く、取付作業の能率向上につながる。
【００３８】
さらに、本発明に係る鉄筋籠では、上記接合金具４０，２０を利用することにより、掘削孔の壁面との間に所定の間隔を保持するためのスペーサを取り付けることができる。図２９に示すスペーサ３０は、鉄板を略コ字状に屈曲したもので、両側の脚部３１，３２には、それぞれＵ字状の切欠３１ａ，３２ａと、その近くに通孔３１ｂ，３２ｂが設けられている。また、脚部３２の他端側にはテーパ部３２ｃが形成されている。そして、このスペーサ３０は、上記接合金具４０，２０におけるボルト４２，２３を通孔３１ｂあるいは通孔３２ｂのどちらか一方に挿通するとともに、切欠３１ａ，３２ａを主筋２に嵌合することにより、簡単かつ確実に取り付けることができる。この場合、スペーサ３０のテーパ部３２ｃは、鉄筋籠の挿入方向側に位置させ、掘削孔への挿入を容易にするものである。また、適宜フランジ幅のアングル材の一方のフランジにボルト挿通孔を設け、他方のフランジが掘削孔の壁面に位置するように取り付けてもよい。
【００３９】
なお、上記の各実施例において、接合金具における挟持体各部の形状やボルト・ナットによる連結方法を適宜に変更したり、帯状鋼材としてアングル材、チャンネル材等を使用するなど、この発明の技術思想内での種々の変更実施はもちろん可能であり、また接合金具の対象も鉄筋籠には限定されない。
【００４０】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による鉄筋組立体では、主筋と形状保持用のリング状に成形された帯状鋼材の各交差部を結合する手段として、一対の挟持体とそれらを繋ぐボルト等の締付手段を備える接合金具を用い、それらボルト等の締付けにより主筋と帯状鋼材を圧接せしめて固着するものであるから、従来のものに比べて各交差部での緊結対象個所が少なく、しかも主筋の片側からの作業だけでよいので、作業性が大幅に向上する。これに加えて帯状鋼材自体にはネジ孔等の格別の加工が不要であるから、鉄筋組立体のコストダウンにもつながる。さらに、本発明による接合金具は、ボルト等による締付け力が、主筋と帯状鋼材の交差部に対して確実に伝達するので、安定した高い固定強度で両者が結合され、形状安定性に優れた鉄筋組立体を効率的に組み立てることができるなど、その実用上の効果はきわめて大である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による鉄筋組立体を鉄筋籠に適用した場合の要部を示す横断面図である。
【図２】図１に示す鉄筋組立体の要部を示す正面図である。
【図３】図１に示す鉄筋組立体の要部を示す縦断側面図である。
【図４】本発明による接合金具の主要構成部材である挟持体の正面図である。
【図５】図４に示す挟持体の左側面である。
【図６】図４に示す挟持体の平面図である。
【図７】本発明による接合金具を鉄筋の交差部に適用した場合の力の伝達状態を示す説明図である。
【図８】接合金具の他の実施例における要部の横断面図である。
【図９】接合金具の他の実施例における要部の正面図である。
【図１０】図９に示す接合金具の要部の縦断側面図である。
【図１１】接合金具の他の実施例における要部の横断面図である。
【図１２】図１１に示す接合金具の要部の正面図である。
【図１３】図１１に示す接合金具の要部の縦断側面図である。
【図１４】接合金具の他の実施例における要部の横断面図である。
【図１５】図１４に示す接合金具の要部の正面図である。
【図１６】図１４に示す接合金具の要部の縦断側面図である。
【図１７】鉄筋組立体（鉄筋籠）の他の実施例における要部の縦断側面図である。
【図１８】図１７に示す鉄筋組立体の要部の正面図である。
【図１９】本発明による鉄筋組立体の他の実施例の要部を示す横断面図である。
【図２０】図１９に示す鉄筋組立体の要部を示す正面図である。
【図２１】図１９に示す鉄筋組立体の要部を示す縦断側面図である。
【図２２】図１９に示す鉄筋組立体で使用する接合金具の分解状態を示す側面図である。
【図２３】図２２に示す接合金具の主要構成部材である挟持体の正面図である。
【図２４】図２２に示す挟持体の底面図である。
【図２５】図２２に示す挟持体のＡ−Ａ断面図である。
【図２６】図２２に示す接合金具を適用した場合の力の伝達状態を示す説明図である。
【図２７】本発明による接合金具の他の実施例における要部の部分断面図である。
【図２８】本発明による鉄筋組立体の他の実施例で使用する帯状鋼材の一部を示す斜視図である。
【図２９】本発明による鉄筋組立体の他の実施例で使用するスペーサの斜視図である。
【符号の説明】
１，１Ａ…鉄筋組立体、２…主筋、３，３Ａ…帯状鋼材、４，７，８，９，１０，２０，４０…接合金具、５，１１，２１，２２，４１，７１，８１，９１…挟持体、６ａ，２３，４２…ボルト、６ｂ，２５，４３…ナット、１５，３０…スペーサ、４１ｃ…抱持部、４１ｄ…鉤状部、５１…掛止部、５３ａ…対向面、５４ａ，５４ｂ，７２ａ…突起部、５５ａ，５５ｂ…台座部、８２…切欠、９２…リブ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to various reinforcing bar assemblies in which a plurality of reinforcing bars are integrated, for example, reinforcing bar rods used for cast-in-place concrete piles, etc., and a joint fitting used for the assembly.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a cast-in-place pile made of reinforced concrete, a number of long main bars juxtaposed in a cylindrical shape and a number of shear reinforcement bars arranged at predetermined intervals in the longitudinal direction so as to surround these main bars are mutually connected. A reinforcing bar assembly welded at the intersection, that is, a reinforcing bar rod, is embedded as a reinforcing material. This type of steel bar is sometimes manufactured by hand at the construction site or transported to the site for use. Then, after a reinforcing bar is suspended in a vertical hole excavated by an excavator such as an earth drill, a concrete pile made of reinforced concrete is constructed by filling the inside of the excavation hole with concrete.
[0003]
By the way, in a reinforcing bar structure mainly composed of a main reinforcing bar and a shear reinforcing bar, it is difficult to assemble it into a stable, stable shape regardless of the production place. In particular, in the case of large-diameter or long rebars, the main bars and shear reinforcement bars with low welding strength are large because of the large deformation due to their own weight when moving or erection in a drilling hole. There was a possibility that the welded part of the steel plate was easily peeled off and the reinforcing steel rods were broken apart. For this reason, in a conventional reinforcing bar rod, a ring-shaped member in which a rigid steel strip, such as a flat bar or an angle member, is bent into a circular shape and joined at the ends is used for the purpose of improving the shape stability of the entire reinforcing bar rod. It arrange | positions in the inner places along a longitudinal direction, and while welding a main reinforcement to the outer peripheral surface, the shear reinforcement is assembled | attached by welding, binding, etc. on the outer side of these main reinforcement.
[0004]
The band-shaped steel material formed into a ring shape used in the above-mentioned reinforcing bar rod serves as a shape-retaining member that prevents deformation of the reinforcing bar rod during movement and erection as described above, and the main bar from the outside like a shear reinforcing bar. Although it does not constrain and perform shear reinforcement, the effect of welding at the joint is the same as the relationship between the main reinforcement and the shear reinforcement. In other words, when the weld of the main bar and strip steel material is altered (change in crystal structure) due to the effect of welding heat, and when a large force is applied to the foundation pile due to an earthquake, stress concentrates on the altered part and the weld It may break. For this reason, the actual situation is that the function as a reinforcing bar rod is not sufficiently exhibited. Against this background, in recent years, as disclosed in Patent Documents 1 and 2 below, a manufacturing technique that does not involve welding work has been studied in the joining of a strip-shaped steel material for shape retention and a main reinforcing bar in a reinforcing bar rod.
[0005]
[Patent Document 1]
JP 2001-248155 A (2nd page, 1st column, 21st line-same page, 2nd column, 11th line, FIGS. 1 to 5)
[Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 2001-20454 (page 3, column 4, line 40 to page 4, column 5, line 18, FIGS. 4 and 5)
[0006]
That is, in the technique disclosed in Patent Document 1, a reinforcing member for assembling a ring-shaped reinforcing bar rod made of flat steel is fitted as a shape-retaining member along the main bar in a state where the reinforcing bar is fitted to a notch portion of the reinforcing bar washer. The main bars and the reinforcing bars for reinforcing steel bar assembly are joined by binding both ends of the bar washer to the main bars with a binding iron wire. Moreover, in patent document 2, what integrated two angle members into the ring shape in the parallel state is used as a shape holding member, and joining of the main reinforcement with respect to this ring-shaped angle member is the curve provided in the center of the press plate. The main bar is embraced in the part, and the bolt insertion holes formed in the flanges at both ends thereof are matched with the bolt insertion holes of the ring-shaped angle member, and bolts are inserted into the holes and fixed by nuts.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the former joining method, the upper and lower two portions of the reinforcing bar washer are bound with the binding iron wires at all the intersections of the main bar and the strip steel material. Not only is it bad, but there is a problem that the binding strength is likely to vary, which leads to a decrease in the shape stability of the reinforcing bar rod. In the latter case, since it is necessary to open a large number of bolt insertion holes in the ring-shaped steel strip in advance, it causes a cost increase by that amount. The work of tightening bolts and nuts on the inside is quite time consuming and has a problem of poor work efficiency. The present invention has been made in view of these problems of the prior art, and is intended for shape retention.In a ring shape MoldedReinforcing bar assembly in which strip steel and main bar are joined by non-welding method with simple and high degree of fixing, andRebar assemblyThe object is to provide a joint fitting applicable to the intersection.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to claim 1 of the present application is directed to a plurality of main bars that are in parallel and spaced apart from each other.Molded into a ringIn a rebar assembly in which a plurality of strip steel materials are joined in a substantially orthogonal state with a space between each other, the intersection of the main bars and the strip steel materials is:With the main muscle sandwiched between the opposing surfacesOn both edges of strip steelStraddleEach one sideTwo placesA pair of sandwiched bodies that are hooked together, and these pair of sandwiched bodies are tightened in the proximity direction at the other endOn the opposite sideIt is characterized by being crimped by a clamping means that presses the main bars against the strip steel material.
[0009]
That is, in the reinforcing bar assembly having the above configuration, as a means for connecting the crossing portion of the strip steel material having the shape maintaining function and the main reinforcing bar, a clamping means such as a pair of sandwiching bodies and bolts and nuts for connecting them is used.With the main muscle sandwiched between the opposing surfacesOne end of each clampTwo placesOn both edges of the strip steelStraddleBy engaging and tightening the bolt etc. provided on the other end sideOn the opposite sideSince the main reinforcing bar is pressed in the direction of the strip-shaped steel material and crimped, the portion to be fastened at each intersection is half that of the conventional example. And since it can couple | bond with the main muscle of a parallel state by the operation | work from one side, workability | operativity improves significantly. In addition to this, the strip steel itself does not require any special processing, which leads to cost reduction of the rebar assembly. Furthermore, since the tightening force by the bolts or the like is reliably transmitted to the intersection between the main reinforcing bar and the strip-shaped steel material, both can be coupled with a stable and high fixing strength.
[0010]
Moreover,By expanding the range of the main reinforcing bar diameter that can be fixed by a kind of sandwiching body, it is suitable for application to a reinforcing bar assembly for various uses with different reinforcing bars.
[0011]
Claim2Reinforcing bar assembly according toIn a rebar assembly in which a plurality of strip-shaped steel members formed in a ring shape with respect to a plurality of main bars in parallel with each other being spaced apart from each other are coupled in a substantially orthogonal state with a distance from each other, the main bars and the belt-shaped The crossing portions of the steel materials are a pair of sandwiched bodies that are individually hooked at the open end portions on one end side with respect to the respective peripheral portions of the strip-shaped steel materials with the main bars held from outside by the substantially U-shaped holding portions. And the pair of sandwiching bodies are clamped by clamping means for pressing the main bars against the strip-shaped steel material at the base portion of the holding parts by clamping the pair of clamping bodies in the proximity direction to each other on the other end side.Is. Even when such a configuration is adopted, the same effect as described above can be obtained.
[0012]
Claim3The reinforcing bar assembly according to the above is provided with a spacer for maintaining a distance from the wall surface of the excavation hole, and can be easily coupled by using a bolt or the like of a tightening means. In addition, it is also possible to utilize the clamping body itself as a spacer by appropriately selecting the shape, dimensions, and the like of the end portion of each clamping body.
[0013]
Next, the claim4The joint fitting according to the present invention is preferably used in the above-described reinforcing bar assembly, and includes a pair of sandwiching bodies and a bolt and a nut connecting the pair of sandwiching bodies, and the pair of sandwiching bodies includesWith the main muscle sandwiched between the opposing surfacesBoth edges of strip steelAcrossEach one sideTwo placesBy tightening the bolts and nuts on the other endOn the opposite sideIt is characterized in that the main reinforcing bar is pressed against the strip-shaped steel material and crimped. By adopting such a configuration, it is possible to efficiently assemble a reinforcing bar assembly having excellent shape stability.
[0014]
Moreover,Since the crossing part of the main bar and the strip-shaped steel material is fixed so that the pair of sandwiched bodies are sandwiched from both sides along the axial center with respect to the main muscle, it is possible to cope with the main bars of different outer diameters with a kind of sandwiched body, There is an advantage that the application range is widened.
[0015]
Claim5The joint fitting according to claim 1 is the above claim.4A pair of sandwiching bodies in the joint fitting have projections that can contact the peripheral surface of the main reinforcement on the opposing surfaces, and the projections transmit the tightening force of the bolt and nut to the main reinforcement. In this case, in each clamping body, each one end side portion that is hooked to the strip steel material is a fulcrum, and the contact portion with the bolt head and the nut is a power point, and the tightening force is based on the principle of the lever and the action point. It is reliably transmitted to the protrusion that contacts the main muscle. Thereby, a main reinforcement and a strip | belt-shaped steel material will be in a press-contact state, and can adhere reliably with comparatively small clamping force.
[0016]
Claim6The joint fitting according to claim 1 is the above claim.5As the protrusions in the pair of sandwiching bodies, ribs formed by press molding are used. In this case, press forming is adopted as a production means for the sandwiching body, and the rib can be formed at a predetermined position when a metal plate having an appropriate thickness is press formed. As described above, the rib functions as a point of action at the time of tightening the bolt and nut, and at the same time has an effect of reinforcing the sandwiched body made of a plate material, and is effective in reducing the weight of the joint fitting.
[0017]
Claim7The joining bracket according to claim5The protrusions are further provided on the back side, and the distances between the protrusions from the band-shaped steel material are different. In this case, by appropriately selecting both surfaces of the sandwiching body, it is possible to abut the protrusions serving as the action points at the optimum position against a plurality of main muscles having different outer diameters.
[0018]
And claims8In the joining metal fitting described in the above, each of the pair of sandwiching bodies has a substantially U-shaped holding portion, and the open end portion is made of a strip-shaped steel material.eachAround the peripheryIndividuallyEngage the main bar while holding it from the outside, press the main bar against the strip steel by using the hooked part as a fulcrum of the lever and applying the tightening force of the bolt and nut to the base of the holding partAnd crimpIt is a configuration. In this case, in the clamping body, the abutting portions of the bolts and nuts serve as power points, and the tightening force is reliably transmitted to the base portion of the holding portion in contact with the main muscle as the action point based on the principle of the lever. . Thereby, a main reinforcement and a strip | belt-shaped steel material will be in a press-contact state, and can adhere reliably with comparatively small clamping force.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The rebar assembly in the present invention is a cylindrical body such as a rebar rod, for example.ForTo increase overall shape stability, at least the main muscleMolded into a ringAs a means for fixing the strip-shaped steel material, a bolt-fastened joint fitting is employed instead of welding. Therefore, like a rebar rodMolded into a ringIn what has a shear reinforcement bar in addition to a strip-shaped steel material, the fixing | fixed means by the conventional iron wire, an appropriate clamp, etc. can be applied to the crossing part of a shear reinforcement bar and a main reinforcement. In this way, if all the intersecting portions are joined by a non-welding method, it is possible to prevent the reinforcement of the reinforcing bar due to welding heat, and it is not affected by the skill level of the worker and the weather seen in the case of welding. There is an advantage. In addition, about the concrete structure of a reinforcing bar assembly and a joining metal fitting, there exist various things so that it may illustrate below, Of course, these reinforcing bar assemblies are applicable also to uses other than the reinforcing bar rod in a foundation pile.
[0020]
【Example】
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 to FIG. 3 are examples in which the reinforcing bar assembly according to the present invention is applied to a reinforcing bar rod, and are respectively a cross-sectional view, a front view, and a longitudinal side view showing the main part (cross coupling part). In the illustrated reinforcing bar 1, a plurality of main bars 2 arranged in parallel at predetermined intervals and attached to the inside thereof.Molded into a ringThe strip-shaped steel material 3 is fixed by a joining metal fitting 4 at each intersection thereof. The joint metal fitting 4 is composed of a pair of sandwiching bodies 5 and 5 and bolts 6a and nuts 6b as fastening means for connecting them, which will be described in detail separately. Although not shown, an appropriate shear reinforcement bar is coupled to the outer side of the main bar 2 in the reinforcing bar 1 at a predetermined interval along its longitudinal direction. In this case, since the shape stability of the reinforcing bar 1 is high due to the presence of the strip-shaped steel material 3, there is no particular limitation on the fixing means for the main reinforcing bar 2 of the shear reinforcing bar. A metal fitting etc. can be selected arbitrarily.
[0021]
Used in the above exampleMolded into a ringThe strip-shaped steel material 3 is obtained by bending a flat steel having an appropriate width, generally called a flat bar, into a circular shape and welding its end, and a plurality of strips 3 at a predetermined interval along the longitudinal direction inside the main bar 2. Pieces are provided. Of course, it is possible to use various shapes of steel such as angle materials and channel materials in place of flat steel. In this case, the shape of the steel bar 1 is stable because of the high rigidity of the strip steel material itself. Will increase further.
[0022]
Next, a sandwiching body 5 that is a main constituent member of the joint fitting 4 according to the present invention will be described with reference to FIGS. As shown in the front view of FIG. 4, the sandwiching body 5 is formed in a substantially C shape as a basic shape, and a hook-shaped portion 51 at the opening side end portion acts as a fulcrum during crimping, which will be described later. A bolt insertion hole 52 for receiving the bolt 6a is formed in the center of the base side while serving as a latching portion for the steel material 3. Further, on the opposing surfaces 53a facing each other with the main muscle 2 sandwiched from both sides, one substantially pyramidal projection 54a is provided at each symmetrical position across the symmetry axis that crosses the insertion hole 52 in the left-right direction in FIG. Is provided. Further, as is apparent from FIGS. 5 and 6 showing the left side and the plane of the sandwiching body 5, similar protrusions 54b are also provided at the same position on the back surface 53b which is the surface opposite to the facing surface 53a. Is provided. The rear-side protrusion 54b is such that the sandwiching body 5 can be applied to either surface, and is not necessarily required. The bolt insertion hole 52 is a circular through hole, and is formed sufficiently larger than the outer diameter of the bolt 6a. And the pedestal part 55a, 55b which protrudes in circular arc shape is provided in the opposing surface 53a and the back surface 53b which the insertion hole 52 opens. As shown in FIG. 1, these are intended to enable a smooth tightening operation when the clamping body 5 is inclined with respect to the axis of the bolt 6a. The bolt insertion hole 52 is not limited to a circle but may be an ellipse or a rectangle as long as it does not hinder the tightening operation of the bolt 6a and the nut 6b.
[0023]
Next, the usage method of the said joining metal fitting 4 is demonstrated centering on FIG. 1 thru | or FIG. A pair of clamps 5, 5 is combined with a bolt 6 a, a nut 6 b, etc.Molded into a ringIn each crossing part of the strip-shaped steel material 3, a pair of clamping bodies 5 and 5Opposite surfaceAt the upper and lower peripheral edge portions of the strip-shaped steel material 3, the hooks 51 on the front end side are sandwiched between the main bars 2.StraddleEngage one side at a time. In this case, as shown in FIG. 1, the substantially pyramidal protrusion 54 a formed on the facing surface 53 a comes into contact with the main muscle 2 in a state close to an oblique tangent on the near-half circumferential surface. Is set to When the bolt 6a and the nut 6b are tightened, the main reinforcing bar 2 and the strip-shaped steel material 3 are brought into a pressure contact state and are firmly fixed. Next, shear reinforcement bars are arranged so as to surround all the main bars 2, and their intersections are fixed by appropriate coupling means. In the reinforcing bar rod according to the present invention, since the overall shape stability is improved by firmly fixing the strip-shaped steel material 3 and the main reinforcing bar 2, the fixing portion of the shear reinforcing bar does not need much strength, and is based on the iron wire. Bundling or the like can be employed. In the embodiment, when the bolt 6a and the nut 6b are mounted, a washer 6c is interposed between the back surface 53b of the sandwiching body 5.
[0024]
FIG. 7 is an explanatory diagram showing a force transmission state when the joining metal fitting 4 according to the present invention is applied. In the joining bracket 4 of this embodiment, the tightening force of the bolt 6a and the nut 6b is based on the principle of the lever and the main reinforcement 2 via the pair of sandwiching bodies 5 and 5.Molded into a ringBy being transmitted to the intersecting portion of the strip steel material 3, a large degree of fixation can be obtained even with a small tightening force. That is, in the clamping body 5 in this fastening structure, the latching portion 51 that engages with the contact portion A between the head of the bolt 6a and the washer 6c interposed inside the nut 6b, and the upper and lower peripheral portions of the strip-shaped steel material 3. The abutting portion B and the abutting portion C of the protruding portion 54a that abuts on the main muscle 2 respectively correspond to a force point, a fulcrum, and an action point. In this case, the tightening force F1 by the bolt 6a and the nut 6b is applied to the force F2 in the direction in which the strip steel material 3 is drawn toward the abutting portion B of the latching portion 51 serving as a fulcrum, and the projection 54a serving as the action point. Since the force F3 in the direction of pushing the main reinforcing bar 2 is generated at the contact portion C, the main reinforcing bar 2 and the strip-shaped steel material 3 are brought into a pressure contact state, and are securely tightened and fixed. In this joint metal fitting 4, the point of action C is located on the inner side of the fulcrum B, so that when the fastening force F <b> 1 is applied by the bolt 6 a and the nut 6 b, Since the contact portion does not move in the circumferential direction of the strip-shaped steel material 3, a fixing process is not necessary on the peripheral portion of the strip-shaped steel material 3. Therefore, the inner surface side may be flat, and an inexpensive strip steel material can be used. Further, by setting the distance between C and A longer than the distance between B and C, a large fixing force can be obtained with a small tightening force. This action mechanism is the same as that of the joining metal fittings of other embodiments described later.
[0025]
In addition, the joining metal fitting 4 in the said Example attaches a pair of clamping bodies 5 and 5 to the cross | intersection part in the state assembled temporarily with the volt | bolt 6a, the nut 6b, etc., and tightens the volt | bolt 6a and the nut 6b after that, and is tightened. Although the example has been described, it is of course possible to connect the separated sandwiching bodies 5 separately and then connect them with the bolts 6a and nuts 6b.
[0026]
8 to 16 are other embodiments of the joining metal fitting according to the present invention. In addition, about the same part as the joining metal fitting 4 of the said Example, it shows with the same code | symbol, and abbreviate | omits description of the overlapping part. The joint fitting 7 shown in FIG. 8 can use both surfaces of the sandwiching body 71 as a sandwiching surface with respect to the main muscle 2 in the same manner as the joint fitting 4, and the protrusions 54b and 72a are provided on the respective surfaces. Yes. These protrusions 54b and 72a are set so that the distance from the strip-shaped steel material 3 to the contact portion is different in the state where the main reinforcement 2 is sandwiched, and the heights thereof are also different. In this case, as is apparent from the drawing, the protrusion 72a is located at a position farther from the protrusion 54b, and as a result, compared to the case where the surface on which the protrusion 54b exists is applied, the main muscle 2 having a thick outer diameter. Can be appropriately dealt with. Therefore, it can be used for the main muscle 2 having a plurality of sizes by appropriately selecting both surfaces.
[0027]
Next, the joining metal fitting 8 shown in FIGS. 9 and 10 is an embodiment in which the attaching method of the bolt 6a and the nut 6b as fastening means for connecting the pair of sandwiching bodies 81, 81 is different. That is, the clamping body 81 used here is provided with a substantially U-shaped notch 82 opened to the main muscle 2 side instead of the bolt insertion hole 52 of each of the above embodiments. In this case, the pair of sandwiched bodies 81, 81 in a separated state are individually engaged with the strip-shaped steel material 3, and then the integrated bolt 6 a and nut 6 b are inserted into the notches 82, 82 from the inside. can do. For this reason, workability | operativity improves compared with the case where it installs in the cross | intersection part of the main reinforcement 2 and the strip | belt-shaped steel materials 3 in the state integrated with the clamping body previously via the volt | bolt 6a and the nut 6b. Although not shown in the drawings, it is convenient to perform the tightening operation of the bolt 6a and the nut 6b by providing a pedestal that protrudes in an arc shape similar to the above-described embodiment on the surface of the holding member 81 in the peripheral portion of the notch 82. is there.
[0028]
Each of the sandwiching bodies in the above embodiments has a shape suitable for casting, but may be formed by other manufacturing methods such as press molding. The embodiment shown in FIGS. 11 to 16 is based on press molding. First, in the joining metal fitting 9 shown in FIGS. 11 to 13, the holding body 91 is manufactured by punching a metal plate having an appropriate thickness into a substantially U shape. And in this clamping body 91, while forming two ribs 92 and 92 along the opening part which receives the strip | belt-shaped steel material 3 so that it may protrude in the opposing surface side in a substantially C-shaped arrangement | positioning state, base 93 It is a shape that is slightly bent in a direction opposite to the protruding side of the rib 92 along a line parallel to the longitudinal direction at a position close to the opening portion. In addition, (92) in FIG. 13 shows the recessed part of the back side accompanying formation of the rib 92. FIG. The joint fitting 9 using such a sandwiching body 91 can be used in the same manner as in the above embodiments. In this case, the rib 92 plays the role of the protrusion in each of the above embodiments, and at the same time, brings about the reinforcing effect of the metal plate, thus greatly contributing to the weight reduction of the joint fitting.
[0029]
Furthermore, the joining metal fitting 10 of the embodiment shown in FIG. 14 to FIG. 16 uses a holding body 11 in which a metal plate having an appropriate thickness is punched into a substantially U shape and a bolt insertion hole is provided. In this case, the opposing surface 12 of the sandwiching body 11 does not have the protrusions as in the above embodiments, but the opposing surfaces 12 and 12 abut against the main muscle 2 in an inclined state. Thereby, since the main reinforcement 2 is pressed in the direction of the strip | belt-shaped steel material 3 in connection with clamping | tightening of the volt | bolt 6a and the nut 6b, both are firmly fixed. Therefore, the presence or absence of the protrusion is not an essential requirement of the present invention. In addition, when the inclined state is tight, an appropriate inclined washer may be used together with the back surface of the sandwiching body 11.
[0030]
Further, in the reinforcing bar rod according to the present invention, as shown in FIGS. 17 and 18, a spacer for maintaining a predetermined distance between the wall of the excavation hole is attached by using each of the above-mentioned joint fittings. Can do. The illustrated embodiment shows a case where the present invention is applied to the joining metal fitting 4 of the first embodiment. The spacer 15 used here is formed in a substantially U-shape, and a through hole (not shown) is provided in one leg portion 16 and an overhanging portion 18 is provided on the distal end side of the other leg portion 17. The spacer 15 is formed so that the overhanging portion 18 of the other leg portion 17 is directed to the main bar 2 and is placed on the outer side (rear side) with respect to the one sandwiching body 5 of the joint metal fitting 4. The bolt 6a inserted into the through hole of the portion 16 can be easily and reliably attached. In this case, the taper portion formed at the corner of the other leg portion 17 is positioned on the insertion direction side of the reinforcing bar rod to facilitate insertion into the excavation hole. It may be formed on the portion 16 side and inserted from this side, and can of course be applied to spacers of other shapes.
[0031]
Next, the example shown below is for the main muscle.WearingIt is a joint fitting with different states and a rebar rod using it. FIG. 19 thru | or FIG. 21 is the cross-sectional view which shows the principal part of the reinforcing bar rod by this invention, the same front view, and the same vertical side view, respectively. In the illustrated reinforcing bar 1A, a plurality of main bars 2 arranged in parallel at predetermined intervals, and attached to the inside thereof.Molded into a ringThe strip-shaped steel material 3 is fixed by a joining metal fitting 40 at each intersection thereof. In addition, although not shown in figure, the suitable hoop muscle is couple | bonded with the predetermined | prescribed space | interval along the longitudinal direction on the outer side of the main reinforcement 2 in the reinforcing bar 1A. In this case, since the shape stability of the reinforcing bar 1A is high due to the presence of the strip-shaped steel material 3, there is no particular limitation on the fixing means for the main bar 2 of the hoop bar, and for example, a suitable metal fitting such as a bundle of iron wires or the above-mentioned joining metal fitting Etc. can be arbitrarily selected.
[0032]
Further, as shown in FIG. 22 as a side view in an exploded state, the joint fitting 40 according to the present invention includes a pair of sandwiching bodies 41 and 41, and a bolt 42 and a nut 43 that connect them. As is clear from FIGS. 23 to 25, these sandwiching bodies 41 have a main body portion 41a that is substantially U-shaped.ConditionA portion sandwiched between the two arm portions 41b provided on one end side is a holding portion 41c of the main muscle 2. Further, the tip side of the arm portion 41bOpen end ofIs formed in a bowl shape, and this bowl-shaped portion 41d acts as a fulcrum during crimping described later. A bolt insertion hole 41e for receiving the bolt 42 is provided on the other end side of the main body portion 41a. This bolt insertion hole 41e is a circular through hole, and penetrates so that the inner dimension gradually increases toward the tip side surface of the flange-shaped portion 41d (FIG. 25). Here, the bolt insertion hole 41e is not limited to a circle but may be an ellipse or a rectangle as long as it does not hinder the tightening operation of the bolt 42 and the nut 43. And a pair of clamping bodies 41 and 41 arrange | positioned so that the front end side of the hook-shaped part 41d may mutually oppose are connected and integrated by the volt | bolt 42 which penetrates each bolt penetration hole 41e, and the nut 43. FIG. In the embodiment, a washer 44 and a spring washer 45 are interposed between the sandwiching body 41 and the sandwiching body 41.
[0033]
Next, the usage method of the said joining metal fitting 40 is demonstrated. As shown in FIG. 21 and the like, the joint fitting 40 in a temporarily fixed state in which the bolt 42 and the nut 43 are combined is provided with a pair of sandwiching bodies 41 and 41 as the main reinforcement 2 at each intersection of the main reinforcement 2 and the strip-shaped steel material 3. The holding portion 41c is fitted to the front end side and the hook-like portion 41d on the tip side is made to beeachEngage with the peripheral part. When the bolts 42 and the nuts 43 are tightened, the main reinforcement 2 and the strip-shaped steel material 3 are brought into a crimped state and are firmly fixed. Next, hoop muscles are arranged so as to surround all the main muscles 2, and their intersections are fixed by appropriate coupling means. In the reinforcing bar rod according to the present invention, since the overall shape stability is improved by firmly fixing the strip-shaped steel material 3 and the main reinforcing bar 2, the fixing portion of the hoop bar does not need much strength and is bound by the iron wire. Etc. can be adopted.
[0034]
FIG. 26 is an explanatory diagram showing a force transmission state when the joint fitting 40 according to the present invention is applied. In the joining bracket 40 of this embodiment, the tightening force of the bolt 42 and the nut 43 is transmitted to the intersection of the main bar 2 and the strip steel material 3 via the pair of sandwiching bodies 41, 41 based on the principle of the lever. Thus, a large degree of fixing can be obtained even with a small tightening force. That is, in the clamping body 41 in this fastening structure, the flange portion 41 d that engages with the head 42 of the bolt 42 and the contact portion G with the washer 44 interposed inside the nut 43 and the upper and lower peripheral edge portions of the strip-shaped steel material 3. The base I (arc-shaped portion) of the holding portion 41c that contacts and holds the leading end portion H of the main muscle 2 corresponds to the force point, the fulcrum, and the action point, respectively. In this case, the tightening force F1 by the bolt 42 and the nut 43 is the force F2 in the direction of pulling the strip-shaped steel material 3 toward the distal end portion H of the hook-shaped portion 41d as a fulcrum, and the base portion of the holding portion 41c as the action point. Since the force F3 in the direction of pushing the main reinforcing bar 2 is generated on I, the main reinforcing bar 2 and the strip steel material 3 are securely tightened and fixed thereby. In this joint fitting 40, since the point of action I is located on the inner side of the fulcrum H, when the fastening force F1 by the bolt 42 and the nut 43 is applied, the tip of the hook-like portion 41d is applied regardless of the fastening degree. Since the portion does not move, the peripheral portion of the strip-shaped steel material 3 does not need to be processed for latching. Accordingly, since the inner surface side may be flat, an inexpensive strip steel material can be used. Further, by increasing the distance between IG than between HI, a large fixing force can be obtained with a small tightening force.
[0035]
In the above-described embodiment, the joint fitting 40 is attached to the intersection in a state where the pair of sandwiching bodies 41 and 41 are temporarily assembled with the bolt 42 and the nut 43, and then the bolt 42 and the nut 43 are further tightened and tightened. Although the example has been described, it is of course possible to attach the separated sandwiching body 41 to each location alone and then connect the bolt 42 and the nut 43 together.
[0036]
FIG. 27 is a partial cross-sectional view of a main part in another embodiment of the joint fitting. The illustrated fitting 20 is different from that of the above embodiment only in the connecting means for the pair of sandwiching bodies 21 and 22. That is, a concave portion (not shown) is formed at the end portion of one sandwiching body 21, and the eyebolt 23 is rotatably coupled to the portion via the pin 24. A similar recess 22 a is also formed in the other sandwiching body 22. And a pair of clamping bodies 21 and 22 insert the eyebolt 23 of one clamping body 21 in the notch 22a of the other clamping body 22, and are fastened with the nut 25 in the state fitted to the main reinforcement and the strip-shaped steel materials, respectively. The main bar and the strip-shaped steel material can be crimped in the same manner as the joint fitting 40.
[0037]
FIG. 28 is used in another embodiment of the reinforcing bar rod according to the present invention.Molded into a ringIt is a perspective view which shows a part of strip | belt-shaped steel material. In this strip-shaped steel material 3A, protrusions 3b are formed over the entire circumference at both peripheral edge portions on the inner surface side. When such a strip-shaped steel material 3A is used, since the hook-shaped portion 41d of the sandwiching body is engaged with the projection 3b when the joining metal fittings 40 and 20 are mounted, the positioning is easy and the removal is difficult, and the efficiency of the mounting work is reduced. It leads to improvement.
[0038]
Furthermore, in the reinforcing bar rod according to the present invention, a spacer for maintaining a predetermined interval can be attached to the wall surface of the excavation hole by using the joint fittings 40 and 20. A spacer 30 shown in FIG. 29 is obtained by bending an iron plate into a substantially U-shape. U-shaped notches 31a and 32a are formed in leg portions 31 and 32 on both sides, and through holes 31b and 32b are provided in the vicinity thereof. Is provided. Further, a tapered portion 32 c is formed on the other end side of the leg portion 32. The spacer 30 is simply inserted into either the through hole 31b or the through hole 32b of the bolts 42 and 23 in the joint fittings 40 and 20, and the notches 31a and 32a are fitted to the main reinforcement 2 to simplify the spacer 30. And it can be securely attached. In this case, the taper portion 32c of the spacer 30 is positioned on the insertion direction side of the reinforcing bar rod to facilitate insertion into the excavation hole. Further, a bolt insertion hole may be provided in one flange of an angle member having an appropriate flange width, and the other flange may be attached so as to be positioned on the wall surface of the excavation hole.
[0039]
In each of the above embodiments, the shape of each part of the sandwiched body in the joint metal and the connection method using bolts and nuts are appropriately changed, and an angle material, a channel material, etc. are used as the strip steel material, etc. Of course, various changes can be made withinYes,Moreover, the object of the joining metal fitting is not limited to the reinforcing bar rod.
[0040]
【The invention's effect】
As described above, in the reinforcing bar assembly according to the present invention, the main reinforcing bar and the shape holding member are used.Molded into a ringAs a means for connecting the crossing portions of the steel strips, a pair of clamps and a joint fitting provided with fastening means such as bolts connecting them are used, and the main bar and the steel strip are pressed and fixed by fastening such bolts. Therefore, compared to the conventional one, there are fewer places to be tightened at each intersection, and it is only necessary to work from one side of the main muscle, so the workability is greatly improved. In addition, the strip-shaped steel material itself does not require special processing such as screw holes, which leads to cost reduction of the rebar assembly. Furthermore, the joint metal fitting according to the present invention reliably transmits the tightening force by a bolt or the like to the intersection of the main bar and the strip-shaped steel material, so that the two are coupled with a stable and high fixing strength and have excellent shape stability. The practical effect is extremely great, such as being able to assemble the assembly efficiently.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a main part when a reinforcing bar assembly according to the present invention is applied to a reinforcing bar rod.
FIG. 2 is a front view showing a main part of the reinforcing bar assembly shown in FIG. 1;
FIG. 3 is a longitudinal side view showing a main part of the reinforcing bar assembly shown in FIG. 1;
FIG. 4 is a front view of a sandwiching body that is a main constituent member of the joint fitting according to the present invention.
5 is a left side surface of the holding body shown in FIG.
6 is a plan view of the holding body shown in FIG. 4. FIG.
FIG. 7 is an explanatory diagram showing a force transmission state when the joint fitting according to the present invention is applied to a crossing portion of a reinforcing bar.
FIG. 8 is a cross-sectional view of a main part in another embodiment of the joint fitting.
FIG. 9 is a front view of a main part in another embodiment of the joint fitting.
10 is a longitudinal side view of the main part of the joint fitting shown in FIG.
FIG. 11 is a cross-sectional view of a main part in another embodiment of the joint fitting.
12 is a front view of the main part of the joint fitting shown in FIG.
13 is a longitudinal side view of the main part of the joint fitting shown in FIG.
FIG. 14 is a cross-sectional view of the main part in another embodiment of the joint fitting.
15 is a front view of the main part of the joint fitting shown in FIG.
16 is a longitudinal side view of the main part of the joint fitting shown in FIG.
FIG. 17 is a longitudinal side view of a main part in another embodiment of a reinforcing bar assembly (rebar bar).
18 is a front view of the main part of the reinforcing bar assembly shown in FIG.
FIG. 19 is a cross-sectional view showing the main part of another embodiment of the reinforcing bar assembly according to the present invention.
20 is a front view showing a main part of the reinforcing bar assembly shown in FIG. 19. FIG.
21 is a longitudinal sectional side view showing a main part of the reinforcing bar assembly shown in FIG. 19. FIG.
22 is a side view showing a disassembled state of a joint fitting used in the reinforcing bar assembly shown in FIG. 19. FIG.
23 is a front view of a sandwiching body that is a main constituent member of the joint fitting shown in FIG. 22. FIG.
24 is a bottom view of the holding body shown in FIG. 22. FIG.
25 is a cross-sectional view taken along line AA of the holding body shown in FIG.
FIG. 26 is an explanatory diagram showing a force transmission state when the joining metal fitting shown in FIG. 22 is applied.
FIG. 27 is a partial cross-sectional view of a main part in another embodiment of the joining metal fitting according to the present invention.
FIG. 28 is a perspective view showing a part of a strip steel material used in another embodiment of the reinforcing bar assembly according to the present invention.
FIG. 29 is a perspective view of a spacer used in another embodiment of the reinforcing bar assembly according to the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1,1A ... Reinforcing bar assembly, 2 ... Main reinforcing bar, 3,3A ... Strip steel material, 4, 7, 8, 9, 10, 20, 40 ... Joining metal fittings, 5, 11, 21, 22, 41, 71, 81, 91 ... clamping body, 6a, 23, 42 ... bolt, 6b, 25, 43 ... nut, 15, 30 ... spacer, 41c ... holding part, 41d ... hook-like part, 51 ... latching part, 53a ... facing surface, 54a, 54b, 72a ... projection, 55a, 55b ... pedestal, 82 ... notch, 92 ... rib

Claims

In a rebar assembly in which a plurality of strip-shaped steel members formed in a ring shape with respect to a plurality of main bars in parallel with each other being spaced apart from each other are coupled in a substantially orthogonal state with a distance from each other, The crossing portion of the steel material includes a pair of sandwiched bodies that are hooked at two positions on one end side across both peripheral portions of the strip-shaped steel material with the main bars sandwiched between the opposing surfaces , and the pair of sandwiched bodies on the other end rebar assembly, characterized in that it is crimped by the tightening means for pressing the main reinforcement at its opposite surface to the strip steel by Rukoto fastening together proximally at the side.

In a rebar assembly in which a plurality of strip-shaped steel members formed in a ring shape with respect to a plurality of main bars in parallel with each other being spaced apart from each other are coupled in a substantially orthogonal state with a distance from each other, the main bars and the belt-shaped The crossing portions of the steel materials are a pair of sandwiched bodies that are individually hooked at the open end portions on one end side with respect to the respective peripheral portions of the strip-shaped steel materials with the main bars held from outside by the substantially U-shaped holding portions. And a pair of clamping members that are crimped by clamping means for pressing the main bars against the strip-shaped steel material at the bases of the holding parts by clamping the pair of clamping bodies in the proximity direction to each other.

The reinforcing bar assembly according to claim 1 or 2 , wherein a spacer is coupled through the tightening means .

When assembling a reinforcing bar assembly in which a plurality of ring-shaped steel strips formed into a plurality of ring shapes are connected to each other in a parallel state at intervals from each other, A joint fitting applied to an intersection of the strip-shaped steel materials, comprising a pair of sandwiching bodies and bolts and nuts for connecting the sandwiched bodies, and the pair of sandwiching bodies sandwiching the main bars between the opposing surfaces. It is hooked at two places on one end side across the part, and the main bar is pressed against the strip steel material on the opposite surface by tightening the bolt and nut arranged on the other end side, and is crimped Joining bracket.

The pair of sandwiching bodies each have protrusions that can come into contact with the peripheral surface of the main muscle on opposite surfaces, and the tightening force of bolts and nuts is transmitted to the main muscle through the protrusions. joining fittings.

The joint fitting according to claim 5 , wherein the protrusion is a rib formed by press molding .

6. The joint fitting according to claim 5 , wherein the protrusions are also provided on the back side, and the distances from the strip-shaped steel materials are different .

When assembling a reinforcing bar assembly in which a plurality of ring-shaped steel strips formed into a plurality of ring shapes are connected to each other in a parallel state at intervals from each other, A joint fitting applied to the crossing portion of the strip-shaped steel material, comprising a pair of sandwiching bodies and bolts and nuts connecting the sandwiching bodies, each of the pair of sandwiching bodies each having a substantially U-shaped holding part, and the opening thereof Engage the end with each peripheral part of the strip steel material while holding the main bar individually from the outside, and use the hooked part as a fulcrum of the lever to apply the bolt and nut tightening force to the base of the holding part. A joining metal fitting characterized by being pressed against a band-shaped steel material and crimped.