JP3903949B2

JP3903949B2 - Cup-type beverage vending machine

Info

Publication number: JP3903949B2
Application number: JP2003116107A
Authority: JP
Inventors: 茂樹堀
Original assignee: Fuji Electric Retail Systems Co Ltd
Current assignee: Fuji Electric Retail Systems Co Ltd
Priority date: 2003-04-21
Filing date: 2003-04-21
Publication date: 2007-04-11
Anticipated expiration: 2023-04-21
Also published as: JP2004326185A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カップ式飲料自動販売機に関し、特に、カップなどの容器に供給したコーヒーやシロップなどと氷を攪拌してシャーベット状のフローズン飲料を製造して販売するカップ式飲料自動販売機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、カップ式飲料自動販売機として、製氷機で製造した氷を飲料入りのカップに供給して氷入りのコールド飲料を製造するものがある（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
このカップ式飲料自動販売機は、図４に示すように、製氷機１、湯タンク２、シロップタンク３、キャニスタ４、コーヒー飲料調理装置５および攪拌装置６を備えている。製氷機１は、給水装置（図示せず）から供給された飲料水を用いて予め設定された大きさの氷を製造し貯蔵する。製氷機１は、貯蔵している氷を排出するための氷排出口１ａを開閉可能に備えている。湯タンク２は、給水装置（図示せず）から供給された飲料水をヒータなどによりほぼ９７℃に加熱して貯留する。シロップタンク３は、シロップを貯蔵する。キャニスタ４は、砂糖、クリームおよびインスタントコーヒー等の粉末原料をそれぞれ貯蔵する。コーヒー飲料調理装置５は、挽いたコーヒー豆と湯タンク２内からの湯（加熱した水あるいは温水）とを用いてコーヒー飲料を抽出する。攪拌装置６は、カップＣに対して進退可能、かつ、軸心回りに回転可能に構成された攪拌羽根６ａを有する。
【０００４】
このカップ式飲料自動販売機では、例えば、コールド飲料の販売指令が出力されると、カップ供給装置（図示せず）から供給されたカップＣに、シロップタンク３内のシロップと給水装置（図示せず）からの飲料水とが供給される。カップＣにシロップと飲料水とが供給されると、攪拌装置６の攪拌羽根６ａをカップＣ内で回転させシロップと飲料水とを混合攪拌して混合液にする。その後、製氷機１からの氷をカップＣに供給して攪拌羽根６ａを再び回転させると、カップＣ内で混合液と氷とが混合攪拌されて氷入りのコールド飲料が出来上がり、販売口（図示せず）から購入者に受け渡される。
【０００５】
なお、図４に示したカップ式飲料自動販売機では、上述した混合液の代わりに、キャニスタ４内からの粉末原料と湯タンク２内からの湯との混合液、あるいはコーヒー飲料調理装置５により抽出したコーヒー飲料を用い、上述したものと同様にして、氷入りのコールド飲料を製造する。
【０００６】
【特許文献１】
特開平７−６２５３号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近では、飲料に対する嗜好の多様化により、口当たりが良く清涼感のあるコールド飲料として、例えばシャーベット状のフローズン飲料が好まれるようになってきている。このフローズン飲料を製造するためには、細氷（例えば、略米粒の寸法の氷）と飲料（例えば、上述した混合液）とを混合することが要求される。
【０００８】
しかしながら、上述した従来のカップ式飲料自動販売機では、製氷機１で作られた氷をそのままカップＣに投入している。この氷は、コールド飲料をできるだけ長く冷やすことを目的としているため、例えば、略１０ｍｍ角の大きさとしてある。すなわち、従来のカップ式飲料自動販売機の構成では、上記フローズン飲料を製造するための細氷がなく、フローズン飲料を製造することができない。
【０００９】
また、フローズン飲料を製造する細氷を得るため、例えば製氷機１で作られた氷を粉砕して細氷を作る氷加工手段を備えることが考えられる。しかしながら、上記フローズン飲料を製造するための所望の細氷量は、従前のコールド飲料に要する氷量よりも多く必要である。ゆえに、製氷機１で作られた氷を収容する総氷収容量が多い大型の氷加工手段が望まれる。ところが、カップ式飲料自動販売機では、自動販売機内の設置領域などの制限によって前記大型の氷加工手段を採用することが難しい。
【００１０】
本発明は、上記実情に鑑みて、氷加工手段から多量の細氷を得ることで当該氷加工手段の小型化を図ることができ、また所望の細氷量を容易に精度良く得ることができるカップ式飲料自動販売機を提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項１に係るカップ式飲料自動販売機は、収容した氷を粉砕して細氷を作る氷加工手段と、前記氷加工手段に氷を供給する氷供給手段とを備え、前記氷加工手段で細氷を作る過程において所望の細氷量を得るべき前記氷加工手段への氷の供給を分けて行うことを特徴とする。
【００１２】
また、本発明の請求項２に係るカップ式飲料自動販売機は、上記請求項１において、前記氷加工手段に供給した全氷量が所望の細氷量を得るための氷量に達する範囲で、前記氷加工手段の総氷収容量まで氷を供給することを特徴とする。
【００１３】
また、本発明の請求項３に係るカップ式飲料自動販売機は、上記請求項１または２において、前記氷加工手段への氷の供給を、当該氷加工手段に収容した氷が無くなる以前に行うことを特徴とする。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明に係るカップ式飲料自動販売機の実施の形態を詳細に説明する。図１は本発明の実施の形態であるカップ式飲料自動販売機の概略構成図である。
【００１５】
図１に示すように、カップ式飲料自動販売機は、カップ搬送装置１０、水リザーバ２０、湯タンク４０、コーヒー飲料調理装置５０、製氷機６０、氷振り分け装置７０、氷加工手段としての氷加工装置８０、シロップタンク９０、キャニスタ１００、攪拌装置１１０および排水容器１２０を備える。
【００１６】
カップ搬送装置１０は、カップ供給装置（図示せず）により供給されたカップＣを搬送する。カップＣを搬送する位置としては、飲料を調理するための調理位置（図１に例示するカップＣの位置）、および販売口（図示せず）に通じる販売位置がある。その他、カップ搬送装置１０がカップＣを搬送する位置には、各種原料などを受け取る受取位置がある。なお、調理位置には、排水のための排水口１１が設けてある。
【００１７】
水リザーバ２０は、給水弁２１を介して上水道から供給された水を貯留する。この水リザーバ２０には、送水配管２２と製氷用水配管２３とが接続してある。
【００１８】
送水配管２２は、水リザーバ２０から延在する先端に三方弁２４が設けてある。三方弁２４の一方には水配管２５が接続してあり、他方には湯タンク用水配管２６が接続してある。このように、送水配管２２は、水配管２５と湯タンク用水配管２６とに分岐接続してある。
【００１９】
三方弁２４は、水配管２５あるいは湯タンク用水配管２６に対して個別に開閉可能であり、通常時はそれぞれに対して閉状態に保持してある。この三方弁２４は、必要に応じて開状態となり、送水配管２２と水配管２５とを接続、あるいは送水配管２２と湯タンク用水配管２６とを接続する。水配管２５は、その先端が調理位置にあるカップＣに臨むように配設してある。すなわち、三方弁２４が開状態となって送水配管２２と水配管２５とが接続されると、水リザーバ２０内の水が調理位置にあるカップＣに供給される。また、湯タンク用水配管２６は、湯タンク４０に接続してある。すなわち、三方弁２４が開状態となって送水配管２２と湯タンク用水配管２６とが接続されると、水リザーバ２０内の水が湯タンク４０に供給される。
【００２０】
また、製氷用水配管２３は、製氷機６０に接続してある。すなわち、水リザーバ２０内の水が製氷機６０に供給される。
【００２１】
湯タンク４０は、ヒータ４０ａを内蔵し、湯タンク用水配管２６により供給された水を加熱して貯留する。湯タンク４０内では、ヒータ４０ａを駆動して、湯（加熱した水あるいは温水）の温度を例えば９３〜９７℃に保持している。この湯タンク４０には、湯配管４１とコーヒー調理用湯配管４２とが接続してある。
【００２２】
湯配管４１は、その先端が調理位置にあるカップＣに臨むように配設してある。湯配管４１の途中には、当該湯配管４１の流路を開閉する湯弁４１ａが設けてある。すなわち、湯弁４１ａが開状態にあると湯タンク４０内の湯が調理位置にあるカップＣに供給され、湯弁４１ａが閉状態にあると湯配管４１による湯の供給が止められる。また、コーヒー調理用湯配管４２は、コーヒー飲料調理装置５０に接続してある。コーヒー調理用湯配管４２の途中には、当該コーヒー調理用湯配管４２の流路を開閉する湯弁４２ａが設けてある。すなわち、湯弁４２ａが開状態にあると湯タンク４０内の湯がコーヒー飲料調理装置５０に供給され、湯弁４２ａが閉状態にあるとコーヒー調理用湯配管４２による湯の供給が止められる。
【００２３】
コーヒー飲料調理装置５０は、挽いたコーヒー豆と、コーヒー調理用湯配管４２により供給された湯とを用いてコーヒー飲料を抽出する。コーヒー飲料調理装置５０には、コーヒー配管５１が接続してある。コーヒー配管５１は、その先端が調理位置にあるカップＣに臨むように配設してある。すなわち、コーヒー飲料調理装置５０により抽出したコーヒー飲料が調理位置にあるカップＣに供給される。
【００２４】
製氷機６０は、上述した製氷用水配管２３を通じて水リザーバ２０内から供給された水を用いて氷を製造して貯蔵する。この氷は、予め設定された大きさをなし、例えば略１０ｍｍ角に製造される。以下、製氷機６０で製造した氷を角氷という。この製氷機６０は、開閉可能に構成された氷供給手段としての氷排出口６１を有している。氷排出口６１は、氷振り分け装置７０に接続してある。そして、氷排出口６１が開状態にあると角氷が氷振り分け装置７０に供給され、氷排出口６１が閉状態にあると角氷の供給が止められる。
【００２５】
氷振り分け装置７０は、氷配管用姿勢（図１中破線で例示）と、氷加工装置用姿勢（図１中、実線で例示）とに可動する氷振り分け機構７１を内蔵している。氷振り分け装置７０は、氷振り分け機構７１の各姿勢に応じて一方あるいは他方の通路をなす。一方の通路は氷配管７２に接続してあり、他方の通路は氷加工装置８０に接続してある。氷配管７２は、その先端が調理位置にあるカップＣに臨むように配設してある。そして、氷振り分け装置７０は、氷振り分け機構７１が氷配管用姿勢のときに一方の通路が開通し、氷配管７２を介して製氷機６０からの角氷を調理位置にあるカップＣに供給する。また、氷振り分け装置７０は、氷振り分け機構７１が氷加工装置用姿勢のときに他方の通路が開通し、製氷機６０からの角氷を氷加工装置８０に供給する。このように、氷振り分け装置７０は、製氷機６０からの氷を氷配管７２（調理位置にあるカップＣ）あるいは氷加工装置８０に択一的に振り分けて供給する。
【００２６】
氷加工装置８０は、氷振り分け装置７０により供給された氷を粉砕して、例えば、略米粒の寸法となるように小さい氷を製造し、さらにこの氷を調理位置にあるカップＣに供給する。以下、氷加工装置８０で製造する氷を細氷という。氷加工装置８０は、氷加工部８１およびシュータ８２を備えて構成してある。
【００２７】
氷加工部８１は、略すり鉢形状の容器８１ａの上面に氷投入口８１ｂを有している。容器８１ａの内部には、回転羽根８１ｃが設けてある。回転羽根８１ｃは、容器８１ａのすり鉢状の底部に設けた回転軸に対して複数（本実施の形態では３個）設けてあり、当該回転軸を中心として容器８１ａのすり鉢状の内周面に沿って回転可能としてある。この回転羽根８１ｃは、容器８１ａの外部に設けた氷加工駆動部としてのモータ８１ｄの駆動によって回転する。また、容器８１ａのすり鉢状の周面の一部には、細氷排出口（図示せず）と、当該細氷排出口の位置に設けた削り刃（図示せず）とが設けてある。さらに、容器８１ａのすり鉢状の底部には、排水口８１ｅが設けてある。この氷加工部８１では、氷振り分け機構７１を介して製氷機６０で製造した角氷が氷投入口８１ｂから容器８１ａ内に投入される。その後、モータ８１ｄの駆動によって回転羽根８１ｃが回転すると、角氷が回転羽根８１ｃによって容器８１ａのすり鉢状の内周面に押し付けられる。この結果、細氷排出口の位置で角氷が削り刃で砕かれて細氷（例えば、略米粒の寸法の氷）となり当該細氷排出口から容器の外部に排出される。
【００２８】
シュータ８２は、容器８１ａの外部であって細氷排出口に通じて設けてある。このシュータ８２は、断面略矩形状の筒体をなしている。シュータ８２の先端の口部は、調理位置にあるカップＣの開口部分に臨んでいる。
【００２９】
シロップタンク９０は、シロップを貯蔵する。シロップタンク９０には、シロップ配管９１が接続してある。シロップ配管９１は、その先端が調理位置にあるカップＣに臨むように配設してある。シロップ配管９１の途中には、当該シロップ配管９１の流路を開閉するシロップ弁９１ａがある。すなわち、シロップ弁９１ａが開状態にあるとシロップタンク９０内のシロップが調理位置にあるカップＣに供給され、シロップ弁９１ａが閉状態にあるとシロップ配管９１によるシロップの供給が止められる。なお、本実施の形態でのシロップタンク９０は、図１において３個示してあり、各々貯蔵したシロップをそれぞれのシロップ配管９１によってカップＣに供給できる。
【００３０】
キャニスタ１００は、粉末原料として、例えば砂糖、クリーム、インスタントコーヒーおよびココアなどを貯蔵する。キャニスタ１００は、貯蔵してある粉末原料を受取位置にあるカップＣに定量供給する。なお、本実施の形態でのキャニスタ１００は、図１において３個示してあり、各々貯蔵した粉末原料をカップＣに定量供給する。
【００３１】
攪拌装置１１０は、調理位置にあるカップＣに対して進退可能、かつ軸心回りに回転可能に構成された攪拌羽根１１１を有する。この攪拌装置１１０は、攪拌羽根１１１を回転動作させるときには当該攪拌羽根１１１を下降させてカップＣ内に配置する一方、それ以外のときには当該攪拌羽根１１１を上昇させてカップＣから出た位置で保持する。
【００３２】
排水容器１２０は、排水を貯留する。この排水容器１２０には、氷加工排水配管１２１と調理排水配管１２２とが接続してある。氷加工排水配管１２１は、上述した氷加工部８１の排水口８１ｅに接続してあって当該氷加工部８１の容器８１ａ内の水を排水容器１２０に送出する。調理排水配管１２２は、上述したカップＣの搬送系路（例えば調理位置など）に設けた排水口１１に接続してあって当該搬送系路上の水を排水容器１２０に送出する。
【００３３】
上述したように構成したカップ式飲料自動販売機において、口当たりが良く清涼感のあるコールド飲料として、例えばシャーベット状のフローズン飲料を製造するための動作について以下に詳述する。
【００３４】
例えば、購入者により販売ボタン（図示せず）が操作されて、フローズン飲料の販売指令が送出されると、カップ搬送装置１０は、カップ供給手段（図示せず）により供給されたカップＣを調理位置に搬送する。
【００３５】
カップ搬送装置１０がカップＣを調理位置に搬送すると、シロップ弁９１ａを一時的に開いて所定量のシロップを当該カップＣに吐出供給する。
【００３６】
この間に、製氷機６０の氷排出口６１を一時的に開いて、氷排出口６１を通じて所定量の角氷を氷振り分け装置７０に供給する。このとき、氷振り分け装置７０は、氷振り分け機構７１を氷加工装置用姿勢に保持して、製氷機６０からの角氷を氷加工部８１に供給する。
【００３７】
氷振り分け装置７０によって製氷機６０からの角氷が氷加工部８１に供給されると、氷加工装置８０は、氷加工部８１のモータ８１ｄを駆動して回転羽根８１ｃを作動させることで角氷を粉砕して細氷にしつつ、シュータ８２を通じて調理位置にあるカップＣに供給する。
【００３８】
氷加工装置８０によって細氷がカップＣに供給されるとき、攪拌装置１１０は、攪拌羽根１１１を降下してカップＣ内に配置するとともに当該攪拌羽根１１１をカップＣ内で回転作動する。すなわち、先にカップＣ内に供給したシロップに細氷を供給しながら攪拌羽根１１１で攪拌する。この結果、カップＣ内でシロップと細氷とが混合攪拌されてフローズン飲料が製造される。
【００３９】
こうしてフローズン飲料の製造が終了すると、攪拌装置１１０は、攪拌羽根１１１を上昇してカップＣから出た位置で保持する。その後、カップ搬送装置１０によりカップＣを販売位置に搬送する。そして、フローズン飲料が調理されたカップＣが販売口（図示せず）から購入者に受け渡される。
【００４０】
このように、本実施の形態であるカップ式飲料自動販売機によれば、製氷機６０からの角氷を粉砕する氷加工部８１を備え、氷加工部８１により粉砕した細氷をカップＣに供給して飲料を製造するので、製氷機６０で製造した角氷の大きさによらず、口当たりの良く清涼感のあるコールド飲料（フローズン飲料）を製造することができる。
【００４１】
なお、上述したカップ式飲料自動販売機において製造可能なフローズン飲料は、シロップを用いたものに限定されない。例えばキャニスタ１００の粉末原料と湯タンク４０の湯との混合液を用いたもの、あるいはコーヒー飲料調理装置５０により抽出したコーヒー飲料を用いたものからフローズン飲料を製造することができる。以下、フローズン飲料を製造するための上記シロップ、混合液およびコーヒー飲料を原料液という。
【００４２】
また、本実施の形態におけるカップ式飲料自動販売機では、製氷機６０からの氷を氷加工装置８０および氷配管７２に択一的に供給可能な氷振り分け装置７０を備えているので、従来のものと同様に角氷入りのコールド飲料を製造することもできる。この場合、氷振り分け装置７０により製氷機６０からの氷を氷配管７２に振り分けて供給すれば、製氷機６０からの氷が氷配管７２を通じてそのままカップＣに供給される。
【００４３】
ところで、上述のカップ式飲料自動販売機では、フローズン飲料を調理するための細氷量は、コールド飲料に比較して多くの氷量を必要とする。ゆえに、製氷機６０で作られた角氷を多く収容する総氷収容量が多い大型の氷加工装置８０が望まれる。ところが、カップ式飲料自動販売機では、自動販売機内の設置領域などの制限によって前記大型の氷加工装置８０を採用することが難しい。
【００４４】
そこで、本実施の形態におけるカップ式飲料自動販売機では、氷加工装置８０への角氷の供給制御を行っている。図２は制御手段を示すブロック図である。
【００４５】
図２に示すように、制御手段１３０には、氷排出駆動部６２、氷振り分け駆動部７３、氷加工駆動部８３、氷供給量検出手段１３１および氷収容量検出手段１３２が接続してある。
【００４６】
氷排出駆動部６２は、制御手段１３０から送出された制御指令によって氷排出口６１を開閉する。氷振り分け駆動部７３は、制御手段１３０から送出された制御指令によって氷振り分け機構７１の姿勢を切り替える。氷加工駆動部８３は、制御手段１３０から送出された制御指令によって氷加工部８１のモータ８１ｄを駆動して回転羽根８１ｃを回転させる。
【００４７】
氷供給量検出手段１３１は、氷加工装置８０に供給した角氷量を得るために、氷加工装置８０に供給される角氷を検出する。氷供給量検出手段１３１は、例えば投光素子と受光素子とからなる光センサを氷排出口６１に設けてなる。氷供給量検出手段１３１では、当該光センサによって角氷の通過を検出し、この検出信号を制御手段１３０に出力する。上述したように角氷は、予め設定された大きさ（例えば略１０ｍｍ角）に製造される。また、１０ｍｍ角の１つの角氷の量は、１ｇ相当と考えられる。このため、制御手段１３０では、氷供給量検出手段１３１からの検出信号を基に、光センサを遮る時間（電圧変化時間）の合計から角氷の個数を計数して氷加工装置８０に供給した角氷量を得る。
【００４８】
氷収容量検出手段１３２は、氷加工部８１の容器８１ａに収容している角氷の収容量を検出するために、氷加工部８１のモータ８１ｄの駆動時間を検出する。氷加工部８１に当初供給された角氷の収容量は、氷供給量検出手段１３１で検出した角氷の供給量と等しい。氷加工部８１のモータ８１ｄを駆動した後では、細氷が作られて容器８１ａに収容している角氷が減少する。氷収容量検出手段１３２では、モータ８１ｄの駆動時間を検出し、この検出信号を制御手段１３０に出力する。この場合、モータ８１ｄの回転数を一定とし、当該モータ８１ｄの回転数に応じて作られる細氷量を一定とする。このため、制御手段１３０では、モータ８１ｄの駆動時間で作られた細氷量が分かり、当該細氷量と事前に供給した角氷量との差から容器８１ａに残る氷収容量を得る。なお、供給した角氷量から作られる細氷量は、様々な要因によって角氷量よりも細氷量が少なくなるため、予めこの差分を考慮する。
【００４９】
また、制御手段１３０には、容器８１ａに収容できる総氷収容量、各種カップＣの大きさに応じた所望の細氷量、当該所望の細氷量を得るための角氷量、および、モータ８１ｄの駆動時間に応じて作られる細氷量などのデータが予め格納してある。
【００５０】
上記制御手段１３０の制御によって角氷を氷加工装置８０に供給する動作を以下に説明する。図３は角氷の供給にかかるタイミング図である。
【００５１】
最初に、制御手段１３０では、例えば、購入者により販売ボタン（図示せず）が操作されてフローズン飲料の販売指令が送出されたときに、使用されるカップＣの大きさに応じた所望の細氷量と、所望の細氷量を得るために必要な全角氷量を取得する。そして、氷加工部８１の容器８１ａに収容し得る総氷収容量が全角氷量よりも少ないとき、氷加工部８１で細氷を作る過程において容器８１ａへの角氷の供給制御を行う。
【００５２】
まず、角氷を氷加工部８１の容器８１ａに供給する（Ｔ１）。Ｔ１において供給する角氷量は、容器８１ａに収容できる総氷収容量である。図３に示すように本実施の形態では、角氷の供給とともに氷加工部８１のモータ８１ｄを駆動している。氷加工部８１のモータ８１ｄが一定とすると、図３に破線で示すように時間の経過に伴って一定量の細氷が作られることとなる。また、図３に実線で示すように所定時間あたりの角氷の供給量は、作られる細氷量よりも多い。すなわち、作った細氷量を氷加工部８１に供給した角氷量から差し引いた分が現在氷加工部８１に収容している角氷量となる。制御手段１３０では、氷収容量検出手段１３２からの検出信号を入力して容器８１ａに残る氷収容量を得ているため、角氷の供給とともに細氷を作るときに容器８１ａに収容できる総氷収容量Ｑ１まで角氷を供給する時間Ｔ１が得られる。
【００５３】
次いで、容器８１ａに供給された角氷から細氷を引き続き作る（Ｔ２）。Ｔ２においては、角氷の供給は行わない。このＴ２の間、制御手段１３０では、氷収容量検出手段１３２からの検出信号を入力して容器８１ａに残る氷収容量を得ている。
【００５４】
次いで、容器８１ａに収容している角氷が無くなる以前で、角氷を容器８１ａに供給する（Ｔ３）。図３に示すように本実施の形態では、Ｔ１＋Ｔ３で供給した角氷量が所望の細氷量を得るために必要な角氷量である。すなわち、Ｔ３以後は、所望の細氷量を得るまでモータ８１ｄを駆動して制御を終了する。
【００５５】
なお、Ｔ１＋Ｔ３において供給する角氷量が、所望の細氷量を得るための全角氷量に満たないときは、収容している角氷が無くなる以前でさらに角氷の供給を行えばよい。この場合Ｔ３において供給する角氷量は、Ｔ１同様に容器８１ａに収容できる総氷収容量まで供給する。また、Ｔ３以後さらに供給する角氷量は、所望の細氷量を得るための全角氷量の残量を供給する。すなわち、容器８１ａに供給した全角氷量が所望の細氷量を得るための氷量に達する範囲で、容器８１ａに収容できる総氷収容量まで角氷を供給する。
【００５６】
以上のように、本実施の形態におけるカップ式飲料自動販売機では、氷加工部８１で細氷を作る過程において容器８１ａへの角氷の供給を複数回に分けて行う。この結果、小型の氷加工部８１であっても多量の細氷が得られるので、氷加工部８１の小型化を図ることができる。すなわち、自動販売機内に収容できる小型の氷加工部８１を用いて多量の細氷を得ることができる。また、氷加工部８１への角氷の供給を分けたことにより、所望の細氷量を容易に精度良く得ることができる。
【００５７】
また、容器８１ａに供給する全角氷量が所望の細氷量を得るための角氷量に達する範囲で、容器８１ａの総氷収容量まで角氷を供給するようにすれば、全角氷量を遅滞無く容器８１ａに供給できる。
【００５８】
また、容器８１ａに収容している角氷が無くなる以前に角氷の供給を行えば、所望の細氷量をカップＣに途切れることなく供給できるため、カップＣ内において細氷と原料液などとの混合攪拌が連続して行えるので口当たりが良く清涼感のある良質のフローズン飲料を確実に得ることができる。
【００５９】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項１に係るカップ式飲料自動販売機によれば、氷加工手段で細氷を作る過程において所望の細氷量を得るべき氷加工手段への氷の供給を分けて行う。このため、小型の氷加工手段であっても多量の細氷が得られるので、氷加工手段の小型化を図ることができる。すなわち、自動販売機内に収容できる小型の氷加工手段を用いて多量の細氷を得ることができる。また、氷加工手段への角氷の供給を分けたことにより、所望の細氷量を容易に精度良く得ることができる。
【００６０】
本発明の請求項２に係るカップ式飲料自動販売機によれば、氷加工手段に供給する全氷量が所望の細氷量を得るための氷量に達する範囲で、氷加工手段の総氷収容量まで氷を供給する。これにより、全氷量を遅滞無く氷加工手段に供給できる。
【００６１】
本発明の請求項３に係るカップ式飲料自動販売機によれば、氷加工手段への氷の供給を、氷加工手段に収容した氷が無くなる以前に行う。これにより、所望の細氷量を途切れることなく作り供給できるため、細氷と原料液などとの混合攪拌が連続して行えるので口当たりが良く清涼感のある良質のフローズン飲料を確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態であるカップ式飲料自動販売機の概略構成図である。
【図２】制御手段を示すブロック図である。
【図３】角氷の供給にかかるタイミング図である。
【図４】従来のカップ式飲料自動販売機の概略構成図である。
【符号の説明】
１０カップ搬送装置
１１排水口
２０水リザーバ
２１給水弁
２２送水配管
２３製氷用水配管
２４三方弁
２５水配管
２６湯タンク用水配管
４０湯タンク
４０ａヒータ
４１湯配管
４１ａ湯弁
４２コーヒー調理用湯配管
４２ａ湯弁
４５弁駆動部
５０コーヒー飲料調理装置
５１コーヒー配管
６０製氷機
６１氷排出口
６２氷排出駆動部
７０氷振り分け装置
７１氷振り分け機構
７２氷配管
７３氷振り分け駆動部
８０氷加工装置（氷加工手段）
８１氷加工部
８１ａ容器
８１ｂ氷投入口
８１ｃ回転羽根
８１ｄモータ
８１ｅ排水口
８２シュータ
８３氷加工駆動部
９０シロップタンク
９１シロップ配管
９１ａシロップ弁
１００キャニスタ
１１０攪拌装置
１１１攪拌羽根
１２０排水容器
１２１氷加工排水配管
１２２調理排水配管
１３０制御手段
１３１氷供給量検出手段
１３２氷収容量検出手段
Ｃカップ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cup-type beverage vending machine, and more particularly to a cup-type beverage vending machine that produces and sells a sherbet-like frozen beverage by stirring ice and coffee or syrup supplied to a container such as a cup. It is.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a cup-type beverage vending machine, there is one that supplies ice produced by an ice making machine to a beverage-containing cup to produce a cold beverage containing ice (for example, see Patent Document 1).
[0003]
As shown in FIG. 4, the cup-type beverage vending machine includes an ice making machine 1, a hot water tank 2, a syrup tank 3, a canister 4, a coffee beverage cooking device 5, and a stirring device 6. The ice making machine 1 manufactures and stores ice having a preset size using drinking water supplied from a water supply device (not shown). The ice making machine 1 is provided with an ice discharge port 1a for discharging stored ice so as to be openable and closable. The hot water tank 2 stores the drinking water supplied from a water supply device (not shown) heated to approximately 97 ° C. by a heater or the like. The syrup tank 3 stores syrup. The canister 4 stores powder ingredients such as sugar, cream and instant coffee. The coffee beverage cooking device 5 extracts coffee beverages using ground coffee beans and hot water (heated water or hot water) from the hot water tank 2. The stirring device 6 has a stirring blade 6a configured to be movable back and forth with respect to the cup C and to be rotatable around an axis.
[0004]
In this cup-type beverage vending machine, for example, when a sales command for a cold beverage is output, the syrup and water supply device (not shown) in the syrup tank 3 is supplied to the cup C supplied from a cup supply device (not shown). Water) is supplied. When syrup and drinking water are supplied to the cup C, the stirring blade 6a of the stirring device 6 is rotated in the cup C, and the syrup and drinking water are mixed and stirred to form a mixed solution. Thereafter, when the ice from the ice making machine 1 is supplied to the cup C and the stirring blade 6a is rotated again, the liquid mixture and ice are mixed and stirred in the cup C to produce a cold beverage containing ice. (Not shown) to the buyer.
[0005]
In the cup-type beverage vending machine shown in FIG. 4, instead of the above-described mixed liquid, a mixed liquid of powder raw material from the canister 4 and hot water from the hot water tank 2 or a coffee beverage cooking device 5 is used. Using the extracted coffee beverage, an iced cold beverage is produced in the same manner as described above.
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 7-6253
[Problems to be solved by the invention]
By the way, recently, due to diversification of tastes for beverages, for example, sherbet-like frozen beverages have come to be favored as cold beverages with a good taste and a refreshing feeling. In order to manufacture this frozen beverage, it is required to mix fine ice (for example, ice having a size of approximately rice grains) and beverage (for example, the above-described mixed liquid).
[0008]
However, in the conventional cup-type beverage vending machine described above, the ice produced by the ice making machine 1 is put into the cup C as it is. Since this ice is intended to cool the cold beverage as long as possible, it has a size of approximately 10 mm square, for example. That is, in the configuration of the conventional cup-type beverage vending machine, there is no fine ice for producing the frozen beverage, and the frozen beverage cannot be produced.
[0009]
In order to obtain fine ice for producing frozen beverages, for example, it is conceivable to include an ice processing means for pulverizing ice produced by the ice making machine 1 to produce fine ice. However, the desired amount of fine ice for producing the frozen beverage is required to be larger than the amount of ice required for the conventional cold beverage. Therefore, there is a demand for a large ice processing means having a large total ice storage capacity for storing ice produced by the ice making machine 1. However, in a cup-type beverage vending machine, it is difficult to employ the large ice processing means due to limitations on the installation area in the vending machine.
[0010]
In view of the above circumstances, the present invention can reduce the size of the ice processing means by obtaining a large amount of fine ice from the ice processing means, and can easily obtain a desired amount of fine ice. The object is to provide a cup-type beverage vending machine.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a cup type beverage vending machine according to claim 1 of the present invention is an ice processing means for crushing stored ice to make fine ice, and supplying ice to the ice processing means. Ice supply means, and in the process of making fine ice by the ice processing means, the supply of ice to the ice processing means to obtain a desired amount of fine ice is performed separately.
[0012]
A cup type beverage vending machine according to claim 2 of the present invention is the cup type beverage vending machine according to claim 1, wherein the total ice amount supplied to the ice processing means reaches the ice amount for obtaining a desired fine ice amount. The ice is supplied up to the total ice capacity of the ice processing means.
[0013]
A cup-type beverage vending machine according to claim 3 of the present invention performs the supply of ice to the ice processing means before the ice stored in the ice processing means disappears in the above-mentioned claim 1 or 2. It is characterized by that.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of a cup-type beverage vending machine according to the present invention will be described below in detail with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a cup-type beverage vending machine according to an embodiment of the present invention.
[0015]
As shown in FIG. 1, the cup-type beverage vending machine includes a cup transport device 10, a water reservoir 20, a hot water tank 40, a coffee beverage cooking device 50, an ice maker 60, an ice sorting device 70, and ice processing as an ice processing means. The apparatus 80, the syrup tank 90, the canister 100, the stirring apparatus 110, and the drainage container 120 are provided.
[0016]
The cup transport device 10 transports the cup C supplied by a cup supply device (not shown). As a position which conveys the cup C, there are a cooking position for cooking a beverage (a position of the cup C illustrated in FIG. 1) and a sales position leading to a sales outlet (not shown). In addition, the position where the cup conveying device 10 conveys the cup C includes a receiving position for receiving various raw materials. In addition, the drain port 11 for drainage is provided in the cooking position.
[0017]
The water reservoir 20 stores water supplied from the water supply via the water supply valve 21. A water supply pipe 22 and an ice making water pipe 23 are connected to the water reservoir 20.
[0018]
The water supply pipe 22 is provided with a three-way valve 24 at the tip extending from the water reservoir 20. A water pipe 25 is connected to one side of the three-way valve 24, and a hot water tank water pipe 26 is connected to the other side. In this way, the water supply pipe 22 is branched and connected to the water pipe 25 and the hot water tank water pipe 26.
[0019]
The three-way valve 24 can be individually opened and closed with respect to the water pipe 25 or the hot water tank water pipe 26, and is normally kept closed with respect to each. The three-way valve 24 is opened as necessary, and connects the water supply pipe 22 and the water pipe 25 or connects the water supply pipe 22 and the hot water tank water pipe 26. The water pipe 25 is disposed so that its tip faces the cup C at the cooking position. That is, when the three-way valve 24 is opened and the water supply pipe 22 and the water pipe 25 are connected, the water in the water reservoir 20 is supplied to the cup C at the cooking position. The hot water tank water pipe 26 is connected to the hot water tank 40. That is, when the three-way valve 24 is opened and the water supply pipe 22 and the hot water tank water pipe 26 are connected, the water in the water reservoir 20 is supplied to the hot water tank 40.
[0020]
The ice making water pipe 23 is connected to the ice making machine 60. That is, the water in the water reservoir 20 is supplied to the ice making machine 60.
[0021]
The hot water tank 40 incorporates a heater 40a and heats and stores the water supplied by the hot water tank water pipe 26. In the hot water tank 40, the heater 40a is driven to keep the temperature of the hot water (heated water or hot water) at 93 to 97 ° C., for example. A hot water pipe 41 and a coffee cooking hot water pipe 42 are connected to the hot water tank 40.
[0022]
The hot water pipe 41 is arranged so that the tip of the hot water pipe 41 faces the cup C at the cooking position. In the middle of the hot water pipe 41, a hot water valve 41a for opening and closing the flow path of the hot water pipe 41 is provided. That is, when the hot water valve 41a is in the open state, hot water in the hot water tank 40 is supplied to the cup C at the cooking position, and when the hot water valve 41a is in the closed state, supply of hot water through the hot water piping 41 is stopped. The hot water piping 42 for coffee cooking is connected to the coffee beverage cooking device 50. A hot water valve 42 a that opens and closes the flow path of the hot water piping 42 for coffee cooking is provided in the middle of the hot water piping 42 for coffee cooking. That is, the hot water in the hot water tank 40 is supplied to the coffee beverage cooking device 50 when the hot water valve 42a is open, and the hot water supply by the hot water piping 42 for coffee cooking is stopped when the hot water valve 42a is closed.
[0023]
The coffee beverage cooking device 50 extracts the coffee beverage using the ground coffee beans and the hot water supplied by the hot water piping 42 for coffee cooking. A coffee pipe 51 is connected to the coffee beverage cooking device 50. The coffee pipe 51 is arranged so that its tip faces the cup C at the cooking position. That is, the coffee beverage extracted by the coffee beverage cooking device 50 is supplied to the cup C at the cooking position.
[0024]
The ice making machine 60 produces and stores ice using the water supplied from the water reservoir 20 through the ice making water pipe 23 described above. This ice has a preset size, and is manufactured to be approximately 10 mm square, for example. Hereinafter, the ice produced by the ice making machine 60 is called ice cube. The ice making machine 60 has an ice discharge port 61 as an ice supply means configured to be openable and closable. The ice discharge port 61 is connected to the ice sorting device 70. When the ice discharge port 61 is in the open state, the ice cubes are supplied to the ice sorting device 70, and when the ice discharge port 61 is in the closed state, the supply of ice cubes is stopped.
[0025]
The ice sorting device 70 incorporates an ice sorting mechanism 71 that can move between an ice piping posture (illustrated by a broken line in FIG. 1) and an ice processing device posture (illustrated by a solid line in FIG. 1). The ice sorting device 70 forms one or the other passage according to each posture of the ice sorting mechanism 71. One passage is connected to the ice pipe 72, and the other passage is connected to the ice processing device 80. The ice pipe 72 is arranged so that the tip thereof faces the cup C at the cooking position. The ice sorting device 70 opens one passage when the ice sorting mechanism 71 is in the ice piping posture, and supplies ice cubes from the ice making machine 60 to the cup C at the cooking position via the ice piping 72. . In addition, the ice sorting device 70 supplies the ice cubes from the ice making machine 60 to the ice processing device 80 when the ice sorting mechanism 71 is in the ice processing device posture and the other passage is opened. As described above, the ice sorting device 70 selectively sorts and supplies the ice from the ice making machine 60 to the ice pipe 72 (cup C at the cooking position) or the ice processing device 80.
[0026]
The ice processing device 80 pulverizes the ice supplied by the ice sorting device 70 to produce, for example, small ice so as to be approximately the size of a rice grain, and further supplies this ice to the cup C at the cooking position. Hereinafter, the ice produced by the ice processing apparatus 80 is referred to as fine ice. The ice processing apparatus 80 includes an ice processing unit 81 and a shooter 82.
[0027]
The ice processing unit 81 has an ice inlet 81b on the upper surface of a substantially mortar-shaped container 81a. A rotary blade 81c is provided inside the container 81a. A plurality of rotating blades 81c are provided (three in this embodiment) with respect to the rotating shaft provided at the bottom of the mortar shape of the container 81a, and the mortar-shaped inner peripheral surface of the container 81a is centered on the rotating shaft. It can be rotated along. The rotating blade 81c rotates by driving a motor 81d as an ice processing driving unit provided outside the container 81a. Further, a thin ice discharge port (not shown) and a cutting blade (not shown) provided at the position of the fine ice discharge port are provided on a part of the mortar-shaped peripheral surface of the container 81a. Furthermore, a drain port 81e is provided at the bottom of the mortar shape of the container 81a. In the ice processing unit 81, ice cubes manufactured by the ice making machine 60 are put into the container 81a through the ice throwing port 81b via the ice sorting mechanism 71. Thereafter, when the rotating blade 81c rotates by driving the motor 81d, the ice cubes are pressed against the mortar-shaped inner peripheral surface of the container 81a by the rotating blade 81c. As a result, the square ice is crushed by the sharpening blade at the position of the fine ice discharge port to become fine ice (for example, ice having a size of approximately rice grains) and discharged from the fine ice discharge port to the outside of the container.
[0028]
The shooter 82 is provided outside the container 81a and connected to the fine ice outlet. The shooter 82 has a cylindrical body with a substantially rectangular cross section. The mouth of the tip of the shooter 82 faces the opening of the cup C in the cooking position.
[0029]
The syrup tank 90 stores syrup. A syrup pipe 91 is connected to the syrup tank 90. The syrup pipe 91 is arranged so that the tip thereof faces the cup C at the cooking position. In the middle of the syrup pipe 91, there is a syrup valve 91a for opening and closing the flow path of the syrup pipe 91. That is, when the syrup valve 91a is in the open state, the syrup in the syrup tank 90 is supplied to the cup C in the cooking position, and when the syrup valve 91a is in the closed state, the supply of syrup through the syrup pipe 91 is stopped. Note that three syrup tanks 90 in the present embodiment are shown in FIG. 1, and each stored syrup can be supplied to the cup C through each syrup pipe 91.
[0030]
The canister 100 stores, for example, sugar, cream, instant coffee and cocoa as powder raw materials. The canister 100 feeds the stored powder raw material to the cup C at the receiving position. Note that three canisters 100 in the present embodiment are shown in FIG. 1, and each stored powder raw material is quantitatively supplied to the cup C.
[0031]
The stirring device 110 includes a stirring blade 111 configured to be movable back and forth with respect to the cup C in the cooking position and to be rotatable around an axis. When the stirring blade 111 is rotated, the stirring device 110 lowers the stirring blade 111 and places it in the cup C. In other cases, the stirring blade 111 is lifted and held at a position where the stirring blade 111 exits the cup C. To do.
[0032]
The drainage container 120 stores drainage. The drainage container 120 is connected to an ice processing drainage pipe 121 and a cooking drainage pipe 122. The ice processing drain pipe 121 is connected to the drain port 81e of the ice processing unit 81 described above, and sends the water in the container 81a of the ice processing unit 81 to the drain container 120. The cooking drain pipe 122 is connected to the drain port 11 provided in the above-described transport path (for example, cooking position) of the cup C, and sends water on the transport path to the drainage container 120.
[0033]
In the cup-type beverage vending machine configured as described above, an operation for producing, for example, a sherbet-like frozen beverage as a cold beverage having a good mouthfeel and a refreshing feeling will be described in detail below.
[0034]
For example, when a sales button (not shown) is operated by the purchaser and a frozen drink sales command is sent, the cup transport device 10 cooks the cup C supplied by the cup supply means (not shown). Transport to position.
[0035]
When the cup transport device 10 transports the cup C to the cooking position, the syrup valve 91a is temporarily opened to discharge and supply a predetermined amount of syrup to the cup C.
[0036]
During this time, the ice discharge port 61 of the ice making machine 60 is temporarily opened, and a predetermined amount of ice cubes is supplied to the ice sorting device 70 through the ice discharge port 61. At this time, the ice sorting device 70 holds the ice sorting mechanism 71 in the ice processing device posture, and supplies the ice cubes from the ice making machine 60 to the ice processing unit 81.
[0037]
When ice cubes from the ice making machine 60 are supplied to the ice processing unit 81 by the ice sorting device 70, the ice processing device 80 drives the motor 81d of the ice processing unit 81 to operate the rotating blades 81c, thereby operating the ice cubes. Is crushed into fine ice and supplied to the cup C in the cooking position through the shooter 82.
[0038]
When the fine ice is supplied to the cup C by the ice processing device 80, the stirring device 110 lowers the stirring blade 111 and places it in the cup C, and rotates the stirring blade 111 in the cup C. That is, stirring is performed with the stirring blade 111 while supplying fine ice to the syrup previously supplied into the cup C. As a result, syrup and fine ice are mixed and stirred in the cup C to produce a frozen beverage.
[0039]
When the production of the frozen beverage is completed in this way, the stirring device 110 raises the stirring blade 111 and holds it at a position where it comes out of the cup C. Thereafter, the cup C is transported to the sales position by the cup transport device 10. And the cup C by which the frozen drink was cooked is delivered to a purchaser from a sales outlet (not shown).
[0040]
Thus, according to the cup type beverage vending machine of the present embodiment, the ice processing unit 81 that crushes the ice cube from the ice making machine 60 is provided, and the fine ice crushed by the ice processing unit 81 is put into the cup C. Since the beverage is manufactured by supplying, a cold beverage (frozen beverage) having a good mouthfeel and a refreshing feeling can be manufactured regardless of the size of the ice cubes manufactured by the ice making machine 60.
[0041]
In addition, the frozen drink which can be manufactured in the cup-type drink vending machine mentioned above is not limited to the thing using syrup. For example, a frozen beverage can be produced from a mixture using a powdered raw material of the canister 100 and hot water in the hot water tank 40 or a coffee beverage extracted by the coffee beverage cooking device 50. Hereinafter, the syrup, the mixed solution, and the coffee beverage for producing a frozen beverage are referred to as a raw material liquid.
[0042]
Further, the cup-type beverage vending machine according to the present embodiment includes the ice sorting device 70 that can selectively supply the ice from the ice making machine 60 to the ice processing device 80 and the ice pipe 72. Cold drinks with ice cubes can be produced in the same way as those. In this case, if the ice from the ice maker 60 is distributed and supplied to the ice pipe 72 by the ice distributing device 70, the ice from the ice maker 60 is supplied to the cup C as it is through the ice pipe 72.
[0043]
By the way, in the above-mentioned cup-type beverage vending machine, the amount of fine ice for cooking frozen beverages requires a larger amount of ice than cold beverages. Therefore, a large-sized ice processing apparatus 80 having a large total ice capacity that accommodates a large amount of ice cubes produced by the ice making machine 60 is desired. However, in a cup-type beverage vending machine, it is difficult to employ the large-sized ice processing device 80 due to limitations on the installation area in the vending machine.
[0044]
Therefore, in the cup-type beverage vending machine according to the present embodiment, supply control of ice cubes to the ice processing device 80 is performed. FIG. 2 is a block diagram showing the control means.
[0045]
As shown in FIG. 2, an ice discharge driving unit 62, an ice sorting driving unit 73, an ice processing driving unit 83, an ice supply amount detection unit 131 and an ice storage amount detection unit 132 are connected to the control unit 130.
[0046]
The ice discharge driving unit 62 opens and closes the ice discharge port 61 according to a control command sent from the control means 130. The ice sorting drive unit 73 switches the attitude of the ice sorting mechanism 71 according to the control command sent from the control means 130. The ice processing drive unit 83 drives the motor 81d of the ice processing unit 81 according to the control command sent from the control means 130 to rotate the rotary blade 81c.
[0047]
The ice supply amount detection means 131 detects the ice cubes supplied to the ice processing device 80 in order to obtain the ice cube amount supplied to the ice processing device 80. The ice supply amount detecting means 131 is provided with, for example, a light sensor composed of a light projecting element and a light receiving element at the ice outlet 61. In the ice supply amount detection means 131, the passage of ice cubes is detected by the optical sensor, and this detection signal is output to the control means 130. As described above, ice cubes are manufactured in a preset size (for example, approximately 10 mm square). Further, the amount of one 10 mm square ice cube is considered to be equivalent to 1 g. For this reason, the control means 130 counts the number of ice cubes from the total time (voltage change time) for blocking the optical sensor based on the detection signal from the ice supply amount detection means 131 and supplies it to the ice processing device 80. Get ice cubes.
[0048]
The ice storage amount detection means 132 detects the drive time of the motor 81d of the ice processing unit 81 in order to detect the storage amount of ice cubes stored in the container 81a of the ice processing unit 81. The amount of ice cubes initially supplied to the ice processing unit 81 is equal to the amount of ice cubes supplied detected by the ice supply amount detector 131. After driving the motor 81d of the ice processing unit 81, thin ice is made and the ice cubes stored in the container 81a are reduced. The ice storage amount detection means 132 detects the drive time of the motor 81 d and outputs this detection signal to the control means 130. In this case, the rotational speed of the motor 81d is constant, and the amount of fine ice produced according to the rotational speed of the motor 81d is constant. For this reason, the control means 130 knows the amount of fine ice produced during the drive time of the motor 81d, and obtains the amount of ice accommodated in the container 81a from the difference between the amount of fine ice and the amount of ice cube supplied in advance. In addition, since the amount of fine ice produced from the supplied amount of ice cubes becomes smaller than the amount of ice cubes due to various factors, this difference is taken into consideration in advance.
[0049]
In addition, the control means 130 includes a total ice storage capacity that can be stored in the container 81a, a desired fine ice quantity according to the size of each cup C, an ice cube quantity for obtaining the desired fine ice quantity, and a motor. Data such as the amount of fine ice produced according to the driving time of 81d is stored in advance.
[0050]
The operation of supplying ice cubes to the ice processing device 80 under the control of the control means 130 will be described below. FIG. 3 is a timing chart relating to the supply of ice cubes.
[0051]
First, in the control means 130, for example, when a sales button (not shown) is operated by a purchaser and a sales instruction for frozen drinks is sent out, a desired detail corresponding to the size of the cup C to be used is sent. Obtain the amount of ice and the amount of full-width ice necessary to obtain the desired amount of fine ice. When the total ice storage capacity that can be stored in the container 81a of the ice processing unit 81 is smaller than the total ice cube amount, the supply control of the ice cubes to the container 81a is performed in the process of forming the fine ice in the ice processing unit 81.
[0052]
First, ice cubes are supplied to the container 81a of the ice processing unit 81 (T1). The amount of ice cubes supplied at T1 is the total ice storage capacity that can be stored in the container 81a. As shown in FIG. 3, in the present embodiment, the motor 81d of the ice processing unit 81 is driven along with the supply of ice cubes. Assuming that the motor 81d of the ice processing unit 81 is constant, a certain amount of fine ice is produced with the passage of time as shown by a broken line in FIG. Further, as indicated by the solid line in FIG. 3, the supply amount of ice cubes per predetermined time is larger than the amount of fine ice to be produced. That is, the amount of ice cubes currently stored in the ice processing unit 81 is obtained by subtracting the amount of fine ice produced from the amount of ice cubes supplied to the ice processing unit 81. Since the control means 130 receives the detection signal from the ice storage amount detection means 132 and obtains the ice storage capacity remaining in the container 81a, the total ice that can be stored in the container 81a when the ice cubes are made together with the supply of ice cubes. A time T1 for supplying ice cubes to the capacity Q1 is obtained.
[0053]
Next, fine ice is continuously made from the ice cubes supplied to the container 81a (T2). In T2, ice cubes are not supplied. During this time T2, the control means 130 inputs the detection signal from the ice storage capacity detection means 132 to obtain the ice storage capacity remaining in the container 81a.
[0054]
Next, the ice cubes are supplied to the container 81a before the ice cubes stored in the container 81a disappear (T3). As shown in FIG. 3, in this embodiment, the amount of ice cubes supplied at T1 + T3 is the amount of ice cubes necessary to obtain a desired amount of fine ice. That is, after T3, the motor 81d is driven until the desired amount of fine ice is obtained, and the control is terminated.
[0055]
When the amount of ice cubes supplied at T1 + T3 is less than the total ice cube amount for obtaining a desired amount of fine ice cubes, the ice cubes may be further supplied before the stored ice cubes are exhausted. In this case, the amount of ice cubes supplied at T3 is supplied up to the total ice storage capacity that can be stored in the container 81a as in T1. Further, the amount of ice cubes to be supplied after T3 supplies the remaining amount of ice cubes for obtaining a desired amount of ice cubes. That is, the ice cubes are supplied up to the total ice capacity that can be accommodated in the container 81a within a range where the total ice quantity supplied to the container 81a reaches the ice quantity for obtaining a desired fine ice quantity.
[0056]
As described above, in the cup-type beverage vending machine according to the present embodiment, the ice cubes are supplied to the container 81a in a plurality of times in the process of making fine ice in the ice processing unit 81. As a result, a large amount of fine ice can be obtained even with the small ice processing portion 81, so that the ice processing portion 81 can be downsized. That is, a large amount of fine ice can be obtained using the small ice processing unit 81 that can be accommodated in the vending machine. Further, by dividing the supply of ice cubes to the ice processing unit 81, a desired amount of fine ice can be obtained easily and accurately.
[0057]
Further, if the ice cubes are supplied up to the total ice capacity of the container 81a within a range in which the ice cube quantity supplied to the container 81a reaches the ice cube quantity for obtaining a desired fine ice quantity, the ice cube quantity is reduced. The container 81a can be supplied without delay.
[0058]
In addition, if ice cubes are supplied before the ice cubes stored in the container 81a disappear, a desired amount of ice cubes can be supplied to the cup C without interruption. Therefore, it is possible to reliably obtain a high-quality frozen beverage with a good mouthfeel and a refreshing sensation.
[0059]
【The invention's effect】
As described above, according to the cup type beverage vending machine according to claim 1 of the present invention, the supply of ice to the ice processing means to obtain a desired amount of fine ice in the process of making fine ice by the ice processing means. Do this separately. For this reason, a large amount of fine ice can be obtained even with a small ice processing means, so that the ice processing means can be downsized. That is, a large amount of fine ice can be obtained using a small ice processing means that can be accommodated in the vending machine. Further, by dividing the supply of ice cubes to the ice processing means, a desired amount of fine ice can be obtained easily and accurately.
[0060]
According to the cup type beverage vending machine according to claim 2 of the present invention, the total ice of the ice processing means is within a range where the total ice amount supplied to the ice processing means reaches the ice amount for obtaining a desired fine ice amount. Supply ice to capacity. Thereby, the total ice amount can be supplied to the ice processing means without delay.
[0061]
According to the cup type beverage vending machine according to claim 3 of the present invention, the ice is supplied to the ice processing means before the ice stored in the ice processing means is exhausted. This makes it possible to produce and supply the desired amount of fine ice without interruption, so that mixing and stirring of the fine ice and the raw material liquid can be performed continuously, so that it is possible to reliably obtain a high-quality frozen beverage with a good mouthfeel and a refreshing feeling. it can.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a cup-type beverage vending machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing control means.
FIG. 3 is a timing chart relating to the supply of ice cubes.
FIG. 4 is a schematic configuration diagram of a conventional cup-type beverage vending machine.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Cup conveyance apparatus 11 Drain port 20 Water reservoir 21 Water supply valve 22 Water supply pipe 23 Ice making water pipe 24 Three-way valve 25 Water pipe 26 Hot water tank water pipe 40 Hot water tank 40a Heater 41 Hot water pipe 41a Hot water valve 42 Hot water pipe 42a for coffee cooking Valve 45 Valve drive unit 50 Coffee beverage cooking device 51 Coffee pipe 60 Ice maker 61 Ice discharge port 62 Ice discharge drive unit 70 Ice distribution device 71 Ice distribution mechanism 72 Ice pipe 73 Ice distribution drive unit 80 Ice processing device (ice processing means)
81 Ice processing part 81a Container 81b Ice inlet 81c Rotating blade 81d Motor 81e Drain port 82 Shuta 83 Ice processing drive part 90 Syrup tank 91 Syrup pipe 91a Syrup valve 100 Canister 110 Stirring device 111 Stirring blade 120 Drainage container 121 Ice processing drainage pipe 122 Cooking drainage pipe 130 Control means 131 Ice supply amount detection means 132 Ice storage amount detection means C Cup

Claims

Ice processing means for crushing the contained ice to make fine ice;
Ice supply means for supplying ice to the ice processing means;
A cup-type beverage vending machine characterized in that in the process of making fine ice by the ice processing means, ice supply to the ice processing means to obtain a desired amount of fine ice is performed separately.

The ice is supplied to the total ice capacity of the ice processing means within a range where the total ice amount supplied to the ice processing means reaches an ice amount for obtaining a desired fine ice amount. The described cup-type beverage vending machine.

The cup-type beverage vending machine according to claim 1 or 2, wherein the supply of ice to the ice processing means is performed before the ice stored in the ice processing means is exhausted.