JP3902954B2 - 画像処理装置及び方法及びコンピュータプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置及び方法及びコンピュータプログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカラー画像データを圧縮符号化する画像処理装置及びその制御方法及びコンピュータプログラム並びにコンピュータ可読記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来,静止画像の圧縮方式には、離散コサイン変換を利用したJPEG方式や、Wavelet変換を利用した方式が多く使われている。この種の符号化方式は、可変長符号化方式であるので、符号化対象の画像毎に符号量が変化するものである。
【0003】
国際標準化方式であるJPEG方式では,画像に対して1組の量子化マトリクスしか定義できない。従って、プリスキャン無しには、符号量調整が行えず、限られたメモリに記憶するシステムで使用する場合においては、メモリオーバーを起こす危険性がある。
【0004】
これを防止するために、予定した符号量よりオーバーした場合は、圧縮率を変更して、原稿の再読み込みを行なう方法や、予めプリスキャンによる符号量見積もりを行ない、符号量を調整するために,量子化パラメータの再設定を行なう方法などがとられていた。
【0005】
また、プリスキャンを行う符号量制御方式として、例えば、プリ圧縮したデータを内部バッファメモリに入れ、これを伸長し、圧縮パラメータを変え、本圧縮し、外部記憶に出力する方式がある。このとき、本圧縮では、プリ圧縮よりも圧縮率を高めにすることになる。
【0006】
また、例えば、画素ブロックごとの許容符号量を求め、符号量を減らすために、DCT係数をn回レベルシフトした係数をハフマン符号化する方式が知られており、このシフト量nは許容符号量から決定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来は、圧縮バッファとして、目標圧縮以上の圧縮バッファが必要となり,中間的に使うバッファのオーバーフローを防ぐには,原画のデータを記録できるほどの容量が必要となることは避けられない。
【0008】
さらに、符号化処理を繰り返す方法では、圧縮した全データに対して、復号、再圧縮を行なう処理が入るため、連続処理のスピードがあがらないという問題がある。
【0009】
本発明は上記従来例に鑑みて成されたものであり、再画像入力を不要とし、効果的に設定したサイズに収まる符号化データを生成でき、且つ、画像の属性についても圧縮後の画像に合わせて効率良く圧縮することが可能な画像処理装置及びその制御方法及びコンピュータプログラム及び記憶媒体を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、例えば本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、
画素データを圧縮符号化する画像処理装置であって、
符号化データを記憶する記憶手段と、
画像データを画素ブロック単位に直交変換、量子化、符号化すると共に、量子化処理における量子化ステップに関するパラメータを変更可能な第1の圧縮符号化手段と、
該第1の圧縮符号化手段で圧縮する際の前記量子化後のデータに基づき、注目画素ブロックの属性を判定し、当該判定結果を圧縮符号化する第1の属性データ符号化手段と、
量子化ステップに関するパラメータを変更可能で、前記第1の圧縮符号化手段で圧縮した符号データを復号し、再圧縮する第2の圧縮符号化手段と、
該第2の圧縮符号化手段で再圧縮する際の量子化後のデータに基づき、注目画素ブロックの属性を判定し、当該判定結果を圧縮する第2の属性データ符号化手段と、
前記第1の圧縮符号化手段によって生成される符号量を監視すると共に、当該符号データ量が所定量になったか否かを判断する符号量監視手段と、
該符号量監視手段によって前記所定量に達したと判断した場合、前記第1、第2の圧縮符号化手段における、量子化ステップを大きくするようパラメータを設定する設定手段と、
該パラメータ設定手段によりパラメータを変更した場合、前記第1の圧縮符号化手段で従前に生成された符号データを、前記第2の圧縮符号化手段によって再符号化させ、当該再符号化を済ませた符号データを、前記第1の圧縮符号化手段のパラメータ変更後の符号データとして前記記憶手段に記憶し、前記第1の属性データ符号化手段で符号化され属性データを、前記第2の属性データ符号化手段で符号化した属性データで更新すると共に、
パラメータ変更後の前記第1の圧縮符号化手段で生成された符号化データを、後続符号データとして前記記憶手段に保存させる制御手段とを備える。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に係る実施形態を説明するが、先ず、基本部分について説明する。
【0012】
図1は、実施形態が適用する画像処理装置100の機能ブロック構成図である。以下、同図の各部を簡単に説明する。
【0013】
画像処理装置100は、イメージスキャナ等から画像を入力する入力部101を備えている。イメージスキャナには周知の像域分離処理部が含まれ、例えば原稿画像中の黒文字部分を構成する画素か否かを識別するための属性フラグデータが画素単位で生成されるようになっている。なお、黒文字の画素か否かの判断であるが、文字線画の場合、中間調画像と比較して、濃度変化が急峻である。従って、先ず、濃度変化(隣接する画素間の輝度もしくは濃度差)が所定閾値より大きいか否かを判断し、その閾値よりも大きく、尚且つ、RGBの値が互いにほぼ等しい値となっている(無彩色)場合に黒文字の画素と判断できよう。要するに、属性フラグとしては、無彩色/有彩色、文字線画/中間調を示す2ビットで構成されるものとする(従って、色文字であるかどうかも判断できる)。ただし、これに限らず、網点領域か否か、ベクターグラフィックス領域か否か等を含むようにしても構わない。この場合、各属性毎にビットを割り当てれば良い。
【0014】
なお、上記では、入力部101はイメージスキャナから入力し、イメージスキャナー内部に像域分離処理部が含まれるものとして説明したが、イメージスキャナーがその処理部を備えていないのであれば、上記の判断処理を本装置側に設けても構わない。また、入力部101は、イメージスキャナからの画像に限らず、ページ記述言語レンダリングなどから画像データを入力しても良いし、記憶媒体に格納された画像ファイルを読込むことで実現しても良く、場合によってはネットワークより受信するようにしても良い。特に、ホストコンピュータよりページ記述言語データを受信してレンダリングする際には、各画素が如何なる属性にあるのかについてはページ記述言語で示されているので、判断は容易である。更に、イメージスキャナ内に像域分離処理部が含まれていない場合には、本装置側で上記属性を判断する処理部を設けても構わない。
【0015】
いずれにしても、入力部101から入力した画像は符号化部102に、属性データは属性フラグ書き換え部120の供給される。実施形態における符号化部102の符号化は8×8画素単位に相当する画像データを直交(DCT)変換し、後述する量子化ステップを用いた量子化、ハフマン符号化処理を行い、出力する。
【0016】
第1のメモリ制御部103と第2のメモリ制御部105は、上記符号化部102から出力されてくる圧縮符号化済みデータを第1のメモリ104と第2のメモリ106へ格納する様に制御する。ここで、第1のメモリ104は、最終的に確定した(目標値以内のデータ量に圧縮し終わった)符号化データを、図1の基本構成の外部に接続されるネットワーク機器、画像出力装置や大容量記憶装置等へ出力するために、該符号化データを保持するためのメモリである。また、第2のメモリ106は、前記符号化データを第1のメモリ上に形成するための圧縮符号化処理を補助する作業用のメモリである。
【0017】
カウンタ107は、符号化部102によって圧縮符号化された画像データのデータ量をカウントし、該カウント値を保持すると共に、そのカウント結果を符号化シーケンスの制御を行なう符号化シーケンス制御部108に出力する。
【0018】
符号化シーケンス制御部108では、カウンタ107のカウント値がある設定値に達したかどうかを検出し、その設定値に達したことを検出した時(目標値を越えた時でも良い)にメモリ104内の格納済みのデータを廃棄するよう第1のメモリ制御部103に制御信号を出力する。上記第1のメモリ制御部103は、この制御信号に基づいて、メモリアドレスカウンタをクリアするか、あるいは画像データ用の符号化データ管理テーブルをクリアすることにより、前記格納データを廃棄する。また、このとき、符号化シーケンス制御部108は、第1のカウンタ107をゼロクリアする(入力部101からの入力は継続している)と共に、符号化部102に対して今までより、高い圧縮率で符号化を行なうよう制御する。すなわち、本装置の符号化処理で発生する符号化データのデータ量が最終的に例えば1/2になるように制御する。なお、ここでは、1/2としたが任意に設定できることは言うまでもない。
【0019】
そして、圧縮率変更後の符号化部102からの符号化データも、これまでと同様、第1のメモリ制御部103と第2のメモリ制御部105を経て、第1のメモリ104と第2のメモリ106に夫々格納される。
【0020】
さらに、符号化シーケンス制御部108は、第2のメモリ制御部105に対して、これまでに第2のメモリ106に格納した符号化データを読み出し、符号化データ変換手段である再符号化部109に該符号化データを出力するよう制御信号を出す。
【0021】
再符号化部109は、入力された符号化データを復号化し、データ量を減らすための再量子化等を行なった後に再び符号化処理を行ない、圧縮率が変更された符号化部102と同じ圧縮率のデータ量を生成する。この生成された符号量は第2のカウンタ110で計数される。
【0022】
この再符号化部109から出力される符号化データは、第1のメモリ制御部103と第2のメモリ制御部105を経由して、それぞれ、第1のメモリ104と第2のメモリ106に格納される。
【0023】
再符号化処理が終了したかどうかは、第2のメモリ制御部が検出する。すなわち、再符号化処理するために読み出すデータが無くなれば、再符号化処理の終了を符号化シーケンス制御部108に知らせる。実際には、第2のメモリ制御部105の読みだし処理だけでなく、再符号化部109の処理も終了した後に、符号化処理が完了したことになる。
【0024】
第2のカウンタ110で得られるカウント値は、再符号化処理が完了した後、第1のカウンタ107で保持されているカウンタ値に加算される。この加算結果は、再符号化処理が完了した直後における、第1のメモリ104内のデータ量の合計を表す。即ち、1画面分の符号化部102と再符号化部109の符号化処理が終了した時点では、上記加算後の第1のカウンタ107で保持されているカウンタ値は、1画面分を本装置が符号化した場合に発生した総データ量を表す(詳細は後述)。
【0025】
符号化部102は、再符号化処理の終了/未終了に関わらず、符号化するべき入力部101からの画像データ(1ページ分の画像データ)が残っている限りは符号化処理を継続して行なう。
【0026】
カウンタ107のカウント値がある設定値に達したかどうかは入力部101から入力される1ページ分の画像データの符号化処理(符号化、再符号化)が終わるまで繰り返され、上述した符号化と再符号化の処理は、ここで得られる検出結果に応じた制御の上で実行される。
【0027】
次に、属性フラグ書換部120、属性フラグメモリ制御部121、そして属性フラグメモリ123について説明する。
【0028】
属性フラグ書換部120は、符号化部102での直交変換したデータに基づいて書き換える(文字・線画/中間調のフラグは変更無し)。
【0029】
実施形態では、8×8画素単位に直交変換し、量子化し、符号化するので、この8×8画素の画素ブロックに対し代表となる属性を決定するが、この決定は符号化部102で直交変換することで得たデータに基づき行う
一般に、JPEG符号化処理内では、周知の色変換によって、輝度色差信号(YCbCr)に変換され、離散コサイン変換によって輝度、色差信号のそれぞれに空間周波数変換を行い、量子化マトリクスを用いてDCT係数を量子化し、データ量を削減し、符号化する。
【0030】
この際、実施形態では、量子化されたDCT係数によって属性の書き換えを行う。書き換えとしては、例えば色差(Cb、Cr)成分のDCT値が全て0であれば色成分がない、すなわち、無彩色を示すことになる。属性フラグの無彩色/有彩色を示すビットを無彩色ビットを示すようにセットする。或いは、閾値を設定しておき、色成分が全て0であった場合、或いは、有意係数が10個以下であれば無彩色にセットしても良い。
【0031】
そして、書き換えた属性フラグ(8×8画素ブロックの代表属性データ)を圧縮(ランレングス符号)し、属性フラグデータメモリ制御部121を介して属性フラグメモリ123に格納する。
【0032】
図17は属性フラグ書換部120内における圧縮符号化部の構成を示している。
【0033】
図示において、判定部310では,入力される属性フラグデータの前回の値と現在の値とが同じかを判定し、同じ場合はRLコード生成部311に、違う場合はLTコード生成部312にデータを送るように切り替える。RLコード生成部311では、前データと同じ場合の回数を違うデータが出てくるまでカウントし、最後に、繰返したデータを出力する。LTコード生成部312では、データが前画素と異なる場合の数をカウントして、カウント数に対応する符号語と、実際データの最小構成ビット数をカウント数分だけ出力する。合成部313では,RL部の出力データとLT部の出力データを合成してコード315として出力する(最終的に属性フラグメモリ123に格納される)。なお、この構成はその一例であって、別な構成で実現しても構わない。
【0034】
次に、上記図1の構成における画像処理に係る圧縮符号化処理について説明する。この処理フローを図8に示すが、説明を簡単にするため、簡略化した図3のフローチャートに従って先ず説明する。
【0035】
既に説明したように、本発明の画像処理装置100は、スキャナ等の入力部101から入力した1ページの画像データを所定のデータ量以下に圧縮符号化する装置である。該符号化処理を実現するために、前記入力部101以外に、符号化部102、再符号化部109、第1のメモリ104、第2のメモリ106等を有する。これらの機能ブロックを用い、図3に示すフローチャートに基づいて符号化処理を行なう。
【0036】
図3のフローチャートは、大別すると、下記の3つの処理フェーズに分かれる。
(1)符号化フェーズ
(2)符号化・再符号化フェーズ
(3)転送フェーズ
上記それぞれの処理フェーズおいて、どのように画像データ、符号化データ等が流れて処理され、メモリにどのように格納されるかを視覚的に解り易く示したのが図4乃至図7である。
【0037】
図4は、図3のフローチャートにおけるステップS303とS305に対応する符号化フェーズの初期状態を表わす(ただし、属性データの符号化データについては省略して示している)。また、図5はステップS307〜S315に対応する符号化・再符号化フェーズの処理状態を、図6はステップS317に対応する転送フェーズの処理状態を、図7は転送フェーズ後の符号化フェーズの処理状態を表わす。以下、各フェーズについて説明する。
【0038】
<<符号化フェーズ>>
1ページ分の画像データの符号化処理は、符号化パラメータの初期設定(ステップS301)から始まる。ここでは符号化処理する画像サイズ(スキャナ等の入力部101から読み取る用紙サイズ)から一意的に定まる符号化データ量の上限値や符号化部102(ここでは公知のJPEG符号化方式を用いるものとする)に適用する量子化ステップ(Q1)を設定する。
【0039】
続くステップS303では、符号化部102は、この量子化ステップQ1に従い、注目画素ブロック(=8×8画素)について直交変換する。そして、それを属性フラグ書換部120に出力すると共に、設定された量子化ステップ(Q1)に従って量子化し、符号化する。この符号量は1ページについて第1のカウンタ107が累積カウントしていく。
【0040】
ステップS305では、発生した該データ量のカウント値が予め設定した上限値をオーバーしたかどうか(もしくは達した)を検知し、オーバーしていなければステップS303のJPEG符号化処理を継続する。これが初期状態の符号化フェーズである。
【0041】
符号化部102から出力する符号化データは、図4に示すように第1のメモリ104と第2のメモリ106の両方に格納されていく。縦縞で示した領域が該格納した符号を表現している。
【0042】
<<符号化・再符号化フェーズ>>
符号化部102の符号化処理が進行し、前記データ量のカウント値が設定されている上限値をオーバーすると、ステップS307にて、第1のメモリ104内の符号化データを廃棄すると共に、ステップS309にて、符号化部102の量子化ステップをQ2(Q2>Q1)に変更する。
【0043】
符号化データのデータ量のカウント値が設定された上限値をオーバーするという事は、圧縮後のデータ量が目標値以内に収まらないことを意味する。よって同じ量子化ステップを用いて符号化処理を継続しても意味が無いので、前よりもデータ量が少なくなるように、量子化ステップをQ2(Q1のときよりも量子化ステップは大きくなる)に変更するわけである。
【0044】
量子化ステップを変更した後、ステップS311では符号化部102の符号化処理を再開し、図5に示すように符号化データを第2のメモリ106のみに格納する。それと並行して、ステップS313の再符号化処理を行なう。再符号化処理では、第2のメモリ106に格納済みの符号化データ(画像の符号化データ及び属性符号化データの両方)を読み出して、再符号化部109にて再符号化処理を行ない、2つのメモリ104、106に格納する。そして、縦縞▲1▼の符号を全て再符号化するまで、該符号化処理と再符号化処理を継続する。なお、再符号化部109は、符号化部102に対して設定した新たな量子化ステップと同じものを用い、復号して得られた属性に従って、再符号化することになる
具体的にこの再符号化処理では、符号化データを一旦ハフマン復号した後の各量子化値に対して、これら値を2nで割った結果と同様の結果が出るビットシフト処理を施した後、再度ハフマン符号化を行なうことにより実現される。この方法は、ビットシフトのみで量子化ステップを変更する点と逆直交変換や再直交変換処理を行なわない点で、高速な再符号化処理が可能である。ステップ315では、再符号化処理の終了検知が行なわれる。
【0045】
再符号化後のデータ量は再符号化前の符号化データのデータ量よりも少なくなるので、図5に示すように、再符号化前の符号を格納していたメモリ領域に再符号化後の符号化データを上書きするように格納することができる。再符号化処理が終了した時点で、縦縞▲1▼の符号化データのデータ量は図6に示すの斜め縞▲1▼の符号化データのデータ量へと減少する。
【0046】
上記の如く、再符号化部109は、再符号化する際に、量子化した状態のデータまで復号する、つまり、画像データにまで復号化しなくてもよくなるので、処理速度を高速化できる。再符号化する際には、量子化ステップを一段階大きな値で量子化する(上記の通り単純にするためにはビットシフトが有効)が、この際、それまで0でなかったものが量子化ステップを大きくすることで0になることがある。つまり、それまで有彩色であると判断されたいた画素ブロック領域が、無彩色として扱う必要がでてくる可能性があり、属性フラグデータを書き換える必要がある。そこで、第2の属性フラグ書換部124は新に量子化されたデータに基づき、属性データを書き換え、属性フラグデータメモリン部121を介して属性フラグメモリ123に上書きする。
【0047】
以上で説明したステップS307〜315が、符号化・再符号化フェーズで行なう処理である。
【0048】
<<転送フェーズ>>
再符号化処理が終了したら、ステップS317では転送処理が行なわれる。該転送処理では、図6に示すように、符号化・再符号化フェーズで第2のメモリ106のみに格納した斜め縞▲2▼の符号化データを、第1のメモリ104内の斜め線▲1▼の符号化データに連結されるアドレスに転送し、格納する。その一方で、第2のメモリ106上で分散してしまっている斜め縞▲1▼の符号化データと斜め縞▲2▼の符号化データが第1のメモリ104上で連続して格納される様に、前記斜め縞▲2▼の符号化データを第2のメモリ106内で転送し、連結させる。これが、転送フェーズで行なう処理である。
【0049】
上記転送フェーズが終了したら、ステップS303、S305の符号化フェーズに戻り、図7に示すように斜め縞▲4▼の符号を符号化部102から出力して2つのメモリ104,106に格納する。この符号化フェーズは、初期状態の符号化フェーズ(図4)と少し異なり、符号化部102で符号化する際の量子化ステップがQ1からQ2に変更されていると共に、2つのメモリ104,106に格納されている符号化データも様々なフェーズで処理された符号の集まりである。それらの違いを無視すれば、転送フェーズ直後の符号化フェーズと初期状態の符号化フェーズは、同じと見なせる。
【0050】
よって、符号化フェーズ、符号化・再符号化フェーズと転送フェーズの3つを繰り返すことで、最終的に1ページの画像データをデータ量設定値以下に圧縮した符号を第1のメモリに格納することが出来る。しかも、入力部101は一連の処理が終わるまで、入力を継続するだけである。すなわち、画像を再度最初から入力し直すということが無くなる。
【0051】
図3に示したフローチャートは、説明が理解しやすいように、図4、図5、及び、図6に示した各フェーズに対応する処理のみを記述した。しかしながら実際には、1ページの画像データの入力はどこかのフェーズで終了する。従って、どのフェーズで終了したかによって、それ以降の対応も多少異なる。それを考慮した流れを示したのが図8のフローチャートである。図8のフローチャートは、1ページ分の画像データの入力完了と図3で説明した各種処理との関係を考慮したものであり、ここでは図3のフローチャートに、ステップS801、S803、S805、S807を追加している。
【0052】
ステップS801、S803、S805は、それぞれ、符号化フェーズ、符号化・再符号化フェーズ、転送フェーズにおいて、入力部101からの1ページ分の画像データの入力が終了したことを検知する。
【0053】
符号化フェーズと転送フェーズで1ページ分の画像データの入力が終了したことを検知した場合(ステップS801、S805)、ステップS807へ移り、当該ページの圧縮符号化処理を終了し、次に処理すべき1ページ以上の画像データがあれば、次の1ページ分の画像データの圧縮符号化処理を開始し、無ければ停止状態に入る。
【0054】
一方、符号化・再符号化フェーズで1ページ分の画像データの入力終了を検知した場合(ステップS803)には、符号化部102では再符号化処理する画像データが無くなるまで一旦動作を止める必要があるので、ステップS311の符号化処理をパスし、ステップS313で、今までに符号化部102で符号化済みの画像データを所定の符号化データ量に抑える為の再符号化処理のみを継続して行なう。再符号化処理が全て終了して、その後の転送処理が終わらないと、1ページ分の画像データ全体の符号化データが第1のメモリ上に集まらないため、1ページ分の画像データの入力終了後も再符号化処理及びそれに続く転送処理は継続して行われる必要がある。この場合には、ステップS315にて、再符号化処理が全て終了したことを検知すると、符号化・再符号化フェーズ中に、第2のメモリ106のみに格納された符号化データを第1のメモリに転送し(ステップS317)た後、次のステップS805にて、1ページ分の画像データの入力終了が検知されてステップS807へ移ることになる。
【0055】
以上が動作であり、図8の動作説明でもある。
【0056】
<メモリ格納方法の変形例>
図9、図10は図5、図6の概念図で示したメモリ格納方法の変形例を示す図である。
【0057】
図5の概念図においては、符号化・再符号化フェーズでは、符号化部102から出力する符号化データは第2のメモリ106のみに格納していたが、図9に示すように符号化・再符号化フェーズ中に、符号化部102から出力する符号化データを第1、第2メモリの両方に直接格納する。
【0058】
符号化部102から見ると、どのフェーズで符号化して出力する符号化データも両方のメモリへ格納することになる。また、図6の概念図とは異なり、図10に示す様に、転送フェーズでメモリ間のデータ転送が必要なくなる。またこの変形例の場合には、符号化・再符号化フェーズにおいて、符号化データと再符号化データを第1のメモリ104へ送った順序で順次格納される。そのため2種類のデータが入り混じってしまうという問題は有る。
【0059】
従って、この変形例の場合にはこれに対応する為に符号化データをある単位で区切って、ファイル或いはパケットとして管理する様にする。具体的には、ファイル管理テーブル、或いは、パケット管理テーブル等を別に作成して管理する。
【0060】
一つの手法としては、符号化部102からのデータを第1メモリ104に格納する際、適当な単位(例えば前記直交変換の単位が8×8の画素ブロックであるので、8×i(i=1、2…の整数)ライン分のデータ)毎に、画像データの先頭から管理番号を割り当て、各管理番号に対応する符号化データの格納先頭アドレスと該符号化データ量とを、管理番号順に格納できるような管理テーブルを作成する。
【0061】
符号化部102や再符号化部109は処理中のデータの管理番号を保持し、該管理番号に基づいて、符号化データ格納時の先頭アドレスと符号化データ量とを管理テーブルに書き込む。このようにすれば、符号化部102と再符号化部109で処理した符号化データをランダムに格納したとしても、前記管理テーブルを管理番号順にアクセスし、その時読み出させる先頭アドレスと符号化データ量に基づいて、符号化データを第1メモリ104から読み出せば、画像の先頭から順番に符号化データを読み出すことができる。このような管理機構を設ければ、画像上で連続するデータをメモリ上で連続するように格納する必要性が無くなる。
【0062】
図10の概念図における転送フェーズ後の符号化フェーズは、これまで説明した2つの符号化フェーズ(図4、図7)とほとんど同じであり、第1のメモリ内における符号の格納状態が図11に示した様に若干異なるだけである。よって、先の説明と本変形例は、3つのフェーズを繰り返して処理することに変わりは無い。
【0063】
以上の結果、実施形態によれば、在る原稿を読み取って、符号化中に、目標値に達したと判断した場合、それ以降については新たに設定された量子化ステップに従って、より高い圧縮率で圧縮符号化される。また、目標値に達したと判断したとき、それ以前に既に圧縮符号化された符号データについては一旦、復号化し、新に設定された量子化ステップに従って再度符号化する。従って、原稿読み取り中に、生成される符号データ量が目標値を越えたとしても、その読み取りを継続させたまま目標値以内に符号量を抑えることが可能になる。また、属性フラグデータについても、画像データの符号化、再符号化に追従するようにして更新されていくので、後処理(例えば画像の加工や編集)に対して、有益な情報を提供することが可能になる。
【0064】
<第2の実施形態>
以下、本発明に係る第2の実施形態を説明する。図2は画像処理装置の基本構成を示している。
【0065】
図1の画像処理装置100と大きく異なる点は、最初に符号化を行なう符号化部が2つ並列に存在する点である。また、図1では属性フラグ書換部120、属性フラグデータメモリ制御部121、属性フラグメモリ123、属性フラグ書換部124が存在し、画像データとは独立したメモリに属性データを格納しているのに対し、本第2の実施形態では、符号化部202、205、再符号化部211内に属性フラグの書き換え及び符号化処理を含め、符号化した画像データと同じメモリに格納するようにした点である。ただし、属性データの符号量は、もともと実施形態では8×8画素(64画素)についての代表属性データを割り当てていたので、もともと情報量は少なく、全体して見たとき、生成されるデータ量に支配的なのは画像データであるので、第1のカウンタ208、第2のカウンタ210は画像データの符号量を計数するものとした。勿論、属性データも書き換えが行われ、圧縮率は変動するので、これらを含めてカウントしても構わない。
【0066】
さて、画像処理装置200は、入力部201から入力される画像データを、第1の符号化部202と第2の符号化部205で並行して符号化し、互いに圧縮率の異なる2種類の符号化データを生成する。本例でも、符号化方式は公知のJPEG符号化方式を用い、8×8画素単位に相当する画像データを直交変換し、後述する量子化ステップを用いた量子化、ハフマン符号化処理を行なうものである。
【0067】
なお、本例では第1の符号化部202よりも、第2の符号化部205の方が適用する圧縮率を高く設定する。具体的には、初期状態では、第1の符号化部202に設定する量子化ステップをQ1、第2の符号化部205へ設定する量子化ステップをQ2(Q2=Q1×2)とする。つまり、第2の符号化部205に設定する量子化ステップは、常に第1の符号化部202よりも1ランク圧縮率の高くなるパラメータを設定する。第1、第2の符号化部202、205は設定されたパラメータに従い、直交変換したデータに対して最適な量子化処理を行い、符号化する。なお、第1の符号化部202及び第2の符号化部205は、それぞれに設定された量子化ステップで量子化して得た直交変換係数に従い属性フラグについての書き換え及び圧縮符号化を行うことになる。属性フラグの書き換え及びその圧縮方法については、第1の実施形態と同様であるものとする。
【0068】
第1のカウンタ208は、符号化部202から出力される画像データの符号化データのデータ量をカウントして、これを保持すると共に、符号化シーケンス制御部209にも出力する。
【0069】
一方、符号化部205で符号化された符号化データは、第2のメモリ制御部206を経由して、第2のメモリ207に格納される。このとき、第2のカウンタ210は、符号化部205から出力される符号化データのデータ量をカウントし、これを保持する。
【0070】
更に、後述する第2のメモリ207に格納している符号化データを第1のメモリ204に転送する時には、それと同時に上記カウント値を、第1のカウンタ208に転送する。
【0071】
さて、第1のカウンタ208が符号化部202から出力される符号化データのデータ量をカウント中に、該カウント値がある設定値に達した時には、符号化シーケンス制御部209は、先に説明した第1の実施形態と同様、メモリ制御部203に対してメモリ204に格納されているデータを廃棄するよう制御信号を出す。
【0072】
そして、符号化シーケンス制御部209は、第2のメモリ207に格納している符号化データ(符号化画像データ及び符号化属性データ)を読み出して第1のメモリ204に転送し、第1のメモリ204に格納するよう、メモリ制御部206とメモリ制御部203に制御信号を出力する。このとき、第2のカウンタ210のカウント値を第1のカウンタ208に転送され、その値が第1のカウンタのカウント値としてロード(上書き)される。また、この後、第2のカウンタ210はゼロクリアされ、それ以降に入力する画像データの符号化データ量を計数を開始する。
【0073】
要するに、上記第2のカウンタ210のカウント値は、第2のメモリ207に格納している符号化データのデータ量を表わしているので、そのカウント値と符号化データを、互いの対応付けが変わらない様に、そのまま第1のカウンタと第1のメモリへコピーしたと考えれば良い。
【0074】
さらに、符号化シーケンス制御209は、第1の符号化部202および、第2の符号化部205に対して、今までよりも、符号化データが少なくなるような符号化を行なうように制御信号を出す。
【0075】
例えば、最初に設定値を越えたと判断した場合、第1の符号化部202、及び、第2の符号化部205に設定する量子化ステップはQ1、Q2であったから、それをQ2、Q3へと変更する。この結果、第1の符号化部202は、その直前までの第2の符号化部205における量子化ステップQ2を継承することになり、第2の符号化部205は更に大きな量子化ステップQ3を用いて、次のオーバーフローに備えた更に高い圧縮率の符号化処理を行うことになる。
【0076】
ただし、設定値を越えたと判断したとき、第2のメモリ207内にはそれまでの量子化ステップQ2に従って符号化されたデータ(画像及び属性フラグ)が格納されているので、このデータを新に設定された量子化ステップQ3用の符号データに更新する必要がある。そのため、再符号化部211は、設定値を越えたと判断したとき以前の符号データ(符号化画像データ及び符号化属性データ)を読出し、復号化し、新に設定された量子化ステップQ3に従い、再度符号化し、第2のメモリ制御部206を介して第2のメモリ207に再度格納する。このとき、第3のカウンタ212は再符号化部211で再度符号化されたデータ量をカウントしていて、従前の符号化データの再符号化が完了すると、そのカウント値を第2カウンタ210に加算する。従って、この加算が完了したとき、第2のカウンタ210は、第2の符号化部205があたかも入力画像の先頭から量子化ステップQ3で符号化したデータ量をカウントしていることと等価になる。
【0077】
そして、再符号化処理の終了/未終了に関わらず、符号化するべき入力部201からの画像データが残っていれば、2つの符号化部202と205による符号化処理を継続して行なう。そして、カウンタ208のカウント値がある設定値に達したかどうかの監視は入力部201から入力される1ページ分の画像データの符号化処理(符号化、再符号化)が終わるまで繰り返され、上述した符号化と再符号化の処理は、ここで得られる検出結果に応じた制御の上で実行される。
【0078】
上記図2の構成における処理のフローを表わすフローチャートを図12に示す。
【0079】
図2で説明したように符号化部が2つある場合は、図12に示すフローチャートに基づいて1ページ分の画像データの符号化を行なう。なお、図12の説明は、符号化部が1つの場合のフローチャートである図8とは、大半は類似しており、当業者であれば上記説明から本第2の実施形態の特徴は十分に理解できるであろうから、符号化部1つの場合と同じように3つのフェーズで処理を説明する様にし、図8と異なる点を主に説明することとする。
【0080】
上述した図8のフローと本実施形態のフローとの一番大きな違いは、ステップS317の転送処理が、ステップS307とステップS309の間に移動していることである。要するに、符号化・再符号化フェーズと転送フェーズが入れ替わったと見なせば良い(ステップS307の符号化データの廃棄処理は例外である)。
【0081】
ステップS301の符号化パラメータの初期設定では、第1の符号化部202に量子化ステップQ1を、第2の符号化部205には量子化ステップQ2を設定する。
【0082】
符号化フェーズでは、ステップS801、S303、S305を繰り返し実行する。ステップS801とステップS305は符号化部が1つの場合と同じ処理であるが、ステップS303の符号化処理だけは図13に示すように異なっている。
【0083】
第1のメモリ204へ格納する符号化データは圧縮率が段階的に高くなるようにするため、最初に格納する符号化データは圧縮率が一番低い量子化ステップQ1で符号化したデータを格納し、第2のメモリ207へ格納する符号化データはそれより1ランク高い圧縮率となる量子化ステップQ2で符号化したデータを格納する。
【0084】
第1のメモリ204へ格納中のデータ量が設定されている上限値をオーバーしたら(ステップS305)、直ちに、第1のメモリ204で保持していた符号化データを廃棄し(ステップS307)、第2のメモリ207で保持している圧縮率の高い符号化データを、第1のメモリ204へ転送する(ステップS317、図14参照)。これにより、第1の実施形態(図1)で説明した1回目の再符号化処理の終了を待たずに、速やかに、上限値をオーバーしない適切な2番目の候補の符号化データを第1のメモリ207内に格納出来る。これが、図1に対する、2つの符号器を持つ図2を適用することの最大の利点である。
【0085】
本第2の実施形態では、2つのメモリ204、207で同じ圧縮率の符号化データを持っていることが無駄という考え方なので、第2のメモリ207には、第1のメモリ204に格納する符号化データよりも圧縮率の高い符号化データを格納しておくようにしている。従って、それ以降の処理もこの考え方に基づき行われるものであり、第2のメモリ207内の符号化データを第1のメモリ204に転送する処理(転送フェーズ)が終了した後は、第2のメモリ207の符号化データを、更に1段階圧縮率の高い符号化データを保持する様に再符号化することとなる。
【0086】
具体的には、まず図15に示す様に、転送フェーズの次の符号化・再符号化フェーズでは、上記再符号化の前に、2つの符号化部202,205に適用される各量子化ステップQ1、Q2をそれぞれQ2、Q3へ変更し(ステップS309)、1ページの画像データの入力が終了せずに続いていれば(ステップS803)、後続の画像データは新たな量子化ステップが設定された2つの符号化部で該入力データを符号化して(ステップS311)、対応する各メモリ204,207へ格納する。そして、上記符号化処理と並行して第2のメモリに格納されている符号化データ(第1のメモリ204に転送したもの)は、第1のメモリ内の符号化データよりも1段階高い圧縮率の符号化データに変更するべく、再符号化部211にて量子化ステップQ3を用いて符号化されたデータが得られる様な再符号化処理(S313)を行ない、再符号化データを第2のメモリ207に格納し直す。
【0087】
なお、本第2の実施形態でも、第1の実施形態と同様、再符号化処理では、符号化データを一旦ハフマン復号した後の各量子化値に対して、これら値を2nで割った結果と同様の結果が出るビットシフト処理を施した後、再度ハフマン符号化を行なうことにより実現される。この方法は、ビットシフトのみで量子化ステップを変更する点と逆直交変換や再直交変換処理を行わない点で、高速な再符号化処理が可能である。
【0088】
なお、本第2の実施形態の様に符号化部が2つ有る場合には、図15に示したように、第2のメモリ207に符号化データと再符号化データを混在して格納する状況が発生する。従って、前述したように、符号化データをある単位で区切って、ファイル或いはパケットとして管理することが、第2のメモリ207に対しても必要になる。その為には、例えば第1の例における変形例と同様の構成を設ければ良いであろう。
【0089】
図12において、再符号化処理の終了をステップS315で検知したら、また符号化フェーズ(ステップS801、S303)に移行する。なお、符号化・再符号化フェーズ後の符号化フェーズでは、図16に示すように、2つのメモリ204,207が保持する符号化データは圧縮率が違うだけでなく、符号化データの混在の仕方(アドレス)もかなり違ってくる。従って、再度、第1のメモリ204のデータ量が設定値をオーバーした場合には、第2のメモリ207で保持されている符号化データ(▲6▼+▲8▼の横縞の領域の符号)が第1のメモリ204へ転送される必要が出てくる。これらを考慮すると、第2のメモリ207だけでなく、第1のメモリ204でも符号化データをファイル或いはパケットとして管理する必要がある。よって、第1のメモリ204にも前述の管理テーブルを用いた管理機構が必要となる。
【0090】
図16に示された符号化フェーズの状態は、量子化ステップと符号化データの混在の仕方が、再符号化処理の前後で異なっていること以外は、初期状態の符号化フェーズ(図13)と同じである。よって、符号化フェーズ、転送フェーズと符号化・再符号化フェーズを繰り返すことで、最終的に、1ページ分の画像データを設定した上限値以下に圧縮した符号化データを確実に第1のメモリ204に格納することが出来る。
【0091】
なお、第1の実施形態の説明とは、転送フェーズと符号化・再符号化フェーズの配置順が逆であることから、図8において転送処理後に行なっていた1ページ分の画像データの入力終了検知(ステップS805)は、符号化・再符号化フェーズで行なう1ページ分の画像データの入力終了検知(ステップS803)と、ほとんど同じタイミングになってしまう。また、2つの検知処理は、機能的にはステップS805と同じで、タイミング的にはステップS803と同じである、従って、これら2つのステップは、新たな1ページ分の画像データの入力終了を検知するステップとして統合し、ステップS1201と表記しておく。
【0092】
以上説明した第1、第2の実施形態では、第1のメモリと第2のメモリは物理的に別のメモリであるとして説明をしてきた。これは、2つのメモリに対するアクセスが独立したものとすることができるので有利なためであり、本発明の特徴となす。しかしながら、第1のメモリと第2のメモリを、物理的に別のメモリとしない場合も本発明の範疇に含まれる。物理的に1つのメモリ上に、前記第1のメモリと第2のメモリに相当する2つの領域を確保して、第1のメモリを第1のメモリ領域、第2のメモリを第2のメモリ領域と言い直して、これまでの説明を読み直せば、本発明は、1つのメモリでも実現できることが分かる。
【0093】
また、1つのメモリで上記各実施形態を実現する場合には、前記転送フェーズで説明したデータ転送処理のいくつかは不要となる。その詳細はその都度容易に想像できるので説明は省略するが、前記2つの領域を厳密に別けて使用する場合、物理的に2つのメモリを持つ時と同じようにデータ転送処理が必要であるが、2つの領域間で同じデータを共有することになれば、データ転送処理が不要になるだけでなく記憶容量の削減も図れる。
【0094】
例えば、第2のメモリ領域で保持していた符号化データを、第1のメモリ領域へ転送する際、該符号化データが格納されている先頭アドレスとデータサイズの2つの情報を第2のメモリ制御部から第1のメモリ制御部へ転送するだけで、前記符号化データを転送したのと同じ効果が得られる。
【0095】
前記符号化データを、ファイル形式やパケット形式で格納している場合は、メモリ制御部の間で転送する情報は少し増え、該符号化データに関連する管理テーブル情報を転送する必要がある。それでも、符号化データを転送するよりは、効率が良い。
【0096】
上述した画像処理装置によると、入力した画像データを符号化していく際に、目的とするサイズに越えるような場合であっても、その入力を継続しつつ目標とするサイズに収めるよう処理を継続することができるようになる。しかも、本第1、第2の実施形態では、量子化ステップに対して一律同じ量子化ステップにするのではなく、文字領域、中間調領域それぞれに適した量子化マトリクスが用いられて符号化されるので、高い圧縮率と、画質劣化を最低限にすることが可能になる。
【0097】
なお、第2の実施形態では、属性データを圧縮する際に、第1、第2のメモリそれぞれに格納するものとして説明したが、第1の実施形態と同様に別メモリに格納するようにしても構わない。
【0098】
また、上記の通り、本発明は、汎用装置上で動作するアプリケーションプログラムによって実現できるものであるので、本発明はコンピュータプログラムをも含むものである。また、コンピュータプログラムは、通常、フロッピーディスクやCDROM等の記憶媒体を装置にセットしてコピー或いはインストールことで行われるので、かかる記憶媒体も本発明の範疇に当然に含まれる。
【0099】
また、実施形態では、スキャナから画像データを入力するものとして説明したが、ホストコンピュータ上で動作するプリンタドライバに適用しても良い。プリンタドライバに適用する場合には、上位処理(アプリケーション等)から印刷対象のデータを受信したときに、その時点で、そのデータが中間調画像か、文字・線画かは勿論は判別できるので、像域情報生成処理にかかる構成を省くか、或いはより簡素なものとすることができる。
【0100】
また、本発明は、コンピュータプログラムと適当なハードウェア(符号化回路等)の組み合わせにも適用できる。
【0101】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、再画像入力を不要とし、効果的に設定したサイズに収まる符号化データを生成でき、且つ、画像の属性についても圧縮後の画像に合わせて効率良く圧縮することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における画像処理装置のブロック構成図である。
【図2】第2の実施形態における画像処理装置のブロック構成図である。
【図3】図1の構成における処理を簡略化して示したフローチャートである。
【図4】初期状態の符号化フェーズにおけるデータフローとメモリ内容を表わす図である。
【図5】符号化・再符号化フェーズにおけるデータフローとメモリ内容を表わす図である。
【図6】転送フェーズにおけるデータフローとメモリ内容を表わす図である。
【図7】転送フェーズ後の符号化フェーズにおけるデータフローとメモリ内容を表わす図である。
【図8】図1の構成における処理の詳細を示すフローチャートである。
【図9】図1の構成の変形例における符号化・再符号化フェーズにおけるデータフローとメモリ内容を表わす図である。
【図10】図9の変形例における転送フェーズにおけるデータフローとメモリ内容を表わす図である。
【図11】図9の変形例における転送フェーズ後の符号化フェーズにおけるデータフローとメモリ内容を表わす図である。
【図12】図2の構成における処理手順を示すフローチャートである。
【図13】図2の構成における、初期状態の符号化フェーズにおけるデータフローとメモリ内容を表わす図である。
【図14】図2に構成における、転送フェーズにおけるデータフローとメモリ内容を表わす図である。
【図15】図2の構成における、符号化・再符号化フェーズにおけるデータフローとメモリ内容を表わす図である。
【図16】図2の構成における、符号化・再符号化フェーズ後の符号化フェーズにおけるデータフローとメモリ内容を表わす図である。
【図17】実施形態が適用する属性データの符号化に係る処理部の構成を示す図である。

Claims (9)

  1. 画素データを圧縮符号化する画像処理装置であって、
    符号化データを記憶する記憶手段と、
    画像データを画素ブロック単位に直交変換、量子化、符号化すると共に、量子化処理における量子化ステップに関するパラメータを変更可能な第1の圧縮符号化手段と、
    該第1の圧縮符号化手段で圧縮する際の前記量子化後のデータに基づき、注目画素ブロックの属性を判定し、当該判定結果を圧縮符号化する第1の属性データ符号化手段と、
    量子化ステップに関するパラメータを変更可能で、前記第1の圧縮符号化手段で圧縮した符号データを復号し、再圧縮する第2の圧縮符号化手段と、
    該第2の圧縮符号化手段で再圧縮する際の量子化後のデータに基づき、注目画素ブロックの属性を判定し、当該判定結果を圧縮する第2の属性データ符号化手段と、
    前記第1の圧縮符号化手段によって生成される符号量を監視すると共に、当該符号データ量が所定量になったか否かを判断する符号量監視手段と、
    該符号量監視手段によって前記所定量に達したと判断した場合、前記第1、第2の圧縮符号化手段における、量子化ステップを大きくするようパラメータを設定する設定手段と、
    該パラメータ設定手段によりパラメータを変更した場合、前記第1の圧縮符号化手段で従前に生成された符号データを、前記第2の圧縮符号化手段によって再符号化させ、当該再符号化を済ませた符号データを、前記第1の圧縮符号化手段のパラメータ変更後の符号データとして前記記憶手段に記憶し、前記第1の属性データ符号化手段で符号化され属性データを、前記第2の属性データ符号化手段で符号化した属性データで更新すると共に、
    パラメータ変更後の前記第1の圧縮符号化手段で生成された符号化データを、後続符号データとして前記記憶手段に保存させる制御手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記属性は、無彩色/有彩色であることを特徴とする請求項第1項に記載の画像処理装置。
  3. 画素データを圧縮符号化する画像処理方法であって、
    画像データを画素ブロック単位に直交変換、量子化、符号化すると共に、量子化処理における量子化ステップに関するパラメータを変更可能な第1の圧縮符号化工程と、
    該第1の圧縮符号化工程で圧縮する際の前記量子化後のデータに基づき、注目画素ブロックの属性を判定し、当該判定結果を圧縮符号化する第1の属性データ符号化工程と、
    量子化ステップに関するパラメータを変更可能で、前記第1の圧縮符号化工程で圧縮した符号データを復号し、再圧縮する第2の圧縮符号化工程と、
    該第2の圧縮符号化工程で再圧縮する際の量子化後のデータに基づき、注目画素ブロックの属性を判定し、当該判定結果を圧縮する第2の属性データ符号化工程と、
    前記第1の圧縮符号化工程によって生成される符号量を監視すると共に、当該符号データ量が所定量になったか否かを判断する符号量監視工程と、
    該符号量監視工程によって前記所定量に達したと判断した場合、前記第1、第2の圧縮符号化工程における、量子化ステップを大きくするようパラメータを設定する設定工程と、
    該パラメータ設定工程によりパラメータを変更した場合、前記第1の圧縮符号化工程で従前に生成された符号データを、前記第2の圧縮符号化工程によって再符号化させ、当該再符号化を済ませた符号データを、前記第1の圧縮符号化工程のパラメータ変更後の符号データとして所定の記憶手段に記憶し、前記第1の属性データ符号化工程で符号化され属性データを、前記第2の属性データ符号化工程で符号化した属性データで更新すると共に、
    パラメータ変更後の前記第1の圧縮符号化工程で生成された符号化データを、後続符号データとして前記記憶手段に保存させる制御工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  4. コンピュータが読み込み実行することで、画素データを圧縮符号化する画像処理装置として機能するコンピュータプログラムであって、
    画像データを画素ブロック単位に直交変換、量子化、符号化すると共に、量子化処理における量子化ステップに関するパラメータを変更可能な第1の圧縮符号化手段と、
    該第1の圧縮符号化手段で圧縮する際の前記量子化後のデータに基づき、注目画素ブロックの属性を判定し、当該判定結果を圧縮符号化する第1の属性データ符号化手段と、
    量子化ステップに関するパラメータを変更可能で、前記第1の圧縮符号化手段で圧縮した符号データを復号し、再圧縮する第2の圧縮符号化手段と、
    該第2の圧縮符号化手段で再圧縮する際の量子化後のデータに基づき、注目画素ブロックの属性を判定し、当該判定結果を圧縮する第2の属性データ符号化手段と、
    前記第1の圧縮符号化手段によって生成される符号量を監視すると共に、当該符号データ量が所定量になったか否かを判断する符号量監視手段と、
    該符号量監視手段によって前記所定量に達したと判断した場合、前記第1、第2の圧縮符号化手段における、量子化ステップを大きくするようパラメータを設定する設定手段と、
    該パラメータ設定手段によりパラメータを変更した場合、前記第1の圧縮符号化手段で従前に生成された符号データを、前記第2の圧縮符号化手段によって再符号化させ、当該再符号化を済ませた符号データを、前記第1の圧縮符号化手段のパラメータ変更後の符号データとして所定の記憶手段に記憶し、前記第1の属性データ符号化手段で符号化され属性データを、前記第2の属性データ符号化手段で符号化した属性データで更新すると共に、
    パラメータ変更後の前記第1の圧縮符号化手段で生成された符号化データを、後続符号データとして前記記憶手段に保存させる制御手段と
    して機能することを特徴とするコンピュータプログラム。
  5. 請求項第4項に記載のコンピュータプログラムを格納することを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
  6. 画像データを圧縮符号化する画像処理装置であって、
    圧縮符号化データを記憶する記憶手段と、
    画像データを画素ブロック単位に直交変換、量子化、符号化すると共に、量子化処理における量子化ステップに関するパラメータを変更可能な第1の圧縮符号化手段と、
    該第1の圧縮符号化手段で圧縮する際の前記量子化後のデータに基づき、注目画素ブロックの属性を判定し、当該判定結果を圧縮符号化する第1の属性データ符号化手段と、
    量子化ステップに関するパラメータが変更可能で、前記第1の圧縮符号化手段と並行して動作し、前記第1の圧縮符号化手段による圧縮率よりも高い圧縮率で圧縮する第2の圧縮符号化手段と、
    該第2の圧縮符号化手段で圧縮する際の前記量子化後のデータに基づき、注目画素ブロックの属性を判定し、当該判定結果を圧縮符号化する第2の属性データ符号化手段と、
    前記第1の圧縮符号化手段によって生成される符号量を監視すると共に、当該符号データ量が所定量になったか否かを判断する符号量監視手段と、
    該符号量監視手段によって前記所定量に達したと判断した場合、前記第2の圧縮符号化手段の従前のパラメータで前記第1の圧縮符号化手段を設定し、前記第2の圧縮符号化手段に新たたパラメータを設定するパラメータ設定手段と、
    該パラメータ設定手段によりパラメータを変更した場合、前記第1の圧縮符号化手段で従前に生成された符号データに代わって前記第2の圧縮符号化手段で済ませた符号データを、前記第1の圧縮符号化手段のパラメータ変更後の符号データとして前記記憶手段に記憶し、前記第2の属性データ符号化手段で得られた属性データの圧縮データを前記第1の属性データ符号化手段で得られた属性データの圧縮データとして記憶すると共に、
    パラメータ変更後の前記第1の圧縮符号化手段で生成された符号化データを、後続符号データとして前記記憶手段に保存させる制御手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  7. 画像データを圧縮符号化する画像処理方法であって、
    画像データを画素ブロック単位に直交変換、量子化、符号化すると共に、量子化処理における量子化ステップに関するパラメータを変更可能な第1の圧縮符号化工程と、
    該第1の圧縮符号化工程で圧縮する際の前記量子化後のデータに基づき、注目画素ブロックの属性を判定し、当該判定結果を圧縮符号化する第1の属性データ符号化工程と、
    量子化ステップに関するパラメータが変更可能で、前記第1の圧縮符号化工程と並行して動作し、前記第1の圧縮符号化工程による圧縮率よりも高い圧縮率で圧縮する第2の圧縮符号化工程と、
    該第2の圧縮符号化工程で圧縮する際の前記量子化後のデータに基づき、注目画素ブロックの属性を判定し、当該判定結果を圧縮符号化する第2の属性データ符号化工程と、
    前記第1の圧縮符号化工程によって生成される符号量を監視すると共に、当該符号データ量が所定量になったか否かを判断する符号量監視工程と、
    該符号量監視工程によって前記所定量に達したと判断した場合、前記第2の圧縮符号化工程の従前のパラメータで前記第1の圧縮符号化工程を設定し、前記第2の圧縮符号化工程に新たたパラメータを設定するパラメータ設定工程と、
    該パラメータ設定工程によりパラメータを変更した場合、前記第1の圧縮符号化工程で従前に生成された符号データに代わって前記第2の圧縮符号化工程で済ませた符号データを、前記第1の圧縮符号化工程のパラメータ変更後の符号データとして所定の記憶手段に記憶し、前記第2の属性データ符号化工程で得られた属性データの圧縮データを前記第1の属性データ符号化工程で得られた属性データの圧縮データとして記憶すると共に、
    パラメータ変更後の前記第1の圧縮符号化工程で生成された符号化データを、後続符号データとして前記記憶手段に保存させる制御工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  8. コンピュータが読み込み実行することで、画像データを圧縮符号化する画像処理装置として機能するコンピュータプログラムであって、
    画像データを画素ブロック単位に直交変換、量子化、符号化すると共に、量子化処理における量子化ステップに関するパラメータを変更可能な第1の圧縮符号化手段と、
    該第1の圧縮符号化手段で圧縮する際の前記量子化後のデータに基づき、注目画素ブロックの属性を判定し、当該判定結果を圧縮符号化する第1の属性データ符号化手段と、
    量子化ステップに関するパラメータが変更可能で、前記第1の圧縮符号化手段と並行して動作し、前記第1の圧縮符号化手段による圧縮率よりも高い圧縮率で圧縮する第2の圧縮符号化手段と、
    該第2の圧縮符号化手段で圧縮する際の前記量子化後のデータに基づき、注目画素ブロックの属性を判定し、当該判定結果を圧縮符号化する第2の属性データ符号化手段と、
    前記第1の圧縮符号化手段によって生成される符号量を監視すると共に、当該符号データ量が所定量になったか否かを判断する符号量監視手段と、
    該符号量監視手段によって前記所定量に達したと判断した場合、前記第2の圧縮符号化手段の従前のパラメータで前記第1の圧縮符号化手段を設定し、前記第2の圧縮符号化手段に新たたパラメータを設定するパラメータ設定手段と、
    該パラメータ設定手段によりパラメータを変更した場合、前記第1の圧縮符号化手段で従前に生成された符号データに代わって前記第2の圧縮符号化手段で済ませた符号データを、前記第1の圧縮符号化手段のパラメータ変更後の符号データとして所定の記憶手段に記憶し、前記第2の属性データ符号化手段で得られた属性データの圧縮データを前記第1の属性データ符号化手段で得られた属性データの圧縮データとして記憶すると共に、
    パラメータ変更後の前記第1の圧縮符号化手段で生成された符号化データを、後続符号データとして前記記憶手段に保存させる制御手段と
    して機能することを特徴とするコンピュータプログラム。
  9. 請求項8に記載のコンピュータプログラムを格納することを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
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