JP3902597B2 - ルータ及びスタティックドメインネームルーティング - Google Patents

ルータ及びスタティックドメインネームルーティング Download PDF

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Description

本発明は、ルータ及びスタティックドメインネームルーティングに関し、特に、ドメイン名を用いてルーティングするときに利用されるルータ及びスタティックドメインネームルーティングに関する。
端末から出力されたIPパケットを送信先のコンピュータにインターネットを介して伝送するときに、そのIPパケットがより効率よく伝送することができる経路を見つけるルーティングが実施されている。このルーティングは、インターネットを構成するルータにより実行されている。すなわち、そのルータは、そのIPパケットからIPアドレスを抽出し、自装置内に保持するルーティングテーブルからそのIPアドレスに対応する経路(ゲートウェイ)を検索し、そのIPパケットを検索されたゲートウェイに送出する。
さらに、アクセスする相手先のドメイン名を用いて経路を決定するドメインネームルーティングが知られている。そのドメインネームルーティングを実行するルータは、経路(ゲートウェイ)をドメイン名に対応付けてスタティックに記録している。そのルータは、さらに、端末から送信されるドメイン名に関する問い合わせに対して、DNSサーバを代理して問い合わせ/応答し、または、その端末とDNSサーバとを中継するプロキシDNSサーバ機能を備えている。
ドメインネームルーティングでは、端末は、ドメイン名を指定して他のコンピュータにアクセスしたいときに、そのドメイン名を示す問い合わせパケットを作成し、ルータを介してその問い合わせパケットをDNSサーバに送信する。DNSサーバは、その問い合わせパケットを受信すると、そのルータを介してそのドメイン名に対応するIPアドレスを示す応答パケットを端末に返信する。このとき、ルータは、その問い合わせパケットが示すドメイン名にその応答パケットが示すIPアドレスを対応付けて一時記録(キャッシュ)する。
端末は、その応答パケットを受信すると、その応答パケットが示すIPアドレスをそのドメイン名に対応付けて一時記録する。端末4は、そのドメイン名が示すコンピュータに情報を送信するときに、一時記録したIPアドレスを用いてIPパケットを作成してルータ1に送信する。端末は、一時記録されたドメイン名とIPアドレスとの対が消失するまで、DNSサーバにそのドメイン名に対するIPアドレスの問い合わせを実行しない。
そのため、ルータは、一旦電源を落とすこと等によりキャッシュされているルーティンテーブルが消失したときに、IPパケットが経路指定されているドメイン名に対するアクセスのものだと認識できないで、そのIPパケットをデフォルトルートに送出する。このように、ルータは、端末がドメイン名に対するIPアドレスを一時記憶している場合で、ルーティンテーブルが消失したときに、適切なルーティングが行えなくなる可能性がある。
ルータは、ルーティングテーブルを不揮発性メモリに保存して、電源オフ/オン後のルーティングを正常に動作させることもできる。しかしながら、不揮発性メモリは、一般に、高価で動作が低速であるため、ルーティングテーブルを記録することに適していない。ルーティングテーブルは、揮発性メモリに記録されることが望まれ、揮発性メモリに格納するルーティングテーブルを用いてより適切なルーティングをすることが望まれている。
特開2002−217950号公報には、ノードの移動をサポートすることができる情報処理方法が開示されている。その情報処理方法では、ルータは、同一ドメイン内に位置するノードから送信されてくるデータパケットを受信し、そのデータパケットのヘッダの終点アドレスフィールドに記述されているIPv6アドレスの下位64ビットを抽出する。次いで、ルータは、ルーティングテーブルを参照し、抽出した下位64ビットに記述されているインターフェースIDに関するホストエントリがあるか否かをチェックする。次いで、ホストエントリがあると判定された場合、ホストエントリに従って、データパケットを送信する。
特開平11−284667号公報には、音声通信を行う場合にも違和感なく発呼を行えるようにするマルチメディア通信ネットワークシステムが開示されている。そのマルチメディア通信ネットワークシステムでは、各事業所の端末装置にそれぞれIPアドレスを割り当てるとともに、最下層にユーザ名ではなく端末装置の電話番号を挿入したマルチメディア・ドメインネームを付与する。また、各構内ネットワークシステムごとに、そのルータ装置にDNSサーバ機能に加えてマルチメディア通信制御機能とそのマルチメディア・データベースを設け、このマルチメディアデータベースに上記各端末装置のマルチメディア・ドメインネームとIPアドレスとの対応を記憶しておく。そして、端末装置からマルチメディア・ドメインネームを含む信号が到来した場合に、上記マルチメディア・データベースを基に対応するIPアドレスを有する端末装置へその信号を転送するようにしたものである。
特開平11−340984号公報には、DNSサーバが存在するセグメントのトラフィックを低減し、DNS応答をより早く確実にクライアントに回答するIPアドレス検索システムが開示されている。そのIPアドレス検索システムでは、ルータは、クライアントからのDNS要求に対して、部門DNSサーバを介して、上位DNSサーバからのホスト名とIPアドレスとを更新処理部によりHTTPテーブルに保存し、クライアントに転送する。クライアントは、回答されたIPアドレスをもって、proxy.comとの通信を開始する。次回、クライアントがHTTPサーバと接続するために、DNS要求を部門DNSサーバに対して送信すると、ルータは、HOSTSテーブルを検索し、ホスト名に対応したIPアドレスが存在するので、DNS要求を部門DNSサーバに転送せず、直接、クライアントに回答する。
特表2002−524979号公報には、DNSトラフィックをトランスペアレントに処理するための装置であり、DNS応答での待ち時間を削減し、ネットワークトラフィックを削減する装置が開示されている。その装置は、情報がDNSトラフィックからなり、情報を構文解析し、アドレス情報(あれば)をキャッシュし、その後所望の情報をネーム・サービスのクライアントに再転送したことを認識する、更新済みのルータを備える。したがって、同じアドレス情報に関する別の要求がルータに転送されると、ルータは、その要求を遠方のネーム・サーバに転送するのではなく、応答を要求側に提供することができる。この方法では、ルータはDNSトラフィックを中断してDNS情報をキャッシュするので、異なるネーム・サーバを利用するクライアントが、キャッシュ済みの情報から恩恵を受けることができる。
特表2002−525944号公報には、記憶ルータの完全に認定されたドメイン名を使用して、記憶ルータの仲裁ループの物理アドレスを決定するために、ファイバチャネルネットワーク内の記憶ルータ取り付けられる記憶デバイスの位置を発見する方法およびシステムが掲示されている。その方法およびシステムでは、ドメイン名の問い合わせは、ネットワークを介してホストコンピュータからドメイン名サーバに送信される。ドメイン名サーバは、記憶ルータのIPアドレスを用いて応答する。ホストコンピュータは次に、ネットワークを介して、IPアドレスを含むアドレス解決プロトコルリクエストを送信する。記憶ルータはそのノード名を用いて応答する。ホストコンピュータは次に、ネットワークを介して、記憶ルータのノード名を含んだFCPリクエストを送信する。記憶ルータはそのAL_PAを用いて応答する。このとき、ホストコンピュータは、種々の標準の問い合わせを使用し得る。
特開2002−217950号公報 特開平11−284667号公報 特開平11−340984号公報 特表2002−524979号公報 特表2002−525944号公報
本発明の課題は、揮発性メモリに格納するルーティングテーブルを用いてより適切なルーティングをするルータ及びスタティックドメインネームルーティングを提供することにある。
本発明の他の課題は、揮発性メモリに格納するルーティングテーブルを用いてより適切なルーティングをし、かつ、ルータとDNSサーバとの間のトラフィックを低減するルータ及びスタティックドメインネームルーティングを提供することにある。
以下に、[発明の実施の形態]で使用される番号・符号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載との対応を明らかにするために付加されたものであり、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明によるルータ(1)は、収集アドレスを有するデータパケットを端末(4)から収集するパケット収集部(24)と、複数アドレスを複数ゲートウェイに対応付けるルーティングテーブル(15)を参照して複数ゲートウェイのうちの収集アドレスに対応する対応ゲートウェイにデータパケットを転送するパケット転送部(30)と、ルーティングテーブル(15)から対応ゲートウェイが検索されないときに、DNSサーバ(5)から収集アドレスに対応する回答ドメイン名を収集する逆引き問い合わせ部(26)と、複数ドメイン名を複数ゲートウェイに対応付けるドメインネームルーティングテーブル(17)を参照して、複数ゲートウェイのうちから回答ドメイン名に対応する回答ゲートウェイを検索するゲートウェイ検索部(28)と、ルーティングテーブル(15)に、収集アドレスを回答ゲートウェイに対応付けて記録するルーティングテーブル更新部(29)とを備えている。
すなわち、データパケットは、ルーティングテーブル(15)から対応ゲートウェイが検索されないときに、回答ゲートウェイに転送される。ルータ(1)は、ルーティングテーブル(15)から対応ゲートウェイが検索されない場合でも、データパケットをより適切なゲートウェイに転送することができる。この結果、ルータ(1)は、ルーティングテーブル(15)を揮発性メモリに格納した場合で、再起動によりルーティングテーブル(15)が消失したときにも、データパケットをより適切なゲートウェイに転送することができる。
本発明によるルータ(1)は、さらに、複数アドレスと複数ドメイン名とを対応付けるDNSテーブル(16)に収集アドレスと回答ドメイン名とを対応付けて記録するDNSテーブル更新部(27)と、DNSテーブル(16)を参照して、複数ドメイン名のうちから収集アドレスに対応する検索ドメイン名を検索するドメイン名検索部(25)とを備えている。ゲートウェイ検索部(28)は、DNSテーブル(16)から検索ドメイン名が検索されたときに、ドメインネームルーティングテーブル(17)を参照して複数ゲートウェイのうちから検索ドメイン名に対応する検索ゲートウェイを検索する。ルーティングテーブル更新部(29)は、ルーティングテーブル(15)に収集アドレスを検索ゲートウェイに対応付けて記録する。
すなわち、データパケットは、DNSテーブル(16)から検索ドメイン名が検索されたときに、検索ゲートウェイに転送される。ルータ(1)は、DNSテーブル(16)から検索ドメイン名が検索されたときに、DNSサーバ(5)と通信する必要がない。このため、ルータ(1)は、DNSサーバ(5)との間のトラフィックを低減することができる。
本発明によるルータ(1)は、さらに、端末(4)から収集ドメイン名を収集するドメイン名収集部(20)と、DNSサーバ(5)から収集ドメイン名に対応する回答アドレスを収集する問い合わせ部(22)と、回答アドレスを端末(4)に返信するアドレス返信部(23)とを備えている。ゲートウェイ検索部(28)は、ドメインネームルーティングテーブル(17)を参照して複数ゲートウェイのうちから収集ドメイン名に対応する収集ゲートウェイを検索する。このとき、ルーティングテーブル更新部(29)は、ルーティングテーブル(15)に回答アドレスを収集ゲートウェイに対応付けて記録することが好ましい。
本発明によるルータ(1)は、さらに、DNSテーブル(16)を参照して、複数アドレスのうちから収集ドメイン名に対応する検索アドレスを検索するアドレス検索部(21)を備えている。DNSテーブル更新部(27)は、DNSテーブル(16)から検索アドレスが検索されないときに、回答アドレスと収集ドメイン名とを対応付けてDNSテーブル(16)に記録する。ルーティングテーブル更新部(29)は、DNSテーブル(16)から検索アドレスが検索されたときに、ルーティングテーブル(15)に検索アドレスを収集ゲートウェイに対応付けて記録する。このとき、ルータ(1)は、DNSテーブル(16)から検索ドメイン名が検索されたときに、DNSサーバ(5)と通信する必要がない。このため、ルータ(1)は、DNSサーバ(5)との間のトラフィックを低減することができる。
本発明によるスタティックドメインネームルーティングは、ルータ(1)により実行され、収集アドレスを有するデータパケットを端末(4)から収集するステップ(S11)と、複数アドレスを複数ゲートウェイに対応付けるルーティングテーブル(15)を参照して、複数ゲートウェイのうちの収集アドレスに対応する対応ゲートウェイにデータパケットを転送するステップ(S20)と、ルーティングテーブル(15)から対応ゲートウェイが検索されないときに、DNSサーバ(5)から収集アドレスに対応する回答ドメイン名を収集するステップ(S14、S15)と、複数ドメイン名を複数ゲートウェイに対応付けるドメインネームルーティングテーブル(17)を参照して、複数ゲートウェイのうちから回答ドメイン名に対応する回答ゲートウェイを検索するステップ(S17)と、ルーティングテーブル(15)に、収集アドレスを回答ゲートウェイに対応付けて記録するルーティングステップ(S18)とを備えている。
すなわち、データパケットは、ルーティングテーブル(15)から対応ゲートウェイが検索されないときに、回答ゲートウェイに転送される。ルータ(1)は、ルーティングテーブル(15)から対応ゲートウェイが検索されない場合でも、データパケットをより適切なゲートウェイに転送することができる。この結果、ルータ(1)は、ルーティングテーブル(15)を揮発性メモリに格納した場合で、再起動によりルーティングテーブル(15)が消失したときにも、データパケットをより適切なゲートウェイに転送することができる。
本発明によるスタティックドメインネームルーティングは、さらに、複数アドレスと複数ドメイン名とを対応付けるDNSテーブル(16)を参照して、複数ドメイン名のうちから収集アドレスに対応する検索ドメイン名を検索するステップ(S13)と、DNSテーブル(16)から検索ドメイン名が検索されたときに、ドメインネームルーティングテーブル(17)を参照して、複数ゲートウェイのうちから検索ドメイン名に対応する検索ゲートウェイを検索ステップ(S17)と、ルーティングテーブル(15)に収集アドレスを検索ゲートウェイに対応付けて記録するステップ(S18)と、DNSテーブル(16)から検索ドメイン名が検索されないときに、DNSテーブル(16)に収集アドレスと回答ドメイン名とを対応付けて記録するステップ(S16)とを備えている。
すなわち、データパケットは、DNSテーブル(16)から検索ドメイン名が検索されたときに、検索ゲートウェイに転送される。ルータ(1)は、DNSテーブル(16)から検索ドメイン名が検索されたときに、DNSサーバ(5)と通信する必要がない。このため、ルータ(1)は、DNSサーバ(5)との間のトラフィックを低減することができる。
本発明によるスタティックドメインネームルーティングは、さらに、端末(4)から収集ドメイン名を収集するステップ(S1)と、DNSサーバ(5)から収集ドメイン名に対応する回答アドレスを収集するステップ(S3、S4)と、回答アドレスを端末(4)に返信するステップ(S9)と、ドメインネームルーティングテーブル(17)を参照して、複数ゲートウェイのうちから収集ドメイン名に対応する収集ゲートウェイを検索するステップ(S6)と、ルーティングテーブル(15)に回答アドレスを収集ゲートウェイに対応付けて記録するステップ(S7)とを備えていることが好ましい。
本発明によるスタティックドメインネームルーティングは、さらに、DNSテーブル(16)を参照して、複数アドレスのうちから収集ドメイン名に対応する検索アドレスを検索するステップ(S2)と、DNSテーブル(16)から検索アドレスが検索されたときに、ルーティングテーブル(15)に検索アドレスを収集ゲートウェイに対応付けて記録するステップ(S7)と、DNSテーブル(16)から検索アドレスが検索されないときに、回答アドレスと収集ドメイン名とを対応付けてDNSテーブル(16)に記録するステップ(S5)とを備えている。このとき、ルータ(1)は、DNSテーブル(16)から検索ドメイン名が検索されたときに、DNSサーバ(5)と通信する必要がない。このため、ルータ(1)は、DNSサーバ(5)との間のトラフィックを低減することができる。
本発明によるルータ及びスタティックドメインネームルーティングは、揮発性メモリに格納するルーティングテーブルを用いて、より適切なルーティングをすることができる。
図面を参照して、本発明によるルータの実施の形態を説明する。そのルータ1は、図1に示されているように、互いに双方向に情報を伝送することができるように複数の情報処理装置(コンピュータ)を接続するインターネット2に適用されている。インターネット2は、互いに接続されている複数のネットワークから形成され、ルータ1とDNSサーバ5とを備えている。ルータ1は、コンピュータである端末4にネットワーク3を介して接続されている。ルータ1は、さらに、複数のゲートウェイ6−1〜6−n(n=2,3,4,…)を介してネットワーク3と異なる複数のネットワークに接続されている。
DNSサーバ5は、インターネット2に接続されているコンピュータのIPアドレスとドメイン名とを対応付けているデータベースを備えている。DNSサーバ5は、情報処理装置またはルータから送信される問い合わせパケットに応答して、応答パケットを作成してその情報処理装置またはルータに返信する。その応答パケットは、その問い合わせパケットがドメイン名を示しているときに、そのドメイン名に対応するIPアドレスを示し、その問い合わせパケットがIPアドレスを示しているときに、そのIPアドレスに対応するドメイン名を示している。
端末4は、他のコンピュータに伝送したい情報があるときに、IPパケットを作成してルータ1に送信する。そのIPパケットは、ヘッダと情報フィールドとから形成され、そのヘッダは、その相手先のコンピュータのあて先を示すIPアドレスを示し、その情報フィールドは、その伝送したい情報を示している。端末4は、さらに、その相手先のコンピュータのドメイン名からIPアドレスを取得したいときに、そのドメイン名を示す問い合わせパケットを作成してルータ1に送信してそのIPアドレスを問い合わせる。端末4は、さらに、ルータ1から応答パケットを受信して、その応答パケットが示すIPアドレスをそのドメイン名に対応付けて一時記録する。端末4は、そのドメイン名が示すコンピュータに情報を送信するときに、一時記録したIPアドレスを用いてIPパケットを作成してルータ1に送信する。
図2は、ルータ1を詳細に示している。ルータ1は、ルータ本体11と揮発性メモリ12と不揮発性メモリ13と複数のインターフェース14−1〜14−nとを備えている。揮発性メモリ12は、電源から電力の供給が停止すると記憶内容が消失するメモリである。揮発性メモリ12は、ルーティングキャッシュテーブル15とDNSキャッシュテーブル16とを記録している。不揮発性メモリ13は、電源から電力の供給が停止しても記憶内容が消失しないメモリである。不揮発性メモリ13としては、FLASHメモリ、磁気ディスクが例示される。不揮発性メモリ13は、ドメインネームルーティングテーブル17を記録している。インターフェース14−i(i=1,2,3,…,n)は、ルータ本体11をゲートウェイ6−iに接続している。
ルータ本体11は、コンピュータであり、インストールされているコンピュータプログラムを実行する。ルータ本体11は、コンピュータプログラムであるドメイン名収集部20とIPアドレス検索部21と問い合わせ部22とIPアドレス返信部23とIPパケット収集部24とドメイン名検索部25と逆引き問い合わせ部26とDNSテーブル更新部27とゲートウェイ検索部28とルーティングテーブル更新部29とIPパケット転送部30とがインストールされている。
ドメイン名収集部20は、ネットワーク3を介して端末4から問い合わせパケットを収集する。その問い合わせパケットは、情報の伝送先であるコンピュータのあて先を示すドメイン名を示している。IPアドレス検索部21は、DNSキャッシュテーブル16を参照して、ドメイン名収集部20により収集された問い合わせパケットが示すドメイン名に対応するIPアドレスを検索する。
問い合わせ部22は、IPアドレス検索部21によりIPアドレスが検索されなかったときに、ドメイン名収集部20により収集された問い合わせパケットをDNSサーバ5に転送する。問い合わせ部22は、さらに、DNSサーバ5から返信される応答パケットを受信して、ドメイン名収集部20により収集された問い合わせパケットが示すドメイン名に対応するIPアドレスをその応答パケットから取得する。
IPアドレス返信部23は、IPアドレス検索部21により検索されたIPアドレスを示す応答パケットを作成して、その応答パケットを端末4にネットワーク3を介して返信する。IPアドレス返信部23は、または、問い合わせ部22により受信された応答パケットを端末4にネットワーク3を介して転送する。
IPパケット収集部24は、ネットワーク3を介して端末4からIPパケットを収集する。そのIPパケットは、情報の伝送先であるコンピュータのあて先を示すIPアドレスを示している。
ドメイン名検索部25は、DNSキャッシュテーブル16を参照して、IPパケット収集部24により収集されたIPパケットが示すIPアドレスに対応するドメイン名を検索する。逆引き問い合わせ部26は、ドメイン名検索部25によりドメイン名が検索されなかったときに、IPパケット収集部24により収集されたIPパケットが示すIPアドレスを示す問い合わせパケットを作成して、その問い合わせパケットをDNSサーバ5に送信する。逆引き問い合わせ部26は、さらに、DNSサーバ5から返信される応答パケットを受信して、IPパケット収集部24により収集されたIPパケットが示すIPアドレスに対応するドメイン名をその応答パケットから取得する。
DNSテーブル更新部27は、問い合わせ部22によりDNSサーバ5から取得されたドメイン名とIPアドレスとの対をDNSキャッシュテーブル17に記録する。DNSテーブル更新部27は、さらに、逆問い合わせ部26によりDNSサーバ5から取得されたドメイン名とIPアドレスとの対をDNSキャッシュテーブル17に記録する。
ゲートウェイ検索部28は、ドメインネームルーティングテーブル16を参照して、ドメイン名収集部20により収集されたドメイン名に対応するゲートウェイを検索する。ゲートウェイ検索部28は、さらに、ドメインネームルーティングテーブル16を参照して、ドメイン名検索部25により収集されたドメイン名に対応するゲートウェイを検索する。ゲートウェイ検索部28は、さらに、ドメインネームルーティングテーブル16を参照して、逆引き問い合わせ部26によりDNSサーバ5から収集されたドメイン名に対応するゲートウェイを検索する。
ルーティングテーブル更新部29は、ゲートウェイ検索部28により検索されたIPアドレスとゲートウェイとの対をルーティングキャッシュテーブル15に記録する。IPパケット転送部30は、ルーティングキャッシュテーブル15を参照して、IPパケット収集部20により収集されたIPパケットが示すIPアドレスに対応するゲートウェイに、そのIPパケットを送出する。
図3は、ルーティングキャッシュテーブル15を詳細に示している。ルーティングキャッシュテーブル15は、IPアドレス31にゲートウェイ32を対応付けている。IPアドレス31は、インターネット2に接続されているコンピュータのIPアドレスを示している。ゲートウェイ32は、ゲートウェイ6−1〜6−nのうちIPアドレス31が示すコンピュータに伝送するIPパケットを送出するゲートウェイを示している。ルーティングキャッシュテーブル15は、電源から電力の供給が停止したときに、記憶内容が消失する。ルーティングキャッシュテーブル15は、さらに、デフォルトのゲートウェイを記録している。そのデフォルトのゲートウェイは、電源から電力の供給が停止しても記憶内容がルーティングキャッシュテーブル15から消失しない。
図4は、ドメインネームルーティングテーブル17を示している。ドメインネームルーティングテーブル17は、ドメイン名41にゲートウェイ42を対応付けている。ドメイン名41は、インターネット2に接続されているコンピュータのドメイン名を示している。ゲートウェイ42は、ゲートウェイ6−1〜6−nのうちドメイン名41が示すコンピュータに伝送するIPパケットを送出するゲートウェイを示している。ドメインネームルーティングテーブル17は、電源から電力の供給が停止したときに、記憶内容が消失しない。
図5は、DNSキャッシュテーブル16を示している。DNSキャッシュテーブル16は、ドメイン名51とIPアドレス52とを互いに対応付けている。ドメイン名51は、インターネット2に接続されているコンピュータのドメイン名を示している。IPアドレス52は、ドメイン名51が示すコンピュータのIPアドレスを示している。DNSキャッシュテーブル16は、電源から電力の供給が停止したときに、記憶内容が消失する。
本発明によるスタティックドメインネームルーティングは、ルータ1により実行され、端末4の問い合わせに応答してドメイン名に対応するIPアドレスを端末4に返信する動作と、IPパケットをルーティングする動作とを備えている。
図6は、端末4の問い合わせに応答してドメイン名に対応するIPアドレスを端末4に返信する動作を示している。端末4は、ドメイン名が分かり、IPアドレスがわからない相手先にアクセスしたいときに、そのドメイン名を示す問い合わせパケットを作成し、その問い合わせパケットをルータ1に送信する(ステップS1)。ルータ1は、問い合わせパケットを受信すると、DNSキャッシュテーブル16を参照して、その問い合わせパケットが示すドメイン名に対応するIPアドレスを検索する(ステップS2)。
ルータ1は、DNSキャッシュテーブル16にそのドメイン名が記録されていないときに(ステップS2;ドメイン名無)、その問い合わせパケットをDNSサーバ5に転送する(ステップS3)。DNSサーバ5は、その問い合わせパケットを受信すると、端末4の問い合わせに応答してドメイン名に対応するIPアドレスを示す応答パケットをルータ1に返信する(ステップS4)。ルータ1は、その問い合わせパケットが示すドメイン名にその応答パケットが示すIPアドレスを対応付けてDNSキャッシュテーブル17に記録する(ステップS5)。
ルータ1は、ドメインネームルーティングテーブル16を参照して、DNSキャッシュテーブル17から検索されたドメイン名に対応するゲートウェイを検索し、または、問い合わせパケットが示すドメイン名に対応するゲートウェイを検索する(ステップS6)。ルータ1は、検索されたゲートウェイをDNSキャッシュテーブル17から検索されたIPアドレスに対応付けてルーティングキャッシュテーブル15に記録し、または、検索されたゲートウェイを応答パケットが示すIPアドレスに対応付けてルーティングキャッシュテーブル15に記録する(ステップS7)。
ルータ1は、ドメインネームルーティングテーブル16からそのゲートウェイが検索されないときに(ステップS6;ドメイン名無)、デフォルトのゲートウェイをDNSキャッシュテーブル17から検索されたIPアドレスに対応付けてルーティングキャッシュテーブル15に記録し、または、デフォルトのゲートウェイを応答パケットが示すIPアドレスに対応付けてルーティングキャッシュテーブル15に記録する(ステップS8)。
ルータ1は、さらに、その応答パケットを端末4に転送する(ステップS9)。端末4は、その応答パケットを受信すると、その応答パケットが示すIPアドレスをそのドメイン名に対応付けて一時記録する。端末4は、そのドメイン名が示すコンピュータに情報を送信するときに、一時記録したIPアドレスを用いてIPパケットを作成してルータ1に送信する。
このような動作によれば、ルータ1は、DNSキャッシュテーブル16が問い合わせパケットが示すドメイン名に対応するIPアドレスを記録しているときに、DNSサーバ5に問い合わせする必要がない。このため、ルータ1とDNSサーバ5との間のトラフィックを低減することができる。
図7は、IPパケットをルーティングする動作を示している。端末4は、他のコンピュータに伝送したい情報があるときに、IPパケットを作成してルータ1に送信する(ステップS11)。そのIPパケットは、その相手先のコンピュータのあて先を示すIPアドレスとその伝送したい情報とを示している。ルータ1は、IPパケットを受信すると、ルーティングキャッシュテーブル15からそのIPパケットのあて先のIPアドレスに対応するゲートウェイを検索する(ステップS12)。ルータ1は、ルーティングキャッシュテーブル15からそのゲートウェイが検索されないときに(ステップS12;IPアドレス無)、DNSキャッシュテーブル16からそのIPパケットが示すIPアドレスに対応するドメイン名を検索する(ステップS13)。
ルータ1は、DNSキャッシュテーブル16にそのドメイン名が記録されていないときに(ステップS13;ドメイン名無)、そのIPアドレスを示す問い合わせパケットを作成し、その問い合わせパケットをDNSサーバ5に送信してIPアドレスに対応するドメイン名を問い合わせる(ステップS14)。DNSサーバ5は、その問い合わせパケットを受信すると、そのIPアドレスに対応するドメイン名を示す応答パケットをルータ1に返信する(ステップS15)。ルータ1は、そのIPパケットが示すIPアドレスにその応答パケットが示すドメイン名を対応付けてDNSキャッシュテーブル17に記録する(ステップS16)。
ルータ1は、ドメインネームルーティングテーブル16を参照して、DNSキャッシュテーブル17から検索されたドメイン名に対応するゲートウェイを検索し、または、応答パケットが示すドメイン名に対応するゲートウェイを検索する(ステップS17)。ルータ1は、ドメインネームルーティングテーブル16からそのゲートウェイが検索されたときに(ステップS17;ドメイン名有)、検索されたゲートウェイをIPパケットが示すIPアドレスに対応付けてルーティングキャッシュテーブル15に記録する(ステップS18)。ルータ1は、ドメインネームルーティングテーブル16からそのゲートウェイが検索されないときに(ステップS17;ドメイン名無)、デフォルトのゲートウェイをIPパケットが示すIPアドレスに対応付けてルーティングキャッシュテーブル15に記録する(ステップS19)。
ルータ1は、ルーティングキャッシュテーブル15からそのゲートウェイが検索されたときに(ステップS12;IPアドレス無)、または、ステップS18、S19のルーティングキャッシュテーブル15が更新された後に、ルーティングキャッシュテーブル15から検索されたそのゲートウェイにIPパケットを転送する(ステップS20)。
本発明によるスタティックドメインネームルーティングによれば、端末4がアクセスしようとした相手先のドメイン名に対応するIPアドレスを問い合わせた後に、そのIPアドレスで宛先を示すIPパケットを適切にルーティングすることができる。たとえば、端末4は、ドメイン名「aaa.co.jp」が示すコンピュータにアクセスしようとしたときに、ドメイン名「aaa.co.jp」を示す問い合わせパケットをルータ1に送出する。DNSキャッシュテーブル16が図5に示されているようにドメイン名「aaa.co.jp」をIPアドレス「200.200.200.1」に対応づけているときに、ルータ1は、IPアドレス「200.200.200.1」を示す応答パケットを端末4に返信する。ドメインネームルーティングテーブル17が図4に示されているようにドメイン名「aaa.co.jp」をゲートウェイ「100.100.100.1」に対応づけているときに、ルータ1は、図8に示されているように、ルーティングキャッシュテーブル15にIPアドレス「200.200.200.1」にゲートウェイ「100.100.100.1」を対応付けて記録する。ルータ1は、このようにルーティングキャッシュテーブル15を更新した後に、IPアドレス「200.200.200.1」で宛先を示すIPパケットをゲートウェイ「100.100.100.1」に適切に送出することができる。
本発明によるスタティックドメインネームルーティングによれば、ルーティングキャッシュテーブル15が消失した場合で、端末4がアクセスしようとした相手先のドメイン名がドメインネームルーティングテーブル17に記録されていたときに、ルータ1は、その相手先のIPアドレスを示すIPパケットを適切にルーティングすることができる。たとえば、端末4は、ドメイン名「aaa.co.jp」、IPアドレス「200.200.200.1」が示すコンピュータにアクセスしようとしたときに、IPアドレス「200.200.200.1」を示すIPパケットをルータ1に送出する。ルータ1は、ルーティングキャッシュテーブル15が消失しているときに、DNSキャッシュテーブル16を参照して、または、DNSサーバ5に問い合わせてIPアドレス「200.200.200.1」に対応するドメイン名「aaa.co.jp」を取得する。ドメインネームルーティングテーブル17が図4に示されているようにドメイン名「aaa.co.jp」をゲートウェイ「100.100.100.1」に対応付けているときに、ルータ1は、ゲートウェイ「100.100.100.1」を取得する。ルータ1は、さらに、図8に示されているように、IPパケットが示すIPアドレス「200.200.200.1」をゲートウェイ「100.100.100.1」に対応付けてルーティングキャッシュテーブル15に記録する。ルータ1は、このようにルーティングキャッシュテーブル15を更新した後に、IPアドレス「200.200.200.1」で宛先を示すIPパケットをゲートウェイ「100.100.100.1」に適切に送出することができる。
本発明によるスタティックドメインネームルーティングによれば、ルーティングキャッシュテーブル15とDNSキャッシュテーブル16とが消失した場合で、端末4がアクセスしようとした相手先のドメイン名がドメインネームルーティングテーブル17に記録されていないときに、ルータ1は、その相手先のIPアドレスを示すIPパケットを適切にルーティングすることができる。たとえば、端末4は、ドメイン名「ddd.or.jp」が示すコンピュータにアクセスしようとしたときに、ドメイン名「ddd.or.jp」を示す問い合わせパケットをルータ1に送出する。ルータ1は、DNSサーバ5に問い合わせてドメイン名「ddd.or.jp」に対応するIPアドレス「200.200.200.5」を取得する。ルータ1は、図9に示されているように、ドメイン名「ddd.or.jp」とIPアドレス「200.200.200.5」とを対応付けてDNSキャッシュテーブル16に記録する。ルーティングキャッシュテーブル15が図3に示されているようにデフォルトのゲートウェイ「100.100.100.2」を記録しているときに、ルータ1は、図10に示されているように、ルーティングキャッシュテーブル15にIPアドレス「200.200.200.5」をデフォルトのゲートウェイ「100.100.100.2」に対応付けて記録する。ルータ1は、このようにルーティングキャッシュテーブル15を更新した後に、IPアドレス「200.200.200.5」で宛先を示すIPパケットをデフォルトのゲートウェイ「100.100.100.2」に適切に送出することができる。
図1は、インターネットの実施の形態を示すブロック図である。 図2は、本発明によるルータの実施の形態を示すブロック図である。 図3は、ルーティングキャッシュテーブルの実施の形態を示す図である。 図4は、ドメインネームルーティングテーブルの実施の形態を示す図である。 図5は、DNSキャッシュテーブルの実施の形態を示す図である。 図6は、問い合わせに応答してドメイン名に対応するIPアドレスを返信する動作の実施の形態を示すフローチャートである。 図7は、IPパケットをルーティングする動作の実施の形態を示すフローチャートである。 図8は、端末がアクセスしようとした相手先のドメイン名に対応するIPアドレスを問い合わせたときに更新されたルーティングキャッシュテーブルを示す図である。 図9は、ルーティングキャッシュテーブルとDNSキャッシュテーブルとが消失した場合で、端末がアクセスしようとした相手先のドメイン名がドメインネームルーティングテーブルに記録されていないときに更新されたDNAキャッシュテーブルを示す図である。 図10は、ルーティングキャッシュテーブルとDNSキャッシュテーブルとが消失した場合で、端末がアクセスしようとした相手先のドメイン名がドメインネームルーティングテーブルに記録されていないときに更新されたルーティングキャッシュテーブルを示す図である。
符号の説明
1 :ルータ
2 :インターネット
3 :ネットワーク
4 :端末
5 :DNSサーバ
6−1〜6−n:ゲートウェイ
11:ルータ本体
12:揮発性メモリ
13:不揮発性メモリ
14−1〜14−n:インターフェース
15:ルーティングキャッシュテーブル
16:DNSキャッシュテーブル
17:ドメインネームルーティングテーブル
20:ドメイン名収集部
21:IPアドレス検索部
22:問い合わせ部
23:IPアドレス返信部
24:IPパケット収集部
25:ドメイン名検索部
26:逆引き問い合わせ部
27:DNSテーブル更新部
28:ゲートウェイ検索部
29:ルーティングテーブル更新部
30:IPパケット転送部
31:IPアドレス
32:ゲートウェイ
41:ドメイン名
42:ゲートウェイ
51:ドメイン名
62:IPアドレス

Claims (8)

  1. あて先のIPアドレスを有するデータパケットを端末から収集するIPパケット収集部と、
    複数アドレスを複数ゲートウェイに対応付けるルーティングキャッシュテーブルを参照して、前記複数ゲートウェイのうちの前記IPアドレスに対応する対応ゲートウェイに前記データパケットを転送するIPパケット転送部と、
    前記ルーティングキャッシュテーブルから前記対応ゲートウェイが検索されないときに、DNSサーバから前記IPアドレスに対応する回答ドメイン名を収集する逆引き問い合わせ部と、
    複数ドメイン名を複数ゲートウェイに対応付けるドメインネームルーティングテーブルを参照して、前記複数ゲートウェイのうちから前記回答ドメイン名に対応する回答ゲートウェイを検索するゲートウェイ検索部と、
    前記ルーティングキャッシュテーブルに、前記IPアドレスを前記回答ゲートウェイに対応付けて記録するルーティングテーブル更新部とを具備し、
    前記IPパケット転送部は、前記ルーティングキャッシュテーブルから前記対応ゲートウェイが検索されないときに、前記回答ゲートウェイに前記データパケットを転送し、
    前記ルーティングキャッシュテーブルは、本ルータが備える揮発性メモリに格納され、
    前記ドメインネームルーティングテーブルは、本ルータが備える不揮発性メモリに格納される
    ルータ。
  2. 請求項1において、
    複数アドレスと複数ドメイン名とを対応付けるDNSキャッシュテーブルに前記IPアドレスと前記回答ドメイン名とを対応付けて記録するDNSテーブル更新部と、
    前記DNSキャッシュテーブルを参照して、前記複数ドメイン名のうちから前記IPアドレスに対応する検索ドメイン名を検索するドメイン名検索部とを更に具備し、
    前記ゲートウェイ検索部は、前記DNSキャッシュテーブルから前記検索ドメイン名が検索されたときに、前記ドメインネームルーティングテーブルを参照して、前記複数ゲートウェイのうちから前記検索ドメイン名に対応する検索ゲートウェイを検索し、
    前記ルーティングテーブル更新部は、前記ルーティングキャッシュテーブルに前記IPアドレスを前記検索ゲートウェイに対応付けて記録し、
    前記DNSキャッシュテーブルは、本ルータが備える揮発性メモリに格納される
    ルータ。
  3. 請求項2において、
    前記端末から収集ドメイン名を収集するドメイン名収集部と、
    前記DNSサーバから前記収集ドメイン名に対応する回答アドレスを収集する問い合わせ部と、
    前記回答アドレスを前記端末に返信するIPアドレス返信部とを更に具備し、
    前記ゲートウェイ検索部は、前記ドメインネームルーティングテーブルを参照して、前記複数ゲートウェイのうちから前記収集ドメイン名に対応する収集ゲートウェイを検索し、
    前記ルーティングテーブル更新部は、前記ルーティングキャッシュテーブルに前記回答アドレスを前記収集ゲートウェイに対応付けて記録する
    ルータ。
  4. 請求項3において、
    前記DNSキャッシュテーブルを参照して、前記複数アドレスのうちから前記収集ドメイン名に対応する検索アドレスを検索するIPアドレス検索部を更に具備し、
    前記DNSテーブル更新部は、前記DNSキャッシュテーブルから前記検索アドレスが検索されないときに、前記回答アドレスと前記収集ドメイン名とを対応付けて前記DNSキャッシュテーブルに記録し、
    前記ルーティングテーブル更新部は、前記DNSキャッシュテーブルから前記検索アドレスが検索されたときに、前記ルーティングキャッシュテーブルに前記検索アドレスを前記収集ゲートウェイに対応付けて記録する
    ルータ。
  5. あて先のIPアドレスを有するデータパケットを端末から収集するステップと、
    複数アドレスを複数ゲートウェイに対応付けるルーティングキャッシュテーブルを参照して、前記複数ゲートウェイのうちの前記IPアドレスに対応する対応ゲートウェイに前記データパケットを転送するステップと、
    前記ルーティングキャッシュテーブルから前記対応ゲートウェイが検索されないときに、DNSサーバから前記IPアドレスに対応する回答ドメイン名を収集するステップと、
    複数ドメイン名を複数ゲートウェイに対応付けるドメインネームルーティングテーブルを参照して、前記複数ゲートウェイのうちから前記回答ドメイン名に対応する回答ゲートウェイを検索するステップと、
    前記ルーティングキャッシュテーブルに、前記IPアドレスを前記回答ゲートウェイに対応付けて記録するルーティングステップと、
    前記ルーティングキャッシュテーブルから前記対応ゲートウェイが検索されないときに、前記回答ゲートウェイに前記データパケットを転送するステップとを具備し、
    前記ルーティングキャッシュテーブルは、揮発性メモリに格納され、
    前記ドメインネームルーティングテーブルは、不揮発性メモリに格納される
    スタティックドメインネームルーティング方法
  6. 請求項5において、
    複数アドレスと複数ドメイン名とを対応付けるDNSキャッシュテーブルを参照して、前記複数ドメイン名のうちから前記IPアドレスに対応する検索ドメイン名を検索するステップと、
    前記DNSキャッシュテーブルから前記検索ドメイン名が検索されたときに、前記ドメインネームルーティングテーブルを参照して、前記複数ゲートウェイのうちから前記検索ドメイン名に対応する検索ゲートウェイを検索するステップと、
    前記ルーティングキャッシュテーブルに前記IPアドレスを前記検索ゲートウェイに対応付けて記録するステップと、
    前記DNSキャッシュテーブルから前記検索ドメイン名が検索されないときに、前記DNSキャッシュテーブルに前記IPアドレスと前記回答ドメイン名とを対応付けて記録するステップとを更に具備し、
    前記DNSキャッシュテーブルは、揮発性メモリに格納される
    スタティックドメインネームルーティング方法
  7. 請求項6において、
    前記端末から収集ドメイン名を収集するステップと、
    前記DNSサーバから前記収集ドメイン名に対応する回答アドレスを収集するステップと、
    前記回答アドレスを前記端末に返信するステップと、
    前記ドメインネームルーティングテーブルを参照して、前記複数ゲートウェイのうちから前記収集ドメイン名に対応する収集ゲートウェイを検索するステップと、
    前記ルーティングキャッシュテーブルに前記回答アドレスを前記収集ゲートウェイに対応付けて記録するステップとを更に具備する
    スタティックドメインネームルーティング方法
  8. 請求項7において、
    前記DNSキャッシュテーブルを参照して、前記複数アドレスのうちから前記収集ドメイン名に対応する検索アドレスを検索するステップと、
    前記DNSキャッシュテーブルから前記検索アドレスが検索されたときに、前記ルーティングキャッシュテーブルに前記検索アドレスを前記収集ゲートウェイに対応付けて記録するステップと、
    前記DNSキャッシュテーブルから前記検索アドレスが検索されないときに、前記回答アドレスと前記収集ドメイン名とを対応付けて前記DNSキャッシュテーブルに記録するステップとを更に具備する
    スタティックドメインネームルーティング方法
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