JP3902346B2 - 集中巻方式のブラシレスdcモータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はモータのステータの構造に特徴を有し、密閉型圧縮機の駆動用モータに用いるに適した集中巻方式のブラシレスDCモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、エアコン等の空調機器の普及に伴って、形状的には小型化が、省電力のためにはエネルギー効率のアップが求められており、特に空調機器の密閉型圧縮機に用いられる駆動用モータは小型化と高効率化が望まれている。
【0003】
従来、一般に密閉型圧縮機の駆動用モータには分布巻方式のブラシレスDCモータが用いられているが、本出願人は製造工程の簡素化と小型化及び効率アップのために集中巻方式のブラシレスDCモータを提案した。
【0004】
集中巻方式のブラシレスDCモータは図6に示すようにステータ1とロータ2により構成されていて、ステータは図6(A)のような形状であり、ステータ板(珪素鋼板)を積層してステータコア11を形成している。ステータコア11は歯部12が設けられ、歯部12は所定の歯幅を有しその両脇にはロータの面に沿って歯部先端部13が設けられている。この歯部12にスロット部の空間を利用して駆動コイル(図示せず)を直接巻回し、所謂、集中直巻方式によってステータ1の磁極を形成する。この例では4極6スロットのステータを示している。
【0005】
このことにより、分布巻方式のブラシレスDCモータのステータに比して小型に形成することができる。そしてステータコア1の形状は図7の平面図のようになり、歯部12の両脇に歯部先端部13をロータの面に沿ってロータとの距離が一様に等間隔になるように形成される。
【0006】
また、ロータ2は図6(B)のような形状であり、珪素鋼板を積層してロータコア21を形成している。ロータコア21には磁石22が埋め込まれている。ロータ2の磁石22としては通常のフェライト系の磁石でもよいが、モータの小型化のためにはBH積の大きい磁石、即ち、ネオジューム、鉄、ボロンからなるネオジ磁石、またサマリウムコバルト系磁石などの、所謂、希土類磁石等を用いることができる。
【0007】
このように形成されたステータ1の中心にロータ2を挿入して集中巻方式のブラシレスDCモータを構成する。かかる集中巻方式のブラシレスDCモータの駆動コイルの引出線を処理する際に、従来のものは、コイルエンド外周側でモータの軸方向に設けられ、スロット絶縁物と一体に形成された樹脂成形品からなる中継子に引出線を固定している。
【0008】
この樹脂成形品の中継子は、強度を確保するために厚くするため樹脂の使用量が多くなり、また組立作業にも手間がかかり、密閉型圧縮機用モータとしてはオリゴマの発生等の信頼性上の問題から使用において最適とはいえなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明はモータの信頼性および生産性向上を図った集中巻方式のブラシレスDCモータを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る集中巻方式のブラシレスDCモータは、ステータとロータからなり、ロータコアに複数の磁石がそれぞれ対向して埋設されている集中巻方式のモータのステータコアにおいて、ステータ歯部中央の外周側で、該歯部とスロット底部のコーナー部からの距離(H)が平均歯幅寸法(T)に対しH≧T/2となるようにモータの軸方向に穿設された、駆動コイルの終端の接続部を固定するものではなく、駆動コイルの引出線の引き回しを行なう引出線処理用治具挿入穴を有し、且つ該治具挿入穴に挿入固定された中継子に駆動コイルの引出線を固定する構成とした。
【0011】
本発明の請求項2に係る集中巻方式のブラシレスDCモータは、ステータとロータからなり、ロータコアに複数の磁石がそれぞれ対向して埋設されている集中巻方式のモータのステータコアにおいて、ステータ歯部中央の外周側で、該歯部とスロット底部のコーナー部からの距離(H)が平均歯幅寸法(T)に対しH≧T/2となるようにモータの軸方向に穿設された、駆動コイルの終端の接続部を固定するものではなく、駆動コイルの引出線の引き回しを行なう引出線処理用治具挿入穴を有し、且つ該治具挿入穴に挿入固定された中継子に駆動コイルの引出線を固定し、前記治具挿入穴と中継子は、任意の数のステータ歯部に設けた構成とした。
【0012】
これにより、ブラシレスDCモータのステータを小型に形成することができる。また、集中巻方式のモータのステータコアのステータ歯部中央の外周側に、磁気回路に影響を与えずに、引出線処理用の治具挿入穴を設けることができ、モータの信頼性および生産性向上を図ることができる。
【0013】
本発明の請求項3に係る集中巻方式のブラシレスDCモータは、
ステータとロータからなり、ロータコアに複数の磁石がそれぞれ対向して埋設されている集中巻方式のモータのステータコアにおいて、ステータ歯部中央の外周側で、該歯部とスロット底部のコーナー部からの距離(H)が平均歯幅寸法(T)に対しH≧T/2となるようにモータの軸方向に穿設された、駆動コイルの終端の接続部を固定するものではなく、駆動コイルの引出線の引き回しを行なう引出線処理用治具挿入穴を有し、且つ該治具挿入穴に挿入固定された樹脂製絶縁治具からなり、該中継子の挿入軸は一方向への抜止め機構を有し、その頂部には一部に切れ目を有する環状の引出線固定手段からなる中継子に駆動コイルの引出線を固定する構成とした。
【0014】
これにより、ブラシレスDCモータのステータを小型に形成することができる。また、治具挿入穴に挿入される中継子は樹脂製絶縁材料からなるが樹脂の使用量も少なくてすむ。従って組立作業も簡単になって、密閉型圧縮機用モータに採用した場合、オリゴマの発生もなくモータの信頼性および生産性向上を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
そこで、上記問題を解決した本発明の集中巻方式のブラシレスDCモータを、図面を参照して説明する。図4、図5はステータとロータの磁束分布の状態図である。図4のように、ステータコアの歯部12に対してロータの磁石22、22が位置する場合は、磁石の中間であるため磁気が弱い状態である。その時の磁路に注目すると、14で示される位置は磁束の通路に影響の少ない所である。
【0016】
また、図5のように、ステータコアの歯部12に対してロータの磁石22が位置する場合は、磁石が完全に対面するため磁気がもっとも強い状態である。その時の磁路に注目すると、14で示される位置は磁束の通路と全く関係なく影響のない所である。
【0017】
従って、この14の位置は、磁路への影響を最小にして、モータの軸方向に穿設される引出線処理用の治具挿入穴を設けるに最適な位置といえる。そこで、本発明はこの現象を利用して、引出線処理用の治具挿入穴の位置決めをして穿設するものである。
【0018】
図1はステータコア11の一部を拡大し、1個の歯部12に注目したものであり、歯部12は所定の歯幅を有し、歯部部分を除く開口部までの内径側歯部に歯部12の両脇に延長して歯部先端部13が形成されている。
【0019】
引出線処理用の治具挿入穴14の位置は、ステータコア11の歯部12の中央の外周側で、この歯部12とスロット底部のコーナー部からの距離(H)が、歯部12の平均歯幅寸法(T)に対しH≧T/2となるように決定して、モータの軸方向に引出線処理用の治具挿入穴14を穿設して設ける。こうして、形成されたステータコア11の平面図は図2のようになる。
【0020】
そして、この治具挿入穴14に、図3に示す中継子3をコア圧入部だけ挿入して固定し、歯部12にスロット部の空間を利用して駆動コイル(図示せず)を直接巻回した後、中継子に駆動コイルの引出線を固定して集中巻方式のブラシレスDCモータのステータコアを構成する。治具挿入穴14と中継子3は歯部全部に設ける必要はなく、適宜、任意の数のステータ歯部12に設けることができる。
【0021】
次に、引出線処理用の中継子について図3を参照して詳細に説明する。図3(A)は中継子3の正面図、同図(B)は側面図であり、同図(C)は底面図である。中継子3は樹脂製絶縁材料からなり、この中継子3の挿入軸31には、挿入時には順方向ではあるが、引抜き方向には阻止作用をする、一方向への抜止め手段33を有し、中継子3の頂部には一部に切れ目34を有する環状の引出線固定手段32を形成している。そして、駆動コイルの引出線を環状の引出線固定手段32の切れ目34から引出線通し穴に押込んで固定する。
【0022】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、ブラシレスDCモータのステータを小型に形成することができ、集中巻方式のモータのステータコアのステータ歯部中央の外周側に、磁気回路に影響を与えずに、引出線処理用の治具挿入穴を設けることができる。また、治具挿入穴に挿入される中継子は樹脂製絶縁材料からなるが樹脂の使用量も少なくてすむ。従って組立作業も簡単になり、密閉型圧縮機用モータに採用した場合、オリゴマの発生もなくモータの信頼性および生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステータコアの一部拡大図。
【図2】中継子の正面図、側面図、平面図。
【図3】モータ回転角とトルクの関係図。
【図4】ステータとロータの磁束分布の状態図。
【図5】ステータとロータの磁束分布の状態図。
【図6】集中巻方式のブラシレスDCモータのステータとロータ。
【図7】従来のステータコアの平面図。
【符号の説明】
1 ステータ
11 ステータコア
12 歯部
13 歯部先端部
14 治具挿入穴
2 ロータ
21 ロータコア
22 磁石
3 中継子
31 中継子の挿入軸
32 引出線固定手段
33 抜止め手段
34 切れ目

Claims (3)

  1. ステータとロータからなり、ロータコアに複数の磁石がそれぞれ対向して埋設されている集中巻方式のモータのステータコアにおいて、ステータ歯部中央の外周側で、該歯部とスロット底部のコーナー部からの距離(H)が平均歯幅寸法(T)に対しH≧T/2となるようにモータの軸方向に穿設された、駆動コイルの終端の接続部を固定するものではなく、駆動コイルの引出線の引き回しを行なう引出線処理用治具挿入穴を有し、且つ該治具挿入穴に挿入固定された中継子に駆動コイルの引出線を固定することを特徴とする集中巻方式のブラシレスDCモータ。
  2. 前記治具挿入穴と中継子は、任意の数のステータ歯部に設けたことを特徴とする請求項1記載の集中巻方式のブラシレスDCモータ。
  3. 前記中継子は樹脂製絶縁治具からなり、該中継子の挿入軸は一方向への抜止め手段を有し、その頂部には一部に切れ目を有する環状の引出線固定手段からなることを特徴とする請求項1記載の集中巻方式のブラシレスDCモータ。
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