JP3902296B2 - 自動販売機の商品取出口構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動販売機の商品取出口の構造に関し、とくに商品落下時の衝撃を緩和するようにした自動販売機の商品取出口構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動販売機の機内に収納されている商品は、通常、顧客の選択に応じて商品取出口へと搬送され、該取出口から取り出される。この商品取出口への搬送においては、商品は搬送シュート等から取出口内へと落下されることが多いが、この落下の際には、多かれ少なかれ商品に衝撃力が加わる。とくにペットボトルのように比較的大型の商品の場合には、その衝撃力も大きいので、極力小さく抑えることが望まれる。また、飲料、とくに炭酸系の飲料の場合には、落下の際の衝撃により収容飲料に泡立ちが生じるので、この面からも、衝撃を極力緩和して泡立ちを抑えることが望まれる。
【0003】
従来、商品取出口への商品落下の際の衝撃を緩和するために、取出口の底面に、たとえば発泡ゴム等からなるクッション材を貼着しておく構造が採用されている。しかしながら、単にクッション材を貼着するだけでは、衝撃の緩和性能が不十分な場合があり、とくにペットボトルのような比較的大型の商品に対しては、落下時の衝撃を十分に緩和し切れず、商品収容飲料の泡立ちを十分に抑え切れないおそれがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明の課題は、このような現状に鑑み、従来構造に比べ商品落下時の衝撃を大幅に緩和でき、収容飲料の泡立ち等の不都合の発生を大幅に抑制できる自動販売機の商品取出口構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の自動販売機の商品取出口構造は、機内に収納されていた商品が落下されてくる商品取出口の底部に、該落下商品を受ける受板を、外形形状が円錐形の圧縮コイルばねを介して浮動支持するとともに、該圧縮コイルばねの円錐の底面側を前記受板側に接続し、円錐の頂部を下方に位置する固定部側に取り付けたことを特徴とするものからなる。
【0006】
上記圧縮コイルばねとしては外形形状が円錐形のばねを用い受板側に円錐の底面側を接続し、下方に位置する固定部側に円錐の頂部を取り付けるこのような円錐形の圧縮コイルばねを用いることにより、受板の浮動支持姿勢は不安定なものとなるが、その分実質的にあらゆる方向について弾力支持機能を発揮できる。このような圧縮コイルばねを少なくとも2つ設けて受板を浮動支持することが好ましい。
【0007】
受板の自由状態(つまり、商品が落下していない状態)における姿勢はとくに限定されないが、自由状態において傾斜させて配置しておくと、落下してきた商品が一時に同時に受板に衝突する事態を回避できるので、衝撃の緩和性能をより向上することが可能となる。
【0008】
また、受板自身の材質や構造もとくに限定されない。たとえば受板自身は剛性のある板体から構成し、その上面(つまり、落下商品の当接面)に弾力性を有するクッション材を貼着する構造や、受板自身を弾力性を有するクッション材で構成する構造等を採用できる。クッション材としては、発泡ゴム(たとえば、発泡クロロプレンゴム)や、該発泡ゴムの上にさらに天然ゴム等を貼着した積層体等を用いることができる。
【0009】
上記のような本発明に係る自動販売機の商品取出口構造においては、商品取出口の底部に設けられた受板が圧縮コイルばねを介して浮動支持されているので、受板上に商品が落下してきたとき、その衝撃力によって圧縮コイルばねが縮むとともに伸縮運動し、衝撃力が吸収されて衝撃が大きく緩和される。また、圧縮コイルばねのみによる浮動支持であるから、受板は実質的に自由な方向に変位でき、受板に加わる衝撃力に対して、受板は該衝撃力を最も効率よく吸収できる方向に自動的に変位することになる。これら圧縮コイルばねの伸縮と受板の自由変位とにより、商品落下の際の衝撃が大幅にかつ効率よく緩和される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の望ましい実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1ないし図4は、本発明の一実施態様に係る自動販売機の商品取出口構造を示している。図1において、自動販売機1の機内には、複数の商品を収納する商品コラムが設けられており、本実施態様では、前側コラム2と後側コラム3とが設けられている。各コラム2、3の下端部には、積み上げ収納されている商品を搬出する搬出機構4が配置されている。前側コラム2内には4列の商品通路が形成され、後側コラム3内には2列の商品通路が形成されており、各搬出機構4の制御により、顧客の選択に応じて所望の商品が下方に搬出される。
【0011】
商品コラム2、3の下方には、搬出用の傾斜シュート5、6が配置されており、いずれかのコラムから搬出された商品7が、シュート5、6上を商品取出口8に向けて送られる。
【0012】
商品取出口8は、自動販売機1の前面側に設けられており、該取出口8内にシュート5、6上を送られてきた商品7が落下される。
【0013】
商品取出口8の底部には、図2、図3にも示すように、落下商品7を受ける受板9が設けられており、該受板9は、圧縮コイルばね10を介して浮動支持されている。圧縮コイルばね10は、本実施態様では一枚の受板9に対して2つ設けられており、2つの圧縮コイルばね10a、10bによって下面側から受板9が浮動支持されている。受板9は、本実施態様では、自由状態において、すなわち、商品7が落下していない状態において、傾斜させて配置されている。傾斜角としてはとくに限定しないが、水平に対し5度程度の小さな傾斜角でよい。
【0014】
圧縮コイルばね10は、外形形状が円錐形のばねからなっており、円錐の底面側が受板9の下面側に接続され、円錐の頂部側が、ねじ11を介して下方の固定部材12に固定されている。述の受板9の自由変位性能を考慮すると、このような圧縮コイルばね10による浮動支持が最も好ましい。
【0015】
受板9は、剛性材料からなる単なる板体形状のものでもよいが、図3に示すように、受板本体13の上面(落下商品当接面)に弾力性を有するクッション材14を貼着した構造とすることにより、衝撃緩和性能を一層向上できる。クッション材14としては、ゴム材、発泡ゴム材等を用いることができる。また、図3に示したように、2層あるいは3層以上の積層構造のクッション材14とすることもできる。図3に示した例では、たとえば、受板本体13の上面に発泡クロロプレンゴム等からなる第1のクッション材14aが貼着され、さらにその上に、天然ゴム等からなる第2のクッション材14bが貼着されている。なお、図示は省略するが、受板9自身を弾力性を有するクッション材で構成してもよい。
【0016】
受板9は、単なる平板形状として、圧縮コイルばね10によって浮動支持された際に、実質的にあらゆる方向に自由に変位できるようにすることもできるし、ある特定の方向については動きを若干規制し、その他の方向には自由に変位できるようにしておくこともできる。本実施態様では、図4に示すように、受板9の一端部を折り曲げて爪15を形成し、その爪15を固定部材12に適当に係合あるいは係止させて、とくに図2における左方向への受板9の変位を規制できるようにしてある。
【0017】
上記のような実施例構造においては、商品取出口8内へと送り出されてきた商品7は、受板9上に落下するが、該受板9は圧縮コイルばね10(圧縮コイルばね10a、10b)によって浮動支持されているので、落下の際の衝撃力により圧縮コイルばね10がまず縮み、続いて伸縮動作しながら次第に該伸縮動作を減衰させる。この圧縮コイルばね10の運動により、商品落下による衝撃力が吸収され、衝撃が大きく緩和される。
【0018】
また、受板9は圧縮コイルばね10により浮動支持されており、圧縮コイルばね10はそのばね弾性によって実質的に自由な方向に曲がることができるから、受板9は実質的に自由な方向に変位することができる。ただし本実施態様においては、前述の如く爪15による係止により、僅かに一方向のみについて変位を規制してある。この受板9の変位は、商品落下の際の衝撃力によって自然に生じるものであるから、結局、受板9は、該衝撃力を最も効率よく吸収できる方向に自動的に変位することになる。とくに本実施態様の如く、圧縮コイルばね10を円錐形状の不安定なばね形状としておくことにより、受板9の上記自由変位が一層容易かつ円滑に行われる。
【0019】
上記圧縮コイルばね10の伸縮運動および浮動支持された受板9の上記自由変位により、商品落下の際の衝撃力が極めて小さく抑えられ、衝撃が大幅に緩和される。その結果、商品7に損傷を与えたり、収容飲料に泡立ちが生じたりする不都合が、回避あるいは抑制される。
【0020】
また本実施態様においては、受板9が自由状態において傾斜配置されているので、落下商品7の全体が一時に受板9に衝突することはなく、順次受板9の上面に当接するので、衝撃の緩和性能が一層向上される。
【0021】
さらに本実施態様においては、受板9の上面が弾力性を有するクッション材14で形成されているので、この面自身は従来構造と同等の衝撃緩和能力を発揮できる。そして、それに前述の圧縮コイルばね10を用いた浮動支持構造による衝撃緩和機能が付加されるわけであるから、従来構造に比べてはるかに優れた衝撃緩和性能が実現されることになる。
【0022】
なお、本発明に適用される商品の種類はとくに限定しないが、本発明は、たとえばペットボトルのような比較的大型で、かつ、落下の際の変形が問題となるような商品、さらには収容飲料の泡立ちが問題となるような商品にとくに好適なものである。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の自動販売機の商品取出口構造によれば、取出口底部に設けた受板を特定形状、特定取付け構造の圧縮コイルばねによって浮動支持することにより、商品落下の際の衝撃を大きく、かつ極めて効率よく緩和することができ、収容飲料の泡立ち等の不都合の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係る自動販売機の商品取出口構造を適用した自動販売機の部分縦断面図である。
【図2】図1の構造の拡大部分正面図である。
【図3】図2の構造の拡大部分縦断面図である。
【図4】図2のIV矢視に係る部分側面図である。
【符号の説明】
1 自動販売機
2、3 商品コラム
4 搬出機構
5、6 シュート
7 商品
8 商品取出口
9 受板
10、10a、10b 圧縮コイルばね
11 ねじ
12 固定部材
13 受板本体
14、14a、14b クッション材
15 爪

Claims (6)

  1. 機内に収納されていた商品が落下されてくる商品取出口の底部に、該落下商品を受ける受板を、外形形状が円錐形の圧縮コイルばねを介して浮動支持するとともに、該圧縮コイルばねの円錐の底面側を前記受板側に接続し、円錐の頂部を下方に位置する固定部側に取り付けたことを特徴とする、自動販売機の商品取出口構造。
  2. 前記圧縮コイルばねが、一枚の受板に対し少なくとも2つ設けられている、請求項1の自動販売機の商品取出口構造。
  3. 前記受板が、自由状態において傾斜させて配置されている、請求項1または2の自動販売機の商品取出口構造。
  4. 前記受板の上面に、弾力性を有するクッション材が貼着されている、請求項1ないし3のいずれかに記載の自動販売機の商品取出口構造。
  5. 前記受板自身が、弾力性を有するクッション材からなる、請求項1ないしのいずれかに記載の自動販売機の商品取出口構造。
  6. 前記クッション材が発泡ゴムを含む、請求項4または5の自動販売機の商品取出口構造。
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