JP3899962B2 - Image forming apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やプリンタなどの画像形成装置に関し、特に用紙の節約のための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
環境保護活動の広まりに伴い、画像形成装置においても、紙資源の節約のための仕組みが従来より各種提案されている。
【0003】
例えば特開昭61−51167号公報には、使用した用紙の枚数を用紙サイズごとに集計し、その集計結果を表示する機能を備えた画像形成装置が開示されている。また特開平3−255469号公報には、片面コピーと両面コピーのどちらを選択したかなどのコピー設定の内容を蓄積し、使用部門ごとに集計する機能を備えた画像形成装置が開示されている。これらの装置では、集計結果を用紙節約への取り組みに利用することができる。
【0004】
また更に積極的に用紙節約を図るものとして、両面コピーや裏紙(片面が使用済みの用紙)を用いたコピーをデフォルトのモードとして設定でき、ユーザから明示的な指示がない場合そのデフォルトのモードで画像形成を実行する画像形成装置も存在する。また、特開平11−338314号公報には、通常の用紙と裏紙とで異なる課金を課すことで裏紙の使用を推進する装置が開示されている。
【0005】
また最近では、用紙1ページに複数(N)ページの原稿画像を並べて印刷する機能(“N−UP”機能、“N in 1”機能等と呼ばれる)を備えた画像形成装置も普及している。そして、このN−UP機能や、これを両面あるいは裏紙と組み合わせて実行するコピーモードをデフォルトのモードとして設定可能な画像形成装置も知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
両面コピーなど用紙を節約できるコピーモードをデフォルトとして設定できる画像形成装置は、確かに用紙節約の点で有効性が高い。しかし、ユーザが片面コピーを選択した後デフォルトモードに復帰する前に次のユーザがコピーを開始した場合や、日常的に片面コピーを選択しているユーザが習慣的に片面コピーを選択した場合などには用紙が節約できない。また、両面コピーやN−UP機能を組み合わせれば、デフォルトのモードよりもより用紙が節約できるケースもあるが、ユーザの節約意識が高くないとそのようなケースに思い至ることは難しい。
【0007】
以上、コピーの場合を例にとって説明したが、同様の問題はコピー機以外の画像形成装置(例えばプリンタ)にも当てはまる。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、ユーザの用紙節約に対する意識を高めることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る画像形成装置は、用紙節約効果の異なる複数の用紙利用モードを備えた画像形成装置であって、ユーザから、前記複数の用紙利用モードのうち、使用するものの指定を受け付けるモード指定手段と、当該画像形成装置が備える前記複数の用紙利用モードの中に、前記モード指定手段で指定された用紙利用モードよりも用紙節約効果の高い用紙利用モードがあれば、所定の用紙節約推進処理を実行する節約推進手段とを備える。
【0010】
本発明の好適な態様では、前記用紙節約推進処理は、前記指定された用紙利用モード又はこれより用紙節約効果が高い用紙利用モードのうちから使用するモードを選択するためのユーザインタフェース画面を当該画像形成装置のディスプレイ装置に表示し、これに対するユーザの選択を受け付けて、使用する用紙利用モードの切換制御を行う処理、を含む。
【0011】
また本発明に係る画像形成装置は、用紙節約効果の異なる複数の用紙利用モードを備えた画像形成装置であって、前記複数の用紙利用モードのうちで、基準とする用紙利用モードを基準モードとして記憶した基準モード記憶部と、ユーザから、前記複数の用紙利用モードの中で使用するものの指定を受け付けるモード指定手段と、前記モード指定手段で指定された用紙利用モードの用紙節約効果と、前記基準モードの用紙節約効果とを比較し、前者が後者より低い場合には、所定の用紙節約推進処理を実行する節約推進手段と、を備える。
【0012】
本発明の好適な態様では、前記用紙節約推進処理は、使用する用紙利用モードを前記基準モードに変更するか否かの選択のためのユーザインタフェース画面を表示し、これに対するユーザからの選択を受け付け、この結果受け付けた選択に従って使用する用紙利用モードの切換制御を行う処理、を含む。
【0013】
更に好適な態様では、前記基準モード記憶部に記憶する基準モードの設定及び変更の指示をユーザから受け付けるための手段を更に備える。
【0014】
本発明の好適な態様では、画像形成装置は、該画像形成装置の用紙の使用状況に基づき所定の節約指標値を求める指標値計算手段を備え、前記節約推進手段は、前記用紙節約推進処理として、用紙節約効果が段階的に異なる所定の複数の処理のうち、前記節約指標値の大きさの段階に応じた処理を選択的に実行する。
【0015】
また本発明の好適な態様は、前記節約推進手段は、呼びかけの強さが段階的に異なる複数種類の節約推奨メッセージを表示する機能を備え、それら節約推奨メッセージのうち前記節約指標値の大きさの段階に対応するものを選択して表示することを特徴とする。
【0016】
また本発明の好適な態様は、前記節約推進手段は、用紙節約効果が段階的に異なる処理として、節約推奨メッセージを表示する処理、前記モード指定手段で指定された用紙利用モードでよいか否かの確認をユーザに求める処理、及び画像形成ジョブの受付を禁止する処理、を実行可能であることを特徴とする。
【0017】
また本発明の好適な態様では、前記節約推進手段は、前記節約指標値の大きさの段階ごとにその段階で選択できる用紙利用モードを制限し、ユーザに対してそれら制限された用紙利用モードの範囲内で使用するものを選択させる。
【0018】
また本発明の好適な態様は、前記節約指標値の大きさの段階を規定するしきい値の設定をユーザから受け付けるしきい値設定手段、を更に備えることを特徴とする。
【0019】
また本発明の好適な態様では、画像形成装置は前記節約推進手段を機能させる節約推進モードと、前記節約推進手段を機能させない一般モードとを備え、当該画像形成装置の動作モードとして前記節約推進モードと前記一般モードのいずれを選択するかの指示をユーザから受け付ける手段を備えることを特徴とする。
【0020】
また本発明の好適な態様では、前記節約推進手段を機能させる節約推進モードと、前記節約推進手段を機能させない一般モードとを備えるとともに、該画像形成装置の用紙の使用状況に基づき所定の節約指標値を求める指標値計算手段と、前記節約指標値の値に応じて、前記節約推進モードと前記一般モードの一方を当該画像形成装置の動作モードとして選択する動作モード選択手段と、を備える。
【0021】
また本発明の好適な態様は、ジョブを清書モードで実行する旨の指示をユーザから受け付けるための手段と、この手段により清書モードの指定を受け付けた場合、当該画像形成装置の動作モードとして前記節約推進モードが選択されている場合でも、前記節約推進手段を該ジョブの間一時的に停止させる手段と、を更に備える。
【0022】
また本発明の好適な態様は、前記節約指標値は、該画像形成装置の用紙使用量の累計値であることを特徴とする。
【0023】
また本発明の好適な態様は、用紙節約の目標を表す節約目標値の入力を受け付けて記憶する目標登録手段と、ジョブの実際の用紙使用枚数と、予め設定された基準の用紙利用モードでそのジョブを実行したと仮定した場合の用紙使用枚数の推定値とに基づき、用紙節約の実績を示す節約実績値を計算する節約実績計算手段と、前記節約目標値と前記節約実績値とに基づき目標達成度を計算する達成度計算手段とを備え、前記節約指標値として前記目標達成度を用いることを特徴とする。
【0024】
また本発明の好適な態様では、画像形成装置は、ジョブを入力したユーザを識別する手段と、各ユーザが属するユーザ管理単位の情報を記憶する手段と、を備え、前記指標値計算手段は前記節約指標値を所定のユーザ管理単位ごとに計算し、前記節約推進手段は該ユーザ管理単位ごとに該管理単位の節約指標値に応じた用紙節約推進処理を実行することを特徴とする。
【0025】
また本発明の好適な態様では、画像形成装置は、ジョブを入力したユーザを識別する手段と、各ユーザが属するユーザ管理単位の情報を記憶する手段とを備え、前記指標値計算手段は前記節約指標値を所定のユーザ管理単位ごとに計算し、前記動作モード選択手段は該ユーザ管理単位ごとに該管理単位の節約指標値に応じて前記動作モードを選択することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0027】
図1は、本発明に係る制御処理が適用される画像形成装置の構成の一例を示す図である。この図では、画像形成装置の一種として、複写機を例示している。なお、以下の説明から明らかなように、本実施形態のリセット制御の適用範囲は、図1に示した複写機に限られるものではなく、それ以外の画像形成装置一般に適用可能である。
【0028】
この図に示すように、複写機は、紙原稿に示された画像を光学的に読み取って電子的な画像信号に変換する原稿読取部10を備える。原稿送り部12は、複写対象の原稿の束を載置するトレイを備え、そのトレイに対して載置された原稿を一枚ずつ原稿読取部10に給送する。印刷部14は、読み取られた原稿の画像を紙などのシート状媒体(以下「用紙」と呼ぶ)に印刷する機構である。印刷部14は、複数の用紙トレイ16を備えており、複数種類の用紙を保持できる。この印刷部14で印刷された印刷済み用紙は、用紙排出部20に排出される。用紙排出部20は、複数の排出トレイ22を有している。
【0029】
機械操作部(操作パネル)24は、この複写機の操作のための情報を表示し、ユーザからの操作指示の入力を受け付けるUI(ユーザインタフェース)機構である。機械操作部24は、タッチパネル26や各種の操作ボタンを備える。タッチパネル26は、画面に情報を表示すると共に、その画面に対しユーザが指で触れた場所を検知する機能を備える。機械操作部24は、各種の操作メニューや操作指示ボタンを表示したGUI表示を生成してタッチパネル26に表示させるとともに、そのGUI表示上でユーザが触れた場所の情報をタッチパネル26から受け取って、ユーザの入力内容を解釈し、その入力内容に応じた処理指示を機械制御部28に伝達する。操作ボタンには、複写ジョブの開始を指示するためのスタートキーや、数値入力のためのテンキーなどがあり、機械操作部24は、これら操作ボタンが押下された場合、その旨を示す信号を機械制御部28に伝達する。
【0030】
機械制御部28は、以上に説明した各ユニット10〜26を制御して、複写機としての動作を実現するための制御機構である。例えば機械制御部28は、機械操作部24から入力された複写操作指示(例えば部数や両面印刷指定の有無など)に対応した制御信号を原稿送り部12,原稿読取部10,印刷部14,用紙排出部20に供給することで、その操作指示に応じた複写処理を実現する。また、機械制御部28は、それら各ユニット10〜26からそのユニットの状態を示す信号を受け取り、例えば紙詰まり等の誤動作が発生した場合には、その誤動作に応じた制御を行う。機械制御部28は、ROMや不揮発性メモリに記憶された制御プログラムや各種パラメータ値をプロセッサにより処理することで実現される。
【0031】
なお、図1では省略しているが、この複写機は、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークに接続可能であり、このネットワークを介してホストコンピュータからの印刷指示を受け取り、これを印刷出力することもできる。
【0032】
この画像形成装置は、用紙の表裏両面に印刷する両面印刷機能や原稿画像2ページ分を用紙1ページに印刷する2UP機能を備える。またこの画像形成装置では、複数ある用紙トレイ16のうちのいくつかに裏紙をセットすることで、裏紙を選択して印刷することもできる。したがって、この画像形成装置では、両面機能の使用の有無と、2UP機能の使用の有無と、裏紙の使用の有無との組合せにより、様々に異なった用紙利用形態で印刷を行うことができる。このように、両面機能の有無等のパラメータの組合せで決まる個々の用紙利用形態を用紙利用モードと呼ぶことにする。例えば、「両面機能使用かつ2UP機能使用かつ裏紙不使用」という組合せは1つの用紙利用モードであり、「両面機能不使用かつ2UP機能使用かつ裏紙使用」という組合せも1つの用紙利用モードである。また、両面、2UP、及び裏紙の全てを使用しないモードも1つの用紙利用モードである。
【0033】
これら各用紙利用モードに対して用紙節約効果を考えることができ、これら用紙節約効果に対して順位付けを行うことができる。この順位付けは、理論的に決定可能なものもあれば、画像形成装置の利用現場での節約方針に応じて決定することもできる。例えば、両面及び2UPの両方を使用するモードが、両面のみを使用するモードよりも用紙節約効果が高いことは、理論的に決まることである。また、裏紙と両面印刷とは用紙の利用度の点では甲乙つけがたいが、これらの用紙節約効果を同等と扱うか、優劣をつけるかは、画像形成装置の利用現場での節約方針次第である。
【0034】
本実施形態の画像形成装置では、紙資源の節約を推進するための方策として、ユーザが選択した用紙利用モードよりも用紙節約効果が高い用紙利用モードがある場合にこれをユーザに対して知らせることで、ユーザの節約意識の向上を図る。また、本実施形態では、単に知らせるだけでなく、より用紙節約効果が高い用紙利用モードを提示したユーザインタフェース画面を提示することにより、ユーザが簡単な操作で節約効果の高いモードに変更できるように図る。以下、この節約推進処理の詳細を説明する。
【0035】
図2は、ユーザがジョブを開始するに先立ってそのジョブでの使用機能を設定する際の、画像形成装置の処理手順を示す。ここでは、節約推進処理に関する手順のみを示し、その他の一般的な処理については図示を省略している。
【0036】
機械制御部28は、ユーザが機械操作部24から各種の指示を入力するのを待っている(S10)。ユーザからの入力を検知すると、機械制御部28は、その入力が用紙利用モードの指定に関するものであるかどうかを判断する(S12)。入力が用紙利用モードとは無関係のもの(例えば丁合の指定など)である場合、機械制御部28はその入力に応じた従来通りの処理を行い、次の入力を待つ(S10)。入力が用紙利用モードの指定である場合、機械制御部28は、そのときユーザが指定した用紙利用モードよりも更に用紙を節約できるモードがあるかどうかを判定する(S14)。
【0037】
図3は、このステップS14の判定処理の一例を示している。この手順では、機械制御部28はまずユーザが指定した用紙利用モードの情報を機械操作部24から取得する(S20)。そして、節約効果順位表を参照して(S22)、その指定された用紙利用モード(指定モードと呼ぶ)よりも順位の高い(すなわち用紙節約効果が高い)用紙利用モードがあるか否かを判定する(S24)。この判定で、指定のモードより節約効果の高い用紙利用モードが節約効果順位表に見つかった場合は、機械制御部28は「もっと節約が可能」と判定し(S26)、そうでない場合は、指定モードで節約が十分であると判定する(S28)。
【0038】
なお、節約効果順位表は、この画像形成装置が提供する複数の用紙利用モードの、用紙節約効果についての順位付けを示したテーブルであり、予め画像形成装置内の記憶装置に記憶され、機械制御部28から参照可能となっている。節約効果順位表における各用紙利用モードの順位付けについては、前述した考え方に従って装置ベンダー及び/又は運用現場が決定すればよい。記憶した節約効果順位表の内容を更新機構、及びその更新のためのユーザインタフェース機構を画像形成装置に設けることも好適である。
【0039】
再び図2の流れの説明に戻ると、上記節約可能性判定処理(S14)の実行の後、機械制御部28はその判定結果が「もっと節約できる」であるか否かを判定し(S16)、その判定結果が肯定(Y)である場合はタッチパネル26に節約推奨メッセージを表示させ(S18)、入力待ち状態(S10)に戻る。また、ステップS16の判定結果が否定(N)である場合は、節約推奨メッセージ表示は行わずに入力待ち状態(S10)に戻る。
【0040】
なお、以上説明した図2の処理手順では、ユーザが指定した用紙利用モードについて節約可能性を判定し、もっと節約できると判定した場合に節約推奨メッセージを表示するという手順になっているが、ユーザが用紙利用モードに関して全く入力しない時にも同様の手順を実行することも可能である。すなわち、用紙料モードについてユーザの入力がない段階では、予め登録されたデフォルトの用紙利用モード(一般的には片面印刷(2UP及び裏紙は不使用))が指定されていると見なし、上述の手順を行えばよい。
【0041】
ここで、節約推奨メッセージの表示処理について、図4を参照して説明する。図4(A),(B),(C)は、タッチパネル26に表示されたUI画面の例である。このUI画面は、ユーザへのメッセージを表示するメッセージエリア100と、ユーザから操作を受け付けるためのボタンやタブ等のGUIオブジェクトを表示するメインエリア110とを有する。節約推奨メッセージは、メッセージエリア100に表示される。
【0042】
図4(A)の例は、ユーザがまだ何も入力していないときの画面例であり、用紙利用モードはデフォルトの片面モードなので、2UP及び/又は両面機能を用いるともっと用紙が節約可能であることを示す節約推奨メッセージがメッセージエリア100に表示されている。図4(B)は、ユーザが両面機能を指定した後(2UPの指示のための画面を開いたとき、ただし2UPは未選択)の画面例であり、この場合は、更に2UPを選択すればもっと用紙が節約できる旨の節約推奨メッセージ文がメッセージエリア100に表示される。図4(C)は、両面機能を指定した後更に2UP機能を指定した場合の画面例であり、この場合は、当該画像形成装置で最も用紙節約効果が高い用紙利用モードが選択されていることになるので、メッセージエリア100にはコピーが可能である旨のメッセージのみが表示され、用紙の節約を呼びかけるメッセージ文は表示されない。
【0043】
本実施形態では、このように用紙節約を呼びかける節約推奨メッセージを表示することで、ユーザの節約意識を高めることができる。更に、そのメッセージに、どのようなモードを選択すればより節約できるかを示したので、どうすれば節約できるかがユーザにとって分かりやすい。
【0044】
また本実施形態の画像形成装置は、ユーザが、ジョブ開始指示のためのスタートキーを押下したときに、用紙利用モードの確認のための画面を表示する機能を備える。この機能の処理内容を、図5を参照して説明する。
【0045】
この処理では、まず機械制御部28は、現在の指定モードより用紙節約が可能であるかを判定する(S30)。より節約が可能かどうかは、図2に示したジョブ設定時の処理で既に判定している(S16)ので、その処理の際に、指定モードや、より節約できるモードを求めた結果を記憶しておき、ステップS30ではその記憶情報に基づき判断を行えばよい。ステップS30で、指定モードより節約可能でない(すなわち指定モードで十分に節約的である)と判断した場合は(判定結果がN)、そのまま印刷処理(S36)を開始する。一方、ステップS30でより節約可能と判定した場合、機械制御部28は、印刷処理の開始をいったん保留し、タッチパネル26に対し用紙利用モード確認画面を表示し(S32)、その画面に対するユーザの指示入力を受け付ける(S34)。
【0046】
図6は、図4(A)の画面状態のとき(すなわち片面印刷(2UP及び裏紙は不使用)が選択されているとき)に、スタートキーが押下された場合に表示される、用紙利用モード確認画面120の例である。前述の節約推奨メッセージはメッセージエリア100に表示したが、この用紙利用モード確認画面120はメインエリア110に表示する。この確認画面には、用紙の節約ができる旨の説明121に加え、そのような節約のためのモード指定のためのGUIボタン122,124が表示される。この例の場合、2UP又は両面の少なくとも一方を選べば、現在の指定モード(単なる片面)より用紙が節約できるので、2UPを選択するボタン122と両面を選択するボタン124が表示される。これらボタン122及び124は、ユーザがタッチするごとに交互に選択状態、非選択状態と状態遷移する。ユーザは、この画面120を見て、節約のために用紙利用モードを変更しようと思えば、それらボタン122,124のうち所望のものにタッチしてそれを選択状態とすればよい。そして、ユーザがスタートボタン126にタッチすると、そのとき選択状態にあるボタン122及び/又は124の組合せが示す用紙利用モードが指定モードとなり、この指定モードで印刷処理が実行される(S36)。また確認画面120が表示された際、用紙利用モードを変更したくない場合は、ユーザは機能選択のボタン122及び124を共に非選択状態としたままスタートボタン126にタッチすればよい。これにより、確認画面120が開く前の指定モードのまま、印刷処理が開始される(S36)。また、取り消しボタン128にタッチすれば、確認画面120が閉じて図4(A)に示した基本操作画面が表示され、ジョブの使用機能等の設定を最初からやり直すことができる。
【0047】
この用紙利用モード確認画面120は、メッセージエリア100に表示される節約推奨メッセージと異なり、スタートボタン126や取り消しボタン128を押下するという明示的な操作を行わない限り閉じず、別の操作を入力することができないので、ユーザの確認を高い確実性をもって得ることができる。また、この確認画面120には、現在の指定モードよりも節約効果の高い用紙利用モードを選択するためのボタン122,124が表示されるので、元のジョブ設定の画面に戻ることなくその確認画面120から直接に利用モードの変更ができる。したがって、ユーザは少ない操作負担で用紙節約効果の高いモードに切り換えられる。
【0048】
図6は、指定モードが単なる片面モード(図4(A))の場合に表示される確認画面120であったが、この代わりに、例えば指定モードが両面モード(2UPは不使用)の場合(図4(B))は、確認画面120には2UPの選択のためのGUIボタン122のみが表示されることになる。
【0049】
図6に示した確認画面120はあくまで一例である。例えばこの代わりに、図11(A)に示すように、指定モードよりも節約効果の高い用紙利用モードに対してそれぞれ選択用のGUIボタン123を列挙表示した確認画面120aを用いることもできる。各ボタン123は、対応する用紙利用モードが、そのモードで使用する機能の組合せ(「2UP・両面」など)で示されている。
【0050】
また以上では、2UPと両面の機能の有無の組合せで用紙利用モードが規定されたが、更に機能が存在する場合は、それらの可能な組合せの数だけ用紙利用モードができることになる。例えば、2UPの他に、4UPや8UPの機能を持つ画像形成装置も多い。
【0051】
以上、本発明の好適な実施形態の1つを説明した。本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で様々な変形が可能である。
【0052】
[変形例1]
上記実施形態では、ユーザの指定した用紙利用モードよりも用紙節約の高いモードの有無を判定し、そのようなモードがあればその旨をユーザに通知して節約を推奨するというものであった。これに対する変形例として、基準となる用紙利用モード(基準モードと呼ぶ)を規定し、ユーザの指定モードが用紙節約効果の点でこの基準モードより劣る場合に、これをユーザに通知して節約推奨を行うことも可能である。この場合、処理手順の大枠は上記実施形態の手順を利用することができるが、節約可能性の判定処理(S14)については上記実施形態のもの(図3参照)とは異なるものとする必要がある。この変形例の節約可能性判定処理(S14)の手順を図7に示す。
【0053】
この手順では、まず機械制御部28は、原稿読取部10や機械操作部24から、印刷すべき原稿のページ数と、ユーザが指定した用紙利用モード(指定モード)の情報とを取得する(S40)。そして、指定モードと基準モードの各々について、当該モードで印刷したと仮定したときの用紙使用枚数の見積もりを行う(S42)。原稿ページ数が分かっているので、そのような見積もりが可能である。そして、見積もりができると、それら両モードの用紙使用枚数を比較し(S44)、基準モードの方が少ない場合には「もっと節約が可能」と判定し(S46)、そうでない(すなわち指定モードの使用枚数が基準モードの使用枚数以下である)場合、「指定モードで十分節約できている」と判定する(S48)。そして、「もっと節約が可能」と判定した場合は、節約推奨メッセージを表示し(S18)、スタートキー押下時に用紙利用モード確認画面120を表示する(S32)。この場合、確認画面120には、用紙利用モードを基準モードに変更するか否かを指定するためのボタンを表示し、ユーザに選択を求めればよい。なお、「指定モードで十分節約できている」と判定した場合は、節約推奨モードを表示せず、スタートキー押下時には用紙利用モード確認画面120の表示を行わず、印刷処理を開始する。
【0054】
基準モードは、画像形成装置の運用現場のニーズに応じて適宜設定したり変更したりできることが好ましい。このためには、画像形成装置に基準モード設定のためのGUI画面を用意すればよい。基準モード設定用GUI画面での基準モードの指定には、通常のジョブ設定のUIと同様、両面機能や2UP機能等の各機能ごとに、その使用の有無を順次ユーザに選択してもらうようにすればよい。
【0055】
なお、図7の手順では、用紙使用枚数の見積もりのために、原稿のページ数の情報が必要となるので、原稿送り部12にセットされた原稿をいったん原稿読取部10で全て読み取った後に節約推奨メッセージや用紙利用モード確認画面120の表示が行われることになる。したがって、この手順は、用紙使用枚数の見積もりを行った上で節約可能性の判断を行うので、その判断の正確さは高いが、印刷開始は遅くなる。これを嫌う場合、上記実施形態と同様、節約効果順位表に従って判定を行うようにすれば、節約可能性の判断の精度は若干低下する(例えば原稿が2ページであれば、「2UPかつ両面」と「2UPのみ」とは用紙使用枚数が同じであるが、順位表を用いると前者の方が節約効果が高いと判断される)が、印刷開始の遅延は少なくできる。
【0056】
[変形例2]
画像形成装置で用紙の節約実績を集計し、その集計結果に応じて上記実施形態や変形例1の節約推奨機能(節約推奨メッセージ表示や用紙料モード確認画面の表示)を制御することも可能である。
【0057】
節約実績は、例えば予め定めた節約目標の達成率として計ることができる。図8(A)は節約目標設定に用いる設定画面の一例であり、現在の節約目標の値が表示されている。この例では、節約目標は、ある基準の用紙利用モードでの用紙使用枚数に対して何枚用紙を節約するか、という節約目標枚数である。この時の基準のモードは、変形例1で説明した基準モードと共通としてもよいし、それとは全く独立に設定してもよい。例えば、この節約目標についての基準のモードを2UPとした場合、用紙節約の実績は、2UPで印刷した場合と比較して、実際の使用ではどれだけ用紙を節約できたかという、節約枚数を集計することになる。また、原稿の枚数に対して、実際の印刷結果の1部当たりの枚数がどれだけ節約できたかを節約実績の枚数とすることもできる。
【0058】
(A)の画面から「確認・変更」ボタン132を押下すると、(B)に示す目標値の入力画面が表示される。この画面でテンキー134などを操作することで、節約目標枚数を入力することができる。(C)は節約目標と節約実績を確認するためのUI画面の例である。この(C)のUI画面には、節約目標値136、節約実績値137、及び節約目標達成率(=実績値/目標値(%))が表示される。画像形成装置の管理者やユーザは、タッチパネル26に表示された操作メニュー画面からそれら画面(A)〜(C)を呼び出して、設定や確認を行うことができる。
【0059】
以上の例では、節約目標を節約枚数で指定したが、この代わりに節約目標として節約率を用いることもできる。節約率は、例えば、
1−Σ{(ジョブの印刷結果の総枚数)÷(ジョブの原稿枚数×部数)}
などの式で定義することができる。ここでΣは、集計開始時から現時点までの全ジョブについての総和を意味する。この節約率の定義は、原稿と同じ用紙利用形態(すなわち片面の原稿なら片面印刷、両面の原稿なら両面印刷)で印刷した時の枚数と比べて、実際にはどれだけ用紙使用枚数を減らすことができたかを割合で示している。この定義では目標達成率を実績値/目標値で計算することができ、例えば節約目標を節約率50%、節約実績値が節約率30%であれば、目標達成率は60%となる。もちろん、この定義は一例に過ぎず、別の方式で節約率を定義することができる。
【0060】
このような目標達成率に応じた節約推奨機能の制御としては、目標達成率に応じて節約推奨メッセージ(図2,図4参照)の内容等を制御する方式が考えられる。例えば、目標達成率が十分に高い場合は節約推奨メッセージを表示しないようにしたり、目標達成率が低いほど強い口調の文面の節約推奨メッセージを表示するようにするなどの制御が可能である。
【0061】
図9(A)は、このような制御の内容を設定するためのUI画面の一例を示す。この例では、目標達成率が70%以上なら図2に示した節約推奨メッセージの表示処理自体を取り止め、50%以上70%未満なら「推奨」レベルの口調の強さのメッセージ(例えば図4に例示したもの)を表示し、30%以上50%未満ならば前記「推奨」レベルよりもより強い口調の「警告」レベルのメッセージを表示する、というメッセージレベル設定がなされている。各レベルの切換のしきい値を調節することで、運用現場の事情にあったレベル設定ができる。
【0062】
また別の例として、目標達成率に応じて節約処理の内容自体を切り換えることも可能である。すなわち、目標達成率が低くなるほど、用紙節約効果の高い節約処理を実行するようにする方式である。例えば、目標達成率が50%以上ならばユーザの指定した用紙利用モードに対し、用紙利用モード確認画面120の表示などの制限的な処理を行わず、50%未満になって初めてそのような制限的処理を加えるという制御が可能である。目標達成率に応じて更に多段階に処理内容を切り換えることももちろん可能である。
【0063】
図9(B)は、このような制御の内容を設定するためのUI画面の一例を示す。この例では、目標達成率が50%以上ならば確認画面120の表示を行わず、30%以上50%未満なら確認画面120を表示して用紙利用モードについてユーザの確認を求めるようにし、0%以上30%以下なら強制節約モード処理を実行する、という節約処理レベル設定がなされている。このUI画面で、各レベルの切換のしきい値を調節することで、運用現場の事情にあったレベル設定ができる。強制節約モード処理は、例えば、ユーザの指定した用紙利用モードが所定の基準モードよりも節約効果が低いと判断した場合は、確認画面120によるユーザの用紙利用モード変更操作を経ずに、画像形成装置が強制的に用紙利用モードを基準モードに変更する処理である。図9(B)に示される「コピー禁止」のレベルは、目標達成率が設定値以下の場合に、ユーザからのコピージョブの受け付け自体を禁止するモードであり、強制節約モードよりも更に節約効果が高く、節約しないことに対するペナルティ的な意味合いも持つ。図9(B)の例では、「コピー禁止」に対しては設定がなされていないので、目標達成率がいくら悪くてもコピーができなくなることはない。
【0064】
以上、目標達成率に基づくメッセージ制御や節約処理内容制御について説明したが、これらは各々単独で用いることもできるし、両者を組み合わせることもできる。例えば図9(A)と(B)の設定での制御を組み合わせた場合は次のようになる。すなわち、目標達成率70%以上ならば、指定モードの如何によらず節約推奨メッセージも用紙利用モード確認画面120の表示も行われない。目標達成率が50〜70%ならば、節約推奨メッセージ表示処理は行うが確認画面120の表示処理は行わず、目標達成率30〜50%ならそれら両方の処理を行う。そして、節約達成率30%以下になると確認画面120表示の代わりに強制的に所定の基準モードに切り換えて印刷を行う。
【0065】
このように、目標達成率の値に応じて節約処理の内容を自動的に切り換えた場合、図10に示すように、メッセージエリア100にその旨を報知するメッセージ140を表示することも好適である。また、メッセージエリア100に現時点での節約目標達成率142を表示すれば、ユーザの節約意識の喚起につながる。
【0066】
以上用紙節約推進のための処理を目標達成率に応じて段階的に自動切り換えする制御の一例を説明した。この他に、例えば、ユーザが選択できる用紙利用モードを目標達成率に応じて段階的に制限する制御も可能である。すなわち、図11(A),(B)に例示するように、(B)目標達成率が低い場合の用紙利用モード確認画面120bでは、(A)目標達成率が高い場合の確認画面120aに表示されている用紙利用モードの選択肢のボタン123のうち、用紙節約効果が相対的に低いものを削除する。これにより、目標達成率が低いほど、より節約効果の高い用紙利用モードが選択されるようになり、節約を推進することができる。またここで、確認画面120a,120bに表示された各選択肢の中から1つの用紙利用モードを選択しない限り、スタートボタン129が押下できないようにすれば、用紙節約効果の高いモードを確実に選択させることができる。なお、用紙利用モードの選択肢の段階の区切りを示す目標達成率のしきい値は、運用側で適宜設定・変更できるようにする。
【0067】
以上では、用紙節約の状況を示す指標値として目標達成率を用い、目標達成率に応じて節約推進処理の内容を段階的に切り換える制御を説明した。これに対し、用紙の節約状況に関連した別の指標値を基準に同様の段階的切り換え制御を行うことも可能である。このような節約指標値の一例としては、用紙使用量(使用した用紙の累計枚数)がある。用紙使用量の場合、その数値が大きくなるほど、より節約効果が高い処理を選択することになる。図9(A),(B)と同様の段階設定のしきい値を、用紙使用量で設定する場合のUI画面の例を図12(A),(B)に示す。
【0068】
[変形例3]
上記実施形態や変形例に示した節約推進処理は、用紙節約の観点では有益なものであるが、節約推奨メッセージや用紙利用モード確認画面120が表示されるため、ユーザにとって煩わしい場合もある。そこで、図13に示すように、上記の節約推進処理機能自体の有効・無効を切り換えるためのUI画面を用意し、ユーザあるいはシステム管理者が適宜その機能をオンオフできるようにすることも好適である。
【0069】
また、このUIで節約推進処理機能を無効化している場合でも、目標達成率や用紙使用量が所定のしきい値(これも適宜設定・変更可能とする)よりも悪く(節約が足りない方向に)なると節約推進処理機能を自動的に有効化するような仕組みを設けることも好適である。
【0070】
[変形例4]
所定の書式を守る必要がある書類(官公庁への提出書類など)を作成する場合などには、原稿そのままを正しく複写又は印刷しなければならない。このような場合に、上記の節約推進処理機能を働かせていると、誤って2UPや両面印刷で出力し、紙を無駄にしてしまう可能性もある。特に節約度合いが低いため強制的に節約的な用紙利用モードに切り換える制御を行っている場合は、ユーザが望んでいるのと異なる形態の印刷結果となる可能性が高い。これを避けるためには、節約推進処理機能を一時的に無効化する手段を設けることが好適である。
【0071】
このような手段としては、例えば、図14(A)に例示する清書モード指定画面をタッチパネル26に表示できるようにすればよい。ユーザは、節約推進処理機能を一時的に無効化したい場合には、基本操作画面からこの清書モード指定画面を呼び出し、GUIボタン150を選択して清書モードを指定すればよい。清書モードが指定されると、機械制御部28は、一時的に節約推進処理機能を無効化する。このように一時的に節約推進処理機能を無効化している間は、図14(B)に示すように、メッセージエリア100にその旨を示すメッセージ152を表示する。この一時的な無効化状態は、その直後にユーザがスタートキー等で開始したジョブの間は継続される。そして、そのジョブの終了後所定期間の間無入力状態が続くと、節約推進処理機能は再度有効化される。
【0072】
[変形例5]
複写機等の画像形成装置の中には、使用するユーザをIDカードや暗証番号等で認証する認証機構を備え、課金等のためにユーザごと又はその所属部門ごとに該装置の使用量(あるいは課金そのもの)を集計する機能を備えるものがある。
【0073】
これと同様のユーザ認証機構を利用して、以上説明した実施形態及び変形例の処理を、ユーザ単位や部門単位など、所定の管理単位ごとに行うことも可能である。例えば、管理単位Aについては上述の節約推進処理を行うが、管理単位Bについては節約推進処理を行わない等という設定が可能である。また、図8に示した節約目標の設定や目標達成率の計算、又は用紙使用量の累計などを管理単位ごとに行い、管理単位ごとにその目標達成率や用紙使用量に応じた節約推進処理を実行することもできる。また、図9や図12に例示した節約推進処理の段階的な切り換え方式も、管理単位ごとに設定できるようにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像形成装置の構成例を概略的に示す図である。
【図2】 ユーザがジョブでの使用機能を設定する際の、用紙節約に関する処理の手順を示したフローチャートである。
【図3】 節約可能性判定処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】 節約推奨メッセージ等を表示したUI画面の例を示す図である。
【図5】 ユーザがジョブの開始を指示するスタートキーを押下した際の、用紙節約に関する処理の手順を示したフローチャートである。
【図6】 用紙利用モード確認画面の一例を示す図である。
【図7】 節約可能性判定処理の手順の別の例を示すフローチャートである。
【図8】 節約目標に関するUI画面の例を示す図である。
【図9】 目標達成率に応じた節約推進処理の段階的切換のしきい値を設定するためのUI画面の例を示す図である。
【図10】 節約推進処理内容を自動切り換えしたことを示すメッセージを表示したUI画面の例を示す図である。
【図11】 目標達成率に応じた用紙利用モード確認画面の切り換えの例を示した図である。
【図12】 用紙使用量に応じた節約推進処理の段階的切換のしきい値を設定するためのUI画面の例を示す図である。
【図13】 節約推進処理の有効化・無効化の設定のためのUI画面の一例を示す図である。
【図14】 清書モードを指定するためのUI画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 原稿読取部、12 原稿送り部、14 印刷部、16 用紙トレイ、20 用紙排出部、22 排出トレイ、24 機械操作部、26 タッチパネル、28 機械制御部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an image forming apparatus such as a copying machine or a printer, and more particularly to a technique for saving paper.
[0002]
[Prior art]
With the spread of environmental protection activities, various mechanisms for saving paper resources have been proposed for image forming apparatuses.
[0003]
For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 61-511167 discloses an image forming apparatus having a function of counting the number of used sheets for each sheet size and displaying the counting result. Japanese Patent Application Laid-Open No. 3-255469 discloses an image forming apparatus having a function of accumulating contents of copy settings such as whether single-sided copying or double-sided copying is selected, and summing up for each use department. . In these apparatuses, the totaled result can be used for efforts to save paper.
[0004]
In order to save paper more actively, double-sided copy and copy using backing paper (paper that has been used on one side) can be set as the default mode. If there is no explicit instruction from the user, the default mode is used. There is also an image forming apparatus that performs image formation. Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-338314 discloses an apparatus that promotes the use of a backing paper by imposing different charges on normal paper and backing paper.
[0005]
Further, recently, an image forming apparatus having a function (referred to as “N-UP” function, “N in 1” function, etc.) for arranging a plurality of (N) pages of original images on one page of paper has been widespread. . There is also known an image forming apparatus capable of setting the N-UP function and a copy mode for executing the N-UP function in combination with double-sided or backing paper as a default mode.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
An image forming apparatus that can set a copy mode capable of saving paper such as duplex copying as a default is certainly highly effective in terms of paper saving. However, after the user selects single-sided copy and before returning to the default mode, the next user starts copying, or the user who regularly selects single-sided copy routinely selects single-sided copy. Can not save paper. In addition, there are cases where paper can be saved more than the default mode by combining double-sided copying and the N-UP function, but it is difficult to come to such a case unless the user's awareness of saving is high.
[0007]
Although the case of copying has been described above as an example, the same problem applies to image forming apparatuses (for example, printers) other than copying machines.
[0008]
SUMMARY An advantage of some aspects of the invention is that it provides an image forming apparatus that can raise a user's awareness of paper saving.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
An image forming apparatus according to the present invention is an image forming apparatus provided with a plurality of paper use modes having different paper saving effects, and mode designation means for receiving designation of one of the plurality of paper use modes to be used from a user If there is a paper usage mode that has a paper saving effect higher than the paper usage mode designated by the mode designating unit in the plurality of paper usage modes provided in the image forming apparatus, a predetermined paper saving promotion process is performed. Saving promotion means to execute.
[0010]
In a preferred aspect of the present invention, the paper saving promotion process displays a user interface screen for selecting a mode to be used from the designated paper usage mode or a paper usage mode having a higher paper saving effect. Processing for displaying on the display device of the forming apparatus, accepting a user's selection for this, and controlling switching of the paper usage mode to be used.
[0011]
The image forming apparatus according to the present invention is an image forming apparatus provided with a plurality of paper usage modes having different paper saving effects, and among the plurality of paper usage modes, a reference paper usage mode is set as a reference mode. A stored reference mode storage unit; a mode specifying means for accepting designation of one to be used from among the plurality of paper use modes; a paper saving effect of the paper use mode specified by the mode specifying means; and the reference The paper saving effect of the mode is compared, and when the former is lower than the latter, a saving promotion means for executing a predetermined paper saving promotion process is provided.
[0012]
In a preferred aspect of the present invention, the paper saving promotion process displays a user interface screen for selecting whether to change the paper usage mode to be used to the reference mode, and accepts a selection from the user for this. , And a process of performing switching control of the paper usage mode to be used according to the selection received as a result.
[0013]
In a further preferred aspect, the apparatus further comprises means for receiving from the user an instruction for setting and changing the reference mode stored in the reference mode storage unit.
[0014]
In a preferred aspect of the present invention, the image forming apparatus includes an index value calculation unit that obtains a predetermined saving index value based on a sheet usage state of the image forming apparatus, and the saving promotion unit includes the sheet saving promotion process. Of the plurality of predetermined processes with different sheet saving effects, the process corresponding to the level of the saving index value is selectively executed.
[0015]
According to a preferred aspect of the present invention, the saving promotion means has a function of displaying a plurality of types of saving recommendation messages having different levels of appeal, and the size of the saving index value among the saving recommendation messages. It is characterized by selecting and displaying the one corresponding to the stage.
[0016]
Further, according to a preferred aspect of the present invention, the saving promotion means may be a process for displaying a saving recommendation message as a process in which the paper saving effect varies stepwise, and whether or not the paper use mode specified by the mode specifying means may be used. It is possible to execute processing for requesting confirmation from the user and processing for prohibiting acceptance of an image forming job.
[0017]
Further, in a preferred aspect of the present invention, the saving promotion means restricts a sheet use mode that can be selected at each stage of the magnitude of the saving index value, and the restricted sheet use mode for the user. Let them choose what to use within the range.
[0018]
Moreover, the suitable aspect of this invention is further provided with the threshold value setting means which receives the setting of the threshold value which prescribes | regulates the magnitude | size level of the said saving index value from a user.
[0019]
According to a preferred aspect of the present invention, the image forming apparatus includes a saving promotion mode in which the saving promotion unit functions and a general mode in which the saving promotion unit does not function, and the saving promotion mode is set as an operation mode of the image forming apparatus. And a means for accepting an instruction from the user as to which of the general modes to select.
[0020]
According to a preferred aspect of the present invention, there is provided a saving promotion mode in which the saving promotion means is functioned and a general mode in which the saving promotion means is not functioned, and a predetermined saving index based on the sheet usage status of the image forming apparatus. Index value calculation means for obtaining a value, and operation mode selection means for selecting one of the saving promotion mode and the general mode as an operation mode of the image forming apparatus according to the value of the saving index value.
[0021]
According to a preferred aspect of the present invention, there is provided means for accepting an instruction from the user to execute the job in the clear mode, and when the designation of the clear mode is accepted by this means, the saving as the operation mode of the image forming apparatus. Means for temporarily stopping the saving promotion means during the job even when the promotion mode is selected.
[0022]
In a preferred aspect of the present invention, the saving index value is a cumulative value of paper usage of the image forming apparatus.
[0023]
Further, according to a preferred aspect of the present invention, a target registration unit that receives and stores an input of a saving target value representing a sheet saving target, an actual number of sheets used for a job, and a preset reference sheet usage mode. Based on the estimated value of the number of sheets used on the assumption that the job has been executed, a saving record calculation means for calculating a saving record value indicating a record of sheet saving, and a target based on the saving target value and the saving record value An achievement degree calculating means for calculating an achievement degree, wherein the target achievement degree is used as the saving index value.
[0024]
In a preferred aspect of the present invention, the image forming apparatus includes means for identifying a user who has input a job, and means for storing information on a user management unit to which each user belongs, wherein the index value calculation means A saving index value is calculated for each predetermined user management unit, and the saving promotion means executes a paper saving promotion process corresponding to the saving index value of the management unit for each user management unit.
[0025]
According to a preferred aspect of the present invention, the image forming apparatus includes means for identifying a user who has input a job, and means for storing information on a user management unit to which each user belongs, wherein the index value calculation means is the saving unit. An index value is calculated for each predetermined user management unit, and the operation mode selection unit selects the operation mode for each user management unit according to the saving index value of the management unit.
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention (hereinafter referred to as embodiments) will be described with reference to the drawings.
[0027]
FIG. 1 is a diagram illustrating an example of a configuration of an image forming apparatus to which a control process according to the present invention is applied. In this figure, a copying machine is illustrated as a kind of image forming apparatus. As will be apparent from the following description, the application range of the reset control of the present embodiment is not limited to the copying machine shown in FIG. 1, and can be applied to other image forming apparatuses in general.
[0028]
As shown in this figure, the copying machine includes an
[0029]
The machine operation unit (operation panel) 24 is a UI (user interface) mechanism that displays information for operating the copying machine and receives input of operation instructions from the user. The
[0030]
The
[0031]
Although not shown in FIG. 1, the copier can be connected to a communication network such as a LAN (Local Area Network), receives a print instruction from a host computer via this network, and prints it out. You can also
[0032]
This image forming apparatus has a duplex printing function for printing on both front and back sides of a sheet and a 2UP function for printing two pages of a document image on one page of the sheet. In this image forming apparatus, the backing paper can be selected and printed by setting the backing paper in some of the plurality of
[0033]
Paper saving effects can be considered for each of these paper usage modes, and rankings can be made for these paper saving effects. This ranking may be theoretically determinable, or may be determined according to a saving policy at the site where the image forming apparatus is used. For example, it is theoretically determined that the paper saving effect is higher in the mode using both the double side and 2UP than the mode using only the double side. In addition, backing paper and double-sided printing are difficult to use in terms of paper usage, but whether to treat these paper saving effects as equivalent or superior or inferior depends on the saving policy in the field of use of the image forming apparatus. It is.
[0034]
In the image forming apparatus of this embodiment, as a measure for promoting the saving of paper resources, the user is notified of a paper usage mode that has a paper saving effect higher than the paper usage mode selected by the user. In order to improve the user's awareness of saving. Further, in the present embodiment, not only simply informing, but also presenting a user interface screen that presents a paper usage mode with a higher paper saving effect, so that the user can change to a mode with a higher saving effect with a simple operation. Plan. The details of this saving promotion process will be described below.
[0035]
FIG. 2 shows a processing procedure of the image forming apparatus when a user sets a use function in a job before starting the job. Here, only the procedure related to the saving promotion process is shown, and illustration of other general processes is omitted.
[0036]
The
[0037]
FIG. 3 shows an example of the determination process in step S14. In this procedure, the
[0038]
The saving effect ranking table is a table showing the ranking of the sheet saving effects of the plurality of sheet use modes provided by the image forming apparatus, and is stored in advance in a storage device in the image forming apparatus and is subjected to machine control. It can be referred from the
[0039]
Returning to the description of the flow of FIG. 2 again, after execution of the saving possibility determination process (S14), the
[0040]
In the processing procedure of FIG. 2 described above, the possibility of saving is determined for the paper usage mode specified by the user, and a saving recommendation message is displayed when it is determined that further saving is possible. It is also possible to execute the same procedure when no input is made regarding the paper usage mode. That is, when there is no user input regarding the paper charge mode, it is assumed that a default paper use mode registered in advance (generally, single-sided printing (2UP and back paper not used)) is designated, Just follow the steps.
[0041]
Here, the display process of the saving recommendation message will be described with reference to FIG. 4A, 4 </ b> B, and 4 </ b> C are examples of UI screens displayed on the
[0042]
The example of FIG. 4A is an example of a screen when the user has not input anything yet, and the paper usage mode is the default single-sided mode, so that using the 2UP and / or double-sided functions can save more paper. A saving recommendation message indicating that the message is present is displayed in the
[0043]
In the present embodiment, the user's awareness of saving can be enhanced by displaying the saving recommendation message that calls for paper saving in this way. Furthermore, since the message indicates what mode can be selected to save more, the user can easily understand how to save.
[0044]
In addition, the image forming apparatus according to the present embodiment has a function of displaying a screen for confirming the sheet use mode when the user presses a start key for instructing job start. The processing content of this function will be described with reference to FIG.
[0045]
In this process, the
[0046]
FIG. 6 shows the use of paper displayed when the start key is pressed in the screen state of FIG. 4A (that is, when single-sided printing (2UP and backing paper not used) is selected). It is an example of the mode confirmation screen. The above-mentioned saving recommendation message is displayed in the
[0047]
Unlike the saving recommendation message displayed in the
[0048]
FIG. 6 shows the
[0049]
The
[0050]
In the above, the paper use mode is defined by the combination of 2UP and the presence / absence of functions on both sides. However, if there are more functions, the paper use modes can be made by the number of possible combinations. For example, in addition to 2UP, there are many image forming apparatuses having functions of 4UP and 8UP.
[0051]
Thus, one preferred embodiment of the present invention has been described. The present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications are possible within the scope of the technical idea of the present invention.
[0052]
[Modification 1]
In the above-described embodiment, it is determined whether or not there is a paper saving mode higher than the paper usage mode designated by the user, and if there is such a mode, the user is notified of this and recommends saving. As a modification to this, a standard paper usage mode (referred to as a standard mode) is defined, and when the user's designated mode is inferior to this standard mode in terms of paper saving effect, this is notified to the user and a saving recommendation is made. It is also possible to perform. In this case, the outline of the processing procedure can use the procedure of the above embodiment, but the saving possibility determination process (S14) needs to be different from that of the above embodiment (see FIG. 3). is there. FIG. 7 shows the procedure of the saving possibility determination process (S14) of this modification.
[0053]
In this procedure, first, the
[0054]
It is preferable that the reference mode can be set or changed as appropriate according to the needs of the operation site of the image forming apparatus. For this purpose, a GUI screen for setting the reference mode may be prepared in the image forming apparatus. When specifying the reference mode on the reference mode setting GUI screen, the user should sequentially select whether to use each function such as the double-sided function and the 2UP function in the same way as the normal job setting UI. do it.
[0055]
In the procedure shown in FIG. 7, information on the number of pages of the document is necessary for estimating the number of sheets used. Therefore, the document set on the
[0056]
[Modification 2]
It is also possible to count paper saving results in the image forming apparatus and control the saving recommendation function (displaying the saving recommendation message and the display of the paper fee mode confirmation screen) of the above-described embodiment and
[0057]
The saving performance can be measured as an achievement rate of a predetermined saving target, for example. FIG. 8A shows an example of a setting screen used for saving target setting, in which the current saving target value is displayed. In this example, the saving target is the saving target number of sheets to be saved with respect to the number of sheets used in a certain standard sheet use mode. The reference mode at this time may be the same as the reference mode described in the first modification, or may be set completely independently. For example, when the standard mode for this saving target is 2UP, the paper saving results are calculated by adding up the number of saved papers, which is how much paper can be saved in actual use compared to printing with 2UP. It will be. Further, how much the number of copies per actual printing result can be saved with respect to the number of originals can be set as the actual number of savings.
[0058]
When the “Confirm / Change”
[0059]
In the above example, the saving target is designated by the number of savings, but instead, a saving rate can be used as the saving target. The saving rate is, for example,
1−Σ {(total number of print results of job) ÷ (number of original sheets of job × number of copies)}
It can be defined by an expression such as Here, Σ means the total sum for all jobs from the start of counting to the present time. This saving ratio is defined as how much paper is actually used compared to the number of sheets printed using the same form of paper usage as the original (ie single-sided printing for single-sided originals and double-sided printing for double-sided originals). This shows the percentage of success. In this definition, the target achievement rate can be calculated by the actual value / target value. For example, if the saving target is 50% saving rate and the saving actual value is 30% saving rate, the target achievement rate is 60%. Of course, this definition is only an example, and the saving rate can be defined by another method.
[0060]
As the control of the saving recommendation function according to the target achievement rate, a method of controlling the content of the saving recommendation message (see FIGS. 2 and 4) according to the target achievement rate can be considered. For example, when the target achievement rate is sufficiently high, the saving recommendation message is not displayed, and the lower the target achievement rate is, the stronger the message saving recommendation message is displayed.
[0061]
FIG. 9A shows an example of a UI screen for setting the content of such control. In this example, if the target achievement rate is 70% or more, the display processing of the saving recommendation message shown in FIG. 2 is canceled, and if it is 50% or more and less than 70%, a message indicating a tone strength of “recommended” level (for example, FIG. 4). The message level is set to display a message of a “warning” level having a tone stronger than the “recommended” level if it is 30% or more and less than 50%. By adjusting the threshold for switching each level, the level can be set according to the circumstances of the operation site.
[0062]
As another example, the content of the saving process itself can be switched according to the target achievement rate. In other words, the lower the target achievement rate, the more the paper saving effect is executed. For example, if the target achievement rate is 50% or more, the restriction is not performed for the paper use mode specified by the user without performing restrictive processing such as the display of the paper use
[0063]
FIG. 9B shows an example of a UI screen for setting the contents of such control. In this example, if the target achievement rate is 50% or more, the
[0064]
The message control and the saving process content control based on the target achievement rate have been described above, but these can be used alone or in combination. For example, the combination of the controls in the settings of FIGS. 9A and 9B is as follows. That is, if the target achievement rate is 70% or more, neither the saving recommendation message nor the paper usage
[0065]
As described above, when the content of the saving process is automatically switched in accordance with the value of the target achievement rate, it is also preferable to display a
[0066]
The example of the control for automatically switching the processing for paper saving promotion stepwise according to the target achievement rate has been described. In addition to this, for example, it is possible to control the user to select a paper use mode that can be selected in a stepwise manner in accordance with the target achievement rate. That is, as illustrated in FIGS. 11A and 11B, in (B) the paper usage
[0067]
In the above, the control has been described in which the target achievement rate is used as an index value indicating the paper saving state, and the content of the saving promotion process is changed in stages according to the target achievement rate. On the other hand, it is also possible to perform the same step-by-step switching control based on another index value related to the paper saving situation. As an example of such a saving index value, there is a paper usage amount (cumulative number of used paper sheets). In the case of the amount of paper used, the larger the numerical value, the higher the saving effect is selected. FIGS. 12A and 12B show examples of UI screens when threshold values similar to those shown in FIGS. 9A and 9B are set by paper usage.
[0068]
[Modification 3]
The saving promotion process shown in the above embodiment and the modification is useful from the viewpoint of saving paper, but may be troublesome for the user because the saving recommendation message and the paper use
[0069]
Even when the saving promotion processing function is disabled in this UI, the target achievement rate and the paper usage are worse than a predetermined threshold (which can also be set and changed as appropriate) (in the direction of insufficient saving) It is also preferable to provide a mechanism for automatically enabling the saving promotion processing function.
[0070]
[Modification 4]
When preparing documents (such as documents submitted to government offices) that must comply with the prescribed format, the manuscript must be copied or printed correctly. In such a case, if the above-described saving promotion processing function is used, there is a possibility that the paper is erroneously output by 2UP or double-sided printing, and the paper is wasted. In particular, since the degree of saving is low, when the control is forcibly switched to the saving paper use mode, there is a high possibility that the printing result is in a form different from that desired by the user. In order to avoid this, it is preferable to provide means for temporarily invalidating the saving promotion processing function.
[0071]
As such a means, for example, a clean-up mode designation screen illustrated in FIG. 14A may be displayed on the
[0072]
[Modification 5]
An image forming apparatus such as a copying machine is provided with an authentication mechanism for authenticating a user to be used with an ID card or a personal identification number. Some have a function of counting the billing itself.
[0073]
By using a user authentication mechanism similar to this, it is also possible to perform the processing of the embodiment and the modification described above for each predetermined management unit such as a user unit or a department unit. For example, the above-described saving promotion process is performed for the management unit A, but the saving promotion process is not performed for the management unit B. In addition, the setting of the saving target and calculation of the target achievement rate shown in FIG. 8 or the accumulation of paper usage is performed for each management unit, and the saving promotion process corresponding to the target achievement rate and paper usage for each management unit. Can also be executed. Further, the stepwise switching method of the saving promotion process exemplified in FIG. 9 and FIG. 12 can be set for each management unit.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram schematically illustrating a configuration example of an image forming apparatus.
FIG. 2 is a flowchart showing a procedure of processing related to paper saving when a user sets a use function in a job.
FIG. 3 is a flowchart illustrating a procedure of a saving possibility determination process.
FIG. 4 is a diagram illustrating an example of a UI screen displaying a saving recommendation message and the like.
FIG. 5 is a flowchart showing a procedure of processing related to paper saving when a user presses a start key for instructing start of a job.
FIG. 6 is a diagram illustrating an example of a paper usage mode confirmation screen.
FIG. 7 is a flowchart showing another example of the procedure of the saving possibility determination process.
FIG. 8 is a diagram illustrating an example of a UI screen related to a saving target.
FIG. 9 is a diagram illustrating an example of a UI screen for setting a threshold value for gradual switching of the saving promotion process according to a target achievement rate.
FIG. 10 is a diagram illustrating an example of a UI screen displaying a message indicating that the saving promotion processing content has been automatically switched.
FIG. 11 is a diagram illustrating an example of switching of a sheet use mode confirmation screen according to a target achievement rate.
FIG. 12 is a diagram illustrating an example of a UI screen for setting a threshold value for gradual switching of the saving promotion process according to the amount of paper used.
FIG. 13 is a diagram illustrating an example of a UI screen for setting to enable / disable saving promotion processing;
FIG. 14 is a diagram illustrating an example of a UI screen for designating a clear text mode.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (15)
前記複数の用紙利用モードのうちで、基準とする用紙利用モードを基準モードとして記憶した基準モード記憶部と、
ユーザから、前記複数の用紙利用モードの中で使用するものの指定を受け付けるモード指定手段と、
前記モード指定手段で指定された用紙利用モードの用紙節約効果と、前記基準モードの用紙節約効果とを比較し、前者が後者より低い場合には、所定の用紙節約推進処理を実行する節約推進手段と、
を備える画像形成装置。An image forming apparatus having a plurality of paper use modes having different paper saving effects,
A reference mode storage unit that stores a reference sheet use mode as a reference mode among the plurality of sheet use modes;
Mode designation means for accepting designation of one of the plurality of paper use modes to be used from a user;
The paper saving effect of the paper use mode specified by the mode specifying means is compared with the paper saving effect of the reference mode, and when the former is lower than the latter, the saving promotion means for executing a predetermined paper saving promotion process When,
An image forming apparatus comprising:
前記用紙節約推進処理は、使用する用紙利用モードを前記基準モードに変更するか否かの選択のためのユーザインタフェース画面を表示し、これに対するユーザからの選択を受け付け、この結果受け付けた選択に従って使用する用紙利用モードの切換制御を行う処理、を含むことを特徴とする画像形成装置。The image forming apparatus according to claim 1 ,
The paper saving promotion process displays a user interface screen for selecting whether or not to change the paper use mode to be used to the reference mode, accepts a selection from the user, and uses the result according to the accepted selection. An image forming apparatus comprising: a process for performing switching control of a sheet use mode to be performed.
前記基準モード記憶部に記憶する基準モードの設定及び変更の指示をユーザから受け付けるための手段を更に備えることを特徴とする画像形成装置。The image forming apparatus according to claim 1 ,
An image forming apparatus, further comprising means for receiving from a user an instruction to set and change a reference mode stored in the reference mode storage unit.
該画像形成装置の用紙の使用状況に基づき所定の節約指標値を求める指標値計算手段を備え、
前記節約推進手段は、前記用紙節約推進処理として、用紙節約効果が段階的に異なる所定の複数の処理のうち、前記節約指標値の大きさの段階に応じた処理を選択的に実行することを特徴とする画像形成装置。An image forming apparatus according to claim 1 Symbol placement,
An index value calculating means for obtaining a predetermined saving index value based on the sheet usage status of the image forming apparatus;
The saving promotion means selectively executes, as the paper saving promotion process, processing corresponding to the level of the saving index value among a plurality of predetermined processes having different paper saving effects in stages. An image forming apparatus.
前記節約推進手段は、呼びかけの強さが段階的に異なる複数種類の節約推奨メッセージを表示する機能を備え、それら節約推奨メッセージのうち前記節約指標値の大きさの段階に対応するものを選択して表示することを特徴とする画像形成装置。The image forming apparatus according to claim 4 ,
The saving promotion means has a function of displaying a plurality of types of saving recommendation messages having different appeal strengths in stages, and selects one corresponding to the level of the saving index value among the saving recommendation messages. And an image forming apparatus.
前記節約推進手段は、用紙節約効果が段階的に異なる処理として、節約推奨メッセージを表示する処理、前記モード指定手段で指定された用紙利用モードでよいか否かの確認をユーザに求める処理、及び画像形成ジョブの受付を禁止する処理、を実行可能であることを特徴とする画像形成装置。The image forming apparatus according to claim 4 ,
The saving promotion means includes a process for displaying a saving recommendation message as a process in which the paper saving effect varies step by step, a process for requesting the user to confirm whether or not the paper use mode specified by the mode specifying means is acceptable, and An image forming apparatus capable of executing processing for prohibiting reception of an image forming job.
前記節約推進手段は、前記節約指標値の大きさの段階ごとにその段階で選択できる用紙利用モードを制限し、ユーザに対してそれら制限された用紙利用モードの範囲内で使用するものを選択させることを特徴とする画像形成装置。The image forming apparatus according to claim 4 ,
The saving promotion means restricts the sheet usage mode that can be selected at each stage of the size of the saving index value, and allows the user to select one to be used within the range of the restricted paper usage mode. An image forming apparatus.
前記節約指標値の大きさの段階を規定するしきい値の設定をユーザから受け付けるしきい値設定手段、を更に備えることを特徴とする画像形成装置。The image forming apparatus according to claim 4 ,
An image forming apparatus, further comprising: a threshold value setting unit that receives a threshold value setting that defines a level of the saving index value from a user.
前記節約推進手段を機能させる節約推進モードと、前記節約推進手段を機能させない一般モードとを備え、当該画像形成装置の動作モードとして前記節約推進モードと前記一般モードのいずれを選択するかの指示をユーザから受け付ける手段を備えることを特徴とする画像形成装置。An image forming apparatus according to claim 1 Symbol placement,
A saving promotion mode in which the saving promotion unit is made to function; and a general mode in which the saving promotion unit is not made to function, and an instruction to select either the saving promotion mode or the general mode as an operation mode of the image forming apparatus. An image forming apparatus comprising means for receiving from a user.
前記節約推進手段を機能させる節約推進モードと、前記節約推進手段を機能させない一般モードとを備えるとともに、
該画像形成装置の用紙の使用状況に基づき所定の節約指標値を求める指標値計算手段と、
前記節約指標値の値に応じて、前記節約推進モードと前記一般モードの一方を当該画像形成装置の動作モードとして選択する動作モード選択手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。An image forming apparatus according to claim 1 Symbol placement,
A saving promotion mode for causing the saving promotion means to function; and a general mode for not allowing the saving promotion means to function; and
Index value calculating means for obtaining a predetermined saving index value based on the usage status of the sheet of the image forming apparatus;
An operation mode selection means for selecting one of the saving promotion mode and the general mode as an operation mode of the image forming apparatus according to the value of the saving index value;
An image forming apparatus comprising:
ジョブを清書モードで実行する旨の指示をユーザから受け付けるための手段と、
この手段により清書モードの指定を受け付けた場合、当該画像形成装置の動作モードとして前記節約推進モードが選択されている場合でも、前記節約推進手段を該ジョブの間一時的に停止させる手段と、
を更に備えることを特徴とする画像形成装置。The image forming apparatus according to claim 9 , wherein
Means for accepting an instruction from the user to execute the job in the clean copy mode;
Means for temporarily stopping the saving promotion means during the job even when the saving promotion mode is selected as the operation mode of the image forming apparatus when designation of the clean-up mode is accepted by this means;
An image forming apparatus further comprising:
前記節約指標値は、該画像形成装置の用紙使用量の累計値であることを特徴とする画像形成装置。The image forming apparatus according to claim 4 , wherein:
The image forming apparatus, wherein the saving index value is a cumulative value of paper usage of the image forming apparatus.
用紙節約の目標を表す節約目標値の入力を受け付けて記憶する目標登録手段と、
ジョブの実際の用紙使用枚数と、予め設定された基準の用紙利用モードでそのジョブを実行したと仮定した場合の用紙使用枚数の推定値とに基づき、用紙節約の実績を示す節約実績値を計算する節約実績計算手段と、
前記節約目標値と前記節約実績値とに基づき目標達成度を計算する達成度計算手段と、
を備え、
前記節約指標値として前記目標達成度を用いることを特徴とする画像形成装置。The image forming apparatus according to claim 4 , wherein:
Target registration means for receiving and storing an input of a saving target value representing a paper saving target;
Based on the actual number of sheets used in the job and the estimated number of sheets used assuming that the job was executed in the preset standard paper usage mode, a savings actual value indicating the actual paper savings is calculated. Saving savings calculation means,
Achievement level calculation means for calculating a target achievement level based on the saving target value and the actual saving value;
With
An image forming apparatus using the target achievement level as the saving index value.
ジョブを入力したユーザを識別する手段と、
各ユーザが属するユーザ管理単位の情報を記憶する手段と、
を備え、
前記指標値計算手段は前記節約指標値を所定のユーザ管理単位ごとに計算し、前記節約推進手段は該ユーザ管理単位ごとに該管理単位の節約指標値に応じた用紙節約推進処理を実行することを特徴とする画像形成装置。The image forming apparatus according to claim 4 ,
Means for identifying the user who entered the job;
Means for storing information of a user management unit to which each user belongs;
With
The index value calculation means calculates the saving index value for each predetermined user management unit, and the saving promotion means executes a paper saving promotion process according to the saving index value of the management unit for each user management unit. An image forming apparatus.
ジョブを入力したユーザを識別する手段と、
各ユーザが属するユーザ管理単位の情報を記憶する手段と、
を備え、
前記指標値計算手段は前記節約指標値を所定のユーザ管理単位ごとに計算し、前記動作モード選択手段は該ユーザ管理単位ごとに該管理単位の節約指標値に応じて前記動作モードを選択することを特徴とする画像形成装置。The image forming apparatus according to claim 10 , wherein
Means for identifying the user who entered the job;
Means for storing information of a user management unit to which each user belongs;
With
The index value calculation means calculates the saving index value for each predetermined user management unit, and the operation mode selection means selects the operation mode for each user management unit according to the saving index value of the management unit. An image forming apparatus.
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