JP3899703B2 - Outfitting sash fixing structure - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のドアパネルの上部の窓用開口部を開閉するドアガラスの縁部を摺動自在に支持する上下に長い艤装サッシュの下部を、ドアパネルの下部内面に対してブラケットを介して間隔を開けて固定する艤装サッシュ固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のサイドドアの上部の窓用開口部を開閉するドアガラスは、上下に長い艤装サッシュにより後縁部を摺動自在に支持されており、艤装サッシュの上部は、窓用開口部の上縁窓枠部の後部又は後縁窓枠部の上部に支持され、艤装サッシュの下部は、窓用開口部の下縁後部からドアパネルの下部内面側(ドアガラス収容部内)に差し込まれ、ドアパネルの下部内面に対してブラケットを介して間隔を開けて支持されている。なお、窓用開口部の下縁後部には、ブラケット挿入用開口部がドアガラス通過用開口部と連続して形成されており、艤装サッシュの下部及びブラケットは、ブラケット挿入用開口部を介してドアパネルの下部内面側に差し込まれている。
【0003】
そして、図7に示すように、艤装サッシュ20の下部をドアパネルの下部内面に支持する従来のブラケット126には、縦向板状のサッシュ固定部27と、サッシュ固定部27から横方向に突出した縦向板状の間隔保持部28と、間隔保持部28の突出端から前方に屈曲した縦向板状のドアパネル固定部129とが一体に設けられている。そして、サッシュ固定部27が、艤装サッシュ20の下部の後面部22にスポット溶接により固定され、ドアパネル固定部129が、ドアパネルの下部内面に雌ネジ孔29hを介してスクリューにより固定される構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ドアパネルの下部内面側への艤装サッシュの装着作業は、ドアガラス、ドアラッチ等の先行取付部品を避けて、艤装サッシュの下部及びブラケットをドアパネルの下部内面側に差し込むようにして行われるが、作業者がドアパネルの下部内面側を目視により確認することは困難である。また、ブラケット挿入用開口部の横幅は、艤装サッシュの下部及びブラケットの横方向長さより小さく形成されているため、艤装サッシュ及びブラケットをドアパネルの下部内面側に差し込んだ後に回転させるようにして装着作業を行う必要がある。従って、艤装サッシュの装着作業に際して、艤装サッシュのブラケットが先行取付部品と接触する場合がある。
【0005】
一方、従来のブラケット126のドアパネル固定部129の先端部分は、切口(端面)129eが突出した形状となっているため、ドアパネル固定部129の先端部分の切口129eが先行取付部品と接触すると、先行取付部品に傷が付く等の問題があった。なお、ドアパネル固定部129の先端部分に、スポンジ状の緩衝材を張り付けたり、ドアパネル固定部129の先端部分にラバーコーティングを施して、切口129eを覆うことも考えられるが、ブラケット126の製作費が上昇する等の問題が生じてくる。
【0006】
本発明は、このような問題に鑑み、ブラケットの製作費を上昇させずに、艤装サッシュの装着作業時に、ブラケットとの接触により先行取付部品に傷が付くことを防止することができる艤装ブラケット固定構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、自動車のドアパネルの上部の窓用開口部を開閉するドアガラスの縁部を摺動自在に支持する上下に長い艤装サッシュと、前記艤装サッシュの下部を前記ドアパネルの下部内面に対して間隔を開けて支持するブラケットとを備え、前記ブラケットには、縦向板状のサッシュ固定部と、前記サッシュ固定部から横方向に突出した縦向板状の間隔保持部と、前記間隔保持部の突出端から丸みを帯びて屈曲した縦向板状のドアパネル固定部とが一体に設けられ、前記間隔保持部及び前記ドアパネル固定部の上端及び下端には対向する側に突出したフランジが形成され、前記サッシュ固定部が前記艤装サッシュの下部に固定され、前記ドアパネル固定部が前記ドアパネルの下部内面に固定される艤装サッシュ固定構造において、前記ドアパネル固定部の先端部分は、前記艤装サッシュ側へ丸みを帯びて屈曲した形状に形成され、当該屈曲した形状は前記フランジと連続し、前記ドアパネル固定部の周縁全てが前記艤装サッシュ側に屈曲していることを特徴とする艤装サッシュ固定構造である
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、艤装サッシュから横方向へ突出したブラケットのドアパネル固定部の先端部分を艤装サッシュ側へ丸みを帯びて屈曲した形状に形成したので、ドアパネルへの艤装サッシュの装着作業に際して、ドアパネルの下部内面側でブラケットの端面がドアガラス、ドアラッチ等の先行組付部品に接触して傷を付けることを防止することができ、ドアパネルへの艤装サッシュの装着作業を円滑に行うことができる。
【0009】
また、請求項2に記載の発明においては、ドアパネルの窓用開口部の下縁後端部には、ブラケットが固定された艤装サッシュの下部が挿入されるブラケット挿入用開口部が、ドアガラスが通過するドアガラス通過用開口部と連続して形成され、ブラケット挿入用開口部の横幅は、艤装サッシュ及びブラケットの横方向長さよりも小さく形成されている。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、ドアパネルへの艤装サッシュの装着作業に際して、艤装サッシュの下部及びブラケットを、ブラケット挿入用開口部を介してドアパネルの下部内面側に差し込んだ後に回転させる必要があり、ブラケットがドアガラス、ドアラッチ等の先行組付部品に接触する可能性が高くなるが、ブラケットの端面が先行組付部品に接触して傷を付けることを防止することができ、ドアパネルへの艤装サッシュの装着作業を円滑に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る艤装サッシュ固定構造が適用される艤装サッシュ(ガラスランは省略)及びブラケットの斜視図、図2は、図1の横断面図である。図3は、図1の艤装サッシュが装着された自動車のドアパネルの側面図、図4は、図3のA−A線による拡大断面図である。また、図5は、図3のドアパネルへの艤装サッシュの装着作業を示す側面図、図6は、図5のB−B線による拡大断面図である。
【0012】
図3〜6に示すように、本発明の実施の形態に係る艤装サッシュ固定構造が適用された自動車のサイドドア10は、アウターパネル10Aとインナーパネル10Bとにより構成されており、サイドドア10の上部には、窓用開口部14が設けられ、サイドドア10の下部には、アウターパネル10Aとインナーパネル10Bとの間に、中空箱状のドアガラス収容部15が形成されている。そして、サイドドア10には、ドアガラス9が、窓用開口部14とドアガラス収容部15との間を上下に移動して、窓用開口部14を開閉するように装着されている。
【0013】
即ち、図3に示すように、サイドドア10の窓用開口部14の前縁、上縁、後縁には、それぞれ、上下に長い前縁窓枠部11、前後に長い上縁窓枠部12、斜め上下に長い後縁窓枠部13が設けられている。また、窓用開口部14の下縁(ドアガラス収容部15の上縁)には、図6に示すように、アウターパネル10Aとインナーパネル10Bとの間に、前後に長い溝状のドアガラス通過用開口部16が、窓用開口部14とドアガラス収容部15とを連通させるように設けられており、ドアガラス9は、ドアガラス通過用開口部16を介して窓用開口部14とドアガラス収容部15との間で上下に移動するようになっている。
【0014】
そして、図3に示すように、サイドドア10の後部には、上下に長い艤装サッシュ20が、ドアガラス9の後縁部を支持するように装着されており、艤装サッシュ20の上部は、後縁窓枠部13の上部に支持され、艤装サッシュ20の下部は、ドアガラス収容部15内に差し込まれ、図4に示すように、インナーパネル10Bの下寄部分のブラケット固定部18の内面に対してブラケット26を介して所定の間隔を開けて支持されている。なお、図3に示すように、艤装サッシュ20の上部には、ガーニッシュ24が、艤装サッシュ20の上部と後縁窓枠部13の下部との間を閉鎖するように、後側に突出して設けられている。
【0015】
また、サイドドア10の前縁窓枠部11、上縁窓枠部12及び艤装サッシュ20の内周側には、ガラスラン19が、ドアガラス9の外周縁部と摺動自在に当接するように装着されている。ガラスラン19は、図2に示すように、ドアガラス9の外周縁部が挿入されるように、内周側に開いた略コ字形の断面形状を有しており、内側対向面には、ドアガラス9の縁部表面と摺動自在に当接する鍔状のガラス当接リップ19a、19aが長手方向に連続して形成されている。
【0016】
また、サイドドア10の窓用開口部14の下縁後部(ドアガラス収容部15の上縁後部)には、図6に示すように、アウターパネル10Aとインナーパネル10Bとの間に、ブラケット挿入用開口部17が、窓用開口部14とドアガラス収容部15とを連通させるように、ドアガラス通過用開口部16と連続して設けられており、艤装サッシュ20の下部は、ブラケット挿入用開口部17を介してドアガラス収容部15内に差し込まれている。なお、サイドドア10のドアガラス収容部15の上寄部分の横幅は下寄部分の横幅より小さくなっており、従って、ブラケット挿入用開口部17の横幅Wは、艤装サッシュ20及びブラケット26の横方向長さLよりも小さく形成されている。
【0017】
そして、艤装サッシュ20の下部を支持するブラケット26には、図1、2に示すように、サッシュ固定部27と間隔保持部28とドアパネル固定部29とが一体に設けられており、サッシュ固定部27は、艤装サッシュ20の長手方向と平行な縦向板状に形成され、間隔保持部28は、サッシュ固定部27から横方向に突出した縦向板状に形成され、ドアパネル固定部29は、間隔保持部28の突出端(横端)から丸みを帯びて前方に屈曲した縦向板状に形成されている。そして、ドアパネル固定部29の前端部分(先端部分)は、端面29eをサッシュ固定部27側(艤装サッシュ20側)へ向けるように、丸みを帯びて横向に屈曲した形状に形成されており、また、間隔保持部28とドアパネル固定部29は、上端及び下端に、相互に対向する側に突出したフランジ28f、29fを有する略コ字形の縦断面形状に形成されている。また、ドアパネル固定部29の中央部分には、雌ネジ孔29hが横向に設けられている。従って、ブラケット26は、鋼板等により一体に形成され、スポンジ等の緩衝材を別個に装着していないため、製作費を低減することができる。
【0018】
そして、艤装サッシュ20は、側面部21、21と後面部22とからなる前面側が開口した略コ字形の横断面形状で上下に長く形成されている。そして、ブラケット26のサッシュ固定部27は、艤装サッシュ20の下端部分の後面部22にスポット溶接により固定され、ドアパネル固定部29は、艤装サッシュ20から間隔保持部28を介して横方向に突出し、図4に示すように、インナーパネル10Bの下寄部分のブラケット固定部18の内面に雌ネジ孔29hを介してスクリュー18sにより固定されている。なお、ガラスラン19は、図2に示すように、側面部21、21、後面部22により挟み込まれるように、艤装サッシュ20の前面側(内周側)に装着されている。
【0019】
このように構成される艤装サッシュ固定構造において、サイドドア10への艤装サッシュ20の装着作業は、図5、6に示すように、前縁窓枠部11、艤装サッシュ20にガラスラン19を装着し、ドアガラス収容部15内にドアガラス9を収容した後に行われる。艤装サッシュ20の装着作業に際しては、まず、ブラケット26が固定された艤装サッシュ20の下部を、ブラケット26のドアパネル固定部29を前方(ドアガラス9側)に向けた状態でブラケット挿入用開口部17からドアガラス収容部15内に挿入して、ドアガラス収容部15内のドアガラス9、ドアラッチ等の先行取付部品を避けるように、艤装サッシュ20の下端部分及びブラケット26をブラケット取付部18の位置まで差し込む。
【0020】
そして、ブラケット26をブラケット取付部18の位置まで差し込んだところで、図3、4に示すように、艤装サッシュ20及びブラケット26を回転させて、ブラケット26のドアパネル固定部29をインナーパネル10Bの内面に向けると共に、艤装サッシュ20のガラスラン19をドアガラス9の後縁部に係合させる。そして、ブラケット26のドアパネル固定部29を、インナーパネル10Bのブラケット固定部18の内面に当接させて、雌ネジ孔29hを介してスクリュー18sにより固定する。
【0021】
この際、ドアガラス収容部15内にはドアガラス9やドアラッチ等の先行取付部品が収容されており、また、ドアガラス収容部15内の状況をドアガラス通過用開口部16やブラケット挿入用開口部17を介して作業者が目視により確認することは困難であるが、図1、2に示すように、ブラケット26のドアパネル固定部29の先端部分が艤装サッシュ20側へ丸みを帯びて屈曲した形状に形成されているので、ブラケット26の端面29eがドアガラス9やドアラッチ等の先行取付部品に接触して傷を付けることを防止することができ、艤装サッシュ20の装着作業を円滑に行うことができる。
【0022】
以上、本発明の実施の形態について述べたが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述の実施の形態では、ブラケットのサッシュ固定部を艤装サッシュの後面部に固定した場合について述べたが、ブラケットのサッシュ固定部を艤装サッシュの側面部に固定してもよい。
【0023】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、艤装サッシュから横方向へ突出したブラケットのドアパネル固定部の先端部分を艤装サッシュ側へ丸みを帯びて屈曲した形状に形成したので、ドアパネルへの艤装サッシュの装着作業に際して、ドアパネルの下部内面側でブラケットの端面がドアガラス、ドアラッチ等の先行組付部品に接触して傷を付けることを防止することができ、ドアパネルへの艤装サッシュの装着作業を円滑に行うことができる。
【0024】
また、請求項2に記載の発明によれば、ドアパネルへの艤装サッシュの装着作業に際して、艤装サッシュの下部及びブラケットを、ブラケット挿入用開口部を介してドアパネルの下部内面側に差し込んだ後に回転させる必要があり、ブラケットがドアガラス、ドアラッチ等の先行組付部品に接触する可能性が高くなるが、ブラケットの端面が先行組付部品に接触して傷を付けることを防止することができ、ドアパネルへの艤装サッシュの装着作業を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る艤装サッシュ固定構造が適用される艤装サッシュ(ガラスランは省略)及びブラケットの斜視図である。
【図2】図1の横断面図である。
【図3】図1の艤装サッシュが装着された自動車のドアパネルの側面図である。
【図4】図3のA−A線による拡大断面図である。
【図5】図3のドアパネルへの艤装サッシュの装着作業を示す側面図である。
【図6】図5のB−B線による拡大断面図である。
【図7】従来の艤装サッシュ固定構造が適用される艤装サッシュ(ガラスランは省略)及びブラケットの斜視図である。
【符号の説明】
9 ドアガラス
10 サイドドア
10A アウターパネル(ドアパネル)
10B インナーパネル(ドアパネル)
11 前縁窓枠部
12 上縁窓枠部
13 後縁窓枠部
14 窓用開口部
15 ドアガラス収容部
16 ドアガラス通過用開口部
17 ブラケット挿入用開口部
18 ブラケット固定部
18s スクリュー
19 ガラスラン
19a ガラス当接リップ
20 艤装サッシュ
21 側面部
22 後面部
24 ガーニッシュ
26 ブラケット
27 サッシュ固定部
28 間隔保持部
28f フランジ
29 ドアパネル固定部
29e 端面
29f フランジ
29h 雌ネジ孔
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
According to the present invention, a lower part of a vertically mounted sash that slidably supports an edge of a door glass that opens and closes an upper window opening of an automobile door panel is spaced from a lower inner surface of the door panel via a bracket. It is related with the outfitting sash fixing structure which opens and fixes.
[0002]
[Prior art]
The door glass that opens and closes the window opening at the top of the side door of an automobile is slidably supported at the rear edge by a vertically long sash. The upper part of the sash is the upper edge of the window opening. Supported by the rear part of the window frame part or the upper part of the window frame part, the lower part of the sash is inserted from the lower rear part of the window opening to the lower inner surface side of the door panel (in the door glass housing part), and the lower part of the door panel The inner surface is supported at an interval via a bracket. A bracket insertion opening is formed continuously with the door glass passage opening at the rear edge of the lower edge of the window opening, and the lower part of the outfitting sash and the bracket are connected via the bracket insertion opening. It is inserted into the lower inner surface of the door panel.
[0003]
As shown in FIG. 7, the conventional bracket 126 that supports the lower part of the outfitting sash 20 on the lower inner surface of the door panel protrudes in the lateral direction from the vertical plate-like sash fixing part 27 and the sash fixing part 27. A vertically plate-like interval holding portion 28 and a vertically extending plate-like door panel fixing portion 129 bent forward from the protruding end of the interval holding portion 28 are integrally provided. Then, the sash fixing portion 27 is fixed to the lower rear surface portion 22 of the outfitting sash 20 by spot welding, and the door panel fixing portion 129 is fixed to the lower inner surface of the door panel with a screw through a female screw hole 29h. ing.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The installation work of the outfitting sash on the lower inner surface side of the door panel is performed by inserting the lower part of the outfitting sash and the bracket into the lower inner surface side of the door panel, avoiding the prior mounting parts such as door glass and door latch. However, it is difficult to visually confirm the lower inner surface side of the door panel. Also, since the horizontal width of the bracket insertion opening is smaller than the lower part of the outfitting sash and the lateral length of the bracket, the attachment operation is performed by rotating the outfitting sash and bracket after inserting them into the lower inner surface of the door panel. Need to do. Therefore, during the mounting operation of the outfitting sash, the bracket of the outfitting sash may come into contact with the preceding attachment component.
[0005]
On the other hand, since the front end portion of the door panel fixing portion 129 of the conventional bracket 126 has a shape in which a cut end (end surface) 129e protrudes, when the cut end 129e of the front end portion of the door panel fixing portion 129 comes into contact with the preceding mounting part, There were problems such as scratches on the mounting parts. Although it is conceivable that a sponge-like cushioning material is attached to the front end portion of the door panel fixing portion 129 or rubber coating is applied to the front end portion of the door panel fixing portion 129 to cover the cut end 129e, the manufacturing cost of the bracket 126 is considered. Problems such as rising will arise.
[0006]
In view of such a problem, the present invention provides an outfitting bracket fixing that can prevent damage to the preceding attachment component due to contact with the bracket during the attachment operation of the outfitting sash without increasing the manufacturing cost of the bracket. The purpose is to provide a structure.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, there is provided a vertically mounted outboard sash that slidably supports an edge of a door glass that opens and closes an upper window opening of an automobile door panel, and a lower portion of the outboard sash is attached to the door panel. A bracket that supports the inner surface of the lower portion with a gap therebetween, and the bracket includes a vertical plate-like sash fixing portion, and a vertical plate-like interval holding portion that protrudes laterally from the sash fixing portion. And a vertically-oriented plate-like door panel fixing portion that is rounded and bent from the protruding end of the interval holding portion, and protrudes on the opposite side to the upper and lower ends of the interval holding portion and the door panel fixing portion. In the outfitting sash fixing structure, the flange is formed, the sash fixing part is fixed to the lower part of the outfitting sash, and the door panel fixing part is fixed to the lower inner surface of the door panel. The tip portion of the door panel fixing portion, the outfitting the sash side are formed on the bent shape rounded, the bent shape is continuous with the flange, bent all periphery the outfitting sash side of the door panel fixing portion It is the outfitting sash fixing structure characterized by having carried out .
[0008]
According to the first aspect of the present invention, since the front end portion of the door panel fixing portion of the bracket projecting laterally from the outfitting sash is formed in a shape that is rounded and bent toward the outfitting sash side, During installation work, it is possible to prevent the end face of the bracket on the inner surface of the lower part of the door panel from coming into contact with and scratching the door glass, door latches, etc., and smooth the installation work of the sash on the door panel. It can be carried out.
[0009]
In the invention according to claim 2, a bracket insertion opening into which the lower part of the outfitting sash to which the bracket is fixed is inserted at the lower edge rear end of the window opening of the door panel is the door glass. It is formed continuously with the opening for passing the door glass, and the lateral width of the bracket insertion opening is smaller than the lateral length of the sash and the bracket.
[0010]
According to the second aspect of the present invention, when the fitting sash is attached to the door panel, the lower part of the fitting sash and the bracket need to be rotated after being inserted into the lower inner surface side of the door panel through the bracket insertion opening. Yes, there is a high possibility that the bracket will come into contact with the preceding assembly parts such as the door glass and door latch, but the end face of the bracket can be prevented from coming into contact with the preceding assembly parts and scratching. The installation work of the outfitting sash can be performed smoothly.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. 1 is a perspective view of an outfitting sash (glass run is omitted) and a bracket to which the outfitting sash fixing structure according to the embodiment of the present invention is applied, and FIG. 2 is a cross-sectional view of FIG. FIG. 3 is a side view of the door panel of the automobile on which the outfitting sash of FIG. 1 is mounted, and FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view taken along line AA of FIG. FIG. 5 is a side view showing the mounting operation of the outfitting sash to the door panel of FIG. 3, and FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view taken along line BB of FIG.
[0012]
As shown in FIGS. 3-6, the side door 10 of an automobile outfitting sash fixing structure is applied according to an embodiment of the present invention is constituted by the outer panel 10 A and the inner panel 10 B, the side door 10 is provided with a window opening 14, and a hollow box-like door glass accommodating portion 15 is formed between the outer panel 10 A and the inner panel 10 B at the lower portion of the side door 10. Yes. A door glass 9 is mounted on the side door 10 so as to move up and down between the window opening 14 and the door glass housing 15 to open and close the window opening 14.
[0013]
That is, as shown in FIG. 3, the front edge, upper edge, and rear edge of the window opening 14 of the side door 10 have a front edge window frame portion 11 that is long in the vertical direction and an upper edge window frame portion that is long in the front and rear directions 12. A long rear edge window frame portion 13 is provided obliquely up and down. In addition, the lower edge of the window opening 14 (upper edge of the door glass housing portion 15), as shown in FIG. 6, between the outer panel 10 A and the inner panel 10 B, groove-shaped long in the longitudinal A door glass passage opening 16 is provided to allow the window opening 14 and the door glass housing 15 to communicate with each other, and the door glass 9 is opened through the door glass passage opening 16. 14 and the door glass accommodating part 15 are moved up and down.
[0014]
As shown in FIG. 3, an upside down fitting sash 20 is attached to the rear portion of the side door 10 so as to support the rear edge of the door glass 9. is supported on the top of Enmadowaku portion 13, the lower portion of the outfitting sash 20 is inserted into the door glass housing portion 15, as shown in FIG. 4, the inner surface of the bracket fixing portions 18 of the lower preferred portion of the inner panel 10 B On the other hand, it is supported via a bracket 26 at a predetermined interval. As shown in FIG. 3, a garnish 24 is provided on the upper portion of the outfitting sash 20 so as to protrude rearward so as to close between the upper portion of the outfitting sash 20 and the lower portion of the trailing edge window frame portion 13. It has been.
[0015]
Further, the glass run 19 is slidably brought into contact with the outer peripheral edge portion of the door glass 9 on the inner peripheral side of the front edge window frame portion 11, the upper edge window frame portion 12 and the outfitting sash 20 of the side door 10. It is attached to. As shown in FIG. 2, the glass run 19 has a substantially U-shaped cross-section opened on the inner peripheral side so that the outer peripheral edge portion of the door glass 9 is inserted. Saddle-shaped glass contact lips 19a, 19a that slidably contact the edge surface of the door glass 9 are formed continuously in the longitudinal direction.
[0016]
Further, as shown in FIG. 6, the lower edge rear part of the window opening 14 of the side door 10 (the upper edge rear part of the door glass housing part 15) is between the outer panel 10 A and the inner panel 10 B , as shown in FIG. The bracket insertion opening 17 is provided continuously with the door glass passage opening 16 so that the window opening 14 and the door glass housing 15 communicate with each other, and the lower part of the outfitting sash 20 is a bracket. It is inserted into the door glass housing 15 through the insertion opening 17. The lateral width of the upper portion of the door glass accommodating portion 15 of the side door 10 is smaller than the lateral width of the lower portion. Therefore, the lateral width W of the bracket insertion opening 17 is equal to that of the outfitting sash 20 and the bracket 26. It is formed smaller than the direction length L.
[0017]
As shown in FIGS. 1 and 2, the bracket 26 that supports the lower portion of the outfitting sash 20 is integrally provided with a sash fixing portion 27, a spacing holding portion 28, and a door panel fixing portion 29. 27 is formed in a vertical plate shape parallel to the longitudinal direction of the outfitting sash 20, the interval holding portion 28 is formed in a vertical plate shape projecting laterally from the sash fixing portion 27, and the door panel fixing portion 29 is It is formed in a vertically oriented plate shape that is rounded from the protruding end (lateral end) of the interval holding portion 28 and bent forward. The front end portion (front end portion) of the door panel fixing portion 29 is formed in a rounded and bent shape so that the end surface 29e faces the sash fixing portion 27 side (fitting sash 20 side). The interval holding portion 28 and the door panel fixing portion 29 are formed in a substantially U-shaped vertical cross-sectional shape having flanges 28f and 29f protruding on opposite sides at the upper and lower ends. Further, a female screw hole 29h is provided laterally in the central portion of the door panel fixing portion 29. Therefore, since the bracket 26 is integrally formed of a steel plate or the like and is not separately provided with a cushioning material such as a sponge, the manufacturing cost can be reduced.
[0018]
The outfitting sash 20 has a substantially U-shaped cross-sectional shape that is open at the front side composed of the side surface portions 21 and 21 and the rear surface portion 22 and is formed vertically long. And the sash fixing | fixed part 27 of the bracket 26 is fixed to the rear surface part 22 of the lower end part of the outfitting sash 20, and the door panel fixing | fixed part 29 protrudes laterally from the outfitting sash 20 via the space | interval holding | maintenance part 28, As shown in FIG. 4, the inner panel 10 B is fixed to the inner surface of the bracket fixing portion 18 at the lower portion by a screw 18 s through a female screw hole 29 h. As shown in FIG. 2, the glass run 19 is mounted on the front side (inner peripheral side) of the outfitting sash 20 so as to be sandwiched between the side surface parts 21 and 21 and the rear surface part 22.
[0019]
In the sash fixing structure configured as described above, the mounting operation of the sash 20 to the side door 10 is performed by attaching the glass run 19 to the front edge window frame 11 and the sash 20 as shown in FIGS. And after the door glass 9 is accommodated in the door glass accommodating portion 15. When mounting the outfitting sash 20, first, the bracket insertion opening 17 with the lower part of the outfitting sash 20 to which the bracket 26 is fixed facing the door panel fixing part 29 of the bracket 26 toward the front (door glass 9 side). The lower end portion of the outfitting sash 20 and the bracket 26 are positioned at the position of the bracket mounting portion 18 so as to be inserted into the door glass housing portion 15 from the door and avoid the front glass 9 and the door latch in the door glass housing portion 15. Plug in.
[0020]
Then, when the bracket 26 is inserted to the position of the bracket mounting portion 18, as shown in FIGS. 3 and 4, the outfitting sash 20 and the bracket 26 are rotated, and the door panel fixing portion 29 of the bracket 26 is moved to the inner surface of the inner panel 10 B. The glass run 19 of the outfitting sash 20 is engaged with the rear edge of the door glass 9. Then, the door panel fixing part 29 of the bracket 26, is brought into contact with the inner surface of the bracket fixing portions 18 of the inner panel 10 B, fixed by screws 18s via the female threaded hole 29h.
[0021]
At this time, the door glass accommodating portion 15 accommodates the preceding attachment parts such as the door glass 9 and the door latch, and the state in the door glass accommodating portion 15 is determined according to the door glass passage opening 16 and the bracket insertion opening. Although it is difficult for the operator to visually confirm through the portion 17, as shown in FIGS. 1 and 2, the front end portion of the door panel fixing portion 29 of the bracket 26 is rounded and bent toward the outfitting sash 20 side. Since it is formed in a shape, it is possible to prevent the end surface 29e of the bracket 26 from coming into contact with the front mounting parts such as the door glass 9 and the door latch, and to damage the end face 29e. Can do.
[0022]
Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiments. For example, in the above-described embodiment, the case where the sash fixing portion of the bracket is fixed to the rear surface portion of the outfitting sash is described, but the sash fixing portion of the bracket may be fixed to the side surface portion of the outfitting sash.
[0023]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, since the front end portion of the door panel fixing portion of the bracket projecting laterally from the outfitting sash is formed in a shape that is rounded and bent toward the outfitting sash side, During installation work, it is possible to prevent the end face of the bracket from contacting the front assembly parts such as the door glass and door latch on the inner surface of the lower part of the door panel and scratching it, so that the installation work of the sash on the door panel can be carried out smoothly. It can be carried out.
[0024]
According to the second aspect of the present invention, when the fitting sash is attached to the door panel, the lower part of the fitting sash and the bracket are inserted into the lower inner surface side of the door panel through the bracket insertion opening and then rotated. There is a high possibility that the bracket will come into contact with the pre-assembled parts such as door glass and door latch, but the end face of the bracket can be prevented from touching the pre-assembled parts and scratching, and the door panel The installation work of the outfitting sash can be performed smoothly.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an outfitting sash (glass run is omitted) and a bracket to which an outfitting sash fixing structure according to an embodiment of the present invention is applied.
FIG. 2 is a cross-sectional view of FIG.
FIG. 3 is a side view of a door panel of an automobile equipped with the outfitting sash of FIG. 1;
4 is an enlarged cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 5 is a side view showing a mounting operation of the outfitting sash to the door panel of FIG. 3;
6 is an enlarged cross-sectional view taken along line BB in FIG.
FIG. 7 is a perspective view of an outfitting sash (glass run is omitted) and a bracket to which a conventional outfitting sash fixing structure is applied.
[Explanation of symbols]
9 Door glass 10 Side door 10 A Outer panel (door panel)
10 B inner panel (door panel)
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 Front edge window frame part 12 Upper edge window frame part 13 Rear edge window frame part 14 Window opening part 15 Door glass accommodating part 16 Door glass passage opening part 17 Bracket insertion opening part 18 Bracket fixing part 18s Screw 19 Glass run 19a Glass contact lip 20 Outfitting sash 21 Side surface portion 22 Rear surface portion 24 Garnish 26 Bracket 27 Sash fixing portion 28 Space holding portion 28f Flange 29 Door panel fixing portion 29e End surface 29f Flange 29h Female screw hole

Claims (2)

自動車のドアパネルの上部の窓用開口部を開閉するドアガラスの縁部を摺動自在に支持する上下に長い艤装サッシュと、前記艤装サッシュの下部を前記ドアパネルの下部内面に対して間隔を開けて支持するブラケットとを備え、前記ブラケットには、縦向板状のサッシュ固定部と、前記サッシュ固定部から横方向に突出した縦向板状の間隔保持部と、前記間隔保持部の突出端から丸みを帯びて屈曲した縦向板状のドアパネル固定部とが一体に設けられ、前記間隔保持部及び前記ドアパネル固定部の上端及び下端には対向する側に突出したフランジが形成され、前記サッシュ固定部が前記艤装サッシュの下部に固定され、前記ドアパネル固定部が前記ドアパネルの下部内面に固定される艤装サッシュ固定構造において、
前記ドアパネル固定部の先端部分は、前記艤装サッシュ側へ丸みを帯びて屈曲した形状に形成され
当該屈曲した形状は前記フランジと連続し、
前記ドアパネル固定部の周縁全てが前記艤装サッシュ側に屈曲していることを特徴とする艤装サッシュ固定構造。
An upper sash that slidably supports the edge of the door glass that opens and closes the window opening on the upper part of the door panel of the automobile, and a lower part of the sash is spaced from the lower inner surface of the door panel. A bracket that supports the vertical sash fixing portion, a vertical plate-like interval holding portion that protrudes laterally from the sash fixing portion, and a protruding end of the interval holding portion. A rounded and bent vertical plate-like door panel fixing part is integrally provided, and flanges protruding on opposite sides are formed on the upper and lower ends of the interval holding part and the door panel fixing part, and the sash fixing In the outfitting sash fixing structure, the part is fixed to the lower part of the outfitting sash, and the door panel fixing part is fixed to the lower inner surface of the door panel.
The front end portion of the door panel fixing portion is formed in a shape that is rounded and bent toward the outfitting sash side ,
The bent shape is continuous with the flange,
An outfitting sash fixing structure characterized in that the entire periphery of the door panel fixing part is bent toward the outfitting sash.
ドアパネルの窓用開口部の下縁後端部には、ブラケットが固定された艤装サッシュの下部が挿入されるブラケット挿入用開口部が、ドアガラスが通過するドアガラス通過用開口部と連続して形成され、前記ブラケット挿入用開口部の横幅は、前記艤装サッシュ及び前記ブラケットの横方向長さよりも小さく形成されたことを特徴とする請求項1に記載の艤装サッシュ固定構造。  At the rear edge of the lower edge of the door panel window opening, a bracket insertion opening into which the lower part of the outfitting sash to which the bracket is fixed is inserted is continuous with the door glass passage opening through which the door glass passes. 2. The outfitting sash fixing structure according to claim 1, wherein a lateral width of the bracket insertion opening is smaller than a lateral length of the outfitting sash and the bracket.
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