JP3898514B2 - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は衛生洗浄装置に関し、特に冷房手段を備えた衛生洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、冷凍サイクルを用いかつその凝縮器の冷却手段として水タンク内の洗浄水を利用する冷房手段を設けた衛生洗浄装置は、例えば実開昭63−190373号公報、特開平9−152142号公報、特開2000−79077号公報などにより知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記実開昭63−190373号公報の構成では、冷凍サイクルの凝縮器は水タンク内に、蒸発器は水タンクの上部や上方側部に、圧縮機は衛生洗浄装置の設置面の水タンク下方位置や衛生洗浄装置の側部に配設され、それぞればらばらに配設されているので、設置スペースが必要になるとともに、設置工事に大変な手間とコストがかかり、手入れにも手間がかかるという問題があり、また蒸発器が水タンクの上部に配置した場合、水タンク内の水温上昇に伴って蒸発器の放熱効果が低下し、冷房能力が低下するという問題がある。
【0004】
また、特開平9−152142号公報の構成では、凝縮器を除いて冷房手段が衛生洗浄装置と分離して配設されているので、上記と同様に設置スペースが必要になるとともに、設置工事に大変な手間とコストがかかり、手入れにも手間がかかるという問題がある。
【0005】
また、特開2000−79077号公報の構成では、冷凍サイクルの凝縮器は水タンク内に、蒸発器や圧縮機は水タンクの上部に配設され、便器本体の後部上方に立設されたタンクケース内に収納配置しているので、設置スペースがコンパクトになるとともに、設置工事や手入れも比較的簡単になるが、冷房手段がタンクカバー内の水タンクの上部に配設されているので、タンクケース内の上部重量が大きくなって支持構造が不安定となり、特に重量が大でかつ大きな支持強度が必要とされる圧縮機も水タンクの上部に配設されているので、タンクカバー内の各機器の支持部材が大型化して重量及びコストが高くなり、また蒸発器が水タンクの上部に配設されているため、水タンク内の水温上昇に伴って蒸発器の放熱効果が低下し、冷房能力が低下するという問題がある。
【0006】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、冷房手段を備えながら、設置スペースがコンパクトで、設置工事や手入れも簡単にでき、かつ冷房手段の支持構成が軽量安価で、便器後部の重量バランスが良くて安定性の良い衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の衛生洗浄装置は、便器上に固定設置されるベース板上に、洗浄水を貯める水タンクと、圧縮機と凝縮器と減圧器と蒸発器と送風機とを有する冷凍サイクルによる冷房手段とを配設し、かつ圧縮機と減圧器と蒸発器と送風機は水タンクの一側部に、凝縮器は水タンク内に配設し、ベース板上に、圧縮機と圧縮機の周面の少なくとも一部を覆って上方に延びる支柱部と圧縮機の上部を覆うとともに周縁にリブを立ち上げ形成した支持板部とを有する支持ブラケットを取付け、支持板部上に蒸発器と送風機を設置し、これら水タンクと冷房手段をケース内に収納したものであり、便器上に固定設置されるベース板上において水タンクの側部に冷房手段を配設してケース内に収納しているので、設置スペースがコンパクトで、設置工事や手入れも簡単にでき、かつ冷房手段を水タンクの側部に配置しているので直接ベース板に支持させることができ、軽量安価な支持構成にできるとともに便器後部の重量バランスを良くして高い安定性を得ることができる。また、圧縮機上のデッドスペースに蒸発器と送風機を配設することでコンパクトに構成でき、また冷房手段を構成する機器の内で重量の大きい圧縮機をベース板上に配設していることで、より一層軽量安価な支持構成にできるとともに便器後部の重量バランスを良くして高い安定性を得ることができる。また、前記支柱部と支持板部とを有する支持ブラケットの支持板部上に蒸発器を設置しているので、蒸発器を圧縮機の上部に配設しながら蒸発器で発生した結露水や周囲からの飛散水滴が圧縮機の充電部にかかるのを確実に防止できる。
【0008】
また、縮機と凝縮器と減圧器と蒸発器と送風機とをユニット化した冷房手段をベース板上に水タンクが設置された状態で着脱可能に取付けると、設置工事やメンテナンスも簡単にできる。
【0011】
また、蒸発器と送風機を通風空間をあけて並列して配設すると、蒸発器と送風機の並列配置によってコンパクトな構成とすることができるとともにそれらの間に比較的小さな通風空間をあけるだけで蒸発器の全面を有効利用できて高い熱効率を確保することができる。また、蒸発器の周壁をフィン群の端面より長く延出し、その周壁の延出端に送風機を取付けると、簡単な構成にて上記作用効果が得られるとともに、蒸発器と送風機をユニットして組立性を向上できる。
【0012】
また、ベース板に冷房手段の取付基板を取付け、取付基板に防振部材を介して圧縮機を取付けるとともに、取付基板に蒸発器と送風機と凝縮器を支持する支持ブラケットを取付けると、ベース板に対する取付基板の着脱によって冷房手段の全体を着脱できるので、組付性や故障時などのメンテナンス性が高く、かつ圧縮機は防振部材を介して取付けられているのでその振動による悪影響を他に及ぼすのを確実に防止できる。
【0013】
また、凝縮器を水タンクの後背面に沿って配設した蛇行配管部材にて構成すると、凝縮器が水タンクの後背面に沿ったフラットな構成となって、水タンクの排水溝蓋や自動給水ユニットの駆動機構と干渉としないように配設できるとともに、水タンクに対する挿脱も容易に行うことができる。
【0014】
また、水道水を水タンクに供給する給水配管系を、水タンクの冷房手段配設側とは反対側に配設すると、給水配管系と冷房手段が水タンクの両側に位置することで、中心に配置しなければならない排水口の場所を確保しながら、水タンクの容量を確保することができる。
【0015】
また、水タンクの前面に沿って制御基板を配設すると、制御基板の配設空間を確保するためにケース内の重量バランスに無理を生じることがなく、かつ制御基板の冷却効果も得ることができる。
【0016】
また、別の構成として、便器上に固定設置されるベース板上に、洗浄水を貯める水タンクと、圧縮機と凝縮器と減圧器と蒸発器と送風機とを有する冷凍サイクルによる冷房手段とを配設した衛生洗浄装置において、水タンクを中央に排水口を有し両側部が後方に延出された横断面コ字状に構成し、コ字状に囲まれた空間内に冷房手段の圧縮機と減圧器と蒸発器と送風機を配設し、凝縮器は水タンク内に配設しても、上記と同様に、ベース板上に水タンクと冷房手段を配設してケース内に収納しているので、設置スペースがコンパクトで、設置工事や手入れも簡単にでき、かつ冷房手段をコ字状に囲まれた空間に配置しているので直接ベース板に支持させることができ、軽量安価な支持構成にできるとともに左右対称となって便器後部の重量バランスが大変良く、高い安定性を得ることができる。
【0017】
また、冷房手段は、水タンクが設置された状態でベース板に着脱可能なユニットに構成すると、設置工事やメンテナンスも簡単にできる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の衛生洗浄装置の一実施形態について、図1〜図10を参照して説明する。
【0019】
図1〜図6において、1は衛生洗浄装置で、便器2の上面後部に設置された本体部3と、本体部3の前端部に便器2上に設置された姿勢と上方に開いた状態との間で上下回動可能に装着された便座4及び便蓋5にて構成されている。2aは便器2内のリムである。
【0020】
本体部3は、便器2上に固定設置されるベース板6上に、便器2を洗浄する洗浄水を貯める水タンク7と、冷房手段8と、局部温水洗浄手段9を設置し、かつそれらをケース10内に収納して構成されている。ケース10は、ケース本体11とその上端開口を覆うケース蓋12にて構成されており、ケース蓋12は必要に応じて手洗い手段を設けた構成とされる。
【0021】
ベース板6上の後部に水タンク7と冷房手段8が配設され、ベース板6上の前部に局部温水洗浄手段9が配設され、ケース本体11は下部が局部温水洗浄手段9を配設するために前後方向の幅が大きく、上部に向かって後方に向けて漸次幅が狭くなって中間部から上部に向けては水タンク7と冷房手段8を収納できるだけの幅となっている。
【0022】
水タンク7は、その一側部に冷房手段8の配設空間を形成するように凹欠部13が形成されている。7aは、水タンク7の容量を確保するため、凹欠部13における空き空間内に突出させたタンク突出部である。7bは、水タンク7の左右方向の中心位置の底壁前部に形成された排水口である。水タンク7の他側部の上部と下部には水道水を水タンク7内に供給する自動給水手段14と給水管15を配設する凹欠部16a、16bが形成されている。
【0023】
ベース板6の水タンク7の設置部には、水タンク7の表面に結露した結露水を受ける結露水受け(図示せず)が設けられており、溜まった結露水は便器2のリム2a内に流出させるように構成されている。水タンク7下部の局部温水洗浄手段9との間には、水タンク7の前面に沿って制御基板17が配設されている。
【0024】
冷房手段8は、圧縮機18と、凝縮器19と、減圧器20と、蒸発器21からなる冷凍サイクルと、蒸発器21で冷却された空気を送風する送風機22とを備えており、ベース板6に水タンク7を設置した状態で着脱できるユニットとして構成されている。
【0025】
すなわち、図7、図8に示すように、冷房手段8は、ベース板6に着脱可能に取付けられる取付基板23に対して、圧縮機18の下端部外周に突設された3つの取付ブラケット18aをそれぞれ防振部材24を介して取付けるとともに、この取付基板23に圧縮機18の外周の少なくとも一部を覆って上方に延びる支柱部26と支持板部27とを有する支持ブラケット25を取付け、その支持板部27上に蒸発器21及び送風機22を取付けて支持し、圧縮機18に一端が接続された冷媒配管28aと、細管を巻回して構成された減圧器20を介して蒸発器21に一端が接続された冷媒配管28bとを、水タンク7内にその上端から挿入できるように延出し、これら冷媒配管28a、28bの他端に蛇行配管部材29から成る凝縮器19を接続して構成されており、取付基板23をベース板6から取外すことにより、一体的に取り外せるように構成されている。なお、凝縮器19を構成している蛇行配管部材29は、図2に示すように、水タンク7の後背面に沿って配設されるように構成されている。また、28cは、蒸発器21と圧縮機18を接続する冷媒配管である。
【0026】
細部構成を説明すると、取付基板23には、図9、図10に示すように、圧縮機18の取付ブラケット18aに対応して3つの取付ねじ穴31aが形成されるとともに、それらの外側位置にベース板6に対する一対の取付穴30が形成されている。取付ねじ穴31aには、スリーブ32を套嵌した取付ねじ31の下端部が螺合され、スリーブ32の外周に上下一対の防振部材24、24とその上の座金33が嵌合されるとともに防振部材24、24の間に取付ブラケット18aが挟持され、その状態で押圧して締結固定されている。
【0027】
支持ブラケット25の支柱部26は、図10に示すように、圧縮機18の外周の一部を覆って立ち上がる横断面形状円弧状で、その下端部の両端外周に取付片26aが突設され、スリーブ32の上端及び座金33に当接した状態で取付ねじ31にて締結固定されている。また、支持板部27は、周囲にリブ27aが立ち上げ形成され、蒸発器21で結露して流下した結露水を受け、圧縮機18の充電部等に落下するのを防止するように構成している。溜まった結露水は、支持板部27における圧縮機18上から離間した位置に形成された流出穴34からベース板6に形成された上述する結露水受け(図示せず)内に排出される。35は、取付板部27に突設された蒸発器21及び送風機22の取付片である。
【0028】
蒸発器21と送風機22は、図7に示すように、比較的小さな幅の通風空間36を介して並列配置した状態で連結されている。具体的には、蒸発器21の周壁21bを、フィン群21aの送風機22側の端面から通風空間36の幅に相当する長さだけ長く延出されてその端面に送風機21が取付けられている。
【0029】
図1〜図4において、送風機22の吐出口22a(図6参照)は送風機22の上面の後部に開口され、その吐出口22aにケース本体11の上端高さまで延びる送風短管37が接続されている。送風短管37の上端には一対の接続口が設けられ、ケース本体11にケース蓋12を設置した時に、ケース蓋12に配設されている一対の送風ダクト38a、38bと接続されるように構成されている。送風ダクト38a、38bは、ケース蓋12の両側部に設けられた吹き出し口40a、40b部分に向けて延出され、その先端部に設けられた接続部39a、39bが吹き出し口40a、40bに接続されている。
【0030】
以上の構成においては、便器2上に固定設置されたベース板6上に、水タンク7とその側部に冷房手段8を配設してケース10内に収納しているので、冷房手段8を水タンク7を配設したケース10とは別に配設する場合に比して、設置スペースがコンパクトになるとともに、設置工事や手入れも簡単にできる。しかも、冷房手段8を水タンク7の一側部に配置して直接ベース板6にて支持しているので、水タンク7の上部に冷房手段8を配設する場合に比して、軽量安価な支持構成にできるとともに便器後部の重量バランスを良くして高い安定性を得ることができる。
【0031】
また、ベース板6上に圧縮機18を配設し、この圧縮機18の上部のデードスペースに蒸発器21と送風機22を配設しているので、冷房手段8をコンパクトに構成できるととともに、重量の大きい圧縮機18がベース板6上に配設されているので、より一層軽量安価な支持構成にできるとともに便器後部の重量バランスを良くして高い安定性を得ることができる。
【0032】
また、ベース板6上に、圧縮機18の周面の少なくとも一部を覆って上方に延びる支柱部26と圧縮機18の上部を覆うとともに周縁にリブ27aを立ち上げ形成した支持板部27とを有する支持ブラケット25を取付け、支持板部27上に蒸発器21を設置しているので、蒸発器21を圧縮機18の上部に配設しながら、蒸発器21で発生した結露水は支持板部27上のリブ27aで囲まれた内部に受けられ、流出穴34からベース板6の結露水受け内に排出されるので、蒸発器21で発生した結露水や周囲からの飛散水滴が圧縮機18の充電部などにかかるのを確実に防止することができる。
【0033】
また、蒸発器21の周壁21bをフィン群21aの端面より長く延出し、その周壁21bの延出端に送風機22を取付けることで、蒸発器21と送風機22を通風空間36をあけて並列して配設しているので、蒸発器21と送風機22の並列配置によってコンパクトな構成とすることができるとともに、それらの間に比較的小さな通風空間36をあけるだけで蒸発器21の全面を有効利用できて高い熱効率を確保することができる。また、蒸発器21と送風機22をユニットすることで、組立性も向上する。
【0034】
また、ベース板6に取付基板23を取付け、この取付基板23に防振部材24を介して圧縮機18を取付けるとともに、取付基板23に蒸発器21と送風機22と凝縮器19を支持する上記支持ブラケット25を取付けているので、冷房手段8がベース板6に対して着脱可能なユニットとなり、水タンク7をベース板6に設置した状態で冷房手段8を着脱することができ、組付性や故障時などのメンテナンス性が高く、かつ圧縮機18は防振部材24を介して取付けられているのでその振動による悪影響を他に及ぼすのを確実に防止できる。
【0035】
また、凝縮器19を水タンク7の後背面の沿って配設した蛇行配管部材29にて構成しているので、凝縮器19が水タンク7の後背面に沿ったフラットな構成となり、水タンク7の排水溝蓋や自動給水ユニット14の駆動機構と干渉としないように配設できるとともに、水タンク7に対する挿脱も容易に行うことができる。
【0036】
また、水道水を水タンク7に供給する自動給水手段14や給水管15を、水タンク7の冷房手段8の配設側とは反対側に配設しているので、水タンク7の両側に給水配管系と冷房手段8が位置するため、中心に配置しなければならない排水口7aの場所を確保しながら、水タンク7の容量を確保することができる。
【0037】
また、水タンク7の前面に沿って制御基板17を配設しているので、制御基板17の配設空間を確保するためにケース10内の重量バランスに無理を生じることがなく、かつ制御基板17の冷却効果も得ることができる。
【0038】
上記実施形態では、水タンク7の一側部に冷房手段8を配設した例を示したが、図11に示すように、水タンク7を、中央に排水口7bを有し両側部に後方に延出する延出部41を有するコ字状に構成し、コ字状に囲まれた空間42内に冷房手段8を配設した構成とすることもできる。なお、この場合も凝縮器19は水タンク7内に配設される。また、冷房手段8を、上記実施形態と同様に、ユニット化して水タンク7を設置した状態でベース板6に着脱可能な構成とするのが好ましい。
【0039】
このような構成によれば、上記実施形態と同様にベース板6上に水タンク7と冷房手段8を配設してケース10内に収納しているので、設置スペースがコンパクトで、設置工事や手入れも簡単にでき、また冷房手段8をコ字状に囲まれた空間42に配置しているので、軽量安価な支持構成にできるだけでなく、左右対称となって便器2の後部の重量バランスが大変良くなり、高い安定性を得ることができる。さらに、冷房手段8をユニットすることで、設置工事やメンテナンスも簡単にできる。
【0040】
なお、凝縮器19を蛇行配管部材で構成して水タンク7内に配設することは、簡素な構成で凝縮熱を放熱できる点で好ましいが、これは一例であり、他に、フィンチューブで構成すると、熱交換効率が高い点で好ましい。
【0041】
また、減圧器20を細管を巻回して構成すると、簡素な構成で減圧を行うことができる点で好ましい。また、バルブで構成すると、冷房負荷に応じて減圧度合いを変更できる点で好ましい。さらには、電子制御弁で構成すると、減圧度合いを自動制御で変更できる点で好ましい。
【0042】
また、送風機22をシロッコファンで構成すると、蒸発器21の通気方向と送風機22の吐出方向を垂直にできる点や、圧力損失に強い点で好ましい。
【0043】
【発明の効果】
本発明の衛生洗浄装置によれば、以上の説明から明らかなように、便器上に固定設置されるベース板上において水タンクの側部に冷房手段を配設してケース内に収納しているので、設置スペースがコンパクトで、設置工事や手入れも簡単にでき、かつ冷房手段を水タンクの側部に配置しているので直接ベース板に支持させることができ、軽量安価な支持構成にできるとともに便器後部の重量バランスを良くして高い安定性を得ることができる。また、圧縮機上のデッドスペースに蒸発器と送風機を配設することでコンパクトに構成でき、また冷房手段を構成する機器の内で重量の大きい圧縮機をベース板上に配設していることで、より一層軽量安価な支持構成にできるとともに便器後部の重量バランスを良くして高い安定性を得ることができる。また、前記支柱部と支持板部とを有する支持ブラケットの支持板部上に蒸発器を設置しているので、蒸発器を圧縮機の上部に配設しながら蒸発器で発生した結露水や周囲からの飛散水滴が圧縮機の充電部にかかるのを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衛生洗浄装置の一実施形態の全体構成を示す斜視図である。
【図2】同実施形態の縦断側面図である。
【図3】同実施形態のケースを断面して示した平面図である。
【図4】同実施形態のケースを断面して示した正面図である。
【図5】同実施形態のケースを除去した状態の背面図である。
【図6】同実施形態のケースを除去した状態の斜視図である。
【図7】同実施形態の冷房手段の正面図である。
【図8】同実施形態の冷房手段の平面図である。
【図9】同実施形態のベース板に対する冷房手段の取付部を示す縦断面図である。
【図10】同実施形態の取付基板と支持ブラケット及びそれらの配置関係を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図11】本発明の衛生洗浄装置の他の実施形態を、ケースを断面して示した平面図である。
【符号の説明】
1 衛生洗浄装置
2 便器
6 ベース板
7 水タンク
8 冷房手段
10 ケース
14 自動給水手段
15 給水管
17 制御基板
18 圧縮機
19 凝縮器
20 減圧器
21 蒸発器
21a フィン群
21b 周壁
22 送風機
23 取付基板
24 防振部材
25 支持ブラケット
26 支柱部
27 支持板部
27a リブ
29 蛇行配管部材
36 通風空間
42 コ字状に囲まれた空間

Claims (10)

  1. 便器上に固定設置されるベース板上に、洗浄水を貯める水タンクと、圧縮機と凝縮器と減圧器と蒸発器と送風機とを有する冷凍サイクルによる冷房手段とを配設し、かつ圧縮機と減圧器と蒸発器と送風機は水タンクの一側部に、凝縮器は水タンク内に配設し、ベース板上に、圧縮機と圧縮機の周面の少なくとも一部を覆って上方に延びる支柱部と圧縮機の上部を覆うとともに周縁にリブを立ち上げ形成した支持板部とを有する支持ブラケットを取付け、支持板部上に蒸発器と送風機を設置し、これら水タンクと冷房手段をケース内に収納したことを特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 縮機と凝縮器と減圧器と蒸発器と送風機とをユニット化した冷房手段をベース板上に水タンクが設置された状態で着脱可能に取付けたことを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  3. 蒸発器と送風機を通風空間をあけて並列して配設したことを特徴とする請求項1又は2記載の衛生洗浄装置。
  4. 蒸発器の周壁をフィン群の端面より長く延出し、その周壁の延出端に送風機を取付けたことを特徴とする請求項記載の衛生洗浄装置。
  5. ベース板に冷房手段の取付基板を取付け、取付基板に防振部材を介して圧縮機を取付けるとともに、取付基板に蒸発器と送風機と凝縮器を支持する支持ブラケットを取付けたことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の衛生洗浄装置。
  6. 凝縮器は水タンクの後背面に沿って配設した蛇行配管部材にて構成したことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の衛生洗浄装置。
  7. 水道水を水タンクに供給する給水配管系を、水タンクの冷房手段配設側とは反対側に配設したことを特徴とする請求項1又は2記載の衛生洗浄装置。
  8. 水タンクの前面に沿って制御基板を配設したことを特徴とする請求項1又は2記載の衛生洗浄装置。
  9. 便器上に固定設置されるベース板上に、洗浄水を貯める水タンクと、圧縮機と凝縮器と減圧器と蒸発器と送風機とを有する冷凍サイクルによる冷房手段とを配設した衛生洗浄装置において、水タンクを中央に排水口を有し両側部が後方に延出された横断面コ字状に構成し、コ字状に囲まれた空間内に冷房手段の圧縮機と減圧器と蒸発器と送風機を配設し、凝縮器は水タンク内に配設したことを特徴とする衛生洗浄装置。
  10. 冷房手段は、水タンクが設置された状態でベース板に着脱可能なユニットに構成したことを特徴とする請求項記載の衛生洗浄装置。
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