JP3896989B2 - Rfid機能付き携帯無線機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯無線機に関し、特に、RFID(Radio Frequency Identification)タグ、リーダ、ライタ、リーダ/ライタを備える携帯無線機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ICチップを備えたタグとリーダ、ライタ又はリーダ/ライタ(以下、総称してリーダ/ライタと呼ぶ。)との間でデータの交信を行うRFIDシステムが普及している。このRFIDシステムは、タグ及びリーダ/ライタの各々に備えたアンテナを用いてデータの交信を行うため、タグをリーダ/ライタから数cm乃至数十cm離しても通信可能であり、また、汚れや静電気等に強いという長所から、工場の生産管理、物流の管理、入退室管理等の様々な分野に利用されるようになってきている。
【0003】
RFIDシステムを機能で分類すると、ID認識用入退室・物の管理に用いられる近傍型(ISO15693)や、認証・精算用、電子乗車券用に用いられる近接型(ISO14443)等があり、近接型では通信速度は速い(106kbps)が作動距離は短く(10cm程度)、一方、近傍型では、通信速度(6.67kbps)は近接型に比べて遅いがタグの送信能力を上げて長距離通信(50cm〜70cm)を可能としており、用途に合わせてタグのアンテナコイルの形状や使用するIC、リーダ/ライタの信号処理回路等が設計されている。
【0004】
このRFIDシステムは、従来は単独のシステムとして製造され利用されていたが、近年、RFIDシステムを既存の機器に組み込んで機器にRFID機能を付加する構造が提案されている。例えば、特開2002−269508号公報には、腕時計の筐体にRFIDタグを実装する方法が提案されており、また、特開2003−16409号公報には、携帯型機器のケースにRFIDタグを実装する方法が提案されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−269508号公報(第5−9頁、第1図)
【特許文献2】
特開2003−16409号公報(第5−8頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報に記載されているように既成の機器にタグやリーダ/ライタを実装することにより機器にRFID機能を付加することは可能であるが、既成の機器に単にタグやリーダ/ライタを実装しただけでは機器とRFIDシステムとが相互に干渉し、RFIDシステムの性能を低下させてしまう場合がある。例えば、RFIDシステムはタグのアンテナとリーダ/ライタのアンテナとの間の電磁誘導や電磁結合を利用するため、金属製の機器に近接した状態でRFIDシステムを実装すると、金属部材に電磁波が吸収され、タグとリーダ/ライタとの間のデータ交信ができなくなってしまう場合がある。
【0007】
従って、既存の機器にタグやリーダ/ライタを実装する場合、相互干渉を抑制するために、その機器がどのような材料で製造されているか、どのような部位に実装するか等を考慮する必要がある。また、RFIDシステムを追加することによるコストの上昇を抑えるためにはタグやリーダ/ライタを簡便に取り付けられる構造とする必要がある。また、RFIDシステムが多様な用途で利用されるようになってくると、各々の用途専用に製造された複数のタグを適宜交換して使用する場合が考えられるため、タグを容易に交換できるような構造とする必要もある。更に、RFIDシステムは上述したように通信可能距離が数cm乃至数十cm程度であるため、機器に取り付けられたタグ又はリーダ/ライタとデータ通信を行う固定アンテナの設置場所によっては通信が困難な場合も考えられるため、データ通信上、有利な部位に実装する必要もある。
【0008】
このような観点で考えると、上記公報に記載された方法はいずれもタグを腕時計や携帯型機器の筐体の表面または筐体内に実装しており、筐体や内部の金属材料によってタグのアンテナの特性が変化してしまい、また、タグを筐体の表面または筐体内に取り付けるために取り付け構造が複雑となり機器のコストが上昇するという問題がある。また、上記公報に記載された構造はタグの交換について考慮されていないため、RFIDシステムに合わせてタグを容易に交換することはできないという問題もある。更に、タグを腕時計や携帯型機器の筐体に取り付けているために、例えば、データ通信を行う固定アンテナが高い位置に取り付けられている場合などでは機器を固定式アンテナに近づけることが困難になり、データ通信ができなくなる場合も生じる。
【0009】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、機器との相互干渉を抑制して良好なデータ通信を可能にし、また、タグやリーダ/ライタのアンテナを容易に実装、交換することができるRFID機能付き携帯無線機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のRFID機能付き携帯無線機は、伸縮自在なアンテナを備え、前記アンテナの先端部近傍に、少なくとも、RFIDタグ、RFIDリーダ、RFIDライタ又はRFIDリーダ/ライタのRFIDアンテナが配設されているRFID機能付き携帯無線機であって、前記伸縮自在なアンテナは、一端が前記携帯無線機の筐体に保持されるホイップアンテナと、前記ホイップアンテナの他端側に配設され、アンテナ軸が前記ホイップアンテナの伸縮方向に略一致するコイルアンテナとからなり、前記RFIDアンテナが前記コイルアンテナ近傍に配設されており、前記RFIDアンテナのアンテナ軸が、前記コイルアンテナのアンテナ軸と略直交するように、前記RFIDアンテナの向きが設定されるものである。
【0011】
また、本発明のRFID機能付き携帯無線機は、伸縮自在なアンテナを備え、前記アンテナの先端部近傍に、少なくとも、RFIDタグ、RFIDリーダ、RFIDライタ又はRFIDリーダ/ライタのRFIDアンテナが複数配設されているRFID機能付き携帯無線機であって、前記伸縮自在なアンテナは、一端が前記携帯無線機の筐体に保持されるホイップアンテナと、前記ホイップアンテナの他端側に配設され、アンテナ軸が前記ホイップアンテナの伸縮方向に略一致するコイルアンテナとからなり、前記RFIDアンテナが前記コイルアンテナ近傍に配設されており、各々の前記RFIDアンテナのアンテナ軸が前記コイルアンテナのアンテナ軸と略直交し、かつ、各々の前記RFIDアンテナのアンテナ軸が互いに略直交するように、各々の前記RFIDアンテナの向きが設定されるものである。
【0012】
本発明においては、複数の前記RFIDアンテナは、前記RFIDタグのRFIDアンテナと、前記RFIDリーダ、RFIDライタ又はRFIDリーダ/ライタのRFIDアンテナとを含む構成とすることができる
【0013】
また、本発明においては、前記RFIDアンテナが非磁性材からなる取り付け手段に埋設され、前記取り付け手段が前記コイルアンテナに着脱可能に保持され前記取り付け手段は、前記コイルアンテナ外周面に嵌合する凹部を備える構造、前記コイルアンテナを押圧するネジを挿入可能なネジ穴を備える構造、又は、前記コイルアンテナの前記ホイップアンテナ側端部に当接する返しを備える構造のいずれかを備える構成とすることができる
【0014】
また、本発明においては、上記記載のRFIDアンテナを備え、かつ、前記RFIDアンテナに接続されるRFID回路が前記携帯無線機本体内部に格納され、前記RFIDアンテナと前記RFID回路とが前記ホイップアンテナ側面又は内部に配設された導体を介して接続されている構成とすることができ、前記ホイップアンテナの筐体側端部に、前記導体を介して前記RFIDアンテナと接続され、前記ホイップアンテナの伸縮方向を中心軸として巻回する第1のコイルを備え、前記携帯無線機の前記筐体に、前記RFID回路に接続され、前記ホイップアンテナを収納した状態又は前記ホイップアンテナを引き出した状態の少なくとも一方の状態で前記第1のコイルの周りを巻回するように形成される第2のコイルを備え、前記第1のコイルと前記第2のコイルとの間の電磁誘導により、前記RFIDアンテナと前記RFID回路との間で信号が伝達される構成とすることもでき、前記第1のコイル又は前記第2のコイルの少なくとも一方の周囲に軟磁性材を配設することもできる。
【0015】
また、本発明においては、前記RFID回路は前記携帯無線機の制御手段に接続され、該制御手段により、前記RFID回路内に記憶された情報が前記携帯無線機の表示手段に表示可能とされる構成、又は、前記RFID回路は前記携帯無線機の制御手段に接続され、該制御手段により、前記RFID回路内に記憶された情報が前記携帯無線機の操作手段により書き換え可能とされる構成とすることができる。
【0016】
このように、本発明では、RFIDシステムのタグ又はリーダ、ライタ、リーダ/ライタのアンテナを携帯無線機の筐体ではなく、ホイップアンテナの先端のコイルアンテナ近傍に実装し、更に、RFIDアンテナのアンテナ軸がコイルアンテナのアンテナ軸と略直交するように配置しているため、RFIDシステムと携帯無線機との相互干渉を抑制することができ、また、ホイップアンテナを引き出すことにより遠方から認知しやすくなり、固定アンテナが情報に設置される形態であっても良好にデータ通信を行うことができる。また、RFIDアンテナを携帯無線機のアンテナに取り付ける構造とすることにより、携帯無線機の部品交換や改修を不要とし、容易に実装、交換することが可能となる。
【0017】
また、RFIDアンテナに接続される回路を携帯無線機本体内部に収納する場合において、RFIDアンテナとRFID回路との接続を一対の電磁誘導コイルを用いて行うことにより、ホイップアンテナを繰り返し伸縮した場合であっても接続不良や断線を防止することができる。更に、RFID回路を携帯無線機の制御手段と接続することにより、携帯無線機の表示手段や操作手段を利用して、RFID回路に記憶された情報の表示やRFID回路への情報の書き込みが可能となり、部品点数やサイズの増加を最小限に抑えて、携帯無線機にRFID機能を付加することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
従来技術で示したように、特開2002−269508号公報や特開2003−16409号公報にはタグを腕時計や携帯型機器の筐体に実装する構造が開示されているが、タグやリーダ/ライタを既存の機器に実装する場合には、機器を構成する材料や実装する部位、機器の携帯性、実装容易性、交換可能性等を考慮しなければならない。
【0019】
また、RFIDシステムの利用形態は様々であり、固定アンテナはユーザがアクセスしやすい場所に設置されているとは限らず、例えば、混雑する場所に固定アンテナを設置する形態ではユーザが視認しやすいように上方に設置される場合もある。このような形態では、RFIDシステムを機器の筐体に実装する構造では、機器を高く掲げなければ固定アンテナとアクセスすることができず不便である。従って、遠方から認知することができ、また、人の接触による破損の恐れを少なくするには、RFIDアンテナができるだけ高い位置に配置されるように実装する部位を設定することが望ましい。
【0020】
このような要求を総合的に勘案すると、RFIDシステムを実装する機器としては普及率が高い携帯無線機が適当であるが、タグやリーダ/ライタのアンテナを携帯無線機の筐体表面やその内部に実装する構造では、金属材料を含む携帯無線機の筐体や本体とRFIDアンテナとが近接してしまいアンテナの特性を変化させる恐れがあり、また、筐体やその内部にRFIDシステムを実装するために取り付け構造が複雑となり機器のコストが上昇するという問題が生じる。
【0021】
そこで、本願発明ではタグやリーダ/ライタのアンテナを携帯無線機のアンテナ先端部分に実装することにより、RFIDアンテナを携帯無線機の筐体や本体から遠ざけ、RFIDアンテナと携帯無線機との相互干渉を抑制し、良好なデータ通信を可能としている。また、その取り付け構造を工夫することによって、携帯無線機のアンテナとRFIDのアンテナの相互誘導によるアンテナのインダクタンスの変化によりRFID又は携帯無線機が正常に作動しなくなること、及び携帯無線機の電波がRFIDのアンテナに吸収されることにより携帯無線機が正常に作動しなくなることを防止し、既存の携帯無線機に容易に実装、交換ができるようにしている。更に、RFIDアンテナとRFID回路との接続部分に電磁誘導コイルを用いることにより、可動するホイップアンテナにRFIDアンテナを実装する場合であっても接続不良や断線を防止して信頼性の向上を図ると共に、携帯無線機に付随する表示機能や操作機能を利用可能とすることにより、部品点数やサイズの増加を最小限に抑えて、RFID回路に記憶された情報の表示や情報の書き込みを可能としている。
【0022】
【実施例】
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0023】
[実施例1]
まず、本発明の第1の実施例に係るRFID機能付き携帯無線機について、図1乃至図11を参照して説明する。図1は、第1の実施例に係るRFID機能付き携帯無線機の外観を示す図であり、図2はRFIDシステムの構成を示すブロック図である。また、図3乃至図11は、RFIDアンテナの取り付け構造を示す図である。
【0024】
図1に示すように、本実施例のRFID機能付き携帯無線機は、表示部4及び操作部5、スピーカ、マイク、バッテリ等を備え、筐体内部に無線通信回路や制御回路等が形成された携帯無線機本体3と、筐体内に一端が保持される伸縮自在なホイップアンテナ6a及びホイップアンテナ6aの先端に取り付けられるコイルアンテナ6bとからなる携帯無線機アンテナ6と、携帯無線機アンテナ6の先端部に実装されたタグやリーダ/ライタのアンテナ(以下、タグアンテナやリーダ/ライタアンテナを総称してRFIDアンテナ2と呼ぶ。)とにより構成される。
【0025】
また、携帯無線機に実装されるタグやリーダ/ライタは図2に示すような構成となる。例えば、タグ10には、渦巻き状に導体が巻回されたタグアンテナ11と、データ通信の制御を行うタグ回路12とを備え、タグ回路12は、電源回路16、無線周波数回路13、変調回路14、復調回路15、CPU17、メモリ18などにより構成される。また、リーダ/ライタ20には、渦巻き状に導体が巻回又は細長い円柱状又は板状の磁芯の周囲に導体が巻回されたリーダ/ライタアンテナ21と、データ通信の制御を行うリーダ/ライタ回路22と、情報を表示する表示回路29a及び表示手段29bとを備え、リーダ/ライタアンテナ21も、同様に電源回路26、無線周波数回路23、変調回路24、復調回路25、CPU27、メモリ28などにより構成される。
【0026】
なお、本実施例では、携帯無線機アンテナ6の先端部には、タグアンテナ11やリーダ/ライタアンテナ21(又はアンテナに図示しないコンデンサを接続した共振回路)のみを実装する場合について記載するが、タグ回路やリーダ/ライタ回路(以下、これらを総称してRFID回路と呼ぶ。)を含めたタグ10やリーダ/ライタ20全体を実装する構成としてもよい。RFIDアンテナ2のみが実装される場合は、タグ回路12やリーダ/ライタ回路22は携帯無線機本体の筐体内に設置され、RFIDアンテナ2と回路との間はホイップアンテナ6aに沿って配設又はホイップアンテナ6a内部に配設された導体によって接続される。どのような形態で実装するかは任意に選択することができるが、タグ10の全体サイズが小さい場合には取り付けや交換を容易にするために、タグ10全体を携帯無線機アンテナ6先端に実装する構成が好適である。
【0027】
次に、RFIDアンテナ2の実装構造について、図4乃至図11を参照して説明する。現在広く使用されているRFIDアンテナ2は空芯コイルまたは磁心入りコイルとコンデンサよりなる共振回路である。このため、携帯無線機を使用するときはRFIDを停止させても携帯無線機の電波を吸収してしまう。これを防止するために、携帯無線機のコイルアンテナ6bのアンテナ軸(ホイップアンテナ6aの長手方向)とRFIDアンテナ2のアンテナ軸が略直交する様に、即ちホイップアンテナ6aの長手方向に略垂直になるように配置する。
【0028】
具体的には、例えば、図3に示すように、RFIDアンテナ2を円環状の空芯コイルとし、そのアンテナ軸がホイップアンテナ6aの長手方向に略直交するようにコイルアンテナ6bの側面に設置する。このような構成ではRFIDアンテナ2のアンテナ軸がアンテナコイル6bのアンテナ軸と略直交するため、相互の干渉を防止することができる。
【0029】
なお、RFIDアンテナ2の固定方法は特に限定されないが、コイルアンテナ6bはホイップアンテナ6aを引き出す際に力が加わる部分であるため、容易に脱離しないようにする必要があり、接着剤や粘着部材で保持することができる。また、RFIDアンテナ2のサイズも特に限定されないが、RFIDアンテナ2がコイルアンテナ6bよりも大きくなると、ホイップアンテナ6aが携帯無線機本体に完全に収納できなくなったり、コイルアンテナ6bから外れやすくなる等の弊害が考えられるため、RFIDアンテナ2のアンテナ軸方向から見て(図3の右図)、RFIDアンテナ2がコイルアンテナ6b内に収まる形状とすることが好ましい。
【0030】
また、図4に示すように、RFIDアンテナ2として細長い磁芯に導体を巻線したものを用い、RFIDアンテナ2のアンテナ軸がホイップアンテナ6aの長手方向に略直交するようにコイルアンテナ6bの上部に設置することも可能である。この場合もRFIDアンテナ2のアンテナ軸がアンテナコイル6bのアンテナ軸と略直交するための相互の干渉を防止することができる。この構成では、コイルアンテナ6bのアンテナ軸方向の磁芯寸法は小であるため、コイルアンテナ6bに対する磁性材の影響は小であるが、RFIDアンテナ2に対してはアンテナ軸方向の寸法は大きいため、磁性材として十分な効果を発揮することができる。なお、磁芯材の形状は限定されないが、断面を矩形、特に薄い板状として厚み方向をコイルアンテナ6bのアンテナ軸に揃えるように配置すればコイルアンテナ6bに与える影響を更に小さくすることができる。また、この構成の場合もRFIDアンテナ2の固定方法やサイズは特に限定されず、コイルアンテナ6bの上部から見て、RFIDアンテナ2がコイルアンテナ6b内に収まる寸法とすることもできるが、図4に示すようにコイルアンテナ6bからはみ出すように構成した場合、RFIDアンテナ2をつまみとしてホイップアンテナ6aを引き出すことができるため、操作性を向上させることができる。
【0031】
図3又は図4の構成は、タグ10又はリーダ/ライタ20のいずれか一方のアンテナを実装する場合の構成であるが、異なる複数のRFIDシステムに対応可能とする場合には複数のタグ10やタグ10とリーダ/ライタ20の双方を実装する必要がある。そのような場合には複数のタグアンテナ11又はタグアンテナ11とリーダ/ライタアンテナ21の双方を実装することもできる。例えば、図5に示すように、コイルアンテナ6bの側面に、円環状空芯コイルのタグアンテナ11及びリーダ/ライタアンテナ21をアンテナ軸が互いに略直交するように配置したり、図6に示すように、円環状空芯コイルのタグアンテナ11をコイルアンテナ6bの側面に配置し、細長い磁芯に巻線したリーダ/ライタアンテナ21をコイルアンテナ6bの上面に配置する。このような構造とすることにより、携帯無線機とRFIDアンテナ2の相互作用を抑制することができると共に、複数のRFIDアンテナ2間の相互作用も抑制することができる。なお、どちらのRFIDアンテナ2をタグ10用又はリーダ/ライタ20用とするかは任意であり、双方をタグ10用としてもよい。
【0032】
また、図7に示すように、コイルアンテナ6bの上部に、十字型の磁芯7の一組の突起にタグアンテナ11用の巻線をし、他方の組の突起にリーダ/ライタアンテナ21用の巻線をしたRFIDアンテナ2を実装することもできる。このような構造によっても、携帯無線機とRFIDアンテナ2の相互作用を抑制することができるとともに、複数のRFIDアンテナ2間の相互作用も抑制することができる。上記いずれの構造であっても、携帯無線機アンテナ6とタグアンテナ11とリーダ/ライタアンテナ12のそれぞれのアンテナ軸が互いに略直交するように配置することが重要である。
【0033】
図3乃至図7はRFIDアンテナ2をコイルアンテナ6bに近接して配置する構造であるが、例えば、図8に示すように、ホイップアンテナ6a先端部に円環状空芯コイルや細長い磁芯に巻線したコイル(図では円環状空芯コイル)を実装することも可能である。更に、ホイップアンテナ6a先端とコイルアンテナ6bの側面又は上部の各々にタグアンテナ11やリーダ/ライタアンテナ21を実装する構成とすることもできる。
【0034】
上記説明は、基本的にタグアンテナ11やリーダ/ライタアンテナ21を単体としてコイルアンテナ6bやホイップアンテナ6a近傍に実装する形態であるが、上述したようにRFIDシステムを様々な用途に利用する場合、各々の用途に適したRFIDアンテナ2に適宜交換できることが好ましい。そのような場合、タグ10(又はリーダ/ライタ20)を内部に格納したケースをコイルアンテナ6b部分に着脱可能に取り付ける構成とすることもできる。
【0035】
例えば、図9に示すように、インサート成形によりタグ10をプラスチック製のケース19内に埋設し、このケース19にコイルアンテナ6bの外装に合致した凹部を設け、タグ付きのケース19をコイルアンテナ6bに差し込んでタグ10を固定することもできる。このような構造を用いることにより、既存の携帯無線機のコイルアンテナ6bにも簡単にタグ10を実装することができ、また、容易に取り外して別のタグ10を装着することもできる。
【0036】
なお、図では、細い磁芯材に巻線したコイルのアンテナ軸を図の水平方向に保持する構成を示しているが、ケース19内に配設されるタグ10のアンテナ軸がホイップアンテナ6aの長手方向に略直交する方向に固定されていればよく、細い磁芯材に巻線したコイルに代えて、ケース19の上部や側面に円環状空芯コイルを埋設する構成とすることもでき、ケース19をコイルアンテナ6bに確実に固定するために接着剤等を併用することもできる。また、タグ10を挿入するケース19の材料はプラスチックに限定されず、非磁性で成型が容易な材料であればよく、特に、弾性のある材料を用いてケース19を形成することにより、ケース19をコイルアンテナ6bに密着させることができ、衝撃や振動でケース19が外れるといった不具合を防止することができる。
【0037】
また、寸法が多少異なるコイルアンテナ6bに対しても取り付け可能とするために、図10に示すようにケース19にネジ孔を設け、コイルアンテナ6bに装着した後、止めネジ19aによりケース19とコイルアンテナ6bとをより強固に固定することができる。この場合、止めネジ19aによるコイルアンテナ6bに対する影響を減らすために、止めネジ19aは黄銅等の非磁性体を用いることが好ましく、非磁性で非導電材であるプラスチック製の止めネジ19aを用いることがより好ましい。また、図11に示すように、ケース19を弾性のある材料で作成し、その先端に返り19bを設けてコイルアンテナ6bから外れにくくする構成とすることもできる。これらの構造において接着剤等を併用することによって更に強固に固定することができる。
【0038】
なお、図10又は図11の構成においても、内部に格納するタグ10のアンテナは空芯コイルでも細長い磁芯材に巻線したコイルでもよく、収納場所もコイルアンテナ6b上部又は側面のいずれでもよい。また、タグ10をインサート成形によりケース19内部に埋設する構成としたが、ゴム等の弾性のある材料でケース19を製作し、ケース19製作後にケースに設けた切り込みからタグ10を挿入したりケース19に設けた凹部にタグ10をはめ込む構成としてもよく、また、コイルアンテナ6b上部にタグ10を設置し、その上からケース19を被せてタグ10を固定する構造とすることもできる。
【0039】
このように、携帯無線機のコイルアンテナ6b側面や上部、ホイップアンテナ6a先端部に、アンテナ軸がホイップアンテナ6aの長手方向と略直交するように、タグアンテナ11やリーダ/ライタアンテナ21を実装することにより、携帯無線機アンテナ6との相互作用を防止し、かつ、携帯機器本体によるRFIDアンテナ2の特性の変化を防止することができる。また、タグ10を埋設したケース19をコイルアンテナ6bにはめ込む構成とすることにより、実装や交換を容易にすることができる。そして、携帯無線機にタグ10やリーダ/ライタ20を実装することにより、タグ10やリーダ/ライタ20のみを持ち歩く必要がなくなり、ユーザの利便性を向上させることができると共に、アンテナを延ばすことにより、データの通信状態を良好に保つことができ、特に、固定アンテナがユーザの上に設置されている場合などに確実にRFIDシステムを動作させることができる。
【0040】
[実施例2]
次に、本発明の第2の実施例に係るRFID機能付き携帯無線機について、図12乃至図17を参照して説明する。図12及び図13は、第2の実施例に係るRFID機能付き携帯無線機におけるRFIDアンテナとRFID回路との接続構造を示す図であり、図14乃至図16は接続部の拡大図である。また、図17は、RFID機能付き携帯無線機の構成を示すブロック図である。
【0041】
前記した第1の実施例では、携帯無線機アンテナ6にRFIDアンテナ2を実装する場合について記載したが、リーダ/ライタアンテナ21を実装する場合には、リーダ/ライタ回路22(無線周波数回路23、変調回路24、復調回路25、電源回路26、CPU27、メモリ28など)は携帯無線機本体内に格納されるため、リーダ/ライタアンテナ21とリーダ/ライタ回路22とを接続する必要がある。また、タグアンテナ11を実装する場合でもタグ回路12を携帯無線機本体内に設置する場合もあり、同様にこれらを接続する必要がある。
【0042】
その方法として、ホイップアンテナ6aに沿って又はホイップアンテナ6a内部に配線を形成し、配線の一方をリーダ/ライタアンテナ21に接続し、また、リーダ/ライタ回路22に擦動面を設けて配線の他方を接触させる方法がある。また、リーダ/ライタアンテナ21とリーダ/ライタ回路22とを可撓性のある配線材料を用いて接続し、ホイップアンテナ6aが伸縮しても接続を維持できるようにする方法もある。
【0043】
このような方法を用いても、リーダ/ライタアンテナ21と携帯無線機本体に設置したリーダ/ライタ回路22との接続を維持することは可能であるが、リーダ/ライタ回路22に擦動面を設ける方法では擦動面の摩耗、汚染等により接続が非安定になる場合があり、また、可撓性のある配線材料で接続する方法ではホイップアンテナ6aの繰り返しの伸縮による金属疲労によって配線材料が機械的に破損する恐れがある。
【0044】
そこで本実施例では、接続部分に一対の電磁誘導コイルを設けることにより上記問題の解決を図っている。例えば、図12(a)に示すように、ホイップアンテナ6aの本体側端部に可動電磁誘導コイル30を設け、ホイップアンテナ6aを完全に引き出した状態で可動電磁誘導コイル30に隣接するように(可動電磁誘導コイル30の周囲を取り囲むように)固定電磁誘導コイル31を設ける。これにより、ホイップアンテナ6aを引き出した状態では、RFIDアンテナ2の信号はホイップアンテナ6aに沿って又は内部に形成された配線(図示せず)によって可動電磁誘導コイル30に伝達され、電磁誘導によって可動電磁誘導コイル30から固定電磁誘導コイル31に伝達され、機器内部に予め設けた配線32を介してリーダ/ライタ回路22に伝達される。この構成の場合、接続部の摩耗や金属疲労を考慮しなくてよいため、RFIDシステムの信頼性を高めることができる。また、ホイップアンテナ6aを収納した状態では、図12(b)に示すように、可動電磁誘導コイル30と固定電磁誘導コイル31とが離れて信号は伝達されないため、ホイップアンテナ6aの伸縮をRFIDシステムの動作スイッチとして利用することもできる。
【0045】
また、携帯無線機のホイップアンテナ6aは、通常本体に完全に収納した状態又は完全に引き伸ばした状態をいずれかである場合が多いことから、図13に示すように、固定電磁誘導コイル(上部側固定電磁誘導コイル31a及び下部側固定電磁誘導コイル31b)をホイップアンテナ6aが収納又は引き出された状態で隣接するように複数箇所に設置する構成とすることもできる。このような構成とすることによっても、通常の状態(ホイップアンテナ6aを完全に収納した状態又は完全に引き伸ばした状態)では確実にリーダ/ライタアンテナ21からの信号をリーダ/ライタ回路22に伝達することができ、RFIDシステムを動作させたくない場合にはホイップアンテナ6aを少しだけ引き出した状態にすればよく、RFIDシステムの動作スイッチとして利用することができる。
【0046】
上記可動電磁誘導コイル30と固定電磁誘導コイル31、31a、31bは図14に示すようにむき出しの状態で設置することもできるが、電磁誘導コイルで発生する電磁波が外部の部品に作用して誤動作を引き起こす恐れがある。そこで、図15に示すように、電磁誘導コイルの周囲、例えば、可動電磁誘導コイル30の上面及び下面、固定電磁誘導コイル31の上面、下面及び側面を、電磁波を吸収する材料、例えば軟磁性材33で覆う構造とすることもできる。また、図16に示すように、ホイップアンテナ6aの筐体側端部に、可動電磁誘導コイル30の下面を覆うように軟磁性材33aを配置し、一方、固定電磁誘導コイル31の側面及び上面全体を覆うように軟磁性材33bを配置する構成とすることもできる。このような構造とすることにより、電磁誘導コイルで発生する電磁波が外部に漏れることがなく、外部の部品への影響を抑制することができ、また、外部から電磁誘導コイルに侵入する電磁波も遮断することができ、電磁誘導コイルの動作の安定性を高めることができる。
【0047】
このように、携帯無線機のアンテナの先端にRFIDアンテナ2(特にリーダ/ライタアンテナ21)を実装する構造において、RFIDアンテナ2と携帯無線機本体内部に設置したRFID回路とを、ホイップアンテナ6a側に設けた電磁誘導コイル及び携帯無線機本体側に設けた電磁誘導コイルの一対の電磁誘導コイルを用いて電磁誘導で接続することにより、ホイップアンテナ6aを繰り返し伸縮させた場合であっても接続部分が摩耗、汚染して接触不良が生じたり金属疲労によって断線する等の不具合を防止することができる。
【0048】
上記構造でRFIDアンテナ2とRFID回路とを接続することによってRFIDシステムを動作させることができるが、携帯無線機にタグ10やリーダ/ライタ20を組み込む場合には、タグ10やリーダ/ライタ20の情報を携帯無線機の表示部4に表示させたり、タグ10やリーダ/ライタ20の情報の書き換えを操作部5を用いて行うことも可能である。そのような場合にはタグ回路12やリーダ/ライタ回路22を携帯無線機で制御できるように接続すればよい。
【0049】
一般に携帯無線機は、図16に示すように、各種設定画面やweb画面、カメラ映像等を表示する表示部4と、数字キーや方向キー、ファンクションキー等からなる操作部5と、電話の交信、メールの送受信、web画面の受信等を行う無線通信部3b及び携帯無線機アンテナ6と、各種設定情報を記憶する記憶部3cと、音声や楽曲を出力するスピーカ3d、音声を入力するマイク3e等と、これらの動作を制御する制御部3aとからなるが、本実施例ではリーダ/ライタ回路22(又はタグ回路12)を携帯無線機の制御部3aに接続する。これにより、例えば、制御部3aは操作部5の操作に従ってリーダ/ライタ回路22のCPU27に制御信号を送出し、制御信号を受けたCPU27はメモリ28から記憶された情報を取り出して制御部3aに送り、制御部3aではその情報をユーザが識別できる情報に変換して表示部4に表示させることができる。
【0050】
このように携帯無線機側の構成部品を利用してタグ10やリーダ/ライタ20に記憶された情報を表示したり、情報を書き換えることによって、携帯無線機の部品点数やサイズの増加を最小限にしてRFIDの機能を追加することができる。また、RFIDシステムの電源を携帯無線機の電池と共用することにより、更に部品点数やサイズの増加を抑えることができる。
【0051】
なお、上記各実施例では、本発明の構造を携帯無線機に適用する場合について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、伸縮するアンテナを備えた任意の無線通信機器、例えば、PHS、トランシーバー、無線通信機能を備えた携帯端末機器等に同様に適用することができる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のRFID機能付き携帯無線機によれば下記記載の効果を奏する。
【0053】
本発明の第1の効果は、タグやリーダ/ライタと携帯無線機との相互干渉を防止し、良好なデータ通信が可能となるということである。
【0054】
その理由は、タグアンテナやリーダ/ライタアンテナを携帯無線機本体や筐体に設置するのではなく、伸縮するホイップアンテナの先端に設けるコイルアンテナ近傍に設置するため、携帯無線機本体からの距離を大きくすることができるからである。また、携帯無線機のアンテナとタグアンテナやリーダ/ライタアンテナのアンテナ軸が略直交するように配置されるため、携帯無線機使用時の電波の吸収を抑制することができるからである。そして、RFIDアンテナを高い位置に設置可能とすることにより遠方から認知しやすくし、固定アンテナが高い位置に設置される場合であってもデータ通信を容易に行うことができる。
【0055】
また、本発明の第2の効果は、RFIDアンテナに接続される回路(リーダ/ライタ回路やタグ回路)を携帯無線機本体内部に格納する場合であっても、RFIDアンテナとRFID回路の接続不良や断線を防止し、信頼性を向上させることができるということである。
【0056】
その理由は、携帯無線機のホイップアンテナの本体側端部に可動電磁誘導コイルを設けると共に、ホイップアンテナを収納又は引き出した状態で可動電磁誘導コイルに隣接するように固定電磁誘導コイルを設け、可動電磁誘導コイルと固定電磁誘導コイルの電磁誘導によって信号の伝達を行うため、接点が摩耗、汚染したり、破損することがないからである。また、この電磁誘導コイルを用いることにより、別途スイッチを設けることなく、リーダ/ライタやタグの動作を停止させることもできる。
【0057】
また、本発明の第3の効果は、タグやリーダ/ライタを設置する携帯無線機の部品点数やサイズを増加を最小限に抑えて、RFID機能を付加することができるということである。
【0058】
その理由は、タグ回路やリーダ/ライタ回路を携帯無線機の制御部に接続して制御可能とすることにより、携帯無線機の表示部や操作部を用いて、タグやリーダ/ライタに記憶された情報の表示や情報の書き換えを行うことができるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るRFID機能付き携帯無線機の外観図である。
【図2】RFIDシステムの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係るRFIDアンテナの実装構造を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係るRFIDアンテナの実装構造を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係るRFIDアンテナの実装構造を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施例に係るRFIDアンテナの実装構造を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施例に係るRFIDアンテナの実装構造を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施例に係るRFIDアンテナの実装構造を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施例に係るRFIDアンテナの実装構造を示す図である。
【図10】本発明の第1の実施例に係るRFIDアンテナの実装構造を示す図である。
【図11】本発明の第1の実施例に係るRFIDアンテナの実装構造を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施例に係るアンテナと回路との接続構造を示す図である。
【図13】本発明の第2の実施例に係るアンテナと回路との接続構造を示す図である。
【図14】本発明の第2の実施例に係るアンテナと回路との接続部を拡大した図である。
【図15】本発明の第2の実施例に係るアンテナと回路との接続部を拡大した図である。
【図16】本発明の第2の実施例に係るアンテナと回路との接続部を拡大した図である。
【図17】本発明の第2の実施例に係るRFID機能付き携帯無線機の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 RFID機能付き携帯無線機
2 RFIDアンテナ
3 携帯無線機本体
3a 制御部
3b 無線通信部
3c 記憶部
3d スピーカ
3e マイク
4 表示部
5 操作部
6 携帯無線機アンテナ
6a ホイップアンテナ
6b コイルアンテナ
7 磁芯
8 筐体
10 タグ
11 タグアンテナ
12 タグ回路
13、23 無線周波数回路
14、24 変調回路
15、25 復調回路
16、26 電源回路
17、27 CPU
18、28 メモリ
19 ケース
19a 止めネジ
19b 返り
20 リーダ/ライタ
21 リーダ/ライタアンテナ
22 リーダ/ライタ回路
29a 表示回路
29b 表示手段
30 可動電磁誘導コイル
31、31a、31b 固定電磁誘導コイル
32 配線
33 軟磁性材

Claims (9)

  1. 伸縮自在なアンテナを備え、前記アンテナの先端部近傍に、少なくとも、RFIDタグ、RFIDリーダ、RFIDライタ又はRFIDリーダ/ライタのRFIDアンテナが配設されているRFID機能付き携帯無線機であって、
    前記伸縮自在なアンテナは、一端が前記携帯無線機の筐体に保持されるホイップアンテナと、前記ホイップアンテナの他端側に配設され、アンテナ軸が前記ホイップアンテナの伸縮方向に略一致するコイルアンテナとからなり、前記RFIDアンテナが前記コイルアンテナ近傍に配設されており、
    前記RFIDアンテナのアンテナ軸が、前記コイルアンテナのアンテナ軸と略直交するように、前記RFIDアンテナの向きが設定されることを特徴とするRFID機能付き携帯無線機。
  2. 伸縮自在なアンテナを備え、前記アンテナの先端部近傍に、少なくとも、RFIDタグ、RFIDリーダ、RFIDライタ又はRFIDリーダ/ライタのRFIDアンテナが複数配設されているRFID機能付き携帯無線機であって、
    前記伸縮自在なアンテナは、一端が前記携帯無線機の筐体に保持されるホイップアンテナと、前記ホイップアンテナの他端側に配設され、アンテナ軸が前記ホイップアンテナの伸縮方向に略一致するコイルアンテナとからなり、前記RFIDアンテナが前記コイルアンテナ近傍に配設されており、
    各々の前記RFIDアンテナのアンテナ軸が前記コイルアンテナのアンテナ軸と略直交し、かつ、各々の前記RFIDアンテナのアンテナ軸が互いに略直交するように、各々の前記RFIDアンテナの向きが設定されることを特徴とするRFID機能付き携帯無線機。
  3. 複数の前記RFIDアンテナは、前記RFIDタグのRFIDアンテナと、前記RFIDリーダ、RFIDライタ又はRFIDリーダ/ライタのRFIDアンテナとを含むことを特徴とする請求項2記載のRFID機能付き携帯無線機。
  4. 前記RFIDアンテナが非磁性材からなる取り付け手段に埋設され、前記取り付け手段が前記コイルアンテナに着脱可能に保持され、
    前記取り付け手段は、前記コイルアンテナ外周面に嵌合する凹部を備える構造、前記コイルアンテナを押圧するネジを挿入可能なネジ穴を備える構造、又は、前記コイルアンテナの前記ホイップアンテナ側端部に当接する返しを備える構造のいずれかを備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のRFID機能付き携帯無線機。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一に記載のRFIDアンテナを備え、かつ、前記RFIDアンテナに接続されるRFID回路が前記携帯無線機本体内部に格納され、前記RFIDアンテナと前記RFID回路とが前記ホイップアンテナ側面又は内部に配設された導体を介して接続されていることを特徴とするRFID機能付き携帯無線機。
  6. 前記ホイップアンテナの筐体側端部に、前記導体を介して前記RFIDアンテナと接続され、前記ホイップアンテナの伸縮方向を中心軸として巻回する第1のコイルを備え、
    前記携帯無線機の前記筐体に、前記RFID回路に接続され、前記ホイップアンテナを収納した状態又は前記ホイップアンテナを引き出した状態の少なくとも一方の状態で前記第1のコイルの周りを巻回するように形成される第2のコイルを備え、
    前記第1のコイルと前記第2のコイルとの間の電磁誘導により、前記RFIDアンテナと前記RFID回路との間で信号が伝達されることを特徴とする請求項5記載のRFID機能付き携帯無線機。
  7. 前記第1のコイル又は前記第2のコイルの少なくとも一方の周囲に軟磁性材が配設されていることを特徴とする請求項6記載のRFID機能付き携帯無線機。
  8. 前記RFID回路は前記携帯無線機の制御手段に接続され、該制御手段により、前記RFID回路内に記憶された情報が前記携帯無線機の表示手段に表示可能とされることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一に記載のRFID機能付き携帯無線機。
  9. 前記RFID回路は前記携帯無線機の制御手段に接続され、該制御手段により、前記RFID回路内に記憶された情報が前記携帯無線機の操作手段により書き換え可能とされることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一に記載のRFID機能付き携帯無線機。
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