JP3896845B2 - 食器洗い機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食器洗い機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の洗浄槽引き出し式のシステムキッチン食器洗い機は、特許第3129316号公報、特許第3095002号公報に示されている。図1、図2をもとに従来の技術を説明する。食器洗い機本体613は、前方に開口部を有し、レール602を介して洗浄槽614を前後方向に移動可能に支持している。この洗浄槽614内に食器605を収納する食器かご606が設けられている。送風ファン615は、乾燥工程で運転され、洗浄槽614内の食器605を乾燥する。この送風ファン615は洗浄槽614の前面に設けられ、洗浄槽614への送風口614a加熱手段としてのヒータ607の近傍に設けられている。
【0003】
洗浄槽614の前面にドア616が設けられ、このドア616の上部に洗浄槽614内の蒸気を排出する排気口616aが設けられている。以上の構成において概略の動作を説明すると、使用においては、まず、食器洗い機本体613から洗浄槽614を前方に引き出し、食器605を洗浄槽614に収納して、洗剤を入れた後、運転を開始すると、制御装置612により、ヒータ607、洗浄ポンプ608、送風ファン615等の運転を制御し、食器かご606を収納した食器605を洗浄、水すすぎ、温水すすぎ、乾燥の工程により運転される。洗浄ノズルから噴射する洗浄液あるいはすすぎ液を循環させているのが、洗浄ポンプ608である。
【0004】
従来の食器洗い機において、この洗浄ポンプ608内に配設されているランナーを回転させているモータはインダクションモータであり、DCモータに比べ、出力を出そうとすると、巻線が太く長くなり、ロータやステータの厚さも厚くなる。そのため、図に示した如く、外形寸法が大きくなる。したがって、引き出し式の食器洗い機の場合、図1のように、洗浄ポンプ608取り付け部の洗浄槽614の背面に凹みをつけてその場所に配置したり、図2に示す如く、洗浄槽底面に裏に配置する構造にしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この配置、取り付けでは、いずれの場合も洗浄槽614の内容積が少なくなる。図1では、奥行き方向が狭くなる。そして、図2では、深さ方向が浅くなる。以上により食器を収納するスペースがせまくなり、食器の配置間隔等の狭くなり、洗浄性能、乾燥性能等に影響を与えるのである。
【0006】
本発明は、上述した種々の問題を考慮し、ポンプユニットの高さを低くし、洗浄槽の内容積を増加した食器洗浄機を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本願発明の食器洗い機は、食器収納槽と、該食器収納槽を引き出し可能とし、前記食器収納槽を外方より覆い外郭を構成した本体と、食器洗浄用の加圧水供給手段と、水を温水へ変え、また、前記食器収納槽内の温度を上昇させるためのヒータと、前記食器収納槽内の洗浄水を機外へ排出する排水ポンプを有し、食器の洗浄、水すすぎ、温水すすぎ及び、乾燥の各行程を実行する制御装置を備えた食器洗い機において、前記食器収納槽の底壁に設けられ、樹脂成形のステータケースの外周にステータが挿入され、前記ステータケースの内側に前記加圧水供給手段と前記排水ポンプを駆動する電動機のロータを配置し、このロータのシャフトの上部に前記加圧水供給手段の洗浄用ランナー、下部に前記排水ポンプの排水用ランナーが取付けられ、前記ロータをウォータシールにより挟持する水密構造を備え、前記ロータの下側軸受を前記ウォータシールの間に配置し、マグネット位置検出用回転センサレスによるブラシレスDCモータで前記洗浄用ランナーと前記排水用ランナーとを駆動するポンプユニットを備え、食器の洗浄及びすすぎのときの前記ブラシレスDCモータの回転方向に対して、前記食器収納槽の洗浄水を排水するときの前記ブラシレスDCモータの回転方向が逆回転である。本発明はポンプユニットの高さを低くするため、駆動用モータにセンサレスブラシレスDCモータを使用し、更にモータの高さを低くするため、巻線の上下に絶縁シートと防炎カバーを配置することにより、高さ方向を各々の板厚分の厚さで済ませるようにすると共に、下側軸受をウォータシールの間に配置することによりポンプユニットの高さ方向を低減した。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、図3〜図15により一実施例について説明する。図7は、システムキッチンに組み込んだ食器洗い機の斜視図である。この実施の形態における食器洗い機は、2つの食器洗浄槽ユニット100,200を上下2段に積み重ねるように組み合わせた状態にシステムキッチン300に組み込んだ構成である。
【0009】
2つの食器洗浄槽ユニット100,200は、そのほとんどを同一構成にしているので、共通する構成については上段に位置する食器洗浄槽ユニット100を例示して構成を説明する。
【0010】
食器洗浄槽ユニット100は、引き出し式の洗浄槽101をケース102内に進退可能に収容し、引き出した状態で食器の出し入れや洗剤投入を行い、押し込んだ状態で洗浄(洗い,すすぎ,乾燥)を行う。洗浄槽101の前側面に取り付けた前面パネル103は、この前面パネル103の前縁面に設けた104と上端面に設けた操作パネル105を備える。
【0011】
この食器洗浄槽ユニット100の具体的な組み立て構造を図3を参照して説明する。
【0012】
食器を収納する洗浄槽101は、樹脂成型によって上側を開放した箱型形状に形成する。この洗浄槽101の底壁の外側には偏平なブラシレスDCモータ106を取り付け、このブラシレスDCモータ106の回転軸の内端部は、洗浄槽101の底壁を貫通させて洗浄槽101内に突出させ、洗浄ポンプ羽根107を嵌着する。洗浄槽101の底壁のブラシレスDCモータ106取り付け部の周囲は、低くして水溜部108を形成し、底壁との間に前記洗浄ポンプ羽根107の吸い込み通路を構成する隙間を介在させて取り付けた洗浄液吸込ガイド109を設け、洗浄ポンプ羽根107の吸引力を水溜部108内の洗浄液に効率良く作用させることができるように構成する。ノズルアーム110は、その中央部に形成した受水口110aが前記洗浄ポンプ羽根107の吐出口を包囲して該洗浄ポンプ羽根107から吐出する洗浄液を受け入れるように、前記洗浄吸込ガイド109に回転自在に嵌着する。ノズルアーム110は、洗浄ポンプ羽根107から受け入れた洗浄液をノズルアーム110の上面に設けた複数の洗浄噴射穴110bから直交あるいは斜め上向きに噴射し、食器に当て洗浄する。
【0013】
また、ノズルアーム110は、洗浄ポンプ羽根107から吐き出された水をガイド110cによってノズルアーム110の側壁に水を当てる力で回転させる。また、ノズルアーム110の側壁底部に穴110dを複数個配設させ仕切り板111の上面に向けて斜めに噴射させるこの噴射によって仕切り板111についた残菜を流し、仕切り板に残菜が付着しないようにしている。洗浄液吸込ガイド109とノズルアーム110の間には、洗浄槽101の底部を上下に仕切る濾過網目付きの仕切り板111を設置し、この仕切り板111の裏側(下側)に概略環状のシーズヒータ112を配置する。
【0014】
ブラシレスDCモータ106の回転軸の外端部には、排水ポンプ羽根113を嵌着し、この排水ポンプ羽根113を包囲するケーシング114を取り付ける。このケーシング114には、前記洗浄槽101の底部に接続する吸水口114aと、排水ホース115に接続する排水口114bと、洗浄槽101内に開口するように空気抜ホース116を接続する空気抜口114cを設ける。
【0015】
前記排水ポンプ羽根113は、ブラシレスDCモータ106を正回転(洗浄モード)させたときには排水ポンプ機能を発揮せず、逆回転(排水モード)させたときに排水ポンプ機能を発揮するように構成する。
【0016】
ここで、図4より、本発明の薄形ポンプユニットについて実施例を詳細説明する。ステータケース4にはステータ5が挿入され、その上下面に内側から絶縁シート6、鋼板製防炎カバー7で巻線6を覆いネジ17で固定されている。ロータ8は、ステータケース4と洗浄側軸受部組18に設けられたウォータシール19とすべり軸受9により、挟持され水密構造となっている。ステータケース4側すなわち下側の軸受はウォータシール間に位置させている。
【0017】
また、ロータ8はシャフト10、磁性体耐蝕リング20、フェライト系マグネット21を樹脂22で一体成形して構成している。洗浄側軸受部組18はステータケース4に超音波溶着により接合され、ステータケース4と洗浄側軸受部組18の気密を保っている。ロータ8はシャフト10の上面及び下面部は各々洗浄ポンプ羽根107、排水ポンプ羽根113がプッシュナット23により固定されている。排水ポンプ羽根113部はステータケース4とケーシング114の間に挿入されたOリング14により水密構造を構成している。
【0018】
洗浄槽101の前側壁の外側には、乾燥用の空気を洗浄槽101の下部に吹き込んで循環させる送風装置117を設置する。洗浄槽101内の湿潤空気は、側壁に形成した排気口101aから機外に排気する。
【0019】
また、洗浄槽101内には、ノズルアーム110の上方に位置するように食器載置かご118を設置する。この食器載置かご118は、下段に位置する食器洗浄ユニット200では、食器載置かごと調理器具載置かごを選択的に設置することができるように構成する。食器載置かごは、図3に示すように、茶碗や皿やコップ等の食器を載置するのに好適な形態に構成し、調理器具載置かごは、図5に示すように、フライパンや鍋やボール等の調理器具と食器を並べて載置するのに好適な形態に構成する。
【0020】
また、洗浄槽101の上縁の全周には、中空パッキング119を当接してシールするためパッキング当接101bを形成する。
【0021】
このように構成した洗浄槽101の両外側面には、カース102内に進退可能に設置するためのスライドレール120とローラ121を取り蹴る。
【0022】
ケース102は、前後方向と上方向を開放するように略U字形状に鋼板を折り曲げて形成し、両上端開放縁を内面に折り曲げて庇102aを形成する。そして、上側開放面は、庇102aの内面(庇102aの下面)のシール天面122の端縁部の上面を当接してねじ止めすることにより閉じる。また、後側の開放辺の上部は、上端縁を内側に折り曲げた鋼板製の補助板(図示省略)を外側から押し当てて押え込むようにケース102およびシール天板122にねじ止めして補強する。
【0023】
そして、両側内面には、洗浄槽101のスライドレール120とローラ121と組み合わせる固定レール123とローラを取り付ける。
【0024】
洗浄槽101から漏水防止用シールは、図7、図8、図11、及び図12に示すように、ケース102の上端開放縁を内側に折り曲げて形成した庇102aで押えられたシール天板122の外周縁部の内側(下面)に洗浄101の上端全周に形成したパッキン当接鍔101bに対向するように環状の中空パッキング119を設け、エアーポンプによって中空パッキング119に加圧空気を送って膨らませることにより膨らんだパッキング119を洗浄槽101のパッキング当接鍔101bとシール天板122の間に弾性的に当接(弾着)させて安定したシールを実現する。
【0025】
シール天板122は、樹脂成型によって形成、外周縁部の内側には、環状のパッキング収納溝122aを下向きに開放するように形成し、このパッキング収納溝122aの底には、中空パッキング119の上側壁に突設して弾着部119aを嵌着して取り付ける取り付け溝122bと、中空パッキング119の上側壁に形成した給排気口119cを露出させる給排気口窓122cを設ける。この給排気口窓122cの上側部には、シール天板122の端面に開放する横向きの継ぎ手溝122bを連設する。中空パッキング119の給排気口119cに対する給排気パイプ124の接続は、L字状の継手125の一辺を前記給排気口119cに差し込んで中空パッキン119に接続し、他辺を給排気口パイプ124に差し込んで実現する。この接続は、継ぎ手125,給排気パイプ124を給排気口窓122cと継ぎ手溝122d内収納するように配置して実現し、シール天板122の上面に継ぎ手125と給排気パイプ124が突出しないように構成する。
食器洗い機は、一般的に図14に示すブロック図の運転行程で行なわれる。電源を入れ、スイッチ入れて、コース設定をし、スタートさせると、洗い、水すすぎ、温水すすぎ、乾燥の順番で自動運転され終了する。
【0026】
ここで、本発明の食器洗い機の制御について図13の制御ブロック図をもとに説明するこの制御装置150は、上段の食器洗浄槽ユニット100における従来のような食器洗浄制御を実行する制御系151と下段の食器洗浄槽ユニット200における調理器具または食器洗浄制御を実行する制御系152を備える。各制御系151,152は、それぞれマイクロコンピュータ153,154を中心にして同様に構成するので、ここでは、制御系151について説明する。
【0027】
マイクロコンピュータ153は、前記操作パネル104,105のスイッチである操作パネルスイッチ155からの操作入力に従って、メモリ156に格納しているプログラムを実行して洗浄制御を実行する。
【0028】
そのために、マイクロコンピュータ153は、洗浄液の水位を感知する水位センサ157,ドアセンサ158,中空パッキング空気圧センサ159,洗浄液の温度を感知する水温センサ160,ヒータ過熱センサ161からの検知信号を入力し、中空パッキング119への給気および排気を制御するエアポンプユニット162と、吸水電磁弁163と、前記シーズヒータ112と、前記ブラシレスDCモータ106と、前記乾燥給気ファン117と、前記操作パネル104,105に設けた表示器164とブザー165を制御する。
【0029】
そして、マイクロコンピュータ153は、洗い工程では、吸水電磁弁163を開いて所定水位までの吸水を実行し、ブラシレスDCモータ106を正回転(洗浄モード)で運転して洗浄ポンプ羽根107を回転させることにより、洗浄槽101の水溜部108から洗浄液を吸い上げてノズルアーム110に供給し、洗浄噴射110bから食器載置かご118に向けて噴射して食器洗いや調理器具洗いを実行する。
【0030】
洗浄液は、必要に応じてシーズヒータ112に通電して加熱する。
【0031】
洗いが終了すると、ブラシレスDCモータ106を逆回転(排水モード)として排水ポンプ羽根113を機能させて洗浄槽101内の洗浄液を排水する。
【0032】
その後、吸水電磁弁163を開いて所定水位まですすぎ水を吸水し、必要に応じてシーズヒータ112を通電してすすぎ水を加熱する。このすすぎ水の排水も洗浄液の排水と同様に行う。
【0033】
乾燥工程では、乾燥給気ファン117により給気し、シーズヒータ112で加熱して温風乾燥を実行する。
【0034】
上段の食器洗浄槽ユニット100の制御系151は、従来の食器洗い機と同様な食器洗浄制御を実行する。本実施例の形態は、二つの制御系151,152を有しており、これらは、通信線400で接続され、双方のシーズヒータが同時に動作しないように制御している。
次に、本発明における排水行程の運転制御について、図15のフローチャート図をもとに説明する。本発明の排水行程では、洗浄、排水モータが同一構成であることより、排水時は、該モータを逆回転させて排水ポンプ羽根を回転させる。排水時、水位センサーにより水位を検知し、水が排水されている時の該水位センサーの出力をマイコンで制御し、所定時間排水し終了する。エアーロック状態時は、排水されず、水位変動がないため水位センサーの出力は変化しない。この場合は、再度排水モータを駆動させるリトライ機能を有する制御となっている。
【0035】
ここで、本発明の食器洗い機の洗浄及び乾燥工程と排水行程のエアーロック防止構造について、図3、図4、図5、図6、図8より説明する。汚れた食器を食器載置かごに配置させ、洗剤を洗浄槽内に投入後、操作パネル104のスイッチを押すことにより、制御基板301により洗い、乾燥までの工程で運転が行われる。まず、エアーポンプ162から空気を中空パッキング119内に送り、膨らましシール天板122と洗浄槽101の隙間をなくし水封する。次にブラシレスDCモータ106に通電し、排水ポンプ羽根113を逆回転させて洗浄槽101内に水が入っている時、排水させる。この排水においてエアーロックを防止する構成が必要となる。ポンプユニット1は洗浄槽101の、ほぼ中央部に 設けられている。洗浄槽101の下面には吸水口114aがあり、その下面は排水ポンプ羽根113の下面と同等又はそれ以下になるように設定されている。
【0036】
図4にポンプユニット1の断面図を示す。ステータケースにはステータ7が挿入されている。また、ステータケースの下部外周凸部は排水ポンプ羽根113の羽根根元部まで位置させ、排水用の穴15の位置は排水用ポンプ羽根113の羽根根元と一致させ、排水用の穴15を排水用ポンプ羽根113の羽根の高さより大きくしている。ケーシング114には穴径が小さく上面の高さが排水用の穴15と同一面に配置した空気抜き孔16を備えている。空気抜き孔16は、水没しないように洗浄槽101の側面に接続されて、排水時に空気の溜りがある場合は一部の排水と共に再度洗浄槽内に戻す構造とした。しかしながら洗剤が多量に入った場合は泡が消える時間が必要なため排水の可否を水位センサで検知し、マイコン側で複数回再始動をかけて排水するようにした。次に、給水弁302に通電、給水する。水は洗浄槽101の下方部、吐き出し口304より洗浄槽内に流入する。流入した水は、温度差により水位位置を設定する水位センサ306によりノズルアーム110の下面まで流入させる。約3.2リットルの水量である。流入後、ブラシレスDCモータ106に通電し、洗浄ポンプ羽根107を正回転させ洗浄槽内の水を洗浄液吸込ガイド109の下よりノズルアーム110の内部を流し、洗浄噴射穴110bから噴射させ食器を洗う。水温は洗浄時65℃程度までシーズヒータ112によって加熱させる。洗い終了後、排水、給水、洗い2〜3分程度行う工程を3回繰り返し、水すすぎ工程としている。その後、温水(加熱)すすぎを行う。温水すすぎの温度は、70℃以上で制御している。念入りコースでは80℃程度まで加熱している。そして、排水後、乾燥工程に入る。乾燥時は、シーズヒータ112を間欠的にON、OFFし、温度のコトロールを行いながら、送風装置117を駆動させ、風を仕切り板111の下からシーズヒータに当てながら仕切り板111の多数の穴から洗浄槽110内の食器に温風として当て、排気窓101aを介して外に出す。標準コースの工程時間は、約90分(洗い25分、水すすぎ12分、温水すすぎ22分、乾燥30分)である。
【0037】
図16に本発明のセンサレスDCモータの駆動回路ブロック図を示す。単相100VのAC電源は、ノイズフィルターを通して整流回路で直流電圧に全波整流されており、それを平滑回路を通して、リップル分を少なくした直流電源をインバータ回路に供給している。インバータ回路は、通常三相の巻線に電源を供給するため本実施例の場合、二相づつ電流を流すようにマイコンで制御している制御方法は、最初に位置決めのため、二相に通電し、それ以降は、図17の番号順に通電し、同期モータとして運転し、印加電圧と周波数を変化させ、ブラシレスDCモータの運転に移行させている。位置決めの際に通電電流が多く過ぎると位置決めの際、ロータが加速しすぎて、振動をおこすため振動の影響のない電流値を最大値として、最小値は負荷トルクに打ち勝つ十分なトルクを発生させる電流値として設定している。尚、同期運転の時、図18に示すように右片上がりの加速パターンにし、かつ、印加電圧を図19に示すように特定の印加電圧幅の間で直線的に変化させて、ブラシレスDCモータの運転モードになるように制御している。この制御方法により、ロータの位置と巻線に印加する電圧のタイミングを電気角0°〜±15°の範囲にくるように制御することで、同期運転からブラシレスDCモータ運転時に脱調等を生じない運転を可能とした。
【0038】
【発明の効果】
本発明によればポンプユニットの高さ方向を大幅に低減できるため、洗浄槽の内容積を増加することが出来、鍋などの大物調理器具を収納できる食器洗浄機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の引き出し式食器洗い機の食器洗浄槽ユニットの縦断正面図である。
【図2】従来の引き出し式食器洗い機の食器洗浄槽ユニットの縦断正面図である
【図3】本発明になる食器洗浄槽ユニットの縦断正面図である。
【図4】本発明の構造を有したポンプユニットの断面図である。
【図5】本発明の構造を有したケーシングの上面図である。
【図6】本発明の構造を有したケーシングの断面図である。
【図7】本発明になる食器洗い機を組み込んだシステムキッチンの斜視図である。
【図8】本発明になる食器洗浄槽ユニットの横断正面図である。
【図9】図7に示した食器洗い機の上段の食器洗浄槽ユニットを引き出した状態を示す平面図である。
【図10】図7に示した食器洗い機の下段の食器洗浄槽ユニットを引き出した状態を示す平面図である。
【図11】洗浄槽からの漏水防止用シール部を拡大して示す縦断正面図である。
【図12】洗浄槽からの漏水防止用シール部の給排気接続部を拡大して示す縦断正面図である。
【図13】本発明における食器洗い機の制御ブロック図である。
【図14】食器洗い機における運転行程を示すブロック図である。
【図15】本発明における排水行程の運転制御を示すフローチャート図である。
【図16】本発明におけるセンサレスブラシレスDCモータ駆動回路ブロック図である。
【図17】本発明における直流電流パターン図である。
【図18】本発明におけるセンサレスブラシレスDCモータ加速パターン図である。
【図19】本発明におけるセンサレスブラシレスDCモータの回転数と印加電圧関係図である。
【符号の説明】
300…システムキッチン,200…食器洗洗浄槽ユニット,100…食器洗洗浄槽ユニット,101…洗浄槽,101a…排気窓,101b…パッキング当接鍔,101d…排気口,102…ケース,102a…庇,103…前面パネル,104…操作パネル,105…操作パネル,106…ブラシレスDCモータ,107…洗浄ポンプ羽根,108…水溜部,109…洗浄液吸込ガイド,110…ノズルアーム,110a…受水口,110b…洗浄噴射穴,110c…ガイド,110d…穴,111…仕切り板,112…シーズヒータ,113…排水ポンプ羽根,114…ケーシング,114c…空気抜口,114b…排水口,114a…吸水口,115…排水ホース,116…空気抜ホース,117…送風装置,118…食器載置かご,119…中空パッキング,119a…弾着部,120…スライドレール,121…ローラー,122…シール天板,122a…パッキング収納溝,122b…取り付け溝,122c…給排気窓,123…固定レール,124…給排気パイプ,125…継ぎ手,301…制御基板302…給水弁304…吐き出し口306…水位センサ162…エアーポンプ,1…ポンプユニット,4…ステータケース,5…ステータ,26…絶縁シート,7…鋼板製防炎カバー,6…巻線,17…ネジ,8…ロータ,18…洗浄側軸受部組,19…ウォータシール,9…すべり軸受,10…シャフト,20…磁性体耐蝕リング,21…フェライト系マグネット,22…樹脂,23…プッシュナット,12…仕切りガイド,14…Oリング,16…空気抜き孔,164…表示機,156…メモリ,163…給水弁,158…ドアセンサ,400…接続線,160…水温センサ,161…過熱センサ,155…操作スイッチ,165…ブザー,159…エアパッキン圧力センサ。

Claims (3)

  1. 食器収納槽と、該食器収納槽を引き出し可能とし、前記食器収納槽を外方より覆い外郭を構成した本体と、食器洗浄用の加圧水供給手段と、水を温水へ変え、また、前記食器収納槽内の温度を上昇させるためのヒータと、前記食器収納槽内の洗浄水を機外へ排出する排水ポンプを有し、食器の洗浄、水すすぎ、温水すすぎ及び、乾燥の各行程を実行する制御装置を備えた食器洗い機において、
    前記食器収納槽の底壁に設けられ、樹脂成形のステータケースの外周にステータが挿入され、前記ステータケースの内前記加圧水供給手段と前記排水ポンプを駆動する電動機のロータを配置し、このロータのシャフトの上部に前記加圧水供給手段の洗浄用ランナー、下部に前記排水ポンプの排水用ランナー取付けられ、前記ロータをウォータシールにより挟持する水密構造を備え、前記ロータの下側軸受を前記ウォータシールの間に配置し、マグネット位置検出用回転センサレスによるブラシレスDCモータで前記洗浄用ランナーと前記排水用ランナーとを駆動するポンプユニットを備え、食器の洗浄及びすすぎのときの前記ブラシレスDCモータの回転方向に対して、前記食器収納槽の洗浄水を排水するときの前記ブラシレスDCモータの回転方向が逆回転であること特徴とする食器洗い機。
  2. 請求項1記載の食器洗い機において、前記ポンプユニット内に配設された前記ロータが、上部と下部に設けられたウォータシールにより密封され、下部軸受をウォータシールの間に配置し、且つ、ステータの両面に絶縁シートを介し鋼板製防炎カバーにより巻線の上下面及び外周部を覆う構造としたことを特徴とする食器洗い機。
  3. 請求項1記載の食器洗い機において、前記ブラシレスDCモータの制御を、特定の印加電圧幅の間で直線的に変化させて、前記ブラシレスDCモータの運転モードになるように制御したことを特徴とする食器洗い機。
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