JP3896781B2 - 文書配信方法および装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、文書配信方法および装置に関し、特に、インターネットを利用し、ユーザの意図に沿った文書の配信を行うことのできる文書配信方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットへの接続環境が整備されるとともに、携帯電話等の小型のインターネット接続端末が提供されるようになり、多くの人がインターネットを利用する機会が得られるようになってきた。
【0003】
このような背景の元、インターネットを利用した多種多様のサービスが提供され始めている。インターネットを利用したサービスとしては、例えば、文書の配信サービスがある。インターネットを利用した文書の配信では、配信する文書の量や時間等を任意に決定することができ、速報のようなニュースや蓄積した資料の提供等、幅広く運用することが可能となる。
【0004】
図12は、インターネットを利用した文書配信方法の一例を説明するための図である。
インターネット500を利用して文書を配信する例としては、文書登録クライアント521が配信する文書を配信サーバ511に登録し、配信サーバ511が各クライアント531(531−1〜531−5)に配信する。文書の配信方法としては、文書を各クライアント531宛のメールに添付して送信する方法や文書をWebページで公開し、各クライアント531にそのURL(Uniform Resource Locator)を通知してアクセスさせる方法等がある。なお、各クライアント531は、クライアント531−1〜531−3のように、LAN経由で直接インターネットに接続されていてもよく、ISP(インターネット サービス プロバイダ)501を介してダイヤルアップ接続を行ってもよい。もちろん、専用のゲートウェイを介して携帯電話等からのアクセスも可能である。
【0005】
ここで、図13および図14を参照して、文書をメールで配信する場合の処理と文書をWebページで公開する場合の処理を説明する。
図13は、文書をメールで配信する場合の処理の流れを示した図であり、図14は、文書をWebページで公開する場合の処理の流れを示した図である。なお、図13および図14において、文書配信者510は配信サーバ511を利用して文書配信サービスを提供する者、文書提供者520は文書登録クライアント521を利用して配信する文書を提供する者、顧客530はクライアント531を利用して配信される文書を取得する者とする。もちろん、文書配信者510と文書提供者520が同一の者であってもよい。
【0006】
文書をメールで配信する場合には、まず、文書提供者520が文書登録クライアント521から文書配信者510の配信サーバ511に、配信する文書を登録する(ステップ601)。続いて、配信サーバ511は、登録された文書を所定の形式に変換する等の処理を行い配信文書を作成し(ステップ602)、作成した配信文書をメールに添付して(ステップ603)、顧客530のメールアドレス宛にメールを配信する(ステップ604)。そして、メールを受信した顧客530は、受信したメールに添付された文書を閲覧し、必要に応じて保存・印刷等を行う(ステップ605)。
【0007】
文書をWebページで公開する場合には、まず、文書提供者520が文書登録クライアント521から文書配信者510の配信サーバ511に、配信する文書を登録する(ステップ611)。続いて、配信サーバ511は、文書が登録された旨を通知するメールを作成し(ステップ612)、作成したメールを顧客530のメールアドレス宛に配信する(ステップ613)。この通知メールには、該当する登録文書にアクセスするためのURLが記述されている。
【0008】
次に、顧客530が通知メールを閲覧し(ステップ614)、所望の文書が登録されていた場合には、クライアント531を利用して指定されたURLで示されるWebページにアクセスし(ステップ615)、該当する文書をダウンロードして(ステップ616)、閲覧する(ステップ617)。
【0009】
なお、この場合には、文書配信者510は、顧客530が配信サーバ511にアクセスした際のアクセスログを必要に応じて文書提供者520に提供することができる。
【0010】
ここで、文書をメールで配信する場合の処理と文書をWebページで公開する場合の処理の特徴を比較する。
上述の説明から明らかなように、顧客530側から考えると、文書がメールで配信された場合には、メールに添付された文書を閲覧するだけでよいが、文書がWebページで公開された場合には、配信サーバ511へのアクセスを行う必要があり、文書を閲覧するまでに手間や時間を要することになる。
【0011】
したがって、顧客530は、一般的に文書が添付されたメールの配信を希望することが多いと考えられる。
【0012】
しかしながら、文書を添付したメールが配信された場合には、不要な文書が含まれている場合があるほか、顧客530が利用するメールボックスの容量制限のために文書が添付されたメールを受信できなかったり、携帯電話等の処理能力の低いクライアント531でメールを受信している場合には、添付文書の処理が不可能な場合もあり、全ての顧客530がメールによる文書配信を希望するわけではない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、インターネットを利用して文書を配信する場合、文書の提供を受ける顧客により希望する配信方法が異なる場合がある。また、配信する文書の種別により希望する配信方法が異なる場合もあった。
【0014】
そこで、この発明は、文書を提供する者と文書の提供を受ける者の意図を尊重し、柔軟に文書の配信を行うことのできる文書配信方法および装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、請求項1の発明は、登録された文書をネットワークを介して配信する文書配信方法において、種別確認手段が登録された文書の種別を確認し、該確認した種別に応じて選択手段が、前記文書をメールに添付して被配信者に送信する第1の配信手段と前記文書の取得方法を被配信者に通知して被配信者に該文書を取得させる第2の配信手段とのいずれかを選択して前記文書を配信し、前記選択手段は、前記第2の配信手段で配信した文書の被配信者による取得率を算出し、該算出した取得率が所定の値を越えた種別の文書の配信に前記第1の配信手段を選択することを特徴とする。
【0016】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記第2の配信手段は、登録された文書をウェブサーバにより公開し、該公開した文書へアクセスするURLを被配信者に通知することを特徴とする請求項1記載の文書配信方法。
【0017】
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記通知は、前記取得方法を記述したメールを送信することで行われることを特徴とする。
【0018】
また、請求項4の発明は、請求項2の発明において、前記通知は、前記取得方法を記述したファイルを添付したメールを送信することで行われることを特徴とする。
【0019】
また、請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記選択手段は、被配信者による指定を優先して前記第1の配信手段と前記第2の配信手段とのいずれかを選択することを特徴とする。
【0020】
また、請求項6の発明は、登録された文書をネットワークを介して配信する文書配信装置において、登録された文書をメールに添付して被配信者に送信する第1の配信手段と、登録された文書の取得方法を被配信者に通知して被配信者に該文書を取得させる第2の配信手段と、登録された文書の種別を確認する種別確認手段と、前記種別確認手段により確認された種別に応じて前記第1の配信手段と前記第2の配信手段とのいずれかを選択する選択手段とを具備し、前記選択手段は、前記第2の配信手段で配信した文書の被配信者による取得率を算出し、該算出した取得率が所定の値を越えた種別の文書の配信に前記第1の配信手段を選択することを特徴とする。
【0021】
また、請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記第2の配信手段は、登録された文書を公開するウェブサーバと、前記ウェブサーバにより公開された文書へアクセスするURLを通知する通知手段とを具備することを特徴とする。
【0022】
また、請求項8の発明は、請求項7の発明において、前記通知手段は、前記URLを記述したメールを送信する送信メールサーバであることを特徴とする。
【0023】
また、請求項9の発明は、請求項7の発明において、前記通知手段は、前記URLを記述したファイルを添付したメールを送信する送信メールサーバであることを特徴とする。
【0024】
また、請求項10の発明は、請求項6の発明において、前記選択手段は、被配信者による指定を優先して前記第1の配信手段と前記第2の配信手段とのいずれかを選択することを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る文書配信方法および装置の一実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0030】
図1は、この発明を適用した文書配信システムの概略構成を示すブロック図である。
同図に示すように、文書配信システムは、文書配信者10が利用する配信サーバ11と、文書提供者20が利用する文書登録クライアント21、顧客30(複数の者)が利用するクライアント31(31−1、31−2、31−3等)を具備して構成される。配信サーバ11と文書登録クライアント21、クライアント31は、図12に示した構成と同様に、それぞれインターネットに接続されている。
【0031】
配信サーバ11は、文書提供者20が提供する文書を文書登録クライアント21から受け付けるとともに、受け付けた文書を顧客30のクライアント31に配信する。配信サーバ11は、ウェブサーバ(HTTP)およびメール送信サーバ(SMTP)として動作する。
【0032】
文書登録クライアント21は、文書提供者20が提供する文書を配信サーバ11に登録するためのクライアント端末であり、ブラウザ機能を有するPC等で構成される。
【0033】
クライアント31は、配信サーバ11から配信される文書またはその情報を取得するクライアント端末であり、ブラウザ機能やメール受信機能を有するPCや携帯情報端末、携帯電話等で構成される。
【0034】
この文書配信システムにおいては、配信サーバ11は、文書提供者20や顧客30の要望に応じて、文書の配信方法を切り替える。文書の配信方法としては、例えば、文書をメールに添付して顧客30のメールアドレス宛に送信する方法や文書をウェブサーバ上で公開し、その文書へアクセスするためのURLを顧客30にメールで通知する方法とがある。
【0035】
文書の配信方法の切り替えは、顧客30の要望に応じる方法と、文書提供者20の要望に応じる方法、文書提供者20と顧客30の両者の要望に応じる方法とがある。顧客30の要望に応じる方法としては、各顧客30が文書を添付したメールの配信を希望するかURLを通知するメールの配信を希望するかを予め調査し、その調査結果に応じて顧客30毎に異なる方法で文書を配信する。文書提供者20の要望に応じる方法としては、配信する文書の種別に応じて、文書をメールに添付して配信するかウェブサーバ上で公開するかを決定する。文書提供者20と顧客30の両者の要望に応じる方法は、複数の条件に基づいて文書提供者20の要望に応じる方法としては、配信する文書の種別に応じて、文書をメールに添付して配信するかウェブサーバ上で公開するかを決定することになる。
【0036】
図2は、条件毎の文書配信方法を示した図である。
ここでは、文書配信方法を決定する条件として、配信文書の種類と顧客30からの配信方法の指定を利用する。
【0037】
配信文書の種類は、「速報レポート」、「一般レポート」、「セミナー案内」とする。「速報レポート」は、発行後直ちに配信されることが求められる(例えば、毎朝の最新情報)比較的短い文書であり、「一般レポート」は、定期的に発行される比較的長い文書である。「セミナー案内」は、セミナーの開催が決定される毎に発行される文書である。
【0038】
また、顧客30からの配信方法の指定は、文書をメールに添付して配信することを希望する「添付文書可」と、文書をウェブで公開し、そのURLをメールで通知することを希望する「添付文書不可」がある。
【0039】
これら各条件の組み合わせ毎の配信方法を説明すると、「速報レポート」を「添付文書可」を指定する顧客30へ配信する場合は、配信する各文書を結合した所定形式(例えば、PDF:Portable Document Format)のファイルをメールに添付して配信する。
【0040】
「速報レポート」を「添付文書不可」を指定する顧客30へ配信する場合は、配信する文書を公開しているURLを記述したテキストのみのメールを作成し、これを配信する。
【0041】
「一般レポート」または「セミナー案内」を「添付文書可」を指定する顧客30へ配信する場合は、配信する文書を公開しているURLを記述したPDFファイルを添付したメールを配信するか、配信する文書を公開しているURLを記述したテキストのみのメールを配信する。
【0042】
「一般レポート」または「セミナー案内」を「添付文書不可」を指定する顧客30へ配信する場合は、配信する文書を公開しているURLを記述したテキストのみのメールを配信する。
【0043】
「速報レポート」と「一般レポート」若しくは「セミナー案内」を組み合わせて「添付文書可」を指定する顧客30へ配信する場合は、配信する文書のうち「速報レポート」を結合し、さらに「一般レポート」若しくは「セミナー案内」を公開しているURLを記述したPDFファイルを添付したメールを配信する。
【0044】
「速報レポート」と「一般レポート」若しくは「セミナー案内」を組み合わせて「添付文書不可」を指定する顧客30へ配信する場合は、配信する文書を公開しているURLを記述したテキストのみのメールを配信する。
【0045】
このように、ここで説明した例では、「添付文書不可」を指定している顧客30に対しては、常に配信する文書を公開しているURLを記述したテキストのみのメールを配信し、「添付文書可」を指定している顧客30に対しては、配信する文書の種類毎に異なる方法で文書を配信している。
【0046】
次に、顧客30へ配信するテキストメール若しくはメールに添付するPDFファイルの形式例(クライアント31での表示例)を説明する。
【0047】
図3は、顧客30へ配信するテキストメールの記述例を示した図である。
同図に示すように、テキストメール40には、「速報レポート」や「一般レポート」、「セミナー案内」等の見出しを記述するとともに、対応する文書へアクセスするためのURL41を記述している。
【0048】
図4は、文書を公開しているURLを記述したPDFファイルの表示例を示した図である。
同図に示すように、PDFファイル50には、ウェブサーバで公開されている文書をダウンロードするためのボタン51、52が付加されている。このボタン51、52は、それぞれ対応する文書へアクセスするためのURLに対応しており(実際には記述されているが表示はボタンのみとなる)、これを押下する(マウス等でクリック)ことで、該当する文書をダウンロードすることができる。
【0049】
図5は、配信する各文書を結合したPDFファイルの表示例を示した図である。
同図に示すように、PDFファイル60には、各文書の見出し61、63等が記述されており、この見出し61、63等を選択する(マウス等でクリック)ことで、各文書の実体62、64が表示される。
【0050】
図6は、配信する各文書の一部を結合し、他の一部の文書を公開しているURLを記述したPDFファイルの表示例を示した図である。
同図に示すように、PDFファイル70には、各文書の見出し71等が記述されており、この見出し71等を選択する(マウス等でクリック)ことで、各文書の実体72が表示される。また、ウェブサーバで公開されている文書をダウンロードするためのボタン73が付加されている。このボタン73は、対応する文書へアクセスするためのURLに対応しており、これを押下する(マウス等でクリック)ことで、該当する文書をダウンロードすることができる。
【0051】
次に、文書配信時の配信サーバ11の動作を説明する。
図7は、配信サーバ11の動作の流れを示すフローチャートである。
【0052】
配信サーバ11は、文書登録サーバ21から配信文書が登録され、予め指定された配信時刻(タイミング)になると、予め登録されている顧客30のリストに基づいて登録された文書の配信を開始する。
【0053】
まず、顧客30が「添付文書可」の設定をしている場合には(ステップ101でYES)、カウンタ(変数count)の値を1に初期化する(ステップ102)。
【0054】
続いて、配信する文書の種類が添付推奨文書であれば(ステップ103でYES)、当該文書をPDFとして結合する(ステップ104)。文書を結合した結果、そのサイズが所定値未満、例えば、800KB未満であれば(ステップ105でYES)、カウンタをインクリメントし(ステップ106)、カウンタの値が配信する文書の総数以下であれば(ステップ107でNO)、ステップ103に戻る。
【0055】
一方、ステップ104で文書を結合した結果、そのサイズが所定値以上となった場合には(ステップ105でNO)、当該PDFを別メール添付用に分割して新たなPDFを作成する(ステップ108)。
【0056】
また、配信する文書が、添付推奨文書でなかった場合には(ステップ103でNO)、当該文書にアクセスするためのURLに対応するボタンをPDFに追加する(ステップ109)。
【0057】
このような処理を繰り返し、カウンタの値が配信する文書の総数を越えた場合には(ステップ107でYES)、PDFを添付したメール(PDFが複数に分割されている場合にはメールも複数)を顧客30に送信して(ステップ110)、処理を終了する。
【0058】
一方、顧客30が「添付文書不可」の設定をしている場合には(ステップ101でNO)、配信する文書にアクセスするためのURLを記述したテキストのみのメールを作成し(ステップ111)、当該メール本体のみを顧客30に送信して、処理を終了する。
【0059】
ところで、配信サーバ11は、文書を配信するためのウェブサーバ、メール送信サーバとして動作するほかに、文書登録クライアント21からの配信文書の登録や顧客の登録を受け付けるウェブサーバとしても動作する。したがって、配信サーバ11は、文書登録クライアント21に対して、図8および図9に示すようなウェブページを配信する。
【0060】
図8は、顧客30(ユーザ)を登録するためのウェブページの構成例を示した図である。
【0061】
同図に示すように、ウェブページ80には、顧客の名前(氏名)を記述するための名前記述欄81と、顧客のメールアドレスを記述するためのアドレス記述欄82、「添付文書可」若しくは「添付文書不可」の設定を行うためのチェックボックス83等の設定欄があり、これら設定欄への記述を行った後、「新規ユーザ登録」ボタン84を押下することで、配信サーバ11に顧客30を新たに登録することができる。また、既に登録している顧客30の名前やメールアドレス等の検索属性を有するものを設定欄に記述した後に、「検索」ボタン85を押下すると、対応する顧客30の設定情報が表示される。ここで修正が必要な場合には、必要箇所の修正を行った後、「ユーザ登録修正」ボタン86を押下することで配信サーバ11に登録されている顧客30の設定情報を修正することができる。
【0062】
図9は、文書を登録するためのウェブページの構成例を示した図である。
同図に示すように、ウェブページ90には、登録(配信)する文書のタイトルを記述するタイトル記述欄91と、当該文書の概要を記述する概要記述欄92、配信方法の決定に際して利用される文書の種類を選択して指定する文書種別指定欄93、当該文書のファイル名を指定するファイル名指定欄94等の設定欄があり、これら設定欄への記述等を行った後、「新規文書登録」ボタン95を押下することで、配信する文書を配信サーバ11に登録することができる。
【0063】
ところで、文書をウェブページで公開した場合、当該文書へのアクセスがあったことをアクセスログとして収集することができる。このアクセスログを収集する際には、HTTPを利用してアクセスを行ったクライアント31のIPアドレスを取得することなども可能であり、このアクセスログを利用して文書配信方法を決定する条件を設定することもできる。
【0064】
図10は、図2に示したものとは別の条件毎の文書配信方法を示した図である。
ここでは、文書配信方法を決定する条件として、配信文書の種類と顧客30からの配信方法の指定を利用するが、配信文書の種類には、収集したアクセスログに基づいて決定されるものもある。
【0065】
配信文書の種類は、「速報レポート」、「一般レポートA」、「一般レポートB」、「セミナー案内A」、「セミナー案内B」とする。「速報レポート」は、発行後直ちに配信されることが求められる比較的短い文書であり、「一般レポートA」および「一般レポートB」は、定期的に発行される比較的長い文書である。「セミナー案内A」および「セミナー案内B」は、セミナーの開催が決定される毎に発行される文書である。「一般レポートA」と「一般レポートB」、「セミナー案内A」と「セミナー案内B」の違いとしては、過去にウェブサーバ上で公開した際にアクセス率の高かった文書と類似した文書を「・・・A」とし、アクセス率の低かった文書と類似した文書やアクセス率を取得したい文書を「・・・B」としている。
【0066】
また、顧客30からの配信方法の指定は、文書をメールに添付して配信することを希望する「添付文書可」と、文書をウェブで公開し、そのURLをメールで通知することを希望する「添付文書不可」があり、「添付文書不可」には、サイズの小さいファイルをメールに添付することを許可する「添付文書不可A」と、メールへのファイル添付を一切許可しない「添付文書不可B」がある。
【0067】
これら各条件の組み合わせ毎の配信方法を説明すると、まず、「添付文書不可B」を指定する顧客30に対しては、どのような種類の文書を配信する場合であっても、配信する文書を公開しているURLを記述したテキストのみのメールを配信する。
【0068】
また、「速報レポート」、「一般レポートA」、「セミナー案内A」を「添付文書可」を指定する顧客30へ配信する場合は、配信する各文書を結合したPDFファイルをメールに添付して配信する。
【0069】
「速報レポート」、「一般レポートA」、「セミナー案内A」を「添付文書不可A」を指定する顧客30へ配信する場合は、配信する文書を公開しているURLを記述したPDFファイルを添付したメールを配信する。
【0070】
「一般レポートB」または「セミナー案内B」を「添付文書可」を指定する顧客30および「添付文書不可A」を指定する顧客30へ配信する場合は、配信する文書を公開しているURLを記述したPDFファイルを添付したメールを配信する。
【0071】
「速報レポート」、「一般レポートA」、「セミナー案内A」の少なくとも1つに、「一般レポートB」と「セミナー案内B」の少なくとも一方を組み合わせて、「速報レポート」、「一般レポートA」、「セミナー案内A」の少なくとも1つに、「一般レポートB」と「セミナー案内B」の少なくとも一方を組み合わせて「添付文書可」を指定する顧客30へ配信する場合は、配信する文書のうち「速報レポート」、「一般レポートA」、「セミナー案内A」を結合し、さらに「一般レポートB」若しくは「セミナー案内B」を公開しているURLを記述したPDFファイルを添付したメールを配信する。
【0072】
「速報レポート」、「一般レポートA」、「セミナー案内A」の少なくとも1つに、「一般レポートB」と「セミナー案内B」の少なくとも一方を組み合わせて、「添付文書不可B」を指定する顧客30へ配信する場合は、配信する文書を公開しているURLを記述したPDFファイルを添付したメールを配信する。テキストのみのメールを配信する。
【0073】
次に、図10に示した条件での文書配信時の配信サーバ11の動作を説明する。ただし、「添付文書不可B」を指定している顧客30に対する文書の配信は、上述した場合と同様であるので説明は省略する。
図11は、図10に示した条件での配信サーバ11の動作の流れを示すフローチャートである。
【0074】
配信サーバ11は、文書登録サーバ21から配信文書が登録され、予め指定された配信時刻(タイミング)になると、予め登録されている顧客30のリストに基づいて登録された文書の配信を開始する。
【0075】
まず、顧客30が「添付文書可」の設定をしている場合には(ステップ201でYES)、カウンタ(変数count)の値を1に初期化する(ステップ202)。
【0076】
続いて、配信する文書の種類が添付推奨文書であれば(ステップ203でYES)、当該文書をPDFとして結合する(ステップ204)。文書を結合した結果、そのサイズが所定値未満、例えば、800KB未満であれば(ステップ205でYES)、カウンタをインクリメントし(ステップ206)、カウンタの値が配信する文書の総数以下であれば(ステップ207でNO)、ステップ203に戻る。
【0077】
一方、ステップ204で文書を結合した結果、そのサイズが所定値以上となった場合には(ステップ205でNO)、当該PDFを別メール添付用に分割して新たなPDFを作成する(ステップ208)。
【0078】
また、配信する文書が、添付推奨文書でなかった場合には(ステップ203でNO)、当該文書にアクセスするためのURLに対応するボタンをPDFに追加する(ステップ209)。
【0079】
このような処理を繰り返し、カウンタの値が配信する文書の総数を越えた場合には(ステップ207でYES)、PDFを添付したメール(PDFが複数に分割されている場合にはメールも複数)を顧客30に送信して(ステップ210)、処理を終了する。
【0080】
一方、顧客30が「添付文書不可A」の設定をしている場合には(ステップ201でNO)、配信する文書にアクセスするためのURLを記述したPDFを作成し(ステップ211)、当該PDFを添付したメールを顧客30に送信して(ステップ210)、処理を終了する。
【0081】
なお、文書の種別や顧客別の文書添付可否の指定等は、任意に設定することが可能で、1人の顧客に対して複数のメールアドレスを設定して文書種別毎に異なる宛先へメールを送信することなども行うことができる。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、配信する文書の種類や顧客によるメールへの文書添付の可否の指定に基づいて、文書をメールに添付して配信するか、ウェブページ上で公開してURLのみを通知するかを決定するように構成したので、文書提供者や顧客の意図に沿って、効率よく文書の配信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用した文書配信システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】条件毎の文書配信方法を示した図である。
【図3】顧客30へ配信するテキストメールの記述例を示した図である。
【図4】文書を公開しているURLを記述したPDFファイルの表示例を示した図である。
【図5】配信する各文書を結合したPDFファイルの表示例を示した図である。
【図6】配信する各文書の一部を結合し、他の一部の文書を公開しているURLを記述したPDFファイルの表示例を示した図である。
【図7】配信サーバ11の動作の流れを示すフローチャートである。
【図8】顧客30(ユーザ)を登録するためのウェブページの構成例を示した図である。
【図9】文書を登録するためのウェブページの構成例を示した図である。
【図10】図2に示したものとは別の条件毎の文書配信方法を示した図である。
【図11】図10に示した条件での配信サーバ11の動作の流れを示すフローチャートである。
【図12】インターネットを利用した文書配信方法の一例を説明するための図である。
【図13】文書をメールで配信する場合の処理の流れを示した図である。
【図14】文書をWebページで公開する場合の処理の流れを示した図である。
【符号の説明】
10 文書配信者
11 配信サーバ
20 文書提供者
21 文書登録クライアント
30 顧客
31、31−1、31−2、31−3、31−3 クライアント
40 テキストメール
41 URL
50 PDFファイル
51 ボタン
52 ボタン
60 PDFファイル
61 見出し
62 実体
63 見出し
64 実体
70 PDFファイル
71 見出し
72 実体
73 ボタン
80 ウェブページ
81 名前記述欄
82 アドレス記述欄
83 チェックボックス
84 「新規ユーザ登録」ボタン
85 「検索」ボタン
86 「ユーザ登録修正」ボタン
90 ウェブページ
91 タイトル記述欄
92 概要記述欄
93 文書種別指定欄
94 ファイル名指定欄
95 「新規文書登録」ボタン
Claims (10)
- 登録された文書をネットワークを介して配信する文書配信方法において、
種別確認手段が登録された文書の種別を確認し、該確認した種別に応じて選択手段が、前記文書をメールに添付して被配信者に送信する第1の配信手段と前記文書の取得方法を被配信者に通知して被配信者に該文書を取得させる第2の配信手段とのいずれかを選択して前記文書を配信し、
前記選択手段は、前記第2の配信手段で配信した文書の被配信者による取得率を算出し、該算出した取得率が所定の値を越えた種別の文書の配信に前記第1の配信手段を選択する
ことを特徴とする文書配信方法。 - 前記第2の配信手段は、登録された文書をウェブサーバにより公開し、該公開した文書へアクセスするURLを被配信者に通知することを特徴とする請求項1記載の文書配信方法。
- 前記通知は、前記取得方法を記述したメールを送信することで行われることを特徴とする請求項2記載の文書配信方法。
- 前記通知は、前記取得方法を記述したファイルを添付したメールを送信することで行われることを特徴とする請求項2記載の文書配信方法。
- 前記選択手段は、被配信者による指定を優先して前記第1の配信手段と前記第2の配信手段とのいずれかを選択することを特徴とする請求項1記載の文書配信方法。
- 登録された文書をネットワークを介して配信する文書配信装置において、
登録された文書をメールに添付して被配信者に送信する第1の配信手段と、
登録された文書の取得方法を被配信者に通知して被配信者に該文書を取得させる第2の配信手段と、
登録された文書の種別を確認する種別確認手段と、
前記種別確認手段により確認された種別に応じて前記第1の配信手段と前記第2の配信手段とのいずれかを選択する選択手段と
を具備し、
前記選択手段は、前記第2の配信手段で配信した文書の被配信者による取得率を算出し、該算出した取得率が所定の値を越えた種別の文書の配信に前記第1の配信手段を選択する
ことを特徴とする文書配信装置。 - 前記第2の配信手段は、
登録された文書を公開するウェブサーバと、
前記ウェブサーバにより公開された文書へアクセスするURLを通知する通知手段と
を具備することを特徴とする請求項6記載の文書配信装置。 - 前記通知手段は、
前記URLを記述したメールを送信する送信メールサーバであることを特徴とする請求項7記載の文書配信装置。 - 前記通知手段は、
前記URLを記述したファイルを添付したメールを送信する送信メールサーバであることを特徴とする請求項7記載の文書配信装置。 - 前記選択手段は、
被配信者による指定を優先して前記第1の配信手段と前記第2の配信手段とのいずれかを選択することを特徴とする請求項6記載の文書配信装置。
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