JP3896062B2

JP3896062B2 - Method of injecting combustible dust into a waste melting furnace

Info

Publication number: JP3896062B2
Application number: JP2002300494A
Authority: JP
Inventors: 宏和田中; 秀治芝池
Original assignee: Nippon Steel Engineering Co Ltd
Current assignee: Nippon Steel Engineering Co Ltd
Priority date: 2002-10-15
Filing date: 2002-10-15
Publication date: 2007-03-22
Anticipated expiration: 2022-10-15
Also published as: JP2004138253A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般廃棄物、産業廃棄物等の廃棄物を溶融処理する廃棄物溶融炉で発生した可燃性ダストを廃棄物溶融炉へ吹き込む方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般廃棄物、産業廃棄物等の廃棄物の処理方法として、廃棄物をシャフト炉式の廃棄物溶融炉に装入し、廃棄物を乾燥、予熱、熱分解、燃焼、溶融し、スラグやメタルとして取り出す熱分解溶融処理方法が知られている。
【０００３】
前記廃棄物溶融炉の操業では、炉内において、装入物中の可燃分が熱分解して残渣が発生する。発生した熱分解残渣は羽口から送られてきた空気によって燃焼し溶融されるが、微細なものは、羽口から送られてきた空気によって燃焼されることなく、気流に乗って炉から可燃性ダストとして飛散する。
【０００４】
飛散する可燃性ダストの処理技術として、特開２００１−２１１２３号公報や特開２００１−１０８２０９号公報には、可燃性ダストを羽口から溶融炉内へ吹き込む方法や吹込み設備が開示されている。
【０００５】
図１は可燃性ダストを溶融炉内へ吹込む装置を有する廃棄物溶融処理設備の一例を示す概略図である。廃棄物溶融炉１の下部には、下段羽口２及び上段羽口３が炉の周囲にそれぞれ複数本配設されている。下段羽口２からは、炉底に降りてきたコークスを燃焼させるために、酸素を富化した空気が炉内へ吹き込まれる。上段羽口３からは熱分解した可燃物を燃焼させるため、空気が吹き込まれる。
【０００６】
廃棄物溶融炉１内で装入物中の可燃物が熱分解して発生した残渣のうち、炉頂から飛散する可燃性ダストは、炉頂の排ガス配管４中を通ってサイクロン等の除じん器５に導かれ、捕集され、可燃性ダストホッパー６に貯蔵される。
【０００７】
可燃性ダストホッパー６の可燃性ダストは、切出装置７により切り出され、ブロワ８の搬送空気と混合器９で混合され、分配器１０へ送られる。分配器１０により各下段羽口２に分配された可燃性ダストは、廃棄物溶融炉１内に酸素を富化した空気と共に吹き込まれる。
【０００８】
捕集された可燃性ダストの吹き込みにより、可燃性ダストが下段羽口２前で燃焼し、この燃焼が従来、装入物の乾燥及び溶融の熱源であったコークス等の補助燃料の燃焼の代替となり、補助燃料の使用量を低減させることが可能となる。
【０００９】
また、可燃性ダスト中のスラグ成分（Ｓｉ、Ｃａ、Ａｌ、Ｍｇ等）は、溶融されてスラグとなり、後段の集じん器（バグフィルター等）で捕集されるダスト量が低減し、最終処分量の低減・埋立処分場の延命化を図ることができる。また、可燃性ダスト中の重金属・塩類は可燃性ダストを吹き込む廃棄物溶融炉下部が高温還元雰囲気のため再度揮散し、除じん器で捕集されることを繰り返す。そのため、重金属・塩類は可燃性ダスト中に濃縮されるが、特に、粒径の細い可燃性ダストにより多くの重金属・塩類が濃縮される。例えば、溶融炉から飛散する可燃性ダストの内、サイクロン等の除じん器で捕集し、溶融炉へ吹き込む可燃性ダストの量が４０〜５０％程度である場合、ある程度の重金属・塩類は細粒の可燃性ダストとして除じん器を通過し、最終的に集じん器で捕集されるダストとして系外に排出される。この集じん器で捕集されるダスト中の重金属類濃度が高い場合は、山元還元等による重金属類の回収も期待できる。
【００１０】
上記の補助燃料の使用量低減や最終処分量の低減・埋立処分場の延命化効果をさらに発揮させるためには、廃棄物溶融炉から飛散した可燃性ダストの除じん器での捕集量を増加させ、より多くの可燃性ダストを廃棄物溶融炉へ吹き込むことによってコークス使用量、灰の最終処分量の大幅な低減が期待できる。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、可燃性ダストの捕集量を増加させ、より多くの可燃性ダストの吹込みを実施することによって、可燃性ダスト中のスラグ成分はスラグ化させることが出来るが、重金属・塩類の捕集量、溶融炉への吹込み量が増加するため、可燃性ダスト中への濃縮が進行し、可燃性ダスト中の重金属・塩類濃度が大きく上昇する。特に、重金属・塩類は粒子径の小さなダストに重金属・塩類が濃縮する。ところが、この重金属・塩類濃度が高い可燃性ダストは、融点が低くなるため、廃棄物溶融炉から２次燃焼室の間のダクトや除じん器に付着し、閉塞に至り運転継続が困難になるという問題がある。また、除じん器を通過するダクトについても、重金属・塩類濃度が非常に高くなるため、後段のボイラへの付着性が増加し、付着量が増加すると共に、腐食性も高くなるという問題もある。集じん器で捕集されるダストについても、重金属・塩類濃度が非常に高くなるため、吸湿性が高く、搬送系のトラブルを発生させる原因となる。
【００１２】
そこで、本発明は、廃棄物溶融処理において、重金属・塩類が溶融炉から飛散する可燃性ダストに過度に濃縮されるのを抑制すると共に、ダクトや除じん器に付着したり、後段のボイラや集じん器等への悪影響を防止することができる廃棄物溶融炉への可燃性ダスト吹込み方法を提供するものである。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
本発明の可燃性ダスト吹込み方法は、廃棄物溶融炉に廃棄物をコークス、石灰石と共に装入し、廃棄物を溶融処理する際に、廃棄物溶融炉から飛散する可燃性ダストを除じん器で捕集し、捕集した可燃性ダストを羽口から空気または酸素富化空気と共に、コークスベッドへ吹込む方法において、（１）前記捕集した可燃性ダストを、廃棄物溶融炉から飛散する可燃性ダスト中の重金属、塩類が所定濃度以上増えないよう、あらかじめ、吹き込む可燃性ダスト量の上限値を前記除じん器の捕集効率の７０％に設定して設定した上限値を超えないように廃棄物溶融炉に吹き込むこと、（２）可燃性ダスト中の塩素濃度を適宜測定し、該測定値があらかじめ設定された１３％を超えると、切り出し装置を逆転させて可燃性ダストを２次燃焼炉へ供給して、可燃性ダスト中の塩素濃度が１３％以下になるように切り出し装置の回転を切替えて可燃性ダストの溶融炉への吹込み量を調整することを特徴とする。
【００１４】
【発明の実施の形態】
本発明では、ある程度の重金属・塩類は除じん器を通過させ、後段の集じん器により捕集し、系外へ排出し、薬剤処理または重金回収を行う。通過させる方法として、除じん器の捕集効率を基準値以下にする場合、可燃性ダストの吹き込み量の上限値を溶融炉から飛散する可燃性ダスト中の灰分及び重金属、塩素の濃度が急に上昇し始める約７０％の除じん器とすることが望ましい。
【００１５】
また、可燃性ダストの融点を考慮して可燃性ダスト中の塩素濃度を目安とし、捕集可燃性ダストの一部を燃焼室へ吹き込む方法を採用する場合は、可燃性ダスト中の塩素濃度即ち、溶融炉から排出され、除じん器で捕集される前のダスト中の塩素濃度を測定し、塩素濃度が１３．０％以下となるよう、溶融炉への吹き込み量を調整することが好ましい。
【００１６】
【実施例】
実施例１
図１は捕集したダストを溶融炉本体へ吹込む設備を有する廃棄物処理設備の一例を示す概略図である。廃棄物溶融炉１には、廃棄物が副資材であるコークス、石灰石と共に炉上部から２重シール弁機構の装入装置１ａを介して装入され、乾燥、熱分解、燃焼、溶融の過程を経て出滓口１ｂからスラグとして排出され、可燃性ガスは廃棄物溶融炉上部のダクト４から排出され、可燃性ダストは除じん器（サイクロン）５で捕集されて可燃性ダストホッパー６に貯蔵され、可燃性ダストホッパー６の可燃性ダストは、切出装置７により切り出され、ブロワ８の搬送空気と混合器９で混合され、分配器１０へ送られる。分配器１０により各下段羽口２に分配された可燃性ダストは、廃棄物溶融炉１内に酸素を富化した空気と共に吹き込まれる。
【００１７】
サイクロン５からの排ガスは、燃焼室１１で燃焼され、ボイラー１２で熱回収が行われ、発生した蒸気は蒸気タービン・発電装置１３へ送られる。ボイラー１２の排ガスは、集じん器（バグフィルタ）１４で固気分離され、ブロワ１５により煙突１６から排出される。
【００１８】
表１は可燃性ダストの吹込み割合と可燃性ダスト中濃度の関係を示し、図２は表１の結果を示すグラフであり、（ａ）は吹込み割合と可燃性ダスト中の灰分の濃度、（ｂ）は吹込み割合と可燃性ダスト中の重金属、塩素の関係を示すグラフである。ここで吹込み割合とは、溶融炉から飛散した可燃性ダストの内、溶融炉へ吹込む量の割合を表す。
【００１９】
【表１】

表１及び図２から、可燃性ダストの吹き込み量の上限値は、溶融炉から飛散する可燃性ダスト中の灰分及び重金属、塩素の濃度が急に上昇し始め、ダクト中の付着状況が悪化するので、約７０％とすることが望ましい。
【００２０】
従って、本発明にあっては除じん器（サイクロン）５の捕集効率は、溶融炉から飛散するダストの７０％を越えないものとする。設計時において、捕集効率が７０％を超えないものしても良く、運転において捕集効率が７０％を超えた場合は、除じん器（サイクロン）内のガス流速を変える等により、圧力損失を変更し、捕集効率を７０％を超えないようにしても良い。
【００２１】
実施例２
図３は本発明の方法を実施する装置を有する廃棄物溶融処理設備の一例を示す概略図で、図１と同一部材には同一符号を付してその説明は省略する。表１から明らかなように、可燃性ダストの融点から生じるダクト中の付着状況は可燃性ダスト中の塩素濃度に大きく影響していることが分かる。即ち、塩素濃度が１３％以上になるとダクト中のダストの付着状況が非常に悪くなる。従って可燃性ダスト中の塩素濃度を適宜測定し可燃性ダスト中の塩素濃度が１３％を越えた場合は図３に示すようにこの捕集した可燃性ダストの一部を２次燃焼室１１へ吹き込むようにする。即ち、切り出し装置７を正、逆転可能な装置とし、正転が羽口側、逆転が２次燃焼室側としておき、切り出し装置７を逆転するようにして、常に、可燃性ダスト中の塩素濃度が１３％以下になるように設定しダクト中の付着状況が悪化しないように溶融炉本体への吹き込み量を調整する
【００２２】
【発明の効果】
本発明は、廃棄物溶融炉から飛散した可燃性ダストの内、サイクロン等の除じん器により捕集し、溶融炉へ吹き込む可燃性ダスト量の上限値を設定することにより、ある程度の重金属・塩類を除じん器を通過させ、後段の集じん器により捕集し、系外へ排出し、薬剤処理または重金回収を行うことにより、重金属・塩類が溶融炉から飛散する可燃性ダストに過度に濃縮されるのを抑制すると共に、溶融炉から２次燃焼室の間のダクトや除じん器に付着したり、後段のボイラや集じん器等への悪影響を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の方法を実施する廃棄物処理設備の一例を示す概略図である。
【図２】表１の結果を示すグラフであり、（ａ）は吹込み割合と可燃性ダスト中の灰分の濃度、（ｂ）は吹込み割合と可燃性ダスト中の重金属、塩素の関係を示すグラフである。
【図３】本発明のその他の方法を実施する装置を有する廃棄物溶融処理設備の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
１：廃棄物溶融炉
２：下段羽口
３：上段羽口
４：ダクト
５：サイクロン
６：可燃性ダストホッパー
７：切り出し装置
８：ブロワ
９：混合器
１０：分配器
１１：燃焼室
１２：ボイラー
１３：蒸気タービン・発電装置
１４：集じん器
１５：ブロワ
１６：煙突[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method of blowing combustible dust generated in a waste melting furnace for melting waste such as general waste and industrial waste into the waste melting furnace.
[0002]
[Prior art]
As a waste disposal method such as general waste and industrial waste, waste is charged into a shaft furnace type waste melting furnace, and the waste is dried, preheated, pyrolyzed, combusted, melted, slag and metal There is known a thermal decomposition melting method to be taken out as
[0003]
In the operation of the waste melting furnace, the combustible component in the charge is thermally decomposed in the furnace to generate a residue. The generated pyrolysis residue is combusted and melted by the air sent from the tuyere, but the fine one is not burned by the air sent from the tuyere and is combustible from the furnace in the airflow. Spatters as dust.
[0004]
As a technique for treating flammable dust that is scattered, Japanese Patent Laid-Open No. 2001-21123 and Japanese Patent Laid-Open No. 2001-108209 disclose a method and blowing equipment for blowing flammable dust from a tuyere into a melting furnace. .
[0005]
FIG. 1 is a schematic view showing an example of a waste melting treatment facility having a device for blowing combustible dust into a melting furnace. In the lower part of the waste melting furnace 1, a plurality of lower tuyere 2 and upper tuyere 3 are arranged around the furnace. From the lower tuyere 2, oxygen-enriched air is blown into the furnace in order to burn the coke that has descended to the furnace bottom. Air is blown from the upper tuyere 3 to burn the pyrolyzed combustible material.
[0006]
Of the residues generated by thermal decomposition of the combustibles in the waste melting furnace 1, combustible dust scattered from the top of the furnace passes through the exhaust pipe 4 at the top of the furnace to remove dust such as cyclones. Guided to vessel 5, collected and stored in combustible dust hopper 6.
[0007]
The combustible dust in the combustible dust hopper 6 is cut out by the cutting device 7, mixed with the carrier air of the blower 8 by the mixer 9, and sent to the distributor 10. The combustible dust distributed to each lower tuyere 2 by the distributor 10 is blown into the waste melting furnace 1 together with air enriched with oxygen.
[0008]
Combustible dust is combusted in front of the lower tuyere 2 by blowing in the collected combustible dust, and this combustion is an alternative to the combustion of auxiliary fuel such as coke, which was the heat source for drying and melting the charge. Thus, the amount of auxiliary fuel used can be reduced.
[0009]
In addition, slag components (Si, Ca, Al, Mg, etc.) in combustible dust are melted into slag, and the amount of dust collected by the subsequent dust collector (bag filter, etc.) is reduced, resulting in final disposal. It is possible to reduce the amount and prolong the life of the landfill site. In addition, heavy metals and salts in the flammable dust are repeatedly volatilized in the lower part of the waste melting furnace into which the flammable dust is blown, because of the high temperature reducing atmosphere, and are repeatedly collected by a dust remover. For this reason, heavy metals and salts are concentrated in the combustible dust, but in particular, many heavy metals and salts are concentrated by the combustible dust having a small particle size. For example, if the amount of combustible dust scattered from the melting furnace is collected by a dust remover such as a cyclone and blown into the melting furnace is about 40 to 50%, some heavy metals and salts are fine. It passes through a dust remover as flammable dust, and is finally discharged out of the system as dust collected by the dust collector. When the concentration of heavy metals in the dust collected by this dust collector is high, recovery of heavy metals by Yamamoto reduction can be expected.
[0010]
In order to further reduce the amount of auxiliary fuel used, reduce the final disposal amount, and extend the life of the landfill site, the amount of combustible dust scattered from the waste melting furnace must be reduced with a dust remover. Increasing and blowing more combustible dust into the waste melting furnace can be expected to significantly reduce the amount of coke used and the final disposal of ash.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
However, by increasing the amount of flammable dust collected and injecting more flammable dust, the slag components in the flammable dust can be converted into slag, but heavy metals and salts are collected. Therefore, the concentration in the combustible dust proceeds, and the heavy metal / salt concentration in the combustible dust increases greatly. In particular, heavy metals and salts are concentrated in dust having a small particle size. However, since the flammable dust having a high concentration of heavy metals and salts has a low melting point, it adheres to the duct or dust remover between the waste melting furnace and the secondary combustion chamber, and it becomes blocked and it is difficult to continue the operation. There is a problem. In addition, the duct passing through the dust remover also has a problem that the heavy metal / salt concentration becomes very high, so that the adhesion to the subsequent boiler increases, the adhesion amount increases, and the corrosivity also increases. . The dust collected by the dust collector also has a very high concentration of heavy metals and salts, so it has high hygroscopicity and causes troubles in the transport system.
[0012]
Therefore, the present invention suppresses excessive concentration of heavy metals and salts to combustible dust scattered from the melting furnace in the waste melting treatment, adheres to ducts and dust removers, It is an object of the present invention to provide a method for injecting combustible dust into a waste melting furnace that can prevent adverse effects on a dust collector and the like.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
The combustible dust blowing method of the present invention is a dust remover for charging waste into a waste melting furnace together with coke and limestone and melting the waste when the waste is melted. in collecting, with trapped air or oxygen-enriched air combustible dust from the tuyere, the blown method to the coke bed, the combustible dust and the collection (1) scattered from the waste melting furnace In order to prevent heavy metals and salts in the combustible dust from increasing more than the prescribed concentration , the upper limit of the amount of combustible dust to be blown in advance should be set to 70% of the collection efficiency of the dust remover so as not to exceed the set upper limit. the blowing waste melting furnace, (2) measuring the concentration of chlorine in the combustible dusts appropriate, exceeds 13%, which is the measured value there et beforehand set, reversing the cutout device flammable Das supply the door to the secondary combustion furnace Te, and adjusting the blowing amount of switching the rotation of the cut as the chlorine concentration in the combustible dust is 13% or less device to the melting furnace combustible dusts.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the present invention, a certain amount of heavy metals and salts are passed through a dust remover, collected by a subsequent dust collector, discharged out of the system, and subjected to chemical treatment or heavy gold recovery. As a method of passing through, when the collection efficiency of the dust remover is set below the standard value, the concentration of ash, heavy metals, and chlorine in the combustible dust splashing from the melting furnace suddenly increases the upper limit of the amount of combustible dust blown. It is desirable to have about 70% dust remover that begins to rise.
[0015]
In addition, when considering the melting point of the combustible dust and using the chlorine concentration in the combustible dust as a guide, and adopting a method in which a part of the collected combustible dust is blown into the combustion chamber, the chlorine concentration in the combustible dust, that is, It is preferable to measure the chlorine concentration in the dust before being discharged from the melting furnace and collected by a dust remover, and to adjust the amount blown into the melting furnace so that the chlorine concentration is 13.0% or less. .
[0016]
【Example】
Example 1
FIG. 1 is a schematic view showing an example of a waste treatment facility having a facility for blowing collected dust into a melting furnace main body. The waste melting furnace 1 is charged with waste coke and limestone from the top of the furnace via the charging device 1a of the double seal valve mechanism, and the process of drying, pyrolysis, combustion, and melting is performed. After that, it is discharged from the outlet 1b as slag, the combustible gas is discharged from the duct 4 at the upper part of the waste melting furnace, and the combustible dust is collected by a dust remover (cyclone) 5 and stored in the combustible dust hopper 6. The combustible dust in the combustible dust hopper 6 is cut out by the cutting device 7, mixed with the carrier air of the blower 8 by the mixer 9, and sent to the distributor 10. The combustible dust distributed to each lower tuyere 2 by the distributor 10 is blown into the waste melting furnace 1 together with air enriched with oxygen.
[0017]
The exhaust gas from the cyclone 5 is combusted in the combustion chamber 11, heat recovery is performed in the boiler 12, and the generated steam is sent to the steam turbine / power generation device 13. The exhaust gas from the boiler 12 is separated into a solid gas by a dust collector (bag filter) 14 and discharged from a chimney 16 by a blower 15.
[0018]
Table 1 shows the relationship between the flammable dust blowing ratio and the concentration in the flammable dust, and FIG. 2 is a graph showing the results of Table 1. (a) is the blowing ratio and ash concentration in the flammable dust. (B) is a graph which shows the relationship between the blowing ratio and the heavy metal and chlorine in combustible dust. Here, the blowing ratio represents the ratio of the amount blown into the melting furnace among the combustible dust scattered from the melting furnace.
[0019]
[Table 1]

From Table 1 and FIG. 2, the upper limit value of the amount of flammable dust blown is that the concentration of ash, heavy metals and chlorine in the flammable dust scattered from the melting furnace starts to increase suddenly, and the adhesion situation in the duct deteriorates. Therefore, it is desirable to set it to about 70%.
[0020]
Therefore, in the present invention, the collection efficiency of the dust remover (cyclone) 5 does not exceed 70% of the dust scattered from the melting furnace. At the time of design, the collection efficiency may not exceed 70%. If the collection efficiency exceeds 70% during operation, the pressure loss can be reduced by changing the gas flow rate in the dust remover (cyclone). May be changed so that the collection efficiency does not exceed 70%.
[0021]
Example 2
FIG. 3 is a schematic view showing an example of a waste melting treatment facility having an apparatus for carrying out the method of the present invention. The same members as those in FIG. As is apparent from Table 1, it can be seen that the adhesion state in the duct resulting from the melting point of the combustible dust greatly affects the chlorine concentration in the combustible dust. That is, when the chlorine concentration is 13% or more, the adhesion state of dust in the duct becomes very bad. Accordingly, the chlorine concentration in the combustible dust is appropriately measured, and when the chlorine concentration in the combustible dust exceeds 13%, a part of the collected combustible dust is transferred to the secondary combustion chamber 11 as shown in FIG. Try to blow. That is, the cutting device 7 is a device capable of normal and reverse rotation, the normal rotation is the tuyere side, the reverse rotation is the secondary combustion chamber side, and the cutting device 7 is reversed so that the chlorine concentration in the combustible dust is always maintained. Is set to be 13% or less, and the blowing amount into the melting furnace body is adjusted so that the adhesion state in the duct does not deteriorate.
【The invention's effect】
The present invention collects a certain amount of heavy metals and salts by setting an upper limit value of the amount of combustible dust collected from a waste melting furnace by a dust remover such as a cyclone and blown into the melting furnace. Is passed through a dust collector, collected by a subsequent dust collector, discharged to the outside of the system, and treated with chemicals or heavy metal, so that heavy metals and salts are excessively concentrated into flammable dust scattered from the melting furnace. It is possible to prevent this from occurring and to adhere to the duct and dust remover between the melting furnace and the secondary combustion chamber, and to prevent adverse effects on the subsequent boiler, dust collector and the like.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing an example of a waste treatment facility for carrying out the method of the present invention.
FIG. 2 is a graph showing the results of Table 1, where (a) shows the relationship between the blowing rate and the ash concentration in the combustible dust, and (b) shows the relationship between the blowing rate and the heavy metals and chlorine in the combustible dust. It is a graph to show.
FIG. 3 is a schematic view showing an example of a waste melting treatment facility having an apparatus for performing another method of the present invention.
[Explanation of symbols]
1: Waste melting furnace 2: Lower tuyere 3: Upper tuyere 4: Duct 5: Cyclone 6: Combustible dust hopper 7: Cutting device 8: Blower 9: Mixer 10: Distributor 11: Combustion chamber 12: Boiler 13: Steam turbine / power generation device 14: Dust collector 15: Blower 16: Chimney

Claims

Combustible dust scattered from the waste melting furnace is collected with a dust remover when the waste is charged into the waste melting furnace together with coke and limestone, and the waste is melted. In a method of blowing air into the coke bed with air or oxygen-enriched air from the tuyere,
In order to prevent heavy metals and salts in the combustible dust scattered from the waste melting furnace from increasing the predetermined concentration or more, the upper limit value of the amount of combustible dust to be blown is collected in advance by the dust collector. A method for injecting combustible dust into a waste melting furnace, wherein the waste melting furnace is blown so as not to exceed an upper limit set by setting 70% of the efficiency .

Combustible dust scattered from the waste melting furnace is collected with a dust remover when the waste is charged into the waste melting furnace together with coke and limestone, and the waste is melted. In a method of blowing air into the coke bed with air or oxygen-enriched air from the tuyere,
Appropriate measure chlorine concentration in the combustible dust, exceeds 13%, which is the measured value there et beforehand set, and fed to reverse the cut device flammable Dust to the secondary combustion furnace, the combustible Combustible dust blowing into a waste melting furnace characterized by adjusting the amount of injecting combustible dust into the melting furnace by switching the rotation of the cutting device so that the chlorine concentration in the combustible dust is 13% or less Method.