JP3895764B1 - 画像処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
処理対象となる画像データを、DCT変換を用いて画像データの圧縮を行う画像形式に変換するに際して、その圧縮率を高めるための画像データを生成する画像処理システムを提供することを目的とする。
【解決手段】
処理対象となった元画像データを構成するフレームを所定数毎に一組として抽出するフレーム抽出部と、フレームにおける画像を、所定の大きさのブロックに分割する分割部と、一組としたフレームにおける、同じ位置にある各ブロックを一組として、それらのブロックの画像を組み合わせてマクロブロックの画像を生成するマクロブロック生成部と、マクロブロックの画像を埋め込むことにより出力画像データを生成する出力画像データ生成部と、を有しており、マクロブロック生成部は、一組としたブロックについて、対称性が高くなるように各ブロックの画像を組み合わせてマクロブロックを生成する、画像処理システムである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、処理対象となる画像データを、DCT変換(離散コサイン変換)を用いて画像データの圧縮を行う画像形式(画像フォーマット)に変換するに際して、その圧縮率を高めるための画像データ(出力画像データ)を生成する画像処理システムに関する。
静止画像データや動画像データ(本明細書ではこれらを総称して「画像データ」という。なお「画像データ」により表示される内容を「画像」という)はデータ量が多いので、従来よりそのデータ量を出来るだけ少なくするための圧縮方法を用いた画像形式が考えられている。そこで圧縮率の高い画像形式の一つとして、JPEGやMPEGのようなDCT変換を用いた画像形式が存在し、広く利用されている。
例えばJPEGを例に取ってその圧縮方法を説明すると、まず画像データを8ピクセル×8ピクセルのブロックに分割し、そのブロック単位で、DCT変換により周波数領域へ変換する。そして変換したデータに対して量子化により情報量を削減して、ハフマン符号によるエントロピー符号化を行うことで、圧縮が行われる。なおJPEG形式の画像データを開く(展開する)場合にはその逆の処理が行われる。
このような方法を用いることによって、画像データのデータ量を減らすことが出来るので、有益である。しかしデータ量を減らすための試みは続けられており、例えば下記特許文献1や特許文献2に記載のような方法でデータ量の削減を行う発明がある。
特開平7−50831号公報 特開昭63−148789号公報
上述のような発明を用いることで、データ量を削減することは可能となる。しかしその処理はDCT変換などに依存しており、当該画像形式で定められた以上にデータ量の削減を望むことは難しい。
その一方で、処理能力が高くないコンピュータ端末や携帯端末(携帯電話機やPHS、PDAなど)で画像データの処理を行う場合には、データ量が少ない方がよい。特に動画像データのようにデータ量が多く、システム負荷も大きい場合には、その要望は強い。特に携帯端末で画像データの処理を行う場合には、その処理能力が高くないことから、データ量を減らすことが望まれている。しかし画像データを閲覧するユーザからすると、高画質な画像データが望まれている。現在の携帯端末で画像データの処理を行う場合には、1秒間あたりのフレーム数を減らしたり、画像データの大きさ(縦横の大きさ)を小さくしたりするなどで対応しているが、その場合、表示されるキャラクタなどが滑らかに動かない、画質が良くない、画面が小さいなどの問題があるが、この改善が待望されている。
一般的にデータ量を削減すると画質は劣化する(画質が悪くなる)ことが知られている。データ量を優先すると画質が劣化せざるを得ず、ユーザからの高画質な画像データに対する要望に応えることが難しくなるジレンマが存在し、その兼ね合いが重要となる。
そこで本願発明者は、DCT変換の特性に着目することによって、処理対象となる画像データについてDCT変換の効率を上げる為の画像データを生成する画像処理システムを発明した。つまり、処理対象となった画像データに対して、直接、DCT変換などを行うのではなく、一度、本願発明によって生成された画像データ(これを「出力画像データ」という)を生成した上で、その出力画像データにDCT変換等の通常の圧縮処理を行う。これによって、DCT変換の効率を上げられるので、圧縮率を高められる。圧縮率を高められるので、より多くの情報を画像データに含めることが出来、高画質化にも繋がる。
このDCT変換の特性としては、シンメトリー(対称)な画像データが表示されるブロックについてはDCT変換の効率が著しく良いという点である。つまり処理対象となる画像データについて、直接DCT変換などの一連の処理を行った上で圧縮処理を行うよりも、処理対象となる画像データについて、DCT変換の効率を上げるために、当該画像データを対称または対称に近いブロックから構成される出力画像データに変換した上で、その出力画像データに対してDCT変換などの処理を行えば、圧縮率を高めることが出来るのである。
請求項1の発明は、DCT変換の効率を向上させる出力画像データを生成する出力画像データ生成処理部を有する画像処理システムであって、前記出力画像データ生成処理部は、処理対象となった元画像データを構成するフレームを所定数毎に一組として抽出するフレーム抽出部と、前記フレームにおける画像を、所定の大きさのブロックに分割する分割部と、前記一組としたフレームにおける、同じ位置にある各ブロックを一組として、それらのブロックの画像を組み合わせてマクロブロックの画像を生成するマクロブロック生成部と、前記マクロブロックの画像を埋め込むことにより出力画像データを生成する出力画像データ生成部と、を有しており、前記マクロブロック生成部は、前記一組としたブロックについて、対称性が高くなるように各ブロックの画像を組み合わせて前記マクロブロックを生成する、画像処理システムである。
本発明により生成された出力画像データは、対称性が高い画像を含むように元画像データから加工されている。従って、DCT変換を用いた画像形式、例えばJPEG形式で出力画像データを圧縮すれば、元画像データをそのままJPEG形式で圧縮するよりも高い圧縮率が得られる。これは特に元画像データがアニメーションのような場合に著しい効果が発揮される。アニメーションの場合には、例えば会話のシーンでは、キャラクタの口だけが動くフレームが連続する。そしてその口はフレームにおいてごく一部分にしか過ぎない。してみると、他の部分は同じような画像で構成されていることとなる。その為、出力画像データは、対称性の高い画像とすることが出来るので、JPEG圧縮の際のDCT変換の効率を著しく向上させることが出来、結果として圧縮率が向上される。
請求項2の発明において、前記マクロブロック生成部は、更に、前記一組とした各ブロックについて、二つのブロックごとのピーク信号対雑音比を算出し、算出したピーク信号対雑音比を用いて、最適なパターンの組み合わせを判定し、そのパターンの画像をマクロブロックの画像として生成する、画像処理システムである。
対称性の高いマクロブロックの画像を生成するためには本発明のように、一組とした各ブロックについて二つずつのブロックの画像の組み合わせを作り、その組み合わせにおいて、ピーク信号対雑音比を算出する。ピーク信号対雑音比は、二つの画像の類似性を判定する指標値であるので、これを持ち入れば、当該二つの画像が類似しているかどうか、判定できる。そして各組み合わせについてピーク信号対雑音比を算出することによって、一組とした各ブロックをどのように組み合わせればよいのか、判定できる。そしてそのパターンで組み合わせを行えばよい。
請求項3の発明において、前記マクロブロック生成部は、更に、前記一組とした各ブロックについて、予め定められた組み合わせのパターンに応じて、各ブロックの画像を組み合わせ、その中から対称性について最適な組み合わせのパターンの画像をマクロブロックの画像として生成する、画像処理システムである。
対称性の高いマクロブロックの画像を生成するためには本発明のように、予め定められた組み合わせのパターンについて、各々画像を組み合わせ、その中からもっとも良い画像の組み合わせを選択して、マクロブロックの画像として生成すればよい。
請求項4の発明において、前記出力画像データ生成部は、更に、前記生成したマクロブロックと、該マクロブロックのフレームの組の前のフレームの組における、同じ位置のマクロブロックとの類似性を判定し、非類似と判定した場合には前記生成したマクロブロックの画像を出力画像データとして埋め込む、画像処理システムである。
出力画像データを生成する際に、以前のフレームの組において同じようなマクロブロックがある場合には、その画像を使用すると、より出力画像データのデータ量を減らすことが出来る。
請求項5の発明において、前記類似性の判定は、各マクロブロックのピーク信号対雑音比を算出し、それが予め定められた閾値以上の場合には非類似であるとし、閾値未満の場合には類似であると判定する、画像処理システムである。
類似性の判定は本発明のような方法を用いると良い。
請求項6の発明は、DCT変換の効率を向上させる出力画像データを生成する出力画像データ生成処理部を有する画像処理システムであって、前記出力画像データ生成処理部は、処理対象となった動画像データを構成するフレームについて四枚毎に一組として抽出するフレーム抽出部と、前記フレームにおける画像を、所定の大きさのブロックに分割する分割部と、前記一組とした四枚のフレームにおける、同じ位置にある各ブロックを一組とし、各一組とした四つのブロックについて、対称性の判定を行うための、予め定められた組み合わせのパターンに応じて、各ブロックの画像を組み合わせ、そのフレームレートのもっとも小さいパターンのブロックの組み合わせの画像を、所定の大きさのマクロブロックの画像として生成するマクロブロック生成部と、前記生成したマクロブロックで用いた組み合わせのパターンを識別する情報を、各マクロブロックごとに参照テーブルに格納する参照テーブル処理部と、前記生成したマクロブロックと、該マクロブロックのフレームの組の前のフレームの組における、同じ位置のマクロブロックとの類似性を判定し、非類似と判定した場合には前記生成したマクロブロックの画像を順に埋め込むことにより出力画像データを生成する出力画像データ生成部と、各マクロブロックについて、該マクロブロックのフレームの組の前のフレームの組の同じ位置のマクロブロックの画像を使用するか否かを示す情報を、各マクロブロックごとに存在テーブルに格納する存在テーブル処理部と、を有する画像処理システムである。
上述の発明は、本発明のように構成することも出来る。本発明により生成された出力画像データは、対称性が高い画像を含むように元画像データから加工されている。従って、DCT変換を用いた画像形式、例えばJPEG形式で出力画像データを圧縮すれば、元画像データをそのままJPEG形式で圧縮するよりも高い圧縮率が得られる。これは特に元画像データがアニメーションのような場合に著しい効果が発揮される。アニメーションの場合には、例えば会話のシーンでは、キャラクタの口だけが動くフレームが連続する。そしてその口はフレームにおいてごく一部分にしか過ぎない。してみると、他の部分は同じような画像で構成されていることとなる。その為、出力画像データは、対称性の高い画像とすることが出来るので、JPEG圧縮の際のDCT変換の効率を著しく向上させることが出来、結果として圧縮率が向上される。
請求項7の発明において、前記組み合わせのパターンとして、四つのブロックをそのまま組み合わせるパターンと、四つのブロックのうちの二つのブロックについて、一つのブロックを基準として他の一つのブロックをそれに反転するように組み合わせ、四つのブロックのうちの他の二つのブロックはそのまま組み合わせるパターンと、四つのブロックを二つのブロックに組として分けて、各組の二つのブロックについて、一つのブロックを基準として他の一つのブロックをそれに反転するように組み合わせるパターンと、四つのブロックのうち、一つのブロックを基準として他のブロックがそれに反転するように組み合わせるパターンと、のうちいずれか一以上を含む、画像処理システムである。
四つのブロックを組み合わせるパターンとしては本発明のようなパターンがある。これらを用いることによって対称性の判定に用いると良い。
請求項8の発明は、DCT変換の効率を向上させる出力画像データを生成する出力画像データ生成処理部を有する画像処理システムであって、前記出力画像データ生成処理部は、処理対象となった動画像データを構成するフレームについて四枚毎に一組として抽出するフレーム抽出部と、前記フレームにおける画像を、所定の大きさのブロックに分割する分割部と、前記一組とした四枚のフレームにおける、同じ位置にある各ブロックを一組とし、各一組とした四つのブロックについて、二つのブロックごとのピーク信号対雑音比を算出し、算出したピーク信号対雑音比を用いて、最適な組み合わせのパターンを判定し、そのパターンの画像をマクロブロックの画像として生成するマクロブロック生成部と、前記生成したマクロブロックで用いた組み合わせのパターンを識別する情報を、各マクロブロックごとに参照テーブルに格納する参照テーブル処理部と、前記生成したマクロブロックと、該マクロブロックのフレームの組の前のフレームの組における、同じ位置のマクロブロックとの類似性を判定し、非類似と判定した場合には前記生成したマクロブロックの画像を順に埋め込むことにより出力画像データを生成する出力画像データ生成部と、各マクロブロックについて、該マクロブロックのフレームの組の前のフレームの組の同じ位置のマクロブロックの画像を使用するか否かを示す情報を、各マクロブロックごとに存在テーブルに格納する存在テーブル処理部と、を有しており、前記マクロブロック生成部は、前記一組とした各ブロックについて、対称性が高くなるように該ブロックの画像を組み合わせて前記マクロブロックを生成する、画像処理システムである。
上述の発明は、本発明のように構成することも出来る。本発明により生成された出力画像データは、対称性が高い画像を含むように元画像データから加工されている。従って、DCT変換を用いた画像形式、例えばJPEG形式で出力画像データを圧縮すれば、元画像データをそのままJPEG形式で圧縮するよりも高い圧縮率が得られる。これは特に元画像データがアニメーションのような場合に著しい効果が発揮される。アニメーションの場合には、例えば会話のシーンでは、キャラクタの口だけが動くフレームが連続する。そしてその口はフレームにおいてごく一部分にしか過ぎない。してみると、他の部分は同じような画像で構成されていることとなる。その為、出力画像データは、対称性の高い画像とすることが出来るので、JPEG圧縮の際のDCT変換の効率を著しく向上させることが出来、結果として圧縮率が向上される。
請求項9の発明において、前記マクロブロック生成部は、各二つのブロックの組み合わせで算出したピーク信号対雑音比について、いずれの組み合わせにおいてもピーク信号対雑音比が所定の条件を満たさない場合には、四つのブロックをそのまま組み合わせるパターンで組み合わせることを判定し、いずれの組み合わせにおいてもピーク信号対雑音比が所定の条件を満たす場合には、四つのブロックのうち、一つのブロックを基準として他のブロックがそれに反転するように組み合わせるパターンで組み合わせることを判定し、一つの組み合わせにおいてピーク信号対雑音比が所定の所定の条件を満たす場合には、四つのブロックのうちの二つのブロックについて、一つのブロックを基準として他の一つのブロックをそれに反転するように組み合わせ、四つのブロックのうちの他の二つのブロックはそのまま組み合わせるパターンで組み合わせることを判定し、二つ以上の組み合わせにおいてピーク信号対雑音比が所定の所定の条件を満たす場合には、条件を満たした二つのブロックの組み合わせのうち、それらにおいて各ブロックが重ならないような二つのブロックの組み合わせがあるか否かを判定し、それがある場合には、四つのブロックを二つのブロックに組として分けて、各組の二つのブロックについて、一つのブロックを基準として他の一つのブロックをそれに反転するように組み合わせるパターンで組み合わせることを判定し、前記条件を満たした二つのブロックの組み合わせのうち、それらにおいて各ブロックが重ならないような二つのブロックの組み合わせがあるか否かを判定し、それがない場合には、四つのブロックのうちの二つのブロックについて、一つのブロックを基準として他の一つのブロックをそれに反転するように組み合わせ、四つのブロックのうちの他の二つのブロックはそのまま組み合わせるパターンで組み合わせることを判定する、画像処理システムである。
マクロブロック判定処理については、本発明のように行うと良い。これによっても同様な効果を得ることが出来る。またこの場合、上述の発明と異なり、一組とした四つのブロックについて、各パターンで実際に組み合わせを行う必要がなく、二つずつのブロックのピーク信号対雑音比を算出して、比較するだけでよい。従って処理時間も少なくなるし、処理速度も速くなる。
請求項10の発明は、請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の画像処理システムにおいて生成された出力画像データに対して、DCT変換を用いた画像形式により生成された新画像データを表示するための表示画像データ生成処理部を有する画像処理システムであって、前記表示画像データ生成処理部は、前記新画像データが前記画像形式の通常の展開方法により展開された展開画像データを、所定のマクロブロックの大きさに分割するマクロブロック分割部と、前記展開画像データについて分割した画像に基づいて、各フレームの組ごとに、マクロブロックの画像を含む中間画像データを生成する中間画像データ生成部と、各フレームの組の中間画像データを、所定のマクロブロックの大きさに分割し、分割されたマクロブロックの大きさの画像を、元のフレームの位置に戻すことにより、各組のフレームの画像を生成するフレーム画像生成部と、前記生成したフレームの画像を順番に並べることで表示画像データを生成する表示画像データ生成部と、を有する画像処理システムである。
上述の各発明において生成された出力画像データに基づいて、JPEG圧縮などで圧縮された新画像データが生成され、その新画像データが画像を見ようとするユーザのコンピュータ端末や携帯端末でダウンロードされる。ところがこの新画像データをJPEG圧縮に対する通常の展開形式で展開したのみでは、見ることが出来ない。そこで本発明のような処理を行うことで、新画像データをユーザが見ることが出来る。
請求項11の発明は、請求項6乃至請求項9に記載の画像処理システムにおいて生成された出力画像データに対して、DCT変換を用いた画像形式により生成された新画像データを表示するための表示画像データ生成処理部を有する画像処理システムであって、前記表示画像データ生成処理部は、前記新画像データが前記画像形式の通常の展開方法により展開された展開画像データを、所定のマクロブロックの大きさに分割するマクロブロック分割部と、前記展開画像データについて分割した画像に基づいて、前記存在テーブルを参照することにより、以前のフレームの組の同じ位置のマクロブロックの画像を使用するか否かを判定して、使用していない場合には前記展開画像データにおいて分割した画像を順に、該マクロブロックの位置における画像とし、使用している場合には以前のフレームの組の同じ位置のマクロブロックの画像を、該マクロブロックの位置における画像とすることにより、中間画像データを生成する中間画像データ生成部と、各フレームの組の中間画像データを、所定のマクロブロックの大きさに分割し、前記参照テーブルを参照することにより、該マクロブロックの組み合わせのパターンを判定し、そのパターンに応じて該分割されたマクロブロックの大きさの画像を、元のフレームの位置に戻すことにより、各組のフレームの画像を生成するフレーム画像生成部と、前記生成したフレームの画像を順番に並べることで表示画像データを生成する表示画像データ生成部と、を有する画像処理システムである。
上述の発明は、本発明のように構成することも出来る。上述の各発明において生成された出力画像データに基づいて、JPEG圧縮などで圧縮された新画像データが生成され、その新画像データが画像を見ようとするユーザのコンピュータ端末や携帯端末でダウンロードされる。ところがこの新画像データをJPEG圧縮に対する通常の展開形式で展開したのみでは、見ることが出来ない。そこで本発明のような処理を行うことで、新画像データをユーザが見ることが出来る。
本発明の画像処理システムを用いることによって、DCT変換を用いる画像形式のデータ量の削減を実現することが可能となる。これによって、処理能力が高くないコンピュータ端末や携帯端末であっても、画像データの処理を容易に行うことが出来る。例えば携帯端末で従来よりも高画質の動画像データを再生することも可能となる。
更に、本願発明の他の特徴としては、DCT変換を用いた画像形式、例えばJPEG形式やMPEG形式をサポートしている端末に本願発明を組み込むだけで圧縮率の高い画像データを利用することが出来ることになる点である。つまり全く新しい画像形式で圧縮率を高めた場合、コンピュータ端末や携帯端末がその画像形式をサポートしていないと使用することができない。そして画像形式の普及には極めて多大な労力が必要とされる。しかし本願発明では、従来より普及しているDCT変換を用いた画像形式で更に圧縮率を高めるための出力画像データを生成しているに過ぎないので、ほぼ全てのコンピュータ端末や携帯端末で、本願発明の機能をプラグインなどにより組み込めば、利用可能とすることができる。
本発明の画像処理システムでは、処理対象となる画像データに基づいて、DCT変換の前に、本発明の処理を実行した出力画像データを生成する(これを「出力画像データ」という)。そしてその出力画像データに対して、通常のDCT変換などを行うことにより、圧縮率を向上させて、DCT変換を用いる画像形式の画像データとすることが出来る。DCT変換を用いた画像形式の一つとしてJPEG形式やMPEG形式があるが、それらに限定されない。本発明の概念図を図1に示す。
本発明の画像処理システムのシステム構成の概念図を図2に示す。図2(a)には処理対象となる画像データの圧縮処理を行うコンピュータ端末や携帯端末における概念図、図2(b)には図2(a)で圧縮された画像データについて、コンピュータ端末や携帯端末で展開する(表示する)際の概念図を示す。
第1の端末1は、処理対象となった画像データを圧縮するコンピュータ端末や携帯端末であって、処理対象となった画像データに対して本願発明の処理を行うことで(出力画像データ生成処理)、出力画像データを生成する。そして生成された出力画像データに対して、DCT変換を用いた通常の圧縮処理を行うことによって、圧縮率が向上した(即ち、データ量が少なくなった)DCT変換を用いる画像形式の画像データを生成する。
第2の端末2は、第1の端末1で圧縮処理されたDCT変換を用いる画像形式の画像データについて、逆DCT変換(IDCT変換)を用いた通常の展開処理を行い、その後、本願発明の展開処理(表示画像データ生成処理)を行うことによって、画像データの表示を行う。
なお第1の端末1、第2の端末2には本発明の処理を実行するためのCPUなどの演算装置、メモリなどの記憶装置を備えており、本発明の各手段(各機能)が具現化されたプログラムやモジュールが演算装置に読み込まれて、その処理を実行する。また必要に応じて、記憶装置から処理に必要なデータを抽出して処理を実行し、場合によっては記憶装置にデータを記憶させながら処理を行う。
第1の端末1は元画像データ読込部3と出力画像データ生成処理部4と画像データ圧縮処理部5とを有しており、第2の端末2は新画像データ読込部6と画像データ展開処理部7と表示画像データ生成処理部8とを有する。
元画像データ読込部3は、処理対象となる画像データを第1の端末1に読み込む。
出力画像データ生成処理部4は、元画像データ読込部3で読み込んだ元画像データについて、所定の処理を行うことにより、対称または対称に近いブロックの組合せ(後述するブロックの組合せを「マクロブロック」という)を生成して、マクロブロックが埋め込まれた画像データ(出力画像データ)を生成する。
画像データ圧縮処理部5は、出力画像データ生成処理部4で生成した出力画像データについて、通常のDCT変換を用いた圧縮処理を行い、DCT変換を用いた画像形式の画像データ(新画像データ)を生成する。例えば新画像データの画像形式がJPEG形式の場合には、出力画像データについて、JPEG圧縮を行うことによって、JPEG形式の新画像データを生成する。
新画像データ読込部6は、第1の端末1の画像データ圧縮処理部5で生成した、DCT変換を用いた画像形式の新画像データを第2の端末2に読み込む。
画像データ展開処理部7は、新画像データ読込部6で読み込んだ新画像データについて、逆DCT変換などを用いた通常の展開処理を行う。例えば新画像形式がJPEG形式の場合、新画像データ読込部6で読み込んだJPEG形式の画像データを、第2の端末2で表示するための通常のJPEG圧縮に対する展開処理を行う。
表示画像データ生成処理部8は、画像データ展開処理部7で展開した画像データについて、出力画像データ生成処理部4と逆の処理を行うことにより表示画像データを生成し、第2の端末2で表示画像データの表示を行う。
以上が第1の端末1、第2の端末2に備えられる主な構成であるが、上述のように本願発明の画像処理システムには出力画像データ生成処理部4、表示画像データ生成処理部8が該当する。また画像データの圧縮のみを行う場合には出力画像データ生成処理部4のみ、画像データの展開のみを行う場合には表示画像データ生成処理部8のみであっても良い。例えばあるサーバで圧縮された画像データを携帯端末でダウンロードして閲覧するような場合には、第1の端末1にはサーバが該当し、そのサーバの画像処理システムとして出力画像データ生成処理部4が本願発明として該当する。また第2の端末2には携帯端末が該当し、その携帯端末の画像処理システムとして表示画像データ生成処理部8が本願発明として該当する。
次に本願発明の画像処理システムを用いた元画像データの圧縮の処理プロセスの一例を図3のフローチャートを用いて説明する。以下の説明では、動画像データについて処理を行う場合を説明するが、動画像データは連続する複数の静止画像データと考えられるので、複数の静止画像データについて処理を行う場合であっても同様に実現できる。なお動画像データを構成する静止画像データを、フレームという。
まず処理対象となる動画像データを元画像データとして第1の端末1に読み込む(S100)。この読み込んだ元画像データは、第1の端末1の記憶装置に記憶される。ここで読み込んだ動画像データは、複数の連続するフレームにより構成されている。そこで、出力画像データ生成処理部4は、この動画像データを構成する各フレームを、所定数毎に1組として記憶装置から抽出する(S110)。例えば動画像データを構成する四つのフレーム毎(好適には連続する四つのフレーム毎)に1組として抽出する。
なお第2の端末2が携帯端末などの場合には、S110の処理の前に、元画像データを小さい解像度にリサイズすることによって、表示される画面の大きさを調節する処理を設けても良い。また元画像データを構成するフレームのうち、フレームの一部を落とすことにより元画像データにおける処理対象となるフレーム数を減らしても良い。
1組とした各フレームについて、所定の大きさのブロックに分割する(S120)。例えば各フレームについて、16ピクセル×16ピクセルのブロックに分割する。これを模式的に図4に示す。図4では一つのフレームを複数のブロックに分割した場合であるが、動画像データを構成する各フレームについて、図4のように複数のブロックに分割されている。
このようにして一組とした各フレームについて、同じ位置にある各ブロックを一つの組のブロックとする。ここでは連続する四つのフレームの、同じ位置にあるブロックを一つの組として生成する(S130)。それを模式的に図5に示す。図5では、フレームA、B、C、Dが連続するフレームであって一組となっており、一組となった四つの各フレームで同じ位置にあるブロックA、B、C、Dを一つの組のブロックとしている。なおここでは四つのフレームの各ブロックを一つの組とした場合であるが、それに限定されず、4毎にフレームを一つの組とすることも出来る。また連続するフレームを組とすることによって、処理効率を高めているが、連続しないフレーム同士、例えば一つ飛ばしでフレームを組としても良い。
以上のようにしてブロックの組とした後、各ブロックの組において、縦、横、同数ずつにしてブロックを組み合わせて、マクロブロックを生成するが、そのブロックの組合せ方としてもっとも良い組合せ方を決定する(S140)。このような一組としたブロックを、どのようなパターンで組み合わせたら良いのかを判定する処理を「マクロブロック判定処理」と呼ぶこととする。
後のDCT変換においては、その特性上、対称な部分がもっとも変換効率が良い。そうすると各フレームについて分割したブロックごとにそのままDCT変換を行うよりも、出来るだけ対称性が高くなるようなブロックの組合せに変更したマクロブロックを生成して、その生成されたマクロブロックが埋め込まれた出力画像データをDCT変換した方が、DCT変換の効率が顕著に向上する。
連続する四つのフレームの同じ位置のブロックが組となっているので、この組において、例えば移動が見られない背景などの画像であれば、ブロック内の画像は同じであることが多い。また移動があっても少しの移動だけであって、大きな移動はないことが多い。そうすると、組となった四つのブロックを組み合わせることによって、対称性の高いマクロブロックを生成することが出来る。
例えば一つのブロックが16ピクセル×16ピクセルにより構成されている場合、この四つのブロックを縦に2つずつ、横に2つずつ組合せ、32ピクセル×32ピクセルのマクロブロックを生成する。そして各マクロブロックについて、図6に示す11パターンの組合せを試し、いずれの組合せがもっとも良い組合せであるかを決定する。このマクロブロック判定処理では、後述するような1組としたブロックについて、11パターンの全てを行い、その中でもっともフレームレートの小さいパターンをマクロブロックの組合せとして決定しているが、11パターンの全てを行わなくても、いずれか2以上のパターンの組合せを行うことでも良い。
図6のパターン1は四つのブロックを組み合わせても対称またはほぼ対称となるブロックが作れないパターンであり、マクロブロックとして単純に四つのブロックを配置したものである。従ってこのブロックについては圧縮率は通常のJPEG圧縮などと同じになる。
パターン2乃至パターン7は、四つのブロックのうち、2つのブロックで対称またはほぼ対称となるブロックの組合せを含むマクロブロックである。パターン2はブロックAとブロックBとが対称またはほぼ対称となるブロックの組合せで、パターン3はブロックAとブロックCとが対称またはほぼ対称となるブロックの組合せで、パターン4はブロックAとブロックDとが対称またはほぼ対称となるブロックの組合せで、パターン5はブロックBとブロックCとが対称またはほぼ対称となるブロックの組合せで、パターン6はブロックBとブロックDとが対称またはほぼ対称となるブロックの組合せで、パターン7はブロックCとブロックDとが対称またはほぼ対称となるブロックの組合せである。
パターン8乃至パターン10は、四つのブロックのうち、2つずつ対称またはほぼ対称となるブロックの組合せを含むマクロブロックである。パターン8ではブロックAとブロックB、ブロックCとブロックDの組合せが対称またはほぼ対称となり、パターン9ではブロックAとブロックC、ブロックBとブロックDの組合せが対称またはほぼ対称となり、パターン10ではブロックAとブロックD、ブロックBとブロックCの組合せが対称またはほぼ対称となる。
パターン11は、四つのブロック全てで対称またはほぼ対称となるブロックの組合せが出来るマクロブロックのパターンである。
組となった四つのブロックがどのような場合に、パターン1、パターン2乃至パターン7、パターン8乃至パターン10、パターン11に該当するのかを説明する。なおパターン2乃至パターン7、パターン8乃至パターン10は、いずれも対称またはほぼ対称となるブロックが異なるだけなので、パターン4、パターン8をそれぞれ代表例として説明する
例えば組となった四つのブロックの画像データが図7に示すような場合、ブロックAとブロックDはほぼ同一であるが、ブロックBとブロックCは異なっている。そうするとブロックAとブロックDを組として、ブロックDを垂直方向または水平方向のいずれかを軸として反転させることによって、ブロックAとブロックDで対称またはほぼ対称が構成できる。してみると、単純にブロックA,ブロックDでDCT変換を行うよりも、ブロックAとブロックDを組として対称またはほぼ対称を生成した上でDCT変換を行った方が、その効率が良いことは明らかである。
つまり図7に示す四つのブロックについて、縦に2つ、横に2つ配置し、そのうち対称またはほぼ対称となり得るブロックを組み合わせるようにする。そしてほぼ同一であるブロックAとブロックDとが対称またはほぼ対称になるように、ブロックDについては垂直方向または水平方向を軸としてブロックAに対して反転させる。そうするとこの四つのブロックを用いて図8のようなマクロブロックが生成できる。つまりパターン2乃至パターン7の場合に該当する。単に四つのブロックを組み合わせるよりも、対称性の高いマクロブロックが出来る。
ここでブロックDを、垂直方向または水平方向を軸としてブロックAに対して反転して、ブロックAの対称となるようにする処理とは、図18に示すように、ブロックDを構成するピクセルの順番を、ブロックAを構成するピクセルの順番と逆にすることによって、当該軸を中心としてブロックAに対して対称になるようにすることである。また、各ブロックをそのまま処理しても良いが、ブロックの大きさが上述のように16ピクセル×16ピクセルのような場合には、そのブロックを更に分割して、分割されたブロック(サブブロック)毎に対称性を生成しても良い。これはJPEG圧縮の場合、画像データを8ピクセル×8ピクセルのブロックに分割した上でDCT変換を行うので、本願発明における16ピクセル×16ピクセルも同様に行うと良い。これを模式的に図19乃至図22に示す。
図19はブロックA、ブロックDを示したものであり、共に、縦横が0ピクセルから15ピクセルまでの16ピクセル×16ピクセルである。これをブロックAについて8ピクセル単位で分割したことを模式的に示すのが図20である。ここで、ブロックAと対称またはほぼ対称になるようにブロックDを変形することとなる。なお図19及び図20におけるマトリックスの0から15の数字はピクセルを示しており、図20におけるA1、A2、A3、A4は説明の便宜上、その各ピクセルにおいて表示される画像を示している。
まずサブブロックA1、A2に対する対称またはほぼ対称なブロックDの組合せ方を説明する。なおサブブロックA3、A4に対するブロックDの組合せ方はサブブロックA1、A2の場合と同様に行える。
サブブロックA1、A2は縦方向のピクセルが0ピクセルから7ピクセルまでで構成されているので、ブロックDについても縦方向のピクセルが0ピクセルから7ピクセルまでで処理を行う。まずサブブロックA1について処理を行うと、サブブロックA1は横方向は0ピクセルから7ピクセルまでで構成されている。そうすると、サブブロックA1に対称となるようなブロックDは、サブブロックA1の左側にブロックDの3ピクセルから0ピクセルを配置し、サブブロックA1の右側にブロックDの7ピクセルから4ピクセルを配置することとなる。同様に、サブブロックA2については横方向は8ピクセルから15ピクセルで構成されているので、サブブロックA2に対称となるようなブロックDは、サブブロックA2の左側にブロックDの11ピクセルから8ピクセルを配置し、サブブロックA2の右側にブロックDの15ピクセルから12ピクセルを配置した状態となる。これを模式的に示すのが図21である。
このようにサブブロックA1、A2と同様の処理を、サブブロックA3、A4についても行う。この場合にはサブブロックA3,A4は縦方向のピクセルが8ピクセルから15ピクセルまでで構成されているので、ブロックDについても縦方向のピクセルが8ピクセルから15ピクセルまでで処理を行う。このようにサブブロックA1、A2、A3、A4について処理を行った状態、即ち、ブロックAとブロックDとを組み合わせて、ブロックAとブロックDとが対称またはほぼ対称な組合せを図22(a)に示す。図22(a)が図6のパターン4における「AD」に相当することとなる。また図22(b)に、パターン4の場合でブロックA乃至ブロックDの組合せた、マクロブロックを模式的に示す。
図22(a)について、DCT変換が行われる場合には、図23に示すように、太枠で囲われた8ピクセルのブロックごとに変換が行われる。そうすると、各々のブロックで対称またはほぼ対称な図形が構成できるので、DCT変換の効率が高くなることが分かる。なお図19乃至図22では、図6の組合せのパターンが垂直方向を軸としてブロックを反転させて組み合わせる場合を説明しているので、垂直方向を軸としてブロックを反転させる場合を説明したが、図6の各パターンについて、90度回転させれば水平方向を軸としてブロックを反転させて組み合わせることも出来る。この場合には図19乃至図22でも同様に90度回転させて水平方向を軸としてブロックを反転させ、二つのブロックを組み合わせるように構成できる。
次に、組となった四つのブロックの画像データが図9に示すような場合、ブロックAとブロックC、ブロックBとブロックDとがほぼ同一である。そうするとブロックAとブロックC、ブロックBとブロックDを組として、それぞれ対称またはほぼ対称が構成できる。つまり図9に示す四つのブロックについて、縦に2つ、横に2つ配置し、そのうち対称またはほぼ対称となり得るブロックを組み合わせるようにする。そしてほぼ同一であるブロックAとブロックC、ブロックBとブロックDとが対称またはほぼ対称になるように、ブロックC、ブロックDを垂直方向または水平方向を軸として反転させる。そうするとこの四つのブロックを用いて図10のようなマクロブロックが生成できる。つまりパターン8乃至パターン10の場合に該当する。なお実際に二つのブロックを組み合わせる処理は、上述の図19乃至図22と同様な処理を二つのブロックの組合せにそれぞれ適用すれば良い。
更に組となった四つのブロックが図11に示すような場合、ブロックA乃至ブロックDはほぼ同一である。そうすると、ブロックAを中心として、ブロックB乃至ブロックDについてそれぞれ対称またはほぼ対称が構成できる。つまり、図10に示す四つのブロックについて縦に2つ、横に2つ配置し、そのうち対称またはほぼ対称となりえるブロックを組み合わせるようにする。そしてほぼ同一であるブロックA乃至ブロックDが対称またはほぼ対称になるように、ブロックBは垂直方向を軸として反転させ、ブロックCは水平方向を軸として反転させ、ブロックDは垂直方向及び水平方向を軸として反転させる。そうするとこの四つのブロックを用いて図12のようなマクロブロックが生成できる。つまりパターン11の場合に該当する。
この場合の四つのブロックの組合せを模式的に図24乃至図28に示す。図24はブロックA乃至ブロックDを示したものであり、共に、縦横が0ピクセルから15ピクセルまでの16ピクセル×16ピクセルである。これをブロックAについて8ピクセル単位で分割したことを模式的に示すのが図25である。ここで、ブロックAと対称またはほぼ対称になるようなブロックB乃至ブロックDを組み合わせてマクロブロックを生成することとなる。なお図24及び図25におけるマトリックスの0から15の数字はピクセルを示しており、図25におけるA1、A2、A3、A4は説明の便宜上、その各ピクセルにおいて表示される画像を示している。
まずサブブロックA1に対する対称またはほぼ対称なブロックB乃至ブロックDの組合せ方を説明する。なおサブブロックA2、A3、A4に対するブロックブロックB乃至ブロックDの組合せ方はサブブロックA1の場合と同様に行える。
サブブロックA1は縦方向のピクセルが0ピクセルから7ピクセルまでで構成されているので、ブロックB乃至ブロックDについても縦方向のピクセルが0ピクセルから7ピクセルまでで処理を行う。まずサブブロックA1について処理を行うと、サブブロックA1は横方向は0ピクセルから7ピクセルまでで構成されている。そうすると、サブブロックA1に対称となるような組合せを生成するためには、サブブロックA1を中心として、その左側にブロックBの横方向のピクセルが3ピクセルから0ピクセルを配置し、サブブロックA1の右側にブロックBの横方向のピクセルが7ピクセルから4ピクセルを配置する。またサブブロックA1の上側にブロックCの横方向のピクセルが0ピクセルから7ピクセル、縦方向のピクセルが3ピクセルから0ピクセルまでを配置し、サブブロックA1の下側にブロックCの横方向のピクセルが0ピクセルから7ピクセル、縦方向のピクセルが7ピクセルから4ピクセルまでを配置する。そして左側のブロックBの上側にはブロックDの横方向のピクセルが3ピクセルから0ピクセル、縦方向のピクセルが3ピクセルから0ピクセルを配置する。そして右側のブロックBの上側にはブロックDの横方向のピクセルが7ピクセルから4ピクセル、縦方向のピクセルが3ピクセルから0ピクセルまでを配置する。また左側のブロックBの下側にはブロックDの横方向のピクセルが3ピクセルから0ピクセル、縦方向のピクセルが7ピクセルから4ピクセルを配置する。更に右側のブロックBの下側にはブロックDの横方向のピクセルが7ピクセルから4ピクセル、縦方向のピクセルが7ピクセルから4ピクセルまでを配置する。これを模式的に示すのが図26である。このようにサブブロックA1を中心として、その上下左右斜めに各ブロックの一部を配置する。
このようなサブブロックの組合せをA2乃至A4についても同様に生成する。それを図27に模式的に示す。図27(a)がサブブロックA2について、図27(b)がサブブロックA3について、図27(c)がサブブロックA4について示している。
サブブロックA1乃至A4の各組合せを一つに組合せたマクロブロックを図28に示す。図28が図6のパターン11における「ABCD」に相当することとなる。
図28について、DCT変換が行われる場合には、図29に示すように、太枠で囲われた8ピクセルのブロックごとに変換が行われる。そうすると、各々のブロックで対称な図形が構成できるので、DCT変換の効率が高くなることが分かる。なお図24乃至図28では、サブブロックA1乃至A4の左右にブロックB、上下にブロックC、ブロックAの斜めにブロックDを配置した場合を示したが、これはブロックBを上下または斜め、ブロックCを左右または斜め、ブロックDを上下または左右に配置しても良い。
以上のように構成することで、パターン11における四つのブロックの組合せが生成できる。
なお四つのブロックが図13に示すような場合、いずれのブロックも異なるものである。してみると、これらで対称またはほぼ対称な組合せを作ることは出来ない。このような場合には図13のような新たなブロックの組合せが生成できるつまりパターン1の場合に該当する。
なお組となった四つのブロックの組合せが11パターンのうちのどれに当てはまるかは、11パターンについて各々組合せを行い、その11パターンのうち、もっともフレームレートの小さいパターンを当該組のパターンとして決定する。なおフレームレートとは、単位時間あたり何度画面が更新されるかを表す指標値である。
つまりS130で一組とした四つのブロックについて、パターン1乃至パターン11の組合せを行い、そのうち最もフレームレートの小さい組合せを、最も良い組合せとして決定する。
この際に各マクロブロックについてどの組合せを行ったのかを示す情報を参照テーブルとして記憶しておく。例えばパターン1の場合には「1」、パターン6の場合には「6」を、各マクロブロック毎に記憶しておく。これを模式的に図15に示す。図15は一つのフレームの組合せ(四つのフレームからなる一つの組)において、どのマクロブロックでどのパターンの組合せが用いられたかを示すことを模式的に示すが、これが各フレームの各マクロブロック毎に記憶されている。
以上のように処理することによって、一組とした四つのフレームの各ブロックについて対称性の高くなるようなマクロブロックが生成できる。
また決定したマクロブロックについて、以前のフレームの組における、同じ位置のマクロブロックとその類似性を判定する(S150)。つまり2組以上、同じような画像が続いている場合には、以前生成したフレームの組のマクロブロックを利用すれば、一層、データ量の削減が図れる。そこでS140で決定したマクロブロックについて、以前のフレームの組における、同じ位置のマクロブロックと類似性を比較して(S160)、類似であればそのマクロブロックについては採用せず(データを捨て)(S170)、類似でなければそのマクロブロックを採用することとする(S180)。ここでマクロブロックの類似性は、ピーク信号対雑音比(PSNR値:Peak Signal-to-Noise Ratio)を各マクロブロックについて算出し、それが予め定められた閾値以上の場合には非類似であるとし、閾値未満の場合には類似であるとして判定する。
また一組としたフレームの各マクロブロックについて、以前のフレームの組における、同じ位置のマクロブロックを使用する場合はそれを示す情報(例えば「0」)、使用しない場合にはそれを示す情報(例えば「1」)を記憶しておく。このような存在テーブルを設けることによって、どのマクロブロックが新しいマクロブロックを使用し、どのマクロブロックが、以前のフレームの組における、同じ位置のマクロブロックを使用しているのか、を判定することが出来る。図16は一つのフレームの組合せ(四つのフレームからなる一つの組)において、各マクロブロックで、新たに生成したマクロブロックを使用しているか(情報「1」)、以前のフレームの組における、同じ位置のマクロブロックを使用しているか、を示している(情報「0」)。
このように決定したマクロブロックについて、類似性の判定を行った結果、採用したマクロブロックについては、順番に出力画像データに埋め込んでいく(S190)。
このような処理を1組のフレームについて行うと、次の1組のフレームについて同様の処理を行い、最終的に元画像データを構成する全てのフレームを処理をするまで繰り返す(S200)。
このようにして出力画像データ生成処理部4は、出力画像データを生成する。そして生成した出力画像データに対して、画像データ圧縮処理部5が通常の圧縮処理(DCT変換を用いた圧縮処理)を行う(S210)。例えばJPEG形式であれば、画像データ圧縮処理部5は、出力画像データ生成処理部4が生成した出力画像データに対してJPEG圧縮を行う。これによって、JPEG圧縮された画像データ(新画像データ)を生成することが出来る。
次に上述の第1の端末1において生成された新画像データを、第2の端末2で表示する場合の処理プロセスを説明する。この概念図を図17に示す。なお第2の端末2は、新画像データを第1の端末1は所定の画像データサーバからダウンロードするなどにより、そのデータを取得する。
取得した新画像データは、第2の端末2の新画像データ読込部6で読み込み、第2の端末2の記憶装置に記憶する。なお新画像データ読込部6は、新画像データのデータの全てを第2の端末2に読み込んだ後に、まとめて画像データ展開処理部7や表示画像データ生成処理部8における処理を実行しても良いし、画像データ展開処理部7や表示画像データ生成処理部8における処理と並行しながら、逐次、新画像データのデータを読み込むように構成しても良い。
このように第2の端末2の記憶装置に記憶した新画像データは、DCT変換を用いた画像形式(上述であればJPEG圧縮されたJPEG画像データ)なので、画像データ展開処理部7は、記憶装置に読み込んだ新画像データを抽出して、抽出した新画像データに対して、通常の展開処理(逆DCT変換を用いた展開処理など)を実行することで、新画像データを展開する。例えば新画像データがJPEG形式のJPEG画像データならば、JPEG圧縮の逆の処理、即ち、コンピュータ端末や携帯端末でJPEG画像データを表示する際と同じ処理を実行する。
このようにして画像データ展開処理部7で展開された画像データ(これを「展開画像データ」という)は、出力画像データと同様の画像データとなる。従ってこのまま第2の端末2の表示装置で表示を行ったとしても、その画像データを第2の端末2のユーザが理解することは出来ない。そこで、画像データ展開処理部7で展開された展開画像データを、第2の端末2のユーザが理解できるような表示画像データ(即ち、元画像データと同じような画像)にする処理を、表示画像データ生成処理部8で行う。
まず存在テーブルには、1組とした各フレームについて、新たに生成したマクロブロックを使用しているか(情報「1」)、以前のフレームの組における、同じ位置のマクロブロックを使用しているか、(情報「0」)の情報が順番に記憶されている。そこで、この存在テーブルを参照することによって、順番に、4フレームを1組として1枚の画像とした場合の画像データ(中間画像データ)を生成する。
展開画像データについて、第1の端末1の出力画像データ生成処理部4で出力画像データとしたマクロブロックの大きさ、上述の例では、各フレームのブロックの大きさが16ピクセル×16ピクセルであり、それを縦に2つ、横に2つのブロックの組み合わせていることから、32ピクセル×32ピクセルの大きさの単位毎に分割する。そして分割した出力画像データについて、その分割したものを順に、存在テーブルで情報「1」が入っている位置の中間画像データの画像とする。例えば、存在テーブルのうち、15番目に情報「1」が入っている位置については、上述の展開画像データを分割した画像のうち、15番目の画像が当該位置の画像に相当し、50番目に情報「1」が入っている位置については、上述の展開画像データを分割した画像のうち、50番目の画像が当該位置の画像に相当する。
また存在テーブルで情報「0」が入っている位置の画像については、それ以前のフレームの組で使用された同じ位置の画像を使用する。従って、前の組から順に処理を行っている場合には、1つ前のフレームの組の同じ位置におけるマクロブロックの画像を、情報「0」が入っている位置のマクロブロックの画像とする。
例えば図16の場合、1組とした四枚のフレームにおける、各マクロブロックで、新たに生成したマクロブロックの画像を使用するか、以前のフレームの組における、同じ位置のマクロブロックの画像を使用するか、を示しているが、この組の場合、左上に位置するマクロブロックの情報は「0」なので、当該組の一つ前のフレームの組の同じ位置におけるマクロブロックの画像を使用することが分かる。そこで、当該組の左上に位置するマクロブロックの画像としては、一つ前のフレームの組の左上に位置するマクロブロックの画像をコピーして、当該位置のマクロブロックの画像とする。
一方、そのマクロブロックの一つ右に位置するマクロブロックの画像としては、図16の存在テーブルの情報では「1」が入っている。この情報「1」が、例えば存在テーブルの最初から数えて253番目であったとすると、当該情報「1」に対応する位置の画像としては、展開画像データを32ピクセル×32ピクセルの大きさで分割した際の、253番目の画像がこの位置の画像となる。
このような処理を行うことで、四つのフレームを1組とした場合の、各組で用いられる中間画像データが生成できる。この場合の中間画像データは、四つのフレームを1組とした場合に、四つのブロックが1組のマクロブロックとして表示されている画像である。従って、これを再生しただけでは、まだユーザが理解できる表示画像データとはならない。
そこで、この中間画像データにおける、四つのフレームを1組とした場合の同じ位置にあるマクロブロックの画像を、四つのフレームの本来の位置に戻す必要がある。
ここで参照テーブルには、1組とした四つのフレームの同じ位置のブロックについて、どのように組み合わせているかを示す情報(図15に示すように、マクロブロックが図6の組合せのどのパターンを使用しているかを示す情報)が記憶されている。そこで、この中間画像データと、参照テーブルとを用いて、どのような組合せであるか、を判定し、それぞれ対応するフレームに戻す。
まず中間画像データを32ピクセル×32ピクセルの大きさ(マクロブロックの大きさ)で分割する。そして参照テーブルに格納されているパターンの情報に基づいて、その32ピクセル×32ピクセルのブロックを再分割して、各ブロックの元のフレームの位置に戻す。これは図19乃至図29の逆の配置を行えばよい。
例えば参照テーブルが図15の場合、一番左上に位置するマクロブロックのパターンは、「1」である。そうすると、当該マクロブロックに対応する四つのブロックの組合せは、パターン1であることが判定できる。この場合には単に四つのブロックが組み合わさっているだけなので、32ピクセル×32ピクセルのブロックの組合せを、16ピクセル×16ピクセルのブロックに4分割し、左上のブロックはフレームA(組の四つのフレームのうちの最初のフレーム)、右上のブロックはフレームB(組の四つのフレームのうちの2番目のフレーム)、左下のブロックはフレームC(組の四つのフレームのうちの3番目のフレーム)、右下のブロックはフレームD(組の四つのフレームのうちの最後のフレーム)に戻す。
同様に、図15の最上段の行の左から3番目に位置するマクロブロックのパターンは「3」である。そうすると、当該マクロブロックに対応する四つのブロックの組合せは、パターン3であることが分かる。この場合は32ピクセル×32ピクセルの大きさのうち、上半分のピクセルについてはブロックAとブロックCの組合せ、下半分はそれぞれ左側にブロックBを、右側にブロックDを配置したものである。従って、上半分については図19乃至図22の逆の処理を行うことで、ブロックAとブロックCを元のフレームA、フレームCに戻し、ブロックBとブロックDについては下半分のピクセルのうち、横方向に16ピクセル目で分割することで、左側をブロックBのフレームB、右側をブロックDのフレームDとして戻す。
このように四つのフレームについて1組とした場合の、各フレームの画像(表示画像データ)を生成することが出来る。これによってこの表示画像データを連続的に再生することで、元画像データと同じような画像データを、第2の端末2の表示装置で表示でき、第2の端末2のユーザはそれを見ることが出来る。
上述の一連の画像処理システムのマクロブロック生成部における、マクロブロック判定処理、つまり一組とした四つのブロックをどのようなパターンで組み合わせたらよいのかを判定する処理については、上述のようにパターン1からパターン11まで組み合わせた上で、もっともフレームレートの小さいパターンを当該組のパターンとして決定しても良いが、ほかの方法を用いることも出来る。ほかの方法を用いたマクロブロック判定処理について、説明する。このマクロブロック判定処理では、PSNR値(ピーク信号対雑音比)を用いる。
まず一組とした四つのブロック、ブロックA、ブロックB、ブロックC、ブロックDについて、二つのブロックの組み合わせを各々作り、その組み合わせにおけるPSNR値を各々算出する。つまり、ブロックAとブロックB(組み合わせ1)、ブロックAとブロックC(組み合わせ2)、ブロックAとブロックD(組み合わせ3)、ブロックBとブロックC(組み合わせ4)、ブロックBとブロックD(組み合わせ5)、ブロックCとブロックD(組み合わせ6)の組み合わせを作り、各々の組み合わせについて、PSNR値を算出する。そして各組み合わせのPSNR値が所定の閾値未満(または所定の閾値以下(以下、同様))であるかを判定する。このマクロブロック判定処理を模式的に図30に示す。
全ての組み合わせ(組み合わせ1から組み合わせ6)のPSNR値が所定の閾値以上(または閾値より大きい(以下、同様))の場合には、パターン1を採用することを決定する。
また全ての組み合わせのPSNR値が所定の閾値未満の場合には、パターン11を採用することを決定する。
また一つの組み合わせのPSNR値のみが所定の閾値未満であって、他の組み合わせのPSNR値は所定の閾値以上の場合には、所定の閾値未満となった組み合わせで、パターン2からパターン7のうち、該当する組み合わせパターンを採用することを決定する。例えば組み合わせ3(ブロックAとブロックD)のPSNR値が所定の閾値以下であり、それ以外の組み合わせのPSNR値が所定の閾値より大きい場合には、ブロックAとブロックDが類似していると考えられるので、パターン4を採用することを決定する。
また二つ以上の組み合わせ(但し全ての組み合わせは除く)のPSNR値が所定の閾値未満であって、他の組み合わせのPSNR値は所定の閾値以上の場合には、まず所定の閾値未満となった組み合わせにおいて、各組み合わせを構成するブロックが重ならないような二つの組み合わせがあるかを判定する。そしてその組み合わせがある場合には、その二つの組み合わせで、パターン8からパターン10のうち、該当する組み合わせを採用することを決定する。例えば組み合わせ1(ブロックAとブロックB)、組み合わせ3(ブロックAとブロックD)、組み合わせ6(ブロックCとブロックD)の三つの組み合わせのPSNR値が所定の閾値未満となった場合には、組み合わせ1と組み合わせ6とで、各々ブロックが重ならないような組み合わせが二つ出来る。この場合には組み合わせ1と組み合わせ6で、パターン8を採用することを決定する。
また例えば組み合わせ1(ブロックAとブロックB)、組み合わせ3(ブロックAとブロックD)、組み合わせ4(ブロックBとブロックC)、組み合わせ6(ブロックCとブロックD)のPSNR値が所定の閾値未満となった場合には、組み合わせ1と組み合わせ6、組み合わせ3と組み合わせ4で各々組み合わせが重ならないような組み合わせが出来る。この場合、パターン8、パターン10のいずれかを採用することとなるが、この場合には、PSNR値が小さくなる方を採用する。例えば組み合わせ1と組み合わせ6の各々のPSNR値を加算し、組み合わせ3と組み合わせ4の各々のPSNR値を加算し、加算したPSNR値を比較して、加算したPSNR値が低くなった方の組み合わせを採用することを決定しても良いし、組み合わせ1、組み合わせ3、組み合わせ4、組み合わせ6のうち、もっとも低いPSNR値を含む組み合わせを優先して、それを選択しても良い。例えば組み合わせ3がもっとも低いPSNR値の場合には、組み合わせ3と組み合わせ4、つまりパターン10を採用することを決定する。
更に、二つ以上の組み合わせのPSNR値が所定の閾値未満であって、他の組み合わせのPSNR値は所定の閾値以上の場合であって、所定の閾値未満となった組み合わせにおいて、各組み合わせを構成するブロックが重ならないような二つの組み合わせがあるかの判定の結果、それがない場合には、もっとも低いPSNR値を含む組み合わせで、パターン2からパターン7のうち該当するパターンを採用することを決定する。例えば組み合わせ1(ブロックAとブロックB)、組み合わせ2(ブロックAとブロックC)、組み合わせ4(ブロックBとブロックC)のPSNR値が所定の閾値未満となった場合に、これらの組み合わせを構成するブロックが重ならないような二つの組み合わせを作ることは出来ない。その為、この三つの組み合わせのうち、もっともPSNR値が小さくなる組み合わせを採用することを決定する。例えば組み合わせ2がもっともPSNR値が小さい場合には、パターン3を採用することを決定する。
以上のように、一組とした四つのブロックの組み合わせの組み合わせパターンを決定するマクロブロック判定処理としても良い。これによって、従来のように11パターンの組み合わせを行わなくても良くなり、処理時間の短縮に繋がる。
このような処理は、PSNR値は二つの画像の類似性の判定に用いることが出来るので、この値が所定閾値以下であればその二つの画像は類似していると考えられることに起因している。
本発明の画像処理システムを用いることによって、DCT変換を用いる画像形式のデータ量の削減を実現する一方、画質の劣化が起こりにくい画像処理システムが可能となる。これによって、処理能力が高くないコンピュータ端末や携帯端末であっても、画像データの処理を容易に行うことが出来る。例えば携帯端末で従来よりも高画質の動画像データを再生することも可能となる。
更に、本願発明の他の特徴としては、DCT変換を用いた画像形式、例えばJPEG形式やMPEG形式をサポートしている端末に本願発明を組み込むだけで圧縮率の高い画像データを利用することが出来ることになる点である。つまり全く新しい画像形式で圧縮率を高めた場合、コンピュータ端末や携帯端末がその画像形式をサポートしていないと使用することができない。そして画像形式の普及には極めて多大な労力が必要とされる。しかし本願発明では、従来より普及しているDCT変換を用いた画像形式で更に圧縮率を向上させているので、ほぼ全てのコンピュータ端末や携帯端末で、本願発明の機能をプラグインなどにより組み込めば、利用可能とすることができる。
本発明を用いて出力画像データを生成して、出力画像データに通常の圧縮処理して新画像データを生成することを示す概念図である。 本発明のシステム構成の一例を示す図である。 本発明の出力画像データを生成する処理の処理プロセスの一例を示すフローチャートである。 フレームをブロックに分割したことを模式的に示す図である。 四つのフレームを1組として、同じ位置にある四つのブロックを1組とすることを模式的に示す図である。 1組としたマクロブロックのパターンを模式的に示す図である。 パターン2乃至パターン7の場合を模式的に示す図である。 パターン2乃至パターン7の場合に四つのブロックを組合わせて生成されるマクロブロックを模式的に示す図である。 パターン8乃至パターン10の場合を模式的に示す図である。 パターン8乃至パターン10の場合に四つのブロックを組合わせて生成されるマクロブロックを模式的に示す図である。 パターン11の場合を模式的に示す図である。 パターン11の場合に四つのブロックを組合わせて生成されるマクロブロックを模式的に示す図である。 パターン1の場合を模式的に示す図である。 パターン1の場合に四つのブロックを組合わせて生成されるマクロブロックを模式的に示す図である。 参照テーブルを模式的に示す図である。 存在テーブルを模式的に示す図である。 本発明を用いて新画像データに通常の展開処理をして展開画像データを生成して、それに本発明の処理を行うことにより表示画像データを生成することを示す概念図である。 二つのブロックの組合せを模式的に示す図である。 ブロックA及びブロックDを模式的に示す図である。 ブロックAがサブブロックA1乃至A4に分割された状態を模式的に示す図である。 サブブロックA1、A2に、ブロックDを対称またはほぼ対称になるように組み合わせた状態を模式的に示す図である。 サブブロックA1乃至A4に、ブロックDを対称またはほぼ対称になるように組み合わせた状態を模式的に示す図、及びパターン4の場合のマクロブロックを模式的に示す図である。 図22(a)についてDCT変換が行われる場合に、分割される状態を模式的に示す図である。 ブロックA乃至ブロックDを模式的に示す図である。 ブロックAがサブブロックA1乃至A4に分割された状態を模式的に示す図である。 サブブロックA1に、ブロックB乃至ブロックDを対称またはほぼ対称になるように組み合わせた状態を模式的に示す図である。 サブブロックA2乃至A4に、ブロックB乃至ブロックDを対称またはほぼ対称になるように組み合わせた状態を模式的に示す図である。 パターン11の場合のマクロブロックを模式的に示す図である。 図28についてDCT変換が行われる場合に、分割される状態を模式的に示す図である。 マクロブロック判定処理のほかの方法を模式的に示す図である。
符号の説明
1:第1の端末
2:第2の端末
3:元画像データ読込部
4:出力画像データ生成処理部
5:画像データ圧縮処理部
6:新画像データ読込部
7:画像データ展開処理部
8:表示画像データ生成処理部

Claims (11)

  1. DCT変換の効率を向上させる出力画像データを生成する出力画像データ生成処理部を有する画像処理システムであって、
    前記出力画像データ生成処理部は、
    処理対象となった元画像データを構成するフレームを所定数毎に一組として抽出するフレーム抽出部と、
    前記フレームにおける画像を、所定の大きさのブロックに分割する分割部と、
    前記一組としたフレームにおける、同じ位置にある各ブロックを一組として、それらのブロックの画像を組み合わせてマクロブロックの画像を生成するマクロブロック生成部と、
    前記マクロブロックの画像を埋め込むことにより出力画像データを生成する出力画像データ生成部と、を有しており、
    前記マクロブロック生成部は、
    前記一組とした各ブロックについて、対称性が高くなるように該ブロックの画像を組み合わせて前記マクロブロックを生成する、
    ことを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記マクロブロック生成部は、更に、
    前記一組とした各ブロックについて、二つのブロックごとのピーク信号対雑音比を算出し、算出したピーク信号対雑音比を用いて、最適なパターンの組み合わせを判定し、そのパターンの画像をマクロブロックの画像として生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記マクロブロック生成部は、更に、
    前記一組とした各ブロックについて、予め定められた組み合わせのパターンに応じて、各ブロックの画像を組み合わせ、その中から対称性について最適な組み合わせのパターンの画像をマクロブロックの画像として生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  4. 前記出力画像データ生成部は、更に、
    前記生成したマクロブロックと、該マクロブロックのフレームの組の前のフレームの組における、同じ位置のマクロブロックとの類似性を判定し、非類似と判定した場合には前記生成したマクロブロックの画像を出力画像データとして埋め込む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  5. 前記類似性の判定は、各マクロブロックのピーク信号対雑音比を算出し、それが予め定められた閾値以上の場合には非類似であるとし、閾値未満の場合には類似であると判定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理システム。
  6. DCT変換の効率を向上させる出力画像データを生成する出力画像データ生成処理部を有する画像処理システムであって、
    前記出力画像データ生成処理部は、
    処理対象となった動画像データを構成するフレームについて四枚毎に一組として抽出するフレーム抽出部と、
    前記フレームにおける画像を、所定の大きさのブロックに分割する分割部と、
    前記一組とした四枚のフレームにおける、同じ位置にある各ブロックを一組とし、各一組とした四つのブロックについて、対称性の判定を行うための、予め定められた組み合わせのパターンに応じて、各ブロックの画像を組み合わせ、そのフレームレートのもっとも小さいパターンのブロックの組み合わせの画像を、所定の大きさのマクロブロックの画像として生成するマクロブロック生成部と、
    前記生成したマクロブロックで用いた組み合わせのパターンを識別する情報を、各マクロブロックごとに参照テーブルに格納する参照テーブル処理部と、
    前記生成したマクロブロックと、該マクロブロックのフレームの組の前のフレームの組における、同じ位置のマクロブロックとの類似性を判定し、非類似と判定した場合には前記生成したマクロブロックの画像を順に埋め込むことにより出力画像データを生成する出力画像データ生成部と、
    各マクロブロックについて、該マクロブロックのフレームの組の前のフレームの組の同じ位置のマクロブロックの画像を使用するか否かを示す情報を、各マクロブロックごとに存在テーブルに格納する存在テーブル処理部と、
    を有することを特徴とする画像処理システム。
  7. 前記組み合わせのパターンとして、
    四つのブロックをそのまま組み合わせるパターンと、四つのブロックのうちの二つのブロックについて、一つのブロックを基準として他の一つのブロックをそれに反転するように組み合わせ、四つのブロックのうちの他の二つのブロックはそのまま組み合わせるパターンと、四つのブロックを二つのブロックに組として分けて、各組の二つのブロックについて、一つのブロックを基準として他の一つのブロックをそれに反転するように組み合わせるパターンと、四つのブロックのうち、一つのブロックを基準として他のブロックがそれに反転するように組み合わせるパターンと、のうちいずれか一以上を含む、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理システム。
  8. DCT変換の効率を向上させる出力画像データを生成する出力画像データ生成処理部を有する画像処理システムであって、
    前記出力画像データ生成処理部は、
    処理対象となった動画像データを構成するフレームについて四枚毎に一組として抽出するフレーム抽出部と、
    前記フレームにおける画像を、所定の大きさのブロックに分割する分割部と、
    前記一組とした四枚のフレームにおける、同じ位置にある各ブロックを一組とし、各一組とした四つのブロックについて、二つのブロックごとのピーク信号対雑音比を算出し、算出したピーク信号対雑音比を用いて、最適な組み合わせのパターンを判定し、そのパターンの画像をマクロブロックの画像として生成するマクロブロック生成部と、
    前記生成したマクロブロックで用いた組み合わせのパターンを識別する情報を、各マクロブロックごとに参照テーブルに格納する参照テーブル処理部と、
    前記生成したマクロブロックと、該マクロブロックのフレームの組の前のフレームの組における、同じ位置のマクロブロックとの類似性を判定し、非類似と判定した場合には前記生成したマクロブロックの画像を順に埋め込むことにより出力画像データを生成する出力画像データ生成部と、
    各マクロブロックについて、該マクロブロックのフレームの組の前のフレームの組の同じ位置のマクロブロックの画像を使用するか否かを示す情報を、各マクロブロックごとに存在テーブルに格納する存在テーブル処理部と、を有しており、
    前記マクロブロック生成部は、
    前記一組とした各ブロックについて、対称性が高くなるように該ブロックの画像を組み合わせて前記マクロブロックを生成する、
    ことを特徴とする画像処理システム。
  9. 前記マクロブロック生成部は、
    各二つのブロックの組み合わせで算出したピーク信号対雑音比について、
    いずれの組み合わせにおいてもピーク信号対雑音比が所定の条件を満たさない場合には、四つのブロックをそのまま組み合わせるパターンで組み合わせることを判定し、
    いずれの組み合わせにおいてもピーク信号対雑音比が所定の条件を満たす場合には、四つのブロックのうち、一つのブロックを基準として他のブロックがそれに反転するように組み合わせるパターンで組み合わせることを判定し、
    一つの組み合わせにおいてピーク信号対雑音比が所定の所定の条件を満たす場合には、四つのブロックのうちの二つのブロックについて、一つのブロックを基準として他の一つのブロックをそれに反転するように組み合わせ、四つのブロックのうちの他の二つのブロックはそのまま組み合わせるパターンで組み合わせることを判定し、
    二つ以上の組み合わせにおいてピーク信号対雑音比が所定の所定の条件を満たす場合には、条件を満たした二つのブロックの組み合わせのうち、それらにおいて各ブロックが重ならないような二つのブロックの組み合わせがあるか否かを判定し、それがある場合には、四つのブロックを二つのブロックに組として分けて、各組の二つのブロックについて、一つのブロックを基準として他の一つのブロックをそれに反転するように組み合わせるパターンで組み合わせることを判定し、
    前記条件を満たした二つのブロックの組み合わせのうち、それらにおいて各ブロックが重ならないような二つのブロックの組み合わせがあるか否かを判定し、それがない場合には、四つのブロックのうちの二つのブロックについて、一つのブロックを基準として他の一つのブロックをそれに反転するように組み合わせ、四つのブロックのうちの他の二つのブロックはそのまま組み合わせるパターンで組み合わせることを判定する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像処理システム。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の画像処理システムにおいて生成された出力画像データに対して、DCT変換を用いた画像形式により生成された新画像データを表示するための表示画像データ生成処理部を有する画像処理システムであって、
    前記表示画像データ生成処理部は、
    前記新画像データが前記画像形式の通常の展開方法により展開された展開画像データを、所定のマクロブロックの大きさに分割するマクロブロック分割部と、
    前記展開画像データについて分割した画像に基づいて、各フレームの組ごとに、マクロブロックの画像を含む中間画像データを生成する中間画像データ生成部と、
    各フレームの組の中間画像データを、所定のマクロブロックの大きさに分割し、分割されたマクロブロックの大きさの画像を、元のフレームの位置に戻すことにより、各組のフレームの画像を生成するフレーム画像生成部と、
    前記生成したフレームの画像を順番に並べることで表示画像データを生成する表示画像データ生成部と、
    を有することを特徴とする画像処理システム。
  11. 請求項6乃至請求項9に記載の画像処理システムにおいて生成された出力画像データに対して、DCT変換を用いた画像形式により生成された新画像データを表示するための表示画像データ生成処理部を有する画像処理システムであって、
    前記表示画像データ生成処理部は、
    前記新画像データが前記画像形式の通常の展開方法により展開された展開画像データを、所定のマクロブロックの大きさに分割するマクロブロック分割部と、
    前記展開画像データについて分割した画像に基づいて、前記存在テーブルを参照することにより、以前のフレームの組の同じ位置のマクロブロックの画像を使用するか否かを判定して、使用していない場合には前記展開画像データにおいて分割した画像を順に、該マクロブロックの位置における画像とし、使用している場合には以前のフレームの組の同じ位置のマクロブロックの画像を、該マクロブロックの位置における画像とすることにより、中間画像データを生成する中間画像データ生成部と、
    各フレームの組の中間画像データを、所定のマクロブロックの大きさに分割し、前記参照テーブルを参照することにより、該マクロブロックの組み合わせのパターンを判定し、そのパターンに応じて該分割されたマクロブロックの大きさの画像を、元のフレームの位置に戻すことにより、各組のフレームの画像を生成するフレーム画像生成部と、
    前記生成したフレームの画像を順番に並べることで表示画像データを生成する表示画像データ生成部と、
    を有することを特徴とする画像処理システム。
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