JP3895353B2 - 厚膜用ネガ型ホトレジスト組成物、ホトレジスト膜およびこれを用いたバンプ形成方法 - Google Patents
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Description
第1の態様は、(A)ノボラック樹脂、(B)可塑剤、(C)架橋剤、および(D)酸発生剤を含有する、膜厚5〜100μmのホトレジスト膜を形成するための厚膜用ネガ型ホトレジスト組成物であって、
(B)成分は、ビニルメチルエーテルポリマーまたはビニルエチルエーテルポリマーであって、その重量平均分子量は、10,000〜200,000であり、
(C)成分は、アルコキシメチル化メラミン樹脂であることを特徴とする厚膜用ネガ型ホトレジスト組成物である。
第2の態様は、(A)成分がアルカリ可溶性ノボラック樹脂であることを特徴とする第1の態様の厚膜用ネガ型ホトレジスト組成物である。
第3の態様は、アルコキシメチル化メラミン樹脂がメトキシメチル化メラミン樹脂、エトキシメチル化メラミン樹脂、プロポキシメチル化メラミン樹脂およびブトキシメチル化メラミン樹脂から選ばれた少なくとも一種であることを特徴とする第1または2の態様の厚膜用ネガ型ホトレジスト組成物である。
第4の態様は、 (D)成分がトリアジン化合物であることを特徴とする第1〜3のいずれかの態様の厚膜用ネガ型ホトレジスト組成物である。
第5の態様は、本発明の厚膜用ネガ型ホトレジスト組成物を基材上に塗布、乾燥してなる膜厚5〜100μmのホトレジスト膜である。
第6の態様は、 電子部品の基板上に、本発明の厚膜用ネガ型ホトレジスト組成物を塗布し、得られた塗膜に所定のパターンのマスクを介して放射線照射し、加熱し、現像し、次いでメッキ処理を行うことを特徴とするバンプ形成方法である。
(A)ノボラック樹脂
本発明に用いられる(A)ノボラック樹脂は、好ましくはアルカリ可溶性のものである。このような(A)ノボラック樹脂は、例えばフェノール性水酸基を持つ芳香族化合物(以下、単に「フェノール類」という)とアルデヒド類とを酸触媒下で付加縮合させることにより得られる。この際使用されるフェノール類としては、例えばフェノール、o−クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾール、o−エチルフェノール、m−エチルフェノール、p−エチルフェノール、o−ブチルフェノール、m−ブチルフェノール、p−ブチルフェノール、2,3−キシレノール、2,4−キシレノール、2,5−キシレノール、2,6−キシレノール、3,4−キシレノール、3,5−キシレノール、2,3,5−トリメチルフェノール、3,4,5−トリメチルフェノール、pーフェニルフェノール、レゾルシノール、ヒドロキノン、ヒドロキノンモノメチルエーテル、ピロガロール、フロログリシノール、ヒドロキシジフェニル、ビスフェノールA、没食子酸、没食子酸エステル、α−ナフトール、β−ナフトール等が挙げられる。またアルデヒド類としては、例えばホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、フルフラール、ベンズアルデヒド、ニトロベンズアルデヒド、アセトアルデヒド等が挙げられる。付加縮合反応時の触媒として、特に限定されるものではないが例えば酸触媒では、塩酸、硝酸、硫酸、蟻酸、蓚酸、酢酸等が使用される。(A)ノボラック樹脂の重量平均分子量はとくに制限されないが、5,000〜30,000が好ましい。上記(A)成分は(A)〜(D)成分の総量100重量部に対して50〜95重量部、好ましくは65〜80重量部の範囲で含有することができる。(A)成分が50重量部未満では、耐メッキ液性、バンプ形状、剥離性が低下することがあり好ましくなく、95重量部を超えると現像時に現像不良を起こすことがあり好ましくない。
本発明で使用される架橋剤(以下(C)成分という)としては、アミノ化合物、例えばメラミン樹脂、尿素樹脂、グアナミン樹脂、グリコールウリル−ホルムアルデヒド樹脂、スクシニルアミド−ホルムアルデヒド樹脂、エチレン尿素−ホルムアルデヒド樹脂等を用いることができるが、特にアルコキシメチル化メラミン樹脂やアルコキシメチル化尿素樹脂等のアルコキシメチル化アミノ樹脂等が好適に使用できる。前記アルコキシメチル化アミノ樹脂は、例えば、沸騰水溶液中でメラミンまたは尿素をホルマリンと反応させて得た縮合物を、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール類でエーテル化させ、次いで反応液を冷却して析出させることで製造できる。前記アルコキシメチル化アミノ樹脂としては、具体的にメトキシメチル化メラミン樹脂、エトキシメチル化メラミン樹脂、プロポキシメチル化メラミン樹脂、ブトキシメチル化メラミン樹脂、メトキシメチル化尿素樹脂、エトキシメチル化尿素樹脂、プロポキシメチル化尿素樹脂、ブトキシメチル化尿素樹脂等が挙げられる。前記アルコキシメチル化アミノ樹脂は単独、または2種以上を組合わせて用いることができる。特にアルコキシメチル化メラミン樹脂は、放射線の照射量の変化に対するレジストパターンの寸法変化量が小さく安定したレジストパターンを形成できて好ましい。中でも、メトキシメチル化メラミン樹脂、エトキシメチル化メラミン樹脂、プロポキシメチル化メラミン樹脂およびブトキシメチル化メラミン樹脂が好適である。
本発明で用いられる酸発生剤(以下(D)成分という)としては、光により直接若しくは間接的に酸を発生する化合物であれば特に限定されないが、具体的には、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[2−(2−フリル)エテニル]−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[2−(5−メチル−2−フリル)エテニル]−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[2−(5−エチル−2−フリル)エテニル]−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[2−(5−プロピル−2−フリル)エテニル]−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[2−(3,5−ジメトキシフェニル)エテニル]−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[2−(3,5−ジエトキシフェニル)エテニル]−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[2−(3,5−ジプロポキシフェニル)エテニル]−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[2−(3−メトキシ−5−エトキシフェニル)エテニル]−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[2−(3−メトキシ−5−プロポキシフェニル)エテニル]−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[2−(3,4−メチレンジオキシフェニル)エテニル]−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス−トリクロロメチル−6−(3−ブロモ−4メトキシ)フェニル−s−トリアジン、2,4−ビス−トリクロロメチル−6−(2−ブロモ−4メトキシ)フェニル−s−トリアジン、2,4−ビス−トリクロロメチル−6−(2−ブロモ−4メトキシ)スチリルフェニル−s−トリアジン、2,4−ビス−トリクロロメチル−6−(3−ブロモ−4メトキシ)スチリルフェニル−s−トリアジン、2‐(4‐メトキシフェニル)‐4,6‐ビス(トリクロロメチル)‐1,3,5‐トリアジン、2‐(4‐メトキシナフチル)‐4,6‐ビス(トリクロロメチル)‐1,3,5‐トリアジン、2‐[2‐(2‐フリル)エテニル]‐4,6‐ビス(トリクロロメチル)‐1,3,5‐トリアジン、2‐[2‐(5‐メチル‐2‐フリル)エテニル]‐4,6‐ビス(トリクロロメチル)‐1,3,5‐トリアジン、2‐[2‐(3,5‐ジメトキシフェニル)エテニル]‐4,6‐ビス(トリクロロメチル)‐1,3,5‐トリアジン、2‐[2‐(3,4‐ジメトキシフェニル)エテニル]‐4,6‐ビス(トリクロロメチル)‐1,3,5‐トリアジン、2‐(3,4‐メチレンジオキシフェニル)‐4,6‐ビス(トリクロロメチル)‐1,3,5‐トリアジン、トリス(1,3‐ジブロモプロピル)‐1,3,5‐トリアジン、トリス(2,3‐ジブロモプロピル)‐1,3,5‐トリアジン等のハロゲン含有トリアジン化合物およびトリス(2,3‐ジブロモプロピル)イソシアヌレート等の下記の一般式で表されるハロゲン含有トリアジン化合物;
(1)塗膜の形成:上述のように調製した組成物の溶液を所定の配線パターンを有する基板上に厚さ5μm〜100μm、好ましくは20〜40μmで塗布し、加熱により溶媒を除去することによって所望の塗膜を形成する。被処理基板上への塗布方法としては、スピンコート法、ロールコート法、スクリーン印刷法、アプリケーター法などの方法を採用することができる。本発明の組成物の塗膜のプレベーク条件は、組成物中の各成分の種類、配合割合、塗布膜厚などによって異なるが、通常は70〜130℃で、好ましくは80〜120℃で、2〜60分間程度である。
(2)放射線照射:得られた塗膜に所定のパターンのマスクを介して、放射線、例えば波長が300〜500nmの紫外線または可視光線を照射することにより、バンプを形成する配線パターン部分のみを露光させる。これらの放射線の線源として、低圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドランプ、アルゴンガスレーザーなどを用いることができる。ここで放射線とは、紫外線、可視光線、遠紫外線、X線、電子線などを意味する。放射線照射量は、組成物中の各成分の種類、配合量、塗膜の膜厚などによって異なるが、例えば超高圧水銀灯使用の場合、100〜2000mJ/cm2である。
(3)加熱:露光後、公知の方法を用いて加熱する。
(4)現像:放射線照射後の現像方法としては、アルカリ性水溶液を現像液として用いて、不要な部分を溶解、除去し、放射線未照射部分のみ溶解除去させる。現像液としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、アンモニア水、エチルアミン、n−プロピルアミン、ジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミン、トリエチルアミン、メチルジエチルアミン、ジメチルエタノールアミン、トリエタノールアミン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、ピロール、ピペリジン、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン、1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]−5−ノナンなどのアルカリ類の水溶液を使用することができる。また上記アルカリ類の水溶液にメタノール、エタノールなどの水溶性有機溶媒や界面活性剤を適当量添加した水溶液を現像液として使用することもできる。現像時間は、組成物各成分の種類、配合割合、組成物の乾燥膜厚によって異なるが、通常1〜30分間であり、また現像の方法は液盛り法、ディッピング法、パドル法、スプレー現像法などのいずれでも良い。現像後は、流水洗浄を30〜90秒間行い、エアーガンなどを用いて風乾させたり、オーブン中で乾燥させる。
合成例1
m−クレゾールとp−クレゾールを重量比60:40の割合で混合し、これにホルマリンを加え、シュウ酸触媒を用いて常法により縮合してクレゾールノボラック樹脂を得た。この樹脂に対して分別処理を施し、低分子領域をカットして重量平均分子量15000のアルカリ可溶性ノボラック樹脂を得た。この樹脂を(A)ノボラック樹脂とする。
合成例2
攪拌装置、還流器、温度計、滴下槽のついたフラスコを窒素置換した後、溶媒としてプロピレングリコールメチルエーテルアセテートを200g仕込み、攪拌を始めた。その後、溶剤の温度を80℃まで上昇させた。滴下槽に重合溶媒として2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.5g、2−メトキシエチルアクリレート130g、ベンジルメタクリレート50.0g、アクリル酸20.0gを仕込み、重合開始剤(和光純薬社製、商品名V−65)が溶解するまで攪拌した後、この溶液をフラスコ内に3時間均一滴下し、引き続き80℃で5時間重合を行った。その後、室温まで冷却し、アクリル樹脂を得た。この樹脂を(B)アルカリ可溶性アクリル樹脂とする。
(A)ノボラック樹脂75部、(B)アルカリ可溶性アクリル樹脂15部、(C)架橋剤としてヘキサメトキシメチル化メラミン(三和ケミカル社製商品名ニカラックMw−100)10部、(D)下記式で示される酸発生剤0.3部をプロピレングリコールメチルエーテルアセテート150部の溶剤に溶解した後、孔径1.0μmのメンブレンフィルターを用いてろ過し、ネガ型ホトレジスト組成物を調製した。該組成物を用いて下記に示す特性評価を行った。結果を表1に示す。
(A)ノボラック樹脂70部、(B)アルカリ可溶性アクリル樹脂20部を用いた以外は参考例1と同様の操作によりネガ型ホトレジスト組成物を調製した。該組成物を用いて下記に示す特性評価を行った。結果を表1に示す。
(A)ノボラック樹脂80部、(B)アルカリ可溶性アクリル樹脂10部を用いた以外は参考例1と同様の操作によりネガ型ホトレジスト組成物を調製した。該組成物を用いて下記に示す特性評価を行った。結果を表1に示す。
(B)可塑剤にエチルビニルエーテルを触媒存在下、気相高温高圧重合反応することで得られるアルカリ可溶性ビニルエチルエーテルポリマー15部を用いた以外は参考例1と同様の操作によりネガ型ホトレジスト組成物を調整した。該組成物を用いて下記に示す特性評価を行った。結果を表1に示す。
(B)可塑剤にメチルビニルエーテルを触媒存在下、気相高温高圧重合反応することで得られるアルカリ可溶性ビニルメチルエーテルポリマー15部を用いた以外は参考例1と同様の操作によりネガ型ホトレジスト組成物を調整した。該組成物を用いて下記に示す特性評価を行った。結果を表1に示す。
(B)成分を使用しない以外は参考例1と同様の操作によりネガ型ホトレジスト組成物を調整した。該組成物を用いて下記に示す特性評価を行った。結果を表2に示す。
(C)架橋剤、および(D)酸発生剤を用いず、公知の光反応開始剤、すなわち下記化学式(1)で表される化合物1モルに対して1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニルクロリド2モルを反応させた光反応開始剤15部を用いた以外は参考例1と同様の操作によりネガ型ホトレジスト組成物を調整した。該組成物を用いて下記に示す特性評価を行った。結果を表2に示す。
相溶性
前記ネガ型ホトレジスト組成物を室温にて12時間混合、攪拌し、攪拌直後および攪拌後12時間経過後の溶解状態を目視にて観察した。分散状態を下記の評価基準で判定した。
○:12時間攪拌後に組成物が、均一に分散することが目視で確認された。
△:12時間攪拌後に組成物が、均一に分散するが長時間静置により相分離した。
×:12時間攪拌後に組成物が、均一に分散していない。
5インチの金スパッタリングウェーハ上にスピンナーを用いて、前記ネガ型ホトレジスト組成物を1000rpmにて25秒間塗布した後、110℃で6分間ホットプレート上で加熱した。形成されたフィルム面を目視で観察し、塗布性を下記の評価基準で判定した。
〇:得られた塗膜にムラがなく均一である。
×:得られた塗膜にピンホールやはじき等のムラがある。
5インチのシリコンウエハー上にスピンナーを用いて、前記ネガ型ホトレジスト組成物を1000rpmにて25秒間塗布した後、110℃で6分間ホットプレート上でプレベークし、膜厚約20μmの塗膜を形成した。次に、解像度測定用のパターンマスクを介して、ステッパー(Ultratech社製、Saturn Spectrum 3Wafer Stepper)を用いて一枚の塗布基板を分割し、それぞれを200〜2000mJ/cm2の範囲で段階的に紫外線露光を行った。露光後、110℃で6分間加熱し、これを、現像液(商品名PMERシリーズ、P−7G、東京応化社製)で現像した。この後、流水洗浄し、窒素ブローしてパターン状硬化物を得た。これを顕微鏡で観察し、解像性を下記の評価基準で判定した。
○:5μm角のホールパターンが上記いずれかの露光量で解像し、残渣が認められない場合。
×:5μm角のホールパターンが解像していない、または、残渣が認められた場合。
「現像・解像性評価」で得られたパターン状硬化物を有する基板を試験体として、酸素プラズマでアッシング処理後、ノンシアン系亜硫酸金メッキ液に70℃で90分間浸漬し、流水洗浄し、被処理試験体を得た。光学顕微鏡または電子顕微鏡を用いて、被処理試験体上に形成されたバンプとパターン状硬化物の状態を観察し、パターン状硬化物のメッキ液に対する耐性、形成されたパンプの形状、パターン状硬化物のメッキ処理工程に対する耐性を下記の評価基準で判定した。
〇:形成されたバンプとパターン状硬化物の状態に特に変化が無く良好。
×:パターン状硬化物にクラックや膨らみや欠けが生じる、またはパターン状硬化物の表面が荒れている。
「耐メッキ性評価」と同様の操作で被処理試験体を得、形成されたバンプとパターン状硬化物の状態を光学顕微鏡または電子顕微鏡を用いて観察し、形成されたバンプの形状を下記の評価基準で判定した。
○:バンプの形状がパターン状硬化物に依存(追随)し、良好。
×:パンプの形状がパターン状硬化物に依存せず、膨らみが生じている。
「現像・解像性評価」で得られたパターン状硬化物を有する基板を試験体として、室温にて攪拌中の剥離液(東京応化製ストリッパー710)に5分間浸漬した後、流水洗浄してパターン状硬化物を剥離し、目視観察あるいは光学顕微鏡で観察し下記の基準で評価した。
〇:パターン状硬化物の残渣が認められない。
×:パターン状硬化物の残渣が認められた。
5インチのシリコンウエハー上に、前記のネガ型ホトレジスト組成物の約40μmの塗膜を形成し、解像度測定用のパターンマスクを介して、ステッパー(Ultratech社製、Saturn Spectrum 3 Wafer Stepper)を用いて一枚の塗布基板を分割し、それぞれを200〜10000mJ/cm2の範囲で段階的に紫外線露光を行った。これを、現像液(商品名PMERシリーズ、P−7G、東京応化社製)で現像した。この後、流水洗浄し、窒素ブローしてパターン状硬化物を得た。これを顕微鏡で観察し、5μm角のホールパターンが解像し、残渣が認められない露光量を測定した。
Claims (6)
- (A)ノボラック樹脂、(B)可塑剤、(C)架橋剤、および(D)酸発生剤を含有する、膜厚5〜100μmのホトレジスト膜を形成するための厚膜用ネガ型ホトレジスト組成物であって、
(B)成分は、ビニルメチルエーテルポリマーまたはビニルエチルエーテルポリマーであって、その重量平均分子量は、10,000〜200,000であり、
(C)成分は、アルコキシメチル化メラミン樹脂であることを特徴とする厚膜用ネガ型ホトレジスト組成物。 - (A)成分がアルカリ可溶性ノボラック樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の厚膜用ネガ型ホトレジスト組成物。
- アルコキシメチル化メラミン樹脂がメトキシメチル化メラミン樹脂、エトキシメチル化メラミン樹脂、プロポキシメチル化メラミン樹脂およびブトキシメチル化メラミン樹脂から選ばれた少なくとも一種であることを特徴とする請求項1または2に記載の厚膜用ネガ型ホトレジスト組成物。
- (D)成分がトリアジン化合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の厚膜用ネガ型ホトレジスト組成物。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の厚膜用ネガ型ホトレジスト組成物を基材上に塗布、乾燥してなる膜厚5〜100μmのホトレジスト膜。
- 電子部品の基板上に、請求項1〜4のいずれか一項に記載の厚膜用ネガ型ホトレジスト組成物を塗布し、得られた塗膜に所定のパターンのマスクを介して放射線照射し、加熱し、現像し、次いでメッキ処理を行うことを特徴とするバンプ形成方法。
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