JP3892124B2 - 復水の脱塩処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、復水の脱塩処理方法に係わるものであり、さらに詳しくは、アミン系蒸気復水系防食剤を含有するボイラーの復水の脱塩処理の改良方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
火力発電所あるいは原子力発電所においては、ボイラー或いは原子炉ないしは蒸気発生器等により直接的又は間接的に蒸気を発生させ、その蒸気で蒸気タービンを駆動させて発電をし、その後その蒸気は冷却し凝縮させて復水とした後、その復水を脱塩処理した後再び加熱してボイラー等へ給水し循環利用することが繰り返されている。その場合、復水の脱塩処理は、通常、強酸性陽イオン交換樹脂と強塩基性陰イオン交換樹脂とからなる混床式イオン交換樹脂床に通水することにより行われている。
【0003】
近年、ボイラーの高圧化運転に伴いボイラー及び周辺配管等の腐食により生ずる微量の不純物が混入するのを防止するために、ボイラー給水系にアミン系の蒸気復水系防食剤が添加使用されるようになった。
ところが、給水系にこのアミン系蒸気復水系防食剤を使用したボイラーの復水を上述の混床式イオン交換樹脂床に通水して脱塩処理する操作を繰り返し行う中に、脱塩処理の初期の段階には高純度の復水が得られるが、次第に復水の純度が低下し復水の回収率が徐々に低下していく問題があった。そのため、交換能の低下した陰・陽イオン交換樹脂の再生処理の頻度を増すことが求められたり、場合によっては通常の再生処理ではイオン交換機能を十分に再生できない現象も見出された。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、給水系にアミン系蒸気復水系防食剤を使用するボイラー等の復水の脱塩処理に関し上述の欠点を解決し、長期間安定して操作するための改良方法を提供するものである。
本発明者等は、アミン系蒸気復水系防食剤を使用したボイラーの復水脱塩処理について鋭意検討を加えた結果、復水中に含まれているアミン系蒸気復水系防食剤は、復水の冷却・加熱が長時間繰り返されることに伴なってボイラーでの加熱工程で繰り返し高温に処され、その過程において一部がアミノ基及びカルボキシル基を有する有機酸を生成すること、また、混床中の強塩基性陰イオン交換樹脂はこれらの有機酸によって汚染を受け易く、しかも一旦この汚染を受けた強塩基性陰イオン交換樹脂は再生工程時に強酸性陽イオン交換樹脂の再生剤にも汚染されやすくなることを知見した。
この知見に基づき更に検討を加えた結果、特定の構成からなる混床式イオン交換樹脂床にアミン系蒸気復水系防食剤を含む復水を通水して脱塩処理を行えば上述の問題点が解決されることを見出し本発明に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、アミン系蒸気復水系防食剤を含有するボイラーの復水を脱塩処理する方法であって、下記1)〜3)の工程を有することを特徴とする復水の脱塩処理方法を要旨とするものである。
1)該復水を強酸性陽イオン交換樹脂、強塩基性陰イオン交換樹脂及び該強酸性陽イオン交換樹脂の比重と該強塩基性陰イオン交換樹脂の比重との中間の比重を有し、且つイオン交換基を有しない多孔性不活性合成樹脂粒からなる混床式イオン交換樹脂床に通水して脱塩処理する通液工程
2)通水処理後の混床式イオン交換樹脂床を強塩基性陰イオン交換樹脂からなる上層、多孔性不活性合成樹脂粒からなる中層、強酸性陽イオン交換樹脂層からなる下層に成層分離する成層分離工程
3)強塩基性陰イオン交換樹脂からなる上層をアルカリ水溶液により、強酸性陽イオン交換樹脂層からなる下層は鉱酸水溶液によりそれぞれ再生し、各再生廃液は多孔性不活性合成樹脂粒からなる中層の中間付近に埋設されている再生廃液排出管より排出する再生工程
【0006】
【発明の実施の態様】
以下、本発明の実施の態様を図面を用いて説明する。図1は本発明方法を実施するための脱塩処理器であるイオン交換塔1中の混床式イオン交換樹脂床の縦断面略図であり、陰・陽各イオン交換樹脂及び粒状不活性合成樹脂が成層分離された状態(樹脂の再生時)を示している。混床式イオン交換樹脂床は、脱塩処理時には陰・陽の各イオン交換樹脂及び不活性合成樹脂は、イオン交換塔内で均一に混合した状態で使用されているので、再生に際しイオン交換塔1には強塩基性陰イオン交換樹脂層2、不活性合成樹脂層3及び強酸性陽イオン交換樹脂層4が形成される。
【0007】
混床式イオン交換樹脂床を構成する陰・陽各イオン交換樹脂は、通常、復水の脱塩処理に使用されている市販のイオン交換樹脂のなかから適宜選んで使用することが出来る。強酸性陽イオン交換樹脂としては、例えば、ダイヤイオン(三菱化学(株)登録商標)SK1BN、PK228、PK228L、アンバーセップ(ローム アンド ハース(株)登録商標)200、デュオライトC−26TR等が挙げられる。強塩基性陰イオン交換樹脂としては、例えば、ダイヤイオン(三菱化学(株)登録商標),SA10A、SA10BN,PA312、PA316、PA312L、アンバーセップ(ローム アンド ハース(株)登録商標)900、デュオライトA−161C等が挙げられる。
本発明では、これらの陰・陽各イオン交換樹脂のなかでも多孔性の芳香族架橋共重合体を母体骨格とするイオン交換樹脂を使用するのが有効である。
【0008】
本発明の混床式イオン交換樹脂床に使用される粒状不活性合成樹脂は、イオン交換基を有しない化学的、物理的に安定な小粒状の合成樹脂であって、使用に際し、上記強塩基性陰イオン交換樹脂の比重と強酸性陽イオン交換樹脂の比重との中間の比重を有するものが選択される。これらの小粒状樹脂は、スチレン、(メタ)アクリル酸エステル等のビニル単量体をジビニルベンゼン、グリシジルメタクリレート等の架橋剤を用いて懸濁共重合することにより得られる粒状共重合体或いはこれらを化学的に修飾した粒状共重合体である。本発明では、これらの粒状樹脂のうち、合成吸着剤といわれる多孔性樹脂を用いるのが好ましい。粒状不活性合成樹脂は、通常その粒径は300〜1200μm,比重は1.05〜1.15であり、イオン交換樹脂と均一に混合充填できるものが好ましい。
【0009】
本発明の不活性合成樹脂粒は、その比重が混床を構成する強塩基性陰イオン交換樹脂と強酸性陽イオン交換樹脂のそれぞれの比重の中間に位置するように選定することが必須である。この不活性合成樹脂粒の使用量は、再生工程時に図1に示すように陽イオン交換樹脂層と陰イオン交換樹脂層との間に中間層を形成するのに必要な量であればよく、必要以上に多く使用すると、徒にイオン交換塔の規模が大きくなり、他方少なすぎると、陰・陽イオン交換樹脂層の界面が十分乖離されないので好ましくない。通常、中間層の層高として10〜50cm,好ましくは15〜30cmとなる程度であれば良い。
【0010】
復水の脱塩処理を行う通液工程では、これらの各層を混合状態にした混合樹脂床に復水を通液して脱塩処理を行う。
この通液工程では、復水を管9から上部分散管8を経てイオン交換塔1に導入する。導入された復水は混合樹脂床により脱塩処理され、底部の集液管5から管14を経て流出し、再びボイラーに供給される。
通水工程は管14から流出する復水の純度が低下し、所定の値に達し採水できなくなった時、あるいは所定量の復水を通水した時点で復水の通水を停止し終了する。
【0011】
ついで、イオン交換機能が低下した陰・陽イオン交換樹脂を再生するために混合樹脂床の分離工程が行われるが、この分離工程の前工程として、スクラビング工程が採用されることがある。この工程は、復水に同伴してイオン交換塔1内に持ち込まれ、混合樹脂床の表層部に付着した懸濁物を剥離除去するために行う。
スクラビングは再生剤注入管7及び管11よりイオン交換塔に残留する復水を排出した後、管13、下部集液管5より加圧空気及び復水を複数回、断続的に注入して混合樹脂床を過激に流動させた後、下部集液管5、管14より塔内に残留する復水と共に剥離された懸濁物の一部を排出することにより行われる。
【0012】
このスクラビング工程が終了すると管13、下部集液管5より逆洗水として復水を混合樹脂床が流動する流速で導入し、上部分散管8、管10より逆洗水に剥離した懸濁物を同伴させ塔外に排出すると同時に流動展開させながら混合樹脂床を上部から強塩基性陰イオン交換樹脂層2、不活性樹脂層3、強酸性陽イオン交換樹脂層4に展開分離した後、沈静させ成層分離工程を行う。
成層分離工程が完了すると強塩基性陰イオン交換樹脂層2には水酸化ナトリウム等のアルカリ水溶液を再生剤注入管7より注入し、強酸性陽イオン交換樹脂床4には塩酸、硫酸等の鉱酸水溶液を下部集水管5より注入しそれぞれ再生する。各再生廃液は不活性樹脂層3の中間位付近に埋設されている再生廃液排出管6、管7より排出することにより再生工程を行った後、各樹脂層には管9、及び分散管8から洗浄水を供給して水洗を行い、その後下部集液管5から加圧空気の吹き込み等により再び各樹脂層を混合して混合樹脂床を形成させた後、復水の通水工程に供される。
【0013】
本発明方法において使用されるアミン系防食剤は、一般にボイラーや伝熱管の腐食防止のために使用されているアミン系防食剤から適宜選択することができる。
具体的には、モルフォリン、シクロヘキシルアミン、エタノールアミン、ジメチルアミン、3−メトキシプロピルアミン、5−アミノペンタノール等の一級又は2級アミンが挙げられ、これらは一種または二種以上混合使用することもできる。
アミン系防食剤は、その種類によっても異なるが、通常、復水中に0.5〜3.0ppm程度添加して用いられる。
【0014】
図2に陰・陽各イオン交換樹脂の成層分離状態で示した従来の混床式イオン交換樹脂床を用いて、アミン系防食剤を使用したボイラーの復水の脱塩処理を行った場合に何故に処理した復水の純度が低下し回収率も低下するかは明確ではないが、下記の理由によると思われる。
すなわち、アミン系防食剤が復水中に長時間滞留して加熱・冷却を繰り返す間にその一部がアミノ基とカルボキシル基を有する両性の有機酸に変成し、この有機酸が陰・陽両イオン交換樹脂を有機物汚染し、特に強塩基性陰イオン交換樹脂は汚染を受けやすく、しかもこの汚染物は通常の再生処理では除去し難い。そして、有機物汚染を受けた強塩基性陰イオン交換樹脂は、強塩基性陰イオン交換樹脂の表面に吸着した有機酸が弱塩基性陰イオン交換樹脂に類似した挙動を示すと思われ、その結果、イオン交換性能が低下し、サイクルが増加するに従い復水の純度が低下するものと推察される。
【0015】
更に、有機物汚染された強塩基性陰イオン交換樹脂は、混床式イオン交換樹脂床の再生工程時に強酸性陽イオン交換樹脂の再生剤である鉱酸溶液と接触すると鉱酸成分を吸着し、それらの成分が復水の通水工程中に徐々に漏洩するので、このことが復水の純度が向上しない一因と思われる。そのため、再生工程においては強塩基性陰イオン交換樹脂には再生剤である鉱酸溶液を接触させないことが望まれるが、従来の混床式イオン交換樹脂床では図2に示すように、成層分離工程後には強塩基性陰イオン交換樹脂層と強酸性陽イオン樹脂層とは分離界面で接触しているため、続く再生工程では強塩基性陰イオン交換樹脂の一部が鉱酸溶液に接触・汚染されることになり高純度の復水を安定して得ることができないのである。
【0016】
本発明方法においては、不活性合成樹脂粒を用いた混床式イオン交換樹脂床を採用することにより、再生工程時には陰・陽イオン交換樹脂層の間に一定の層高を有する不活性樹脂層が形成されているので,陰・陽イオン交換樹脂は互いに他の再生剤液により汚染されることなく再生できるので高純度の復水を安定して得ることができる。そして、粒状の不活性合成樹脂は、合成吸着剤としての性能を有する多孔性樹脂であるので、復水の通水工程においてアミン系防食剤から生ずる微量の両性有機酸が吸着され、イオン交換樹脂、とりわけ強塩基性陰イオン交換樹脂が有機酸により汚染されるのを防止することができ、復水の高純度維持に寄与するものと考えられるのである。また、不活性合成樹脂粒は、疎水性であるので、陰・陽イオン交換樹脂層の中間位置で両イオン交換樹脂の再生剤である酸あるいはアルカリ溶液と接触することにより不活性樹脂に吸着した有機物は溶離され、再生廃液とともに排出される利点も有するのである。
【0017】
【実施例】
以下に本発明を実施例により説明するが、本発明はその要旨を超えない限りこれら実施例に限定されるものではない。
【0018】
実施例1
図1に示すような混床式イオン交換樹脂床において、内径1400mm,直胴部2500mmのイオン交換塔に強塩基性陰イオン交換樹脂ダイヤイオン(三菱化学株式会社 登録商標)PA312M 725リットル、不活性樹脂ダイヤイオンPS20R 250リットル、強酸性陽イオン交換樹脂ダイヤイオンPK228L 725リットルを充填した。
次に、イオン交換塔の下部集液管より復水を18.5m3/hの上向流で15分間導入して、強塩基性陰イオン交換樹脂層、不活性樹脂層、強酸性陽イオン交換樹脂層の三層に展開分離した後、復水の導入を停止して5分間イオン交換樹脂を沈静させ、成層分離した。
【0019】
再生廃液排出管は、不活性樹脂層のほぼ中央部に設置した。成層分離後の強塩基性陰イオン交換樹脂層には苛性ソーダ溶液を再生剤液注入管より通薬し、再生廃液排出管より排出することにより、又強酸性陽イオン交換樹脂層には塩酸溶液を下部集液管より通薬し、再生廃液排出管より排出することにより各イオン交換樹脂層の再生を行った。再生条件は下記表−1の条件で行った。
【0020】
【表1】
【0021】
再生後、水洗を行い下部集液管より加圧空気を導入して各樹脂層を混合して混床式イオン交換樹脂床を形成させた。
次にこの混床式樹脂床に、100kgf/cm2、520℃級ボイラーの給水系でアミン系防食剤としてシクロヘキシルアミンを1〜2ppm使用したところの表−2に示す組成を有する復水を、67m3/h(LV=44m/h)で2950m3通水し復水の脱塩処理を行った。上述の混床式イオン交換樹脂床の再生と復水の脱塩処理のサイクルを繰り返し行い、1サイクル目及び10サイクル目の復水脱塩処理の際の処理された復水の電気伝導度の経時変化を図3に示した。
【0022】
【表2】
【0023】
比較例1
実施例1と同じサイズで図2に示すようなイオン交換塔に強塩基性陰イオン交換樹脂ダイヤイオンPA312M 850リットル、強酸性陽イオン交換樹脂ダイヤイオンPK228L 850リットルを充填した。
イオン交換塔の底部集水管より復水を実施例1と同様の条件にて通水し、沈静させ、強塩基性陰イオン交換樹脂層及び強酸性陽イオン交換樹脂層に成層分離した。
強塩基性陰イオン交換樹脂層と強酸性陽イオン交換樹脂層の境界面は再生廃液排出管の位置にあった。成層分離後の各イオン交換樹脂層を実施例1と同様の方法及び条件で再生を行い、その後混床式イオン交換樹脂床を形成させた。
【0024】
次に、実施例1に用いたのと同じ復水を通水して脱塩処理を行った後、再生を行うサイクルを繰り返した。その際の運転条件は実施例1と同様とし、1サイクル目及び10サイクル目の処理された復水の電気伝導度の経時変化を図4に示した。
図3及び図4に示す結果から、本発明方法によれば安定して高純度の復水が得られることが明らかである。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したごとく、アミン系蒸気復水防食剤を使用したボイラーの復水を脱塩処理を行うにあたり、本発明のように従来の混床式イオン交換樹脂床に、特定の性能を有する不活性合成樹脂を加えた混床式イオン交換樹脂床を形成し、これらを用いて脱塩処理を行えば、復水の純度を低下させることなく安定した処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す実施態様の混床式イオン交換樹脂床の縦断面略図で、陰・陽イオン交換樹脂及び不活性樹脂の各樹脂層の層形成状態を示す。
【図2】従来の混床式イオン交換樹脂床の縦断面略図で、陰・陽イオン交換樹脂の各樹脂層の層形成状態を示す。
【図3】実施例1の復水の脱塩処理水における電気伝導度の経時変化を示すグラフである。図中、縦軸は処理水の電気伝導度を、横軸は通水時間を表す。
【図4】比較例1の復水の脱塩処理水における電気伝導度の経時変化を示すグラフである。図中、縦軸は処理水の電気伝導度を、横軸は通水時間を表す。
【符号の説明】
1 イオン交換塔
2 強塩基性陰イオン交換樹脂層
3 不活性樹脂層
4 強酸性陽イオン交換樹脂層
5 下部集液管
6 再生廃液排出管
7 再生剤注入管
8 上部分散管
9、10、11、12、13、14 配管
Claims (3)
- アミン系蒸気復水系防食剤を含有するボイラーの復水を脱塩処理する方法であって、下記1)〜3)の工程を有することを特徴とする復水の脱塩処理方法。
1)該復水を強酸性陽イオン交換樹脂、強塩基性陰イオン交換樹脂及び該強酸性陽イオン交換樹脂の比重と該強塩基性陰イオン交換樹脂の比重との中間の比重を有し、且つイオン交換基を有しない多孔性不活性合成樹脂粒からなる混床式イオン交換樹脂床に通水して脱塩処理する通液工程
2)通水処理後の混床式イオン交換樹脂床を強塩基性陰イオン交換樹脂からなる上層、多孔性不活性合成樹脂粒からなる中層、強酸性陽イオン交換樹脂層からなる下層に成層分離する成層分離工程
3)強塩基性陰イオン交換樹脂からなる上層をアルカリ水溶液により、強酸性陽イオン交換樹脂層からなる下層は鉱酸水溶液によりそれぞれ再生し、各再生廃液は多孔性不活性合成樹脂粒からなる中層の中間付近に埋設されている再生廃液排出管より排出する再生工程 - アミン系蒸気復水系防食剤がモルフォリン、シクロヘキシルアミン、エタノールアミン、ジメチルアミン、3−メトキシプロピルアミン及び5−アミノペンタノールから選ばれる少なくとも一種の一級又は2級アミンである請求項1記載の復水の脱塩処理方法。
- 粒状不活性合成樹脂が芳香族系架橋共重合体からなる多孔性合成樹脂粒であることを特徴とする請求項1又は2に記載の復水の脱塩処理方法。
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