JP3889304B2 - ナビゲーション装置及びetcナビゲーションシステム - Google Patents

ナビゲーション装置及びetcナビゲーションシステム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ETC車載器に接続されるナビゲーション装置と、ETC車載器及びナビゲーション装置が接続されたETCナビゲーションシステムとに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、有料道路において、マイクロ波を応用した路車間狭域通信としてETCシステム(Electronic Toll Collection System)が実用化され、サービスの拡大が期待されている。
【0003】
従来、車両に搭載されてETCシステムに使用されるETC車載器として、図17に示すようなものが知られている。
【0004】
図17において、有料道路の図示していないコンピュータシステムから有料道路の料金所に設置された図示していない路側アンテナを介して課金に関する情報が送信されると、ETC車載器900はアンテナ910を介して路側アンテナから送信された情報を受信する。
【0005】
ETC車載器900は、アンテナ910で情報を受信すると、受信した情報を、無線部920においてCPU(Central Processing Unit)930で使用できるように信号処理した後、CPU930に出力する。
【0006】
CPU930は、無線部920から出力された情報に基づいて、例えば、有料道路のコンピュータシステムから課金された金額を、ETC用のIC(Integrated Circuit)カードであり、ETC車載器900に挿入された図示していないETCカードに記録することができる。
【0007】
また、有料道路のコンピュータシステムは、ETC車載器900に挿入されたETCカードに課金した金額が正常に記録されたかなどを検出する必要があるので、ETC車載器900からも有料道路のコンピュータシステムに課金に関する情報が送信される。
【0008】
より詳細に説明すると、ETC車載器900は、CPU930で有料道路のコンピュータシステムに送信する情報を生成し、生成した情報を、無線部920においてアンテナ910で送信できるように信号処理した後、アンテナ910を介して有料道路のコンピュータシステムに送信する。
【0009】
以上のような有料道路のコンピュータシステムとの通信によって、ETC車載器900のCPU930は、有料道路のコンピュータシステムから課金された金額や、ETCシステムに対応したETC車線からETCシステムを利用して有料道路内に入ったか否かということなどの課金に関する情報を処理することができる。
【0010】
また、CPU930は、アンテナ910や無線部920などのETC車載器900の各構成が正常に動作しているか否かということや、ETC車載器900にETCカードが挿入されているか否かということを診断することもできる。
【0011】
したがって、ETC車載器900は、上述した課金に関する情報や各種診断結果などを、図示していない表示装置による表示出力、図示していないスピーカによる音声出力、或いは、表示装置による表示出力及びスピーカによる音声出力の双方によって、利用者に知らせることができる。
【0012】
なお、ETC車載器900は、外部インターフェイス部940及び信号入出力端子950を介して図示していない外部機器と接続することができ、外部インターフェイス部940及び信号入出力端子950を介して入力された外部機器からの要求に応じて、上述した課金に関する情報や各種診断結果などを外部インターフェイス部940及び信号入出力端子950を介して外部機器に出力することもできる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のETC車載器900においては、有料道路の出口における利用者の負担が比較的大きいという問題があった。
【0014】
以下、より詳細に説明する。
【0015】
有料道路の利用者は、有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して有料道路内に入った場合、有料道路の出口においてもETC車線を選択すればETCシステムを利用して有料道路外に出ることができるが、有料道路の出口においてETCシステムに対応していない非ETC車線を誤って選択してしまったときは、料金所の係員にETCカードを渡して課金してもらうなどしなければならず、ETCシステムを利用して有料道路外に出ることができない。
【0016】
また、有料道路の利用者は、有料道路の入口において非ETC車線から通行券を取って有料道路内に入った場合、有料道路の出口においても非ETC車線から有料道路外に出なければならず、有料道路の出口においてETC車線を誤って選択してしまったときは、エラーとなって料金所の遮断機が上がらないので通行することができない。
【0017】
換言すると、入口においてETC車線から入った利用者は、ETC車載器がETCシステムを利用可能な状態であるとき、出口においてもETC車線を選択することが、出口において非ETC車線を選択する場合と比較して負担が小さいし、入口において非ETC車線から入った利用者は、出口においても非ETC車線を選択することが、出口においてETC車線を選択する場合と比較して負担が小さい。
【0018】
しかしながら、従来のETC車載器900の利用者は、自ら車線案内表示板や標識などを注意深く確認することによって、有料道路の出口において車線を選択しなければならず、有料道路の出口において車線案内表示板や標識などを確認する負担が比較的大きかった。
【0019】
また、従来のETC車載器900の利用者は、例えば自分が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して有料道路内に入ったか否かを忘れてしまうなどして、有料道路の出口において負担の大きい車線を選択してしまうことがあった。
【0020】
また、従来のETC車載器900の利用者は、有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入って、有料道路の出口においてETC車線を選択して有料道路外に出る場合、有料道路内(例えば、サービスエリアなど)でETC車載器900の電源を切ったり、ETC車載器900からETCカードを抜き取ったりしたことを忘れてしまうと、出口でETCシステムを利用する際に慌ててETC車載器900の電源を入れたり、ETC車載器900にETCカードを入れたりしなければならず、負担が比較的大きくなることがあった。
【0021】
そこで、本発明は、有料道路の出口における利用者の負担を従来と比較して軽減することができるナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムを提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のナビゲーション装置は、車両に搭載されてETCシステムに使用されるETC車載器と通信を行う通信手段と、前記車両の位置を検出する位置検出手段と、前記車両の目的地を設定する目的地設定手段と、前記位置検出手段で検出された前記位置に基づいて、前記目的地設定手段で設定された前記目的地までの経路を案内する案内手段と、警告を行う警告手段とを備え、前記通信手段は、前記ETC車載器から、前記車両が有料道路にETCシステムを利用して入った状態であるか否かという入状態情報と、前記ETC車載器がETCシステムを利用可能な状態であるか否かという車載器状態情報とを取得し、前記警告手段は、前記通信手段で取得した前記入状態情報が、前記車両が前記有料道路にETCシステムを利用して入った状態であるという情報であり、前記通信手段で取得した前記車載器状態情報が、前記ETC車載器がETCシステムを利用可能な状態ではないという情報である場合に警告を行い、前記案内手段は、前記経路上の前記有料道路の出口に、ETCシステムに対応したETC車線と、ETCシステムに対応していない非ETC車線とが有る場合、前記車両を、前記ETC車線及び前記非ETC車線のうち前記通信手段で取得した前記入状態情報に基づいた車線に誘導するにあたって、前記警告手段によって警告が行われ始めてから所定の期間が経過した後に、前記通信手段で取得した前記車載器状態情報が、前記ETC車載器がETCシステムを利用可能な状態ではないという情報であれば、前記車両を前記非ETC車線に誘導する構成を有している。
【0023】
この構成により、本発明のナビゲーション装置は、有料道路にETCシステムを利用して入ったか否かに基づいて、有料道路の出口において、ETC車線及び非ETC車線のうち利用者にとって負担の小さい車線に誘導することができるので、利用者は、自分が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して有料道路内に入ったか否かを忘れてしまっても良いし、有料道路の出口において車線を選択する際に、車線案内表示板や標識などを注意深く確認しなくても良い。また、上記構成により、本発明のナビゲーション装置は、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入ったにも拘らず、ETC車載器の電源が切られたり、ETC車載器からETCカードが抜き取られたりして、ETC車載器がETCシステムを利用可能な状態ではない場合、利用者に警告を行うことができるとともに、所定の期間の警告を行った後でも依然としてETC車載器がETCシステムを利用可能な状態ではないときに、車両を非ETC車線に誘導することができるので、ETCシステムを利用可能な状態ではない場合に、車両をETC車線に誘導してしまうことを防止することができる。したがって、本発明のナビゲーション装置は、従来のナビゲーション装置と比較して、有料道路の出口における利用者の負担を軽減することができる。
【0030】
また、本発明のナビゲーション装置は、前記位置検出手段で検出された前記位置に基づいて、前記車両の現在の位置から前記案内手段によって案内される前記経路上の前記有料道路の出口までの距離を算出する距離算出手段を備え、前記警告手段は、前記通信手段で取得した前記入状態情報が、前記車両が前記有料道路にETCシステムを利用して入った状態であるという情報であり、前記通信手段で取得した前記車載器状態情報が、前記ETC車載器がETCシステムを利用可能な状態ではないという情報であり、前記距離算出手段によって算出された前記距離が所定の距離以内である場合に警告を行う構成を有している。
【0031】
この構成により、本発明のナビゲーション装置は、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入ったにも拘らず、ETC車載器の電源が切られたり、ETC車載器からETCカードが抜き取られたりして、ETC車載器がETCシステムを利用可能な状態ではない場合、例えば有料道路の出口に比較的近くなる前に比較的余裕を持って利用者に警告を行うことができるとともに、所定の期間の警告を行った後でも依然としてETC車載器がETCシステムを利用可能な状態ではないときに、車両を非ETC車線に誘導することができるので、ETCシステムを利用可能な状態ではない場合に、車両をETC車線に誘導してしまうことを防止することができる。したがって、本発明のナビゲーション装置は、従来のナビゲーション装置と比較して、有料道路の出口における利用者の負担を軽減することができる。
【0038】
また、本発明のナビゲーション装置は、前記通信手段で取得した前記入状態情報を記憶する記憶手段を備え、前記案内手段は、前記通信手段で取得した前記入状態情報として、前記記憶手段によって記憶された前記入状態情報を使用する構成を有している。
【0039】
この構成により、本発明のナビゲーション装置は、ETC車載器の電源が切られるなどしてETC車載器がETCシステムを利用可能な状態ではないときでも、記憶手段によって記憶された情報に基づいて誘導を行うことができる。したがって、本発明のナビゲーション装置は、従来のナビゲーション装置と比較して、有料道路の出口における利用者の負担を軽減することができる。
【0040】
また、本発明のナビゲーション装置は、前記警告手段は、前記通信手段で取得した前記入状態情報として、前記記憶手段によって記憶された前記入状態情報を使用する構成を有している。
【0041】
この構成により、本発明のナビゲーション装置は、ETC車載器の電源が切られるなどしてETC車載器がETCシステムを利用可能な状態ではないときでも、記憶手段によって記憶された情報に基づいて誘導及び警告を行うことができる。したがって、本発明のナビゲーション装置は、従来のナビゲーション装置と比較して、有料道路の出口における利用者の負担を軽減することができる。
【0042】
また、本発明のナビゲーション装置は、前記通信手段で取得した前記入状態情報を記憶する記憶手段を備え、前記警告手段は、前記通信手段で取得した前記入状態情報として、前記記憶手段によって記憶された前記入状態情報を使用する構成を有している。
【0043】
この構成により、本発明のナビゲーション装置は、ETC車載器の電源が切られるなどしてETC車載器がETCシステムを利用可能な状態ではないときでも、記憶手段によって記憶された情報に基づいて警告を行うことができる。したがって、本発明のナビゲーション装置は、従来のナビゲーション装置と比較して、有料道路の出口における利用者の負担を軽減することができる。
【0044】
また、本発明のETCナビゲーションシステムは、ナビゲーション装置と、前記車両に搭載されてETCシステムに使用され、前記ナビゲーション装置の前記通信手段と通信を行うETC車載器とを備える構成を有している。
【0045】
この構成により、本発明のETCナビゲーションシステムは、有料道路にETCシステムを利用して入ったか否かに基づいて、有料道路の出口において、ETC車線及び非ETC車線のうち利用者にとって負担の小さい車線に誘導することができるので、利用者は、自分が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して有料道路内に入ったか否かを忘れてしまっても良いし、有料道路の出口において車線を選択する際に、車線案内表示板や標識などを注意深く確認しなくても良い。また、上記構成により、本発明のETCナビゲーションシステムは、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入ったにも拘らず、ETC車載器の電源が切られたり、ETC車載器からETCカードが抜き取られたりして、ETC車載器がETCシステムを利用可能な状態ではない場合、利用者に警告を行うことができるとともに、所定の期間の警告を行った後でも依然としてETC車載器がETCシステムを利用可能な状態ではないときに、車両を非ETC車線に誘導することができるので、ETCシステムを利用可能な状態ではない場合に、車両をETC車線に誘導してしまうことを防止することができる。したがって、本発明のETCナビゲーションシステムは、従来のETCナビゲーションシステムと比較して、有料道路の出口における利用者の負担を軽減することができる。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0047】
(第1の実施の形態)
【0048】
まず、第1の実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成について説明する。
【0049】
図1及び図2において、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100は、車両に搭載されてETCシステムに使用されるETC車載器200と、本実施の形態に係るナビゲーション装置300と、ETC車載器200及びナビゲーション装置300を接続する接続ケーブル400とを備えている。
【0050】
ナビゲーション装置300は、図1に示すように、ETC車載器200(図2参照)と通信を行う通信手段としての信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321と、車両の位置を検出する位置検出手段としての位置検出部322と、車両の目的地を設定する目的地設定手段としての目的地設定部323と、位置検出部322で検出された位置に基づいて、目的地設定部323で設定された目的地までの経路を案内する案内手段としての案内部324とを備えている。
【0051】
そして、外部インターフェイス部321、位置検出部322、目的地設定部323及び案内部324は、ナビゲーション装置300の本体部320を構成している。
【0052】
なお、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321は、ETC車載器200(図2参照)から、車両が有料道路にETCシステムを利用して入った状態であるか否かという入状態情報を取得し、案内部324は、経路上の有料道路の出口に、ETCシステムに対応したETC車線と、ETCシステムに対応していない非ETC車線とが有る場合、車両を、ETC車線及び非ETC車線のうち信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報に基づいた車線に誘導するようになっている。
【0053】
また、ナビゲーション装置300は、案内部324から出力される情報を表示出力する表示装置330と、案内部324から出力される情報を音声出力するスピーカ340とを備えている。
【0054】
また、図2に示すように、ETC車載器200は、有料道路の料金所に設置された図示していない路側アンテナから送信された情報を受信したり、路側アンテナに情報を送信したりするアンテナ210と、アンテナ210で受信した情報や、アンテナ210で送信する情報を信号処理する無線部220と、無線部220から出力された情報に基づいて動作したり、有料道路の図示していないコンピュータシステムに送信する情報を生成したりするCPU230と、CPU230における課金に関する情報や各種診断結果などを表示出力する図示していない表示装置と、CPU230における課金に関する情報や各種診断結果などを音声出力する図示していないスピーカと、接続ケーブル400を介してナビゲーション装置300に接続する外部インターフェイス部240及び信号入出力端子250とを備えている。
【0055】
次に、本実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの動作について説明する。
【0056】
まず、ETC車載器200の動作について説明する。
【0057】
有料道路のコンピュータシステムから有料道路の料金所に設置された路側アンテナを介して課金に関する情報が送信されると、ETC車載器200はアンテナ210を介して路側アンテナから送信された情報を受信する。
【0058】
ETC車載器200は、アンテナ210で情報を受信すると、受信した情報を、無線部220においてCPU230で使用できるように信号処理した後、CPU230に出力する。
【0059】
CPU230は、無線部220から出力された情報に基づいて、例えば、有料道路のコンピュータシステムから課金された金額を、ETC車載器200に挿入された図示していないETCカードに記録することができる。
【0060】
また、有料道路のコンピュータシステムは、ETC車載器200に挿入されたETCカードに課金した金額が正常に記録されたかなどを検出する必要があるので、ETC車載器200からも有料道路のコンピュータシステムに課金に関する情報が送信される。
【0061】
より詳細に説明すると、ETC車載器200は、CPU230で有料道路のコンピュータシステムに送信する情報を生成し、生成した情報を、無線部220においてアンテナ210で送信できるように信号処理した後、アンテナ210を介して有料道路のコンピュータシステムに送信する。
【0062】
以上のような有料道路のコンピュータシステムとの通信によって、ETC車載器200のCPU230は、有料道路のコンピュータシステムから課金された金額や、入状態情報(即ち、ETCシステムに対応したETC車線からETCシステムを利用して有料道路内に入ったか否かということ)などの課金に関する情報を処理することができる。
【0063】
また、CPU230は、アンテナ210や無線部220などのETC車載器200の各構成が正常に動作しているか否かということや、ETC車載器200にETCカードが挿入されているか否かということを診断することもできる。
【0064】
したがって、ETC車載器200は、上述した課金に関する情報や各種診断結果などを、図示していない表示装置による表示出力、図示していないスピーカによる音声出力、或いは、表示装置による表示出力及びスピーカによる音声出力の双方によって、利用者に知らせることができる。
【0065】
次に、ナビゲーション装置300の動作について説明する。
【0066】
ナビゲーション装置300の案内部324は、利用者が目的地設定部323で目的地を設定すると、位置検出部322で検出された位置に基づいて、表示装置330での表示出力や、スピーカ340での音声出力によって、目的地設定部323で設定された目的地までの経路を案内する。
【0067】
そして、案内部324は、図3に示すように、位置検出部322で検出された位置に基づいて、車両の現在の位置が有料道路内であるか否かを判断し(ステップS501)、有料道路外であれば図3に示す処理を一旦終了し、所定の時間が経過した後、再びステップS501の処理を繰り返す。
【0068】
なお、ナビゲーション装置300は、一般的なナビゲーション装置と同様に、経路を案内中であるか否かによらず、GPS受信機、ジャイロ、記憶している地図情報、及び、車速センサなどを使用して、車両の現在の位置が有料道路内であるか否かを比較的精度良く判断することができる。
【0069】
案内部324は、ステップS501において車両の現在の位置が有料道路内であると判断すると、外部インターフェイス部321及び信号入出力端子310に、ETC車載器200から入状態情報を取得させる。
【0070】
より詳細に説明すると、外部インターフェイス部321及び信号入出力端子310は、接続ケーブル400、ETC車載器200の信号入出力端子250及び外部インターフェイス部240を介して、ETC車載器200に入状態情報を要求する。
【0071】
そして、ETC車載器200は、ナビゲーション装置300の外部インターフェイス部321及び信号入出力端子310からの要求に応じて、外部インターフェイス部240及び信号入出力端子250によって、入状態情報を、接続ケーブル400を介して信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321に出力する。
【0072】
ナビゲーション装置300の案内部324は、外部インターフェイス部321及び信号入出力端子310に、ETC車載器200から入状態情報を取得させると、経路上の有料道路の出口にETC車線及び非ETC車線が有る場合、取得した入状態情報に基づいて、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入ったか否かを判断する(ステップS502)。
【0073】
案内部324は、ステップS502において、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入っていないと判断した場合、表示装置330での表示出力やスピーカ340での音声出力によって車両を非ETC車線に案内し(ステップS503)、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入ったと判断した場合、表示装置330での表示出力やスピーカ340での音声出力によって車両をETC車線に案内する(ステップS504)。
【0074】
換言すると、案内部324は、経路上の有料道路の出口にETC車線及び非ETC車線が有る場合、車両を、ETC車線及び非ETC車線のうち信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報に基づいた車線に誘導する。
【0075】
なお、案内部324は、図示していないが、経路上の有料道路の出口にETC車線及び非ETC車線のうち一方のみしか存在しない場合、車両を経路上の有料道路の出口に誘導する際に車線の誘導を行わない。
【0076】
以上述べたように、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置300は、有料道路にETCシステムを利用して入ったか否かに基づいて、有料道路の出口において、ETC車線及び非ETC車線のうち利用者にとって負担の小さい車線に誘導することができるので、利用者は、自分が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して有料道路内に入ったか否かを忘れてしまっても良いし、有料道路の出口において車線を選択する際に、車線案内表示板や標識などを注意深く確認しなくても良い。
【0077】
したがって、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置300は、従来のETCナビゲーションシステム及びナビゲーション装置と比較して、有料道路の出口における利用者の負担を軽減することができる。
【0078】
(第2の実施の形態)
【0079】
まず、第2の実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成について説明する。
【0080】
なお、本実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成は、以下に説明する構成を除いて、第1の実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成とほぼ同様である。したがって、以下においては、各構成に第1の実施の形態における符号と同一の符号を使用して詳細な説明を省略する。
【0081】
本実施の形態において、ナビゲーション装置300の信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321は、ETC車載器200から、車両が有料道路にETCシステムを利用して入った状態であるか否かという入状態情報と、各構成が正常に動作しているか否かということや、ETC車載器200にETCカードが挿入されているかなど、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態であるか否かという車載器状態情報とを取得するようになっている。
【0082】
ここで、ETC車載器200の電源が切られるなどしてETC車載器200がナビゲーション装置300と通信不可能な場合、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321は、ETC車載器200と通信不可能であるという情報を案内部324に出力し、案内部324が、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではないと判断するようになっている。換言すると、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321は、入状態情報と異なり、ETC車載器200と通信不可能である場合であっても、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではないという車載器状態情報を取得することができるようになっている。
【0083】
また、ナビゲーション装置300の案内部324は、経路上の有料道路の出口にETC車線及び非ETC車線が有る場合、車両を、ETC車線及び非ETC車線のうち信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報に基づいた車線に誘導するとともに、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報が、車両が有料道路にETCシステムを利用して入った状態であるという情報であり、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した車載器状態情報が、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではないという情報である場合に車両を非ETC車線に誘導するようになっている。
【0084】
次に、本実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの動作について説明する。
【0085】
なお、本実施の形態に係るETC車載器200の動作については、第1の実施の形態に係るETC車載器200の動作と同様であるので、説明を省略する。
【0086】
また、本実施の形態に係るナビゲーション装置300の動作についても、ステップS511、ステップS512及びステップS513(図4参照)における動作は、第1の実施の形態に係るナビゲーション装置300のステップS501、ステップS502及びステップS503(図3参照)における動作と同様であるので、説明を省略する。
【0087】
案内部324は、図4に示すように、ステップS512において、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入ったと判断した場合、外部インターフェイス部321及び信号入出力端子310に、ETC車載器200から車載器状態情報を取得させる。
【0088】
より詳細に説明すると、外部インターフェイス部321及び信号入出力端子310は、接続ケーブル400、ETC車載器200の信号入出力端子250及び外部インターフェイス部240を介して、ETC車載器200に車載器状態情報を要求する。
【0089】
そして、ETC車載器200は、ナビゲーション装置300の外部インターフェイス部321及び信号入出力端子310からの要求に応じて、外部インターフェイス部240及び信号入出力端子250によって、車載器状態情報を、接続ケーブル400を介して信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321に出力する。
【0090】
ナビゲーション装置300の案内部324は、外部インターフェイス部321及び信号入出力端子310に、ETC車載器200から車載器状態情報を取得させると、取得した車載器状態情報に基づいて、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態であるか否かを判断する(ステップS514)。
【0091】
案内部324は、ステップS514において、ETC車載器200の構成に異常が発生していたり、ETC車載器200からETCカードが抜き取られていたりすることによって、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態でないと判断した場合、表示装置330での表示出力やスピーカ340での音声出力によって車両を非ETC車線に案内し(ステップS513)、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態であると判断した場合、表示装置330での表示出力やスピーカ340での音声出力によって車両をETC車線に案内する(ステップS515)。
【0092】
換言すると、案内部324は、経路上の有料道路の出口にETC車線及び非ETC車線が有る場合、車両を、ETC車線及び非ETC車線のうち信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報に基づいた車線に誘導するとともに、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報が、車両が有料道路にETCシステムを利用して入った状態であるという情報であり、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した車載器状態情報が、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではないという情報である場合に車両を非ETC車線に誘導する。
【0093】
なお、案内部324は、図示していないが、経路上の有料道路の出口にETC車線及び非ETC車線のうち一方のみしか存在しない場合、車両を経路上の有料道路の出口に誘導する際に車線の誘導を行わない。
【0094】
以上述べたように、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置300は、有料道路にETCシステムを利用して入ったか否かに基づいて、有料道路の出口において、ETC車線及び非ETC車線のうち利用者にとって負担の小さい車線に誘導することができるので、利用者は、自分が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して有料道路内に入ったか否かを忘れてしまっても良いし、有料道路の出口において車線を選択する際に、車線案内表示板や標識などを注意深く確認しなくても良い。
【0095】
また、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置300は、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入ったにも拘らず、ETC車載器200の電源が切られたり、ETC車載器200からETCカードが抜き取られたりして、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではない場合、車両を非ETC車線に誘導することができるので、ETCシステムを利用可能な状態ではない場合に、車両をETC車線に誘導してしまうことを防止することができる。
【0096】
したがって、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置300は、従来のETCナビゲーションシステム及びナビゲーション装置と比較して、有料道路の出口における利用者の負担を軽減することができる。
【0097】
(第3の実施の形態)
【0098】
まず、第3の実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成について説明する。
【0099】
なお、本実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成は、以下に説明する構成を除いて、第2の実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成とほぼ同様である。したがって、以下においては、第2の実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成とほぼ同様である構成に、第2の実施の形態における符号と同一の符号を使用して詳細な説明を省略する。
【0100】
本実施の形態において、ETCナビゲーションシステム100は、第2の実施の形態に係るナビゲーション装置300(図1参照)の代わりに、図5に示すようなナビゲーション装置301を備えている。
【0101】
ナビゲーション装置301は、信号入出力端子310、外部インターフェイス部321、位置検出部322、及び、目的地設定部323と、位置検出部322で検出された位置に基づいて、目的地設定部323で設定された目的地までの経路を案内する案内手段としての案内部351と、位置検出部322で検出された位置に基づいて、車両の現在の位置から案内部351によって案内される経路上の有料道路の出口までの距離を算出する距離算出手段としての距離算出部352と、案内部351から出力される情報を表示出力する表示装置330と、案内部351から出力される情報を音声出力するスピーカ340とを備えている。
【0102】
そして、外部インターフェイス部321、位置検出部322、目的地設定部323、案内部351及び距離算出部352は、ナビゲーション装置301の本体部350を構成している。
【0103】
なお、案内部351は、経路上の有料道路の出口にETC車線及び非ETC車線が有る場合、車両を、ETC車線及び非ETC車線のうち信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報に基づいた車線に誘導するとともに、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報が、車両が有料道路にETCシステムを利用して入った状態であるという情報であり、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した車載器状態情報が、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではないという情報であり、距離算出部352によって算出された距離が所定の距離A以内である場合に車両を非ETC車線に誘導するようになっている。
【0104】
次に、本実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの動作について説明する。
【0105】
なお、本実施の形態に係るETC車載器200の動作については、第2の実施の形態に係るETC車載器200の動作と同様であるので、説明を省略する。
【0106】
また、本実施の形態に係るナビゲーション装置301の動作についても、ステップS521、ステップS522、ステップS523、ステップS525及びステップS526(図6参照)における動作は、第2の実施の形態に係るナビゲーション装置300のステップS511、ステップS512、ステップS513、ステップS514及びステップS515(図4参照)における動作と同様であるので、説明を省略する。
【0107】
案内部351は、図6に示すように、ステップS522において、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入ったと判断した場合、距離算出部352によって算出された距離が距離A以内になるまで、距離算出部352に、位置検出部322で検出された位置に基づいて、車両の現在の位置から案内部351によって案内される経路上の有料道路の出口までの距離を算出させ(ステップS524)、距離算出部352によって算出された距離が距離A以内になると、ステップS525の処理を実行する。
【0108】
換言すると、案内部351は、経路上の有料道路の出口にETC車線及び非ETC車線が有る場合、車両を、ETC車線及び非ETC車線のうち信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報に基づいた車線に誘導するとともに、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報が、車両が有料道路にETCシステムを利用して入った状態であるという情報であり、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した車載器状態情報が、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではないという情報であり、距離算出部352によって算出された距離が距離A以内である場合に車両を非ETC車線に誘導する。
【0109】
なお、案内部351は、図示していないが、経路上の有料道路の出口にETC車線及び非ETC車線のうち一方のみしか存在しない場合、車両を経路上の有料道路の出口に誘導する際に車線の誘導を行わない。
【0110】
以上述べたように、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置301は、有料道路にETCシステムを利用して入ったか否かに基づいて、有料道路の出口において、ETC車線及び非ETC車線のうち利用者にとって負担の小さい車線に誘導することができるので、利用者は、自分が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して有料道路内に入ったか否かを忘れてしまっても良いし、有料道路の出口において車線を選択する際に、車線案内表示板や標識などを注意深く確認しなくても良い。
【0111】
また、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置301は、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入ったにも拘らず、ETC車載器200の電源が切られたり、ETC車載器200からETCカードが抜き取られたりして、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではない場合、例えば有料道路の出口に比較的近くなる前に比較的余裕を持って車両を非ETC車線に誘導することができるので、ETCシステムを利用可能な状態ではない場合に、車両をETC車線に誘導してしまうことを防止することができる。
【0112】
したがって、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置301は、従来のETCナビゲーションシステム及びナビゲーション装置と比較して、有料道路の出口における利用者の負担を軽減することができる。
【0113】
(第4の実施の形態)
【0114】
まず、第4の実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成について説明する。
【0115】
なお、本実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成は、以下に説明する構成を除いて、第1の実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成とほぼ同様である。したがって、以下においては、第1の実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成とほぼ同様である構成に、第1の実施の形態における符号と同一の符号を使用して詳細な説明を省略する。
【0116】
本実施の形態において、ETCナビゲーションシステム100は、第1の実施の形態に係るナビゲーション装置300(図1参照)の代わりに、図7に示すようなナビゲーション装置302を備えている。
【0117】
ナビゲーション装置302は、信号入出力端子310、外部インターフェイス部321、位置検出部322、及び、目的地設定部323と、位置検出部322で検出された位置に基づいて、目的地設定部323で設定された目的地までの経路を案内する案内手段や、警告を行う警告手段としての案内警告部361と、案内警告部361から出力される情報を表示出力する表示装置330と、案内警告部361から出力される情報を音声出力するスピーカ340とを備えている。
【0118】
そして、外部インターフェイス部321、位置検出部322、目的地設定部323及び案内警告部361は、ナビゲーション装置302の本体部360を構成している。
【0119】
本実施の形態において、ナビゲーション装置300の信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321は、ETC車載器200から、車両が有料道路にETCシステムを利用して入った状態であるか否かという入状態情報と、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態であるか否かという車載器状態情報とを取得するようになっている。
【0120】
また、ナビゲーション装置300の案内警告部361は、経路上の有料道路の出口にETC車線及び非ETC車線が有る場合、車両を、ETC車線及び非ETC車線のうち信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報に基づいた車線に誘導するとともに、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報が、車両が有料道路にETCシステムを利用して入った状態であるという情報であり、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した車載器状態情報が、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではないという情報である場合に警告を行うようになっている。
【0121】
次に、本実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの動作について説明する。
【0122】
なお、本実施の形態に係るETC車載器200の動作については、第1の実施の形態に係るETC車載器200の動作と同様であるので、説明を省略する。
【0123】
また、本実施の形態に係るナビゲーション装置302の動作についても、ステップS531、ステップS532及びステップS533(図8参照)における動作は、第1の実施の形態に係るナビゲーション装置300のステップS501、ステップS502及びステップS503(図3参照)における動作と同様であるので、説明を省略する。
【0124】
案内警告部361は、図8に示すように、ステップS532において、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入ったと判断した場合、外部インターフェイス部321及び信号入出力端子310に、ETC車載器200から車載器状態情報を取得させ、取得した車載器状態情報に基づいて、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態であるか否かを判断する(ステップS534)。
【0125】
案内警告部361は、ステップS534において、ETC車載器200の構成に異常が発生していたり、ETC車載器200からETCカードが抜き取られていたりすることによって、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態でないと判断した場合、表示装置330での表示出力やスピーカ340での音声出力によって利用者に警告を行い、修正又は対処を促した後(ステップS535)、表示装置330での表示出力やスピーカ340での音声出力によって車両をETC車線に案内し(ステップS536)、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態であると判断した場合、利用者に警告を行うことなく、表示装置330での表示出力やスピーカ340での音声出力によって車両をETC車線に案内する(ステップS536)。
【0126】
換言すると、案内警告部361は、経路上の有料道路の出口にETC車線及び非ETC車線が有る場合、車両を、ETC車線及び非ETC車線のうち信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報に基づいた車線に誘導するとともに、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報が、車両が有料道路にETCシステムを利用して入った状態であるという情報であり、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した車載器状態情報が、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではないという情報である場合に警告を行う。
【0127】
なお、案内警告部361は、図示していないが、経路上の有料道路の出口にETC車線及び非ETC車線のうち一方のみしか存在しない場合、車両を経路上の有料道路の出口に誘導する際に車線の誘導を行わない。
【0128】
以上述べたように、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置302は、有料道路にETCシステムを利用して入ったか否かに基づいて、有料道路の出口において、ETC車線及び非ETC車線のうち利用者にとって負担の小さい車線に誘導することができるので、利用者は、自分が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して有料道路内に入ったか否かを忘れてしまっても良いし、有料道路の出口において車線を選択する際に、車線案内表示板や標識などを注意深く確認しなくても良い。
【0129】
また、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置302は、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入ったにも拘らず、ETC車載器200の電源が切られたり、ETC車載器200からETCカードが抜き取られたりして、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではない場合、利用者に警告を行うことができる。
【0130】
したがって、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置302は、従来のETCナビゲーションシステム及びナビゲーション装置と比較して、有料道路の出口における利用者の負担を軽減することができる。
【0131】
(第5の実施の形態)
【0132】
まず、第5の実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成について説明する。
【0133】
なお、本実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成は、以下に説明する構成を除いて、第4の実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成とほぼ同様である。したがって、以下においては、第4の実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成とほぼ同様である構成に、第4の実施の形態における符号と同一の符号を使用して詳細な説明を省略する。
【0134】
本実施の形態において、ETCナビゲーションシステム100は、第4の実施の形態に係るナビゲーション装置302(図7参照)の代わりに、図9に示すようなナビゲーション装置303を備えている。
【0135】
ナビゲーション装置303は、信号入出力端子310、外部インターフェイス部321、位置検出部322、及び、目的地設定部323と、位置検出部322で検出された位置に基づいて、目的地設定部323で設定された目的地までの経路を案内する案内手段や、警告を行う警告手段としての案内警告部371と、位置検出部322で検出された位置に基づいて、車両の現在の位置から案内警告部371によって案内される経路上の有料道路の出口までの距離を算出する距離算出手段としての距離算出部372と、案内警告部371から出力される情報を表示出力する表示装置330と、案内警告部371から出力される情報を音声出力するスピーカ340とを備えている。
【0136】
そして、外部インターフェイス部321、位置検出部322、目的地設定部323、案内警告部371及び距離算出部372は、ナビゲーション装置303の本体部370を構成している。
【0137】
なお、案内警告部371は、経路上の有料道路の出口にETC車線及び非ETC車線が有る場合、車両を、ETC車線及び非ETC車線のうち信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報に基づいた車線に誘導するとともに、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報が、車両が有料道路にETCシステムを利用して入った状態であるという情報であり、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した車載器状態情報が、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではないという情報であり、距離算出部372によって算出された距離が所定の距離A以内である場合に警告を行うようになっている。
【0138】
次に、本実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの動作について説明する。
【0139】
なお、本実施の形態に係るETC車載器200の動作については、第4の実施の形態に係るETC車載器200の動作と同様であるので、説明を省略する。
【0140】
また、本実施の形態に係るナビゲーション装置303の動作についても、ステップS541、ステップS542、ステップS543、ステップS545、ステップS546及びステップS547(図10参照)における動作は、第4の実施の形態に係るナビゲーション装置302のステップS531、ステップS532、ステップS533、ステップS534、ステップS535及びステップS536(図8参照)における動作と同様であるので、説明を省略する。
【0141】
案内警告部371は、図10に示すように、ステップS542において、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入ったと判断した場合、距離算出部372によって算出された距離が距離A以内になるまで、距離算出部372に、位置検出部322で検出された位置に基づいて、車両の現在の位置から案内警告部371によって案内される経路上の有料道路の出口までの距離を算出させ(ステップS544)、距離算出部372によって算出された距離が距離A以内になると、ステップS545の処理を実行する。
【0142】
換言すると、案内警告部371は、経路上の有料道路の出口にETC車線及び非ETC車線が有る場合、車両を、ETC車線及び非ETC車線のうち信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報に基づいた車線に誘導するとともに、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報が、車両が有料道路にETCシステムを利用して入った状態であるという情報であり、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した車載器状態情報が、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではないという情報であり、距離算出部372によって算出された距離が距離A以内である場合に警告を行う。
【0143】
なお、案内警告部371は、図示していないが、経路上の有料道路の出口にETC車線及び非ETC車線のうち一方のみしか存在しない場合、車両を経路上の有料道路の出口に誘導する際に車線の誘導を行わない。
【0144】
以上述べたように、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置303は、有料道路にETCシステムを利用して入ったか否かに基づいて、有料道路の出口において、ETC車線及び非ETC車線のうち利用者にとって負担の小さい車線に誘導することができるので、利用者は、自分が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して有料道路内に入ったか否かを忘れてしまっても良いし、有料道路の出口において車線を選択する際に、車線案内表示板や標識などを注意深く確認しなくても良い。
【0145】
また、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置303は、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入ったにも拘らず、ETC車載器200の電源が切られたり、ETC車載器200からETCカードが抜き取られたりして、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではない場合、例えば有料道路の出口に比較的近くなる前に比較的余裕を持って利用者に警告を行うことができる。
【0146】
したがって、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置303は、従来のETCナビゲーションシステム及びナビゲーション装置と比較して、有料道路の出口における利用者の負担を軽減することができる。
【0147】
(第6の実施の形態)
【0148】
まず、第6の実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成について説明する。
【0149】
なお、本実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成は、以下に説明する構成を除いて、第5の実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成とほぼ同様である。したがって、以下においては、各構成に第5の実施の形態における符号と同一の符号を使用して詳細な説明を省略する。
【0150】
本実施の形態において、ナビゲーション装置303の案内警告部371は、経路上の有料道路の出口にETC車線及び非ETC車線が有る場合、車両を、ETC車線及び非ETC車線のうち信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報に基づいた車線に誘導するとともに、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報が、車両が有料道路にETCシステムを利用して入った状態であるという情報であり、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した車載器状態情報が、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではないという情報であり、距離算出部372によって算出された距離が所定の距離A以内である場合に警告を行うようになっている。
【0151】
また、案内警告部371は、警告を行い始めてから、距離算出部372によって算出された距離が所定の距離B以内になるまでの期間が経過した後に、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した車載器状態情報が、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではないという情報である場合、車両を非ETC車線に誘導するようになっている。
【0152】
次に、本実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの動作について説明する。
【0153】
なお、本実施の形態に係るETC車載器200の動作については、第5の実施の形態に係るETC車載器200の動作と同様であるので、説明を省略する。
【0154】
また、本実施の形態に係るナビゲーション装置303の動作についても、ステップS551、ステップS552、ステップS553及びステップS554(図11参照)における動作は、第5の実施の形態に係るナビゲーション装置303のステップS541、ステップS542、ステップS543及びステップS544(図10参照)における動作と同様であるので、説明を省略する。
【0155】
案内警告部371は、図11に示すように、ステップS554において、距離算出部372によって算出された距離が距離A以内になると、外部インターフェイス部321及び信号入出力端子310に、ETC車載器200から車載器状態情報を取得させ、取得させた車載器状態情報に基づいて、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態であるか否かを判断する(ステップS555)。
【0156】
案内警告部371は、ステップS555において、ETC車載器200の構成に異常が発生していたり、ETC車載器200からETCカードが抜き取られていたりすることによって、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態でないと判断した場合、距離算出部372に、位置検出部322で検出された位置に基づいて、車両の現在の位置から案内警告部371によって案内される経路上の有料道路の出口までの距離を算出させて、算出させた距離が距離B以内であるか否かを判断する(ステップS556)。
【0157】
案内警告部371は、ステップS556において、距離算出部372に算出させた距離が距離B以内であると判断した場合、表示装置330での表示出力やスピーカ340での音声出力によって車両を非ETC車線に案内し(ステップS553)、距離算出部372に算出させた距離が距離B以内ではないと判断した場合、表示装置330での表示出力やスピーカ340での音声出力によって利用者に警告を行い、修正又は対処を促した後(ステップS556)、再びステップS555の処理を行う。
【0158】
また、案内警告部371は、ステップS555において、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態であると判断した場合、表示装置330での表示出力やスピーカ340での音声出力によって車両をETC車線に案内する(ステップS558)。
【0159】
換言すると、案内警告部371は、経路上の有料道路の出口にETC車線及び非ETC車線が有る場合、車両を、ETC車線及び非ETC車線のうち信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報に基づいた車線に誘導するとともに、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報が、車両が有料道路にETCシステムを利用して入った状態であるという情報であり、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した車載器状態情報が、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではないという情報であり、距離算出部372によって算出された距離が距離A以内である場合に警告を行う。
【0160】
また、案内警告部371は、警告を行い始めてから、距離算出部372によって算出された距離が距離B以内になるまでの期間が経過した後に、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した車載器状態情報が、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではないという情報である場合、車両を非ETC車線に誘導する。
【0161】
なお、案内警告部371は、図示していないが、経路上の有料道路の出口にETC車線及び非ETC車線のうち一方のみしか存在しない場合、車両を経路上の有料道路の出口に誘導する際に車線の誘導を行わない。
【0162】
また、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した車載器状態情報が、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではないという情報である場合、案内警告部371が車両を非ETC車線に誘導するのは、本実施の形態において、警告を行い始めてから、距離算出部372によって算出された距離が距離B以内になるまでの期間が経過した後であったが、本発明によれば、距離算出部372によって算出された距離が距離B以内になるまでの期間に限らず、警告を行い始めてから所定の期間が経過した後であれば良く、例えば警告を行い始めてから10分が経過した後など、任意に設計することもできる。
【0163】
以上述べたように、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置303は、有料道路にETCシステムを利用して入ったか否かに基づいて、有料道路の出口において、ETC車線及び非ETC車線のうち利用者にとって負担の小さい車線に誘導することができるので、利用者は、自分が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して有料道路内に入ったか否かを忘れてしまっても良いし、有料道路の出口において車線を選択する際に、車線案内表示板や標識などを注意深く確認しなくても良い。
【0164】
また、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置303は、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入ったにも拘らず、ETC車載器200の電源が切られたり、ETC車載器200からETCカードが抜き取られたりして、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではない場合、例えば有料道路の出口に比較的近くなる前に比較的余裕を持って利用者に警告を行うことができる。
【0165】
また、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置303は、所定の期間の警告を行った後でも依然としてETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではないときに、車両を非ETC車線に誘導することができるので、ETCシステムを利用可能な状態ではない場合に、車両をETC車線に誘導してしまうことを防止することができる。
【0166】
したがって、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置303は、従来のETCナビゲーションシステム及びナビゲーション装置と比較して、有料道路の出口における利用者の負担を軽減することができる。
【0167】
なお、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置303の動作は、図10に示す第5の実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置303の動作において、ステップS546の処理を、ステップS556及びステップS557(図11参照)の処理に代えた動作と同様であったが、本発明によれば、同様にして、図8に示す第4の実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置302の動作において、ステップS535の処理を、ステップS556及びステップS557(図11参照)の処理に代えることもできる。
【0168】
(第7の実施の形態)
【0169】
まず、第7の実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成について説明する。
【0170】
なお、本実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成は、以下に説明する構成を除いて、第5の実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成とほぼ同様である。したがって、以下においては、各構成に第5の実施の形態における符号と同一の符号を使用して詳細な説明を省略する。
【0171】
本実施の形態において、ナビゲーション装置303の案内警告部371は、位置検出部322で検出された位置に基づいて、目的地設定部323で設定された目的地までの経路を案内するとともに、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報が、車両が有料道路にETCシステムを利用して入った状態であるという情報であり、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した車載器状態情報が、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではないという情報であり、距離算出部372によって算出された距離が所定の距離A以内である場合に警告を行うようになっている。
【0172】
しかしながら、本実施の形態に係る案内警告部371は、第5の実施の形態に係る案内警告部371とは異なり、車両をETC車線及び非ETC車線のうち信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報に基づいた車線に誘導するようにはなっていない。
【0173】
次に、本実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの動作について説明する。
【0174】
なお、本実施の形態に係るETC車載器200の動作については、第5の実施の形態に係るETC車載器200の動作と同様であるので、説明を省略する。
【0175】
また、本実施の形態に係るナビゲーション装置303の動作についても、ステップS561及びステップS563(図12参照)における動作は、第5の実施の形態に係るナビゲーション装置303のステップS541及びステップS544(図10参照)における動作と同様であるので、説明を省略する。
【0176】
案内警告部371は、図12に示すように、ステップS561において車両の現在の位置が有料道路内であると判断すると、外部インターフェイス部321及び信号入出力端子310に、ETC車載器200から入状態情報を取得させ、取得した入状態情報に基づいて、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入ったか否かを判断する(ステップS562)。
【0177】
案内警告部371は、ステップS562において、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入っていないと判断した場合、図12に示す処理を終了し、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入ったと判断した場合、ステップS563の処理を実行する。
【0178】
案内警告部371は、ステップS563において、距離算出部372によって算出された距離が距離A以内になると、外部インターフェイス部321及び信号入出力端子310に、ETC車載器200から車載器状態情報を取得させ、取得させた車載器状態情報に基づいて、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態であるか否かを判断する(ステップS564)。
【0179】
案内警告部371は、ステップS564において、ETC車載器200の構成に異常が発生していたり、ETC車載器200からETCカードが抜き取られていたりすることによって、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態でないと判断した場合、表示装置330での表示出力やスピーカ340での音声出力によって利用者に警告を行い、修正又は対処を促した後(ステップS565)、図12に示す処理を終了し、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態であると判断した場合、警告を行わないで図12に示す処理を終了する。
【0180】
換言すると、案内警告部371は、位置検出部322で検出された位置に基づいて、目的地設定部323で設定された目的地までの経路を案内するとともに、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報が、車両が有料道路にETCシステムを利用して入った状態であるという情報であり、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した車載器状態情報が、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではないという情報であり、距離算出部372によって算出された距離が所定の距離A以内である場合に警告を行う。
【0181】
以上述べたように、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置303は、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入ったにも拘らず、ETC車載器200の電源が切られたり、ETC車載器200からETCカードが抜き取られたりして、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではない場合、例えば有料道路の出口に比較的近くなる前に比較的余裕を持って利用者に警告を行うことができる。
【0182】
したがって、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置303は、従来のETCナビゲーションシステム及びナビゲーション装置と比較して、有料道路の出口における利用者の負担を軽減することができる。
【0183】
(第8の実施の形態)
【0184】
まず、第8の実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成について説明する。
【0185】
なお、本実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成は、以下に説明する構成を除いて、第7の実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成とほぼ同様である。したがって、以下においては、第7の実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成とほぼ同様である構成に、第7の実施の形態における符号と同一の符号を使用して詳細な説明を省略する。
【0186】
本実施の形態において、ETCナビゲーションシステム100は、第7の実施の形態に係るナビゲーション装置303(図9参照)の代わりに、図13に示すようなナビゲーション装置304を備えている。
【0187】
ナビゲーション装置304は、信号入出力端子310、外部インターフェイス部321及び位置検出部322と、車両の目的地を設定する図示していない目的地設定部と、位置検出部322で検出された位置に基づいて、目的地設定部で設定された目的地までの経路を案内する図示していない案内部と、位置検出部322で検出された位置に基づいて、車両の現在の位置が有料道路内であるか否かを判断する有料道路判断手段としての有料道路判断部381と、警告を行う警告手段としての警告部382と、案内部から出力される情報を表示出力する表示装置330と、案内部から出力される情報を音声出力するスピーカ340とを備えている。
【0188】
そして、外部インターフェイス部321、位置検出部322、目的地設定部、案内部、有料道路判断部381及び警告部382は、ナビゲーション装置304の本体部380を構成している。
【0189】
なお、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321は、ETC車載器200から、車両が有料道路にETCシステムを利用して入った状態であるか否かという入状態情報と、ETC車載器がETCシステムを利用可能な状態であるか否かという車載器状態情報とを取得するようになっている。
【0190】
また、警告部382は、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報が、車両が有料道路にETCシステムを利用して入った状態であるという情報であり、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した車載器状態情報が、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではないという情報であり、有料道路判断手段によって車両の現在の位置が有料道路内であると判断された場合に警告を行うようになっている。
【0191】
次に、本実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの動作について説明する。
【0192】
なお、本実施の形態に係るETC車載器200の動作については、第7の実施の形態に係るETC車載器200の動作と同様であるので、説明を省略する。
【0193】
また、本実施の形態に係るナビゲーション装置304の動作についても、ステップS571、ステップS572、ステップS573及びステップS574(図14参照)における動作は、第7の実施の形態に係るナビゲーション装置303のステップS561、ステップS562、ステップS564及びステップS565(図12参照)における動作と同様であるので、詳細な説明を省略する。
【0194】
警告部382は、図14に示すように、ステップS571において車両の現在の位置が有料道路内であると判断すると、外部インターフェイス部321及び信号入出力端子310に、ETC車載器200から入状態情報を取得させ、取得した入状態情報に基づいて、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入ったか否かを判断する(ステップS572)。
【0195】
警告部382は、ステップS572において、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入っていないと判断した場合、図14に示す処理を終了し、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入ったと判断した場合、第7の実施の形態に係る案内警告部371(図9参照)とは異なり、車両の現在の位置から案内部によって案内される経路上の有料道路の出口までの距離が所定の距離以内になったか否かを判断することなく、ステップS573の処理を実行する。
【0196】
換言すると、警告部382は、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報が、車両が有料道路にETCシステムを利用して入った状態であるという情報であり、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した車載器状態情報が、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではないという情報であり、有料道路判断手段によって車両の現在の位置が有料道路内であると判断された場合に警告を行う。
【0197】
以上述べたように、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置304は、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入ったにも拘らず、ETC車載器200の電源が切られたり、ETC車載器200からETCカードが抜き取られたりして、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではない場合、利用者に警告を行うことができる。
【0198】
したがって、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置304は、従来のETCナビゲーションシステム及びナビゲーション装置と比較して、有料道路の出口における利用者の負担を軽減することができる。
【0199】
(第9の実施の形態)
【0200】
まず、第9の実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成について説明する。
【0201】
なお、本実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成は、以下に説明する構成を除いて、第6の実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成とほぼ同様である。したがって、以下においては、第6の実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの構成とほぼ同様である構成に、第6の実施の形態における符号と同一の符号を使用して詳細な説明を省略する。
【0202】
本実施の形態において、ETCナビゲーションシステム100は、第6の実施の形態に係るナビゲーション装置303(図9参照)の代わりに、図15に示すようなナビゲーション装置305を備えている。
【0203】
ナビゲーション装置305は、信号入出力端子310、外部インターフェイス部321、位置検出部322及び目的地設定部323と、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報を記憶する記憶手段としての記憶部391と、位置検出部322で検出された位置に基づいて、目的地設定部323で設定された目的地までの経路を案内する案内手段や、警告を行う警告手段としての案内警告部392と、位置検出部322で検出された位置に基づいて、車両の現在の位置から案内警告部392によって案内される経路上の有料道路の出口までの距離を算出する距離算出手段としての距離算出部372と、案内警告部392から出力される情報を表示出力する表示装置330と、案内警告部392から出力される情報を音声出力するスピーカ340とを備えている。
【0204】
そして、外部インターフェイス部321、位置検出部322、目的地設定部323、距離算出部372、記憶部391及び案内警告部392は、ナビゲーション装置305の本体部390を構成している。
【0205】
なお、案内警告部392は、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報として、記憶部391によって記憶された入状態情報を使用するようになっている。
【0206】
次に、本実施の形態に係るナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムの動作について説明する。
【0207】
なお、本実施の形態に係るETC車載器200の動作については、第6の実施の形態に係るETC車載器200の動作と同様であるので、説明を省略する。
【0208】
また、本実施の形態に係るナビゲーション装置305の動作についても、ステップS582、ステップS584、ステップS585、ステップS586、ステップS587、ステップS588及びステップS589(図16参照)における動作は、第6の実施の形態に係るナビゲーション装置303(図9参照)のステップS551、ステップS553、ステップS554、ステップS555、ステップS556、ステップS557及びステップS558(図11参照)における動作と同様であるので、説明を省略する。
【0209】
ナビゲーション装置305の電源が入っている間、記憶部391は、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報を記憶する。
【0210】
ナビゲーション装置305の電源が切られた後、再び入れられると、案内警告部392は、図16に示すように、記憶部391に記憶された入状態情報を読み出した後(ステップS581)、ステップS582の処理を実行する。
【0211】
また、案内警告部392は、ステップS582において車両の現在の位置が有料道路内であると判断すると、経路上の有料道路の出口にETC車線及び非ETC車線が有る場合、外部インターフェイス部321及び信号入出力端子310に、ETC車載器200から入状態情報を取得させ、取得した入状態情報に基づいて、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入ったか否かを判断する(ステップS583)。
【0212】
ここで、ETC車載器200の電源が切られるなどして、外部インターフェイス部321及び信号入出力端子310がETC車載器200から入状態情報を取得することができない場合、案内警告部392は、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報として、ステップS581において読み出した入状態情報を使用し、ステップS581において読み出した入状態情報に基づいて、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入ったか否かを判断する。
【0213】
そして、案内警告部392は、ステップS583において、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入っていないと判断した場合、ステップS584の処理を実行し、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入ったと判断した場合、ステップS585の処理を実行する。
【0214】
換言すると、案内警告部392は、ETC車載器200の電源が切られるなどして、外部インターフェイス部321及び信号入出力端子310がETC車載器200から入状態情報を取得することができない場合、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報として、記憶部391によって記憶された入状態情報を使用し、記憶部391によって記憶された入状態情報に基づいて、誘導及び警告を行う。
【0215】
なお、案内警告部392は、図示していないが、経路上の有料道路の出口にETC車線及び非ETC車線のうち一方のみしか存在しない場合、車両を経路上の有料道路の出口に誘導する際に車線の誘導を行わない。
【0216】
以上述べたように、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置305は、有料道路にETCシステムを利用して入ったか否かに基づいて、有料道路の出口において、ETC車線及び非ETC車線のうち利用者にとって負担の小さい車線に誘導することができるので、利用者は、自分が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して有料道路内に入ったか否かを忘れてしまっても良いし、有料道路の出口において車線を選択する際に、車線案内表示板や標識などを注意深く確認しなくても良い。
【0217】
また、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置305は、利用者が有料道路の入口においてETC車線からETCシステムを利用して入ったにも拘らず、ETC車載器200の電源が切られたり、ETC車載器200からETCカードが抜き取られたりして、ETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではない場合、例えば有料道路の出口に比較的近くなる前に比較的余裕を持って利用者に警告を行うことができる。
【0218】
また、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置305は、所定の期間の警告を行った後でも依然としてETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではないときに、車両を非ETC車線に誘導することができるので、ETCシステムを利用可能な状態ではない場合に、車両をETC車線に誘導してしまうことを防止することができる。
【0219】
また、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置305は、ETC車載器200の電源が切られるなどしてETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではないときでも、記憶部391によって記憶された情報に基づいて誘導及び警告を行うことができる。
【0220】
したがって、本実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置303は、従来のETCナビゲーションシステム及びナビゲーション装置と比較して、有料道路の出口における利用者の負担を軽減することができる。
【0221】
なお、本実施の形態において、案内警告部392は、ステップS583において、ETC車載器200の電源が切られるなどして、外部インターフェイス部321及び信号入出力端子310がETC車載器200から入状態情報を取得することができない場合、信号入出力端子310及び外部インターフェイス部321で取得した入状態情報として、ステップS581において記憶部391から読み出した入状態情報を使用していたが、本発明によれば、記憶部391に記憶された入状態情報を読み出す時期は任意に設計されることができる。
【0222】
例えば、案内警告部392は、ステップS583の処理において、記憶部391に記憶された入状態情報を読み出し、使用するようにしても良い。
【0223】
また、案内警告部392は、本実施の形態において、ETC車載器200の電源が切られるなどしてETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではないときでも、記憶部391によって記憶された情報に基づいて誘導及び警告を行うことができるように設計されていたが、本発明によれば、誘導及び警告の一方のみを行うことができるように設計されても良い。
【0224】
また、本実施の形態に係るナビゲーション装置305は、第6の実施の形態に係るナビゲーション装置303(図9参照)に記憶部391を追加したものであるが、同様に上述した各実施の形態に係るナビゲーション装置に記憶部391を追加することによって、上述した各実施の形態に係るETCナビゲーションシステム100及びナビゲーション装置も、ETC車載器200の電源が切られるなどしてETC車載器200がETCシステムを利用可能な状態ではないときでも、記憶部391によって記憶された情報に基づいて誘導又は警告を行うことができるようになる。
【0225】
なお、上述した各実施の形態において、ETCナビゲーションシステム100は、ETC車載器200と、ナビゲーション装置とを接続するために、有線である接続ケーブル400を備えていたが、本発明によれば、ETC車載器200と、ナビゲーション装置とは、無線接続されていても良い。
【0226】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、有料道路の出口における利用者の負担を従来と比較して軽減することができるナビゲーション装置及びETCナビゲーションシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るナビゲーション装置のブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るETCナビゲーションシステムのブロック図
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るナビゲーション装置の動作のフローチャート
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るナビゲーション装置の動作のフローチャート
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るナビゲーション装置のブロック図
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るナビゲーション装置の動作のフローチャート
【図7】本発明の第4の実施の形態に係るナビゲーション装置のブロック図
【図8】本発明の第4の実施の形態に係るナビゲーション装置の動作のフローチャート
【図9】本発明の第5の実施の形態に係るナビゲーション装置のブロック図
【図10】本発明の第5の実施の形態に係るナビゲーション装置の動作のフローチャート
【図11】本発明の第6の実施の形態に係るナビゲーション装置の動作のフローチャート
【図12】本発明の第7の実施の形態に係るナビゲーション装置の動作のフローチャート
【図13】本発明の第8の実施の形態に係るナビゲーション装置のブロック図
【図14】本発明の第8の実施の形態に係るナビゲーション装置の動作のフローチャート
【図15】本発明の第9の実施の形態に係るナビゲーション装置のブロック図
【図16】本発明の第9の実施の形態に係るナビゲーション装置の動作のフローチャート
【図17】従来のETC車載器のブロック図
【符号の説明】
100 ETCナビゲーションシステム
200 ETC車載器
300 ナビゲーション装置
310 信号入出力端子(通信手段)
321 外部インターフェイス部(通信手段)
322 位置検出部(位置検出手段)
323 目的地設定部(目的地設定手段)
324 案内部(案内手段)
301 ナビゲーション装置
351 案内部(案内手段)
352 距離算出部(距離算出手段)
302 ナビゲーション装置
361 案内警告部(案内手段、警告手段)
303 ナビゲーション装置
371 案内警告部(案内手段、警告手段)
372 距離算出部(距離算出手段)
304 ナビゲーション装置
381 有料道路判断部(有料道路判断手段)
382 警告部(警告手段)
305 ナビゲーション装置
391 記憶部(記憶手段)
392 案内警告部(案内手段、警告手段)

Claims (6)

  1. 車両に搭載されてETCシステムに使用されるETC車載器と通信を行う通信手段と、前記車両の位置を検出する位置検出手段と、前記車両の目的地を設定する目的地設定手段と、前記位置検出手段で検出された前記位置に基づいて、前記目的地設定手段で設定された前記目的地までの経路を案内する案内手段と、警告を行う警告手段とを備え、
    前記通信手段は、前記ETC車載器から、前記車両が有料道路にETCシステムを利用して入った状態であるか否かという入状態情報と、前記ETC車載器がETCシステムを利用可能な状態であるか否かという車載器状態情報とを取得し、
    前記警告手段は、前記通信手段で取得した前記入状態情報が、前記車両が前記有料道路にETCシステムを利用して入った状態であるという情報であり、前記通信手段で取得した前記車載器状態情報が、前記ETC車載器がETCシステムを利用可能な状態ではないという情報である場合に警告を行い、
    前記案内手段は、前記経路上の前記有料道路の出口に、ETCシステムに対応したETC車線と、ETCシステムに対応していない非ETC車線とが有る場合、前記車両を、前記ETC車線及び前記非ETC車線のうち前記通信手段で取得した前記入状態情報に基づいた車線に誘導するにあたって、前記警告手段によって警告が行われ始めてから所定の期間が経過した後に、前記通信手段で取得した前記車載器状態情報が、前記ETC車載器がETCシステムを利用可能な状態ではないという情報であれば、前記車両を前記非ETC車線に誘導することを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 前記位置検出手段で検出された前記位置に基づいて、前記車両の現在の位置から前記案内手段によって案内される前記経路上の前記有料道路の出口までの距離を算出する距離算出手段を備え、
    前記警告手段は、前記通信手段で取得した前記入状態情報が、前記車両が前記有料道路にETCシステムを利用して入った状態であるという情報であり、前記通信手段で取得した前記車載器状態情報が、前記ETC車載器がETCシステムを利用可能な状態ではないという情報であり、前記距離算出手段によって算出された前記距離が所定の距離以内である場合に警告を行うことを特徴とする請求項に記載のナビゲーション装置。
  3. 前記通信手段で取得した前記入状態情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記案内手段は、前記通信手段で取得した前記入状態情報として、前記記憶手段によって記憶された前記入状態情報を使用することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のナビゲーション装置。
  4. 前記警告手段は、前記通信手段で取得した前記入状態情報として、前記記憶手段によって記憶された前記入状態情報を使用することを特徴とする請求項に記載のナビゲーション装置。
  5. 前記通信手段で取得した前記入状態情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記警告手段は、前記通信手段で取得した前記入状態情報として、前記記憶手段によって記憶された前記入状態情報を使用することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のナビゲーション装置。
  6. 請求項1からまでの何れかに記載のナビゲーション装置と、前記車両に搭載されてETCシステムに使用され、前記ナビゲーション装置の前記通信手段と通信を行うETC車載器とを備えることを特徴とするETCナビゲーションシステム。
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