JP3888218B2 - 携帯無線機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯無線機に関し、特にアンテナの放射効率を向上させつつ、筐体の薄型化を図った携帯無線機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、携帯無線装置の小型化、薄型化及び、無線感度の向上の工夫がなされている。携帯無線機のほとんどは筐体の中のアンテナ収納部を斜めに配設し、アンテナの向きが平行より斜め上方、つまり頭部から離れる方向に伸びる構造を取る事によりアンテナの放射効率向上を図っている。しかし、このアンテナ収納部分の突出した部分の厚みの為、薄型化には限界があった。この問題点を改善するため、特開2000−269715号公報、特開2001−326709号公報では、各筐体から分離した位置に配置されたアンテナが、ヒンジ部を中心に独立回動されることにより、薄型化、アンテナの放射効率の向上を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術では折畳み型携帯無線機の開く時に生じる力によって、回動可能になっているアンテナ部分が収納部分である上部筐体の固定部分から外れ、傾斜する構造をとっている。しかし、携帯無線機の使用を終え、筐体を折畳む時にはアンテナ部分も一緒に手動的に折畳むこととなる。つまり開閉時の動作とアンテナ部分の傾斜は連動されるものではないため、携帯無線機の開閉動作と共にアンテナ収納の操作も必要となる。片手作業の時には特にわずらわしさを感じる場合もある。本発明の目的はこのわずらわしさを軽減させることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成する為の本発明によれば、本発明の折畳み型携帯無線機は、ヒンジを介して開閉する第1の筐体のアンテナ格納部がアンテナ筐体として別個の筐体となり第1の筐体の横に並んで配設され、ヒンジ部を介して第2の筐体とつながる構造を持つ。また本発明では、第1の筐体の開閉動作に連動してアンテナ筐体を開閉する結合手段を含む。そして折畳み型携帯無線機が開状態の時、アンテナ筐体の部分は、第2の筐体に対する第1の筐体の開状態における最大角度よりプラスα度外側に開く構造をとる。従って、携帯無線装置を使用する時、アンテナは斜め上方に伸ばすことができるため、アンテナの放射効率の向上を図る事ができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に述べる。
【0006】
図1(a)は本発明の実施の形態における折畳み型携帯無線機の閉じた状態での側面図、図1(b)は同じく開いた状態での側面図、図1(c)は図1(b)と同じく開いた状態の背面側斜視図である。
【0007】
本発明の実施の携帯の折畳み型携帯無線機は、表示部を有する上方の第1の筐体1と、先端にアンテナコイル3aを有するアンテナ筐体4と、入力部を有する下方の第2の筐体2との3つの筐体からなっており、第1、第2の筐体1、2は回転ヒンジ11で連結し、そのヒンジ中心を中心に回動可能に結合されている。アンテナの給電線は、アンテナ筐体4と第1の筐体1との回転軸の中心を通るか、または巻きつくように、あるいは回転軸を導体として第1の筐体の回路の基板に接続されている。
【0008】
また、図1(c)に示すように、第1の筐体1は閉じた状態において、アンテナ筐体4を格納できる空間を持つために第1の筐体1は第2の筐体2よりも小さめな筐体、または窪み部分が存在し、これをアンテナ格納部5とする。
次に図2から図5を参照して第1の実施の形態を説明する。
【0009】
本発明の第1の実施の形態の折畳み型携帯無線機は、上記の本発明の実施の形態に加え、下記の要素を含む。
【0010】
図2は本発明の第1の実施の形態の斜視図で、及び内部にあるギアの一部を表示している。図3は図2のA−Aの断面図、図4は第1の実施の形態の閉じた状態での断面図であり、図3のB部の部分拡大図となっている。同じく図5は開いた状態での部分断面拡大図である。
【0011】
図2から図5を参照して第1の実施の形態の構成の説明をする。
【0012】
固定ギア12は中心がヒンジ中心11aと一致するように回転ヒンジ11の内部に配置され、さらに回転ヒンジ11の内部で第2の筐体2に固定され、第2の筐体2に対して回動しないようになっている。扇形ギア14はヒンジ中心11aを中心にして、固定ギア12の図4の手前側に配置され、回転可能に配置されている。扇形ギヤ15はその中心がアンテナ筐体4の回転軸17の中心と一致するように配置され、扇形ギア14と噛み合うように第1の筐体の内部に配置され、アンテナ筐体4と扇形ギヤ15は回転軸17を介して固定されている。扇形2段ギア13は大ギア13aと小ギア13bが一体を成し、第1の筐体1に固定された回転軸16を中心に回転可能に配置されている。これらのギアの噛み合う面は、大ギア13aは固定ギア12と噛み合い、小ギア13bは扇形ギア14に噛み合うため、大ギア13aより、図4の手前側に接している。
【0013】
ここで、固定ギア12は扇形2段ギア13の大ギア13aと噛み合い、固定ギア12により図4の手前側扇形ギア14は扇形2段ギア13の小ギア13bと扇形ギア15の双方と噛み合うように構成されている。
【0014】
次に、図4、図5を参照して第一の実施例の動作について説明する。
【0015】
携帯無線機を閉じた状態から、第1の筐体1を第2の筐体2に対して図中矢印a方向に回転させた場合について説明する。
【0016】
第1の筐体1を図中矢印a方向に回転させると、扇形2段ギア13の大ギア13aに伝達され、扇形2段ギア13は回転軸16を中心に図中矢印b方向に回転する。この回転が扇形2段ギア13の回転は小ギア13bから扇形ギア14へ伝達され、扇形ギア14はヒンジ中心11aを中心に図中矢印c方向に回転する。次に扇形ギア14の回転は扇形ギア15へ伝達され、扇形ギア15は回転軸17を中心に図中矢印d方向に回転する。
【0017】
ここで、扇形ギア15は回転軸17を介してアンテナ筐体4に結合されているため、アンテナ筐体4は回転軸17を中心に第1の筐体1に対して背面側、つまり図中矢印e方向に回転傾動する。
【0018】
逆に閉じた場合の第1の実施の形態の動作について図4、5を用いて説明する。 これは、開いた状態から、第1の筐体1を第2の筐体2に対して図中矢印aの逆方向に回転させる事と同じである。つまり、前記の開ける動作に対して、それぞれのギアは図中にある矢印aからeまでと正反対の動作を行う事で、アンテナ筐体をアンテナ筐体部分格納部に収めることができる。
【0019】
なお、アンテナ筐体4が第1の筐体1に対して傾動する角度の設定は、伝達するギアの比率によって行う。例えば、第1の筐体1と第2の筐体2の開き角を160度、ギア比を16:1に設定すれば、アンテナ筐体4が第1の筐体1に対して傾動する角度は10度となる。
【0020】
本実施例では、5組のギアを使用した例を示したが、ギア数は限定されない。また、扇形ギア14の中心をヒンジ中心11aと一致させている例を示したが、第1の筐体1に中心を設けても良い。
【0021】
以上説明したように本発明の第1の実施の形態によれば、折畳み型携帯無線機の開閉動作に連動してアンテナ筐体4を第1の筐体1に対して回転傾動させることが可能になり、また、閉じた状態の携帯無線機の薄型化が可能であるという効果を有する。
【0022】
さらに、折畳み開閉動作をギア伝達によってアンテナ筐体を第1の筐体に対して回転傾動できるため、他に動力を必要としないという効果を有する。
次に図6から図9を参照して本発明の第2の実施の形態の折畳み型携帯無線機を説明する。
【0023】
本発明の第2の実施の形態の折畳み型携帯無線機は、上記の本発明の実施の形態に加え、下記の要素を含む。
【0024】
図6は本発明の第2の実施の形態の斜視図で、及び内部にあるギアの一部を表示している。図7は図6のA−Aの断面図、図8は第2の実施の形態の閉じた状態での断面図であり、図7のB部の部分拡大図となっている。同じく図9は開いた状態での部分断面拡大図である。
【0025】
図6から図9を参照して第2の実施の形態の構成の説明をする。
【0026】
図8に示すようにヒンジ中心21aとの角度に応じてヒンジ中心21aからの距離が変化する溝22aを有するカム22が第2の筐体2に固定されており、第2の筐体2に対して回動しない。カムフォロア23は回転軸24を介してアンテナ筐体4に固定され一体化している。
【0027】
ここで、カムフォロア23に固定されたフォロアピン23aはカム22の溝22aを摺動するように配置されている。
【0028】
次に、図8、図9を参照して第2の実施の形態の動作について説明する。
【0029】
携帯無線機を閉じた状態から、第1の筐体1を第2の筐体2に対して図中矢印a方向に回転させた場合について説明する。
【0030】
カム22は第2の筐体2に固定されているので、第1の筐体1を図中矢印a方向に回転させると、カムフォロア23のフォロアピン23aはカム22の溝22aに沿って図中矢印b方向にガイドされる。このとき、カム22の溝22aはヒンジ中心21aからの距離が短くなっていくため、この間の距離が小さくなることで、ヒンジ中心に近づくことにより、カムフォロア23は回転軸24に対して図中矢印c方向に回転する。これによりアンテナ筐体4が、第1の筐体1よりも外側に回転する。
【0031】
ここで、カムフォロア23は回転軸24を介してアンテナ筐体4に結合されているため、アンテナ筐体4は回転軸24を中心に第1の筐体1に対して図中矢印d方向に回転傾動する。
【0032】
なお、アンテナ筐体4が第1の筐体1に対して傾動する角度は、第1の筐体1を第2の筐体2に対して開いたときと閉じたときの回転軸24のヒンジ中心21aに対する距離変化と、フォロアピン23aのヒンジ中心21aに対する距離変化の二つの変化の量を調整することによって設定できる。
逆に閉じた場合の第2の実施の形態の動作について図8、9を用いて説明する。これは、開けた状態から、第1の筐体1を第2の筐体2に対して図中矢印aの逆方向に回転させる事と同じである。つまり、前記の開ける動作に対して、それぞれのギアは図中にある矢印aからdまでと正反対の動作を行う事で、アンテナ筐体をアンテナ筐体部格納部に格納することができる。
【0033】
以上説明したように本発明の第2の実施の形態によれば、折畳み型携帯無線機の開閉動作に連動してアンテナ筐体4を第1の筐体1に対して回転傾動させることが可能になり、また、閉じた状態の携帯無線機の薄型化が可能であるという効果を有する。
【0034】
さらに、折畳み開閉動作をカム及びカムフォロアの伝達によってアンテナ筐体を第1の筐体に対して回転傾動できるため、他に動力を必要としないという効果を有する。
【0035】
またアンテナ筐体を回転傾動させるための部品点数が少なくて済む。
【0036】
次に図10から図14を参照して本発明の第3の実施の形態の折畳み型携帯無線機を説明する。本発明の第3の実施の形態の折畳み型携帯無線機は、上記の本発明の実施の形態に加え、下記の要素を含む。
【0037】
図10は本発明の第3の実施の形態を示し、内部にあるギアの一部を表示した斜視図、図11は図10のA−Aの断面図、図12は第3の実施の形態の閉じた状態での図10のA−Aの断面図であり、図11のB部の部分拡大図となっている。同じく図13は開いた状態での部分断面拡大図となっている。
【0038】
また、図14はカムフォロアの回転軸と、それに巻いているツル巻きバネの配置構成である。
【0039】
図11から図14を参照して第3の実施の形態の構成の説明をする。
図12に示すようにヒンジ中心31aとの角度に応じてヒンジ中心31aからの距離が変化するカム面32aを有する外周カム32が回転ヒンジの内部で第2の筐体2に固定されており、これは第2の筐体に対して回転しない。カムフォロア33は回転軸34によってアンテナ筐体4に固定されており、アンテナ筐体4に対して回転しない。
【0040】
ここで、カムフォロア33の先端部に固定されたフォロアピン33aは外周カム32のカム面32aを摺動するように配置されている。
【0041】
また、回転軸34には圧縮されたツル巻バネ35が設置されており、一方の端点35aはアンテナ筐体4に、他方の端点35bは第2の筐体2に固定されている。
【0042】
次に、図12、図13を参照して第3の実施の形態の動作について説明する。
【0043】
携帯無線機を閉じた状態から、第1の筐体1を第2の筐体2に対して図中矢印a方向に回転させた場合について説明する。
【0044】
外周カム32は第2の筐体2に固定されているので、第1の筐体1を図中矢印a方向に回転させると、カムフォロア33のフォロアピン33aは外周カム32のカム面32aに沿って図中矢印b方向にガイドされる。このとき、外周カム32のカム面32aはヒンジ中心31aからの距離が短くなっていくため、カムフォロア33は回転軸34に対して図中矢印c方向に回転する。回転する原理としては実施の形態2と同じである。
【0045】
ここで、カムフォロア33は回転軸34を介してアンテナ筐体4に結合されているため、アンテナ筐体4は回転軸34を中心に第1の筐体1に対して図13中矢印d方向に回転傾動する。また、ツル巻バネ35はフォロアピン33aがカム面32aから離れないように作用し、かつアンテナ筐体4を第1の筐体1に対して回転傾動させる力を発生している。 なお、アンテナ筐体4が第1の筐体1に対して傾動する角度は、第1の筐体1を第2の筐体2に対して開いたときと閉じたときの回転軸34のヒンジ中心31aに対する距離変化と、フォロアピン33aのヒンジ中心31aに対する距離変化の二つの変化の量を調整することによって設定できる。
【0046】
逆に閉じた場合の第3の実施の形態の動作について図12、13を用いて説明する。これは、開けた状態から、第1の筐体1を第2の筐体2に対して図中矢印aの逆方向に回転させる事と同じである。つまり、前記の開ける動作に対して、それぞれのギアは図中にある矢印aからdまでと正反対の動作を行う事で、アンテナ筐体をアンテナ筐体部格納部に格納することができる。
【0047】
以上説明したように本発明の第3の実施の形態によれば、折畳み型携帯無線機の開閉動作に連動してアンテナ筐体4を第1の筐体1に対して回転傾動させることが可能になり、また、閉じた状態の携帯無線機の薄型化が可能であるという効果を有する。
【0048】
さらに、折畳み開閉動作をカム及びカムフォロアの伝達によってアンテナ筐体を第1の筐体に対して回転傾動できるため、他に動力を必要としないという効果を有する。
【0049】
図15から図17を参照して本発明の第4の実施の形態を説明する。
【0050】
本発明の第4の実施の形態の折畳み型携帯無線機は、上記の本発明の実施の形態に加え、下記の要素を含む。
【0051】
図15は本発明の第4の実施の形態を示し、内部にあるギアの一部を表示した斜視図、図16は同時に横からみた図15のA−Aの断面図、図17は第4の実施の形態の開いた状態での断面図である。
【0052】
図15から図17を参照して第3の実施の形態の構成の説明をする。
ピニオンギア42は中心がヒンジ中心41aと一致するように回転ヒンジの41の内部で第2の筐体2に固定されており、回転しないギアである。ラック43にはピンオンギア42と噛み合うギア部43aと、第1の筐体1に対して平行移動させるためのガイド溝43b、43cと、リフトピン46に作用するガイド溝43dを有している。第1の筐体1にはガイドピン45、46が固定されており、ガイドピン45はガイド溝43bに、ガイドピン46はガイド溝43cに挿入されている。また、アンテナ筐体4にはリフトピン47が固定されており、リフトピン47はガイド溝43dに挿入されている。そして、リフトピン47の可動範囲の孔がアンテナ筐体の第1の筐体側の側面にくりぬかれており、第1の筐体1の動作がリフトピン47によってアンテナ筐体4に伝達可能になっている。
【0053】
次に、図15〜図17を参照して第4の実施の形態の動作について説明する。携帯無線機を閉じた状態から、第1の筐体1を第2の筐体2に対して図中矢印a方向に回転させた場合について説明する。
【0054】
ピニオンギア42は第2の筐体2に固定されているので、第1の筐体1を図中矢印a方向に回転させると、ピニオンギア42からラック43のギア部43aに伝達され、ラックはヒンジ部分から押し出されるように図中矢印b方向に水平移動する。このとき、ガイドピン45、46はガイド溝43b、43dをヒンジ部分41から離れる方向に移動する。それと同時にアンテナ筐体4とつながるリフトピン47はガイド溝43dが斜めになっているため、他のガイドピンと同様に離れる方向に、且つガイド溝43dの斜面によって図中矢印c方向に押し上げらる。
【0055】
ここで、図17に示すようにリフトピン47はアンテナ筐体4に固定されているため、アンテナ筐体4は回転軸44を中心に第1の筐体1に対して図中矢印d方向に回転傾動する。
【0056】
なお、アンテナ筐体4が第1の筐体1に対して傾動する角度は、ラック43の移動量、ガイド溝43dの角度、回転軸44からリフトピン47までの距離などによって設定される。
【0057】
逆に閉じた場合の第4の実施の形態の動作についても、他の実施例と同様に、開く時と逆の方向にリフトピン、ギア部が動作することにより、閉じる時にはアンテナ筐体4は第1の筐体1にあるアンテナ筐体格納部に格納されることになる。
【0058】
本実施の形態では、1つのピニオンギアを使用した例を示したが、ギアを複数組み合わせても良い。
以上説明したように本発明の第4の実施の形態によれば、折畳み型携帯無線機の開閉動作に連動してアンテナ筐体4を第1の筐体1に対して回転傾動させることが可能になり、また、閉じた状態の携帯無線機の薄型化が可能であるという効果を有する。
【0059】
さらに、折畳み開閉動作をピニオンギア及びラックの伝達によってアンテナ筐体を第1の筐体に対して回転傾動できるため、他に動力を必要としないという効果を有する。
【0060】
図18から図21を参照して本発明の携帯無線機の第5の実施の形態を説明する。本発明の第5の実施の形態の折畳み型携帯無線機は、上記の本発明の実施の形態に加え、下記の要素を含む。
【0061】
図18は本発明の第5の実施の形態を示し、内部にあるギアの一部を表示した斜視図、図19は図18のA−Aの断面図、図20は第5の実施の形態の閉じた状態での断面図であり、図19のB部の部分拡大図である。同じく図21は開いた状態での断面図である。
【0062】
図18から図21を参照して第5の実施の形態の構成の説明をする。
図20に示すように第2の筐体2に配置されているギア53は同じく第2の筐体内に固定されたモータ52の駆動軸に固定されている。モータ52の駆動を伝達するように、ギア53は第2の筐体内にあるギア54に噛み合い、次いで回転ヒンジ内部に配置されているギア55にモータ52の駆動を伝達するように配置されている。第1の筐体1内にある扇形ギヤ56の中心はアンテナ筐体4の回転軸57の中心と一致するように配置され、アンテナ筐体4と扇形ギヤ56は回転軸57を介して固定されている。
【0063】
次に、図20、図21を参照して第5の実施の形態の動作について説明する。
【0064】
携帯無線機を閉じた状態から、第1の筐体1を第2の筐体2に対して図中矢印a方向に回転させて開いた場合について説明する。
【0065】
第1の筐体1と第2の筐体2には図示しない開閉検出装置などを設け、その検出信号を合図としてモータ52を作動させる。第1の筐体1を開くと、モータ52の作動によってギア53を図中矢印b方向に回転させる。これにより、ギア53からギア54、ギア55へ伝達されギア55は図中矢印c方向に回転する。さらに、ギア55の回転は扇形ギア56へ伝達され、扇形ギア56は回転軸57を中心に図中矢印d方向に回転する。
【0066】
ここで、扇形ギア56は回転軸57を介してアンテナ筐体4に結合されているため、アンテナ筐体4は回転軸57を中心に第1の筐体1に対して図中矢印e方向に回転傾動する。
【0067】
筐体を閉じる時は、開くときと逆方向にモータが回転し、これによって開く時の動作にかかるギアが正反対の動作をすることにより、筐体を閉じた時、アンテナ筐体4は第1の筐体1にあるアンテナ筐体格納部に自動的に格納されることになる。
【0068】
本実施の形態では、4組のギアを使用した例を示したが、ギア数は限定されない。また、ギア55の中心をヒンジ中心51aと一致させている図を示したが、ギア中心はどこに設けても良い。
【0069】
以上説明したように本発明の第5の実施の形態によれば、折畳み型携帯無線機の開閉動作に連動してアンテナ筐体4を第1の筐体1に対して回転傾動させることが可能になり、また、閉じた状態の携帯無線機の薄型化が可能であるという効果を有する。
【0070】
さらに、開閉動作をモータによって行う携帯無線機では、開閉動作とアンテナ筐体の第1の筐体1に対する回転傾動を共用可能であるという効果を有する。
以上説明した本発明による実施の形態の携帯無線機では、第1の筐体及び第2の筐体がヒンジ部(回転ヒンジ)を介して回転可能に結合され、アンテナを有するアンテナ筐体が第1の筐体の近傍に配置され、結合手段が第1の筐体とアンテナ筐体とを結合するとともに、アンテナ筐体を前記第1の筐体の開閉動作に連動して回転させる。その結合手段として、第1乃至第5の実施の形態では、ギアや、カム及びカムフォロアによる機構、ピニオンギア及びラックの機構、モータを使用した機構について示したが、これらに限定するものではない。
【0071】
また、結合手段は、アンテナ筐体とヒンジ部とを結合するとともに、アンテナ筐体を前記第1の筐体の開閉動作に連動して回転させる機構であっても良い。この場合、第1乃至第5の実施の形態におけるギアや、カム及びカムフォロアによる機構、ピニオンギア及びラックの機構、モータを使用した機構が、アンテナ筐体とヒンジ部の内部に配置されることになる。
【0072】
また、本発明の実施の形態の結合手段は、第1の筐体を開く動作に連動してアンテナ筐体を第1の筐体の背面より外側に開き、その開いた状態から第1の筐体を閉じる動作に連動してアンテナ筐体を元の位置に戻す機構であればよい。第1の筐体を開いた時にアンテナ筐体が第1の筐体の背面より外側に開く角度は限定しない。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように本発明により、折畳み型携帯無線機の開閉動作に連動してアンテナ筐体を第1の筐体に対して回転傾動させることが可能になり、また、閉じた状態の携帯無線機の薄型化が可能であるという効果を有する。
【0074】
また使用する為に開状態にした時には、アンテナ筐体が本体より自動的に本体背面側に傾斜することにより、アンテナの放射効率の向上も図る事ができる携帯無線機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による携帯無線機の第1の形態を示し、(a)はその閉じた状態の側面図、(b)はその開いた状態の側面図、(c)は同じく開いた状態の斜視図である。
【図2】本発明による携帯無線機の第1の実施の形態で、閉じた状態の斜視図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図3のB部の内部構造を示す拡大図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の携帯無線機の開いた時の図3のB部の内部構造を示す拡大図である。
【図6】本発明による携帯無線機の第2の実施の形態で、閉じた状態の斜視図である。
【図7】図6のA−A断面図である。
【図8】図7のB部の内部構造を示す拡大図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態の携帯無線機の開いた時の図7のB部の内部構造を示す拡大図である。
【図10】本発明による携帯無線機の第3の実施の形態で、閉じた状態の斜視図である。
【図11】図10のA−A断面図である。
【図12】図11のB部の内部構造を示す拡大図である。
【図13】本発明の携帯無線機の第3の実施の形態の開いた時の図7のB部の内部構造を示す拡大図である。
【図14】図10にあるツル巻きばねの構成を示す斜視図である。
【図15】本発明による携帯無線機の第4の実施の形態で、閉じた状態の斜視図である。
【図16】図15のA−A断面図である。
【図17】図16の開いた状態のA−A断面図である。
【図18】本発明による携帯無線機の第5の実施の形態で、閉じた状態の斜視図及び内部のギアの一部の構造を示す拡大図である。
【図19】図15のA−A断面図である。
【図20】図21のB部の内部構造を示す拡大図である。
【図21】本発明の携帯無線機の第5の実施の形態の開いた時の図7のB部の内部構造を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 第1の筐体
2 第2の筐体
3 送受信アンテナ
3a アンテナコイル
4 アンテナ筐体
5 アンテナ筐体格納部
11 回転ヒンジ
11a ヒンジ中心
12 固定ギア
13 扇形二段ギア
13a 大ギア
13b 小ギア
14 扇形ギア
15 アンテナの扇形ギア
16 回転軸
17 アンテナの回転軸
21 回転ヒンジ
21a ヒンジ中心
22 カム
22a 溝
23 カムフォロア
23a フォロアピン
24 アンテナの回転軸
31 回転ヒンジ
31a ヒンジ中心
32 外周カム
32a カム面
33 カムフォロア
33a フォロアピン
34 アンテナの回転軸
35 ツル巻きバネ
35a ツル巻きバネ 端点a
35b ツル巻きバネ 端点b
41 回転ヒンジ
41a ヒンジ中心
42 ピニオンギア
43 ラック
43a ギア部
43b ガイド溝
43c ガイド溝
43d ガイド溝
44 回転軸
45 ガイドピン
46ガイドピン
47 リフトピン
51 回転ヒンジ
51a ヒンジ中心
52 モータ
53 ギア
54 ギア
55 ギア
56 扇形ギア
57 回転軸
101 第1の筐体
102 第2の筐体
103 送受信アンテナ
103a アンテナコイル

Claims (7)

  1. 第1の筐体及び第2の筐体がヒンジ部を介して回転可能に結合した携帯無線機において、前記第1の筐体の近傍に配置されアンテナを有するアンテナ筐体と、前記第1の筐体または前記ヒンジ部と前記アンテナ筐体とを結合するとともに、前記アンテナ筐体を前記第1の筐体の開閉動作に連動して回転させる結合手段とを含むことを特徴とする携帯無線機。
  2. 前記結合手段は、前記第1の筐体を開く動作に連動して前記アンテナ筐体を前記第1の筐体の背面より外側に開き、その開いた状態から前記第1の筐体を閉じる動作に連動して前記アンテナ筐体を元の位置に戻す機構であることを特徴とする請求項1記載の携帯無線機。
  3. 前記結合手段は、前記ヒンジ部の内部に固定された第1のギアと、前記第1のギアと結合し前記第1の筐体の開閉に応じて回転する第2のギアと、前記第2のギアの回転力を前記アンテナ筐体に伝達する機構とを含むことを特徴とする請求項1記載の携帯無線機。
  4. 前記結合手段は、前記ヒンジ部の内部に固定されたカムと、前記カムに結合し、前記第1の筐体の開閉に応じて回転するカムフォロアと、前記カムフォロアの回転力をアンテナ筐体に伝達する機構とを含むことを特徴とする請求項1または2記載の携帯無線機。
  5. 前記結合手段は、前記第1の筐体と前記アンテナ筐体とに各端点を固定されたバネの作用力により、前記アンテナ筐体を前記第1の筐体に対して回転傾動させることを特徴とする請求項1または2記載の携帯無線機。
  6. 前記結合手段は、前記第2の筐体に固定されたピニオンギアと、前記第1の筐体内を直線移動するラックと、前記アンテナ筐体に固定されたフォロアピンを有し、前記アンテナ筐体を回転する機構は、前記ピニオンギアと前記ラックと前記フォロアピンからなり、前記ラックの直線移動を前記フォロアピンに伝達する機構であることを特徴とする請求項1または2記載の携帯無線機。
  7. 前記結合手段は、前記アンテナ筐体を前記第1の筐体に対して回転傾動させる駆動力にモータを含むことを特徴とする請求項1または2記載の携帯無線機。
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