JP3887711B2

JP3887711B2 - Vehicle seat

Info

Publication number: JP3887711B2
Application number: JP17831796A
Authority: JP
Inventors: 靖浩梶原
Original assignee: Toyota Boshoku Corp
Current assignee: Toyota Boshoku Corp
Priority date: 1996-07-08
Filing date: 1996-07-08
Publication date: 2007-02-28
Anticipated expiration: 2016-07-08
Also published as: JPH1024755A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用シートに関する。
【０００２】
【従来の技術】
車両用シートの一形式として、実開平６−２６５９５号公報に示されているように、着座部の両側に起立状態で位置する左右一対のクッションサイド部を有し、これらクッションサイド部における車体の乗降口側の一方のクッションサイド部を前記乗降口側へ倒伏可能に構成してなるシートクッションを備えた車両用シートがある。
【０００３】
当該車両用シートにおいては、シートクッションの着座部に着座している乗員が降車する場合に、クッションサイド部を乗降口側へ倒伏することにより乗降口側へ延びフラットデッキ状に変更して、身体の弱い人、老人、身体障害者等の着座者の降車が容易になるように図っている。同様に、これらの人の乗車が容易になるように図っている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
このように、当該車両用シートにおいては、クッションサイド部を倒伏させた場合には、起立しているクッションサイド部がフラットデッキ状に変更されるため、クッションサイド部が起立状態にある場合に比較して着座者の降車、および乗車が容易になる。
【０００５】
しかしながら、当該車両用シートにおいては、クッションサイド部は単に側方へ回動して倒伏するにすぎないため、その先端部が着座部の先端部に並列して位置する。倒伏したクッションサイド部の先端部が着座部と並列して位置する場合には、図１から明らかなように、着座者は身体をＬ1だけ移動させてヒップポイントをＨ1点からＨ2点に移行させただけでは、片足が倒伏しているクッションサイド部の先端部に載置された状態にあり、身体障害者や足が弱い着座者の場合には、この状態で降車するには、片足を手で車室外へ移さなければならいない。また、乗車する場合には、これとは逆の動作をしなければならない。
【０００６】
従って、当該車両用シートにおいても、着座者の降車、および乗車の便がかならずしも満足のいくものではなく、本発明の目的は上記した問題を解決することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車両用シートに関する。本発明が適用対象とする車両用シートは、着座部の左右の各側部における後側部を形成する同着座部の本体と一体の後側クッション部の前側に起立状態で位置する左右一対のクッションサイド部を有し、これらクッションサイド部における車体の乗降口側の一方のクッションサイド部を前記乗降口側へ倒伏可能に構成してなるシートクッションを備える形式の車両用シートである。
【０００８】
しかして、本発明に係る車両用シートは、前記一方のクッションサイド部を前記着座部に対して側方へ回動可能に支持する第１の支持手段および後方へ移動可能に支持する第２の支持手段と、同クッションサイド部の起立状態を解除可能に保持するロック機構と、同クッションサイド部の回動動作時には後方への移動を規制しかつ同クッションサイド部が所定量回動した後同クッションサイド部の回動動作を規制して後方への移動を許容する規制手段を備え、前記第１の支持手段は、前記着座部側に固定した前後一対のブラケットに前記一方のクッションサイド部を構成する前後一対のサイドフレームを側方へ回動可能に支持するロッドであり、かつ、前記第２の支持手段は、前記各サイドフレームと前記各ブラケットを連結させる前後方向に延びる前後一対の平行リンクであり、前記クッションサイド部が側方へ回動した時点では同クッションサイド部は前記後側クッション部とは前後方向には干渉しない位置関係にあり、かつ、前記クッションサイド部が後方へ移動した時点では同クッションサイド部と前記後側クッション部とが前後方向で重複した位置関係にあることを特徴とするものである。
【０００９】
本発明に係る車両用シートにおいては、前記ロック機構を、前記両サイドフレームの一方に回動可能に支持されたフックと、前記両ブラケットの一方に設けられて前記フックが解除可能に掛止されるロックピンと、前記フックを付勢して前記ロックピンに掛止させるバネ部材と、前記両サイドフレーム側に上下方向に移動可能に支持されて前記フックに連結され下動時に同フックを前記バネ部材に抗して回動動作させて前記ロックピンから離脱させる操作ロッドにて構成することができる。
【００１０】
また、当該車両用シートにおいては、前記規制手段を、前記ロッドに固定されて同ロッドと一体に回転するヒンジプレートと、前記両ブラケットの他方に固定され前記ヒンジプレートが係合して前記両サイドフレームの回動のみを許容するとともに前記ヒンジプレートが所定量回転すると同ヒンジプレートが離脱するロックピンと、前記両ブラケットの他方に固定され前記ヒンジプレートが前記ロックピンから離脱して前記両サイドフレームの回動を規制して後方への移動のみを許容するガイド部材にて構成することができる。
【００１１】
【発明の作用・効果】
このように構成した車両用シートにおいては、通常の状態では、一方のクッションサイド部（以下単にクッションサイド部ということがある）がロック機構のロック作用により起立状態にあり、身体障害者等身体が不自由な人が乗車および降車する場合には、ロック機構によるクッションサイド部のロック状態を解除して、同クッションサイド部を乗降口側へ回動するとともに後方へ移動して倒伏状態とする。
【００１２】
当該車両用シートにおいて、クッションサイド部のロック機構による着座部に対するロックを解除すると、クッションサイド部を着座部に対して側方へ回動させることができる。クッションサイド部を側方へ回動させると、規制手段はクッションサイド部が所定量回動する間はクッションサイド部の後方への移動を規制するとともに、クッションサイド部が所定量回転した後はクッションサイド部の回転を規制して後方への移動を許容する。
【００１３】
このため、クッションサイド部は着座部に対するロックを解除されると、先づ側方へ所定量回動するとともにその後後方へ所定量移動することができ、これにより、クッションサイド部は、図１の２点鎖線で示すように、その先端部を着座部の先端部から後方へ所定量Ｌ2だけ後退した状態で倒伏した状態となる。
【００１４】
従って、当該車両用シートによれば、図１に示すように、着座者は身体をＬ1だけ移動させてヒップポイントをＨ1点からＨ2点に移行させると、片足を倒伏しているクッションサイド部の先端部より先端側に位置させることができ、身体障害者や足が弱い着座者の場合にあってもそのまま降車することが可能であって、片足を手で車室外へ移動する必要がない。このため、着座者の降車が容易である。
【００１５】
なお、乗車する場合はこれとは逆に、車両用シートのクッションサイド部を予め後方へ後退させた倒伏状態にしておき、この状態の着座部に着座する。これにより、着座者はヒップポイントをわずかに移動させればよく、移動後にクッションサイド部を引き起せば、クッションサイド部は前方へ所定量前進するとともに上方へ所定量回転して起立状態となり、ロック機構により起立状態に保持される。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面に基づいて説明するに、図１〜図３には本発明に係る車両用シートの一例が示されている。当該車両用シートは、シートクッション、シートバック、およびヘッドレストからなり、シートクッションは、着座部１０ａと、その両側に位置する一対のクッションサイド部１０ｂ，１０ｃを備えている。
【００１７】
両クッションサイド部１０ｂ，１０ｃのうち、左側クッションサイド部１０ｂは、図１〜図３の実線で示すように常に起立状態を保持しているものであり、また右側クッションサイド部１０ｃは、図１および図２の実線で示す起立状態と、同起立状態から図２の２点鎖線および図３の実線で示す回動状態を経て、図１および図３の２点鎖線で示す倒伏状態に変更可能に構成されている。
【００１８】
右側クッションサイド部１０ｃを構成する骨格は、図４〜図８に示すように、前後一対のサイドフレーム１１ａ，１１ｂと、両サイドフレーム１１ａ，１１ｂの表側の上方部に固定された第１ボード１２ａと、両サイドフレーム１１ａ，１１ｂの表側の下方部に固定された第２ボード１２ｂと、両サイドフレーム１１ａ，１１ｂの頂部に固定されたアッパブラケット１３と、両サイドフレーム１１ａ，１１ｂの裏側の下端部に固定されたロアブラケット１４により形成されている。
【００１９】
右側クッションサイド部１０ｃは、かかる骨格をクッションパッドとともに表皮により被覆して構成されており、着座部１０ａを構成するクッションフレ−ム１５に支持機構２０を介して支持されているとともに、ロック機構３０ａにより解除可能に固定され、かつ規制機構３０ｂにより動作を規制されている。
【００２０】
支持機構２０は、着座部１０ａを構成するクッションフレ−ム１５に固定された前後一対のブラケット２１ａ，２１ｂと、両サイドフレーム１１ａ，１１ｂに各端部にて固定されてこれらを連結するロッド２２と、ロッド２２上に回転可能に組付けられた前後一対のヒンジブラケット２３ａ，２３ｂと、ブラケット２１ａとヒンジブラケット２３ａとを連結する上下一対の前側リンク２４ａ，２４ｂと、ブラケット２１ｂとヒンジブラケット２３ｂとを連結する上下一対の後側リンク２５ａ，２５ｂとにより構成されている。
【００２１】
かかる支持機構２０においては、前側リンク２４ａ，２４ｂと後側リンク２５ａ，２５ｂとは平行リンクを構成していて、各ブラケット２１ａ，２１ｂ側から各ヒンジブラケット２３ａ，２３ｂ側へ後方かつ上方へ傾斜して延びている。当該支持機構２０のロッド２２は、本発明における第１の支持手段である。また、当該支持機構２０の前側リンク２４ａ，２４ｂと後側リンク２５ａ，２５ｂとからなる前後一対の平行リンクは、本発明における第２の支持手段である。
【００２２】
ロック機構３０ａは、前側サイドフレーム１１ａに基部にて回動可能に支持されたフック３１と、アッパブラケット１３を貫通して下方へ延びて一方の揺動端部に連結された操作ロッド３２と、後側ブラケット２１ｂに組付けられてフック３１側に突出しフック３１の他方の揺動端部側に設けた掛止溝３１ａが掛止可能なロックピン３３と、前側サイドフレーム１１ａとフック３１間に掛止されてフック３１をロックピン３３に掛止する方向へ付勢するテンションスプリング３４にて構成されている。
【００２３】
規制機構３０ｂは、ロッド２２上に固定されたヒンジプレート３５と、後側ブラケット２１ｂに固定されてヒンジプレート３５が掛止溝３５ａにて掛止するロックピン３６と、後側ブラケット２１ｂに固定されたガイドプレート３７により構成されている。ヒンジプレート３５は、ロックピン３６に掛止されいている間は回転のみ許容され、かつ所定量回転してロックピン３６から外れると、ガイドプレート３７の上側に設けた円弧状ガイド面３７ａに摺接した状態で後方かつ下方へ移動する。
【００２４】
このように構成した車両用シートにおいては、通常の状態では図４〜図６に示すように、ロック機構３０ａを構成するフック３１がロックピン３３に掛止された状態にあって、両サイドフレーム１１ａ，１１ｂを起立状態に保持している。このため、右側クッションサイド部１０ｃは図１、図２および図６に示すように起立状態に保持されている。
【００２５】
この状態で操作ロッド３２を押し下げると、フック３１は図６の２点鎖線で示すように、テンションスプリング３４に抗して回動してロックピン３３から外れ、これにより両サイドフレーム１１ａ，１１ｂ、ロッド２２、およびこれらと一体の骨格構成部材が側方へ回転可能となり、右側クッションサイド部１０ｃを、図６〜図８の２点鎖線で示すように、側方へ回動させることができる。
【００２６】
クッションサイド部１０ｃが所定量回動する間は、規制機構３０ｂを構成するヒンジプレート３５はロックピン３６に掛止された状態にある。
【００２７】
この間、ロックピン３６は、ヒンジプレート３５の掛止溝３５ａ内を相対的に移動して掛止溝３５ａの開口端部に達し、クッションサイド部１０ｃが所定量回動した時点では、ヒンジプレート３５は図７の２点鎖線で示すようにロックピン３６から外れる。また、この間、クッションサイド部１０ｃの後方への移動は規制される。
【００２８】
その後、クッションサイド部１０ｃを側方へ押動させると、ヒンジプレート３５は図８に示すように、その揺動端部をガイドプレート３７の円弧状ガイド面３７ａ上に当接した状態で下方へ移動する。このため、クッションサイド部１０ｃは、円弧状ガイド面３７ａにて回動を規制された状態で、前側リンク２４ａ，２４ｂと後側リンク２５ａ，２５ｂの作用により下方かつ後方へ移動し、図８の２点鎖線で示す状態から同図の１点鎖線で示す状態になる。
【００２９】
これにより、当該車両用シートのクッションサイド部１０ｃは、図１および図３の２点鎖線で示すように側方へ倒伏した状態となり、その先端部が着座部１０ａの先端部から距離Ｌ2だけ後方へ移動する。
【００３０】
従って、当該車両用シートによれば、図１に示すように、着座者は身体をＬ1だけ移動させてヒップポイントをＨ1点からＨ2点に移行させると、片足を倒伏しているクッションサイド部１０ｃの先端部より先端側に位置させることができ、身体障害者や足が弱い着座者の場合にあってもそのまま降車することが可能であって、片足を手で車室外へ移する必要がない。このため、着座者の降車が容易である。
【００３１】
なお、乗車する場合はこれとは逆に、車両用シートのクッションサイド部１０ｃを予め後方へ後退させた倒伏状態にしておき、この状態の着座部１０ａに着座する。これにより、着座者はヒップポイントをわずかに移動させればよく、移動後にクッションサイド部１０ｃを引き起せば、クッションサイド部１０ｃは前方へ所定量前進するとともに上方へ所定量回転して起立状態となり、ロック機構３０ａにより起立状態に保持される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一例に係る車両用シートにおける右側クッションサイド部の起立状態の平面図である。
【図２】同車両用シートにおける右側クッションサイド部が起立状態にある一部省略斜視図である。
【図３】同クッションサイドが倒伏途中の状態にある一部省略斜視図である。
【図４】同クッションサイド部における起立状態の内部構造を示す側面図である。
【図５】同内部構造を示す平面図である。
【図６】同内部構造を構成するロック機構を示す正面図である。
【図７】同内部構造を構成する規制機構を示す正面図である。
【図８】同規制機構の一部を省略した状態の正面図である。
【符号の説明】
１０ａ…着座部、１０ｂ，１０ｃ…クッションサイド部、１１ａ，１１ｂ…サイドフレーム、１２ａ…第１ボード、１２ｂ…第２ボード、１３…アッパブラケット、１４…ロアブラケット、１５…クッションフレーム、２０…支持機構、２１ａ，２１ｂ…ブラケット、２２…ロッド、２３ａ，２３ｂ…ヒンジブラケット、２４ａ，２４ｂ…前側リンク、２５ａ，２５ｂ…後側リンク、３０ａ…ロック機構、３１…フック、３１ａ…掛止溝、３２…操作ロッド、３３…ロックピン、３４…テンションスプリング、３０ｂ…規制機構、３５…ヒンジプレート、３５ａ…掛止溝、３６…ロックピン、３７…ガイドプレート、３７ａ…ガイド面。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle seat.
[0002]
[Prior art]
As one type of vehicle seat, as shown in Japanese Utility Model Laid-Open No. 6-26595, it has a pair of left and right cushion side portions positioned in an upright state on both sides of a seating portion. There is a vehicle seat provided with a seat cushion in which one cushion side portion on the entrance / exit side is configured to be able to fall down to the entrance / exit side.
[0003]
In the vehicle seat, when the occupant seated in the seat cushion seat gets off, the cushion side part is lowered to the entrance / exit side to extend to the entrance / exit side and change to a flat deck shape. It is intended to make it easier for seated persons such as weak people, elderly people, and physically disabled people to get off. Similarly, it is designed so that these people can easily board.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In this way, in the vehicle seat, when the cushion side portion is laid down, the standing cushion side portion is changed to a flat deck shape, so compared with the case where the cushion side portion is in the standing state. Thus, it is easy for the seated person to get off and get on.
[0005]
However, in the vehicle seat, the cushion side portion merely pivots sideways and falls down, so that the tip end portion is positioned in parallel with the tip end portion of the seating portion. When the tip of the lying cushion side part is positioned in parallel with the seating part, as is clear from FIG. 1, the seated person moves the body by L1 and shifts the hip point from the H1 point to the H2 point. If you are sitting on the tip of the cushion side part where one foot is lying down, and you are a disabled person or a seated person with weak feet, you can use one foot to get off in this state. It must be moved out of the passenger compartment. Moreover, when boarding, you have to perform the reverse operation.
[0006]
Accordingly, even in the vehicle seat, the passenger getting off and getting on the board is not always satisfactory, and the object of the present invention is to solve the above-described problems.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a vehicle seat. The vehicle seat to which the present invention is applied is a pair of left and right seats positioned in a standing state on the front side of the rear cushion portion integrated with the body of the seat portion forming the rear side portions on the left and right sides of the seat portion . A vehicle seat having a cushion side portion and including a seat cushion configured such that one of the cushion side portions of the cushion side portion on the entrance / exit side of the vehicle body can fall down to the entrance / exit side .
[0008]
Thus, the vehicle seat according to the present invention has a first support means for supporting the one cushion side portion so as to be pivotable laterally with respect to the seating portion, and a second support for movably supporting the second seat. The support means, a lock mechanism that releasably holds the cushion side portion in an upright state, and a rearward movement restriction of the cushion side portion when the cushion side portion is rotated, and the cushion side portion is rotated after a predetermined amount of rotation. The first support means includes a pair of front and rear brackets fixed to the seating part side, and the first support means is provided with a restriction means for restricting the pivoting movement of the cushion side part to allow backward movement. a pair of side frames before and after composing a rod rotatably supported laterally, and said second supporting means, the front-rear direction to connect the respective brackets and the respective side frame Front and rear are a pair of parallel links, said the cushion side portion at the time the cushion side portion is pivoted to the side in a position relationship which does not interfere with the front-rear direction and the rear side cushion portion, the cushion side extending When the portion moves rearward, the cushion side portion and the rear cushion portion are in a positional relationship overlapping in the front-rear direction.
[0009]
In the vehicle seat according to the present invention, the lock mechanism is provided on one of the side frames so as to be pivotable and on one of the brackets so that the hook is releasably hooked. A lock pin that urges the hook to be hooked on the lock pin, and is supported by the both side frames so as to be movable in the vertical direction, and is connected to the hook to move the hook to the spring when moving downward. It can be constituted by an operating rod that is rotated against the member to be detached from the lock pin.
[0010]
Further, in the vehicle seat, the restricting means is fixed to the rod and rotated integrally with the rod, and the bracket plate fixed to the other of the brackets is engaged with the both sides. Only the frame is allowed to rotate, and the hinge plate is released when the hinge plate is rotated by a predetermined amount, and the hinge plate is fixed to the other of the brackets and the hinge plate is detached from the lock pin and the side frames are It can be configured by a guide member that restricts rotation and allows only backward movement.
[0011]
[Operation and effect of the invention]
In the vehicle seat configured as described above, in a normal state, one cushion side portion (hereinafter sometimes simply referred to as a cushion side portion) is in an upright state due to a locking action of a lock mechanism, When a handicapped person gets on and off the vehicle, the locked state of the cushion side portion by the lock mechanism is released, and the cushion side portion is rotated to the entrance / exit side and moved backward to be in a lying state.
[0012]
In the vehicle seat, when the lock on the seating portion by the lock mechanism of the cushion side portion is released, the cushion side portion can be rotated laterally with respect to the seating portion. When the cushion side part is rotated to the side, the regulating means regulates the rearward movement of the cushion side part while the cushion side part is rotated by a predetermined amount, and after the cushion side part is rotated by the predetermined amount, The side part is restricted from rotating to allow backward movement.
[0013]
For this reason, when the lock with respect to the seating part is released, the cushion side part can be rotated by a predetermined amount to the side and then moved rearward by a predetermined amount. As indicated by a two-dot chain line, the tip portion of the seating portion is laid down in a state where the tip portion is moved backward by a predetermined amount L2.
[0014]
Therefore, according to the vehicle seat, as shown in FIG. 1, when the seated person moves the body by L1 and shifts the hip point from the H1 point to the H2 point, It can be positioned on the tip side from the tip portion, and even in the case of a physically handicapped person or a seated person with weak feet, it is possible to get off as it is, and it is not necessary to move one foot outside the passenger compartment by hand. For this reason, it is easy for the seated person to get off.
[0015]
In addition, when boarding, contrary to this, the cushion side part of the vehicle seat is set in a lying state in which it is retracted backward in advance, and is seated on the seating part in this state. Thus, the seated person only needs to move the hip point slightly.If the cushion side part is raised after the movement, the cushion side part moves forward by a predetermined amount and rotates upward by a predetermined amount to be in a standing state. It is held in an upright state by a lock mechanism.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described with reference to the drawings. FIGS. 1 to 3 show an example of a vehicle seat according to the present invention. The vehicle seat includes a seat cushion, a seat back, and a headrest. The seat cushion includes a seating portion 10a and a pair of cushion side portions 10b and 10c located on both sides thereof.
[0017]
Of the two cushion side portions 10b and 10c, the left cushion side portion 10b is always in an upright state as shown by the solid line in FIGS. 1 to 3, and the right cushion side portion 10c is shown in FIG. 2 and the standing state shown by the solid line in FIG. 2 and the tilted state shown by the two-dot chain line in FIG. 1 and FIG. 3 through the two-dot chain line in FIG. 2 and the rotating state shown in FIG. It is configured.
[0018]
As shown in FIGS. 4 to 8, the skeleton constituting the right cushion side portion 10c is a pair of front and rear side frames 11a and 11b and a first board 12a fixed to the upper portion on the front side of both side frames 11a and 11b. A second board 12b fixed to the lower part of the front side of both side frames 11a, 11b, an upper bracket 13 fixed to the top of both side frames 11a, 11b, and a lower end on the back side of both side frames 11a, 11b It is formed by the lower bracket 14 fixed to the part.
[0019]
The right cushion side portion 10c is configured by covering such a skeleton with a cushion pad and a skin, and is supported by a cushion frame 15 constituting the seating portion 10a via a support mechanism 20, and a lock mechanism 30a. Is releasably fixed and the operation is restricted by the restriction mechanism 30b.
[0020]
The support mechanism 20 includes a pair of front and rear brackets 21a and 21b fixed to the cushion frame 15 constituting the seating portion 10a, and a rod 22 fixed to both side frames 11a and 11b at each end to connect them. A pair of front and rear hinge brackets 23a and 23b rotatably mounted on the rod 22, a pair of upper and lower front links 24a and 24b connecting the bracket 21a and the hinge bracket 23a, a bracket 21b and a hinge bracket 23b, And a pair of upper and lower rear links 25a and 25b.
[0021]
In such a support mechanism 20, the front links 24a and 24b and the rear links 25a and 25b constitute a parallel link, and are inclined rearward and upward from the brackets 21a and 21b to the hinge brackets 23a and 23b. It extends. The rod 22 of the support mechanism 20 is the first support means in the present invention . Further, a pair of front and rear parallel links made up of the front links 24a and 24b and the rear links 25a and 25b of the support mechanism 20 are the second support means in the present invention .
[0022]
The lock mechanism 30a includes a hook 31 that is rotatably supported at the base of the front side frame 11a, an operation rod 32 that extends downward through the upper bracket 13 and is connected to one swinging end, A lock pin 33 that is assembled to the rear bracket 21 b and protrudes toward the hook 31 and is provided on the other swinging end side of the hook 31 and can be hooked, and between the front side frame 11 a and the hook 31. It is constituted by a tension spring 34 that is hooked and urges the hook 31 in a direction to hook the lock pin 33 on the lock pin 33.
[0023]
The restriction mechanism 30b is fixed to the hinge plate 35 fixed on the rod 22, the lock pin 36 fixed to the rear bracket 21b and the hinge plate 35 to be hooked in the hook groove 35a, and the rear bracket 21b. The guide plate 37 is constituted. The hinge plate 35 is only allowed to rotate while it is hooked on the lock pin 36, and when the hinge plate 35 is rotated by a predetermined amount and detached from the lock pin 36, it slides on an arcuate guide surface 37 a provided on the upper side of the guide plate 37. In this state, it moves backward and downward.
[0024]
In the vehicle seat configured as described above, in a normal state, as shown in FIGS. 4 to 6, the hook 31 constituting the lock mechanism 30 a is hooked on the lock pin 33, and the both side frames 11a and 11b are held upright. For this reason, the right cushion side part 10c is hold | maintained in the standing state as shown in FIG.1, FIG.2 and FIG.6.
[0025]
When the operating rod 32 is pushed down in this state, the hook 31 is rotated against the tension spring 34 and detached from the lock pin 33 as shown by a two-dot chain line in FIG. 6, whereby both side frames 11a, 11b, The rod 22 and the skeleton constituting member integral therewith can be rotated to the side, and the right cushion side portion 10c can be rotated to the side as indicated by a two-dot chain line in FIGS.
[0026]
While the cushion side portion 10c is rotated by a predetermined amount, the hinge plate 35 constituting the restriction mechanism 30b is in a state of being hooked on the lock pin 36.
[0027]
During this time, the lock pin 36 moves relatively in the latch groove 35a of the hinge plate 35 to reach the opening end of the latch groove 35a, and when the cushion side portion 10c is rotated by a predetermined amount, the hinge plate 35 is rotated. Is disengaged from the lock pin 36 as shown by a two-dot chain line in FIG. During this time, the rearward movement of the cushion side portion 10c is restricted.
[0028]
Thereafter, when the cushion side portion 10c is pushed sideways, the hinge plate 35 moves downward with its swinging end abutting on the arcuate guide surface 37a of the guide plate 37 as shown in FIG. Moving. For this reason, the cushion side portion 10c is moved downward and rearward by the action of the front links 24a and 24b and the rear links 25a and 25b in a state in which the rotation is restricted by the arcuate guide surface 37a. From the state indicated by the two-dot chain line, the state indicated by the one-dot chain line in FIG.
[0029]
As a result, the cushion side portion 10c of the vehicle seat is in a state of lying down sideways as shown by the two-dot chain line in FIG. 1 and FIG. 3, and the tip portion thereof is rearward from the tip portion of the seating portion 10a by a distance L2. Move to.
[0030]
Therefore, according to the vehicle seat, as shown in FIG. 1, when the seated person moves the body by L1 and shifts the hip point from the H1 point to the H2 point, the cushion side portion 10c lying on one foot It can be positioned on the tip side from the tip of the car, and even if it is a physically handicapped person or a seated person with weak feet, it is possible to get off as it is, and there is no need to move one foot outside the passenger compartment by hand . For this reason, it is easy for the seated person to get off.
[0031]
In addition, when boarding, contrary to this, the cushion side part 10c of the vehicle seat is set in a lying state in which it is retracted backward in advance, and is seated on the seating part 10a in this state. Thus, the seated person only needs to move the hip point slightly, and if the cushion side part 10c is raised after the movement, the cushion side part 10c moves forward by a predetermined amount and rotates upward by a predetermined amount to stand up. And is held in an upright state by the lock mechanism 30a.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a standing state of a right cushion side portion in a vehicle seat according to an example of the present invention.
FIG. 2 is a partially omitted perspective view in which a right cushion side portion of the vehicle seat is in an upright state.
FIG. 3 is a partially omitted perspective view in which the cushion side is in a state of lying down.
FIG. 4 is a side view showing an internal structure of the cushion side portion in a standing state.
FIG. 5 is a plan view showing the internal structure.
FIG. 6 is a front view showing a lock mechanism constituting the internal structure.
FIG. 7 is a front view showing a regulating mechanism constituting the internal structure.
FIG. 8 is a front view of a state where a part of the restriction mechanism is omitted.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10a ... Seating part, 10b, 10c ... Cushion side part, 11a, 11b ... Side frame, 12a ... 1st board, 12b ... 2nd board, 13 ... Upper bracket, 14 ... Lower bracket, 15 ... Cushion frame, 20 ... Support Mechanism, 21a, 21b ... Bracket, 22 ... Rod, 23a, 23b ... Hinge bracket, 24a, 24b ... Front link, 25a, 25b ... Rear link, 30a ... Lock mechanism, 31 ... Hook, 31a ... Hatch groove, 32 ... Operation rod, 33... Lock pin, 34... Tension spring, 30 b. Restricting mechanism, 35... Hinge plate, 35 a.

Claims

A pair of left and right cushion side portions positioned in a standing state on the front side of the rear cushion portion integral with the body of the seat portion forming the rear side portion on each of the left and right sides of the seat portion; A vehicle seat provided with a seat cushion configured such that one cushion side portion on the entrance / exit side of a vehicle body can be laid down toward the entrance / exit side , and the vehicle seat is configured to seat the one cushion side portion on the seat A first support means for supporting the part so as to be pivotable to the side, a second support means for supporting the part movably backward, a lock mechanism for releasably holding the standing state of the cushion side part, When the cushion side part is rotated, the rearward movement is restricted, and after the cushion side part is rotated by a predetermined amount, the cushion side part is restricted from rotating and moved backward. Comprising a regulating means tolerated, the first support means, rotatably supports a pair of side frames before and after forming the one of the cushion side portion to the seat a pair of front and rear fixed to the bracket to the side And the second support means is a pair of front and rear parallel links extending in the front-rear direction for connecting the side frames and the brackets, and the cushion side portion is turned sideways. The cushion side portion is in a positional relationship that does not interfere with the rear cushion portion in the front-rear direction, and when the cushion side portion moves rearward, the cushion side portion and the rear cushion portion are front and rear. A vehicle seat characterized by being in a positional relationship that overlaps in a direction .

2. The vehicle seat according to claim 1, wherein the lock mechanism is provided on one of the two side frames so as to be pivotable, and is provided on one of the two brackets so that the hook can be released. A lock pin, a spring member that urges the hook to be hooked on the lock pin, and is supported by the both side frames so as to be movable in the vertical direction and is connected to the hook, and the hook is A vehicle seat, comprising: an operation rod that is pivoted against a spring member to be detached from the lock pin .

2. The vehicle seat according to claim 1, wherein the restricting means includes a hinge plate that is fixed to the rod and rotates integrally with the rod, and the hinge plate that is fixed to the other of the brackets is engaged with the hinge plate. A lock pin that allows only the rotation of both side frames and the hinge plate is detached when the hinge plate rotates by a predetermined amount, and a lock pin that is fixed to the other bracket and that the hinge plate is detached from the lock pin. A vehicle seat comprising a guide member that restricts rotation and allows only rearward movement .