JP3881549B2 - サービス管理方法 - Google Patents
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Description
(技術分野)
本発明は、サービスの管理、および電気通信ネットワークでのユーザの移動の監督に関する。本発明は、特に、提案のUMTS(汎用移動電気通信システム)で実行するのに適しているが、他の用途にも使用することもできる。
【0002】
(背景技術)
図1は、UMTSに提案された、アーキテクチャ全体を示す。移動局(MS)1は、1つまたはそれ以上の基地局(BS)2と無線で通信することができる。各基地局は、lubインターフェース3により、1つの無線ネットワーク・コントローラ(RNC)4にリンクしている。各RNCは、1つまたはそれ以上の基地局にリンクすることができる。RNCは、lurインターフェース5により、他のRNCにリンクすることができる。各RNCは、luインターフェース6によりコア・ネットワーク(CN)7にリンクしている。CNは、例えば、移動交換局(MSC)、またはサービス提供GPRS(汎用パケット無線サービス)サポート・ノード(SGSN)8のような接続している移動局に通信サービスを提供することができる。これらのユニットは、luインターフェースにより、RNCに接続している。
【0003】
CNは、また、UMTSネットワークの外側で、前方への通信接続を行うことができるように、固定ラインネットワークのような他の通信ネットワーク9、または他の移動ネットワークに接続している。CNは、また、ホーム・ロケーション・レジスタ(HLR)10、およびネットワークへのアクセスを制御する際に助けになるビジタ・ロケーション・レジスタ(VLR)11を含む。基地局およびRNCおよびこれらの相互接続が、UMTSの地上無線アクセス・ネットワーク(UTRAN)を構成している。
【0004】
移動局は、RNC、およびRNCに接続している基地局を通してコア・ネットワークと通信することができる。ソフト・ハンドオーバ(マクロダイバーシティ)の場合には、移動局は、1つ以上の基地局を通してトラフィック通信を送信することができる。これらの基地局は、同じRNC、または異なるRNCに接続することができる。基地局が異なるRNCに接続している場合には、これらのRNCは、その行動を調和するために、また移動局から受信した信号を結合するために、lurインターフェースを通して直接相互に通信する。
【0005】
これらのRNCの中の1つは、サービス提供RNCと呼ばれ、他のものはドリフトRNCと呼ばれる。ユニットとコア・ネットワークとの間の通信は、サービス提供RNCだけを通して行われる。それ故、移動局が、ソフトハンドオーバ中であろうとなかろうと、CNへのその接続は、1つのRNCを通して行われる。サービス提供RNCを通して、コア・ネットワークへの通信が行われている場合に、基地局が、ドリフトRNCにより制御されるという事態が、マクロダイバーシティ以外の状況で発生する恐れがある。
【0006】
コア・ネットワークにおいては、MSC、またはSGSNのような各サービス提供ノードは、移動局に対して一組のサービスを提供することができる。例えば、
・MSCは、例えば、音声、ファックスまたは不透明なデータ・サービスのような回線交換(CS)通信を提供することができ、そのため、GSM(移動通信用の地球規模システム)、および従来の音声電話ネットワークのような回線交換固定ワイヤ・ネットワークのような他の回線交換移動ネットワークのような回線交換領域内の他の構成要素へのリンクを持つ。
・サービス提供GPRS(汎用パケット無線サービス)サポートノード(SGSN)は、インターネット・プロトコル(IP)データ送信用のパケット・データ・プロトコル(PDP)に対して、パケット交換(PS)通信を提供することができるので、GPRSを装備しているGSMネットワークおよびインターネットのようなパケット交換領域内の他の構成要素へのリンクを持つ。
【0007】
サービス提供ノード間でのサービスの分割は、システム仕様に指定されていて、仮定ネットワーク・アーキテクチャに厳格に結びついている。重畳または追加サービスを提供するMSCまたはSGSN以外の他のノードが存在する場合もある。
将来、現在の配置とは異なる方法で、ある種のサービスを提供することができるようになるかも知れない。例えば、音声サービスは、CSからPS領域に送られることもありうる。ネットワークを上記の形で変更すると、かなりの混乱を生じる恐れがある。例えば、音声トラフィックのような基本的サービスの提供をPS領域に移行するには、転送ハードウェアおよびソフトウェアが必要になるし、更新対象の各移動局にソフトウェアが必要になる。そのため、多額の費用を必要とし、ネットワーク・オペレータも大変仕事がやりにくくなる。
【0008】
オペレータが、あまり混乱を起こさないで、あるタイプのネットワーク・ノードが前に実行したサービスを他のタイプのネットワーク・ノードに移動させることができるような、または新しいコア・ネットワーク、または現在のコア・ネットワークを通して新しいサービスを導入することができるような方法の開発が待望されている。
【0009】
(発明の開示)
ある観点から見た場合、本発明は、中間ネットワークが、ユーザ・ターミナルと、それぞれが、少なくとも1つの電気通信プロトコルにより、ユーザ・ターミナルに通信サービスを提供することができる1つまたはそれ以上の複数のサービス提供ネットワーク構成要素との間で通信を行う電気通信システムで接続を確立するための方法を提供する。上記方法は、中間ネットワークが、ユーザ・ターミナルに、サービス提供ネットワーク構成要素の表示、およびそれぞれが提供した通信サービスを送信するステップを含む。
【0010】
第2の観点から見た場合、本発明は、ユーザ・ターミナルと;それぞれが、少なくとも1つの各電気通信プロトコルにより、ユーザ・ターミナルに通信サービスを提供することができる複数のサービス提供ネットワーク構成要素と;ユーザ・ターミナルと1つまたはそれ以上の上記ネットワーク構成要素の間で通信を行い、上記ユーザ・ターミナルに、サービス提供ネットワーク構成要素の表示と、それぞれが提供する通信サービスを提供することができる中間ネットワークとを含む電気通信システムを提供する。
【0011】
都合のよいことに、ユーザ・ターミナルは、一緒になって、ユーザ・ターミナルが使用したい一組のサービスをサポートする一組のサービス・ネットワーク構成要素を適当に選択し、上記一組のサービスネットワーク構成要素に接続する。
上記表示は、中間ネットワークにより適宜発生する。この目的のために、中間ネットワークは、使用できるサービスネットワーク構成要素を定義する情報を適宜記憶することができ、好適には、各ネットワーク構成要素の識別子と一緒に、相互が提供することができるサービスを記憶することができることが好ましい。
【0012】
上記表示は、ユーザ・ターミナルによる、中間ネットワークへの接続の確立中および/または確立後に、ユーザ・ターミナルに送信することができる。後者の場合、表示は、例えば、ユーザ・ターミナルとの接続を提供している中間ネットワーク内の装置の移動による中間ネットワークの手順中に、通常は、手順後に、移動ターミナルの移動イベントに応じて適宜送信することができる。このイベントは、例えば、UMTSシステム等でのサービス提供無線ネットワーク・コントローラの移動であってもよい。
【0013】
中間ネットワークは、例えば、各サービスネットワーク構成要素に対する1つのページング領域により、サービスネットワーク構成要素の数に従ってページング領域の数を適当に調整することができる。別な方法の場合、サービスネットワーク構成要素のすべて、または少なくとも1つ以上は、共通なページング領域を使用することができる。
中間ネットワークは、ユーザ・ターミナルとネットワーク構成要素の中の1つまたはそれ以上の構成要素との間に通信経路を適宜構成することができる。ユーザ・ターミナルおよび1つまたはそれ以上のネットワーク構成要素は、好適には、中間ネットワークを通して通信できることが好ましい。
【0014】
都合のよいことに、類似の方法で動作することができ、それにより、各移動局が、1つまたはそれ以上のサービスネットワーク構成要素との通信を個々に確立し、または登録することができることが好ましい複数の移動局が存在する場合もある。
都合のよいことに、ユーザ・ターミナルに対して、中間ネットワークを通して、各ターミナルへの接続経路内の変化を各サービス提供ネットワークに通知するために、そのターミナルが登録される各サービス提供ネットワーク構成要素に対する管理プロセスの一例が確立される。上記例は、ユーザから見てローカルな処理装置上で実行することができる。中間ネットワークを通る移動局への接続経路内で変化が起こると、各サービス提供ネットワーク構成要素は、各例によりその変化の通知を受ける。
【0015】
都合のよいことに、中間ネットワークは、移動局に、1つまたは複数のサービス提供ネットワーク構成要素の表示、およびそれぞれが提供する通信サービスを送信することができる。好適には、必要なサービスを受けるために、移動局は、必要なサービスを提供するという表示を持つサービス提供ネットワーク構成要素の中の1つを決定することができ、中間ネットワークを通してそのサービス提供ネットワーク構成要素との接続を確立することができることが好ましい。好適には、上記サービス提供ネットワーク構成要素の上記表示、およびそれぞれが提供する通信サービスに従って、システム(最も好適には、ターミナル)は、各サービス提供ネットワーク構成要素に、中間ネットワークを通して、上記移動局への通信経路内の変化を通知するための管理プロセスのもう1つの例を確立することができることが好ましい。
【0016】
別な方法の場合、サービスのリストがターミナルに送られた場合に、ターミナルは、どのサービスが、どのサービス提供ノードに関連しているか、またどの管理プロセスに関連しているかをすでに知っている場合がある。その場合、後で、ターミナルが、特定のサービスに対する通信を初期化する必要がある場合には、ターミナルは、どのサービス提供ノードにコンタクトすべきかをすでに知っていて、上記初期化に対する要求が関連する管理プロセスを知っている場合がある。サービス提供ネットワーク構成要素の上記表示、およびそれぞれが提供する通信サービスにより、システムは、適宜、各サービス提供ネットワーク構成要素に、中間ネットワークを通して上記移動局への接続経路内の変化を知らせるために、管理プロセスの一例を終了させることができる。
管理プロセスは、汎用移動電気通信システムまたはその派生物の、またはその派生物用の移動管理プロトコルであることが好ましい移動管理プロトコルにより動作できることが好ましい移動管理プロセスであってもよい。
【0017】
上記管理プロセスに関連するサービスとしては、例えば、呼出し制御構成要素、セッション管理構成要素、PDP(パケット・データ・プロトコル)構成要素、SMS(ショート・メッセージ・サービス)処理構成要素、IP(インターネット・プロトコル)による音声構成要素、H.323またはH.324構成要素、または補足サービス例がある。
すべての観点から見た、本発明のいくつかの好適な機能について以下に説明する。
【0018】
都合のよいことに、ユーザ・ターミナルは、無線および/または他の媒体により中間ネットワークと通信することができる。ユーザ・ターミナルとしては、実際に移動できるか移動できないかにかかわらず、移動局と呼ぶことができるユニットを使用することができる。ユーザ・ターミナルとしては、移動電話を使用することができる。
都合のよいことに、中間ネットワークは、汎用移動電気通信システムまたはその派生物に従って動作できる。
【0019】
中間ネットワークとしては、無線アクセス・ネットワークを使用することができるが、好適には、汎用移動電気通信システム無線アクセス・ネットワークであることが好ましい。都合のよいことに、中間ネットワークは、例えば、コア・ネットワーク領域インジケータに基づいて(または上記インジケータに従って)、ユーザ・ターミナルとサービス提供ネットワーク構成要素の中の1つとの間で信号を転送することができる。中間ネットワークは、上記転送を行うことができる汎用移動電気通信システム無線ネットワーク・コントローラを含むことができる。
【0020】
都合のよいことに、サービス提供ネットワーク構成要素の中の少なくとも1つは、中間ネットワークと他の無線通信ネットワークとの間で通信を行うことができる。各サービス提供ネットワーク構成要素は、コア・ネットワークであってもよい。各サービス提供ネットワーク構成要素は、ホーム・ロケーション・レジスタおよび/またはビジタ・ロケーション・レジスタを含むことができる。都合のよいことに、サービス提供ネットワーク構成要素の中の1つまたはそれ以上は、中間ネットワークと他の無線通信ネットワークとの間で回線交換通信を行うことができる。都合のよいことに、サービス提供ネットワーク構成要素の中の1つまたはそれ以上は、中間ネットワークと他の無線通信ネットワークとの間でパケット交換通信を行うことができる。
各サービス提供ネットワーク構成要素は、できれば、サービス提供ネットワーク領域またはサービス提供ネットワーク素子であることが好ましいが、必ずしも、そうである必要はない。
(発明を実施するための最良の実施の形態)
【0021】
添付の図面を参照しながら、以下に本発明を説明するが、これは単に例示としてのものに過ぎない。
図2のネットワークは、一組のしっかりと構成されたコア・ネットワークによりサービスを移動局に提供するのではなく、一組の論理CNノードによりユーザにサービスを提供することができるように構成されている。各論理CNノードが提供するサービスは、比較的簡単な方法で再構成することができる。さらに、新しいサービスを導入するために、追加CNノードを比較的容易に追加することができる。
【0022】
図2のネットワークは、移動局20、基地局21およびRNC22を含む。これらのユニットの相互接続およびその動作の全体は、図1のUTMSシステムに対して適したものになっている。
図2のネットワークは、また、複数のコア・ネットワーク23を含む。これらコア・ネットワークの中の任意のものは、分散型通信装置24を通してRNC22と通信することができる。コア・ネットワーク23は、各コア・ネットワークの能力により、他の移動ネットワークのような外部の無線通信ネットワーク26、インターネットおよび固定ラインネットワークと通信することができる。例えば、コア・ネットワークは、音声プロトコルまたはファクス・プロトコル、またはデータ・プロトコル通信用のGPRS(汎用パケット無線サービス)サポートノード(SGSN)27を通して、通信用の移動交換局(MSC)26を含むことができる。コア・ネットワーク25でない大きなネットワークの場合には、地理的なネットワーク構成上の理由のために、すべてのRNC22と通信することができる。
【0023】
RNC22は、RNCを通しての通信を処理し、基地局21(例えば、ハンドオーバの制御)の制御を処理し、システム内への移動局のアクセスを管理し、基地局と他の機能との間のシステム内の移動局の移動の管理(例えば、位置管理または無線リソース管理)を行うための処理装置28を含む。
【0024】
移動局が、ネットワークとコンタクトすると、移動局は基地局と無線通信を行い、それにより、基地局が接続するRNCとのRRC(無線リソース制御)を確立する。上記接続を設定する間に、UTRANは、移動局に、各RNCにより制御されるサービス・エリア内でサービスを提供している、使用できるCN(領域)を表示する。各領域において、UTRANは、移動局に、その領域が提供するサービスを、その領域に対する識別子と一緒に表示する。上記識別子は、できれば、通信しているそのコア・ネットワークを識別し、そのネットワークに転送することができるように、移動局または他のネットワーク構成要素が使用することができるコア・ネットワークのアクセス番号のような論理識別子であることが好ましい。
【0025】
移動局は、自分がサポートしているサービス、および自分が、ネットワークに対して接続を必要としているのは、これらのサービスの中のどれであるかを知っている。それ故、移動局は、必要なサービスを提供するために、1つまたはそれ以上の適当なCN領域を選択することができる。移動局は、選択した各領域に接続しようと試み、その結果、移動局は、その領域から必要なサービスを受けることができる。
【0026】
例えば、移動局が、回線交換ファックス接続、およびパケット交換音声接続を必要とするネットワークに接続した場合には、移動局は、UTRANから使用できる領域および/または、それぞれが提供/サポートするサービスを示すメッセージを受信する。その後で、移動局は、ファックス・サービスを提供している1つのCN領域と、音声トラフィックを運ぶことができる、パケット交換サービスを提供する1つのCN領域を選択する。その後で、移動局は、これら各領域に接続しようと試みる。領域は、同じものであっても、違うものであってもよい。図3は、プロセス全体を示す。
【0027】
上記コア・ネットワーク・アクセス番号は、単に、移動局との通信の際に使用するための、RNCが発生した識別子であってもよい。移動局は、RNCに、アクセスしたいコア・ネットワークがどれであるかを表示するために、コア・ネットワーク・アクセス番号を使用することができるが、関連コア・ネットワークへのアクセス要求メッセージの転送は、移動局が知らない異なる本当の識別子を使用して、RNCにより行うことができる。それ故、移動局の観点からいうと、RNCは、透明な状態で、その通信を関連コア・ネットワークに送る。コア・ネットワークが受け入れ、移動局に接続すると、移動局は、コア・ネットワークに対する本当の識別子の通知を受け取ることでき、必要な場合には、他のRNCを通して、コア・ネットワークと直接通信することができる。
【0028】
好適には、RNCは、例えば、ランダムに、RNCが決定した情報に基づいて、1つまたはそれ以上のサービスを提供するノード(例えば、その負荷)により、RNCに提供された情報に基づいて、またはユーザ装置(UE)(例えば、前にUEの通信を処理したために、UE上にある種の情報を持つことができる構成要素の識別)により、RNCに送られた情報に基づいて必要な領域の構成要素にサービスを行っている適当なCNに直接通信ができるようにする論理を持つことが好ましい。上記構成要素が選択された場合には、RNCは、その構成要素を、構成要素自身によりユーザ装置に与えられた特定の構成要素の識別子によりアドレスすることができる。
【0029】
移動局がネットワーク内を移動すると、コア・ネットワーク内のサービス提供ノードのように、その移動局にサービスを提供している基地局およびRNCが変わる。これに対応するために、UMTSシステムは、アイドル・モードで、ネットワークで位置更新を処理する移動管理(MM)プロトコル例を提供する。選択モードの場合には(すなわち、RRC接続が、移動局とRNCとの間に存在する場合には)、ハンドオーバ手順が使用される。この場合には、接続は、前のノードから新しいノードに切り替わる。
【0030】
同じ方法が、変化するノードが、基地局、RNCまたはサービス提供CNのいずれの場合にも使用される。図2のシステムの場合には、ある領域に入ると、移動局は、特に、その領域に対してUMTS移動管理例をスタートする。それ故、各移動局に関連して、移動局が位置する各CN領域に対して、各移動管理が存在する。原則的には、各移動管理例は、他の移動管理例とは独立して動作し、UTRANページング領域表示に従い、その各CN領域に対して適当な位置更新を行う。(実際には、移動管理例は、例えば、共通のページング領域により、何らかの方法でリンクしている)。このようにして、移動局が属する各CN領域を、移動局の位置に関して、個々に独立して更新された状態に維持することができ、その結果、各CN領域は、それに応じて、移動局に通信を転送することができる。
【0031】
オペレータが、ネットワークを更新し、異なるDN領域を通して異なるサービスを提供すると、上記の接続装置により自動的な処理が行われる。移動局がネットワークにアクセスした場合で、オペレータが前のものとは異なるCNノードを通して、サービスを提供している場合には、移動局は、必要なサービスを提供することができる移動局に表示されている新しいCNノードに単に接続されるだけである。それ故、上記装置は、サービスを提供し、CN領域間でのサービスの機能的分割を調整して、新しいCN領域の追加に自動的に対応する。
【0032】
好適には、システムは、また、ネットワークに接続されている場合でも、移動局の接続パターンの変化を収容できることが好ましい。移動局が、UTRANから、移動局が取り付けられているサービスに影響を与えるCNノード間のサービスの分割の変化を示すメッセージを受信すると、その後で、サービスの新しい分割と適合するように、その取り付けパターンを適当に変化する。サービスの新しい分割に適合するように、必要に応じて、下記の変更の中の任意の変更を行うことができる。
【0033】
1.移動局が、移動局がすでに接続しているあるCN領域から移動局がすでに接続している他の領域にサービスを提供するための配置の変更。この場合には、そのCN領域に対する現在の移動管理例の各CN領域を通してアクセス中のサービスの変更を反映するために更新することができる。
2.あるCN領域からのサービスの提供の接続のドロップ、および移動局が前に接続しなかった他のCN領域からのそのサービスの提供のための接続の確立。この場合には、ドロップしたCN領域に対する現在の移動管理例を終了させ、新しく取り付けられたCN領域に対する新しい移動管理例が確立される。
【0034】
この機能により、新しいサービスを提供する際、または新しいノードを通して、現在のサービスを提供するために、ネットワークを再構成する際に、オペレータは非常に柔軟に処理することができる。特に、サービスがCS領域からPS領域に移動した場合には、上記配置は、CS領域内で前にサービスを提供していたノードから、PS領域内で同じサービスを提供するノードへのCN接続に対して、移動局の比較的簡単な再構成が可能になる。
【0035】
移動局が、移動局にまだ分かっていないサービスの利用度についての通知を受け取った場合には、移動局は、そのサービスの利用度を適当に無視することができる。この方法により、上記システムは、バージョン管理を補助するために使用することができる。すなわち、システム内の古い装置と新しい装置との間の互換性を助けるために使用することができる。それ故、新しいサービスと互換性を持たない古い移動局も、互換性を持たないサービスの利用度の表示に対応することができる。
【0036】
本出願人は、本発明は、本発明のすべての特許請求の範囲を制限しないで、暗黙に、またはハッキリと、または一般的な表現で、本明細書に開示した任意の機能または機能の組合わせを含むことができることに留意されたい。上記の説明を読めば、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなしに、種々の修正を行うことができることを理解することができるだろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 UMTS電気通信システム用の、本発明のアーキテクチャの略図である。
【図2】 UMTS電気通信システム用の、修正したアーキテクチャの略図である。
【図3】 図2のシステムでの動作方法を示すフローチャートである。
Claims (26)
- 無線アクセスネットワークが、ユーザ・ターミナルと、それぞれが少なくとも1つの電気通信プロトコルにより前記ユーザ・ターミナルに通信サービスを提供することができる1つまたはそれ以上のサービス提供ネットワーク構成要素との間で通信を行う電気通信システムの接続を確立するための方法であって、
前記ユーザ・ターミナルは、無線により前記無線アクセスネットワークと通信が可能であり、
前記無線アクセスネットワークが、前記ユーザ・ターミナルに、前記サービス提供ネットワーク構成要素と、該サービス提供ネットワーク構成要素のそれぞれが提供できる通信サービスとの表示を生成して送信する、前記無線アクセスネットワークのステップを含む方法。 - 請求項1記載の方法において、
必要な一組のサービスを受信するために、前記ユーザ・ターミナルが、前記通信サービスの提供として一緒に表示されたサービス提供ネットワーク構成要素の一組を決定し、前記無線アクセスネットワークを通して、前記サービス提供ネットワーク構成要素との接続を確立する方法。 - 請求項1又は2の何れかに記載の方法において、
前記無線アクセスネットワークが、汎用移動電気通信システムまたはその派生システムにより動作することができる方法。 - 請求項3記載の方法において、
前記サービス提供ネットワーク構成要素がコア・ネットワークである方法。 - 請求項1乃至4の何れかに記載の方法において、
前記無線アクセスネットワークが汎用移動電気通信システム無線アクセス・ネットワークである方法。 - 請求項1乃至5の何れかに記載の方法において、
前記表示が、前記ユーザ・ターミナルと前記無線アクセスネットワークとの間の接続の確立中に、前記ユーザ・ターミナルに送信される方法。 - 請求項1乃至7の何れかに記載の方法において、
前記表示が、前記ユーザ・ターミナルと前記無線アクセスネットワークとの間の無線リソース制御接続の確立中に、前記ユーザ・ターミナルに送信される方法。 - 請求項1乃至5の何れかに記載の方法において、
前記表示が、前記ユーザ・ターミナルと前記無線アクセスネットワークとの間の接続の確立後に、前記ユーザ・ターミナルに送信される方法。 - 請求項1乃至5または請求項8の何れかに記載の方法において、
前記表示が、前記ユーザ・ターミナルとの接続を提供している前記無線アクセスネットワークでの装置の再配置に従って、前記無線アクセスネットワークの手順中に、前記ユーザ・ターミナルに送信される方法。 - 請求項3に直接的または間接的に従属する請求項8記載の方法において、
前記表示が、サービス提供無線ネットワーク・コントローラの再配置に従って、前記ユーザ・ターミナルに送信される方法。 - 請求項1乃至10の何れかに記載の方法において、
前記表示が、サービス提供ネットワーク構成要素内の変更に従って、前記ユーザ・ターミナルに送信される方法。 - 請求項1乃至11の何れかに記載の方法において、
前記無線アクセスネットワークが、サービス提供ネットワーク構成要素の数に従って、ページング領域を調整することができる方法。 - 請求項1乃至12の何れかに記載の方法において、
前記サービス提供ネットワーク構成要素の中の少なくとも1つが、前記ターミナルと他の電気通信ネットワークとの間で通信を提供することができる方法。 - 請求項1乃至13の何れかに記載の方法において、
前記サービス提供ネットワーク構成要素の中の少なくとも1つが、前記ターミナルと他の電気通信ネットワークとの間で回線交換通信を提供することができる方法。 - 請求項1乃至14の何れかに記載の方法において、
前記サービス提供ネットワーク構成要素の中の少なくとも1つが、前記ターミナルと他の電気通信ネットワークとの間でパケット交換通信を提供することができる方法。 - 請求項1乃至15の何れかに記載の方法において、
前記無線アクセスネットワークが、前記ユーザ・ターミナルと前記サービス提供ネットワーク構成要素の中の1つとの間で信号を転送することができる方法。 - 請求項16に記載の方法において、
前記無線アクセスネットワークが、コア・ネットワーク領域インジケータに基づいて、前記サービス提供ネットワーク構成要素の中の選択した1つの構成要素に信号を転送することができる方法。 - 請求項16または17に記載の方法において、
前記無線アクセスネットワークが、前記転送を行うことができる汎用移動電気通信システム無線ネットワーク・コントローラを含む方法。 - 請求項1乃至18の何れかに記載の方法において、
そのターミナルが登録される各サービス提供ネットワーク構成要素用の各ユーザ・ターミナルに対して、前記無線アクセスネットワークを通して、前記各移動局への接続経路内の変化を各サービス提供ネットワークに知らせるための管理プロセスの一例を確立し、それにより、前記無線アクセスネットワークを通る前記移動局への接続経路内で変化が起こった場合に、各サービス提供ネットワーク構成要素が、前記各例により前記変化の通知を受けることができるステップを含む方法。 - 請求項19に記載の方法において、
サービス提供ネットワーク構成要素の前記表示、およびそれぞれが提供する通信サービスに従って、各サービス提供ネットワーク構成要素に、前記無線アクセスネットワークを通して前記移動局への前記接続経路内での変化を通知するために、前記管理プロセスのもう1つの例を確立するステップを含む方法。 - 請求項19に記載の方法において、サービス提供ネットワーク構成要素の前記表示、およびそれぞれが提供する通信サービスに従って、各サービス提供ネットワーク構成要素に、前記無線アクセスネットワークを通して前記移動局への前記接続経路内での変化を通知するための、前記管理プロセスの例を終了するステップを含む方法。
- 請求項20または21に記載の方法において、
サービス提供ネットワーク構成要素の前記表示、およびそれぞれが提供する通信サービスに従って、各サービス提供ネットワーク構成要素に、前記無線アクセスネットワークを通して前記移動局への前記接続経路内での変化を通知するための前記管理プロセスの例を修正するステップを含む方法。 - 請求項19乃至22の何れかに記載の方法において、
前記管理プロセスが移動管理プロセスである方法。 - 請求項23に記載の方法において、
前記管理プロセスが、移動管理プロトコルに従って動作することができる方法。 - 電気通信システムであって、
無線により前記無線アクセスネットワークと通信が可能であるユーザ・ターミナルと、
それぞれが、少なくとも1つの各電気通信プロトコルにより、前記ユーザ・ターミナルに通信サービスを提供することができる1つまたはそれ以上のサービス提供ネットワーク構成要素と、
ユーザ・ターミナルと、1つまたはそれ以上の前記ネットワーク構成要素の間で、通信を行い、前記ユーザ・ターミナルに、前記サービス提供ネットワーク構成要素の表示と、それぞれが提供する通信サービスを生成して送信することができる無線アクセスネットワークとを備える電気通信システム。 - 請求項25に記載の電気通信システムにおいて、
各ユーザ・ターミナルに対して、そのターミナルが登録される各サービス提供ネットワーク構成要素のために、前記無線アクセスネットワークを通して、前記各ユーザ・ターミナルへの前記接続経路内の変化を前記各サービス提供ネットワークに知らせるための管理プロセスの一例を確立することができる処理装置を含み、それにより、前記無線アクセスネットワークを通る前記ユーザ・ターミナルへの接続経路内で変化が起こった場合に、各サービス提供ネットワーク構成要素が、前記各例により前記変化の通知を受けることができる処理装置を備える電気通信システム。
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