JP3879040B2 - 電気掃除機の吸込具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭で使用される電気掃除機の吸込具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図15は例えば特開平4−105625号公報に示されている従来の電気掃除機の吸込具の底面断面図である。
【0003】
図15において、1は底面に開口を有する吸込具、2は吸込具1内の下部に配設されたアジテータであって、円柱状回転子3の外周面の長手方向に対して複数の攪拌体4が螺旋状に設けられている。5は吸込具1内の中央上部に設けられた接続パイプ、6は吸込具1内の一側に配置されたモータ、7は接続パイプ5の外周面に取り付けられてモータ6の回転方向を切り替える切替えスイッチである。
【0004】
このようなものにおいて、使用者はモータ6を正逆回転方向のいずれの方向に回転させるかを決めて、切替えスイッチ7を切り替えることで、アジテータ2の回転方向を選択する。これにより、吸込具1の底面部を床面に押し付けて前後左右に移動させ、この過程でアジテータ2が一方向へ回転することで、絨毯などの毛に付着しているゴミが掻き取られる。そして、そのゴミが吸込口aより流入して接続パイプ5から図示しない延長ホースを通じて電気掃除機の本体側へ送り込まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の吸込具1は使用者が切替えスイッチ7によりアジテータ2の回転方向を設定し、アジテータ2を回転させながらゴミを掻き出す場合に、それを正方向または逆方向のいずれかの方向へのみ連続的に回転させているため、例えば絨毯などの毛に強力に絡み付いたゴミを効率良く掻き出して吸塵することが困難であるという問題があった。
【0006】
そこで、吸込具内に配設する回転清掃体を同軸上で複数に分割し、隣接し合う回転清掃体相互を互いに反対方向に回転させることで、掃除中に絨毯などの毛を前後に揺さぶることができるようにして、吸塵効率を向上させ得るようにしたものが本出願人により提案されているが、そのようなものにおける組立性やさらなる吸塵効率の向上の点については課題が残されていた。
【0007】
本発明は以上の点に鑑み、吸込具内に配設する回転清掃体を同軸上で複数に分割し、隣接し合う回転清掃体相互を互いに反対方向に回転させ得るようにした吸込具における、組立性の向上およびさらなる吸塵効率の向上を得られるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る電気掃除機の吸込具は、下記の構成からなるものである。すなわち、底部開口内に、同軸上に3分割構成の回転清掃体を設けてなる電気掃除機の吸込具であって、3分割構成の回転清掃体は、中央部の径が太く両端にいくに従って径が縮小する段軸からなる単一の動力伝達軸を介して取り付けられ、かつその中央に位置する第1回転清掃体が、動力伝達軸より直接動力を伝達され、その両サイドに位置する第2、第3回転清掃体が、動力伝達軸の両端部の縮径部にギヤ機構を介して動力を伝達されて、これら第2、第3回転清掃体と第1回転清掃体とが互いに逆方向に回転するように構成されてなるものである。
【0009】
また、請求項2に係る電気掃除機の吸込具は、中央に位置する第1回転清掃体の本体の外径を、両サイドに位置する第2、第3回転清掃体の各本体の外径よりも小径に設定したものである。
【0010】
また、請求項3に係る電気掃除機の吸込具は、第1、第2、第3回転清掃体の各本体周面の周方向複数箇所に、それぞれ除塵子を取り付けるための本体長手方向に貫通する除塵子取付用溝が形成されているとともに、中央に位置する第1回転清掃体側の除塵子取付用溝間に存在する本体周面のうちの少なくとも1つの周面における両端部位置に、巻き付いた線条ゴミを切断する切断具の刃が嵌入可能なゴミ切断用溝を設けたものである。
【0011】
また、請求項4に係る電気掃除機の吸込具は、第1、第2、第3回転清掃体の各除塵子取付用溝は、いずれも各回転清掃体の本体軸方向に平行に形成されてなるものである。
【0012】
また、請求項5に係る電気掃除機の吸込具は、中央に位置する第1回転清掃体側の除塵子取付用溝が、その本体軸方向に平行に形成され、両サイドに位置する第2、第3回転清掃体側の各除塵子取付用溝が、いずれも回転方向に対して床面のゴミを中央に集める方向に角度が設定されたスパイラル状に形成され、かつこれらスパイラル状の除塵子取付用溝は、中央吸込口から遠い側の角度が大きく、中央吸込口に近い側の角度がなだらかになるように設定されてなるものである。
【0013】
また、請求項6に係る電気掃除機の吸込具は、中央に位置する第1回転清掃体の本体の両端に、除塵子取付用切欠き及びゴミ切断用切欠きを有するフランジ状の糸絡み防止壁を設けたものである。
【0014】
また、請求項7に係る電気掃除機の吸込具は、中央に位置する第1回転清掃体の両端に、その糸絡み防止壁と嵌合可能な除塵子脱落防止用蓋を設けたものである。
【0015】
また、請求項8に係る電気掃除機の吸込具は、除塵子脱落防止用蓋を、第1回転清掃体の両端面に対向する第2、第3回転清掃体の端部にそれぞれ取り付けられて各第2、第3回転清掃体側の除塵子の脱落を防止するサイド側除塵子脱落防止部材に一体にかつ第1回転清掃体とは摺動自在に設けたものである。
【0016】
また、請求項9に係る電気掃除機の吸込具は、中央に位置する第1回転清掃体側の除塵子の軸方向長さを、その後方に位置する中央吸込口の幅とほぼ同一長さとなるように設定したものである。
【0017】
また、請求項10に係る電気掃除機の吸込具は、両サイドに位置する第2、第3回転清掃体にそれぞれ動力を伝達するギヤ機構としてそれぞれ遊星歯車機構を用い、遊星歯車機構は、動力伝達軸の端部の縮径部に固定された太陽歯車と、太陽歯車に噛合う複数の遊星歯車と、従動軸となる第1、第2回転清掃体の外端部に設けた膨出部の端面凹部内に嵌入固定されて遊星歯車と噛合う内歯車と、各遊星歯車を回転自在に支持する複数の歯車取付軸を有し、前記凹部の開口を覆う固定壁と、から構成してなるものである。
【0018】
また、請求項11に係る電気掃除機の吸込具は、固定壁の外周に、第1、第2回転清掃体の膨出部を外側より覆うギヤカバーを取り付けるとともに、第1、第2回転清掃体の膨出部の外周面に、ギヤカバー内面との間のクリアランス調整機能およびグリス飛び出し防止壁機能を持つ環状リブを形成し、ギヤカバー内にて第1、第2回転清掃体の膨出部と固定壁とで囲まれる歯車収納空間内に、防塵用グリスを充填してなるものである。
【0019】
また、請求項12に係る電気掃除機の吸込具は、固定壁を熱伝導率の高い金属から構成し、その外側面には吸込具本体側に拘束される矩形凸部を設けて、この矩形凸部の中心部に動力伝達軸を回動自在に支持する軸受けを圧入したものである。
【0020】
また、請求項13に係る電気掃除機の吸込具は、固定壁とギヤカバーとで箱状に囲まれた遊星歯車機構部を、吸込具の底部開口エリア内に露出させたものである。
【0021】
また、請求項14に係る電気掃除機の吸込具は、動力伝達軸を駆動するモータを、ある時間毎に一定時間逆転させるものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
実施形態1.
図1は本発明の請求項1〜4、6〜13に係る電気掃除機の吸込具の要部である回転清掃体を示す分解斜視図、図2はその組立完了後の回転清掃体の状態を示す斜視図、図3は完成した回転清掃体を組み込んだ吸込具を示す下面図、図4は完成した回転清掃体を組み込んだ吸込具を上カバーを外した状態で示す斜視図、図5は図2のA−A線矢視断面図、図6は完成した回転清掃体を示す正面断面図、図7はサイド側回転清掃体に動力を伝達する遊星歯車機構を示す分解斜視図、図8は左サイド側の回転清掃体と動力伝達軸と遊星歯車機構の関係を示す断面図、図9は右サイド側の回転清掃体と動力伝達軸と遊星歯車機構の関係を示す断面図である。
【0023】
図3及び図4において、11は底部に開口12を有するとともにその中央部の後方に吸込口13を設けた吸込具、14はその中央吸込口13に接続された吸込み継手、15は吸込み継手14に一体に設けられた接続パイプ、16は吸込具11の開口12部に配設された回転清掃体であって、中央に位置する第1回転清掃体17と、その両サイドに位置する第2、第3回転清掃体18,19とからなり、各回転清掃体17,18,19の各本体17a,18a,19aには、それぞれに本体軸方向に平行に延びる除塵子すなわちブレード20が取り付けられている。21は吸込具11内の一側後方に配置されたモータ、22はモータ21の出力軸に設けた小径のモータ側プーリ、23は回転清掃体16の動力伝達軸24(図1,図6)の一端側に取り付けられた大径のシャフト側プーリ、25は各プーリ22,23に掛け回されたベルトであり、モータ21からモータ側プーリ22、ベルト25、及びシャフト側プーリ23を介して動力伝達軸24に伝えられた動力は、動力伝達軸24から第1回転清掃体17に直接伝えられ、第2、第3回回転清掃体18,19には、それぞれギヤ機構である左右の遊星歯車機構26,27を介して伝えられ、これら第2、第3回転清掃体18,19と第1回転清掃体17とが互いに逆方向に駆動されて回転するようになっている。また、吸込具11の下面における前縁部の両側に前輪28a,28bが、吸込み継手14の両側に後輪28c,28dが、それぞれ設けられている。更にこれら前後輪28a,28b,28c,28dは、その一部又は全部が、吸込具の正面側からみて掻きあげ効果のあるブレードと重なる位置に配置され、掃除動作時の車輪通過ラインがゴミを取り残すデッドエリアとならないように考慮されている。
【0024】
これを更に詳述すると、動力伝達軸24は、図1、図2及び図6のように1本の軸からなり、その中央部24aの径は太く両端にいくに従って径が縮小する段軸に形成され、かつ右側の段部は2段に構成されている。そして動力伝達軸24の中央軸部24aに、第1回転清掃体17の本体17aが圧入され、その左右両側に、それぞれ含油メタル等の軸受け31a,31bと31c,31dを介して第2回転転清掃体18と第3回転清掃体19が取り付けられている。また中央軸部24aから連続する左右両端の段軸部24b,24cには、それぞれ遊星歯車機構26,27が取り付けられ、さらに右側の段軸部24cから連続する2段目の段軸部24dに、シャフト側プーリ23が取り付けられている。このように動力伝達軸24を段軸構成とすることで、3分割構成の回転清掃体16でありながら、シャフト(動力伝達軸)を単一軸とすることができて、心ずれが発生せず、ブレの無い、静かで動力ロスを低減できる回転清掃体が得られる。
【0025】
中央に位置する第1回転清掃体17は、図6のようにその本体17aの外径が左右両サイドに位置する第2、第3回転清掃体18,19の各本体18a,19aの外径よりも小径に設定され、中央吸込口13に向かって左右から流れ込み合流する部分の風の流路が大きくなるように構成されている。このように中央吸込口13の前方の風路を両側よりも拡大させることで、風速、風量ロスが少なくなり、風の流れの妨げにならず、大きなゴミも中央吸込口13に向かってスムーズに流すことができる。
【0026】
第1、第2、第3回転清掃体17,18,19の各本体17a,18a,19aの周面の周方向複数箇所には、図1及び図5のようにそれぞれブレード20を取り付けるための各本体長手方向に貫通するT形の除塵子取付用溝17b,18b,19bが本体軸方向に平行に形成されているとともに、中央に位置する第1回転清掃体17側の除塵子取付用溝間に存在する本体周面のうちの少なくとも1つの周面における両端部位置に、図1、図2及び図5のように巻き付いた線条ゴミを切断する切断具の刃が嵌入可能なゴミ切断用溝17cが設けられている。このようにゴミ切断用溝17cを設けることで、第1回転清掃体17に絡みついた糸や髪の毛のような線条ゴミを、はさみやカッターなどの切断具を用いて容易に切断することができる。
【0027】
また、第1回転清掃体17の本体17aの両端には、図1、図5及び図6のようにそれぞれ除塵子取付用切欠き17d及びゴミ切断用切欠き17eを有するフランジ状の糸絡み防止壁17fが設けられている。このように第1回転清掃体17の本体17aの両端に糸絡み防止壁17fを設けることで、糸や髪の毛のような線条ゴミが絡みついても、この線条ゴミが動力伝達軸24側へ侵入するのを防ぐことができる。
【0028】
さらに、第1回転清掃体17の本体17aの両端には、図1及び図6のようにそれぞれその糸絡み防止壁17fと嵌合可能なキャップ状の除塵子脱落防止用蓋32が取り付けられているとともに、これと対向する第2、第3回転清掃体18,19の各本体18a,19aの端部にも、それぞれサイド側除塵子脱落防止部材33が取り付けられている。各サイド側除塵子脱落防止部材33は、図1、図2及び図6のようにそれぞれ外端側が基本的に二重筒からなり、その内筒33aと外筒33bとの間に第2、第3回転清掃体18,19の各本体18a,19aの端部が挟み込まれるようになっているとともに、外筒33bには、その外周面に末端が縮径するテーパ33cが設けられ、さらにそのテーパ33cの末端縁が波形33dに形成されて、一部ブレード20を囲むような構造になっている。また各サイド側除塵子脱落防止部材33の内端側には、筒部33eが形成され、その筒部33e内に第1回転清掃体側の除塵子脱落防止用蓋32が摺動自在に嵌入できるようになっている。このように、互いに逆回転する回転清掃体間に除塵子脱落防止用蓋32やサイド側除塵子脱落防止部材33からなる摺動部材を介在させることで、互いの回転を安定して行なわせることができる。さらにサイド側除塵子脱落防止部材33の外筒33bの外周面に末端が縮径するテーパ33cを設け、テーパ33cの末端縁を波形33dに形成して、一部ブレード20を囲むように軸方向で重複する構造にすることで、サイド側除塵子脱落防止部材33とブレード20間に軸方向で隙間が発生せず、かつテーパ33cにて糸や髪の毛のような線条ゴミをテーパ末端に滑らせることができて、サイド側除塵子脱落防止部材33部での線条ゴミの引っ掛かりを未然に防止することができる。
【0029】
なお、ここでは第1回転清掃体17の本体17aの両端に除塵子脱落防止用蓋32を取り付けてからサイド側除塵子脱落防止部材33側の内端筒部33e内に嵌入させるようにしたものを例に挙げて説明しているが、除塵子脱落防止用蓋32を用いずに第1回転清掃体17の本体17aの両端を直接サイド側除塵子脱落防止部材33の内端筒部33e内に嵌入させるようにしてもよく、これによって各回転清掃体間の隙間を圧縮することができる。
【0030】
また、サイド側除塵子脱落防止部材33の外周に植毛を施し、実質的に各回転清掃体間の隙間を無くすようにしてもよい。
【0031】
中央吸込口13の前方に位置する第1回転清掃体17側のブレード20は、図3のようにその軸方向長さを、後方の中央吸込口13の幅とほぼ同一長さとなるように設定されており、これによって第1回転清掃体17から中央吸込口13にゴミを直接掻き込むことができて、吸塵効率を向上させることができる。
【0032】
第2、第3回転清掃体18,19の各本体18a,19aの外側端部には、図1、図2及び図6のようにそれぞれ除塵子取付用切欠き18c,19cを有する第1の膨出部18d,19dと、これに連続してそれぞれ遊星歯車機構26,27に連結される第2の膨出部18e,19eとが形成され、ブレード20を取り付けた状態下では、第1の膨出部18d,19dが一部ブレード20を囲むような構造になっている。このように糸や髪の毛のような線条ゴミが絡み易い回転清掃体端部に膨出部18d,19dからなる壁を設けることで、線条ゴミが絡まる確率を低下させることができる。さらに膨出部18d,19dが一部ブレード20を囲むように軸方向で重複する構造にすることで、膨出部18d,19dとブレード20間に軸方向で隙間が発生せず、線条ゴミの引っ掛かりを未然に防止することができる。
【0033】
左右の遊星歯車機構26,27は、図1、図6乃至図9に示ようにいずれも同様の構成を有している。すなわち、動力伝達軸24の左右両端の段軸部24b,24cにそれぞれ固定された太陽歯車34,35と、これら太陽歯車34,35に噛合う複数の遊星歯車36a,36b,36c及び37a,37b,37cと、従動軸となる第2、第3回転清掃体18,19の各本体18a,19aの外端部に設けた各第2の膨出部18e,19eの端面凹部18f,19f内に嵌入固定されてそれぞれ遊星歯車36a,36b,36c及び37a,37b,37cと噛合う内歯車38,39と、各遊星歯車36a,36b,36c及び37a,37b,37cを回転自在に支持する複数の歯車取付軸41a,41b,41c及び42a,42b,42cを有し、端面凹部18f,19fの外側開口を覆う熱伝導率の高い金属(例えばアルミ合金)からなる固定壁43,44と、各内歯車38,39内において各固定壁43,44と対向する側にそれぞれ配置されて組付時に遊星歯車36a,36b,36c及び37a,37b,37cが各歯車取付軸41a,41b,41c及び42a,42b,42cから脱落するのを防止するプレート45,46と、から構成され、第2、第3回転清掃体18,19が、太陽歯車34,35と内歯車38,39の各歯数で決まる減速比にしたがって、第1回転清掃体17とは逆方向にその回転速度よりも遅い速度で回転するようになっている。
【0034】
また、各固定壁43,44には、その外端面の中央部に、それぞれ外方に突出する矩形凸部43a,44aが延出して設けられ、その外周にそれぞれ環状溝43b,44bが形成されているとともに、各矩形凸部43a,44aの中心部にそれぞれ動力伝達軸24を回動自在に支持する含油メタル等の軸受け47,48が圧入されている。そして左方に位置する固定壁43の矩形凸部43aには、その環状溝43bとの係止用突起51を有する矩形ホルダ52が被せられ、この矩形ホルダ52が吸込具本体に形成されている矩形凹部(図示せず)内に離脱可能に嵌め込まれることで、左方の固定壁43が吸込具本体側に固定されるようになっている。なお、動力伝達軸24の左端には、図8のように摺動材となるワッシャ53を介して左の遊星歯車機構26の脱落防止用のCスプリング54が取り付けられている。
【0035】
また、右方に位置する固定壁44の矩形凸部44aは、吸込具本体の内壁55に形成されているスリット56内に直接嵌め込まれることで、右方の固定壁44が吸込具本体側に固定されるようになっている。なお、動力伝達軸24の2段目の段軸部24dには、摺動材となるワッシャ59aを介してシャフト側プーリ23が取り付けられ、さらにその外端側に、図9のように係止用突起57aを有しかつ含油メタル等の軸受け58が圧入された矩形ホルダ57が摺動材となるワッシャ59bを介して取り付けられ、この矩形ホルダ57が吸込具本体の外壁に形成されている図示しない矩形凹部内に離脱可能に嵌め込まれることで、シャフト側プーリ23が両側で支持されるようになっている。
【0036】
このように左右の遊星歯車機構26,27は、その外側を軸受け47,48を介して吸込具本体側に支持されているので、各歯車の軸のバラツキが抑えられ、心ズレが発生せず、異音、摩擦の発生を抑制することができる。さらに左右の各遊星歯車機構26,27の外側を吸込具本体側に支持させることで、図3のように各遊星歯車機構26,27を、吸込具11の底部開口12のエリア、つまり風路内に露出させて設置することができる。このため、吸込具本体内に各遊星歯車機構26,27全体を収容する空間や壁を設ける必要がなくなって、その分、吸込具本体の高さを圧縮することができ、ベッドの下など、上下空間の狭い所の清掃も可能となる。さらにまた固定壁43,44を熱伝導率の高い金属(例えばアルミ合金)からなる構成しているので、前述の各遊星歯車機構26,27の風路内露出配置による冷却効果と相俟って、発熱を抑えることができる。
【0037】
また、各固定壁43,44には、その外周に、第2、第3回転清掃体18,19の各本体18a,19aの各第2の膨出部18e,19eをそれぞれ覆うギヤカバー61,62が取り付けられている。このギヤカバー61,62の取付は、各固定壁外周の複数個所に設けた突起43c,44cを、ギヤカバー61,62側の凹部61a,62a内に嵌め込むことで行われるようになっており、組立時の不良を無くするために互いの嵌め込み位置が外側よりわかるように、ギヤカバー61,62の外周には、それぞれ目印61b,62bが設けられている。さらにギヤカバー61,62の内側端には、それぞれ内向きフランジ61c,62cが形成され、内部にゴミ、砂等が侵入しにくい構造となっている。
【0038】
また、第2、第3回転清掃体18,19の各第2の膨出部18e,19eの外周面には、図8及び図9のようにそれぞれギヤカバー61,62内面との間のクリアランス調整機能およびグリス飛び出し防止壁機能を持つ環状リブ18g,19gが形成され、ギヤカバー61,62内にて第2、第3回転清掃体18,19の各第2の膨出部18e,19eと各固定壁43,44とで囲まれる歯車収納空間内に、防塵用グリスが充填されている。なお、各第2の膨出部18e,19eには、その内周面の複数個所に、それぞれ図1のような軸方向の溝18h,19hが設けられているとともに、これらに嵌め込まれる内歯車38,39には、その外周面の複数個所に、それぞれ図7のように溝18h,19hに嵌入可能な突条38a,39aが軸方向に形成されており、これら溝18h,19hと突条38a,39aを係合させることで、第2、第3回転清掃体18,19の各本体18a,19aと各内歯車38,39とが一体化されるようになっている。
【0039】
また、各遊星歯車機構26,27は、外側をそれぞれギヤカバー61,62にて覆われ、かつこれらギヤカバー61,62と内部回転体(第2の膨出部18e,19e)との間のクリアランスを環状リブ18g,19gにより規定し最小となるように設定し、さらに歯車収納空間内に防塵用グリスを充填しているので、内部にゴミ、砂等が侵入するのを防止できるとともに、グリスの飛び散りも防ぐことができる。
【0040】
以上の構成を有する本実施形態の電気掃除機の吸込具において、回転清掃体16は図1に示す各構成部品がいくつかの組立体に組立られた後、順次組み付けられる。まず、第2、第3回転清掃体18,19の各本体18a,19a内の両端部に、軸受け31a,31bと31c,31dをそれぞれ圧入し、各本体18a,19aの外周に、その内側端よりそれぞれギヤカバー61,62を嵌め入れる。次いで、第1、第2、第3回転清掃体17,18,19の各本体17a,18a,19aに、それぞれブレード20を取付けてから、第1回転清掃体17の本体17aの両端に、それぞれ除塵子脱落防止用蓋32,32を取り付ける。これにより、第1、第2、第3回転清掃体17,18,19の組立体は完成する。
【0041】
次に、左右の遊星歯車機構26,27の組立体を製作する。まず、各固定壁43,44の各矩形凸部43a,44aの中心部に、軸受け47,48を圧入してから、各固定壁43,44の歯車取付軸41a,41b,41c及び42a,42b,42cに、それぞれ遊星歯車36a,36b,36c及び37a,37b,37cを取付ける。次いで、内歯車38,39をそれぞれ遊星歯車36a,36b,36c及び37a,37b,37cに噛み合わせながら各固定壁43,44側に取り付けた後、防塵用グリスを充填してからプレート45,46にて開口部を閉塞する。これにより、左右の遊星歯車機構26,27の組立体は完成する。
【0042】
前述のように第1、第2、第3回転清掃体17,18,19の組立体と、左右の遊星歯車機構26,27の組立体が完成すると、これらを動力伝達軸24に組み付ける。まず、第1回転清掃体17の組立体を、動力伝達軸24の中央部に圧入する。次いで、その両側に第2、第3回転清掃体18,19の組立体を、それぞれサイド側除塵子脱落防止部材33,33の各内端筒部33e,33e内に第1回転清掃体17両端の各除塵子脱落防止用蓋32,32が嵌入するまで挿入する。
【0043】
次に、動力伝達軸24における第2、第3回転清掃体18,19両側の段軸部24b,24cに、それぞれ太陽歯車34,35を段部に当接するまで圧入し、次いで軸受け47,48が取り付けられている左右の遊星歯車機構26,27の組立体を圧入しながら、各内歯車38,39外周の突条38a,39aを第2、第3回転清掃体18,19の各第2の膨出部18e,19eの溝18h,19hに嵌め入れ、同時に各遊星歯車36a,36b,36c及び37a,37b,37cを各太陽歯車34,35と噛み合わせる。その後、各ギヤカバー61,62を、それぞれ各固定壁43,44に取り付ける。
【0044】
その後、動力伝達軸24の右端の2段目の段軸部24dにワッシャ59aを介してシャフト側プーリ23を圧入し、次いでワッシャ59bを介して、軸受け58取り付けられている矩形ホルダ57を圧入する。
【0045】
このように、本実施形態の電気掃除機の吸込具は、回転清掃体16の組立にあたって、各構成部品をいくつかの組立体に組立た後、順次組み付ければ良いので、組立作業性が向上する。
【0046】
実施形態2.
図10は本発明の請求項1〜3、5〜13に係る電気掃除機の吸込具の要部である回転清掃体の一例を示す斜視図であり、図中、前述の第1実施形態のものと同一部分には同一符号を付してある。
【0047】
本実施形態の電気掃除機の吸込具は、その回転清掃体16Aにおける第1、第2、第3回転清掃体17,18A,19Aの各本体17a,18a,19aの周面に形成したT形の除塵子取付用溝17b,71,72のラインが、第1回転清掃体17側では、前述の第1実施形態と同様に本体軸方向に平行に形成されているが、第2、第3回転清掃体18A,19A側では、いずれも回転方向に対して床面のゴミを中央に集める方向に角度が設定されたスパイラル状に形成されていて、第2、第3回転清掃体18A,19A側の各ブレード20A,20Bのラインも回転方向に対して床面のゴミを中央に集める方向に角度が設定されている点に特徴を有し、それ以外の構成は前述の第1実施形態のものと全て同一である。
【0048】
このように、本実施形態においては、第2、第3回転清掃体18A,19Aのブレード20A,20Bが、回転方向に対して床面のゴミを中央に集める方向に角度設定されているので、前述の第1実施形態のものの効果に加え、両サイドから中央部後方の吸込口13に向かってゴミを掻き出すことができ、掃除の効率が向上する。
【0049】
実施形態3.
図11は本発明の請求項1〜3、5〜13に係る電気掃除機の吸込具の他の例を示す下面図、図12はその完成した回転清掃体を組み込んだ吸込具を上カバーを外した状態で示す斜視図であり、各図中、前述の第1実施形態のものと同一部分には同一符号を付してある。
【0050】
本実施形態の電気掃除機の吸込具は、その回転清掃体16Bにおける第1、第2、第3回転清掃体17,18B,19Bの各本体17a,18a,19aの周面に形成したT形の除塵子取付用溝17b,81,82のラインが、第1回転清掃体17側では、前述の第1実施形態と同様に本体軸方向に平行に形成されているが、第2、第3回転清掃体18B,19B側では、いずれも回転方向に対して床面のゴミを中央に集める方向で、かつ中央吸込口13から遠い側の角度が大きく、中央吸込口13に近い側の角度がなだらかになるように設定されていて、第2、第3回転清掃体18B,19B側の各ブレード20C,20Dのラインも回転方向に対して床面のゴミを中央に集める方向に角度が設定されている点に特徴を有し、それ以外の構成は前述の第1実施形態のものと全て同一である。
【0051】
このように、本実施形態においては、第2、第3回転清掃体18B,19Bのブレード20C,20Dが、回転方向に対して床面のゴミを中央に集める方向で、かつ中央吸込口13から遠い側の角度が大きく、中央吸込口13に近い側の角度がなだらかになるように設定されているので、前述の第2実施形態のものの効果に加え、両サイドから中央部後方の吸込口13に向かってゴミを掻き出す掃除の効率が一層向上する。
【0052】
なお、第2、第3回転清掃体18B,19Bを、2分割構成とし、除塵子取付用溝81,82を形成した後、分割構成体を一体化するようにしてもよい。このように分割構成とすることで、除塵子取付用溝81,82の形成が容易となる。
【0053】
実施形態4.
図13及び図14は本発明の請求項1〜14に係る電気掃除機の吸込具における回転清掃体の動作の説明図であり、図中、前述の第1実施形態のものに相当する部分には同一符号を付してある。
【0054】
本実施形態の電気掃除機の吸込具は、動力伝達軸を駆動するモータを、ある時間毎に一定時間逆転させるものである。
【0055】
このように、動力伝達軸を駆動するモータを、ある時間毎に一定時間逆転させることで、例えば第1、第2回転清掃体17,18間に跨って絡みついた糸や髪の毛のような線条ゴミ91を解くことができる。
【0056】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1の発明によれば、3分割構成の回転清掃体を、中央部の径が太く両端にいくに従って径が縮小する段軸からなる単一の動力伝達軸を介して取り付け、かつその中央に位置する第1回転清掃体には、動力伝達軸より直接動力を伝達し、その両サイドに位置する第2、第3回転清掃体には、動力伝達軸の両端部の縮径部にギヤ機構を介して動力を伝達するようにして、これら第2、第3回転清掃体と第1回転清掃体とが互いに逆方向に回転するように構成したので、3分割構成の回転清掃体でありながら、シャフト(動力伝達軸)を単一軸とすることができて、心ずれが発生せず、ブレの無い、静かで動力ロスを低減できる回転清掃体が得られた。
【0057】
また、請求項2の発明によれば、中央に位置する第1回転清掃体の本体の外径を、両サイドに位置する第2、第3回転清掃体の各本体の外径よりも小径に設定したので、中央吸込口の前方の風路を両側よりも拡大させることができて、風速、風量ロスが少なくなり、風の流れの妨げにならず、大きなゴミも中央吸込口に向かってスムーズに流すことができた。
【0058】
また、請求項3の発明によれば、第1、第2、第3回転清掃体の各本体周面の周方向複数箇所に、それぞれ除塵子を取り付けるための本体長手方向に貫通する除塵子取付用溝を形成し、中央に位置する第1回転清掃体側の除塵子取付用溝間に存在する本体周面のうちの少なくとも1つの周面における両端部位置に、巻き付いた線条ゴミを切断する切断具の刃が嵌入可能なゴミ切断用溝を設けたので、第1回転清掃体に絡みついた糸や髪の毛のような線条ゴミを、はさみやカッターなどの切断具を用いて容易に切断することができた。
【0059】
また、請求項4の発明によれば、第1、第2、第3回転清掃体の各除塵子取付用溝を、いずれも各回転清掃体の本体軸方向に平行に形成したので、掃除中に絨毯などの毛を180°方向で前後に揺さぶることができて、吸塵効率を向上した。
【0060】
また、請求項5の発明によれば、中央に位置する第1回転清掃体側の除塵子取付用溝を、その本体軸方向に平行に形成し、両サイドに位置する第2、第3回転清掃体側の各除塵子取付用溝を、いずれも回転方向に対して床面のゴミを中央に集める方向に角度が設定されたスパイラル状に形成し、かつこれらスパイラル状の除塵子取付用溝は、中央吸込口から遠い側の角度が大きく、中央吸込口に近い側の角度がなだらかになるように設定したので、両サイドから中央部後方の吸込口に向かってゴミを掻き出すことができて、掃除の効率が向上した。
【0061】
また、請求項6の発明によれば、中央に位置する第1回転清掃体の本体の両端に、除塵子取付用切欠き及びゴミ切断用切欠きを有するフランジ状の糸絡み防止壁を設けたので、糸や髪の毛のような線条ゴミが絡みついても、この線条ゴミが動力伝達軸側へ侵入するのを防ぐことができた。
【0062】
また、請求項7の発明によれば、中央に位置する第1回転清掃体の両端に、その糸絡み防止壁と嵌合可能な除塵子脱落防止用蓋を設けたので、除塵子の取付状態が安定した。
【0063】
また、請求項8の発明によれば、除塵子脱落防止用蓋を、第1回転清掃体の両端面に対向する第2、第3回転清掃体の端部にそれぞれ取り付けられて各第2、第3回転清掃体側の除塵子の脱落を防止するサイド側除塵子脱落防止部材に一体にかつ第1回転清掃体とは摺動自在に設けたので、各回転清掃体間の隙間を圧縮することができた。
【0064】
また、請求項9の発明によれば、中央に位置する第1回転清掃体側の除塵子の軸方向長さを、その後方に位置する中央吸込口の幅とほぼ同一長さとなるように設定したので、第1回転清掃体から中央吸込口にゴミを直接掻き込むことができて、吸塵効率が向上した。
【0065】
また、請求項10の発明によれば、両サイドに位置する第2、第3回転清掃体にそれぞれ動力を伝達するギヤ機構としてそれぞれ遊星歯車機構を用い、遊星歯車機構は、動力伝達軸の端部の縮径部に固定された太陽歯車と、太陽歯車に噛合う複数の遊星歯車と、従動軸となる第1、第2回転清掃体の外端部に設けた膨出部の端面凹部内に嵌入固定されて遊星歯車と噛合う内歯車と、各遊星歯車を回転自在に支持する複数の歯車取付軸を有し、前記凹部の開口を覆う固定壁と、から構成したので、第1回転清掃体とその両側の第2、第3回転清掃体とを逆方向にスムーズに回転させることができた。
【0066】
また、請求項11の発明によれば、固定壁の外周に、第1、第2回転清掃体の膨出部を外側より覆うギヤカバーを取り付けるとともに、第1、第2回転清掃体の膨出部の外周面に、ギヤカバー内面との間のクリアランス調整機能およびグリス飛び出し防止壁機能を持つ環状リブを形成し、ギヤカバー内にて第1、第2回転清掃体の膨出部と固定壁とで囲まれる歯車収納空間内に、防塵用グリスを充填するようにしたので、内部にゴミ、砂等が侵入するのを防止でき、かつグリスの飛び散りも防ぐことができた。
【0067】
また、請求項12の発明によれば、固定壁を熱伝導率の高い金属から構成し、その外側面には吸込具本体側に拘束される矩形凸部を設けて、この矩形凸部の中心部に動力伝達軸を回動自在に支持する軸受けを圧入したので、各歯車の軸のバラツキが抑えられ、心ズレが発生せず、異音、摩擦の発生を抑制することができ、さらに発生した熱を外部に効率よく放出させることができた。
【0068】
また、請求項13の発明によれば、固定壁とギヤカバーとで箱状に囲まれた遊星歯車機構部を、吸込具の底部開口エリア内に露出させるようにしたので、熱伝導率の高い金属による放熱効果と相俟って、発熱を抑えることができた。
【0069】
また、請求項14の発明によれば、動力伝達軸を駆動するモータを、ある時間毎に一定時間逆転させるようにしたので、互いに逆回転する回転清掃体間に跨って絡みついた糸や髪の毛のような線条ゴミを解くことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の吸込具の要部である回転清掃体を示す分解斜視図である。
【図2】 第1実施形態に係る電気掃除機の吸込具の要部である組立完了後の回転清掃体の状態を示す斜視図である。
【図3】 第1実施形態に係る電気掃除機の吸込具に完成した回転清掃体を組み込んだ状態を示す下面図である。
【図4】 第1実施形態に係る電気掃除機の吸込具を上カバーを外した状態で示す斜視図である。
【図5】 図2のA−A線矢視断面図である。
【図6】 第1実施形態に係る電気掃除機の吸込具の完成した回転清掃体を示す正面断面図である。
【図7】 第1実施形態に係る電気掃除機の吸込具のサイド側回転清掃体に動力を伝達する遊星歯車機構を示す分解斜視図である。
【図8】 第1実施形態に係る電気掃除機の吸込具の左サイド側の回転清掃体と動力伝達軸と遊星歯車機構の関係を示す断面図である。
【図9】 第1実施形態に係る電気掃除機の吸込具の右サイド側の回転清掃体と動力伝達軸と遊星歯車機構の関係を示す断面図である。
【図10】 本発明の第2実施形態に係る電気掃除機の吸込具の要部である回転清掃体を示す斜視図である。
【図11】 本発明の第3実施形態に係る電気掃除機の吸込具を示す下面図である。
【図12】 第3実施形態に係る電気掃除機の吸込具を上カバーを外した状態で示す斜視図である。
【図13】 本発明の第4実施形態に係る電気掃除機の吸込具における回転清掃体の動作の説明図である。
【図14】 第4実施形態に係る電気掃除機の吸込具における回転清掃体の動作の説明図である。
【図15】 従来の電気掃除機の吸込具を示す底面断面図である。
【符号の説明】
11 吸込具、12 底部開口、13 中央吸込口、16,16A,16B 回転清掃体、17 第1回転清掃体、17a 第1回転清掃体の本体、17b,18b,19b 除塵子取付用溝(軸方向平行溝)、17c ゴミ切断用溝、17d 除塵子取付用切欠き、17e ゴミ切断用切欠き、17f 糸絡み防止壁、18,18A,18B 第2回転清掃体、18a 第2回転清掃体の本体、18e,19e 第2の膨出部(膨出部)、18f,19f 端面凹部、18g,19g 環状リブ、19,19A,19B 第3回転清掃体、19a 第3回転清掃体の本体、20,20A,20B,20C,20D ブレード(除塵子)、21 モータ、24 単一の動力伝達軸、24b,24c 動力伝達軸の段軸部(縮径部)、26,27 遊星歯車機構(ギヤ機構)、32 除塵子脱落防止用蓋、33 サイド側除塵子脱落防止部材、34,35 太陽歯車、36a,36b,36c,37a,37b,37c 遊星歯車、38,39 内歯車、41a,41b,41c,42a,42b,42c 歯車取付軸、43,44 固定壁、43a,44a 矩形凸部、47,48 軸受け、61,62 ギヤカバー、71,72,81,82 除塵子取付用溝(スパイラル溝)、91 線条ゴミ。

Claims (14)

  1. 底部開口内に、同軸上に3分割構成の回転清掃体を設けてなる電気掃除機の吸込具であって、
    前記3分割構成の回転清掃体は、中央部の径が太く両端にいくに従って径が縮小する段軸からなる単一の動力伝達軸を介して取り付けられ、かつその中央に位置する第1回転清掃体が、前記動力伝達軸より直接動力を伝達され、その両サイドに位置する第2、第3回転清掃体が、前記動力伝達軸の両端部の縮径部にギヤ機構を介して動力を伝達されて、これら第2、第3回転清掃体と前記第1回転清掃体とが互いに逆方向に回転するように構成されてなることを特徴とする電気掃除機の吸込具。
  2. 中央に位置する第1回転清掃体の本体の外径を、両サイドに位置する第2、第3回転清掃体の各本体の外径よりも小径に設定したことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機の吸込具。
  3. 第1、第2、第3回転清掃体の各本体周面の周方向複数箇所に、それぞれ除塵子を取り付けるための本体長手方向に貫通する除塵子取付用溝が形成されているとともに、中央に位置する第1回転清掃体側の除塵子取付用溝間に存在する本体周面のうちの少なくとも1つの周面における両端部位置に、巻き付いた線条ゴミを切断する切断具の刃が嵌入可能なゴミ切断用溝を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電気掃除機の吸込具。
  4. 第1、第2、第3回転清掃体の各除塵子取付用溝は、いずれも各回転清掃体の本体軸方向に平行に形成されてなることを特徴とする請求項3記載の電気掃除機の吸込具。
  5. 中央に位置する第1回転清掃体側の除塵子取付用溝は、その本体軸方向に平行に形成され、両サイドに位置する第2、第3回転清掃体側の各除塵子取付用溝は、いずれも回転方向に対して床面のゴミを中央に集める方向に角度が設定されたスパイラル状に形成され、かつこれらスパイラル状の除塵子取付用溝は、中央吸込口から遠い側の角度が大きく、中央吸込口に近い側の角度がなだらかになるように設定されてなることを特徴とする請求項3記載の電気掃除機の吸込具。
  6. 中央に位置する第1回転清掃体の本体の両端に、除塵子取付用切欠き及びゴミ切断用切欠きを有するフランジ状の糸絡み防止壁を設けたことを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の電気掃除機の吸込具。
  7. 中央に位置する第1回転清掃体の両端に、その糸絡み防止壁と嵌合可能な除塵子脱落防止用蓋を設けたことを特徴とする請求項6記載の電気掃除機の吸込具。
  8. 除塵子脱落防止用蓋を、第1回転清掃体の両端面に対向する第2、第3回転清掃体の端部にそれぞれ取り付けられて各第2、第3回転清掃体側の除塵子の脱落を防止するサイド側除塵子脱落防止部材に一体にかつ第1回転清掃体とは摺動自在に設けたことを特徴とする請求項7記載の電気掃除機の吸込具。
  9. 中央に位置する第1回転清掃体側の除塵子の軸方向長さを、その後方に位置する中央吸込口の幅とほぼ同一長さとなるように設定したことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の電気掃除機の吸込具。
  10. 両サイドに位置する第2、第3回転清掃体にそれぞれ動力を伝達するギヤ機構としてそれぞれ遊星歯車機構を用い、
    前記遊星歯車機構は、
    動力伝達軸の端部の縮径部に固定された太陽歯車と、
    前記太陽歯車に噛合う複数の遊星歯車と、
    従動軸となる第2、第3回転清掃体の外端部に設けた膨出部の端面凹部内に嵌入固定固定されて前記遊星歯車と噛合う内歯車と、
    前記各遊星歯車を回転自在に支持する複数の歯車取付軸を有し、前記凹部の開口を覆う固定壁と、
    からなることを特徴とする請求項1記載の電気掃除機の吸込具。
  11. 固定壁の外周に、第2、第3回転清掃体の膨出部を外側より覆うギヤカバーを取り付けるとともに、
    前記第2、第3回転清掃体の膨出部の外周面に、前記ギヤカバー内面との間のクリアランス調整機能およびグリス飛び出し防止壁機能を持つ環状リブを形成し、
    前記ギヤカバー内にて前記第2、第3回転清掃体の膨出部と前記固定壁とで囲まれる歯車収納空間内に、防塵用グリスを充填してなることを特徴とする請求項10記載の電気掃除機の吸込具。
  12. 固定壁を熱伝導率の高い金属から構成し、その外側面には吸込具本体側に拘束される矩形凸部を設けて、この矩形凸部の中心部に動力伝達軸を回動自在に支持する軸受けを圧入したことを特徴とする請求項10又は請求項11記載の電気掃除機の吸込具。
  13. 固定壁とギヤカバーとで箱状に囲まれた遊星歯車機構部を、吸込具の底部開口エリア内に露出させたことを特徴とする請求項12記載の電気掃除機の吸込具。
  14. 動力伝達軸を駆動するモータを、ある時間毎に一定時間逆転させることを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の電気掃除機の吸込具。
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