JP3878864B2 - タイヤ交換運搬装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば航空機などの大型のタイヤを交換するタイヤ交換運搬装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば航空機のタイヤを交換する装置として、図9〜図15に示すものが従来から知られている。
この従来の装置は、図9に示すように、車両本体1の荷台2に、タイヤTを格納するタイヤリフタ3を設けている。このタイヤリフタ3は、図10に示すように、荷台2の両側に設けられていて、各タイヤリフタ3,3は、荷台2に前方両側に垂直に設置された油圧シリンダ5を基軸として回動可能に取り付けられている。
【0003】
上記油圧シリンダ5は、図11に示すように、両ロッド型のものであり、そのロッド6の上下両端6A、6Bを、シリンダチューブ8の両端から突出させている。そして、これらロッド6の上下両端6A,6Bを、車両本体1に設けたフレーム7に固定している。
上記ロッド6には、ピストン6Cを固定するとともに、このピストン6Cによって油室8Aと油室8Bとを区画している。上記油室8Aに作動油を供給すると、シリンダチューブ8がフレーム7に対して上昇する。上記と反対に、油室8Bに作動油を供給すると、シリンダチューブ8がフレーム7に対して下降する。
【0004】
上記のようにフレーム7に対して昇降するシリンダチューブ8に、図12に示すようにリフタ本体10が固定されている。このリフタ本体10には、図13に示すように、ブラケット17を設けるとともに、このブラケット17の先端にガイドローラ18を回転自在に取り付けている。
一方、車両本体1側のフレーム7には、ガイドレール15を固定している。このガイドレール15は、図中左右にずらした下側垂直部15Aと上側垂直部15Cとを、屈曲部15Bを介して連続させたものであり、下側垂直部15Aを上側垂直部15Cよりも車両外側に位置させている。そして、これら垂直部15A,15Cおよび屈曲部15Bからなるガイドレール15に、ガイドローラ18を回転自在に挿入している。
【0005】
図13は、シリンダチューブ8を上昇させた状態を示し、このとき、図14に示すように、タイヤリフタ3が車両と平行な状態に保たれている。この状態から油圧シリンダ5を作動させて、シリンダチューブ8とともにタイヤリフタ3を下降させていくと、ガイドローラ18がガイドレール15の上側垂直部15Cから屈曲部15Bを経由して下側垂直部15Aに移動する。
このようにして、ガイドローラ18が下側垂直部15Aに移動すると、図15に示すように、ガイドローラ18が車両の外側に移動する。そのため、タイヤリフタ3は、ブラケット17を介して外側に押されて、シリンダチューブ8を軸に回動する。そして、図10の実線で示すように、タイヤリフタ3が荷台2の外側に押し出された状態になる。つまり、タイヤリフタ3を下降させると、このタイヤリフタ3が自動的に開くようにしている。
【0006】
上記と反対に、図15に示す状態からシリンダチューブ8とともにタイヤリフタ3を上昇させると、ガイドローラ18がガイドレール15の下側垂直部15Aから屈曲部15Bを介して上側垂直部15Cに移動する。そのため、タイヤリフタ3がシリンダチューブ8を軸に回動して、荷台2と平行な格納状態になる。つまり、タイヤリフタ3を上昇させると、タイヤリフタ3が自動的に閉じるようにしている。
【0007】
上記のようにした装置では、搬送時に、タイヤリフタ3を格納した状態にするが、このとき、タイヤリフタ3が振動などによって開かないようにするために、タイヤリフタ3の回動を規制する必要がある。そこで、この従来の装置では、ガイドレール15とガイドローラ18との連係部分によって、タイヤリフタ3の回動を規制するようにしている。すなわち、ガイドローラ18の両側を、ガイドレール15で挟み込むことによって、ガイドローラ18に連係したタイヤリフタ3の回動を規制するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の装置では、上記したように、ガイドレール15とガイドローラ18との連係部分によってタイヤリフタ3の回動を規制しているが、これら両部材にはタイヤリフタ3側から大きな力が作用する。そのため、これらガイドレール15およびガイドローラ18等の強度を高く保つ必要性があり、その分、これらの部品が大型化するという問題があった。また、ガイドレール15とガイドローラ18との間に隙間があると、タイヤリフタ3のがたつきの原因となるため、これら両者の隙間は、小さくすることが望ましい。しかし、これらガイドレールとガイドローラとの隙間を小さくすると、ガイドローラ18の滑らかな移動を維持できなくなるので、これらガイドレールとガイドローラとの隙間をそれほど小さくすることができず、走行時にタイヤリフタ3ががたつくという問題もあった。
この発明の目的は、タイヤリフタを回動させる機構を小型化するとともに、タイヤリフタのがたつきも防止できるタイヤ交換運搬装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、機器本体に回動自在に取り付けたタイヤリフタと、このタイヤリフタを昇降させる昇降機構と、このタイヤリフタの昇降に応じてタイヤリフタを機器本体に対して回動させる回動機構と、機器本体またはタイヤリフタのいずれか一方に設けた規制孔と、機器側本体またはタイヤリフタのいずれか他方に設けた連結ピンとを備え、上記タイヤリフタを上昇させたときに、上記連結ピンが規制孔に挿入されて、タイヤリフタの回動が規制される一方、上記タイヤリフタを下降させたときに、連結ピンが規制孔から抜けて、タイヤリフタの回動規制が解除される構成にしたことを特徴とする。
【0010】
第2の発明は、上記第1の発明において、規制孔の内周にガイド凹部を設けるとともに、このガイド凹部を連結ピンの回動軌跡に対応させたことを特徴とする。
第3の発明は、上記第1,第2の発明において、連結ピンの挿入方向先端側をテーパ状にしたことを特徴とする。
第4の発明は、上記第1〜第3の発明において、規制孔を合成樹脂製部材に形成したことを特徴とする。
【0011】
第5の発明は、上記第1〜第4の発明において、回動機構は、機器本体またはタイヤリフタのいずれか一方に設けたガイドレールと、機器本体またはタイヤリフタのいずれか他方に設けたガイドローラとからなり、上記ガイドレールにガイドローラを回転自在に挿入するとともに、規制孔に連結ピンが挿入された状態で、ガイドレールとガイドローラとの間に所定の隙間が形成される構成にしたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1〜図8にこの発明の一実施形態を示す。
なお、この実施形態でも、車両本体1の荷台2に設けた油圧シリンダ5にタイヤリフタ20を設けているが、油圧シリンダ5等の構成については前記従来例と同じなので、同じ構成要素については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0013】
図1は、車両本体1の荷台2に設けた一方のタイヤリフタ20の部分拡大図であり、タイヤリフタ20が開いた状態を示している。
このタイヤリフタ20は、図2に示すように、そのリフタ本体21を、前記従来例と同様に、油圧シリンダ5のシリンダチューブ8に固定している。そして、この油圧シリンダ5の伸縮作動によって、シリンダチューブ8がフレーム7に対して昇降するようにしている。
【0014】
また、上記油圧シリンダ5のシリンダチューブ8には、ブラケット22を固定するとともに、このブラケット22にガイドロッド23を固定している。このガイドロッド23の先端には、球面軸受けを介してガイドローラ24を回動自在に取り付けるとともに、このガイドローラ24を、ガイドレール25に形成したガイド溝26に挿入している。
上記ガイドレール25は、荷台2に垂直に設けたフレーム27に固定したものであり、図3に示すように、一枚のプレート部材をくり抜いてガイド溝26を形成している。また、このガイド溝26は、図面上側に設けた上側垂直部26Aと、この上側垂直部26Aに対してずらした位置に設けた下側垂直部26Cと、これら両垂直部26A、26Cを連続させる屈曲部26Bとから構成されている。
【0015】
上記のようにしたガイド溝26に、ガイドローラ24を回転自在に挿入しているので、油圧シリンダ5の作動によってシリンダチューブ8とともにガイドローラ24が昇降すると、このガイドローラ24がガイド溝26に案内されることによって、シリンダチューブ8がロッド6に対して回転する。このようにシリンダチューブ8が回転すると、このシリンダチューブ8に固定したリフタ本体21が油圧シリンダ5を軸にして回動する。つまり、前記従来の装置と同様に、油圧シリンダ5の作動によってシリンダチューブ8が下降すればタイヤリフタ20が荷台2の外側に押し出され、シリンダチューブ8が上昇すればタイヤリフタ20が荷台2に沿うようにしている。
【0016】
なお、上記ガイド溝26は、その幅をガイドローラ24の直径よりも僅かに大きくしている。そのため、ガイド溝26とガイドローラ24との間には、ほとんどがたつきが生じない。ただし、この上側垂直部26Aの幅だけを、ガイドローラ24の直径よりも十分大きくしている。そして、この上側垂直部26Aにガイドローラ24が移動すると、ガイドローラ24がガイド溝26から離れて、これら両者間に所定の隙間ができるようにしている。このようにしたのは、タイヤリフタ20側からの外力が、ガイドローラ24やガイドレール25に作用しないようにするためであるが、詳しいことについては後で説明する。
【0017】
図4は、シリンダチューブ8とともにタイヤリフタ20が上昇したときの平面図である。図示するように、荷台2とタイヤリフタ20との間には、ストッパー機構Sを設けている。そして、このストッパー機構Sによって、タイヤリフタ20の回動を規制するようにしている。詳しく説明すると、このストッパー機構Sは、図5に示すように、規制孔28と連結ピン29とから構成されている。規制孔28は、図6に示すように荷台2側に固定されている。また、連結ピン29は、リフタ本体21に固定されている。
上記連結ピン29は、タイヤリフタ20とともに上昇し、その先端29a側が規制孔28の下側開口部から入り込むようにしている。そして、タイヤリフタ20が最も上の位置まで上昇した時点で、図7に示すように、規制孔28と連結ピン29とが隙間無く嵌合するようにしている。このようにタイヤリフタ20が最も上昇したときに、連結ピン29と規制孔28とがぴったり嵌合するので、このストッパー機構Sの部分でがたつきは生じない。
【0018】
また、上記連結ピン29は、その挿入方向先端29aをテーパ状にするとともに、その先端29bを丸めている。このようにしたのは、組み付け誤差等によって規制孔28の中心と連結ピン29の軸芯とがずれていても、連結ピン29が規制孔28にスムーズに入るようにするためである。すなわち、規制孔28の中心と連結ピン29の軸芯とがずれていても、連結ピン29の先端側29aが規制孔28に少しでも入れば、テーパ面がガイド機能を発揮して、連結ピン29の軸芯を規制孔28の中心にずらすことができる。したがって、これら両者を確実に嵌合させることができる。
【0019】
また、上記規制孔28は、合成樹脂製の部材30に形成されている。このように規制孔28を合成樹脂製の部材30に形成しているので、各部品に多少の加工誤差があったとしても、連結ピン29を規制孔28に確実に嵌合させることができる。つまり、規制孔28の内周部分で、寸法誤差等を吸収するようにしている。
なお、上記連結ピン29は金属製でもいいし、所定の強度および硬度を備えていれば、それ以外の材質でもかわまない。
【0020】
また、図5に示すように、規制孔28の内周にはガイド凹部28aを形成している。このガイド凹部28aは、図8に示すように、連結ピン29の回動軌跡に合わせたものである。すなわち、連結ピン29は、タイヤリフタ20とともに油圧シリンダ5を軸とした回動運動を伴いながら上昇してくるので、この連結ピン29の動きに合わせた形状にすることによって、よりスムーズに連結ピン29が規制孔28に挿入できるようにしている。
【0021】
次に、この実施形態の作用を説明する。
タイヤリフタ20を開いている状態から油圧シリンダ5を伸張させると、それに応じてシリンダチューブ8が上昇するため、このシリンダチューブ8に固定したタイヤリフタが上昇する。このとき、シリンダチューブ8側に設けたガイドローラ24がガイド溝25に案内されることにより、シリンダチューブ8が回転し、それに伴ってタイヤリフタ20が油圧シリンダ5を軸に回動する。そして、このタイヤリフタ20に固定した連結ピン29が、油圧シリンダ5を軸とした回動運動を伴いながら上昇し、その先端29aが規制孔28のガイド凹部28aに入っていく。
【0022】
また、上記のようにして連結ピン29の先端29aが、規制孔28のガイド凹部28aに入り始めると、ガイドローラ24がガイド溝26の屈曲部26Bから上側垂直部26Aに移動するように各部品の寸法関係を設定している。上側垂直部26Aにガイドローラ24が移動すると、上側垂直部26Aの幅が、ガイドローラ24の直径よりも大きいため、これら両者間に隙間ができる。したがって、連結ピン29の先端29aが、規制孔28にある程度入り込むと、それ以降は連結ピン29のテーパ面が規制孔28の内周に案内されることで、タイヤリフタ20が回動することになる。そして、連結ピン29の軸芯と規制孔28の中心とが一致した状態で、規制孔28と連結ピン29とが完全に嵌合し、このときタイヤリフタ20は荷台2に対して平行になる。
【0023】
このようにして規制孔28と連結ピン29とが完全に嵌合すると、タイヤリフタ20の回動が規制される。しかも、規制孔28と連結ピン29とが完全に嵌合しているので、タイヤリフタ20ががたつくこともない。
また、このように規制孔28と連結ピン29とが完全に嵌合したときに、図3に示すように、ガイドローラ24と上側垂直部26Aとの間に隙間ができるので、タイヤリフタ20側からの外力がガイドローラ24やガイドレール25に作用することがない。したがって、これらガイドローラ24やガイドレール25の強度をそれほど高くしなくても済み、その分、各部材の大型化等を防止できる。
【0024】
また、連結ピン29と規制孔28とで構成するストッパー機構Sを、タイヤリフタ20の回動支点である油圧シリンダ5から離れた位置に設けると、このストッパー機構Sに作用する力を小さくすることができる。したがって、ストッパー機構Sの取付位置を調節して、このストッパー機構Sに作用する力を低減すれば、低い強度で足りる分、ストッパー機構Sを小型化することもできる。
【0025】
一方、上記の状態から油圧シリンダ5を伸縮させると、それに応じてシリンダチューブ8とともにタイヤリフタが下降する。そして、連結ピン29が規制孔28から抜けた時点で、タイヤリフタ20の回動規制状態が解除される。
【0026】
上記実施形態では、油圧シリンダ5によってこの発明の昇降機構を構成しているが、タイヤリフタ20を昇降させるものであれば、昇降機構を油圧シリンダ5以外のもので構成してもよい。
また、この実施形態では、ガイドローラ24とガイドレール26とでこの発明の回動機構を構成しているが、タイヤリフタの昇降に応じてタイヤリフタを車両側に対して回動させる機能があれば、回動機構の構成も上記ガイドローラ24とガイドレール26とに限定されない。
【0027】
なお、上記実施形態では、規制孔28を車両側に設け、連結ピン29をタイヤリフタ20側に設けているが、その取付関係を反対にしてもよい。すなわち、規制孔28をタイヤリフタ20側に設け、連結ピン29を車両側に設けてもよい。この場合には、連結ピン29の挿入方向先端を下向きにして、規制孔28の挿入方向の開口部を下側にする。
【0028】
【発明の効果】
第1の発明によれば、機器本体またはタイヤリフタのいずれか一方に設けた規制孔と、機器側本体またはタイヤリフタのいずれか他方に設けた連結ピンとを備え、上記タイヤリフタを上昇させたときに、上記連結ピンが規制孔に挿入されて、タイヤリフタの回動が規制される構成にしたので、タイヤリフタを回動させる部分に大きな力が作用したりない。したがって、タイヤリフタを回動させる回動機構を小型化することができる。
また、タイヤリフタを回動させる回動機構と別の部分でタイヤリフタの回動を規制する構成にしたので、タイヤリフタの回動運動を滑らかに維持しつつ、回動規制時のがたつきも防止することができる。
【0029】
第2の発明によれば、規制孔にガイド凹部を設けるとともに、このガイド凹部をタイヤリフタの回動軌跡に対応させたので、タイヤリフタの回動運動に合わせて連結ピンを規制孔に滑らかに挿入することができる。
【0030】
第3の発明によれば、連結ピンの挿入方向先端側をテーパ状にしたので、規制孔の中心と連結ピンの軸芯との間に多少のがたつきがあっても、連結ピンを規制孔に挿入することができる。
【0031】
第4の発明によれば、規制孔が、合成樹脂製部材に形成されているので、連結ピンをこの規制孔に滑らかに挿入することができる。
【0032】
第5の発明によれば、規制孔に連結ピンが挿入されて、タイヤリフタの回動を規制した状態で、ガイドレールとガイドローラとの間に所定の隙間が形成される構成にしたので、タイヤリフタからの外力が、これらガイドレールやガイドローラに作用することがない。したがって、これらガイドレールやガイドローラの強度が低くて足りる分、部品コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の要部平面図である。
【図2】実施形態の要部側面図である。
【図3】ガイドレール25の平面図である。
【図4】実施形態の平面図である。
【図5】ストッパー機構Sの拡大図である。
【図6】ストッパー機構Sの側面図である。
【図7】ストッパー機構Sの側面図である。
【図8】ストッパー機構の拡大図である。
【図9】従来例の側面図である。
【図10】従来例の平面図である。
【図11】油圧シリンダ5の断面図である。
【図12】タイヤリフタ3の平面図である。
【図13】タイヤリフタ3と油圧シリンダ5との側面図である。
【図14】タイヤリフタ3が回動する前の状態を示す平面図である。
【図15】タイヤリフタ3が回動した状態を示す平面図である。
【符号の説明】
5 この発明の昇降機構を構成する油圧シリンダ
20 タイヤリフタ
24 この発明の回動機構を構成するガイドローラ
25 この発明の回動機構を構成するガイドレール
28 規制孔
28a ガイド凹部
29 連結ピン
29a 連結ピンの挿入方向先端側
30 規制孔を形成した合成樹脂製の部材

Claims (5)

  1. 機器本体に回動自在に取り付けたタイヤリフタと、このタイヤリフタを昇降させる昇降機構と、このタイヤリフタの昇降に応じてタイヤリフタを機器本体に対して回動させる回動機構と、機器本体またはタイヤリフタのいずれか一方に設けた規制孔と、機器側本体またはタイヤリフタのいずれか他方に設けた連結ピンとを備え、上記タイヤリフタを上昇させたときに、上記連結ピンが規制孔に挿入されて、タイヤリフタの回動が規制される一方、上記タイヤリフタを下降させたときに、連結ピンが規制孔から抜けて、タイヤリフタの回動規制が解除される構成にしたことを特徴とするタイヤ交換運搬装置。
  2. 規制孔の内周にガイド凹部を設けるとともに、このガイド凹部を連結ピンの回動軌跡に対応させたことを特徴とする請求項1記載のタイヤ交換運搬装置。
  3. 連結ピンの挿入方向先端側をテーパ状にしたことを特徴とする請求項1または2記載のタイヤ交換運搬装置。
  4. 規制孔を合成樹脂製部材に形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載のタイヤ交換運搬装置。
  5. 回動機構は、機器本体またはタイヤリフタのいずれか一方に設けたガイドレールと、機器本体またはタイヤリフタのいずれか他方に設けたガイドローラとからなり、上記ガイドレールにガイドローラを回転自在に挿入するとともに、規制孔に連結ピンが挿入された状態で、ガイドレールとガイドローラとの間に所定の隙間が形成される構成にしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載のタイヤ交換運搬装置。
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