JP3878775B2 - 固体撮像装置とこれを用いたカメラおよび固体撮像装置の駆動方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビデオムービーカメラ等のカメラと、これに用いられる固体撮像装置に関し、特に、高速度撮影が可能な固体撮像装置とこのような固体撮像装置を備えたカメラ、およびこの固体撮像装置の駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、固体撮像装置を利用したビデオムービーカメラが普及し、さらなる高付加価値化が要望されている。特に、3倍速や6倍速等の高速度撮影や、ズーム(拡大)、手振れ防止など、固体撮像装置の駆動タイミングによる特殊効果が求められている。なお、高速度撮影とは、例えば4倍速の場合であれば、光電変換素子から読み出した信号電荷を画像信号として固体撮像装置から出力する動作を、1フィールド期間に4サイクル行うことをいう。
【0003】
ここで、高速度撮影が可能な従来の固体撮像装置の構成と、その構成における高速度撮影の方法について説明する。
【0004】
図5に、従来の固体撮像装置の構成の一例を示す。この固体撮像装置は、デジタルビデオカメラ用途に用いられているものであり、660行、960列の行列状に配置された画素を有する。画素の各々には、光電変換素子としてのフォトダイオード1が設けられており光電変換部を構成している。この光電変換部には、遮光された光学的黒信号部であるOB部1aを6行備え、OB部1aを除く光電変換部は654行である。
【0005】
また、上記従来の固体撮像装置は、フォトダイオード1に蓄積される信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送部2と、垂直転送部2から転送される信号電荷を水平方向に転送する水平転送部3と、水平転送部3からの信号電荷を信号電圧または信号電流に変換して出力する信号電荷検出部4とを備えている。
【0006】
説明を分かりやすくするために、図5において、第n行第m列の画素に対応するフォトダイオード1を示す矩形の中に(n,m)のように記載すると共に、以下の説明では、フォトダイオード1(n,m)のように表記する。
【0007】
垂直転送部2は、0Vと約−9Vの二値の転送パルスが3相以上印加される垂直転送電極を備えている。この垂直転送電極の1つ、または複数の垂直転送電極に約15Vの電圧を印加することにより、フォトダイオード1に蓄積された電荷が垂直転送部2に転送される。図5に示した構成では、垂直転送部2は、3相の垂直転送電極V1〜V3を備え、V1に15Vの電圧を印加することにより、フォトダイオード1に蓄積された信号電荷を垂直転送部2の垂直転送電極V1下へ転送するように構成されている。
【0008】
図6に、上記固体撮像装置の高速度撮影モードにおける、従来の駆動信号のタイミングチャートを示す。HDは水平同期信号、VDは垂直同期信号であり、またφV1〜φV3のそれぞれは、図5に示した垂直転送電極V1〜V3のそれぞれに印加される垂直転送パルスである。
【0009】
ここで、通常は1水平走査期間中に出力される信号は1ラインであるが、図6に示すタイミングチャートでは、1水平走査期間に4ラインの信号を出力するように描かれている。これは例えば、水平転送部3の転送周波数を通常の4倍にするか、もしくは水平転送部3の転送周波数を通常の2倍にし、更に水平方向の信号出力を1/2以下、すなわち960/2=480列と制限することにより実現可能である。このことは本発明の本質に関わる重要な事項ではないので、単に1水平走査期間に4ラインの信号出力をするものとする。
【0010】
なお、垂直同期信号VDの周波数は、NTSC方式における垂直同期信号の60Hzであり、水平同期信号HDの周波数は、15.7KHzである。1フィールド期間の水平走査線の数は262.5本であり、1フレーム期間の水平走査線の数は525本である。
【0011】
図6では、水平同期信号HDにおいて各水平走査線に対応するパルスに、h1〜h263の符号を付して示す。
【0012】
次に、図5および図6に基づいて、4倍の高速度撮影時の動作を説明する。4倍の高速度撮影とは、フォトダイオード1から垂直転送部2へ信号電荷を読み出し、水平転送部3及び信号電荷検出部4より信号出力する処理を1サイクルとした場合に、1フィールド期間に4サイクルの処理を行うことをいう。この場合、図5に示す660行、960列のフォトダイオード1のうち、垂直方向における中央の180行分、すなわち第244行〜第423行のフォトダイオード1に蓄積された信号電荷のみを出力させる。
【0013】
まず、φV1に15Vの電圧を印加することにより、すべてのフォトダイオード1から、蓄積された信号電荷を垂直転送部2の垂直転送電極V1下へ読み出す。
【0014】
次に、垂直転送を1行分行うために、φV1・φV2・φV3へ、0Vあるいは−9Vの垂直転送パルスを1回印加する。それにより、第1行のフォトダイオード1、すなわちOB部1aにおけるフォトダイオード1(1,1)〜フォトダイオード1(1,960)から読み出された信号電荷が、水平転送部3へ転送される。その後、水平転送部3により、上記の1行分の信号電荷が、信号電荷検出部4へ出力される。第1行の信号電荷を水平転送部3へ転送するために前記読み出しパルスの次に与えられる垂直転送パルスφV1〜φV3の波形を拡大し、図7に示す。
【0015】
水平転送部3から信号電荷検出部4への水平転送は、図5に示す端子H1およびH2から印加される2相の水平転送パルスによって制御されるが、この水平転送パルスは周知であるので、図6では記載を省略する。
【0016】
上述のように、1行分の信号電荷の出力が完了した後、再び0Vあるいは−9Vの垂直転送パルスをφV1・φV2・φV3に印加することにより、第2行のフォトダイオード1、すなわちOB部1aにおけるフォトダイオード1(2,1)〜フォトダイオード1(2,960)から読み出された信号電荷を、水平転送部3に転送し、第1行と同様に信号電荷検出部4へ出力する。
【0017】
これを同様に繰り返し、第6行のOB部1aにおけるフォトダイオード1(6,1)〜フォトダイオード1(6,960)から読み出された信号電荷を出力した後、次に、垂直転送部2において、第7行〜第243行の237行分のフォトダイオード1から読み出された信号電荷の高速転送を行う。高速転送とは、垂直転送部2から水平転送部3へ信号電荷が転送された後、水平転送部3から信号電荷検出部4への転送終了を待たずに、垂直転送部2から水平転送部3への信号電荷の転送を連続して行うことをいう。このため、高速転送期間中の信号電荷検出部4からの信号出力は、映像信号としては使用できず、不要電荷として排出される。
【0018】
なお、垂直転送部2の高速転送周波数は、最大約500kHzが一般的とされている。ここで450KHzとすれば、1水平走査期間(63.5μs)に28行分の信号電荷を垂直方向に転送することが可能である。よって第7行〜第243行の237行分のフォトダイオード1から読み出された信号電荷の高速転送に要する期間は約9水平走査期間となる。
【0019】
上記の高速転送によって第243行の信号電荷の転送が終了した後、通常の周波数で、第244行のフォトダイオード1から読み出された信号電荷の垂直転送を行う。さらに、水平転送部3から、この1行分の信号電荷を、信号電荷検出部4を介して出力する。
【0020】
同様に、通常の周波数で、第245行以降の信号電荷を順次信号出力させ、第423行のフォトダイオード1から読み出された信号電荷を出力した後、再び高速転送を開始し、660行の内の残りの237行分すなわち第424行〜第660行のフォトダイオード1から読み出された信号電荷を不要電荷として排出する。
【0021】
以上の処理が1サイクルであり、この1サイクルの期間は、約65水平走査期間に相当する。すなわち、262.5水平走査期間の1フィールドに対し、4サイクルの実現が可能となる。言い換えれば、1フィールド期間(1/60秒)に180行分の映像信号を4回出力することにより、4倍の高速度撮影を行うことができる。
【0022】
1サイクルあたり約65水平走査期間の内訳は、フォトダイオード1から、蓄積された信号電荷を垂直転送部2の垂直転送電極V1下へ読み出し、OB部6行分の転送に要する2水平走査期間と、垂直方向に中央部の180行分の信号電荷の転送に要する45水平走査期間と、前述したように1水平走査期間毎に28回の不要電荷排出を行う高速転送に要する約18水平走査期間の和である。
【0023】
ここでOB部1aに蓄積される光学的黒信号を出力する目的について説明する。通常、固体撮像装置を用いて高輝度の被写体を撮影した場合、スミアと呼ばれる縦方向の光の線が現れ、画質の低下をまねいている。OB部は素子構成において遮光されているため、本来一定した黒レベルの信号を出力するはずであるが、スミアが発生した場合はこのOB部にもスミア信号が加算されることになる。よって映像信号とOB部の信号との差分をとることによりスミア成分が除去され、縦方向の光の線を消去することが可能であり、信号処理では一般的な手法である。OB部については加算平均等の演算を行うため複数行必要とする。ここでは6行としている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
このように固体撮像装置を用いて高速度撮影を行う場合、従来例で説明の通り、光電変換部の垂直方向の一部分の信号電荷を映像信号として出力し、その他の信号電荷は不要電荷として排出することによって実現している。このため、より高速度な撮影すなわち1フィールドにおける出力画面数を増やす程、映像信号として出力されるフォトダイオードの行数は減少することになる。
【0025】
N倍速の高速度撮影時に映像信号として出力されるフォトダイオードの行数をkとすると、Nとkとの関係は、概略的には次式で表すことができる。なお、厳密には、フォトダイオード1から垂直転送部2への読み出しに必要な時間等の考慮が必要である。
【0026】
(660−k)/28+k/4+2≦262.5/N
例えば5倍速の場合、k≦125.7となり映像信号として出力されるフォトダイオードの行数は125行となり4倍速の180行にくらべて55行減少する。これはすなわち垂直解像度の低下につながるため、各N倍速において、できる限り映像信号として出力されるフォトダイオードの行数を増やさなければならない。
【0027】
この問題に対する解決手段の一つとして、固体撮像装置の駆動周波数を高速化することが必要である。しかし、駆動周波数の高速化は、転送効率等の特性の悪化を伴うため、容易ではないという問題がある。
【0028】
本発明は、上記の問題を解決するために、駆動周波数を高速化することなく、光電変換素子から読み出した電荷の垂直転送を改善することにより、転送効率等の特性の悪化を伴うことなく高速度撮影が可能な固体撮像装置、これを用いたカメラと、及びこの固体撮像装置の駆動方法を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の固体撮像装置は、n行m列(n、mは各々2以上の整数とする)の行列状に配列された複数の光電変換素子を有する光電変換部と、光電変換部から読み出された信号電荷を受け取り垂直方向に転送する垂直転送部と、垂直転送部から転送された信号電荷を受け取り水平方向に転送する水平転送部と、水平転送部から転送された信号電荷を受け取り映像信号に変換して出力する電荷検出部と、光電変換部からの信号電荷の読み出しと垂直転送部及び水平転送部による信号電荷の転送を制御する信号制御手段とを備え、光電変換部における上下端部の少なくとも一方に位置するr行分(rは2以上の整数とする)の光電変換素子を、遮光された光学的黒信号部(以下OB部と称する)として構成した固体撮像装置を前提とし、以下の構成を特徴とする。
【0030】
すなわち、信号制御手段は、光電変換部の垂直方向中央部におけるk行分(kはnよりも小さい整数とする)の光電変換素子から読み出した信号を1画面相当分として、1フィールド期間に複数画面に相当する映像信号を出力する高速度撮影のための制御が可能なように構成される。高速度撮影において光電変換部から垂直転送部に読み出した信号電荷を転送する際に、信号制御手段は、次のように制御を行う。複数画面から選択されたいずれか1つの画面の場合は、r行分のOB部とk行分の光電変換素子から得られる信号電荷については、1行毎に順次出力されるように転送し、残りの(n−r−k)行分の光電変換素子から得られる信号電荷については、1行分の信号電荷が水平転送部により完全に出力される以前に垂直転送部から前記水平転送部へ転送する。他の画面の場合は、k行分の光電変換素子から得られる信号電荷については、1行毎に順次出力されるように転送し、r行分のOB部と残り(n−r−k)行分の光電変換素子から得られる信号電荷については、1行分の信号電荷が水平転送部により完全に出力される以前に垂直転送部から水平転送部へ転送するように制御する。なお、上記の転送についての記載は、転送の順序について限定するものではない。
【0031】
この構成によれば、高速度撮影での選択された画面以外においては、r行分のOB部から得た信号を一行ずつ出力しないため、OB部から得た信号を転送するための時間を短縮することができる。その短縮された時間を、映像信号として用いるk行分の信号電荷を通常転送するための時間に割り当てることにより、駆動周波数の高速化を伴わずに、1画面分の映像信号として出力される光電変換素子の行数を増加させることが可能となる。
【0032】
上記の構成において、OB部を、水平転送部側である最下端部、または最上端部のいずれか一方にr行分配置した構成とすることができる。
【0033】
また好ましくは、OB部を、水平転送部側である最下端部にr行分配置し、高速度撮影において、光電変換部から垂直転送部に読み出した信号電荷を次のように転送する。最初の画面の場合は、先ずr行分のOB部の光電変換素子から得られる信号電荷については、1行毎に順次出力されるように転送し、次の(n−r−k)/2行分の光電変換素子から得られる信号電荷については、1行分の信号電荷が水平転送部により完全に出力される以前に垂直転送部から水平転送部へ転送し、次のk行分の光電変換素子から得られる信号電荷については、1行毎に順次出力されるように転送し、残りの(n−r−k)/2行分の光電変換素子から得られる信号電荷については、1行分の信号電荷が水平転送部により完全に出力される以前に垂直転送部から水平転送部へ転送する。2番目以降の画面の場合は、先ずr行分のOB部と次の(n−r−k)/2行分の光電変換素子から得られる信号電荷については、1行分の信号電荷が水平転送部により完全に出力される以前に垂直転送部から水平転送部へ転送し、次にk行分の光電変換素子から得られる信号電荷については、1行毎に順次出力されるように転送し、残りの(n−r−k)/2行分の光電変換素子から得られる信号電荷については、1行分の信号電荷が水平転送部により完全に出力される以前に垂直転送部から水平転送部へ転送する。
【0034】
OB部を、水平転送部側である最下端部と最上端部に分配してr行分配置した構成としてもよい。
【0035】
本発明のカメラは、上記構成の固体撮像装置と、その固体撮像装置の光電変換部に光を導く光学系と、固体撮像装置から出力される映像信号を記録し処理する映像信号処理手段とを備える。映像信号処理手段は、第1画面で出力するr行分のOB部信号を記録し、その記録されたOB部信号を用いて複数画面に相当する映像信号に対するスミア成分除去の処理を行うように構成する。
【0036】
この構成によれば、選択された画面以外の画面においてOB信号が出力されなくても、選択された画面について出力されたr行分のOB信号を用いてスミア成分の除去が可能である。
【0037】
本発明の固体撮像装置の駆動方法は、n行m列(n、mは各々2以上の整数とする)の行列状に配列された複数の光電変換素子を有する光電変換部と、光電変換部から読み出された信号電荷を受け取り垂直方向に転送する垂直転送部と、垂直転送部から転送された信号電荷を受け取り水平方向に転送する水平転送部と、水平転送部から転送された信号電荷を受け取り映像信号に変換して出力する電荷検出部とを備え、光電変換部における上下端部の少なくとも一方に位置するr行分(rは2以上の整数とする)の光電変換素子を遮光された光学的黒信号部(以下OB部と称する)として構成した固体撮像装置を前提とした駆動方法であり、その特徴は以下のとおりである。
【0038】
光電変換部の垂直方向中央部におけるk行分(kはnよりも小さい整数とする)の光電変換素子から読み出した信号を1画面相当分として、1フィールド期間に複数画面に相当する映像信号を出力する高速度撮影モードを備え、高速度撮影モードにおいて光電変換部から垂直転送部に読み出した前記信号電荷を転送する際に、次のように制御する。すなわち、複数画面から選択されたいずれか1つの画面の場合は、r行分のOB部とk行分の光電変換素子から得られる信号電荷については、1行毎に順次出力されるように転送し、残りの(n−r−k)行分の光電変換素子から得られる信号電荷については、1行分の信号電荷が水平転送部により完全に出力される以前に垂直転送部から水平転送部へ転送する。他の画面の場合は、k行分の光電変換素子から得られる信号電荷については、1行毎に順次出力されるように転送し、r行分のOB部と残り(n−r−k)行分の光電変換素子から得られる信号電荷については、1行分の信号電荷が水平転送部により完全に出力される以前に垂直転送部から水平転送部へ転送する。
【0039】
この方法によれば、高速度撮影における、選択された以外の画面について、r行分のOB部から得た信号を一行ずつを出力しないため、OB信号を転送するための時間を短縮することができる。その短縮された時間を映像信号として用いるk行分の信号電荷を通常転送するための時間に割り当てることにより、駆動周波数の高速化を伴わずに、1画面分の映像信号として出力される光電変換素子の行数を増加させることが可能となる。
【0040】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0041】
本実施形態の固体撮像装置は、図1に示すように、複数の画素(図示省略)が配置された光電変換部10と、信号制御部5とを備え、信号制御部5による制御の下で、この光電変換部10から読み出された電荷を電荷検出部4へ転送し、映像信号に変換して出力する構成である。
【0042】
本固体撮像装置は、図2に示すように、水平方向に960個(列)、垂直方向に660個(行)の行列状に配置された光電変換素子1から構成される光電変換部を備えている。なお、光電変換素子1としては、フォトダイオードを用いることができる。この光電変換部1には、遮光された光学的黒信号部であるOB部1aを6行備えている。
【0043】
本固体撮像装置は、光電変換素子1に蓄積される信号電荷を読み出して垂直方向へ転送する垂直転送部2と、垂直転送部2から転送された信号電荷を水平方向へ転送する水平転送部3と、水平転送部3から転送された信号電荷を信号電圧または信号電流に変換して出力する信号電荷検出部4とを備えている。
【0044】
説明を分かりやすくするために、図2において、第n行第m列の画素に対応する光電変換素子1を表す矩形の中に(n,m)のように記載すると共に、以下の説明では必要に応じて、光電変換素子1(n,m)のように表記する。なお、図2において、水平転送部3に最も近い行を第1行とし、信号電荷検出部4に最も近い列を第1列とする。
【0045】
光電変換素子1の各行には、3相の電極が接続されている。図2に示した構成は基本的に図5に示した従来例と同じであり、垂直転送部2は、3相の垂直転送電極V1〜V3を備え、V1に15Vの電圧を印加することにより、フォトダイオード1に蓄積された信号電荷を垂直転送部2の垂直転送電極V1下へ転送するように構成されている。
【0046】
次に図3を参照して、高速度撮影モードにおける本固体撮像装置の動作を説明する。VDは垂直同期信号、HDは水平同期信号であり、φV1〜φV3のそれぞれは、図2に示した垂直転送電極V1〜V3のそれぞれに印加されるパルスである。通常は1水平走査期間中に出力される信号は1ラインであるが、図3に示すタイミングチャートでは、1水平走査期間に4ラインの信号を出力している。
【0047】
なお、垂直同期信号VDの周波数は、NTSC方式における垂直同期信号の60Hzであり、水平同期信号HDの周波数は、15.7KHzである。1フィールド期間の水平走査線の数は262.5本であり1フレーム期間の水平走査線の数は525本である。
【0048】
図3では、水平同期信号HDにおいて各水平走査線に対応するパルスに、h1〜h263の符号を付して示す。
【0049】
次に、図2および図3を参照して、4倍の高速度撮影時の動作を説明する。4倍の高速度撮影とは、フォトダイオード1から垂直転送部2へ信号電荷を読み出し、水平転送部3及び信号電荷検出部4より信号出力する処理を1サイクルとした場合、1フィールド期間に4サイクルの処理を行うことをいう。
【0050】
本実施の形態の場合、図2に示す660行、960列のフォトダイオード1の内、垂直方向における中央の188行分、すなわち第240行〜第427行のフォトダイオード1に蓄積された信号電荷のみを出力させる。
【0051】
まず第1画面について、φV1に15Vの電圧を印加することにより、すべてのフォトダイオード1から、蓄積された信号電荷を垂直転送部2の垂直転送電極V1下へ読み出す。
【0052】
次に、垂直転送を1行分行うために、φV1・φV2・φV3へ、0Vあるいは−9Vの垂直転送パルスを1回印加し、第1行のフォトダイオード1、すなわちOB部1aにおけるフォトダイオード1(1,1)〜フォトダイオード1(1,960)から読み出された信号電荷を、水平転送部3へ転送する。その後、水平転送部3により、上記の1行分の信号電荷が、信号電荷検出部4へ出力される。第1行の信号電荷を水平転送部3へ転送するために前記読み出しパルスの次に与えられる垂直転送パルスの波形は、図7に示す従来例と同様である。
【0053】
水平転送部3から信号電荷検出部4への水平転送は、図2に示す端子H1およびH2から印加される2相の水平転送パルスによって制御されるが、この水平転送パルスは周知であるので、図2および図3では記載を省略する。
【0054】
上述のように、1行分の信号電荷の出力が完了した後、再び0Vあるいは−9Vの垂直転送パルスをφV1・φV2・φV3に印加することにより、第2行のフォトダイオード1、すなわちOB部1aにおけるフォトダイオード1(2,1)〜フォトダイオード1(2,960)から読み出された信号電荷を水平転送部3に転送し、第1行と同様に信号電荷検出部4へ出力する。
【0055】
これを同様に繰り返し、第6行のOB部1aにおけるフォトダイオード1(6,1)〜フォトダイオード1(6,960)から読み出された信号電荷を出力する。
【0056】
次に、垂直転送部2において、第7行〜第239行の233行分のフォトダイオード1から読み出された信号電荷の高速転送を行う。高速転送とは、上記従来例と同様、垂直転送部2から水平転送部3へ信号電荷が転送された後、水平転送部3から信号電荷検出部4への転送終了を待たずに、垂直転送部2から水平転送部3への信号電荷の転送を連続して行うことをいう。このため、高速転送期間中の信号電荷検出部4からの信号出力は、映像信号としては使用できず、不要電荷として排出される。
【0057】
なお、垂直転送部2の高速転送周波数は、最大約500kHzが一般的とされている。ここでは450KHzとし、1水平走査期間(63.5μs)に28行分の信号電荷を垂直方向に転送することが可能である。よって第7行〜第239行の233行分のフォトダイオード1から読み出された信号電荷の高速転送に要する期間は約9水平走査期間となる。
【0058】
上記の高速転送によって第239行の信号電荷の転送が終了した後、通常の周波数で、第240行のフォトダイオード1から読み出された信号電荷の垂直転送を行う。さらに、水平転送部3から、この1行分の信号電荷を、信号電荷検出部4を介して出力する。
【0059】
同様に、通常の周波数で、第241行以降の信号電荷を順次信号出力させ、第427行のフォトダイオード1から読み出された信号電荷を出力した後、再び高速転送を開始し、660行の内の残りの233行分、すなわち第428行〜第660行のフォトダイオード1から読み出された信号電荷を不要電荷として排出する。
【0060】
以上の処理が第1画面における1サイクルであり、この1サイクルの期間は、約67水平走査期間に相当する。
【0061】
第1画面における1サイクルあたり約67水平走査期間の内訳は、フォトダイオード1から、蓄積された信号電荷を垂直転送部2の垂直転送電極V1下へ読み出し、OB部6行分の転送に要する2水平走査期間と、垂直方向に中央部の188行分の信号電荷の転送に要する47水平走査期間と、前述したように1水平走査期間毎に28回の不要電荷排出を行う高速転送に要する約18水平走査期間との和である。
【0062】
次に第2画面すなわち2サイクル目の信号電荷の読み出しを行うために、再び、電極V1へ15Vの読み出しパルスを印加する。
【0063】
φV1に15Vの電圧を印加することにより、すべてのフォトダイオード1から、蓄積された信号電荷を垂直転送部2の垂直転送電極V1下へ読み出す。次に、第1画面ではOB部1aにおける第1行〜第6行のフォトダイオードから読み出した信号電荷を1行毎に出力していたが、第2画面以降は第1行〜239行の239行分のフォトダイオード1から読み出された信号電荷を高速転送し、不要電荷として排出する。
【0064】
上記の高速転送によって第239行の信号電荷の転送が終了した後、通常の周波数で、第240行のフォトダイオード1から読み出された信号電荷の垂直転送を行う。さらに、水平転送部3から、この1行分の信号電荷を、信号電荷検出部4を介して出力する。
【0065】
同様に、通常の周波数で、第241行以降の信号電荷を順次信号出力させ、第427行のフォトダイオード1から読み出された信号電荷を出力した後、再び高速転送を開始し、660行の内の残りの233行分、すなわち第428行〜第660行のフォトダイオード1から読み出された信号電荷を不要電荷として排出する。
【0066】
以上の処理が第2画面以降における1サイクルであり、この1サイクルの期間は、約65水平走査期間に相当する。
【0067】
第2画面以降における1サイクルあたり約65水平走査期間の内訳は、垂直方向に中央部の188行分の信号電荷の転送に要する47水平走査期間と、1水平走査期間毎に28回の不要電荷排出を行う高速転送に要する約18水平走査期間の和である。すなわち第1画面の出力には67水平走査期間を必要とし、第2〜4画面は65水平走査期間を必要とする。結果として、4画面分の信号出力を得るために要する期間は262水平走査期となり、1フィールド期間に4画面の出力が可能となる。
【0068】
また、上記の通り、映像信号として出力されるフォトダイオードの行数は188行となり、従来例に比べて8行多く出力することが可能である。
【0069】
以上のように本実施形態の固体撮像装置においては、第2〜4画面について、従来に比べOB部6行分の転送に要する時間が不要となり、その時間で映像信号として出力されるフォトダイオードの行数を増やすことができる。従って本実施形態の構成では、高速度撮影時において従来方式よりも多くの信号出力行数を得ることが可能である。
【0070】
N倍速において、従来に比べて増加した映像信号として出力されるフォトダイオードの行数Aは、OB部を出力する水平走査期間をHとすれば、
A≧4*(N−1)*H
となる。ここで、数字の4は、通常速度の垂直転送が、1H期間に4本のラインを出力する速度で行われる場合を前提としたものである。また、(N−1)は、OB部の信号を、1サイクル分のみ使用することを意味する。この式から明らかなように、高速度であるほど従来に比べて映像信号として出力されるフォトダイオード行数は増加し、垂直解像度の向上が可能となる。
【0071】
上記の実施の形態において、垂直転送部2は3相の垂直転送パルスにより転送が制御されるが、4相以上としてもよい。また固体撮像装置の構成上の制約は特に無く、上記実施形態では第1行から複数行をOB部としたが、第660行すなわち第n行から水平転送部方向に複数行のOB部を設けてもよい。また第1行から複数行のOB部と、さらに第n行から水平転送部方向に複数行のOB部を設けてもよい。その場合、スミア検出の手段により必要とされる任意のOB部を、第1〜N画面のいずれか1画面出力すればよい。さらに画素数及び水平・垂直同期信号の周波数についても、上記した例に限定されるものではない。
【0072】
(実施の形態2)
この実施の形態は、上記の実施形態における固体撮像装置を用いたカメラに関する。図4に、本発明にかかるカメラの概略構成を示す。このカメラは、上記実施の形態で説明した固体撮像装置を撮像部30として用いる。この撮像部30に光を導くレンズ等の光学系31と、撮像部30で得られた映像信号、すなわち固体撮像装置の電荷検出部4から出力される映像信号を処理する映像信号処理回路32とを有する。さらにこの映像信号処理32では、第1画面で出力する第1行〜第6行のOB信号を記録させるための記憶装置を有し、第2画面〜第N画面の出力の際OB信号が出力されなくても、第1画面のn(OB)行分のOB信号を用いたスミア成分の除去が可能となり、画質の低下を防ぐことができる。
【0073】
ただし、スミアの発生要因である高輝度の被写体の動きが速く、第1画面とそれ以降の画面とでスミア発生箇所が異なる場合は何らかの方法により動き検出をし、第2画面以降についてスミア成分の除去の信号処理を停止するなどの対策が必要である。
【0074】
これにより、駆動周波数を高速化させる高速転送を必要とせずに、転送効率を劣化させることなく高速度撮影が可能なビデオムービーカメラを実現できる。
【0075】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、駆動周波数を高速化することなく高速度撮影が可能な固体撮像装置およびこれを用いたカメラを提供することが可能となる。また、同じ高速度倍率で比較した場合、従来よりも信号出力行数が多く垂直解像度の高い固体撮像装置およびカメラを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態における固体撮像装置の概略構成を示すブロック図
【図2】 図1の固体撮像装置の構成をより詳細に示すブロック図
【図3】 図1の固体撮像装置における信号制御部が出力する各信号のタイミングチャート
【図4】 本発明の他の実施形態におけるカメラの構成を示すブロック図
【図5】 従来の固体撮像装置の一構成例を示すブロック図
【図6】 図5の固体撮像装置における各駆動信号のタイミングチャート
【図7】 図3及び図6の波形の一部を拡大して示すタイミングチャート
【符号の説明】
1 光電変換素子
1a OB部
2 垂直転送部
3 水平転送部
4 信号電荷検出部
5 信号制御部
10 光電変換部
30 撮像部
31 光学系
32 映像信号処理回路
Claims (6)
- n行m列(n、mは各々2以上の整数とする)の行列状に配列された複数の光電変換素子を有する光電変換部と、前記光電変換部から読み出された信号電荷を受け取り垂直方向に転送する垂直転送部と、前記垂直転送部から転送された前記信号電荷を受け取り水平方向に転送する水平転送部と、前記水平転送部から転送された前記信号電荷を受け取り映像信号に変換して出力する電荷検出部と、前記光電変換部からの信号電荷の読み出しと垂直転送部及び水平転送部による信号電荷の転送を制御する信号制御手段とを備え、前記光電変換部における上下端部の少なくとも一方に位置するr行分(rは2以上の整数とする)の光電変換素子を、遮光された光学的黒信号部(以下OB部と称する)として構成した固体撮像装置であって、
前記信号制御手段は、前記光電変換部の垂直方向中央部におけるk行分(kはnよりも小さい整数とする)の前記光電変換素子から読み出した信号を1画面相当分として、1フィールド期間に複数画面に相当する映像信号を出力する高速度撮影のための制御が可能なように構成され、前記高速度撮影において前記光電変換部から前記垂直転送部に読み出した前記信号電荷を転送する際に、
前記複数画面から選択されたいずれか1つの画面の場合は、前記r行分のOB部と前記k行分の前記光電変換素子から得られる信号電荷については、1行毎に順次出力されるように転送し、残りの(n−r−k)行分の前記光電変換素子から得られる信号電荷については、1行分の信号電荷が前記水平転送部により完全に出力される以前に前記垂直転送部から前記水平転送部へ転送し、
他の画面の場合は、前記k行分の前記光電変換素子から得られる信号電荷については、1行毎に順次出力されるように転送し、前記r行分のOB部と残り(n−r−k)行分の前記光電変換素子から得られる信号電荷については、1行分の信号電荷が前記水平転送部により完全に出力される以前に前記垂直転送部から前記水平転送部へ転送するように制御することを特徴とする固体撮像装置。 - 前記OB部を、前記水平転送部側である最下端部、または最上端部のいずれか一方にr行分配置したことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
- 前記OB部を、前記水平転送部側である最下端部にr行分配置し、前記高速度撮影において前記光電変換部から前記垂直転送部に読み出した信号電荷を転送する際に、
最初の画面の場合は、先ず前記r行分のOB部の前記光電変換素子から得られる信号電荷については、1行毎に順次出力されるように転送し、次の(n−r−k)/2行分の前記光電変換素子から得られる信号電荷については、1行分の信号電荷が前記水平転送部により完全に出力される以前に前記垂直転送部から前記水平転送部へ転送し、次の前記k行分の前記光電変換素子から得られる信号電荷については、1行毎に順次出力されるように転送し、残りの(n−r−k)/2行分の前記光電変換素子から得られる信号電荷については、1行分の信号電荷が前記水平転送部により完全に出力される以前に前記垂直転送部から前記水平転送部へ転送し、
2番目以降の画面の場合は、先ず前記r行分のOB部と次の(n−r−k)/2行分の前記光電変換素子から得られる信号電荷については、1行分の信号電荷が前記水平転送部により完全に出力される以前に前記垂直転送部から前記水平転送部へ転送し、次に前記k行分の前記光電変換素子から得られる信号電荷については、1行毎に順次出力されるように転送し、残りの(n−r−k)/2行分の前記光電変換素子から得られる信号電荷については、1行分の信号電荷が前記水平転送部により完全に出力される以前に前記垂直転送部から前記水平転送部へ転送するように制御することを特徴とする請求項2記載の固体撮像装置。 - 前記OB部を、前記水平転送部側である最下端部と最上端部に分配してr行分配置したことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
- 請求項1記載の固体撮像装置と、前記固体撮像装置の前記光電変換部に光を導く光学系と、前記固体撮像装置から出力される前記映像信号を記録し処理する映像信号処理手段とを備えたカメラであって、
前記映像信号処理手段は、前記選択された画面で出力する前記r行分のOB部信号を記録し、その記録されたOB部信号を用いて前記複数画面に相当する映像信号に対するスミア成分除去の処理を行うことを特徴とするカメラ。 - n行m列(n、mは各々2以上の整数とする)の行列状に配列された複数の光電変換素子を有する光電変換部と、前記光電変換部から読み出された信号電荷を受け取り垂直方向に転送する垂直転送部と、前記垂直転送部から転送された前記信号電荷を受け取り水平方向に転送する水平転送部と、前記水平転送部から転送された前記信号電荷を受け取り映像信号に変換して出力する電荷検出部とを備え、前記光電変換部における上下端部の少なくとも一方に位置するr行分(rは2以上の整数とする)の光電変換素子を遮光された光学的黒信号部(以下OB部と称する)として構成した固体撮像装置の駆動方法であって、
前記光電変換部の垂直方向中央部におけるk行分(kはnよりも小さい整数とする)の前記光電変換素子から読み出した信号を1画面相当分として、1フィールド期間に複数画面に相当する映像信号を出力する高速度撮影モードを備え、前記高速度撮影モードにおいて前記光電変換部から前記垂直転送部に読み出した前記信号電荷を転送する際に、
前記複数画面から選択されたいずれか1つの画面の場合は、前記r行分のOB部と前記k行分の前記光電変換素子から得られる信号電荷については、1行毎に順次出力されるように転送し、残りの(n−r−k)行分の前記光電変換素子から得られる信号電荷については、1行分の信号電荷が前記水平転送部により完全に出力される以前に前記垂直転送部から前記水平転送部へ転送し、
他の画面の場合は、前記k行分の前記光電変換素子から得られる信号電荷については、1行毎に順次出力されるように転送し、前記r行分のOB部と残り(n−r−k)行分の前記光電変換素子から得られる信号電荷については、1行分の信号電荷が前記水平転送部により完全に出力される以前に前記垂直転送部から前記水平転送部へ転送するように制御することを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
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